JP6863442B2 - 蓄電デバイス用弁構造体 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態に係る蓄電デバイス1の平面図を示す。図2は、図1のII−II断面図である。これらの図では、本来外部から視認できない部位が、参考のため、部分的に点線で示されている。以下では、説明の便宜のため、特に断らない限り、図1の上下方向を「前後」と称し、左右方向を「左右」と称し、図2の上下方向を「上下」と称する。ただし、蓄電デバイス1の使用時の向きは、これに限定されない。
図3は、弁構造体200の平面図である。同図に示すとおり、弁構造体200は、ケーシング201を有し、ケーシング201は、第1部分10、第2部分20及び第3部分30を含む。本実施形態では、これらの部分10〜30は、第1部分10、第3部分30、第2部分20の順に、容器100の内部から外部に向かう方向(後ろ側から前側へ向かう方向)に連続して配置される。図4は、弁構造体200を第1部分10側から(後ろ側から)視た図であり、図5は、弁構造体200を第2部分20側から(前側から)視た図である。
次に、弁構造体200の容器100への取り付け方法について説明する。まず、図示されない固定具により、包装材料110及び120を両者が対面した状態に固定する。また、冶具500の把持具501により、弁構造体200を把持する(図8A参照)。このとき、把持具501が第3部分30の第1平面D1及び第2平面D2にしっかりと接触し、把持具501により第3部分30がしっかりと挟み込まれるような態様で、弁構造体200が把持される。なお、図8A〜図8Cにおいては、弁構造体200の取り付けの説明に焦点を当てるべく、包装材料110及び120の成形部112及び122を特に図示していないが、成形部112及び122は、弁構造体200の取り付け前、取り付け中又は取り付け後に適宜形成される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
上記実施形態の弁構造体200は、ボールスプリング型であったが、これに限定されず、例えば、ポペット型、ダックビル型、アンブレラ型、ダイヤフラム型等とすることができる。また、上記実施形態の弁構造体200は、繰り返しのガス抜きが可能な逆止弁であったが、1回限りのガス抜きが可能な破壊弁であってもよい。また、逆止弁及び破壊弁の両方を含んでいてもよい。
第3部分30の第1平面D1及び第2平面D2は、周縁シール部130が延びる方向に平行でなくてもよく、様々な方向を向くことができる。ただし、容器100への弁構造体200の取り付け時の作業性の観点からは、周縁シール部130が延びる方向(左右方向)に対し平行であるか、図10に示すように垂直(略垂直である場合を含む。以下、同様。)であることが好ましい。
上記実施形態では、第3部分30は、第2部分20よりも容器100の内部側に配置されたが、図11に示すように、第2部分20よりも容器100の外部側に配置してもよい。
第1部分10の形状は上述したものに限定されない。例えば、第1部分10の外形は、第1通気路A1の延びる方向に沿って視たときに、図12A及び図12Bに示すような非円形であってもよい。また、第1部分10の外形は、第1通気路A1の延びる方向に沿って視たときに、図12Cに示すように円形であってもよいし、楕円形であってもよい。楕円形である場合、その長軸が左右方向に平行(略平行である場合を含む。)に延びていることが好ましい。すなわち、第1部分10は、中心軸C1に沿って延びる円筒形状又は楕円筒形状であってもよい。
第2部分20の形状は上述したものに限定されず、第2部分20の外形は、中心軸C1の延びる方向に沿って視たときに、非円形であってもよく、例えば、楕円形であってもよいし、三角形、四角形、五角形以上の多角形であってもよい。
第3部分30の形状は上述したものに限定されない。例えば、第3部分30は、互いに平行な一対の平面D1及びD2を有する限り、それ以外の部分の形状は特に問わない。例えば、湾曲面D3及びD4もそれぞれ平面状とし、第3部分30の外形を、中心軸C1の延びる方向に沿って視たときに、四角形としてもよい。或いは、第3部分30の外形を、中心軸C1の延びる方向に沿って視たときに、正六角形状、正八角形状としてもよい。
上記実施形態では、周縁シール部130に固定される第1部分10と、弁機構を保持する第2部分20と、一対の平面D1及びD2を含む第3部分30とが、通路L1の延びる方向に独立した別個の部位として形成されていた。しかしながら、この態様に限らず、例えば、図13Aに示すように、第2部分20を省略し、弁機構を第1部分10に移動させてもよい。或いは、図13Bに示すように弁機構を保持する第2部分20の外面に、一対の平面D1及びD2を形成し、第3部分30を省略してもよい。
100 容器
110 包装材料
120 包装材料
130 周縁シール部
101 収容体
200 弁構造体
201 ケーシング
10 第1部分
20 第2部分
30 第3部分
400 電池素子
41 第1翼状部
42 第2翼状部
L1 通路
A1 第1通気路
A2 第2通気路
A3 第3通気路
D1 第1平面
D2 第2平面
O1 入口
O2 出口
S1 内部空間
Claims (6)
- 蓄電デバイス素子を収容する容器に取り付けられる弁構造体であって、
第1要素と、前記第1要素と別体の第2要素と、弁体とを含む複数の部品と、
前記第1要素と前記第2要素との間に介在し、前記第1要素と前記第2要素とを接着する接着剤層と
を備え、
前記第1要素は、前記弁体を受け取るバルブシートであり、
前記第2要素は、前記バルブシートに前記弁体の反対側において接続される部品である、
蓄電デバイス用弁構造体。 - 前記複数の部品は、前記第1要素及び前記第2要素とは別体の第3要素をさらに含み、
前記第2要素は、前記容器の内部において発生したガスを前記容器の外部へ排出する第1通気路を有し、前記容器の内部において発生した前記ガスが前記第1通気路に流入するように前記容器に固定されており、
前記第3要素は、前記第1通気路に連通し、前記弁体が収容される第2通気路を有するとともに、前記第1通気路に流入した前記ガスが前記第2通気路に流入するように前記第2要素に接続され、
前記第2要素と前記第3要素との間に介在し、前記第2要素と前記第3要素とを接着する別の接着剤層、
をさらに備える、
請求項1に記載の蓄電デバイス用弁構造体。 - 前記バルブシートは、フッ素ゴムから構成され、
前記第2要素となる部品は、金属製又は樹脂製である、
請求項1又は2に記載の蓄電デバイス用弁構造体。 - 蓄電デバイス素子を収容する容器に取り付けられる弁構造体であって、
第1要素と、前記第1要素と別体の第2要素とを含む複数の部品と、
前記第1要素と前記第2要素との間に介在し、前記第1要素と前記第2要素とを接着する接着剤層と
を備え、
前記接着剤層は、酸変性ポリオレフィン及びエポキシ樹脂を含む、
蓄電デバイス用弁構造体。 - 前記複数の部品は、弁体をさらに含み、
前記第1要素は、前記容器の内部において発生したガスを前記容器の外部へ排出する第1通気路を有し、前記容器の内部において発生した前記ガスが前記第1通気路に流入するように前記容器に固定されている部品であり、
前記第2要素は、前記第1通気路に連通し、前記弁体が収容される第2通気路を有するとともに、前記第1通気路に流入した前記ガスが前記第2通気路に流入するように前記第1要素に接続される部品である、
請求項4に記載の蓄電デバイス用弁構造体。 - 請求項1から5のいずれかに記載の蓄電デバイス用弁構造体において、前記接着剤層を構成するために使用される接着剤。
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