JP6863580B2 - 根菜掘り取り機 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタに装着されて使用される農作業機であり、牽引される機枠に取付けられ、前端部に後部が上方へ傾斜した刃部を有し、該刃部の後部に駆動される無端コンベアベルトを設けた掘り取り体を、植え付けられた長いも等の根菜の下方部を通過させ長いも等の根菜を浮き上がらせて掘り取る、長いも等の根菜の掘り取り機の改良に関するものである。
長いも等の根菜の掘り取り機は、掘削部で土壌を膨軟にさせ、掘り取り体で根菜を浮き上がらせた後に、土崩し手段や補助作業者によって浮き上がった土壌を掘り取り機側方に落として、根菜を露出させた後に、補助作業者が根菜を引き抜いて収穫作業を行うことが、根菜の掘り取り作業の一連の工程になっている。従来、このような掘り取り機械として、特開2000−139151号公報(特許文献1)の「根菜等の掘取り機」、特開2008−29230号公報(特許文献2)の「長いも掘取り装置」、特開2016−214089号公報(特許文献3)の「根菜掘取り機」が開示されている。
特許文献1に開示された「根菜等の掘取り機」は、「トラクタに取付けられる基枠と、基枠に支持バーを介して支持バーに対して前方部が後方部より下方に位置するように設置され、先端には刃部を有し、前後に亙って掛け渡されるコンベヤベルトを設けられると共に、コンベヤベルトを駆動可能な駆動プーリを設けられる堀取り体とからなり、駆動プーリは、コンベヤベルト上面を後方に向けて回転する方向にのみ空転可能であることを特徴とする根菜等の堀取り機」である。また、特許文献2に開示された「長いも掘取り装置」は、「トラクタの後部に連結されて牽引される基枠の下部に取り付けられ、前部が刃部を形成し、後部が上方に傾斜した無端パワーベルトコンベアから成る掘り取り刃体を有する長いも堀取り装置において、前記無端パワーベルトコンベアの後部に振動板を上下に揺動する振動板揺動機構を連設して成り、前記掘り取り刃体により掘り起こした長いもに付着する栽培土を振り落とすようにしたことを特徴とする長いも掘取り装置。」である。さらに、特許文献3に開示された「根菜掘取り機」は、「掘り取り体のローラは、ベルトコンベアの左右に立設するコンベア側板に保持されていて、前端部ローラ又は前端部ローラを含む前方側の複数のローラは、後方側のローラを保持するコンベア側板とは別体の前方側側板に保持されていて、コンベア側板に対し前方側側板は前方側側板の後方側を回動中心として上下方向に回動可能である根菜掘り取り機による。また、ローラの摺動部への給油は、前方側側板に設けた潤滑剤流路を経由して給油されることを特徴とする根菜掘り取り機」である。
刃部の後部に駆動される傾斜した掘り取り体を植え付けられた根菜の下方部を通過させ、根菜を浮き上がらせて掘り取る根菜掘り取り機は、掘り取り機後方の掘り取り体で土壌と根菜を上昇させ、補助作業者が根菜を抜き取ることによって掘り取り作業が行える。
このため、特許文献1の根菜等の掘取り機は、進行方向後方側に駆動される無端ベルトコンベアを設けている。また、特許文献2の長いも掘取り装置は、無端ベルトコンベアの後部に振動板を上下に揺動する振動板揺動機構を設けて、長いもに付着した土塊を振り落とすように構成されている。さらに、特許文献3の根菜掘り取り機は、無端ベルトコンベアに高い土圧が作用しても駆動抵抗を低く抑え、土砂等が侵入した場合でも容易に取り除くことができる機構が設けてある。
掘り取り体で掘り上げて上昇した土壌は、掘り取り体側方から地上面に崩れ落ちるが、崩れ落ちる空間を確保するため、掘削部で掘削して地中から排出された土壌や、掘り取り体側方に崩れ落ちた土壌を外側方に押し出すための排土板が特許文献1の図1、特許文献3の図1、図3、図4に図示され開示されている。
特開2000−139151号公報 特開2008−29230号公報 特開2016−214089号公報
しかしながら、該排土板は後面視で、外側の端縁は、下方から上方に向かうに従って外側方に傾斜している単一の直線状の傾斜端縁のみで構成されているので、該排土板で削り取り形成された下方谷部の土壌上に、掘り取り体によって上昇させた土壌の左右側方から崩れ落ちた土壌と、排土板で左右外側に移動させ山状に堆積させた排土の傾斜面から崩落した土壌の双方が堆積する。堆積した土壌が、掘り取り体外側の地上面に早期に多量に積み重なると、積み重ねられた土壌に遮られて、掘り取り体上の上方に上昇させた土壌は、左右に崩れにくく根菜が露出しにくい。根菜の露出が少ないと、補助作業者は根菜の周囲の土壌を多量にかき分けた後に根菜を引き抜くので、引き抜くまでの動作が多くなり労力が大きくなる。
このことから本発明の目的は、掘削部及び掘り取り体が通過時に発生する掘り取り体外側の地上面に山状になる土壌を外側方に排出し、掘り取り体上の土壌が側方から崩れ落ちる空間を地上面に確保し、掘り取り体により上昇させた土壌を左右に崩れやすくして、根菜を露出しやすくすることによって、補助作業者が根菜の抜き取り作業が効率良くできる根菜掘り取り機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、傾斜面を有する掘り取り体を長いも等の根菜の下方部に通過させて根菜を浮き上がらせて掘り上げる根菜掘り取り機であって、前記掘り取り体は、前部に備えられた後ろ上がり傾斜の刃部と、該刃部後端部から後方側に延びて上面は前方から後方に至るに従って上昇する傾斜面を有するベルトコンベア部を備え、該ベルトコンベア部前方部の左右に上下方向に垂下するビームを備え、該ビーム上方部の左右外面部には、ビーム外側の地上部付近の土壌を側方外側に移動させる排土板が設けられていて、作業状態における前記排土板は、平面視ビーム側面から後方外側に向けて傾斜して左右対称に設けられ、後面視、外側の端縁は、下方から上方に向かうに従って外側方に傾斜している第1傾斜端縁と、該第1傾斜端縁上端部から略水平に外側方に延設された水平端縁部と、該水平端縁部の外側先端部から上方に向かうに従って外側方に傾斜している第2傾斜端縁を備えることを特徴とした根菜掘り取り機である。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明は、前記水平端縁部は、前方に向けて傾斜した掬い部を備えること特徴とした請求項1に記載の根菜掘り取り機である。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明は、前記排土板は第1傾斜端縁を備えた第1排土板と、水平端縁部と第2端縁部を備えた第2排土板で構成され、第2排土板は第1排土板に対し左右方向に位置調整可能であることを特徴とした請求項1又は請求項2のいずれかに記載の根菜掘り取り機である。
この発明によれば、掘り取り体外側の地上面に堆積する土壌を排土板が側方に押し出すと同時に、該排土板の水平端縁部で平坦面を形成し、該平坦部で外側方の傾斜面から崩れてくる土壌を堰き止めることによって、掘り取り体で上昇させた土壌が崩れ落ちる空間量を大きく確保する。掘り取り体で上昇させた土壌の側方を地上面に多く崩し落とすことができるので、根菜の露出量が多くなり、補助作業者によって掘り取り体で上昇させた土壌を取り除く必要が無くなる。よって、掘り取り体によって上昇させた根菜を大きく露出させることが可能になり、補助作業者が抜き取り作業にかかる労力を大きく軽減できる。
本発明の実施例の根菜掘り取り機の作業状態の進行方向左側の側面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機の作業状態の平面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機の作業状態の後面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機のコンベア駆動部を断面した平面図である。 本発明の実施例の排土板の進行方向左側の要部側面図である。 本発明の実施例の排土板の水平端縁部の掬い部を断面した側面図である。 従来の排土板によって土壌を排除した状態の説明図である。 本発明の排土板によって土壌を排除した状態の説明図である。 本発明の排土板の第1排土板と第2排土板を一体にした別実施例の進行方向左側の要部側面図である。 本発明の排土板の第1排土板と第2排土板を一体にして水平端縁部の掬い部を設けた別実施例の進行方向左側の要部側面図である。
実施の一形態を、図1乃至図10に基づいて説明する。走行作業車両であるトラクタ(図示せず)の後部には昇降リンクである3点リンク機構が設けられていて、本発明の根菜掘り取り機前方部の装着部と昇降自在に連結されると共に、トラクタ側から出力される動力によって駆動される。本例の説明においては、図1に示す左側を進行方向前方側として説明する。
機体を保持する機枠1は、板状体を相互に左右対向させた状態に形成する。そして、機枠1の前方先端には板状体相互間に固定され左右先端部にロアリンクピン1fを設けた丸棒状フレームが板状体を連結固定し、さらに機枠1の後端にはブラケット1bを上方へ向け突設する。
機枠1の前方部には、マストフレーム1aが設けられている。マストフレーム1aは板状体からなり、左右対向させた状態に機枠1に連結されている。マストフレーム1aの下端である基部は、機枠1の前記ロアリンクピン1fを設けた丸棒状フレーム近傍に前後回動自在に回動軸1cによって保持されていて、マストフレーム1aの上部先端前方にはトップリンクピン1eを左右方向水平に設けている。また、マストフレーム1aの後方は油圧シリンダ1dの一端と連結され、油圧シリンダ1dの他端は機枠1の後部に設けたブラケット1bと連結される。そして、トップリンクピン1eと前記機枠1に設けたロアリンクピン1fによってトラクタの昇降リンクである3点リンク機構に取り付けられる。従って、油圧シリンダ1dを伸縮させることで、前記回動軸1cを中心に機枠1の後方側を上下に回動することが可能となる。油圧シリンダ1dを縮めると掘削部2及び掘り取り体3が後方に回動して上昇し移動状態となる。
機枠1には、掘削部2とビーム1gが下方に延設され左右一組ずつ設けられている。掘削部2は、ビーム1gの前方側に位置し、掘り上げる長いも等の根菜の左右側方の土壌を掘削するものである。ビーム1gの下方端部には後述する掘り取り体3が備えられている。
掘削部2は、機枠1に下方へ向けて設けられる。掘削部2は、根菜掘り取り機を掘り取り作業状態にした時に、土中に位置し、掘り上げる長いも等の根菜の左右側方の土壌を掘削し根菜とその周囲の土壌を上昇させやすくする。掘削部2は、ブーム2aとその周囲に巻架された掘削チェーン20からなる。掘削チェーン20は、ローラーチェーン2eとその外周に複数取り付けられた掘削刃2fによって構成されている。掘削チェーン20は、ブーム2aの機枠1側の基部に設けた駆動スプロケット2bと他端部に設けたテンションスプロケット2cとブーム2aの中間部の前方に張り出して設けたアイドラスプロケット2dに側面視三角状に巻架されている。ブーム2aは進行方向左右に対向してそれぞれ上端を機枠1の後方側に固定される。従って、掘削チェーン20は対向する各ブーム2aに設けられ、掘り取り作業時には、対向するブーム2a間に掘り取り対象である長いも等の根菜を位置させて、掛け渡された掘削チェーン20を上下に駆動することで、掘り起こし対象である根菜の左右側方の土壌を上下にかき分け膨軟にすることができる。ブーム2a先端側は長さ方向に伸縮可能で、掘削チェーン20の張り調整が行える。また、掘り取り作業中に土中から露出する掘削部2の上方部は、掘削部カバー7によって覆われている。さらに、左右側方と後方に丸パイプで成形されたサイドガード7aとリヤガード7bが設けられていて、掘削部2の可動部への作業者の接触や巻き込まれによる事故の安全上の防止がされている。
掘削部2の掘削チェーン20後方には、掘削チェーン20に近接してビーム1gが機枠1後方側から下方に延設され左右に対向して設けられ、前方視において掘削チェーン20後方に重合した位置に設けられる。ビーム1gの下端部は掘削チェーン20下端部近傍まで延設されている。ビーム1gは、上下に長い帯板状で板厚端縁が進行方向を向いた状態で機枠1に上方部を固定されている。すなわち、前記ブーム2aとビーム1gは位置関係が固定されている。
ビーム1gの下端部には、掘り取り体3が取り付けられている。掘り取り体3は、前部に後ろ上がり傾斜の刃部3dを備え、該刃部後端部から後方側に延びて上面は前方から後方に至るに従って上昇する傾斜面を有する掘り取り体本体であるベルトコンベア3aが設けられている。
掘り取り体3は、前記左右に位置するビーム1gの間に設けられ、ビーム1gに刃部3d近傍を固着して取り付けられている。掘り取り作業時の掘り取り体3は、掘り取り対象である長いも等の根菜の下方部を通過して、掘削部2によって掘削され左右側部の土が膨軟になった内側の根菜周辺の土壌と根菜をベルトコンベア3aの傾斜面に載せて移動させ、根菜を上方に浮き上がらせるものである。
刃部3dは、鋼板製でベルトコンベア3aの幅と略同じに設けられ、根菜の下方部の土中をトラクタの進行によって切削していく。
前記ベルトコンベア3aは、後方端側に側面視径が大きい駆動ローラ3bを位置させ、刃部3d側の前端部から後方側に駆動ローラ3bより径が小さいサポートローラを複数配置して、ベルトを巻き付けベルコンベア3aの上面が後ろ上がりの傾斜となるように構成されている。ベルトコンベア3aは、駆動ローラ3bを掘り取り体3内に設けたコンベア駆動油圧モータ3eによってローラ駆動ギヤケース3cを介して回転駆動され、ベルトコンベア3aの上面の傾斜面が前方側から後方側に移動するように駆動される。ベルトコンベア3aの駆動ローラ3bとベルトコンベア3aを支えるサポートローラは、ベルトコンベア3aの左右に立設しているコンベア側板3fにより回転自在に保持されている。
駆動された前記ベルトコンベア3aによって、地上面に浮き上がった根菜の頭部を補助作業者が掴み、引き抜くことができる。
左右のビーム1gの中間位置の上方部の後方側には、土崩し手段8が設けられている。土崩し手段8は、掘り取り体3によって上昇してきた根菜と土壌から土壌を左右に払い崩して根菜の上端部を露出させるためのものである。土崩し手段8は、進行方向に複数の丸棒状のかき分け棒が間隔を置いて直線状に並べられ、上方部を中心に下方部が進行方向と直交する方向に揺動して、土壌を掘り取り体3の側方に払い崩す。
ビーム1g上方部の左右外面部には、ビーム1g外側の地上部付近の土壌を側方外側に移動させる排土板が設けられている。本例における排土板は、ビーム1gに取り付けられる第1排土板9aと第1排土板9aに取り付けられる第2排土板9cで分割され構成されていて、作業状態における前記排土板は、図2に示すように、平面視ビーム1g側面から後方外側に向けて傾斜して左右対称に設けられ、また、図3に示すように、後面視、第1排土板9aの外側の端縁は、下方から上方に向かうに従って外側方に傾斜している第1傾斜端縁部9bを備えている。さらに、第1排土板9aの前方面に、第1排土板9aの第1傾斜端縁部9b中間付近部から略水平に外側方に延設され、前方に傾斜した掬い部9dを設けた水平端縁部9eと、該水平端縁部9eの外側先端部から上方に向かうに従って外側方に傾斜している第2傾斜端縁9fを備えた第2排土板9cが固着されている。第2排土板9cは、第1排土板9aの後方面に設けていてもよい。
図5は、第1傾斜端縁部9bを備えた第1排土板9aと、水平端縁部9eと第2傾斜端縁部9fを備えた第2排土板9cで構成され、第2排土板9cは第1排土板9aに対し、左右方向に位置調整可能であるように分割して設けた本発明の排土板の要部左側面を示す。
第1排土板9aの第1傾斜端縁部9bで、掘削部2及び掘り取り体3前方直上の外側地上面の角部を削り取ると同時に、平面視後方外側に向けて傾斜した面で外側方に削り取った土壌を移動させる。
又、第2排土板9cの水平端縁部9eで地上面の土壌を水平に削り、地上面を平坦に均すと同時に平面視後方外側に向けて傾斜した面で、水平端縁部9eで削り取った土壌と前記第1傾斜端縁部9bで送り出された土壌を外側方に移動させる。
さらに第2傾斜端縁部9fで、第1傾斜端縁部9bと水平端縁部9eに沿って排土板9aの内側から外側に移動してきた土壌を、第2傾斜端縁部9fに沿うように外側に傾斜させながら外側に排土していく。
ここで図7及び図8を用いて掘り取り作業時の土壌が移動する様子を説明する。
図7は、従来の排土板を使用した場合の後方からの土壌断面を示す。単一な直線状の傾斜端縁で構成された従来の排土板を使用した場合、掘り取り体3で上昇させた土壌の左右側方から崩れ落ちる土壌と、排土板外側の単一な直線状の傾斜端縁で形成された土壌傾斜部から崩れ落ちる土壌の双方が、単一な直線状の傾斜端縁で形成された下方谷部Bに埋没し、早期に土壌が積み重なる。積み重なった土壌によって、掘り取り体3上の土壌が掘り取り体の側方から落ちようとする流れを堰き止めて、掘り取り体3から土壌が落ちなくなり、根菜が露出しにくくなる。
図6は、本発明の第1排土板9aと第2排土板9cで構成された排土板を使用した場合の土壌断面を示す。第1排土板9aの第1傾斜端縁部9bで形成された下方谷部Bへ、掘り取り体3によって上昇した土壌が崩れ落ちる。第2排土板9cの第2傾斜端縁部9fで形成された土壌の傾斜部から掘り取り体側へ土壌が崩れた場合は、第2排土板9cの水平端縁部9eによって形成された平坦部Cで堰き止められる。
すなわち、第1傾斜端縁部9bで形成された空間には、第1排土板9aの水平端縁部9bと第2排土板9cの第2傾斜端縁部9fで形成された土壌が崩れ落ちないため、掘り取り体3で上昇させた土壌が崩れ落ちる空間を確保でき、掘り取り体3上の土壌を多く崩し落とすことができる。掘り取り体3上の土壌を多く崩し落とすことによって、根菜Aの露出面積を増大させることができるため、補助作業者は容易に根菜Aの頭部を把持し、引き抜くことが可能となる。
又、図5に示すように、前記第2排土板9cの取り付けには複数の穴が設けられ、第1排土板9aに対して左右方向に穴を選択し、鋲螺を用いて固着することによって左右方向に位置調整可能である。本例の場合は、第2排土板9cに内側穴9gと中間穴9hと外側穴9iの位置調整用穴を設けていて、図5は中間穴9hを使用した状態を示している。第2排土板9cの位置調整用穴は、長穴状に設けて左右に位置調整可能としてもよい。
前記第2排土板9cの左右幅調整でより外側方に土壌を排出し、第2排土板9cの水平端縁部9eで形成した水平な平坦部Cが広ければ、第2排土板9cの左右端で形成された傾斜部から崩れた土壌が、第2排土板9cの水平端縁部9eで形成した平坦部Cにより多く堰き止めることができる。崩れた土壌が広く形成された平坦部Cで堰き止められることにより、第1傾斜端縁9bで形成された下方谷部Bの空間に土壌が落ちることが減り、掘り取り体3で上昇させた土壌が側方から崩れ落ちる下方谷部Bの空間を大きく確保できる。
さらに第2排土板9cを左右位置調整することにより、土質や土壌水分等により異なるそれぞれの条件に合わせて調整することが可能になり、多くの根菜の栽培地域に対応することが可能となる。
図8は、第2排土板9cの水平端縁部9eに掬い部9dを設けた状態の断面図である。
本例の場合は、掬い部9dの掬い角度9jは40度に設けている。掬い角度9jは30度乃至50度程度に設けると良い。掬い部9dを設けることにより、土壌が掻き上げられて押し出し抵抗が少なくなり、効率よく左右の外側方に排土される。
図9は、第1排土板と第2排土板を一体化させた排土板の別実施例の要部左側面図で、図10は、第1排土板と第2排土板を一体化させ、さらに水平端縁部11cに掬い部11dを設けた排土板の別実施例の要部左側面である。いずれの場合も、本発明同様の排土効果を得られる。
図1に示す状態は、掘り取り作業状態の姿勢を示したもので、本例の場合、掘り取り体3は地下1.2mくらいの深さに位置する。トラクタによって掘り取り機を移動等させる場合は、油圧シリンダ1dを縮ませることによって、回動軸1cを中心に機枠1後方側が図1の状態から反時計方向に回動する。これによって、機枠1後方側に固定された掘削部2下方部と掘り取り体3は回動して上昇する。さらに、トラクタの昇降リンクである3点リンク機構を上昇させると、掘削部2の下方部及び掘り取り体3が地上より上に位置して装着されたトラクタ等によって移動させることができる。
機枠1中央部にはトラクタからの動力が入力される入力ギヤケース5bが設けられている。入力ギヤケース5b前方には入力軸5cが前方に向け突設されていて、トラクタのPTO軸(図示せず)と入力軸5cをユニバーサルジョイント等で連結してトラクタからの動力が入力される。入力ギヤケース5bには、入力軸5cと直交する方向の左右に出力軸が突設されていて、駆動スプロケット2bがそれぞれ固着されている。駆動スプロケット2bには、掘削部2の掘削チェーン20が巻架されていて、入力軸5cに入力された動力によって掘削チェーン20が駆動される。また、入力ギヤケース5bの上部には、油圧ポンプ5aが設けられ、入力軸5cに固着したスプロケットと油圧ポンプ5aの入力軸に固着したスプロケットとにローラーチェーンが巻架され油圧ポンプ5aが駆動される。油圧ポンプ5aで発生した油圧は、配管を通じて掘り取り体3のコンベア駆動油圧モータ3eに送られ該油圧モータが駆動される。コンベア駆動油圧モータ3eが駆動されると、掘り取り体3のベルトコンベア3aの駆動ローラ3bが回転してベルトコンベア3aが作動する。入力ギヤケース5bの後方には土崩し手段8を駆動する出力部が設けられ、土崩し手段8を駆動する。機枠1を回動させる油圧シリンダ1dはトラクタ側にバルブを設けトラクタ側の油圧によって作動させる。
本発明の実施例の長いも等の根菜掘り取り機によって掘り取り作業を行う方法を説明する。機枠1の前方左右に設けたロアリンクピン1fをトラクタの3点リンク機構のロアリンクに連結し、機枠1前方上方部に設けたマストフレーム1aの前方側に位置するトップリンクピン1eをトラクタの3点リンク機構のトップリンクに連結して掘り取り機をトラクタに装着する。トラクタのPTO軸と入力ギヤケース5bの入力軸5cにユニバーサルジョイント等の動力伝達軸を連結してトラクタからの動力を入力できる状態にする。
掘り取りする長いも等の根菜Aが植えられている畝にトラクタを跨がせた状態に位置させ、すなわち、掘削部2の左右の掘削チェーン20の中央部に根菜が位置するように位置させて、掘削部2及び掘り取り体3のベルトコンベア3aを駆動させる。そして、トラクタ側に設けたバルブを操作して油圧シリンダ1dを伸ばしていくと、機枠1が図1に示す状態の時計方向に回動して、これに固定された掘削部2と掘り取り体3が地中に入り込んでいく。掘り取り体3の前方の刃部3dを掘り取り対象根菜の下方部に位置させたら、トラクタを前進させて掘り取り作業を開始する。
トラクタが前進することにより、掘削部2によって根菜の左右側方を掘削して土壌を膨軟にしていく。そして、掘削部2後方に位置する掘り取り体3のベルトコンベア3aの傾斜面に、左右の掘削チェーン20の内側に位置する土壌が載せられ、根菜Aと共に後方に移動する。土壌と根菜Aは、ベルトコンベア3aの傾斜面に沿って上方に浮き上げられる。掘り取り体3によって上昇させた土壌が側方から崩れ落ちることによって、根菜Aを露出させる。そして、補助作業者は露出した根菜Aの頭部を把持し、根菜Aを引き抜いていく。
このとき、掘削部2左右外側の地上面上部の土壌を、第1排土板9aの後面視外側の下方から上方に向かうに従って外側方に傾斜した第1傾斜端縁9bで削り、削った土壌を排土板9aの平面視後方外側に向けて傾斜した面で外側方向に押し出していく。さらに第2排土板9cの水平端縁部9eで、第1傾斜端縁9bから移動してきた土壌を第2傾斜端縁9eに移動させながら、地上面上部を平坦に均し、余分な土壌は外側に移動させていく。第2排土板9c先端の第2傾斜端縁9fで、排土板のビーム1g側から外側方に移動してきた土壌を、第2排土板9cの外側方に山状に排出していく。前記第1排土板9aの第1傾斜端縁9bで削り取った空間の下方谷部Bに、掘り取り体3の側方から多くの土壌が崩れ落ちることによって、根菜Aは露出を多くできるため、補助作業者が容易に根菜Aの頭部を把持し引き抜いていく。
本例の場合、掘り取り体3の前方に掘削部2を設けているが、必ずしも掘削部2を設けた掘り取り機でなくても本発明は実施できる。さらに、本例の場合、駆動されたベルトコンベア3aを設けているが、必ずしも駆動されたベルトコンベア3aを設けた根菜掘り取り機でなくても本発明は実施できる。
この発明は、トラクタ等の走行機後方に装着されて長いも等の根菜を掘り取るための掘り取り機に適用できる。
1 機枠
1a マストフレーム
1b ブラケット
1c 回動軸
1d 油圧シリンダ
1e トップリンクピン
1f ロアリンクピン
1g ビーム
2 掘削部
20 掘削チェーン
2a ブーム
2b 駆動スプロケット
2c テンションスプロケット
2d アイドラスプロケット
2e ローラーチェーン
2f 掘削刃
3 掘り取り体
3a ベルトコンベア
3b 駆動ローラ
3c ローラ駆動ギヤケース
3d 刃部
3e 油圧モータ
3f コンベア側板
5a 油圧ポンプ
5b 入力ギヤケース
5c 入力軸
7 掘削部カバー
7a サイドガード
7b リヤガード
8 土崩し手段
9a 第1排土板
9b 第1傾斜端縁部
9c 第2排土板
9d 掬い部
9e 水平端縁部
9f 第2傾斜端縁部
9g 内側穴
9h 中間穴
9i 外側穴
9j 掬い角度
10a 排土板
10b 第1傾斜端縁部
10c 水平端縁部
10d 第2傾斜端縁部
11a 排土板
11b 第1傾斜端縁部
11c 水平端縁部
11d 掬い部
11e 第2傾斜端縁部
A 根菜
B 下方谷部
C 平坦部

Claims (3)

  1. 傾斜面を有する掘り取り体を長いも等の根菜の下方部に通過させて根菜を浮き上がらせて掘り上げる根菜掘り取り機であって、
    前記掘り取り体は、前部に備えられた後ろ上がり傾斜の刃部と、該刃部後端部から後方側に延びて上面は前方から後方に至るに従って上昇する傾斜面を有するベルトコンベア部を備え、
    該ベルトコンベア部前方部の左右に上下方向に垂下するビームを備え、該ビーム上方部の左右外面部には、ビーム外側の地上部付近の土壌を側方外側に移動させる排土板が設けられていて、
    作業状態における前記排土板は、平面視ビーム側面から後方外側に向けて傾斜して左右対称に設けられ、後面視、外側の端縁は、下方から上方に向かうに従って外側方に傾斜している第1傾斜端縁と、該第1傾斜端縁上端部から略水平に外側方に延設された水平端縁部と、該水平端縁部の外側先端部から上方に向かうに従って外側方に傾斜している第2傾斜端縁を備えることを特徴とした根菜掘り取り機。
  2. 前記水平端縁部は、前方に向けて傾斜した掬い部を備えること特徴とした請求項1に記載の根菜掘り取り機。
  3. 前記排土板は第1傾斜端縁を備えた第1排土板と、水平端縁部と第2端縁部を備えた第2排土板で構成され、第2排土板は第1排土板に対し左右方向に位置調整可能であることを特徴とした請求項1又は請求項2のいずれかに記載の根菜掘り取り機。
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