JP3206608U - 人工芝構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に製造可能で、投擲競技場等にも利用でき、かつ、より天然芝生に近い人工芝構造を提供する。【解決手段】シート部材12、22と、該シート部材12、22に間隔をおいて立設されたフィラメント14、24と、フィラメント14、24の間に充填材を充填して形成された充填層16、26と、を備えた合成マットが、複数重ねて敷設されている人工芝構造において、充填層16、26は、天然ヤシをベースにした充填材が充填されており、第1の合成マット10の充填層16の充填材はフィラメント14の先端に至るまで充填されており、第1の合成マット10の充填層16の上に第2の合成マット20のシート部材22が重ねられており、該第2の合成マット20のフィラメント24の先端部は、充填層26の上面より突出している。【選択図】図1

Description

この考案は、スポーツ競技場等に用いられる、人工芝構造に関するものである。
従来の人工芝は、基布に複数のフィラメントを立設し、該フィラメントの間にゴムチップ等の充填材を充填して充填層を形成している。この人工芝は各種運動場等で利用されているが、槍投げやハンマー投げなどの投擲競技を行う運動場では、槍が刺さらなかったり、ハンマーの落下地点が判別し難くなったり、ハンマーがバウンドして怪我をしたりする、などの問題が発生している。
そこで、前記問題を解決するため、次の様な人工芝が開発されている(例えば、特許文献1、参照)。基布にパイルが稙設され、そのパイル長が130 mm以上かつ該基布上の該パイル間に充填された充填物の厚さが100 mm以上で、該充填物の上面から該パイルの突出長が15 mm以上30 mm以下であるとともに、前記充填物は弾性粒状物からなる下層、固結防止剤と弾性粒状物と硬質粒状物との混合物からなる中間層、及び前記硬質粒状物からなる上層、の3層をなすことを特徴とする人工芝。
特開2009−138403号公報
特許文献1の人工芝は、充填物を厚くして槍投げやハンマー投げなどの競技にも対応できるように形成されているが、130 mm以上もの長いパイルを稙設しなければないので、製造が容易でなく、敷設工事が困難である。又、充填材として廃タイヤなどのゴムチップを用いているので、異臭や温度上昇の原因となるほか、排水性や耐久性にも問題がある。
この考案は、上記事情に鑑み、容易に製造可能で、投擲競技場等にも利用できる人工芝を提供することを目的とする。他の目的は、より天然芝生に近い人工芝を得ることである。
この考案は、シート部材と、該シート部材に間隔をおいて立設されたフィラメントと、前記フィラメントの間に充填材を充填して形成された充填層と、を備えた合成マットが、複数重ねて敷設されている人工芝構造において、前記充填層は、天然ヤシをベースにした充填材が充填されており、第1の合成マットの充填層の充填材はフィラメントの先端に至るまで充填されており、前記前記第1の合成マットの充填層の上に第2の合成マットのシート部材が重ねられており、該第2の合成マットのフィラメントの先端部は、充填層の上面より突出していることを特徴とする。
この考案の前記充填層は、シート部材に密接する下充填層部と、該下充填層部上に重合する天然ヤシ層部とからなることを特徴とする。この考案の下充填層部の充填材は、硅砂であり、天然ヤシ層部の充填材は、ココナツヤシ繊維であることを特徴とする。この考案の第2の合成マットの天然ヤシ層部の厚さは、下充填層部の厚さより厚く形成されていることを特徴とする。
この考案の第2の合成マットのフィラメントの先端部は、充填層の表面より15 mm突出していることを特徴とする。この考案の天然ヤシは、繊維状、粒状、又は、細切状の状態で充填されることを特徴とする。この考案の第2の合成マットの天然ヤシ層部の厚さは、第1の合成マットの天然ヤシ層部よりも厚く形成されていることを特徴とする。
この考案は、以上のように構成したので、容易に製造可能であり、かつ、投擲競技等にも利用可能となる。又、天然ヤシをベースとする充填材は、気温の高い夏でも、凍るような冬でも、常に一定の温度と湿度を保つことができるので、安全にプレーをすることができる。
天然ヤシは、天然素材なので、如何なる環境においても揮発性のガスが発生することが無く、安全で快適である。又、排水性が良いので、天然フイールドに見かける降雨後の水たまりや土の泥化などの問題を無くし、降雨後のプレーを快適にする。この様に本考案の人工芝構造を用いることにより、より天然芝生に近づくことが可能となる。
本考案の第1実施例を示す縦断面図である。
本考案者は、従来の人工芝構造をより天然芝生に近づけるには、どのような構造にすれば良いか、検討した。その結果、シート部材と、該シート部材に間隔をおいて立設されたフィラメントと、前記フィラメントの間に充填材を充填して形成された充填層と、からなる合成マットを形成し、前記充填層に天然ヤシをベースにした充填材を充填すれば良いことが分かった。又、前記合成マットを複数重ねて敷設し所定厚さにすると、投擲競技にも利用できることが分かった。本考案は、前記知見に基いてなされたものである。
本考案の実施例1を図1に基いて説明する。陸上競技場(投擲競技場)には、基礎部1の上に第1の合成マット10が敷設され、その上に第2の合成マット20が敷設されている。
前記基礎部1は、リサイクルゴムチップ、硅砂により形成した下地層3と、アンダーパット5と、により形成されている。前記下地層3の厚さtとアンダーパット5の厚さtは、それぞれ50 mmの厚さに形成されるが、これらの厚さは必要に応じて適宜選択される。
第1の合成マット10は、シート部材12と、フィラメント14と、充填層16、とを備えている。前記シート部材12として、ポリプロピレン製の平織りの織布が用いられるが、これに限定されるものではなく、例えば、不織布、合成ゴム製シート、合成繊維製シート、プラスチック製シート、などを用いることができる。又、前記シート部材12の表面に、スプレーやコーテングにより適切な高分子補強層を形成することができる。
フィラメント(「パイル」ともいう)14として、幅60 mm、厚さ310マイクロンのポリエチレン繊維が用いられるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維、ファブリル化繊維、等を用いることができる。又、長さの違う2種類にヤーン、例えば、40 mmのファブリル化繊維と、60 mmのモノフィラメント(単一繊維)とを用いることもある。前記フィラメント14は前記シート部材12に縫製したり、又は、織り込んだりして固定立設され、高さhが60 mmの芝葉となるが、その高さhや稙設本数等は、必要に応じて適宜選択される。
充填層16は、天然ヤシをベースにした充填材が充填されている。前記充填層16は、下充填層部16aと、該下充填層部16aに重合する天然ヤシ層部16bにより構成されている。前記下充填層部16aには、硅砂が充填されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、川砂や山砂などの砂、炭酸カルシウム、ガラスなどの無機粒状物や合成樹脂の硬質な粒状物位等を利用することもできる。
天然ヤシ層部16bには、ココヤシ繊維が充填されているが、必ずしもこれに限定されず、例えば、ヤシ繊維、ヤシの繊維ペレット、ヤシ殻炭、ココ泥炭、などを用いても良い。又、ココナツに代えて、他の類似の草木材、例えば、リュウゼツラン、特に、サイザルアサ・アロー繊維のとれる「アオノリュウゼツラン」、等も利用可能である。前記充填材は、必ずしも繊維状である必要はなく、例えば、粒状、細切状など状態であっても良い。
前記下充填層部16aの厚さtと天然ヤシ層部16bの厚さtは、それぞれ30 mmに形成されているが、これらの厚さは、必要に応じて適宜選択することができ、例えば、天然ヤシ層部16bを下充填層部16aより厚く形成することもできる。前記フィラメント14の先端は、天然ヤシ層部16bの上面に位置しているが、ほぼ上記上面に位置すればよく、多少突出しても問題がない。
第2の合成マット
前記第1の合成マット10の上面には、第2の合成マット20が敷設されている。この第2の合成マット20は、前記第1の合成マット10とほぼ同様に形成されている。即ち、第2の合成マット10は、シート部材22と、フィラメント24と、充填層26、とを備えている。前記シート部材22は前記第1のシート部材12と同様である。
第2の合成マット20のフィラメント24は、第1の合成マット10のフィラメント14と同様であるが、フィラメント24の先端部が充填層26の上面から吐出している点が相違する。この突出高さhは、15 mm〜30 mmの範囲内で適宜選択され、例えば、この高さhとして15 mmが選択される。
このように充填層20の上面から天然芝に類似のフィラメン24が突出しているので、天然芝と見分けがつかない上、ボール競技の場合には、ボールの転がり具合も程よく素晴らしい使用感を得ることができる。なお、フィラメント24の稙設本数は、必要に応じて適宜選択されるが、この第2の合成マットでは、1 m2あたり110,000本以上の繊維が縫い込まれている。
充填層26は、第1の合成マット10と略同じであるが、天然ヤシ層部26bの厚さtは35 mm、下充填層部26aの厚さtは10 mm、に形成され、天然ヤシ層部26bが下充填層部26aよりも厚く形成されている点が相違している。この様に天然ヤシ層部26bを厚くすると、競技中に砲丸や槍などの投擲用具が落下しても、充填層26で砲丸が停止し、又、槍の挿入をスムーズに制御することができる。
本実施例では、第1の合成マット10の上に第2の合成マット20を重合しているので、第2の合成マット20が経年劣化や損傷した時に、第1の合成マット10を残し、第2の合成マット20だけを新しい合成マットと交換し、人工芝を継続させることができる。又、必要に応じて第1の合成マット10と第2の合成マット20との間に、第3の合成マットを挿入することもできる。
1 基礎部
10 第1の合成マット
12 シート部材
14 フィラメント
16 充填層
16a 下充填層部
16b 天然ヤシ層部
20 第2の合成マット
22 シート部材
24 フィラメント
26 充填層
26a 下充填層部
26b 天然ヤシ層部
h フィラメントの高さ
下充填層部の厚さ
天然ヤシ層部の厚さ
下充填層部の厚さ
天然ヤシ層部の厚さ

Claims (7)

  1. シート部材と、該シート部材に間隔をおいて立設されたフィラメントと、前記フィラメントの間に充填材を充填して形成された充填層と、を備えた合成マットが、複数重ねて敷設されている人工芝構造において、
    前記充填層は、天然ヤシをベースにした充填材が充填されており、
    第1の合成マットの充填層の充填材は、フィラメントの先端に至るまで充填されており、
    前記第1の合成マットの充填層の上に第2の合成マットのシート部材が重ねられており、
    該第2の合成マットのフィラメントの先端部は、充填層の上面より突出していることを特徴とする人工芝構造。
  2. 前記充填層は、シート部材に密接する下充填層部と、該下充填層部上に重合する天然ヤシ層部とからなることを特徴とする請求項1記載の人工芝構造。
  3. 前記下充填層部の充填材は、硅砂であり、天然ヤシ層部の充填材は、ココナツヤシ繊維であることを特徴とする請求項2記載の人工芝構造。
  4. 第2の合成マットの天然ヤシ層部の厚さは、下充填層部の厚さより厚く形成されていることを特徴とする請求項2記載の人工芝構造。
  5. 前記第2の合成マットのフィラメントの先端部は、充填層の表面より15 mm突出していることを特徴とする請求項1記載の人工芝構造。
  6. 天然ヤシは、繊維状、粒状、又は、細切状の状態で充填されることを特徴とする請求項1記載の人工芝構造。
  7. 第2の合成マットの天然ヤシ層部の厚さは、第1の合成マットの天然ヤシ層部よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項2記載の人工芝構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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