JP6852385B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
従来、外部のアクセスポイントが中継局となって通信端末同士を無線接続するインフラストラクチャーモードと、アクセスポイントを介さずに通信端末同士がピアツーピアの直接無線接続を行うWi−Fi(登録商標) Directモード(以下、「直接無線接続モード」ともいう)とを備えたデバイスが知られている。例えば、特許文献1には、インフラストラクチャーモードと、直接無線接続モードとを同時に動作可能な通信装置が記載されている。
特開2014−225861号公報
ところで、外部のアクセスポイントに接続するための設定がなされているにもかかわらず、例えば、外部のアクセスポイントが通信可能な範囲外にあったり、電源が入っていなかったりするために無線通信装置に当該アクセスポイントが接続されていない場合、無線通信装置は、設定済のアクセスポイントに接続するためアクセスポイントの探索を行う。アクセスポイントを探索するとき、無線LANアダプターは、チャンネルを切り換えながら全てのチャンネルにプローブリクエストを順次送信する動的スキャンを行う。ここで、無線LANアダプターが同時に通信できるチャンネルが1つであれば、あるチャンネルを用いて直接無線接続モードで無線通信端末と直接接続している状態でアクセスポイントの探索を行うと、動的スキャンが1つのチャンネルを使用するため、直接無線接続モードでの無線通信端末との通信が途絶えてしまうことがあった。したがって、例えば直接無線接続モードで接続されている無線通信端末としてのスマートデバイスから、無線通信装置としてのプリンターが印刷データを受信しているような場合には、プリンターがアクセスポイントの探索(動的スキャン)を行うことによって印刷データの通信完了が遅延したりデータ通信が中断したりすることがあった。
本発明は、このような問題を解決するために創作されたものであって、直接無線接続によるデータ通信をより適切に行うことができる技術の提供を目的の一つとする。
(1)上記目的を達成するための無線通信装置は、アクセスポイントを介した無線通信を行う間接無線通信部と、前記アクセスポイントを介さない直接無線通信を行う直接無線通信部と、前記間接無線通信部による前記アクセスポイントの探索を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記直接無線通信の通信状態に応じて、前記間接無線通信部が前記アクセスポイントを探索するタイミングを制御する。
本発明によると、直接無線通信の通信状態に応じたタイミングでアクセスポイントの探索が行われることになるので、アクセスポイントの探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減し、直接無線接続によるデータ通信を適切に行うことができる。
(2)上記目的を達成するための無線通信装置において、前記制御部は、周期的に行う前記アクセスポイントの探索の間隔である周期長を、前記直接無線通信の通信状態に応じて変更してもよい。
この構成を採用すると、例えばアクセスポイントを介さない直接無線通信が行われている場合には、探索の周期長を長く変更することにより、アクセスポイントの探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減できる。
(3)上記目的を達成するための無線通信装置において、前記制御部は、前記直接無線通信の通信状態に応じて前記アクセスポイントを探索するか否かを選択してもよい。
この構成を採用すると、直接無線通信の通信を行っている場合にはアクセスポイントを探索せず、直接無線通信の通信を行っていない場合にアクセスポイントの探索を行うようにして、アクセスポイントの探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減できる。
(4)上記目的を達成するための無線通信装置において、前記制御部は、前記直接無線通信の通信量に応じて、前記アクセスポイントの探索を行うタイミングを変更してもよい。
この構成を採用することにより、直接無線通信の通信量に応じて、アクセスポイントの探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響をより効果的に低減できる。
(5)上記目的を達成するための無線通信装置において、前記制御部は、前記直接無線通信により接続する端末の数に応じて、前記アクセスポイントの探索を行うタイミングを変更してもよい。
この構成を採用することにより、直接無線通信により接続する端末の数に応じて、アクセスポイントの探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響をより効果的に低減できる。
(6)上記目的を達成するための無線通信装置において、前記制御部は、前記アクセスポイントへの無線接続の設定がされており、かつ前記アクセスポイントと無線接続していないときに、前記間接無線通信部に前記アクセスポイントを探索させてもよい。
この構成を採用することにより、アクセスポイントへの無線接続の設定がされており、かつアクセスポイントと無線接続していないときに行われるアクセスポイントの探索によって、直接無線接続のデータ通信に与える影響を低減できる。
(7)上記目的を達成するための無線通信装置において、前記間接無線通信部と前記直接無線通信部とは、無線通信に用いるアンテナを共用していてもよい。
この構成を採用することにより、アンテナを共用する直接無線通信と間接無線通信との間で、間接無線通信のためのアクセスポイントの探索によって、直接無線接続のデータ通信に与える影響を低減できる。
(8)上記目的を達成するための無線通信方法は、アクセスポイントを介して無線通信する間接無線通信部と、前記アクセスポイントを介さない直接無線通信を行う直接無線通信部と、を備える無線通信装置の無線通信方法であって、前記直接無線通信の通信状態に応じて、前記アクセスポイントを探索するタイミングを制御すること、を含む。
本発明によると、直接無線通信の通信状態に応じたタイミングでアクセスポイントの探索が行われることになるので、アクセスポイントの探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減し、直接無線接続によるデータ通信を適切に行うことができる。
なお、請求項に記載された各手段の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組合せにより実現される。また、これら各手段の機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。さらに、本発明は、無線通信プログラム又はその記録媒体としても成立する。むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体であってもよい。
本実施例に係る無線通信システムを示す構成図。 本実施例に係る無線通信装置を示すブロック図。 本実施例に係る無線通信端末を示すブロック図。 本実施例に係る無線接続処理を示すフローチャート。 本実施例に係る無線接続処理を示すタイミングチャート。 本実施例に係る無線接続処理を示すタイミングチャート。 本実施例に係る無線接続処理を示すフローチャート。 本実施例に係る無線接続処理を示すフローチャート。 本実施例に係る無線接続処理を示すタイミングチャート。 本実施例に係る無線接続処理を示すタイミングチャート。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
1.無線通信システムの構成
図1は、本実施例に係る無線通信システムを示す構成図である。
図1に、無線通信装置の一実施例としてのプリンター1とアクセスポイント2と無線通信端末の一実施例としてのスマートフォン3とを含む無線通信システムを示す。アクセスポイント2は、無線LANプロトコル(IEEE802.11)で外部機器を相互に無線接続する中継局である。本実施例においては、プリンター1にアクセスポイント2aとアクセスポイント2bとの接続設定がされており、プリンター1とスマートフォン3aとスマートフォン3bとがアクセスポイント2を介さずにプリンター1と接続可能な無線通信システムを例にして説明する。ただし、プリンター1に接続されるアクセスポイント2の数も、アクセスポイント2を介さずにプリンター1に接続される通信端末の数も説明を具体化するための例示に過ぎず、それぞれ1であっても3以上であっても良い。
図2は、本実施例に係る無線通信装置を示すブロック図である。
図2に示すように、無線通信装置としてのプリンター1は、タッチパネルディスプレイ13、コンピューターで構成された制御部12、無線LANプロトコルで外部機器と通信するための無線LAN通信部11、及び印刷媒体に印刷を施す印刷機構14を備えている。制御部12は、間接無線通信部11aによるアクセスポイント2の探索を制御する。制御部12は、直接無線通信の通信状態に応じて、間接無線通信部11aがアクセスポイント2を探索するタイミングを制御する。制御部12は、主記憶装置であるRAM、外部記憶装置であるフラッシュメモリー、プロセッサー、及び入出力機構を備え、フラッシュメモリーに記憶された無線通信プログラムをRAMに読み込んでプロセッサーで実行することにより、無線LAN通信部11を制御する。
無線LAN通信部11は、アンテナを1つしか持たない無線LANアダプターであって、無線通信プログラムによって制御され、アクセスポイント2を介して外部機器とインフラストラクチャーモードで無線接続する機能(間接無線通信)と、アクセスポイント2を介さずに外部機器と無線接続する機能(直接無線通信)とを有する。すなわち無線LAN通信部11は、間接無線通信部11a及び直接無線通信部11bとして機能する。なお、直接無線通信としては、Wi−Fi(登録商標) Directモード、Wi−Fi(登録商標) Direct規格の自律Group Ownerモード、Blue tooth(登録商標)など、様々なピアツーピアの無線通信を採用することができるが、本実施例では、プリンター1の無線LAN通信部11(直接無線通信部11b)がアクセスポイントとして機能する自律Group Ownerモードによる直接無線通信を行うものとする。
上述した無線LAN通信部11は、CH1〜CH13までの13チャンネルを用いて無線通信を行う。また、無線LAN通信部11は、同時に複数の通信端末に接続することが可能であるが、間接無線通信部11aと直接無線通信部11bとで1つのアンテナを共用しているため、間接無線通信と直接無線通信とで同時に使用できるチャンネルは1つとなっている。このため、無線LAN通信部11は、あるチャンネルを用いて直接無線通信を行っているとき、直接無線通信と同じチャンネルを用いて間接無線通信を行うことは可能であるが、直接無線通信と異なるチャンネルを用いた間接無線通信はできない。これにより、アンテナを共用する直接無線通信と間接無線通信との間で、間接無線通信のためのアクセスポイント2の探索によって、直接無線接続のデータ通信に与える影響を低減できる。
制御部12は、周期的に行うアクセスポイント2の探索の間隔である周期長T(図5参照)を、直接無線通信の通信状態に応じて変更してもよい。これにより、例えばアクセスポイント2を介さない直接無線通信が行われている場合には、探索の周期長Tを長く変更することにより、アクセスポイント2の探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減できる。
制御部12は、直接無線通信の通信状態に応じてアクセスポイント2を探索するか否かを選択してもよい。これにより、直接無線通信の通信を行っている場合にはアクセスポイント2を探索せず、直接無線通信の通信を行っていない場合にアクセスポイント2の探索を行うようにして、アクセスポイント2の探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減できる。
制御部12は、直接無線通信の通信量に応じて、アクセスポイント2の探索を行うタイミングを変更してもよい。これにより、直接無線通信の通信量に応じて、アクセスポイント2の探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響をより効果的に低減できる。
制御部12は、直接無線通信により接続する端末の数に応じて、アクセスポイント2の探索を行うタイミングを変更してもよい。これにより、直接無線通信により接続する端末の数に応じて、アクセスポイント2の探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響をより効果的に低減できる。
制御部12は、アクセスポイント2への無線接続の設定がされており、かつアクセスポイント2と無線接続していないときに、間接無線通信部11aにアクセスポイント2を探索させてもよい。これにより、アクセスポイント2への無線接続の設定がされており、かつアクセスポイント2と無線接続していないときに行われるアクセスポイント2の探索によって、直接無線接続のデータ通信に与える影響を低減できる。
図3は、本実施例に係る無線通信端末を示すブロック図である。
図3に示すように、無線通信端末としてのスマートフォン3は、無線LANプロトコルで外部機器と通信するための無線LAN通信部31、コンピューターで構成された制御部32、及びタッチパネルディスプレイ33を備えている。制御部32は、主記憶装置であるRAM、外部記憶装置であるフラッシュメモリー、プロセッサー、及び入出力機構を備え、フラッシュメモリーに記憶された無線通信プログラムをRAMにロードしてプロセッサーで実行することにより無線LAN通信部31を制御する。無線LAN通信部31は、無線通信プログラムによって制御され、アクセスポイント2を介して外部機器と無線接続する機能を有する。なお、無線LAN通信部31が、アクセスポイント2を介さずに外部機器と無線接続する機能を有するか否かに関わらず、プリンター1がアクセスポイントとして機能する場合には、スマートフォン3は、アクセスポイント2を介さずにプリンター1と直接無線通信することができる。
本実施例によると、直接無線通信の通信状態に応じたタイミングでアクセスポイント2の探索が行われることになるので、アクセスポイント2の探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減し、直接無線接続によるデータ通信を適切に行うことができる。
2.無線通信方法(第一実施例)
次に、図4から図6を参照しながら、上述したプリンター1による無線通信方法としての無線接続処理の第一実施例について説明する。
図4は、本実施例に係る無線接続処理を示すフローチャートである。図5及び図6は、本実施例に係る無線接続処理を示すタイミングチャートである。図4に示す無線接続処理のシーケンスは、定期的に起動してもよいし、プリンター1に対するユーザーの指示に応じて起動しても良い。
始めに,ステップS101において、制御部12は、外部のアクセスポイント(AP)2に対する接続設定がされているか否かを判定する。SSID及びパスワードを制御部12が記憶していれば、1つ以上のアクセスポイント2に対する接続設定がされていると判定し、記憶していなければ、接続設定がされていないと判定する。1つ以上のアクセスポイント2に対する接続設定がされていない場合(ステップS101:偽)、制御部12は、アクセスポイント2を探索する必要がないため、無線接続処理を終了する。
1つ以上のアクセスポイント2に対する接続設定がされている場合(ステップS101:真)、ステップS102において、制御部12は、接続設定がされているいずれかのアクセスポイント2と接続しているか否かを判定する。接続設定がされているいずれかのアクセスポイント2と接続している場合(ステップS102:真)、アクセスポイント2を探索する必要がないため、無線接続処理を終了する。
ここで、例えば、あるアクセスポイント2に対する接続設定がプリンター1にされていたとしても、実際にはそのアクセスポイント2がプリンター1から電波が届く範囲内に存在していない場合やアクセスポイント2の電源が入っていない場合に、プリンター1がアクセスポイント2に接続できないという状況が生じうる。接続設定がされているアクセスポイント2のいずれとも接続していない場合(ステップS102:偽)、ステップS103において、制御部12は、アクセスポイントを介さない直接無線通信機能が起動しているか否かを判定する。具体的には、制御部12は、直接無線通信モードでプリンター1が無線接続する機能が起動しているか否かを判定する。
アクセスポイント2を介さない直接無線通信機能が起動していない場合(ステップS103:偽)、ステップS108において、制御部12は、一定の周期で、アクセスポイント2の探索(動的スキャン)と、動的スキャンによって探索されたアクセスポイント2に接続する処理とを一定の周期で繰り返す。
具体的には、図5に示すように、制御部12は、CH1からCH13までのチャンネルを順次切り換え、CH1〜CH13の各チャンネルにおいて1回のプローブリクエストPR1n〜PR13nを無線LAN通信部11に送信させる。アクセスポイント2は、プローブリクエストPR1n〜PR13nを受信すると、プローブレスポンスを送信する。プローブレスポンスは、各アクセスポイント2のSSIDを含むパケットである。無線LAN通信部11がプローブレスポンスを受信すると、制御部12はプローブレスポンスに含まれているSSIDと、接続設定されているSSIDとを照合する。制御部12は、2つのSSIDが一致している場合には、接続設定されているパスワードを用いてアクセスポイント2との接続を行う。無線LAN通信部11がプローブレスポンスを受信しない場合と、プローブレスポンスに含まれているSSIDと接続設定されているSSIDとが一致しない場合とには、アクセスポイント2との接続処理は行われない。
次に、ステップS110において、制御部12は、上述した動的スキャンにより、接続設定されているいずれかのアクセスポイント2と接続できたか否かを判定する。いずれかのアクセスポイント2と接続できた場合には(ステップS110:真)、無線接続処理を終了する。アクセスポイント2に接続できていない場合には(ステップS110:偽)、所定時間経過後にステップS101の処理に戻る。
一方、アクセスポイント2を介さない直接無線通信機能が起動している場合(ステップS103:真)、ステップS104において、制御部12は、アクセスポイント2を介さない直接無線通信の通信量を予め決められた周期長Tの期間について計測する。ここでの周期長Tは、ステップS108で待機する周期長と同じであっても良いし、異なっていても良い。なお、制御部12は周期長Tの計測開始と計測終了とを指定することにより、無線LAN通信部11から通信量(データ量)を取得することができる。
次に、ステップS105において、制御部12は、アクセスポイント2を介さない直接無線通信の通信量が予め決められた閾値を越えているか否かを判定する。ここでの閾値は、例えば印刷データの受信のように連続的な通信が行われている場合には閾値を越え、タイムアウトによる自動切断を防止するためのキープアライブ通知のみが行われている場合には閾値を越えないように設定すればよい。
アクセスポイント2を介さない直接無線通信の通信量が予め決められた閾値を越えていない場合(ステップS105:偽)、ステップS106において、制御部12は、上述したステップS108と同様に、アクセスポイント2の探索と、探索されたアクセスポイント2に対する接続を実行し、ステップS107において、接続設定されているいずれかのアクセスポイント2と接続できたか否かを判定する。そして、いずれかのアクセスポイント2と接続できた場合には(ステップS107:真)、無線接続処理を終了し、いずれかのアクセスポイント2とも接続できなかった場合には(ステップS107:偽)、ステップS104の処理に戻って、直接無線通信の通信量を次の1周期について計測する。
アクセスポイント2を介さない直接無線通信の通信量が予め決められた閾値を越えている場合(ステップS105:真)、ステップS104の処理に戻って、制御部12はアクセスポイント2の探索と、探索されたアクセスポイント2に対する接続を実行することなしに、直接無線通信の通信量を次の1周期について計測する。
このようにして予め決められた周期毎に、直接無線通信の通信量に応じてアクセスポイント2を探索するか否かを選択すると、各周期における直接無線通信の通信量が閾値以下である場合には、プローブリクエストPR1n〜PR13nが無線LAN通信部11から図5に示すタイミングで送信される。すなわち、各チャンネルにおいてプローブリクエストPR1n〜PR13nが送信される間隔は一定となる。一方、スマートフォン3aからプリンター1への印刷データの送信が始まるなどして各周期における直接無線通信の通信量が変化して閾値を越えた場合には、プローブリクエストPR1n〜PR13nが無線LAN通信部11から例えば図6に示すタイミングで送信される。具体的には、直接無線通信の通信量が、アクセスポイント2の探索(プローブリクエストPR1n〜PR13n)後に閾値を越えると、プローブリクエストPR1nの送信から周期長Tが経過した時点においてプローブリクエストPR1n+1が送信されることはない。同様に、CH2からCH13までのチャンネルにおいても前のプローブリクエストPR2n〜PR13nから周期長Tが経過した時点においてプローブリクエストPR2n+1〜PR13n+1は送信されない。
例えばCH1においてプローブリクエストを送信するとき、無線LAN通信部11は、プローブリクエストに対するプローブレスポンスの受信待ちとなり、所定の期間だけ次のプローブリクエストの送信を待機する。CH1を用いてプリンター1がスマートフォン3と直接無線通信を行っている場合には、CH1においてプローブリクエストを送信してプローブリクエストを待機している期間中、CH1を用いたプリンター1とスマートフォン3との直接無線通信は途絶えることになる。しかし、以上説明した実施例によると、プリンター1がスマートフォン3と閾値を越える通信量の直接無線通信を行っている場合には、各チャンネルCH1〜CH13の探索を行わないため、プリンター1とスマートフォン3との直接無線通信が滞ることはない。これにより、アクセスポイント2の探索が直接無線接続によるデータ通信に与える影響を低減し、直接無線接続によるデータ通信を適切に行うことができるようになる。一方、いずれかのチャンネルを用いてプリンター1がスマートフォン3と閾値を越える通信量の直接無線通信を行っていない場合には、CH1においてプローブリクエストを送信してアクセスポイント2が探索されるため、プリンター1をアクセスポイント2に接続することができる。すなわち本実施例によると、直接無線通信回線が空いているときにアクセスポイント2を効率よく探索することができる。こうして、アクセスポイント2の探索は直接無線通信の通信を行っていないときに行われるので、アクセスポイント2の探索が直接無線通信のデータ通信に影響を与えることがない。このため、本実施例のように、無線LAN通信部11が、あるチャンネルを用いて直接無線通信を行っているとき、直接無線通信と同じチャンネルを用いて間接無線通信を行うことは可能であるが、直接無線通信と異なるチャンネルを用いた間接無線通信はできないよう構成されていたとしても、直接無線通信のデータ通信を中断することなく、CH1〜CH13のチャンネルを用いた探索(動的スキャン)を行うことができ、直接無線接続によるデータ通信を適切に行うことができる。
3.無線通信方法(第二実施例)
次に、図7を参照しながら、上述したプリンター1による無線通信方法としての無線接続処理の第二実施例について説明する。
図7は、本実施例に係る無線接続処理を示すフローチャートである。本実施例では、アクセスポイント2を介さずにプリンター1に接続されている通信端末の数に応じて、アクセスポイント2を繰り返し探索する周期を変更する。具体的には、次の通りである。
上述したステップS103において、アクセスポイント2を介さない直接無線通信が起動していると判定された場合(ステップS103:真)、ステップS201において、制御部12は、アクセスポイント2を介さない直接無線通信により接続されている端末の数が1以上であるか否かを判定する。アクセスポイント2を介さない直接無線通信により接続されている端末がない場合(ステップS201:偽)、ステップS108,S110において、制御部12は、動的スキャンを行うことによって探索されたアクセスポイント2と接続する。アクセスポイント2を介さない直接無線通信により接続されている端末がない場合、動的スキャンによって直接無線通信が滞ることがないため、ここではアクセスポイント2との接続までに要する時間が短くなるように動的スキャンの周期長を短く設定すればよい。
アクセスポイント2を介さない直接無線通信により接続されている端末の数が1以上である場合(ステップS201:真)、ステップS202において、制御部12は、直接無線通信により接続されている端末の数に応じて周期長Tを設定する。具体的には制御部12は、直接無線通信により接続されている端末の数が多いほど、周期長Tを長く設定する。
このようにして周期長Tを設定してから第一実施例と同様にステップS104からステップS107の処理を繰り返すことにより、直接無線通信により接続されている端末の数が多くなるほど、アクセスポイント2の探索頻度を減らしてアクセスポイント2を介さない直接無線通信の継続時間を長くすることができる。また本実施例でも、1周期毎に通信量を計測し、当該周期における動的スキャンを実行するか否かを通信量に応じて選択するため、直接無線接続されている端末が少なくても、実際の直接無線接続による通信量が多い場合に、直接無線接続が滞ることもない。すなわち本実施例によると、直接無線通信回線が空いているときにアクセスポイント2を効率よく探索することができる。
4.無線通信方法(第三実施例)
次に、図8を参照しながら、上述したプリンター1による無線通信方法としての無線接続処理の第三実施例について説明する。
図8は、本実施例に係る無線接続処理を示すフローチャートである。本実施例では、アクセスポイント2を介さない直接無線通信の通信量に応じて、周期毎に、アクセスポイント2を繰り返し探索する周期を変更する。具体的には、次の通りである。
アクセスポイント2を介さない直接無線通信により接続されている端末の数が1以上である場合(第二実施例のステップS201において真判定される場合)、ステップS104において、制御部12は、第一実施例と同様に、アクセスポイント2を介さない直接無線通信の通信量を計測する。本実施例において、アクセスポイント2の探索周期長Tは通信量に応じて設定されることとなるが、通信量を計測する時間長は、周期長Tに応じて変化させても良いし、周期長Tと無関係に一定でも良い。
次に、ステップS301において、制御部12は、計測した通信量に応じて周期長Tを設定する。具体的には制御部12は、通信量が多いほど、周期長Tを長く設定する。そして、全チャンネルにわたって一通りアクセスポイント2を探索し(1〜13チャンネルのそれぞれにおいて1回ずつプローブリクエストを送信し)、ステップS106において、探索されたアクセスポイント2に対する接続を実行し、ステップS107において、接続設定されているいずれかのアクセスポイント2と接続できたか否かを判定する。そしていずれかのアクセスポイント2と接続できた場合には(ステップS107:真)、無線接続処理を終了し、未接続のアクセスポイント2が残っている場合には(ステップS107:偽)、ステップS104の処理に戻って、直接無線通信の通信量を次の1周期について計測し、ステップS301において、アクセスポイント2を探索する周期を再設定する。
図9及び図10は、本実施例に係る無線接続処理を示すタイミングチャートである。
このようにして周期毎に、直接無線通信の通信量に応じてアクセスポイント2を探索する周期を設定する場合に、通信量が増大すると、プローブリクエストが無線LAN通信部11から例えば図9に示すタイミングで送信される。周期nにおいて直接無線通信の通信量が直前の周期n−1よりも増加すると、直前の周期n−1の通信量に応じて設定されたプローブリクエストPR1n-1からプローブリクエストPR1nまでの周期長Tnよりも、周期nの通信量に応じて設定されるプローブリクエストPR1nからプローブリクエストPR1n+1までの周期長Tn+1の方が長くなる。逆に、通信量が減少すると、プローブリクエストが無線LAN通信部11から例えば図10に示すタイミングで送信される。周期nにおいて直接無線通信の通信量が直前の周期n−1よりも減少すると、直前の周期n−1の通信量に応じて設定されたプローブリクエストPR1n-1からプローブリクエストPR1nまでの周期長Tnよりも、周期nの通信量に応じて設定されるプローブリクエストPR1nからプローブリクエストPR1n+1までの周期長Tn+1の方が短くなる。
このように本実施例によると、直接無線通信の通信量に応じてアクセスポイント2を探索する周期を動的に設定するため、直接無線通信回線が空いているときにアクセスポイント2を効率よく探索することができ、直接無線通信に与える影響を低減できる。
5.他の実施の形態
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施例では、全13チャンネルに対して一律に、アクセスポイントの探索の実行と不実行を選択したり、探索周期を設定したが、チャンネル毎に通信状態を計測して探索の実行と不実行を選択したり、探索周期を設定してもよい。
また、上記実施例では、無線通信装置としてプリンターを例示したが、本発明は、アクセスポイントを介して外部機器と無線接続する機能と、アクセスポイントを介さずに外部機器と無線接続する機能とを有し、これら2つの機能が共用のアンテナを用いて実現されている無線通信部を備える種々の無線通信装置に適用することができることはいうまでもない。
1…プリンター 2…アクセスポイント 3…スマートフォン 11…無線LAN通信部 12…制御部 13…タッチパネルディスプレイ 14…印刷機構 31…無線LAN通信部 32…制御部 33…タッチパネルディスプレイ。

Claims (7)

  1. アクセスポイントを介した無線通信を行う間接無線通信部と、
    前記アクセスポイントを介さない直接無線通信を行う直接無線通信部と、
    前記間接無線通信部による前記アクセスポイントの探索を制御する制御部と、
    を有し、
    前記間接無線通信部による無線通信と前記直接無線通信部による直接無線通信とは同時に使用可能であり、
    前記制御部は、前記直接無線通信により接続している端末との前記直接無線通信の通信量に応じて、前記間接無線通信部が前記アクセスポイントの探索を行うタイミングを変更する、
    無線通信装置。
  2. 前記制御部は、周期的に行う前記アクセスポイントの探索の間隔である周期長を、前記直接無線通信の通信状態に応じて変更する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記直接無線通信の通信状態に応じて前記アクセスポイントを探索するか否かを選択する、
    請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記直接無線通信により接続する端末の数に応じて、前記アクセスポイントの探索を行うタイミングを変更する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記アクセスポイントへの無線接続の設定がされており、かつ前記アクセスポイントと無線接続していないときに、前記間接無線通信部に前記アクセスポイントを探索させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記間接無線通信部と前記直接無線通信部とは、無線通信に用いるアンテナを共用している、
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. アクセスポイントを介して無線通信する間接無線通信部と、
    前記アクセスポイントを介さない直接無線通信を行う直接無線通信部と、を備える無線通信装置の無線通信方法であって、
    前記間接無線通信部による無線通信と前記直接無線通信部による直接無線通信とは同時に使用可能であり、
    前記直接無線通信により接続している端末との前記直接無線通信の通信量に応じて、前記間接無線通信部が前記アクセスポイントの探索を行うタイミングを変更すること、
    を含む無線通信方法。
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