JP6852890B2 - レフィル容器、その内装容器、レフィル容器の取り替え方法、内容物充填システム - Google Patents

レフィル容器、その内装容器、レフィル容器の取り替え方法、内容物充填システム Download PDF

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本発明は、内容物を収容する内装容器と内装容器を収納する外装体とからなるレフィル容器、その内装容器、レフィル容器の取り替え方法、内容物充填システムに関する。
従来より、スキンクリームやクレンジングクリーム等の内容物を収容する内装容器と、その内装容器を収納する外装体とからなる二重容器がある。このような二重容器は、通常は外装体が内装容器のケースとして作用し、内装容器に収容された内容物を使い切った後で外装体から内装容器を取り外し、内容物を収容した新しい内装容器を外装体に取り付けて使用する。したがって、このような二重容器では、いわゆるレフィル容器として資源を有効利用が図られる。
そのような二重容器として、特許文献1に記載の二重容器がある。特許文献1に記載の二重容器では、外装体は、開口部を形成する周壁部の上端部に外向き凸部を備える。また、内装容器は、内側の周壁と、この周壁から外向きに延在する外向き壁部と、外向き壁部の外周縁から垂設される外側の環状壁部とを備える。また、環状壁部には内向き凸部が形成されている。
特許文献1に記載の二重容器において、内装容器の周壁と外向き壁部と環状壁部とが、外装体の周壁を内側と外側から挟むように上方から覆い、外装体の外向き凸部が内装容器の内向き凸部に係合することにより、内装容器と外装体が嵌合して内装容器が外装体に保持される。さらに、外装体は、蓋体と螺合して密閉する螺合部を備え、主に、外装体と内装容器と蓋体との3部材により形成される。したがって、比較的簡易な構造で内容物を密閉し、かつ内装容器を取り替える可能なレフィル容器を提供できる。
特開2016−210434号公報
しかし、特許文献1に記載の二重容器は、外装体に蓋体を螺合して内容物を密封保持するもので、内装容器に蓋体を螺合するレフィル容器はなかった。したがって、例えば、上記特許文献1に記載の二重容器は、取り替え可能な容器として内装容器のみで販売等するときは、開口を覆うシールを内装容器に貼り付けて内容物を密封していた。
本発明は、非常に簡易な構造で外装体から取り外し容易な内装容器に蓋体が螺合されて構成されるレフィル容器を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るレフィル容器は、内容物を収容する内装容器と、前記内装容器を収納する外装体と、前記内装容器を密閉する蓋体とを備える。前記外装体は、円形の開口によって上端側を開放し、下方を底とする有底の収納空間を形成する周壁部および底部を備え、前記周壁部は、前記内装容器と嵌合する嵌合部を備え、前記内装容器は、前記収納空間に対応する円筒状の外形を形成する外周壁面と外底面とを備え、前記外周壁面は、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部と、前記収納空間から上方に突出する突出領域とを備え、前記突出領域は、前記蓋体と螺合するための螺合部を備え、前記蓋体は、前記螺合部と螺合する被螺合部を備えることを特徴とする。
このレフィル容器によれば、内装容器の被嵌合部が外装体の嵌合部に嵌合して、内装容器は外装体に嵌合する。これにより、内装容器は外装体に保持される。そして、内装容器の螺合部が蓋体の被螺合部に螺合することにより、蓋体が内装容器に螺合して内容物が密閉される。これにより、簡易な構造で内容物を密閉し、かつ蓋体が取り付けられた状態で内装容器を交換可能なレフィル容器を提供できる。
(2)前記外装体は、その底部に、前記内装容器の回転を規制する係止部を備え、前記内装容器は、その外底面に、前記係止部に規制される被係止部を備え、前記係止部及び前記被係止部は一方が下方に突出し且つ径方向に延びる凸部に形成され、他方が下方に凹み且つ径方向に延びる凹部に形成されるとよい。
このレフィル容器によれば、外装体の係止部と内装容器の被係止部とにより、内装容器が外装体に収納された状態で回転することを規制する。これにより、内装容器に螺合した蓋体を取り外すときに、外装体に保持された内装容器が回転することを規制されて、蓋体を容易に取り外すことができる。
(3)前記外装体は、前記底部を上下方向に貫通する貫通孔を備えるとよい。
このレフィル容器によれば、外装体に設けられた貫通孔を介して内装容器を押圧することで、外装体と内装容器との嵌合を容易に解除することができる。したがって、内装容器の交換が非常に容易になる。
(4)本発明に係る内装容器は、円形の開口によって上端側を開放し、下側を底とする有底の収納空間を形成する周壁部および底部を備える外装体に対して、前記収納空間に収容され、また、被螺合部を有する蓋体に螺合して密閉される。前記収納空間に対応する円筒状の外形を形成する外周壁面と底面とを備え、前記外周壁面は、前記周壁部に形成される嵌合部と嵌合する被嵌合部と、前記収納空間から上方に突出する突出領域とを備え、前記突出領域は、前記蓋体と螺合する螺合部とを備え、前記外底面は、前記底部に備えられるとともに前記内装容器が回転することを係止可能な係止部と係合する被係止部を備え、 前記被係止部は、下方に突出し且つ径方向に延びる凸部に形成され、前記凸部は、前記係止部を構成するとともに下方に凹み且つ径方向に延びる凹部と対応する形状に形成されることを特徴とする。
この内装容器によれば、内装容器の嵌合部が外装体の被嵌合部に係合して、内装容器は外装体に嵌合する。これにより、内装容器は外装体に保持される。そして、内装容器の螺合部が蓋体の被螺合部に螺合することにより、蓋体が内装容器に螺合して内容物が密閉される。これにより、簡易な構造で内容物を密閉し、かつ蓋体が取り付けられた状態で交換可能な内装容器を提供できる。
(5)前記内装容器は、さらに、上方に開放し、上方から内容物を収容する収容空間を有し、前記収容空間を打栓により密閉する栓体を備える。
そのような内装容器によれば、内容物を収容した収容空間を栓体により打栓することで容易に内装容器を密閉することができる。栓体は、螺合する蓋体に比較して構造が簡易であるため、交換用の内装容器を安価に提供できる。
(6)本発明に係るレフィル容器の取り替え方法は、第1の蓋体が取り付けられ、外装体に嵌合されて収納された状態で上下方向に固定された第1の内装容器に収容された内容物を使い切った後に、内容物を収容した第2の内装容器を、前記第1の内装容器と取り替える。底部に、下方に凹み且つ径方向に延びる凹部を形成された前記外装体と、外底面に、下方に突出し且つ径方向に延びる凸部を形成された前記第1の内装容器との嵌合を外して前記第1の内装容器を取り外す第1のステップと、第2の蓋体により内容物を密封保持する前記第2の内装容器を準備する第2のステップと、前記第1の内装容器の凸部と同様に構成される凸部を形成された前記第2の内装容器を前記外装体に嵌合して収納した状態で上下方向に固定する第3のステップと、前記外装体に収納された前記第2の内装容器から前記第2の蓋体を取り外す第4のステップと、前記第2の内装容器に前記第1の蓋体を取り付けて前記第2の内装容器を密閉する第5のステップとを含む。
このレフィル容器によれば、内装容器の被嵌合部が外装体の嵌合部に係合して、内装容器は外装体に嵌合する。これにより、内装容器は外装体に保持される。そして、内装容器の螺合部が蓋体の被螺合部に螺合することにより、蓋体が内装容器に螺合して内容物が密閉される。これにより、簡易な構造で内容物を密閉し、かつ内装容器を蓋体が取り付けられた状態で交換可能なレフィル容器を提供できる。
(7)本発明に係る内容物充填システムでは、内容物を収容可能な内装容器と、前記内装容器を収納可能でかつ前記内装容器に嵌合する外装体と、前記内装容器を収納可能でかつ前記内装容器に嵌合しない収納体と、前記内装容器に螺合して前記内装容器を密閉する蓋体とを用い、前記内装容器に内容物を充填する。前記外装体に前記内装容器を収納した状態で前記内装容器に内容物を充填する第1の充填工程と、前記第1の充填工程の後に、前記蓋体を螺合して前記内装容器を密閉する覆蓋工程と、前記第1の充填工程とは別に、前記収納体に前記内装容器を収納した状態で前記内装容器に内容物を充填する第2の充填工程とを行う。
この内容物充填システムによれば、外装体に内装容器を収納した状態で内装容器に内容物を充填する第1の充填工程と、収納体に前記内装容器を収納した状態で前記内装容器に内容物を充填する第2の充填工程とを同一の充填ラインで行うことができる。したがって、個別に充填ラインを設ける場合に比較して、安価に内容物の充填を行うことができる。
本発明は、非常に簡易な構造で外装体から取り外し容易な内装容器に蓋体が螺合されて構成されるレフィル容器を提供することを目的とする。
レフィル容器1と、レフィル容器1を構成する蓋体4、外装体3、内装容器2を示し、(A)はレフィル容器1の斜視図、(B)は蓋体4の斜視図、(C)は外装体3の斜視図、(D)は内装容器2の斜視図である。 内装容器2を示し、(A)は内装容器2の平面図、(B)は内装容器2の正面図、(C)は内装容器2の底面図である。 外装体3を示し、(A)は外装体3の平面図、(B)は外装体3の正面図、(C)は外装体3の底面図である。 蓋体4を示し(A)は蓋体4の平面図、(B)は蓋体4の正面図、(C)は蓋体4の底面図、(D)は蓋体4の蓋体を裏返した斜視図である。 レフィル容器1を示し、(A)は内装容器2が外装体3に収容され、蓋体4が内装容器2に螺合した状態の一部断面図、(B)は(A)の一部分を拡大した一部拡大図を示す。 本発明の実施形態に係る内容物充填システム6の概略図である。
本発明の実施形態に係るレフィル容器1について、図面を参照して説明する。
図1は、レフィル容器1と、レフィル容器1を構成する蓋体4、外装体3、内装容器2を示し、(A)はレフィル容器1の斜視図、(B)は蓋体4の斜視図、(C)は外装体3の斜視図、(D)は内装容器2の斜視図である。
レフィル容器1は、内装容器2と内装容器2を収容する外装体3と、内装容器2を密閉する蓋体4とを備える。内装容器2、外装体3、蓋体4は、それぞれ、合成樹脂を原料として、これを射出成形法等の成形手法を適用して所望の形状に成形される。レフィル容器1は、内装容器2が外装体3に収納されることにより、二重構造の容器となる。
レフィル容器1では、内装容器2が、内容物を収容する収容空間S2を有し、当該収容空間S2は深さが浅めに形成され、かつ広い開口を有する、いわゆるジャータイプの容器である。本実施形態に係るレフィル容器1は、内装容器2と外装体3とが取り外し可能とされ、内容物を使い切った内装容器2を外装体3から取り外し、内容物の詰まった他の内装容器2を外装体3に取り付けることにより、内装容器2を取り替えることができる。
図2は、内装容器2を示し、(A)は内装容器2の平面図、(B)は内装容器2の正面図、(C)は内装容器2の底面図を示す。内装容器2は、環状の周壁21と、当該周壁21の下端に一体的に連続する底壁22とを備える有底部材であり、周壁21と底壁22により円柱状の収容空間S2を形成する。周壁21の上端は、シールを貼付できない程度の幅とされている。
収容空間S2は、レフィル容器1の収容空間S2として、スキンクリームや整髪料等の化粧料のような内容物を充填される。内装容器2の周壁21は、内側に内周壁面23を形成し、外側に外周壁面24を形成する。また、内装容器2の底壁22は、内側に内底面25を形成し、外側に外底面26を形成する。内装容器2は、概略円柱状の外形を有する。
内装容器2は、外周壁面24の円周に沿って外側に向けて突出する環状の環状突出部27を備える。環状突出部27は、後述する外装体3の環状段部37に受けられる。さらに、環状突出部27は、外側に向けて突出する環状凸部27aを備える。環状凸部27aは、後述する外装体3の環状凹部37aに嵌合する被嵌合部として作用する。
また、内装容器2は、後述する蓋体4の被螺合部48に螺合する螺合部28を周壁21の上側に形成されている。螺合部28は、周壁21の円周の外側に沿ってかつ外側に向けて突出する螺旋状の螺旋凸部28aである。
内装容器2は、後述する外装体3の係止部39に係合する被係止部29を底壁22の外底面26に形成されている。被係止部29は下方に突出する複数の凸部である。本実施形態において、内装容器2は、被係止部29として、径方向に延びる4つの延在凸部29aを備える。4つの延在凸部29aは、周方向に等間隔に形成されている。本実施形態において、内装容器2は、内容物を収容し、外装体3に嵌合して保持され、蓋体4を取り付け可能であれば、他の形状であってもよい。
図3は、外装体3を示し、(A)は外装体3の平面図、(B)は外装体3の正面図、(C)は外装体3の底面図を示す。外装体3は、環状の周壁部31と、当該周壁部31の下端に一体的に連続する底壁部32とを備える有底部材であり、周壁部31と底壁部32により円柱状の収納空間S3を形成する。収納空間S3は、内装容器2を受け入れ可能に内装容器2の外形に対応した形状に形成されており、上方に開放する円形の開口を有する。
これにより、外装体3は内装容器2を収納することができる。外装体3の周壁部31は、内側に内側壁面部33を形成し、外側に外側壁面部34を形成する。また、外装体3の底壁部32は、内側に内側底面部35を形成し、外側に外側底面部36を形成する。
外装体3は、内周壁面33の円周に沿って外側に向けて凹む環状の環状段部37を備える。環状段部37は、内装容器2の環状突出部27を受ける。さらに、環状段部37は、外側に向けて凹む環状凹部37aを備える。環状凹部37aは、内装容器2の環状凸部27aに嵌合する嵌合部として作用する。
外装体3は、内装容器2の被係止部29に係合して内装容器2が回転することを係止する係止部39を底壁部32の内側に備える。係止部39は、被係止部29に対応した形状で下方に凹む複数の凹部である。本実施形態において、外装体3は、係止部39として、径方向に延びる40個の延在凹部39aを備える。
延在凹部39aは内装容器2の延在凸部29aに対応して延在凸部29aを受け入れる形状に形成されている。また、外装体3は、底壁部32を上下方向に貫通する貫通孔38を有する。本実施形態において、外装体3は、内装容器2を収容し、かつ内装容器2に嵌合できれば、他の形状であってもよい。
図4は、蓋体4を示し、(A)は蓋体4の平面図、(B)は蓋体4の正面図、(C)は蓋体4の底面図、(D)は蓋体4を内側からみた斜視図を示す。蓋体4は、環状の側周部41と、当該側周部41の上端に一体的に連続する天井部42とを備え、側周部41と天井部42により円柱状の覆蓋空間S4を形成する。蓋体4の側周部41の内周面43は、内装容器2の螺合部28に螺合する被螺合部48を備える。被螺合部48は、側周部41の内周面43に沿ってかつ内側に向けて突出する螺旋凸部48aである。
蓋体4は、天井部42の内側を内装容器2の周壁21の上端に接触させて内容器を密閉する。蓋体4は、外装体3と略同一径の円盤状に形成される。蓋体4の天井部42には、内装容器2との密着度を高める弾性シートを設けてもよい。本実施形態において、蓋体4は、内装容器2に螺合して密閉できれば他の蓋体であってもよい。
図5は、レフィル容器1を示し、(A)は内装容器2が外装体3に収容され、蓋体4が内装容器2に螺合した状態の一部断面図、(B)は(A)のLの部分の一部拡大図を示す。図5(A)に示すように、内装容器2は、外装体3に収納され、蓋体4が螺合される。外装体3の周壁31の高さは、内装容器2の周壁21の2/3程度の高さとなるように形成されている。これにより、内装容器2の周壁21は、収納空間S3に収納される収納領域21aと、収納領域21aより上側で、外装体3から突出する突出領域21bとに区分される。内容器の螺合部28は、突出領域21bに形成されている。
図5(B)に示すように、外装体3の環状段部37は上方に開放しており、外装体3に内装容器2が収納された状態で、環状段部37は内装容器2の環状突出部27に下側から当接して環状突出部27を支持する。さらに、外装体3に内装容器2が収容された状態では、環状段部37の環状凹部37aに環状突出部27の環状凸部27aが嵌合することにより、内装容器2が外装体3に嵌合する。これにより、外装体3は、内装容器2を収納した状態で上下方向に固定して保持する。特に、環状凸部27aは、その突出した部位が弧状に形成されており、環状凹部37aに対して適度な力で嵌合させ、また外すことができる。
また、外装体3に内装容器2が収納されるとき、内装容器2の延在凸部29aが、外装体3に設けられた複数の延在凹部39aのうち、いずれかの延在凹部39aに嵌る。これにより、内装容器2が外装体3に対して回転することを規制されて、回転方向に固定して保持される。本実施形態において、延在凸部29aは、延在凹部39a底に当接しているが、回転方向の動きを規制できれば、延在凸部29aは、延在凹部39a底に当接していなくてもよい。
さらに、外装体3に収納された内装容器2を取り外すときは、外装体3の底部の貫通孔38を介して内装容器2を押圧することにより、内装容器2と外装体3との嵌合が外れ、内装容器2と外装体3とが分離される。このとき、外装体3の環状段部37は上方に開放しているため、比較的容易に内装容器2が分離される。
また、延在凸部29aと延在凹部39aとは、上下方向に突出し、または窪んでいるため、回転方向に係合するが、上下方向には干渉せず、内装容器2と外装体3とが分離されることを妨げない。
蓋体4は、内装容器2の螺合部28に被螺合部48を螺合させて取り付けられる。内装容器2が外装体3に収納された状態で、蓋体4を螺合すると、内装容器2を回転させる方向に内装容器2は力を受けるが、内装容器2の被係止部29が外装体3の係止部39に係合することにより、回転を規制される。これにより、蓋体4は、内装容器2が外装体3に収納された状態で、容易に開閉できる。
本実施形態において、環状凸部27a、環状凹部37a、延在凸部29a、延在凹部39aは、嵌合、係止等の各機能を果たせば、凸部と凹部が逆の関係に形成されていてもよい。
[レフィル容器の取り替え方法]
本発明に係るレフィル容器1の内装容器2の取り替え方法では、外装体3に収納された第1の内装容器2に収容された内容物を使い切った後に、内容物を収容した第2の内装容器2を、第1の内装容器2と取り替える。本実施形態においては、上記で説明したレフィル容器1の内装容器2の取り替え方法について説明するが、レフィル容器は、内装容器2に蓋体を取り付けられるものであれば、他のレフィル容器に適応できる。例えば、内装容器と蓋体が螺合する場合に限らず、他の手段により蓋体を内装容器2に取り付けられてもよい。
まず、第1のステップとして、第1の蓋体4が取り付けられた第1の内装容器2を外装体3から取り外す。このとき、外装体3に設けられた貫通孔38を介して内装容器2が押されて内装容器2と外装体3との嵌合が外れる。このとき、第1の内装容器2は、蓋体4が取り付けられているため、第1の内装容器2に内容物が微少に残存していても、作業者の手を汚すことがない。しかし、第1の内装容器2は、蓋体4が取り外されてから、外装体3より取り外されるようにしてもよい。
次いで、第2のステップとして、第2の蓋体4により内容物を密閉する第2の内装容器2を準備する。第2のステップは、第1のステップの前後のいずれのタイミングで行われてもよい。第2の蓋体4は、第1の蓋体4よりも簡易な構造で安価に製造するとよい。例えば、蓋体として栓体を用い、打栓することで内容物を密閉してもよい。
次いで、第3のステップとして、第2の内装容器2を外装体3に収納する。第3のステップは、少なくとも第1および第2のステップの後に行われる。このとき、第2の内装容器2は、第2の蓋体4を取り外すことなく、外装体3に収納するとよい。外装体3に第2の内装容器2が収納されるとき、内装容器2の凸部が外装体3の凹部に係合することにより、外装体3が内装容器2に嵌合する。
次いで、第4のステップとして、外装体3に収納された第2の内装容器2から第2の蓋体4を取り外す。第4のステップは、第3のステップの後に行われる。これにより、外装体3に収容された内装容器2から蓋体4を取り外すため、外装体3を把持して蓋体4を取り外せる。したがって、内装容器2を把持して蓋体4を取り外す場合に比較して、蓋体4の取り外しが容易になる。
次いで、第5のステップとして、第2の内装容器2に第1の蓋体4を取り付けて第2の内装容器2を密閉する。例えば、第1の蓋体4が第2の蓋体4に対して、装飾や質感に優れている場合、第1の蓋体4を継続して使用することで、レフィル容器1自体の高級感が維持される。第2の蓋体4は、第1の内装容器2に取り付けて廃棄、回収等してもよい。本実施形態において、蓋体4は、内装容器2に対して螺合を解除することにより取り外される。
[内容物充填システム]
図6は、本発明の実施形態に係る内容物充填システム6の概略図を示す。本発明に係る内容物充填システム6は、容器に内容物を充填する充填部61と、容器に蓋を取り付ける取付部62と、充填部61から取付部62に収容容器を搬送する搬送部63とを備える充填装置によって達成される。この充填装置は、従来のジャータイプの収容容器を充填容器として内容物を充填することができる。
本実施形態において、内容物を充填される充填容器として、外装体3に内装容器2を収納した第1の充填容器Oまたは収容体7に内装容器2を収納した第2の充填容器Rとがある。収容体7は、外装体3と同様の収納空間を形成し、内装容器2を収納でき、収容空間内に段部を備える。段部は、外装体3の段部37よりも僅かに半径が大きくなっており、収容体7は、嵌合することなく内装容器2を着脱自在に収納される。
搬送部63は、無端コンベアと、無端コンベアの搬送面に設けられた容器固定部64とを備える。容器固定部64は、外装体3または収容体7を無端コンベアの搬送面に固定する。搬送部63は、無端コンベアが駆動することにより、搬送面が移動して、搬送面に固定された容器を充填部61から取付部62に搬送する。
搬送部63により充填部61に搬送された充填容器は、充填部61のノズルの下に待機する。充填部61のノズルは、スキンクリームや整髪料などの内容物を充填容器に充填する。内容物を充填された充填容器は、搬送部63により取付部62に移動する。
取付部62に搬送された充填容器は、吸盤のような吸着体により蓋体4を吸着し、回転して充填容器に螺合させる。本実施形態において、取付部62は内装容器2に蓋体4を螺合する。これにより、内装容器2を密閉することができる。搬送部63は、容器固定部64が充填部61および取付部62で停止するように間欠動作をする。
このような充填システム6は、先ず、空の内装容器2を外装体3に収納した第1の充填容器Oが充填部61の搬送部63を搬送される。ここで、複数の充填容器が順次搬送される。
次いで、第1の充填容器Oの内装容器2に内容物を充填する(第1の充填工程)。この工程では、第1の充填容器が順次搬送され、充填容器として外装体3に収納した内装容器2にスキンクリームや整髪料などの内容物を充填する。その後、第1の充填容器Oは、取付部62へ搬送部63により搬送される。
次いで、第1の充填工程の後に、蓋体4を螺合して内装容器2を密閉する(第1の覆蓋工程)。この工程では、吸盤のような吸着体により蓋体4を吸着し、蓋体4を回転して第1の充填容器Oの内装容器2に螺合させる。この工程では、蓋体4が内装容器2を密閉する。
また、第1の充填工程とは別に、空の内装容器2を収納体7に収納した第2の充填容器Rが充填部61の搬送部63を搬送される。ここで、複数の充填容器が順次搬送される。
次いで、第2の充填容器Rの内装容器2に内容物を充填する(第2の充填工程)。この工程では、充填容器として収納体7に収納した内装容器2にスキンクリームや整髪料などの内容物を充填する。その後、第2の充填容器Rは、取付部62に搬送部63により搬送される。
次いで、第2の充填工程の後に、蓋体4を螺合して内装容器2を密閉する(第2の覆蓋工程)。この工程では、吸盤のような吸着体により蓋体4を吸着し、回転して第1の充填容器Oの内装容器2に螺合させる。この工程では、蓋体4が内装容器2を密閉する。
以上のように、本実施形態における充填システム6は、同一の充填装置を用いて第1の充填容器Oと第2の充填容器Rを別々の工程により充填する。
第2の充填工程は、第1の充填工程の前、または後に行われてもよい。また、第1の充填容器Oと第2の充填容器Rを搬送部63に交互に配置し、第1の充填工程と第2の充填工程とを交互に行ってもよい。また、取付部62にかえて、打栓を行う打栓部を設け、蓋体を螺合することに代えて、蓋体(栓体)を第2の充填容器Rに打栓してもよい。
本発明は、内装容器を取り替え可能なレフィル容器に利用できる。
1 レフィル容器
2 内装容器
3 外装体
4 蓋体
6 内容物充填システム
24 外周壁面
26 外底面
28 螺合部
29 被係止部
31 周壁部
32 底部
38 貫通孔
39 係止部
48 被螺合部
21b 突出領域
27a 被嵌合部
37a 嵌合部
S2 収容空間
S3 収納空間

Claims (6)

  1. 内容物を収容する内装容器と、前記内装容器を収納する外装体と、前記内装容器を密閉する蓋体とを備えるレフィル容器であって、
    前記外装体は、円形の開口によって上端側を開放し、下方を底とする有底の収納空間を形成する周壁部および底部と、前記底部に前記内装容器の回転を規制する係止部とを備え、
    前記周壁部は、前記内装容器と嵌合する嵌合部を備え、
    前記内装容器は、前記収納空間に対応する円筒状の外形を形成する外周壁面及び外底面と、前記外底面に前記係止部に規制される被係止部とを備え、
    前記外周壁面は、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部と、前記収納空間から上方に突出する突出領域とを備え、
    前記突出領域は、前記蓋体と螺合するための螺合部を備え、
    前記蓋体は、前記螺合部と螺合する被螺合部を備え
    前記係止部及び前記被係止部は一方が下方に突出し且つ径方向に延びる凸部に形成され、他方が下方に凹み且つ径方向に延びる凹部に形成され
    ことを特徴とする、レフィル容器。
  2. 前記外装体は、前記底部を上下方向に貫通する貫通孔を備える、請求項1に記載のレフィル容器。
  3. 円形の開口によって上端側を開放し、下側を底とする有底の収納空間を形成する周壁部および底部を備える外装体に対して、前記収納空間に収容され、また、被螺合部を有する蓋体に螺合して密閉される内装容器であって、
    前記収納空間に対応する円筒状の外形を形成する外周壁面と底面とを備え、
    前記外周壁面は、前記周壁部に形成される嵌合部と嵌合する被嵌合部と、前記収納空間から上方に突出する突出領域とを備え、
    前記突出領域は、前記蓋体と螺合する螺合部とを備え
    前記外底面は、前記底部に備えられるとともに前記内装容器が回転することを係止可能な係止部と係合する被係止部を備え、
    前記被係止部は、下方に突出し且つ径方向に延びる凸部に形成され、
    前記凸部は、前記係止部を構成するとともに下方に凹み且つ径方向に延びる凹部と対応する形状に形成され
    ことを特徴とする、レフィル容器の内装容器。
  4. さらに、上方に開放し、上方から内容物を収容する収容空間を有し、
    前記収容空間を打栓により密閉する栓体を備える、請求項に記載の内装容器。
  5. 第1の蓋体が取り付けられ、外装体に嵌合されて収納された状態で上下方向に固定された第1の内装容器に収容された内容物を使い切った後に、内容物を収容した第2の内装容器を、前記第1の内装容器と取り替える内装容器の取り替え方法であって、
    底部に、下方に凹み且つ径方向に延びる凹部を形成された前記外装体と、外底面に、下方に突出し且つ径方向に延びる凸部を形成された前記第1の内装容器との嵌合を外して前記第1の内装容器を取り外す第1のステップと、
    第2の蓋体により内容物を密封保持する前記第2の内装容器を準備する第2のステップ
    と、
    前記第1の内装容器の凸部と同様に構成される凸部を形成された前記第2の内装容器を前記外装体に嵌合して収納した状態で上下方向に固定する第3のステップと、
    前記外装体に収納された前記第2の内装容器から前記第2の蓋体を取り外す第4のステップと、
    前記第2の内装容器に前記第1の蓋体を取り付けて前記第2の内装容器を密閉する第5のステップとを含む、レフィル容器の取り替え方法。
  6. 内容物を収容可能な内装容器と、前記内装容器を収納可能でかつ前記内装容器に嵌合する外装体と、前記内装容器を収納可能でかつ前記内装容器に嵌合しない収納体と、前記内装容器に螺合して前記内装容器を密閉する蓋体とを用い、前記内装容器に内容物を充填する内容物充填システムであって、
    前記外装体に前記内装容器を収納した状態で前記内装容器に内容物を充填する第1の充填工程と、
    前記第1の充填工程の後に、前記蓋体を螺合して前記内装容器を密閉する覆蓋工程と、
    前記第1の充填工程とは別に、前記収納体に前記内装容器を収納した状態で前記内装容器に内容物を充填する第2の充填工程とを行う、内容物充填システム。
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