JP6863643B2 - メッセージ管理システム、メッセージ管理方法およびプログラム - Google Patents

メッセージ管理システム、メッセージ管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、メッセージ管理システム、メッセージ管理方法およびプログラムに関する。
電子メールやSMS(Short Mail Service)、チャットなどを用いたコミュニケーションが盛んになっており、メッセージの送受信者間のコミュニケーション履歴を管理することが行われている。たとえば特許文献1には、電子メールの送信先アドレスの所有者と送信元アドレスの所有者との人的関係や過去の送信履歴を管理して、電子メールの送信前に表示することが行われている。
特開2015−5210号公報
同じ電子メールアドレスを使用しながらも会話の発話者としての役割が異なることがある。たとえば友人であり取引先の営業である者に対して、友人として電子メールを送信する場合と、顧客として電子メールを送信する場合とではその文脈が異なることから異なる管理を行いたいというニーズがある。しかしながら、特許文献1に記載されるシステムのように、従来技術では電子メール等のメッセージの送受信者はそれぞれ1人の人間であることを想定しており、同一の電子メールアドレスを使用している以上、異なる相手方として管理することは難しかった。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、送受信者の役割に応じてメッセージを管理することのできる、メッセージ管理システム、メッセージ管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、送信元と送信先とを含むメッセージを管理するシステムであって、前記メッセージの入力を受け付けるメッセージ入力部と、前記送信元が示すユーザに割り当てられている1つ以上の役割のうちの一つである送信元ロールおよび、前記送信先が示すユーザに割り当てられている1つ以上の役割のうちの一つである送信先ロールの指定を受け付けるロール指定部と、前記送信元ロールおよび前記送信先ロールに対応付けて、前記メッセージを記憶するメッセージ記憶部と、を備えることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、送受信者の役割に応じてメッセージを管理することができる。
本実施形態に係るメッセージ管理システムの全体構成例を示す図である。 ユーザ端末10およびメッセージ管理装置20に用いられるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 メッセージ管理装置20のソフトウェア構成例を示す図である。 メッセージDB232の構成例を示す図である。 ロールDB231の構成例を示す図である。 スレッドDB233の構成例を示す図である。 スレッドメッセージDB234の構成例を示す図である。 スレッドステータスDB235の構成例を示す図である。 スレッド表示部215により表示される画面32の一例を示す図である。 電子メールの送信処理の流れを示す図である。 メッセージ入力部211がメッセージの入力を受け付けるための入力画面31の一例を示す図である。 電子メールの登録処理の流れを説明する図である。 放置されているスレッドを警告する処理の流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るメッセージ管理システムについて説明する。本実施形態に係るメッセージ管理システムは、複数のユーザ間で伝達されるメッセージを管理する。本実施形態では、メッセージは電子メールであることを想定するが、チャット、ショートメールサービス、ソーシャルネットワークにおける投稿など、ユーザ間で伝達されるメッセージであればその形態を問わない。
本実施形態のメッセージ管理システムは、各ユーザには一つまたは複数の役割(ロール)が割り当てられていることを前提とし、メッセージがどのロールとして送受信されたかを管理するものである。
また、本実施形態のメッセージ管理システムは、1つのロールと他の1つのロールに対してロール間でのコミュニケーションについて返信がなされているかどうかを管理する。言い換えれば、メッセージ管理システムは、ロール間での会話のキャッチボールにおいてどちらのロールがボールを持っているかも管理する。
図1は、本実施形態に係るメッセージ管理システムの全体構成例を示す図である。本実施形態のメッセージ管理システムは、メッセージ管理装置20を含んで構成される。メッセージ管理装置20はユーザ端末10と互いに通信可能に接続されている。ユーザ端末10とメッセージ管理装置20とは、たとえばインターネットやLAN(Local Area Network)などの通信路により接続される。
ユーザ端末10はユーザが電子メールの読み書き等を行うコンピュータである。ユーザ端末10は、たとえばスマートフォン、タブレットコンピュータ、携帯電話端末、可搬型(ノート型)パーソナルコンピュータ、設置型(デスクトップ型)パーソナルコンピュータなどである。本実施形態では、ユーザ端末10はメッセージ管理装置20にアクセスして電子メールの読み書きを行う、いわゆるWebメールの形態を想定する。また、本実施形態では、ユーザには1つまたは複数のロールが割り当てられるものの、電子メールアドレスは1つのもののみを使用していることを想定する。
メッセージ管理装置20は、電子メッセージの配信を行うとともに、電子メールとロールとを紐付けるコンピュータである。メッセージ管理装置20は、本実施形態では、メッセージ管理装置20は、たとえば1台または複数台のパーソナルコンピュータやワークステーションなどにより実現される。メッセージ管理装置20は、ユーザ端末10から電子メールを構成する各項目(宛先、差出人、題名、本文など)の入力を受け付け、受け付けた項目から電子メールを構築し、構築した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)により送信する。すなわち、メッセージ管理装置20は、受信した電子メールを当該メッセージ管理装置20内のメールボックスに送信するMDA(Mail Delivery Agent)、および受信した電子メールを転送するMTA(Mail Transfer Agent)の機能を備える。なお、電子メールに関する通信プロトコルについては、上述したもの以外の任意のプロトコルを用いるようにすることもできる。
図2は、ユーザ端末10およびメッセージ管理装置20に用いられるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。ユーザ端末10およびメッセージ管理装置20は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、入力装置105、出力装置106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース104は、通信ネットワーク30に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置105は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
図3は、メッセージ管理装置20のソフトウェア構成例を示す図である。メッセージ管理装置20は、メッセージ入力部211、メッセージ送信部212、メッセージ登録部213、ロール設定部214、スレッド表示部215、アラート出力部216、ロールDB231、メッセージDB232、スレッドDB233、スレッドメッセージDB234およびスレッドステータスDB235を備える。
メッセージ入力部211、メッセージ送信部212、メッセージ登録部213、ロール設定部214、スレッド表示部215、アラート出力部216は、メッセージ管理装置20が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現される。また、ロールDB231、メッセージDB232、スレッドDB233、スレッドメッセージDB234およびスレッドステータスDB235は、メモリ102および記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。
メッセージ入力部211は、送信するメッセージの入力を受け付ける。本実施形態では、ユーザインタフェースから電子メールの各項目の内容を受け付ける場合も、他のメールサーバ(MTA)から送出された電子メールを受信する場合も、いずれもメッセージ入力部211にメッセージが入力されたこととする。メッセージ入力部211が電子メールを受信した場合の処理については、通常のMTAまたはMDAが電子メールを受信した場合の処理と同様である。
メッセージ送信部212は、メッセージを送信する。本実施形態では、メッセージ入力部211、メッセージ送信部212は、ユーザ端末10から送信される電子メール(メッセージ)を受信し、受信した電子メールの宛先(To、Cc)に指定されているメールアドレスに対して電子メールを送出する。なお、メッセージ送信部212による電子メールの送信処理は、一般的なMTA、MDAによる電子メールの配信処理を採用するものとする。
図4は、メッセージDB232の構成例を示す図である。同図の例では、メッセージDB232は、メッセージIDに対応付けて、電子メールのヘッダおよび本文を管理する表形式で表されているが、たとえばMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式のファイルをファイルシステムに保存したり、mbox形式のファイル内にデータを格納する形態としてもよい。
メッセージ登録部213は、メッセージ入力部211が受け付けたメッセージをメッセージDB232に登録する。メッセージ登録部213による処理は、一般的なMDAによる処理と同様である。たとえば、メッセージ登録部213は、宛先が当該メッセージ管理装置20が管理するドメイン宛てのものであった場合には、メッセージDB232に電子メールを格納することができる。
図5は、ロールDB231の構成例を示す図である。ロールDB231は、メールアドレスに対応付けて、当該メールアドレスを使用するユーザに割り当てられたロールを示す名称(ロール名)を記憶する。
ロール設定部214は、メッセージに対応するロールを設定する。ロール設定部214は、メッセージの送信元および送信先の両方についてロールを設定する。また、ロール設定部214は、メッセージ登録部213がメッセージDB232に登録したメッセージのそれぞれについてロールを設定する。
ロール設定部214は、たとえばユーザに対してメッセージを表示するとともに、送信元および送信先のアドレスに対応するロールをロールDB231から読み出して提示し、提示したロールのうちから1つの指定を受け付けるようにすることができる。たとえば、ロール設定部214は、電子メールの題名、本文に含まれている単語などに応じてロールを推定して提示することができる。また、ロール設定部214は、電子メールに返信先のメッセージID(In-Reply-Toヘッダに設定されているメッセージID)が設定されている場合には、当該メッセージIDに対応するロールを後述するスレッドメッセージDB234から読み出して提示するようにしてもよい。ロール設定部214は、宛先またはCcに入っているメールアドレスの組み合わせと同じ組み合わせの電子メールをスレッドメッセージDB234検索し、検索した電子メールに対応するロールを提示するようにしてもよい。
スレッドDB233は、ロール間において送受信された一連の電子メール(以下、スレッドという。)に係る情報を記憶する。図6は、スレッドDB233の構成例を示す図である。スレッドDB233は、スレッドを特定するための情報(以下、スレッドIDという。)に対応付けて、当該スレッドの親のスレッドを示す親スレッドIDと、2つのロール(ロール1、ロール2)とを対応付けて記憶されている。スレッドDB233の1レコードは、ロール1および2が示す2つのロール間で送受信されたスレッドごとに作成される。親スレッドIDが示すスレッドは、スレッドIDが示すスレッドの派生元となったコミュニケーションである。たとえば、「ロールA」と「ロールB」との間で電子メールのスレッドが存在していた場合に、このスレッドに含まれるいずれかのメッセージへの返信として、「ロールA」から「ロールC」に対する電子メールが送信された場合には、ロールAとロールBとの間のスレッドとは異なるロールAとロールCとの間のスレッドが作成されたものとして、ロールAとロールBとの間のスレッドを親スレッドとしたロールAとロールCとの間のスレッドを作成してスレッドDB233に登録される。
スレッドメッセージDB234は、スレッドに含まれるメッセージを記憶する。図7は、スレッドメッセージDB234の構成例を示す図である。スレッドメッセージDB234は、スレッドIDに対応付けて、メッセージを示すメッセージID、当該メッセージの送信者のロールを示す送信者ロール、当該メッセージの受信者のロールを示す受信者ロール、および当該メッセージの送信日時を対応付けて記憶している。なお、送信日時以外にも、各種のヘッダ情報をレコードの項目としてスレッドメッセージDB234に設けるようにしてもよい。
スレッドステータスDB235は、スレッドの状態に係る情報を記憶する。図8は、スレッドステータスDB235の構成例を示す図である。スレッドステータスDB235は、スレッドIDに対応付けて、当該スレッドの状態を示すステータスと、最後にメッセージが送信された日時である最終送信日時、当該最後のメッセージの受信者のロールを示す最終受信者ロール、および当該最後のメッセージを示すメッセージIDを記憶している。すなわち、スレッドステータスDB235は、スレッドにおけるロール間の会話のコミュニケーションで、どちらのロールが会話のボールを持っているのかを管理する。
スレッド表示部215は、スレッドに含まれるメッセージを一覧表示する。スレッド表示部215は、スレッドDB233に登録されているレコードのそれぞれを表示し、いずれかのスレッドの指定を受け付け、受け付けたスレッドを示すスレッドIDに対応するレコードをスレッドメッセージDB234から読み出し、読み出したレコードを、送信者ロールおよび受信者ロールに対応付けて、所定の順番(例えば送信日時順)に表示する。
図9は、スレッド表示部215により表示される画面32の一例を示す図である。画面32では、「A社窓口」のロールと「顧客X」のロールとの間でメッセージが送受信されている様子が表されている。スレッド表示部215は、2つのロールを表示し、スレッドメッセージDB234から読み出した各レコードについて、当該レコードに含まれる送信者ロールが示すロールから他方のロールに向かう矢印321を表示する。また、スレッド表示部215は、送信日時322を表示する。さらにスレッド表示部215は、メッセージIDに対応するメッセージをメッセージDB232から読み出し、読み出したメッセージの本文の一部323を表示する。なお、スレッド表示部215は、本文の先頭から所定数を抽出して表示するようにしてもよいし、本文を要約して表示するようにしてもよい。また、スレッド表示部215は、指定されたスレッドを示すスレッドIDに対応するステータスをスレッドステータスDB235から読み出し、読み出したステータスを画面32のステータス表示欄324に表示する。
アラート出力部216は、応答されていないスレッドを報知する。アラート出力部216による処理の詳細は後述する。
以下、本実施形態のメッセージ管理システムにおける主な処理について説明する。
図10は、電子メールの送信処理の流れを示す図である。メッセージ入力部211は図11に示すような入力画面31を表示し、ユーザから電子メールを構成する各項目の入力を受け付けて、送信用の電子メールを作成する(S401)。
入力画面31は、電子メールの宛先(To)となるメールアドレスの入力欄311、電子メールのカーボンコピー(Cc)をするメールアドレスの入力欄312、電子メールの送信者(From)となるメールアドレスの入力欄313、メールの題名(Subject)の入力欄314、メール本文の入力欄315を備える。入力欄311ないし315は、一般的に電子メールの作成時の入力画面と同様の入力項目である。
図10に戻り、ロール設定部214は、ユーザのメールアドレスに対応するロールをロールDB231から読み出して一覧表示する(S402)。図11の例では、宛先となるユーザのロールの設定欄316にドロップダウンリストの形式で表示される。ロール設定部214は、自分のどのロールとしてメールを送信するのかの指定を受け付ける(S403)。すなわち、ロール設定部214は、画面31の設定欄316で選択されたロールを送信元ロールとする(S403)。
入力画面31において、入力欄311および312にメールアドレスが入力されると、ロール設定部214は、入力欄311に入力されたメールアドレスに対応するロールをロールDB231から読み出して、図11の設定欄316に一覧表示する(S404)。
カーボンコピーするユーザのロールの設定欄317、送信元となるユーザのロールの設定欄318、送信後のスレッドの状態の設定欄319を備える。メッセージ入力部211は、相手方のどのロールに指定メールを送信するのかの指定を受け付ける(S405)。すなわち、メッセージ入力部211は、画面31の設定欄317または318で選択されたロールを送信先ロールとする(S405)。
メッセージ入力部211は、「X-From-Role:送信元ロール」および「X-To-Role:送信先ロール」の形式で、送信元ロールおよび送信先ロールを、ステップS401で作成した電子メールのヘッダ部分に含める(S406)。メッセージ送信部212は、上記のようにして作成された電子メールを送信する(S407)。次に、図12に示す電子メールの登録処理が行われる(S408)。
メッセージ登録部213は、電子メールをメッセージDB232に登録し(S421)、送信元ロールと送信先ロールの組み合わせに対応するスレッドIDをスレッドDB233から検索する(S422)。すなわち、メッセージ登録部213は、送信元ロールがロール1と一致し、送信先ロールがロール2と一致するか、送信元ロールがロール2と一致し、送信先ロールがロール1と一致するかのいずれかの条件を満たすスレッドIDをスレッドDB233から検索する。
スレッドIDがなければ(S423:なし)、メッセージ登録部213は、送信元ロールと送信先ロールとをロール1およびロール2に設定したレコードをスレッドDB233に新規登録する(S424)。
メッセージ登録部213は、スレッドIDに対応付けて、送信済みの電子メールのメッセージID、送信者ロール、受信者ロール、送信日時をスレッドメッセージDB234に登録する(S425)。次いで、メッセージ登録部213は、スレッドIDに対応付けて、送信済みの電子メールの送信日時、送信元ロール及びメッセージIDを、図11の入力欄319で入力されるステータスとともにスレッドステータスDB235に登録する(S426)。
以上のようにして入力画面31で作成された電子メールには、送信元ロールおよび送信先ロールが紐付けられてデータベースに登録される。なお、メッセージ入力部211が電子メールを受信した場合には、図11の入力画面31において、ロールの設定欄316ないし318ならびにステータスの入力欄319を除き、編集不能に受信した電子メールを表示するものとする。ロール設定部214は、送信元ロールおよび送信先ロールの指定を受け付けて図10のS406および図12の処理を実行する。
図13は、放置されているスレッドを警告する処理の流れを示す図である。アラート出力部216は、スレッドDB233から、ロール1またはロール2が現在ログイン中のユーザに割り当てられているロールであるスレッドIDを読み出し(S441)、読み出したスレッドIDに対応するレコードをスレッドステータスDB235から読み出し(S442)、読み出した各レコードについて以下の処理を行う。
アラート出力部216は、最終受信者ロールが自分のロールであり(S443:YES)、最終送信日時から現在日時までの時間が所定時間(たとえば24時間、72時間など任意の時間を設定することができる。)を超えている場合には(S444:YES)、最終送信日時、最終受信者ロールとともに、メッセージIDが示すメッセージをメッセージDB232から読み出して出力する(S445)。なお、アラート出力部216は、上記の情報について、画面上に出力するようにしてもよいし、電子メールで送信するようにしてもよい。
このようにして、アラート出力部216は、会話が終了していないスレッドで、自分に割り当てられたロールからのメッセージが送信されずに所定時間以上経過したものをユーザに報知することができる。これにより、返信が忘れられていたメールに容易に気づくことができる。
以上説明したように、本実施形態のメッセージ管理システムによれば、電子メールに係る送信者のロールと受信者のロールとを管理する。したがって、個人間でのメッセージのやりとりのための電子メールというツールを用いて、複数人に割り当てられるロールというグループ間での会話のキャッチボールを管理することができる。たとえば、「A社営業部」としてどのようなメッセージを送信し、「A社営業部」としてどのようなメッセージを受信したかを把握することができる。よって、コミュニケーションの履歴を容易に把握することができる。
また、一般的なメーリングリストや掲示板、コラボレーションツールなどでは、1つのトピックに対して複数のユーザが発言を投稿することにより複数人間でのコミュニケーションを実現することができるものの、あくまで送受信を行うのは個人であって、1対多のコミュニケーションにすぎないところ、本実施形態のメッセージ管理システムによれば、電子メールを使って多対多のコミュニケーションを管理することができる。したがって、多くのユーザが参加しながらのコミュニケーションでありつつも、単純化したロール間でのコミュニケーションとしてその履歴を把握することができる。よって、会話の流れを外してしまうことを回避することができる。
また、電子メールの送受信の多くはユーザ個々人を送信元および送信先として行われるが、たとえば同じユーザであっても、会社の窓口として顧客に送信したのか、ある部署のメンバーとして他部署に送信したのかによって、コミュニケーションの筋(スレッド)は異なる。本実施形態のメッセージ管理システムは、各メッセージが送信者のどのロールから、受信者のどのロールに対して送信されたものであるかを管理する。これにより、ロール間におけるコミュニケーションに断絶がないかを管理することができる。
また、本実施形態のメッセージ管理システムによれば、ロール間のコミュニケーションの現在の状態および最後に受信したロールを記憶している。したがって、どちらのロールに会話のボールがあるかを把握することができる。また、あるロールに対してメッセージが送信されつつ返信がなされていない場合に、そのロールが割り当てられている各ユーザにその旨を報知する。したがって、たとえばあるロールAがXさんとYさんに割り当てられており、他のロールBのZさんからXさんにメールが送信されていつつ、Xさんが返信をしていないといった場合に、Xさんが返信をしていないという状態を、Xさんと同じロールAが割り当てられているYさんが容易に把握することができる。すなわち、コミュニケーションの断絶がないかどうかを容易に把握することができる。よって、円滑なコミュニケーションが促進される。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
たとえば、本実施形態では、ユーザ端末10がメッセージ管理装置20にアクセスし、メッセージ管理装置20において電子メールの送受信等のすべての操作を行うものとしたが、これに限らず、ユーザ端末10でロールの判定および管理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、ユーザは1つのメールアドレスのみを使用していることを想定したが、これに限らず、ユーザが複数のメールアドレスを用いる場合にも適用することができる。
また、同じロールが割り当てられている全てのユーザのメールアドレスをロールに対応づけて記憶しておき、宛先またはCcに複数のメールアドレスが設定されている場合に、対応するメールアドレスが最も多く当該複数のメールアドレスに含まれているロールを、宛先ロールとして推定し、推定したロールを提示するようにしてもよい。
10 ユーザ端末
20 メッセージ管理装置
211 メッセージ入力部
212 メッセージ送信部
213 メッセージ登録部
214 ロール設定部
215 スレッド表示部
216 アラート出力部
231 ロールDB
232 メッセージDB
233 スレッドDB
234 スレッドメッセージDB

Claims (3)

  1. ユーザ間で伝達されるメッセージを管理するシステムであって、
    前記メッセージのスレッドにおいて最後に前記メッセージが送信された最終送信日時から所定時間経過するまでの間に、受信した前記メッセージの送信先の前記ユーザが所属する第1の役割を有する前記ユーザのいずれからも、前記受信したメッセージの送信元の前記ユーザが所属する第2の役割を有する前記ユーザのいずれに対しても返信がなされていない場合に、前記第1の役割が割り当てられている各ユーザにアラートを出力するアラート出力部を備えること、
    を特徴とするメッセージ管理システム。
  2. ユーザ間で伝達されるメッセージを管理する方法であって、
    コンピュータが、前記メッセージのスレッドにおいて最後に前記メッセージが送信された最終送信日時から所定時間経過するまでの間に、受信した前記メッセージの送信先の前記ユーザが所属する第1の役割を有する前記ユーザのいずれからも、前記受信したメッセージの送信元の前記ユーザが所属する第2の役割を有する前記ユーザのいずれに対しても返信がなされていない場合に、前記第1の役割が割り当てられている各ユーザにアラートを出力すること、
    を特徴とするメッセージ管理方法。
  3. ユーザ間で伝達されるメッセージを管理するためのプログラムであって、
    コンピュータが、前記メッセージのスレッドにおいて最後に前記メッセージが送信された最終送信日時から所定時間経過するまでの間に、受信した前記メッセージの送信先の前記ユーザが所属する第1の役割を有する前記ユーザのいずれからも、前記受信したメッセージの送信元の前記ユーザが所属する第2の役割を有する前記ユーザのいずれに対しても返信がなされていない場合に、前記第1の役割が割り当てられている各ユーザにアラートを出力するステップ
    を実行させるためのプログラム。
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