JP6863269B2 - 使い捨ておむつおよび使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents

使い捨ておむつおよび使い捨ておむつの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、使い捨ておむつおよび使い捨ておむつの製造方法に関する。
特許文献1の使い捨ておむつは、前身頃となる第1外装体と、後身頃となる第2外装体と、第1外装体と第2外装体を繋ぐ股下部を構成する吸収性本体とを備え、第1外装部の胴周り方向の両端部と第2外装部の胴周り方向の両端部とが接合部で接合されている。第1外装体および第2外装体は、上部領域と、下部領域とを備え、上部領域は、吸収性本体体よりも肌に対して近い内側弾性部を備え、下部領域は、吸収性本体に対して肌とは反対側に外側弾性部を備えている。内側弾性部および外側弾性部は、胴周り方向に延在する弾性部材を備えている。また、上部領域と下部領域とは、最外に位置する1枚の外側シート部で繋がっている。そして、使い捨ておむつを脱がせる際には、接合部を上下方向に沿って引き裂く作業が行われる。この際、上部領域と下部領域とが外側シート部で一連に繋がっているため、1回の引き裂き作業で、接合部を上下方向に沿って引き裂くことができる。
特許第6229787号公報
一方、特許文献1のようなおむつにおいて、上部領域と下部領域との境界部分は、外側シート部を構成する1枚のシート要素であるため、上述した引き裂きに対して、内側弾性部や外側弾性部などの他の部分より弱い部分である。このため、外装体の接合部を上下方向に沿って引き裂く際に、上部領域と下部領域との境界部分において、胴周り方向に沿って外側シート部が横裂けしてしまうおそれがある。
本発明は、外装体の胴周り方向の両端部に位置する接合部での引き裂きを上下方向に誘導可能とした使い捨ておむつおよび使い捨ておむつの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための使い捨ておむつは、前身頃を構成する第1外装体と、後身頃を構成する第2外装体と、前後方向における端部領域が前記第1外装体および前記第2外装体と重なる吸収性本体とを備え、胴周り方向における前記第1外装体の各端部および前記第2外装体の各端部同士が接合された使い捨ておむつであって、前記第1外装体と前記第2外装体のうちの少なくとも1つの外装体は、上部領域と下部領域とを備え、前記上部領域の下端よりも前記下部領域の上端が上側に位置し、前記上部領域は、前記胴周り方向に伸縮する上部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌に近い内側に位置する内側弾性部を備え、前記下部領域は、前記胴周り方向に伸縮する下部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌とは反対の外側に位置する外側弾性部を備え、前記上部領域において前記内側弾性部と対向するように前記外側弾性部に連設されるとともに、前記上部領域において前記内側弾性部が接着される外側シート部を備え、前記上部領域および前記下部領域が重なった領域に位置する前記外側弾性部には、前記下部弾性部材が配置されていない。
上記構成によれば、上部領域および下部領域が重なった境界部分には、外側シート部を含む複数のシート要素が重なっている。そのため、境界部分における引き裂きに対する強度が増し、境界部分において胴周り方向の横裂けが生じることを抑えることができる。したがって、接合部での引き裂きを、接合部の延在方向である上下方向に誘導することができる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記外側シート部は、前記外側弾性部を構成する前記シートと一体のシート要素である構成としてもよい。
上記構成によれば、外側シート部が外側弾性部を構成するシートと一体のシート要素であるので、部品点数の削減と生産効率の向上を実現できる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記内側弾性部は、前記端部領域の肌に向き合う面に対して非接着であり、前記外側シート部に対して前記端部領域の周囲が前記端部領域における開口端が前記股下部を向くように接着され、前記外側弾性部は、前記端部領域の前記肌側の面とは反対側の面に対して接着されている構成としてもよい。
上記構成によれば、内側弾性部と吸収性本体の端部領域との間に、排泄物が浸入するポケットが設けられ、接合部の上下方向の引き裂きの誘導を可能としつつ、その開口端を、下部弾性部材の収縮力によって塞いでしまうことを防ぐことができる。
上記課題を解決するための使い捨ておむつは、前身頃を構成する第1外装体と、後身頃を構成する第2外装体と、前後方向における端部領域が前記第1外装体および前記第2外装体と重なる吸収性本体とを備え、胴周り方向における前記第1外装体の各端部および前記第2外装体の各端部同士が接合された使い捨ておむつであって、前記第1外装体と前記第2外装体のうちの少なくとも1つの外装体は、上部領域と下部領域とを備え、前記上部領域の下端よりも前記下部領域の上端が上側に位置し、前記上部領域は、前記胴周り方向に伸縮する上部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌に近い内側に位置する内側弾性部を備え、前記下部領域は、前記胴周り方向に伸縮する下部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌とは反対の外側に位置する外側弾性部を備え、前記上部領域において前記内側弾性部と対向するように前記外側弾性部に連設されるとともに、前記上部領域において前記内側弾性部が接着される外側シート部を備え、前記外側シート部は、前記外側弾性部を構成する前記シートと一体のシート要素である。
上記構成によれば、接合部を上下方向に破るときに、上部領域と下部領域とが重なった境界部分においても、外側シート部を含む複数のシート要素が重なっているので、強度が増し、境界部分において、胴周り方向の横裂けが生じることを抑えることができる。したがって、接合部を上下方向に破る作業を一連に確実に行うことができる。
上記課題を解決するための使い捨ておむつの製造方法は、前身頃を構成する第1外装体と、後身頃を構成する第2外装体と、前後方向における端部領域が前記第1外装体および前記第2外装体と重なる吸収性本体とを備え、胴周り方向における前記第1外装体の各端部および前記第2外装体の各端部同士が接合された使い捨ておむつの製造方法であって、前記第1外装体と前記第2外装体のうちの少なくとも1つの外装体は、上部領域と下部領域とを備え、前記上部領域は、前記胴周り方向に伸縮する上部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌に近い内側に位置する内側弾性部を備え、前記下部領域は、前記胴周り方向に伸縮する下部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌とは反対の外側に位置する外側弾性部を備えており、前記下部領域において、前記下部弾性部材をシートで挟み込んで前記外側弾性部を構成する工程と、前記外側弾性部および前記外側弾性部に連設した外側シート部に跨って前記端部領域を配置し接着する工程と、前記上部弾性部材をシートで挟み込んで前記内側弾性部を構成し、前記外側弾性部が前記内側弾性部と対向するように、前記内側弾性部を、前記外側シート部に対して前記端部領域の上から重ね、前記端部領域を前記外側シート部と前記内側弾性部とで挟み込み、前記外側シート部と前記内側弾性部とを接着する工程と、前記第1外装体の胴周り方向の両端部と前記第2外装体の胴周り方向の両端部とを接合する工程とを備え、前記上部領域と前記下部領域とを重ねるようにし、前記上部領域および前記下部領域が重なった領域に位置する前記外側弾性部には、前記下部弾性部材が配置されないようにする。
上記課題を解決するための使い捨ておむつの製造方法は、前身頃を構成する第1外装体と、後身頃を構成する第2外装体と、前後方向における端部領域が前記第1外装体および前記第2外装体と重なる吸収性本体とを備え、胴周り方向における前記第1外装体の各端部および前記第2外装体の各端部同士が接合された使い捨ておむつの製造方法であって、前記第1外装体と前記第2外装体のうちの少なくとも1つの外装体は、上部領域と下部領域とを備え、前記上部領域は、前記胴周り方向に伸縮する上部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌に近い内側に位置する内側弾性部を備え、前記下部領域は、前記胴周り方向に伸縮する下部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌とは反対の外側に位置する外側弾性部を備えており、前記下部領域において、前記下部弾性部材をシートで挟み込んで前記外側弾性部を構成する工程と、前記外側弾性部および前記外側弾性部を構成する前記シートと一体のシート要素で構成された外側シート部に跨って前記端部領域を配置し接着する工程と、前記上部弾性部材をシートで挟み込んで前記内側弾性部を構成し、前記外側弾性部が前記内側弾性部と対向するように、前記内側弾性部を、前記外側シート部に対して前記端部領域の上から重ね、前記端部領域を前記外側シート部と前記内側弾性部とで挟み込み、前記外側シート部と前記内側弾性部とを接着する工程と、前記第1外装体の胴周り方向の両端部と前記第2外装体の胴周り方向の両端部とを接合する工程とを備え、前記上部領域と前記下部領域とを重ねるようにする。
本発明によれば、外装体の胴周り方向の両端部に位置する接合部での引き裂きを上下方向に誘導可能とした使い捨ておむつおよび使い捨ておむつの製造方法を提供することができる。
本発明の吸収性本体を具体化した第1実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの斜視図。 (a)は、第1実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図、(c)は、上部領域の接着領域を(a)に対応して示す平面図、(d)は、下部領域の接着領域を(a)に対応して示す平面図。 第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部に下部弾性部材を配置した図、(b)は、下部弾性部材に対して外側弾性部を構成するシートを重ねる図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、吸収性本体の上に内側弾性部を構成するシートに上部弾性部材を配置した図、(f)は、吸収性本体の端部領域を挟み込んだ図。 第2実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図。 第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部に下部弾性部材を配置した図、(b)は、下部弾性部材に対して外側弾性部を構成するシートを重ねる図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置するとともに、内側弾性部を構成するシートに上部弾性部材を配置した図、(e)は、上部弾性部材をシートで挟み込み内側弾性部を構成した図、(f)は、内側弾性部を吸収性本体の端部領域および外側シート部に配置した図。 第3実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図。 第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部に下部弾性部材を配置した図、(b)は、下部弾性部材に対して外側弾性部を構成するシートを重ねる図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置し、内側弾性部を構成するシートを重ねる図、(e)は、シートで上部弾性部材を挟み込み内側弾性部を構成する図、(f)は、内側弾性部を吸収性本体の端部領域および外側シート部に配置した図。 (a)は、第4実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図、(c)は、接着領域を(a)に対応して示す平面図。 第5実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図。 第5実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部の上部第2領域に上部弾性部材を配置し、外側シート部の下部第2領域に下部弾性部材を配置した図、(b)は、上部弾性部材をシートを谷折りして挟み込むとともに下部弾性部材をシートを谷折りして挟み込んだ図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、内側弾性部を折り返している図、(f)は、内側弾性部を折り返してポケットを構成した図。 第6実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図。 第6実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部の上部第2領域に上部弾性部材を配置し、外側シート部の下部第2領域に下部弾性部材を配置した図、(b)は、上部弾性部材をシートを山折りして挟み込むとともに下部弾性部材をシートを山折りして挟み込んだ図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、内側弾性部を折り返している図、(f)は、内側弾性部を折り返してポケットを構成した図。 第7実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部の上部第1領域に上部弾性部材を配置し、外側シート部の下部第1領域に下部弾性部材を配置した図、(b)は、上部弾性部材をシートを谷折りして挟み込むとともに下部弾性部材をシートを谷折りして挟み込んだ図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、内側弾性部を折り返している図、(f)は、内側弾性部を折り返してポケットを構成した図。 第8実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部の上部第1領域に上部弾性部材を配置し、外側シート部の下部第1領域に下部弾性部材を配置した図、(b)は、上部弾性部材をシートを山折りして挟み込むとともに下部弾性部材をシートを山折りして挟み込んだ図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、内側弾性部を折り返している図、(f)は、内側弾性部を折り返してポケットを構成した図。 第9実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図。 第9実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、下部第2領域に下部弾性部材を配置した図、(b)は、下側弾性部を構成した図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、内側弾性部を上部領域相当部分に配置している状態を示す図、(f)は、内側弾性部を上部領域相当部分に配置しポケットを構成した図。 第10実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図。 第11実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造工程を示す図であり、(a)は、外側シート部に対して上部弾性部材および下部弾性部材を配置した図、(b)は、上部弾性部材および下部弾性部材の上にシートを重ねた図、(c)は、外側シート部および外側弾性部に接着層を設けた図、(d)は、外側シート部および外側弾性部に吸収性本体を載置した図、(e)は、内側弾性部を折り返す状態を示す図、(f)は、内側弾性部でポケットを構成した図。 (a)は、第12実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図、(c)は、上部領域の接着領域を(a)に対応して示す平面図、(d)は、下部領域の接着領域を(a)に対応して示す平面図。
図1ないし図19を参照して本発明における使い捨ておむつを具体化した一実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつについて説明する。
〔第1実施形態〕
図1および図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ10(以下、単に「おむつ10」という。)は、人体の腹部形状に追従する形状を有する前身頃10Fと、人体の背部形状に追従する形状を有する後身頃10Rと、前身頃10Fおよび後身頃10Rを繋ぐ股下部10Cとを備える。
前身頃10Fにおいて股下部10Cと反対側は、人体の胴周りの部分を取り囲む胴周り部10Wを構成し、上端に、胴周り開口部10Aを備えている。また、前身頃10Fにおける左右両端部、後身頃10Rにおける左右両端部、および、股下部10Cにおける左右両端部とは、人体の太股部分を取り囲む形状を有した左右一対の脚周り開口部10Lを構成している。また、前身頃10Fと後身頃10Rの胴周り方向の左右両端部は、接合部11となっている。接合部11は、前身頃10Fと後身頃10Rの胴周り方向の左右両端部が熱融着やホットメルト接着剤などの接着剤によって接合されることにより構成されている。
図2(a)は、パンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図、(c)は、上部領域の接着領域を(a)に対応して示す平面図、(d)は、下部領域の接着領域を(a)に対応して示す平面図である。なお、図2(b)において、右側がおむつ装着者の肌側となる。
前身頃10Fにおける胴周り部10Wは、第1外装体12Fで構成され、後身頃10Rにおける胴周り部10Wは、第2外装体12Rで構成されている。以下、単に、第1外装体12Fと第2外装体12Rとをまとめて外装体12ともいう。
外装体12は、胴周り方向Xを長手方向とした矩形形状を有しており、外装体12を構成するシート間に弾性部材15U,15Dが挟まれて構成されている。外装体を構成するシートは、一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布であり、また、透液性シート、不透液性シートであってもよい。弾性部材15U,15Dは、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンなどから選ばれる1つ以上の材料により形成された弾性体であり、糸状、紐状、ネット状、平型形状に形成されている。弾性部材15U,15Dは、複数本が互いに平行に、胴周り方向Xに沿って配置されている。
第1外装体12Fと第2外装体12Rとは、股下部10Cを構成する吸収性本体16で連結される。吸収性本体16は、前後方向Yを長手方向とした矩形形状を有している。吸収性本体16は、液不透過性を有したバックシート17と、吸収体18と、液透過性を有したトップシート19とを備える。おむつ10において、トップシート19は、着用者の肌と接する内側に配置され、バックシート17は、外側に配置される。そして、おむつ10において、外側から、バックシート17、吸収体18、トップシート19の順に重なっている。さらに、バックシート17の外側には、手触り感を向上させるために、不織布を配置してもよい。
バックシート17を形成する材料は、例えば、液不透過性を有したポリエチレン樹脂製のフィルムである。バックシート17は、通気性を確保するため、微細孔が多数形成されている。トップシート19を形成する材料は、例えば、織布、不織布、多孔性フィルムなどから選ばれる1以上の材料である。また、トップシート19は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維であって親水化処理が施された繊維から構成される液透過性を有した不織布などが用いられる。
吸収体18は、前身頃10F、股下部10C、および、後身頃10Rに跨るように細長い帯形状を有している。吸収体18を形成する材料は、例えば、フラッフパルプ、高吸収性ポリマー、親水性シートなどの吸収性材料である。そして、吸収体18は、コアラップによって包まれ、バックシート17とトップシート19との間に配置され接合される。吸収性本体16の前後方向Yにおける外装体12と重なる領域は、外装体12を構成するシートが接着される端部領域16Aとなる。
吸収性本体16には、前後方向Yに沿う両端部に立体ギャザー21が配置されている。立体ギャザー21は、トップシート19に前後方向Yに沿う両端部にサイドシート21Sを配置し、サイドシート21Sに弾性部材21Eを前後方向Yに沿って配置して構成されている。具体的に、サイドシート21Sは、液不透過性を有した不織布などを含んだ前後方向Yに延びる長尺のシート体である。サイドシート21Sは、前端部が前身頃10Fの一部を構成する第1外装体12Fと重なり、後端部が後身頃10Rの一部を構成する第2外装体12Rと重なるように配置される。立体ギャザー21は、弾性部材21Eが収縮した際に、サイドシート21Sが着用者の肌当接方向に向かって立ち上がり、脚周り開口部10Lの周囲に位置する。
図2(b)に示すように、第1外装体12Fおよび第2外装体12Rの何れの外装体12においても、外装体12は、上部領域12Uと下部領域12Dとを備えている。上部領域12Uは、上部弾性部材15Uが吸収性本体16に対して内側、すなわちトップシート19側に配置されており、胴周り開口部10Aや胴周り部10Wの一部を構成する。下部領域12Dは、下部弾性部材15Dが吸収性本体16に対して外側、すなわちバックシート17側に配置されており、上部領域12Uと同様に胴周り部10Wの一部を構成する。立体ギャザー21の前端部と後端部は、吸収性本体16上において、下部領域12Dと少なくとも重なる位置まで延在され、ここでは、下部領域12Dの上端にまで延在される。したがって、立体ギャザー21は、肌に密着するように、下部領域12Dによって押さえられる。立体ギャザー21を構成するサイドシート21Sは、弾性部材21Eを挟み込むように折り返され、折り返しの前端部と後端部がシール部23でシールされる。
また、上部領域12Uにおける上部弾性部材15Uは、胴周り方向Xを長手方向としたシート間において、胴周り方向Xにおける左右両端部に亘って配置され、肌との密着性を高めている。下部領域12Dにおける下部弾性部材15Dもまた、胴周り方向Xにおける左右両端部に亘って配置されている。図2(c)に示すように、下部領域12Dは、吸収性本体16における端部領域16Aの外面に直接接着されており、下部弾性部材15Dの収縮に合わせて、端部領域16Aに細かい折り目を付けるようなひだ16Bを形成する。ひだ16Bは、上下方向に沿う溝形状を有し、吸収体18が膨潤したときでも、消えることのない程度のものである。
上部弾性部材15Uは、胴周り部10Wの胴周り開口部10Aに近い部分ではウェストギャザーを構成し、下部弾性部材15Dは、ウェストギャザーの下側に隣接する位置ではシャーリングギャザーを構成する。
図2(b)に示すように、上部領域12Uは、上部弾性部材15Uをシートで挟み込んだ内側弾性部27と、外側に位置する外側シート部26とを備えている。また、下部領域12Dは、下部弾性部材15Dをシートで挟み込んだ外側弾性部28と、上部領域12Uと一連の外側シート部26とを備えている。
外側シート部26は、肌とは反対側の最も外側に位置するとともに、胴周り開口部10Aの部分で内側に折り曲げられて最も肌側に位置するシートである。外側シート部26は、外側において、下部領域12Dから上部領域12Uに亘って延在し、胴周り開口部10Aで折り返され、内側において、上部領域12Uに延在する。外側シート部26は、上部領域12Uと下部領域12Dとを繋ぐ1枚のシート要素である。外側シート部26は、上部領域12Uにおいて内側弾性部27と対向するように外側弾性部28に連設されるとともに、上部領域12Uにおいて内側弾性部27が接着される。すなわち、外側シート部26は、内側弾性部27と構成するシート要素であるし外側弾性部28を構成するシートであり、一体(1枚)のシート要素である。
内側弾性部27は、吸収性本体16に対して内側に位置し、最も肌側に位置する外側シート部26とシート27Aとで上部弾性部材15Uを挟み込んで構成され、上部領域12Uを構成する。内側弾性部27の端部領域16Aと対向する面は、端部領域16Aの上において非接着とされる。
外側弾性部28は、吸収性本体16に対して外側に位置し、外側シート部26とシート28Aとで下部弾性部材15Dを挟み込んで構成され、下部領域12Dを構成する。外側弾性部28の端部領域16Aと対向する面は、吸収性本体16の端部領域16Aの全面が接着層25によって接着される。
図2(c)に示すように、すなわち、上部領域12Uにおいて、外側シート部26は、吸収性本体16の端部領域16Aの外面が接着される領域が第1接着領域22Aとなり、第1接着領域22Aの周囲であって内側弾性部27のシート27Aが接着される領域が第2接着領域22Bとなる。第2接着領域22Bは、吸収性本体16の端部領域16Aが第1接着領域22Aに配置されることで、股下部10C側に向けて凹部形状となる。この凹部形状の内側部分において、内側弾性部27は、端部領域16Aの肌側の内面に対して非接着部となる。これにより、内側弾性部27のシート27Aと吸収性本体16との間には、端部領域16A上においてポケット30が構成される。ポケット30は、股下部10C側を開口端とし、腹や背の方向に移動する排泄物を収容できるように構成されている。また、第2接着領域22Bは、胴周り開口部10Aと端部領域16Aの前後方向Yの先端部との間に所定の幅を有する帯状領域34を備え、ポケット30に収容された排泄物が胴周り開口部10Aの方へ漏れることを抑制している。
なお、ポケット30を構成する肌側のシート部分となる外側シート部26やシート27Aは、排泄物を収容する部分であることから疎水性のシートで構成されていることが好ましい。これにより、ポケット30内の排泄物が肌側にしみ出すことを抑えることができる。
図2(d)に示すように、また、下部領域12Dにおいて、外側弾性部28は、吸収性本体16の端部領域16Aの外面に対して接着される領域が第3接着領域22Cとなる。このように、外側弾性部28が端部領域16Aの外面に直接接着されることで、ポケット30を構成する第1接着領域22Aより股下部側に、ひだ16Bが形成されることになる。
ここで、第1外装体12Fおよび第2外装体12Rは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置し、上部領域12Uと下部領域12Dとの境界部分に、重複領域28Yを設けている。具体的には、重複領域28Yは、下部領域12Dを構成する外側弾性部28のシート28Aの先端28Pを上部領域12Uと重なるまで延長することによって設けられる。
したがって、第1外装体12Fおよび第2外装体12Rの胴周り方向Xの両端部を接合する接合部11は、上部領域12Uにおいて、最内と最外に位置する2枚の外側シート部26およびシート27Aが一体化されることによって構成される。
また、接合部11は、下部領域12Dにおいて、外側の1枚の外側シート部26およびシート28Aが一体化されることによって構成される。
さらに、重複領域28Yの中でも上部領域12Uの下端27Xの位置は、上部領域12Uと下部領域12Dとの境界部分となる。この境界部分においても、外側シート部26およびシート28Aの先端28P(下部領域12Dの上端28X)を含む先端領域の2枚のシート要素が重なることになり、強度が増すことになる。これにより、接合部11を胴周り方向Xの横裂けが生じることなく上下方向に確実に破ることができる。
また、重複領域28Y、すなわち下部領域12D(外側弾性部28)と上部領域12U(内側弾性部27)とが重なった領域には、下部弾性部材15Dは配置されない。具体的には、下部弾性部材15Dは、シート28Aの上部領域12Uの方向に延長された部分には配置されない。重複領域28Yの部分は、内側弾性部27と端部領域16Aとの間に構成されるポケット30の開口端となる。重複領域28Yは、下部弾性部材15Dを配置しないようにし、下部弾性部材15Dの収縮力によってポケット30の開口端を塞がないようにしている。
次に、おむつ10の製造方法について説明する。図3(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26は、上部領域12Uに相当する上部領域相当部分31と、下部領域12Dに相当する下部領域相当部分32とを備えている。下部領域相当部分32には、下部弾性部材15Dが伸長した状態で配置される。図3(b)に示すように、下部領域相当部分32には、ホットメルト接着剤などの接着剤33が塗布され、外側弾性部28を構成するシート28Aが接着される。または、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dが下部領域相当部分32に配置され、下部領域相当部分32に対してシート28Aが重ねられる。これにより、下部弾性部材15Dは、外側シート部26とシート28Aとに挟み込まれ、外側シート部26には、下部領域相当部分32において、外側弾性部28が構成される。シート28Aは、その先端28Pが上部領域相当部分31と重なるように配置される。そして、シート28Aと上部領域相当部分31とが重なった重複領域には、下部弾性部材15Dが配置されないようにする。
図3(c)に示すように、上部領域相当部分31における第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32における第3接着領域22C、ならびに、上部領域相当部分31における第2接着領域22Bには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、シート28Aが上部領域相当部分31と重なっている分、シート28Aが上部領域相当部分31に重複している領域が含まれる。すなわち、シート28Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図3(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31および下部領域相当部分32に跨って載置される。
具体的に、上部領域相当部分31において、端部領域16Aは、外側弾性部28の第1接着領域22Aに接着される。また、下部領域相当部分32において、端部領域16Aは、第1接着領域22Aと連続する第3接着領域22Cと接着される。そして、端部領域16Aの上から内側弾性部27を構成するシート27Aが上部領域相当部分31の第2接着領域22Bに対して接着される。シート27Aは、端部領域16Aに対して非接着となる。
図3(e)に示すように、シート28Aの先端28Pは、シート27Aの先端27Pに対して上側に位置し、シート27Aとシート28Aの一部同士が重なる。シート27A上には、上部弾性部材15Uが伸長した状態で配置され、ホットメルト接着剤などの接着剤が塗布される。図3(f)に示すように、外側シート部26は、半分に折り返され、シート27Aと接着される。または、接着剤が塗布された上部弾性部材15Uがシート27A上に配置され、外側シート部26が半分に折り返されて、シート27Aと接着される。これにより、上部弾性部材15Uは、外側シート部26とシート27Aとに挟み込まれる。また、上部領域相当部分31では、吸収性本体16に対して内側に内側弾性部27が構成される。そして、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成される。
以上のような工程を経て、吸収性本体16には、第1外装体12Fと第2外装体12Rとが接着される。この後、第1外装体12Fの胴周り方向Xの両端部と第2外装体12Rの胴周り方向Xの両端部とが接合され接合部11が形成される。
以上、上記第1実施形態によれば以下に列挙する効果を得ることができる。
(1−1)接合部11は、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xの位置において、外側シート部26およびシート28Aの先端28P(上端28X)を含む先端領域の2枚のシート要素が重なることになり、境界部分における引き裂きに対する強度が増すことになる。これにより、接合部11における上部領域12Uと下部領域12Dとの境界部分において、胴周り方向Xの横裂けが生じることを抑えることができる。したがって、接合部11での上下方向の引き裂きを確実に誘導することができる。すなわち、接合部11を上下方向に引き裂く作業を、横裂けによって途切れることなく一連に行うことができる。
(1−2)下部領域12Dでは、外側弾性部28が吸収性本体16に対して外側に配置され、吸収性本体16の端部領域16Aに直接接着されている。したがって、上部領域12Uに流れる手前においても、吸収性本体16を着用者の肌に押さえ付けて排泄物を吸収させ易くすることができる。
(1−3)内側弾性部27と端部領域16Aとの間には、ポケット30を構成することができる。ポケット30には、股下部10C側の開口端から排泄物を浸入させることができる。
(1−4)重複領域28Yの部分は、内側弾性部27と端部領域16Aとの間に構成されるポケット30の開口端となるが、ここには、下部弾性部材15Dを配置しないようになっている。したがって、下部弾性部材15Dの収縮力によってポケット30の開口端が塞がることを防ぐことができる。
(1−5)一連の外側シート部26が上部領域12Uと下部領域12Dとに跨って設けられるので、部品点数の削減と生産効率の向上を実現できる。
〔第2実施形態〕
図4に示すように、第2実施形態のおむつ40は、外側シート部26が最も外側に位置し、上部弾性部材15Uが一連のシート27Aで挟み込まれた構成を有している。そして、重複領域28Yは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置して構成されている。下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xは、シート28Aの1つの先端によって構成されている。上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xは、シート27Aの2つの先端27Pによって構成されている。なお、図5において、右側がおむつ装着者の肌側となる。以下、おむつ40の製造方法を説明する。
図5(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26は、上部領域相当部分31と下部領域相当部分32とを備えている。そして、下部領域相当部分32には、下部弾性部材15Dが伸長した状態で配置される。図5(b)に示すように、下部領域相当部分32には、ホットメルト接着剤などの接着剤33が塗布され、外側弾性部28を構成するシート28Aが接着される。または、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dが下部領域相当部分32に配置され、下部領域相当部分32に対してシート28Aが重ねられる。これにより、下部弾性部材15Dは、外側シート部26とシート28Aとに挟み込まれ、外側シート部26には、下部領域相当部分32において、外側弾性部28が構成される。シート28Aは、その先端28Pが上部領域相当部分31と重なるように配置される。そして、シート28Aと上部領域相当部分31とが重なった重複領域には、下部弾性部材15Dが配置されないようにする。
図5(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、シート28Aが上部領域相当部分31と重なっている分、シート28Aが上部領域相当部分31に重複している領域が含まれる。すなわち、シート28Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図5(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
ここで、上部弾性部材15Uを挟み込む一連のシート27Aを用意する。ここでのシート27Aは、上部弾性部材15Uを挟み込むため、半分に折り曲げたとき上部領域相当部分31に相当する大きさを有する。シート27Aには、上部弾性部材15Uが伸長した状態で配置される。図5(e)に示すように、シート27Aは、ホットメルト接着剤などの接着剤が塗布された後、半分に折り曲げられ、上部弾性部材15Uを挟み込む。または、接着剤が塗布された上部弾性部材15Uがシート27A上に配置され、シート27Aは、半分に折り曲げられる。これにより、内側弾性部27が構成される。図5(f)に示すように、端部領域16Aの上から内側弾性部27が外側シート部26の第2接着領域22Bに対して接着される。シート28Aの先端28Pを含む先端領域と折曲されたシート27Aの2つの先端27Pを含む先端領域とは重なって位置し、また、内側弾性部27は、端部領域16Aに対しては非接着となる。これにより、上部領域相当部分31では、吸収性本体16に対して内側に内側弾性部27が配置される。そして、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成される。
以上のような工程を経て、吸収性本体16には、第1外装体12Fと第2外装体12Rとが接着される。この後、第1外装体12Fの胴周り方向Xの両端部と第2外装体12Rの胴周り方向Xの両端部とが接合され接合部11が形成される。
以上のようなおむつ40にあっては、さらに以下のような効果を得ることができる。
(2−1)接合部11は、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xの位置において、外側シート部26およびシート28Aの先端28P(上端28X)を含む先端領域の2枚のシート要素が重なることになり、引き裂きに対する強度が増すことになる。これにより、接合部11を上下方向に引き裂く作業を、胴周り方向Xの横裂けによって途切れることなく一連に行うことができる。
(2−2)重複領域28Yの部分は、内側弾性部27と端部領域16Aとの間に構成されるポケット30の開口端となるが、下部弾性部材15Dを配置しないようになっているため、下部弾性部材15Dの収縮力によってポケット30の開口端が塞がることを防ぐことができる。
〔第3実施形態〕
図6に示すように、第3実施形態のおむつ50は、上部弾性部材15Uを別々の2枚のシート27A,27Bで挟み込み、さらに、当該2枚のシート27A,27Bは、ともに外側シート部26と別々になっている。そして、重複領域28Yは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置して構成されている。上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xは、シート27A,27Bの2つの先端27Pによって構成されている。下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xは、シート28Aの1つの先端によって構成されている。なお、図6において、右側がおむつ装着者の肌側となる。以下、おむつ50の製造方法を説明する。
図7(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26は、上部領域相当部分31と下部領域相当部分32とを備えている。そして、下部領域相当部分32には、下部弾性部材15Dが伸長した状態で配置される。図7(b)に示すように、下部領域相当部分32には、ホットメルト接着剤などの接着剤33が塗布され、外側弾性部28を構成するシート28Aが接着される。または、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dが下部領域相当部分32に配置され、下部領域相当部分32に対してシート28Aが重ねられる。これにより、下部弾性部材15Dは、外側シート部26とシート28Aとに挟み込まれ、下部領域相当部分32において、外側シート部26には、外側弾性部28が構成される。シート28Aは、その先端28Pが上部領域相当部分31と重なるように配置される。そして、シート28Aと上部領域相当部分31とが重なった重複領域には、下部弾性部材15Dが配置されないようにする。
図7(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、シート28Aが上部領域相当部分31と重なっている分、シート28Aが上部領域相当部分31に重複している領域が含まれる。すなわち、シート28Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図7(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。ここで、上部領域相当部分31の大きさを有したシート27Aを用意する。そして、端部領域16Aの上からシート27Aが外側シート部26の第2接着領域22Bに対して接着される。シート28Aの先端28Pを含む先端領域とシート27Aの先端27Pを含む先端領域とは重なって位置する。また、内側弾性部27を構成するシート27Aは、端部領域16Aに対しては非接着となる。
図7(e)に示すように、シート27Aには、上部弾性部材15Uが伸長した状態で配置され、ホットメルト接着剤などの接着剤が塗布される。図7(f)に示すように、この後、上部領域相当部分31の大きさを有したさらなるシート27Bが重ねられ、上部弾性部材15Uをシート27Aとシート27Bとで挟み込む。または、接着剤が塗布された上部弾性部材15Uがシート27A上に配置され、シート27Bが重ねられる。これにより、内側弾性部27が構成される。これにより、上部領域相当部分31では、吸収性本体16に対して内側に内側弾性部27が配置される。そして、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、シート28Aの先端28Pを含む先端領域とシート27Bの先端27Pを含む先端領域とは重なって位置する。端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部10C側を開口端としたポケット30が形成されることになる。
以上のような工程を経て、吸収性本体16には、第1外装体12Fと第2外装体12Rとが接着される。この後、第1外装体12Fの胴周り方向Xの両端部と第2外装体12Rの胴周り方向Xの両端部とが接合され接合部11が形成される。
以上のようなおむつ50にあっては、さらに以下のような効果を得ることができる。
(3−1)接合部11は、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xの位置において、外側シート部26およびシート28Aの先端28P(上端28X)を含む先端領域の2枚のシート要素が重なることになり、引き裂きに対する強度が増すことになる。これにより、接合部11を上下方向に引き裂く作業を、胴周り方向Xの横裂けによって途切れることなく一連に行うことができる。
(3−2)重複領域28Yの部分は、内側弾性部27と端部領域16Aとの間に構成されるポケット30の開口端となるが、下部弾性部材15Dを配置しないようになっているため、下部弾性部材15Dの収縮力によってポケット30の開口端が塞がることを防ぐことができる。
(3−3)外側シート部26、シート27Aおよびシート27Bを別々に使用しているので、外側シート部26、シート27Aおよびシート27Bのそれぞれを有効に利用することができる。例えば、外側シート部26、シート27Aおよびシート27Bに異なる材質のシートを使用することができる。この場合、一例として、肌と接するシート27Bには、柔らかいシートを使用し、外側シート部26やシート27Aには、耐水性や耐久性に富む硬めのシートを使用することができる。
〔第4実施形態〕
図8(a)は、第4実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図、(c)は、接着領域を(a)に対応して示す平面図である。なお、図8(b)において、右側がおむつ装着者の肌側となる。
図8(a)および(b)に示すように、パンツ型使い捨ておむつ60は、最も外側に位置する外側シート部26が第1外装体12F、吸収性本体16、および、第2外装体12Rに亘って配置される。そして、外側シート部26には、前後方向Yに沿った左右両側部の中央部には、脚周り開口部10Lを構成する半円弧状の形状を有した一対の切欠端部61が形成されている。この場合、外側シート部26の接着領域は、上部領域12Uにおいて端部領域16Aおよび内側弾性部27(22A,22Bの領域)である。また、外側弾性部28において端部領域16A(22Cの領域)、さらに第1外装体12Fにおける下部領域12Dと第2外装体における下部領域12Dの間である吸収性本体16の股下部10Cの部分(22Dの領域)となる。
以上のように構成されたパンツ型使い捨ておむつ60においても、上述したパンツ型使い捨ておむつと同様な作用効果を達成することができる。
〔第5実施形態〕
図9に示すように、第5実施形態のおむつ70は、1枚の外側シート部26が上部弾性部材15Uおよび下部弾性部材15Dを挟み込んでいる。さらに、外側シート部26は、肌とは反対側の最も外側に位置するとともに、胴周り開口部10Aで折り返されて最も肌側に位置している。最も外側では、下部領域12Dから上部領域12Uに亘って延在し、外側弾性部28の股下部10C側の端部で内側に折り曲げられている。肌側の内側では、内側弾性部27の股下部10C側の端部分で内側に折り曲げられている。そして、重複領域28Yは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置して構成されている。上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xは、上部弾性部材15Uを挟み込むために折り返された外側シート部26の折返部27Yで構成されており、下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xは、下部弾性部材15Dを挟み込むために折り返された外側シート部26の先端28Pで構成されている。なお、図9において、右側がおむつ装着者の肌側となる。以下、おむつ70の製造方法を説明する。
図10(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26は、上部領域相当部分31と、下部領域相当部分32とを備えている。上部領域相当部分31は、上部第1領域31Aと、上部第2領域31Bと、上部第3領域31Cとを備えている。上部第1領域31Aおよび上部第2領域31Bは、上部弾性部材15Uを挟み込むシートとなる。上部第3領域31Cは、吸収性本体16に対して外側に位置する領域となる。また、下部領域相当部分32は、下部第1領域32Aと、下部第2領域32Bとを備え、下部第1領域32Aは、肌側に位置する領域となり、下部第2領域32Bは、下部弾性部材15Dが配置される領域となる。下部第1領域32Aは、前後方向Yにおいて、下部第2領域32Bより長く、下部第1領域32Aの先端28Pは、折り返されたとき、上部第3領域31Cに位置し、下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xを構成する。
そして、上部第2領域31Bは、上部弾性部材15Uが伸長した状態で図中手前の面31B´に配置され、次いで、接着剤33が塗布される。また、下部第2領域32Bは、下部弾性部材15Dが伸長した状態で図中手前の面32B´に配置され、次いで、接着剤33が塗布される。なお、接着剤33は、上部第1領域31Aおよび下部第1領域32Aに塗布するようにしてもよいし、両方に塗布するようにしてもよい。
図10(b)に示すように、上部第1領域31Aは、上部第2領域31Bに谷折りされ、上部弾性部材15Uがシートで挟まれた内側弾性部27が構成される。また、下部第1領域32Aは、下部第2領域32B側に谷折りされ、下部弾性部材15Dがシートで挟まれた外側弾性部28が構成される。なお、接着剤33が塗布された上部弾性部材15Uを上部第2領域31Bの面31B´に配置し、上部第1領域31Aを上部第2領域31Bに谷折りするようにしてもよい。また、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dを下部第2領域32Bの面32B´に配置し、下部第1領域32Aを下部第2領域32Bに谷折りするようにしてもよい。
図10(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、下部第1領域32Aが上部第3領域31Cと重なっている分、下部第1領域32Aが上部第3領域31Cに重複している領域が含まれる。すなわち、下部第1領域32Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図10(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
図10(e)に示すように、内側弾性部27を構成する上部弾性部材15Uを挟み込んだ上部第1領域31Aおよび上部第2領域31Bは、谷折りされて、上部第3領域31Cに重ねられる。図10(f)に示すように、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部10C側を開口端としたポケット30が形成されることになる。また、内側弾性部27の折返部27Yは、下部第1領域32Aの先端28Pを含む先端領域に重なり、重複領域28Yを構成する。
以上のような工程を経て、吸収性本体16には、第1外装体12Fと第2外装体12Rとが接着される。この後、第1外装体12Fの胴周り方向Xの両端部と第2外装体12Rの胴周り方向Xの両端部とが接合され接合部11が形成される。
以上のようなおむつ70にあっては、以下のような効果を得ることができる。
(5−1)接合部11は、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xの位置において、外側シート部26および下部第1領域32Aの先端28P(上端28X)を含む先端領域の2枚のシート要素が重なることになり、引き裂きに対する強度が増すことになる。これにより、接合部11を上下方向に引き裂く作業を、胴周り方向Xの横裂けによって途切れることなく一連に行うことができる。
(5−2)重複領域28Yの部分は、内側弾性部27と端部領域16Aとの間に構成されるポケット30の開口端となるが、下部弾性部材15Dを配置しないようになっているため、下部弾性部材15Dの収縮力によってポケット30の開口端が塞がることを防ぐことができる。
(5−3)1枚の外側シート部26が上部弾性部材15Uおよび下部弾性部材15Dを挟み込み、さらに、吸収性本体16の内面と外面に亘って延在するので、部品点数を削減することができるとともに、製造工程を簡素化することができる。
〔第6実施形態〕
図11に示すように、第6実施形態のおむつ80は、第5実施形態のおむつ70では1枚の外側シート部26を谷折りしているのに対して(図10(a)参照)、1枚の外側シート部26を山折りして構成している。この結果、外側シート部26の一端部は、内側弾性部27の部分で、肌と接する最内に位置し、他端部は、外側弾性部28の部分で、肌とは反対の最外に位置している。そして、重複領域28Yは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置して構成されている。上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xは、上部弾性部材15Uを挟み込むために折り返された外側シート部26の折返部27Yで構成されており、下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xは、下部弾性部材15Dを挟み込むために折り返された外側シート部26の先端28Pで構成されている。なお、図11において、右側がおむつ装着者の肌側となる。
図12(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26も、上部領域相当部分31と、下部領域相当部分32とを備えている。そして、上部領域相当部分31は、上部第1領域31Aと、上部第2領域31Bと、上部第3領域31Cとを備えている。また、下部領域相当部分32は、下部第1領域32Aと、下部第2領域32Bとを備えている。
そして、上部第2領域31Bは、上部弾性部材15Uが伸長した状態で図中奥側の面31B´´に配置され、次いで、接着剤が塗布される。また、下部第2領域32Bは、下部弾性部材15Dが伸長した状態で図中奥側の面32B´´に配置され、次いで、接着剤が塗布される。下部第1領域32Aは、前後方向Yにおいて、下部第2領域32Bより長く、下部第1領域32Aの先端28Pは、折り返されたとき、上部第3領域31C上に位置する。
図12(b)に示すように、上部第1領域31Aは、上部第2領域31Bに山折りされ、上部弾性部材15Uがシートで挟まれた内側弾性部27が構成される。また、下部第1領域32Aは、下部第2領域32B側に山折りされ、下部弾性部材15Dがシートで挟まれた外側弾性部28が構成される。なお、接着剤が塗布された上部弾性部材15Uを上部第2領域31Bの面31B´´に配置し、上部第1領域31Aを上部第2領域31Bに山折りするようにしてもよい。また、接着剤が塗布された下部弾性部材15Dを下部第2領域32Bの面32B´´に配置し、下部第1領域32Aを下部第2領域32Bに山折りするようにしてもよい。
図12(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、下部第1領域32Aが上部第3領域31Cと重なっている領域の反対側の面(下部第2領域32Bの紙面手前の面)が含まれる。図12(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
図12(e)に示すように、内側弾性部27を構成する上部弾性部材15Uを挟み込んだ上部第1領域31Aおよび上部第2領域31Bは、谷折りされて、上部第3領域31Cに重ねられる。図12(f)に示すように、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成されることになる。また、内側弾性部27の折返部27Yは、下部第1領域32Aの先端28Pを含む先端領域に重なり、重複領域28Yを構成する。
以上のように構成されたパンツ型使い捨ておむつ80においても、上述したパンツ型使い捨ておむつと同様な作用効果を達成することができる。
〔第7実施形態〕
第7実施形態は、図9に示した第5実施形態のおむつ70の別の製造方法である。図13(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26も、上部領域相当部分31と、下部領域相当部分32とを備えている。そして、上部領域相当部分31は、上部第1領域31Aと、上部第2領域31Bと、上部第3領域31Cとを備えている。また、下部領域相当部分32は、下部第1領域32Aと、下部第2領域32Bとを備えている。
そして、上部第1領域31Aは、上部弾性部材15Uが伸長した状態で図中手前の面31A´に配置され、次いで、接着剤33が塗布される。また、下部第1領域32Aは、下部弾性部材15Dが伸長した状態で図中手前の面32A´に配置され、次いで、接着剤33が塗布される。図13(b)に示すように、上部第1領域31Aは、上部第2領域31Bに谷折りされ、上部弾性部材15Uがシートで挟まれた内側弾性部27が構成される。また、下部第1領域32Aは、下部第2領域32B側に谷折りされ、下部弾性部材15Dがシートで挟まれた外側弾性部28が構成される。下部第1領域32Aは、下部第2領域32Bより長く、下部第1領域32Aの先端28Pは、折り返されたとき、上部第3領域31Cに位置する。なお、接着剤33が塗布された上部弾性部材15Uを上部第1領域31Aの面31A´に配置し、上部第1領域31Aを上部第2領域31Bに谷折りするようにしてもよい。また、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dを下部第1領域32Aの面32A´に配置し、下部第1領域32Aを下部第2領域32Bに谷折りするようにしてもよい。
図13(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、下部第1領域32Aが上部第3領域31Cと重なっている分、下部第1領域32Aが上部第3領域31Cに重複している領域が含まれる。すなわち、下部第1領域32Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図13(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
図13(e)に示すように、内側弾性部27を構成する上部弾性部材15Uを挟み込んだ上部第1領域31Aおよび上部第2領域31Bは、谷折りされて、上部第3領域31Cに重ねられる。図13(f)に示すように、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成されることになる。また、内側弾性部27の折返部27Yは、下部第1領域32Aの先端28Pに重なり、重複領域28Yを構成する。
以上のような製造方法によっても、第5実施形態のおむつ70を製造することができる。
〔第8実施形態〕
第8実施形態は、図11に示した第6実施形態のおむつ80の別の製造方法である。図14(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26も、上部領域相当部分31と、下部領域相当部分32とを備えている。そして、上部領域相当部分31は、上部第1領域31Aと、上部第2領域31Bと、上部第3領域31Cとを備えている。また、下部領域相当部分32は、下部第1領域32Aと、下部第2領域32Bとを備えている。
そして、上部第1領域31Aは、上部弾性部材15Uが伸長した状態で図中奥側の面31A´´に配置され、次いで、接着剤が塗布される。また、下部第1領域32Aは、下部弾性部材15Dが伸長した状態で図中奥側の面32A´´に配置され、次いで、接着剤が塗布される。図14(b)に示すように、上部第1領域31Aは、上部第2領域31Bに山折りされ、上部弾性部材15Uがシートで挟まれた内側弾性部27が構成される。また、下部第1領域32Aは、下部第2領域32B側に山折りされ、下部弾性部材15Dがシートで挟まれた外側弾性部28が構成される。下部第1領域32Aは、前後方向において、下部第2領域32Bより長く、下部第1領域32Aの先端28Pは、折り返されたとき、上部第3領域31Cに位置する。なお、接着剤33が塗布された上部弾性部材15Uを上部第1領域31Aの面31A´´に配置し、上部第1領域31Aを上部第2領域31Bに山折りするようにしてもよい。また、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dを下部第1領域32Aの面32A´´に配置し、下部第1領域32Aを下部第2領域32Bに山折りするようにしてもよい。
図14(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、下部第1領域32Aが上部第3領域31Cと重なっている領域の反対側の面(下部第2領域32Bの紙面手前の面)が含まれる。図14(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
図14(e)に示すように、内側弾性部27を構成する上部弾性部材15Uを挟み込んだ上部第1領域31Aおよび上部第2領域31Bは、谷折りされて、上部第3領域31Cに重ねられる。図14(f)に示すように、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成されることになる。また、内側弾性部27の折返部27Yは、下部第1領域32Aの先端28Pを含む先端領域に重なり、重複領域28Yを構成する。
以上のような製造方法によっても、第6実施形態のおむつ80を製造することができる。
〔第9実施形態〕
図15に示すように、第9実施形態のおむつ90は、図4に示した第2実施形態のおむつ40の変形例であり、外側シート部26が最も外側に位置し、下部弾性部材15Dを挟み込む構成を有している。また、内側弾性部27は、1枚のシート27Aによって挟まれ、股下部10Cに近い部分で折り返されている。そして、重複領域28Yは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置して構成されている。上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xは、上部弾性部材15Uを挟み込むために折り返された外側シート部26の折返部27Yで構成されており、下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xは、下部弾性部材15Dを挟み込むために折り返された外側シート部26の先端28Pで構成されている。なお、図15において、右側がおむつ装着者の肌側となる。以下、おむつ90の製造方法を説明する。
図16(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26は、上部領域相当部分31と、下部領域相当部分32とを備えている。上部領域相当部分31は、上部領域12Uに相当する大きさを有しており、下部領域相当部分32は、下部第1領域32Aと、下部第2領域32Bとを備えている。
そして、下部第2領域32Bは、下部弾性部材15Dが伸長した状態で図中手前の面32B´に配置され、次いで、接着剤33が塗布される。図16(b)に示すように、下部第1領域32Aは、下部第2領域32B側に谷折りされ、下部弾性部材15Dがシートで挟まれた外側弾性部28が構成される。下部第1領域32Aは、前後方向Yにおいて、下部第2領域32Bより長く、下部第1領域32Aの先端28Pは、折り返されたとき、上部領域相当部分31上に位置する。なお、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dを下部第2領域32Bの面32B´に配置し、下部第1領域32Aを下部第2領域32Bに谷折りするようにしてもよい。
図16(c)に示すように、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、下部第1領域32Aが上部領域相当部分31と重なっている分、下部第1領域32Aが上部領域相当部分31に重複している領域が含まれる。すなわち、下部第1領域32Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図16(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
図16(e)に示すように、ここで、上部弾性部材15Uを挟み込む一連のシート27Aを用意する。ここでのシート27Aは、上部弾性部材15Uを挟み込むため、半分に折り曲げたとき上部領域相当部分31に相当する大きさを有する。シート27Aには、上部弾性部材15Uが伸長した状態で配置される。そして、シート27Aは、ホットメルト接着剤などの接着剤が塗布された後、半分に折り曲げられ、上部弾性部材15Uを挟み込む。または、接着剤33が塗布された上部弾性部材15Uを伸長した状態でシート27Aに配置し、シート27Aを半分に折り曲げる。これにより、内側弾性部27が構成される。図16(f)に示すように、端部領域16Aの上から内側弾性部27が外側シート部26の第2接着領域22Bに対して接着される。この際、折曲されたシート27Aは、折れ目を股下部10C側にし、折れ目と反対側の端部が胴周り開口部10A側に位置するように、上部領域相当部分31に対して配置される。このように上部領域相当部分31上に配置された内側弾性部27は、端部領域16Aに対しては非接着となり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成される。また、内側弾性部27の折返部27Yは、下部第1領域32Aの先端28Pを含む先端領域に重なり、重複領域28Yを構成する。
以上のようなおむつ90にあっては、さらに以下のような効果を得ることができる。
(9−1)接合部11は、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xの位置において、外側シート部26および下部第1領域32Aの先端28P(上端28X)を含む先端領域の2枚のシート要素が重なることになり、引き裂きに対する強度が増すことになる。これにより、接合部11を上下方向に引き裂く作業を、胴周り方向Xの横裂けによって途切れることなく一連に行うことができる。
(9−2)重複領域28Yの部分は、内側弾性部27と端部領域16Aとの間に構成されるポケット30の開口端となるが、下部弾性部材15Dを配置しないようになっているため、下部弾性部材15Dの収縮力によってポケット30の開口端が塞がることを防ぐことができる。
(9−3)1枚のシート27Aで上部弾性部材15Uを挟み込むので、内側弾性部27の部品点数の削減と生産効率の向上を実現できる。また、1枚の外側シート部26によって外側弾性部28が構成されるので、外側弾性部28の部品点数の削減と生産効率の向上を実現できる。
〔第10実施形態〕
図17に示すように、第10実施形態のおむつ91は、第9実施形態のおむつ90の内側弾性部27の向きを逆にしたものであり、折曲されたシート27Aの折れ目を胴周り開口部10A側にし、折れ目と反対側の端部を股下部10C側にしたものである。そして、重複領域28Yは、上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xよりも下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xが上側に位置して構成されている。上部領域12U(内側弾性部27)の下端27Xは、上部弾性部材15Uを挟み込むために折り返された外側シート部26の2つの先端27Pで構成されており、下部領域12D(外側弾性部28)の上端28Xは、下部弾性部材15Dを挟み込むために折り返された外側シート部26の先端28Pで構成されている。なお、図17において、右側がおむつ装着者の肌側となる。このようなおむつ91によっても、第9実施形態のおむつ90と同様な効果を得ることができる。
〔第11実施形態〕
第11実施形態は、第1実施形態のおむつ10の製造方法であって、図3に示したおむつ10の製造方法とは別の製造方法である。図18(a)に示すように、外側シート部26を用意する。ここで用意する外側シート部26は、上部領域相当部分31と、下部領域相当部分32とを備えている。そして、上部領域相当部分31は、上部第1領域31Aと、上部第2領域31Bとを備えている。
そして、上部第1領域31Aには、上部弾性部材15Uが伸長した状態で図中手前の面31A´に配置され、次いで、接着剤33が塗布される。また、下部領域相当部分32には、下部弾性部材15Dが伸長した状態で図中手前の面32´に配置され、次いで、接着剤が塗布される。図18(b)に示すように、上部第1領域31Aには、内側弾性部27を構成するシート27Aが接着される。また、下部領域相当部分32には、外側弾性部28を構成するシート28Aが接着される。シート28Aは、上部領域相当部分31側の先端28Pが上部第2領域31Bと重なるように配置される。そして、シート28Aの先端28Pと上部第2領域31Bとが重なった重複領域には、下部弾性部材15Dが配置されないようにする。なお、接着剤33が塗布された上部弾性部材15Uを上部第1領域31Aの面31A´に配置し、面31A´にシート27Aを配置するようにしてもよい。また、接着剤33が塗布された下部弾性部材15Dを下部領域相当部分32の面32A´に配置し、面32A´にシート28Aを配置するようにしてもよい。
図18(c)に示すように、上部領域相当部分31の上部第2領域31Bにおいて、第1接着領域22Aおよび第2接着領域22B、ならびに、下部領域相当部分32の第3接着領域22Cには、接着層25が形成される。なお、第2接着領域22Bは、シート28Aが上部第2領域31Bと重なっている分、シート28Aが上部第2領域31Bに重複している領域が含まれる。すなわち、シート28Aにも当該重複している領域に接着剤が塗布される。図18(d)に示すように、吸収性本体16の端部領域16Aは、上部領域相当部分31の第1接着領域22Aおよび下部領域相当部分32の第3接着領域22Cに跨って載置される。
図18(e)に示すように、上部弾性部材15Uをシートで挟み込んだ内側弾性部27は、谷折りされて、上部第2領域31Bに重ねられる。図18(f)に示すように、内側弾性部27は、端部領域16Aに対して非接着であり、端部領域16Aと内側弾性部27との間には、股下部側を開口端としたポケット30が形成されることになる。そして、シート28Aの先端28Pを含む先端領域とシート27Aの先端27Pを含む先端領域とは重なって位置し重複領域28Yを構成する。
以上のような製造方法にあっては、さらに以下のような効果を得ることができる。
(11−1)図3に示したおむつ10の製造方法と比較して、上部弾性部材15Uを外側シート部26の上部第1領域31Aに直接配置してから、吸収性本体16の端部領域16Aを外側シート部26に載置するようにしている。したがって、端部領域16Aによって形成される段差に影響されることなく、上部弾性部材15Uを整列された状態で上部第1領域31Aに配置することができる(図18(a)参照)。すなわち、図3(e)では、上部弾性部材15Uが吸収性本体16の端部領域16Aの上に配置されることから、端部領域16Aの部分とそれ以外の部分との間で段差が形成され、段差上に上部弾性部材15Uを配置する必要があり、この点で、上部弾性部材15Uを整列した状態で配置することが困難である。この点、本実施形態では、吸収性本体16の端部領域16Aが配置される前に上部弾性部材15Uが外側シート部26の上部第1領域31Aに配置されるので、上部弾性部材15Uを一層簡易に整列させて配置することができる。
〔第12実施形態〕
以上説明した第1実施形態のおむつ10では、胴周り開口部10Aの周辺において、帯状領域34を設けている(図2(a),(c)参照)。図19(a)〜(d)に示すように、第13実施形態のおむつ110では、端部領域16Aの前後方向Yの先端部を胴周り開口部10Aの開口端に沿う位置に配置する。これにより、ポケット30を深いものとすることができ、より多くの排泄物を受容することができる。このようなおむつは、上述したおむつ40,50,60,70,80,90,91にも適用可能である。
なお、上記実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・ポケット30の形状は、股下部10C側に開口端を備えていれば、それ以外の形状は特に限定されるものではない。例えば、ポケット30は、例えばポケット30の開口端の幅が狭まった全体がΩ形状を有し、開口端が股下部10C側を向いていてもよい。これにより、一度ポケット30に入った排泄物が逆戻りすることを抑制することができる。また、ポケット30の開口端の幅が胴周り開口部10A側の辺より広くてもよい。これにより、ポケット30に対して排泄物を入りやすくすることができる。
・下部領域12Dにおいて、下部弾性部材15Dは、全ての領域で、伸長した状態で配置されていなくてもよい。例えば、ポケット30の下側では、下部弾性部材15Dが切断されていてもよい。
・外側弾性部28は、ひだ16Bが形成される程度であれば、吸収性本体16の端部領域16Aに対して全面接着ではなく、部分的に接着されているだけでもよい。例えば、接着剤は、前後方向Yに沿って直線状や波線状に塗布するようにしてもよい。また、端部領域16Aの幅方向の両側縁部だけに接着剤を塗布するようにしてもよく、また、端部領域16Aの幅方向の中央部だけに接着剤を塗布するようにしてもよく、また、接着剤を散点状に塗布するようにしてもよい。
・第1外装体12F、第2外装体12Rの何れか一方の外装体が上部領域12Uと下部領域12Dを備えていればよい。
・ポケット30は、第1外装体12Fと第2外装体12Rの両方に設けられることが好ましいが、少なくとも一方に設けられているだけでもよい。
・重複領域28Yは、上部領域12U側のシート要素を下部領域12D側に延長して設けるようにしてもよい。
・使い捨ておむつとしては、テープ型のおむつであってもよい。
・乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつであってもよい。また、ペット用であってもよい。
・外装体12を構成する外側シート部26、内側弾性部27を構成するシート、および、外側弾性部28を構成するシートは、液不透過性であってもよいし、液透過性であってもよい。
10F…前身頃、10R…後身頃、10C…股下部、10W…胴周り部、10A…胴周り開口部、10L…脚周り開口部、11…接合部、12…外装体、12F…第1外装体、12R…第2外装体、12U…上部領域、12D…下部領域、15D…下部弾性部材、15U…上部弾性部材、16…吸収性本体、16A…端部領域、17…バックシート、18…吸収体、19…トップシート、21…立体ギャザー、21E…弾性部材、21S…サイドシート、22A…第1接着領域、22B…第2接着領域、22C…第3接着領域、23…シール部、25…接着層、26…外側シート部、27…内側弾性部、27A…シート、27B…シート、27P…先端、27X…下端、27Y…折返部、28…外側弾性部、28A…シート、28P…先端、28X…上端、28Y…重複領域、30…ポケット、31…上部領域相当部分、31A…上部第1領域、31B…上部第2領域、31C…上部第3領域、32…下部領域相当部分、32A…下部第1領域、32B…下部第2領域、33…接着剤、34…帯状領域、61…切欠端部。

Claims (3)

  1. 前身頃を構成する第1外装体と、後身頃を構成する第2外装体と、前後方向における端部領域が前記第1外装体および前記第2外装体と重なる吸収性本体とを備え、胴周り方向における前記第1外装体の各端部および前記第2外装体の各端部同士が接合された使い捨ておむつであって、
    前記第1外装体と前記第2外装体のうちの少なくとも1つの外装体は、上部領域と下部領域とを備え、前記上部領域の下端よりも前記下部領域の上端が上側に位置し、
    前記上部領域は、前記胴周り方向に伸縮する上部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌に近い内側に位置する内側弾性部であって、前記端部領域の肌に向き合う面に対して非接着であり、外側シート部に対して前記端部領域の周囲が前記端部領域における開口端が股下部を向くように接着された前記内側弾性部を備え、
    前記下部領域は、前記胴周り方向に伸縮する下部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌とは反対の外側に位置する外側弾性部であって、前記端部領域の肌側の面とは反対側の面に対して接着された前記外側弾性部を備え、
    前記上部領域において前記内側弾性部と対向するように前記外側弾性部に連設されるとともに、前記上部領域において前記内側弾性部が接着される前記外側シート部を備え、
    前記上部領域および前記下部領域が重なった重複領域は、前記開口端に位置し、前記重複領域に位置する前記外側弾性部には、前記下部弾性部材が配置されていない使い捨ておむつ。
  2. 前記外側シート部は、前記外側弾性部を構成する前記シートと一体のシート要素である
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前身頃を構成する第1外装体と、後身頃を構成する第2外装体と、前後方向における端部領域が前記第1外装体および前記第2外装体と重なる吸収性本体とを備え、胴周り方向における前記第1外装体の各端部および前記第2外装体の各端部同士が接合された使い捨ておむつの製造方法であって、
    前記第1外装体と前記第2外装体のうちの少なくとも1つの外装体は、上部領域と下部領域とを備え、
    前記上部領域は、前記胴周り方向に伸縮する上部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸
    収性本体より肌に近い内側に位置する内側弾性部を備え、
    前記下部領域は、前記胴周り方向に伸縮する下部弾性部材をシートで挟み込み、前記吸収性本体より肌とは反対の外側に位置する外側弾性部を備えており、
    前記下部領域において、前記下部弾性部材をシートで挟み込んで前記外側弾性部を構成する工程と、
    前記外側弾性部および前記外側弾性部に連設した外側シート部に跨って前記端部領域を配置し接着する工程と、
    前記上部弾性部材をシートで挟み込んで前記内側弾性部を構成し、前記外側弾性部が前記内側弾性部と対向するように、前記内側弾性部を、前記外側シート部に対して前記端部領域の上から重ね、前記端部領域を前記外側シート部と前記内側弾性部とで挟み込み、前記外側シート部と前記内側弾性部とを接着し、前記端部領域の肌に向き合う面に対して非接着とし、前記外側シート部に対して前記端部領域の周囲が前記端部領域における開口端が股下部を向くように接着される工程と、
    前記第1外装体の胴周り方向の両端部と前記第2外装体の胴周り方向の両端部とを接合する工程とを備え、
    前記上部領域と前記下部領域とを重ねる重複領域に設け、前記重複領域に前記開口端を位置させるようにし、前記重複領域に位置する前記外側弾性部には、前記下部弾性部材が配置されないようにする
    使い捨ておむつの製造方法。
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