JP6854709B2 - 磁気センサ検出ユニット、カード処理装置、および磁気センサ検出方法 - Google Patents

磁気センサ検出ユニット、カード処理装置、および磁気センサ検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気センサ検出ユニット、カード処理装置、および磁気センサ検出方法に関する。
キャッシュカード(以下、磁気カードと表記する)に記録されている磁気情報を読み取るためのカード処理装置は、現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)や現金自動支払い機(CD:Cash Dispenser)などの自動取引装置に搭載され、広く普及している。
この種のカード処理装置では、カード挿入口から挿入された磁気カードを搬送しつつ、当該磁気カードに記録された磁気情報を磁気センサで読み取るようになっている。
近年、カード処理装置におけるカード挿入口の前面側に、偽カード挿入口および偽磁気センサを有する不正なカード処理装置(スキマー)を後から取り付けて、偽カード挿入口に挿入された磁気カードの磁気情報を、偽磁気センサで読み取る不正行為(スキミング)が行われることがある。
このようなスキミングを防止するため、カード処理装置におけるカード挿入口の近傍に、電磁界を発生させるコイル装置を後から取り付けて、当該コイル装置から発生させた電磁界により、偽磁気センサによる磁気カード(磁気情報)の読み取りを阻害する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2005−266999号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、コイル装置をカード挿入口の近傍に取り付ける構造であるため、カード挿入口の近傍にしか電磁界を発生させることができない。
このため、例えば、カード処理装置内の磁気カードの搬送路に薄型の偽磁気センサが取り付けられた場合、カード挿入口の近傍に発生した電磁界が偽磁気センサに届かず、偽磁気センサによる磁気カードの不正な読み取りを阻害できないという問題がある。
このように、搬送路に取り付けられた偽磁気センサまで電磁界を及ぼすためには、カード処理装置自体を交換しなければならず、スキミングの対策コストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、搬送路に取り付けられた偽磁気センサを検出すると共に、偽磁気センサによる磁気カードの不正な読み取りを阻害することを目的とする。また、カード処理装置自体の交換が必要なく、スキミングの対策コストを低く抑えることを目的とする。
上記の目的のため、カード処理装置における磁気カードの搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出する磁気センサ検出ユニットであって、磁気センサ検出ユニットは、基部と、当該基部に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界を発生させるコイル部と、を有し、基部は、可撓性を有する薄板形状に形成された磁気センサ検出ユニットとした。
本発明によれば、搬送路に取り付けられた偽磁気ヘッドなどの磁気センサを検出すると共に、偽磁気センサによる磁気カードの不正な読み取りを阻害することができる。また、可撓性を有する磁気センサ検出ユニットを、搬送路に後から取り付けられるので、カード処理装置自体の交換が必要なく、スキミングの対策コストを低く抑えることができる。
第1の実施の形態にかかるカード処理装置を説明する断面図である。 第1の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニットを説明する図である。 第1の実施の形態にかかるカード処理装置の制御部を説明するブロック図である。 第1の実施の形態にかかる偽磁気センサの検出処理のフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニットを取り付けたカード処理装置の動作を説明する図である。 第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニットを説明する図である。
[カード処理装置]
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では、磁気センサ検出ユニットを、現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)や現金自動支払い機(CD:Cash Dispenser)などの自動取引装置に搭載されたカード処理装置に取り付ける場合を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるカード処理装置1を説明する断面図であり、上図は、カード処理装置1に挿入された磁気カード900の平面側から見た断面図であり、下図は、上図におけるX−X断面図である。
以下、カード処理装置1において、磁気カード900の挿入側(図1の右側)を前面側、磁気カード900の排出側(図1の左側)を後面側とする。また、図1の下図において、同図の上側をカード処理装置1の上側、同図の下側をカード処理装置1の下側とする。
図1に示すように、カード処理装置1は、処理装置本体10と、カード挿入部20とを有しており、カード挿入部20は、処理装置本体10の前面側に設けられている。カード挿入部20の前面側には、カード挿入口21が開口しており、このカード挿入口21に搬送路22が繋がっている。
搬送路22の上側と下側には、樹脂製のガイド23、23が設けられている。
このガイド23、23は、搬送路22の内部に突出すると共に、搬送路22の上下方向の幅を狭くする向きで設けられており、カード挿入口21から挿入された磁気カード900が搬送される際のガイドとなる。
搬送路22において、磁気カード900の磁気情報901が記録された磁気ストライプ(図1の上図における磁気情報901)の移動ライン上には、プリヘッド24が設けられている。プリヘッド24は、磁気情報901が記録された磁気ストライプを読み取ることで、磁気カード900がカード挿入口21から挿入されたことを検知する。
カード処理装置1では、プリヘッド24による磁気カード900の検知に基づいて、後記する処理装置本体10の第1搬送ローラ12、第2搬送ローラ13、ヘッドプラテンローラ14を回転駆動するようになっている。
カード挿入部20の後面側は、処理装置本体10の前面側に連結されている。
処理装置本体10は、搬送路11と、一対の第1搬送ローラ12、12と、一対の第2搬送ローラ13、13と、ヘッドプラテンローラ14と、リードライト用の磁気ヘッド15とを有している。
搬送路11は、当該処理装置本体10の前面側から後面側に沿って設けられており、搬送路11の前面側は、カード挿入部20の搬送路22と連通している。
搬送路11の前面側の上側と下側には、一対の第1搬送ローラ12、12が回転可能に設けられている。この第1搬送ローラ12、12は、エンコーダ付きモータ41(図3参照)の回転により回転軸回りに回転するようになっており、第1搬送ローラ12、12の回転数および回転速度は、エンコーダ付きモータ41に設けられたエンコーダ(図示せず)により検出されるようになっている。
第1搬送ローラ12、12の上下方向の間隔は、磁気カード900の厚みよりも僅かに小さい間隔に設定されており、第1搬送ローラ12、12の間に挟まれた磁気カード900は、第1搬送ローラ12、12の回転軸回りの回転により、搬送路11に沿って後面側に搬送される。
搬送路11の後面側の上側と下側には、一対の第2搬送ローラ13、13が回転可能に設けられている。この第2搬送ローラ13、13もまた、エンコーダ付きモータ41(図3参照)の回転により回転軸回りに回転するようになっており、第2搬送ローラ13、13の回転数および回転速度は、エンコーダ付きモータ41に設けられたエンコーダ(図示せず)により検出されるようになっている。
第2搬送ローラ13、13の上下方向の間隔は、磁気カード900の厚みよりも僅かに小さい間隔に設定されており、第2搬送ローラ13、13の間に挟まれた磁気カード900は、第2搬送ローラ13、13の回転軸回りの回転により、搬送路11に沿って後面側に搬送される。
搬送路11における第1搬送ローラ12、12と第2搬送ローラ13、13のほぼ中間位置の上側には、ヘッドプラテンローラ14が回転可能に設けられている。このヘッドプラテンローラ14もまた、エンコーダ付きモータ41(図3参照)の回転により回転軸回りに回転するようになっており、ヘッドプラテンローラ14の回転数および回転速度は、エンコーダ付きモータ41に設けられたエンコーダ(図示せず)により検出されるようになっている。
搬送路11において、ヘッドプラテンローラ14の下側には、リードライト用の磁気ヘッド15が設けられている。磁気ヘッド15は、磁気カード900に記録された磁気情報901の磁気を読み取ることができる構成を有している。
搬送路11において、第1搬送ローラ12、12とヘッドプラテンローラ14との間には、一対の樹脂製のガイド16、16が設けられている。
このガイド16、16は、搬送路11の内部に突出すると共に、搬送路11の上下方向の幅を狭くする向きで設けられており、カード挿入部20から挿入された磁気カード900が前面側から搬送される際のガイドとなる。
搬送路11において、ヘッドプラテンローラ14と第2搬送ローラ13、13との間にもまた、一対の樹脂製のガイド17、17が設けられている。
このガイド17、17もまた、搬送路11の内部に突出すると共に、搬送路11の上下方向の幅を狭くする向きで設けられており、磁気カード900が後面側に搬送される際のガイドとなる。
前記したガイド16、17の各々は側面から見て台形形状となっており、端部近傍は、搬送路11の上下方向の幅が端部に向けて狭くなるようにテーパ形状となっている。
これにより、ガイド16、17は、磁気カード900に割れや変形があっても、磁気カード900がガイド16、17の端部に引っかかることを防止し、磁気カード900をガイド16、17に沿って適切に搬送できるようになっている。
ここで、搬送路11において、当該搬送路11の上側に設けられたガイド16、17の基部に磁気センサ検出ユニット100、100がそれぞれ設けられている。
[磁気センサ検出ユニット]
次に、偽磁気センサを検出するための磁気センサ検出ユニット100を説明する。
図2は、磁気センサ検出ユニット100を説明する図である。
図2に示すように、磁気センサ検出ユニット100は、基部101と、コイル部102と、コネクタ103とを有している。
基部101は、可撓性を有する薄板形状を成しており、実施の形態では、基部101は、可撓性を有するFPC(Flexible Printed Circuits)材料を用いて形成されている。
基部101の長手方向の長さL1は、第1搬送ローラ12(第2搬送ローラ13)とヘッドプラテンローラ14との間の搬送方向の間隔よりも短い長さに設定されており、実施の形態では、50mm〜80mmの長さに設定されている。
また、基部101の幅W1は、磁気カード900の磁気ストライプの幅よりも大きい幅に設定されている。
この基部101には、コイル部102が形成されている。
コイル部102は、銅箔などの導電性の材料で形成された環状コイルである。実施の形態では、コイル部102は、一本の銅製のコイル線を一巻きする度に徐々に小径にして3巻きして形成されており、それぞれ径の異なる3つの環状コイル102a、102b、102cが同心円状に配置されているように見える。
コイル部102の両端部(巻き始め端部と、巻き終わり端部)は、コネクタ103に接続されている。コネクタ103は、ケーブル110およびコネクタ46を介して制御部30の汎用I/O45(図3参照)に接続されている。
図2の側面図に示すように、磁気センサ検出ユニット100では、汎用I/O45を介して交流電圧発生装置43(図3参照)により交流電圧がコイル部102にかけられると、コイル部102を直交する向きに、電磁界A(図2の点線矢印参照)が発生する。
ここで、コイル部102には、電磁界Aの変化に起因するインダクタンスHが発生し、このインダクタンスHを測定することで、電磁界Aを測定することができる。
例えば、コイル部102に発生する電磁界Aの値は、コイル部102の周辺にある金属の影響を受け、コイル部102の周辺に金属(例えば、磁気センサ)がある場合の方が、金属(例えば、磁気センサ)がない場合よりも、電磁界Aが強くなると共に、インダクタンスHの値も大きくなる。
よって、カード処理装置の部品のバラつきを含め、偽磁気センサがない場合のインダクタンスの正常な範囲(例えば、α≦H≦β)を設定しておくことで、時間が経った後のインダクタンスHを測定することで、偽磁気センサが後から取り付けられたか否かを判定することができる。
本発明の実施の形態では、このように交流電圧をかけた場合のコイル部102のインダクタンスHの値を利用して、偽磁気センサの検出を行えるようになっている。
実施の形態では、磁気センサ検出ユニット100は、カード挿入部20のカード挿入口21から、搬送路22(搬送路11)に挿入されるため、磁気センサ検出ユニット100の厚みT1は、カード挿入部20のカード挿入口21よりも小さい厚みに設定されている。実施の形態では、磁気センサ検出ユニット100の厚みは0.5mm〜3mmの範囲となるように設定されている。
前記した磁気センサ検出ユニット100において、基部101のコイル部102と反対側の面には、両面テープ(図示せず)が設けられており、磁気センサ検出ユニット100は、両面テープにより相手側部材に固定されるようになっている。
[制御部]
次に、カード処理装置1に搭載される制御部30を説明する。
図3は、カード処理装置1の制御部30を説明するブロック部である。
図3に示すように、制御部30は、カード処理装置1の全体制御を行うCPU(Central Processing Unit)31と、カード処理装置1の制御プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)32と、CPU31の作業領域となるRAM(Random Access Memory)33と、外部機器との情報の入出力に使用されるI/O(Input/Output Port)34と、を有する。
I/O34には、フォトセンサ40、プリヘッド24、エンコーダ付きモータ41、リードライト用の磁気ヘッド15、I/F(Interface)42、交流電圧発生装置43、インダクタンス測定装置44、汎用I/O45が接続されている。
フォトセンサ40は、処理装置本体10の搬送路11またはカード挿入部20の搬送路22に設けられており、磁気カード900の挿入の有無を検出する。制御部30では、フォトセンサ40による磁気カード900の検出結果に基づいて、処理装置本体10のシャッタ(図示せず)を開閉するようになっている。
カード処理装置1では、磁気カード900が挿入されると、搬送路11のシャッタ(図示せず)が開き、搬送路11における磁気カード900の搬送が可能となる。
エンコーダ付きモータ41は、カード処理装置1に複数設けられており、これらのモータ41が、第1搬送ローラ12、12、第2搬送ローラ13,13、およびヘッドプラテンローラ14にそれぞれ接続されている。これらのモータ41の回転によりこれらの対応するローラ12、13、14が回転軸回りに回転するようになっている。
モータ41は、I/O34を介してCPU31に接続されており、CPU31は、各ローラの回転数を対応するモータ41のエンコーダ(図示せず)により検出し、各ローラ(モータ41)の回転数と回転速度を制御するようになっている。
リードライト用の磁気ヘッド15は、磁気カード900に記録された磁気情報901を非接触で読み取る装置(磁気センサ)であり、搬送路11に沿って搬送された磁気カード900の磁気情報901を読み取る。
磁気ヘッド15で読み取られた磁気情報901は、CPU31の制御により、I/O34を介してRAM33に一時的に記憶される。
I/F42は、例えば、現金自動預け払い機(ATM)のATM制御部47に接続されており、ATM制御部47と制御部30との間の情報通信に使用される。
交流電圧発生装置43は、交流電圧を発生する電源装置である。この交流電圧発生装置43は、後記する汎用I/O45を介して磁気センサ検出ユニット100のコイル部102に交流電圧を供給する。
インダクタンス測定装置44は、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102のインダクタンスを測定する装置である。インダクタンス測定装置44で測定されたコイル部102のインダクタンスの値は、CPU31の制御により、I/O34を介してRAM33に一時的に記憶される。
汎用I/O45は、コネクタ46を介して磁気センサ検出ユニット100のコネクタ103に接続されおり、この汎用I/O45を介して交流電圧発生装置43の交流電圧が磁気センサ検出ユニット100のコイル部102に供給される。
[磁気センサ検出方法]
次に、磁気センサの検出方法を説明する。
図4は、磁気センサの検出方法を説明するフローチャートである。
図5は、磁気センサ検出ユニット100を取り付けたカード処理装置1の動作を説明する図である。図5では、磁気センサ検出ユニット100を、カード処理装置1(もしくは自動取引装置)の搬送路11の前面側と後面側の両方に取り付けた場合について説明する。
初めに、ステップ101において、偽磁気センサの検出を行う作業者は、磁気センサ検出ユニット100を、カード挿入部20のカード挿入口21から搬送路11内に挿入し、両面テープなどで搬送路11の所定の位置に固定する。
ステップ102において、作業者はカード処理装置1の搬送路11に偽磁気センサ(図5に示す偽磁気センサ300)が取り付けられていないことを目視等で確認する。
作業者は、搬送路11に偽磁気センサ(図5に示す偽磁気センサ300)が取り付けられていないことを確認した場合、ステップ103にて、磁気センサ検出ユニット100による偽磁気センサ300の検出処理を開始する。
ここで作業者は、例えば、搬送路11におけるガイド16、17の両端部付近に偽磁気センサ300が取り付けられていることを確認した場合(図5参照)、磁気センサ検出ユニット100による偽磁気センサ300の検出を開始する前に、偽磁気センサ300を取り除く作業を行う。
ここまでは、磁気センサ検出ユニット100により偽磁気センサの検出を開始する前に、作業者が事前に行う準備段階である。
ステップ104において、制御部30のCPU31は、交流電圧発生装置43に交流電圧を発生させる制御を行い、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102に電磁界Aを発生させる(図5参照)。CPU31は、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102から電磁界Aが発生したことに起因するコイル部102の初期インダクタンスH1を、インダクタンス測定装置44により測定すると共に、測定した初期インダクタンスH1の値をRAM33に記憶する処理を行う。
ステップ105において、CPU31は、初期インダクタンスH1を測定した後、所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過していると判定した場合(ステップ105:Yes)、ステップ106に進み、所定時間経過していないと判定した場合(ステップ105:No)、所定時間経過したと判定するまでステップ105の時間待ち処理を繰り返す。
ステップ106において、CPU31は、交流電圧発生装置43に交流電圧を発生させる制御を行い、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102に電磁界Aを発生させる(図5参照)。CPU31は、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102から電磁界Aが発生したことに起因するコイル部102の経時インダクタンスH2を、インダクタンス測定装置44により測定すると共に、測定した経時インダクタンスh2の値をRAM33に記憶する処理を行う。
ステップ107において、CPU31は、RAM33に記憶された経時インダクタンスH2と初期インダクタンスH1の差分(H2−H1)が、所定の範囲(α以上であり、かつβ以下)に入っているか否かを判定する。
ステップ107において、経時インダクタンスH2と初期インダクタンスH1の差分(H2−H1)が、所定の範囲(α以上であり、かつβ以下)に入っていない場合(ステップ107:Yes)、ステップ108において、制御部30のCPU31は、自動取引装置のATM制御部47に対して、偽磁気センサ300を検出したことを示す不正信号を送信して磁気センサの検出処理を終了する。
また、ステップ107において、経時インダクタンスH2と初期インダクタンスH1の差分(H2−H1)が、所定の範囲(α以上であり、かつβ以下)に入っている場合(ステップ106:No)、ステップ109において、制御部30のCPU31は、磁気カード900の正常取引を行い、磁気ヘッド15により磁気カード900の磁気情報901を読み込む。
そして、ステップ110において、制御部30のCPU31は、カード取引が正常に終了したか否かを判定し、正常に行われたと判定した場合(ステップ110:Yes)、ステップ106の処理に戻って、磁気センサ検出ユニット100による経時インダクタンスH2の測定し、測定したインダクタンスの値をRAM33へ記憶する処理を行う。
一方、ステップ110において、制御部30のCPU31は、カード取引が正常に行われなかったと判定した場合(ステップ110:No)、ステップ111において、制御部30のCPU31は、自動取引装置のATM制御部47に対して、異常終了したことを報知する異常終了信号を送信して磁気センサの検出処理を終了する。
このように、制御部30による磁気センサ検出処理により、カード処理装置1の搬送路11の何れかの位置(ガイド16、17の基部)に偽磁気センサ300が取り付けられた場合、偽磁気センサ300が取り付けられていない状態の磁気センサ検出ユニット100(コイル部102)の初期インダクタンスH1を事前に測定しておくことで、その後、磁気センサ検出ユニット100(コイル部102)の経時インダクタンスH2の変動により、ガイド16、17の基部に偽磁気センサ300が取り付けられたことを検出できる。
前記した、磁気センサ検出ユニット100を搬送路11に取り付けたカード処理装置1を、自動取引装置に搭載することで、自動取引装置の磁気カードの搬送路に取り付けられた偽磁気センサ300を適切に検出し、偽磁気センサ300による磁気カードの不正な読み取りを防止することができる。
なお、前記した実施の形態では、初期インダクタンスH1を、カード処理装置1(自動取引装置)の稼働始めに1回測定する場合を例示して説明したが、初期インダクタンスH1は、カード処理装置1(自動取引装置)の稼働開始から所定時間間隔で定期的に再測定および再設定するようにしても良い。
カード処理装置1の長時間の稼働により、カード処理装置1の搬送路11が汚れたり摩耗すると経時インダクタンスが変化する場合がある。このような場合、カード処理装置1の稼働始めに取得した初期インダクタンスと、変化した後の経時インダクタンスの差分に基づいて偽磁気センサ300の検出の判定を行うと、正確に検出できない恐れがある。
このように構成すると、カード処理装置1の長時間の稼働により経時インダクタンスが変化した場合でも、定期的に初期インダクタンスH1を測定し直してRAM33に記憶させておくことで、経時変化後の初期インダクタンスと経時インダクタンスとの差分に基づいて偽磁気センサ300の検出を判定することができるので、偽磁気センサ300の検知ミスの可能性を防ぐことができる。
また、前記した実施の形態では、磁気センサ検出ユニット100の基部101をFPC材料で形成する場合を例示して説明したが、可撓性を有する材料であればこれに限定されるものではない。例えば、基部を、可撓性を有する樹脂製や金属製のシート状部材としても良い。
なお、前記した実施の形態では、磁気センサ検出ユニット100を、リードライト用の磁気ヘッド15よりも、カード処理装置1の前面側となるガイド16と、後面側となるガイド17にそれぞれ1個取り付ける場合を例示して説明したが、磁気センサ検出ユニット100は、少なくともカード処理装置1の前面側と後面側のうち、何れか一方側に取り付けられていればよい。
リードライト用の磁気ヘッド15よりも後面側(ガイド17)への取り付けは、磁気ヘッド15やヘッドプラテンローラ14を乗り越えて取り付けなければならず、取り付け作業が煩雑となるので、取り付けの作業性を向上させるために、カード処理装置1の前面側(ガイド16)に取り付けるのが好ましい。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200を説明する。
図6は、第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200を説明する図であり、上図は2個の磁気センサ検出ユニット200を直列に繋いだ状態を示す平面図であり、下図は、磁気センサ検出ユニット200を直列に繋いだ状態を示す側面図である。
図6に示すように、磁気センサ検出ユニット200は、基部201と、コイル部202と、コネクタ203とを有している。
第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200は、1個の磁気センサ検出ユニット200の長手方向の長さL2が、第1の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット100の長手方向の長さL1の1/2以下(L2≦L1×1/2)となっている点が主な相違点である。
これにより、取り付けの相手側部材が、複雑な形状を成している場合であっても、磁気センサ検出ユニット200を相手側部材に容易に取り付けることができる。
第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200の基部201、コイル部202、コネクタ203は、第1の実施の形態の磁気センサ検出ユニット100の基部101、コイル部102、コネクタ103と外形以外は同じであるので詳細な説明は省略する。
磁気センサ検出ユニット200は、コイル部202に接続された第2コネクタ204を有している。1の磁気センサ検出ユニット200の第2コネクタ204と、他の磁気センサ検出ユニット200のコネクタ203とを、可撓性のあるケーブル110で接続することで、複数の磁気センサ検出ユニット200、200を直列に接続することができる。
なお、互いに直列に接続された複数の磁気センサ検出ユニット200のうち、最終端の磁気センサ検出ユニット200(図6の右側の磁気センサ検出ユニット200)の第2コネクタ204には、内部を短絡させた終端用コネクタ120を接続してコイルを結線させている。
このように、磁気センサ検出ユニット200は、長手方向の長さL2が、磁気センサ検出ユニット100の長さL1の約半分の30mm〜40mmの長さに設定されている。
よって、長手方向の長さの短い複数の磁気センサ検出ユニット200を可撓性のあるケーブル110で直列に接続することで、例えば、湾曲面や、段違い(凹凸)面など複雑な形状の面にも容易に取り付けることができ、磁気センサ検出ユニット200の取り付け性を向上できる。
以上の通り、実施の形態では、
(1)カード処理装置1における磁気カード900の搬送路11内に取り付けられた偽磁気センサ300を検出する磁気センサ検出ユニット100であって、磁気センサ検出ユニット100は、基部101と、当該基部101に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界Aを発生させるコイル部102と、を有し、基部101は、可撓性を有する薄板形状に形成されている構成とした。
このように構成すると、磁気センサ検出ユニット100の基部101は薄板形状に形成されているので、磁気センサ検出ユニット100を、カード処理装置1の磁気カード900の搬送路11内に後から取り付けることができる。
そのため、磁気センサ検出ユニット100から発生した電磁界Aを、搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300に及ぼすことができるため、搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300の検出を行うことができると共に、偽磁気センサ300による磁気カード900の読み取りを阻止することができる。
また、磁気センサ検出ユニット100を、搬送路11に後から取り付ける構造であるため、カード処理装置1自体の交換が必要なく、スキミングの対策コストを低く抑えることができる。
(2)磁気センサ検出ユニット100は、磁気カード900が挿入されるカード処理装置1のカード挿入口21の厚み方向の幅よりも小さい厚みに設定されている構成とした。
このように構成すると、磁気センサ検出ユニット100を、既存のカード処理装置のカード挿入口から挿入し、当該カード挿入口に繋がる搬送路内に後から取り付けることができる。
よって、搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出するために、カード処理装置自体の交換が必要なく、スキミングの対策コストを低く抑えることができる。
(3)磁気センサ検出ユニット100の厚みは0.5mm以上、かつ3.0mm未満に設定されている構成とした。
このように構成すると、既存のカード処理装置のカード挿入口の厚み方向の幅は、一般的に4.0mm以下、磁気カード900の厚みは0.8mm程度である。
よって、磁気センサ検出ユニット100を搬送路11に取り付けた場合でも、磁気センサ検出ユニット100が、磁気カード900の搬送の邪魔にならず、磁気センサ検出ユニット100による搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300の検出および偽磁気センサ300による磁気カード900の読み取り防止を行うことができる。
(4)磁気センサ検出ユニット200は、コイル部202に接続されたコネクタ203、第2コネクタ204を有し、複数の磁気センサ検出ユニット200、200は、当該複数の磁気センサ検出ユニット200、200のコネクタ203、204同士が可撓性を有するケーブル110で連結される構成とした。
このように構成すると、取り付け対象部材が湾曲している場合や、段差(凹凸)がある場合であっても、複数に分割された磁気センサ検出ユニット200、200を短いピッチで取り付けることができるので、磁気センサ検出ユニット100が一つの場合と比べて、磁気センサ検出ユニット200、200の取り付け位置の自由度が向上する。
また、複数の磁気センサ検出ユニット200、200が可撓性を有するケーブル110で接続されているので、取り付け相手側部材の大きな湾曲や段差(凹凸)にも対応することができ、磁気センサ検出ユニット200、200の取り付けの自由度がより向上する。
(5)(1)から(4)の何れか一に記載の磁気センサ検出ユニット100、200が取り付けられるカード処理装置1であって、カード処理装置1は、磁気カード900が挿入されるカード挿入口21と、カード挿入口21から挿入された磁気カード900が搬送される搬送路11と、磁気カード900に記録された磁気情報901を読み取る磁気ヘッド15と、を有し、磁気センサ検出ユニット100、200は、磁気カード900が搬送される搬送路11に取り付けられる構成とした。
このように構成すると、カード処理装置1では、磁気センサ検出ユニット100、200が、カード処理装置1の搬送路11に取り付けられているので、搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300の検出や偽磁気センサ300による磁気カード900の磁気情報901の読み取りをより確実に阻害できる。
(6)カード処理装置1は、コイル部102にかける交流電圧を発生させる交流電圧発生装置43(交流電圧発生部)と、コイル部102での電磁界Aの発生に起因するインダクタンスH(H1、H2)を測定するインダクタンス測定装置44(インダクタンス測定部)と、インダクタンス測定装置44で測定したインダクタンスH(H1、H2)が、所定の範囲(α以上、かつβ未満)であるか否かを判定するインダクタンス判定部(制御部30のCPU31によるステップ107の処理)と、インダクタンス判定部により、測定したインダクタンスH(H1、H2)が所定の範囲(α以上、かつβ未満)を超えている場合には、カード処理装置1の磁気カード900の搬送路11に偽磁気センサ300が取り付けられていると判断する偽磁気センサ検出部(制御部30のCPU31によるステップ107、108の処理)と、を有する構成とした。
このように構成すると、カード処理装置1は、搬送路11に取り付けられた磁気センサ検出ユニット100のコイル部102の電磁界Aに起因するインダクタンスHに基づいて、偽磁気センサ300の有無を検出することができる。そのため、偽磁気センサ300の検出と同時に、電磁界Aを偽磁気センサ300に及ぼすことができ、偽磁気センサ300による磁気カード900の磁気情報901の読み取り防止も同時に行うことができる。
(7)(6)に記載のカード処理装置1を搭載する自動取引装置とした。
このように構成すると、自動取引装置に搭載したカード処理装置1により、自動取引装置のカードの搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300の検出と偽磁気センサ300による磁気カード900の読み取り防止を適切に行うことができる。
(8)カード処理装置における磁気カードの搬送路内に取り付けられた偽磁気センサ300を検出する磁気センサ検出方法(図4のフローチャート)であって、偽磁気センサ300が取り付けられる前の初期状態(図4のステップ102の状態)において、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102に交流電圧をかけて、当該コイル部102に発生した電磁界Aに起因する初期インダクタンスH1(第1インダクタンス)を測定する第1インダクタンス測定ステップ(図4のステップ104)と、第1インダクタンス測定ステップ(ステップ104)の後の所定時間経過後(図4のステップ105)に、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102に交流電圧をかけて、当該コイル部102に発生した電磁界Aに起因する経時インダクタンスH2(第2インダクタンス)を測定する第2インダクタンス測定ステップ(図4のステップ106)と、初期インダクタンスH1と経時インダクタンスH2との差分(H2−H1)をとり、当該差分(H2−H1)が所定の範囲(α以上、かつβ未満)に入っているか否かを判定する判定ステップ(図4のステップ107)と、判定ステップ(ステップ107)において、差分が所定の範囲に入っていないと判定した場合(H2−H1<α、またはH2−H1>β)に、偽磁気センサ300を検出したことを報知する偽磁気センサ報知ステップ(図4のステップ108)と、を有する構成とした。
このように構成すると、カード処理装置1の個体差や、カード処理装置1の違いにより部品寸法や内部の部品の材質が異なる場合であっても、それぞれのカード処理装置1に対して初期インダクタンスH1を測定して設定するので、磁気センサ検出ユニット100のコイル部102の仕様を変える必要がない。
(9)初期インダクタンス測定ステップは、所定時間間隔で定期的に実行される構成とした。
このように構成すると、カード処理装置1(自動取引装置)の稼働により、搬送路11の汚れや摩耗によって、インダクタンスが経時的に変化する可能性があるが、初期インダクタンスH1を定期的に測定して再設定することで、インダクタンスが経時的に変化しても、偽磁気センサ300の検出ミスを防止できる。
1:カード処理装置、10:処理装置本体、11:搬送路、12:第1ローラ、13:第2ローラ、14:ヘッドプラテンローラ、15:リードライト用の磁気ヘッド、16:ガイド、17:ガイド、20:カード挿入部、21:カード挿入口、22:搬送路、23:ガイド、24:プリヘッド、30:制御部、31:CPU、32:ROM、33:RAM、34:I/O、40:フォトセンサ、41:エンコーダ付きモータ、42:I/F、43:交流電圧発生装置、44:インダクタンス測定装置、45:汎用I/O、46:コネクタ、47:ATM制御部、100:磁気センサ検出ユニット、101:基部、102(102a、102b、102c):コイル部、103:コネクタ、110:ケーブル、120:終端用コネクタ、200:磁気センサ検出ユニット、201:基部、202:コイル部、203:コネクタ、204:第2コネクタ、300:偽磁気センサ、900:磁気カード、901:磁気情報、A:電磁界、H1:インダクタンス、H2:インダクタンス

Claims (5)

  1. カード処理装置における磁気カードの搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出する磁気センサ検出ユニットであって、基部と、前記基部に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界を発生させるコイル部と、有し、前記基部は、可撓性を有する薄板形状に形成された磁気センサ検出ユニットが前記搬送路内に取り付けられるカード処理装置であって、
    前記コイル部に加える交流電圧を発生させる交流電圧発生部と、
    定期的に、前記交流電圧発生部により前記磁気センサ検出ユニットのコイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第1インダクタンスを測定し、その所定時間経過後に、前記交流電圧発生部により前記磁気センサ検出ユニットの前記コイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第2インダクタンスを測定するインダクタンス測定部と、
    前記第1インダクタンスと前記第2インダクタンスとの差分をとり、当該差分が所定の範囲に入っているか否かを判定するインダクタンス判定部と、
    前記差分が所定の範囲に入っていないと判定した場合に、偽磁気センサが取り付けられていると判断する偽磁気センサ検出部と、を有するカード処理装置。
  2. 前記磁気センサ検出ユニットは、前記磁気カードが挿入される前記カード処理装置のカード挿入口の厚み方向の幅よりも小さい厚みに設定された請求項1に記載のカード処理装置
  3. 前記磁気センサ検出ユニットの厚みは0.5mm以上、かつ3.0mm未満に設定された請求項1または請求項2に記載のカード処理装置
  4. 前記磁気センサ検出ユニットは、前記コイル部に接続されたコネクタを有し、
    複数の磁気センサ検出ユニットは、当該複数の磁気センサ検出ユニットの前記コネクタ同士が可撓性を有するケーブルで連結された請求項1から請求項3の何れか一項に記載のカード処理装置
  5. カード処理装置における磁気カードの搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出する磁気センサ検出ユニットであって、基部と、前記基部に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界を発生させるコイル部と、有し、前記基部は、可撓性を有する薄板形状に形成された磁気センサ検出ユニットが前記搬送路内に取り付けられるカード処理装置が行う磁気センサ検出方法であって、
    定期的に、前記磁気センサ検出ユニットのコイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第1インダクタンスを測定する第1インダクタンス測定ステップと、
    前記第1インダクタンス測定ステップの後の所定時間経過後に、前記磁気センサ検出ユニットの前記コイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第2インダクタンスを測定する第2インダクタンス測定ステップと、
    前記第1インダクタンスと前記第2インダクタンスとの差分をとり、当該差分が所定の範囲に入っているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記差分が所定の範囲に入っていないと判定した場合に、偽磁気センサを検出したことを報知する偽磁気センサ報知ステップと、を有する磁気センサ検出方法。
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