JP6850101B2 - 開閉ハンドル付き消防ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、消火活動の放水に用いられる消防ノズルであって、特に、開閉ハンドルの開閉操作によって放水の有無を調整する開閉ハンドル付きの消防ノズルに関する。
消防士が、火事等の現場で消火活動を行う際には、現場での状況に応じて、放水量や放水の仕方等、放水状態を適切に切り替えながら放水を行っている。このため、従来から、消火作業の際に放水を行うホースの先端には、種々の機能を有する消防ノズル(以下、「消防ノズル」という。)が取り付けられている。
例えば、従来技術にかかる消防ノズル(特許文献1参照)には、折り曲げ部を有する管本体と、管本体を支持する開閉ハンドルとからなり、管本体に複数の係合凹部が形成され、開閉ハンドルは、管本体の折り曲げ部に、その管軸を含む平面に対して直交する回転軸を介して回転自在に取り付けられ、係合凹部に係脱する方向に移動可能でかつ係合凹部に係合する向きに付勢された係合片を有する構成としたものがある。
上記構成によると、開閉ハンドルの係合片を係合凹部との係合を解除するように移動させ、開閉ハンドルを回転させて、係合片を他の係合凹部の位置に持ってくれば、その係合凹部に係合片が自動的に係合することにより、開閉ハンドルの角度を容易に変更することができ、その開閉ハンドルを管本体に対して確実に固定することができる。
また、その他にも消防ノズルのノズル本体内に回転擦動可能に収容された弁体と、該弁体と共に回動軸を中心として所定角度で回動し得る開閉ハンドルとを消防ノズルに設け、この開閉ハンドルを消防士が回動動作させることにより、放水量を制御できるように構成したものがある。
実用新案登録第3127847号
しかしながら、従来の消防ノズルは、操作者が開閉ハンドルの回動位置を検知することが容易ではなく、意図しない全開状態、全閉状態への移行といった誤操作が起こり得るものであった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作者が開閉ハンドルの回動位置を検知しやすく、誤操作が起こりにくい開閉ハンドル付き消防ノズルを提供することを目的とする。
本発明に係る開閉ハンドル付き消防ノズルは、流路を有するノズル本体と、前記ノズル本体内に回転擦動可能に収容された弁体と、前記弁体と共に回動軸を中心として所定角度で回動し得る開閉ハンドルと、前記開閉ハンドルに係止して前記開閉ハンドルの回動角度を規制する開閉ハンドル規制具と、を具備してなる消防ノズルであって、前記開閉ハンドルは、弾性付勢されて回動軸方向に所定の突出量まで突出形成された突出ピンを有し、前記開閉ハンドル規制具は、前記ノズル本体の外周に立設して前記突出ピンのピン先部を係止させる傾斜凸辺を有し、前記開閉ハンドルの回動角度に応じて前記突出ピンの傾斜凸辺への係止位置が変わることで突出量が変化して前記突出ピンの弾性反力が変化し、該突出ピンへの弾性反力の変化に伴い前記開閉ハンドルの回動抵抗が可変する。
上記の構成によれば、開閉ハンドルの回動角度に応じて突出ピンの傾斜凸辺への係止位置が変わることで突出量が変化し、さらに突出ピンの弾性反力が変化して該突出ピンへの弾性反力が変化する。そして弾性反力の変化に伴い開閉ハンドルの回動抵抗が可変することで、操作者が開閉ハンドルの回動位置を検知することができ、意図しない全開状態、全閉状態への移行といった誤操作を防ぐことができる。また、ノズルの開き量を調節する際に、弾性反力の変化により回動抵抗を可変させることで、ピンロックの頻度を下げると共にレバー操作の煩雑さを回避し、操作性に優れるものとなる。
また、前記開閉ハンドル付き消防ノズルの前記開閉ハンドル規制具は、前記弁体の全開状態から開き量絞り状態までの回動角度に対応する第一係止部と、前記弁体の全閉状態から開き量絞り状態までの回動角度に対応する第二係止部とが、ノズル本体の前後方向に亘って対称形状で成形され、前記第一係止部及び前記第二係止部の各上部に、前記突出ピンのピン先部が接触する傾斜凸辺を有し、前記傾斜凸辺は、前記突出ピンの接触位置によって、前記突出ピンの突出量を漸減又は漸増させる所定の傾斜角度からなることが好ましい。
上記の構成によれば、全開状態又は全閉状態から、所定の傾斜角度の傾斜凸辺に突出ピンが接触する接触状態となる。この接触状態において、突出ピンは、傾斜角度に応じて突出量が漸増又は漸減し、これに伴って弾性反力が増減する。このようにして、全開状態又は全閉状態からの回動抵抗が徐々に変わることで、開閉ハンドルの回動位置が全開状態又は全閉状態に近いかどうかを検知することができ、意図しないノズルの全開又は全閉状態への移行を回避することで、誤操作を防ぐことができる。
また、前記いずれかの開閉ハンドル付き消防ノズルの前記開閉ハンドルは、前記突出ピンを弾性付勢に抗して突出方向と逆方向に牽引する牽引レバーを有し、前記開閉ハンドル規制具の前記第一係止部は、前記弁体の全開状態の回動角度に対応して、突出ピンが突出係止し得る第一係止凹部を有し、前記第二係止部は、前記弁体の全閉状態の回動角度に対応して突出ピンが突出係止し得る第二係止凹部を有し、前記突出ピンは、ピン先部が第一係止凹部又は第二係止凹部内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバーの牽引操作によって牽引された状態から突出ピンを傾斜凸辺上で開放することで、弾性反力を受けたままピン先部が傾斜凸辺上に接触した半突出状態となることが好ましい。
上記の構成によれば、突出ピンは、全開状態又は全閉状態からずれた状態では、傾斜角度に応じて弾性反力を受ける半突出状態となる一方、全開状態又は全閉状態では突出係止した状態となる。また、全開状態又は全閉状態へは牽引レバーの操作を伴うことなく移行し得るが、一旦全開状態又は全閉状態となると、牽引レバーの操作を伴わなければ半突出状態に移行しない。これにより、全開状態又は全閉状態への移行が容易となると共に、全開状態又は全閉状態が確実にロックされ、誤操作を確実に防ぐことができる。
また、前記いずれかの開閉ハンドル付き消防ノズルにおいては、前記開閉ハンドル規制具において、前記第一係止部と前記第二係止部との間に、前記弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、前記突出ピンが最大突出量で突出係止し得るブランク凹部を有し、前記突出ピンは、ピン先部が最大突出量で前記ブランク凹部内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバーの牽引操作によって牽引された状態から突出ピンを傾斜凸辺上で開放することで、弾性反力を受けたままの半突出状態となることが好ましい。
上記の構成によれば、突出ピンは、中央位置(全開状態又は全閉状態を除く所定回動範囲の位置)からずれた状態では、傾斜角度に応じて弾性反力を受ける半突出状態となる一方、中央位置では突出係止した状態となる。また、中央位置へは牽引レバーの操作を伴うことなく移行し得るが、一旦中央位置への突出係止状態となると、牽引レバーの操作を伴わなければ半突出状態に移行しない。これにより、中央位置への突出係止状態への移行が容易となると共に、中央位置での突出係止状態が確実にロックされ、誤操作を確実に防ぐことができる。
また、前記いずれかの開閉ハンドル付き消防ノズルの前記開閉ハンドル規制具において、前記第一係止部と前記第二係止部との間に、前記弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、その接触位置によって、前記突出ピンの突出量を変化させる円弧凹辺を有する第三係止部を備え、前記開閉ハンドルの回動角度に応じて前記突出ピンの前記第三係止部の円弧凹辺への係止位置が変わることで突出量が変化して前記突出ピンの弾性反力が変化し、該突出ピンへの弾性反力の変化に伴い前記開閉ハンドルの回動抵抗が可変することが好ましい。
上記の構成によれば、開閉ハンドル規制具の第一係止部と第二係止部との間の弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応する位置においても、突出ピンの突出量の漸減に伴って弾性反力が増減する。また、突出ピンの接触位置が第一係止部と第三係止部の間又は第二係止部と第三係止部と間を通過する際に突出ピンの突出量が最小、すなわち弾性反力が最大となる。このため、開閉ハンドル規制具の第一係止部と第二係止部との間の弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応する位置においても、回動抵抗が変化することで、開閉ハンドルの回動位置がどの位置にあるのかを検知することができる。この結果、操作者は、意図しないノズルの操作を回避することができ、誤操作を防ぐことができる。
また、前記いずれかの開閉ハンドル付き消防ノズルの前記開閉ハンドル規制具において、前記第一係止部と前記第二係止部との間に、前記弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、その接触位置によって、前記突出ピンの接触位置によって、前記突出ピンの突出量を漸減又は漸増させる所定の傾斜角度からなる傾斜凸辺と、中央部に前記突出ピンが略最大突出量で突出係止し得る第三係止凹部とを有する第三係止部を備え、前記開閉ハンドルの回動角度に応じて前記突出ピンの前記第三係止部の円弧凹辺への係止位置が変わることで突出量が変化して前記突出ピンの弾性反力が変化し、該突出ピンへの弾性反力の変化に伴い前記開閉ハンドルの回動抵抗が可変し、前記突出ピンは、ピン先部が最大突出量で前記第三係止凹部に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバーの牽引操作によって牽引された状態から突出ピンを前記傾斜凸辺上で開放することで、弾性反力を受けたままの半突出状態となることが好ましい。
上記の構成によれば、突出ピンは、中央位置(全開状態又は全閉状態を除く所定回動範囲の位置)においても傾斜角度に応じて弾性反力を受ける半突出状態となる一方、第三係止凹部(中心位置)では突出係止した状態となる。第三係止凹部へは牽引レバーの操作を伴うことなく移行し得るが、一旦第三係止凹部への突出係止状態となると、牽引レバーの操作を伴わなければ半突出状態に移行しない。これにより、中心位置への突出係止状態への移行が容易となると共に、中心位置での突出係止状態が確実にロックされ、誤操作を確実に防ぐことができる。
また、前記いずれかの開閉ハンドル付き消防ノズルにおいて、前記開閉ハンドルは、前記ノズル本体に枢支され、前記ノズル本体の前後方向の所定範囲に亘って回動するものであり、また、開閉ハンドルには所定の照射方向に光照射する光照射器が固定され、開閉ハンドルの回動角度に応じて、光照射器の照射方向がノズル本体の前方ないし下方を向くことが好ましい。
上記の構成によれば、足元又はノズル噴射先を照射することができ、夜や建物内部等の明かりのない所でも足元又はノズル噴射先を目視にて確認することができる。
上記の開閉ハンドルの構造により、操作者が開閉ハンドルの回動位置を検知しやすく、誤操作が起こりにくい開閉ハンドル付き消防ノズルを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの側面図である。 本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの正面図である。 本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの一部拡大側面図である。 本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの全閉状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの開き量絞り状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの全開状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの開閉ハンドル位置と開閉ハンドル規制具との関係を説明する一部拡大側面図である。 本発明の第2の実施の形態における消防ノズルの開閉ハンドル位置と開閉ハンドル規制具との関係を説明する一部拡大側面図である。 本発明の第3の実施の形態における消防ノズルの開閉ハンドル位置と開閉ハンドル規制具との関係を説明する一部拡大側面図である。 本発明のその他の実施の形態における消防ノズルのグリップ部の部分側面図である。
以下、本発明の開閉ハンドル付き消防ノズルの実施例について、実施の形態として示す図面を参照して説明する。なお以降において構成名称に続けて記載する数字列は、図面の実施例の相当構成を参照して理解するための参照用符号であって、これによって構成自体を図示のものに限定したり意義を限定したりするものではない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の側面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の正面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの一部拡大側面図である。以下、図1〜図3を参照して本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の構成を説明する。図1及び図3では、消防ノズル100の内部構成の一部を鎖線で表している。
第1の実施の形態の消防ノズル100は、図1及び図2に示すように、流路110を有するノズル本体1と、ノズル本体1内に回転擦動可能に収容された弁体2と、弁体2と共に回動軸2Aを中心として所定角度で回動し得る開閉ハンドル3と、開閉ハンドル3に係止して開閉ハンドル3の回動角度を規制する開閉ハンドル規制具4とを具備する。なお、開閉ハンドル3をノズル本体1の前方側(図1の紙面左側)へ倒すと全閉状態の位置S1(実線)となり、開閉ハンドル3をノズル本体1の後方側(図1の紙面右側)へ倒すと全開状態の位置S2(破線)となる。
ノズル本体1には、流路110を流れる流体を放水する放水口13と、放水用のホースを取り付けるホース取付口14と、グリップ部12が設けられている。操作者はグリップ部12を一方の手で保持しつつ、他方の手で開閉ハンドル3を操作して放水先や放水量を制御する。グリップ部12は、操作者が握りやすいようにノズル本体1の前方側に複数の窪み12Dを有する。
また、グリップ部12の底部には、火災等の現場にて窓ガラス等を破砕するための破砕工具5が装着されている。破砕工具5は、ベース部50とベース部50上に設けられたピン部51とを備える。また、ベース部50には、破砕工具5をグリップ部12の底部に装着するための突出部5Fが設けられている。破砕工具5をグリップ部12に装着する際は、破砕工具5のピン先51をグリップ部12に設けられた孔12Hに挿入する。すると破砕工具5の突出部5Fとグリップ部12の端部12Fとが勘合して破砕工具5がグリップ部12に装着される。
弁体2は、ノズル本体1内に回転擦動可能に収容された回転体20と、回転体20の周囲に配設された基台部22とを備える。回転体20は、中央に流体の流路2Hを有する.
開閉ハンドル3は、コイルばねBにより弾性付勢されて回動軸2Aの方向に所定の突出量まで突出形成された突出ピンPを有している。なお、突出ピンPをコイルばねB以外の弾性体により弾性付勢するように構成してもよい。図2に示すように、開閉ハンドル3は、牽引レバー31を有し、突出ピンPは、牽引レバー31に設けられたホルダー31Hに収容されている。このため、操作者が牽引レバー31を握ると、突出ピンPをコイルばねBによる弾性付勢に抗して突出方向と逆方向に牽引することができる。
開閉ハンドル3は、フレーム30Fによりノズル本体1に枢支されており、後述の図4A〜図4Cに示すようにノズル本体1の前後方向の所定範囲に亘って回動するように構成されている。また、開閉ハンドル3には所定の照射方向に光照射する光照射器6が固定具62,63により固定されている。このため、開閉ハンドル3の回動角度に応じて、光照射器6の照射方向がノズル本体1の前方ないし下方を向く。
固定具62には、調整ねじ62Aが設けられており、調整ねじ62Aを緩めることにより光照射器6を固定する角度を調整することができる。光照射器6の角度を調整した後は、調整ねじ62Aを締めることで光照射器6を調整後の角度で固定することができる。
開閉ハンドル規制具4は、ノズル本体1の外周に立設して突出ピンPのピン先部を係止させる傾斜凸辺41A,42Aを有している。開閉ハンドル3の回動角度に応じて突出ピンPの傾斜凸辺41A,42Aへの係止位置が変わることで突出ピンPの突出量が変化する。このため、コイルばねBによる突出ピンPへの弾性反力が変化する。その結果、突出ピンPへの弾性反力の変化に伴い開閉ハンドル3の回動抵抗が可変する。
図4Aは、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の全閉状態を示す側面図である。図4Bは、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の開き量絞り状態を示す側面図である。図4Cは、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の全開状態を示す側面図である。
操作者が開閉ハンドル3を、回動軸2Aを中心として回動させることにより、ノズル本体1内に回転擦動可能に収容された弁体2が回動して放水量を制御することができる。図4Aのように、開閉ハンドル3をノズル本体1の前方側(図3Aの紙面左側)へ倒すと放水が停止する全閉状態となる。図4Aに示す全開状態では、開閉ハンドル3に固定された光照射器6の照射方向は、ノズル本体1の下方を向いている。
操作者が開閉ハンドル3をノズル本体1の後方側(図3Cの紙面右側)へ倒すと放水が全開となる全開状態となる。図4Cに示す全開状態では、開閉ハンドル3に固定された光照射器6の照射方向は、ノズル本体1の前方を向いている。また、図4Bのように、開閉ハンドル3が図4Aに示す位置(全閉状態)と開閉ハンドル3が図4Cに示す位置(全開状態)との間にあると、放水量が制御された開き量絞り状態となる。このとき、開閉ハンドル3に固定された光照射器6の照射方向は、ノズル本体1の下方から前方の間を向くこととなる。
図5は、本発明の第1の実施の形態における消防ノズルの開閉ハンドル位置と開閉ハンドル規制具との関係を説明する一部拡大側面図である。なお、図5では、突出ピンが最大突出状態となる位置をP(D0)で示し、突出ピンPが半突出状態となる位置をP(U1)〜P(U3)で示している。なお、突出ピンPの突出量は、P(D0)が最大で有り、P(U1)、P(U2)、P(U3)の順に突出量が漸減する。すなわち、P(D0)、P(U1)、P(U2)、P(U3)の位置における突出ピンPの突出量は、以下の関係で表される。
P(D0)>P(U1)>P(U2)>P(U3)
図5に示すように、開閉ハンドル規制具4は、弁体2の全開状態から開き量絞り状態までの回動角度W1に対応する第一係止部41と、弁体2の全閉状態から開き量絞り状態までの回動角度W2に対応する第二係止部42とが、ノズル本体1の前後方向に亘って対称形状で成形されている。そして、第一係止部41及び第二係止部42の各上部に、突出ピンPの接触位置によって、突出ピンPの突出量を漸減又は漸増させる所定の傾斜角度からなる傾斜凸辺41A,42Aを有している。
さらに、開閉ハンドル規制具4の第一係止部41は、弁体の全開状態の回動角度に対応して、突出ピンが最大突出量で突出係止し得る第一係止凹部41Bを有する。また、開閉ハンドル規制具4の第二係止部42は、弁体の全閉状態の回動角度に対応して突出ピンPが最大突出量で突出係止し得る第二係止凹部42Bを有する。
ここで、突出ピンPは、ピン先部が第一係止凹部41B又は第二係止凹部42B内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバー31の牽引操作によって牽引された状態から突出ピンPを傾斜凸辺41A,42A上で開放することで、弾性反力を受けたままピン先部が傾斜凸辺41A,42A上に接触した半突出状態となる。
また、開閉ハンドル規制具4は、第一係止部41と第二係止部42との間に、弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応して、突出ピンPが最大突出量で突出係止し得るブランク凹部43を有する。突出ピンPは、ピン先部が最大突出量でブランク凹部43内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバー31の牽引操作によって牽引された状態から突出ピンPを傾斜凸辺41A,42A上で開放することで、弾性反力を受けたままの半突出状態となる。
以上のように、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100は、流路を有するノズル本体1と、ノズル本体内に回転擦動可能に収容された弁体2と、弁体2と共に回動軸2Aを中心として所定角度で回動し得る開閉ハンドル3と、開閉ハンドル3に係止して開閉ハンドル3の回動角度を規制する開閉ハンドル規制具4とを具備する。
そして、開閉ハンドル3は、弾性付勢されて回動軸方向に所定の突出量まで突出形成された突出ピンPを有しており、開閉ハンドル規制具4は、ノズル本体1の外周に立設して突出ピンPのピン先部を係止させる傾斜凸辺41A,42Aを有する。このため、開閉ハンドル3の回動角度に応じて突出ピンPの傾斜凸辺41A,42Aへの係止位置が変わることで、突出ピンPの突出量が変化して突出ピンPの弾性反力が変化し、該突出ピンPへの弾性反力の変化に伴い開閉ハンドル3の回動抵抗が可変する。
すなわち、開閉ハンドル3の回動角度に応じて突出ピンPの傾斜凸辺41A,42Aへの係止位置が変わることで突出量が変化し、さらに突出ピンPの弾性反力が変化して該突出ピンPへの弾性反力が変化する。そして弾性反力の変化に伴い開閉ハンドル3の回動抵抗が可変する。このため、操作者が開閉ハンドル3の回動位置を検知することができ、意図しない全開状態、全閉状態への移行といった誤操作を防ぐことができる。また、ノズルの開き量を調節する際に、弾性反力の変化により回動抵抗を可変させることで、ピンロックの頻度を下げると共にレバー操作の煩雑さを回避し、操作性に優れるものとなる。
また、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の開閉ハンドル規制具4は、弁体2の全開状態から開き量絞り状態までの回動角度に対応する第一係止部41と、弁体2の全閉状態から開き量絞り状態までの回動角度に対応する第二係止部42とが、ノズル本体1の前後方向に亘って対称形状で成形され、第一係止部41及び第二係止部42の各上部に、突出ピンPのピン先部が接触する傾斜凸辺41A,42Aを有する。そして、傾斜凸辺41A,42Aは、突出ピンPの接触位置によって、突出ピンPの突出量を漸減又は漸増させる所定の傾斜角度からなる。
上記の構成によれば、全開状態又は全閉状態から、所定の傾斜角度の傾斜凸辺41A,42Aに突出ピンPが接触する接触状態となる。この接触状態において、突出ピンPは、傾斜角度に応じて突出量が漸増又は漸減し、これに伴って弾性反力が増減する。このようにして、全開状態又は全閉状態からの回動抵抗が徐々に変わることで、開閉ハンドルの回動位置が全開状態又は全閉状態に近いかどうかを検知することができ、意図しないノズルの全開又は全閉状態への移行を回避することで、誤操作を防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100の開閉ハンドル3は、突出ピンPを弾性付勢に抗して突出方向と逆方向に牽引する牽引レバー31を有する。開閉ハンドル規制具4の第一係止部41は、弁体の全開状態の回動角度に対応して、突出ピンPが突出係止し得る第一係止凹部41Bを有する。また、第二係止部42は、弁体の全閉状態の回動角度に対応して突出ピンPが突出係止し得る第二係止凹部42Bを有する。そして、突出ピンPは、ピン先部が第一係止凹部41B又は第二係止凹部42B内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバー31の牽引操作によって牽引された状態から突出ピンPを傾斜凸辺41A,42A上で開放することで、弾性反力を受けたままピン先部が傾斜凸辺41A,42A上に接触した半突出状態となる。
上記の構成によれば、突出ピンPは、全開状態又は全閉状態からずれた状態では、傾斜角度に応じて弾性反力を受ける半突出状態となる一方、全開状態又は全閉状態では突出係止した状態となる。また、全開状態又は全閉状態へは牽引レバー31の操作を伴うことなく移行し得るが、一旦全開状態又は全閉状態となると、牽引レバー31の操作を伴わなければ半突出状態に移行しない。これにより、全開状態又は全閉状態への移行が容易となると共に、全開状態又は全閉状態が確実にロックされ、誤操作を確実に防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100は、開閉ハンドル規制具4において、第一係止部41と第二係止部42との間に、弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、突出ピンPが最大突出量で突出係止し得るブランク凹部43を有する。突出ピンPは、ピン先部が最大突出量で前記ブランク凹部43内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバー31の牽引操作によって牽引された状態から突出ピンPを傾斜凸辺41A,42A上で開放することで、弾性反力を受けたままの半突出状態となる。
上記の構成によれば、突出ピンPは、中央位置(全開状態又は全閉状態を除く所定回動範囲の位置)からずれた状態では、傾斜角度に応じて弾性反力を受ける半突出状態となる一方、中央位置では突出係止した状態となる。また、中央位置へは牽引レバー31の操作を伴うことなく移行し得るが、一旦中央位置への突出係止状態となると、牽引レバー31の操作を伴わなければ半突出状態に移行しない。これにより、中央位置への突出係止状態への移行が容易となると共に、中央位置での突出係止状態が確実にロックされ、誤操作を確実に防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態における消防ノズル100は、開閉ハンドル3は、ノズル本体1に枢支され、ノズル本体1の前後方向の所定範囲に亘って回動する。また、開閉ハンドル3には所定の照射方向に光照射する光照射器6が固定されている。そして、開閉ハンドル3の回動角度に応じて、光照射器6の照射方向がノズル本体1の前方ないし下方を向く。
上記の構成によれば、開閉ハンドル3に固定された光照射器6により足元又はノズル噴射先を照射することができ、夜や建物内部等の明かりのない所でも足元又はノズル噴射先を目視にて確認することができる。
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態における消防ノズルの開閉ハンドル位置と開閉ハンドル規制具との関係を説明する一部拡大側面図である。以下、図6を参照して、第2の実施の形態における消防ノズルについて説明する。なお、図1〜図5を参照して説明した第1の実施の形態における消防ノズルと同じ構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第1の実施の形態では、開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間に、弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応して、突出ピンPが最大突出量で突出係止し得るブランク凹部43を有する構成としている。
この第2の実施の形態では、図6に示すように開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間に、弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応して第三係止部44が形成されている。第三係止部44は、ノズル本体1の前後方向に亘って対称形状で成形されており、突出ピンPの接触位置によって、突出ピンPの突出量を変化させる円弧凹辺44Aを有している。
この円弧凹辺44Aは、第一係止部41近傍及び第二係止部42近傍が最も高く、突出ピンPが半突出状態となる。また、円弧凹辺44Aは、中央部が最も低く形成されており、突出ピンPが最大突出状態となる。このため、突出ピンPの接触位置が、第一係止部41又は第二係止部42から、第三係止部44の中央部に移動する場合、突出ピンPの突出量が漸増したのち最大突出状態となる。また、突出ピンPの接触位置が、第三係止部44の中央部から第一係止部41又は第二係止部42に移動する場合、突出ピンPの突出量が最大突出状態から漸減する。
以上のように、本発明の第2の実施の形態における消防ノズルは、開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間の弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応する位置においても、突出ピンPの突出量の漸減に伴って弾性反力が増減する。また、突出ピンPの接触位置が第一係止部41と第三係止部44の間又は第二係止部42と第三係止部44と間を通過する際に突出ピンPの突出量が最小、すなわち弾性反力が最大となる。
このため、操作者は、開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間の弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応する位置においても、回動抵抗が変化することで、開閉ハンドルの回動位置がどの位置にあるのかを検知することができる。この結果、操作者は、意図しないノズルの操作を回避することができ、誤操作を防ぐことができる。
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の第3の実施の形態における消防ノズルの開閉ハンドル位置と開閉ハンドル規制具との関係を説明する一部拡大側面図である。以下、図7を参照して、第3の実施の形態における消防ノズルについて説明する。なお、図1〜図5を参照して説明した第1の実施の形態における消防ノズルと同じ構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第2の実施の形態では、開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間に、弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応して、第三係止部44を有する構成としている。この第三係止部44は、突出ピンPの接触位置によって、突出ピンPの突出量を変化させる所定の傾斜角度からなる傾斜凹辺44Aを有している。
この第3の実施の形態では、図7に示すように開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間に、弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応して第四係止部45が形成されている。第四係止部45は、ノズル本体1の前後方向に亘って対称形状で成形されており、突出ピンPの接触位置によって、突出ピンPの突出量を漸増及び漸減させる所定の傾斜角度からなる傾斜凸辺45Aと、その中央部(中心位置)に突出ピンPが略最大突出量で突出係止し得る第三係止凹部45Bとを有している。
すなわち、傾斜凸辺45Aは、第一係止部41近傍及び第二係止部42近傍が最も低く、中央部に向かうに従い高くなるが、略中央に突出ピンPが略最大突出量で突出係止し得る第三係止凹部45Bを有するため、突出ピンPの接触位置が第一係止部41又は第二係止部42から第三係止部44の中央部に移動する場合、突出ピンPの突出量が漸減する。また、突出ピンPの接触位置が第三係止部44の中央に位置すると第三係止凹部45Bにより、突出ピンPは、最大突出量で突出係止する。
さらに、この第3の実施の形態では、第一係止部41及び第二係止部42の第一係止凹部41B及び第二係止凹部42Bが、夫々第一係止部41及び第二係止部42の略中央部に設けられている。
以上のように、本発明の第3の実施の形態における消防ノズルは、開閉ハンドル規制具4の第一係止部41と第二係止部42との間の弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度W3に対応する位置においても、突出ピンPの突出量の漸減に伴って弾性反力が増減する。また、回動角度W3の中央位置にて突出ピンPが突出係止するため、操作者は、半開状態の中央位置を検知することができる。このため、操作者は、意図しないノズルの操作を回避することができ、誤操作を防ぐことができる。
<その他の実施の形態>
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。例えば、図8に示すように、光照射器6をグリップ部12の底部に装着された破砕工具5に固定するように構成してもよい。
また本発明の消防ノズルは、開閉ハンドル3に設けられたグリップ部12を備え、グリップ部12の底部に破砕工具5が装着されてなることを特徴とする。
また本発明の消防ノズルは、グリップ部12の底部に装着された破砕工具5に光照射器6が固定されてなることを特徴とする。
1 ノズル本体
2 弁体
2A 回動軸
3 開閉ハンドル
4 開閉ハンドル規制具
6 光照射器
P 突出ピン
31 牽引レバー
41 第一係止部
42 第二係止部
41A,42A 傾斜凸辺
41B 第一係止凹部
42B 第二係止凹部
43 ブランク凹部
44 第三係止部
44A 円弧凹辺
45 第三係止部
45A 傾斜凸辺
45B 第三係止凹部

Claims (7)

  1. 流路を有するノズル本体と、
    前記ノズル本体内に回転擦動可能に収容された弁体と、
    前記弁体と共に回動軸を中心として所定角度で回動し得る開閉ハンドルと、
    前記開閉ハンドルに係止して前記開閉ハンドルの回動角度を規制する開閉ハンドル規制具と、を具備してなる消防ノズルであって、
    前記開閉ハンドルは、弾性付勢されて回動軸方向に所定の突出量まで突出形成された突出ピンを有し、
    前記開閉ハンドル規制具は、前記ノズル本体の外周に立設して前記突出ピンのピン先部を係止させる傾斜凸辺を有し、
    前記開閉ハンドルの回動角度に応じて前記突出ピンの傾斜凸辺への係止位置が変わることで突出量が変化して前記突出ピンの弾性反力が変化し、該突出ピンへの弾性反力の変化に伴い前記開閉ハンドルの回動抵抗が可変する消防ノズル。
  2. 前記開閉ハンドル規制具は、
    前記弁体の全開状態から開き量絞り状態までの回動角度に対応する第一係止部と、前記弁体の全閉状態から開き量絞り状態までの回動角度に対応する第二係止部とが、ノズル本体の前後方向に亘って対称形状で成形され、前記第一係止部及び前記第二係止部の各上部に、前記突出ピンのピン先部が接触する傾斜凸辺を有し、
    前記傾斜凸辺は、
    前記突出ピンの接触位置によって、前記突出ピンの突出量を漸減又は漸増させる所定の傾斜角度からなる請求項1に記載の消防ノズル。
  3. 前記開閉ハンドルは、前記突出ピンを弾性付勢に抗して突出方向と逆方向に牽引する牽引レバーを有し、
    前記開閉ハンドル規制具の前記第一係止部は、前記弁体の全開状態の回動角度に対応して、突出ピンが突出係止し得る第一係止凹部を有し、
    前記第二係止部は、前記弁体の全閉状態の回動角度に対応して突出ピンが突出係止し得る第二係止凹部を有し、
    前記突出ピンは、ピン先部が第一係止凹部又は第二係止凹部内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバーの牽引操作によって牽引された状態から突出ピンを傾斜凸辺上で開放することで、弾性反力を受けたままピン先部が傾斜凸辺上に接触した半突出状態となる請求項2に記載の消防ノズル。
  4. 前記開閉ハンドル規制具において、前記第一係止部と前記第二係止部との間に、前記弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、前記突出ピンが最大突出量で突出係止し得るブランク凹部を有し、
    前記突出ピンは、ピン先部が最大突出量で前記ブランク凹部内に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバーの牽引操作によって牽引された状態から突出ピンを傾斜凸辺上で開放することで、弾性反力を受けたままの半突出状態となる請求項に記載の消防ノズル。
  5. 前記開閉ハンドル規制具において、前記第一係止部と前記第二係止部との間に、前記弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、その接触位置によって、前記突出ピンの突出量を変化させる円弧凹辺を有する第三係止部を備え、
    前記開閉ハンドルの回動角度に応じて前記突出ピンの前記第三係止部の円弧凹辺への係止位置が変わることで突出量が変化して前記突出ピンの弾性反力が変化し、該突出ピンへの弾性反力の変化に伴い前記開閉ハンドルの回動抵抗が可変する請求項2又は請求項3に
    記載の消防ノズル。
  6. 前記開閉ハンドル規制具において、前記第一係止部と前記第二係止部との間に、前記弁体の全開ないし全閉を除く半開状態の所定範囲の回動角度に対応して、その接触位置によって、前記突出ピンの接触位置によって、前記突出ピンの突出量を漸減又は漸増させる所定の傾斜角度からなる傾斜凸辺と、中央部に前記突出ピンが略最大突出量で突出係止し得る第三係止凹部とを有する第三係止部を備え、
    前記開閉ハンドルの回動角度に応じて前記突出ピンの前記第三係止部の円弧凹辺への係止位置が変わることで突出量が変化して前記突出ピンの弾性反力が変化し、該突出ピンへの弾性反力の変化に伴い前記開閉ハンドルの回動抵抗が可変し、
    前記突出ピンは、ピン先部が最大突出量で前記第三係止凹部に突出係止した突出係止状態となる一方、牽引レバーの牽引操作によって牽引された状態から突出ピンを前記傾斜凸辺上で開放することで、弾性反力を受けたままの半突出状態となる請求項に記載の消防ノズル。
  7. 前記開閉ハンドルは、前記ノズル本体に枢支され、前記ノズル本体の前後方向の所定範囲に亘って回動するものであり、また、開閉ハンドルには所定の照射方向に光照射する光照射器が固定され、
    開閉ハンドルの回動角度に応じて、光照射器の照射方向がノズル本体の前方ないし下方を向く請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の消防ノズル。
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