JP6853797B2 - 電池監視装置および継電器状態の診断方法 - Google Patents

電池監視装置および継電器状態の診断方法 Download PDF

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本発明は、電池監視装置および継電器状態の診断方法に関する。
従来、充放電可能な二次電池を備え、自動車等に搭載された機器に電力を供給する電池システムが知られている。こうした電池システムでは一般に、二次電池と機器との間の導通状態を切り替えるために、二次電池の正極端子側と負極端子側にそれぞれリレー(コンタクタや継電器等とも呼ばれる)が設けられている。
特許文献1には、車両の走行用バッテリの正極端子側と負極端子側にそれぞれ設けられたリレーの溶着を検出する電源装置が開示されている。この電源装置では、正極側リレーおよび負極側リレーが全て開状態である時点において、正極側リレーの高電位出力端子側と負極側リレーの二次電池の負極端子側との間の電圧と、負極側リレーの低電位出力端子側と正極側リレーの二次電池の正極端子側との間の電圧とを測定し、それらの測定結果から、正極側リレーおよび負極側リレーが溶着しているか否かをそれぞれ判定している。
特開2008−92656号公報
ところで、特許文献1に開示された電源装置では、簡易の電圧検出回路に接続されているスイッチにより、測定回路の接続点を切り替えることで、二次電池側の正極あるいは負極のどちらか一方と、二次電池に接続された正極側のリレーの出力あるいは負極側のリレーの出力のどちらか一方との電圧を測定する構成が記載されている。しかし、正極側と負極側の両リレーを同時に接続した状態いわゆる電源が負荷に接続された状態において負荷電流が流れた場合、リレー接点の接触抵抗によって生じる電圧降下により、測定電圧が変動することが想定され、特許文献1に記載の構成ではリレー状態を精度良く診断することができない。
本発明の一態様によれば、電池監視装置は、二次電池の正極端子と負荷装置との間に接続される第1の継電器の接触抵抗R12_contを演算する演算部と、前記第1の継電器の前記二次電池側接点と前記二次電池の負極端子との間の第1の電圧に所定の変換係数1/α1を乗じた電圧V1_adを、第1のインターフェース回路を介して測定する第1電圧測定部と、前記第1の継電器の前記負荷装置接点と前記二次電池の負極端子との間の第2の電圧に所定の変換係数1/α2を乗じた電圧V2_adを、第2のインターフェース回路を介して測定する第2電圧測定部と、前記二次電池を流れる電流I_packを測定する電流測定部と、前記演算部で演算された前記接触抵抗R12_contに基づいて、前記第1の継電器の状態を診断する診断部と、を備え、前記演算部は、前記第1電圧測定部、前記第2電圧測定部および前記電流測定部によりそれぞれ測定された電圧および電流に基づく下記の式により、前記第1の継電器の接触抵抗R12_contを演算し、
R12_cont=(α1×V1_ad−α2×V2_ad)/I_pack
前記診断部は、前記負荷装置の非通電時には前記演算部で演算された前記第1の継電器の接触抵抗R12_contが第1の閾値よりも小さい場合に前記第1の継電器の溶着異常と診断し、前記負荷装置の通電時には前記演算部で演算された前記第1の継電器の接触抵抗R12_contが第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の継電器の溶着異常と診断し、前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも大きな値に設定されている。
本発明の他の一態様によれば、二次電池の正極端子と負荷装置との間に接続される継電器の状態を診断する継電器状態の診断方法であって、前記継電器の前記二次電池側接点と前記二次電池の負極端子との間の第1の電圧に所定の変換係数1/α1を乗じた電圧V1_adを、第1のインターフェース回路を介して測定し、前記継電器の前記負荷装置接点と前記二次電池の負極端子との間の第2の電圧に所定の変換係数1/α2を乗じた電圧V2_adを、第2のインターフェース回路を介して測定し、前記二次電池を流れる電流I_packを測定し、前記測定した電圧および電流に基づく下記の式により、前記継電器の接触抵抗R12_contを演算し、
R12_cont=(α1×V1_ad−α2×V2_ad)/I_pack
前記負荷装置の非通電時には前記演算した前記継電器の接触抵抗R12_contが第1の閾値よりも小さい場合に前記継電器の溶着異常と診断し、前記負荷装置の通電時には前記演算した前記継電器の接触抵抗R12_contが第2の閾値よりも小さい場合に前記継電器の溶着異常と診断し、前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも大きな値に設定されている
本発明によれば、通電状態によらず継電器の接触抵抗を精度良く演算することができ、継電器の状態を正確に把握することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電池監視装置を含む電池システムの構成を示す図である。 図2は、第2の電圧測定系を示す図である。 図3は、第3の電圧測定系を示す図である。 図4は、状態診断の一例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電池監視装置を含む電池システムの構成を示す図である。図1に示す電池システムにおいて、電池監視装置23は、二次電池である組電池11と接続されており、組電池11を構成する各電池セル10の電圧を測定して組電池11を監視する。また、電池監視装置23は、組電池11とインバータ18の間に設けられている正極側メインリレー12および負極側メインリレー15の状態をそれぞれ監視する。
組電池11は、正極側メインリレー12、プリチャージリレー13および負極側メインリレー15を介して負荷装置であるインバータ18と接続されている。正極側メインリレー12は、組電池11の正極端子側とインバータ18側にそれぞれ接点が設けられており、これらの接点の間を導通または遮断する。負極側メインリレー15は、組電池11の負極端子側とインバータ18側にそれぞれ接点が設けられており、これらの接点の間を導通または遮断する。正極側メインリレー12には、プリチャージリレー13とプリチャージ抵抗14との直列回路が並列接続されている。プリチャージリレー13は、正極側メインリレー12と同様に、組電池11の正極端子側とインバータ18側にそれぞれ接点が設けられており、これらの接点の間を導通または遮断する。
インバータ18は、組電池11から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ19に出力し、モータ19を駆動させる。この際に、インバータ18は組電池11の負荷として作用する。組電池11には、インバータ18と並列に、直列接続されたYコンデンサ16Aおよび16BとXコンデンサ17とが接続されている。
電池監視装置23は、電源IC1、マイコン2、通信インターフェース回路3、絶縁通信素子4Aおよび4B、セル電圧監視IC5、リレー制御部7、電流センサインターフェース回路8、センサ接続切替スイッチ群20、高電圧測定インターフェース回路群22、絶縁電源25、絶縁通信素子26およびLDO(低ドロップアウトリニアレギュレータ)27を有する。
電源IC1は、マイコン2が動作するための電源をマイコン2に供給する。マイコン2は、通信インターフェース回路3および絶縁通信素子4A,4Bを介してセル電圧監視IC5との間で通信を行うことで、組電池11の各電池セル10の電圧測定をセル電圧監視IC5に指示し、その測定結果をセル電圧監視IC5から取得する。マイコン2は、セル電圧監視IC5から取得した各電池セル10の電圧測定結果に基づいて、各電池セル10間の電圧ばらつきを抑制するためのセルバランシングを必要に応じてセル電圧監視IC5に指示する。また、マイコン2は、電流センサ9で計測された組電池11の充放電電流(すなわち、組電池11を流れる電流)I_packを、電流センサインターフェース回路8を介して取得する。この充放電電流I_packの取得は、組電池11の総電圧(後述する第1の電圧)の取得と同期して行うことが好ましい。
リレー制御部7は、マイコン2の指示に応じて、正極側メインリレー12、負極側メインリレー15およびプリチャージリレー13の接続状態をそれぞれ切り替える。組電池11からインバータ18への通電を開始するときには、マイコン2はリレー制御部7に対して、負極側メインリレー15とプリチャージリレー13を導通した後、正極側メインリレー12を導通してプリチャージリレー13を開放するように指示する。これにより、最初はプリチャージ抵抗14により突入電流が制限された状態でXコンデンサ17の充電が開始され、Xコンデンサ17が十分に充電された後で、組電池11からインバータ18への電力供給が行われる。
電池監視装置23に搭載されている電源IC1およびマイコン2は、内部回路の異常を検出するための診断回路を有している。どちらか一方の診断回路で異常を検出し、組電池11内の少なくとも一つの電池セル10において過充電や過放電が発生する恐れがある場合には、リレー制御部7をOFF制御とし、強制的に正極側メインリレー12、負極側メインリレー15、プリチャージリレー13を開放状態とする。これにより、組電池11を過充電や過放電から保護する。以下では、診断回路がマイコン2に設けられている場合を例として説明する。
センサ接続切替スイッチ群20は、複数の切替スイッチ201、202および203を備える。切替スイッチ201、202および203は、正極側メインリレー12の両接点および負極側メインリレー15の両接点と高電圧測定インターフェース回路群22に設けられた3つのインターフェース回路221、222および223との接続状態をそれぞれ切り替える。切替スイッチ201は、組電池11の正極端子側に設けられた正極側メインリレー12の接点(以下、第1の正極接点と称する)P1とインターフェース回路221との間に接続されている。切替スイッチ202は、正極側メインリレー12のインバータ18側に設けられた接点(以下、第2の正極接点と称する)P2とインターフェース回路222との間に接続されている。切替スイッチ203は、第1の正極接点P1とインターフェース回路223との間に接続されている。なお、切替スイッチ201、202、203の切替状態は、マイコン2によってそれぞれ制御される。
高電圧測定インターフェース回路群22は、上述した3つのインターフェース回路221、222および223とA/Dコンバータ24とにより構成されている。インターフェース回路221には、第1の正極接点P1と組電池11の負極端子側に設けられた負極側メインリレー15の接点(以下、第1の負極接点と称する)N1との間の電圧(以下、第1の電圧と称する)が切替スイッチ201を介して入力される。インターフェース回路221は、第1の電圧をA/Dコンバータ24の入力電圧範囲内の電圧V1_adに変換し、それをA/Dコンバータ24に出力する。
インターフェース回路222には、第2の正極接点P2と第1の負極接点N1との間の電圧(以下、第2の電圧と称する)が切替スイッチ202を介して入力される。インターフェース回路222は、第2の電圧をA/Dコンバータ24の入力電圧範囲内の電圧V2_adに変換し、それをA/Dコンバータ24に出力する。
インターフェース回路223には、第1の正極接点P1と負極側メインリレー15のインバータ18側に設けられた接点(以下、第2の負極接点と称する)N2との間の電圧(以下、第3の電圧と称する)が切替スイッチ203を介して入力される。インターフェース回路223は、第3の電圧をA/Dコンバータ24の入力電圧範囲内の電圧V3_adに変換し、それをA/Dコンバータ24に出力する。A/Dコンバータ24は、入力された電圧V1_ad,V2_adおよびV3_adをデジタル値にそれぞれ変換し、絶縁通信素子26を介してマイコン2に出力する。
マイコン2は、切替スイッチ201、202および203を個別に制御し、インターフェース回路221、222および223の接続タイミングを任意に切り替えて第1〜第3の電圧の計測を行わせる。マイコン2は、測定された第1の電圧と、セル電圧監視IC5で測定された電池セル10の個別の電圧値を合計して得られる合計電圧値(すなわち、組電池11の総電圧)とを比較することで、第1の電圧の電圧測定系(以下、第1の電圧測定系と称する)の測定結果の整合性を診断する。
マイコン2は、第1の電圧および第2の電圧の計測により得られる電圧V1_ad,V2_adと電流センサ9によって計測される組電池11の電流I_packとに基づいて、正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contを演算する。同様に、マイコン2は、第1の電圧および第3の電圧の計測により得られる電圧V1_ad,V3_adと計測された電流I_packとに基づいて、負極側メインリレー15の接触抵抗R15_contを演算する。
絶縁電源25は、電源IC1から供給される電源に基づいて、電源IC1から絶縁された電源をLDO27に供給する。LDO27は、絶縁電源25から供給される電源に基づいてA/Dコンバータ24の動作電源を生成し、A/Dコンバータ24に供給する。
(接触抵抗算出方法の説明)
次に、正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contおよび負極側メインリレー15の接触抵抗R15_contの算出方法について説明する。先ず、図2を参照して正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contの算出方法を説明する。図2は、第2の正極接点P2と第1の負極接点N1との間の電圧(すなわち、第2の電圧)の電圧測定系(以下では、第2の電圧測定系と呼ぶ)を示したものである。第2の電圧測定系は、切替スイッチ202とインターフェース回路222とA/Dコンバータ24とから成る。図2において、V_packは組電池11の電圧、I_loadは負荷装置であるインバータ18を流れる電流、I_senseは第2の電圧測定系を流れる電流である。
第2の電圧測定系のセンサ入力電圧(第2の正極接点P2と第1の負極接点N1との間の電圧)をV_inとすると、V_inは次式(1)のように表される。センサ入力電圧V_inは抵抗R1と抵抗R2とで分圧され、抵抗R2の電圧V2_adがA/Dコンバータ24で計測される。この場合、インターフェース回路222の変換係数を1/α2とするとV_in=α2×V2_adであるから、α2=(R1+R2)/R1である。
V_in=V2_ad×(R1+R2)/R2 …(1)
また、センサ入力電圧V_inは、第1の電圧の計測により得られる組電池11の電圧V_packから正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contによる電圧降下を差し引いたものである。よって、接触抵抗R12_contは次式(2)で表される。
R12_cont=(V_pack−V_in)/I_pack …(2)
上述したV_in=α2×V2_adの関係を式(2)に用いると、接触抵抗R12_contは次式(3)のように表される。
R12_cont=(V_pack−α2×V2_ad)/I_pack …(3)
式(3)において、V_packは組電池11の電圧であり上述した第1の電圧に等しい。第1の電圧を電圧V1_adに変換するインターフェース回路221(図1参照)の変換係数を1/α1とすればV_pack=α1×V1_adとなるので、式(3)は式(4)のように書き替えることができる。
R12_cont=(α1×V1_ad−α2×V2_ad)/I_pack …(4)
すなわち、マイコン2は、計測された電圧V1_ad,V2_adおよび電流I_packを式(4)に適用することで、通電状態においても正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contを精度良く演算することができる。この演算は、インバータ18に電流I_loadが流れている場合も流れていない場合にも行うことができる。I_pack=I_load+I_senseなので、インバータ18に電流I_loadが流れていない場合は式(4)のI_packはI_senseに等しい。第2の電圧測定系を流れる電流I_senseは次式(5)で計算できるので、非通電時は式(4)のI_packとして式(5)で算出されるI_senseを用いることができる。このように、電流I_senseが非常に小さくて電流センサ9で精度良く検出できない場合でも、式(5)で計算される電流I_senseを用いることで接触抵抗R12_contを精度良く演算することができる。
I_sense=V2_ad/R2 …(5)
充電状態においても同様に接触抵抗R12_contを演算することができる。この場合、センサ入力電圧V_inは、第1の電圧の計測により得られる組電池11の電圧V_packに正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contによる電圧降下を加算したものだから、上述した式(2)は次式(2b)で置き換えられる。
R12_cont=−(V_pack−V_in)/I_pack …(2b)
V_inおよびI_senseに関する式(1)および(5)は充電状態の場合もそのまま成り立つ。すなわち、充電状態においても、マイコン2は、計測された電圧V1_ad,V2_ad、電流I_packおよび式(5)で演算される電流I_senseを式(2b)に適用することで、正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contを精度良く演算することができる。
次いで、図3を参照して負極側メインリレー15の接触抵抗R15_contの算出方法を説明する。図3は、第1の正極接点P1と第2の負極接点N2との間の電圧(すなわち、第3の電圧)の電圧測定系(以下では、第3の電圧測定系と呼ぶ)を示したものである。第3の電圧測定系は、切替スイッチ203とインターフェース回路223とA/Dコンバータ24とから成る。図3において、V_packは組電池11の電圧、I_loadは負荷装置であるインバータ18を流れる電流、I_senseは第3の電圧測定系を流れる電流である。
図3において、第1の正極接点P1と第1の負極接点N1との間の電圧はV_packであり、第1の正極接点P1と第2の負極接点N2との間の電圧は上述した第3の電圧である。負極側メインリレー15の接触抵抗をR15_contとすると、第3の電圧は、電圧V_packよりも接触抵抗R15_contにおける電圧降下分だけ小さい。
インターフェース回路223において、抵抗R1を通過した電流I_senseは、抵抗R2を流れる電流I2と抵抗R3を流れる電流I3とに分岐される。電流I2は抵抗R2を通過して第1の負極接点N1に達する。一方、抵抗R3を通過した電流I3は第2の負極接点N2で電流I_loadと合流する。合流後の電流(I3+I_load)=(I3+I_pack−I_sense)は負極側メインリレー15を通過して第1の負極接点N1に達する。第1の負極接点N1では電流I2と電流(I3+I_pack−I_sense)とが合流し、合流後の電流I_packは組電池11を流れる。
ここで、直列接続された抵抗(R3+R15_cont)と抵抗R2とが並列接続された合成抵抗Rを考えた場合、合成抵抗Rと抵抗R1とによって第1の正極接点P1と第1の負極接点N1との間の電圧V_packが分圧され、合成抵抗Rに印加される電圧V3_adがA/Dコンバータ24で計測されると考えることができる。合成抵抗Rは次式(6)で与えられる。
R=R2×(R3+R15_cont)/(R2+R3+R15_cont) …(6)
A/Dコンバータ24で計測される電圧V3_adは、第1の正極接点P1と第1の負極接点N1との間の電圧V_packと抵抗R1,Rとを用いて次式(7)のように表される。式(7)を変形すると、合成抵抗Rは式(8)で表される。なお、V_packは、上述したように第1の電圧測定系により計測される電圧V1_adを用いてV_pack=α1×V1_adと表される。
V3_ad=V_pack×R/(R1+R) …(7)
R=V3_ad×R1/(V_pack−V3_ad) …(8)
式(8)の右辺と式(6)の右辺とは等しいので、次式(9)が成り立つ。式(9)を変形すると、接触抵抗R15_contは次式(10)で表される。式(10)の右辺のFおよびGは、式(11)、(12)に示すように抵抗R1〜R3、計測値V_pack、V3_adによって計算される量である。
V3_ad×R1/(V_pack−V3_ad)
=R2×(R3+R15_cont)/(R2+R3+R15_cont)
…(9)
R15_cont=F/G …(10)
ただし、
F=R2×R3×V_pack
−V3_ad×(R1×R2+R2×R3+R3×R1) …(11)
G=(R1+R2)×V3_ad−R2×V_pack …(12)
すなわち、マイコン2は、計測された電圧V_pack(すなわち電圧V1_ad),V3_adと予め設定された抵抗R1,R2,R3とを式(10)に適用することで、通電状態においても負極側メインリレー15の接触抵抗R15_contを精度良く演算することができる。この演算は、インバータ18に電流I_loadが流れている場合も流れていない場合にも行うことができる。なお、上述した説明では組電池11が放電状態の場合について説明したが、説明は省略するが、充電状態の場合についても同様に接触抵抗R15_contを算出することができる。
上述したように、接触抵抗R12_contの演算には計測される電圧V1_ad,V2_ad、電流I_packおよび演算値である電流I_senseが用いられ、接触抵抗R15_contの演算には計測される電圧V1_ad,V3_adが用いられる。この場合、例えば、電圧V1_ad,V2_adおよび電流I_packの計測タイミングが大きくずれている場合には、計測時の状態が異なってしまって接触抵抗R12_contの演算値が実際の値と大きく乖離してしまうおそれがある。そのため、電圧V1_ad,V2_adおよび電流I_packは同期して計測される必要がある。接触抵抗R15_contを演算する場合も、電圧V1_ad,V3_adを同期して計測する必要がある。組電池11の充放電制御においては、1msec程度の同時性、すなわち、1msec程度の間に全ての計測が完了する程度の同時性が要求される。なお、これらの計測の更新周期は10msec〜100msec程度である。
上述したように、本実施の形態では、例えば、組電池11の正極端子と負荷装置であるインバータ18との間に接続される第1の継電器としての正極側メインリレー12に関して、正極側メインリレー12の組電池側接点(第1の正極接点P1)と組電池11の負極側端子(第1の負極接点N1)との間の第1の電圧と、正極側メインリレー12の負荷側接点(第2の正極接点P2)と組電池11の負極側端子との間の第2の電圧とに基づいて、正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contを演算にて求めるようにした。そのため、通電状態においても接触抵抗R12_contを精度良く求めることができ、算出された接触抵抗R12_contに基づいて正極側メインリレー12の状態、例えば、リレー接点が溶着しているか否かを正確に把握することができる。
さらに、正極側メインリレー12に加えて、組電池11とインバータ18との間に、組電池11の他方の端子(負極側端子)とインバータ18との間に接続される第2の継電器としての負極側メインリレー15が設けられ、負極側メインリレー15の負荷側接点と組電池11の一方の端子(正極側端子)との間の第3の電圧を測定する第3の電圧測定系をさらに備え、マイコン2は、第1の電圧および第3の電圧に基づいて負極側メインリレー15の接触抵抗R15_contを演算する。そのため、通電状態においても接触抵抗R15_contを精度良く求めることができ、算出された接触抵抗R15_contに基づいて負極側メインリレー15の状態、例えば、リレー接点が溶着しているか否かを正確に把握することができる。
(リレー状態の診断について)
上述したように、マイコン2は正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contおよび負極側メインリレー15の接触抵抗R15_contを算出することができるので、その算出結果を用いて、正極側メインリレー12および負極側メインリレー15の状態を診断することができる。正極側メインリレー12および負極側メインリレー15の診断は個別に行われ、ここでは正極側メインリレー12を例に説明する。
正極側メインリレー12の接触抵抗R12_contは、正常状態であれば小さな値であって1Ω程度である。また、リレー接点が溶着した場合にも接触抵抗R12_contは非常に小さくなる。一方、リレー接点の接触部に酸化被膜や介在物などが存在すると接触抵抗R12_contは増加する。なお、接触抵抗R12_contは接点の温度にも依存し、温度が高くなると接触抵抗R12_contも増加する。すなわち、通電状態ではジュール熱により非通電時に比べて温度が高くなるので、その分、接触抵抗R12_contも増加する。
図4は状態診断の一例を示す図であり、図1のマイコン2からリレー制御部7に対して正極側メインリレー12を閉動作させる閉指令が出力されている場合を示したものである。リレー状態としては、正常状態、リレー接点が溶着した状態、接触抵抗R12_contが異常に高い場合(高接触抵抗異常)の三種類について考えた。Rth11,Rth12は溶着か正常かを判定する閾値であり、Rth21,Rth22は正常か高接触抵抗異常かを判定する閾値である。上述したように通電時は温度上昇により接触抵抗値も上昇するので、非通電時の閾値Rth11,Rth21に対して通電時の閾値Rth11,Rth21をΔだけ大きく設定している。例えば、閾値Rth11,Rth21は100,1000Ω程度に設定され、Δは900Ω程度に設定される。
例えば、通電時の場合、算出された接触抵抗R12_contがR12_cont<Rth12であった場合には溶着していると診断し、Rth12≦R12_cont≦Rth22であった場合には正常と診断し、Rth22<R12_contであった場合には高接触抵抗異常と診断する。非通電時には、閾値Rth12,Rth22に代えて閾値Rth11,Rth21を用いて同様の診断を行う。通電状態か非通電状態かは、電流センサ9により計測される電流値I_packの値から判断することがき、その判断結果に基づいて閾値をRth11,Rth21かRth11,Rth21のいずれかに設定する。
一方、マイコン2からリレー制御部7に対して正極側メインリレー12を開動作させる開指令が出力されている場合には、上述した非通電時の閾値Rth11のみを用いて診断を行う。すなわち、R12_cont<Rth11であった場合には溶着していると診断し、Rth11≦R12_contであった場合には正常に開動作していると診断する。
このように、通電状態か非通電状態かによって閾値を使い分けることにより、リレー接点のオンオフ状態も考慮したより高精度な診断を行うことができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…電源IC、2…マイコン、5…セル電圧監視IC、7…リレー制御部、9…電流センサ、11…組電池、12…正極側メインリレー、13…プリチャージリレー、15…負極側メインリレー、18…インバータ、20…センサ接続切替スイッチ群、22…高電圧測定インターフェース回路群、23…電池監視装置、24…A/Dコンバータ、201…切替スイッチ、202…切替スイッチ、203…切替スイッチ、221…インターフェース回路、222…インターフェース回路、223…インターフェース回路、N1…第1の負極接点、N2…第2の負極接点、P1…第1の正極接点、P2…第2の正極接点、R12_cont,R15_cont…接触抵抗、Rth11,Rth12,Rth21,Rth22…閾値

Claims (6)

  1. 二次電池の正極端子と負荷装置との間に接続される第1の継電器の接触抵抗R12_contを演算する演算部と、
    前記第1の継電器の前記二次電池側接点と前記二次電池の負極端子との間の第1の電圧に所定の変換係数1/α1を乗じた電圧V1_adを、第1のインターフェース回路を介して測定する第1電圧測定部と、
    前記第1の継電器の前記負荷装置接点と前記二次電池の負極端子との間の第2の電圧に所定の変換係数1/α2を乗じた電圧V2_adを、第2のインターフェース回路を介して測定する第2電圧測定部と、
    前記二次電池を流れる電流I_packを測定する電流測定部と、
    前記演算部で演算された前記接触抵抗R12_contに基づいて、前記第1の継電器の状態を診断する診断部と、を備え、
    前記演算部は、前記第1電圧測定部、前記第2電圧測定部および前記電流測定部によりそれぞれ測定された電圧および電流に基づく下記の式により、前記第1の継電器の接触抵抗R12_contを演算し、
    R12_cont=(α1×V1_ad−α2×V2_ad)/I_pack
    前記診断部は、前記負荷装置の非通電時には前記演算部で演算された前記第1の継電器の接触抵抗R12_contが第1の閾値よりも小さい場合に前記第1の継電器の溶着異常と診断し、前記負荷装置の通電時には前記演算部で演算された前記第1の継電器の接触抵抗R12_contが第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の継電器の溶着異常と診断し、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも大きな値に設定されている、電池監視装置。
  2. 請求項1に記載の電池監視装置において、
    前記診断部は、前記負荷装置の非通電時には前記演算部で演算された前記第1の継電器の接触抵抗R12_contが第3の閾値よりも大きい場合に前記第1の継電器の高接触抵抗異常と診断し、前記負荷装置の通電時には前記演算部で演算された前記第1の継電器の接触抵抗R12_contが第4の閾値よりも小さい場合に前記第1の継電器の高接触抵抗異常と診断し、
    前記第4の閾値は前記第3の閾値よりも大きな値に設定されている、電池監視装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池監視装置において、
    前記演算部は、前記負荷装置の非通電時には以下の式で算出される電流I_senseを電流I_packの代わりに用いて、前記第1の継電器の接触抵抗R12_contを演算し、
    I_sense=V2_ad/R
    ただし、Rは前記第2のインターフェース回路を構成する分圧抵抗のうち、前記二次電池の負極端子側に接続される抵抗の抵抗値を表す、電池監視装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電池監視装置において、
    前記第1の継電器に加えて、前記二次電池の負極端子と前記負荷装置との間に接続される第2の継電器が設けられ、
    前記第2の継電器の前記負荷装置接点と前記二次電池の正極端子との間の第3の電圧を所定の分圧比で分圧した電圧V3_adを、第3のインターフェース回路を介して測定する第3電圧測定部をさらに備え、
    前記演算部は、前記第1電圧測定部および前記第3電圧測定部によりそれぞれ測定された電圧に基づく下記の式により、前記第2の継電器の接触抵抗R15_contを演算し、
    R15_cont=F/G
    ただしF,Gは、前記第3のインターフェース回路を構成する分圧抵抗の抵抗値R1、R2およびR3に基づく下記の式によってそれぞれ表され、
    F=R2×R3×(α1×V1_ad)−V3_ad×(R1×R2+R2×R3+R3×R1)
    G=(R1+R2)×V3_ad−R2×(α1×V1_ad)
    前記診断部は、前記演算部で演算された前記第2の継電器の接触抵抗R15_contに基づいて、前記第2の継電器の状態をさらに診断する、電池監視装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電池監視装置において、
    前記接触抵抗の演算に用いられる前記電圧は同期して測定される、電池監視装置。
  6. 二次電池の正極端子と負荷装置との間に接続される継電器の状態を診断する継電器状態の診断方法であって、
    前記継電器の前記二次電池側接点と前記二次電池の負極端子との間の第1の電圧に所定の変換係数1/α1を乗じた電圧V1_adを、第1のインターフェース回路を介して測定し、
    前記継電器の前記負荷装置接点と前記二次電池の負極端子との間の第2の電圧に所定の変換係数1/α2を乗じた電圧V2_adを、第2のインターフェース回路を介して測定し、
    前記二次電池を流れる電流I_packを測定し、
    前記測定した電圧および電流に基づく下記の式により、前記継電器の接触抵抗R12_contを演算し、
    R12_cont=(α1×V1_ad−α2×V2_ad)/I_pack
    前記負荷装置の非通電時には前記演算した前記継電器の接触抵抗R12_contが第1の閾値よりも小さい場合に前記継電器の溶着異常と診断し、
    前記負荷装置の通電時には前記演算した前記継電器の接触抵抗R12_contが第2の閾値よりも小さい場合に前記継電器の溶着異常と診断し、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも大きな値に設定されている、継電器状態の診断方法。
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