JP6855065B2 - 管体溶接装置及び管体製造装置 - Google Patents

管体溶接装置及び管体製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、金属平板を円筒状に曲げ加工した後、突き合わせ部分を溶接して円形断面の管体を製造する管体製造装置、及びこの管体溶接装置を備えた管体製造装置に関する。
金属平板を素材として円形断面の管体を製造する場合、矩形の金属平板を円筒状に曲げ加工した後、周方向に対向する2端面の突き合わせ部分を溶接よって接合する管体溶接装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
管体溶接装置は、金属平板を円筒状に曲げ加工したワークを、突き合わせ部分が溶接トーチに対向する状態で、半径方向に沿って内側に加圧しつつ、軸方向に沿って搬送する。突き合わせ部分は、溶接トーチによる加熱によって溶融して接合される。
突き合わせ部分を溶接によって確実に接合するためには、溶接トーチを突き合わせ部分に正確に対向させる必要がある。このため、管体溶接装置は、ワークの搬送方向における溶接トーチの上流側に、ワークの周方向における溶接トーチと同一位置で突き合わせ部分に嵌入するガイド刃を備えている。ガイド刃の突き合わせ部分への嵌入により、突き合わせ部分を溶接トーチに対向する位置に導く。
特開2016−22487号公報
しかし、従来の管体溶接装置では、溶接トーチ及びガイド刃は、突き合わせ部分を全面に含む平面に平行な面内でワークの搬送方向に直交する方向について移動することがないように固定されている。一方、溶接前のワークには、曲げ加工時に生じた応力が捩れや反りを生じさせる力としてワークの内部に残留する。ワークは、突き合わせ部分に嵌入しているガイド刃によって捩れや反りを規制されるが、搬送方向におけるガイド刃の下流側でガイド刃が突き合わせ部分に嵌入しなくなると規制が解除される。残留応力は、ガイド刃による規制に対する反力としてワーク内部に蓄積されており、ガイド刃による規制が解除されると、ワークに捩れや反りを生じる。このため、突き合わせ部分が搬送方向におけるガイド刃の下流側でワークの搬送方向に直交する方向に変位し易く、溶接トーチに正確に対向しなくなる可能性がある。これを放置すると、突き合わせ部分を適正に溶接することができず、溶接後の管体の強度が低下する。
この発明の目的は、搬送中のワークの突き合わせ部分の変位に伴って溶接トーチを移動させることで、突き合わせ部分が溶接トーチに常に正確に対向するようにし、突き合わせ部分を適正に溶接することができる管体溶接装置及び管体製造装置を提供することにある。
この発明の管体溶接装置は、金属平板を円筒状に曲げ加工されたワークが軸方向に平行な搬送方向に沿って搬送される間に、ワークにおける周方向に対向する2端面の突き合わせ部分を連続的に溶接するために、溶接トーチ、ガイド部材、支持機構を備えている。溶接トーチは、ワークの外周面の一部に対向する。ガイド部材は、ワークの搬送方向における溶接トーチの上流側でワークの周方向について溶接トーチと同位置に配置され、ワークの突き合わせ部分に嵌入する。支持機構は、溶接トーチとガイド部材とをワークの中心軸を含む面に平行な面内でワークの軸方向に直交する方向に沿って移動自在にして一体的に支持する。
残留応力によってワークに捩れや反りを生じることにより、ワークの突き合わせ部分がワークの中心軸を全面に含む平面に平行な面内で軸方向に直交する方向に変位すると、これに合わせて突き合わせ部分に嵌入しているガイド部材が溶接トーチと一体的に変位する。溶接トーチは、突き合わせ部分の変位に応じて変位することで、突き合わせ部分に常に対向し、突き合わせ部分を確実に溶接する。
この構成において、支持機構は、溶接トーチとガイド部材とを一体的に支持する支持部材と、支持部材をワークの中心軸を含む面に平行な面内でワークの軸方向に直交する方向とワークの中心軸を含む面の法線方向との両方に沿って移動自在に支持するものとすることができる。突き合わせ部分はワークの周方向に沿って変位するが、溶接トーチとガイド部材とを突き合わせ部分の変位に合わせてワークの周方向に沿って確実に移動させることができる。
また、支持機構は、溶接トーチとガイド部材とをワークの周方向に倣って移動させる倣い機構を含むものとすることができる。溶接トーチとガイド部材とを突き合わせ部分の変位に合わせてワークの周方向に沿って、より確実に移動させることができる。
さらに、ワークの後端がガイド部材を通過した時から溶接トーチに対向する位置に到達する時までの間を含む制動時間において、溶接トーチ及びガイド部材の移動を規制する制動部材を備えることができる。ガイド部材が突き合わせ部分に嵌入しなくなった後に、溶接トーチがガイド部材とともに自由に移動して突き合わせ部分に対向しなくなることを防止できる。
この発明の管体製造装置は、上述の管体溶接装置とともに搬送部材を備えている。搬送部材は、ワークの搬送方向における管体溶接装置の上流側及び下流側に配置され、ワークを搬送方向に沿って搬送する。
この発明によれば、搬送中のワークの突き合わせ部分の変位に伴って溶接トーチを移動させることができ、突き合わせ部分を溶接トーチに常に正確に対向させて、突き合わせ部分を適正に溶接することができる。
この発明の第1の実施形態に係る管体溶接装置の外観図である。 同管体溶接装置の要部の側面断面図である。 (A)〜(C)は、同管体溶接装置の要部の動作を説明する正面図である。 この発明の第2の実施形態に係る管体溶接装置の外観図である。 (A)〜(C)は、同管体溶接装置の要部の動作を説明する正面図である。 (A)〜(C)は、同管体溶接装置の別の要部の動作を説明する正面図である。 この発明の実施形態に係る管体製造装置の概略の側面図である。
以下に、この発明の実施形態に係る管体溶接装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、この発明の第1の実施形態に係る管体溶接装置10は、溶接トーチ1、ガイド部材2、支持機構3、トンネル金型4、予備加熱トーチ5を備え、矩形の金属平板を円筒形に曲げ加工したワークWにおける互いに平行な2端部の突き合わせ部分Waを溶接し、管体に成形する。予備加熱トーチ5は、溶接トーチ1による溶接前に突き合わせ部分Waを加熱するものであるが、管体溶接装置10に必須ではなく、ワークWの素材や溶接トーチ1の性能等の溶接条件に応じて選択的に配置される。
ワークWは、図示しない搬送装置を介して軸方向に平行な搬送方向Xに沿って、突き合わせ部分Waがトンネル金型4の切欠き部42内に位置する状態で、トンネル金型4の貫通孔41を貫通させて搬送される。なお、トンネル金型4に代えて、複数のベルト、複数のチェーン又は複数のローラ列をワークWの周方向に沿って配置することもできる。
トンネル金型4の切欠き部42は、貫通孔41の周面の一部を上面側に開放するように形成されており、溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5の下端部が上方から挿入されている。予備加熱トーチ5は、搬送方向Xにおける溶接トーチ1の上流側に配置されている。
ガイド部材2は、搬送方向Xにおける予備加熱トーチ5の上流側に配置され、一例として、ガイド刃21、ホルダ22から構成されている。ホルダ22は、搬送方向Xに沿って配置された3個の円盤状のガイド刃21のそれぞれを回転自在に保持している。各ガイド刃21は、周縁部がワークWの突き合わせ部分Waに上方から嵌入する。
ガイド部材2は、必ずしも円盤状のガイド刃21で構成する必要はない。しかし、ガイド部材2として、搬送方向Xに沿って回転自在にされた3個の円盤状のガイド刃21を用いることで、搬送方向Xについて比較的長い嵌入範囲Lにわたって突き合わせ部分Waに嵌入することができ、ワークWを安定して搬送することができる。また、回転自在に支持された3個の円盤状のガイド刃21が嵌入範囲Lの全域ではなく部分的に突き合わせ部分Waに嵌入するため、接触抵抗を小さくすることができ、ワークWの円滑な搬送を妨げることがない。
支持機構3は、一例として、ベース板31、支持部材32、取付板33、支柱34から構成されている。ベース板31は、図示しないフレームにトンネル金型4とともに固定されており、4本の支柱34を平面視において搬送方向Xに直交する変位方向Yに沿って往復移動自在に支持する。ここで、平面視とはワークWの中心軸Wbを全面に含む平面に平行な面に対向する方向の視線であり、変位方向YはワークWの中心軸Wbを全面に含む平面に平行な面内でワークWの軸方向に直交する方向である。
4本の支柱34のそれぞれの一端部は、取付板33の裏面に固定されている。取付板33の表面には、取付部材11及び51を介して溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5が支持部材32とともに固定されている。溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5は、取付板33により、支持部材32と一体的に支持されている。支持部材32は、ホルダ22を変位方向Yに沿う方向の移動を規制しつつ上下方向Zに沿って昇降自在に支持している。溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5は、取付板33により、変位方向Yについてガイド刃21を含むガイド部材2と一体的に固定されており、ガイド刃21と一体的に変位方向Yに沿って往復移動する。また、ガイド刃21及びホルダ22は、自重によって下方に付勢されている。
少なくとも1本の支柱34には、この発明の制動部材であるブレーキ6が備えられている。ブレーキ6は、ワークWの後端が最も下流側に位置するガイド刃21を通過した時から溶接トーチ1との対向位置に到達する時までを含む制動時間Tの間に駆動され、支柱34の移動を規制する。溶接トーチ1、予備加熱トーチ5及びガイド刃21は、制動時間Tの間には変位方向Yに沿って移動しない。ガイド刃21が突き合わせ部分Waに嵌入しなくなった後に、溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5がガイド刃21とともに自由に移動して突き合わせ部分Waに対向しなくなることを防止できる。
なお、制動時間Tにおける溶接トーチ1と突き合わせ部分Waとの変位方向Yの誤差が無視できる場合には、ブレーキ6を省略することができる。ブレーキの駆動は、ワークWの搬送時間、又はワークWの後端の検出によって制御することができる。
曲げ加工時の残留応力によって搬送中のワークWに捩れや反りを生じると、突き合わせ部分Waが変位方向Yに沿って変位しようとする。従来の管体溶接装置では、変位方向Yについて固定されたガイド刃が突き合わせ部分Waの変位方向Yの変位を完全に規制していたためワークWの残留応力が助長され、ワークWの後端がガイド刃を通過した後に溶接トーチに対向する位置に到達するまでの間に突き合わせ部分Waが大きく変位していた。
これに対して、この発明の実施形態に係る管体溶接装置10では、ガイド部材2の自重及び支柱34のベース板31に対する摺動抵抗によって突き合わせ部分Waの変位方向Yの変位を規制してはいるものの、これらに抗して突き合わせ部分Waが変位することを許容している。このため、ワークWの残留応力が増加することがなく、ワークWの後端がガイド刃21を通過した後に溶接トーチ1に対向する位置に到達するまでの間で突き合わせ部分Waが大きく変位することがない。
図3(A)〜(C)に示すように、突き合わせ部分Waがガイド部材2の自重及び支柱34のベース板31に対する摺動抵抗を越えて変位方向Yの矢印Ya又はYb側に変位すると、溶接トーチ1もガイド刃21と一体的に矢印Ya又はYb側に変位する。実際には、突き合わせ部分Waは、ワークWの周方向に沿って移動し、変位方向Yの変位に伴って上下方向Zにも移動する。このため、ガイド刃21も変位方向Yの変位に伴って上下方向Zに移動する。
管体溶接装置10では、突き合わせ部分Waの変位方向Yの変位に合わせて溶接トーチ1が変位するため、溶接トーチ1が常に突き合わせ部分Waに対向し、突き合わせ部分Waを適正に溶接することができる。また、ワークWの後端がガイド刃21を通過した後に溶接トーチ1に対向する位置に到達するまでの間には、突き合わせ部分Waが大きく変位することがない上に、ブレーキ6の駆動によって溶接トーチ1及びガイド刃21の変位が規制される。これによって、ワークWの全長にわたって突き合わせ部分Waを適正に溶接することができる。
なお、支持機構3は、溶接トーチ1、予備加熱トーチ5及びガイドは21を変位方向YについてワークWの中心軸に対向する位置に付勢する機構を備えることもできる。
図4に示すように、この発明の第2の実施形態に係る管体溶接装置20は、第1の実施形態に係る管体溶接装置10に副取付板331、ガイド332、スライダ333、フォロワ334及びカム板335を備えたものである。管体溶接装置20のその他の構成は管体溶接装置10と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。なお、図4に示す例では、取付板33及び副取付板331の高さに合わせて、支柱34は2本にされている。
取付板33の裏面には、2個のスライダ333が取り付けられている。副取付板331の表面には、2個のガイド332が取り付けられている。各スライダ333は各ガイド332にそれぞれ係合しており、取付板33は副取付板331に対して上下方向Zに沿って往復移動自在にされている。
取付板33の裏面には、さらに円筒状のフォロワ334が回転自在に支持されている。カム板335は、図示しないフレームに固定されており、上面がワークWの外径に等しい径の円弧にされている。フォロワ334は、取付板33から作用する重量により、周面をカム板335の上面に圧接させている。取付板33は、変位方向Yに沿って移動する際に、ワークWの外周面の曲率に合わせて上下方向Zに沿って移動する。フォロワ334及びカム板335が、この発明の倣い機構に相当する。
図5(A)〜(C)に示すように、ワークWの搬送中における捩れや反りによって突き合わせ部分WaがワークWの周方向に沿って変位すると、突き合わせ部分Waの変位に合わせて取付板33が溶接トーチ1、予備加熱トーチ5及びガイド刃21(ガイド部材2の一部である。)とともに、変位方向Y及び上下方向Zに沿って変位する。突き合わせ部分Waが変位した場合に、その変位に応じて溶接トーチ1が上下方向Zに沿って移動することで、溶接トーチ1と突き合わせ部分Waとの間隔Gが一定に維持され、突き合わせ部分Waの溶接状態がより適正に維持される。
突き合わせ部分Waの上下方向Zへの変位は、ワークWが小径になるほど大きくなり、溶接トーチ1が上下方向Zに沿って移動しない場合は、溶接トーチ1と突き合わせ部分Waとの間隔Gが大きくなって適正に溶接することができなくなる。そこで、管体溶接装置20の構成を適用することで、溶接トーチ1を上下方向Zに沿って変位させることで、溶接状態を適正にできる。
なお、支柱34と副取付板331との間に、ベース板31に対して揺動自在に支持する揺動機構を備えることにより、突き合わせ部分Waの変位に応じて溶接トーチ1を常にワークWの中心軸に対向するように傾斜させることもできる。
図6(A)〜(C)に示すように、管体溶接装置10又は20には、溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5をガイド部材2のガイド刃21とともに取付板33を介して、突き合わせ部分Waの変位方向(ワークWの軸方向に直交する方向)における初期位置Sに復帰させる復帰機構40を設けることもできる。
復帰機構40は、一例として、支持板351、スプリング352、ストッパ353及びスプリング354によって構成されている。支持板351は、ベース板31と同様に、フレーム101に固定されている。スプリング352は、ベース板31と取付板33との間で支柱34に外嵌し、弾性力によって取付板33をベース板31から離間する矢印Ya方向に付勢する。なお、支柱34は、一端部を取付板33に固定されている。
ストッパ353は、両端のそれぞれに第1鍔部3531及び第2鍔部3532を備えた軸体であり、支持板351によって軸方向に移動自在に支持されている。第1鍔部3531は、取付板33の側面に接離自在にされている。第2鍔部3532は、支持板351を挟んで取付板33の反対側に位置している。ストッパ353の軸方向の長さは、第2鍔部3532が支持板351に当接した時に、ガイド刃21が初期位置Sに位置する状態での取付板33の側面に第1鍔部3531が当接するように設定されている。
スプリング354は、支持板351と第1鍔部3531との間でストッパ353に外嵌し、スプリング352よりも強い弾性力によって第1鍔部3531を支持板351から離間する矢印Yb方向に付勢する。
図6(A)に示すように、ガイド刃21がワークWの突き合わせ部分Waに嵌入していない状態、又は突き合わせ部分Waが変位していない状態では、取付板33には、スプリング352及びスプリング354の弾性力以外の力が作用しない。このため、ストッパ353は、スプリング352よりも強いスプリング354の弾性力により、第2鍔部3532が支持板351に当接するまで、第1鍔部3531によって取付板33を矢印Yb方向に押圧する。ガイド刃21は、スプリング352及びスプリング354の弾性力により、取付板33を介して初期位置Sに保持される。
図6(B)に示すように、ワークWの突き合わせ部分Waの変位によってガイド刃21を介して取付板33に矢印Ya方向の力が作用すると、スプリング354の弾性力に抗して取付板33が矢印Ya方向に変位する。この状態からガイド刃21がワークWの突き合わせ部分Waに嵌入しなくなると、ガイド刃21は、スプリング352よりも強いスプリング354の矢印Yb方向の弾性力により、取付板33を介して初期位置Sに復帰する。
図6(C)に示すように、ワークWの突き合わせ部分Waの変位によってガイド刃21を介して取付板33に矢印Yb方向の力が作用すると、スプリング352の弾性力に抗して取付板33が矢印Yb方向に変位する。この状態からガイド刃21がワークWの突き合わせ部分Waに嵌入しなくなると、ガイド刃21は、スプリング352の矢印Ya方向の弾性力により、取付板33を介して初期位置Sに復帰する。
ワークWを管体溶接装置10又は20に搬入する際に、突き合わせ部分Waにおける搬送方向Xの上流側の端部をガイド刃21の初期位置Sに一致させ、ワークWの搬入に伴ってガイド刃21を突き合わせ部分Waに搬送方向Xに沿って嵌入させる。突き合わせ部分Waが変位した場合にも、突き合わせ部分Waにおける搬送方向Xの下流側の端部がガイド刃21を通過した時にから溶接トーチ1との対向位置を通過するまでの間のブレーキ6の駆動を終了すると、ガイド刃21が初期位置Sに復帰する。
ガイド刃21を含むガイド部材2は、溶接トーチ1によるワークWの施突き合わせ部分Waの溶接が行われていない時に、復帰機構40によって溶接トーチ1及び予備加熱トーチ5とともにガイド刃21の初期位置Sに復帰する。管体溶接装置10又は20に複数のワークWを間欠的に搬入する場合に、全てのワークWについて突き合わせ部分Waの位置を一定にすることができ、ワークWの搬入作業を容易化できる。
図7に示すように、この発明の実施形態に係る管体製造装置100は、搬送方向Xにおける管体溶接装置10の上流側及び下流側に、搬送ローラ対102、103を備えている。搬送ローラ対102、103は、管体溶接装置10を固定しているフレーム101に軸支されており、図示しないモータの回転が供給される。ワークWの搬送方向Xの長さが比較的短い場合、この発明の搬送部材として、搬送ローラ対102、103に代えて又はこれらと伴にプッシャ及びプラーを備えることもできる。また、管体溶接装置10に代えて管体溶接装置20を用いることもできる。
なお、管体溶接装置10又は管体溶接装置20が図6に示した復帰機構40を備えている場合には、搬送ローラ対103の近傍にワークWの突き合わせ部分Waの周方向の位置をガイド刃21の初期位置Sに対向する位置に規定する位置合わせ部材104を設けることもできる。位置合わせ部材104は、搬送方向Xに沿って複数備えることもできる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1−溶接トーチ
2−ガイド部材
3−支持機構
4−トンネル金型
5−予備加熱トーチ
6−ブレーキ(制動部材)
10,20−管体溶接装置
40−復帰機構
100−管体製造装置
102,103−搬送ローラ(搬送部材)
104−位置合わせ部材
334−フォロワ(倣い機構)
335−カム板(倣い機構)
W−ワーク
Wa−突き合わせ部分

Claims (7)

  1. 金属平板を円筒状に曲げ加工されたワークが軸方向に平行な搬送方向に沿って搬送される間に、前記ワークにおける周方向に対向する2端面の突き合わせ部分を溶接する管体溶接装置であって、
    前記ワークの外周面の一部に対向する溶接トーチと、
    前記搬送方向における前記溶接トーチの上流側で前記ワークの周方向について前記溶接トーチと同位置に配置され、前記突き合わせ部分に嵌入するガイド部材と、
    前記溶接トーチと前記ガイド部材とを前記ワークの中心軸を含む面に平行な面内で前記ワークの軸方向に直交する方向に沿って移動自在にして一体的に支持する第1の移動部材を有する支持機構と、
    を備えた管体溶接装置。
  2. 前記支持機構は、前記溶接トーチと前記ガイド部材とを前記ワークの中心軸を含む面に平行な面内で前記ワークの軸方向に直交する方向と前記ワークの中心軸を含む面の法線方向との両方に沿って移動自在にして一体的に支持する請求項1に記載の管体溶接装置。
  3. 前記支持機構は、前記溶接トーチと前記ガイド部材とを前記ワークの周方向に倣って沿って確実に移動させる倣い機構をさらに備えた請求項2に記載の管体溶接装置。
  4. 前記ワークの後端が前記ガイド部材を通過した時から前記溶接トーチに対向する位置に到達する時までの間を含む制動時間において、前記溶接トーチ及び前記ガイド部材の移動を規制する制動部材をさらに備えた請求項1乃至3の何れかに記載の管体溶接装置。
  5. 前記溶接トーチ及び前記ガイド部材をワークの軸方向に直交する方向における初期位置に復帰させる復帰機構をさらに備えた請求項1乃至4の何れかに記載の管体溶接装置。
  6. 請求項1乃至4の何れかに記載の管体溶接装置と、
    前記搬送方向における前記管体溶接装置の上流側及び下流側に配置され、前記ワークを前記搬送方向に沿って搬送する搬送部材と、を備えた管体製造装置。
  7. 請求項5に記載の管体溶接装置と、
    前記搬送方向における前記管体溶接装置の上流側及び下流側に配置され、前記ワークを前記搬送方向に沿って搬送する搬送部材と、
    前記搬送方向における前記ワークの前記突き合わせ部分の周方向の位置を規定する規定部材と、を備えた管体製造装置。
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