次に、本発明のミキサを車体に搭載したミキサ車を具体化した実施形態1〜10について、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
実施形態1のミキサを備えたミキサ車は、図1に示すように、車体10、ミキサ30、油圧モータ11、及び油圧ポンプ12を備えている。このミキサ車はレディミクストコンクリートを撹拌しながら運搬することができる。
車体10は、キャビン10A、及びエンジン10Bを有している。キャビン10Aは車体10の前側(前後は図1における上下である。以下同じ。)に設けられている。エンジン10Bは、車体10を走行させるものであり、キャビン10Aの下側(上下は図1における手前と奥である。以下同じ。)に設けられている。
ミキサ30は、架台31、ミキサドラム32、ホッパ支持部50、位置調整部52、ホッパ33、及びシュート34を有している。架台31は車体10のキャビン10Aの後側に設けられている。
ミキサドラム32は、図1に示すように、ドラム本体32A、駆動軸32B、ローラリング32C、2枚のドラムブレード32D、及びシールパイプ32Eを具備している。ドラム本体32Aは円筒状をなしている。ドラム本体32Aは一端が開口した開口部32Gが設けられている。また、ドラム本体32Aは一端から見て奥方向である他端が閉鎖部32Fで閉鎖されている。
駆動軸32Bは閉鎖部32Fの中心に連結されてドラム本体32Aの外方向に延びている。駆動軸32Bはミキサドラム32の回転軸の中心線上に延びている。ローラリング32Cは、円環状をなしてドラム本体32Aの開口部32G側の外壁面の全周にわたり設けられている。2枚のドラムブレード32Dは所定の間隔を空けてドラム本体32Aの内壁面に沿って螺旋状に固定されている。つまり、これらドラムブレード32Dはドラム本体32Aと共に回転する。
シールパイプ32Eは一端と他端とが連通した円筒状をなしている。シールパイプ32Eは円筒状の中心線をミキサドラム32の回転軸の中心線に合わせて配置されている。シールパイプ32Eは一端部がミキサドラム32の開口部32Gから僅かに外側に突出している。シールパイプ32Eは円筒状の外周面が2枚のドラムブレード32Dの螺旋状の内側に連結している。つまり、シールパイプ32Eはドラム本体32A、及びドラムブレード32Dと共に回転する。
ミキサドラム32は、開口部32Gが車体10の後端部の上方に位置し、開口部32Gを閉鎖部32Fより上側に持ち上げた前傾姿勢で架台31の上に回転自在に搭載されている。詳しくは、ミキサドラム32はローラリング32Cが後述する第1フレーム51Aに設けられた2つのドラムローラ51Jによって下側から支持されている。つまり、ミキサドラム32は開口部32Gを有し、架台31上に配置され、回転軸を中心に回転する。
ホッパ支持部50は、図2〜4に示すように、一対の第1フレーム51A、及び第2フレーム51Bを具備している。一対の第1フレーム51Aはそれぞれが柱状をなして、架台31の後端部の左右両側(左右は図1における左右である。以下同じ。)のそれぞれに上方向に延びて設けられている。つまり、ホッパ支持部50は架台31上に配置されている。
第2フレーム51Bは、一対の第1フレーム51Aのそれぞれの上端部から後方向に延びる基部51C、及びそれぞれの基部51Cの後端を互いに連結して左右方向に延びる左右連結部51Dを具備している。ここで、左右方向とは、ミキサドラム32と、後述するホッパ33とが並ぶ方向に対して水平方向に直交する方向である(図1における左右方向である。)。基部51Cはそれぞれの上端から左右内側に向けて平板状に延びる第1折曲部51Eが設けられている。また、左右連結部51Dは上端から前方向に平板状に延びる第2折曲部51Fが設けられている。
第2フレーム51Bは第1折曲部51Eのそれぞれに板厚方向に貫通して2つの係合部用長孔51Gが設けられている。これら係合部用長孔51Gは前後方向に長い。ここで、前後方向とは、ミキサドラム32と、後述するホッパ33とが並ぶ方向である(図1における上下方向である。)。これら係合部用長孔51Gは左右方向の位置が同じであり、互いに前後に並んでいる。つまり、ホッパ支持部50は前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備している。また、第2フレーム51Bは第2折曲部51Fに板厚方向に貫通して2つの高さ調整部用長孔51Hが設けられている。これら高さ調整部用長孔51Hは左右方向に長い。これら高さ調整部用長孔51Hは前後方向の位置が同じであり、互いに第2折曲部51Fの左右中央部に左右に並んでいる。
位置調整部52は、連結部51である第1連結部53、一対の第2連結部54、及び2つの第2係合部55を具備している。第1連結部53はミキサドラム32の回転軸方向に対して直交し、水平方向に延びており、断面形状の外形が円形状をなしている。また、第1連結部53は左右両端部に上下方向に幅を有し前後方向に延びる一対の第1側板53Aが設けられている。詳しくは、これら第1側板53Aはそれぞれの後端部の上下中央部が第1連結部53に連結している。また、これら第1側板53Aはそれぞれの前側の下側が前方上側に傾斜している(図3参照。)。また、これら第1側板53Aはそれぞれの後側の下端が左右の内側に向けて平板状に延びている。
一対の第2連結部54は第1連結部53の左右両端のそれぞれに連続して連結し、断面形状の外形が円形状をなして下方向に延びている。詳しくは、これら第2連結部54はそれぞれの上側が左右外側に拡がりつつ後方下側に延びている。また、これら第2連結部54はそれぞれの下側がほぼ垂直に垂下している。
2つの第2係合部55は同じ形状である。第2係合部55は第2係合部本体55A、及び一対の第3係合部55B,55Cを具備している。第2係合部本体55Aは第2係合基部55D、及び第2係合小部55Eを具備している。
ここで第2係合部55の形態について、第2係合部55が第1連結部53の左側に連続して連結した第2連結部54の下端部に連結する状態を説明する。第2係合基部55Dは左右方向に厚みを有した直方体状をなしている。第2係合基部55Dは直方体状の右面に、直方体状の上端から下端にわたり半円状に窪んだ第1凹部55Fが設けられている(図2参照。)。また、第2係合基部55Dは第1凹部55Fを挟み、直方体状の左右方向に貫通して2つの第1挿通孔55Gが設けられている。
第2係合小部55Eは左右方向に厚みを有した直方体状をなしている。第2係合小部55Eは前後方向の寸法が第2係合基部55Dの前後方向の寸法と同じである。第2係合小部55Eは直方体状の左面に、上端から下端にわたり半円状に窪んだ第2凹部55Jが設けられている(図2参照。)。また、第2係合小部55Eは第2凹部55Jを挟み、左右方向に貫通して2つの第2挿通孔55Kが設けられている。第2係合小部55Eは2つの第2挿通孔55Kの間の寸法が第2係合基部55Dの2つの第1挿通孔55Gの間の寸法と同じである。また、第2係合小部55Eの第2凹部55J、及び第2係合基部55Dの第1凹部55Fの内径は第2連結部54の円形状の外形の寸法と同じである。第2係合小部55Eは、第2凹部55Jが設けられた左面を第2係合基部55Dの第1凹部55Fが設けられた右面に対向して、2つの第2挿通孔55Kを第2係合基部55Dの2つの第1挿通孔55Gに同一直線上に配置されている。
第3係合部55Bは第2係合基部55Dの前面の下端から前方向に突出して設けられている。また、第3係合部55Bは第2係合基部55Dの右側から右方に突出している。第3係合部55Cは第2係合基部55Dの後面の下端から後方向に突出して設けられている。また、第3係合部55Cは第2係合基部55Dの右側から右方に突出している。第3係合部55B,55Cはそれぞれに上下方向に貫通した係合長孔55Hが設けられている。これら係合長孔55Hは左右方向に長い。これら係合長孔55Hは左右方向の位置が互いに同じである。
第2係合部55は第2連結部54の下端部に連結している。詳しくは、第2係合部55は第2係合基部55D、及び第2係合小部55Eがそれぞれの第1凹部55F及び第2凹部55Jを第2連結部54の円形状の外形に合わせて配置されて、第2連結部54の下端部を左右方向から挟み込んでいる。このとき、第2係合部55は第2連結部54の左側に第2係合基部55Dが配置され、右側に第2係合小部55Eが配置されている。また、第2係合基部55Dの2つの第1挿通孔55G、及び第2係合小部55Eの2つの第2挿通孔55Kは互いに同一直線上に配置される。そして、同一直線上に配置された第1挿通孔55G及び第2挿通孔55Kのそれぞれにボルト55Lが挿通されて、ボルト55Lにナット55Mがねじ込まれている。こうして第2係合部55が第2連結部54の下端部に係合して連結している。なお、第1連結部53の右側に連続して連結する第2連結部54の下端部には、第2係合基部55Dが第2連結部54の右側に配置され、第2係合小部55Eが第2連結部54の左側に配置されている。こうして、一対の第2連結部54の下端部のそれぞれに第2係合部55が係合して連結している。
2つの第2係合部55はそれぞれの第3係合部55B,55Cの下面が第2フレーム51Bの第1折曲部51Eのそれぞれの上面に当接している。また、これら第2係合部55は第3係合部55B,55Cの係合長孔55Hが第1折曲部51Eのそれぞれの係合部用長孔51Gに連通している。そして、互いに連通した係合長孔55H及び係合部用長孔51Gのそれぞれにボルト55Lが挿通されて、ボルト55Lにナット55Mがねじ込まれている。つまり、第3係合部55B,55Cは係合部用長孔51Gを介して第2フレーム51Bに連結される。こうして位置調整部52の第2係合部55はホッパ支持部50に対する第2連結部54の位置を上下方向に高さ自在に調整して連結する。つまり、第2連結部54は第1連結部53とホッパ支持部50とを連結する。また、ホッパ支持部50に第1連結部53が設けられている。つまり、位置調整部52はホッパ33とホッパ支持部50との間に設けられている。
ホッパ33は、ホッパ本体33A、排出部33B、一対の第2側板33C、及び高さ調整部3Aを有している。ホッパ本体33Aは一端が上方向に拡がりながら開口した投入口33Eが形成されている。排出部33Bは円筒状をなしており、基端がホッパ本体33Aの前側の下部に連結して、先端が前方向に延びて設けられている。排出部33Bは先端に排出口33Fが設けられている。ホッパ本体33Aは投入口33Eと排出口33Fとが排出部33Bを介して連通している。排出部33Bは、円筒状の外周面の下半部に半円筒状のシールラバー(図示せず)が、シールラバーの内周面を当接して設けられている。排出部33Bは円筒状の外径がシールパイプ32Eの円筒状の内径より小さい。シールラバーは半円筒状の外径がシールパイプ32Eの内径より僅かに小さい。ホッパ33は排出部33Bの先端部がミキサドラム32のシールパイプ32Eの円筒状の一端部に挿入されている。シールラバーは半円筒状の外周面がシールパイプ32Eの一端部の円筒状の内周面の下半部に当接している。つまり、ホッパ33は一端に開口した投入口33E、及び他端に開口した排出口33Fを有し、排出口33Fがミキサドラム32の開口部32Gに設けられたシールパイプ32Eに挿入される。
一対の第2側板33Cはそれぞれ上下方向に幅を有し前後方向に延びている。これら第2側板33Cはホッパ本体33Aの左右外側の上端部のそれぞれに1つずつ連結している。これら第2側板33Cは前側がホッパ本体33Aの前端から前方に突出している。また、これら第2側板33Cはそれぞれの下端から左右内側に平板状をなして延びた第3折曲部33Kを具備している。
一対の第2側板33Cはそれぞれが連結部51である第1係合部33Gを具備している。第1係合部33Gは第1係合基部33H、及び第1係合小部33Jを具備している。第1係合基部33Hは上下方向に長い直方体状をなしている。第1係合基部33Hは直方体状の前面に直方体状の右端から左端にわたり半円状に窪んだ第3凹部33Lが設けられている(図3参照。)。また、第1係合基部33Hは第3凹部33Lを挟み、前後方向に貫通して2つの第3挿通孔33Mが設けられている。第3挿通孔33Mは内周面にねじ山が刻まれている。第1係合基部33Hは一対の第2側板33Cのそれぞれに1つずつ連結している。詳しくは、第1係合基部33Hは一対の第2側板33Cのそれぞれの第3折曲部33Kの下面に上面を当接して1つずつ連結されている。
第1係合小部33Jは上下方向に長い直方体状をなしている。第1係合小部33Jは左右方向の寸法が第1係合基部33Hと同じである。第1係合小部33Jは直方体状の後面に右端から左端にわたり半円状に窪んだ第4凹部33Nが設けられている(図3参照。)。また、第1係合小部33Jは第4凹部33Nを挟み、前後方向に貫通して2つの第4挿通孔33Pが設けられている。第1係合小部33Jは2つの第4挿通孔33Pの間の寸法が第1係合基部33Hの2つの第3挿通孔33Mの間の寸法と同じである(図3参照。)。また、第1係合小部33Jの第4凹部33N、及び第1係合基部33Hの第3凹部33Lの内径は第1連結部53の円形状の外形の寸法と同じである。第1係合小部33Jは、第4凹部33Nが設けられた後面を第1係合基部33Hの第3凹部33Lが設けられた前面に対向して、2つの第4挿通孔33Pを第1係合基部33Hの2つの第3挿通孔33Mに同一直線上に配置されている。つまり、ホッパ33に第1係合部33Gが設けられている。
高さ調整部3Aは高さ調整部本体33D、及び連結部材33Sを具備している。高さ調整部本体33Dは左右方向に幅を有し上下方向に延びている。高さ調整部本体33Dは左右中央部の下側が切欠かれている(図4参照。)。高さ調整部本体33Dは左右両端のそれぞれから前方向に平板状に延びた一対の第4折曲部33Qを具備している。高さ調整部本体33D及びこれら第4折曲部33Qは上端がホッパ本体33Aの後側の上下中央部に連結して垂下している。ここで、ホッパ本体33Aの後側とは、ホッパ33に対してミキサドラム32が位置する側と反対側である(図1における下側である。)。つまり、高さ調整部本体33Dはホッパ本体33Aの後側に立設している。これら第4折曲部33Qはそれぞれの下端部に板厚方向に貫通して第4長孔33Rが設けられている。これら第4長孔33Rは上下方向に長い。これら第4長孔33Rは互いに上下方向の位置が同じである。
連結部材33Sは上下方向に延びる立板部33T、及び、立板部33Tの下端から立板部33Tに対して直角方向に延びる座板部33Uを具備している。立板部33Tは板厚方向に貫通して第2貫通孔33Vが設けられている。また、座板部33Uは板厚方向に貫通して第5長孔33Wが設けられている。第5長孔33Wは前後方向に長い。
連結部材33Sは立板部33Tの第2貫通孔33Vを一対の第4折曲部33Qのそれぞれの第4長孔33Rに連通して1つずつ設けられている。詳しくは、連結部材33Sは座板部33Uがそれぞれの立板部33Tに対して左右外側に向けている。また、これら連結部材33Sはそれぞれの立板部33Tの左右内側の面が一対の第4折曲部33Qの左右外側の面に当接している。そして、互いに連通した第2貫通孔33V及び第4長孔33Rにボルト33Xが挿通されて、ボルト33Xにナット33Yがねじ込まれている。つまり、高さ調整部3Aは第4長孔33Rと第2貫通孔33Vとにボルト33Xを挿通して高さ調整部本体33Dと連結部材33Sとを連結する。こうしてこれら連結部材33Sが高さ調整部本体33Dに取り付けられている。
ホッパ33はホッパ本体33Aの一対の第2側板33Cの左右外側の面が第1連結部53の一対の第1側板53Aの左右内側の面に当接して配置されている。ホッパ33は第1係合基部33H、及び第1係合小部33Jがそれぞれの第3凹部33L及び第4凹部33Nを第1連結部53の円形状の外形に合わせて配置されて、第1連結部53を前後方向から挟み込んでいる。このとき、第1係合基部33Hの2つの第3挿通孔33M、及び第1係合小部33Jの2つの第4挿通孔33Pは互いに同一直線上に配置されている。そして、同一直線上に配置された第3挿通孔33M、及び第4挿通孔33Pのそれぞれに第4挿通孔33P側からボルト33Zが挿通されて、ボルト33Zが第3挿通孔33Mにねじ込まれている。つまり、第1係合部33Gは第1連結部53に係合している。
また、ホッパ33はホッパ本体33Aの高さ調整部本体33Dに取り付けられた2つの連結部材33Sのそれぞれの座板部33Uの下面が第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの上面に当接している。また、2つの連結部材33Sのそれぞれの座板部33Uの第5長孔33Wが第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hのそれぞれに連通している。そして、互いに連通した第5長孔33W及び高さ調整部用長孔51Hにボルト33Xが挿通されて、ボルト33Xにナット33Yがねじ込まれている。つまり、連結部材33Sは高さ調整部本体33Dとホッパ支持部50とを互いに連結する。こうしてホッパ33がホッパ支持部50に連結している。つまり、ホッパ支持部50はホッパ33を支持している。
シュート34は、図1に示すように、架台31の後端部に左右方向に延びて設けられている。シュート34は半円筒状をなして長く延びて形成されている(図示せず。)。シュート34は半円筒状の内面側を上方向にしている(図示せず。)。また、シュート34は、基端部、本体部、及び先端部を有している(図示せず。)。基端部は、シュート34の一端部であり、ミキサドラム32の開口部32Gの下方に配置されている(図示せず。)。本体部は、レディミクストコンクリートの非排出時において、基端部から左下方向に延びている。先端部はシュート34の他端部に設けられている(図示せず。)。また、先端部は、レディミクストコンクリートの非排出時において、架台31の左側面に向いて、基端部より下方に位置している(図示せず。)。
シュート34は第1フレーム51Aに基端部を中心にして先端部が水平方向及び上下方向に回動自在に支持されている(図示せず。)。なお、水平方向とは、必ずしも厳密な水平方向を意味するものではなく、厳密な水平方向から多少ずれた状態も含む。こうして、シュート34はドラム本体32Aから排出されるレディミクストコンクリートを所望の位置に誘導する。
油圧モータ11は架台31に搭載されている。油圧モータ11は減速機13を介してミキサドラム32の駆動軸32Bに連結している。油圧モータ11は作動油の流入ポート及び流出ポートを有している。油圧モータ11は後述する油圧ポンプ12によって駆動される。
油圧ポンプ12は架台31に搭載されている。油圧ポンプ12は作動油の流入ポート及び流出ポートを有している。油圧ポンプ12の流出ポートを油圧モータ11の流入ポートに連通し、油圧モータ11の流出ポートを油圧ポンプ12の流入ポートに連通した油圧回路を構成している(図示せず。)。この油圧回路は、閉回路であり、作動油が循環する。また、油圧ポンプ12は回転軸が動力取出し機構14を介してエンジン10Bに連結している。こうして、このミキサ車は、動力取出し機構14を介して、エンジン10Bから取り出した回転力を油圧ポンプ12、油圧モータ11、及び減速機13を介してミキサドラム32に伝達することができる。
次に、このミキサ30のホッパ33の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ33の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部55の第2係合基部55Dの第1挿通孔55G、及び第2係合小部55Eの第2挿通孔55Kに挿通されたボルト55Lにねじ込まれたナット55Mを緩める。すると、第2係合部55に対して第2連結部54が上下方向に移動自在になる。つまり、第2係合部55は第2係合部本体55Aがホッパ支持部50に対する第2連結部54の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合して連結する。そして、ホッパ33の高さ調整部本体33Dの第4長孔33R、及び連結部材33Sの第2貫通孔33Vに挿通されたボルト33Xにねじ込まれたナット33Yを緩める。すると、連結部材33Sに対して、ホッパ33の高さ調整部本体33Dが上下方向に移動自在になる。つまり、高さ調整部3Aはホッパ支持部50に対するホッパ33の後側の位置を上下方向に自在に調整する。こうして、ホッパ33の位置が上下方向に移動自在になる。
そして、ホッパ33の位置を上下方向に調整してホッパ33の位置を所定の位置にした後、第2係合部55の第2係合基部55Dの第1挿通孔55G、及び第2係合小部55Eの第2挿通孔55Kに挿通されたボルト55Lにナット55Mを再びねじ込む。そして、ホッパ33の高さ調整部本体33Dの第4長孔33R、及び連結部材33Sの第2貫通孔33Vに挿通されたボルト33Xにナット33Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ33のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ33の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ33の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部55の第3係合部55B,55Cの係合長孔55H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト55Lにねじ込まれたナット55Mを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第2係合部55が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、ホッパ33の連結部材33Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト33Xにねじ込まれたナット33Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ33の連結部材33Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ33の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
そして、ホッパ33の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ33の位置を所定の位置にした後、第2係合部55の第3係合部55B,55Cの係合長孔55H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト55Lにナット55Mを再びねじ込む。つまり、第3係合部55B,55Cが係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。また、第3係合部55B,55Cはホッパ支持部50に対するホッパ33の位置を前後方向、及び左右方向に自在に調整して、連結部51とホッパ支持部50とを係合する。つまり、第3係合部55B,55Cは第4係合部でもある。また、第3係合部55B,55Cは、左右方向に延びた係合長孔55Hを具備し、第3係合部55B,55Cが係合長孔55Hを介してホッパ支持部50に連結される。そして、ホッパ33の連結部材33Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト33Xにナット33Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ33のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ33の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ33の位置を連結部51である第1連結部53の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、ホッパ33の高さ調整部本体33Dの第4長孔33R、及び連結部材33Sの第2貫通孔33Vに挿通されたボルト33Xにねじ込まれたナット33Yを緩める。すると、連結部材33Sに対してホッパ33の高さ調整部本体33Dが上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ33の第1係合基部33Hの第3挿通孔33M、及び第1係合小部33Jの第4挿通孔33Pを挿通して第3挿通孔33Mにねじ込まれたボルト33Zを緩める。すると、第1連結部53に対して連結部51である第1係合部33Gが、第1連結部53の軸周り方向に角度自在になる。こうして、ホッパ33の位置が第1連結部53の軸周り方向に角度自在になる。
そして、ホッパ33の位置を第1連結部53の軸周り方向に回転して調整しホッパ33の位置を所定の位置にした後、ホッパ33の高さ調整部本体33Dの第4長孔33R、及び連結部材33Sの第2貫通孔33Vに挿通されたボルト33Xにナット33Yを再びねじ込む。そして、ホッパ33の第1係合基部33Hの第3挿通孔33M、及び第1係合小部33Jの第4挿通孔33Pに挿通されたボルト33Zを第3挿通孔33Mに再びねじ込む。こうして、ホッパ33のミキサドラム32に対する位置を第1連結部53の軸周り方向に回転して調整してホッパ33の位置を所定の位置に固定することができる。つまり、ホッパ支持部50に第1連結部53が設けられ、ホッパ33に第1係合部33Gが設けられ、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。
このように、このミキサ30はホッパ33がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ33は位置調整部52によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ30はホッパ33の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、実施形態1のミキサ30は容易に製造することができる。
また、この位置調整部52は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部51を有している。このため、このミキサ30は連結部51によってホッパ33の位置を調整することができる。これにより、このミキサ30はホッパ33の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部52は、少なくとも連結部51の一部が、ミキサドラム32の回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部53と、第1連結部53に係合する第1係合部33Gとを有している。第1連結部53はホッパ支持部50に設けられ、第1係合部33Gはホッパ33が設けられ、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ30はホッパ33が第1係合部33G及び第1連結部53を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ30はホッパ33とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ30はホッパ33を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ30はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ30は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ33をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部52は、第1連結部53とホッパ支持部50とを連結する第2連結部54と、ホッパ支持部50に対する第2連結部54の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部55とを有している。このため、このミキサ30は第2係合部55に第2連結部54のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部54やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ30は第2連結部54やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この位置調整部52は、第2係合部55がホッパ支持部50に対するホッパ33の位置を前後方向に自在に調整して、連結部51とホッパ支持部50とを係合する第3係合部55B,55Cを有している。このため、このミキサ30は第3係合部55B,55Cを介して連結部51とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ30は連結部51とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ30は連結部51をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ30はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ30は溶接資格を有していない作業者であっても連結部51をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部52は、ホッパ支持部50に対するホッパ33の位置を左右方向に自在に調整して、連結部51とホッパ支持部50とを係合する第3係合部55B,55C(第4係合部)を有している。このため、このミキサ30は第3係合部55B,55Cを介して連結部51とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ30は連結部51とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ30は連結部51をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ30はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ30は溶接資格を有していない作業者であっても連結部51をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この第1連結部53は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ30は第1連結部53の円形状の周方向にホッパ33を回動させてホッパ33の位置を調整することができる。これにより、このミキサ30はホッパ33の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部55B,55Cが係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ30は第3係合部55B,55Cのホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、連結部51とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、この第3係合部55B,55C(第4係合部)は、左右方向に延びた係合長孔55Hを具備し、第3係合部55B,55Cが係合長孔55Hを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ30は第4係合部のホッパ支持部50に対する位置を係合長孔55Hが延びる方向に容易に調整して、連結部51とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ30は、ホッパ33の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ33の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Aを備え得る。この場合、このミキサ30はホッパ支持部50に対するホッパ33の後側の位置を高さ調整部3Aを調整することによって上下方向に自在に調整する。これにより、このミキサ30はホッパ33の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、このミキサ30はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ30を備えたミキサ車はホッパ33の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態2>
実施形態2のミキサ130は、図5〜7に示すように、第2連結部154の下側が後方向に延びている点、第2係合部155の形状、ホッパ133が2つの第4側板35を有している点、高さ調整部本体133Dの形状、連結部材133Sの高さ調整部本体133Dに対する取り付け位置、及び連結部材133Sの形状が実施形態1と相違する。他の構成は実施形態1と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
一対の第2連結部154はそれぞれの下側が後方向に延びている。第2係合部155は、第2係合基部155D、及び第2係合小部155Eを有している。第2係合基部155Dは左右方向に長い直方体状をなしている。第2係合基部155Dは直方体状の上面に、直方体状の前端から後端にわたり半円状に窪んだ第1凹部155Fが設けられている(図7参照。)。また、第2係合基部155Dは第1凹部155Fを挟み、直方体状の上下方向に貫通して2つの第1挿通孔155Gが設けられている。
第2係合小部155Eは左右方向に長い直方体状をなしている。第2係合小部155Eは左右方向、及び前後方向の寸法が第2係合基部155Dの左右方向、及び前後方向の寸法と同じである。第2係合小部155Eは直方体状の下面に、前端から後端にわたり半円状に窪んだ第2凹部155Jが設けられている(図7参照。)。また、第2係合小部155Eは第2凹部155Jを挟み、直方体状の上下方向に貫通して2つの第2挿通孔155Kが設けられている。第2係合小部155Eは2つの第2挿通孔155Kの間の寸法が第2係合基部155Dの2つの第1挿通孔155Gの間の寸法と同じである。第2係合小部155Eは、第2凹部155Jが設けられた下面を第2係合基部155Dの第1凹部155Fが設けられた上面に対向して、2つの第2挿通孔155Kを第2係合基部155Dの2つの第1挿通孔155Gに同一直線上に配置されている。
第2係合部155は一対の第2連結部154のそれぞれの下端部に2つずつが前後方向に並び連結している。第2係合部155は第2係合基部155D、及び第2係合小部155Eがそれぞれの第1凹部155F及び第2凹部155Jを第2連結部154の円形状の外形に合わせて、第2連結部154の下端部を上下方向から挟み込んでいる。このとき、第2係合基部155Dの2つの第1挿通孔155G、及び第2係合小部155Eの2つの第2挿通孔155Kは互いに同一直線上に配置される。そして、同一直線上に配置された第1挿通孔155G及び第2挿通孔155Kのそれぞれにボルト155Lが挿通されて、ボルト155Lにナット155Mがねじ込まれている。また、第2係合部155は第2係合基部155Dの下面が第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの上面に当接して連結している。
ホッパ133は2つの第4側板35を有している。第4側板35はホッパ当接部35A、第5折曲部35B、及び第1係合部35Cを具備している。ホッパ当接部35Aは上下方向に幅を有し左右方向に平板状をなして延びている。第5折曲部35Bはホッパ当接部35Aの下端から前方向に平板状をなして延びている。また、第5折曲部35Bは板厚方向に貫通して2つの第6長孔35Dが設けられている。これら第6長孔35Dは前後方向に長い。これら第6長孔35Dは前後方向の位置が同じであり、互いに左右に並んでいる。
連結部151である第1係合部35Cは帯状をなしている。第1係合部35Cは帯状の長手方向の一端部の上面が第5折曲部35Bの下面に当接している。第1係合部35Cは帯状の中間部に長手方向に湾曲して円筒状をなした円筒部35Eが形成されている。円筒部35Eは内径が連結部151である第1連結部153の円形状の外形と同じである。第1係合部35Cは帯状の長手方向の他端部が一端部の下側に一端部にほぼ平行に互いの間に隙間を設けて配置されている(図示せず。)。
第1係合部35Cは一端部及び他端部のそれぞれに板厚方向に貫通して2つの第7長孔35Fが設けられている(図6参照。)。これら第7長孔35Fは前後方向に長い(図示せず。)。これら第7長孔35Fは前後方向の位置が同じであり、互いに左右に並んでいる。第1係合部35Cは一端部及び他端部のそれぞれの2つの第7長孔35Fが互いに連通している。第1係合部35Cは第7長孔35Fが第5折曲部35Bの第6長孔35Dに連通している。
こうして形成された第4側板35はホッパ本体33Aの前面の上端部の左右両側に1つずつ連結している(図示せず。)。詳しくは、2つの第4側板35はホッパ本体33Aの前面の上端部の左右両側にそれぞれのホッパ当接部35Aの後面を当接してホッパ本体33Aに連結している。
ホッパ133は2つの第4側板35の第1係合部35Cの円筒部35Eを第1連結部153に挿通している。そして、互いに連通した第4側板35の第6長孔35D及び第1係合部35Cの第7長孔35Fにボルト35Gが挿通されて、ボルト35Gにナット35Hがねじ込まれている。第1係合部35Cは一端部及び他端部の間に隙間が形成されている(図示せず。)。このため、互いに連通した第6長孔35D及び第7長孔35Fに挿通されたボルト35Gにナット35Hをねじ込むと、第1係合部35Cは第1連結部153を締め付ける。
ホッパ133は高さ調整部本体133Dの一対の第4折曲部133Qにそれぞれの上下中央部から下端部にわたり板厚方向に貫通して3つの第1貫通孔36が設けられている(図6参照。)。これら第1貫通孔36は前後方向の位置が同じであり、互いに上下に並んでいる。つまり、第1貫通孔36は上下方向に一列に並び複数設けられている。また、これら第1貫通孔36は互いに隣り合う間の寸法が異なる。詳しくは、これら第1貫通孔36は上側と上下中央とが互いに隣り合う間の寸法が上下中央と下側とが互いに隣り合う間の寸法より小さい。
ホッパ133の高さ調整部本体133Dは2つの連結部材133Sのそれぞれの立板部133Tに板厚方向に貫通して3つの第2貫通孔133Vが設けられている。これら第2貫通孔133Vは前後方向の位置が同じであり、互いに上下に並んでいる。つまり、第2貫通孔133Vは上下方向に一列に並び複数設けられている。また、これら第2貫通孔133Vは互いに隣り合う間の寸法が同じである。また、これら第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法は、一対の第4折曲部133Qの3つの第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と異なる。詳しくは、これら第2貫通孔133Vの隣り合う間の寸法は、一対の第4折曲部133Qの3つの第1貫通孔36の上側と上下中央とが互いに隣り合う間の寸法より大きく、上下中央と下側とが互いに隣り合う間の寸法より小さい。つまり、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。
2つの連結部材133Sは、それぞれの座板部33Uをそれぞれの立板部133Tに対して左右内側に配置し、それぞれの立板部133Tの第2貫通孔133Vのいずれか1つを一対の第4折曲部133Qのそれぞれの第1貫通孔36のいずれか1つに連通している。また、これら連結部材133Sはそれぞれの立板部133Tの左右外側の面が第4折曲部133Qの左右内側の面に当接している。そして、互いに連通した第2貫通孔133V及び第1貫通孔36にボルト133Xが挿通されて、ボルト133Xにナット133Yがねじ込まれている。こうしてこれら連結部材133Sが高さ調整部本体133Dに取り付けられている。
次に、このミキサ130のホッパ133の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ133の位置を上下方向、及び第1連結部153の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、ホッパ133の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対してホッパ133の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ133の第4側板35の第5折曲部35Bの第6長孔35D、及び第1係合部35Cの第7長孔35Fに挿通されたボルト35Gにねじ込まれたナット35Hを緩める。すると、第1係合部35Cが第1連結部153に対して第1連結部153の軸周り方向に角度自在になる。なお、このとき、第1係合部35Cは第1連結部153に対して左右方向に移動自在である。こうして、ホッパ133の位置が上下方向に移動自在になり、第1連結部153の軸周り方向に角度自在になる。このとき、ホッパ133の位置を上下方向に調整して、連結部材133Sの3つの第2貫通孔133Vのいずれか1つを第4折曲部133Qの第1貫通孔36のいずれか1つに連通させる。
そして、ホッパ133の位置を上下方向、及び第1連結部153の軸周り方向に調整してホッパ133の位置を所定の位置にした後、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に、再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。そして、ホッパ133の第4側板35の第5折曲部35Bの第6長孔35D、及び第1係合部35Cの第7長孔35Fに挿通されたボルト35Gにナット35Hを再びねじ込む。こうして、ホッパ133のミキサドラム32に対する位置を上下方向、及び第1連結部153の軸周り方向に調整してホッパ133の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ133の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、ホッパ133の第4側板35の第5折曲部35Bの第6長孔35D、及び第1係合部35Cの第7長孔35Fに挿通されたボルト35Gにねじ込まれたナット35Hを緩める。すると、第1連結部153に対して第1係合部35Cが左右方向に移動自在になる。なお、このとき、第1係合部35Cは第1連結部153に対して第1連結部153の軸周り方向に角度自在である。そして、第2係合部155の第2係合基部155Dの第1挿通孔155G、及び第2係合小部155Eの第2挿通孔155Kに挿通されたボルト155Lにねじ込まれたナット155Mを緩める。すると、第2係合部155に対して第2連結部154が前後方向に移動自在になる。そして、ホッパ133の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ133の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ133の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
そして、ホッパ133の位置を左右方向に調整してホッパ133の位置を所定の位置にした後、ホッパ133の第4側板35の第5折曲部35Bの第6長孔35D、及び第1係合部35Cの第7長孔35Fに挿通されたボルト35Gにナット35Hを再びねじ込む。そして、第2係合部155の第2係合基部155Dの第1挿通孔155G、及び第2係合小部155Eの第2挿通孔155Kに挿通されたボルト155Lにナット155Mを再びねじ込む。そして、ホッパ133の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ133のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ133の位置を所定の位置に固定することができる。
このように、このミキサ130はホッパ133がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ133は位置調整部152によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ130はホッパ133の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、実施形態2のミキサ130も容易に製造することができる。
また、この位置調整部152は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部151を有している。このため、このミキサ130は連結部151によってホッパ133の位置を調整することができる。これにより、このミキサ130はホッパ133の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部152は、少なくとも連結部151の一部が、ミキサドラム32の回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部153と、第1連結部153に係合する第1係合部35Cとを有している。第1連結部153はホッパ支持部50に設けられ、第1係合部35Cはホッパ133に設けられ、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ130はホッパ133が第1係合部35C及び第1連結部153を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ130はホッパ133とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ130はホッパ133を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ130はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ130は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ133をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部152は、第1連結部153とホッパ支持部50とを連結する第2連結部154と、ホッパ支持部50に対する第2連結部154の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部155とを有している。このため、このミキサ130は第2係合部155に第2連結部154のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部154やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ130は第2連結部154やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この第1連結部153は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ130は第1連結部153の円形状の周方向にホッパ133を回動させてホッパ133の位置を調整することができる。これにより、このミキサ130はホッパ133の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このミキサ130は、ホッパ133の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ133の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備え得る。この場合、このミキサ130はホッパ支持部50に対するホッパ133の後側の位置を上下方向に自在に調整することによって、ホッパ133の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ133の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体133Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ130は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ130はホッパ支持部50に対するホッパ133の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ130は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ130はホッパ支持部50に対するホッパ133の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ130はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ130を備えたミキサ車はホッパ133の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態3>
実施形態3のミキサ230は、図8〜11に示すように、第2連結部254の下側が下方向に延びている点、第2係合部255の形状、第2フレーム51Bの基部51Cに弧状孔56が設けられている点、及びホッパ233の第1係合部233Gの形状が実施形態1及び2と相違する。他の構成は実施形態1又は2と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
一対の第2連結部254はそれぞれの下側が後方下側に延びている。また、これら第2連結部254は左右方向において、それぞれの下端部がほぼ垂直に垂下している。
ここで第2係合部255の形態について、第2係合部255が連結部251である第1連結部253の左側に連続して連結した第2連結部254の下端部に連結する状態を説明する。第2係合部255は、第2係合基部255D、及び第2係合小部255Eを有している。第2係合基部255Dは上下方向に厚みを有した直方体状をなしている。第2係合基部255Dは前側が後側より下方に位置している(図9参照。)。第2係合基部255Dは右面に、直方体状の上端から下端にわたり半円状に窪んだ第1凹部255Fが設けられている。また、第2係合基部255Dは右面に第1凹部255Fを挟み内周面にねじ山が刻まれた2つの第1ねじ穴57Aが設けられている。また、第2係合基部255Dは左面に第1凹部255Fを挟み内周面にねじ山が刻まれた2つの第2ねじ穴57Bが設けられている。
第2係合小部255Eは左右方向に厚みを有した直方体状をなしている。第2係合小部255Eは上下方向、及び前後方向の寸法が第2係合基部255Dの上下方向、及び前後方向の寸法と同じである。第2係合小部255Eは直方体状の左面に、上端から下端にわたり半円状に窪んだ第2凹部255Jが設けられている。また、第2係合小部255Eは第2凹部255Jを挟み、直方体状の左右方向に貫通して2つの第2挿通孔255Kが設けられている。第2係合小部255Eは2つの第2挿通孔255Kの間の寸法が第2係合基部255Dの2つの第1ねじ穴57Aの間の寸法と同じである。また、第2係合小部255Eの第2凹部255J、及び第2係合基部255Dの第1凹部255Fの内径は第2連結部254の円形状の外形の寸法と同じである。第2係合小部255Eは、第2凹部255Jが設けられた左面を第2係合基部255Dの第1凹部255Fが設けられた右面に対向して、2つの第2挿通孔255Kを第2係合基部255Dの2つの第1ねじ穴57Aに同一直線上に配置されている。
第2係合部255は第2係合基部255D、及び第2係合小部255Eがそれぞれの第1凹部255F及び第2凹部255Jを第2連結部254の円形状の外形に合わせて、第2連結部254の下端部を左右方向から挟み込んでいる。このとき、第2係合部255は第2連結部254の左側に第2係合基部255Dが配置され、右側に第2係合小部255Eが配置されている。また、第2係合基部255Dの2つの第1ねじ穴57A、及び第2係合小部255Eの2つの第2挿通孔255Kは互いに同一直線上に配置される。そして、ボルト255Lがそれぞれの第2挿通孔255Kに右側から挿通され、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにねじ込まれている。こうして第2係合部255が第2連結部254の下端部に係合して連結している。なお、第1連結部253の右側に連続して連結する第2連結部254の下端部には、第2係合基部255Dが第2連結部254の右側に配置され、第2係合小部255Eが第2連結部254の左側に配置されて連結している(図示せず。)。こうして、一対の第2連結部254の下端部のそれぞれに第2係合部255が係合して連結している。
第2フレーム51Bは左右それぞれの基部51Cに板厚方向に貫通して円弧状をなした一対の弧状孔56が設けられている(図9参照。)。これら弧状孔56は円弧状の形状が互いに同一円周上になるように、前後方向に隣り合い設けられている。2つの第2係合部255は第2係合部255本体の第2ねじ穴57Bが設けられた面を第2フレーム51Bの基部51Cの左右内側に当接している。また、これら第2係合部255は第2係合基部255Dの2つの第2ねじ穴57Bが第2フレーム51Bの基部51Cの一対の弧状孔56に連通している。そして、ボルト56Aが第2フレーム51Bの左右外側からそれぞれの基部51Cの一対の弧状孔56に挿通され、第2係合基部255Dのそれぞれの第2ねじ穴57Bにねじ込まれている。こうして第2係合部255が第2フレーム51Bに連結している。
ホッパ233は連結部251である2つの第1係合部233Gを有している。第1係合部233Gは第1係合基部233H、及び第1係合小部233Jを具備している。第1係合基部233Hは上下方向に長い直方体状をなしている。第1係合基部233Hは直方体状の前面に直方体状の右端から左端にわたり半円状に窪んだ第3凹部233Lが設けられている(図9参照。)。また、第1係合基部233Hは前面に第3凹部233Lを挟み内周面にねじ山が刻まれた2つの第3ねじ穴37が設けられている。第1係合基部233Hは後面をホッパ本体33Aの前面の上端部の左右両側のそれぞれに当接してホッパ本体33Aに連結している。
第1係合小部233Jは上下方向に長い直方体状をなしている。第1係合小部233Jは左右方向、及び上下方向の寸法が第1係合基部233Hと同じである。第1係合小部233Jは直方体状の後面に右端から左端にわたり半円状に窪んだ第4凹部233Nが設けられている(図9参照。)。第1係合小部233Jは第4凹部233Nを挟み、前後方向に貫通して2つの第4挿通孔233Pが設けられている。第1係合小部233Jは2つの第4挿通孔233Pの間の寸法が第1係合基部233Hの2つの第3ねじ穴37の間の寸法と同じである。また、第1係合小部233Jの第3凹部233L、及び第1係合基部233Hの第4凹部233Nの内径は第1連結部253の円形状の外形の寸法と同じである。第1係合小部233Jは、第4凹部233Nが設けられた後面を第1係合基部233Hの第3凹部233Lが設けられた前面に対向して、2つの第4挿通孔233Pを第1係合基部233Hの2つの第3ねじ穴37に同一直線上に配置されている。
ホッパ233は第1係合基部233H、及び第1係合小部233Jのそれぞれの第3凹部233L及び第4凹部233Nを第1連結部253の円形状の外形に合わせて第1連結部253を前後方向から挟み込んでいる。このとき、第1係合基部233Hの2つの第3ねじ穴37、及び第1係合小部233Jの2つの第4挿通孔233Pは互いに同一直線上に配置される。そして、ボルト233Zが第4挿通孔233Pに前側から挿通され、第1係合基部233Hの第3ねじ穴37にねじ込まれている。
次に、このミキサ230のホッパ233の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ233の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにねじ込まれたボルト255Lを緩める。すると、第2係合部255に対して第2連結部254が上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ233の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ233の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ233の位置が上下方向に移動自在になる。
そして、ホッパ233の位置を上下方向に調整してホッパ233の位置を所定の位置にした後、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにボルト255Lを再びねじ込む。そして、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に、再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。こうして、ホッパ233のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ233の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ233の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、ホッパ233の第1係合小部233Jの第4挿通孔233Pを挿通して第1係合基部233Hの第3ねじ穴37にねじ込まれたボルト233Zを緩める。すると、第1連結部253に対して第1係合部233Gが左右方向に移動自在になる。なお、このとき、第1係合部233Gは第1連結部253に対して第1連結部253の軸周り方向に角度自在である。そして、ホッパ233の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ233の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、第2フレーム51Bの弧状孔56に挿通され、第2係合基部255Dの第2ねじ穴57Bにねじ込まれたボルト56Aを緩める。すると、第2係合部255が第2フレーム51Bの弧状孔56の円弧が延びる方向に角度自在になる。これにより、第1連結部253が前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ233の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
そして、ホッパ233の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ233の位置を所定の位置にした後、ホッパ233の第1係合小部233Jの第4挿通孔233Pを挿通して第1係合基部233Hの第3ねじ穴37にボルト233Zを再びねじ込む。そして、ホッパ233の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。そして、第2フレーム51Bの弧状孔56に挿通され第2係合基部255Dの第2ねじ穴57Bにボルト56Aを再びねじ込む。こうして、ホッパ233のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ233の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ233の位置を第1連結部253の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、ホッパ233の第1係合小部233Jの第4挿通孔233Pを挿通して第1係合基部233Hの第3ねじ穴37にねじ込まれたボルト233Zを緩める。すると、第1係合部233Gが第1連結部253の軸周り方向に角度自在になる。なお、このとき、第1係合部233Gは第1連結部253に対して左右方向に移動自在である。そして、ホッパ233の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ233の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ233の位置が第1連結部253の軸周りに角度自在になる。
そして、ホッパ233の位置を第1連結部253の軸周りに回転して調整してホッパ233の位置を所定の位置した後、ホッパ233の第1係合小部233Jの第4挿通孔233Pを挿通して第1係合基部233Hの第3ねじ穴37にボルト233Zを再びねじ込む。そして、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。こうして、ホッパ233のミキサドラム32に対する位置を第1連結部253の軸周りに回転して調整してホッパ233の位置を所定の位置に固定することができる。
このように、このミキサ230はホッパ233がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ233は位置調整部252によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ230はホッパ233の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、実施形態3のミキサ230も容易に製造することができる。
また、この位置調整部252は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部251を有している。このため、このミキサ230は連結部251によってホッパ233の位置を調整することができる。これにより、このミキサ230はホッパ233の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部252は、少なくとも連結部251の一部が、ミキサドラム32の回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部253と、第1連結部253に係合する第1係合部233Gとを有し、ホッパ支持部50に第1連結部253が設けられ、ホッパ233に第1係合部233Gが設けられ、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ230はホッパ233が第1係合部233G及び第1連結部253を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ230はホッパ233とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ230はホッパ233を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ230はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ230は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ233をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部252は、第1連結部253とホッパ支持部50とを連結する第2連結部254と、ホッパ支持部50に対する第2連結部254の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部255とを有している。このため、このミキサ230は第2係合部255に第2連結部254のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部254やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ230は第2連結部254やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この第1連結部253は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ230は第1連結部253の円形状の周方向にホッパ233を回動させてホッパ233の位置を調整することができる。これにより、このミキサ230はホッパ233の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このミキサ230は、ホッパ233の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ233の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備えている。このため、このミキサ230はホッパ支持部に対するホッパ233の後側の位置を高さ調整部3Bを調整することによって上下方向に自在に調整する。これにより、このミキサ230はホッパ233の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ233の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体133Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vとにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ230は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ230はホッパ支持部50に対するホッパ233の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ230は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ230はホッパ支持部50に対するホッパ233の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ230はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ230を備えたミキサ車はホッパ233の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態4>
実施形態4のミキサ330は、図12〜14に示すように、第1連結部353がホッパ333の左右側面のそれぞれから左右外側に延びている点、第2係合部355の形状、及び、第2フレーム51Bの基部51Cに係合部用長孔351Gが設けられている点が実施形態1〜3と相違する。他の構成は実施形態1〜3と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
連結部351である第1連結部353は断面の外形が円形状をなして、ホッパ本体33Aの左右側面のそれぞれの上下中央部から左右外側に延びている。
2つの第2係合部355は同じ形状である。これら第2係合部355はそれぞれが第3係合部58、第2係合基部355D、及び第2係合小部355Eを具備している。ここで第2係合部355の形態について、第2係合部355が左側の第1連結部353に連結する状態を説明する。第3係合部58は前後方向に幅を有し平板状をなして上下方向に延びている。第3係合部58は前後方向の寸法が上端に向かうにつれて小さくなっている。第3係合部58は上端部に板厚方向に貫通して設けられた第7挿通孔58Aが設けられている。第7挿通孔58Aは内径が第1連結部353の円形状の外形の寸法と同じである。また、第3係合部58は下端部に板厚方向に貫通して2つの係合長孔355Hが設けられている(図13参照。)。これら係合長孔355Hは上下方向に長い。これら355Hは上下方向の位置が互いに同じである。
第2係合基部355Dは前後方向に長い直方体状をなしている。第2係合基部355Dは直方体状の上面に、直方体状の左端から右端にわたり半円状に窪んだ第1凹部355Fが設けられている。また、第2係合基部355Dは第1凹部355Fを挟み、直方体状の上下方向に貫通して2つの第1挿通孔355Gが設けられている。第2係合基部355Dは、第1凹部355Fの半円状の内周面を第3係合部58の第7挿通孔58Aの内径に合わせて、右面を第3係合部58の左面に当接して第3係合部58に連結している。
第2係合小部355Eは前後方向に長い直方体状をなしている。第2係合小部355Eは左右方向、及び前後方向の寸法が第2係合基部355Dの左右方向、及び前後方向の寸法と同じである。第2係合小部355Eは直方体状の下面に、左端から右端にわたり半円状に窪んだ第2凹部355Jが設けられている(図13参照。)。また、第2係合小部355Eは第2凹部355Jを挟み、直方体状の上下方向に貫通して2つの第2挿通孔355Kが設けられている。第2係合小部355Eは2つの第2挿通孔355Kの間の寸法が第2係合基部355Dの2つの第1挿通孔355Gの間の寸法と同じである。また、第2係合小部355Eの第2凹部355J、及び第2係合基部355Dの第1凹部355Fの内径は第1連結部353の円形状の外形の寸法と同じである。第2係合小部355Eは、第2凹部355Jが設けられた下面を第2係合基部355Dの第1凹部355Fが設けられた上面に対向して、2つの第2挿通孔355Kを第2係合基部355Dの2つの第1挿通孔355Gに同一直線上に配置されている。
第2係合部355は第2係合基部355D、及び第2係合小部355Eがそれぞれの第1凹部355F及び第2凹部355Jを第1連結部353の円形状の外形に合わせて、第1連結部353の先端部を上下方向から挟み込んでいる。このとき、第2係合基部355D、及び第2係合小部355Eは第3係合部58の左側に配置されている。また、第2係合基部355Dの2つの第1挿通孔355G、及び第2係合小部355Eの2つの第2挿通孔355Kは互いに同一直線上に配置される。そして、同一直線上に配置された第1挿通孔355G及び第2挿通孔355Kのそれぞれにボルト355Lが挿通されてボルト355Lにナット355Mがねじ込まれている。こうして第2係合部355が第1連結部353の先端部に連結している。なお、ホッパ本体33Aの右側に連結している第1連結部353の先端部には、第3係合部58の右面に第2係合基部355D、及び第2係合小部355Eが配置されて連結している。こうして、一対の第1連結部353の先端部のそれぞれに第2係合部355が連結している。
第2フレーム51Bは左右それぞれの基部51Cに板厚方向に貫通して2つの係合部用長孔351Gが設けられている(図13参照。)。これら係合部用長孔351Gは前後方向に長い。これら係合部用長孔351Gは上下方向の位置が互いに同じである。2つの第2係合部355はそれぞれの第3係合部58の左右内側の面を第2フレーム51Bの基部51Cの左右外側の面に当接している。また、これら第2係合部355は第3係合部58の係合長孔355Hが第2フレーム51Bの基部51Cの係合部用長孔351Gに連通している。そして、互いに連通した係合部用長孔351G及び係合長孔355Hにボルト58Cが挿通されて、ボルト58Cにナット58Dがねじ込まれている。こうして第2係合部355が第2フレーム51Bに連結している。
次に、このミキサ330のホッパ333の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ333の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部355の第3係合部58の係合長孔355H、及び第2フレーム51Bの基部51Cの係合部用長孔351Gに挿通されたボルト58Cにねじ込まれたナット58Dを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第2係合部355が上下方向及び前後方向に移動自在になる。そして、ホッパ333の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ333の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ333の位置が上下方向に移動自在になる。
そして、ホッパ333の位置を上下方向に調整してホッパ333の位置を所定の位置にした後、第2係合部355の第3係合部58の係合長孔355H、及び第2フレーム51Bの基部51Cの係合部用長孔351Gに挿通されたボルト58Cにナット58Dを再びねじ込む。そして、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V、及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。こうして、ホッパ333のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ333の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ333の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合を説明する。先ず、第2係合部355の第3係合部58の係合長孔355H、及び第2フレーム51Bの基部51Cの係合部用長孔351Gに挿通されたボルト58Cにねじ込まれたナット58Dを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第2係合部355が上下方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、ホッパ333の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ333の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、第2係合部355の第2係合基部355Dの第1挿通孔355G、及び第2係合小部355Eの第2挿通孔355Kに挿通されたボルト355Lにねじ込まれたナット355Mを緩める。すると、第2係合部355に対して、第1連結部353が左右方向に移動自在になる。つまり、第2係合部355は第4係合部でもある。なお、このとき、第1連結部353は第2係合部355に対して第1連結部353の軸周り方向に角度自在である。こうして、ホッパ333の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
そして、ホッパ333の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ333の位置を所定の位置にした後、第2係合部355の第3係合部58の係合長孔355H、及び第2フレーム51Bの基部51Cの係合部用長孔351Gに挿通されたボルト58Cにナット58Dを再びねじ込む。そして、ホッパ333の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。そして、第2係合部355の第2係合基部355Dの第1挿通孔355G、及び第2係合小部355Eの第2挿通孔355Kに挿通されたボルト355Lにナット355Mを再びねじ込む。こうして、ホッパ333のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ333の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ333の位置を第1連結部353の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部355の第2係合基部355Dの第1挿通孔355G及び第2係合小部355Eの第2挿通孔355Kに挿通されたボルト355Lにねじ込まれたナット355Mを緩める。すると、第2係合部355に対して、第1連結部353が第1連結部353の軸周り方向に角度自在になる。なお、このとき、第1連結部353は第2係合部355に対して左右方向に移動自在である。そして、ホッパの高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ333の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ333の位置が第1連結部353の軸周りに角度自在になる。
そして、ホッパ333の位置を第1連結部353の軸周りに回転して調整してホッパ333の位置を所定の位置した後、第2係合部355の第2係合基部355Dの第1挿通孔355G及び第2係合小部355Eの第2挿通孔355Kに挿通されたボルト355Lにナット355Mを再びねじ込む。そして、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V、及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。こうして、ホッパ333のミキサドラム32に対する位置を第1連結部353の軸周りに回転して調整してホッパ333の位置を所定の位置に固定することができる。
このように、このミキサ330はホッパ333がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ333は位置調整部352によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ330はホッパ333の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、実施形態4のミキサ330も容易に製造することができる。
また、この位置調整部352は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部351を有している。このため、このミキサ330は連結部351によってホッパ333の位置を調整することができる。これにより、このミキサ330はホッパ333の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部352は、連結部351の一部が、ミキサドラム32の回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部353を有し、ホッパ333に第1連結部353が設けられ、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ30はホッパ333が第1連結部353を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ330はホッパ333とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ330はホッパ333を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ330はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ330は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ333をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部352は、ホッパ支持部50に対する第1連結部353の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部355を有している。このため、このミキサ330は第2係合部355に第1連結部353のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第1連結部353やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ330は第1連結部353やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この位置調整部352は、ホッパ支持部50に対するホッパ333の位置を前後方向に自在に調整して、連結部351とホッパ支持部50とを係合する第3係合部58を有している。このため、このミキサ30は第3係合部58を介して連結部351とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ330は連結部351とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ330は連結部351をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ330はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ330は溶接資格を有していない作業者であっても連結部351をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部352は、ホッパ支持部50に対するホッパ333の位置を左右方向に自在に調整して、連結部351とホッパ支持部50とを係合する第2係合部355(第4係合部)を有している。このため、このミキサ330は第2係合部355を介して連結部351とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ330は連結部351とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ330は連結部351をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ330はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ330は溶接資格を有していない作業者であっても連結部351をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この第1連結部353は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ30は第1連結部353の円形状の周方向にホッパ333を回動させてホッパ333の位置を調整することができる。これにより、このミキサ330はホッパ333の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔351Gを具備し、第3係合部58が係合部用長孔351Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ330は第3係合部58のホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔351Gが延びる方向に容易に調整して、連結部351とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ330は、ホッパ333の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ333の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備えている。このため、このミキサ330はホッパ支持部50に対するホッパ333の後側の位置を上下方向に自在に調整することによって、ホッパ333の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ333の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体133Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vとにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ330は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ330はホッパ支持部50に対するホッパ333の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ330は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、このミキサ330は第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ330はホッパ支持部50に対するホッパ333の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ330はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ330を備えたミキサ車はホッパ333の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態5>
実施形態5のミキサ430は、図15〜17に示すように、ホッパ433の左右両側のそれぞれに柱状連結部70を設けている点が実施形態1〜4と相違する。他の構成は実施形態1〜4と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
一対の柱状連結部70は、柱状部本体70A、上側連結部70B、及び下側連結部70Cを具備している。ここで柱状連結部70の形態について、柱状連結部70がミキサ430の左側に配置される状態を説明する。柱状部本体70Aは柱状をなして上下方向に延びている。柱状部本体は断面の外形が矩形状である。
上側連結部70Bは上側連結部本体70D、及び上側補強部70Eを具備している。上側連結部本体70Dは上下方向に幅を有して平板状をなして前後方向に延びている。上側連結部本体70Dは板厚方向に貫通して2つの第8長孔70Fが設けられている。これら第8長孔70Fは前後方向に長い。これら第8長孔70Fは上下方向の位置が同じであり、互いに前後に並んでいる。上側補強部70Eは上側連結部本体70Dの上端から左方向に平板状に延びている。
上側連結部70Bは上側連結部本体70Dの左面の前後中央部を柱状部本体70Aの右面に当接し、上側補強部70Eの下面の前後中央部を柱状部本体70Aの上端面に当接して連結している。また、柱状連結部70は上端部の前側及び後側のそれぞれに平板状をなした補強板70Gが当接して設けられている。これら補強板70Gは平板状の右端及び上端がそれぞれ上側連結部本体70Dの左面、及び上側補強部70Eの下面に当接している。
下側連結部70Cは第3係合部70H、及び下側補強部70Jを具備している。第3係合部70Hは左右方向に幅を有して平板状をなして前後方向に延びている。第3係合部70Hは板厚方向に貫通して2つの係合長孔70Kが設けられている。これら係合長孔70Kは左右方向に長い。これら係合長孔70Kは左右方向の位置が同じであり、互いに前後に並んでいる。下側補強部70Jは第3係合部70Hの右端から上方向に平板状に延びている。下側補強部70Jは上端に向かうにつれて前後方向の寸法が小さくなっている。下側連結部70Cは第3係合部70Hの上面の前後中央部を柱状部本体70Aの下端面に当接し、下側補強部70Jの左面の前後中央部を柱状部本体の右面に当接して連結している。こうして柱状連結部70が形成されている。
柱状連結部70は第3係合部70Hの下面が第2フレーム51Bのそれぞれの基部51Cの第1折曲部51Eの上面に1つずつ当接して設けられている。これら柱状連結部70は係合長孔70Kが第1折曲部51Eのそれぞれの係合部用長孔51Gに連通している。このとき、これら柱状連結部70は柱状部本体70Aが上端に向かうにつれて左右内側に傾斜している。これら柱状連結部70は上側連結部70Bの上側連結部本体70Dが互いに対向している。そして、互いに連通した係合長孔70K及び係合部用長孔51Gのそれぞれにボルト70Lが挿通されて、ボルト70Lにナット70Mがねじ込まれている。こうして一対の柱状連結部70が第2フレーム51Bに連結している。
ホッパ433は一対の第2側板433Cのそれぞれに板厚方向に貫通して2つの第10長孔59が設けられている。これら第10長孔59は上下方向に長い。これら第10長孔59は上下方向の位置が同じであり、互いに前後に並んでいる。
ホッパ433は一対の第2側板433Cの左右外側の面に一対の柱状連結部70の上側連結部本体70Dの互いに対向した面がそれぞれ当接して配置されている。また、ホッパ433は第2側板433Cの第10長孔59が柱状連結部70の上側連結部本体70Dの第8長孔70Fのそれぞれに連通している。そして、互いに連通した第10長孔59及び第8長孔70Fのそれぞれにボルト70Nが挿通されてボルト70Nにナット70Pがねじ込まれている。
次に、このミキサ430のホッパ433の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ433の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、柱状連結部70の上側連結部本体70Dの第8長孔70F、及びホッパ433の第2側板433Cの第10長孔59に挿通されたボルト70Nにねじ込まれたナット70Pを緩める。すると、上側連結部本体70Dに対して第2側板433Cが上下方向に移動自在になる。なお、このとき、上側連結部本体70Dに対して第2側板433Cが前後方向に移動自在である。そして、ホッパ433の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ433の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ433の位置が上下方向に移動自在になる。なお、このとき、ホッパ433の投入口33Eに対する排出部33Bの前後方向の位置を調整することができる。つまり、ホッパ433の位置を回動して調整することができる。
そして、ホッパ433の位置を上下方向に調整してホッパ433の位置を所定の位置にした後、柱状連結部70の上側連結部本体70Dの第8長孔70F、及びホッパ433の第2側板433Cの第10長孔59に挿通されたボルト70Nにナット70Pを再びねじ込む。そして、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。こうして、ホッパ433のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ433の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ433の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、柱状連結部70の第3係合部70Hの係合長孔70K、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト70Lにねじ込まれたナット70Mを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第3係合部70Hが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。つまり、第3係合部70Hは第4係合部でもある。そして、ホッパ433の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ433の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ433の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
そして、ホッパ433の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ433の位置を所定の位置にした後、柱状連結部70の第3係合部70Hの係合長孔70K、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト70Lにナット70Mを再びねじ込む。そして、ホッパ433の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ433のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ433の位置を所定の位置に固定することができる。
このように、このミキサ430はホッパ433がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ433は位置調整部452によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ430はホッパ433の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、実施形態5のミキサ430も容易に製造することができる。
また、この位置調整部452は、開口部32Gに対する排出口33Fの上下方向、前後方向、及び左右方向の位置を調整する柱状連結部70を有している。このため、このミキサ430は柱状連結部70によってホッパ433の位置を調整することができる。これにより、このミキサ430はホッパ433の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部452は、ホッパ支持部50に対するホッパ433の位置を前後方向に自在に調整して、柱状連結部70とホッパ支持部50とを係合する第3係合部70Hを有している。このため、このミキサ30は第3係合部70Hを介して柱状連結部70とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ430は柱状連結部70とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ430は柱状連結部70をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ430はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ430は溶接資格を有していない作業者であっても柱状連結部70をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部452は、ホッパ支持部50に対するホッパ433の位置を左右方向に自在に調整して、柱状連結部70とホッパ支持部50とを係合する第3係合部70H(第4係合部)を有している。このため、このミキサ430は第3係合部70Hを介して柱状連結部70とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ430は柱状連結部70とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ430は柱状連結部70をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ430はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ430は溶接資格を有していない作業者であっても柱状連結部70をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部70Hが係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ430は下側連結部70Cのホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、柱状連結部70とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、この第3係合部70H(第4係合部)は、左右方向に延びた係合長孔70Kを具備し、第3係合部70Hが係合長孔70Kを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ430は下側連結部70Cのホッパ支持部50に対する位置を係合長孔70Kが延びる方向に容易に調整して、連結部とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ430は、ホッパ433の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ433の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備えている。このため、このミキサ430はホッパ支持部50に対するホッパ433の後側の位置を高さ調整部3Bを調整することによって上下方向に自在に調整する。これにより、このミキサ430はホッパ433の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ433の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体33Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vとにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ430は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ430はホッパ支持部50に対するホッパ433の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ430は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ430はホッパ支持部50に対するホッパ433の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ430はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ430を備えたミキサ車はホッパ433の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態6>
実施形態6のミキサ530は、図18、19、20(A)、(B)に示すように、第1連結部553に第1ボルト挿通孔60Aが設けられている点、第2連結部554の下端部に複数の第2ボルト挿通孔60Bが設けられている点、第2係合部555の形状、及びホッパ533の左右両側に設けられた連結部551である第1係合部533Gの形状が実施形態1〜5と相違する。他の構成は実施形態1〜5と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
連結部551である第1連結部553は左右両端部のそれぞれに第1ボルト挿通孔60Aが1つずつ設けられている。これら第1ボルト挿通孔60Aは第1連結部553の円柱状の中心軸に対して直交して上下方向に貫通して形成されている。また、これら第1ボルト挿通孔60Aは互いに平行である。第2連結部554は第1連結部553の左右両端のそれぞれに1つずつが連続して連結して垂下している。これら第2連結部554はそれぞれの下端部に複数の第2ボルト挿通孔60Bが設けられている。これら第2ボルト挿通孔60Bは第2連結部554の円柱状の中心軸に対して直交して前後方向に貫通して形成されている。また、これら第2ボルト挿通孔60Bは互いに平行である。
第2係合部555は、図19に示すように、第2係合基部555D、及び第3係合部558を具備している。第2係合基部555Dは円筒状をなして上下方向に延びている。第2係合基部555Dは円筒状の上端部に前後方向に一対の第3ボルト挿通孔60Cが設けられている。これら第3ボルト挿通孔60Cは第2係合基部555Dの円筒状の中心軸に対して直交し貫通して設けられている。これら第3ボルト挿通孔60Cは互いに同軸である。
第3係合部558は平板状をなして水平方向に拡がり、前後方向に延びている。第3係合部558は第2係合基部555Dの下端に平板状の上面の中央部を当接して第2係合基部555Dに連結している。また、第3係合部558は前端部と後端部のそれぞれに板厚方向に貫通して係合長孔555Hが1つずつ設けられている。これら係合長孔555Hは左右方向に長い。これら係合長孔555Hは左右方向の位置が互いに同じである。こうして第2係合部555が形成されている。
第2係合部555はそれぞれの第3係合部558の下面が第2フレーム51Bの左右の第1折曲部51Eのそれぞれの上面に当接している。また、これら第2係合部555は第3係合部558の係合長孔555Hが第1折曲部51Eのそれぞれの係合部用長孔51Gに連通している。そして、互いに連通した係合長孔555H及び係合部用長孔51Gのそれぞれにボルト555Lが挿通されて、ボルト555Lにナット555Mがねじ込まれている。
一対の第2連結部554は、それぞれの下端部をそれぞれの第2係合部555の第2係合基部555Dの円筒状の内側に挿入している。このとき、第2連結部554の複数の第2ボルト挿通孔60Bのいずれかが、第2係合部555の一対の第3ボルト挿通孔60Cに連通している。そして、互いに連通した第2ボルト挿通孔60B及び一対の第3ボルト挿通孔60Cのそれぞれにボルト61Aが挿通されて、ボルト61Aにナット61Bがねじ込まれている。
連結部551である第1係合部533Gは、図20(A)、(B)に示すように、柱状部61C、及び第1係合基部533Hを具備している。柱状部61Cは柱状をなして前後方向に延びている。第1係合基部533Hは帯状をなしている。第1係合基部533Hは帯状の長手方向の一端が柱状部61Cの前端に連結して前方向に延びている。第1係合基部533Hは帯状の中間部が長手方向に湾曲して半円筒状をなして半円筒部61Dを形成している。半円筒部61Dは中心軸が左右方向に延びている。半円筒部61Dは内径が第1連結部553の円形状の外径と同じである。第1係合基部533Hは帯状の長手方向の一端の下側に他端が配置されている。第1係合基部533Hは半円筒部61Dの左右中央部に周方向に延びて貫通したボルト挿通溝61Eが設けられている。ボルト挿通溝61Eは溝の左右方向の幅の寸法が第1連結部553の第1ボルト挿通孔60Aの内径より僅かに大きい。
第1係合部533Gは、図18に示すように、ホッパ本体33Aの左右外側の上端部のそれぞれに柱状部61Cの柱状の側面を当接して1つずつ連結している。これら第1係合部533Gは第1係合基部533Hがホッパ本体33Aの前端から前方に突出している。また、これら第1係合部533Gはそれぞれの第1係合基部533Hの半円筒部61Dの中心軸が互いに同軸である。
これら第1係合部533Gはそれぞれの第1係合基部533Hの半円筒部61Dの内側に第1連結部553の外周面が当接している。これら第1係合部533Gはそれぞれのボルト挿通溝61Eに第1連結部553の第1ボルト挿通孔60Aが連通している。そして、互いに連通したボルト挿通溝61E及び第1ボルト挿通孔60Aのそれぞれにボルト61Fが挿通されて、ボルト61Fにナット61Gがねじ込まれている。
次に、このミキサ530のホッパ533の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ533の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部555の第2係合基部555Dの一対の第3ボルト挿通孔60C、及び第2連結部554の第2ボルト挿通孔60Bに挿通されたボルト61Aにねじ込まれたナット61Bを緩めて、ボルト61A及びナット61Bを取り外す。すると、第2係合部555に対して第2連結部554が上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ533の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133V(図5、6参照)に挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Y(図5、6参照)を緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対してホッパ533の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ533の位置が上下方向に移動自在になる。このとき、ホッパ533の位置を上下方向に調整して、第2連結部554の複数の第2ボルト挿通孔60Bのいずれか1つを第2係合部555の一対の第3ボルト挿通孔60Cに連通させる。また、連結部材133Sの3つの第2貫通孔133Vのいずれか1つを第4折曲部133Qの第1貫通孔36のいずれか1つに連通させる。
そして、ホッパ533の位置を上下方向に調整してホッパ533の位置を所定の位置にした後、連通した第2連結部554の第2ボルト挿通孔60B、及び第2係合部555の一対の第3ボルト挿通孔60Cに、再びボルト61Aを挿通してボルト61Aにナット61Bを再びねじ込む。そして、連通した連結部材133Sの第2貫通孔133V及び第4折曲部133Qの第1貫通孔36に、再びボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yをねじ込む。こうして、ホッパ533のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ533の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ533の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部555の第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにねじ込まれたナット555Mを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第2係合部555が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。つまり、第3係合部558は第4係合部でもある。そして、ホッパ533の連結部材133Sの第5長孔33W(図5参照)、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51H(図5参照)に挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Y(図6参照)を緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ533の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ533の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
そして、ホッパ533の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ533の位置を所定の位置にした後、第2係合部555の第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにナット555Mを再びねじ込む。そして、ホッパ533の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ533のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ533の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ533の位置を第1連結部553の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、ホッパ533の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対してホッパ533の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ533の第1係合基部533Hのボルト挿通溝61E、及び第1連結部553の第1ボルト挿通孔60Aに挿通されたボルト61Fにねじ込まれたナット61Gを緩める。すると、第1連結部553に対して第1係合部533Gが、第1連結部553の軸周り方向に角度自在になる。こうして、ホッパ533の位置が第1連結部553の軸周り方向に角度自在になる。
そして、ホッパ533の位置を第1連結部553の軸周り方向に回転して調整しホッパ533の位置を所定の位置した後、ホッパ533の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。そして、ホッパ533の第1係合部533Gのボルト挿通溝61E、及び第1連結部553の第1ボルト挿通孔60Aに挿通されたボルト61Fにナット61Gを再びねじ込む。こうして、ホッパ533のミキサドラム32に対する位置を第1連結部553の軸周り方向に回転して調整してホッパ533の位置を所定の位置に固定することができる。
このミキサ530は、ホッパ533がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ533は位置調整部552によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ530はホッパ533の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、本発明のミキサ530も容易に製造することができる。
また、この位置調整部552は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部551を有している。このため、このミキサ530は連結部551によってホッパ533の位置を調整することができる。これにより、このミキサ530はホッパ533の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部552は、連結部551の一部が、回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部553と、第1連結部553に係合する第1係合部533Gとを有している。第1連結部553がホッパ支持部50に設けられ、第1係合部533Gがホッパ533に設けられて、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ530はホッパ533が第1係合部533G及び第1連結部553を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ530はホッパ533とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ530はホッパ533を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ530はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ530は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ533をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部552は、第1連結部553とホッパ支持部50とを連結する第2連結部554と、ホッパ支持部50に対する第2連結部554の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部555とを有している。このため、このミキサ530は第2係合部555に第2連結部554のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部554やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ530は第2連結部554やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この位置調整部552は、ホッパ支持部50に対するホッパ533の位置を前後方向に自在に調整して、連結部551とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558を有している。このため、このミキサ530は第3係合部558を介して連結部551とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ530は連結部551とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ530は連結部551をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ530はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ530は溶接資格を有していない作業者であっても連結部551をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部552は、ホッパ支持部50に対するホッパ533の位置を左右方向に自在に調整して、連結部551とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558(第4係合部)を有している。このため、このミキサ530は第3係合部558を介して連結部551とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ530は連結部551とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ530は連結部551をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ530はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ530は溶接資格を有していない作業者であっても連結部551をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この第1連結部553は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ530は第1連結部553の円形状の周方向にホッパ533を回動させてホッパ533の位置を調整することができる。これにより、このミキサ530はホッパ533の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部558が係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ530は第3係合部558のホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、連結部551とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、この第3係合部558(第4係合部)は、左右方向に延びた係合長孔555Hを具備し、第3係合部558が係合長孔555Hを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ530は第4係合部のホッパ支持部50に対する位置を係合長孔555Hが延びる方向に容易に調整して、連結部551とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ530は、ホッパ533の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ533の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備えている。このため、このミキサ530はホッパ支持部50に対するホッパ533の後側の位置を高さ調整部3Bを調整することによって上下方向に自在に調整する。これにより、このミキサ530はホッパ533の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ533の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体133Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vとにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ530は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ530はホッパ支持部50に対するホッパ533の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ530は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、このミキサ530は第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ530はホッパ支持部50に対するホッパ533の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ530はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ530を備えたミキサ車はホッパ533の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態7>
実施形態7のミキサ630は、図21に示すように、第1連結部653及び第2連結部654がホッパ633に設けられている点、及び第1係合部633Gの形状が実施形態1〜6と相違する。他の構成は実施形態1〜6と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2連結部654は第1連結部653の左右両端のそれぞれに1つずつ連続して連結している。これら第2連結部654は第1連結部653の左右両端のそれぞれから後方向に向けて延びる水平部654A、及び水平部654Aの後端から垂下する第1垂下部654Bを具備している。第1垂下部654Bはそれぞれの下端部が、第2係合部255を介して第2フレーム51Bに連結している。これら第2連結部654は水平部654Aの左右内側をホッパ本体33Aの左右外側の上端部のそれぞれに当接して連結している。
連結部651である第1係合部633Gは連結部651である第1連結部653の左右両端部に1つずつが連結している。第1連結部653の左端部に連結した第1係合部633Gは、柱状をなして前方左側に向けて湾曲した湾曲部62Aと湾曲部62Aの前端に連続して連結して垂下する第2垂下部62Bを具備している。また、第1連結部653の右端部に連結した第1係合部633Gの湾曲部62Aは、前方右側に向けて湾曲した湾曲部62Aと湾曲部62Aの前端から垂下する第2垂下部62Bを具備している。第2垂下部62Bはそれぞれの下端部に複数の第2ボルト挿通孔62Cが設けられている。これら第2ボルト挿通孔62Cは第2垂下部62Bの円柱状の中心軸に対して直交して前後方向に貫通して形成されている。また、これら第2ボルト挿通孔62Cは互いに平行である。第2垂下部62Bは、下端部が第2係合部555を介して第2フレーム51B連結している。これら第1係合部633Gはそれぞれの湾曲部62Aの後端に第1係合基部533Hが1つずつ連結している。第1係合基部533Hは帯状の長手方向の一端が湾曲部62Aの後端に連結して後方向に延びている。
これら第1係合部633Gはそれぞれの第1係合基部533Hの半円筒部61Dの内側に第1連結部653の外周面が当接している。これら第1係合部633Gはそれぞれのボルト挿通溝61Eに第1連結部653の第1ボルト挿通孔62Dが連通している。そして、互いに連通したボルト挿通溝61E及び第1ボルト挿通孔62Dのそれぞれにボルト61Fが挿通されて、ボルト61Fにナット61Gがねじ込まれている。
次に、このミキサ630のホッパ633の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ633の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合小部255Eの第2挿通孔255K(図8参照)を挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57A(図8参照)にねじ込まれたボルト255Lを緩める。すると、第2係合部255に対して第2連結部654が上下方向に移動自在になる。そして、第2係合部555の第2係合基部555Dの第3ボルト挿通孔60C(図19参照)、及び第2垂下部62Bの第2ボルト挿通孔62Cに挿通されたボルト61Aにねじ込まれたナット61Bを緩めて、ボルト61A及びナット61Bを取り外す。すると、第2係合部555に対して第2垂下部62Bが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ633の位置が上下方向に移動自在になる。このとき、ホッパ633の位置を上下方向に調整して、第2垂下部62Bの複数の第2ボルト挿通孔62Cのいずれか1つを第2係合部555の第3ボルト挿通孔60Cに連通させる。
そして、ホッパ633の位置を上下方向に調整してホッパ633の位置を所定の位置にした後、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにボルト255Lを再びねじ込む。そして、連通した第2垂下部62Bの第2ボルト挿通孔62C、及び第2係合部555の第3ボルト挿通孔60Cに、再びボルト61Aを挿通してボルト61Aにナット61Bを再びねじ込む。こうして、ホッパ633のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ633の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ633の位置を前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部555の第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51G(図19参照)に挿通されたボルト555Lにねじ込まれたナット555M(図19参照)を緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第2係合部555が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、第1係合基部533Hのボルト挿通溝61E、及び第1連結部653の第1ボルト挿通孔62Dに挿通されたボルト61Fにねじ込まれたナット61Gを緩める。すると、第1連結部653に対して第1係合部633Gが、第1連結部653の軸周り方向に角度自在になる。そして、第2フレーム51Bの弧状孔56に挿通され、第2係合基部255Dの第2ねじ穴57B(図8参照)にねじ込まれたボルト56Aを緩める。すると、第2係合部255が第2フレーム51Bの弧状孔56の円弧が延びる方向に角度自在になる。そして、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにねじ込まれたボルト255Lを緩める。すると、第2係合部255に対して第2連結部654が上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ633の位置が前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に移動自在になる。つまり、ホッパ支持部50に第1連結部653が設けられ、ホッパ33に第1係合部633Gが設けられ、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。
そして、ホッパ633の位置を前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に調整してホッパ633の位置を所定の位置にした後、第2係合部555の第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにナット555Mを再びねじ込む。そして、第1係合基部533Hのボルト挿通溝61E、及び第1連結部653の第1ボルト挿通孔62Dに挿通されたボルト61Fにナット61Gを再びねじ込む。そして、第2フレーム51Bの弧状孔56に挿通され、第2係合基部255Dの第2ねじ穴57Bにボルト56Aを再びねじ込む。そして、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにボルト255Lを再びねじ込む。こうして、ホッパ633のミキサドラム32に対する位置を前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に調整してホッパ633の位置を所定の位置に固定することができる。
このミキサ630は、ホッパ633がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ633は位置調整部652によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ630はホッパ633の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、本発明のミキサ630も容易に製造することができる。
また、この位置調整部652は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部651を有している。このため、このミキサ630は連結部651によってホッパ633の位置を調整することができる。これにより、このミキサ630はホッパ633の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部652は、連結部651の一部が、回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部653と、第1連結部653に係合する第1係合部633Gとを有している。第1連結部653がホッパ633に設けられ、第1係合部633Gがホッパ支持部50に設けられて、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ630はホッパ633が第1係合部633G及び第1連結部653を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ630はホッパ633とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ630はホッパ633を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ630はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ630は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ633をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部652は、第1連結部653とホッパ支持部50とを連結する第2連結部654と、ホッパ支持部50に対する第2連結部654の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部255とを有している。このため、このミキサ630は第2係合部255に第2連結部654のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部654やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ630は第2連結部654やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この位置調整部652は、ホッパ支持部50に対するホッパ633の位置を前後方向に自在に調整して、連結部651とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558を有している。このため、このミキサ630は第3係合部558を介して連結部651とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ630は連結部651とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ630は連結部651をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ630はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ630は溶接資格を有していない作業者であっても連結部651をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この第1連結部653は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ630は第1連結部653の円形状の周方向にホッパ633を回動させてホッパ633の位置を調整することができる。これにより、このミキサ630はホッパ633の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部558が係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ630は第3係合部558のホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、連結部651とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ630はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ630を備えたミキサ車はホッパ633の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態8>
実施形態8のミキサ730は、図22に示すように、第1係合部733Gの形状、及び一対の支柱部63Aが設けられている点が実施形態1〜7と相違する。他の構成は実施形態1〜7と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
連結部751である第1係合部733Gは連結部751である第1連結部653の左右両端部に1つずつが連結している。第1連結部653の左端部に連結した第1係合部733Gの柱状部63Bは、柱状をなして前方左側に向けて湾曲している。また、第1連結部653の右端部に連結した第1係合部733Gの柱状部63Bは、柱状をなして前方右側に向けて湾曲している。これら第1係合部733Gはそれぞれの柱状部63Bの前端に支柱係合部本体63Cが1つずつ連結している。これら支柱係合部本体63Cは第1係合基部533Hと同一の形状である。これら支柱係合部本体63Cは帯状の長手方向の一端が柱状部63Bの前端に連結して前方向に延びている。これら支柱係合部本体63Cは半円筒部63Dの中心軸が上下方向に延びている。これら支柱係合部本体63Cは帯状の長手方向の他端が一端に対して左右内側の前方に配置されている。
支柱部63Aは円柱状をなして上下方向に延びている。支柱部63Aは下端に第3係合部558が連結して設けられている。支柱部63Aは第3係合部558を介して第2フレーム51Bの左右のそれぞれの第1折曲部51Eに1つずつ連結している。詳しくは、支柱部63Aは第3係合部558の係合長孔555Hが第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに連通している。そして、互いに連通した係合長孔555H及び係合部用長孔51Gのそれぞれにボルト555Lが挿通されて、ボルト555Lにナット555Mがねじ込まれている。
これら支柱部63Aは上端部に複数の第4ボルト挿通孔63Eが設けられている。これら第4ボルト挿通孔63Eは支柱部63Aの円柱状の中心軸に対して直交して貫通して形成されている。これら第4ボルト挿通孔63Eは互いに平行である。また、第2フレーム51Bの左側に設けられた支柱部63Aは、複数の第4ボルト挿通孔63Eが左側後方から右側前方に向けて貫通している。また、第2フレーム51Bの右側に設けられた支柱部63Aは、複数の第4ボルト挿通孔63Eが右側後方から左側前方に向けて貫通している。支柱部63Aは上端部が第1係合部733Gの支柱係合部本体63Cの半円筒部63Dの内側に外周面が当接している。支柱部63Aは複数の第4ボルト挿通孔63Eのいずれかが支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63Fに連通している。そして、互いに連通した第4ボルト挿通孔63E及びボルト挿通溝63Fにボルト63Gが挿通されて、ボルト63Gにナット63Hがねじ込まれている。
次に、このミキサ730のホッパ733の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ733の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにねじ込まれたボルト255Lを緩める。すると、第2係合部255に対して第2連結部654が上下方向に移動自在になる。そして、第1係合部733Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び支柱部63Aの第4ボルト挿通孔63Eに挿通されたボルト63Gにねじ込まれたナット63Hを緩めて、ボルト63G及びナット63Hを取り外す。すると、支柱部63Aに対して支柱係合部本体63Cが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ733の位置が上下方向に移動自在になる。このとき、ホッパ733の位置を上下方向に調整して、支柱部63Aの複数の第4ボルト挿通孔63Eのいずれか1つを第1係合部733Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63Fに連通させる。
そして、ホッパ733の位置を上下方向に調整してホッパ733の位置を所定の位置にした後、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにボルト255Lを再びねじ込む。そして、連通した支柱部63Aの第4ボルト挿通孔63E、及び第1係合部733Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63Fに、再びボルト63Gを挿通してボルト63Gにナット63Hを再びねじ込む。こうして、ホッパ733のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ733の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ733の位置を前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に調整する場合について説明する。先ず、支柱部63Aの第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにねじ込まれたナット555Mを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して支柱部63Aが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、第1係合基部533Hのボルト挿通溝61E、及び第1連結部653の第1ボルト挿通孔62Dに挿通されたボルト61Fにねじ込まれたナット61Gを緩める。すると、第1連結部653に対して第1係合部733Gが、第1連結部653の軸周り方向に角度自在になる。そして、第2フレーム51Bの弧状孔56に挿通され、第2係合基部255Dの第2ねじ穴57Bにねじ込まれたボルト56Aを緩める。すると、第2係合部255が第2フレーム51Bの弧状孔56の円弧が延びる方向に角度自在になる。そして、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにねじ込まれたボルト255Lを緩める。すると、第2係合部255に対して第2連結部654が上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ733の位置が前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に移動自在になる。
そして、ホッパ733の位置を前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に調整してホッパ733の位置を所定の位置にした後、支柱部63Aの第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにナット555Mを再びねじ込む。そして、第1係合基部533Hのボルト挿通溝61E、及び第1連結部653の第1ボルト挿通孔62Dに挿通されたボルト61Fにナット61Gを再びねじ込む。そして、第2フレーム51Bの弧状孔56に挿通され、第2係合基部255Dの第2ねじ穴57Bにボルト56Aを再びねじ込む。そして、第2係合小部255Eの第2挿通孔255Kを挿通し、第2係合基部255Dの第1ねじ穴57Aにボルト255Lを再びねじ込む。こうして、ホッパ733のミキサドラム32に対する位置を前後方向、及び第1連結部653の軸周り方向に調整してホッパ733の位置を所定の位置に固定することができる。
このように、このミキサ730は、ホッパ733がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ733は位置調整部752によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ730はホッパ733の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、本発明のミキサ730も容易に製造することができる。
また、この位置調整部752は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部751を有している。このため、このミキサ730は連結部751によってホッパ733の位置を調整することができる。これにより、このミキサ730はホッパ733の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部752は、連結部751の一部が、回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部653と、第1連結部653に係合する第1係合部733Gとを有している。第1連結部653がホッパ733に設けられ、第1係合部733Gがホッパ支持部50に設けられて、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ730はホッパ733が第1係合部733G及び第1連結部653を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ730はホッパ733とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ730はホッパ733を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ730はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ730は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ733をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部752は、第1連結部653とホッパ支持部50とを連結する第2連結部654と、ホッパ支持部50に対する第2連結部654の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部255とを有している。このため、このミキサ730は第2係合部255に第2連結部654のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部654やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ730は第2連結部654やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この位置調整部752は、ホッパ支持部50に対するホッパ733の位置を前後方向に自在に調整して、連結部751とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558を有している。このため、このミキサ730は第3係合部558を介して連結部751とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ730は連結部751とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ730は連結部751をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ730はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ730は溶接資格を有していない作業者であっても連結部751をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この第1連結部653は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ730は第1連結部653の円形状の周方向にホッパ733を回動させてホッパ733の位置を調整することができる。これにより、このミキサ730はホッパ733の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部558が係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ730は第3係合部558のホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、連結部751とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ730はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ730を備えたミキサ車はホッパ733の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態9>
実施形態9のミキサ830は、図23、24に示すように、第1係合部833Gの形状、及び支柱部64Aの第4ボルト挿通孔64Eの貫通する向きが実施形態1〜8と相違する。他の構成は実施形態1〜8と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
連結部851である第1係合部833Gは前側柱状部64B、支柱係合部本体63C、ヒンジ部64C、及び後側柱状部64Dを具備している。前側柱状部64Bは柱状をなして前後方向に延びている。支柱係合部本体63Cは帯状の長手方向の一端が前側柱状部64Bの前端に連結して前方向に延びている。
ヒンジ部64Cは、図24に示すように、第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hを具備している。第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hはそれぞれが所定の厚みを有し円環状をなして中心軸が左右方向に延びている。ヒンジ部64Cは第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hが互いの中心軸が同軸である。ヒンジ部64Cは第1円環部64Fと第2円環部64Gとがスペーサ64Hを介して隣接している。ヒンジ部64Cは互いに連通した第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の孔にボルト64Jが挿通されて、ボルト64Jにナット64Kがねじ込まれている。ヒンジ部64Cは第1円環部64Fが前側柱状部64Bの後端に連結している。また、ヒンジ部64Cは第2円環部64Gが後側柱状部64Dの前端に連結している。ヒンジ部64Cはボルト64Jにねじ込まれたナット64Kを緩めると、第1円環部64Fに対して、第2円環部64Gが回動自在になる。
こうして形成された第1係合部833Gはホッパ本体33Aの左右外側の上端部のそれぞれに後側柱状部64Dを当接して1つずつ連結している。また、これら第1係合部833Gは後側柱状部64Dに対してそれぞれの前側柱状部64Bが左右外側に位置している。これら第1係合部833Gは支柱係合部本体63Cがホッパ本体33Aの前端から前方に突出している。また、これら第1係合部833Gはそれぞれのヒンジ部64Cの第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸が互いに同軸である。支柱部64Aの上端部に設けられた複数の第4ボルト挿通孔64Eは支柱部64Aに対して左右方向に貫通して設けられている。
次に、このミキサ830のホッパ833の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ833の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず第1係合部833Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び支柱部64Aの第4ボルト挿通孔64Eに挿通されたボルト63Gにねじ込まれたナット63Hを緩めて、ボルト63G及びナット63Hを取り外す。すると、支柱部64Aに対して第1係合部833Gが上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ833の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ833の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ833の位置が上下方向に移動自在になる。このとき、ホッパ833の位置を上下方向に調整して、支柱部64Aの複数の第4ボルト挿通孔64Eのいずれか1つを第1係合部833Gのボルト挿通溝63Fに連通させる。また、ホッパ833の位置を上下方向に調整して、連結部材133Sの3つの第2貫通孔133Vのいずれか1つを第4折曲部133Qの第1貫通孔36のいずれか1つに連通させる。
そして、ホッパ833の位置を上下方向に調整してホッパ833の位置を所定の位置にした後、連通した第1係合部833Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び支柱部64Aの第4ボルト挿通孔64Eにボルト63Gを挿通してボルト63Gにナット63Hを再びねじ込む。そして、連通した高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ833のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ833の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ833の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、支柱部64Aの第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにねじ込まれたナット555Mを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して支柱部64Aが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、ホッパ133の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ133の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ833の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
なお、このとき、第2フレーム51Bに対する支柱部64Aの位置を左右方向に調整する替わりに、2つの第1係合部833Gのヒンジ部64Cのそれぞれのスペーサ64Hの厚みを変更することによって、前側柱状部64Bに対する後側柱状部64Dの位置を左右方向に調整することができる。詳しくは、ホッパ833の左側のヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを薄くして、ホッパ833の右側のヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを厚くする。すると、前側柱状部64Bに対するホッパ833の位置を左方向にずらすことができる。また、ホッパ833の左側のヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを厚くして、ホッパ833の右側のヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを薄くする。すると、前側柱状部64Bに対するホッパ833の位置を右方向にずらすことができる。
そして、ホッパ833の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ833の位置を所定の位置にした後、支柱部64Aの第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにナット555Mを再びねじ込む。そして、ホッパ133の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ833のミキサドラム32に対する位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ833の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ833の位置を第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸の軸周り方向に調整する場合について説明する。
先ず、ホッパ833のヒンジ部64Cの第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の孔に挿通されたボルト64Jにねじ込まれたナット64Kを緩める。すると、第1円環部64Fに対して第2円環部64Gが、第1円環部64F、第2円間部、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸の軸周り方向に角度自在になる。そして、ホッパ833の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対してホッパ833の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ833の位置が第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸の軸周り方向に角度自在になる。
そして、ホッパ833の位置を第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸の軸周り方向に回転して調整しホッパ833の位置を所定の位置した後、ホッパ833のヒンジ部64Cの第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の孔に挿通されたボルト64Jにナット64Kを再びねじ込む。そして、ホッパ833の連通した高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通して、ボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ833のミキサドラム32に対する位置を第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸の軸周り方向に回転して調整してホッパ833の位置を所定の位置に固定することができる。
このように、このミキサ830は、ホッパ833がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ833は位置調整部852によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ830はホッパ833の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、本発明のミキサ830も容易に製造することができる。
また、この位置調整部852は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部851を有している。このため、このミキサ730は連結部851によってホッパ833の位置を調整することができる。これにより、このミキサ830はホッパ833の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部852は、ホッパ支持部50に対するホッパ833の位置を前後方向に自在に調整して、連結部851とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558を有している。このため、このミキサ830は第3係合部558を介して連結部851とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ830は連結部851とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ830は連結部851をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ830はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ830は溶接資格を有していない作業者であっても連結部851をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部852は、ホッパ支持部50に対するホッパ833の位置を左右方向に自在に調整して、連結部851とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558(第4係合部)を有している。このため、このミキサ830は第3係合部558を介して連結部851とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ830は連結部851とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ830は連結部851をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ830はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ830は溶接資格を有していない作業者であっても連結部851をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部558が係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ830は第3係合部558のホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、連結部851とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、この第3係合部558(第4係合部)は、左右方向に延びた係合長孔555Hを具備し第3係合部558が係合長孔555Hを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ830は第4係合部のホッパ支持部50に対する位置を係合長孔555Hが延びる方向に容易に調整して、連結部851とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ830は、ホッパ833の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ833の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備えている。このため、このミキサ830はホッパ支持部50に対するホッパ833の後側の位置を高さ調整部3Bを調整することによって上下方向に自在に調整する。これにより、このミキサ830はホッパ833の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ833の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体133Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vとにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ830は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ830はホッパ支持部50に対するホッパ833の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ830は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、このミキサ830は第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ830はホッパ支持部50に対するホッパ833の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ830はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ830を備えたミキサ車はホッパ833の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<実施形態10>
実施形態10のミキサ930は、図25に示すように、設けられる第1係合部833Gの数及び位置、第1連結部553の左右中央部に第5ボルト挿通孔65Aが設けられている点が実施形態1〜9と相違する。他の構成は実施形態1〜9と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
連結部951である第1係合部833Gは支柱係合部本体63Cの半円筒部63Dの中心軸が左右方向に延びている。また、第1係合部833Gはヒンジ部64Cの第1円環部64F、第2円環部64G、及びスペーサ64Hの円環状の中心軸が上下方向に延びている。第1係合部833Gはホッパ本体33Aの前側の左右中央の上端部に後側柱状部64Dの後端を当接して連結している。
連結部951である第1連結部553は左右中央部に複数の第5ボルト挿通孔65Aが設けられている。これら第5ボルト挿通孔65Aは第1連結部553の円柱状の中心軸に対して直交して上下方向に貫通して形成されている。また、これら第5ボルト挿通孔65Aは互いに平行である。第1連結部553は支柱係合部本体63Cの半円筒部63Dの内側に外周面が当接している。第1連結部553は複数の第5ボルト挿通孔65Aのいずれかが支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63Fに連通している。そして、互いに連通した第5ボルト挿通孔65A及びボルト挿通溝63Fにボルト63Gが挿通されて、ボルト63Gにナット63Hがねじ込まれている。
次に、このミキサ930のホッパ933の位置を調整する位置調整方法を説明する。
先ず、ホッパ933の位置を上下方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部555の第2係合基部555Dの第3ボルト挿通孔60C、及び第2連結部554の第2ボルト挿通孔60Bに挿通されたボルト61Aにねじ込まれたナット61Bを緩めて、ボルト61A及びナット61Bを取り外す。すると、第2係合部555に対して第2連結部554が上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ933の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対して、ホッパ933の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。こうして、ホッパ933の位置が上下方向に移動自在になる。このとき、ホッパ933の位置を上下方向に調整して、連結部材133Sの3つの第2貫通孔133Vのいずれか1つを第4折曲部133Qの第1貫通孔36のいずれか1つに連通させる。
なお、第2係合部555に対して第2連結部554を上下方向に調整する替わりに、第1係合部833Gのヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを変更することによって、前側柱状部64Bに対する後側柱状部64Dの位置を上下方向に調整することができる。詳しくは、ヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを薄くすると、前側柱状部64Bに対する後側柱状部64Dの位置を上方向にずらすことができる。また、ヒンジ部64Cのスペーサ64Hの厚みを厚くすると、前側柱状部64Bに対する後側柱状部64Dの位置を下方向にずらすことができる。
そして、ホッパ933の位置を上下方向に調整してホッパ933の位置を所定の位置にした後、連通した第2係合部555の第2係合基部555Dの一対の第3ボルト挿通孔60C、及び第2連結部554の第2ボルト挿通孔60Bにボルト61Aを挿通して、ボルト61Aにナット61Bを再びねじ込む。そして、連通した高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通してボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ933のミキサドラム32に対する位置を上下方向に調整してホッパ933の位置を所定の位置に固定することができる。
次に、ホッパ933の位置を左右方向、及び前後方向に調整する場合について説明する。先ず、第2係合部555の第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにねじ込まれたナット555Mを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して第2係合部555が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。そして、ホッパ933の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩める。すると、第2フレーム51Bに対して、ホッパ933の連結部材133Sが左右方向、及び前後方向に移動自在になる。こうして、ホッパ933の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
なお、第2フレーム51Bに対する第2係合部555の位置を左右方向に調整する替わりに、第1連結部553に対する第1係合部833Gの位置を左右方向に調整することができる。詳しくは、第1係合部833Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び第1連結部553の第5ボルト挿通孔65Aに挿通されたボルト63Gにねじ込まれたナット63Hを緩めて、ボルト63G及びナット63Hを取り外す。すると、第1連結部553に対して第1係合部833Gが左右方向に移動自在になる。このとき、ホッパ933の位置を左右方向に調整して、第1連結部553の複数の第5ボルト挿通孔65Aのいずれか1つを第1係合部833Gのボルト挿通溝63Fに連通させる。
そして、ホッパ933の位置を左右方向、及び前後方向に調整してホッパ933の位置を所定の位置にした後、第2係合部555の第3係合部558の係合長孔555H、及び第2フレーム51Bの第1折曲部51Eの係合部用長孔51Gに挿通されたボルト555Lにナット555Mを再びねじ込む。そして、ホッパ933の連結部材133Sの第5長孔33W、及び第2フレーム51Bの第2折曲部51Fの高さ調整部用長孔51Hに挿通されたボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。こうして、ホッパ933の位置が左右方向、及び前後方向に移動自在になる。
なお、第1連結部553に対して第1係合部833Gの位置を左右方向に調整した場合は、連通した第1係合部833Gの支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び第1連結部553の第5ボルト挿通孔65Aにボルト63Gを挿通する。そして、ボルト63Gにナット63Hを再びねじ込む。
次に、ホッパ933の位置を第1連結部553の軸周り方向に調整する場合について説明する。
先ず、ホッパ933の高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vに挿通されたボルト133Xにねじ込まれたナット133Yを緩めて、ボルト133X及びナット133Yを取り外す。すると、連結部材133Sに対してホッパ933の高さ調整部本体133Dが上下方向に移動自在になる。そして、ホッパ933の支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び第1連結部553の第5ボルト挿通孔65Aに挿通されたボルト63Gにねじ込まれたナット63Hを緩める。すると、第1連結部553に対して第1係合部833Gが、第1連結部553の軸周り方向に角度自在になる。こうして、ホッパ933の位置が第1連結部553の軸周り方向に角度自在になる。
そして、ホッパ933の位置を第1連結部553の軸周り方向に回転して調整しホッパ933の位置を所定の位置した後、連通した高さ調整部本体133Dの第1貫通孔36、及び連結部材133Sの第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通して、ボルト133Xにナット133Yを再びねじ込む。そして、ホッパ933の支柱係合部本体63Cのボルト挿通溝63F、及び第1連結部553の第5ボルト挿通孔65Aに挿通されたボルト63Gにナット63Hを再びねじ込む。こうして、ホッパ933の位置が第1連結部553の軸周り方向にホッパ933の位置を所定の位置に固定することができる。
このミキサ930は、ホッパ933がホッパ支持部50を介して架台31に連結している。また、ホッパ933は位置調整部952によってミキサドラム32に対する位置を容易に調整することができる。このため、このミキサ930はホッパ933の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
したがって、本発明のミキサ930も容易に製造することができる。
また、この位置調整部952は、開口部32Gに対する排出口33Fの角度、上下方向、前後方向、及び左右方向の少なくともいずれかの位置を調整する連結部951を有している。このため、このミキサ930は連結部951によってホッパ933の位置を調整することができる。これにより、このミキサ930はホッパ933の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、この位置調整部952は、連結部951の一部が、回転軸に対して直交し、水平方向に延びる第1連結部553と、第1連結部553に係合する第1係合部833Gとを有している。第1連結部553がホッパ支持部50に設けられ、第1係合部833Gがホッパ933に設けられて、排出口33Fを開口部32Gに対して角度自在に調整する。このため、このミキサ930はホッパ933が第1係合部833G及び第1連結部553を介してホッパ支持部50に連結する。つまり、このミキサ930はホッパ933とホッパ支持部50とを溶接して連結しない。これにより、このミキサ930はホッパ933を取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ930はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ930は溶接資格を有していない作業者であってもホッパ933をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部952は、第1連結部553とホッパ支持部50とを連結する第2連結部554と、ホッパ支持部50に対する第2連結部554の位置を上下方向に高さ自在に調整して係合する第2係合部555とを有している。このため、このミキサ930は第2係合部555に第2連結部554のホッパ支持部50に対する位置を調整する機能を設けることによって、第2連結部554やホッパ支持部50の構造を簡単にすることができる。これにより、このミキサ930は第2連結部554やホッパ支持部50を容易に製造することができるため、製造する手間を抑えることができる。
また、この位置調整部952は、ホッパ支持部50に対するホッパ933の位置を前後方向に自在に調整して、連結部951とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558を有している。このため、このミキサ530は第3係合部558を介して連結部951とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ930は連結部951とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ930は連結部951をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ930はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ930は溶接資格を有していない作業者であっても連結部951をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この位置調整部952は、ホッパ支持部50に対するホッパ933の位置を左右方向に自在に調整して、連結部951とホッパ支持部50とを係合する第3係合部558(第4係合部)を有している。このため、このミキサ930は第3係合部558を介して連結部951とホッパ支持部50とを係合することができる。つまり、このミキサ930は連結部951とホッパ支持部50とを溶接していない。これにより、このミキサ930は連結部951をホッパ支持部50に取り付ける際に溶接によるスパッタが発生しない。このため、このミキサ930はスパッタの付着を防止するために溶接する場所の周囲を養生する必要がない。また、このミキサ930は溶接資格を有していない作業者であっても連結部951をホッパ支持部50に取り付けることができる。
また、この第1連結部553は、断面形状の外形が円形状である。このため、このミキサ930は第1連結部553の円形状の周方向にホッパ933を回動させてホッパ933の位置を調整することができる。これにより、このミキサ930はホッパ933の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向に容易に合わせることができる。
また、このホッパ支持部50は、前後方向に延びた係合部用長孔51Gを具備し、第3係合部558が係合部用長孔51Gを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ530は第3係合部558のホッパ支持部50に対する位置を係合部用長孔51Gが延びる方向に容易に調整して、連結部951とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、この第3係合部558(第4係合部)は、左右方向に延びた係合長孔555Hを具備し、第3係合部558が係合長孔555Hを介してホッパ支持部50に連結される。このため、このミキサ930は第4係合部のホッパ支持部50に対する位置を係合長孔555Hが延びる方向に容易に調整して、連結部951とホッパ支持部50とを連結することができる。
また、このミキサ930は、ホッパ933の後側に設けられ、ホッパ支持部50に対するホッパ933の後側の位置を上下方向に自在に調整する高さ調整部3Bを備えている。このため、このミキサ930はホッパ支持部50に対するホッパ933の後側の位置を高さ調整部3Bを調整することによって上下方向に自在に調整する。これにより、このミキサ930はホッパ933の排出口33Fの開口方向をミキサドラム32の開口部32Gの開口方向により良好に合わせることができる。
また、この高さ調整部3Bは、第1貫通孔36を具備して、ホッパ933の後側に立設した高さ調整部本体133Dと、第2貫通孔133Vを具備して、高さ調整部本体133Dとホッパ支持部50とを互いに連結する連結部材133Sとを有しており、第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが上下方向に一列に並び複数設けられ、第1貫通孔36と第2貫通孔133Vとにボルト133Xを挿通して高さ調整部本体133Dと連結部材133Sとを連結している。このため、このミキサ930は連通した第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vにボルト133Xを挿通することができる。つまり、このミキサ930はホッパ支持部50に対するホッパ933の後側の位置を上下方向に容易に調整することができる。
また、このミキサ930は第1貫通孔36及び第2貫通孔133Vが複数設けられており、第1貫通孔36の互いに隣り合う間の寸法と、第2貫通孔133Vの互いに隣り合う間の寸法とが異なる。このため、このミキサ930は第1貫通孔36、及び第2貫通孔133Vのそれぞれの隣り合う間の寸法の差分互いに上下方向にずらすことによって、連通した孔の隣り合う孔を連通させることができる。つまり、このミキサ930はホッパ支持部50に対するホッパ933の後側の位置を上下方向に微調整することができる。
また、このミキサ930はミキサ車に備えられている。このため、このミキサ930を備えたミキサ車はホッパ933の排出口33Fをミキサドラム32の開口部32Gに対して、所定の位置に容易に配置することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1〜10に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1〜3では、第1連結部の両端に第2連結部が連続して連結しているが、これに限らず、第1連結部の両端に第2連結部が連続して連結しなくても良い。
(2)実施形態2では、片方の第2連結部の下端部に第2係合部を2つ連結しているが、これに限らず、片方の第2連結部の下端部に第2係合部を1つ連結しても良い。
(3)実施形態2では、第2連結部の下端部が後方向に延びているが、これに限らず、第2連結部の下端部が前方向に延びていても良い。
(4)実施形態2〜5では、連結部材に3つの第2貫通孔が設けられているが、これに限らず、第2貫通孔の数が2つ以下でも良く、4つ以上でも良い。
(5)実施形態2〜5では、高さ調整部本体の第4折曲部のそれぞれに3つの第1貫通孔が設けられているが、これに限らず、第1貫通孔の数が2つ以下でも良く、4つ以上でも良い。
(6)実施形態3では、第2係合基部に第1ねじ穴、及び第2ねじ穴が設けられているが、これに限らず、第2係合基部に第1凹部を挟み、直方体状の左右方向に貫通して2つの挿通孔を設けても良い。
(7)実施形態8、9では、支柱部の断面形状の外形が円形状であるが、これに限らず、支柱部の断面形状の外形を多角形にしても良い。この場合、支持係合部本体の半円筒部の内側の形状を支柱部の外形形状に合わせる。これにより、支柱部に対して支持係合部本体が不用意に回転することを抑えることができる。
(8)実施形態7、8では、ホッパの位置を左右方向に調整できないが、一対の第2連結部の下端部のそれぞれに連結した第2係合部の第2係合基部と第2フレームの基部との間に所定の厚みのスペーサを挟み、第2係合部と第2フレームとを連結することによって、ホッパの位置を左右方向に調整することができる。