JP6854230B2 - 支線アンカー打設システム、支線アンカー打設方法、地質データ計測装置、支線アンカー打設用工具、及びコンピュータプログラム - Google Patents

支線アンカー打設システム、支線アンカー打設方法、地質データ計測装置、支線アンカー打設用工具、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電柱の傾斜あるいは倒壊事故を防止する支線アンカーの設置地盤に設置する際に用いる支線アンカー打設システム、支線アンカー打設方法、地質データ計測装置、支線アンカー打設用工具、及びコンピュータプログラムに関する。
電柱の不平衡荷重を分担するために支線が設けられている。その支線を地盤に固定し、支線張力を受け止めるために、支線アンカー、支線ブロック等が利用されている。支線アンカーは、例えば特許文献1に開示された方法で地盤に設置される。
その設置地盤については、設置時の作業者の判断によって、堅い、普通、柔らかい、の3段階の定性的な土質データが記録されているに過ぎない。地盤の地質データについては、管轄する自治体等にボーリング調査を実施した際の柱状図などの記録があるが、支線アンカー等の設置位置と一致していない。そもそも調査密度が大きく異なるので、参考にならないことが多い。
1960年代から開始され使用されている支線アンカーの経年に伴う腐食劣化に関して、支線アンカーの状態調査、更改等が検討・実施されているが、支線アンカーの機能に関する地耐力は、その設置場所の地盤の質(強度)と密接な関係がある。設置場所の地盤に関して、定量的な情報の蓄積が重要であると考えられる。
実用新案登録第3119172号公報
しかし、現在は、上記のように3段階の定性的な地質データをデータベースで管理しているだけであり、設置地盤に関する地質データは不十分な状況である。例えば、簡易動的コーン貫入試験方法(JGS1433)などの方法に従って、設置地盤の地質データを測定取得することは可能であるが、コストの観点から実施することが出来ないという課題がある。
本発明は、この課題に鑑みてなされたものであり、簡便かつ安価な方法で定量的な地質データを取得することができる支線アンカー打設システム、支線アンカー打設方法、地質データ計測装置、支線アンカー打設用工具、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の支線アンカー打設システムは、衝撃荷重測定用ロードセルと画像データを入力するためのターゲットとを備え、支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具と、前記支線アンカー打設用工具を含む前記画像データを取得するカメラと、前記衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得すると共に、前記カメラで取得した前記画像データ内のターゲットの位置から支線アンカーの打設深度を求め、該打設深度と該出力データを記録する地質データ計測装置とを備えることを要旨とする。
また、本発明の支線アンカー打設方法は、衝撃荷重測定用ロードセルと画像データを入力するためのターゲットとを備えた支線アンカー打設用工具、カメラ、及び地質データ計測装置とを備える支線アンカーシステムが行う支線アンカー打設方法であって、前記支線アンカー打設用工具は、支線アンカーを地盤に打設し、前記カメラは、前記支線アンカー打設用工具を含む前記画像データを取得し、前記地質データ計測装置は、前記衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得すると共に、前記カメラで取得した前記画像データ内のターゲットの位置から支線アンカーの打設深度を求め、該打設深度と該出力データを記録することを要旨とする。
また、本発明の地質データ計測装置は、支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具であって、画像データを入力するためのターゲットを備える前記支線アンカー打設用工具を撮影した画像データ内の前記ターゲットの位置から、前記支線アンカーの地盤内への打設深度を計測する打設深度計測部と、前記打設深度に対応させて、前記支線アンカーが打設される際の衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得する衝撃荷重取得部と、前記打設深度と前記出力データを記録する地質データ記録部とを備えることを要旨とする。
また、本発明の支線アンカー打設用工具は、支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具であって、前記支線アンカーに加える衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定用ロードセルと、前記支線アンカーの打設深度を表す画像データを入力するためのターゲットとを備えることを要旨とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、上記の地質データ計測装置の各機能構成部を、コンピュータに機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、カメラで取得した画像データ内のターゲットの位置から支線アンカーの打設深度を求め、求めた打設深度と衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを対応付けて記録した地質データを、簡便かつ安価な方法で取得することができる。
本発明の実施の形態に係る支線アンカー打設システムの構成例を模式的に示す図である。 図1に示す支線アンカー打設システムで地盤に設置した支線アンカーを模式的に示す図である。 図1に示す支線アンカー打設システムを構成する本発明の第1実施形態に係る地質データ計測装置の機能構成例を示すブロック図である。 図3に示す地質データ計測装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る地質データ計測装置の機能構成例を示すブロック図である。 図5に示す地質データ計測装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。複数の図面中同一のものに
は同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
図1に、本発明の実施の形態に係る支線アンカー打設システムの構成例を模式的に示す。図1に示す支線アンカー打設システム1は、支線アンカー40を地盤100に設置するものである。支線アンカー40は、電柱200が受ける架線張力と対抗する支線張力を生じさせるため、電柱200を地盤100に繋ぎ止める「錨」の役目を果たす。
支線アンカー打設システム1は、支線アンカー打設用工具10、カメラ20、及び地質データ計測装置30を備える。なお、図1においては、支線アンカー40と電柱200を結ぶ支線、及び支線アンカー打設用工具10を操作する作業者の表記は省略している。
支線アンカー打設用工具10は、衝撃荷重測定用ロードセル11と画像データを入力するためのターゲット12とを備え、支線アンカー40を地盤100に打設する。支線アンカー打設用工具10は、例えば電動ハンマーブレーカーで構成される。なお、打設とは、例えば電動ハンマーブレーカーによる衝撃荷重を支線アンカー40に与え、支線アンカー40を地盤100内に設置することである。
衝撃荷重測定用ロードセル11は、例えば歪みゲージを用い、数kgf/cm2〜200kgf/cm2程度の衝撃荷重の測定が可能である(参考文献1:中野修、他3名、「衝撃荷重測定用ロードセルの試作」、土木学会論文集No.453/VI-17,pp.155〜161(1992年9月))。衝撃荷重測定用ロードセル11は、電動ハンマーブレーカーの発生する衝撃力の伝達方向に直列に配置される。
ターゲット12は、電動ハンマーブレーカー(支線アンカー打設用工具10)の側面の何れかの位置に配置され、電動ハンマーブレーカーの鉛直方向の位置の変化を識別し易くする。支線アンカー打設用工具10の鉛直方向の位置は、打設する支線アンカー40の打設深度で変化する。つまり、支線アンカー40の設置位置が深くなれば、支線アンカー打設用工具10は地表(地盤100の表面)に近づくことになる。
支線アンカー打設用工具10の鉛直方向の位置は、ターゲット12を撮影した画像データから求めることができる。ターゲット12を含む画像データを、例えば参考文献2(http://WWW.nobby-tech.co.jp/3d/venus3d.html)、又は参考文献3(http://WWW.yti.co.jp/vbm/index.shtml)に開示された技術を用いて解析することで、ターゲット12の位置を求める(計測する)ことができる。
カメラ20は、衝撃荷重測定用ロードセル11を含む画像データを取得する。カメラ20は、一般的なディジタルカメラである。カメラ20は、図示しない三脚に載せられ支線アンカー打設用工具10を含む支線アンカー40の設置現場の画像データを取得する。
地質データ計測装置30は、衝撃荷重測定用ロードセル11の出力データを取得すると共に、カメラ20で取得した画像データ内のターゲット12の位置から支線アンカー40の打設深度を求め、該打設深度と衝撃荷重測定用ロードセル11の出力データを対応付けて記録する。記録された撃荷重測定用ロードセル11の出力データと打設深度の組みは、地盤100の質(強度)を表す地質データとなる。
以上述べた支線アンカー打設システム1によれば、簡便かつ安価な方法で定量的な地質データを取得することができる。
続いて、本実施形態に係る支線アンカー打設システム1の動作を更に詳しく説明する。
(支線アンカーの設置方法)
ここで、支線アンカー40の設置方法について説明する。
図1に示すように、支線アンカー40は、案内板41、抵抗板体42、及び安定板受け43等の複数の部材で構成される。各部材は、板状の構造用鋼材によって製作される。なお、図1においては、安定板、及び支線ロッドの表記は省略している。
案内板41は弓形状の板である。抵抗板体42は、案内板41の地盤100側の端部に、該端部を中心にして可動可能に一体化されたくちばし形状の板である。抵抗板体42の案内板41側の端部には、後で一体化される安定板が挿入される安定板受け43が、地盤100に対しておおよそ水平面を構成するように形成されている。
作業者(図示せず)は、地盤100に深さ20cm程度の穴101を掘る。次に作業者は、穴101の端に、抵抗板体42のくちばし形状の先端を刺す。この場合、案内板41の地盤100と反対側の端部は電柱200の向きであり、安定板受け43は地盤100に対しておおよそ水平になるようにする。
そして作業者は、支線アンカー打設用工具10の先端を、安定板受け43に当てがい安定板受け43に衝撃荷重を加えることで、安定板受け43の上端が穴101の底に達するまで支線アンカー40を地盤100に打ち込む。
次に、安定板受け43に図示しない打ち込み筒を当てがい、打ち込み筒の中に挿入した打ち込み棒(図示せず)に、支線アンカー打設用工具10で衝撃荷重を加え、案内板41の上端が地表から約10cm低い位置になるまで支線アンカー40を打ち込む。
次に、案内板41の上部に安定板体(図示せず)を嵌め、安定板体の後端に、打ち込み棒を介して支線アンカー打設用工具10による衝撃荷重を加えて、安定板体が安定板受け43に当たって固定されるまで打ち込む。安定板体の打ち込み方向に直交する方向の断面は、凹形状である。安定板体は、その凹形状部分に案内板41を嵌め、案内板41に沿って打ち込まれる。
次に、案内板41の端部を、電柱200の方向に倒れるように軽く叩き、その向きを支線の角度に合わせる。
次に、案内板41の端部に支線ロッドを取り付け、支線アンカー40と電柱200を、支線と支線ロッドを介して結びつける。
図2は、上記のようにして設置された支線アンカー40を模式的に示す図である。図2に示すように、地盤100に設置された抵抗板体42と安定板体44とで、支線46に、架線張力と反対方向の支線張力を生じさせる。支線張力は、電柱200と支線アンカー40とを結ぶ支線46と支線ロッド45の上に生じる力である。
支線アンカー40の打設深度、つまり、地盤100内の支線アンカー40の深さは、支線アンカー40を打設する支線アンカー打設用工具10のターゲット12の位置の変化量を累積した深さ(長さ)である。この打設深度と、支線アンカー40を打設するのに要する衝撃荷重との関係は、地盤100の質(強度)を表す地質データとすることができる。
次に、地質データ計測装置30について説明する。
(地質データ計測装置)
〔第1実施形態〕
図3は、本発明の第1実施形態に係る地質データ計測装置30の機能構成例を示すブロック図である。地質データ計測装置30は、打設深度計測部301、衝撃荷重取得部302、及び地質データ記録部303を備える。地質データ計測装置30は、例えば、CPUや、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
図4は、地質データ計測装置30の処理手順を示すフローチャートである。図3と図4を参照して地質データ計測装置30の動作を説明する。
地質データ計測装置30は、支線アンカー打設用工具10が発生する衝撃荷重によって、衝撃荷重測定用ロードセル11に出力データが生じると動作を開始する(ステップS1のYES)。その動作は、例えば、衝撃荷重測定用ロードセル11の出力データの振幅が閾値を越えた場合に開始する。
打設深度計測部301は、カメラ20から、支線アンカー打設用工具10を含む画像データを取得する(ステップS2)。カメラ20は、連続的に画像を撮影してもよいし、衝撃荷重測定用ロードセル11の出力データの振幅が、閾値を越えた瞬間の画像を撮影するようにしてもよい。打設深度計測部301は、支線アンカー打設用工具10が発生する衝撃力に対応する上記の画像データを取得する。
そして、取得した画像データから、支線アンカー40を打設するに伴って変化するターゲット12の位置を求める。位置は、ターゲット12を含む画像データを、例えば三次元計測ソフトウェアで処理することで求める。打設深度計測部301は、ターゲット12の位置の変化を累積することで、支線アンカー40の打設深度を計測する(ステップS3)。
衝撃荷重取得部302は、打設深度計測部301で計測した打設深度に対応させて、支線アンカー40が打設される際の衝撃荷重を取得する(ステップS4)。打設深度は、通常、支線アンカー打設用工具10が発生する衝撃力が加わる度に変化する。よって、衝撃荷重取得部302は、衝撃荷重測定用ロードセル11の出力データの振幅が閾値を越える度に、その出力データを取得する。
地質データ記録部303は、打設深度計測部301で計測した打設深度と、衝撃荷重取得部302で取得した衝撃荷重とを対応付けて記録する(ステップS5)。打設深度と衝撃荷重の記録は、電源を供給しなくてもデータを保持する不揮発性メモリに記録する。不揮発性メモリは、例えばハードディスク、EEPROM等の記憶手段である。
記録した衝撃荷重と打設深度の組みは、地盤100の固さを表す指標であり、地盤100の地質データとなる。ステップS1〜S5の処理ステップは、支線アンカー40の設置が終了するまで繰り返される(ステップS6のNO)。
なお、異なる地盤間で計測した衝撃荷重と打設深度の関係を、直接比較することで地質を評価しても良い。又は、衝撃荷重と打設深度の関係から地質データを計算して求めても良い。
次に、地質データを計算して求める本発明の第2実施形態に係る地質データ計測装置32について説明する。
〔第2実施形態〕
図5は、本発明の第2実施形態に係る地質データ計測装置32の機能構成例を示すブロック図である。図6は、地質データ計測装置32の処理手順を示すフローチャートである。
地質データ計測装置32は、地質データ計算部323を備える点で、地質データ計測装置30(図3)と異なる。地質データ計測装置32が備える打設深度計測部301と衝撃荷重取得部302は、その参照符号から明らかなように地質データ計測装置30と同じである。
地質データ記録部303は、打設深度計測部31で計測した打設深度と、衝撃荷重取得部302で取得した衝撃荷重に基づいて地質データを計算する(ステップS25)。地質データは、例えば、簡易コーン貫入試験で得られるNd値に相当する地盤強度評価値(Nb値)を算出する。簡易コーン貫入試験で得られるNd値は、標準貫入試験でのN値と相関があるとされ、地盤100の固さを表す指標となる値である。
Figure 0006854230
ただし、Δh=h1−h2=10cmである。Nb(h)は、衝撃荷重測定用ロードセル11の出力データを打設深度で積分したエネルギー値を、対応する打設深度の深度差で除した値である。なお、衝撃荷重、打設深度、及び計算した地盤強度評価値の組みは、不揮発性メモリに記録しても良い。
以上述べたように本実施形態に係る支線アンカー打設システム1は、支線アンカー打設用工具10、該支線アンカー打設用工具10を含む画像データを取得するカメラ20、及び地質データ計測装置30の簡便かつ安価な構成で、定量的な地質データを取得することができる。
支線アンカー40は、構造用鋼材によって制作されるため、腐食劣化によって設置後数十年程度以内に更改(交換等)が必要となる時期が訪れると考えられる。その際に本実施形態に係る支線アンカー打設システム1は、支線アンカー40の地耐力の低下が腐食との関連で、どの程度劣化が進んでいるかを判断するために必要となる極めて有用な情報を提供できる。
なお、第2実施形態における地質データ計測装置32は、支線アンカー40の設置現場で地質データの計算を行う例で説明を行ったが、この例に限定されない。設置現場では、衝撃荷重と打設深度の関係のみを記録し、地質データの計算は後で行うようにしても良い。
また、打設深度の計測も設置現場で行う必要はない。設置現場では、衝撃荷重に伴うターゲット12の位置の変化のみを画像データに記録し、三次元計測ソフトウェアを用いた打設深度の計測は後で行うようにしても良い。
また、上記の実施形態では、地質データを地質データ計測装置30,32に記録する例で説明を行ったが、この例に限定されない。地質データは、地質データ計測装置30,32とネットワークを介して接続されるクラウド環境に作られたクラウドサーバに記録するようにしても良い。
また、支線アンカー打設用工具10は、電動ハンマーブレーカーで構成する例で説明を行ったが、この例に限定されない。支線アンカー打設用工具10は、単純なハンマーで構成しても良い。つまり、衝撃荷重測定用ロードセル11とターゲット12を備える例えば打ち込み棒に、ハンマーで衝撃荷重を与えるようにしても良い。
このように本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
なお、上記装置における処理部をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、各装置における処理部がコンピュータ上で実現される。このプログラムは記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
また、各処理部は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしても良いし、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしても良い。
1:支線アンカー打設システム
10:支線アンカー打設用工具
11:衝撃荷重測定用ロードセル
12:ターゲット
20:カメラ
30、32:地質データ計測装置
301:打設深度計測部
302:衝撃荷重取得部
303:地質データ記録部
323:地質データ計算部
40:支線アンカー
41:案内板
42:抵抗板体
43:安定板受け
44:安定板体
45:支線ロッド
46:支線
100:地盤
200:電柱

Claims (7)

  1. 衝撃荷重測定用ロードセルと画像データを入力するためのターゲットとを備え、支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具と、
    前記支線アンカー打設用工具を含む前記画像データを取得するカメラと、
    前記衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得すると共に、前記カメラで取得した前記画像データ内のターゲットの位置から支線アンカーの打設深度を求め、該打設深度と該出力データを記録する地質データ計測装置と
    を備えることを特徴とする支線アンカー打設システム。
  2. 請求項1に記載した支線アンカー打設システムにおいて、
    前記地質データ計測装置は、
    前記衝撃荷重測定用ロードセルの前記出力データを前記打設深度で積分したエネルギー値を、対応する前記打設深度の深度差で除した地盤強度評価値を計算する
    ことを特徴とする支線アンカー打設システム。
  3. 衝撃荷重測定用ロードセルと画像データを入力するためのターゲットとを備えた支線アンカー打設用工具、カメラ、及び地質データ計測装置とを備える支線アンカーシステムが行う支線アンカー打設方法であって、
    前記支線アンカー打設用工具は、支線アンカーを地盤に打設し、
    前記カメラは、前記支線アンカー打設用工具を含む前記画像データを取得し、
    前記地質データ計測装置は、前記衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得すると共に、前記カメラで取得した前記画像データ内のターゲットの位置から支線アンカーの打設深度を求め、該打設深度と該出力データを記録する
    ことを特徴とする支線アンカー打設方法。
  4. 支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具であって、画像データを入力するためのターゲットを備える前記支線アンカー打設用工具を撮影した画像データ内の前記ターゲットの位置から、前記支線アンカーの地盤内への打設深度を計測する打設深度計測部と、
    前記打設深度に対応させて、前記支線アンカーが打設される際の衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得する衝撃荷重取得部と、
    前記打設深度と前記出力データを記録する地質データ記録部と
    を備えることを特徴とする地質データ計測装置。
  5. 支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具であって、画像データを入力するためのターゲットを備える前記支線アンカー打設用工具を撮影した画像データ内の前記ターゲットの位置から、前記支線アンカーの地盤内への打設深度を計測する打設深度計測部と、
    前記打設深度に対応させて、前記支線アンカーが打設される際の衝撃荷重測定用ロードセルの出力データを取得する衝撃荷重取得部と、
    前記衝撃荷重測定用ロードセルの前記出力データを前記打設深度で積分したエネルギー値を、対応する前記打設深度の深度差で除した地盤強度評価値を計算する地質データ計算部と
    を備えることを特徴とする地質データ計測装置。
  6. 支線アンカーを地盤に打設する支線アンカー打設用工具であって、
    前記支線アンカーに加える衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定用ロードセルと、
    前記支線アンカーの打設深度を表す画像データを入力するためのターゲットと
    を備えることを特徴とする支線アンカー打設用工具。
  7. 請求項4又は5に記載した地質データ計測装置の各機能構成部を、コンピュータに機能させるためのコンピュータプログラム。
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