JP6849442B2 - 人工芝グラウンドおよびその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、人工芝グラウンド(人工芝敷設構造)およびその施工方法に関するものである。
各種スポーツを行うために広く用いられている人工芝生として、ロングパイル人工芝がある。これは、長さ40〜65mm程度の比較的長いパイル(人工芝葉)を基布に植設し、パイル間に硅砂等の硬質粒状物が充填されてなる充填層を形成したものである。
また、特許文献1には、ロングパイル人工芝の改良技術として、基布と、該基布に植設された複数の芝葉と、該芝葉の各植設部の間に粒状物が充填されて形成された充填層とを備えた人工芝生が複数重ねて敷設された人工芝生敷設構造が記載されている。この人工芝生敷設構造では、基盤上に第一の人工芝生が敷設され、この第一の人工芝生には、その芝葉の略上端に至る厚みを有する第一の充填層が設けられ、第一の人工芝生上に、第一の充填層よりも大きな厚みの第二の充填層を有する第二の人工芝生が敷設されている。これにより、槍投げ競技を行う際に、槍の挿入が第二の充填層で止まり、また、槍が第二の人工芝生を貫通してしまった場合でも、第一の充填層で槍が止まるため、槍の損傷を抑制できるとしている。各充填層は硅砂等の硬質粒状物で形成され、さらにゴムチップ等の弾性粒状物を含んでもよい。
特開2011−84930号公報
しかしながら、本発明者は、一般的なロングパイル人工芝や、特許文献1に記載の人工芝生敷設構造などの従来の人工芝には、以下のような観点で改善の余地があることを認識した。第一に、従来の人工芝を槍投げ競技に用いた場合、充填層が硅砂のような硬質粒状物で構成されているため、充填層に粘りがなく、そのため、投擲槍が刺さってもすぐに倒れてしまい、槍が刺さった状態で維持されにくいことが判明した。
第二に、従来の人工芝をハンマー投げ、円盤投げ、砲丸投げ等の投擲競技に用いた場合、投擲物が飛び跳ねやすく、また、投擲物の落下痕跡が識別しにくいことも判明した。硅砂のような硬質粒状物は時間の経過とともに衝撃吸収性が低下し反発しやすくなるため、これら第二の現象は時間の経過とともに顕著になった。また、これら第二の現象は、充填層にゴムチップ等の弾性粒状物が含まれる場合には特に顕著である。
また、第三に、従来の人工芝では、サッカー、ラグビー等の各種球技をはじめ、投擲競技以外の競技に用いた場合、硬い、踏ん張りが利かない、滑るなど、競技性の向上に改善の余地があり、さらに、夏場に高温化するといった点でも改善の余地があった。
本発明は上記課題に鑑み、投擲落下域に用いる際に、投擲槍が倒れずに刺さりやすく、投擲物が飛び跳ねにくく、投擲物の落下痕跡が明瞭に識別でき、投擲競技以外の競技に用いる際の競技性に優れ、さらに夏場に高温化しにくい人工芝グラウンドとその施工方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)基盤と、
該基盤上に設置された、第一基布に複数の第一パイルが植設されてなる第一の人工芝と、
前記第一基布上で前記複数の第一パイル間に第一の砂を含む第一粒状物が充填されてなる第一の充填層と、
該第一の充填層上に設置された、第二基布に複数の第二パイルが植設されてなる第二の人工芝と、
前記第二基布上で前記複数の第二パイル間に第二粒状物が充填されてなる第二の充填層と、
を有し、前記第二粒状物は、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末と、第二の砂とを含むことを特徴とする人工芝グラウンド。
(2)前記第二粒状物において、前記粉末と前記第二の砂との合計を100質量部として、前記粉末が5〜40質量部含まれる、上記(1)に記載の人工芝グラウンド。
(3)前記第一粒状物も、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末を含む、上記(1)又は(2)に記載の人工芝グラウンド。
(4)前記第一粒状物において、前記粉末と前記第一の砂との合計を100質量部として、前記粉末が5〜40質量部含まれる、上記(3)に記載の人工芝グラウンド。
(5)前記第一及び第二の砂が硅砂を含む、上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
(6)前記第一の充填層は前記第一パイルの略上端に至る厚みを有し、前記第二の充填層は前記第一の充填層よりも厚い、上記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
(7)前記第一の充填層の厚さは15mm以上30mm以下であり、前記第二の充填層の厚さは40mm以上110mm以下である、上記(6)に記載の人工芝グラウンド。
(8)前記第二パイルの高さが50mm以上120mm以下であり、前記第二パイルの上端が前記第二の充填層の上面より10mm以上突出している、上記(6)又は(7)に記載の人工芝グラウンド。
(9)前記第一の人工芝及び前記第一の充填層に替えて前記基盤上に設置された、合成樹脂製の素線がランダムなループ状に延在した立体網状体である板状排水構造体を有する、上記(1)又は(2)に記載の人工芝グラウンド。
(10)前記板状排水構造体の前記素線間の空隙に第三の砂が充填されている、上記(9)に記載の人工芝グラウンド。
(11)前記第三の砂が硅砂を含む、上記(10)に記載の人工芝グラウンド。
(12)前記板状排水構造体の厚さは10mm以上50mm以下であり、前記第二の充填層の厚さは40mm以上110mm以下である、上記(9)〜(11)のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
(13)前記第二パイルの高さが50mm以上120mm以下であり、前記第二パイルの上端が前記第二の充填層の上面より10mm以上突出している、上記(9)〜(12)のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
(14)第一基布に複数の第一パイルが植設されてなる第一の人工芝を基盤上に設置する第一工程と、
前記第一基布上で前記複数の第一パイル間に第一の砂を含む第一粒状物を充填して、第一の充填層を形成する第二工程と、
第二基布に複数の第二パイルが植設されてなる第二の人工芝を、前記第一の充填層上に設置する第三工程と、
前記第二基布上で前記複数の第二パイル間に第二粒状物を充填して、第二の充填層を形成する第四工程と、
を有し、前記第二粒状物は、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末と、第二の砂とを含むことを特徴とする人工芝グラウンドの施工方法。
(15)前記第四工程では、前記粉末と前記第二の砂とを予め混合して混合粒状物とし、該混合粒状物を前記複数の第二パイル間に充填する、上記(14)に記載の人工芝グラウンドの施工方法。
(16)前記第一工程では、前記第一の人工芝に替えて、合成樹脂製の素線がランダムなループ状に延在した立体網状体である板状排水構造体を基盤上に設置する、上記(14)又は(15)に記載の人工芝グラウンド。
(17)前記第二工程では、前記第一の充填層を形成することに替えて、前記板状排水構造体の前記素線間の空隙に第三の砂を充填する、上記(16)に記載の人工芝グラウンド。
本発明の人工芝グラウンドは、投擲落下域に用いる際に、投擲槍が倒れずに刺さりやすく、投擲物が飛び跳ねにくく、投擲物の落下痕跡が明瞭に識別でき、投擲競技以外の競技に用いる際の競技性に優れ、さらに夏場に高温化しにくい。また、本発明の人工芝グラウンドの施工方法によれば、このような人工芝グラウンドを施工することができる。
本発明の第一の実施形態による人工芝グラウンド100の模式断面図である。 (A)〜(D)は、図1の人工芝グラウンド100の施工方法を説明する工程図である。 ココヤシの果実(ココナッツ)の断面構造を示す斜視図である。 本発明の第二の実施形態による人工芝グラウンド200の模式断面図である。 (A)は、図4中の板状排水構造体40の斜視図であり、(B)は、(A)の手前側から厚み方向に垂直に見た図である。
(第一の実施形態による人工芝グラウンド)
図1を参照して、本発明の第一の実施形態による人工芝グラウンド100を説明する。人工芝グラウンド100は、基盤10と、第一の人工芝20と、第一の充填層28と、第二の人工芝30と、第二の充填層38と、を有する。
(基盤10)
基盤10は、砕石及び固結剤から構成することができ、例えば、砕石を固着剤によって網目状に連結して固結一体化し、その後表面を平坦化することによって形成することができる。より好適には、砕石として大径砕石体とこれよりも小径の小径砕石体とを用いて、大径砕石体を敷き詰めた上から、小径砕石体を敷き詰め、弾性を有する固結剤によって小径砕石体同士を網目状に連結して固結一体化する。これにより、基盤10の表面をより平坦にできる。固結剤としては、合成樹脂含有水系バインダーまたは合成樹脂含有溶剤系バインダーを好適に用いることができ、後者として例えば、ウレタン樹脂に溶剤を含有させたウレタンバインダーを用いることができる。基盤10は、上記のように砕石からなるものに限定されず、表面を平坦面に形成できるものであればよく、例えば、アスファルトコンクリートや透水コンクリートの打設によって形成してもよく、他の方法によって形成してもよい。
(第一の人工芝20)
第一の人工芝20は、基盤10上に設置され、第一基布22に複数の第一パイル26が植設されてなる。第一基布22の裏面には、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)等の、第一パイル26を第一基布22に固定するためのバッキング材24が設けられている。第一基布22としては、任意の、または公知の人工芝用基布を用いることができ、例えば、ポリプロピレン製あるいはポリエチレン製の平織りの織布を挙げることができるが、材質や織り方を変更してもよく、不織布を用いてもよく、これ以外のシート体を用いてもよい。第一パイル26としては、任意の、または公知の人工芝用パイルを用いることができ、例えば、モノフィラメントパイル、フィルムヤーンパイル、スリットヤーンパイル、及びスプリットヤーンパイルから選択される一種または二種以上の組み合わせとすることができる。第一パイル26の素材は特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフイン系合成樹脂やポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル等の各種合成樹脂を好適に用いることができる。第一パイル26の植設密度も特に限定されず、従来と同様に適宜設定すればよい。
(第一の充填層28)
第一の充填層28は、第一基布22上で複数の第一パイル26間に第一の砂を含む第一粒状物が充填されてなるものである。第一粒状物に関しては後述する。
(第二の人工芝30)
第二の人工芝30は、第一の充填層28上に設置され、第二基布32に複数の第二パイル36が植設されてなる。第二基布32の裏面には、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)等の、第二パイル36を第二基布32に固定するためのバッキング材34が設けられている。第二基布32としては、任意の、または公知の人工芝用基布を用いることができ、例えば、ポリプロピレン製あるいはポリエチレン製の平織りの織布を挙げることができるが、材質や織り方を変更してもよく、不織布を用いてもよく、これ以外のシート体を用いてもよい。第二パイル36としては、任意の、または公知の人工芝用パイルを用いることができ、例えば、モノフィラメントパイル、フィルムヤーンパイル、スリットヤーンパイル、及びスプリットヤーンパイルから選択される一種または二種以上の組み合わせとすることができる。第二パイル36の素材は特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフイン系合成樹脂やポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル等の各種合成樹脂を好適に用いることができる。第二パイル36の植設密度も特に限定されず、従来と同様に適宜設定すればよい。
(第二の充填層38)
第二の充填層38は、第二基布32上で複数の第二パイル36間に第二粒状物が充填されてなるものである。
(第二の充填層38中の第二粒状物)
第二の充填層38を構成する第二粒状物は、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末と、第二の砂とを含む。本実施形態では、第二充填層38が、ヤシ科植物の果実の中果皮を粉砕して得た粉末を含むことが肝要である。これにより、第二の充填層38に粘りができるため、投擲槍が倒れずに刺さった状態が維持されやすくなる。また、当該粉末は、高いクッション性(弾性ではなく、衝撃吸収性)を有するため、ハンマー、円盤、砲丸等の投擲物が飛び跳ねにくく、投擲物の落下痕跡(第二充填層38の凹み)が明瞭に識別でき、また、投擲競技以外の競技に用いる際の競技性にも優れる。さらに、当該粉末は高い保湿性を有するため、本実施形態のグラウンド100は夏場に高温化しにくい。また、グラウンド表面が乾燥しにくくなるので、粒状物の飛散が従来より抑えられる。
上記粉末の一実施形態として、ココヤシの果実の中果皮を粉砕して得た粉末を挙げることができる。図3を参照して、ココヤシの果実は、外果皮という硬い殻に覆われている。外果皮の内側には、比較的軟質な中果皮が、そのさらに内側には内果皮がある。内果皮の内側には固体の胚乳の層があり、中心近くの空間には液体の胚乳が入っている。本実施形態では、中果皮のみを採取し、粉砕して得た粉末を用いる。
当該粉末の製造方法の一例を説明する。まず、ココヤシの果実を一定期間水に浸しておき、塩分やカリウムなどを取り除く。その後、ココヤシの果実から中果皮を採取する。採取した中果皮を粉砕機にかけて、粉末状にする。その後、得られた粉末を所定の目開きのふるいにかけて、粉末から繊維状の中果皮を除去する。このようにして、本実施形態で用いる粉末を製造することができる。なお、粉末中の水分含有量を調整するためには、採取した中果皮、あるいは、粉砕した後の粉末状の中果皮に対して、適宜の条件で乾燥処理を行えばよい。
上記粉末の最大粒径は、6.0mm以下とすることが好ましく、2.0mm以下とすることがより好ましい。人工芝のパイル間に充填される粒状物は一般的に粒径6.0mm以下に抑えられているためである。粉末にかけるふるいの目開きは、0mm〜9.5mmの範囲内とすることが好ましい。このようにすることで、粉末の平均粒径D50を1.0mm以下とすることができる。
上記粉末の水分含有量は、15〜50質量%であることが好ましい。15質量%以上とすれば、高温化を十分に抑制でき、また、粘結性の低下を防いで、投擲槍が倒れずに刺さりやすくなるという効果をより確実に得ることができる。50質量%以下とすれば、粘結性の低下を防いで、投擲槍が倒れずに刺さりやすくなるという効果をより確実に得ることができる。
なお、上記粉末はココヤシの果実の中果皮を粉砕した粉末に限定されず、ナツメヤシ、アブラヤシ、サゴヤシなどのヤシ科植物の果実の中果皮を粉砕した粉末でも、同様の効果を得ることができる。
第二の充填層38を構成する第二粒状物中に含まれる第二の砂としては、少なくとも硅砂を用いることが好ましく、硅砂のみを単体で用いることがより好ましい。硅砂は、ココヤシの果実の中果皮を粉砕した粉末との組み合わせによって固結しにくくなり、当該粉末が有する高い衝撃吸収性を維持するのに適した素材である。そのため、投擲物が飛び跳ねにくく、落下痕跡が明瞭に識別できるという本発明の効果を得るのに好適である。また、排水性の維持、空隙による保水性の維持という観点からも好ましい。
第二の充填層38を構成する第二粒状物中に含まれる第二の砂は、砂(すなわち粒径が1/16〜2mmの砕屑物)であれば特に限定されず、硅砂以外にも、種々の岩石を原料とした砕石、川砂、山砂などを挙げることができる。ただし、川砂および山砂は、採取直後の段階では一般的に、シルト、粘土、および有機物(動植物の腐敗物等)を含有するので、これらは取り除き、地質学上の「砂」のみの状態とすることが好ましい。
砂の粒度分布は特に限定されないが、粒度バラつきが少ないことが好ましく、1〜2mmの範囲であることが好ましい。例えば、硅砂であればJIS標準砂の2号硅砂、3号硅砂、および4号硅砂の一種または二種以上の組み合わせで用いることが好ましい。
本発明の効果をより十分に得る観点から、第二の充填層38を構成する第二粒状物のうち、前記ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末と前記第二の砂との合計を100質量部として、前記粉末が5〜40質量部含まれることが好ましく、20〜30質量部含まれることがより好ましい。
第二の充填層38には、天然または合成ゴムチップ、発泡または非発泡の合成樹脂粒状物、コルクチップ、タイヤの粉砕物等の弾性粒状物は含まないことが好ましい。これにより、充填層38に弾性が付与されず、その結果、ハンマー、円盤、砲丸等の投擲物が飛び跳ねにくく、投擲物の落下痕跡が明瞭に識別できるという効果がより十分に得られる。また、第二の充填層38にはシルト、粘土、および有機物(動植物の腐敗物等)は含まないことが好ましい。これらを含む場合、第二の充填層38が時間の経過とともに固まりやすくなり、投擲物が飛び跳ねやすく、また、投擲物の落下痕跡が識別しにくくなる可能性があるからである。
(第一の充填層28中の第一粒状物)
第一の充填層28を構成する第一粒状物は、第一の砂を含むものとすることができるが、本発明の効果をより確実に得る観点から、第一粒状物も、第二粒状物と同様に、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末をさらに含むものとすることが好ましい。これにより、第一の充填層28にも粘りができるため、投擲槍が第二の充填層38を貫通して第一の充填層28に到達した場合にも、投擲槍が倒れずに刺さった状態が維持されやすくなる。また、本発明のその他の効果も、より高レベルで得ることができる。
第一粒状物中のヤシ科植物の果実の中果皮の粉末については、第二粒状物中の当該粉末と同様であるため、その説明を援用する。また、第一粒状物中の砂についても、第二粒状物中の砂と同様であるため、その説明を援用する。
本発明の効果をより十分に得る観点から、第一の充填層28を構成する第一粒状物のうち、前記ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末と前記第一の砂との合計を100質量部として、前記粉末が5〜40質量部含まれることが好ましく、20〜30質量部含まれることがより好ましい。
また、第一の充填層28には、天然または合成ゴムチップ、発泡または非発泡の合成樹脂粒状物、コルクチップ、タイヤの粉砕物等の弾性粒状物は含まないことが好ましいこと、さらに、シルト、粘土、および有機物(動植物の腐敗物等)は含まないことが好ましいことは、第二の充填層38と同様である。
(人工芝20,30及び充填層28,38の厚さ)
第一の充填層28の厚さと第一パイル26のパイル高さとの関係は特に限定されず、第一の充填層28の上面から第一パイル26の上端が突出するようにしてもよいが、図1に示すように、第一の充填層28は第一パイル26の略上端に至る厚みを有することが好ましい。このように、第一の充填層28の厚さが第一パイル26の高さと略同じとすることにより、第一の人工芝20の上面での第二の人工芝30の位置ずれが抑制され、また、第一の充填層28の厚さを均一にしやすいことから、その上方の第二の人工芝30の美観を良好にできる。
第二の充填層38は第一の充填層28よりも厚いことが好ましい。これにより、投擲槍が第二の充填層38で止まりやすくなる。また、投擲槍が第二の充填層38を貫通してしまった場合でも、第一の充填層28で確実に投擲槍を停止させることができ、基盤10への接触を避けて、投擲槍の損傷を防止できる。
第二の充填層38の厚さと第二パイル36のパイル高さとの関係も特に限定されないが、図1に示すように、人工芝生としての美観を良好にする観点から、第二パイル36の上端が第二の充填層38の上面より突出していることが好ましい。
具体的には、第一の充填層28の厚さは15mm以上30mm以下とすることが好ましく、第二の充填層38の厚さは40mm以上110mm以下とすることが好ましい。そして、第二パイル36の高さは50mm以上120mm以下として、第二パイル36の上端が第二の充填層38の上面より10mm以上突出していることが好ましい。第二パイル36の高さが50mm以上120mm以下であれば、充填層の粒状物の飛散を防止することができ、また人工芝生の芝葉を容易に製造することができる。第二の充填層38の厚さは40mm以上110mm以下であれば、投擲槍が第二の充填層38で止まりやすくなるとともに、ハンマー、円盤、砲丸等の投擲物による衝撃や接触に起因した第二基布32の損傷が抑制される。第一の充填層28の厚さが15mm以上30mm以下であれば、投擲槍が第二の充填層38を貫通してしまった場合でも、第一の充填層28で確実に投擲槍を停止させることができる。
(第二の実施形態による人工芝グラウンド)
図4を参照して、本発明の第二の実施形態による人工芝グラウンド200を説明する。人工芝グラウンド200は、第一の実施形態における第一の人工芝20及び第一の充填層28に替えて、合成樹脂製の素線がランダムなループ状に延在した立体網状体である板状排水構造体40が基盤10上に設置されており、この板状排水構造体40の素線間の空隙に第三の砂50が充填されている。そして、板状排水構造体40上に、第二の人工芝30が設置されている。その他の点は第一の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態でも、第二の充填層38の特徴的構成を有することから、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施形態では、板状排水構造体40を設けることによって、人工芝グラウンド200の水はけがよくなり、すなわち透水性が高まる。本実施形態では、基布を一層にして、代わりに、板状排水構造体40及び第三の砂50を設けることによって、高い透水性が実現できる。また、板状排水構造体40及び第三の砂50は、投擲槍が第二の人工芝の基布34を貫通した後、槍を止める機能を果たす。これにより、槍の先端が基盤10に到達して、先端を損傷することを防ぐことができる。
図5に、板状排水構造体40の一例を示す。この板状排水構造体40は、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂製の多数本のモノフィラメント42A,42Bをランダムなループ状に堆積して形成される縦長平板状の構造体である。この板状排水構造体40は、厚み部44と、その上下を被覆する被覆層部48A,48Bとからなる。
厚み部44は、太径モノフィラメント42Aがらせん状に延在して形成されている。複数列のらせん状太径モノフィラメント42Aが、その中心軸が互いに平行になるように隣接して配列され、その結果、円筒状空洞部46が複数列にわたって区画されている。
被覆層部48A,48Bは、細径モノフィラメント42Bがループ状のまま潰れた状態で堆積して形成される。そのため、この板状排水構造体40の表層部を構成する被覆層部48A,48Bでは、隙間が均一に分布しており、槍の先端が通過することができる。
この板状排水構造体40は、被覆層部48A,48Bの隙間(線条網状)で集水する機能と、厚み部44の円筒状空洞部46で通水する機能を併せ持ち、しかも、高い耐圧強度を備える。この板状排水構造体40に関しては、特開2002−275876号公報にその詳細が記載されている。
本実施形態の効果をより十分に得る観点から、板状排水構造体40の厚さは10mm以上50mm以下とすることが好ましく、25mm以上35mm以下とすることがより好ましい。
第三の砂に関しては、第一の砂に関する記載を援用する。なお、本実施形態では、板状排水構造体40の素線間の空隙に第三の砂を充填する例を示したが、本発明は、第三の砂を充填せず、素線間を空隙のままとしてもよい。これにより、板状排水構造体40による透水性が高まる。また、板状排水構造体40の素線によって、投擲槍が第二の人工芝の基布34を貫通した後、槍を止める機能も十分に確保される。
(その他の実施形態)
本発明はこれまで説明した実施形態に限定されず、種々の構成の付加、置換が可能である。例えば、第一の実施形態において、基盤10と第一の人工芝20との間に、さらに1つ以上の人工芝と充填層の組み合わせを挿入して、3層以上の人工芝の積層構造としてもよい。すなわち、本発明は、基布と、該基布に植設された複数のパイルと、前記基布上で前記複数のパイル間に粒状物が充填されてなる充填層と、を有する人工芝が基盤上に複数重ねて敷設された人工芝グラウンドであって、前記粒状物は、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末と、砂とを含むことを特徴とする人工芝グラウンドとして構成される。
(人工芝グラウンドの施工方法)
図2(A)〜(D)を参照して、本発明の第一の実施形態による人工芝グラウンド100の施工方法を説明する。
まず、図2(A)に示すように、砕石を固着剤によって網目状に連結して固結一体化し、その後表面を平坦化することによって基盤10を形成する。その後、第一基布22に複数の第一パイル26が植設されてなる第一の人工芝20を基盤10上に設置する。
次に、図2(B)に示すように、第一基布22上で複数の第一パイル26間に第一粒状物を充填して、第一の充填層28を形成する。具体的には、前記ココヤシの果実の中果皮を粉砕して得た粉末と前記第一の砂とを予め混合して混合粒状物とし、この混合粒状物を複数の第一パイル26間に充填する。充填方法は、例えば、第一の人工芝20にこの混合粒状物を散布し、これをブラシやサンドスプレッダー等の器具や人手によって複数の第一パイル26間に押し込める作業を行う。
あるいは、第一の人工芝20に前記ココヤシの果実の中果皮を粉砕して得た粉末と前記第一の砂とをそれぞれ散布して、その後、これらをブラシやサンドスプレッダー等の器具や人手によって複数の第一パイル26間に押し込める作業を行ってもよい。充填作業の過程で、前記粉末と前記第一の砂とが混合するためである。ただし、より均一な混合という観点からは、両者を予め混合してから第一の人工芝20に散布した方が良い。
次に、図2(C)に示すように、第二基布32に複数の第二パイル36が植設されてなる第二の人工芝30を、第一の充填層28上に設置する。
次に、図2(D)に示すように、第二基布32上で複数の第二パイル36間に第二粒状物を充填して、第二の充填層38を形成する。具体的には、図2(B)を参照して説明した第一の充填層28の形成と同様にして行うことができる。このようにして、本実施形態の人工芝・天然芝複合グラウンド100を施工することができる。
本発明の第二の実施形態による人工芝グラウンド200の施工方法は、図2(A)の工程では、第一の人工芝20に替えて、板状排水構造体40を基盤10上に設置し、図2(B)の工程では、第一の充填層28を形成することに替えて、板状排水構造体40の素線間の空隙に第三の砂50を充填する。
(発明例1)
図2(A)〜(D)で説明した手順に従って、本発明例1による人工芝グラウンドを施工した。第一の人工芝20のパイルとしては、8000デシテックスで、厚さ180μmのパイル(モノフィラメントパイル)を用いた。パイル高さ及び第一の充填層の厚さは、ともに25mmとした。第二の人工芝30のパイルとしては、12000デシテックスで、厚さ130μmおよび310μmの混織のパイル(モノフィラメントパイル)を用いた。パイル高さは90mmとし、第二の充填層の厚さは70mmとした。
第一の充填層及び第二の充填層を構成する粒状物としては、以下のものを用いた。
ココヤシの果実の中果皮を粉砕して得た粉末(スリランカ産)を用意した。この粉末は、目開き9.5mmのふるいにかけられたものであり、最大粒径は6.0mm、平均粒径D50は1.0mmである。なお、この平均粒径D50は、目開きの異なる複数のふるいを用いて、その目開きを通過する粉末の割合を測定し、積算質量%のグラフを作成し、積算値50%の粒径として求めた。ふるいの目開きは、0.075mm、0.106mm、0.250mm、0.425mm、0.85mm、2.00mm、4.75mm、9.5mmとした。この測定方法は、JIS A 1204「土の粒度試験方法」に従うものである。また、この粉末の水分含有量は、加熱減量法により測定したところ45.7質量%であった。
この粉末と硅砂とを混合質量比を30:70にて予め混合して混合粒状物とし、この混合粒状物を用いて、第一の充填層及び第二の充填層を形成した。
(発明例2)
ココヤシの果実の中果皮を粉砕して得た粉末と硅砂の混合質量比を20:80に変更した以外は、発明例1と同様の手順で本発明例2による人工芝グラウンドを施工した。
(比較例)
第一の充填層を構成する粒状物を硅砂とし、第二の充填層を構成する粒状物を、硅砂とゴムチップとを質量比6:4で混合した混合粒状物とした以外は、発明例1と同様にして、比較例による人工芝グラウンドを施工した。
(評価結果)
発明例1,2及び比較例の人工芝グラウンドの上に、投擲槍を投げて挿入し、また、ハンマー及び円盤を落下させる試験を行った。発明例1,2では、槍が倒れずに角度30度程度に刺さった状態が維持され、ハンマー及び円盤の落下痕跡が明瞭に識別できた。これに対し、比較例の人工芝グラウンドでは、角度30度程度で刺さったものの、その後倒れてしまった。また、ハンマー及び円盤が発明例1,2よりも大きく弾み、その落下痕跡は明瞭に識別できなかった。
本発明の人工芝グラウンドは、例えば陸上競技場のトラックの内側部分、学校の校庭、運動場等に設置して、サッカー、ラグビー等の各種球技や、槍投げ、ハンマー投げ、円盤投げ、砲丸投げ等の各種投擲競技に好適に用いることができる。
100,200 人工芝グラウンド
10 基盤
20 第一の人工芝
22 第一基布
24 バッキング材
26 第一パイル(人工芝葉)
28 第一の充填層
30 第二の人工芝
32 第二基布
34 バッキング材
36 第二パイル(人工芝葉)
38 第二の充填層
40 板状排水構造体
42A 太径モノフィラメント
42B 細径モノフィラメント
44 厚み部
46 円筒状空洞部
48A,48B 被覆層部
50 第三の砂

Claims (17)

  1. 基盤と、
    該基盤上に設置された、第一基布に複数の第一パイルが植設されてなる第一の人工芝と、
    前記第一基布上で前記複数の第一パイル間に第一の砂を含む第一粒状物が充填されてなる第一の充填層と、
    該第一の充填層上に設置された、第二基布に複数の第二パイルが植設されてなる第二の人工芝と、
    前記第二基布上で前記複数の第二パイル間に第二粒状物が充填されてなる第二の充填層と、
    を有し、前記第二粒状物は、ヤシ科植物の果実の中果皮のみを採取し、粉砕して得た粉末と、第二の砂とを含むことを特徴とする人工芝グラウンド。
  2. 前記第二粒状物において、前記粉末と前記第二の砂との合計を100質量部として、前記粉末が5〜40質量部含まれる、請求項1に記載の人工芝グラウンド。
  3. 前記第一粒状物も、ヤシ科植物の果実の中果皮の粉末を含む、請求項1又は2に記載の人工芝グラウンド。
  4. 前記第一粒状物において、前記粉末と前記第一の砂との合計を100質量部として、前記粉末が5〜40質量部含まれる、請求項3に記載の人工芝グラウンド。
  5. 前記第一及び第二の砂が硅砂を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
  6. 前記第一の充填層は前記第一パイルの略上端に至る厚みを有し、前記第二の充填層は前記第一の充填層よりも厚い、請求項1〜5のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
  7. 前記第一の充填層の厚さは15mm以上30mm以下であり、前記第二の充填層の厚さは40mm以上110mm以下である、請求項6に記載の人工芝グラウンド。
  8. 前記第二パイルの高さが50mm以上120mm以下であり、前記第二パイルの上端が前記第二の充填層の上面より10mm以上突出している、請求項6又は7に記載の人工芝グラウンド。
  9. 前記第一の人工芝及び前記第一の充填層に替えて前記基盤上に設置された、合成樹脂製の素線がランダムなループ状に延在した立体網状体である板状排水構造体を有する、請求項1又は2に記載の人工芝グラウンド。
  10. 前記板状排水構造体の前記素線間の空隙に第三の砂が充填されている、請求項9に記載の人工芝グラウンド。
  11. 前記第三の砂が硅砂を含む、請求項10に記載の人工芝グラウンド。
  12. 前記板状排水構造体の厚さは10mm以上50mm以下であり、前記第二の充填層の厚さは40mm以上110mm以下である、請求項9〜11のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
  13. 前記第二パイルの高さが50mm以上120mm以下であり、前記第二パイルの上端が前記第二の充填層の上面より10mm以上突出している、請求項9〜12のいずれか一項に記載の人工芝グラウンド。
  14. 第一基布に複数の第一パイルが植設されてなる第一の人工芝を基盤上に設置する第一工程と、
    前記第一基布上で前記複数の第一パイル間に第一の砂を含む第一粒状物を充填して、第一の充填層を形成する第二工程と、
    第二基布に複数の第二パイルが植設されてなる第二の人工芝を、前記第一の充填層上に設置する第三工程と、
    前記第二基布上で前記複数の第二パイル間に第二粒状物を充填して、第二の充填層を形成する第四工程と、
    を有し、前記第二粒状物は、ヤシ科植物の果実の中果皮のみを採取し、粉砕して得た粉末と、第二の砂とを含むことを特徴とする人工芝グラウンドの施工方法。
  15. 前記第四工程では、前記粉末と前記第二の砂とを予め混合して混合粒状物とし、該混合粒状物を前記複数の第二パイル間に充填する、請求項14に記載の人工芝グラウンドの施工方法。
  16. 前記第一工程では、前記第一の人工芝に替えて、合成樹脂製の素線がランダムなループ状に延在した立体網状体である板状排水構造体を基盤上に設置する、請求項14又は15に記載の人工芝グラウンドの施工方法
  17. 前記第二工程では、前記第一の充填層を形成することに替えて、前記板状排水構造体の前記素線間の空隙に第三の砂を充填する、請求項16に記載の人工芝グラウンドの施工方法
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