JP6857301B2 - 電力需要量予測装置及び電力需要量予測方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力需要量予測装置1の機能ブロック図である。
予測モデルは、予測対象日から過去の一定期間(ここでは、予測対象日からT+1日前まで)の需要家2による過去の使用電力量の実績値と、予測対象日の気象(気温等)の影響とを考慮して構築される。予測モデルは、以下のように定められる。
yij:i日目の時間帯jの電力需要量(予測値)
μij:需要家2による過去の使用電力量(過去の気象に依存する分を排除したもの)に基づく項(第1の項)
bij:予測対象日の気象に依存する使用電力量に基づく項(第2の項)
εij:誤差項(第3の項)
ここでは、εij〜N(0,σj 2)とし、誤差は独立であると仮定する。つまり、εijは、平均0、誤差の分散σj 2(第3のモデルパラメータ)の正規分布に従う。
本実施形態では、需要家の電力需要量の算出(予測)に用いる気象情報に含まれる気温等のデータとして、所定の時間帯(ここでは、1日)におけるデータの代表値を用いる。そのような代表値としては、例えば最高気温、最低気温、平均気温、及び湿度の平均値などを用いることができる。また、このように、データの代表値を用いることにより、予測モデルにおけるパラメータの数が過度に増大することを抑制することができ、電力需要量の予測処理の複雑化を回避できる。また、ここでは、数値化したイベントの情報を気象情報の一部として扱うことができる。
μijは、過去の電力需要量y(i−t−Lα)j(Lα≧0)から気温による影響b(i−t−Lα)jを排除したy(i−t−Lα)j−b(i−t−Lα)jに基づく重み付きの和としての前日予測に関する項と、この前日予測に関する項と同様に、過去の電力需要量yi(j−u−Lβ)(Lβ≧0)から気温による影響bi(j−u−Lβ)を排除したyi(j−u−Lβ)−bi(j−t−Lβ)に基づく重み付きの和としての当日予測に関する項とにより、以下のように仮定することができる。なお、前日予測を行う場合には、yi(j−u−Lβ)−bi(j−t−Lβ) に基づく当日予測に関する項は省略される。
モデルパラメータは、所定の対数尤度関数を用いて求めることができる。本実施形態では、次の正則化対数尤度関数を最大化するようにして求める。
線形回帰モデルにおいては、リッジ推定量の漸近分散は陽に求まる(例えば、Hoerl, A. E. and Kennard, R. W. (1970) Ridge regression: Biased estimation for nonorthogonal problems. Technometrics, 12, 55-67.を参照)。
本質的に、漸近分散を求めることは正則化対数尤度関数の二階微分を求めることである。そこで、二階微分を実際に計算する。対数尤度関数は、以下の式で与えられる。
上述のように、モデルパラメータα、γの推定値が得られると、気象の予測情報sn+1(気温等の予測値データ)を適用することにより、電力需要量yn+1は、上述の式(44)に基づく以下の式から求められる。
次に、予測区間について説明する。
次に、第2のモデルパラメータγのベイズ推定について説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係る電力需要量予測装置1について説明する。以下では、第2実施形態に係る電力需要量予測装置1において、複数の需要家2の電力需要量の予測に用いられる予測モデルの詳細について説明する。なお、第2実施形態に係る電力需要量予測装置1およびその処理に関し、以下で特に言及しない事項については、上述の第1実施形態の場合と同様とする。
2: 需要家
3: ネットワーク
4: アグリゲータ
5: 電力取引市場
6: スマートメータ
10:管理装置
11:使用電力量取得部
12:記憶部
13:気象情報取得部
14:気象情報データベース
16:イベント情報取得部
17:モデルパラメータ決定部
21:電力需要量算出部
22:気象予報機関
23:予測結果送信部
31:プロセッサ
Claims (7)
- 数理モデルに基づき需要家の電力需要量を予測する電力需要量予測装置であって、
前記需要家による過去の使用電力量の情報を取得する使用電力量取得部と、
前記需要家が位置する地域の過去の気象情報を取得する気象情報取得部と、
前記使用電力量の情報及び前記過去の気象情報に基づき、前記数理モデルに含まれる複数のモデルパラメータをそれぞれ決定するモデルパラメータ決定部と、
予測対象日における気象の予測情報を、前記複数のモデルパラメータが決定された前記数理モデルに適用することにより、前記需要家の電力需要量を算出する電力需要量算出部と、を備え、
前記数理モデルにおいて、予測される前記需要家の電力需要量は、前記過去の使用電力量から過去の気象に依存する使用電力量が排除されたものに基づく関数を含む第1の項、前記予測対象日の気象に依存する使用電力量に基づく関数を含む第2の項、及び誤差項としての第3の項を含み、
前記複数のモデルパラメータは、前記第1から第3の項にそれぞれ含まれる第1から第3のモデルパラメータを含み、
前記モデルパラメータ決定部は、前記第1から第3のモデルパラメータを含む所定の対数尤度関数を最大化するように、前記第1から第3のモデルパラメータのうちのいずれか2つを固定し、残りの1つのモデルパラメータを決定することにより、前記第1から第3のモデルパラメータを順次決定する、ことを特徴とする電力需要量予測装置。 - 前記第2のモデルパラメータは、前記第2の項が正となるように、非負の値に拘束されることを特徴とする請求項1に記載の電力需要量予測装置。
- 前記モデルパラメータ決定部は、前記過去の気象情報を構成するデータをクラスタリングし、
前記クラスタリングによって生成された複数のクラスターに基づき、前記過去の気象に依存する使用電力量に基づく関数を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力需要量予測装置。 - 前記過去の気象情報は、気温、湿度、天気、及び降水量のうちの少なくとも1つのデータを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力需要量予測装置。
- 前記過去の気象情報は、所定の時間帯における前記データの代表値であることを特徴とする請求項4に記載の電力需要量予測装置。
- オペレータによって入力される前記需要家が位置する地域で開催された過去のイベントの情報を取得するイベント情報取得部を更に備え、
前記第2の項に含まれる前記関数は、前記過去のイベントに依存する使用電力量に基づき、
前記電力需要量算出部は、予測対象日に開催されるイベントの予定情報を、前記複数のモデルパラメータが決定された前記数理モデルに適用することにより、前記需要家の電力需要量を算出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電力需要量予測装置。 - 数理モデルに基づき需要家の電力需要量を予測する電力需要量予測装置による電力需要量予測方法であって、
前記需要家による過去の使用電力量の情報を取得し、
前記需要家が位置する地域の過去の気象情報を取得し、
前記使用電力量の情報及び前記過去の気象情報に基づき、前記数理モデルに含まれる複数のモデルパラメータをそれぞれ決定し、
予測対象日における気象の予測情報を、前記複数のモデルパラメータが決定された前記数理モデルに適用することにより、前記需要家の電力需要量を算出し、
前記数理モデルにおいて、予測される前記需要家の電力需要量は、前記過去の使用電力量から過去の気象に依存する使用電力量が排除されたものに基づく関数を含む第1の項、前記予測対象日の気象に依存する使用電力量に基づく関数を含む第2の項、及び誤差項としての第3の項を含み、
前記複数のモデルパラメータは、前記第1から第3の項にそれぞれ含まれる第1から第3のモデルパラメータを含み、
前記モデルパラメータの決定では、前記第1から第3のモデルパラメータを含む所定の対数尤度関数を最大化するように、前記第1から第3のモデルパラメータのうちのいずれか2つを固定し、残りの1つのモデルパラメータを決定することにより、前記第1から第3のモデルパラメータを順次決定する、ことを特徴とする電力需要量予測方法。
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