JP6855910B2 - レーザクラッド加工装置 - Google Patents

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Description

本発明はレーザクラッド加工装置に関する。
粉体状の金属を供給しながらレーザ光を照射し、加工部材に対して溶融した金属の肉盛層を形成する加工技術が知られている。この肉盛層は、クラッド層とも呼ばれる。又、このような加工方法は、レーザクラッド加工、レーザクラッディング等と呼ばれている。
このようなレーザクラッド加工を行う装置として、特許文献1に記載の発明では、加工部材に対してレーザ光を照射すると共に、加工部材のレーザ光照射部に粉体を吐出するレーザクラッド加工装置が提案されている。かかるレーザクラッド加工装置は、粉体を供給するためのフィーダを備える。
フィーダから送出された粉体は、配管を経由してノズルへ供給される。そして、粉体をノズルから周状に吐出するために、配管は複数の分岐コネクタを有している。これにより、粉体は、フィーダから配管に送出された後、複数の分岐コネクタにより分岐される。また、それぞれ分岐された粉体は、それぞれの配管を経由した後、ノズルから吐出される。ノズルから吐出される粉体は、レーザ光の周囲に所定の分布状態で吐出される。ノズルから吐出される粉体は、ノズルの姿勢等を変更することにより、レーザ光の周囲における分布状態を制御することができる。例えば、ノズルを加工面に対して鉛直になるように設置して粉体を吐出する場合、レーザ光の周囲に均等に分布させることがある。また、ノズルを加工面に対して所定の角度になるように設置して、粉体の分布を意図的に偏らせることがある。レーザクラッド加工においては、このような粉体の分布が、ばらつきの少ない状態において使用者の意図通りに制御できることが好ましい。
特開2005−219060号公報
しかしながら、フィーダから送出された粉体は、分岐コネクタにおいて分岐する際の振動や、静電気の影響により、不均等な状態になって送出される場合がある。その場合、ノズルから吐出される粉体は使用者の意図した分布にならない。その結果、肉盛厚さがばらつき、粉量が多い部分では未溶着部が生じたり、粉量が少ない部分では熱過剰による割れが生じたりする虞があり好ましくない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、粉体が不均等に流れることを抑制するレーザクラッド加工装置を提供するものである。
本発明にかかるレーザクラッド加工装置は、粉体を案内するための第1の配管と、前記第1の配管に接続され、案内された前記粉体を分岐する分岐コネクタと、前記分岐コネクタに接続され、分岐された前記粉体をそれぞれ案内する複数の第2の配管と、前記複数の第2の配管に接続され、加工部位に対してレーザ光を照射すると共に、案内された前記粉体を前記レーザ光の周囲から吐出するノズルと、を備えるレーザクラッド加工装置であって、前記第1の配管及び前記分岐コネクタは、帯電防止部材により構成され、電気的に接地した状態において互いの相対姿勢が変化しないように固定されているものである。
このような構成により、配管に送出された粉体及び配管の帯電を抑制し、粉体の流れを円滑にすることができる。また、第1の配管と分岐コネクタの相対姿勢が変化しないように固定することにより、粉体の流れを安定的に制御することが可能となる。
本発明にかかる別の形態であるレーザクラッド加工装置は、粉体を案内するための第1の配管と、前記第1の配管に接続され、案内された前記粉体を分岐する分岐コネクタと、前記分岐コネクタに接続され、分岐された前記粉体をそれぞれ案内する複数の第2の配管と、前記複数の第2の配管に接続され、加工部位に対してレーザ光を照射すると共に、案内された前記粉体を前記レーザ光の周囲から吐出するノズルと、を備えるレーザクラッド加工装置であって、前記第1の配管及び前記分岐コネクタは、前記分岐コネクタの分岐部から前記粉体の供給側に向かって延設される直管部を有し、前記直管部の長さLと内径dとは、
L/d>11 (式1)
を満たし、前記内径dは2mm以上である。
このような構成にすることによって、供給源から圧送された粉体は、分岐コネクタによって分岐される直前において、直管部によって、管の内部に不均等に分散することが抑制される。そして、分岐コネクタにおいて粉体が不均等に分岐することを抑制することができる。
本発明により、粉体が不均等に流れることを抑制するレーザクラッド加工装置を提供するものである。
実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の全体構成を説明するための斜視図である。 実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の粉体供給部4とノズル7の詳細を説明するための模式図である。 実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の配管11の固定状態を説明するための斜視図である。 実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の配管11b及び分岐コネクタ12bの形態を説明するための図である。 配管の真直度を説明するための図である。 レーザクラッド加工装置1が吐出した粉体左右差を測定した実験結果を示すグラフである。 配管11bの内径を変更した場合における吐出量の左右差を測定した実験結果を示すグラフである。 実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の配管11bの姿勢を説明するための図である。
実施の形態
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の全体構成を説明するための斜視図である。レーザクラッド加工装置1は、シリンダヘッドHのバルブシート部に、レーザクラッド加工を行う装置である。レーザクラッド加工装置1は、シリンダヘッドHを傾動して保持するシリンダヘッド保持部20と、レーザ加工ヘッド30と、レーザ加工ヘッド30を鉛直方向に傾斜して保持して鉛直軸線周りに回転させる回転装置3と、レーザ加工ヘッド30に粉体を供給する粉体供給部4とを備えている。
粉体供給部4は、粉体供給源であるフィーダ10と、配管11とを有している。粉体供給部4から送出された粉体は、配管11を介してノズル7へ到達する。フィーダ10は、粉体を配管11へ圧送する。配管11は、複数の分岐コネクタを有しており、配管11a、配管11b、配管11cへと分岐している。尚、フィーダから圧送される粉体は、例えば銅を主成分とする粒径数マイクロメートルの金属粉末である。
レーザ加工ヘッド30は、加工部位にレーザ光を照射しながら粉体を吐出する。レーザ加工ヘッド30は、レーザ発振部5と、光学系部6と、ノズル7とを有している。
次に、レーザクラッド加工装置1の動作について説明する。まず、シリンダヘッド保持部20は、バルブシート部の中心軸線が鉛直方向となるようにシリンダヘッドHを傾動させ、又は、バルブシート部の中心軸線とレーザ加工ヘッド30の回転軸線とが一致するようにシリンダヘッドHを水平方向へ二次元的に移動させる。次に、レーザ加工ヘッド30は、レーザ光を発信してノズル7の中心軸に沿ってレーザ光を照射する。レーザ加工ヘッド30がレーザ光を照射すると共に、ノズル7は、粉体供給部4から圧送された粉体を吐出する。ノズル7から吐出された粉体は、レーザ光により溶融し、バルブシート部に所望のクラッド層を形成する。
続いて、図2を参照しながら粉体供給部4とノズル7の詳細について説明する。図2は、実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の粉体供給部4とノズル7の詳細を説明するための模式図である。
粉体供給部4は、フィーダ10と、配管11とを有している。配管11は、配管11a、配管11b、配管11c、分岐コネクタ12a、分岐コネクタ12bを有している。配管11は、ノズル7に接続しており、フィーダ10から圧送された粉体を案内し、ノズル7に送出する。ノズル7は、インナノズル部材7a、アウタノズル部材7b、分割壁8a、及び、供給路8cを有している。
フィーダ10には、窒素ガスなどの不活性ガスからなるキャリアガスが通過する。フィーダ10には、図示しないキャリアガス配管が設けられ、キャリアガスを用いてキャリアガスと共に粉末金属をフィーダ10から配管11を通してノズル7へ圧送して供給する。また、フィーダ10は、配管11へ送出する粉体の量や、フィーダ10から配管11へ送出するキャリアガスの流量や圧力を管理している。
フィーダ10から圧送された粉体は、まず、配管11aを通過する。配管11aは、分岐コネクタ12aに接続されている。分岐コネクタ12aは、2本の配管11bに接続している。粉体は、分岐コネクタ12aにおいて分岐され、2本の配管11bにそれぞれ圧送される。配管11bは、それぞれ分岐コネクタ12bに接続されている。そして、分岐コネクタ12bは、2本の配管11cにそれぞれ接続している。すなわち、一本の配管11aに圧送された、粉体は、分岐コネクタ12aにより2本の配管11bに分岐される。さらに、粉体は、2個の分岐コネクタ12bにより4本の配管11cに分岐される。そして、4本の配管11cに分岐されて圧送された粉体は、ノズル7へ到達する。
尚、ノズル7の吐出口から粉末金属を同時にかつ均等に吐出するために、フィーダ10からノズル7の各供給路8cまでの配管長さは等しくなるように設定されている。より詳細には、2本の配管11bの長さはそれぞれ同一に設定されており、また、4本の配管11cの長さも同一に設定されている。また、配管11における各配管及び分岐コネクタの内径はそれぞれ同一に設定されている。
ノズル7は、主に、レーザ光を通過させるためのレーザ通路を有する略円環状のインナノズル部材7aと、インナノズル部材7aに外嵌されるアウタノズル部材7bとを有している。アウタノズル部材7bの内周面は、インナノズル部材7aの外周面と相補的な形状を有し、インナノズル部材7aとアウタノズル部材7bとは同軸上に配置され、インナノズル部材7aとアウタノズル部材7bとの間に粉末金属が通過する略円環状の吐出空間8が画成されている。尚、インナノズル部材7aやアウタノズル部材7bは、その先端側へ向かって縮径している。
吐出空間8は、周方向において等間隔に複数設けられた分割壁8aによって複数の小空間に分割されている。図2の例では、吐出空間8は90度間隔で4個設けられている。各小空間の周方向での略中央部に、各小空間へ粉末金属を供給するための供給路8cが連設されている。吐出空間8の各小空間の先端側の部分により、ノズル7の外部へ粉末金属を吐出する吐出口が形成される。
レーザ光は、インナノズル部材7aの内側から照射される。そして、粉体は、レーザ光の周囲に設けられた吐出空間8を介してレーザ光に向けて吐出される。吐出された粉体は、レーザ加工ヘッド30のレーザ発振部5から出射されたレーザ光により溶融される。溶融された粉体は、被加工部材の加工部位に溶着され、溶着された粉体が冷却固化されて、被加工部材の加工部位に所定の厚さ及び外形を有するクラッド層が形成される。
レーザクラッド加工装置1においては、粉体供給部4及びノズル7をこのような構成にすることにより、被加工部材の加工部位に供給する粉体が所定の分布状態において吐出されるように設定されている。しかしながら、粉体が分岐コネクタにおいて分岐する際の振動や、静電気の影響を受けると、所定の分布状態がばらついたり、意図通りの分布にならない場合がある。
次に、図3を参照しながら配管11の固定状態について説明する。図3は、実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の配管11の固定状態を説明するための斜視図である。図3では、レーザクラッド加工装置1における配管11bからノズル7までの構成を示している。すなわち、粉体は配管11bを通過して分岐コネクタ12bにおいて分岐される。そして分岐された粉体は2本の配管11cにそれぞれ圧送された後、それぞれがノズル7に到達し、吐出口9から吐出される。
配管11bは、固定部材13によって、配管の一部が固定されている。固定部材13は例えば金属製のステーであって、レーザ加工ヘッド30に固定されている。同様に、分岐コネクタ12bは、固定部材14によって固定されている。固定部材14は、固定部材13と同様に、レーザ加工ヘッド30に固定されている。これにより、配管11b及び分岐コネクタ12bは、共にレーザ加工ヘッド30に対して固定されている。すなわち、配管11bと、分岐コネクタ12bとは、互いの相対姿勢が変化しないように固定されている。また、レーザ加工ヘッド30に固定されている固定部材13及び固定部材14は、レーザ加工ヘッド30を通じて電気的に接地された状態となっている。
次に、配管11b及び分岐コネクタ12bの材料及び電気的特性について説明する。配管11b及び分岐コネクタ12bは、帯電防止部材により構成されている。帯電防止部材の具体例としては、導電性ポリウレタン又は導電性ナイロンであって、表面抵抗が10〜10Ωという特性を有するものである。また、図3を参照しながら説明したように、配管11b及び分岐コネクタ12bは、固定部材13及び固定部材14により固定されており、固定部材13及び固定部材14は、電気的に接地されている。このように、配管11b及び分岐コネクタ12bは、帯電防止部材により構成され、電気的に接地された状態において固定されている。
配管11b及び分岐コネクタ12bが帯電防止部材により構成され、電気的に接地されていることにより、粉体供給部において、静電気の影響により粉体の流量がばらつくのを抑制することができる。
レーザクラッド加工装置1は、以上に説明したような構成により、配管11に送出された粉体及び配管の帯電を抑制し、粉体の流れを円滑にすることができる。また、配管11bと分岐コネクタ12bとを相対的に固定することにより、粉体の流れを安定的に制御することが可能となる。
次に、配管11b及び分岐コネクタ12bの形態ついて説明する。図4は、実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の配管11b及び分岐コネクタ12bの形態を説明するための図である。図4は、後述の理解を容易にするために、紙面に対して平行な方向で配管11bの最大径部を切り出した状態を示している。以下、粉体が圧送される方向に合わせて、すなわち、粉体供給側からノズル側へ、配管11b、分岐コネクタ12b及び配管11cの各構成について説明する。尚、粉体が圧送される方向は、図の破線矢印によって示されている。
配管11bは、一端から他端に亘り内径dの略円形の空洞を有する管である。配管11bは、例えばポリウレタン製のチューブであり、可撓性を有している。配管11bの有する内径dは、実質的には10%程度の変化を含んでいる。また、配管11bの有する略円形の空洞は、実質的な円形であって、10%程度のゆがみを含んでいる。配管11bは、図面右上の粉体供給側より左へ向かって延び、さらに図面下方へ折れ曲がり、分岐コネクタ12bに接続している。分岐コネクタ12bは、接続口121において配管11bと接続している。
分岐コネクタ12bは、配管11bから圧送される粉体の流れを2つに分岐し、分岐した粉体を2つの配管11cにそれぞれ案内する。分岐コネクタ12bは、接続口121、125、126を備える。接続口121は、配管11bに接続している。接続口125は、配管11cLに接続している。接続口126は、配管11cRに接続している。接続口121は、配管11bの外径と略同じ径を有する円筒空洞状の孔である。配管11bは、分岐コネクタ12bの突き当て部123まで挿入されており、分岐コネクタ12bの内壁122において分岐コネクタ12bと接触している。分岐コネクタ12bの内壁122の直径は、配管11bよりも若干(例えば5%)小さい。そのため、配管11bは、分岐コネクタ12bの接続口121に圧入された状態で接続している。また、分岐コネクタ12bの内壁122の直径は、配管11bの外形よりも若干(例えば5%)大きくてもよい。その場合、内壁122と配管11bとの隙間に接着剤を介在させてもよい。また、内壁122の直径はもっと大きく、内壁122と、配管11bとの間に、図示しない固定用の部材が存在しても良い。
分岐コネクタ12bは、内壁122が配管11bの外径と略同じ直径の円筒形状を保ちながら直線状に図面下方へ伸び、突き当て部123において配管11bの端部が当接する段形状を呈している。突き当て部123は、段形状の内側において、配管11bの内径と略同じ直径すなわち内径dの孔を形成し、図面下方に延びている。
分岐コネクタ12bは、突き当て部123から図面下方に向けて、内径dの孔が延びている。そして、分岐コネクタ12bは、内径dの孔の終端である分岐部124から図面下方に向けて孔が拡大し、左右に分岐している。左右に分岐した孔は、分岐部124から同じ距離だけそれぞれ左右方向に延びた後、図面下方に向かって直角に折れ曲がっている。
分岐部124は、配管11bが接続された接続口121から図面下方に延びる孔と、左右に分岐した孔の境界部である。すなわち、分岐部124より図面上方は、内径dを実質的に保った状態において延設されている。また、分岐部124より図面下方は、左右に分岐するための孔が図面左右方向に設けられている。図4においては、分岐部124において、直管部110の一端と、分岐するための孔とが直交している。
左右に分岐した孔は、図面下方に向かってそれぞれ延びている。左右に分岐した孔の内、左側の孔は、接続口125において配管11cLと接続している。左右に分岐した孔の内、右側の孔は、接続口126において配管11cRと接続している。尚、接続口125と配管11cLとの接続手段は、上述した接続口121と配管11bとの接続において採用した構造の内いずれかを選択すればよい。また、接続口126と配管11cRとの接続においても、同様に、上述した接続口121と配管11bとの接続において採用した構造の内いずれかを選択すればよい。接続口121、125、126において選択された接続手段はそれぞれ同じであっても良いし、異なっていても良い。分岐コネクタ12bは、一体成型された樹脂により構成されても良いし、複数の部品を組み合わせることにより構成されていても良い。
配管11cLは、分岐コネクタ12bに接続している2つの配管11cのうちの1つであって、図面左側の配管である。配管11cRは、分岐コネクタ12bに接続している2つの配管11cのうちの1つであって、図面右側の配管である。配管11cL及び配管11cRは、それぞれ内径dを有する管である。配管11cL及び配管11cRは、それぞれノズル7に接続している。配管11cL及び配管11cRは、ノズル7から吐出させる粉体の量を制御するために、互いに略等しい内径を有することが好ましい。略等しい内径とは、例えば互いの内径の差が5%程度である。尚、図4において、配管11cL及び配管11cRの内径は、配管11bの内径dと同じである。しかし、配管11bと配管11cの内径は同じでなくともよい。すなわち、配管11cL及び配管11cRの内径は、内径dでなくともよい。
次に、配管11b及び分岐コネクタ12bの有する形態について説明する。配管11b及び分岐コネクタ12bは、直管部110を有している。直管部110は、分岐コネクタ12bの分岐部124から粉体供給側に、実質的に直線状に延設される部分である。より具体的には、直管部110は、分岐コネクタ12bの分岐部124を一端として、内径dを保ちながら図面上方すなわち粉体供給側に向かって実質的に直線状に延びている管の部分である。つまり、直管部110は、分岐コネクタ12bの直管部110に相当する部分と、配管11bの直管部110に相当する部分を合わせた部分ということもできる。
実質的に直線状とは、内径dを保ちながら延びている管の真直度が予め定められた値以内である状態をいう。例えば、図4において、直管部の真直度はs´である。具体的には、配管11bは、突き当て部123から図面上方に延び、徐々に右方向に折れ曲がっている。直管部110の他端は、配管11bの外形が右に距離s´シフトした位置に示す端部111である。すなわち、図4において、直管部110は、分岐部124から端部111までの、予め設定された真直度の範囲において延設される部分をいう。また、直管部110の長さは、長さLである。
次に、上述した直管部110の有する真直度について、より詳細を説明する。図5は、配管の真直度を説明するための図である。図5(a)は、配管11bの中心線を基準にして、管の内径dに対して真直度を観察した場合の図である。この場合、真直度は、内径dの中心軸が基準線CLから距離s外れていることを観察する必要がある。レーザクラッド加工装置1において、粉体が圧送されるのは配管11bの内部である。よって、本来ならば真直度は、図5(a)に示すように、内径dに対して考慮されるべきものである。しかしながら、可撓性を有する配管11bについて、内径dに対する真直度を測定することは困難である。
図5(b)は、配管11bの外形を基準にして、実質的な真直度を観察した場合の図である。この場合、真直度は、外形に設けた基準線CL´から距離s´外れていることを観察する。本実施の形態においては、上述した実質的な方法によって真直度を測定することにより、本実施の形態にかかる構成の効果を得ることができる。
例えば、レーザクラッド加工装置1において、実質的な直線状に延設される直管部110の真直度に相当する距離s´は、内径dの25%である。より具体的には、例えば、配管11bの内径dが4mmの場合、距離s´は4mmの25%に当たる1mmである。換言すると、内径dが4mmの配管11bを採用する場合、直管部の真直度は1mmである。すなわち、この場合の直管部110は、分岐コネクタ12bの分岐部124を起点として、真直度1mm以内を維持している範囲までということができる。
次に、直管部110の長さLと配管11bの内径dとの関係について詳細を説明する。発明者らは、直管部110の長さLと配管11bの内径dの相対的な寸法比を変化させ、配管11cL及び配管11cRから吐出される粉体の左右差を観察する実験を行った。図6は、レーザクラッド加工装置1が吐出した粉体の左右差を測定した実験結果を示すグラフである。グラフの横軸は、直管部110の長さLを内径dで除した値L/dである。グラフの縦軸は、配管11cLと配管11cRとからそれぞれ同じ時間に吐出された粉体の重量差である。ひし形の点P0は、実験により測定された結果を示す点である。また、正方形の点P1は、値L/dごとに実験結果を平均した値を示す点である。尚、図6及び後述する図7の実験においては、直管部110の延設方向が重力方向と平行になるように、すなわち鉛直方向に直管部110を設置し、粉体を上方から下方に沿って圧送した。
図6にかかる実験は、代表的には以下の項目に示す条件に基づいて行われた。材料の流動度は16.3秒/50g、キャリアガスはN(窒素)、キャリアガス量は5リットル/分、粉量は0.4g/秒、配管内径は4mmである。また、粉体の成分は、銅が64%、ニッケルが18%、鉄が9%、モリブデンが6%そしてシリコンが3%である。
図6に示すように、値L/dが11より小さくなるほど、粉体の吐出量の左右差は大きくなる。つまり、内径dに対して直管部110の長さLが相対的に短くなると、粉体の吐出量の左右差が大きくなる。一方、値L/dが11を超えると、粉体の吐出量の左右差は、著しく低下し、且つ安定する。つまり、内径dに対して直管部110の長さLが相対的に十分長くなると、粉体の吐出量の左右差は小さく、且つ、安定する。また、値L/dを、例えばグラフの右端に示したように例えば37と極端に大きく設定しても、粉体の吐出量の左右差は値L/dが12のときと差がない。つまり、値L/dが11より大きいほど粉体の吐出量の左右差が改善されるという訳ではない。換言すると、値L/dが11より大きく、且つ、長さLを長くし過ぎないことは、設備の無駄を抑えることになる。
次に、配管11bの内径dを変化させた場合について説明する。図7は、配管11bの内径を変更した場合における吐出量の左右差を測定した実験結果を示すグラフである。グラフの横軸は、直管部110の長さLを内径dで除した値L/dである。グラフの縦軸は、配管11cLと配管11cRとからそれぞれ同じ時間に吐出された粉体の重量差を標準偏差σによって示したものである。図7に示すように、配管11bの内径dを変化させた場合において、いずれの場合においても、値L/dが11を超えると、粉体の吐出量の左右差は、著しく低下し、且つ安定する。また、値L/dを、大きく設定しても、粉体の吐出量の左右差は値L/dが12のときと大差がない。
尚、図6及び図7に示した実験結果を導き出すために、レーザクラッド加工装置1において採用した粉体は、粒径が250μm以下のものである。すなわち粉体の粒径(粒の最大寸法)の最大値は、250μmである。このような粉体をレーザクラッド加工装置1に採用した場合に、配管11bの内径dが2mm未満だと、圧送中に詰りが生じやすくなる。圧送中の詰りとは、粉体が配管に詰り、粉体の圧送が停止することに限らない。圧送中の詰りとは、例えば、配管中に一時的に粉体が詰まり、その後短時間のうちに詰りが解消されるような状態も含む。圧送中にこのような粉体の詰りが生じると、粉体の供給に斑が生じ、結果として吐出量にばらつきが生じることになる。したがって、上述したように、配管11bの内径dは2mm以上が好ましい。
また、配管11bの内径dを8mmよりも大きくした場合、粉体の吐出量の左右差は大きくならない。しかし、加工対象の大きさに対して配管11bの内径dを過度に大きくした場合、ノズル7のサイズは、過度に大きくなるため、設備の大きさに無駄が生じる。したがって、本実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1においては、シリンダヘッドのバルブシートの大きさに合わせ、配管11bの内径dは8mm以下が好ましい。ただし、別の用途にレーザクラッド加工装置1を用いる場合、例えば、鋳造用金型の補修をするために肉盛りを行う場合などにおいては、内径dが8mm以下であることが好ましいという訳ではない。尚、加工対象の大きさに対してノズル7のサイズが過度に大きい場合、レーザクラッド加工装置1は、吐出口9の形状を小さく絞り込むことにより粉体の過度な分散を抑制することができる。したがって、粉体の吐出範囲が加工対象であるシリンダヘッドのバルブシートの大きさよりも広くなり、吐出した粉体が肉盛りに使用されず、再び回収されることになり効率が低下することはない。
以上に説明したように、本実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1において、ノズル7から吐出する粉体が不均等に流れることを抑制するためには、配管11cLと配管11cRとの流量の差を抑えることが必要となる。発明者らは、上述した実験から、レーザクラッド加工装置1において、長さLと内径dとの間に、以下の関係を保つことにより、配管11cLと配管11cRとの流量の差を抑えることを見出した。
Figure 0006855910
ここで、dは2mm以上であることが好ましい。
このような構成にすることによって、供給源から圧送された粉体は、分岐コネクタ12bによって分岐される直前において、直管部110によって、管の内部に不均等に分散することが抑制される。そして、分岐コネクタ12bにおいて粉体が不均等に分岐することを抑制することができる。よって、粉体が不均等に流れることを抑制するレーザクラッド加工装置を提供することができる。また、式1の関係により、粉体が不均等に流れることを抑制しつつ、設備の無駄を抑えることができる。
次に、図8を参照しながら、配管11bの姿勢について説明する。図8は、実施の形態にかかるレーザクラッド加工装置1の配管11bの姿勢を説明するための図である。図8においては、配管11b、分岐コネクタ12b、及び、配管11cが示されている。配管11bの範囲Fは、図3において示した固定部材13によって、固定されている。また、分岐コネクタ12bは、図3において示した固定部材14によって固定されている。配管11b及び分岐コネクタ12bは、直管部110を有している。一点鎖線Kは、直管部110の延設方向に対して平行な線である。また、一点鎖線Jは、重力方向又は鉛直方向に対して平行な線である。線Kと線Jは角度Dを呈している。つまり、配管11bの直管部110は、重力方向に対して角度Dの姿勢において固定されている。
発明者らの行った実験によれば、角度Dと、分岐コネクタ12bにより分岐された後の配管11cにおける配管11cL及び配管11cRそれぞれの粉体の吐出量の差とは、高い相関を有していることが確認されている。したがって、角度Dを制御することにより、ノズル7より吐出される粉体の分配量を制御することができる。より具体的には、図8において、角度Dを大きくするほど、配管11cLから吐出される粉体は、配管11cRから吐出される粉体よりも多くなる。すなわち、角度Dを大きくするほど、吐出される粉体の左右差が大きくなる。また、相対的に下側に位置する配管11cLから吐出される粉体が、相対的に上側に位置する配管11cRから吐出される粉体よりも多くなる。
このように、配管11b及び分岐コネクタ12bが帯電防止部材により構成され、電気的に接地した状態において互いの相対姿勢が変化しないように固定されており、且つ、配管11b及び分岐コネクタ12bの有する直管部110の重力方向に対する角度Dを大きくすることにより、配管11cから吐出される粉体の左右差を大きくすることができる。
また、配管11b及び分岐コネクタ12bの有する直管部110が式1の関係を満たしており、内径dが2mm以上であり、且つ、配管11b及び分岐コネクタ12bの有する直管部110の重力方向に対する角度Dを大きくすることにより、配管11cから吐出される粉体の左右差を大きくすることができる。
また、配管11b及び分岐コネクタ12bが帯電防止部材により構成され、電気的に接地した状態において互いの相対姿勢が変化しないように固定されており、且つ、配管11b及び分岐コネクタ12bの有する直管部110が式1の関係を満たしており、内径dが2mm以上であり、且つ、配管11b及び分岐コネクタ12bの有する直管部110の重力方向に対する角度Dを大きくすることにより、配管11cから吐出される粉体の左右差を大きくすることができる。
このような構成により、粉体が不均等に流れることを抑制するレーザクラッド加工装置を提供することができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、レーザクラッド加工装置1は、シリンダヘッドのバルブシートに肉盛りするための装置であることを説明したが、加工対象を鋳造用の金型を補修するために肉盛りするための装置に変更することができる。
1 レーザクラッド加工装置
7 ノズル
10 フィーダ
11、11a、11b、11c、11cL、11cR 配管
12a、12b 分岐コネクタ
13、14 固定部材
30 レーザ加工ヘッド
110 直管部
111 端部
121、125、126 接続口
122 内壁
123 突き当て部
124 分岐部
L 長さ
d 内径
s、s´ 距離

Claims (2)

  1. 粉体を案内するための第1の配管と、
    前記第1の配管に接続され、案内された前記粉体を分岐する分岐コネクタと、
    前記分岐コネクタに接続され、分岐された前記粉体をそれぞれ案内する複数の第2の配管と、
    前記複数の第2の配管に接続され、加工部位に対してレーザ光を照射すると共に、案内された前記粉体を前記レーザ光の周囲から吐出するノズルと、を含むレーザ加工ヘッドと、
    前記レーザ加工ヘッドを鉛直方向に傾斜して保持して鉛直軸線周りに回転させる回転装置と、
    を備えるレーザクラッド加工装置であって、
    前記第1の配管及び前記分岐コネクタは、
    帯電防止部材により構成され、
    電気的に接地した状態において前記レーザ加工ヘッドを回転させても互いの相対姿勢が変化しないように前記レーザ加工ヘッドに固定されている、
    レーザクラッド加工装置。
  2. 粉体を案内するための第1の配管と、
    前記第1の配管に接続され、案内された前記粉体を分岐する分岐コネクタと、
    前記分岐コネクタに接続され、分岐された前記粉体をそれぞれ案内する複数の第2の配管と、
    前記複数の第2の配管に接続され、加工部位に対してレーザ光を照射すると共に、案内された前記粉体を前記レーザ光の周囲から吐出するノズルと、を含むレーザ加工ヘッドと、
    前記レーザ加工ヘッドを鉛直方向に傾斜して保持して鉛直軸線周りに回転させる回転装置と、
    を備えるレーザクラッド加工装置であって、
    前記第1の配管及び前記分岐コネクタは、前記分岐コネクタの分岐部から前記粉体の供給側に向かって延設される直管部を有し、
    前記直管部の長さLと内径dとは、
    L/d>11 (式1)
    を満たし、
    前記内径dは2mm以上であって、
    前記レーザ加工ヘッドは、前記第2の配管に供給する前記粉体の量を制御することを目的として、前記直管部と前記鉛直軸とが成す角度を変更可能に前記回転装置に固定されている、
    レーザクラッド加工装置。
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