JP6851177B2 - スピンドルモータ、ハードディスク駆動装置及びスピンドルモータ製造方法 - Google Patents

スピンドルモータ、ハードディスク駆動装置及びスピンドルモータ製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スピンドルモータ、ハードディスク駆動装置及びスピンドルモータ製造方法に関する。
スピンドルモータにおいて、シャフトに固定されたハブ等の回転を安定させるため、磁気吸引板が用いられる。磁気吸引板はベースプレートに、接着され、固定される。
ベースプレートの金属表面に対して切削加工が行われて平坦な面(切削面)が形成される。このようにして形成された切削面と、磁気吸引板とを接着する構成が知られている。
特許第5309837号明細書 特許第5343543号明細書 特開2008−109793号公報
以上の構成では、切削面に形成された酸化被膜等により接着剤の接着強度が低下し、振動衝撃や温度ストレス等により磁気吸引板が剥離する問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ベースプレートと磁気吸引板との接着力を維持することができるスピンドルモータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るスピンドルモータは、ベースプレートと、前記ベースプレートの一面側に位置するロータアセンブリに固定されたロータマグネットと、前記ロータマグネットと対向するように前記ベースプレートの一面側に固定された磁気吸引板を備える。ここで、前記ベースプレートの前記磁気吸引板に対向する対向領域はエポキシ系電着塗装被膜で覆われた塗装領域を含み、前記対向領域には、エポキシ系接着剤およびアクリル系接着剤の少なくとも一方を介して前記磁気吸引板が固定される。
本発明の一態様によれば、ベースプレートと磁気吸引板との接着強度を向上することができる。
図1は、実施形態に係るスピンドルモータを備えるハードディスク駆動装置の構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るスピンドルモータの構成を示す断面図である。 図3は、第1の実施形態に係るスピンドルモータの製造方法について示した図である。 図4は、第1の実施形態に係るスピンドルモータの製造方法について示したフローチャートである。 図5は、第1の実施形態において、ベースプレートの一面に形成された凹部の一例について示した図である。 図6は、第1の実施形態において、ベースプレートの一面に形成された凹部の一例について示した図である。 図7は、第1の実施形態において、ベースプレートと磁気吸引板との接着について示した図である。 図8は、第2の実施形態において、ベースプレートと磁気吸引板との接着について示した図である。 図9は、第3の実施形態に係るスピンドルモータの製造方法について示した図である。 図10は、第3の実施形態において、ベースプレートの一面に形成された凸部の一例について示した図である。 図11は、第3の実施形態において、ベースプレートの一面に形成された凸部の一例について示した図である。 図12は、第3の実施形態において、ベースプレートと磁気吸引板との接着について示した図である。 図13は、第4の実施形態において、ベースプレートの磁気吸引板を固定する領域の上面図の一例である。 図14は、第4の実施形態において、ベースプレートの一面に形成された凹部の一例について示した図である。 図15は、実施形態に係る実験の結果について説明する図である。
以下、実施形態に係るスピンドルモータ、ハードディスク駆動装置及びスピンドルモータ製造方法について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、実施形態に係るスピンドルモータの全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下において、「上」、「下」等の用語は各図面内における方向を示すために用いられているだけであって、本実施形態に係るスピンドルモータの位置に制限を加えるものではない。
図1は、実施形態に係るスピンドルモータ10を備えるハードディスク駆動装置100の構成を示す斜視図である。このハードディスク駆動装置100は、同図に示すように、スピンドルモータ10と、アクチュエータ20と、磁気ヘッド30と、プラッタ(ディスク)40と、これらを覆うカバー(図示省略)とを備えている。
プラッタ40は、ハードディスク駆動装置100の、データを記録するための記録用部品であり、平板な円盤状の形状を有する。プラッタ40は、例えばA5086系のアルミニウム合金により構成され、表面に記録用の磁気塗膜が塗布されている。アクチュエータ20の制御によって所定の位置に配置された磁気ヘッド30が、プラッタ40にアクセスすることにより、プラッタ40に対して、情報の読み出しと書き込みを行うことが可能になる。この際、プラッタ40は回転する。プラッタ40は、スピンドルモータ10の構成要素であるロータハブ120(図2参照)の外周に固定され、スピンドルモータ10の駆動により、回転を制御される。スピンドルモータ10は、例えば流体軸受機構を有し、この流体軸受機構は、プラッタ40を回転させながらその荷重を支持する。ハードディスク駆動装置100の内部には、空気が封入されてもよいし、又は空気よりも抵抗の少ない気体が封入されてもよい。また、ベースプレート140(図2参照)とカバーとにより、スピンドルモータ10と、プラッタ40と、磁気ヘッド30とを収容する閉鎖区間が形成される。
図2は、実施形態に係るスピンドルモータ10の構成を示す断面図である。スピンドルモータ10は、静止部と、流体動圧軸受機構を介して静止部に対して相対的に回転する回転部とを含んで構成される。図2においては、静止部は、ベースプレート140と、スリーブ130と、ステータコア180と、磁気吸引板150とを含む。ステータコア180の極歯にはコイル170が巻回されている。また、回転部は、シャフト110と、ロータハブ120と、ロータマグネット160とを含む。なお、図2においては、シャフト110が回転する軸回転型のスピンドルモータを例示するが、以上の例示以外に、軸固定型のスピンドルモータも好適に採用され得る。
シャフト110は、スリーブ130に対して回転自在な状態で支持される。シャフト110の外周面と、スリーブ130の内周面との隙間には、潤滑流体が充填される。
シャフト110の上端部には、ロータハブ120が固定される。ロータハブ120は、例えばアルミニウム合金A6061−T6で形成され、円形の天板部と、その外周縁から垂下する円筒壁を有し、その外周面には、半径方向に突出したディスク載置部が設けられ、かかるディスク載置部に、プラッタ40が載置される。
また、ロータハブ120の円筒壁の内周面には、周方向に沿って極性がN、S、N、S…と反転する状態で着磁された磁極構造を有する環状のロータマグネット160が固定される。ベースプレート140は、静止部を構成するための部材である。ベースプレート140の円周壁部には、ステータコア180が、ロータマグネット160とそれぞれ半径方向に隙間を隔てて対向する位置に固定される。また、ベースプレート140には、軸受支持孔が形成される。図2に示されるように、ベースプレート140の表面のうち、ロータマグネット160と対向する表面(以降は「一面」という。なお、本明細書中において、「一面」の具体例としては、ベースプレート140の表面のうち、ロータマグネット160と対向する表面に限られず、ベースプレート140の表面のうち、その他の表面を表す一面をも含む。)の側(以降「一面側」という。)には、ロータマグネット160と対向するように磁気吸引板150が固定される。磁気吸引板150は、ロータハブ120の回転を安定させる部材であり、例えば、磁性材料により構成される。ステータコア180は、コイル170に与えられた駆動電流に応じて、磁束を発生させる機能を有する。コイル170に電流が流れると、ロータマグネット160の磁極とステータコア180の極歯との間で生じる磁気吸引力と磁気反発力とが切り替わり、ロータマグネット160、ロータハブ120、シャフト110を含む回転部がベースプレート140に対して回転する。
スリーブ130は、略環状体の部材であり、ベースプレート140の軸受支持孔に固定され、シャフト110を支持する。スリーブ130の内周面とシャフト110の外周面との少なくとも一方にラジアル動圧発生用溝が形成されている。図2では、上側ラジアル動圧溝191および下側ラジアル動圧溝192が、スリーブ130の内周面に形成された態様が例示されている。
また、スリーブ130の上端面と、ロータハブ120の天板部の下面においてスリーブ130の上端面と対向する範囲との少なくとも一方にスラスト動圧溝が形成されている。図2には、スラスト動圧溝192が、ロータハブ120の天板部の下面においてスリーブ130の上端面と対向する範囲に形成された態様が例示されている。
次に、実施形態に係るスピンドルモータ10の製造方法、および、ベースプレート140と磁気吸引板150の接着について、図3〜図7を参照して説明する。
図4は、第1の実施形態に係るスピンドルモータの製造方法について示したフローチャートである。図4のフローチャートの前提として、図3の最上段に示されるように、ベースプレート140の一面に、一以上の凹部2が形成される。図3の最上段には、ベースプレート140の一面に形成された凹部2の一例が図示されている。凹部2は、例えば、ダイキャスト(鋳造)により形成される。ここで、一以上の凹部は、図5の凹部2a及び凹部2bに例示されるように、複数の凹部がベースプレート140の一面に相互に離間して形成されてもよいし、図6の凹部2cに例示されるように、一つの凹部がベースプレート140の一面における円周方向に連続する1周分の周溝として形成されていてもよい。
図4に戻り、ステップS100において、凹部2を含んだ領域に対して、電着塗装(ED(Electric Discharge)−coating)が行われ、図3の上から2段目に示されているように、凹部2が塗装被膜3で覆われる。図3の上から2段目には、ベースプレート140に対して塗布された塗装被膜3が図示される。ここで、電着塗装とは、正または負のイオンを帯びた水溶性塗料を直電流で金属表面に付着させ、水洗や乾燥などの順序を経て塗料を物体の表面に付着する塗装方式を言う。電着塗装の長所としては、均一で良好な塗装面が得られること、また、浸透力が強く、塗料が流れた部分には良好な腐食防止力が得られ、基礎塗りとして優れた効果を発揮することが挙げられる。電着塗装に用いられる塗料の例としては、例えば、エポキシ系の塗料が挙げられる。かかる場合、凹部2は、エポキシ系電着塗装被膜である塗装被膜3で覆われる。この結果、ベースプレート140の磁気吸引板150に対向する対向領域は、エポキシ系電着塗装被膜で覆われた塗装領域を含むこととなる。換言すると、対向領域には凹部2が形成され、塗装領域は、対向領域に形成された凹部2に形成される。
続いて、ベースプレート140の一面に対して凹部2の塗装被膜3を残しながら切削加工が行われる。ベースプレート140の表面のうち、磁気吸引板150が接着される側である一面側に磁気吸引板150を接着する際、高度な平坦性が要求されるからである。切削加工が行われると、図3の上から3段目に示されているように、ベースプレート140の一面に切削面5が露出する。以降においては、ベースプレート10の一面において、切削加工によって露出した面を切削面(金属露出面)という。
しかしながら、このようにして形成された切削面には、酸化被膜が生成される。酸化被膜が生成された切削面は、通常用いられる接着剤であるエポキシ系接着剤やアクリル系接着剤が塗布された場合、接着力が低下する。このような接着力の低下は、衝撃や温度ストレス等の条件下で、磁気吸引板150が、ベースプレート140から剥離するという問題を引き起こす可能性がある。この切削面5は、塗装被膜3と比較して、接着剤4との接着強度が弱く、塗装被膜3は、切削面5と比較して、接着剤4との接着強度が強くなる。この理由は、以下の通りである。切削面5は、切削の過程で新たに表面となった金属部分が空気中の酸素と反応して、切削面5に酸化被膜が形成される。酸化被膜が形成された切削面5の表面分子は、酸素被膜に妨げられ、接着剤4を構成する分子と、水素結合(または共有結合)をしにくくなる。従って、切削面5の表面自由エネルギーが低下しにくく、接着強度が弱くなる。また、塗装被膜3がエポキシ系電着塗装被膜であり、接着剤4がエポキシ系接着剤である場合を例にとると、切削面5の金属原子は、エポキシ系電着塗装被膜を構成する分子と比較して、エポキシ系接着剤を構成する分子と水素結合しにくくなることから、接着力が弱くなる。さらに、エポキシ系電着塗装被膜を構成する分子と、エポキシ系接着剤を構成する分子との化学的性質に関する類似度は、切削面5の金属原子とエポキシ系接着剤を構成する分子との化学的類似度と比較して大きいので、エポキシ系電着塗装被膜を構成する分子と、エポキシ系接着剤を構成する分子との界面、相境界は、切削面5の場合と比較して、分子間力が強く作用し、その結果接着力が増加する。言い換えると、エポキシ系樹脂である塗装被膜3と接着剤4との化学的親和性は、切削面5と接着剤4との化学的親和性より大きくなる。なお、塗装被膜3がエポキシ系電着塗装被膜であり、接着剤4がアクリル系接着剤である場合も同様に、エポキシ系樹脂である塗装被膜3と接着剤4との化学的親和性は、切削面5と接着剤4との化学的親和性より大きくなる。なお、塗装被膜3の表面粗さは、切削面5よりも大きいので、アンカー効果という点で接着剤4との吸着に有利な構造になっているので、アンカー効果という点においても、塗装被膜3と接着剤4との接着力は、切削面5と接着剤4との接着力より大きくなる。
続いて、ステップS110において、接着剤4を介して、ベースプレート140の塗装領域である凹部2の塗装被膜3及びベースプレート140の塗装領域以外の領域である、ベースプレート140の金属切削加工によって露出した切削面5と、磁気吸引板150とが接着される。換言すると、塗装領域を含む対向領域、すなわち凹部2を含む対向領域に、磁気吸引板150の下面が固定される。ここで、接着剤4の例としては、例えば、エポキシ系接着剤又はアクリル系接着剤が用いられる。この結果、前述の対向領域には、エポキシ系接着剤およびアクリル系接着剤の少なくとも一方を介して磁気吸引板150が固定される。図3の最下段には、接着剤4を介して、ベースプレート140上の塗装領域となる凹部2及びベースプレート140上の塗装領域以外の領域となる切削面5を含む接着面と、磁気吸引板150とが接着された状態が図示される。
すなわち、第1の実施形態においては、実施形態に係るスピンドルモータ10は、ベースプレート140と、ベースプレート140の一面側に位置するロータアセンブリに固定されたロータマグネット160と、ロータマグネット160と対向するようにベースプレート140の一面側に固定された磁気吸引板150とを備える。ここで、ベースプレート140の磁気吸引板150に対向する対向領域はエポキシ系電着塗装被膜で追われた塗装領域を含み、対向領域には、エポキシ系接着剤及びアクリル系接着剤の少なくとも一方を介して磁気吸引板150が固定される。このようなスピンドルモータ10を含んでハードディスク駆動装置100が構成される。図7は、第1の実施形態において、ベースプレート140と磁気吸引板150との接着について示した図である。図7に示されるように、磁気吸引板150の下面が、磁気吸引板150が載置される面であるベースプレート140の一面(具体例としては、例えばベースプレート140の一面の一部である磁気吸引板載置面)に形成された凹部2の塗装被膜3と、接着剤4を介して接着される。前述のように、塗装被膜3と接着剤4との間の接着力は大きく、ベースプレート140と磁気吸引板150との間の接着力に寄与するから、ベースプレート140と磁気吸引板150は強固に接着される。前述した通り、エポキシ系電着塗装被膜で覆われた領域は、切削面5のように酸化被膜が形成されることがないから、接着剤と化学的親和性の高い塗装被膜と磁気吸引板150とが接着されることで、接着剤と接着面との間の接着力が向上する。また、磁気吸引板150の下面と、ベースプレート140の磁気吸引板載置面に形成された切削面5とも、同様に接着剤4を介して接着される。エポキシ系接着剤やアクリル系接着剤等と化学的親和性が高い塗装被膜が接着強度に寄与することから、ベースプレート上に切削面が存在する場合であっても、接着剤と接着面との間の接着力が向上する。磁気吸引板載置面に対して垂直な立壁部155の、ロータアセンブリの回転軸方向に沿ってロータアセンブリに向かって延在する壁面である立壁面155aには凹部は形成されていないので、切削加工によって塗装被膜3が除去されている。図7では立壁部155の立壁面155aと磁気吸引板150の側面との間には接着剤4が介在しているが、立壁部155の立壁面155aと磁気吸引板150の側面と間の接着剤4は省略することも可能である。
なお、前述の例では、ベースプレート140の一面側に、塗装領域に加えて切削面が形成され、当該切削面を含む対向領域に磁気吸引板150が固定される構成を例示したが、以上の例示以外に、例えば、電着塗装領域のみに磁気吸引板150が固定される構成(例えば、ベースプレート140の切削加工が省略される構成)も好適に採用され得る。
以上のように、第1の実施形態に係るスピンドルモータ10においては、ベースプレート140と磁気吸引板150との接着力を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、ベースプレート140の磁気吸引板載置面(水平面)に、凹部2及び塗装被膜3が設けられる場合について説明した。第2の実施形態においては、磁気吸引板150の側面が対向するベースプレート140の立壁部155に塗装被膜3が設けられる場合について図8に基づいて説明する。
第2の実施形態に係るスピンドルモータ10の製造方法に関して説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、ベースプレート140の一面に、一以上の凹部が形成される。第2の実施形態では、ベースプレート140の一面側に、ロータアセンブリの回転軸方向に沿ってロータアセンブリに向かって延在する壁面(立壁面155a)が形成される。壁面(立壁面155a)における対向領域は、エポキシ系電着塗装領域で覆われた塗装領域をさらに含む。対向領域には、磁気吸引板150の側面が固定される。一以上の凹部は、第1の実施形態と同様に、複数の凹部が、ベースプレート140の一面に相互に離間して形成されてもよいし、一つの凹部が、ベースプレート140の一面に円周方向に連続する1周分の周溝として形成されてもよい。図8の例では、磁気吸引板載置面における凹部2の形成が省略され、切削加工時に塗装被膜3は除去されているが、第1の実施形態と同様に、磁気吸引板載置面に凹部を形成し、切削加工後に塗装被膜3を部分的に残存させてもよい。
続いて、図4のステップS100において凹部2を含んだ領域(凹部2が形成された対向領域)に対して、例えばエポキシ系電着塗装により塗装が行われ、ベースプレート140の立壁面155aに形成された凹部2が、例えばエポキシ系電着塗装被膜等の塗装被膜3で覆われる。
続いて、各種工作機械などを用いて、ベースプレート140の一面に対して金属切削加工が行われる。その際、ベースプレート140の側面に形成された凹部2の塗装被膜3は残存するから、ベースプレート140の切削面5においては金属面が露出するが、磁気吸引板150との対向領域に形成された凹部2には塗装領域が形成される。
続くステップS110において、ベースプレート140の塗装領域である凹部2の塗装被膜3及びベースプレート140の塗装領域以外の領域である切削面5と、磁気吸引板150とが接着剤4を介して接着される。立壁部155との対向領域であって、凹部2を含む対向領域には磁気吸引板150の側面が接着剤4を介して固定される。接着剤4としては、例えば、エポキシ系接着剤又はアクリル系接着剤が用いられる。
第2の実施形態では、ベースプレート140の一面側には、立壁面155aが形成され、前述の対向領域には、磁気吸引板150の側面が接着剤4を介して固定される。図8は、第2の実施形態における、ベースプレート140と磁気吸引板150との接着について示した図である。
図8に示されるように、磁気吸引板150の側面が、ベースプレート140の立壁部155に形成された塗装被膜3と、接着剤4を介して接着され、ベースプレート140と磁気吸引板150との間の接着力に寄与する。また、磁気吸引150の下面や側面は、ベースプレート140の一面に形成された切削面5と、接着剤4を介して接着される。
なお、実施形態では、ベースプレート140の一面側には、塗装領域に加えて切削面が形成される構成(対向領域が切削面を含む構成)、すなわち、電着塗装領域及びそれ以外の領域(例えば切削面)の両方に、磁気吸引板150が固定される構成を例示した。以上の例示以外に、電着塗装領域のみに磁気吸引板150が固定される構成(例えば、ベースプレート140の対向領域への切削加工が省略される構成)も好適に採用され得る。
以上のように、第2の実施形態の構成によっても、磁気吸引板150の側面と塗装被膜3とが接着剤を介して接着されるから、第1の実施形態と同様の効果が実現される。
(第3の実施形態)
第3の実施形態においては、ベースプレート140の一面に、凸部を形成することにより、ベースプレート140と磁気吸引板150とを接着する。
第3の実施形態に係るスピンドルモータ10の製造方法に関して説明する。図9は、第3の実施形態に係るスピンドルモータの製造方法について示した図である。前提として、図9の最上段図に示されるように、ベースプレート140の一面に、一以上の凸部6が形成される。凸部6は、例えば、ダイキャスト(鋳造)を用いることにより形成される。一以上の凸部6は、図10に例示されるように、複数の凸部6(凸部6a〜6d)が、ベースプレート140の一面に、相互に離間するように形成されてもよいし、図11に例示されるように、一つの凸部6eが、ベースプレート140の一面に円周方向に連続する1周分の周溝として形成されてもよい。
まず、図4のステップS100において、凸部6の領域を含んだ領域に対して、塗装が行われ、図9の上から2段目の図に示されるように、凸部6を含む領域が塗装被膜3で覆われる。塗装被膜3で覆われた凸部6以外の領域が、ベースプレート140上の塗装領域の一例となる。ここで、この処理は、例えば、エポキシ系電着塗装を用いて行われ、凸部6以外の領域は、エポキシ系電着塗装被膜である塗装被膜3で覆われる。
続いて、各種工作機械などを用いて、ベースプレート140の一面に対して金属切削加工が行われる。図9の上から3段目には、凸部6に切削加工が行われた状態が例示される。切削加工が行われた凸部6は、ベースプレート140上の、塗装領域以外の領域の一例となる。当該金属切削加工は、凸部6に対して、ベースプレート140の一面において凸部6以外の領域の塗装被膜3を残しながら行われるから、ベースプレート140の切削面が凸部6の上面に露出する。前述した通り、塗装被膜3は、切削面5と比較して、接着剤4との接着強度が強い。塗装領域は、凸部6を含んだ対向領域のうち、対向領域に形成された凸部6以外の領域に形成される。
続くステップS110において、接着剤4を介して、ベースプレート140の塗装領域である塗装被膜3及び凸部6と、磁気吸引板150とが接着剤を介して接着される。ここで、塗装被膜3は、凸部6以外の領域であり、凸部6は、ベースプレート140の塗装領域以外の領域である。すなわち、塗装領域を含む対向領域であって、凸部6を含む対向領域に、磁気吸引板150の下面および側面のうち少なくとも一方が固定される。ここで、接着剤4の例としては、例えば、エポキシ系接着剤又はアクリル系接着剤が用いられる。図9の最下段の図には、接着剤4を介して、凸部6以外の領域及び凸部6と、磁気吸引板150とが接着された状態が例示される。ここで、凸部6以外の領域は、ベースプレート140上の塗装領域となり、凸部6は、ベースプレート140上の塗装領域以外の領域となる。
図12は、第3の実施形態におけるベースプレート140と磁気吸引板150との接着についての説明図である。磁気吸引板150の下面は、ベースプレート140の磁気吸引板載置面に形成された凸部6以外の領域に形成された塗装被膜3と、接着剤4を介して接着される。前述のように、塗装被膜3と接着剤4との間の接着力は大きいので、ベースプレート140と磁気吸引板150は強固に接着される。加えて、磁気吸引板150の下面が、ベースプレート140の凸部6とも、接着剤4を介して接着され、ベースプレート140と磁気吸引板150との間の接着力に寄与する。
以上のように、第3の実施形態の構成によっても、第1の実施形態と同様の効果が実現される。
(第4の実施形態)
第1の実施形態においては、ベースプレート140の磁気吸引板載置面に、第2の実施形態においては、ベースプレート140の立壁部155に、凹部がそれぞれ形成される場合について説明した。第4の実施形態においては、ベースプレート140の磁気吸引板載置面及び立壁部の両方に連続する凹部が形成され、磁気吸引板載置面(下面)及び立壁部の両方を通じて、ベースプレート140と磁気吸引板150が接着される場合について説明する。これにより接着の安定化及び接着強度の増大を実現することができる。
図13は、第4の実施形態におけるベースプレート140の磁気吸引板載置面151と立壁部155を示す上面図を表す。例えばダイキャスト等により、2以上の凹部2dが、ベースプレート140に形成される。凹部2dは、磁気吸引板載置面151から立壁部155に跨って形成される。なお、凹部2dの数、大きさや形状は、図13に示された数、大きさや形状に限られない。また、凹部2dを含むベースプレート140の一面に、エポキシ系電着塗装が行われることで、凹部2dは、エポキシ系電着塗装被膜で覆われる。
図14は、図13のA−A断面での断面図を表す。底面9a及び壁面9bは、磁気吸引板載置面151から立壁部155に亘って形成された凹部2dの底面及び壁面をそれぞれ表し、接着剤4を介して、磁気吸引板150がベースプレート140に固定される。ここで、垂直方向長さ8は、例えば、0.03〜0.2mmであり、横方向長さ11は、例えば0.2mmである。第2の実施形態においては、塗装領域は、ベースプレート140の一面側であって、ロータアセンブリ(ロータハブ120等)の回転軸方向に沿ってロータアセンブリに向かって延在する立壁部155に形成され、立壁部155と磁気吸引板150との対向領域には、磁気吸引板150の側面が接着剤4を介して固定されていた。第4の実施形態においては、塗装領域が、ベースプレート140の一面側であって、磁気吸引板150の下面が配置される面(すなわち磁気吸引板載置面151)に更に形成され、この塗装領域を含む対向領域に、磁気吸引板150の下面が接着剤4を介して更に固定される。
このように、第4の実施形態においては、載置面及び立壁面155aの両方に跨る塗装領域を介して、ベースプレート140と磁気吸引板150とが接着されるので、接着強度が増大する。加えて、凹部2dに入り込んだ接着剤4のくさび効果によって、更に接着強度が向上する。
上述の第1〜第4の実施形態に係るスピンドルモータ10におけるベースプレート140と磁気吸引板150との接着力について検証するため、剥離試験を行った。図15は、これらの実験の結果を示す図である。
実施形態に係る接着を模した状況を構成するため、アルミニウム合金製のベースプレート140にエポキシ系電着塗装被膜を形成し、接着剤4を介して、SUS部材(ステンレス鋼部材)と接着を行った。続いて、ベースプレート140を固定した状態でSUS部材を引きはがし、接着剤4が、ベースプレート140(エポキシ系電着塗装被膜側)とSUS部材とのどちらに多く残留するかについて、剥離試験を行った。接着剤4としては、エポキシ系接着剤又はアクリル系接着剤を使用し、エポキシ系接着剤については4セット、アクリル系接着剤については3セットの剥離試験を行った。剥離試験では、接着されたベースプレート140とSUS部材を分離させて、それぞれに残った接着剤を確認した。接着剤が多く残った方が接着剤とより強固に結合していることを示す。
接着剤4としてエポキシ系接着剤を使用した4セットの剥離試験においては、接着剤4は、ベースプレート140側(エポキシ系電着塗装被膜側)に、それぞれ、90%、90%、90%、90%残留した。逆に、接着剤4は、SUS部材側に、それぞれ10%、10%、10%、10%残留した。なお、これらの接着剤4の、ベースプレート140側及びSUS部材側へのそれぞれの残留割合は、剥離後のベースプレート140及びSUS部材に接着剤4が残留した面積を目視観察することにより、おおまかに算出したものである。
また、接着剤4としてアクリル系接着剤を使用した3セットの剥離試験においては、接着剤4は、ベースプレート140側(エポキシ系電着塗装被膜側)側に、それぞれ、90%、70%、90%残留した。逆に、接着剤4は、SUS部材側に、それぞれ10%、30%、10%残留した。なお、これらの接着剤4の、ベースプレート140側及びSUS部材側へのそれぞれの残留割合は、接着剤4としてエポキシ系接着剤を使用した場合と同様に、目視観察でおおまかに算出したものである。
図15に、接着剤4としてエポキシ系接着剤を使用した場合の典型的な剥離面を模式的に示す。図15において、剥離面7は、ベースプレート140の表面上に塗布された塗装被膜3とSUS部材200とを接着した接着剤4の、剥離試験における典型的な剥離面を示す。図15で示すように、剥離の大部分はSUS部材200の金属面と接着剤4との間で起こり、塗装被膜3と接着剤4との間では、ほとんど剥離は観察されなかった。このことから、塗装被膜3と接着剤4との間の接着力は、少なくとも接着剤4と金属面との間の接着力を上回ることが確認された。
接着剤4としてアクリル系接着剤を使用した場合も、塗装被膜3と接着剤4との間では、ほとんど剥離は起こらなかった。但し、前述の2番目のセットでは、塗装被膜3と接着剤4との間に、部分的な剥離が観察された。このことから、接着剤4としてアクリル系接着剤を使用した場合、塗装被膜3と接着剤4との間の接着力は依然として良好であるものの、接着剤4としてエポキシ系接着剤を使用した場合の方が、より強い接着力が得られると結論づけられる。
(その他の実施形態)
第1、第2及び第4の実施形態では、ベースプレート140の一面(表面)に凹部を形成する場合、第3の実施形態では、ベースプレート140の一面に凸部を形成する場合について説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、ベースプレート140の一面に凸部も凹部も形成されず、ベースプレート140の平坦な一面に、塗装領域と塗装領域以外の領域が形成されてもよい。また、実施形態は、ベースプレート140と磁気吸引板150の接着の場合について説明したが、実施形態は、それに限られず、その他の部材についても適用可能である。
図12において、磁気吸引板150の側面は、接着剤4を介してベースプレート140と接着されても良いし、接着されなくともよい。また、磁気吸引板150の側面と対向する立壁部155の一面には、更に凸部および凹部のうち少なくとも一方が形成され、同様に塗装被膜3を部分的に残した塗装領域を形成して接着が行われても良い。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
140 ベースプレート
150 磁気吸引板

Claims (8)

  1. ベースプレートと、前記ベースプレートの一面側に位置するロータアセンブリに固定されたロータマグネットと、前記ロータマグネットと対向するように前記ベースプレートの一面側に固定された磁気吸引板を備えたスピンドルモータにおいて、
    前記ベースプレートの前記磁気吸引板に対向する対向領域はエポキシ系電着塗装被膜で覆われた塗装領域を含み、
    前記対向領域には、エポキシ系接着剤およびアクリル系接着剤の少なくとも一方を介して前記磁気吸引板が固定される、
    スピンドルモータ。
  2. 前記対向領域には、前記磁気吸引板の下面が固定される、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記ベースプレートの一面側には、前記ロータアセンブリの回転軸方向に沿って前記ロータアセンブリに向かって延在する壁面が形成され、
    前記壁面における前記対向領域は、エポキシ系電着塗装被膜で覆われた塗装領域をさらに含み、
    当該対向領域には、前記磁気吸引板の側面が固定される、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記対向領域には凹部が形成され、
    当該凹部を含む前記対向領域に、前記磁気吸引板の下面および前記磁気吸引板の側面のうち、少なくとも一方が固定される
    請求項2または請求項3に記載のスピンドルモータ。
  5. 前記対向領域には凸部が形成され、
    当該凸部を含む前記対向領域に、前記磁気吸引板の下面および前記磁気吸引板の側面のうち、少なくとも一方が固定される
    請求項2または請求項3に記載のスピンドルモータ。
  6. 前記ベースプレートの一面側には、前記塗装領域に加えて、金属露出面が形成され、
    前記対向領域は、さらに前記金属露出面を含む
    請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のスピンドルモータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載のスピンドルモータを備えたハードディスク駆動装置。
  8. ベースプレートと、前記ベースプレートの一面側に位置するロータアセンブリに固定されたロータマグネットと、前記ロータマグネットと対向するように前記ベースプレートの一面側に固定された磁気吸引板を備えたスピンドルモータの製造方法であって、
    前記ベースプレートの一面側に、エポキシ系電着塗装被膜で覆われた塗装領域を形成するステップと、
    前記ベースプレートの前記磁気吸引板に対向し、前記塗装領域を含む対向領域に、エポキシ系接着剤およびアクリル系接着剤の少なくとも一方の接着剤を介して前記磁気吸引板を固定するステップと、
    を含むスピンドルモータの製造方法。
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