JP6854709B2 - 磁気センサ検出ユニット、カード処理装置、および磁気センサ検出方法 - Google Patents
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Description
この種のカード処理装置では、カード挿入口から挿入された磁気カードを搬送しつつ、当該磁気カードに記録された磁気情報を磁気センサで読み取るようになっている。
このため、例えば、カード処理装置内の磁気カードの搬送路に薄型の偽磁気センサが取り付けられた場合、カード挿入口の近傍に発生した電磁界が偽磁気センサに届かず、偽磁気センサによる磁気カードの不正な読み取りを阻害できないという問題がある。
このように、搬送路に取り付けられた偽磁気センサまで電磁界を及ぼすためには、カード処理装置自体を交換しなければならず、スキミングの対策コストが高くなってしまうという問題がある。
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では、磁気センサ検出ユニットを、現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)や現金自動支払い機(CD:Cash Dispenser)などの自動取引装置に搭載されたカード処理装置に取り付ける場合を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるカード処理装置1を説明する断面図であり、上図は、カード処理装置1に挿入された磁気カード900の平面側から見た断面図であり、下図は、上図におけるX−X断面図である。
以下、カード処理装置1において、磁気カード900の挿入側(図1の右側)を前面側、磁気カード900の排出側(図1の左側)を後面側とする。また、図1の下図において、同図の上側をカード処理装置1の上側、同図の下側をカード処理装置1の下側とする。
このガイド23、23は、搬送路22の内部に突出すると共に、搬送路22の上下方向の幅を狭くする向きで設けられており、カード挿入口21から挿入された磁気カード900が搬送される際のガイドとなる。
カード処理装置1では、プリヘッド24による磁気カード900の検知に基づいて、後記する処理装置本体10の第1搬送ローラ12、第2搬送ローラ13、ヘッドプラテンローラ14を回転駆動するようになっている。
処理装置本体10は、搬送路11と、一対の第1搬送ローラ12、12と、一対の第2搬送ローラ13、13と、ヘッドプラテンローラ14と、リードライト用の磁気ヘッド15とを有している。
このガイド16、16は、搬送路11の内部に突出すると共に、搬送路11の上下方向の幅を狭くする向きで設けられており、カード挿入部20から挿入された磁気カード900が前面側から搬送される際のガイドとなる。
このガイド17、17もまた、搬送路11の内部に突出すると共に、搬送路11の上下方向の幅を狭くする向きで設けられており、磁気カード900が後面側に搬送される際のガイドとなる。
これにより、ガイド16、17は、磁気カード900に割れや変形があっても、磁気カード900がガイド16、17の端部に引っかかることを防止し、磁気カード900をガイド16、17に沿って適切に搬送できるようになっている。
次に、偽磁気センサを検出するための磁気センサ検出ユニット100を説明する。
図2は、磁気センサ検出ユニット100を説明する図である。
図2に示すように、磁気センサ検出ユニット100は、基部101と、コイル部102と、コネクタ103とを有している。
また、基部101の幅W1は、磁気カード900の磁気ストライプの幅よりも大きい幅に設定されている。
コイル部102は、銅箔などの導電性の材料で形成された環状コイルである。実施の形態では、コイル部102は、一本の銅製のコイル線を一巻きする度に徐々に小径にして3巻きして形成されており、それぞれ径の異なる3つの環状コイル102a、102b、102cが同心円状に配置されているように見える。
ここで、コイル部102には、電磁界Aの変化に起因するインダクタンスHが発生し、このインダクタンスHを測定することで、電磁界Aを測定することができる。
よって、カード処理装置の部品のバラつきを含め、偽磁気センサがない場合のインダクタンスの正常な範囲(例えば、α≦H≦β)を設定しておくことで、時間が経った後のインダクタンスHを測定することで、偽磁気センサが後から取り付けられたか否かを判定することができる。
本発明の実施の形態では、このように交流電圧をかけた場合のコイル部102のインダクタンスHの値を利用して、偽磁気センサの検出を行えるようになっている。
次に、カード処理装置1に搭載される制御部30を説明する。
図3は、カード処理装置1の制御部30を説明するブロック部である。
図3に示すように、制御部30は、カード処理装置1の全体制御を行うCPU(Central Processing Unit)31と、カード処理装置1の制御プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)32と、CPU31の作業領域となるRAM(Random Access Memory)33と、外部機器との情報の入出力に使用されるI/O(Input/Output Port)34と、を有する。
カード処理装置1では、磁気カード900が挿入されると、搬送路11のシャッタ(図示せず)が開き、搬送路11における磁気カード900の搬送が可能となる。
磁気ヘッド15で読み取られた磁気情報901は、CPU31の制御により、I/O34を介してRAM33に一時的に記憶される。
次に、磁気センサの検出方法を説明する。
図4は、磁気センサの検出方法を説明するフローチャートである。
図5は、磁気センサ検出ユニット100を取り付けたカード処理装置1の動作を説明する図である。図5では、磁気センサ検出ユニット100を、カード処理装置1(もしくは自動取引装置)の搬送路11の前面側と後面側の両方に取り付けた場合について説明する。
作業者は、搬送路11に偽磁気センサ(図5に示す偽磁気センサ300)が取り付けられていないことを確認した場合、ステップ103にて、磁気センサ検出ユニット100による偽磁気センサ300の検出処理を開始する。
ここまでは、磁気センサ検出ユニット100により偽磁気センサの検出を開始する前に、作業者が事前に行う準備段階である。
このように構成すると、カード処理装置1の長時間の稼働により経時インダクタンスが変化した場合でも、定期的に初期インダクタンスH1を測定し直してRAM33に記憶させておくことで、経時変化後の初期インダクタンスと経時インダクタンスとの差分に基づいて偽磁気センサ300の検出を判定することができるので、偽磁気センサ300の検知ミスの可能性を防ぐことができる。
リードライト用の磁気ヘッド15よりも後面側(ガイド17)への取り付けは、磁気ヘッド15やヘッドプラテンローラ14を乗り越えて取り付けなければならず、取り付け作業が煩雑となるので、取り付けの作業性を向上させるために、カード処理装置1の前面側(ガイド16)に取り付けるのが好ましい。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200を説明する。
図6は、第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200を説明する図であり、上図は2個の磁気センサ検出ユニット200を直列に繋いだ状態を示す平面図であり、下図は、磁気センサ検出ユニット200を直列に繋いだ状態を示す側面図である。
図6に示すように、磁気センサ検出ユニット200は、基部201と、コイル部202と、コネクタ203とを有している。
第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200は、1個の磁気センサ検出ユニット200の長手方向の長さL2が、第1の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット100の長手方向の長さL1の1/2以下(L2≦L1×1/2)となっている点が主な相違点である。
これにより、取り付けの相手側部材が、複雑な形状を成している場合であっても、磁気センサ検出ユニット200を相手側部材に容易に取り付けることができる。
第2の実施の形態にかかる磁気センサ検出ユニット200の基部201、コイル部202、コネクタ203は、第1の実施の形態の磁気センサ検出ユニット100の基部101、コイル部102、コネクタ103と外形以外は同じであるので詳細な説明は省略する。
よって、長手方向の長さの短い複数の磁気センサ検出ユニット200を可撓性のあるケーブル110で直列に接続することで、例えば、湾曲面や、段違い(凹凸)面など複雑な形状の面にも容易に取り付けることができ、磁気センサ検出ユニット200の取り付け性を向上できる。
(1)カード処理装置1における磁気カード900の搬送路11内に取り付けられた偽磁気センサ300を検出する磁気センサ検出ユニット100であって、磁気センサ検出ユニット100は、基部101と、当該基部101に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界Aを発生させるコイル部102と、を有し、基部101は、可撓性を有する薄板形状に形成されている構成とした。
そのため、磁気センサ検出ユニット100から発生した電磁界Aを、搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300に及ぼすことができるため、搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300の検出を行うことができると共に、偽磁気センサ300による磁気カード900の読み取りを阻止することができる。
また、磁気センサ検出ユニット100を、搬送路11に後から取り付ける構造であるため、カード処理装置1自体の交換が必要なく、スキミングの対策コストを低く抑えることができる。
よって、搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出するために、カード処理装置自体の交換が必要なく、スキミングの対策コストを低く抑えることができる。
よって、磁気センサ検出ユニット100を搬送路11に取り付けた場合でも、磁気センサ検出ユニット100が、磁気カード900の搬送の邪魔にならず、磁気センサ検出ユニット100による搬送路11に取り付けられた偽磁気センサ300の検出および偽磁気センサ300による磁気カード900の読み取り防止を行うことができる。
また、複数の磁気センサ検出ユニット200、200が可撓性を有するケーブル110で接続されているので、取り付け相手側部材の大きな湾曲や段差(凹凸)にも対応することができ、磁気センサ検出ユニット200、200の取り付けの自由度がより向上する。
Claims (5)
- カード処理装置における磁気カードの搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出する磁気センサ検出ユニットであって、基部と、前記基部に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界を発生させるコイル部と、有し、前記基部は、可撓性を有する薄板形状に形成された磁気センサ検出ユニットが前記搬送路内に取り付けられるカード処理装置であって、
前記コイル部に加える交流電圧を発生させる交流電圧発生部と、
定期的に、前記交流電圧発生部により前記磁気センサ検出ユニットのコイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第1インダクタンスを測定し、その所定時間経過後に、前記交流電圧発生部により前記磁気センサ検出ユニットの前記コイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第2インダクタンスを測定するインダクタンス測定部と、
前記第1インダクタンスと前記第2インダクタンスとの差分をとり、当該差分が所定の範囲に入っているか否かを判定するインダクタンス判定部と、
前記差分が所定の範囲に入っていないと判定した場合に、偽磁気センサが取り付けられていると判断する偽磁気センサ検出部と、を有するカード処理装置。 - 前記磁気センサ検出ユニットは、前記磁気カードが挿入される前記カード処理装置のカード挿入口の厚み方向の幅よりも小さい厚みに設定された請求項1に記載のカード処理装置。
- 前記磁気センサ検出ユニットの厚みは0.5mm以上、かつ3.0mm未満に設定された請求項1または請求項2に記載のカード処理装置。
- 前記磁気センサ検出ユニットは、前記コイル部に接続されたコネクタを有し、
複数の磁気センサ検出ユニットは、当該複数の磁気センサ検出ユニットの前記コネクタ同士が可撓性を有するケーブルで連結された請求項1から請求項3の何れか一項に記載のカード処理装置。 - カード処理装置における磁気カードの搬送路内に取り付けられた偽磁気センサを検出する磁気センサ検出ユニットであって、基部と、前記基部に形成されて、加えられた交流電圧に基づく電磁界を発生させるコイル部と、有し、前記基部は、可撓性を有する薄板形状に形成された磁気センサ検出ユニットが前記搬送路内に取り付けられるカード処理装置が行う磁気センサ検出方法であって、
定期的に、前記磁気センサ検出ユニットのコイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第1インダクタンスを測定する第1インダクタンス測定ステップと、
前記第1インダクタンス測定ステップの後の所定時間経過後に、前記磁気センサ検出ユニットの前記コイル部に交流電圧をかけて、当該コイル部に発生した電磁界に起因する第2インダクタンスを測定する第2インダクタンス測定ステップと、
前記第1インダクタンスと前記第2インダクタンスとの差分をとり、当該差分が所定の範囲に入っているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、前記差分が所定の範囲に入っていないと判定した場合に、偽磁気センサを検出したことを報知する偽磁気センサ報知ステップと、を有する磁気センサ検出方法。
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