JP6855084B1 - 金属溶解装置 - Google Patents

金属溶解装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6855084B1
JP6855084B1 JP2019207478A JP2019207478A JP6855084B1 JP 6855084 B1 JP6855084 B1 JP 6855084B1 JP 2019207478 A JP2019207478 A JP 2019207478A JP 2019207478 A JP2019207478 A JP 2019207478A JP 6855084 B1 JP6855084 B1 JP 6855084B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting
molten metal
chamber
gas
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019207478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021081106A (ja
Inventor
城也太 望月
城也太 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUNETSU Co Ltd
Original Assignee
TOUNETSU Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2019207478A priority Critical patent/JP6855084B1/ja
Application filed by TOUNETSU Co Ltd filed Critical TOUNETSU Co Ltd
Priority to EP20887977.5A priority patent/EP4006471A4/en
Priority to CN202310924571.3A priority patent/CN116900291A/zh
Priority to US17/637,345 priority patent/US20220307768A1/en
Priority to PCT/JP2020/041950 priority patent/WO2021095731A1/ja
Priority to CN202310924599.7A priority patent/CN116900292A/zh
Priority to CN202080061068.4A priority patent/CN114340816B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6855084B1 publication Critical patent/JP6855084B1/ja
Publication of JP2021081106A publication Critical patent/JP2021081106A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

【課題】スクラップ材と新材を混合又は単独で供給しても酸化物の少ない清浄な溶湯を得ることができる金属溶解装置を提供する。【解決手段】溶解原料が供給される溶解室と、前記溶解室内の溶湯中に気体を噴出し、前記溶解室内に溶湯の渦流を発生させる気体噴出装置と、を備える金属溶解装置により解決される。【選択図】図1

Description

本発明は、溶解原料を溶湯中に供給して溶解する金属溶解装置に関し、特に、アルミニウム、アルミニウム合金及び非鉄金属等の溶解原料を、鋳造機等へ供給するための溶湯にするために溶解する金属溶解装置に関する。
環境保全の意識の高まりにより、自動車業界等において、エンジンブロック等の様々な鋳物製造品による部材や装置の軽量化が進められている。これに伴い、アルミニウム材、アルミニウム合金材等の軽量な非鉄金属材の使用量が増加している。
このため鋳物を製造する溶湯の溶解原料として、リターン材、ブリケット材、切粉等のスクラップ材を用いることで、原料中の新材の使用量を減少させる取り組みが進められている。
スクラップ材のうち、リターン材は、鋳造過程で発生した不要部分であり、性状が新材に近く、新材とともに溶解して溶湯としやすい。
しかし、ブリケット材は、加工より発生する切削屑や切粉等を圧縮して固形化したものであり、油分や水分を含むため、そのまま溶解すると質の高い溶湯とならない。このため、予め乾燥させる等して水分や油分を蒸発させる前処理を行うのが望ましく、新材と同様には溶解し溶湯にし難い。
また、ブリケット材は、溶湯と比べた場合、比重が小さく表面積が大きいため湯面に浮きやすく溶解に際し一部が酸化されやすい。切粉も同様に、比重が小さく表面積が大きいため溶湯の湯面に浮遊しやすく一部が酸化されやすい。そして、例えば、アルミニウムの酸化物であるAl23の融点が2072℃であるように、アルミニウム材等の非鉄金属材の酸化物であるAl23等は、極めて融点が高く、溶湯中にAl23等の酸化物が形成されると溶湯中で溶解せず異物となって、鋳物の質を低下させる。
このため、ブリケット材や切粉は、新材やリターン材と混合して溶解するのが難しく、別工程で溶解させることが主流となっている。
一方、ブリケット材や切粉を溶解して溶湯とする際に酸化物が形成され難くする技術としては下記特許文献1又は2に示す技術がある。
特許文献1に示される技術は、概略を図7にも示すように、溶解室101の下方に磁気攪拌装置114を設けて溶解室内の溶湯Mに渦流を発生させ、溶湯Mに比して比重の軽いブリケット材や切粉を外気との接触時間が短くなるよう溶湯M内に引き込んで酸化物が形成され難いようにする。
特許文献2に示される技術は、磁気発生装置によって溶解炉全体に溶湯の流れを発生させ、その流れにより溶解炉の一部を構成する溶解室に渦流を発生させ、特許文献1と同様に切粉等を溶湯内に引き込むようにする。
また、特許文献1には、軸先端から不活性ガスを噴出可能とした攪拌翼を溶湯内に挿入して、攪拌翼によって溶湯を攪拌しつつ脱ガス処理を行う技術も開示される。概略を図8に示すように、な特許文献1記載の脱ガス処理のように、回転軸115の先端から不活性なガスGを噴出可能とした攪拌翼116を溶湯M内に挿入して、攪拌翼116によって溶解室102に渦流を発生させ、切粉を溶湯内に引き込む技術も提案されている。
特開2013−60629号公報 特開平2−219978号公報
しかしながら、溶解室内に挿入した攪拌翼を回転させて溶解室内に渦流を発生させる従来技術では、図8に示すように、湯面近傍で回転軸115に酸化物Sが付着形成されやすく、また、ブリケット材投入時に攪拌翼116を損傷させる虞がある。さらに、新材やリターン材とともに混合溶解しようとした場合には、比重の重い新材やリターン材が攪拌翼に衝突することになるため、より攪拌翼116の破損の虞が高まる。
また、磁気攪拌装置114を溶解室101の底下方に設けて溶解室に渦流を発生させる技術は、図7に示すように、溶解室101の底自体は、耐火材112で構成する必要があり鉄皮等の金属磁性体で構成することができないため、溶解室101の底下部に耐火材112を介して磁気攪拌装置114を近接配置する必要がある。しかし、このようにすると溶解室101の底下部において外方に向かう温度勾配が他の部位と異なることになり、磁気攪拌装置114と耐火材112との境界部等で溶湯漏れが生じる虞が高まる。さらに、高温の溶湯Mが貯留する溶解室101の底下方はメンテナンス性が非常に悪い位置である。
そこで、本発明の主たる課題は、上記従来技術の問題を解決し、溶解原料として、リターン材、ブリケット材、切粉等のスクラップ材と新材とを、いずれの組み合わせで混合しても又は単独で供給しても、酸化物の少ない清浄な溶湯を得ることができる金属溶解装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は次のとおりである。
その第一の手段は、
溶解原料が供給される溶解室と、
前記溶解室内の溶湯中に気体を噴出し、前記溶解室内に溶湯の渦流を発生させる気体噴出装置と
前記溶解室から溶湯を次工程に供給するための供給路と、を備え、
前記供給路又は前記溶解室の供給路近傍に、前記溶解室から次工程に流出する未溶解の溶解原料に衝撃を与える衝撃付与手段を、備える、
ことを特徴とする金属溶解装置である。
第二の手段は、
前記気体が、溶湯に対して不活性な不活性ガスである、上記第一の手段に係る金属溶解装置である。
第三の手段は、
前記気体噴出装置は、複数の気体噴出口を有し、前記溶解室内の複数の位置から前記気体が噴出される、上記第一又は第二の手段に係る金属溶解装置である。
第四の手段は、
前記気体が前記溶解室の内壁面に沿ってかつ下方から上方に向かって螺旋方向に噴出される、上記第一〜第三の手段に係る金属溶解装置である。
第五の手段は、
前記溶解室は、循環する溶湯流路の一部にあり、循環して前記溶解室に供給される溶湯が、噴出される前記気体とともに渦流を発生させる流体として、前記溶解室内に供給される、上記第一〜第四の手段に係る金属溶解装置である。
の手段は、
前記衝撃付与手段は、前記未溶解の溶解原料が衝突するように構成された前記供給路の内壁又は前記溶解室の供給路近傍の内壁である、上記第一の手段に係る金属溶解装置である。
の手段は、
前記溶解室は、溶湯を加熱する溶湯加熱手段を備える、上記第一〜第の手段に係る金属溶解装置である。
〔作用効果〕
本発明は、溶解室内に渦流を発生させるためブリケット材や切粉のような比重の軽いスクラップ材が供給されてもそれらが迅速に、渦中心部において渦底に引き込まれるため外気と接触し難く酸化物が形成され難い。
そのうえ、気体噴出装置によって溶湯に渦流を発生させるため、渦中心底部に撹拌翼やスターラといった攪拌部材が存在しない。したがって、溶解原料と攪拌部材との接触の虞が各段に少なく、リターン材、ブリケット材、切粉等の複数種のスクラップ材と新材とをいずれの組み合わせで混合又は単独で溶解室に供給して溶解することができる。
また、気体発生装置により渦流を発生させるため、攪拌翼やスターラによる攪拌と異なり動的部分が少なくできるため、メンテナンスや取り扱い性にも優れる。
気体が、溶湯に対して不活性な不活性ガスであれば、脱ガス効果が発現し、清浄で質の高い溶湯が得られる。
気体噴出装置において気体噴出口を複数個設ければ、質量のある溶湯に効果的に流れを発生させることができ、効果的に渦流を発生させやすくなる。
気体が溶解室の内壁面に沿うように下方から上方に螺旋方向に噴出されるようにすれば、渦流を効果的かつ持続的に発生させやすくなり、渦中心底部へ溶解原料がより引き込まれやすくなる。このとき、溶解室を略逆円錐状としたり、略円柱形状とすればより効果的である。
また、溶解室を、例えば、溶解炉の一部として、循環する溶湯流路の一部として設け、循環して溶解室に供給される溶湯が、噴出される気体とともに渦を発生させる流体として、溶解室内に供給されるようにすれば、溶解室内に効果的に渦流を発生させることができる。
一方、溶解室から溶湯を次工程に供給するための供給路を設けて、その供給路又は溶解室の供給路近傍に、溶解室から次工程に流出する未溶解の溶解原料に衝撃を与える衝撃付与手段を設ければ、例えば、供給及び溶解室内で溶解しきれなかったブリケット材等の未溶解の溶解原料が衝撃付与手段によって衝撃が与えられて砕け、次工程へ供給されるまでに溶解されやすくなる。
未溶解の溶解原料が衝突するように衝撃付与手段を供給路の内壁又は溶解室の供給路近傍の内壁に構成すれば、簡易かつ動的部分を作ることなく未溶解の溶解原料に衝撃を与えることができる。
さらに、溶解室に溶湯を加熱する加熱手段を備えれば、溶解室に貯留される溶湯が加熱され、溶解原料供給による溶湯の温度低下が少なくなり、溶解原料がより迅速に溶解されやすくなる。
本発明によれば、溶解原料として、リターン材、ブリケット材、切粉等のスクラップ材と新材とを、いずれの組み合わせで混合して又は単独で供給しても、酸化物の少ない清浄な溶湯を得ることができる金属溶解装置が提供される。
本発明に係る金属溶解装置を含む溶解保持炉の平面概略図である。 図1におけるII-II矢視図であり、本発明に係る金属溶解装置を含む溶解保持炉の断面概略図である。但し、説明の便宜のためII-II矢視に現れない部材等も記載する。 本発明に係る他の金属溶解装置を含む溶解保持炉の平面概略図である。 図3におけるIV-IV矢視図であり、本発明に係る他の金属溶解装置を含む溶解保持炉の断面概略図である。但し、説明の便宜のためIV-IV矢視に現れない部材等も記載する。 本発明に係る噴流ポンプを説明するための断面図である。 本実施形態に係るスクリーン板を説明するための斜視図である。 従来の金属溶解装置の例の断面図である。 従来の他の金属溶解装置の例の断面図である。 本発明に係る別の金属溶解装置を含む溶解保持炉の平面概略図である。 図9におけるX-X矢視図であり、本発明に係る別の金属溶解装置を含む溶解保持炉の断面概略図である。但し、説明の便宜のためX-X矢視に現れない部材等も記載する。
以下、本発明に係る実施形態を図1〜図6、図9及び図10を参照しながら説明する。
本実施形態に係る金属溶解装置10は、溶解原料Bを溶湯M中に供給して溶解する溶解室11、溶解室11に連通し溶湯Mを加熱する加熱室20、溶湯Mを保持して溶湯M中の不純物等を沈殿させるなどする鎮静室30、溶湯Mを汲み出して外部の鋳造機等へ出湯する汲出室40を備える溶解保持炉1に好ましく組み込まれている。この金属溶解装置10が組み込まれた溶解保持炉1も本発明として提案される。
但し、本発明の金属溶解装置10は、本実施形態に係る溶解保持炉1に組み込まれる形態に限定されることなく、溶解原料Bを溶湯M中に供給して溶解する装置として、単独で又は他の種の溶解保持炉や溶解炉に組み込んで実施することができる。
本実施形態に係る溶解保持炉1は、外殻3内において各室が耐火材2により形成され、溶解室11は供給路13を介して加熱室20に連通している。さらに、前記加熱室20及び溶解室11に連通する循環室50が好ましく設けられており、溶湯Mが、加熱室20から循環室50を介して溶解室11に還流可能に構成されている。
加熱室20には、浸漬ヒータ21,21が上方から加熱室20内に差し込まれるように配されており溶湯Mを加熱する。なお、図9及び図10に示す形態のように、浸漬ヒータ21,21は、加熱室20の側壁から室内に差し込まれるように配してもよい。あるいは、底部に配置するようにしてもよい。また、浸漬ヒータ21,21の代わりに浸漬バーナを採用しても構わない。これにより、溶解保持炉1内に溶湯Mが保持貯留される。本実施形態に係る溶解保持炉1では、加熱室20で溶湯Mが加熱され循環室50を介して溶解室11に還流されるため溶解室11内の溶湯Mの温度が低下し難い。つまり、溶解原料Bが供給された際の温度低下がし難く、溶解原料Bが溶解しやすくなっている。
溶解室11は、上方に溶解原料Bを供給するための供給口11Aを有しており、図示されないホッパーやコンベア等の搬入装置から、供給口11Aを介して溶解原料Bであるアルミニウム、アルミニウム合金及びその他の非鉄金属材が、溶解室11中の溶湯Mに対して供給される。アルミニウム合金以外の非鉄金属としては、マグネシウムやマグネシウム合金が例示できる。
本実施形態に係る溶解室11には、特徴的に、溶解室11内の溶湯M中に気体Gを噴出して、溶湯Mとともに溶解原料Bを攪拌する渦流を溶解室11内に発生させる気体噴出装置14が設けられており、前記溶解室11とともに金属溶解装置10を構成している。
気体噴出装置14は、例えば、図示のように、溶湯M内に位置する噴出口14Aを有する噴出部14B、この噴出部14Bに連通する送気管14C、及び気体Gを発生させる気体発生装置14Dで構成することができる。例えば、気体が窒素ガスの場合、気体発生装置の例としては、株式会社日立産機システムの「窒素ガス発生装置(N2パック)」及びアネスト岩田株式会社製等のその相当装置が挙げられる。気体発生装置14Dから送気管14Cを介して溶解室11内に送気される気体Gを噴出口14Aから溶湯M内に噴出させることで、溶解室11内の溶湯Mを攪拌して渦流が発生させる。
溶解室11の形状は、矩形の箱型でもよいが、渦流を発生させるのであれば、図1〜4及び図9〜図10に示すように、溶湯Mが貯留される内空間が略円筒型又は略逆円錐型であるのが望ましい。内壁面に案内されるように溶湯Mが流動されて、溶解室11内に溶湯Mの渦流が発生しやすくなるとともに、その渦流を持続させやすくなる。このため気体噴出に係るエネルギーを少なくすることが可能となる。
さらに、図示はしないが、溶解室11内に噴出口14Aから噴出された気体を適宜の方向に案内し、渦流を発生させやすくする整流板を設けてもよい。例えば、溶解室の内壁から溶解室中心方向に向かって突出する整流板を、噴出口14Aの直近上方に位置に設ける。噴出口14Aから噴出された気体Gが気泡となって直ぐに上昇せず、渦流が発生しやすくなる。この際、整流板を噴出口14A側から遠ざかるにしたがって、やや上方に向かうように傾斜させれば、気体Gが略螺旋方向に噴出されるようになり、渦流をより発生させやすくなる。また、溶解室の内壁に内面ガイドを形成してもよく、その形状としては例えば螺旋状に溝を形成するのが好ましい。このようにすれば渦流が発生しやすくなる。
溶解室11は、溶湯Mを加熱する溶湯加熱手段を備えるのが望ましい。溶湯加熱手段としては、図示はしないが、溶解室11底部や側壁近傍に浸漬ヒータを設ければよい。浸漬ヒータは、溶解室11側壁近傍において上方から溶湯M内に差し込むように配置してもよい。溶解室11に溶湯加熱手段を設ければ、溶解室11に貯留される溶湯が加熱され、溶解原料供給による溶湯の温度低下が少なくなり、溶解原料がより迅速に溶解されやすくなる。また、浸漬ヒータの代わりに浸漬バーナを採用しても構わない。
気体噴出装置14は、図1及び図2、図9及び図10に示す形態のように、溶解室11内において噴出部14Bを内壁面近傍に設けるのが望ましい。供給された溶解原料Bは渦流により渦流中心へと引き込まれる。噴出部14Bが内壁面近傍にあれば、溶解原料Bが噴出部14Bと接触し難くなり、気体噴出装置14の破損の虞が各段に小さくなる。
さらに、気体噴出装置14は、図3及び図4に示す形態のように、溶解原料Bとより接触し難いように、溶解室11の側壁内に設け、壁面から噴出口14Aが溶解室11内に臨むようにしてもよい。図3及び図4に示す形態では、溶解室11が溶解保持炉1の一部であり、加熱室20から溶解室11に溶湯Mが還流するように循環室50や循環路を設けるように構成されているため、溶解室11と循環室50との間の壁間、つまり溶解室11と循環室50との間の連通路51等、加熱室20から溶解室11へ溶湯Mを循環させる循環路中に、噴出部14Bをその噴出口14Aが溶解室11に臨むように設けている。このようにすれば、溶解室11内に噴出部14Bが位置しなくなり、噴出部14Bと溶解原料Bとの接触が効果的に防止され、気体噴出装置14の破損のおそれが各段に小さくなる。
気体の噴出口14Aが望む方向、すなわち気体噴出方向としては、図1〜図4に示すように、発生させる渦流の中心が溶解室11の中央部となるように設定すればよい。例えば、図示例のように平面視で略円径の溶解室11であれば、その円の略接線方向に向けるようにすればよい。
さらに、図1及び図2、図9及び図10に示すように、噴出部14Bを溶解室11内の底部近傍の深さ位置に設け、噴出口14Aをやや上方に向けるようにし、噴出口14Aから噴出された気体が溶解室11中央部に対して、溶解室11底部側方から螺旋方向に噴出されるようにすれば、溶解室11内に渦流をより発生させやすくなる。なお、図示の気体Gの噴出方向は、溶解室11中央部が渦中心となるように設定した例であるが、もちろん、渦流の中心を溶解室11中央部とは異なる位置となるように設定した場合には、その渦流の中心に対して気体Gが螺旋方向に噴出するように噴出口14A及び噴出部14Bを適宜に設けるようにすればよい。
溶解室11内における気体Gの噴出箇所は、複数とするのが望ましい。図示の形態では、二か所に設けている。噴出個所を複数とする場合、複数の噴出口14Aを有する一つの気体噴出装置14を溶解室11に設けるようにしてもよいし、溶解室11に複数の気体噴出装置14を設けるようにしてもよい。複数個所から気体Gを噴出するようにすれば、溶湯Mに対するより大きな攪拌力を発生させることができるため渦流が発生しやすくなる。この場合、発生させる渦流の中心、例えば、溶解室11中央部に対して点対称位置に噴出口14Aを配置すれば、渦流をより発生させやすくなる。さらに、噴出個所を複数とする場合、噴出個所の深さ位置を異なるようにするとより、渦流が発生しやすくなる。一般的な溶解室11の深さであれば、好ましくは、一方の噴出個所を350〜400mmとし、他方の噴出個所を170〜230mmとするのがよい。
気体噴出装置14は、溶湯M中に気体Gを噴出させて溶湯Mを流動させ、渦流を発生させるものであれば限定されないが、図5に断面概略を示す、ジェットポンプとも称される噴流ポンプ16の構成を採用するのが望ましい。噴流ポンプ16は、高圧の駆動流体Gをノズル17に圧送し、そこからスロート18に向けて高速に噴出させると噴流の圧力が低圧になることを利用して、噴流の周囲の被駆動流体Mを引き込んで、混合しながら噴射する。したがって、噴流ポンプ16を用いれば、気体Gを駆動流体として噴射することで、周囲の溶湯Mを被駆動流体として吸引又は巻き込みつつ気体Gとともに噴射されるようになるため、気体Gのみで溶解室11内の溶湯Mに流動性を付与するよりも、各段に溶湯Mを流動させやすく、渦流を容易に発生させることができる。
特に、図3、図4に示す形態のように、噴出部14Bを溶解室11と循環室50との間の壁間、つまり溶解室11と循環室50との間の連通路51等に配するとともに、噴流ポンプ16の構成を採用すれば、連通路51近傍の溶湯Mが気体Gとともに溶解室11内に流れこむようになり、効果的に渦流を発生させることができるうえ、溶解原料Bと気体噴出装置14の一部である噴出部14Bとの接触がなくなるため望ましい。さらに、加熱室20から溶解室11に還流する溶湯Mの流れが発生し、溶解室11に供給された溶解原料Bのうち未溶解の溶解原料Bが溶解室11に留まらず、加熱室20に供給されて、溶解原料Bの溶解が効果的に進むようになる。
溶湯内に噴出する気体としては、窒素ガス、アルゴンガス等の溶湯に対して不活性な不活性ガス(以下「不活性なガス」という)であるのが望ましい。不活性なガスGの生成や送気方法について限定されない。空気から窒素ガスを分離するコンプレッサーや不活性ガスを封入したボンベ等から圧送して供給すればよい。好ましくは、0.5MPa以下、より好ましくは0.3〜0.5MPaの圧力で噴出させるとよい。不活性なガスGを溶湯M内に吹き込むようにすることで、渦流発生とともに脱ガス効果が発現し溶湯Mを清浄することができる。特に、渦流の発生により溶湯と不活性なガスGの接触性が高まることで高い脱ガス効果が得られる。また、係る構成をとることで、溶解保持炉1に別途に脱ガス室を設ける必要がなくなり、炉全体をコンパクトにすることができる。
本発明に係る金属溶解装置10では、溶解室11内に気体噴出によって溶湯Mの渦流が発生しているため、溶解室11の上部に形成され供給口11Aから投入された溶解原料Bのうち、ブリケット材のように軽量であったり溶湯Mよりも比重が軽く溶湯Mに浮く溶解原料Bは、渦流の中心部底側に向かって引き込まれる。その一方で、質量があり溶湯Mよりも比重が重い溶解原料Bは、渦流に巻き込まれつつあるいは渦流の流れを受けつつ底に沈んでいく。そして、本発明に係る金属溶解装置10では、攪拌翼等の動的な機械装置部分により渦流を発生させるのではなく、気体Gにより渦流を発生させるため、比重の軽い溶解原料Bであっても溶湯Mに沈む溶解原料Bであっても機械装置部分との接触がないため、比重の軽い溶解原料Bとともに、溶解室11に供給することができる。
溶解原料Bとしては、リターン材、ブリケット材及び切粉等のスクラップ材と、新材とが挙げられるが、このうちブリケット材と切粉は、溶湯Mに対して浮きやすく、また、リターン材や新材は、溶湯Mに対して沈みやすい。したがって、本発明に係る金属溶解装置10では、ブリケット材や切粉は、渦流により迅速に渦底に引き込まれ空気との接触時間が短く酸化物が形成されがたく清浄な溶湯Mとなりやすく、また、新材やリターン材は、溶湯M中に沈む過程で渦流に曝されて溶解が進む。よって、本発明に係る金属溶解装置10では、リターン材、ブリケット材及び切粉等のスクラップ材と、新材とをいずれの組み合わせでも溶解室11に供給することができる。
さらに、溶解原料Bは、渦流により攪拌される過程で、溶解原料B同士の衝突が促されて崩壊により溶解されやすくなる。特に、切削屑や切粉等を圧縮して固形化したブリケット材では、崩壊が効果的に発生する。
なお、本発明に係る金属溶解装置10では、例えば、新材やリターン材のような溶湯Mに沈む溶解原料Bのみを溶解する場合には気体噴出を停止し、切粉やブリケット材のような溶湯Mに沈み難い溶解原料Bを供給する場合のみ気体噴出を行って渦流を発生させるようにしてもよい。また、ブリケット材等の油分や水分等を含む溶解原料Bについては、事前に乾燥・予熱により油分・水分等を除去する前処理を行ってもよい。
他方で、本発明に係る金属溶解装置10は、本実施形態に係る溶解保持炉1に組み込む形態のように、供給路13を設けて溶湯Mを加熱室20等の次工程に連続的に供給できるよう構成する場合には、溶解室11から次工程に溶湯Mを供給する供給路13の溶解室11側開口13Aを、渦流の中心底部、例えば、溶解室11の中央底部に形成するのが望ましい。切粉やブリケット材等の溶解原料Bが渦流によって渦底中心部に引き込まれるとともに、未溶解の溶解原料Bが浮くことなく次工程の加熱室20に供給されるようになり、効果的に溶解原料Bの溶解がなされる。
このように供給路13を設ける場合、その供給路13又は溶解室11の供給路近傍に、溶解室11から次工程に流出する未溶解の溶解原料Bに衝撃を与える衝撃付与手段を設けるのが望ましい。衝撃付与手段は、動的に衝撃を付与するものであってもよいが、好ましくは、メンテナンス性の面で、未溶解の溶解原料Bが溶湯の流れによって次工程に搬送される過程で衝突するような障害物など静的なものであるのが望ましい。例えば、供給路13の内壁又は溶解室11の供給路近傍の内壁に凸部を設け、未溶解の溶解原料Bが通過する際に凸部に衝突するようにすればよい。さらに、具体的な例としては、溶湯に比して比重の軽いブリケット材等の未溶解の溶解原料Bは、浮力と加熱室20への溶湯の流れによって、供給路13の上面に沿って移動されるため、図2、図4及び図10に示すように、供給路13の上壁面13Bを階段状に形成したり、上壁面13Bに凸部を形成したりするなどすれば、未溶解の溶解原料Bが加熱室20へ移動する際に、供給路13の階段状の上壁面13Bや上壁面13Bに形成した凸部などに衝突することになり衝撃が付与され、未溶解の溶解原料Bが崩壊し、加熱室20で迅速に溶解されやすい。
本実施形態に係る溶解保持炉1では、図2、図4及び図10に示すように、供給路13を介して溶解室に連通する加熱室20が、好ましい形態として、溶湯の湯面との間に空気の存在する空間を作ることなく上部開口部を閉塞して設置された加熱室蓋22を備えている。このため、溶解室11から未溶解の溶解原料Bが加熱室20に供給された場合に無酸素状態で溶解が進む。
さらに本実施形態に係る溶解保持炉1では、図2、図4及び図10に示すように、溶解室11から次工程の加熱室20に至る供給路13の出口が、加熱室20の下部にあるのが望ましい。このように供給路13の出口を加熱室20の下部とすることで、例えば、未溶解のブリケット材のように溶湯よりも比重の軽い溶解原料Bが加熱室20に供給された場合に、加熱室20内の溶湯M中を浮き上がる過程で溶解させることができ、加熱室20の上部に未溶解のブリケット材が溜まるような事象が起き難くなる。
本実施形態の係る溶解保持炉1では、図2、図4、図6及び図10に示すように、特に、加熱室20の前記供給路13の出口がある下部と、それよりも上方の上部とを区画するようにして、未溶解の溶解原料Bの浮上を防止するスクリーン板70が設けられている。このようにスクリーン板70を設けることで、特に、未溶解のブリケット材のような溶湯Mに比して比重の軽い溶解原料Bが、加熱室20内で浮くことが防止され、無酸素状態で確実に溶解することができるようになる。なお、スクリーン板70は、溶湯Mを加熱する浸漬ヒータ21,21と浮上する未溶解の溶解原料Bとが接触しないよう、浸漬ヒータの底部よりも下方位置に配置するのが望ましい。概ね、スクリーン板70は、加熱室20の底から20〜35%の高さ位置に設けるのがよい。
スクリーン板70としては、炭化ケイ素、ジルコニア系、ファインセラミックス等の耐火材で形成された、厚さ20〜80mm程度の板に、多数の貫通孔71を設けたものが例示できる。孔径の異なる複数のスクリーン板70を異なる高さ位置で複数段もうけるようにしてもよい。
スクリーン板70に形成された貫通孔71の個数や大きさは、特に限定されないが、供給する溶解原料Bの大きさ、溶解速度等を考慮して適宜に定めることができる。好ましくは、未溶解の溶解原料Bが、貫通孔を通過して浮上し、湯面に到達するまえに溶解されるまでの時間が、2〜3分となるように設計するのが望ましい。例えば、アルミスクラップ材からのブリケット材の一般的な大きさを考慮すると、貫通孔は直径が20〜50mmである。
また、貫通孔71は、円柱形状又は上方に向かって狭窄するテーパー形状であるのが望ましい。このように構成すると貫通孔71に未溶解の溶解原料Bが嵌り、加熱室20内で移動せずに定位置に留まるようになり溶解が進みやすくなる。
以上、説明の本発明に係る金属溶解装置10、さらに本発明に係る金属溶解装置10を組み込んだ溶解保持炉1では、溶解原料Bとして、リターン材、ブリケット材、切粉等のスクラップ材と新材とを、いずれの組み合わせで混合して又は単独で供給しても、酸化物の少ない清浄な溶湯を得ることができる。
1…溶解保持炉、2,112…耐火材、3…外殻、
10…金属溶解装置、20…加熱室、21…浸漬ヒータ(浸漬バーナ)、22…加熱室蓋、30…鎮静室、40…汲出室、50…循環室、51…連通路、
11,101,102…溶解室、11A…供給口、13…供給路、13A…溶解室側開口、13B…供給路上壁面、
14…気体噴出装置、14A…噴出口、14B…噴出部、14C…送気管、14D…気体発生装置
16…噴流ポンプ、17…ノズル、18…スロート
G…不活性なガス・気体・駆動流体、B…溶解原料、M…溶湯・被駆動流体、
70…スクリーン板、 71…貫通孔、
114…磁気攪拌装置、115…回転軸、116…攪拌翼。

Claims (7)

  1. 溶解原料が供給される溶解室と、
    前記溶解室内の溶湯中に気体を噴出し、前記溶解室内に溶湯の渦流を発生させる気体噴出装置と
    前記溶解室から溶湯を次工程に供給するための供給路と、を備え、
    前記供給路又は前記溶解室の供給路近傍に、前記溶解室から次工程に流出する未溶解の溶解原料に衝撃を与える衝撃付与手段を、備える、
    ことを特徴とする金属溶解装置。
  2. 前記気体が、溶湯に対して不活性な不活性ガスである、請求項1記載の金属溶解装置。
  3. 前記気体噴出装置は、複数の気体噴出口を有し、前記溶解室内の複数の位置から前記気体が噴出される、請求項1又は2記載の金属溶解装置。
  4. 前記気体が前記溶解室の内壁面に沿ってかつ下方から上方に向かって螺旋方向に噴出される、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の金属溶解装置。
  5. 前記溶解室が、循環する溶湯流路の一部にあり、循環して前記溶解室に供給される溶湯が、噴出される前記気体とともに渦流を発生させるための流体として、前記溶解室内に供給される、請求項1〜4の何れか1項に記載の金属溶解装置。
  6. 前記衝撃付与手段は、前記未溶解の溶解原料が衝突するように構成された前記供給路の内壁又は前記溶解室の供給路近傍の内壁である、請求項記載の金属溶解装置。
  7. 前記溶解室は、溶湯を加熱する溶湯加熱手段を備える、請求項1〜の何れか1項に記載の金属溶解装置。
JP2019207478A 2019-11-15 2019-11-15 金属溶解装置 Active JP6855084B1 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019207478A JP6855084B1 (ja) 2019-11-15 2019-11-15 金属溶解装置
CN202310924571.3A CN116900291A (zh) 2019-11-15 2020-11-10 金属熔解装置、金属熔解用筛板和金属熔解方法
US17/637,345 US20220307768A1 (en) 2019-11-15 2020-11-10 Metal melting apparatus, screen plate for metal melting, and method of melting metal
PCT/JP2020/041950 WO2021095731A1 (ja) 2019-11-15 2020-11-10 金属溶解装置、金属溶解用スクリーン板及び金属溶解方法
EP20887977.5A EP4006471A4 (en) 2019-11-15 2020-11-10 METAL FUSION DEVICE, PERFORATED SHEET FOR METAL FUSION AND METAL FUSION METHOD
CN202310924599.7A CN116900292A (zh) 2019-11-15 2020-11-10 金属熔解装置、金属熔解用筛板和金属熔解方法
CN202080061068.4A CN114340816B (zh) 2019-11-15 2020-11-10 金属熔解装置、金属熔解用筛板和金属熔解方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019207478A JP6855084B1 (ja) 2019-11-15 2019-11-15 金属溶解装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6855084B1 true JP6855084B1 (ja) 2021-04-07
JP2021081106A JP2021081106A (ja) 2021-05-27

Family

ID=75267912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019207478A Active JP6855084B1 (ja) 2019-11-15 2019-11-15 金属溶解装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6855084B1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626686B2 (ja) * 1973-12-14 1981-06-20
JPS5426907A (en) * 1977-08-02 1979-02-28 Rozai Kogyo Kk Mixing method of molten metal in aluminum melting furnace
JPS6360211A (ja) * 1986-08-29 1988-03-16 Nippon Kokan Kk <Nkk> 製錬炉での攪拌方法
JPS63121612A (ja) * 1986-11-08 1988-05-25 Nippon Steel Corp 電弧炉における溶融金属浴の撹拌方法及び装置
JP5520467B2 (ja) * 2008-10-15 2014-06-11 三建産業株式会社 非鉄金属溶解炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021081106A (ja) 2021-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5863314A (en) Monolithic jet column reactor pump
US5660614A (en) Gas treatment of molten metals
AU693846B2 (en) Gas treatment of molten metals
KR101711362B1 (ko) 알루미늄 용해로
WO2021095731A1 (ja) 金属溶解装置、金属溶解用スクリーン板及び金属溶解方法
US6056803A (en) Injector for gas treatment of molten metals
JP4271551B2 (ja) タンディッシュによる高清浄度鋼の連続鋳造装置
JP6855084B1 (ja) 金属溶解装置
JP6861442B1 (ja) 金属溶解装置
JP6829491B1 (ja) 金属溶解用スクリーン板及び金属溶解方法
KR102079388B1 (ko) 연속식 알루미늄 복합 용해로
JP2007277653A (ja) 溶湯処理装置及び係る溶湯処理装置を用いて行われる溶湯処理方法
CN108253799A (zh) 侧吹喷枪
JP5053227B2 (ja) 連続鋳造用タンディッシュ
KR102209610B1 (ko) 노즐 장치
JP2853145B2 (ja) アルミニウム系金属切削屑の溶解装置
JP6445557B2 (ja) 溶湯の精錬方法及びその装置
JP4243711B2 (ja) 坩堝炉
JP2024085135A (ja) 連続鋳造用のノズルおよび連続鋳造方法
JP2007204843A (ja) ガス吹込みノズル装置およびそれを備えたガス吹込み設備
JP5267797B2 (ja) ガラス溶融炉
CZ307965B6 (cs) Způsob zanořování pevných částic kovu do taveniny při tavení kovů a zařízení k jeho provádění
JPH03191004A (ja) アトマイズ鉄粉の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6855084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250