JP6860729B2 - はんだ付製品製造装置及びはんだ付製品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明ははんだ付製品製造装置及びはんだ付製品の製造方法に関し、特に不要な物質が基板に付着することを抑制しつつ酸化物の還元速度を上昇させるはんだ付製品製造装置及びはんだ付製品の製造方法に関する。
電子部品を基板に実装するリフローはんだ工程で用いられる、はんだバンプが形成された基板は、はんだペーストとフラックスとを混合したものを基板上に配列し、これを加熱することにより溶融してはんだバンプを形成し、最後に基板全体を洗浄してフラックス残渣等を除去した後、乾燥することで製造される(例えば、特許文献1参照。)。
特許第6274341号公報
はんだバンプ形成の際に、フラックスが混合したはんだペーストを用いると、フラックス残渣を除去するための洗浄の手間が生じる。フラックスを用いることに代えて、ギ酸を用いてはんだバンプ形成の際の酸化膜の還元除去を行うこととすると、後洗浄が不要となって工程を簡略化することができる。しかしながら、ギ酸を用いたリフローによるはんだバンプの形成では、はんだ及び基板を加熱した際に、はんだ及び/又は基板及び/又はギ酸の成分が気化する場合があり、この気化した成分(物質)が拡散してチャンバの内壁等に堆積し、この堆積物が飛散して基板に付着する場合があった。また、はんだに形成された酸化膜の還元除去を、ギ酸を用いて行う場合、ギ酸が酸化物に反応するまでの処理時間が必要であるが、この処理時間は短いほど好ましい。
本発明は上述の課題に鑑み、不要な物質が基板に付着することを抑制しつつ酸化物の還元速度を上昇させるはんだ付製品製造装置及びはんだ付製品の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係るはんだ付製品製造装置は、例えば図1に示すように、はんだが配列された基板Wが載置されるステージ13と;ステージ13に載置された基板Wの少なくとも上部を所定の距離をあけて覆うカバー16と;ステージ13とカバー16とを収容するチャンバ11と;ステージ13に載置された基板Wを加熱する加熱部15と;酸化物を還元する還元ガスFをチャンバ11内に供給する還元ガス供給装置19とを備える。ここで、基板に配列されたはんだは、典型的には、完成したはんだバンプ、又は、はんだバンプの原料となる原料はんだである。
このように構成すると、カバーを備えるので、基板上の物質から生成された気化した物質が凝結して基板に付着することを抑制することができると共に、加熱された基板周辺の放熱を抑制できることで酸化物に対して還元ガスが反応する際の還元速度を上昇させることができる。
また、本発明の第2の態様に係るはんだ付製品製造装置は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係るはんだ付製品製造装置1において、所定の距離は、基板Wに配列されたはんだとカバー16との最短距離で規定されている。
このように構成すると、カバーがはんだに接触することを回避することができ、はんだに悪影響が及ぶことを防ぐことができる。
また、本発明の第3の態様に係るはんだ付製品製造装置は、上記本発明の第2の態様に係るはんだ付製品製造装置において、最短距離が0.1mm〜20mmに構成されている。
このように構成すると、基板及びはんだにおいて生成された酸化物に対して還元ガスが作用する還元速度を上昇させることができ、処理時間を短縮することができて、生産性を向上させることができる。
また、本発明の第4の態様に係るはんだ付製品製造装置は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係るはんだ付製品製造装置1において、所定の距離は、前記基板と前記基板の上方の部分の前記カバーとの最短距離で規定されている。
このように構成すると、チャンバの大型化を抑制することができる。
また、本発明の第5の態様に係るはんだ付製品製造装置は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第1の態様乃至第4の態様のいずれか1つの態様に係るはんだ付製品製造装置1において、加熱部15が、基板Wが載置されたステージ13を加熱することによって基板Wを加熱するように構成され;カバー16が、ステージ13からの熱伝達が生じるようにステージ13に接触して構成されている。
このように構成すると、加熱されるステージにカバーが接触するので、カバーの温度を物質の凝結温度以上に上昇させて、カバーでの物質の凝結を抑制することができる。
また、本発明の第6の態様に係るはんだ付製品製造装置は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第5の態様に係るはんだ付製品製造装置1において、カバー16が、ステージ13に載置された基W板の周囲の空間を包囲するように構成されている。
このように構成すると、カバーに包囲された空間の放熱を抑制することができ、酸化物に対して還元ガスが反応する際の還元速度を上昇させることができる。
また、本発明の第7の態様に係るはんだ付製品製造装置は、例えば図4に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第6の態様のいずれか1つの態様に係るはんだ付製品製造装置において、カバー16Bは、基板上の物質から生成された気化した物質を通すが液化又は固化した物質を通さないメッシュ部16hを有する。
このように構成すると、気化した物質がメッシュ部を介してカバーの外に放出されるが液化又は固化した物質がカバーの内側に侵入しないこととなり、凝結した物質が基板に付着することを抑制することができる。
また、本発明の第8の態様に係るはんだ付製品の製造方法は、例えば図1及び図2を参照して示すと、上記本発明の第1の態様乃至第7の態様のいずれか1つの態様に係るはんだ付製品製造装置1を用いてはんだ付製品を製造する方法であって;はんだが配列された基板Wをステージ13に載置する載置工程(S1)と;ステージ13に載置された基板Wの少なくとも上部を、はんだから距離をあけてカバー16で覆う覆い工程(S2)と;覆い工程(S2)の後に、基板Wを加熱する加熱工程(S3)と;チャンバ11内に還元ガスFを供給する還元ガス供給工程(S4)とを備える。
このように構成すると、基板上の物質から生成された物質を基板に付着させずにはんだ付製品を製造することができると共に、製造の際の還元速度を上昇させることができて生産性を向上させることができる。
また、本発明の第9の態様に係るはんだ付製品の製造方法は、例えば図1及び図2を参照して示すと、上記本発明の第8の態様に係るはんだ付製品の製造方法において、覆い工程(S2)は、はんだからカバー16までの最短部分の距離が0.1mm〜20mmに構成されている。
このように構成すると、基板周辺の放熱を抑制することができ、酸化物に対して還元ガスが反応する際の還元速度を上昇させることができる。
本発明によれば、基板上の物質から生成された気化した物質が凝結して基板に付着することを抑制することができると共に、酸化物に対して還元ガスが反応する際の還元速度を上昇させることができる。
本発明の実施の形態に係るはんだ付製品製造装置の概略構成図である。 はんだ付製品の製造の手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例に係るはんだ付製品製造装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るはんだ付製品製造装置を構成するカバーの変形例の概略構成を示す垂直断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係るはんだ付製品製造装置1を説明する。図1は、はんだ付製品製造装置1の概略構成図である。はんだ付製品製造装置1は、はんだバンプ形成装置として利用することができると共にはんだ付け装置として利用することができるように構成されている。はんだバンプ形成装置は、基板W上に配列された原料はんだを、電子部品を基板Wに実装する際のリフローはんだ工程で用いるのに適した、表面が半球状に丸くなった完成したはんだバンプS(以下、単に「はんだバンプS」という。)を形成する装置である。本明細書において、原料はんだとは、完成したはんだバンプSとなる前の、半球状ではないはんだであって、典型的にははんだペーストの適量が分配されたものをいうこととする。原料はんだとして用いられるはんだは、典型的には鉛と亜鉛やスズ等との化合物である。はんだバンプ形成装置は、本実施の形態では、フラックスを使用せずに基板W上にはんだバンプSを形成することができるようになっている。他方、はんだ付け装置は、基板W上に配列された完成したはんだパンプSに電子部品を配置し、リフローはんだ工程ではんだバンプSを溶融して電子部品を基板Wにはんだ付けする装置である。はんだバンプ形成装置で製造されたはんだバンプS付き基板W(はんだバンプSが形成された基板W)、及びはんだ付け装置で製造された電子部品が実装された基板W(基板W上のはんだバンプSに電子部品が接合された接合済基板)は、それぞれ、はんだ付製品の一形態である。はんだ付製品製造装置1は、はんだバンプ形成装置及びはんだ付け装置の総称と見ることもできる。以下、はんだ付製品製造装置1がはんだバンプ形成装置として利用されるものであるとして説明する。はんだ付製品製造装置1は、チャンバ11と、基板Wが載置されるステージ13と、基板Wを加熱するヒータ15と、基板Wを覆うカバー16と、チャンバ11内にギ酸ガスFを供給するギ酸供給部19とを備えている。
チャンバ11は、基板W上に配列された原料はんだをはんだバンプSに形成する処理が行われる空間を形成するものである。チャンバ11は、内部と外部との圧力差に耐えることができる構造に構成されている。チャンバ11は、製造のしやすさの観点から典型的には直方体状に形成されているが、耐圧の観点から外周壁が曲面に形成されていてもよい。チャンバ11には、ギ酸ガスFを導入するギ酸導入口11fが形成されている。ギ酸導入口11fは、本実施の形態では、チャンバ11の上部に形成されている。また、チャンバ11には、はんだを有する基板Wの出し入れを行うことができる開口(不図示)を開け閉めするシャッタ(不図示)が設けられている。
ステージ13は、本実施の形態では板状に形成されており、チャンバ11内に配置されている。ステージ13は、基板Wが載置される載置面13tが、載置の安定性の観点から平坦に形成されている。典型的には、載置面13tの裏面も平坦に形成されている。ステージ13は、チャンバ11内において、典型的には載置面13tが水平になるように設置されている。しかしながら、ステージ13は、載置された基板Wが載置可能な範囲で(載置された基板Wが滑り落ちない範囲で)、水平に対して傾いて(載置面13tが広がる方向が水平方向成分及び鉛直方向成分を有して)いてもよい。ステージ13は、ヒータ15が発した熱を基板Wに伝達することができる材料で形成されており、典型的にはグラファイトで形成されているが、熱伝導率が高い金属で形成されていてもよい。ここで、ステージ13を介してヒータ15から基板Wに伝達される熱量は、基板W上に配列された原料はんだを溶融することができる温度に上昇させることができる熱量であり、ステージ13は、典型的には基板W上に配列された原料はんだの融点よりも上昇することができるように構成されている。ステージ13は、載置面13tの面積が基板Wよりも大きく形成されている。
ヒータ15は、本実施の形態では、ステージ13の下方のステージ13に近接した位置のチャンバ11内に配置されている。ヒータ15は、本実施の形態では、赤外線ランプ(以下「IRランプ」という。)の複数本が適宜の間隔をあけてステージ13の裏面に沿って配列されて構成されている。ヒータ15は、ステージ13を介してステージ13に載置された基板Wを加熱するものであり、加熱部に相当する。なお、ヒータ15を構成する複数本のIRランプの隙間に、ステージ13の裏面に接触することでステージ13(ひいては基板W)を冷却するクシ歯状の冷却部を設けてもよく、この冷却部は、ステージ13に対して接近(冷却時)及び離れる(非冷却時)往復移動をすることができるように構成されているとよい。
カバー16は、原料はんだが配列された基板Wがステージ13に載置されているときに、不要な物質が基板W等に付着するのを防ぐために、基板Wを覆うものである。また、カバー16は、基板Wを適切に覆うことで、ギ酸ガスFによる酸化物の還元速度を上昇させることができるものでもある。カバー16は、本実施の形態では、基板W全体を一体で覆うことができるように、平面視における大きさが基板Wを包含する大きさに形成されている。換言すれば、カバー16は、基板Wに配列された原料はんだを複数にわたって覆うことができるようになっている。カバー16は、本実施の形態では、矩形の板状に形成された天板16tと、天板16tの4つの辺から天板16tに対して直角に延びる側板16sとを有している。4つの側板16sは、それぞれ、天板16tに対して同じ方向に同じ長さで延びている。側板16sの長さは、側板16sがステージ13に接触したときに天板16tが基板W及び原料はんだに接触しない範囲で、できるだけ短く形成されている。このときの、原料はんだを有する基板Wにおける原料はんだと天板16tとの最短距離(典型的には所望の機能を発揮する範囲ではんだとカバー16との距離が最も短くなる部分の距離)が、所定の距離に相当する。このように、本実施の形態では、カバー16は、ステージ13と協働して基板Wをすっかり覆うように構成されていることにより、基板Wの保護を強化できるようになっている。カバー16とステージ13とで基板Wを完全に覆っていても、チャンバ11内にギ酸ガスFが供給された際は、ギ酸ガスFの特性上、カバー16とステージ13との境界から、カバー16の内部にギ酸ガスFが侵入することができるようになっている。しかしながら、基板Wの上部のみを覆うことで基板Wを不要な物質から保護できる場合は、カバー16から側板16sを取り除いて、ギ酸ガスFが基板Wに対して容易に到達できるようにしてもよい。他方、ギ酸ガスFによる酸化物の還元速度を上昇させる観点からは、基板Wまわりの温度低下を抑制するために、側板16sを有するカバー16を用いて基板Wまわりの空間を包囲することが好ましい。基板Wにおける原料はんだと天板16tとの最短距離は、0.1mm〜20mmとするのが好ましく、ギ酸ガスFによる酸化物の還元速度を上昇させる観点からは2.0mm以下とするのがより好ましく、1.5mm以下とするのがさらに好ましく、他方、装置の製造の困難性を抑制する観点からは0.5mm以上とするのがより好ましく、1.0mmとするのがさらに好ましい。基板Wにおける原料はんだと天板16tとの最短距離が、基板Wに複数配列された原料はんだによって差がある場合は、それぞれの最短距離が0.1mm〜20mmの範囲にあることが好ましい。カバー16は、熱伝導率が高い材料で形成されているのが好ましく、典型的には金属で形成されている。
ギ酸供給部19は、ギ酸源(不図示)と、ここからギ酸ガスFをチャンバ11に導く配管19pと、配管19pに配設された制御弁19vとを有している。ギ酸源(不図示)は、ギ酸を気化させる気化部を有しており、気化したギ酸Fをチャンバ11内に供給することができるように構成されている。配管19pはギ酸導入口11fに接続されている。ギ酸供給部19は、制御弁19vを開けたときに気化したギ酸Fがチャンバ内に供給され、制御弁19vを閉じたときにチャンバ11内へのギ酸ガスFの供給が中断されるように構成されている。ギ酸ガスFは、還元温度の基板Wやはんだに供給することで基板Wやはんだの酸化物を還元することができ、還元ガスに相当する。また、ギ酸供給部19は、還元ガスとしてのギ酸ガスFを供給するものであり、還元ガス供給装置に相当する。はんだ付製品製造装置1では、還元温度の基板Wやはんだにギ酸ガスFを供給することで、フラックスを用いなくても基板Wやはんだの酸化物を還元することができるようになっている。
はんだ付製品製造装置1は、さらに、はんだ付製品製造装置1の動作を司る制御装置50を備えている。制御装置50は、ヒータ15と有線又は無線で接続されており、ヒータ15のON−OFF及び出力の変更を介して、ステージ13の加熱を行うことができるように構成されている。また、制御装置50は、ギ酸供給部19と有線又は無線で接続されており、制御弁19vの開閉動作を通じてギ酸ガスFをチャンバ11に向けて供給することができるように構成されている。
次に図2を参照して、はんだ付製品製造装置1を用いたはんだ付製品の製造方法(ここでははんだバンプ形成基板の製造方法)を説明する。図2は、はんだバンプ形成基板(はんだ付製品)の製造の手順を示すフローチャートである。以下のはんだバンプ形成基板の製造方法の説明においてはんだ付製品製造装置1の構成に言及しているときは、適宜図1を参照することとする。以下のはんだ付製品製造装置1を用いたはんだバンプ形成基板の製造方法の説明は、はんだ付製品製造装置1の作用の説明を兼ねている。
はんだバンプ形成基板の製造を行うのに際し、まず、原料はんだが配列された基板Wをチャンバ11内に入れてステージ13の載置面13tに載置する(S1:載置工程)。原料はんだが配列された基板Wがチャンバ11内のステージ13に載置されたら、原料はんだが配列された基板Wを覆うように、カバー16をステージ13の上に配置する(S2:覆い工程)。このとき、原料はんだ及び基板Wがカバー16に接触しないように、カバー16をステージ13上に配置する。また、基板Wに配列された各原料はんだとカバー16との最短距離が、それぞれ所定の距離になるようにする。ここでの所定の距離は、0.1mm〜20mmである。カバー16を配置したら、制御装置50は、ヒータ15をONにしてステージ13及び原料はんだを有する基板Wを、還元温度に加熱する(S3)。還元温度は、基板W上に配列された原料はんだの融点よりも低く、原料はんだ及び基板Wの酸化膜のギ酸Fによる還元処理を行うのに適した温度である。ヒータ15によってステージ13が加熱されると、ステージ13に接触しているカバー16にも熱が伝達し、カバー16も加熱されることとなる。そして、カバー16及びステージ13に囲まれた内部の空間も高温になる。
次に、制御装置50は、還元温度にステージ13の温度が上昇したら、制御弁19vを開けてチャンバ11内にギ酸ガスFを供給する(S4:還元ガス供給工程)。チャンバ11内にギ酸ガスFを供給することで、原料はんだや基板Wの表面等に形成されている酸化膜をギ酸Fによって還元する還元処理が行われる。このとき、基板Wに配列された各原料はんだとカバー16との最短距離が所定の距離になっているので、ギ酸ガスFによる酸化膜の還元速度を上昇させることができる。この還元速度の上昇は、原料はんだとカバー16との最短距離が所定の距離になることによって、基板Wまわりの空間が比較的小さくなって放熱が抑制されていることが寄与しているため及び/又はギ酸分子の酸化膜への衝突回数が増加することが寄与しているためと考えられる。ギ酸Fを用いて酸化膜の除去を行うことで、フラックスを用いなくて済み、後でフラックスを洗浄する工程を省略することができる。なお、ステージ13の温度が還元温度に上昇する前にチャンバ11内にギ酸ガスFを供給しても酸化膜の除去を行うことができる場合は、還元ガス供給工程(S4)を、還元温度に加熱する工程(S3)よりも前に又は還元温度に加熱する工程(S3)と並行して行うこととしてもよい。
ギ酸Fによる還元処理が完了したら、制御装置50は、ヒータ15の出力を上げて原料はんだの融点を超えた所定の温度である溶融温度までステージ13及び原料はんだ付き基板Wを加熱する(S5)。これにより、基板W上の原料はんだは、溶融して半球状となる。原料はんだが半球状となったら、制御装置50は、ヒータ15による加熱を停止すると共に、チャンバ11からギ酸ガスFを排出して、半球状のはんだを有する基板Wを冷却する(S6)。なお、還元温度に加熱する工程(S3)から、ヒータ15による加熱を停止する直前の溶融温度に加熱するまでは加熱を継続しており、この間は加熱工程に相当する。そして、ヒータ15による加熱を停止した後の冷却により、基板W上にある半球状のはんだが固化すると、完成したはんだバンプSが形成されることとなる。その後、はんだバンプSが形成された基板W(はんだ付製品の一形態であり、以下「製品P」という場合もある。)をチャンバ11から取り出す(S7)。これで、はんだバンプSを有する基板Wが得られることになるが、念のため、適切にはんだバンプSが形成されているか否かを判断する(S8)。はんだバンプSが形成されていない場合は、載置工程(S1)に戻り、再びはんだバンプSを形成するべく、上述のフローを行う。他方、はんだバンプSが形成された場合は、はんだバンプ形成基板(製品P)の製造を終了する。これで、一連の工程において、はんだバンプ形成基板(製品P)が製造されたこととなり、はんだバンプ形成基板(製品P)は後工程に送られる。引き続き別途はんだバンプ形成基板(製品P)を製造する場合は、上述のフローを繰り返す。
上述のフローにおいて、原料はんだ及び基板Wを還元温度に加熱し(S3)、ギ酸ガスFを供給する(S4)と、場合によっては溶融温度に加熱した際(S5)においても、原料はんだ及び/又は基板Wの成分の一部が気化した物質、及び/又は、これとギ酸とが化合した物質(以下、これらを「気化物質」という。)が発生する。気化物質は、チャンバ11内に拡散して行く。そして、原料はんだが溶融し半球状になってヒータ15による加熱を停止して、チャンバ11内の温度が低下すると、気化物質が液化又は固化(以下「凝結」という。)する。凝結した気化物質(前述の説明では不要な物質と称していたものであり、以下「凝結物質」という。)は、チャンバ11の内壁等に付着・堆積し得る。はんだバンプ形成基板の製造過程において、例えばギ酸ガスFをチャンバ11内に供給したときに、それまでにチャンバ11の内壁等に堆積していた凝結物質が飛散することがある。本実施の形態では、原料はんだからはんだバンプSを形成する際に、原料はんだが配列された基板Wをカバー16で覆っているので、凝結物質がチャンバ11内で飛散した場合でも、凝結物質が基板W等に付着することを防ぐことができる。また、製品Pをチャンバ11から取り出す前にチャンバ11内の温度が低下して凝結物質が生じても、加熱されたステージ13及びカバー16の内部は、はんだが固化する温度まで低下しているものの依然として高温状態にあり、気化物質が凝結することを抑制することができる。
上述のはんだバンプ形成基板の製造方法で製造したはんだバンプ形成基板(製品P)は、電子部品をはんだ付けする対象として用いることができる。はんだバンプ形成基板(製品P)に電子部品をはんだ付けすることで、はんだ付製品の一形態である電子部品実装基板(接合済基板)を製造することができる。そして、前述のように、はんだ付製品製造装置1は、はんだ付け装置として利用することができるので、電子部品実装基板を製造することができる。はんだ付製品製造装置1は、はんだ付け装置として利用する場合でも、上述したはんだバンプ形成装置として利用する場合と構成は同じであり、上述のはんだバンプ形成装置の説明の大部分が当てはまる。はんだ付製品製造装置1をはんだ付け装置として利用する場合における、上述のはんだバンプ形成装置の説明から読み替える主な点を以下に述べる。はんだ付け装置では、チャンバ11は、基板W上に配列されたはんだバンプSを溶融して基板Wに電子部品をはんだ付けする処理が行われる空間が形成されるものとなる。ステージ13を介してヒータ15から基板Wに伝達される熱量は、基板W上に配列されたはんだバンプSを溶融することができる温度に上昇させることができる熱量である。カバー16は、電子部品が配置されたはんだバンプSとカバー16との最短距離が、前述した所定の距離になるようにする。また、電子部品実装基板(はんだ付製品)の製造方法についても、図2に示すフローを基本的に適用することができるが、以下の点を読み替えるとよい。載置工程(S1)では、はんだバンプSが配列された基板Wに電子部品を配置(供給)したものを、チャンバ11内のステージ13に載置することになる。工程(S7)においてチャンバ11から取り出すはんだ付製品は、基板W上のはんだに電子部品が固着したもの(電子部品実装基板)になる。工程(S8)では、電子部品が基板Wに適切にはんだ付けされているか否かを判断し、はんだ付けされていない場合は載置工程(S1)に戻り、はんだ付けされている場合は電子部品実装基板(はんだ付製品)の製造を終了することとなる。はんだ付け装置を利用した電子部品実装基板(はんだ付製品)の製造方法においても、基板Wをカバー16で覆って酸化膜の還元処理(S3−S4)を行うことにより、還元速度を上昇させることができる。
以上で説明したように、本実施の形態に係るはんだ付製品製造装置1によれば、カバー16を備えるので、凝結物質がチャンバ11内で飛散した場合でも、凝結物質が基板W等に付着することを防ぐことができる。また、カバー16がステージ13に接触していてステージ13からカバー16への熱伝達が生じるので、ステージ13及びカバー16で囲まれた空間を高温状態に保つことができ、カバー16の周辺で気化物質が凝結することを抑制することができて、凝結物質がカバー16に堆積することを抑制することができる。また、基板W上のはんだと基板Wを覆うカバー16との最短距離を所定の距離にすることで、ギ酸ガスFを用いた酸化膜の還元処理の際の還元速度を上昇させることができる。また、本実施の形態に係るはんだバンプ形成基板の製造方法によれば、凝結物質を基板W等に付着させずに製品Pを製造することができて、後洗浄を省略することができる。また、本実施の形態に係るはんだ付製品の製造方法によれば、ギ酸ガスFを用いた酸化膜の還元処理の際の還元速度を上昇させることができる。
次に図3を参照して、本発明の実施の形態の変形例に係るはんだ付製品製造装置1Aを説明する。図3は、はんだ付製品製造装置1Aの概略構成図である。はんだ付製品製造装置1Aは、主として、載置面13tが一段下がった部分に形成されたステージ13Aと、板状の部材で形成されたカバー16Aとを、それぞれステージ13(図1参照)及びカバー16(図1参照)に代えて備えている点において、はんだ付製品製造装置1(図1参照)と異なっている。ステージ13Aは、載置面13tの外周が載置面13tよりも一段高い縁13eで囲まれているようになっている。載置面13tの周囲の縁13eの高さは、はんだ(原料はんだ又ははんだバンプS)が配列された基板Wが載置面13tに載置されたときに、はんだを有する基板Wの最も高い部分が縁13eの天端に到達しない範囲で、極力低いことが好ましい。カバー16Aは、カバー16(図1参照)における天板16t(図1参照)のみを有していて側板16s(図1参照)がない構成となっている。はんだ付製品製造装置1Aの上記以外の構成は、はんだ付製品製造装置1(図1参照)と同様である。このように構成されたはんだ付製品製造装置1Aは、カバー16Aが単純な構成であるので、カバー16Aの開け閉めが簡便になる。
以上の説明では、ヒータ15がチャンバ11内に配設されることとしたが、チャンバ11の外側(例えばチャンバ11の底面の下部)に配置すると共にヒータ15とステージ13との間にあるチャンバ11の部分を透明にして、ヒータ15からの輻射熱でステージ13を加熱することとしてもよい。
以上の説明では、基板W及びはんだの酸化膜の還元処理をギ酸によって行うこととしたが、ギ酸以外のカルボン酸のガスを還元ガスとして用いて基板W及びはんだの酸化膜の還元処理を行うこととしてもよい。
以上の説明では、カバー16が天板16tと側板16sとを有する構成の場合、カバー16とステージ13との境界を介して、チャンバ11内に供給されたギ酸ガスF、あるいは基板W等の加熱によって生じた気化物質が、カバー16の内部と外部との間で出入りすることとしたが、図4に示す変形例に係るカバー16Bのように、メッシュ部16hを設け、このメッシュ部16hを介して気化物質をカバー16Bの内部から外部へ出すようにしてもよい。メッシュ部16hは、気化物質を通すが、凝結物質は通さないように構成されている。ここで、凝結物質は通さないとは、凝結物質を厳密に通さないことではなく、製品Pの品質に悪影響を及ぼさない程度に通さないことであり、すなわち実質的に通さなければ足りる。メッシュ部16hは、典型的には天板16tに設けられるが、天板16tに代えて、あるいは天板16tと共に、側板16sに設けられていてもよい。メッシュ部16hは、ギ酸ガスFも通すことができる。したがって、カバー16Bが用いられる場合は、凝結物質が基板W等に接触することを効果的に防ぐことができると共に、ギ酸ガスFを基板Wまわりに供給しやすくすることができる。なお、カバー16Bが有するメッシュ部16hの構成は、図3に示すカバー16Aに適用することもできる。
以上の説明では、本発明の実施の形態に係るはんだ付製品製造装置及びはんだ付製品の製造方法を、一例として主に図1乃至図4を用いて説明したが、各部の構成、構造、数、配置、形状、材質などに関しては、上記具体例に限定されず、当業者が適宜選択的に採用したものも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に包含される。
1、1A はんだ付製品製造装置
11 チャンバ
13、13A ステージ
15 ヒータ
16、16A、16B カバー
16h メッシュ部
19 ギ酸供給部
F ギ酸ガス
S はんだバンプ
W 基板

Claims (10)

  1. はんだが配列された基板が載置されるステージと;
    前記ステージに載置された前記基板の少なくとも上部全体を所定の距離をあけて覆うカバーと;
    前記ステージと前記カバーとを収容するチャンバと;
    前記ステージに載置された前記基板を加熱する加熱部と;
    酸化物を還元する還元ガスを前記チャンバ内に供給する還元ガス供給装置とを備える;
    はんだ付製品製造装置。
  2. 前記所定の距離は、前記基板に配列されたはんだと前記カバーとの最短距離で規定される;
    請求項1に記載のはんだ付製品製造装置。
  3. 前記最短距離が0.1mm〜20mmに構成された;
    請求項2に記載のはんだ付製品製造装置。
  4. 前記所定の距離は、前記基板と前記基板の上方の部分の前記カバーとの最短距離で規定される;
    請求項1に記載のはんだ付製品製造装置。
  5. 前記加熱部が、前記基板が載置された前記ステージを加熱することによって前記基板を加熱するように構成され;
    前記カバーが、前記ステージからの熱伝達が生じるように前記ステージに接触して構成された;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のはんだ付製品製造装置。
  6. はんだが配列された基板が載置されるステージと;
    前記ステージに載置された前記基板の少なくとも上部を所定の距離をあけて覆うカバーと;
    前記ステージと前記カバーとを収容するチャンバと;
    前記ステージに載置された前記基板を加熱する加熱部と;
    酸化物を還元する還元ガスを前記チャンバ内に供給する還元ガス供給装置とを備え;
    前記加熱部が、前記基板が載置された前記ステージを加熱することによって前記基板を加熱するように構成され;
    前記カバーが、前記ステージからの熱伝達が生じるように前記ステージに接触して構成された;
    はんだ付製品製造装置。
  7. 前記カバーが、前記ステージに載置された前記基板の周囲の空間を包囲するように構成された;
    請求項5又は請求項6に記載のはんだ付製品製造装置。
  8. 前記カバーは、前記基板上の物質から生成された気化した物質を通すが液化又は固化した前記物質を通さないメッシュ部を有する;
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のはんだ付製品製造装置。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のはんだ付製品製造装置を用いてはんだ付製品を製造する方法であって;
    前記はんだが配列された前記基板を前記ステージに載置する載置工程と;
    前記ステージに載置された前記基板の少なくとも上部全体を、前記はんだから距離をあけて前記カバーで覆う覆い工程と;
    前記覆い工程の後に、前記基板を加熱する加熱工程と;
    前記チャンバ内に前記還元ガスを供給する還元ガス供給工程とを備える;
    はんだ付製品の製造方法。
  10. 前記覆い工程は、前記はんだから前記カバーまでの最短部分の距離が0.1mm〜20mmに構成された;
    請求項に記載のはんだ付製品の製造方法。
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