JP6850711B2 - 電動式リクライニングベッド - Google Patents

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Description

本考案は、電動式リクライニングベッドに関するものである。
従来例、電動ベッドのリクライニング連動装置(実用新案登録第3165061号参照)を図9及び図10に示す。図9及び図10に示すようにベッドフレームの駆動装置伸縮ロッドが収縮したとき、リクライニングフレームは、ベッドフレーム中の固定ロッド支持ブロック上方に当接され、駆動装置の上方に位置する。
このとき、リクライニングフレーム中の湾曲アームの固定ピンは、ベッドフレーム中の固定ロッドのスライド溝後端に位置する。駆動装置の伸縮ロッドが伸長するとき、伸縮ロッドは、リクライニングフレームの被押圧部を押圧する。このとき、リクライニングフレームの後段は、接続ロッド140によって引っ張られるため、上方に移動する。これと同時に、湾曲アーム中の固定ピンのローラがベッドフレーム中の固定ロッドのスライド溝を第2枢着孔の方向にスライドする。
上述の動作により、リクライニングフレームは、上方に傾斜する上、上方に傾斜するとき、固定ピンのローラがベッドフレーム中の固定ロッドのスライド溝をスライドする距離と同じ距離で上方に移動しながら傾斜する。
これにより、ユーザの腹部が圧迫されるのを防止することができ、リクライニングフレームの傾斜角度を調整するときの快適性を高めることができる。さらに、固定ピンには、ローラが組み合わされているため、スムーズにスライドするものである。
この電動ベッドのリクライニング連動構造は、ユーザの腹部が圧迫されたり、ユーザの背部の衣服がマットレスに圧迫されたりするのを防ぐことができる上、リクライニングフレームの傾斜角度を調整するときの快適性を高めることができるものであった。
実用新案登録第3165061号
しかし、上述の従来の電動ベッドの構造には、以下に示す欠点が存在する。リクライニングフレームは、接続ロッド140は支点140aでベッドフレーム中の固定ロッドに結続されているため、リクライニングフレームの傾斜角度を調整するとき、リクライニングフレームの背面の動作が揺動し、ユーザに多少の背ズレや圧迫、背部の違和感が生ずる問題がある。同時に、ユーザ(患者、高齢者、被介護者等)がベッド上で 仰臥位、座位の繰り返しをしているうちに足方向への体位ズレが生じ、それを復帰させるための介護者、家族への重い労役を課していた。
本発明は、従来、電動式リクライニングベッドで、ユーザ(患者、高齢者・被介護者)のベッド上での起き上がり時に発生していた多少の背ズレや圧迫、背部の違和感と、ベッド上で仰臥位、座位の繰り返しをしているうちに生じる足方向への体位ズレを復帰させるための介護者、家族への重い労役を解消することを目的とするものである。
本発明は、足側とされる足側部および足側部に隣接して胴側とされる胴側部を有するフレームと、
足側部の上面に重ねて配置された足側フレームと、
胴側部の上面に重ねて配置された胴側フレームと、
駆動部と、
駆動部の駆動力を胴側フレームに伝える駆動力伝達手段と、
駆動部を操作する駆動操作部とを備えた電動式リクライニングベッドであって、
フレームは、長手方向と交差する幅方向の両端に一対の長手部材を有し、
胴側フレームは、足側フレームの側の端部の裏面に、裏面に沿って足側方向へ伸びた一対の第1伸長部と一対の第1伸長部に対して斜め下方向へ伸びた一対の第2伸長部とを有して一対の長手部材に沿ってそれぞれ位置する一対の板状部材を有し、
一対の長手部材には、上向きの凹状に湾曲し第1誘導始点から第1誘導終点までの経路を有する一対の第1誘導路と、一対の第1誘導路の斜め下方向の位置から、上向きの凹状に湾曲し第2誘導始点から第1誘導終点より前方の第2誘導終点までの経路を有し第1誘導路より長く伸びた一対の第2誘導路が一体化して設けられており、
一対の第1誘導始点及び一対の第2誘導始点は、長手方向で足側フレームの側に位置し、一対の第1誘導終点及び一対の第2誘導終点は長手方向で胴側フレームの側に位置し、
一対の第1伸長部はそれぞれ、一対の第1誘導路にそれぞれ嵌め込まれて回動する一対の第1回動部を支持し、一対の第2伸長部はそれぞれ、一対の第2誘導路にそれぞれ嵌め込まれて回動する一対の第2回動部を支持したことを特徴とする電動式リクライニングベッド。
本発明の長手部材は、少なくとも長手方向の中央部に上下に幅を持った幅広部を有し、幅広部に第1誘導路及び第2誘導路を設けたものである。
また、本発明の駆動部は、少なくとも一方の板状部材に配され、幅方向に配置された連結軸によって連結された一対の第2回動部を回転させて、第2誘導路に沿って移動させることを特徴とするものである。
従来の電動式リクライニングベッドでは、ユーザ(患者、高齢者、被介護者等)がベッド上で仰臥位から上半身が起き上がり座位に至るまでの過程において、リクライニングフレームの揺動により、背ズレや圧迫、背部の違和感が発生していた。本発明では、そのような背ズレや圧迫、背部の違和感も全く生じない快適なベッドライフを提供できる。
また従来、ベッド上で仰臥位と座位の繰り返しをしているうちに発生していた足方向への体位ズレが全く無くなり、復元のための介護者、家族への重い労役から開放される。
さらに、従来、ユーザが、ベッド上で仰臥位から上半身が起き上がり座位に至るまでの動作を繰り返している間に発生していた足方向への体位ズレを防止するための膝上げを目的にした、足側のフレームに設置された駆動装置(所謂3モーター)は設置の必要が無くなりコスト削減に寄与する。また、駆動部を一体化させ胴側フレームを自走させる仕組みであるため、極めてコンパクトになり部材の減量化につながる。
また本発明は、電動式リクライニングベッドの胴側フレームを、解き放たれた鳥のように自在に動かせる設計が出来る特徴があるため、医療機関や福祉施設の個別のニーズにも設計対応できる利点があり、オーダーメイドの電動式リクライニングベッドの製作が可能となる。
本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、構成 を示す側面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、 構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、変形 例の側面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、板状 部材が配された胴側フレームの側面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、A− Aによる幅方向の部分断面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、 変形例のA−Aによる幅方向の部分断面図で板状部材に駆動部が配された 図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、胴側 フレームが回転起上していく様子を示した側面の展開図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、板状 部材に駆動部が配された変形例の側面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、変形 例の誘導路の部分斜視図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、変形 例の誘導路の断面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、変 形例の駆動部と回転支持板が配された板状部材の側面図である。 本発明の一実施形態による電動式リクライニングベッドの、 誘導路の変形例に対応する、板状部材に回転支持板が配された矢視Aの側 面図である。 従来のベッドで、リクライニングフレームの、課題点である一 部が固定ピンにより結続されている様子を示す側面図である。
図1参照。本発明は、足側とされる足側部2および足側部2に隣接して胴側とされる胴側部3を有するフレーム1と、足側部2の上面に重ねて配置された足側フレーム4と、胴側部3の上面に重ねて配置された胴側フレーム5とを備えた電動式リクライニングベッドである。
図1参照。フレーム1は、枠形状を成し長手方向と交差する幅方向の両端に、一対の長手部材1Pを有し、長手方向の中央部には一対の第1誘導路10と一対の第2誘導路13とを一体化して設けられている。
図2参照。変形例の一対の長手部材1Pは、少なくとも長手方向の中央部は上下に幅を持った幅広部を有し、幅広部に一対の第1誘導路及び一対の第2誘導路とを一体化して設けられている。
図3、図4参照。胴側フレーム5は、足側フレーム4の側の端部の裏面に、裏面に沿って足側方向へ伸びた一対の第1伸長部8と一対の第1伸長部8に対して斜め下方向へ伸びた一対の第2伸長部9とを有した一対の板状部材7を配し、一対の板状部材7は、幅方向で1対の長手部材1Pの内側に配された一対の第1誘導路10の更に内側の位置に配されている。
図3参照。胴側フレーム5に配された1対の板状部材7は、一対の第1伸長部8と一対の第2伸長部9が形成されており、一対の第1伸長部8には、胴側フレーム5が回転する際に、足側フレーム4への接触を避けるための切り込み30がある。
図4参照。一対の第1伸長部8は、軸31により支持された一対の可動綸161が配され、一対の第2伸長部9の一対の第2回動部17は、貫通孔24を貫通した幅方向に配置された連結軸18の両端に結続された一対の第4歯車171が配されている。
図3参照。一対の板状部材7の形状と寸法について述べる。一対の第1伸長部8は、胴側フレーム5より足側に向け、概ね15センチ伸延した位置とし、一対の可動輪161を配し、一対の第2伸長部9は、一対の第1伸長部8より斜め下方で、一対の可動輪161の位置の垂線に対して20度以内の角度a
になるまで伸延させた位置とし、貫通孔24を貫通した幅方向に配置された連結軸18の両端に一対の第4歯車171を配する。
一対の可動輪161の位置の垂線に対して一対の第4歯車171の位置に対する角度は、胴側フレーム5の起上角度の設定との関係で決まる。また、一対の可動輪161と、一対の第4歯車171との縦方向の間隔は、ベッド床面の設定高と、付属器具の差込テーブルのキャスターの高さ(10センチ程度)との関係を考慮して概ね25センチ前後とするが、胴側フレーム5を支える強度を確保できればこの寸法に拘ることはない。
図1、図2参照。一対の長手部材1Pの幅方向の内側には、C型の断面をして、上向きの凹状に湾曲し第1誘導始点11から第1誘導終点12までの経路を有する一対の第1誘導路10と、C型の断面をして、上向きの凹状に湾曲し第2誘導始点14から第1誘導終点12より前方の第2誘導終点15までの経路を有した一対の第2誘導路13とを一体化して設けられている。
図1参照。一対の第1誘導始点11及び一対の第2誘導始点14は、長手方向で足側フレーム4の側に位置し、一対の第1誘導終点12及び一対の第2誘導終点15は長手方向で胴側フレーム5の側に位置している。また、一対の第2誘導路13は内部に歯型帯23(図4参照)を配している。この歯型帯23は胴側フレーム5の回転時左右同時に滑らず回転させるものである。また、この歯型帯23は、第1伸長部8と、第2伸長部9の寸法と位置の関係で、第2誘導路13内の上面に、また、変形例の第2誘導路13においては、第2誘導路13の裏面に配する方が効果的となることがある。
図4参照。一対の第1伸長部8は、軸31により、それぞれ一対の第1誘導路10に嵌め込まれて回動する一対の可動綸161をそれぞれ支持し、一対の第2伸長部9は、貫通孔24を貫通した連結軸18により、それぞれ一対の第2誘導路13に嵌め込まれて回動する一対の第4歯車171をそれぞれ支持している。
図4、図5参照。以上により、胴側フレーム5を、水平状態から角度を上げて行き、胴側フレーム5の側に配された一対の可動綸161は、嵌合した一対の第1誘導路10の第1誘導始点11から第1誘導終点12の方向に回転移動し、一対の第4歯車171は、嵌合された一対の第2誘導路13の第2誘導始点14から第2誘導終点15の方向に同時に回転移動し、起上角度(座位)まで回転させ、ユーザに背ズレや圧迫、背部の違和感等が全く生ずることなく、回転移動させる機能を有する電動式リクライニングベッドである。
をそれぞれ
本発明の真髄は、一対の第4歯車171が1対の第2誘導路13に嵌合移動し、一対の可動綸161は、嵌合した一対の第1誘導路10を連動して移動する仕組みに有るが、胴側フレーム5を、背ズレ、圧迫、違和感等が全く発生すること無く動作させる一対の第1誘導路10及び1対の第2誘導路13の誘導形状を導き出し確保するための手順を、次項より段階的に解説する。
以下、図1参照。先ず、予め定めた第1設定点20と、予め定めた第2設定点21を設定する。
予め定めた第1設定点20は、足側フレーム4と胴側フレーム5の境界より足側に概ね7センチ寄り、足側フレーム4とその上面に敷かれたマットレス28の上面の位置とする。厳密にはマットレス28の若干上部になるが体重による落ち込みを想定したためである。
予め定めた第2設定点21は、予め定めた第1設定点20より胴側に概ね3センチ寄り、かつ、マットレス28の上面より概ね12センチ上方の位置とする。
以上は日本人男性の平均的な体格を根拠にしたもので、人体の腰部の骨格についてみる限りでは、寸法の差違はそれほど大きく影響されないと思われるが、設定条件の変更はこの数値に若干の調整を加えればよい。
以下、図5参照。0023項で述べた形状と寸法を持った一対の板状部材7が配された胴側フレーム5を、0031、0032項で述べた予め定めた第1設定点20と、予め定めた第2設定点21を中心にして順次段階的に回転させる。
先ず、胴側フレーム5を、水平状態から予め定めた第1設定点20を中心に、概ね40度の角度まで回転(坐骨と尾骨を結ぶ線が水平となる角度)させた後、回転の中心点を予め定めた第2設定点21に移行して、起上角度(座位)である概ね70度の角度まで回転させる。尚、座位の起上角度はメーカーのそれぞれの想定に委ねる。
前項で述べた、胴側フレーム5の回転により、一対の第1回動部16と、一対の第2回動部17が描く軌道を確保する。
胴側フレーム5が水平状態5−0の時は、一対の第1回動部16は、一対の第1誘導路10の第1誘導始点11にあり、一対の第2回動部17は、一対の第2誘導路13の第2誘導始点14にある。
胴側フレーム5を、水平状態から回転の中心点を予め定めた第1設定点20を中心にして5−1まで回転させた時、一対の第1回動部16は、一対の第1誘導路10の10−R1の位置にあり、一対の第2回動部17は、一対の第2誘導路13の13−R1の位置にある。
胴側フレーム5を、引き続き5−2まで回転(回転角度が概ね40度)させた時、一対の第1回動部16は、一対の第1誘導路10の10−Sの位置にあり、一対の第2回動部17は、一対の第2誘導路13の13−Sの位置にある。
この時点で、回転の中心点を予め定めた第2設定点21に移行して、胴側フレーム5を5−3まで回転させた時、一対の第1回動部16は、一対の第1誘導路10の10−R2の位置に、一対の第2回動部17は、1対の第2誘導路13の13−R2の位置にある。
胴側フレーム5を、起上角度(座位)の概ね70度5−4まで回転させた時、一対の第1回動部16は、一対の第1誘導路10の第1誘導終点12の位置となり、一対の第2回動部17は、一対の第2誘導路13の第2誘導終点15の位置となる。
また、前項で得た誘導曲線に由り近接した動作をする誘導路を確保するための方法として、設定点の位置を変えたり設定点を適時増やしてより滑らかな動きになるよう工夫してもよいが、一対の第1誘導路10と一対の第2誘導路13の軌道曲線を得るための方法として、異なった角度から見た手法を次項に追記します。
第1及び第2誘導路の軌道を得るには、メインフレーム1の上面に配された、足側フレーム4と胴側フレーム5の上に、標準体(目的とする体型)の人体を仰臥させ、人体の背部に胴側フレーム5を固定し、上半身(背部)を起上させ、或、仰臥を繰り返す際に得た胴側フレーム5に配された1対の板状部材7の一対の第1伸長部8の第1回動部16と、一対の第2伸長部9の第2回動部17が推移していく軌道曲線を確保する。
前項により得た、一対の第1伸長部8の第1回動部16が描いた軌道曲線を、一対の第1誘導路10の誘導曲線とし、一対の第2伸長部9の第2回動部17が描いた軌道曲線を、一対の第2誘導路13の誘導曲線とする。
以下、図4−1、図6参照。駆動部19の駆動力は、少なくとも一方の板状部材7に電動モーター22を配し、電動モーター22に系統して備えられた駆動操作部191の操作により、電動モーター22の第1歯車25の回転力を、第2歯車26を経て、連結軸18の幅方向で駆動部19の下方に位置する第3歯車27に伝達される。
第3歯車27に伝達された回転力は、連結軸18によって連結された一対の第4歯車171を回転させ、嵌合された一対の第2誘導路13の第2誘導始点14から第2誘導終点15の方向に回転移動し、一対の可動綸161は、嵌合した一対の第1誘導路10の第1誘導始点11から第1誘導終点12の方向に連動して回転移動する。(図1、図2参照。)
駆動部の駆動力を伝達する手段については、モーター22の出力や歯車の対比の条件により第2歯車26を省くなど簡略化することも可能である。
図7、図8参照。変型例としての誘導路は、T型の断面をした一対の第1誘導路33と、上向きの歯型帯23を備えたT型の断面をした一対の第2誘導路34で構成されている。また、T型の足に当たる先端部は、一対の第1回動部16及び、一対の第2回動部17が脱輪しないように、上下に笠状の突起を設けてある。いずれも、誘導路の軌道形状は変わらない。
図9、図10参照。前項のT型の断面をした誘導路を選択した場合は、板状部材7の第1回動部16には、軸31に嵌め込まれた可動綸161の他に、可動綸161との間に、補助輪29を配した回転支持板6が嵌め込まれ、第2回動部17には、貫通孔24を貫通した連結軸18に結続された第4歯車171との間に、補助輪29を配した回転支持板6を嵌め込む必要がある。
この補助輪29を配した回転支持板6は、第1、第2回動部のそれぞれがT型の断面をした第1、第2誘導路のそれぞれに沿い移動する際、脱輪を防ぎ誘導路との角度の変化に対応して常に直角に接し、抵抗無くスムーズに移動させる効果がある。この補助輪は、可動輪等が脱輪させないことが目的で、磨耗やすべりの抵抗に問題なければ突起に変えても良い。
尚、本発明を最も効果的に活用するためには、マットレス28の長手方向の中央部、つまり人体の腰部に当たる部分(足側フレームと胴側フレームの境界部分)に、伸縮性を持たせた素材を導入することが必要である。
以上述べたことを要約すると、第1誘導路10および第2誘導路13の誘導軌道曲線は、板状部材7の形状および寸法と、予め定めた第1設定点20および予め定めた第2設定点21の設定条件の違いによって様々に変化するが、逆にその変化を応用することで、メーカが求める効果に対応できる設計が可能となり、究極的にはユーザの個別の要望にも対応できることになる。
本発明は、仮想点と、誘導路と、板状部材の組み合わせによる相乗効果により、利用者に対しての背ズレや圧迫、違和感等がはじめて完全に解消できるこになった。
画して、胴側フレーム5は水平状態から背ズレや圧迫、背部の違和感等が全く発生することなく起上角度(座位)まで回転移動させ、ユーザに快適なベッドライフを提供する機能を有する電動式リクライニングベッドとなった。
図11参照。この図は、ユーザが、ベッド上で仰臥位から上半身が起き上がり座位に至るまでの動作の過程で、ユーザに、背ズレ、圧迫、違和感等が発生していた従来の電動式リクライニングベッドの構造を示す図である。
図1−1参照。この図は、従来の、典型的な駆動部が配された様子を示した図で、胴側フレームの回転作用には何等問題なく機能し、従来の駆動方式においても本発明を利用することが出来る。
フレーム 1
長手部材 1P
足側部 2
胴側部 3
足側フレーム 4
胴側フレーム 5
回転支持板 6
板状部材 7
第1伸長部 8
第2伸長部 9
第1誘導路 10
第1誘導始点 11
第1誘導点 12
第2誘導路 13
第2誘導始点 14
第2誘導終点 15
第1回動部 16
可動輪 161
第2回動部 17
第4歯車 171
連結軸 18
駆動部 19
駆動装置 119
駆動操作部 191
予め定めた第1設定点 20
予め定めた第2設定点 21
電動モーター 22
歯型帯 23
貫通孔 24
貫通孔 241
第1歯車 25
第2歯車 26
第3歯車 27
マットレス 28
補助輪 29
切り込み 30
軸 31
駆動力伝達手段 32
T型の断面をした第1誘導路 33
T型の断面をした第2誘導路 34
幅広部 35
接続ロッド 140
固定ピン 140a


Claims (3)

  1. 足側とされる足側部および前記足側部に隣接して胴側とされる胴側部を有するフレームと、
    前記足側部の上面に重ねて配置された足側フレームと、
    前記胴側部の上面に重ねて配置された胴側フレームと、
    駆動部と、
    前記駆動部の駆動力を前記胴側フレームに伝える駆動力伝達手段と、
    前記駆動部を操作する駆動操作部と、
    を備えた電動式リクライニングベッドであって、
    前記フレームは、
    長手方向と交差する幅方向の両端に一対の長手部材を有し、
    前記胴側フレームは、
    前記足側フレームの側の端部の裏面に、前記裏面に沿って足側方向へ伸びた一対の第
    1伸長部と一対の前記第1伸長部に対して斜め下方向へ伸びた一対の第2伸長部とを有して一対の前記長手部材に沿ってそれぞれ位置する一対の板状部材を有し、
    一対の前記長手部材には、
    上向きの凹状に湾曲し第1誘導始点から第1誘導終点までの経路を有する一対の第1誘導路と、一対の前記第1誘導路の斜め下方向の位置から、上向きの凹状に湾曲し、第2誘導始点から前記第1誘導終点より前方の第2誘導終点までの経路を有し、前記第1誘導路より長く伸びた一対の第2誘導路と、が設けられており、
    一対の前記第1誘導始点、及び、一対の前記第2誘導始点は、
    前記長手方向で前記足側フレームの側に位置し、一対の前記第1誘導終点、及び、一対の前記第2誘導終点は前記長手方向で前記胴側フレームの側に位置し、
    一対の前記第1伸長部はそれぞれ、
    一対の前記第1誘導路にそれぞれ嵌め込まれて回動する一対の第1回動部を支持し、
    一対の前記第2伸長部はそれぞれ、
    一対の前記第2誘導路にそれぞれ嵌め込まれて回動する一対の第2回動部を支持し、
    前記第1回動部が前記第1誘導路に沿い、前記第2回動部が前記第2誘導路に沿って移動するのに伴い、前記胴側フレームが水平状態より座位の角度まで回転起上する過程において、一対の前記第1誘導路、及び、一対の前記第2誘導路は、前記胴側フレームの回転中心点を第1設定点から他の設定点に移行させる形状を有し、
    前記第1設定点は、
    前記足側フレームの上面から上方の位置に予め設定され、
    前記他の設定点は、
    前記足側フレームの上面から上方、前記第1設定点とは異なる位置に予め設定され、
    前記足側フレームと前記胴側フレームの上に標準体型の人体を仰臥させ、前記人体を、
    水平から起上させ座位状態へ変位するとき、前記胴側フレームを前記人体の背部に固定して移動させる過程において、前記第1回動部の軌跡を前記第1誘導路が有する第1誘導曲線とし、前記第2回動部の移動軌跡を前記第2誘導路が有する第2誘導曲線とすること、
    を特徴とする電動式リクライニングベッド。
  2. 前記第1設定点は、前記胴側フレームと前記足側フレームとの境界より足側で前記足側フレームより上側に位置し、前記他の設定点は、前記第1設定点より前記胴側フレームの側で、かつ、前記第1設定点より上方に位置し、前記胴側フレームが水平状態より所定の角度まで立ち上げた時、回転中心点を前記第1設定点より前記他の設定点に回転中心点を移行させることを特徴とする請求項1に記載の電動式リクライニングベッド。
  3. 前記駆動部は、少なくとも一方の前記板状部材に配され、前記幅方向に配置された連結軸によって連結された一対の前記第2回動部を回転させて、前記第2誘導路に沿って移動させることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の電動式リクライニングベッド。





JP2017196597A 2017-10-10 2017-10-10 電動式リクライニングベッド Active JP6850711B2 (ja)

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