JP6860390B2 - 撮像素子及びその制御方法、撮像装置、焦点検出装置及び方法 - Google Patents

撮像素子及びその制御方法、撮像装置、焦点検出装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像素子及びその制御方法、撮像装置、焦点検出装置及び方法に関し、特に、撮像信号と焦点検出用の信号を同時に取得可能な撮像素子及びその制御方法、撮像装置、焦点検出装置及び方法に関する。
従来、撮像素子中の画素が撮影レンズの瞳面の異なる領域(瞳領域)を通過した光を受光する構成によって、撮像と同時に位相差方式の焦点検出を行う技術がある。特許文献1においては、各画素に1つのマイクロレンズが構成され、各マイクロレンズが集光する光を受光するフォトダイオード(PD)を複数に分割することによって、各々のPDが撮影レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光するように構成されている。そして、各々のPDから出力された信号の位相差、すなわち像ずれ量を検出し、得られた像ずれ量からピントのずれ量を計算して、焦点調節を行っている。また、各マイクロレンズに対応する各々のPDから得られた信号を加算することで、鑑賞用の撮影信号を生成している。
また、近年では撮像素子として、光電変換膜を用いた撮像素子が注目されている。特許文献2においては、光電変換膜を用い、光電変換膜の電極構成を分離することによって、位相差検出を実現するための技術が開示されている。
特開2001−083407号公報 特開2016−33981号公報
光電変換膜は積層型であるため、マイクロレンズに近接して配置することで受光効率を上げて、ノイズの少ない映像信号を取得することが可能である。ところが、位相差検出の検知精度を考えると、受光部である光電変換膜をマイクロレンズの焦点面に近づけた方が検知精度としては高くなる。このように、受光効率を上げてノイズの少ない信号を取得すべき撮像信号と、検知精度を向上すべき位相差検出用の信号(以下、「位相差信号」と呼ぶ。)とでは、受光面を配置すべきマイクロレンズからの最適な距離が異なる。
また、撮像信号と位相差信号とを共に取得可能な位相差画素としては、信号読み出しの速度を考えると、PDを2分割程度にした構成が望ましい。一方、位相差信号としては、位相差画素の数が増えれば増えるほど、撮影レンズの射出瞳における情報をより多くの別の情報として取り出せるため、検知精度が高くなる。また、射出瞳の端部領域を通過した光だけを利用して位相差検出を行えば、ピントのずれ量に応じた像ずれ量を大きくし、特にピントが大きくずれている状態の検出精度を上げることができる。このように、射出瞳の一部の光を利用する方が検出精度を上げることのできる位相差検出と、全ての光を利用する方がノイズを少なくすることができる撮影信号とでは、最適な画素の構造が異なる。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像信号と位相差信号を高速に読み出しつつ、撮像信号としての受光効率を上げたまま、位相差信号の精度を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像素子は、撮像光学系を介して入射する光を受光して光電変換する複数の画素を有する画素部と、前記画素部から、前記光電変換して得られた信号を読み出す読み出し手段と、を有し、前記画素部を構成する少なくとも一部の画素が、それぞれ、1つのマイクロレンズと、前記マイクロレンズを通過した光を光電変換する第1の光電変換層と、前記撮像光学系の射出瞳の異なる複数の第1の領域にそれぞれ対応する前記第1の光電変換層の複数の領域で光電変換して得られた信号をそれぞれ出力する複数の第1の電極と、前記第1の光電変換層及び前記第1の電極を通過した光を光電変換する第2の光電変換層と、前記撮像光学系の射出瞳の異なる複数の第2の領域にそれぞれ対応する前記第2の光電変換層の複数の領域で光電変換して得られた信号をそれぞれ出力する複数の第2の電極と、を有し、前記読み出し手段は、前記第1の電極及び前記第2の電極の少なくともいずれか一方から前記信号を読み出し、前記第2の電極の数を、前記第1の電極の数よりも多くしたことを特徴とする。
本発明によれば、撮像信号と位相差信号を高速に読み出しつつ、撮像信号としての受光効率を上げたまま、位相差信号の精度を向上することができる。
本発明の撮像素子の概略を示す図。 第1の実施形態における撮像素子の画素の断面の構造を模式的に示す図。 第1の実施形態における物体像を結像する際の光学的な関係を模式的に示す図。 第1の実装形態における信号の読み出しパターンを示すタイミングチャート。 第1の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図。 第2の実施形態における撮像素子の画素の断面の構造を模式的に示す図。 第2の実装形態における信号の読み出しパターンを示すタイミングチャート。 第3の実施形態における撮像素子の画素の断面の構造を模式的に示す図。 第3の実装形態における信号の読み出しパターンを示すタイミングチャート。 変形例における撮像素子の画素の断面の構造を模式的に示す図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態における撮像素子100の概略を示す図である。図1において、撮像素子100は、行列状に配置された複数の画素を有する画素アレイ101(画素部)と、画素アレイ101の画素行を選択する垂直選択回路102と、画素アレイ101の画素列を選択する水平選択回路104を含む。また、画素アレイ101の画素のうち、垂直選択回路102によって選択された行の画素の信号を読み出す読み出し回路103と、各回路の動作モードなどを外部から決定するためのシリアルインターフェイス(SI)105を含む。読み出し回路103は、信号を蓄積するメモリ、ゲインアンプ、AD変換器などを列毎に有する。なお、撮像素子100は、図示された構成要素以外にも、例えば、垂直選択回路102、水平選択回路104、信号読み出し回路103等にタイミング信号を提供するタイミングジェネレータ或いは制御回路等を備える。
上述した構成を有する撮像素子100において、垂直選択回路102は、画素アレイ101の画素の複数の行のうち、1行または特定の複数の行を順に選択し、読み出し回路103に読み出す。水平選択回路104は、読み出し回路103に読み出された複数の画素信号を列毎に順に選択して、撮像素子100の外部に出力する。
図2は、第1の実施形態における画素アレイ101を構成する1画素の断面の構造を模式的に示す図である。マイクロレンズ201は、撮影レンズからの光を集光する。カラーフィルタ202は、画素によって異なる分光透過率を有し、カラーフィルタ202を介して入射する光を光電変換して得た光信号によって、カラー画像を得ることができる。第1の上部電極203は、ITO(酸化インジウム・スズ)膜等で形成された透明な電極である。第1の光電変換層204は、GaAsなどの化合物半導体で形成してもよいし、有機半導体で形成してもよい。第1の下部電極205a,205bは、第1の上部電極203と同じく透明な電極である。
第1の光電変換層204に入射した光は光電変換されて正孔と電子を発生する。このとき、第1の上部電極203と第1の下部電極205a,205bに印加した電圧により形成される電界によって、正孔と電子が分離される。例えば、信号として電子を扱う場合、第1の下部電極205a,205bの方を高電位にすればよい。ここで、第1の下部電極205a,205bの電極が分離されているため、第1の光電変換層204で発生した信号は、第1の下部電極205aの上層に入射し光電変換された信号と、第1の下部電極205bの上層に入射し光電変換された信号とに分離される。このように、第1の光電変換層204で発生した信号を別の信号として取り扱う事が可能となる。
層間膜206は、断面の上下方向に配置された信号線や電極等を電気的に分離する。第2の上部電極207a,207b、第2の光電変換層208a,208b、第2の下部電極209a,209bは、それぞれ第1の上部電極203、第1の光電変換層204、第1の下部電極205a,205bと同様の役割を有する。第1の光電変換層204を通過した光の一部が第2の光電変換層208a,208bに入射することで、第2の光電変換層208a,208bでも光電変換を行う。
第1の下部電極205a,205b及び第2の下部電極209a,209bの上層の第1の光電変換層204及び第2の光電変換層208a,208bで発生した信号は、取り出し電極210及び半導体層211を介して取り出される。半導体層211は半導体基板212に形成される。なお、半導体基板212には、図1に示す各回路が形成されている。また、各画素には、上述した構成の他にも、マイクロレンズ201、カラーフィルタ202、第1の上部電極203、第1の光電変換層204等の間に、保護膜や平坦化膜などが形成されている。
図3は、物体300を撮像素子100に結像する際の光学的な関係を模式的に示す図である。図3を用いて、第1の下部電極205a,205bの上層の第1の光電変換層204と、第2の下部電極209a,209bの上層の第2の光電変換層208a,208bと、撮影レンズの射出瞳領域との関係について説明する。
撮影レンズの射出瞳301のうち、瞳領域302aを通過した光は、マイクロレンズ201を介して第1の下部電極205aの上層の第1の光電変換層204に入射する。つまり第1の下部電極205aから取り出す信号は、主に瞳領域302aを通過した光による信号となる。同様に、射出瞳301のうち、瞳領域302bを通過した光は、マイクロレンズ201を介して第1の下部電極205bの上層の第1の光電変換層204に入射する。つまり第1の下部電極205bから取り出す信号は、主に瞳領域302bを通過した光による信号となる。
また、射出瞳301のうち、瞳領域302aを通過した光による像と瞳領域302bを通過した光による像は、撮影レンズのピントに応じて像のずれ量である位相差が発生する。位相差によるAF(オートフォーカス)システムでは、第1の下部電極205a,205bからそれぞれ独立に取り出した信号を、位相差信号として比較することで、像ずれ量を算出し、物体300に対するピントのずれ量を検出することができる。また、第1の下部電極205a,205bからそれぞれ独立に取り出した信号を合算すると、第1の光電変換層204全体で発生した信号となる。第1の光電変換層204全体で発生した信号は、射出瞳301を通過した光による撮像信号となる。
一方、射出瞳301のうち、瞳領域303aを通過した光はマイクロレンズ201を介して、第2の下部電極209aの上層の第2の光電変換層208aにも入射する。つまり、第2の下部電極209aから取り出す信号は、主に瞳領域303aを通過した光による信号となる。同様に、射出瞳301のうち、瞳領域303bを通過した光はマイクロレンズ201を介して、第2の下部電極209bの上層の第2の光電変換層208bにも入射する。つまり、第2の下部電極209bから取り出す信号は、主に瞳領域303bを通過した光による信号となる。
ここで、射出瞳301の瞳領域303a,303bを通過した光による像は、合算しても、射出瞳301の中心部分を通過する光による像を含まないため、撮像信号としては適切ではない。また、それぞれの第2の光電変換層の面積は第1の光電変換層の面積と比較して小さいために、受光感度としては低くなる。しかしながら、瞳領域303a,303bは射出瞳301における距離が離れている(視差が大きい)ため、瞳領域303a,303bを通過した光による像は、物体のピントがずれていた際に、像ずれ量である位相差が大きくなる。つまり位相差の検知精度が向上する。特に、瞳領域303a,303bを通過した光による信号は、射出瞳301を通過した光の一部に対応する信号であるため、ピントが大きくずれているときでも像のコントラストが高く、位相差を精度よく検出することができる。また、撮影レンズのF値が小さくなればなるほど、より効果的に精度を向上することが可能である。
以上説明したように、第1の実施形態における画素は、第1の光電変換層204では撮像信号と位相差信号の両方の信号を取得することが可能であり、また、第2の光電変換層208a,208bでは、位相差信号を取得することが可能である。
図4は、第1の実施形態において、図2で示す構成を有する画素から、撮像信号及び位相差信号を読み出すタイミングを模式的に示すタイミングチャートである。各電極から発生した信号を個別に読み出す場合、順次読み出し動作を行うため、読み出しにかかる時間が長くなってしまう。第1の実施形態では、1フレーム期間に光電変換層で発生する信号を各電極から読み出し可能な数を2個として説明する。
まず、第1フレームでは、撮影レンズのピントは、撮影者の意図した物体から大きくずれている場合、つまり位相差が大きい状態である場合が多い。そこで、第1フレームでは、位相差が大きい状態での検出精度を上げるため、第2の下部電極209a,209bから第2の光電変換層208a,208bの信号を取り出し、その信号を用いて位相差検出を行う。位相差検出を行った後には、その位相差に応じて撮影レンズに含まれるフォーカスレンズを駆動することで、合焦状態に近くなる。次の第2フレームでは、第1の下部電極205a,205bから信号を取り出す。第1の下部電極205a,205bから取り出した信号は、上述したように、合算することで記録または表示用の撮像信号を得ることができる。なお、合算する前の信号を用いて位相差検出を行うことができるが、ここでは位相差検出を行わなくてもよい。
次に、第3フレームでは、再度、第2の下部電極209a,209bから第2の光電変換層208a,208bの信号を取り出し、その信号を用いて位相差検出を行う。これにより、合焦状態に近くなっているか、つまり位相差が、予め決められた閾値よりも小さくなっているか(合焦状態が予め決められた閾値より高いか)どうかを確認する。位相差が十分に小さい場合、第4フレーム以降では、第1の光電変換層204の撮像信号を取り出しながら、位相差を検出し、ピントがずれていないか(合焦状態が予め決められた閾値より高いか)を監視する。
ここで一例として、第7フレームで、第1の下部電極205a,205bからの位相差信号からピントが大きくずれた、つまり位相差が変化し、予め決められた閾値以上となった(合焦状態が予め決められた閾値以下となった)ことを検知したものとする。この場合、次の第8フレームで、再度、第2の下部電極209a,209bから第2の光電変換層208a,208bの信号を取り出して、位相差検出を行い、検出した位相差に応じてフォーカスレンズを駆動する。第9フレーム以降は、第2フレームから第7フレームについて上述した制御を行う。このように、ピントが大きくずれたことを検知した場合に、精度よく位相差検出を行うことが可能となり、再度、撮影レンズのフォーカスレンズを最適な位置に駆動することができる。
上記の通り第1の実施形態によれば、1つの画素の中に光電変換層を2層構成し、1層目はマイクロレンズに近い面に構成して、位相差信号と撮像信号を取得する。そして、2層目は、撮影レンズの射出瞳の端部領域を通過した光が入射するように配置して位相差信号を取得する。このように構成することにより、1層目から得られる位相差信号と2層目から得られる位相差信号とを選択的に用いて、精度の高い位相差検出を行うことが可能となる。
また、時系列に1層目と2層目から信号を読み出すことによって、読み出しに係る時間を増やすことなく撮像信号と精度の高い位相差信号を得ることができる。特に、物体のピントのずれ量である位相差信号に応じて、1層目と2層目からの位相差信号による位相差検出を切り替えることで、撮像信号を得ながら、ピントが大きくずれたときのみ精度をあげた位相差検出を行うことができる。
なお、高精度で位相差を検出した後、確認のために第3フレームにおいて2層目から取り出した位相差信号に基づき位相差検出を行った。ただし、第3フレームでも合焦状態となっていないときは、再度1層目で位相差信号と撮像信号を取得した後、2層目で位相差信号を検出してもよく、ピントが高精度に合うまでは、第2フレームと第3フレームの動作を繰り返してもよい。ただし、記録または表示用に使用するため、撮像信号は、2フレーム以上の間隔をあけず、少なくとも1フレームおきに読み出すことが好ましい。
次に、図5に基づいて、第1の実施形態の撮像素子100を、撮像装置の一例としてデジタルカメラに適用した場合について詳述する。
図5において、撮影レンズ501(撮像光学系)は、被写体の光学像を撮像素子100に結像すると共に、レンズ駆動回路502の制御により、ズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などが行われる。メカニカルシャッタ503は、シャッタ駆動回路504によって制御される。撮像素子100は、撮影レンズ501で結像された被写体像を光電変換して、上述したように、撮像信号及び位相差信号を出力する。撮像信号処理回路506は、撮像素子100より出力される撮像信号に、各種の補正やデータ圧縮などの処理を行う。タイミング発生部507は、撮像素子100及び撮像信号処理回路506に、各種タイミング信号を出力する。制御回路509は、各種演算を行い、撮像装置全体を制御する。また、制御回路509は、撮像素子100から得られた位相差信号を用いて位相差検出を行い、得られた像ずれ量に基づいてレンズ駆動量を算出し、レンズ駆動回路502を介してフォーカスレンズの駆動を行う。なお、位相差検出は、撮像信号処理回路506で行っても良い。
メモリ508は、画像データを一時的に記憶する。また、記録媒体制御インターフェース(I/F)部510を介して、記録媒体511に記録または読み出しを行う。記録媒体511は、画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。表示部512は、各種情報や撮影画像を表示する。
次に、上述した構成を有するデジタルカメラにおける撮影時の動作について説明する。不図示のメイン電源がオンされると、コントロール系の電源がオンし、更に撮像信号処理回路506を含む撮像系回路の電源がオンされる。
その後、静止画撮影においては、不図示のレリーズボタンが押されると、撮像素子100から取得した位相差信号を元に撮像信号処理回路506または制御回路509で位相差検出を行う。制御回路509は、得られた位相差に基づいてフォーカスレンズの駆動量を算出する。その後、レンズ駆動回路502により撮影レンズ501のフォーカスレンズを駆動して、再度、撮像素子100から位相差信号を取得して合焦したか否かを判断し、合焦していないと判断した時は、再び撮影レンズ501を駆動して、位相差検出を行う。合焦が確認された後に撮影動作が開始する。動画など複数フレームを連続で撮影するモードにおいては、図4で示すような位相差検出を行うことで、撮影動作をしながら、位相差検出とレンズ駆動を行うことが可能となる。
撮影動作が終了すると、撮像素子100から出力された撮像信号は撮像信号処理回路506で画像処理され、制御回路509によりメモリ508に書き込まれる。撮像信号処理回路506では、並べ替え処理、加算処理やその選択処理が行われる。メモリ508に蓄積されたデータは、制御回路509の制御により記録媒体制御I/F部510を介して、半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体511に記録される。また、不図示の外部I/F部を介して直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
なお、上述した例では、1フレームの間に電極から読み出すことのできる信号の数を2とし、1層目または2層目からの信号を選択的に読み出す場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。高速に読み出し及び信号処理を行うことのできる構成を有する場合は、各フレーム期間にすべての電極から信号を読み出し、読み出した信号のいずれかを選択的に用いて位相差を検出してもよい。
また、第1の実施形態では、2層目を撮影レンズの射出瞳の最端部部を通過した光を受光する構成としたが、2層目から得られる信号が、射出瞳の中央部を含まない端部領域を通過した光に対応するように構成してもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施形態の画素アレイ101を構成する1画素の断面の構造を模式的に示す図である。なお、図2と同じ構成については、図2と同じ参照番号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第2の実施形態では、第2の上部電極601、第2の光電変換層602、第2の下部電極603a,603bが画素の中央の部分領域に配置されている。また、図2に示す構成と異なり、第2の上部電極601と第2の光電変換層602が分離されておらず、第1の下部電極205a,205bと同様に、第2の下部電極603a,603bが分離されている。そのため、第2の光電変換層602においても、第2の下部電極603aの上層に入射し光電変換された信号と、第2の下部電極603bの上層に入射し光電変換された信号とに分離されて、別の信号として取り扱うことが可能となる。
604は撮影レンズの射出瞳を通過した光が1画素に入る様子を模式的に示し、射出瞳を通過した光604は、マイクロレンズ201によって、第2の光電変換層602の近傍で最も集光される。マイクロレンズ201の焦点面が光電変換層からずれていると、ピントが合った時の位相差にずれが生じてしまうため、ピントが合っているときの精度としては、第2の光電変換層602の近傍に焦点面があることが最適である。一方、撮像用途として使用する第1の光電変換層204には、光が入射していればよく、マイクロレンズに近いことが最もノイズが少なく、受光効率がよい。
そのため、マイクロレンズ201の焦点面を含むように、位相検出用の位相差信号を得るための第2の光電変換層602を配置し、マイクロレンズ201に近い高さに、撮像信号と位相差信号を得るための第1の光電変換層204を配置している。
図7は、図6に示す構成を有する画素から、撮像信号および位相差信号を読み出すタイミングを模式的に示すタイミングチャートである。
まず、第1フレームから第5フレームまでは、記録または表示用の撮像信号を得るため、第1の下部電極205a,205bから信号を取り出す。第1の下部電極205a,205bから取り出した信号は、合算することで記録または表示用の撮像信号を得ることができると共に、合算する前の信号を用いて位相差検出をすることも可能である。そして、検出した位相差に基づいて撮影レンズを駆動し、徐々にピントを合わせていく。第5フレームである程度ピントが合う、つまり位相差が予め決められた閾値よりも小さくなると(焦点状態が予め決められた閾値より高くなると)、次の第6フレームでは、第2の下部電極603a,603bから位相差信号を取り出す。そして、取り出した位相差信号を用いて位相差を検出する。前述した通り、第2の下部電極603a,603bから取り出す信号を発生する第2の光電変換層602は、マイクロレンズ201の焦点面を含むため、精度の高い位相差検出が可能となる。
次の第7フレームでは、第1の下部電極205a,205bから信号を取り出し、撮像信号を生成する。なお、撮像信号を生成する前の信号を用いて位相差検出を行うことができるが、ここでは位相差検出を行わなくてもよい。次に、第8フレームでは、再度、第2の下部電極603a,603bから取り出した位相差信号を用いて位相差検出を行う。そして、ピントがより高精度にあっているか、すなわち、位相差が、予め決められた閾値よりも小さい状態であるか(合焦状態が予め決められた閾値より高いか)どうかを確認をする。位相差が十分に小さい場合、第9フレーム以降では、第1の下部電極205a,205bから取り出した信号を用いて撮像信号を生成しながら、位相差を検出し、ピントがずれていないか(合焦状態が予め決められた閾値より高いか)を監視する。
ここで一例として、第11フレームで、第1の下部電極205a,205bからの位相差信号からピントが大きくずれた、つまり位相差が変化し、予め決められた閾値以上となった(合焦状態が予め決められた閾値以下となった)ことを検出したものとする。この場合、次の第12フレーム以降のフレームにおいて、第6フレーム以降で行った制御を行い、高精度に位相差検出を行う。
なお、高精度で位相差を検出した後、確認のために第8フレームにおいて第2の下部電極603a,603bから取り出した位相差信号に基づき位相差検出を行った。ただし、第8フレームでも合焦状態となっていないときは、再度第1の下部電極205a,205bから位相差信号と撮像信号を取得した後、第2の下部電極603a,603bから位相差信号を検出してもよい。すなわち、ピントが高精度に合うまでは、第7フレームと第8フレームの動作を繰り返してもよい。ただし、記録または表示用に使用するため、撮像信号は、2フレーム以上の間隔をあけず、少なくとも1フレームおきに読み出すことが好ましい。
上記の通り第2の実施形態によれば、1つの画素の中に光電変換層を2層構成し、1層目はマイクロレンズに近い面に構成して、位相差信号と撮像信号を取得する。そして、2層目は、マイクロレンズの焦点面を含むように配置して位相差信号を取得する。このように構成することによって、このように構成することにより、1層目から得られる位相差信号と2層目から得られる位相差信号とを選択的に用いて、精度の高い位相差検出を行うことが可能となる。
また、時系列に1層目と2層目から信号を読み出すことによって、読み出しに係る時間を増やすことなく撮像信号と精度の高い位相差信号を得ることができる。特に、物体のピントのずれ量である位相差信号に応じて、1層目と2層目からの位相差信号による位相差検出を切り替えることで、撮像信号を得ながら、ピントが合ってきたときに更に精度をあげた位相差検出を行うことが可能となる。
なお、上述した例では、1フレームの間に電極から読み出すことのできる信号の数を2とし、1層目または2層目からの信号を選択的に読み出す場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。高速に読み出し及び信号処理を行うことのできる構成を有する場合は、各フレーム期間にすべての電極から信号を読み出し、読み出した信号のいずれかを選択的に用いて位相差を検出してもよい。
また、第2の光電変換層602を第2の下部電極603a,603bに対応させて分割して構成しても良い。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8は第3の実施形態の画素アレイ101を構成する1画素の断面の構造を模式的に示す図である。なお、図2と同じ構成については、図2と同じ参照番号を付して説明を省略する。
図8に示すように、第3の実施形態では、第2の上部電極801、第2の光電変換層802の下に、4つの第2の下部電極803a,803b,803c,803dが構成されている。第3の実施形態においても、第2の実施形態と同様に、射出瞳を通過した光604はマイクロレンズ201によって、第2の光電変換層802の近傍で最も集光される。
図9は、図8に示す構成を有する画素から、撮像信号および位相差信号を読み出すタイミングを示すタイミングチャートである。
まず、第1フレームは、位相差が大きい状態であるものとする。そこで、位相差が大きい状態での検出精度を上げるため、4つの第2の下部電極803a,803b,803c,803dのうち、両端にある2つの第2の下部電極803a、803dから取り出した位相差信号を用いて位相差検出を行う。位相差検出を行った後には、その位相差に応じて撮影レンズに含まれるフォーカスレンズを駆動することで、より合焦状態に近くなる。次の第2フレームでは、第1の下部電極205a,205bから信号を取り出す。第1の下部電極205a,205bから取り出した信号は、上述したように、合算することで記録または表示用の撮像信号を得ることができる。なお、合算する前の信号を用いて位相差検出を行うことができるが、ここでは位相差検出を行わなくてもよい。
次に、第3フレームでは、再度、第2の下部電極803a、803dから取り出した信号を用いて位相差検出を行う。これにより、合焦状態に近くなっているか、つまり位相差が予め決められた閾値よりも小さくなっているか(合焦状態が予め決められた第1の閾値より高いか)を確認する。位相差が閾値よりも小さい場合、第4フレーム以降では、第1の下部電極205a,205bから取り出した信号を合算して撮像信号を取り出しながら位相差検出を行い、ピントがずれていないか(合焦状態が第1の閾値より高いか)を監視する。さらに、合焦状態に近くなっているか、すなわち、位相差がより小さい閾値よりも小さくなっているか(焦点状態が予め決められた第2の閾値より高いか)を確認する。位相差がより小さい閾値よりも小さい(焦点状態が第2の閾値より高い)場合、第6フレームで高精度な検知に遷移する。
ある程度ピントがあった第6フレームでは、4つの第2の下部電極803a,803b,803c,803dのうち、中央にある第2の下部電極803b,803cから取り出した信号から位相差を検出する。前述した通り、第2の下部電極803b,803cから取り出す信号を発生する光電変換層802は、マイクロレンズ201の焦点面を含むため、制度の高い位相差検出が可能である。
次の第7フレームでは、第1の下部電極205a,205bから信号を取り出し、撮像信号を生成する。なお、撮像信号を生成する前の信号を用いて位相差検出を行うことができるが、ここでは位相差検出を行わなくてもよい。次に、第8フレームでは、再度、第2の下部電極803b,803cから取り出した位相差信号に基づき、位相差検出を行う。そして、ピントがより高精度にあっているか、すなわち、位相差が予め決められたさらに小さい閾値よりも小さい状態であるか(合焦状態が予め決められた第3の閾値よりも高いか)どうかを確認をする。位相差が十分に小さい場合、第9フレーム以降では、第1の下部電極205a,205bから取り出した信号を用いて撮像信号を生成しながら、位相差を検出し、ピントがずれていないか(合焦状態が第3の閾値より高いか)を検知する。
ここで一例として、第11フレームで、第1の下部電極205a,205bからの位相差信号からピントがずれた、つまり位相差が変化し、予め決められたさらに小さい閾値以上となった(合焦状態が第3の閾値以下となった)ことを検出したものとする。この場合、第12フレーム以降のフレームにおいて、第6フレーム以降で行った制御を行い、高精度に位相差検出を行う。
上記の通り第3の実施形態によれば、1つの画素の中に光電変換層を2層構成し、1層目では位相差信号と撮像信号を取得し、マイクロレンズの集光面に2層目を配置することによって、精度の高い位相差検出を行うことが可能となる。さらに、2層目ではさらに多くの異なる射出瞳を通過した光による位相差信号を取り出せるように、下部電極を4つ有し、そのうちの2つをピント状態に応じて使い分けることによって、高速化を図りつつ、高精度に位相差信号を読み出すことが可能となる。
また、時系列に1層目と2層目から信号を読み出すことによって、読み出しに係る時間を増やすことなく撮像信号と精度の高い位相差信号を得ることができる。
なお、上述した例では、1フレームの間に電極から読み出すことのできる信号の数を2とし、1層目または2層目からの信号を選択的に読み出す場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。高速に読み出し及び信号処理を行うことのできる構成を有する場合は、各フレーム期間にすべての電極から信号を読み出し、読み出した信号のいずれかを選択的に用いて位相差を検出してもよい。
また、第2の光電変換層802を第2の下部電極803a,803b,803c,803dに対応させて分割して構成しても良い。さらに、第2の下部電極803b,803cをより中央部分に、そして第2の下部電極803a,803dをより端部よりに配置するように分離して構成してもよい。
<変形例>
図10は、本発明の第3の実施形態の変形例における画素アレイ101を構成する1画素の断面の構造を模式的に示す図である。図8に示す構造とは、半導体基板212にフォトダイオード領域1003a,1003b,1003c,1003dを形成して、位相差信号を得るところが異なる。上記の構成によっても、フォトダイオード領域をマイクロレンズ201の焦点面の近傍に配置することで、前述のように高速化を図りつつ、高精度に位相差信号を読み出すことが可能となる。また、この構成は図2、図6の構成についても適用可能であり、第2の光電変換層がフォトダイオード領域で形成されていればよい。
なお、不図示ではあるが、各フォトダイオード領域で光電変換して得られた信号は、それぞれ電極を介して読み出される。
上述した構成では、トランジスタなどを形成する際にフォトダイオードを形成すればよく、第2の光電変換層を形成するための工程が不要となるため、製造工程を減らすことで、低価格で撮像素子を提供することが可能となる。
なお、第1乃至第3の実施形態及び変形例では、画素アレイ101を構成するすべての画素が光電変換層を2層有する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、少なくとも一部の画素が、光電変換層を2層有する構成であればよい。また、第1の光電変換層と第2の光電変換層の視差方向(位相差を取得可能な方向)は同一でなくてもよいし、それぞれにおける光電変換層の数を異ならせるようにしてもよい。一例として、第1の光電変換層は水平方向に視差を有するように電極を構成し、第2の光電変換層は垂直方向に視差を有するように電極を構成してもよい。
100:撮像素子、101:画素アレイ、102:垂直選択回路、103:読み出し回路、104:水平選択回路、105:シリアルインターフェイス、201:マイクロレンズ、203:第1の上部電極、204:第1の光電変換層、205a,205b:第1の下部電極、207a,207b,601,801:第2の上部電極、208a,208b,602,802:第2の光電変換層、209a,209b,603a,603b,803a,803b,803c,803d:第2の下部電極、210:取り出し電極、211:半導体層、301:射出瞳、302a,302b:瞳領域、303a,303b:瞳領域、501:撮影レンズ、502:レンズ駆動回路、506:撮像信号処理回路、509:制御回路、1003a,1003b,1003c,1003d:フォトダイオード領域

Claims (21)

  1. 撮像光学系を介して入射する光を受光して光電変換する複数の画素を有する画素部と、
    前記画素部から、前記光電変換して得られた信号を読み出す読み出し手段と、を有し、
    前記画素部を構成する少なくとも一部の画素が、それぞれ、
    1つのマイクロレンズと、
    前記マイクロレンズを通過した光を光電変換する第1の光電変換層と、
    前記撮像光学系の射出瞳の異なる複数の第1の領域にそれぞれ対応する前記第1の光電変換層の複数の領域で光電変換して得られた信号をそれぞれ出力する複数の第1の電極と、
    前記第1の光電変換層及び前記第1の電極を通過した光を光電変換する第2の光電変換層と、
    前記撮像光学系の射出瞳の異なる複数の第2の領域にそれぞれ対応する前記第2の光電変換層の複数の領域で光電変換して得られた信号をそれぞれ出力する複数の第2の電極と、を有し、
    前記読み出し手段は、前記第1の電極及び前記第2の電極の少なくともいずれか一方から前記信号を読み出し、
    前記第2の電極の数を、前記第1の電極の数よりも多くしたことを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第1の光電変換層は、化合物半導体または有機半導体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記第2の光電変換層は、化合物半導体または有機半導体で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記第2の光電変換層は、フォトダイオードにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子。
  5. 前記第2の光電変換層は、前記撮像光学系の射出瞳の異なる複数の第2の領域にそれぞれ対応する複数の領域に分割されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像素子。
  6. 前記第2の光電変換層の前記複数の領域は、前記撮像光学系の射出瞳の端部領域を通過して入射する光を受光するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像素子。
  7. 前記第2の光電変換層は、前記マイクロレンズの焦点面を含む位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像素子。
  8. 前記第2の光電変換層は、前記画素の中央の部分領域に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の撮像素子。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された焦点状態に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節を行う制御手段と、を有し、
    前記検出手段は、前記検出された焦点状態に応じて、前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極のいずれかから読み出された信号を選択的に用いて、次の焦点状態の検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項6に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を、選択的に用いて焦点状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された焦点状態に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節を行う制御手段と、を有し、
    前記検出手段は、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が予め決められた閾値以下の場合に、前記複数の第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項8に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を、選択的に用いて焦点状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された焦点状態に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節を行う制御手段と、を有し、
    前記検出手段は、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が予め決められた閾値をまたいで変化した場合に、前記複数の第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を、選択的に用いて焦点状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された焦点状態に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節を行う制御手段と、を有し、
    前記検出手段は、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が予め決められた第1の閾値以下の場合に、前記複数の第2の電極のうち、前記画素の中央から離れた複数の前記第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行い、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が、前記第1の閾値よりも高い焦点状態を示す予め決められた第2の閾値をまたいで変化した場合に、前記複数の第2の電極のうち、前記画素の中央に近い複数の前記第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記検出手段が次の焦点検出において用いる信号を前記複数の第1の電極及び前記複数の第2の電極のいずれかから選択的に読み出すように、前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記複数の第1の電極から読み出した信号を各画素ごとに加算して、撮像信号を生成する処理手段を更に有することを特徴とする請求項乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する検出手段を有し、
    前記検出手段は、前記検出された焦点状態に応じて、前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極のいずれかから読み出された信号を選択的に用いて、次の焦点状態の検出を行うことを特徴とする焦点検出装置。
  16. 請求項6に記載の撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する検出手段を有し、
    前記検出手段は、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が予め決められた閾値以下の場合に、前記複数の第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行う
    ことを特徴とする焦点検出装置。
  17. 請求項8に記載の撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する検出手段を有し、
    前記検出手段は、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が予め決められた閾値をまたいで変化した場合に、前記複数の第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行う
    ことを特徴とする焦点検出装置。
  18. 請求項に記載の撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する検出手段を有し、
    前記検出手段は、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が予め決められた第1の閾値以下の場合に、前記複数の第2の電極のうち、前記画素の中央から離れた複数の前記第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行い、
    前記複数の第1の電極から読み出した信号に基づいて検出した焦点状態が、前記第1の閾値よりも高い焦点状態を示す予め決められた第2の閾値をまたいで変化した場合に、前記複数の第2の電極のうち、前記画素の中央に近い複数の前記第2の電極から読み出した信号を用いて、次の焦点状態の検出を行う
    ことを特徴とする焦点検出装置。
  19. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像素子を制御する制御方法であって、
    検出手段が、前記撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する検出工程と、
    制御手段が、前記検出工程で検出された焦点状態に応じて、前記複数の第1の電極及び前記複数の第2の電極のいずれかから選択的に読み出すように、前記撮像素子を制御する制御工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  20. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像素子から出力された信号を用いて焦点検出を行う焦点検出方法であって、
    検出手段が、前記撮像素子の前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極から読み出された信号を選択的に用いて、焦点状態を検出する第1の検出工程と、
    前記検出手段が、前記第1の検出工程で検出された焦点状態に応じて、前記複数の第1の電極または前記複数の第2の電極のいずれかから読み出された信号を選択的に用いて、次の焦点状態を検出する第2の検出工程と
    を有することを特徴とする焦点検出方法。
  21. 制御手段が、前記第1及び第2の検出工程において検出された焦点状態に基づいて、前記撮像光学系を制御して焦点調節を行う焦点調節工程をさらに有することを特徴とする請求項20に記載の焦点検出方法。
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