JP5177663B2 - 一軸圧縮強度推定工法 - Google Patents

一軸圧縮強度推定工法

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

本発明は、地盤改良工法その他の各種土木工事を施工する以前の段階で、施工地盤の一軸圧縮強度を容易且つ正確に推定するための技術に関する。
「一軸圧縮強度(kN/m)」とは、土の一軸圧縮強さを求めるための試験である一軸圧縮試験における供試体の最大応力を指しており、符号「qu」で表示される。
「一軸圧縮試験」とは、土の一軸圧縮強さを求める試験であり、JIS A 1216に規定されている。詳細には、透水性の低い粘性土を対象とする非圧密非排水試験であり、最も簡単な土の剪断試験として広く用いられている。
施工地盤における一軸圧縮強度qu(kN/m)は、各種地盤改良工法等の土木工事を施工する上で、非常に重要なパラメータとなる。
例えば、原位置土を利用して地中固結体を造成する地盤改良工法では、係るパラメータを計測することにより、地中固結体が所定の強度を発揮するために必要な固化材の種類や添加量、ジェットにより原位置土を切削する場合に必要な水圧等を決定することが出来る。
従来技術では、例えば、通常の3成分コーンで先端抵抗、周面摩擦力、間隙水圧を求め、そこから指標Icを求め、施工地盤の土質を求めている。そして、コーン係数を決定してせん断強さCuを求めている。
換言すれば、従来技術では3成分コーンを用いてせん断強さCuは求めても、一軸圧縮強度は求めていなかった。
仮に従来技術において、通常の3成分コーンを用いて一軸圧縮強度を求めようとしても、指標Icの決定は個人的な誤差が大きく、また、コーン係数は我国においては「8〜16」という程度の極めて大雑把な数値であるため、係る指標Icやコーン係数に基づいて決定されるせん断強さCu及び一軸圧縮強度を正確に求めることは困難であった。
従来技術における電気式静的コーン貫入試験は、土質の判定が主目的であり、一軸圧縮強度を求めるのには、使用されていない。そのため、係る電気式静的コーン貫入試験により、施工地盤の一軸圧縮強度を正確に求めることは出来ないのである(非特許文献1参照)。
その他の従来技術としては、例えば、削孔機の地盤削孔に際して取得された削孔データから一軸圧縮強度を推定する技術も提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る技術(特許文献1)においても、一軸圧縮強度を求める際に係数を決定しなければならず、上述した従来技術におけるコーン貫入試験機による一軸圧縮強度の決定と同様な問題が存在する。
また、この従来技術(特許文献1)は、削孔機による削孔が行われなければ適用することが出来ないので、削孔前に予め一軸圧縮強度を求めることが出来ない。
特開2002−129545号公報 地質工学会基準(JGS1435−2003)電気式静的コーン貫入試験方法
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、各種の土木工事を施工する以前の段階で、コーン貫入試験機を用いて施工地盤または地中固結体の一軸圧縮強度を推定する工法の提供を目的としている。
本発明の一軸圧縮強度推定工法は、コーン貫入試験機(1)により地盤(地盤改良工法その他の各種土木工事を施工するべき施工地盤)または地中固結体にコーン(20)を貫入する貫入工程(S1)と、該貫入工程(S1)の際に振動数平均値(fa)、起振力平均値(Fva)、押込力平均値(Fpa)を演算する工程と、演算された振動数平均値(fa)、起振力平均値(Fva)、押込力平均値(Fpa)とコーン貫入試験機の諸元(振動数最大値fmax、振幅h、起振力最大値Fvmax、振動部重量mg、バイブロハンマー重量Mg)と設定値(1秒当りの押込み距離s)に基づいて1秒当りの貫入エネルギー(E)を演算する工程(S2)と、貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との予め求められた特性により演算された貫入エネルギー(E)から施工地盤または地中固結体の一軸圧縮強度を推定する工程(S3)とを有することを特徴としている(請求項1)。
本発明を施工する地盤としては、軟弱地盤や、液状化対策を既に施した様な地盤が好ましい。
ここで、「地中固結体」とは、例えば、原位置土を細断して固化材と混合、攪拌して、地盤中で固化することにより造成される固結した領域を意味している。
さらに、施工予定地盤に貫入されるコーンとしては、センサ等が具備されていないコーン、いわゆるダミーコーン(20)が好ましい。
本発明において、貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との特性は累乗近似式
qu=αEβ
により求められ、コーン貫入試験機における振動数最大値(fmax)が2316rpm、振幅(h)が0.642cm、起振力最大値(Fvmax)が2500kgf、振動部重量(mg)が130kgf、振動付与装置(バイブロハンマー)重量(Mg)が600kgf、1秒当りの押込み距離(s)が2cmの場合には、
0.0008≦α≦0.00117
1.42≦β≦1.46
であるのが好ましい(請求項2:図6)。
その場合(請求項2において)、α=0.0009、β=1.4504であるのが好ましい(図5、図6)。
また本発明において、貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との特性は指数近似式
qu=αeβE
により求められ、コーン貫入試験機における振動数最大値(fmax)が2316rpm、振幅(h)が0.642cm、起振力最大値(Fvmax)が2500kgf、振動部重量(mg)が130kgf、振動付与装置(バイブロハンマー)重量(Mg)が600kgf、1秒当りの押込み距離(s)が2cmの場合には、
53≦α≦94
0.00020≦β≦0.00022
であるのが好ましい(請求項3:図7)。
その場合(請求項4において)、α=40、β=0.00020であるのが好ましい(図7)。
また本発明において、貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との特性は線形近似式
qu=αE+β
により求められ、コーン貫入試験機における振動数最大値(fmax)が2316rpm、振幅(h)が0.642cm、起振力最大値(Fvmax)が2500kgf、振動部重量(mg)が130kgf、振動付与装置(バイブロハンマー)重量(Mg)が600kgf、1秒当りの押込み距離(s)が2cmの場合には、
0.055≦α≦0.086
−144≦β≦−110
であるのが好ましい(請求項4:図8)。
その場合(請求項6において)、α=0.0717、β=−132.43であるのが好ましい(図8)。
上述する構成を具備する本発明によれば、施工地盤または地中固結体の一軸圧縮強度(qu)を求めるに当って、あいまいな指標(例えばIc)や係数(例えばコーン係数)を使用する必要が無く、そして、不正確な指標や係数に基づいて一軸圧縮強度(qu)を推定する必要も無い。
上述する本発明では、正確な測定が可能なパラメータである振動数平均値(fa)、起振力平均値(Fva)、押込力平均値(Fpa)をコーン貫入試験機により計測している。そして、一軸圧縮強度quを求めるのに必要とされるその他の数値は、使用されるコーン貫入試験機において定められた諸元(振動数最大値fmax、振幅h、起振力最大値Fvmax、振動部重量mg、バイブロハンマー重量Mg)及び設定値(1秒当りの押込み距離s)なので、予め正確に求められており、或いは、設定されている。換言すれば、本発明では、一軸圧縮強度(qu)を求める際に必要とされる全てのパラメータが、正確に計測可能であり、予め正確に求められており、或いは、予め正確に設定されている。
そのため、本発明によれば、施工地盤または地中固結体の一軸圧縮強度を正確に求めることが出来る。
また本発明によれば、調査ボーリングを行なうことなく、施工地盤または地中固結体の任意の地点における一軸圧縮強度を求めることが出来る。或いは、調査ボーリングを行なった以外の任意の地点における(施工地盤または地中固結体の)一軸圧縮強度を求めることが出来る。
そして本発明によれば、コーンが貫入可能であれば、軟弱地盤や、既に液状化対策が施された地盤、或いは地中固結体であっても、一軸圧縮強度を求めることが出来る。
そして本発明によれば、ダミーコーン(20)を施工地盤に貫入する工程で得られたパラメータ(振動数平均値fa、起振力平均値Fva、押込力平均値Fpa)を用いて、1秒当りの貫入エネルギー(E:kgf/cm)を以下の数式により求める。
E=(fmax−fa)・h・(1/60)・{mg+(Fvmax−Fva)}
+Fpa・s+(mg+Mg)・s
ここで、
fmax:振動数最大値(rpm)
fa:振動数平均値(rpm)
h:振幅(cm)
Fvmax:起振力最大値(kgf)
Fva:起振力平均値(kgf)。
Fpa:押込力平均値(kgf)。
mg:振動部重量(kgf)。
Mg:振動(或いは衝撃)付与部材(バイブロハンマー)重量(kgf)
s:1秒当りの押込み距離(cm)
である。
上式により得られた1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)から一軸圧縮強度(qu:kN/m)を求めることが出来る。
本発明によれば、簡単且つ正確に一軸圧縮強度を求めて、地盤改良工法等の各種土木工事の施工に役立たせることが可能である。
また本発明によれば、施工例が増加して、施工データが増加すれば、それに対応して、特性曲線や特性式を決定する係数(請求項2〜7:図6〜図9で説明)をより正確に決定することが出来る。すなわち、施工例が増加して、データベースが充実すれば、その分だけ一軸圧縮強度(qu)を決定する精度を上昇することが可能である。
一方、請求項2〜7のコーン貫入試験機を用いれば、実用に耐える特性曲線或いは特性式が具体的に定まっているので、データベースが充実していなくても、直ちに実施することが出来る。
さらに本発明によれば、センサ等が具備されていないコーン、いわゆる「ダミーコーン」(20)を施工地盤に貫入して、一軸圧縮強度quを求めることが可能である。そのため、複数種類のセンサ等を具備した高価な多成分コーンを使用する必要がなく、施工地盤の一軸圧縮強度(qu)を決定するコストを低く抑えることが可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態で用いられるコーン貫入試験機の全体的な構成を示している。
図1において、全体を符号100で示すコーン貫入試験機は、試験機本体1、管理盤2、コーン用エンコーダ3、管理盤用エンコーダ4、電源5及び制御や演算・解析を行うパーソナルコンピュータ6、トリガーボックス7、ターミナルボックス8、CPT制御盤9、データロガー10、ストライクプレート11、振動(或いは衝撃)付与部材であるバイブロハンマー12を備えている。
コーン貫入試験機100に装備された機器からの各種情報は、CPT制御盤9を介して、パーソナルコンピュータ6に伝達される。
試験機本体1には、ロッドチャック17によって、貫入ロッド15が取付けられている。そして貫入ロッド15の先端にコーン20が取付けられている。
図示の実施形態において、コーン20として、6成分コーン等の多成分コーンを用いる必要はない。
図示の実施形態におけるコーン20としては、センサ等が具備されていないコーン、いわゆる「ダミーコーン」20を用いれば良い。ダミーコーン20の概要については、図3で示されている。
図1で示すコーン貫入試験機100を用いて施工地盤の一軸圧縮強度quを決定するには、後述する様に、バイブロハンマー30(振動或いは衝撃付与装置:図2)の振動数平均値fa(rpm)、起振力平均値Fva(kgf)、ダミーコーン20を対象地盤に押し込む押込力平均値Fpa(kgf)を計測する必要がある。
係る3つのパラメータ(振動数平均値fa、起振力平均値Fva、押込力平均値Fpa)は、コーン20にセンサを設けなくても、コーン貫入試験機100自体により計測可能なパラメータである。そのため、図示の実施形態で用いられるコーンは、センサを設けていないダミーコーンで足りるのである。
図1で示すコーン貫入試験機100では、軟弱な地盤であれば、バイブロハンマー30を使用することなく、地盤の深度方向へダミーコーン20を押圧することにより、ダミーコーン20は地盤中に押し込まれる(静的貫入)。
これに対して、地盤が硬く、ダミーコーン20の静的貫入が困難な場合には、例えばバイブロハンマー30(その他の衝撃を付与する装置も含む)によってダミーコーン20に振動を与えて、施工地盤に貫入する(動的貫入)。
そして、ダミーコーン20の貫入に際しては、静的貫入によってダミーコーン20を施工地盤に貫入することができる限りは、バイブロハンマー30は使用せず、静的貫入によりダミーコーンを施工地盤に貫入する。換言すれば、ダミーコーン20が静的貫入することが出来ない場合にのみ、バイブロハンマー30を使用する。
ダミーコーン20の動的貫入の際に用いられるバイブロハンマー30の模式図が、図2である。
図2において、コーン貫入試験機のバイブロハンマー30は、ハウジング31と、左右1対の偏心体32を供えた高速ピストン33とを有している。
高速ピストン33に起振力Fvを与えるため、左右の偏芯体32を回転軸34周りに、矢印Yrで示す様に回転させる。
左右の偏芯体32を矢印Yrで示す様に回転することにより、高速ピストン33が、ダミーコーン(図1の符号20)に対して、連続した高速の打撃或いは振動を付与し、当該振動により、硬い地盤であってもダミーコーン20が進入(貫入)するのである。
起振力Fvを求めるに際して、1つの偏心体32の質量をm、偏心体32の重心点から回転中心までの距離をbとすると、1つの偏心体32の偏心モーメントMは、
M=m・b として求められる。
ここで、偏心体の回転数をNで表せば、角振動数ωは、
ω=2π・N/60 として求められる。
そして、この偏心モーメントMおよび角加速度ωから、重力加速度をGで表せば、起振力Fvは、
Fv=M・ω/G として求められる。
図2において、矢印Yvは、コーン貫入試験機100がコーン20を押し込む方向を示しており、静的貫入の方向を示している。そして、矢印Yvで示す方向は、振動が付与されてダミーコーン20が地盤に貫入する方向(動的貫入方向)でもある。
ここで、ダミーコーン20の形状は、図3に示されている。
図3においてダミーコーン20は、鋼製で先端角は60±2°で、底面積は1000±20mmであり、軸部長さShは500mm以内に設定されている。
図4は、コーン貫入試験機100におけるデータを処理するための機構(データ処理機構)200を示し、データ処理機構200は、コーン貫入試験の際に計測されたデータを処理するための機構である。
図4において、データ処理機構200は、バイブロ回転検出部210、タービン流量計220、リニアエンコーダ230、圧力センサ240、表示ボックス250および記憶手段であるメモリーハイロガー(データロガー)260、とを有している。
バイブロ回転検出部210では、バイブロハンマー回転数を、毎秒毎に計測する。バイブロ回転検出部210における計測結果を、ダミーコーン20が1m進行するのに要した時間に亘って記憶し、演算処理すれば、振動数平均値fa(rpm)を求めることが出来る。
そして振動数平均値fa(rpm)は、後述する式1により、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)を求めるためのパラメータとして、必要である。
タービン流量計220では、バイブロハンマー30の圧油流量(L/min)を計量している。
バイブロハンマー30の圧油モータの流量である圧油流量(L/min)と効率(0.95)から、実際の圧油流量が求まる。そして、実際の圧油流量を油圧モータの押し退け量で除算すれば、バイブロハンマー30の回転数が求まる。そして、その回転数と偏芯体の回転モーメントから、図2を参照して説明した態様で起振力Fvが求まる。
そして、リニアエンコーダ230で深度を計測しつつ、ダミーコーン20が1m進行した時間に亘って起振力Fv(kgf)を記憶し、それを演算処理すれば、起振力平均値Fva(kgf)が求まる。
圧力センサ240では、フィード圧力(Mpa)を計測しており、このフィード圧力から単位面積当りに作用する圧力を演算する。そして、
「バイブロ重力」+「正圧側に作用する圧力」(正圧×正圧側のピストン面積)−「背圧側に作用する圧力」(背圧×背圧側のピストン面積)=「押込力Fp」
なる式から、押込力Fp(kgf)を求める。
ダミーコーン20が1m進行した時間に亘って押込力Fp(kgf)を記憶し、それを演算処理して押込力平均値Fpa(kgf)が求まる。
振動数f(rpm)、起振力Fv(kgf)、押込力Fp(kgf)について、平均値の求め方は種々存在する。そして、平均値の演算方法については、特に限定するものではない。
振動数f(rpm)、起振力平均値Fva(kgf)、押込力平均値Fpa(kgf)を求めたならば、次式(1)によって、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)を演算する。
E=(fmax−fa)・h・(1/60)・{mg+(Fvmax−Fva)}
+Fpa・s+(mg+Mg)・s (1)
ここで、
fmax:振動数最大値。図示の実施形態で使用された貫入試験機では2316rpm。
fa:振動数平均値(rpm)。(上述)
h:振幅。図示の実施形態で用いた貫入試験機では0.642cm。
Fvmax:起振力最大値。図示の実施形態で使用された貫入試験機では2500kgf。
Fva:起振力平均値(kgf)。(上述)
Fpa:押込力平均値(kgf)。(上述)
mg:振動部重量(kgf)。図示の実施形態で使用された貫入試験機では130kgf。
Mg:バイブロハンマー重量(kgf)。図示の実施形態で使用された貫入試験機では600kgf。
s:1秒当りの押込み距離(cm)。図示の実施形態では2cmと設定。
ここで、振動数最大値fmax、振幅h、起振力最大値Fvmax、振動部重量mg、バイブロハンマー重量Mgについては、使用されるコーン貫入試験機毎に決定される定数である。そして、1秒当りの押込み距離sは、コーン貫入試験を行なうにあたって、事前に決定される設定値である。
従って、ダミーコーン20を施工地盤に貫入して、振動数平均値fa(rpm)、起振力平均値Fva(kgf)、押込力平均値Fpa(kgf)を求めたならば、上式(1)によって、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)が演算される。
式(1)において、右辺第1項(fmax−fa)・h・(1/60)・{mg+(Fvmax−Fva)}は、回転エネルギーであって、施工地盤或いは改良体の抵抗による損失を示している。
そして、地盤が比較的軟弱であり、ダミーコーンを貫入するに際してバイブロハンマーの使用を必要としない場合には、右辺第1項はゼロとなる。
右辺第2項Fpa・sは押込力を示しており、図2の矢印Yvの方向に働く力(静的貫入力)である。
ここで、バイブロハンマー使用時の貫入速度と、バイブロハンマー不使用時の貫入速度とは等しくしなければならない(貫入速度は一定にしなければならない)ので、バイブロハンマー使用時には、式(1)の右辺第2項Fpa・s(押込力)の数値は小さくなる。
式(1)で、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)を求めたならば、図5で示す特性を用いて、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)から一軸圧縮強度qu(kN/m)を求める。
具体的に示すと、図1〜図3で説明したコーン貫入試験機100によれば、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)と一軸圧縮強度qu(kN/m)との関係は、図5で示す特性曲線で示す通りであり、次式で表現される。
qu=0.0009E1.4504
図5で示すプロットは、発明者が行なった実験で計測された実験結果に基づいている。
ここで、すなわち、図5で示す各プロットについて、図5の横軸で示す数値は、図示のコーン貫入試験機100を用いて実際の地盤にダミーコーン20を貫入して求めた1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)であり、図5の縦軸で示す数値は、ダミーコーン20が貫入された地盤における一軸圧縮強度qu(kN/m)の実測値である。
式「qu=0.0009E1.4504」では、相関係数Rが「R=0.9101」という極めて高い値となる。換言すれば、図5で示す実験結果(プロット)と、式「qu=0.0009E1.4504」で示される特性曲線とは、非常に良く合致している。
発明者の実験によれば、図5で示す実験結果(プロット)と特性曲線は、バイブロハンマー使用時(比較的硬い地盤)、バイブロハンマー不使用時(比較的軟弱な地盤)に関係なく、良好な相関関係を示した。
実験において、ダミーコーン20の貫入に際しては、静的貫入によってダミーコー20ンを施工地盤に貫入することができる限りは、バイブロハンマー30は使用せず、静的貫入によりダミーコーンを施工地盤に貫入した。そして、ダミーコーン20が静的貫入することが出来ない場合にのみ、バイブロハンマー30を使用した。
1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)と一軸圧縮強度qu(kN/m)との特性式は、図5で示す実験結果(プロット)との相関係数Rが、R=0.9101という極めて高い値である必要はない。
発明者の実験及びシミュレーションによれば、相関係数R≧0.49であれば、十分に実用に耐えることが分かっている。
図6は、相関係数R≧0.49である場合の特性曲線と、その特性曲線を表現する数式を示している。ここで、図6では、特性曲線及び特性を示す数式は、累乗近似により求められている。
図6において、符号F1で示す特性曲線と、符号F2で示す特性曲線との間の領域に存在する特性曲線であれば、相関係数R≧0.49という条件を充足する。
ここで、符号F0で示す特性曲線が、上述した「qu=0.0009E1.4504」なる式で示す曲線である。
換言すれば、図6において、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)と一軸圧縮強度qu(kN/m)との特性式は、一軸圧縮強度qu(kN/m)が1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)の累乗近似で示されており、式「qu=αEβ」で表現されている。
発明者の実験及びシミュレーションによれば、相関係数R≧0.49という条件を充足するα及びβの範囲は
0.0008≦α≦0.00117
1.42≦β≦1.46
である。そして、R=0.9101という極めて高い相関係数の特性曲線F0の場合は、
α=0.0009 β=1.4504
となる。
図6における特性曲線F1では、α=0.0008、β=1.42であり、特性曲線F1を示す数式は、「qu=0.008E1.42」となる。
そして特性曲線F2では、α=0.00117、β=1.46であり、特性曲線F2を示す数式は、「qu=0.00117E1.46」となる。
ここで、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)と一軸圧縮強度qu(kN/m)との特性式は、図5、図6に関連して説明したような累乗近似で示されるのみならず、指数近似で示すことも可能である。
指数近似で示す場合には、式「qu=αeβE」の形式で表現されている。
係る指数近似により、実験結果のプロットに対応して特性曲線及び特性式を示すのが、図7である。
図7において、実験結果(プロット)と最も相関性が良好な曲線(R=0.9007)が、符号G0で示されている。
図示の実施形態で用いられたコーン貫入試験機によれば、特性曲線G0において、α=81、β=0.00020である。従って、特性曲線G0を示す数式は「qu=81e0.00020E」である。そして、式「qu=81e0.00020E」によれば、相関係数Rが「R=0.9007」という極めて高い値となる。
換言すれば、実験結果を示すプロットは、式「qu=81e0.00020E」を示す特性曲線と、非常に良く合致している。
上述したように、相関係数が「R≧0.49」という条件を充足すれば、実用に十分に耐え得る特性曲線或いは特性式である。係る条件「R≧0.49」を充足するα及びβの範囲は
53≦α≦94
0.00020≦β≦0.00022
である。
図7において、符号G1で示す特性曲線と、符号G2で示す特性曲線との間の領域に存在する特性曲線であれば、相関係数R≧0.49という条件を充足し、実用に供することが可能である。
特性曲線G1では、α=53、β=0.00020であり、特性曲線G1を示す数式は、「qu=53e0.00020E」となる。
そして特性曲線G2では、α=94、β=0.00022であり、特性曲線G2を示す数式は、「qu=94e0.00022E」となる。
さらに、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)と一軸圧縮強度qu(kN/m)との特性式は、線形近似で表すことが可能であり、線形近似で表される特性式は、「qu=αE+β」の形式で表現される。
係る線形近似により、実験結果のプロットに対応して特性曲線及び特性式を示すのが、図8である。
図8において、実験結果(プロット)と最も相関性が良好な特性線H0においては、図示の実施形態で用いられたコーン貫入試験機によれば、α=0.0717、β=−132.43である。
従って、線形近似における特性曲線H0を示す数式は「qu=0.0717E−132.43」である。
式「qu=0.0717E−132.43」であれば、相関係数Rが0.9124という極めて高い値となる。換言すれば、実験結果を示すプロットと、式「qu=0.0717E−132.43」を示す特性曲線とは、非常に良く合致する。
線形近似においても相関係数Rが「R≧0.49」という条件を充足すれば、実用上は十分であり、係る条件を充足するα及びβの範囲は
0.055≦α≦0.086
−144≦β≦−110
である。
図8において、符号H1で示す特性曲線と、符号H2で示す特性曲線との間の領域に存在する特性曲線であれば、相関係数R≧0.49という条件を充足する。
特性曲線H1ではα=0.055、β=−144であり、特性曲線H1は「qu=0.055E−144」なる数式で示される。
そして特性曲線H2では、α=0.086、β=−110であり、特性曲線G2を示す数式は、「qu=0.086E−110」となる。
図6〜図8において、相関関数Rが最も大きい特性曲線F0、G0、H0におけるα、βの値は、図1〜図5を参照して説明したコーン貫入試験機100を使用した場合に成り立つ数値である。
コーン貫入試験機100における諸元が相違すれば、α、βの数値が異なることが考えられる。
図9は、図1〜図8を参照して説明した決定方法で、一軸圧縮強度qu(kN/m)を求める手順を示している。
図9において、ステップS1で、コーン貫入試験機100により、ダミーコーン20を施工地盤に貫入する。ここで、地上からの深度1m毎に一軸圧縮強度qu(kN/m)を求める場合について説明する。
ステップS2では、地上からの深度1m毎に、振動数f(rpm)、起振力平均値Fva(kgf)、押込力平均値Fpa(kgf)を求め、使用されたコーン貫入試験機100における諸元(振動数最大値fmax、振幅h、起振力最大値Fvmax、振動部重量mg、バイブロハンマー重量Mg)及び設定値(1秒当りの押込み距離s)と、次式1とによって、1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)を演算する。
E=(fmax−fa)・h・(1/60)・{mg+(Fvmax−Fva)}
+Fpa・s+(mg+Mg)・s ・・・(1)
ステップS3では、図6〜図8で示す特性曲線或いは特性式の何れかを用いて、一軸圧縮強度qu(kN/m)を求める。
上述した様に、図6〜図8で示す特性曲線或いは特性式におけるα、βの値は、図示の実施形態で用いられたコーン貫入試験機100を用いた場合に限定される数値であり、他のコーン貫入試験機を用いた場合には、蓄積した実験データや施工データから、α、βの数値を新たに選定するべきである。
図示の実施形態で用いられたコーン貫入試験機100を用いた場合においても、施工データの積み重ねにより、αやβの数値を適宜改良することが望ましいのは勿論である。
図示の実施形態で用いられたコーン貫入試験機100とは、振動数最大値fmaxが2316rpmで、振幅hが0.642cmで、起振力最大値Fvmaxが2500kgfで、振動部重量mgが130kgfで、バイブロハンマー重量Mgが600kgfである様なコーン貫入試験機である。その様なコーン貫入試験機であって、1秒当りの押込み距離sを2cmと設定した場合に、図6〜図8で示す特性曲線或いは特性式におけるα、βの値が使用できる。
ステップS4では、表示ボックス250に決定された一軸圧縮強度qu(kN/m)を表示すると共に、データロガー260に当該一軸圧縮強度quを記録する。そしてステップS5に進み、予め設定した所定深度までの一軸圧縮強度quが全て表示されているか否か、すなわち、所定位置までの一軸圧縮強度quが全て決定されたか否かを判断する。
所定深度までの一軸圧縮強度quが全て決定されて表示されていれば(ステップS5がYES)、一軸圧縮強度の推定作業を終了する。一方、未だ、所定深度までの一軸圧縮強度quが全て決定されていなければ(ステップS5がNO)、ステップS1以降を繰り返す。
図示の実施形態によれば、施工地盤の一軸圧縮強度quを求めるに当って、従来技術で必須とされた指標Icの数値を用いる必要がなく、コーン係数も使用していない。そして、不正確な指標Icやコーン係数に基づいて一軸圧縮強度quを導き出す必要がない。
図示の実施形態では、正確な測定が可能なパラメータ(振動数平均値fa、起振力平均値Fva、押込力平均値Fpa)はコーン貫入試験機100により計測可能であり、一軸圧縮強度quを求めるのに必要とされるその他の数値は、使用されるコーン貫入試験機100において定められた諸元(振動数最大値Fmax、振幅h、起振力最大値Fvmax、振動部重量mg、バイブロハンマー重量Mg)及び設定値(1秒当りの押込み距離s)なので、不正確な指標や係数(例えば、指標Icやコーン係数等)に基づいて一軸圧縮強度quを求める必要がない。
そして本発明によれば、ダミーコーン20を施工地盤に貫入する工程(S1)と、その結果として得られた1秒当りの貫入エネルギーE(kgf/cm)とから一軸圧縮強度qu(kN/m)を求めることが出来るので、簡単且つ正確に一軸圧縮強度qu(kN/m)を求めて、地盤改良工法等の各種土木工事の施工に利用することが可能である。
また図示の実施形態によれば、施工例が増加して、施工データが増加すれば、それに対応して、図5〜図8で説明した特性曲線や特性式を決定する数値α、βをより正確に決定することが出来る。すなわち、施工例が増加して、データベースが充実すれば、その分だけ一軸圧縮強度quを決定する精度が上昇するのである。
これに加えて、図示の実施形態によれば、センサ等が具備されていないコーン、いわゆる「ダミーコーン」20を施工地盤に貫入して、一軸圧縮強度quを求めることが出来るので、高価な多成分コーンを使用する必要がない。そのため、施工地盤の一軸圧縮強度quを決定するコストを低く抑えることが可能である。
ここで、図示の実施形態で用いられたコーン貫入試験機100を用いれば、図6〜図8で説明した様に、実用に耐える特性曲線或いは特性式は具体的に定まっているので、データベースが充実していなくても、直ちに実施することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
本発明の実施形態で用いられるコーン貫入試験機の概要を示す図。 本発明で用いられる打撃或いは振動を付与する装置の正面を表した模式図。 図示の実施形態で用いられるコーン(ダミーコーン)の形状を示す図。 本発明の実施形態で用いられるデータ処理機構のブロック図。 貫入エネルギーと一軸圧縮強度の特性を示す図。 図6と同様に、貫入エネルギーと一軸圧縮強度の特性を示す図。 図6及び図7とは異なる貫入エネルギーと一軸圧縮強度の特性を示す図。 図6〜図8とは異なる貫入エネルギーと一軸圧縮強度の特性を示す図。 本発明の実施形態における一軸圧縮強度決定の手順を示すフローチャート。
符号の説明
1・・・試験機本体
2・・・管理盤
3・・・コーン用エンコーダ
4・・・管理盤用エンコーダ
5・・・電源
6・・・パーソナルコンピュータ
7・・・トリガーボックス
8・・・ターミナルボックス
9・・・CPT制御盤
10・・・データロガー
15・・・貫入ロッド
20・・・ダミーコーン
30・・・バイブロハンマー
100・・・一軸圧縮強度試験機
200・・・データ処理機構

Claims (4)

  1. コーン貫入試験機により地盤または地中固結体にコーンを貫入する貫入工程と、該貫入工程の際に振動数平均値(fa)、起振力平均値(Fva)、押込力平均値(Fpa)を演算する工程と、演算された振動数平均値(fa)、起振力平均値(Fva)、押込力平均値(Fpa)とコーン貫入試験機の諸元(fmax、h、Fvmax、Fpa、mg、Mg)と設定値(s)に基づいて1秒当りの貫入エネルギー(E)を演算する工程と、貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との予め求められた特性により演算された貫入エネルギー(E)から施工地盤または地中固結体の一軸圧縮強度を推定する工程とを有することを特徴とする一軸圧縮強度推定工法。
  2. 貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との特性は累乗近似式
    qu=αEβ
    により求められ、コーン貫入試験機における振動数最大値(fmax)が2316rpm、振幅(h)が0.642cm、起振力最大値(Fvmax)が2500kgf、振動部重量(mg)が130kgf、振動付与装置重量(Mg)が600kgf、1秒当りの押込み距離(s)が2cmの場合には、
    0.0008≦α≦0.00117
    1.42≦β≦1.46
    である請求項1の一軸圧縮強度推定工法。
  3. 貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との特性は指数近似式
    qu=αeβE
    により求められ、コーン貫入試験機における振動数最大値(fmax)が2316rpm、振幅(h)が0.642cm、起振力最大値(Fvmax)が2500kgf、振動部重量(mg)が130kgf、振動付与装置(バイブロハンマー)重量(Mg)が600kgf、1秒当りの押込み距離(s)が2cmの場合には、
    53≦α≦94
    0.00020≦β≦0.00022
    である請求項1の一軸圧縮強度推定工法。
  4. 貫入エネルギー(E)と一軸圧縮強度(qu)との特性は線形近似式
    qu=αE+β
    により求められ、コーン貫入試験機における振動数最大値(fmax)が2316rpm、振幅(h)が0.642cm、起振力最大値(Fvmax)が2500kgf、振動部重量(mg)が130kgf、振動付与装置(バイブロハンマー)重量(Mg)が600kgf、1秒当りの押込み距離(s)が2cmの場合には、
    0.055≦α≦0.086
    −144≦β≦−110
    である請求項1の一軸圧縮強度推定工法。
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