JP6855868B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電子時計に関する。
従来、現在時刻を時分針によって指示するとともに、温度等の物理量を計測し、計測された物理量を情報指針によって指示する電子時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の電子時計は、現在時刻を計時する構成に加えて、外気温を検出する温度センサーと、温度センサーの通電及び計測周期を制御して温度計測を行う温度センサー制御部と、を備えている。そして、当該電子時計では、時刻は、文字板の中心を軸に文字板の全体で回転される時針及び分針によって示される。また、温度センサーによって計測された温度は、文字板の9時位置に設けられた目盛部に位置する小針によって示される。
特開2013−57517号公報
ここで、上記特許文献1に記載された電子時計では、温度センサーによる計測値である温度は、当該温度の計測時に上記小針によって示される。これに対し、後のタイミングにて計測値を参照可能な構成が要望されていた。
しかしながら、単に過去の計測値を表示するだけでは、表示された計測値が、どのタイミングで記憶された計測値なのか判別できないという問題がある。
本発明は、計測結果及び計測時刻を把握できる電子時計を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る電子時計は、所定の計測項目を計測可能な計測部と、前記計測部による計測結果と、前記計測結果が得られた計測時刻とが関連付けられた計測結果情報を記憶する記憶部と、前記計測結果及び前記計測時刻を針によって表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
なお、計測時刻は、計測部によって計測結果が得られたタイミングの時刻でもよく、当該計測部に計測を実施させたタイミングの時刻でもよい。
上記一態様によれば、記憶部には、計測結果と、当該計測結果が得られた計測時刻とが記憶される。このため、当該計測時刻より後のタイミングにて、計測部による計測結果だけでなく、計測時刻を表示部の針によって表示できる。従って、後になって計測結果を確認する場合でも、当該計測結果の計測時刻をユーザーが把握できる。
上記一態様では、前記針は、前記計測時刻を示す時針及び分針と、前記時針及び前記分針とは別に設けられ、前記計測結果を示す指針と、を含むことが好ましい。
このような構成によれば、時針及び分針と指針とが別に設けられていることにより、これら計測時刻及び計測結果を同時に把握しやすくすることができる。
上記一態様では、前記計測結果情報を記憶させる記憶操作が実施されると、前記計測結果情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、上記計測結果情報は、上記記憶操作が実施された場合に記憶されるので、記憶部は、計測結果の全てを記憶する必要がない。従って、記憶部の記憶容量を小さくすることができ、電子時計の製造コストを低減できる。
上記一態様では、前記記憶制御部は、前記記憶部による前記計測結果情報の記憶順を示す記憶番号とともに、前記計測結果情報を前記記憶部に記憶させることが好ましい。
このような構成によれば、記憶番号に基づいて、記憶部からの計測結果情報の読み出しを迅速に実行できる。従って、計測結果情報を表示させる表示操作が行われてから、該当する計測結果情報が表示されるまでの時間を短縮できる。
上記一態様では、前記記憶制御部は、前記記憶操作が行われると、新たに取得された前記計測結果情報を最新の前記記憶番号とともに前記記憶部に記憶させ、前記記憶部に既に記憶されている前記計測結果情報と関連付けられた前記記憶番号の繰り上げ及び繰り下げのいずれかを行うことが好ましい。
このような構成によれば、計測結果情報の記憶順に記憶番号を整理できる。従って、記憶番号を指定して計測結果情報を表示する場合や、記憶番号順に計測結果情報を表示する場合に、当該計測結果情報を効率よく参照及び表示できる。
上記一態様では、前記計測結果情報を表示させる表示操作が実施されると、前記表示操作により指定された前記記憶番号に関連付けられた前記計測結果情報を前記表示部に表示させる表示制御部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、記憶番号を指定することによって、当該記憶番号に関連付けられた計測結果情報を表示できる。従って、ユーザーが参照したい計測結果情報を指定しやすくすることができ、電子時計の利便性を向上させることができる。
上記一態様では、前記表示部は、前記記憶番号を示す番号針を備えることが好ましい。
このような構成によれば、計測結果情報が表示される際に、指定された記憶番号をユーザー自身が確認できる。従って、電子時計の利便性を向上させることができる。
上記一態様では、前記時針及び前記分針の位置を変更する時刻操作が実施されると、前記時針及び前記分針により示される時刻が前記記憶部に記憶された前記計測時刻と一致する場合に、前記計測時刻に関連付けられた前記計測結果を前記指針によって示す制御部を有することが好ましい。
このような構成によれば、ユーザーによって位置が変更された時針及び分針により示される時刻と関連付けて記憶された計測結果が上記指針によって示される。これによれば、計測結果の推移を把握しやすくすることができる。例えば、記憶部への計測結果の記憶が1時間に複数回行われている場合には、分針を移動させることによって計測結果の推移を把握しやすくすることができる。また、当該記憶が1日に複数回行われている場合には、時針を移動させることによって計測結果の推移を把握しやすくすることができる。従って、電子時計の利便性を向上させることができる。
上記一態様では、前記時刻操作に応じて前記時針及び前記分針を移動させる駆動部を備え、当該電子時計は、前記記憶部に記憶された前記計測結果情報を参照する参照モードと、現在時刻を表示する基本モードと、に動作モードを切り替え可能に構成され、前記駆動部は、前記動作モードが前記参照モードであるときに前記時刻操作が行われると、前記基本モードであるときに前記時刻操作が行われた場合の前記時針及び前記分針の移動速度より高い移動速度で前記時針及び前記分針を移動させることが好ましい。
なお、駆動部としては、モーターを例示できる他、圧電素子等のアクチュエーターを例示できる。
このような構成によれば、駆動部によって時針及び分針の位置を容易に変更できるので、りゅうずを回す等の操作によって、参照する計測結果情報の計測時刻を指定する場合に比べて、当該計測時刻を容易に指定できる。
また、電子時計の動作モードが参照モードである場合の時針及び分針の移動は、基本モードである場合より高い移動速度にて行われる。このため、上記計測時刻の指定を迅速に行うことができるので、ユーザーが参照したい計測結果をより迅速に表示できる。この他、時針及び分針の移動に応じて計測結果が表示されるので、当該計測結果の推移を把握しやすくすることができる。
或いは、上記一態様では、前記時刻操作に応じて前記時針及び前記分針を移動させる駆動部を備え、前記駆動部は、前記時針及び前記分針によって示される時刻が過去に遡るに従って、前記時針及び前記分針の移動速度を高めることが好ましい。
なお、駆動部としては、上記のように、モーターや圧電素子等のアクチュエーターを例示できる。
このような構成によれば、比較的古い計測結果を参照する場合に、当該計測結果に関連付けられた計測時刻に時針及び分針を合わせやすくすることができる。従って、ユーザーが参照したい計測結果をより迅速に表示でき、電子時計の利便性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る電子時計を示す正面図。 上記第1実施形態における電子時計の内部構成を示すブロック図。 上記第1実施形態における制御部の構成を示すブロック図。 上記第1実施形態における計測結果情報のデータ構造を示す図。 上記第1実施形態における記憶処理を示すフローチャート。 上記第1実施形態における参照処理を示すフローチャート。 上記第1実施形態におけるログ番号2の計測結果情報を表示している電子時計を示す正面図。 本発明の第2実施形態に係る電子時計が有する制御部の構成を示すブロック図。 上記第2実施形態における電子時計のりゅうずをユーザーが操作している際の指針の動きを示す図。 上記第2実施形態における参照処理を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態に係る電子時計を示す正面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[電子時計の外観構成]
図1は、本実施形態に係る電子時計1Aを示す正面図である。
本実施形態に係る電子時計1Aは、ユーザーによって携帯可能に構成され、当該ユーザーに装着されて利用されるウェアラブル機器であり、図1に示すように、現在日時とセンサーによる計測結果とを針によって指示するアナログ式の電子時計である。この電子時計1A(以下、時計1Aと略す場合がある)は、時計本体2と、当該時計本体2をユーザーの身体(例えば手首)に装着させるバンド(図示省略)と、を備える。
[時計本体の構成]
時計本体2は、正面視略円形状の筐体21及び文字盤22を有する。
筐体21における正面側の周縁には、目盛値SV(SV1〜SV4)が表記されている。具体的に、当該周縁における0時方向の位置には「00」との目盛値SV1が表記され、3時方向の位置には「25」との目盛値SV2が表記されている。また、6時方向の位置には「50」との目盛値SV3が表記され、9時方向の位置には「75」との目盛値SV4が表記されている。これら目盛値SV1〜SV4は、時計1Aの動作モードが後述する参照モードに設定された際に、指針P3によって「00」〜「99」の値が示される際の目盛値である。
文字盤22は、時計1Aの表示部DUを構成する。この文字盤22は、円形状に形成され、筐体21内に配置されている。このような文字盤22は、4つの小窓23〜26と、日付表示部27と、時刻表示針H(時針H1,H4、分針H2及び秒針H3)と、モード表示針H5及び残量表示針H6と、指針P1〜P3とを有する。
これらのうち、時針H1,H4、分針H2及び日付表示部27を、日時表示部DTとする。
時針H1及び分針H2は、それぞれの回動軸が文字盤22の略中央にて同軸となるように回転可能に設けられている。
小窓23は、文字盤22において略10時方向に位置する。この小窓23には、秒針H3が回転可能に配置されている。この秒針H3は、後述するログ番号を指し示す番号針としても機能する。
小窓24は、文字盤22において略6時方向に位置する。この小窓24には、モード表示針H5及び残量表示針H6が、それぞれの回動軸が小窓24の略中央にて同軸となるように回動可能に配置されている。これらのうち、モード表示針H5は、時計1Aの現在の動作モードを指し示す針であり、残量表示針H6は、筐体21に内蔵された二次電池(図示省略)の電池残量を指し示す針である。
小窓25は、文字盤22における略2時方向の位置に配置されている。この小窓25には、指針P1,P2が、それぞれの回動軸が同軸となるように回動可能に配置されている。これらのうち、指針P2は、指針P1より長く形成されている。
指針P3は、回動軸が時針H1及び分針H2と同軸となるように文字盤22に回動可能に設けられている。
なお、時計1Aは、後述する計測部33による計測結果を示す際に、上記指針P1〜P3によって四桁の数値を指し示すことが可能である。本実施形態では、当該四桁の数値のうち、上位一桁目の数値(例えば千の桁の数値)を指針P1が指示し、上位二桁目の数値(例えば百の桁の数値)を指針P2が指示し、上位三桁目及び四桁目の数値(例えば十の桁及び一の桁の数値)を指針P3が指示する。小数点以下の数値を示す場合も同様である。すなわち、指針P1,P2は、それぞれ「0」〜「1」の値を指示し、指針P3は、「00」〜「99」の値を指示する。
小窓26は、文字盤22において略4時方向で、かつ、当該文字盤22における中央寄りの位置に配置されている。この小窓26は、時針H4が回転可能に設けられている。この時針H4は、現在日時における時(時分のうちの時)を24時間スケールで示す24時間針である。
日付表示部27は、文字盤22において略4時方向で、かつ、当該文字盤22における周縁側に位置する。この日付表示部27は、現在日時における日付を示す表示部であり、日付が表記された日車271を有する。
上記筐体21は、それぞれ筐体21の側面に突設された3つのスイッチSW(SWA〜SWC)と、1つのりゅうずCRと、を有する。
スイッチSWA〜SWCは、略8時方向、略10時方向及び略2時方向の位置にそれぞれ配置されている。これらスイッチSWA〜SWCは、ユーザーによる入力操作(押下操作)に応じた操作信号を、後述する制御部37に出力する。
例えば、スイッチSWB,SWCは、時計1Aの動作モードを変更させる操作信号を出力する。このような動作モードとして、時計1Aには、基本モード、機内モード、計測モード及び参照モードが設定されている。
これらのうち、基本モードは、現在日時を表示する他、外部からの電波(例えば、後述する日時情報)を受信可能なモードである。機内モードは、飛行機の機内にある場合に利用される動作モードであり、電波の受信が制限されたモードである。計測モードは、後述する計測部33による計測結果を表示するモードであり、参照モードは、ログとして記録された計測結果及び計測日時を含む計測結果情報を参照可能なモードである。
そして、本実施形態では、スイッチSWCが入力されると、後述する制御部37によって、時計1Aの動作モードが計測モードに切り替えられる。この計測モードにて、スイッチSWCが長押し等の入力形式にて入力されると、計測部33による計測結果と、当該計測結果が得られた時の日時である計測日時とを含む計測結果情報が、ログ番号とともに記憶される。このログ番号は、計測結果情報の記憶順に割り振られる番号であり、最新の計測結果情報にはログ番号1が設定される。すなわち、新たな計測結果情報が記憶される場合には、既に記憶されている計測結果情報のログ番号は、それぞれ1繰り上げられる。
一方、スイッチSWBが入力されると、時計1Aの動作モードが参照モードに切り替えられる。この参照モードにて、スイッチSWBが更に入力されると、当該スイッチSWBの入力回数に応じて、参照される計測結果情報のログ番号が1ずつ繰り上げられる。このため、参照モードに変更された直後では、ログ番号1の計測結果情報が参照され、更にスイッチSWBが入力されると、ログ番号2の計測結果情報が参照される。そして、番号針として機能する秒針H3によってログ番号が示され、当該ログ番号に関連付けられた計測結果情報が、指針P1〜P3によって示される。
りゅうずCRは、筐体21の側面における3時方向の位置に配置されている。このりゅうずCRを操作することによって、時針H1〜H4を回転させることができる。
[時計の内部構成]
図2は、時計1Aの内部構成を示すブロック図である。
時計1Aは、上記構成の他、図2に示すように、受信部31、計時部32、計測部33、駆動部34、記憶部35、通信部36及び制御部37を有する。この他、図示を省略するが、時計1Aは、時計本体2に駆動電力を供給する二次電池と、当該二次電池を充電する電力を発生させるソーラーパネル等の発電部と、当該発電部によって発電された電力によって二次電池を充電する充電部と、を備える。
受信部31は、制御部37による制御の下、GPS(Global Positioning System)信号等の衛星信号や標準電波等に含まれる日時情報を受信するモジュールにより構成されている。なお、受信部31による日時情報の受信は、上記スイッチSW(例えばスイッチSWA)が押下された場合に実施されてもよく、予め設定された時刻に実施されてもよい。
計時部32は、現在日時を計時する。この現在日時は、受信部31によって受信された日時情報に基づいて、後述する制御部37によって修正される。
計測部33は、ユーザーの生体及び体動に情報や、時計1Aの周囲環境に関する情報を計測する。図示を省略するが、本実施形態では、計測部33は、気圧及び方位をそれぞれ計測するセンサーを有し、これらセンサーによって、気圧、高度及び方位を計測する。そして、計測部33は、これら計測項目の計測結果を、制御部37に出力する。これらのうち、高度は、気圧に基づいて算出可能である。
なお、計測部33は、ユーザーの生体及び体動に関する情報を計測するセンサーとして、脈波を検出して脈拍数を計測する脈波センサーや、ユーザーの体動(具体的には当該体動によって作用される加速度)を検出して、ユーザーの歩数及びカロリーを計測する加速度センサー等を備えていてもよい。また、計測部33は、上記周囲環境に関する情報を計測するセンサーとして、紫外線センサーや温度センサーを備えていてもよい。
駆動部34は、制御部37による制御の下、それぞれ上記した針H1〜H6、指針P1〜P3及び日車271を回動させる。このような駆動部34は、各針H1〜H6及び各指針P1〜P3に応じて設けられたステッピングモーター及び歯車輪列と、日車271を回転させるステッピングモーター及び歯車輪列と、を備える。
記憶部35は、例えばフラッシュメモリー等の不揮発性メモリーにより構成され、時計1Aの動作に必要な各種プログラムやデータを記憶している。例えば、このようなプログラムとして、記憶部35は、上記計測部33による計測結果をログとして記憶させる記憶処理を実行するための記憶プログラムや、後述する参照処理を実行するための参照プログラムを記憶している。また、記憶部35は、制御部37による制御の下、計測部33による計測結果と、当該計測結果が得られた日時である計測日時とを含む計測結果情報を、ログ番号と関連付けて記憶する。なお、本実施形態では、記憶部35に記憶可能なログの数は11である。
通信部36は、制御部37による制御の下、外部機器と通信して、当該外部機器との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部36は、当該外部機器から受信される要求情報に応じて、計測部33によって計測され、かつ、記憶部35に記憶された計測結果情報を、当該外部機器に送信する。
このような通信部36は、例えば、例えばIEEE802.15等の近距離無線通信規格に応じた通信方式や、IEEE802.16及びLTE(Long Term Evolution)等の通信規格に応じた通信方式により、外部機器と通信可能な通信モジュールにより構成できる。なお、前者の通信方式としては、Bluetooth(登録商標)が挙げられる。
図3は、制御部37の構成を示すブロック図である。
制御部37は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の演算処理回路を備えて構成され、時計1A全体の動作を制御する。例えば、制御部37は、上記スイッチSWの押下に応じて入力される操作信号に応じた処理を実行する他、現在日時の修正や、現在日時を上記時刻表示針H1〜H4によって表示する運針処理を行う。
更に、制御部37は、上記記憶部35に記憶された記憶プログラム及び参照プログラムを実行して、記憶処理及び参照処理を実施する。このため、制御部37は、図3に示すように、操作判定部371、動作制御部372、表示制御部373及び記憶制御部374を有する。
操作判定部371は、上記操作信号に基づいて、ユーザーによって行われた操作の種別を判定する。
例えば、操作判定部371は、時計1Aの現在の動作モードが基本モードや機内モードである場合に、スイッチSWCの入力に応じた操作信号が入力された場合には、動作モードを計測モードに切り替える操作が行われたと判定する。また例えば、現在の動作モードが計測モードである場合に、スイッチSWCの入力に応じた操作信号が入力されると、ログを記憶させる記憶操作が行われたと判定する。
また、操作判定部371は、時計1Aの現在の動作モードが基本モードや機内モードである場合に、スイッチSWBの入力に応じた操作信号が入力された場合には、動作モードを参照モードに切り替える操作が行われたと判定する。また例えば、現在の動作モードが参照モードである場合に、スイッチSWBの入力に応じた操作信号が入力されると、参照する計測結果情報のログ番号を変更する変更操作が行われたと判定する。
動作制御部372は、時計1Aの動作を、自律的に、或いは、ユーザーによる入力操作に応じて制御する。
例えば、動作制御部372は、受信部31による日時情報の受信を制御する他、計時部32によって計時されている現在日時を、受信された日時情報に基づいて修正させる。この他、動作制御部372は、上記操作判定部371によって、動作モードを変更する入力操作が行われたと判定された場合に、当該入力操作に応じた動作モードに、時計1Aの動作モードを変更する。
表示制御部373は、駆動部34を制御して、表示部DUによって各種情報を表示する。例えば、表示制御部373は、モード表示針H5によって現在の動作モードを指示する他、残量表示針H6によって二次電池(図示省略)の電池残量を表示する。また、表示制御部373は、時計1Aの現在の動作モードが基本モードである場合には、針H1〜H4により現在時刻を指示させる他、日付表示部27により現在日付を表示させる。
更に、表示制御部373は、時計1Aの動作モードが計測モードである場合に、計測部33による計測結果(計測値)を取得し、駆動部34を駆動させて、上記指針P1〜P3によって当該計測結果を指示する。なお、計測部33は、上記のように複数の計測項目を計測可能であるので、表示制御部373は、ユーザーによって選択された計測項目の計測結果を上記指針P1〜P3によって表示するが、計測結果を表示する計測項目を順次切り替えてもよい。
なお、動作モードが参照モードである場合の表示制御部373の動作については、後に詳述する。
記憶制御部374は、記憶部35による情報の記憶を制御する。例えば、記憶制御部374は、時計1Aの動作モードが計測モードである場合に、上記操作判定部371によって上記記憶操作が行われたと判定されると、当該記憶操作が行われたときの計測結果情報をログとして記憶部35に記憶させる。
図4は、記憶制御部374によって記憶部35に記憶される計測結果情報のデータ構造を示す図である。なお、図4における上段には、既に記憶部35に記憶されているログ番号及び計測結果情報が示され、下段には、新たな計測結果情報が記憶された後のログ番号及び計測結果情報が示されている。
具体的に、記憶制御部374は、上記記憶操作が行われたタイミング(記憶操作が行われたと判定されたタイミング)での計測部33による計測結果(計測値)と、計時部32によって計時されている現在日時と、を取得する。そして、記憶制御部374は、図4の下段に示すように、取得された計測結果及び現在日時(計測日時)を計測結果情報として、記憶部35に記憶させる。この際、記憶制御部374は、当該計測結果情報のログ番号を、最新の計測結果情報であることを示すログ番号1とし、既に記憶されている計測結果情報のログ番号を1ずつ繰り上げる。そして、記憶制御部374は、記憶部35に保持可能なログ数を超えるログ番号12のログ(計測結果情報)を削除する。このようにして、記憶部35には、最大で11のログが記憶される。
このため、図4における上段に示す、既に記憶されていたログ番号1〜10の計測結果情報は、新たな計測結果情報が記憶されると、図4における下段に示すように、ログ番号2〜11の計測結果情報となる。
次に、時計1Aの現在の動作モードが参照モードである場合、図3に示す表示制御部373は、ユーザーによって選択(指定)されたログ番号の計測結果情報を表示する。
具体的に、表示制御部373は、参照モードに切り替える操作が行われると、記憶部35から最新の計測結果情報であるログ番号1の計測結果情報を取得する。そして、表示制御部373は、当該計測結果情報のうち、計測日時を針H1〜H4及び日付表示部27によって表示し、計測結果を指針P1〜P3によって表示する。この際、表示制御部373は、ログ番号を秒針H3によって表示する。
また、上記変更操作が行われると、表示制御部373は、変更されたログ番号の計測結果情報を記憶部35から取得する。そして、表示制御部373は、変更されたログ番号を秒針H3によって表示する他、上記と同様に、取得された計測結果情報のうち、計測日時を針H1〜H4及び日付表示部27によって表示させ、計測結果を指針P1〜P3によって表示させる。
なお、動作モードが計測モードや参照モードである場合、ユーザーの最後の操作から所定時間が経過すると、上記動作制御部372によって、当該動作モードは基本モードに変更される。この基本モードに変更されると、表示制御部373は、指針P1〜P3を初期位置(それぞれ「0」を示す位置)に移動させて、計測結果の表示を停止するとともに、時刻表示針H及び日付表示部27によって現在日時を表示する他、針H5によって現在の動作モードを表示する。なお、残量表示針H6は、時計1Aの動作モードに関係なく表示される。
[記憶処理]
図5は、制御部37によって行われる記憶処理を示すフローチャートである。
制御部37は、動作モードが計測モードに切り替える入力操作が行われ、上記動作制御部372によって時計1Aの動作モードが計測モードに切り替えられると、上記表示制御部373が計測結果の表示を行う他、記憶部35に記憶された記憶プログラムを読み出して、以下に示す記憶処理を実行する。
この記憶処理では、図5に示すように、まず、制御部37の操作判定部371が、上記スイッチSWCの入力操作である上記記憶操作が行われたか否かを判定する(ステップSA1)。
このステップSA1の判定処理にて、記憶操作は行われていないと判定されると(ステップSA1:NO)、制御部37は、記憶処理を終了させる。
一方、上記ステップSA1の判定処理にて、記憶操作が行われたと判定されると(ステップSA1:YES)、記憶制御部374は、当該記憶操作が行われたタイミング(記憶操作が行われたと判定されたタイミング)での現在日時を計時部32から取得するとともに、計測部33から計測結果を取得し、これらを含む計測結果情報を記憶部35に記憶させる(ステップSA2)。なお、記憶制御部374によって取得される計測結果は、指針P1〜P3によって現在示されている計測結果である。このため、例えば、計測部33が計測可能な計測項目のうちの高度が指針P1〜P3によって示されている場合には、記憶制御部374は、当該高度についての計測結果が現在日時と関連付けられて記憶部35に記憶される。
そして、記憶制御部374は、記憶部35に新たに記憶された計測結果情報、及び、記憶部35に既に記憶されている計測結果情報に関連付けられるログ番号を設定する(ステップSA3)。
具体的に、記憶制御部374は、上記のように、新たに記憶された計測結果情報のログ番号を1とし、既に記憶されている計測結果情報のログ番号を1繰り上げる。そして、記憶部35に記憶可能なログ数を超えたログ番号の計測結果情報が存在する場合には、当該計測結果情報を記憶部35から削除する。
このステップSA3が実行されると、制御部37は、記憶処理を終了する。なお、この記憶処理は、動作モードが計測モードである間、繰り返し実行される。
[参照処理]
図6は、制御部37によって行われる参照処理を示すフローチャートである。
動作モードを参照モードに切り替える入力操作が行われ、上記動作制御部372によって時計1Aの動作モードが参照モードに切り替えられると、制御部37は、記憶部35に記憶された参照プログラムを読み出して、以下に示す参照処理を実行する。
この参照処理では、図6に示すように、まず、表示制御部373が、最新の計測結果情報であるログ番号1の計測結果情報を取得する(ステップSB1)。
そして、表示制御部373が、上記のように、ログ番号と、取得された計測結果情報とを表示する(ステップSB2)。
例えば、ログ番号1の計測結果情報に含まれる計測日時が「31日9時00分」である場合には、図1に示すように、番号針である秒針H3によってログ番号「1」が示され、日付表示部27によって「31日」が示され、時針H1,H4及び分針H2によって「9時00分」が示される。また、当該計測結果情報に含まれる計測結果が「2650」である場合には、指針P1によって上位一桁目の数値である「2」が示され、指針P2によって上位二桁目の数値である「6」が示され、指針P3によって上位三桁目及び四桁目の数値である「50」が示される。
上記ステップSB2の後、操作判定部371は、図6に示すように、ログ番号を変更する上記変更操作が行われたか否か、すなわち、スイッチSWBの入力に応じた操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップSB3)。
このステップSB3の判定処理にて、変更操作は行われていないと判定されると(ステップSB3:NO)、制御部37は、処理をステップSB6に移行する。
一方、ステップSB3の判定処理にて、変更操作が行われたと判定されると(ステップSB3:YES)、表示制御部373は、当該変更操作の回数に応じて、参照するログ番号を変更し、当該ログ番号の計測結果情報を取得する(ステップSB4)。
例えば、表示制御部373は、ログ番号を変更する入力操作が1回行われたと判定された場合には、現在参照しているログ番号に1を加算する。この場合、現在参照しているログ番号が1であれば、新たに参照するログ番号を2とする。なお、当該入力操作が2回行われたと判定された場合には、現在参照しているログ番号に2を加算し、当該ログ番号が1であれば、新たに参照するログ番号を3とする。
そして、表示制御部373は、新たに参照するログ番号に応じた計測結果情報を記憶部35から取得する。
図7は、ログ番号2の計測結果情報を表示している時計1Aを示す正面図である。
このステップSB4の後、表示制御部373は、上記ステップSB3での処理と同様に、新たに取得された計測結果情報を表示する(ステップSB5)。
例えば、新たに参照するログ番号が2であり、当該ログ番号2の計測結果情報に含まれる計測日時が「31日8時05分」である場合には、図7に示すように、秒針H3によってログ番号「2」が示され、日付表示部27によって「31日」が示され、時針H1,H4及び分針H2によって「8時05分」が示される。また、当該計測結果情報に含まれる計測結果が「2725」である場合には、指針P1によって上位一桁目の数値である「2」が示され、指針P2によって上位二桁目の数値である「7」が示され、指針P3によって上位三桁目及び四桁目の数値である「25」が示される。
この後、制御部37は、図6に示すように、処理をステップSB6に移行する。
ステップSB6では、動作制御部372が、動作モードを参照モードに変更する入力操作を含めて、最後に行われた入力操作から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップSB6)。
このステップSB6の判定処理にて、所定時間は経過していないと判定された場合(ステップSB6:NO)、制御部37は、処理をステップSB3に戻す。
一方、ステップSB6の判定処理にて、所定時間が経過したと判定された場合(ステップSB6:YES)、制御部37は、参照処理を終了し、時計1Aの動作モードを他のモード(例えば基本モード)に変更する。そして、表示制御部373は、計測モードから基本モード又は機内モードに変更された場合と同様に、モード表示針H5によって現在の動作モードを指示させる他、指針P1〜P3を初期位置に戻し、時刻表示針H及び日付表示部27によって示される日時を現在日時に修正する。
このような参照処理を制御部37が実行することにより、ユーザーの所望のタイミングにて記憶された計測結果と、当該計測結果が得られた計測日時とが、ログ番号と併せて、表示部DU(詳しくは、針H1〜H4、日付表示部27及び指針P1〜P3)によって表示される。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る時計1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
参照モードでは、記憶処理にて記憶部35に記憶された計測部33による計測結果だけでなく、当該計測結果が得られたタイミングの計測日時(計測時刻を含む)を、表示部DUを構成する時針H1,H4、分針H2、日付表示部27及び指針P1〜P3によって表示できる。従って、ログとして記憶された計測結果を後から確認する場合でも、当該計測結果が得られた計測時刻をユーザーが把握できる。
表示部DUは、計測結果情報を示す針として、計測日時を示す日時表示部DT(時針H1,H4、分針H2及び日付表示部27)と、計測結果を示す指針P1〜P3と、が別に設けられている。これにより、計測時刻及び計測結果を同時に把握しやすくすることができる。
動作モードが計測モードであるときに、上記記憶操作が実施されると、記憶制御部374は、当該操作が行われたタイミングの計測結果情報(計測結果及び計測日時)を記憶部35に記憶させる。これによれば、記憶部35は、計測部33によって計測された計測結果の全て(所定時間毎に実施される計測結果の全て)を記憶する必要がない。従って、記憶部35の記憶容量を小さくすることができ、電子時計1Aの製造コストを低減できる。
記憶制御部374は、記憶部35による計測結果情報の記憶順を示すログ番号(記憶番号)とともに、計測結果情報を記憶部35に記憶させる。これによれば、ログ番号に基づいて、記憶部35からの計測結果情報の読み出しを迅速に実行できる。このため、参照モードにてログ番号が指定されてから、該当する計測結果情報が記憶部35から読み出されるまでの時間を短縮できる。従って、計測結果情報を表示させる操作が行われてから、該当する計測結果情報が表示されるまでの時間を短縮できる。
記憶制御部374は、動作モードが計測モードであるときに上記記憶操作が行われると、新たに取得された計測結果情報を最新のログ番号1とともに記憶部35に記憶させ、記憶部35に既に記憶されている計測結果情報のログ番号を1繰り上げる。これによれば、記憶部35への計測結果情報の記憶順にログ番号を整理できる。従って、ログ番号を指定して計測結果情報を表示する参照モードにて、当該ログ番号に応じた計測結果情報を効率よく取得及び表示できる。
計測結果情報を表示させる操作(スイッチSWBの入力操作)が実施されると、動作制御部372は、動作モードを参照モードに切り替え、表示制御部373は、指定されたログ番号の計測結果情報を表示部DUに表示させる。これによれば、ユーザーが参照したい計測結果情報を指定しやすくすることができる。
表示部DUは、ログ番号を示す番号針として機能する秒針H3を有する。これによれば、上記参照モードにおいて計測結果情報が表示される際に、指定されたログ番号をユーザーが確認しやすくすることができる。従って、電子時計1Aの利便性を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る電子時計は、上記電子時計1Aと同様の構成を備える。ここで、当該時計1Aでは、上記計測結果情報と記憶番号であるログ番号とを関連付けて記憶し、当該計測結果情報を参照する場合には、ユーザーはログ番号を指定した。これに対し、本実施形態に係る電子時計では、ユーザーが日時表示部DTによって表示される日時をりゅうずCRによって変更することにより、参照日時が指定され、当該参照日時と計測日時が一致する計測結果が表示される。この点で、本実施形態に係る電子時計と、上記電子時計1Aとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る電子時計1Bが有する制御部38の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る電子時計1B(以下、時計1Bと略す場合がある)は、図8に示すように、制御部37に代えて制御部38を有する他は、上記時計1Aと同様の構成及び機能を有する。
なお、時計1Bが備える計測部33は、比較的高い頻度にて計測を行い、当該計測部33による計測結果は、計測日時とともに記憶部35に記憶される。本実施形態では、計測部33は、1分に1回の頻度で、気圧、高度及び方位を計測する。しかしながら、これに限らず、上記した他の計測項目を計測可能なセンサーを有していてもよく、計測頻度も適宜変更可能である。
制御部38は、上記制御部37と同様に、時計1Bの動作を制御するものであり、上記演算処理回路等を備えて構成されている。この制御部38は、例えば、記憶部35に記憶されたプログラムを読み出して、後述する記憶処理及び参照処理を実行する。このため、制御部38は、操作判定部381、動作制御部382、表示制御部383及び記憶制御部384を有する。
操作判定部381は、上記操作判定部371と同様に、上記スイッチSWから入力される操作信号に基づいて、ユーザーによる入力操作の種別を判定する。
例えば、操作判定部381は、時計1Bの現在の動作モードが基本モードである場合に、スイッチSWCの入力に応じた操作信号が入力された場合には、動作モードを計測モードに切り替える操作が行われたと判定する。
また、操作判定部381は、時計1Bの現在の動作モードが基本モードである場合に、スイッチSWBの入力に応じた操作信号が入力された場合には、動作モードを参照モードに切り替える操作が行われたと判定する。
動作制御部382は、上記動作制御部372と同様に、時計1Bの動作を、自律的に、或いは、操作判定部381によって判定された操作に応じて制御する。
例えば、動作制御部382は、上記操作判定部381によって、動作モードを変更する入力操作が行われたと判定された場合に、当該入力操作に応じた動作モードに、時計1Bの動作モードを変更する。
表示制御部383は、駆動部34を制御し、表示部DUによって各種情報を表示する。
例えば、表示制御部383は、動作モードが基本モードである場合には、上記表示制御部373と同様に、駆動部34を駆動させて、時刻表示針H(H1〜H4)及び日付表示部27によって現在日時を表示する。また、表示制御部383は、モード表示針H5及び残量表示針H6によって、現在の動作モード及び電池残量を表示する。
更に、表示制御部383は、動作モードが計測モードである場合には、計測部33による計測結果(計測値)を取得して、上記指針P1〜P3に当該計測結果を指示させる。なお、計測部33は複数の計測項目を計測可能であるが、表示制御部383は、表示制御部373と同様に、ユーザーによって選択された1つの計測項目の計測結果を上記指針P1〜P3によって指示させる。しかしながら、これに限らず、上記のように、計測結果を表示する計測項目を順次切り替えてもよい。また、動作モードが計測モードである場合には、表示制御部383は、現在日時を表示させてもよく、表示させなくてもよい。
なお、参照モードでの表示制御部383の動作については、後に詳述する。
記憶制御部384は、記憶制御部374と同様に、記憶部35による情報の記憶を制御する。
例えば、記憶制御部384は、計測部33によって計測されている計測結果(計測値)と計測日時とを関連付けて、記憶部35に記憶させる。この際、記憶制御部384は、記憶部35に記憶させる計測項目を、ユーザーによって選択された計測項目(計測モードにて表示するようにユーザーによって設定された計測項目)に限定してもよく、全ての計測項目の計測結果を記憶部35に記憶させてもよい。
このような記憶制御部384による計測結果及び計測日時の記憶は、計測部33が動作していれば行われる。すなわち、計測部33によって計測された計測結果と計測日時を含む計測結果情報の記憶は、計測部33が機能していれば、時計1Bの動作モードがいずれの動作モードであっても実施される。
ここで、表示制御部383は、時計1Bの動作モードが参照モードに設定されている場合には、ユーザーによって設定された参照日時に応じた計測結果を記憶部35から取得して、当該計測結果を指針P1〜P3によって表示する。
具体的に、表示制御部383は、動作モードが参照モードに設定されると、現在の時針H1,H4及び分針H2によって指示されている時刻、並びに、日付表示部27によって表示されている日付を、参照日時として取得する。そして、表示制御部383は、当該参照日時に対応する計測結果を記憶部35から取得し、取得した計測結果を、指針P1〜P3によって表示する。なお、計測日時については、ユーザーによって操作された時針H1,H4、分針H2及び日付表示部27によって表示されることとなる。
図9は、動作モードが参照モードに設定された時計1Bを示す図である。換言すると、図9は、ユーザーUSがりゅうずCRを操作して参照日時を変更している際の指針P1〜P3の動きを示す図である。
なお、参照モードでは、時針H1,H4及び分針H2と日付表示部27とによって参照日時が設定されるが、当該参照日時に含まれる時分の設定操作は、ユーザーによってりゅうずCRが操作されることで行われる。一方、計測部33は、上記のように、1分毎に上記センサーの少なくともいずれかによる計測を実施している。
このため、動作モードが参照モードである場合には、図9に示すように、ユーザーによってりゅうずCRが操作されて、時針H1,H4及び分針H2が移動されると、表示制御部383が、日時表示部DTによって表示されている参照日時と計測日時が一致する計測結果を取得及び表示する。このように表示制御部383が、計測結果を指針P1〜P3によって表示することから、ユーザーによってりゅうずCRが操作されて時針H1,H4及び分針H2が移動されると、これら針H1,H2,H4の動きに応じて、指針P1〜P3が移動して、対応する計測結果が表示される。
なお、上記のように、計測部33は、3つの計測項目を計測可能であり、記憶部35は、これら計測項目のうち、少なくとも1つの計測項目の計測結果を記憶する。このため、記憶部35が、複数の計測項目の計測結果を記憶する場合には、表示制御部383は、当該複数の計測項目のうち、ユーザーによって選択された計測項目の計測結果を表示してもよい。また、予め設定された1つの計測項目の計測結果が記憶部35に記憶される構成である場合には、表示制御部383は、当該1つの計測項目の計測結果を表示するように構成してもよい。
また、本実施形態では、時針H1,H4及び分針H2の位置によって参照日時に含まれる参照時刻を設定している。すなわち、秒針H3によって示される秒は、参照日時に含めていない。しかしながら、これに限らず、りゅうずCR等の操作によって秒針H3の位置も変更可能であれば、当該秒針H3により示される秒も、参照日時に含めてもよい。
[記憶処理]
上記のように、記憶制御部384は、計測部33が機能している間、当該計測部33によって計測可能な計測項目のうち少なくとも1つの計測項目の計測結果を、計測日時とともに記憶部35に記憶させている。本実施形態では、計測部33は、上記3つの計測項目を1分に1回の頻度で計測し、記憶制御部384は、当該3つの計測項目の計測結果を、それぞれ計測日時と関連付けて記憶する。すなわち、本実施形態に係る時計1Bにおいては、記憶部35に計測結果情報を記憶させる上記記憶操作は不要であり、ログ番号も不要である。
[参照処理]
図10は、制御部38が実行する参照処理を示すフローチャートである。
ユーザーの入力操作に応じて時計1Bの動作モードが参照モードに切り替えられると、制御部38は、記憶部35に記憶された参照プログラムを読み出して、以下に示す参照処理を実行する。
この参照処理では、図10に示すように、まず、表示制御部383が、りゅうずCRに対するユーザーの操作によって設定された参照日時を取得する(ステップSD1)。
次に、表示制御部383は、取得された参照日時に計測日時が一致する計測結果情報が記憶されているか否かを判定する(ステップSD2)。
このステップSD2の判定処理にて、該当する計測結果情報が記憶されていないと判定されると(ステップSD2:NO)、制御部38は、指針P1〜P3による計測結果の表示を行わずに、処理をステップSD4に移行する。
一方、ステップSD2の判定処理にて、該当する計測結果情報が記憶されていると判定されると(ステップSD2:YES)、表示制御部383は、当該計測結果情報に含まれる計測結果を指針P1〜P3によって表示する(ステップSD3)。この後、制御部38は、処理をステップSD4に移行する。
ステップSD4では、表示制御部383が、ユーザーによる参照日時の変更操作が行われたか否かを判定する(ステップSD4)。換言すると、ステップSD4では、表示制御部383が、参照日時が変更されたか否かを判定する。
このステップSD4の判定処理にて、参照日時が変更されたと判定されると(ステップSD4:YES)、制御部38は、処理をステップSD1に戻す。
一方、ステップSD4の判定処理にて、参照日時が変更されていないと判定されると(ステップSD4:NO)、制御部38は、ユーザーによる最後の操作から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップSD5)。
このステップSD5の判定処理にて、当該所定時間が経過していないと判定されると(ステップSD5:NO)、制御部38は、処理をステップSD4に戻す。
一方、ステップSD5の判定処理にて、当該所定時間が経過したと判定されると(ステップSD5:YES)、制御部38は、参照処理を終了し、動作制御部382が、動作モードを参照モードから基本モードに切り替える。そして、表示制御部383は、時刻表示針H及び日付表示部27によって示される日時を、計時部32によって計時されている現在日時に修正する。
このような参照処理によって、ユーザーにより設定された参照日時の計測結果が、指針P1〜P3によって表示される。
[第2実施形態の効果]
以上説明した時計1Bによれば、上記時計1Aと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
計測部33は、1分に1回の頻度で、上記計測項目を計測し、記憶制御部384は、計測部33による計測結果と計測日時とを関連付けて記憶部35に記憶させる。そして、時計1Bの動作モードが参照モードであるときに、ユーザーが日時表示部DTによって示される日時を変更する日時操作(時刻操作)をりゅうずCRに対して実施すると、制御部38の表示制御部383は、当該日時が計測日時と一致する計測結果情報を取得し、当該計測結果情報に含まれる計測結果を指針P1〜P3によって示す。これによれば、日時表示部DTによって示される日時を変更することによって、ユーザーに、計測結果の推移を把握させやすくすることができる。従って、電子時計1Bの利便性を向上させることができる。
なお、上記時計1Bでは、取得された参照日時と計測日時とが一致した場合に計測結果を表示する構成とした。しかしながら、これに限らず、針H1,H2,H4が進められた場合には、参照日時と計測日時とが一致したら当該計測日時の計測結果を表示し、針H1,H2,H4が戻される場合には、参照日時と計測日時とが一致したら当該計測日時の一つ前の計測日時の計測結果を表示するように、時計1Bを構成してもよい。すなわち、複数の計測結果情報に含まれる計測日時のうち、ある計測日時を第1計測日時とし、当該第1計測日時の次の計測日時を第2計測日時とした場合、第1計測日時と第2計測日時との間の期間(範囲)に参照日時が含まれると、当該第1計測日時の計測結果が表示されるように、時計1Bを構成してもよい。この際、第2計測日時が無い場合には、当該第2計測日時を現在日時と置き換えてもよい。一方、第2計測日時の計測結果が表示されてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る電子時計は、上記電子時計1Bと同様の構成を有する。ここで、当該電子時計1Bでは、参照モードにおける参照日時は、ユーザーがりゅうずCRを操作することによって設定されるとした。これに対し、本実施形態に係る電子時計では、日時表示部DTによって表示される日時は、スイッチの入力操作によって変更可能であり、当該入力操作によって参照日時が設定される。この点で、本実施形態に係る電子時計と、上記電子時計1Bとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る電子時計1Cを示す正面図である。
本実施形態に係る電子時計1Cは、上記電子時計1Bと同様の構成を有する他、図11に示すように、りゅうずCRに代えて2つのスイッチSWを有する。
これらスイッチSW(SWD,SWE)は、電子時計1C(以下、時計1Cと略す場合がある)の動作モードが基本モード又は参照モードである場合に機能し、時針H1,H4、分針H2及び日車271を回転させて、これらによって示される日時を変更する。
具体的に、スイッチSWDは、時間が遡る方向に時針H1,H4及び分針H2を回転させる他、日付が遡る方向に日付表示部27の日車271を回転させる。一方、スイッチSWEは、時間が進む方向に時針H1,H4及び分針H2を回転させる他、日付が進む方向に日車271を回転させる。
これら時針H1,H4、分針H2及び日車271のそれぞれの回転は、表示制御部383によって動作が制御される上記駆動部34によって行われる。
ここで、表示制御部383は、スイッチSWD,SWEが入力(押下)された場合、以下に示す日時設定方法のうち、いずれかの方法にて、時針H1,H4、分針H2及び日車271を回動させる。
第1の日時設定方法は、動作モードが参照モードであるときの針H1,H2,H4及び日車271の回動速度(移動速度)を、基本モードであるときより高い速度とする方法である。例えば、動作モードが参照モードである場合には、これらの回動速度を基本モードの2倍とする。
第2の日時設定方法は、示される日時が過去に遡るに従って、上記針H1,H2,H4及び日車271の回動速度を高くする方法である。換言すると、第2の日時設定方法は、スイッチSWD,SWEの入力時間が長くなるに従って、当該回動速度を高くする方法である。例えば、当該入力時間が所定時間を経過すると、段階的にそれまでの回動速度より高い速度とする。この場合、いったんスイッチSWD,SWEの入力操作が中断されると、当該回動速度は、変更される前の速度に戻る。
第3の日時設定方法は、第1の日時設定方法と第2の日時設定方法の組合せである。具体的に、第3の日時設定方法は、動作モードが参照モードであるときの上記針H1,H2,H4及び日車271の回動速度を、基本モードであるときの回動速度より高い速度とし、更に、スイッチSWD,SWEの入力時間(押下時間)に応じて、当該回動速度を高くする方法である。
これらのうち、いずれかの日時設定方法にて、表示制御部383による制御の下、駆動部34は、上記針H1,H2,H4及び日車271を回動させて、上記参照処理における参照日時を設定する。
このような時計1Cの制御部38は、上記時計1Bと同様の記憶処理を実行し、当該制御部38の記憶制御部384が、計測部33による計測結果を、計測日時とともに、記憶部35に記憶させる。
また、制御部38は、上記時計1Bと同様の参照処理を実行し、表示制御部383が、スイッチSWD,SWEによって変更される参照日時に応じた計測結果を指針P1〜P3によって指示する。
[第3実施形態の効果]
以上説明した時計1Cによれば、上記時計1Bと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
上記第1及び第3の日時設定方法のいずれかが採用される場合、時計1Cの動作モードが参照モードであるときに、表示日時を変更する操作(スイッチSWD,SWEの入力操作)が行われると、表示制御部383による制御の下、駆動部34は、基本モードであるときの移動速度より高い移動速度で、時針H1,H4、分針H2及び日車271を移動させる。具体的には、参照モードでの分針H2の移動速度を基本モードでの移動速度の2倍とし、これにより、時針H1,H4及び日車271の移動速度を2倍とする。すなわち、参照モードでは、基本モードの2倍の速度で、表示日時が変更される。
これによれば、りゅうずCRを回して表示日時を変更する場合に比べて、当該表示日時を迅速に変更できる。
また、上記動作モードが参照モードであるときには、基本モードであるときより高い速度にて、表示日時、すなわち、参照日時の変更が行われる。このため、当該参照日時に応じた計測結果の推移を把握しやすくすることができる。
上記第2及び第3の日時設定方法のいずれかが採用される場合、時計1Cの動作モードが参照モードであるときに、表示日時を変更する操作が行われると、表示制御部383による制御の下、駆動部34は、当該表示日時が過去に遡るに従って、当該表示日時、すなわち、参照日時の変更速度が高くなるように、時針H1,H4、分針H2及び日車271の移動速度(回転速度)を高める。具体的には、上記スイッチSWD,SWEの入力時間が長くなるに従って分針H2の回動速度を高めることによって、表示日時の変更速度を高める。なお、分針H2が一時間分移動すると時針H1,H4が一時間分移動し、時針H1,H4が一日分移動すると日車271が一日分移動する。
これによれば、比較的古い計測結果を参照する場合に、当該計測結果に関連付けられた計測日時に参照日時を合わせやすくすることができる。従って、電子時計1Cの利便性を向上させることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、計測部33による計測結果を記憶部35に記憶させる際に、当該計測結果が得られた日時である計測日時を、当該計測結果に関連付けて記憶させるとした。ここで、計測日時は、計時部32によって計時されている現在日時でなくてもよく、例えば、日時表示部DTの表示状態(各針の位置)に基づいて計測日時を取得し、当該計測日時を計測結果と関連付けて記憶させてもよい。更に、計測結果が得られたタイミングの時針H1,H4及び分針H2の位置(角度)と、日車271の位置(角度)とを、計測日時を示す情報として記憶してもよい。
更に、計測結果を記憶するタイミングにて、受信部31によって日時情報を取得し、当該日時情報を計測日時として記憶する構成としてもよい。
また、電子時計は、計測結果と計測時刻とを記憶し、これらを表示部DUによって表示する構成としてもよい。この場合、日付表示部27は無くてもよく、日付を判定しなくてもよい。
上記各実施形態では、計測日時のうち計測時刻を示す時針H1,H4及び分針H2と、計測結果を示す指針P1〜P3とは、別に設けられた。しかしながら、これに限らず、例えば、電子時計が、直近1時間の計測結果のみ記憶可能に構成されている場合には、時針を指針の1つとして利用してもよい。
また、上記第2及び第3実施形態に示した時計1B,1Cのように、ログ番号を表示しない場合には、秒針H3を、計測結果を示す指針の1つとして利用してもよい。
上記第1実施形態では、動作モードが計測モードであるときに、上記記憶操作が実施されると、記憶制御部374が、上記計測結果情報をログ番号とともに記憶部35に記憶させるとした。しかしながら、これに限らず、上記第2及び第3実施形態に係る電子時計1B,1Cの記憶制御部384と同様に、記憶制御部374は、計測結果及び計測日時を記憶部35に常に記憶させる構成としてもよく、上記記憶操作が行われた場合に、当該記憶操作が行われたタイミングでの計測結果情報と、ログ番号とを互いに関連付けて記憶する構成としてもよい。
また、上記各実施形態に係る電子時計1A,1B,1Cにおいて、外部機器から受信される要求情報に応じて、計測結果情報を当該外部機器に送信する通信部36を有するとした。しかしながら、これに限らず、当該通信部36は無くてもよい。
上記第1実施形態では、記憶部35は、ログとして11の計測結果情報を記憶可能に構成され、新たに取得された計測結果情報を記憶する場合には、最も古い計測結果情報を削除する構成とした。すなわち、記憶部35は、FIFO(First In First Out)方式にて計測結果情報を記憶するとした。しかしながら、これに限らず、記憶制御部374は、既定数以上の計測結果情報を記憶部35に記憶しない構成としてもよい。この場合、消去する計測結果情報をユーザーに選択させてもよい。
また、最新の計測結果情報に対応するログ番号を「1」とし、記憶部35に既に記憶されている計測結果情報のログ番号を、当該計測結果情報が古くなるに従って大きくするとした。しかしながら、これに限らず、最新の計測結果情報を示すログ番号を、記憶部35に記憶可能な計測結果情報の数とし、記憶部35に既に記憶されている計測結果情報のログ番号を、当該計測結果情報が古くなるに従って小さくしてもよい。この場合、新たに計測結果情報を記憶する際に、既に記憶されている計測結果情報のログ番号を繰り下げればよい。
上記第1実施形態では、ユーザーによって指定されたログ番号の計測結果情報を表示するとした。しかしながら、これに限らず、動作モードが参照モードに変更されると、表示制御部373が、所定時間毎(例えば3秒毎)に計測結果情報をログ番号順に表示させる構成としてもよい。
上記第1実施形態では、時計1Aは、スイッチSWCが、ログを記憶部35に記憶させる記憶操作を受け付ける記憶操作部として構成された。しかしながら、これに限らず、記憶操作部は、スイッチSWA,SWB等の他のスイッチやりゅうずCRでもよい。また、例えば、時計が、当該時計の動きを検出するセンサー(加速度センサー及びジャイロセンサー等)を有する場合、当該センサーによる検出結果に基づいて、ユーザーが所定の動作を実施したと判定される場合に、記憶制御部が、計測結果及び計測日時を含む計測結果情報を記憶部に記憶させる構成としてもよい。計測結果情報を表示させる操作も同様であり、上記第2及び第3実施形態における記憶操作及び表示操作においても同様である。
上記第1実施形態では、時計1Aは、動作モードが計測モードであるときに、スイッチSWCが入力されると、当該スイッチSWCの入力時の計測結果情報を記憶するとした。しかしながら、これに限らず、いずれの動作モードにおいても計測部33が機能している場合には、時計1Aに対する所定の操作が行われた場合に、計測結果情報をログとして記憶する構成としてもよい。すなわち、計測結果情報をログとして記憶する際の動作モードは問わない。
上記第2及び第3実施形態では、りゅうずCRの回転操作、及び、スイッチSWD,SWEの入力操作に応じて、分針H2が回転され、ひいては、時針H1,H4及び日付表示部27の表示が変更される構成とした。しかしながら、これに限らず、電子時計1B,1Cの動作モードが参照モードに変更されると、時針H1,H4、分針H2又は日車271が過去に遡る方向に回転し、これらによって表示される日時を計測日時とする計測結果が指針P1〜P3によって表示されてもよい。例えば、計測部33が1時間に1回の頻度で計測する場合には、りゅうずCRの回転操作、及び、スイッチSWD,SWEの入力操作に応じて、時針H1,H4のみが回動され、参照日時のうちの時分の時が、計測日時のうちの時分の時と一致する計測結果を表示する構成としてもよい。また、計測部33が1日に1回の頻度で計測する場合には、りゅうずCRの回転操作、及び、スイッチSWD,SWEの入力操作に応じて、日車271のみが回動され、参照日時のうちの日付が、計測日時のうちの日付と一致する計測結果を表示する構成としてもよい。
上記第2及び第3実施形態では、計測部33は、1分に1回の間隔で、気圧、高度及び方位を計測し、記憶制御部384が、これらの計測結果を計測日時と関連付けて記憶部35に記憶させるとした。しかしながら、これに限らず、計測部33による計測周期、及び、記憶制御部384による記憶部35への記憶周期は、適宜変更可能である。例えば、計測部33は、1時間に1回の間隔で計測してもよい。
また、記憶制御部384は、所定間隔での計測値の平均値を算出し、当該計測値を、所定間隔毎に計測結果として記憶部35に記憶させる構成としてもよい。例えば、計測部33が4秒間隔で所定の計測項目を計測し、記憶制御部が、1分間の間の当該所定の計測項目の平均値を算出し、当該平均値を計測結果として1分毎に記憶部に記憶させる構成としてもよい。
上記各実施形態では、表示部DUは、12時間針である時針H1と24時間針である時針H4を有するとした。しかしながら、これに限らず、電子時計は、時針H1,H4のうち、一方のみを有する構成としてもよい。
また、文字盤22のデザイン(例えば小窓のレイアウト)は、適宜変更可能である。
1A,1B,1C…電子時計、2…時計本体、21…筐体、22…文字盤、23〜26…小窓、27…日付表示部、271…日車、33…計測部、34…駆動部、35…記憶部、37,38…制御部、373…表示制御部、374…記憶制御部、CR…りゅうず、DT…日時表示部、DU…表示部、H…時刻表示部、H1,H4…時針、H2…分針、H3…秒針(番号針)、H5…モード表示針、H6…残量表示針、P1〜P3…指針、SV(SV1〜SV4)…目盛値、SW(SWA,SWB,SWC)…スイッチ。

Claims (10)

  1. 所定の計測項目を計測可能な計測部と、
    前記計測部による計測結果と、前記計測結果が得られた計測時刻とが関連付けられた計測結果情報を記憶する記憶部と、
    前記計測結果及び前記計測時刻を針によって表示する表示部と、を備えることを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計において、
    前記針は、
    前記計測時刻を示す時針及び分針と、
    前記時針及び前記分針とは別に設けられ、前記計測結果を示す指針と、を含むことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子時計において、
    前記計測結果情報を記憶させる記憶操作が実施されると、前記計測結果情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部を備えることを特徴とする電子時計。
  4. 請求項3に記載の電子時計において、
    前記記憶制御部は、前記記憶部による前記計測結果情報の記憶順を示す記憶番号とともに、前記計測結果情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする電子時計。
  5. 請求項4に記載の電子時計において、
    前記記憶制御部は、前記記憶操作が行われると、新たに取得された前記計測結果情報を最新の前記記憶番号とともに前記記憶部に記憶させ、前記記憶部に既に記憶されている前記計測結果情報と関連付けられた前記記憶番号の繰り上げ及び繰り下げのいずれかを行うことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の電子時計において、
    前記計測結果情報を表示させる表示操作が実施されると、前記表示操作により指定された前記記憶番号に関連付けられた前記計測結果情報を前記表示部に表示させる表示制御部を備えることを特徴とする電子時計。
  7. 請求項6に記載の電子時計において、
    前記表示部は、前記記憶番号を示す番号針を備えることを特徴とする電子時計。
  8. 請求項2に記載の電子時計において、
    前記時針及び前記分針の位置を変更する時刻操作が実施されると、前記時針及び前記分針により示される時刻が前記記憶部に記憶された前記計測時刻と一致する場合に、前記計測時刻に関連付けられた前記計測結果を前記指針によって示す制御部を有することを特徴とする電子時計。
  9. 請求項8に記載の電子時計において、
    前記時刻操作に応じて前記時針及び前記分針を移動させる駆動部を備え、
    当該電子時計は、
    前記記憶部に記憶された前記計測結果情報を参照する参照モードと、
    現在時刻を表示する基本モードと、に動作モードを切り替え可能に構成され、
    前記駆動部は、前記動作モードが前記参照モードであるときに前記時刻操作が行われると、前記基本モードであるときに前記時刻操作が行われた場合の前記時針及び前記分針の移動速度より高い移動速度で前記時針及び前記分針を移動させることを特徴とする電子時計。
  10. 請求項8に記載の電子時計において、
    前記時刻操作に応じて前記時針及び前記分針を移動させる駆動部を備え、
    前記駆動部は、前記時針及び前記分針によって示される時刻が過去に遡るに従って、前記時針及び前記分針の移動速度を高めることを特徴とする電子時計。
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