JP6848681B2 - テレビ - Google Patents

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Description

本発明は、建築現場等で用いられる持ち運び可能な電気機器に関する。
従来より、持ち運び可能な電気機器が広く使用されている。このような電気機器としては、電動工具用の蓄電池を電源として用いる携帯用テレビが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の携帯用テレビは、電動工具用の蓄電池が接続可能な正面視略矩形の本体と、本体の前面に設けられた表示部と、本体の上方に位置し本体の上縁部に沿って延びるハンドル部と、ハンドル部に回動可能に設けられたカバーとを備えている。上記携帯用テレビは、蓄電池を本体に接続した状態で床や地面等に載置された状態で使用され、当該載置状態において、本体の下面と本体に接続された蓄電池の下面とが床等に接触するように構成されている。
また、上記携帯用テレビでテレビ放送を視聴する場合には、カバーを本体の後側に回動させて表示部を露出させる。一方、テレビ放送の視聴を行わない場合には、カバーを本体の前面まで回動させて表示部を覆うことで、表示部を保護することが可能である。
また、従来より、液晶画面及び当該液晶画面の左方及び右方に配置された一対のスピーカを備える電気機器が知られている。このような電気機器においては、電気機器の左右方向の寸法が大型化しないように、振動板(コーン紙等)の直径が比較的小さいスピーカを採用している(例えば、特許文献2)。
さらに、従来より、リモコン等のような遠隔操作装置で遠隔操作が可能な電気機器が知られている(例えば、特許文献3)。
特開2011−233957号公報 特開2002−300681号公報 特開平6−133372号公報
しかしながら、上記携帯用テレビにおいては、テレビ放送を視聴している間、表示部はカバーによって保護されていない。このため、建築現場、イベント会場設営現場等(以下、建築現場等という)のように人や資材等の往来が激しい場所で使用した場合、表示部に資材等が接触又は衝突しやすく、表示部が破損又は傷付く虞があった。また、上記携帯用テレビは、本体の高さに比較して床等に接触させる面(すなわち、本体の下面及び蓄電池の下面)の前端から後端までの距離が小さいため、倒れやすい構造であった。このため、建築現場等のように床や地面等に釘や小石等が落ちている場所で携帯用テレビを使用した場合、テレビ放送の視聴中に携帯用テレビが倒れて表示部が破損又は傷付く虞があった。
また、特許文献2に記載の液晶画面の左方及び右方に一対のスピーカを備える電気機器においては、上述のように振動板(コーン紙等)の直径が比較的小さいスピーカを採用しているため、スピーカの音量が比較的小さい。このため、建築現場等のように騒音が大きい場所ではスピーカから出力される音声を聞き取りにくかった。
また、特許文献2に記載の電気機器においては、外部機器と接続する外部機器入力端子にカバーがされていないため、建築現場等のように屋根のない広い場所においては外部入力端子が雨に濡れたり、埃等がつまったりする虞があった。
さらに、特許文献3に記載の遠隔操作装置を用いた遠隔操作が可能な電気機器においては、建築現場等のように屋根のない広い場所においては、遠隔操作装置が雨に濡れたり、紛失したりする虞があった。
上述のように、従来の電気機器は、建築現場等での使用に十分に適しておらず、建築現場等での使用に十分に適した電気機器が望まれていた。
そこで本発明は、上述した複数の課題のうちの少なくとも一を解決し、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、左右方向に延びる機器本体と、該機器本体と離間して位置し該左右方向に延びるガードと、を備え、該機器本体は、該機器本体の前方から視認可能な第1壁部を有し該左右方向に延びるハウジングと、該ハウジング内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、該第1壁部に支持されるとともに該機器本体の該前方から視認可能であり該コントローラから出力される該映像信号に基づいた映像を表示可能なディスプレイと、該ハウジングの左端部に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカと、該ハウジングの右端部に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカと、を有し、該ガードは、該ディスプレイよりも外方に突出していることを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、ガードがディスプレイよりも外方に突出しているため、建築現場等で資材等が倒れ掛かってきた場合であっても、当該資材等はディスプレイではなくガードに衝突又は接触する。このため、ディスプレイの保護をより万全とすることができ、ディスプレイの破損又は傷付きを抑制することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
上記課題を解決するために本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体を備え、該機器本体は、該機器本体の前方から視認可能な第1壁部を有し該左右方向に延びるハウジングと、該ハウジング内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、該第1壁部に支持されるとともに該機器本体の該前方から視認可能であり該コントローラから出力される該映像信号に基づいた映像を表示可能なディスプレイと、該ハウジングの左端部に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカと、該ハウジングの右端部に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカと、を有し、該ディスプレイの画面サイズは6乃至12インチであり、該第1スピーカ及び第2スピーカのそれぞれの最大入力は5乃至20Wであることを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、6乃至12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えた電気機器において、第1及び第2スピーカの最大入力がそれぞれ5乃至20Wであり、6乃至12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えた従来の電気機器におけるスピーカの最大入力よりも大幅に大きい。このため、6乃至12インチの画面サイズを有する従来の電気機器と比較して、スピーカから出力する音声の音量を大幅に大きくすることができる。これにより、建築現場等の騒音が大きい場所でも音声を聞き取り易くすることができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
上記課題を解決するために本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体と、該機器本体を囲むように配置されたフレームガードと、を備え、該機器本体は、該機器本体の前方から視認可能な第1壁部を有し該左右方向に延びるハウジングと、該ハウジング内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、該第1壁部に支持されるとともに該機器本体の該前方から視認可能であり該コントローラから出力される該映像信号に基づいた映像を表示可能な表示面を有するディスプレイと、該ハウジングの左端部に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカと、該ハウジングの右端部に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカと、を有し、上下方向に直交する仮想平面を該フレームガードに下方から接触させた場合の該仮想平面と該フレームガードとの接触部分のうちの前端と後端との距離は該表示面の上下方向の寸法よりも大きいことを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、上下方向に直交する仮想平面をフレームガードに下方から接触させた場合の当該仮想平面とフレームガードとの接触部分(言い換えれば、電気機器が床や地面等に載置された場合に当該床等に接触する部分)のうちの前端と後端との前後方向における距離は、ディスプレイの表示面の上下方向の寸法よりも大きい。このため、電気機器が前方又は後方に倒れることを抑制することができ、ディスプレイの破損、傷つきを効果的に抑制することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、上記構成において、該第1スピーカは該音声を左方向に出力するように配置され、該第2スピーカは該音声を右方向に出力するように配置されていることが好ましい。
このような構成によると、第1及び第2スピーカは、それらの振動板(コーン紙等)がそれぞれ左右方向に開口するように配置される。このため、電気機器の左右方向の寸法を大型化させることなく、第1及び第2スピーカの振動板の直径を比較的大きく構成し、第1及び第2スピーカから出力する音声の音量を大幅に大きくすることが可能となる。
また、上記構成において、該ハウジングは、開口が形成され該第1壁部の後方に位置する第2壁部をさらに有し、該機器本体は、該第2壁部に設けられるとともに該開口を閉じる閉姿勢と該開口を開放する開姿勢との間で開閉可能な開口カバーと、該機器本体を遠隔操作可能な遠隔操作装置を収容可能に該ハウジング内に設けられ該開口が開放されている場合に該開口を介して該ハウジングの外部に露出される収容部と、をさらに有することが好ましい。
このような構成によると、開口カバーを開姿勢として収容部を外部に露出させて遠隔操作装置を収容部に収容することができ、且つ遠隔操作装置を収容部に収容した状態で開口カバーを閉姿勢とすることができる。これにより、遠隔操作装置が雨に濡れたり、紛失したりすることを抑制することができる。
また、上記構成において、該収容部は、該遠隔操作装置を収容した状態で電池パックをさらに収容可能であることが好ましい。
このような構成によると、遠隔操作装置と電池パックとを別々に収容する構成の電気機器と比較して、電気機器をコンパクトにすることができる。
また、上記構成において、該収容部は、該電池パックを収容した状態で該電池パックと電気的に接続可能な電源接続部を有し、該コントローラは、該電源接続部と電気的に接続されていることが好ましい。
このような構成によると、電池パックを電源として利用することが可能となる。これにより、建築現場等の外部交流電源(例えば、商用電源)を使用することが困難な場所での電気機器の使用が可能となり、電気機器の利便性を向上させることができる。
また、上記構成において、該機器本体は、該第1壁部において該ディスプレイの下方に設けられ外部機器と接続可能な外部接続端子をことが好ましい。
このような構成によると、前方から視認可能な第1壁部にディスプレイと外部接続端子が設けられている。このため、外部接続端子が機器本体の側面に設けられている構成と比較して、外部機器を外部接続端子に容易に接続することができる。また、建築現場等においては、機器本体の側面が資材等によって覆われるような姿勢で電気機器を載置しなければならない場合があるが、このような場合に外部機器を確実に外部接続端子に接続することができる。
また、上記構成において、該機器本体は、該第1壁部に設けられ該外部接続端子を覆う閉姿勢と該外部接続端子を露出させる開姿勢との間で開閉可能な端子カバーと、該第1壁部と該端子カバーとの間に設けられ該端子カバーが該閉姿勢に向けて姿勢変化するように該端子カバーを付勢する付勢部材と、をさらに有することが好ましい。
このような構成によると、端子カバーで外部接続端子を覆うことができるため、外部接続端子に埃等が侵入することを抑制することができる。これにより、当該埃等の侵入に起因する外部接続端子と外部機器との接続不良を抑制することができる。また、上記構成によると、開姿勢において、ユーザが端子カバーから手を離すと、付勢部材の付勢力によって自動的に端子カバーは閉姿勢へと姿勢変化するため、ユーザは端子カバーから手を離すのみで端子カバーを閉姿勢とすることができる。これにより、電気機器の利便性を向上させることができる。
また、上記構成において、端子カバーと機器本体との間には、シール部材が設けられていることが好ましい。
このような構成によると、端子カバーの隙間を塞ぐことができるため、外部接続端子に水や埃等の異物が侵入することを抑制することができる。これにより、当該水や埃等の侵入に起因する外部接続端子と外部機器との接続不良を抑制することができる。
また、上記構成において、該機器本体は、該第1壁部における該ディスプレイの上方に設けられ手動操作を受け付ける操作部をさらに有することが好ましい。
このような構成によると、前方から視認可能な第1壁部にディスプレイと手動操作を受け付ける操作部が設けられている。このため、ユーザはディスプレイを見ながら操作部を操作することができる。
また、上記構成において、該コントローラは、ラジオ放送波を受信可能なラジオ放送受信回路と、テレビ放送波を受信可能なテレビ放送受信回路と、を有することが好ましい。
このような構成によると、建築現場等でラジオ放送を聴くことができ、且つテレビ放送を視聴することができる。これにより、ユーザは建築現場等での作業を快適に行うことができる。
また、上記構成において、該コントローラは、選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声信号を出力可能、且つ、選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を出力可能に構成されていることが好ましい。
また、上記構成において、該コントローラは、該選局されたラジオ放送局の周波数を示す画面を該ディスプレイに表示させることが可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によると、ユーザは現在選局されているラジオ放送局の周波数をディスプレイ上の画面で確認することができる。これにより、ラジオ放送局の選局が容易となる。
上記課題を解決するために本発明はさらに、開口が形成されたハウジングと、該開口を閉じる閉姿勢と該開口を開放する開姿勢との間で開閉可能な開口カバーと、該ハウジングに設けられ電力によって作動する作動部と、該ハウジング内に収容され該作動部を制御するコントローラと、該コントローラを赤外線で遠隔操作可能な遠隔操作装置を収容可能に該ハウジング内に設けられ該開口が開放されている場合に該開口を介して該ハウジングの外部に露出される収容部と、を備えることを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、開口カバーを開姿勢として収容部を外部に露出させて遠隔操作装置を収容部に収容することができ、且つ遠隔操作装置を収容部に収容した状態で開口カバーを閉姿勢とすることができる。これにより、遠隔操作装置が雨に濡れたり、紛失したりすることを抑制することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、上記構成において、該収容部は、該遠隔操作装置を収容した状態で電池パックをさらに収容可能であることが好ましい。
また、上記構成において、該収容部は、該電池パックを収容した状態で該電池パックと電気的に接続可能な電源接続部を有し、該コントローラは、該電源接続部と電気的に接続されていることが好ましい。
上記課題を解決するために本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体を備え、該機器本体は、該機器本体の前方から視認可能な壁部を有し該左右方向に延びるハウジングと、該ハウジング内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、該壁部に支持されるとともに該機器本体の該前方から視認可能であり該コントローラから出力される該映像信号に基づいた映像を表示可能な表示面を有するディスプレイと、該ディスプレイの右方に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカと、該ディスプレイの左方に配置され該コントローラから出力される該音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカと、該壁部に設けられ外部機器を接続可能な外部接続端子と、を有することを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、前方から視認可能な壁部にディスプレイと外部接続端子が設けられている。このため、外部接続端子が機器本体の側面に設けられている構成と比較して、外部機器を外部接続端子に容易に接続することができる。また、建築現場等においては、機器本体の側面が資材等によって覆われるような姿勢で電気機器を載置しなければならない場合があるが、このような場合に外部機器を確実に外部接続端子に接続することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、上記構成において、該左右方向における該表示面の寸法は、該左右方向における全長の40%以上であり、上下方向における該表示面の寸法は、該上下方向における全長の30%以上であることが好ましい。
このような構成とすると、電気機器の寸法に対する表示面の寸法の割合が比較的大きいため、表示面に表示される映像等をユーザが容易且つ快適に視認することが可能である。
上記課題を解決するために本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体と、該機器本体と離間して位置し該左右方向に延びるガードと、を備え、該機器本体は、該機器本体の前方から視認可能な壁部と、該壁部に支持されるとともに該機器本体の該前方から視認可能であり、コントローラから出力される映像信号に基づいた映像を表示可能な表示面を有するディスプレイと、該機器本体の左端部に配置され該コントローラから出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカと、該機器本体の右端部に配置され該コントローラから出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカと、を有することを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、機器本体の左端部及び右端部に大きなスピーカを配置することで電気機器の左右方向の寸法を大きくすることなく、奥行きを持たせることが可能である。これにより電気機器の左右方向の寸法を大きくすることなく大きなスピーカを配置することが可能であり、さらに電気機器が奥行きを持つため、安定した設置が可能となり、建築現場等での使用に適した電気機器を提供することができる。
上記課題を解決するために本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体と、該機器本体と離間して位置し該左右方向に延びるガードと、を備え、該機器本体は、外部機器を接続可能な外部接続端子と、該外部接続端子を覆う端子カバーとを有し、該端子カバーと該機器本体との間にはシール部材が設けられていることを特徴とする電気機器を提供する。
このような構成によると、端子カバーの隙間を塞ぐことができるため、外部接続端子に水や埃等の異物が侵入することを抑制することができる。これにより、当該水や埃等の侵入に起因する外部接続端子と外部機器との接続不良を抑制することができ、建築現場等での使用に適した電気機器を提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体と、前記機器本体の上方に設けられた把持部と、を備え、前記機器本体は、前記機器本体の前方から視認可能な前面部と、前記機器本体の左方から視認可能な左側面部と、前記機器本体の右方から視認可能な右側面部と、を有し、前記左右方向に延びるハウジングと、前記ハウジング内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、前記前面部に位置し、前記機器本体の前記前方から視認可能であり、前記コントローラから出力される前記映像信号に基づいた映像を表示可能なディスプレイと、前記コントローラから出力される前記音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ及び第2スピーカと、を有し、前記第1スピーカは、前記左側面部に前記左方を向くように設けられ、前記第2スピーカは、前記右側面部に前記右方を向くように設けられ、前記ディスプレイの後方であって、前記第1スピーカと前記第2スピーカとの間には、電源として使用可能な電池パックを収容可能な収容部が設けられ、前記電池パックは、電動工具の電源として用いることが可能であることを特徴とするテレビを提供する。
上記構成において、前記収容部は、前記電池パックを収容した状態で、前記コントローラを遠隔操作可能な遠隔操作装置をさらに収容可能であることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明はさらに、左右方向に延びる機器本体と、前記機器本体の上方に設けられた把持部と、を備え、前記機器本体は、前記機器本体の前方から視認可能な前面部と、前記機器本体の左方から視認可能な左側面部と、前記機器本体の右方から視認可能な右側面部と、を有し、前記左右方向に延びるハウジングと、前記ハウジング内に収容され、映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、前記前面部に支持されるとともに前記機器本体の前記前方から視認可能であり、前記コントローラから出力される前記映像信号に基づいた映像を表示可能なディスプレイと、前記コントローラから出力される前記音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ及び第2スピーカと、を有し、前記第1スピーカは、前記左側面部に前記左方を向くように設けられ、前記第2スピーカは、前記右側面部に前記右方を向くように設けられ、前記ディスプレイの後方であって、前記第1スピーカと前記第2スピーカとの間には、電源として使用可能な電池パックを収容可能な収容部が設けられ、前記収容部は、前記電池パックを収容した状態で、前記コントローラを遠隔操作可能な遠隔操作装置をさらに収容可能であり、前記電池パックは、電動工具の電源として用いることが可能であることを特徴とするテレビを提供する。
上記構成において、前記ディスプレイの画面サイズは、6乃至12インチであり、前記第1スピーカ及び前記第2スピーカのそれぞれの最大入力は、5乃至20W、又は、最大出力音圧は、50乃至120dbであることが好ましい。
上記構成において、前記第1スピーカは前記音声を左方向に出力するように配置され、前記第2スピーカは前記音声を右方向に出力するように配置されていることが好ましい。
上記構成において、前記ハウジングは、開口が形成され前記前面部の後方に位置する後面部をさらに有し、前記機器本体は、前記後面部に設けられるとともに前記開口を閉じる閉姿勢と前記開口を開放する開姿勢との間で開閉可能な開口カバーと、を有し、前記収容部は、前記開口が開放されている場合に前記開口を介して前記ハウジングの外部に露出されることが好ましい。
上記構成において、前記収容部は、前記電池パックを収容した状態で前記電池パックと電気的に接続可能な電源接続部を有し、前記コントローラは、前記電源接続部と電気的に接続されていることが好ましい。
上記構成において、前記機器本体は、外部機器と接続可能な外部接続端子をさらに有することが好ましい。
上記構成において、前記機器本体は、前記外部接続端子を覆う閉姿勢と前記外部接続端子を露出させる開姿勢との間で開閉可能な端子カバーと、前記端子カバーが前記閉姿勢に向けて姿勢変化するように前記端子カバーを付勢する付勢部材と、をさらに有することが好ましい。
上記構成において、前記端子カバーと前記機器本体との間にはシール部材が設けられていることが好ましい。
上記構成において、前記機器本体は、前記前面部における前記ディスプレイの上方に設けられ手動操作を受け付ける操作部をさらに有することが好ましい。
上記構成において、前記コントローラは、ラジオ放送波を受信可能なラジオ放送受信回路と、テレビ放送波を受信可能なテレビ放送受信回路と、を有することが好ましい。
上記構成において、前記コントローラは、選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声信号を出力可能、且つ、選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を出力可能に構成されていることが好ましい。
上記構成において、前記コントローラは、前記選局されたラジオ放送局の周波数を示す画面を前記ディスプレイに表示させることが可能に構成されていることが好ましい。
本発明によれば、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す正面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す背面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す左側面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す平面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す底面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの内部構造を示すVI−VI断面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの内部構造を示すVII−VII断面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す前方斜視図であり、端子カバーが開姿勢の場合を示している。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す後方斜視図であり、開口カバーが開姿勢の場合を示している。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの寸法、機器本体の寸法、及びに液晶ディスプレイの表示面の寸法を示す図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの操作部を示す図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外部接続端子部を示す部分拡大図であり、端子カバーが開姿勢である場合を示している。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビを遠隔操作可能なリモコンを示す図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの外観を示す背面図であり、開口カバーが開姿勢の場合を示している。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの内部構造を示すXIV−XIV断面図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの左側面図であり、第1スピーカを示している。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるポータブルテレビの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図であり、(a)はメニュー画面の例を示しており、(b)はラジオ放送用画面を示している。
本発明の実施の形態による電気機器の一例であるポータブルテレビ1について図1乃至図18を参照しながら説明する。以下の説明において、ポータブルテレビ1が地面Gに載置された状態を基準に説明し、図1において紙面の下側から上側に向かう方向を上方向と定義し、逆を下方向と定義する。また、図1において紙面の左側から右側に向かう方向を右方向と定義し、逆を左方向と定義する。さらに、図1において紙面の奥側から手前側に向かう方向を前方向と定義し、逆を後方向と定義する。
図1〜図7に示されているように、ポータブルテレビ1は、左右方向に延びる略三角柱形状の機器本体2と、機器本体2を囲むように配置され機器本体2を保護するフレームガード3と、機器本体2とフレームガード3とを接続するとともに外部からの衝撃を吸収緩和するダンパ部4とを備えている。ポータブルテレビ1は、電池パックP(図7)及び外部交流電源(例えば、商用電源)のいずれかを選択的に電源として用いることが可能であり、外部交流電源の確保が困難な建設現場等での使用に好適である。
<1.機器本体2の形状>
最初に、機器本体2の形状について説明する。機器本体2は、左右方向に延びる略三角柱形状をなしており、側面視において略正三角形状である。また、機器本体2の形状は、略左右対称である。
図1〜図7に示されているように、機器本体2は、機器本体2の外郭を形成する主たる5つの外表面、すなわち、第1傾斜面2A、第2傾斜面2B、下面2C、左側面2D、及び右側面2Eを有している。図6及び図7に示されているように、第1傾斜面2Aは、その上端部がその下端部よりも後方に位置するように水平面に対して傾斜しており、機器本体2の前方から視認可能(すなわち、正面視において視認可能)である。第2傾斜面2Bは、その上端部がその下端部よりも前方に位置するように水平面に対して傾斜している。第2傾斜面2Bは、第1傾斜面2Aの後方に位置しており、機器本体2の後方から視認可能(すなわち、背面視において視認可能)である。下面2Cは、第1傾斜面2A及び第2傾斜面2Bの下方に位置し、水平面に対して略平行である。また、図1及び図2に示されているように、左側面2D及び右側面2Eは、第1傾斜面2Aの左方及び右方にそれぞれ位置しており、互いに略平行且つ水平面に対して略垂直である。機器本体2の詳細な構成については後述する。
<2.ダンパ部4>
次に、ダンパ部4について説明する。図1〜図5に示されているようにダンパ部4は、フレームガード3と機器本体2とを接続する6個のダンパ41を備えている。ダンパ41は、ゴムを材料とした弾性体であり、機器本体2が有する後述のハウジング5の右前端部、右後端部、右上端部、左前端部、左後端部、及び左上端部にそれぞれ1個設けられている。6個のダンパ41のそれぞれは、ハウジング5から外方に向けて延出している。なお、ダンパ41は、エラストマ、シリコン、コイルばね、板ばね等の弾性体又は緩衝部材であってもよい。
<3.フレームガード3>
次に、フレームガード3について説明する。図1〜図5に示されているように、フレームガード3は、機器本体2を囲むように設けられており、機器本体2の外表面を保護している。
フレームガード3は、水平ガード部31と、左ガード部32と、右ガード部33と、ガード接続部34とを有している。
<3−1.水平ガード部31>
水平ガード部31は、樹脂製の左右方向に延びる棒状の第1水平ガード31Aと、第2水平ガード31Bと、第3水平ガード31Cとを有している。
図1、図2、図6、及び図7に示されているように、第1水平ガード31Aは、機器本体2の上方に位置しており、機器本体2と離間している。第1水平ガード31Aは、ポータブルテレビ1の運搬の際にユーザによって主に把持される部分である。図4、図6、及び図7に示されているように、第2水平ガード31Bは、機器本体2の前方に位置しており、機器本体2と離間している。また、第2水平ガード31Bの下端部は、下面2Cよりも下方に位置している。第3水平ガード31Cは、機器本体2の後方に位置しており、機器本体2と離間している。また、第3水平ガード31Cの下端部は、下面2Cよりも下方に位置している。なお、第1水平ガード31A、第2水平ガード31B、及び第3水平ガード31Cは、樹脂製ではなく金属製(アルミパイプ等)やエラストマ製(硬質ゴム等)でもあっても良い。第1水平ガード31Aは、本発明における「ガード」の一例である。
図7に示されているように、第1水平ガード31Aの前端部及び第2水平ガード31Bの前端部は、図7に示されている第1直交方向X1において第1傾斜面2Aよりも外方に位置している。すなわち、第1水平ガード31A及び第2水平ガード31Bは、第1直交方向X1において第1傾斜面2Aよりも外方に突出している。なお、第1直交方向X1は、第1傾斜面2Aに略直交する方向である。また、第1水平ガード31Aの後端部及び第2水平ガード31Bの後端部は、図7に示されている第2直交方向X2において第2傾斜面2Bよりも外方に位置している。すなわち、第1水平ガード31A及び第2水平ガード31Bは、第2直交方向において第2傾斜面2Bよりも外方に突出している。なお、第2直交方向X2は、第2傾斜面2Bに略直交する方向である。さらに、第2水平ガード31Bの下端部及び第3水平ガード31Cの下端部は、下面2Cよりも上下方向において外方に位置している。すなわち、第2水平ガード31B及び第3水平ガード31Cは、上下方向において下面2Cよりも外方(下方)に突出している。
<3−2.左ガード部32>
図3、図6、及び図7に示されているように、左ガード部32は、樹脂製の棒状の第1左ガード32A、第2左ガード32B、及び第3左ガード32Cを有している。なお、第1左ガード32A、第2左ガード32B、及び第3左ガード32Cは、樹脂製ではなく金属製(アルミパイプ等)やエラストマ製(硬質ゴム等)であっても良い。
第1左ガード32Aは、図7に示されている第1平行方向Y1に延びている。なお、第1平行方向Y1は、第1直交方向X1及び左右方向の両方向に直交する方向、言い換えれば、第1傾斜面2Aと略平行且つ左右方向に直交する方向である。また、第1左ガード32Aは、機器本体2の左方に位置し、機器本体2と離間している。
第2左ガード32Bは、第1左ガード32Aの後方に位置しており、図7に示されている第2平行方向Y2に延びている。なお、第2平行方向Y2は、第2直交方向X2及び左右方向の両方向に直交する方向、言い換えれば、第2傾斜面2Bと略平行且つ左右方向に直交する方向である。また、第2左ガード32Bは、機器本体2の左方に位置し、機器本体2と離間している。
第3左ガード32Cは、第1左ガード32A及び第2左ガード32Bの下方に位置しており、前後方向に延びている。また、第3左ガード32Cは、機器本体2の左方に位置するとともに機器本体2と離間している。図6及び図7に示されているように、第3左ガード32Cの下端部は、下面2Cよりも下方に位置している。
<3−3.右ガード部33>
図1、図2、及び図5に示されているように、右ガード部33は、樹脂製の棒状の第1右ガード33A、第2右ガード33B、及び第3右ガード33Cを有している。第1右ガード33A、第2右ガード33B、及び第3右ガード33Cは、機器本体2の右方に位置しており、機器本体2と離間している。第1右ガード33A、第2右ガード33B、及び第3右ガード33Cは、樹脂製ではなく金属製(アルミパイプ等)やエラストマ製(硬質ゴム等)であっても良い。なお、フレームガード3は略左右対称に構成されているため、第1右ガード33A、第2右ガード33B、及び第3右ガード33Cの詳細な説明は省略する。
<3−4.ガード接続部34>
図3及び図4に示されているように、ガード接続部34は、互いに略同一形状の6個の接続部材35を有している。6個の接続部材35によって水平ガード部31は、左ガード部32及び右ガード部33と接続されている。6個の接続部材35は、6個のダンパ41と一対一の関係で接続されている。これにより、フレームガード3と機器本体2とが接続されている。以下、6個の接続部材35は互いに略同一形状であるため、ハウジング5の左上端部に設けられたダンパ41に接続されている接続部材35(ハウジング5の左上端部に対応する接続部材35)を例にとって説明し、他の5個の接続部材35については説明を省略する。
<3−4−1.接続部材35>
接続部材35は、一体に形成された第1接続部35A、第2接続部35B、及び第3接続部35Cを有する樹脂製の部材である。ハウジング5の左上端部に対応する接続部材35は、第1水平ガード31Aと第1左ガード32Aと第2左ガード32Bと互いに接続(連結)している。
図4に示されているように、第1接続部35Aは、第1水平ガード31Aと同一の方向(左右方向)に延びる延出部を有しており、当該延出部の端部には嵌合孔が形成されている。第1水平ガード31Aの左端部は、当該嵌合孔に嵌込まれた状態でネジによって当該延出部に固定されている。これにより、第1接続部35Aと第1水平ガード31Aとが接続されている。
図3に示されているように、第2接続部35Bは、第1左ガード32Aと同一の方向(第1平行方向Y1)に延びる延出部を有しており、当該延出部の端部には嵌合孔が形成されている。第1左ガード32Aの上端部は、当該嵌合孔に嵌込まれた状態でネジによって当該延出部に固定されている。これにより、第2接続部35Bと第1左ガード32Aとが接続されている。
第3接続部35Cは、第2左ガード32Bと同一の方向(第2平行方向Y2)に延びる延出部を有しており、当該延出部の端部には嵌合孔が形成されている。第2左ガード32Bの上端部は、当該嵌合孔に嵌込まれた状態でネジによって当該延出部に固定されている。これにより、第3接続部35Cと第2左ガード32Bとが接続されている。
<4.機器本体2の詳細な構成>
次に、機器本体2の詳細な構成について説明する。図1乃至図7に示されているように、機器本体2は、ハウジング5と、映像出力部6と、外部接続端子部7と、端子カバー部8と、操作部9と、開口カバー10と、収容部11と、アンテナ12と、第1スピーカ13と、第2スピーカ14と、制御基板15と、制御基板15上に配置されたコントローラ18及びアンプ19とを備えている。機器本体2は、デジタルテレビ放送等のテレビ放送波を受信してテレビ放送を映像及び音声として出力するテレビ機能、AM、FM等のラジオ放送波を受信してラジオ放送を音声として出力するラジオ機能、機器本体2に接続された外部機器(例えば、SDカード、USBメモリ、マイクロUSBメモリ等の外部記憶媒体)及び無線通信可能な外部機器(例えば、スマートフォンやタブレット等の端末装置)に記憶された音声ファイル、画像ファイル、及び動画ファイルを再生し音声として又は音声及び映像として出力するファイル再生機能を備えている。
<4−1.ハウジング5>
図1〜図5に示されているように、ハウジング5は、左右方向に延びる略三角柱形状をなしており、前後方向に並ぶ第1傾斜壁部51及び第2傾斜壁部52と、下壁部53と、左壁部54と、右壁部55とを有している。
<4−1−1.第1傾斜壁部51>
図6〜図8に示されているように、第1傾斜壁部51は、その上端部がその下端部よりも後方に位置するように水平面に対して傾斜しており、機器本体2の前方から視認可能である。第1傾斜壁部51の外表面は、機器本体2の第1傾斜面2Aの一部を構成している。第1傾斜壁部51には、第1直交方向X1から見て左右方向に延びる略矩形状の第1開口21aが形成されている。また、第1傾斜壁部51における第1開口21aの下方には、左右方向に延びるとともに後方に窪む凹部51bが形成されている。第1傾斜壁部51は、本発明における「第1壁部」及び「壁部」の一例である。
<4−1−2.第2傾斜壁部52>
図6、図7、及び図9に示されているように、第2傾斜壁部52は、その上端部がその下端部よりも前方に位置するように水平面に対して傾斜している。第2傾斜壁部52は、第1傾斜壁部51の後方に位置しており、機器本体2の後方から視認可能である。第2傾斜壁部52の外表面は、機器本体2の第2傾斜面2Bの一部を構成している。第2傾斜壁部52には、第2直交方向から見て略正方形状の第2開口52aが形成されている。第2傾斜壁部52における第2開口52aの上方には、開口カバー10と係合可能な係合部52Aが設けられている。第2傾斜壁部52は、本発明における「第2壁部」の一例である。第2開口52aは、本発明における「開口」の一例である。
また、図7及び図9に示されているように、第2傾斜壁部52において第2開口52aの下方には、開口カバー10を回動可能に支持する左右方向に延びる軸部52Bが設けられている。さらに、第2傾斜壁部52における第2開口52aの右方には、アダプタ接続部52Cが設けられている。アダプタ接続部52Cは、後述のアダプタAのアダプタ端子(不図示)と接続可能な図示せぬアダプタ接続端子と、アダプタ接続端子を外部に露出させる開姿勢とアダプタ接続端子を覆う閉姿勢との間で開閉可能なカバー52Dとを有している。アダプタ接続端子は、配線や電圧調整回路等を介してコントローラ18、アンプ19、液晶ディスプレイ62等に電気的に接続されている。
<4−1−3.下壁部53>
図6及び図7に示されているように、下壁部53は、第1傾斜壁部51及び第2傾斜壁部52の下方に位置しており、水平面と略平行である。下壁部53の外表面は、機器本体2の下面2Cの一部を構成している。
<4−1−4.左壁部54>
図3及び図8に示されているように、左壁部54は、第1傾斜壁部51の左端部、第2傾斜壁部52の左端部、及び下壁部53の左端部を接続しており、水平面に対して略垂直である。また、左壁部54の左側面視中央部分には、左右方向に左壁部54を貫通する複数の孔が形成されている。左壁部54の外表面は、機器本体2の左側面2Dの一部を構成している。
<4−1−5.右壁部55>
図9に示されているように、右壁部55は、第1傾斜壁部51の右端部、第2傾斜壁部52の右端部、及び下壁部53の右端部を接続する壁であり、水平面に対して略垂直である。また、右壁部55の右側面中央部分には、左右方向に右壁部55を貫通する複数の孔が形成されている。右壁部55の外表面は、機器本体2の右側面2Eの一部を構成している。
<4−2.映像出力部6>
図1、及び図6〜図8に示されているように、映像出力部6は、保護パネル61及び液晶ディスプレイ62を有している。
<4−2−1.保護パネル61>
保護パネル61は、液晶ディスプレイ62を保護するための透明色のアクリル樹脂製の薄板であり、第1直交方向X1から見て左右方向に延びる略矩形状をなしている。保護パネル61は、第1傾斜壁部51の第1開口51aに嵌込まれた状態で第1傾斜壁部51に支持されている。また、保護パネル61の外表面は、第1傾斜壁部51の外表面と略面一であり、機器本体2の第1傾斜面2Aの一部を構成している。
<4−2−2.液晶ディスプレイ62>
液晶ディスプレイ62は、第1傾斜壁部51の後面に設けられたリブ等によって支持されるとともに保護パネル61に取付けられている。液晶ディスプレイ62は、第1直交方向X1において保護パネル61よりも内方に位置している。すなわち、液晶ディスプレイ62は、第1直交方向X1において、第1傾斜面2Aよりも内方に位置している。このため、第1水平ガード31A及び第2水平ガード31Bは、第1直交方向X1において液晶ディスプレイ62よりも外方に突出している。液晶ディスプレイ62は、配線等でコントローラ18に電気的に接続されており、コントローラ18から出力される映像信号に基づいた映像を表示可能に構成されている。液晶ディスプレイ62における映像を表示する面すなわち表示面62Aは、機器本体2の前方から(すなわち、正面視において)透明色の保護パネル61を介して視認可能であり、表示面62Aの画面サイズ(すなわち、液晶ディスプレイ62の画面サイズ)は8インチである。なお、本実施の形態においては、液晶ディスプレイ62の画面サイズは8インチであるが、これに限定されない。例えば、液晶ディスプレイ62の画面サイズは、6〜12インチが好ましい。液晶ディスプレイ62は、本発明における「ディスプレイ」及び「作動部」の一例である。
図10に示されているように、機器本体2の左右方向の寸法M1(すなわち、機器本体2の左右方向における全長)に対する表示面62Aの左右方向における寸法D1の割合は、略56%に構成されている。また、ポータブルテレビ1の左右方向の寸法E1(すなわち、ポータブルテレビ1の左右方向における全長)に対する寸法D1の割合は、略43%に構成されている。なお、図10においては、表示面62Aに網掛けを施している。図6及び図10に示されているように、機器本体2の上下方向の寸法M2(すなわち、機器本体2の上下方向における全長)に対する表示面62Aの上下方向の寸法D2の割合は、略43%に構成されている。また、ポータブルテレビ1の上下方向の寸法E2(すなわち、ポータブルテレビ1の上下方向における全長)に対する寸法D2の割合は、略32%に構成されている。このように、ポータブルテレビ1においては、機器本体2及びポータブルテレビ1の全長に対する表示面62Aの寸法の割合が比較的大きいため、液晶ディスプレイ62の表示面62Aに表示される映像等をユーザが容易且つ快適に視認することが可能である。なお、機器本体2の全長に対する表示面62Aの寸法の割合は、上記数値に限定されず、寸法M1に対する寸法D1の割合が50%以上であり、且つ寸法M2に対する寸法D2の割合が40%以上であれば、液晶ディスプレイ62の表示面62Aに表示される映像等をユーザが容易且つ快適に視認可能である。さらに、ポータブルテレビ1の全長に対する表示面62Aの寸法の割合は、上記数値に限定されず、寸法E1に対する寸法D1の割合が40%以上であり、且つ寸法E2に対する寸法D2の割合が30%以上であれば、液晶ディスプレイ62の表示面62Aに表示される映像等をユーザが容易且つ快適に視認可能である。なお、液晶ディスプレイが横長の場合についての説明をしたが、液晶ディスプレイが縦長の場合はこの限りではない。
また、図6に示されているように、ポータブルテレビ1が床や地面等に載置された場合に当該床等に接触する部分(言い換えれば、上下方向に直交する仮想平面をフレームガード3に下方から接触させた場合の当該仮想平面とフレームガード3との接触部分)のうちの前端Sと後端Tとの前後方向における距離Uは、表示面62Aの上下方向の寸法D2よりも大きい。このため、ポータブルテレビ1が前方又は後方に倒れることを抑制することができ、保護パネル61及び液晶ディスプレイ62(特に、表示面62A)の破損、傷つきを効果的に抑制することができる。なお、本実施形態においては、図6及び図7に示されているように、ポータブルテレビ1が床等に載置された場合、ハウジング5の左前端部、左後端部、右前端部、及び右後端部にそれぞれ対応する4個の接続部材35が当該床等に接触する。
<4−3.外部接続端子部7>
図7及び図8に示されているように、外部接続端子部7は、第1傾斜壁部51に設けられており、映像出力部6の下方に位置している。より詳細には、第1傾斜壁部51の凹部51bに設けられている。外部接続端子部7は、複数種類の外部機器のそれぞれと対応した複数の外部接続端子を有している。より詳細には、外部接続端子部7は、接続可能な外部機器の種類が互いに異なる第1外部接続端子7A、第2外部接続端子7B、第3外部接続端子7C、第4外部接続端子7D、第5外部接続端子7E、及び第6外部接続端子7Fを有している。第1〜第6外部接続端子7A〜7Fは、配線等によってコントローラ18に電気的に接続されている。
第1〜第4外部接続端子7A〜7Dには、外部機器として外部記憶媒体が接続可能であり、第1〜第4外部接続端子7A〜7Dのそれぞれに接続された外部記憶媒体とコントローラ18との間では、当該外部記憶媒体に記憶された情報(音声ファイル、画像ファイル、動画ファイル、設定情報等)の送受信が可能である。本実施の形態においては、一例として、第1外部接続端子7AにはミニB−CASカードが、第2外部接続端子7BにはマイクロUSBメモリが、第3外部接続端子7CにはUSBメモリが、第4外部接続端子7DにはSDカードが接続可能である。なお、外部接続端子の数や接続可能な外部記憶媒体の種類はこれらに限られず、ミニUSB等であってもよい。
第5外部接続端子7Eには、外部機器として映像音声再生機器が接続可能である。また、第6外部接続端子7Fには、外部機器としてイヤフォンやヘッドフォン等が接続可能である。
<4−4.端子カバー部8>
図12に示されているように、端子カバー部8は、端子カバー81と付勢部材82とを有している。
端子カバー81は、図1の状態(閉姿勢の状態)において正面視で左右方向に延びる略矩形状をなす樹脂製の部材であり、端子カバー81は、第1〜第6外部接続端子7A〜7F(外部接続端子部7)を覆う閉姿勢と第1〜第6外部接続端子7A〜7F(外部接続端子部7)をハウジング5の外部に露出させる開姿勢との間で開閉可能に第1傾斜壁部51に設けられている。より詳細には、端子カバー81は、短手方向における一端部が図示せぬ軸部を介して第1傾斜壁部51の凹部51bの下端部に接続されており、当該図示せぬ軸部を中心に開姿勢と閉姿勢との間で回動可能に構成されている。端子カバー81によって、第1〜第6外部接続端子7A〜7Fに埃等が侵入することを抑制することができ、当該埃等の侵入に起因する第1〜第6外部接続端子7A〜7Fと外部機器との接続不良を抑制することができる。なお、本実施の形態において、端子カバー81は樹脂製であるが、金属製等であってもよい。
端子カバー81には、シール部材83が設けられている。シール部材83により端子カバー81と機器本体2との隙間から水や埃等の異物が侵入することを抑制することができ、当該埃等の侵入に起因する第1〜第6外部接続端子7A〜7Fと外部機器との接続不良を抑制することができる。シール部材83は端子カバー81に限らず、端子カバー81と機器本体2の間に配置する構成であってもよい。
付勢部材82は、左右方向に延びる板形状のゴム製の弾性体であり、端子カバー81と第1傾斜壁部51との間に設けられている。より詳細には、付勢部材82の短手方向における一端部は、凹部51bの下端部において図示せぬ軸部の上方に接続されており、付勢部材82の短手方向における他端部は、端子カバー81の短手方向における一端部に接続されている。
付勢部材82は、端子カバー81が閉姿勢に向けて姿勢変化するように端子カバー81を付勢している。具体的には、付勢部材82は、左側面視において端子カバー81を図示せぬ軸部を中心に反時計回り方向、すなわち、図12の矢印Fによって示されている方向に付勢している。本実施の形態においては、付勢部材82はゴム製の弾性体であるが、これに限られず、端子カバー81が閉姿勢に向けて姿勢変化するように端子カバー81を付勢する部材であればよく、例えば、板ばねやトーションばねであってもよい。
端子カバー81は、外力が加えられていない状態においては付勢部材82の付勢力によって閉姿勢(図1及び図7の状態)に維持されている。一方、端子カバー81は、ユーザが付勢部材82の付勢力に抗して前方(左側面視において図示せぬ軸部を中心に時計回り方向)に端子カバー81を回動させることで開姿勢(図8及び図12の状態)となる。また、開姿勢において、ユーザが端子カバー81から手を離すと、付勢部材82の付勢力によって自動的に端子カバー81は閉姿勢へと姿勢変化する。なお、端子カバー81の外表面は、閉姿勢において第1傾斜面2Aの一部を構成している。
<4−5.操作部9>
図1及び図8に示されているように、操作部9は、第1傾斜壁部51において映像出力部6の上方に設けられており、左右方向に延びている。操作部9は、ユーザによる手動操作を受け付ける部分であり、ユーザは、操作部9に対して操作を行うことで機器本体2の様々な機能を利用可能である。
図11に示されているように、操作部9は、手動操作可能な複数の操作ボタンを有している。当該複数の操作ボタンは、左右方向に並んで設けられており、電源ボタン91、メニューボタン92、第1音量ボタン93、第2音量ボタン94、第1制御ボタン95、第2制御ボタン96、第3制御ボタン97、及びソースボタン98等を含んでいる。操作部9は、配線等でコントローラ18に電気的に接続されており、ユーザによって操作されたボタンに応じた信号をコントローラ18に出力するように構成されている。
電源ボタン91は、機器本体2の電源のオン/オフを制御するためのボタンである。メニューボタン92は、各種設定の一覧を液晶ディスプレイ62(映像出力部6)に表示させるためのボタンである。第1音量ボタン93及び第2音量ボタン94は、機器本体2(第1スピーカ13及び第2スピーカ14)から出力される音声の音量を制御(調整)するためのボタンである。第1制御ボタン95、第2制御ボタン96、及び第3制御ボタン97は、液晶ディスプレイ62に表示されたメニュー画面S1上等での選択及び決定、並びに、液晶ディスプレイ62に表示された映像の巻き戻し、早送り、再生、及び一時停止等を行うためのボタンである。ソースボタン98は、後述のメニュー画面S1(図18(a))を液晶ディスプレイ62に表示させるためのボタンである。
<4−6.開口カバー10>
図2及び図9に示されているように、開口カバー10は、第2開口52aと略同一形状をなしており、第2開口52aを閉じる閉姿勢と第2開口52aを開放する開姿勢との間で開閉可能に第2傾斜壁部52に設けられている。より詳細には、閉姿勢における開口カバー10の下端部が軸部52Bに接続されており、軸部52Bを中心に開姿勢と閉姿勢との間で回動可能に構成されている。
また、閉姿勢における開口カバー10の上端部の左右方向の略中央には、第2傾斜壁部52の係合部52Aと係合可能な被係合部10Aが設けられている。開口カバー10は、係合部52Aと被係合部10Aとが係合した状態で閉姿勢(図2及び図4の状態)となり、係合部52Aと被係合部10Aとの係合が解除された状態で開口カバー10を後方に向けて回動させることで開姿勢(図9の状態)となる。なお、開口カバー10の外表面は、閉姿勢において第2傾斜壁部52の外表面と略面一であり、第2傾斜面2Bの一部を構成している。
<4−7.電池パックP、アダプタA、及びリモコンR>
ここで、収容部11の詳細を説明する前に、収容部11に収容される電池パックP、アダプタA、及びリモコンRについて説明する。電池パックPは、電動工具に着脱可能に構成され、電動工具の電源として用いることが可能な充電式バッテリである。電池パックPは、図7及び図9に示されているように、略直方体形状をなすケースと、ケース内に収容された複数の二次電池セル(不図示)と、電動工具と接続可能に構成された工具接続部(不図示)とを有している。また、電池パックPの工具接続部は、当該複数の二次電池セルと電気的に接続された複数の端子を有している。
アダプタAは、機器本体2(ポータブルテレビ1)の電源として外部交流電源(例えば、商用電源)を使用する場合に、当該外部交流電源と機器本体2(ポータブルテレビ1)とを接続するために使用されるACアダプタである。図6に示されているように、アダプタAは、外部交流電源から出力される交流電圧を直流電圧に変換する変換回路を収容している略直方体形状のケースA1と、当該ケースから突出するプラグA2と、当該ケースから延出するケーブル(不図示)と、当該ケーブルの先端に設けられたアダプタ端子(不図示)とを有している。なお、アダプタAのアダプタ端子をアダプタ接続部52Cのアダプタ接続端子に接続し、且つアダプタAのプラグA2を家庭用コンセントに接続することで、外部交流電源を機器本体2の電源として利用可能な状態となる。すなわち、機器本体2は、アダプタAを介して外部交流電源に接続された状態で、外部交流電源を電源として利用することが可能に構成されている。より詳細には、アダプタAのアダプタ端子をアダプタ接続部52Cのアダプタ接続端子に接続し、且つアダプタAのプラグA2を家庭用コンセントに接続した状態においては、コントローラ18、アンプ19、及び液晶ディスプレイ62等が外部交流電源と電気的に接続され、外部交流電源の電力をコントローラ18、アンプ19、及び液晶ディスプレイ62等に供給可能な状態となる。
リモコンRは、機器本体2(より詳細には、コントローラ18)を赤外線で遠隔操作可能な遠隔操作装置であり、図6及び図13に示されているように所定の方向に延びる板形状をなしている。リモコンRは、手動操作可能な複数のボタンを有しており、ユーザによって操作されたボタンに応じた赤外線信号を出力するように構成されている。リモコンRが出力した赤外線信号は、機器本体2に設けられた図示せぬ赤外線受光部によって受信される。ユーザは、リモコンRに対して操作を行うことで機器本体2の様々な機能を利用可能である。リモコンRは、本発明における「遠隔操作装置」の一例である。
図13に示されているように、リモコンRの複数のボタンは、リモコンRの一方の面に配置されており、電源ボタンR1、メニューボタンR2、音量ボタンR3、選局ボタンR4、十字型ボタンR5、決定ボタンR6、第1制御ボタン群R7、及び第2制御ボタン群R8、ソースボタンR9、外部通信ボタンR10、テレビボタンR11、及びラジオボタンR12等を含んでいる。
電源ボタンR1は、機器本体2の電源のオン/オフを制御するためのボタンである。メニューボタンR2は、各種設定の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させるためのボタンである。音量ボタンR3は、機器本体2(第1スピーカ13及び第2スピーカ14)から出力される音声の音量を制御(調整)するためのボタンである。選局ボタンR4は、ラジオ放送やテレビ放送の選局を行うためのボタンである。十字型ボタンR5は、メニュー画面S1上等での選択を行うためのボタンである。決定ボタンR6は、メニュー画面S1上等で決定を行うためのボタンである。第1制御ボタン群R7は、メニュー画面S1上等での数値入力や選局を行うためのボタン群である。第2制御ボタン群R8は、液晶ディスプレイ62に表示された映像の巻き戻し、早送り、再生、及び一時停止等を行うためのボタン群である。ソースボタンR9は、メニュー画面S1(図18(a))を液晶ディスプレイ62に表示させるためのボタンである。外部通信ボタンR10は、無線通信可能な外部機器(端末装置等)の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させるためのボタンである。テレビボタンR11は、機器本体2のテレビ機能を利用するためのボタンである。ラジオボタンR12は、機器本体2のラジオ機能を利用するためのボタンである。
<4−8.収容部11>
図6、図7、及び図9に示されているように、収容部11は、ハウジング5内部の左右方向略中央且つ後部に設けられている。収容部11は、電池パックPを収容可能なバッテリ収容部111と、アダプタAを収容可能なアダプタ収容部112と、リモコンRを収容可能なリモコン収容部113とを備えており、電池パックP、アダプタA、及びリモコンRを同時に収容可能である。収容部11は、第2傾斜壁部52に形成された第2開口52aが開放されている場合、第2開口52aを介してハウジング5の外部に露出され、第2開口52aが開口カバー10によって閉じられている場合には、開口カバー10によって覆われる。なお、開口カバー10は、収容部11に電池パックP、アダプタA、及びリモコンRが収容された状態で、開姿勢と閉姿勢との間で開閉可能である。
<4−8−1.バッテリ収容部111>
図14に示されているように、バッテリ収容部111は、右ガイドリブ111A、左ガイドリブ111B、ガイド壁111C、及び電源接続部111Dを有している。右ガイドリブ111A及び左ガイドリブ111Bは、電池パックPのバッテリ収容部111への収容を案内するリブであり、左右方向において互いに所定の間隔を空けて設けられている。ガイド壁111Cは、右ガイドリブ111A及び左ガイドリブ111Bと協働して電池パックPのバッテリ収容部111への収容を案内する壁である。ガイド壁111Cは、右ガイドリブ111A及び左ガイドリブ111Bの前方に位置しており、第1平行方向Y1に延びている。電源接続部111Dは、電池パックPがバッテリ収容部111に収容された状態(図7及び図9の状態)で電池パックPの工具接続部と接続される部分であり、ガイド壁111Cの下部に設けられている。また、電源接続部111Dは、電池パックPの工具接続部と電源接続部111Dとが接続された状態で電池パックPの複数の端子と接続される複数の電源接続端子111Eを有している。複数の電源接続端子111Eは、配線や電圧調整回路等を介してコントローラ18、アンプ19、液晶ディスプレイ62等に電気的に接続されている。
電池パックPがバッテリ収容部111に収容され電池パックPの工具接続部と電源接続部111Dとが接続された状態(図7及び図9)となると、複数の電源接続端子111Eと電池パックPの複数の端子が接続される。これにより、電池パックPを機器本体2の電源として利用可能な状態となる。すなわち、すなわち、機器本体2は、電池パックPと電源接続部111Dとが接続された状態で電池パックPを電源として利用することが可能に構成されている。より詳細には、機器本体2は、アダプタAを介して外部交流電源に接続された状態で、外部交流電源を電源として利用することが可能に構成されている。より詳細には、複数の電源接続端子111Eと電池パックPの複数の端子が接続された状態においては、電池パックP内の複数の二次電池とコントローラ18、アンプ19、液晶ディスプレイ62等が電気的に接続され、電池パックPの複数の二次電池の電力をコントローラ18、アンプ19、及び液晶ディスプレイ62等に供給可能な状態となる。
<4−8−2.アダプタ収容部112>
アダプタ収容部112は、バッテリ収容部111の左方に位置しており、図6及び図9に示されているように、アダプタ収容部112は、仕切壁112A、前壁112B、後壁112C、及び側壁112Dを有している。仕切壁112Aは、アダプタ収容部112とバッテリ収容部111とを仕切る壁であり、上方向に突出するとともに前後方向に延びている。前壁112Bは、第1傾斜壁部51と略平行な壁であり、仕切壁112Aの前端部から左方向に延びている。後壁112Cは、前壁112Bの後方に位置する階段状の壁であり、仕切壁112Aの後部から左方向に延びている。側壁112Dは、収容部11の左端に位置する壁であり、前壁112B及び後壁112Cの左端と接続されている。図6に示されているように、仕切壁112A、前壁112B、後壁112C、及び側壁112Dによって画成された空間にアダプタAを収容可能である。アダプタAは、前壁112B及び後壁112Cによって支持された状態で、アダプタ収容部112に収容される。
<4−8−3.リモコン収容部113>
図6及び図9に示されているように、リモコン収容部113は、収容部11においてアダプタ収容部112の上方に設けられており、支持壁113A、一対のリブ113B、接続壁113C、及び屈曲壁113Dを有している。支持壁113Aは、アダプタ収容部112の後壁112Cの上端部から後方に突出するとともに左右方向に延びる壁である。一対のリブ113Bは、支持壁113Aの後端部の左右方向両端からそれぞれ第2直交方向X2に突出するとともに左右方向に所定の寸法を有している。接続壁113Cは、アダプタ収容部112の前壁112Bから連続して上方向に延びており、前壁112Bと屈曲壁113Dとを接続している。屈曲壁113Dは、接続壁113Cの上端部に接続されており、側面視L字に屈曲している。図6に示されているように、リモコンRは、その長手方向端部が支持壁113A及び一対のリブ113Bに支持され且つその長手方向他端部が屈曲壁113Dの上部に当接した状態で、リモコン収容部113に収容される。
<4−9.アンテナ12>
図9に示されているように、アンテナ12は、第2傾斜壁部52において第2開口52a上部の右方に自在継手を介して接続されており、ユーザが所望の方向に延出させることが可能に構成されている。また、アンテナ12は、配線等によってコントローラ18に電気的に接続されている。なお、図2、図4、及び図14においては、図面の煩雑を避けるためアンテナ12の図示を省略している。
<4−10.第1スピーカ13及び第2スピーカ14>
図15及び図16に示されているように、第1スピーカ13は、ハウジング5の左端部に設けられており、液晶ディスプレイ62の左方に位置している。図16に示されているように、第1スピーカ13は、振動板13Aを有するパッシブスピーカであり、アンプ19等を介してコントローラ18に電気的に接続されている。また、第1スピーカ13は、振動板13Aの振動方向が左右方向となり且つ振動板13Aが左方向に開口するように配置されている。すなわち、第1スピーカ13は、左方向に音声を出力するように配置されている。また、本実施の形態においては、振動板13Aとしてコーン紙を用いており、図16に示されているように、振動板13Aの直径Hは90mmである。さらに、第1スピーカ13の最大入力は20Wであり、最大出力音圧は、83dbである。なお、図16においては、第1スピーカ13を示すために、左壁部54の中央部を捨象している。第1スピーカ13は、本発明における「作動部」の一例である。
図15に示されているように、第2スピーカ14は、ハウジング5の右端部に設けられており、液晶ディスプレイ62の右方に位置している。第2スピーカ14は、第1スピーカ13と同様に、振動板を有するパッシブスピーカであり、アンプ19等を介してコントローラ18に電気的に接続されている。第2スピーカ14は、当該振動板の振動方向が左右方向となり且つ当該振動板が右方向に開口するように配置されている。すなわち、第2スピーカ14は、右方向に音声を出力するように配置されている。また、本実施の形態においては、当該振動板としてコーン紙を用いており、当該振動板の直径は90mmである。さらに、第2スピーカ14の性能は第1スピーカ13と同一であり、第2スピーカ14の最大入力は20Wであり、最大出力音圧は、83dbである。第2スピーカ14は、本発明における「作動部」の一例である。
上述したように、本実施の形態においては、第1スピーカ13及び第2スピーカ14の最大入力は20Wであり、6〜12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えた従来のポータブルテレビにおけるスピーカの最大入力よりも大幅に大きい。なお、従来のポータブルテレビの一例であるパナソニック社製のポータブルテレビ(SV−ME7000)においては、ディスプレイの画面サイズは10インチ且つスピーカは0.8W×2である。さらに、従来のポータブルテレビの一例であるアーウィンジャパン社製のポータブルテレビ(APD−106F)においては、ディスプレイの画面サイズは10.1インチ且つスピーカは2W×2である。このように、本実施の形態における第1スピーカ13及び第2スピーカ14の最大入力は、従来製品と比較して大幅に大きい。
また、第1スピーカ13の振動板13Aの直径H及び第2スピーカ14の振動板の直径は、それぞれ90mmであり、6〜12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えた従来のポータブルテレビにおけるスピーカの振動板の直径よりも大幅に大きい。このため、本実施の形態によるポータブルテレビ1においては、第1スピーカ13及び第2スピーカ14から出力する音声の音量を、6〜12インチの画面サイズのディスプレイを有する従来のポータブルテレビと比較して、大幅に大きくすることができる。これにより、建築現場等の騒音が大きい場所でも音声を聞き取り易くすることができる。
本実施の形態においては、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれの最大入力は20Wであったが、これに限定されない。例えば、6〜12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えるポータブルテレビ(電気機器)において、一対のスピーカのそれぞれの最大入力が5W以上であれば、建築現場等の騒音が大きい場所でも音声を十分聞き取り易くすることができ、5〜20Wが好ましい。また、本実施の形態においては、第1スピーカ13及び第2スピーカ14の振動板の直径は90mmであったが、これに限定されない。例えば、6〜12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えるポータブルテレビ(電気機器)において、一対のスピーカのそれぞれの振動板の直径が50〜120mmであれば、建築現場等の騒音が大きい場所でも音声を十分聞き取り易くすることができる。さらに、本実施の形態においては、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれの最大出力音圧は83dbであったが、これに限定されない。例えば、6〜12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えるポータブルテレビ(電気機器)において、一対のスピーカのそれぞれの最大出力音圧が50〜120dbであれば、建築現場等の騒音が大きい場所でも音声を十分聞き取り易くすることができる。
<4−11.制御基板15>
制御基板15は、平面視略矩形状をなしており、図6及び図7に示されているように、ハウジング5の内部において第1傾斜壁部51の後方に位置している。制御基板15は、ハウジング5内部において、第1傾斜壁部51の凹部51bを形成している部分の後部から後方に突出するリブ等に支持されている。
<5.機器本体2の電気的構成>
次に、図17を参照しながら、機器本体2の電気的構成について説明する。図17に示されているように、制御基板15には、無線通信インターフェース16、赤外線信号変換回路17、コントローラ18、アンプ19等が実装されている。
<5−1.無線通信インターフェース16>
無線通信インターフェース16は、外部機器と無線通信を行うための装置(ハードウェア)である。無線通信インターフェース16は、コントローラ18に接続されており、コントローラ18とデータ通信可能に構成されている。本実施の形態においては、無線通信インターフェース16は、外部機器(例えば、スマートフォンやタブレット等の端末装置)とブルートゥース(登録商標)通信可能に構成されている。なお、本実施形態における無線通信インターフェース16が行う無線通信は、ブルートゥース(登録商標)通信に限らず、NFC通信やWiFi(登録商標)等でもよい。
<5−2.赤外線信号変換回路17>
赤外線信号変換回路17は、赤外線信号を電気信号に変換する回路である。赤外線信号変換回路17は、コントローラ18に接続されており、上述の図示せぬ赤外線受光部が受信した赤外線信号を電気信号に変換し、コントローラ18に出力する。
<5−3.コントローラ18>
コントローラ18は、操作部9又は赤外線信号変換回路17から出力される信号に基づいて(すなわち、操作部9に対する手動操作又はリモコンRによる遠隔操作に応じて)、音声信号及び映像信号を出力し、液晶ディスプレイ62への各種画面(例えば、図18(a)に示されたメニュー画面S1)の表示、テレビ放送制御、ラジオ放送制御、音声再生制御、画像再生制御、及び動画再生制御を実行可能に構成されている。コントローラ18は、テレビ放送受信回路18A、ラジオ放送受信回路18B、演算部18C、及びメモリ18Dを備えている。なお、コントローラ18によって実行される各制御の詳細については後述する。
<5−3−1.テレビ放送受信回路18A>
テレビ放送受信回路18Aは、アンテナ12を介してデジタルテレビ放送等のテレビ放送波を受信するための回路である。また、テレビ放送受信回路18Aは、チューナ回路等を有しており、受信したテレビ放送波に対して選局処理を行い、選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を生成可能に構成されている。
<5−3−2.ラジオ放送受信回路18B>
ラジオ放送受信回路18Bは、アンテナ12を介してAMやFM等のラジオ放送波を受信するための回路である。また、ラジオ放送受信回路18Bは、チューナ回路等を有しており、受信したラジオ放送波に対して選局処理を行い、選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声信号を生成可能に構成されている。
<5−3−3.演算部18C及びメモリ18D>
演算部18Cは、演算等を行うCPUである。メモリ18Dは、制御プログラム18E等を記憶するためのROMと、データを一時記憶するためのRAMとを有している。演算部18Cは、メモリ18Dに格納された制御プログラム18Eに従って、液晶ディスプレイ62への各種画面の表示や上述の各制御等を行うための様々な処理を行う。
<5−4.コントローラ18によって実行される各制御>
ここで、コントローラ18によって実行される各制御の詳細について説明する。上述したように、コントローラ18は、テレビ放送制御、ラジオ放送制御、音声再生制御、画像再生制御、及び動画再生制御を実行可能に構成されている。なお、コントローラ18によるテレビ放送制御及びラジオ放送制御によって機器本体2のテレビ機能及びラジオ機能のそれぞれが実現されている。また、コントローラ18による音声再生制御、画像再生制御、及び動画再生制御によって機器本体2のファイル再生機能が実現されている。
<5−4−1.テレビ放送制御>
テレビ放送制御は、ユーザによって選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該テレビ放送に応じた音声を第1スピーカ13及び第2スピーカ14から出力させる制御である。
テレビ放送制御は、例えば、ユーザが操作部9又はリモコンRを操作して、図18(a)に示されているメニュー画面S1を液晶ディスプレイ62に表示させ、メニュー画面S1上の「Digital TV」を選択した後に所望のテレビ放送局を選局することで開始される。なお、テレビ放送制御は、リモコンRのテレビボタンR11を押圧操作した後に所望のテレビ放送局を選局した場合にも開始される。テレビ放送制御が開始されると、コントローラ18は、ユーザによって選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を液晶ディスプレイ62及びアンプ19にそれぞれ出力する。
テレビ放送制御において、演算部18Cは、操作部9又は赤外線信号変換回路17から出力される信号に基づいてユーザによって選局されたテレビ放送局を特定する。また、テレビ放送制御において、テレビ放送受信回路18Aは、演算部18Cによって特定されたテレビ放送局を選局するための選局処理をテレビ放送波に対して行い、当該選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を生成する。
<5−4−2.ラジオ放送制御>
ラジオ放送制御は、ユーザによって選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声を第1スピーカ13及び第2スピーカ14から出力させるとともに図18(b)に示されたラジオ放送用画面S2を液晶ディスプレイ62に表示させる制御である。図18(b)に示されているように、ラジオ放送用画面S2には、選局されたラジオ放送局の名称及び周波数、選局可能なラジオ放送局の一覧等が含まれている。図18(b)の例においては、選局されたラジオ放送局の名称「CH3」、当該ラジオ放送局の周波数「123MHz」、及び選局可能なラジオ放送局の一覧「CH1〜CH10」がラジオ放送用画面S2に含まれている。
ラジオ放送制御は、例えば、ユーザが操作部9又はリモコンRを操作して、図18(a)に示されているメニュー画面S1を液晶ディスプレイ62に表示させ、メニュー画面S1上の「Radio」を選択した後に所望のラジオ放送局を選局することで開始される。なお、ラジオ放送制御は、リモコンRのラジオボタンR12を押圧操作した後に所望のラジオ放送局を選局した場合にも開始される。ラジオ放送制御が開始されると、コントローラ18は、ユーザによって選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声信号をアンプ19に出力するとともにラジオ放送用画面S2を表示させるための映像信号を液晶ディスプレイ62に出力する。
ラジオ放送制御において、演算部18Cは、操作部9又は赤外線信号変換回路17から出力される信号に基づいてユーザによって選局されたラジオ放送局を特定するとともにラジオ放送用画面S2を液晶ディスプレイ62に表示させるための映像信号を生成する。また、ラジオ放送受信回路18Bは、演算部18Cによって特定されたラジオ放送局を選局するための選局処理をラジオ放送波に対して行い、当該選局されたラジオ放送局に応じた音声信号を生成する。
<5−4−3.音声再生制御>
音声再生制御は、ユーザによって選択された音声ファイルを再生し、当該音声ファイルに応じた音声を第1スピーカ13及び第2スピーカ14から出力させる制御である。
音声再生制御は、例えば、ユーザが操作部9又はリモコンRを操作して、図18(a)に示されているメニュー画面S1を液晶ディスプレイ62に表示させ、メニュー画面S1上の「Music」を選択した後に所望の音声ファイルを選択することで開始される。この場合、ユーザは、外部接続端子部7に接続された複数の外部記憶媒体(SDカード等)及び無線通信インターフェース16を介して無線通信可能な複数の端末装置(スマートフォンやタブレット等)に記憶された複数の音声ファイルの中から所望の音声ファイルを選択可能である。
なお、音声再生制御は、操作部9又はリモコンRの所定のボタンを押圧操作し、外部接続端子部7に接続されている外部記憶媒体の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該一覧から一の外部記憶媒体を選択した後に当該選択された外部記憶媒体に記憶された複数の音声ファイルの中から所望の音声ファイルを選択した場合にも開始される。さらに、音声再生制御は、リモコンRの外部通信ボタンR10を押圧操作し、無線通信可能な端末装置の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該一覧から一の端末装置を選択した後に当該選択された端末装置に記憶された複数の音声ファイルの中から所望の音声ファイルを選択した場合にも開始される。
音声再生制御が開始されると、コントローラ18は、ユーザによって選択された音声ファイルに応じた音声信号をアンプ19に出力する。音声再生制御において、演算部18Cは、ユーザによって選択された音声ファイルを特定し、特定した音声ファイルを外部接続端子部7又は無線通信インターフェース16を介して取得し、取得した音声ファイルに応じた音声信号を生成する。
<5−4−4.画像再生制御>
画像再生制御は、ユーザによって選択された画像ファイルを再生し、当該画像ファイルに応じた静止画像を液晶ディスプレイ62に表示させる制御である。
画像再生制御は、例えば、ユーザが操作部9又はリモコンRを操作して、図18(a)に示されているメニュー画面S1を液晶ディスプレイ62に表示させ、メニュー画面S1上の「Picture」を選択した後に所望の画像ファイルを選択することで開始される。この場合、ユーザは、外部接続端子部7に接続された複数の外部記憶媒体及び無線通信インターフェース16を介して無線通信可能な複数の端末装置に記憶された複数の画像ファイルの中から所望の画像ファイルを選択可能である。
なお、画像再生制御は、操作部9又はリモコンRの所定のボタンを押圧操作し、外部接続端子部7に接続されている外部記憶媒体の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該一覧から一の外部記憶媒体を選択した後に当該選択された外部記憶媒体に記憶された複数の画像ファイルの中から所望の画像ファイルを選択した場合にも開始される。さらに、画像再生制御は、リモコンRの外部通信ボタンR10を押圧操作し、無線通信可能な端末装置の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該一覧から一の端末装置を選択した後に当該選択された端末装置に記憶された複数の画像ファイルの中から所望の画像ファイルを選択した場合にも開始される。
画像再生制御が開始されると、コントローラ18は、ユーザによって選択された画像ファイルに応じた映像信号を液晶ディスプレイ62に出力する。画像再生制御において、演算部18Cは、ユーザによって選択された画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルを外部接続端子部7又は無線通信インターフェース16を介して取得し、取得した画像ファイルに応じた映像信号を生成する。
<5−4−5.動画再生制御>
動画再生制御は、ユーザによって選択された動画ファイルを再生し、当該動画ファイルに応じた映像(動画)を液晶ディスプレイ62に表示させるとともに当該動画ファイルに応じた音声を第1スピーカ13及び第2スピーカ14から出力させる制御である。
動画再生制御は、例えば、ユーザが操作部9又はリモコンRを操作して、図18(a)に示されているメニュー画面S1を液晶ディスプレイ62に表示させ、メニュー画面S1上の「Video」を選択した後に所望の動画ファイルを選択することで開始される。この場合、ユーザは、外部接続端子部7に接続された複数の外部記憶媒体及び無線通信インターフェース16を介して無線通信可能な複数の端末装置に記憶された複数の動画ファイルの中から所望の動画ファイルを選択可能である。
なお、動画再生制御は、操作部9又はリモコンRの所定のボタンを押圧操作し、外部接続端子部7に接続されている外部記憶媒体の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該一覧から一の外部記憶媒体を選択した後に当該選択された外部記憶媒体に記憶された複数の動画ファイルの中から所望の動画ファイルを選択した場合にも開始される。さらに、動画再生制御は、リモコンRの外部通信ボタンR10を押圧操作し、無線通信可能な端末装置の一覧を液晶ディスプレイ62に表示させ、当該一覧から一の端末装置を選択した後に当該選択された端末装置に記憶された複数の動画ファイルの中から所望の動画ファイルを選択した場合にも開始される。
動画再生制御が開始されると、コントローラ18は、ユーザによって選択された動画ファイルに応じた映像信号を液晶ディスプレイ62に出力するとともに当該動画ファイルに応じた音声信号をアンプ19に出力する。動画再生制御において、演算部18Cは、ユーザによって選択された動画ファイルを特定し、特定した動画ファイルを外部接続端子部7又は無線通信インターフェース16を介して取得し、取得した動画ファイルに応じた映像信号及び音声信号を生成する。
<5−5.アンプ19>
アンプ19は、コントローラ18に接続されており、コントローラ18から出力された音声信号を増幅し、図示せぬフィルタを介して第1スピーカ13及び第2スピーカ14に出力するデジタルアンプである。本実施の形態において、アンプ19の最大出力は、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれに対して20W、すなわち合計40Wである。なお、アンプ19の最大出力は、これに限られず、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれの最大入力に応じて適宜決定されることが好ましい。例えば、第1スピーカ13及び第2スピーカ14の最大入力がそれぞれ10Wである場合、アンプ19の最大出力は、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれに対して10W程度、すなわち合計20W程度であってもよい。また、アンプ19の最大出力は、第1スピーカ13及び第2スピーカ14の最大入力よりも小さい値であってもよい。
<6.ポータブルテレビ1の使用態様>
次に、ポータブルテレビ1を使用態様について説明する。上述したようにポータブルテレビ1(機器本体2)は、電池パックPと外部交流電源とを選択的に電源として利用することが可能に構成されているため、電池パックPを電源として使用する場合と外部交流電源を電源として利用する場合とで場合を分けて説明する。なお、ポータブルテレビ1は、電池パックP及び外部交流電源の両方に電気的に接続されている場合、外部交流電源の電力が優先的にポータブルテレビ1に供給されるように構成されている。このため、以下の説明においては、ポータブルテレビ1が電池パックP及び外部交流電源のいずれにも接続されていない状態を前提として説明する。
<6−1.電池パックPを電源として利用する場合>
電池パックPを電源としてポータブルテレビ1の使用を開始する場合、開口カバー10を開姿勢(図14等)とし、収容部11を外部に露出させる。収容部11を外部に露出させた後、電池パックPを収容部11のバッテリ収容部111に収容し、且つバッテリ収容部111の電源接続部111Dと電池パックPの工具接続部とを接続させ、機器本体2と電池パックPとが電気的に接続された状態(図9等)とする。その後、収容部11内に電池パックPを収容した状態で開口カバー10を閉姿勢に戻す。この状態で、操作部9の電源ボタン91又はリモコンRの電源ボタンR1を押圧操作し、機器本体2の電源をON状態(すなわち、コントローラ18等に電池パックPの電力が供給されている状態)とする。機器本体2の電源がON状態となると、コントローラ18によって上述の各制御が実行され得る状態となり、ユーザは操作部9又はリモコンRを操作して機器本体2の上述の各機能を利用することができる。ポータブルテレビ1の使用を終える場合には、操作部9の電源ボタン91又はリモコンRの電源ボタンR1を再び押圧操作し、機器本体2の電源をOFF状態とする。その後、開口カバー10を再び開姿勢とし、リモコンR、及び使用していないアダプタAを収容部11に収容し、収容部11に電池パックP、アダプタA、及びリモコンRが収容された状態で、開口カバー10を閉状態とする。
<6−2.外部交流電源を電源として利用する場合>
外部交流電源を電源としてポータブルテレビ1の使用を開始する場合、アダプタAのアダプタ端子をアダプタ接続部52Cのアダプタ接続端子に接続した後、アダプタAのプラグA2を家庭用コンセントに接続し、機器本体2と外部交流電源とが電気的に接続された状態とする。この状態で、操作部9の電源ボタン91又はリモコンRの電源ボタンR1を押圧操作し、機器本体2の電源をON状態(すなわち、コントローラ18等に外部交流電源の電力が供給されている状態)とする。以降は、電池パックPを電源として利用する場合と同様であるため、説明を省略する。
<7.作用効果>
上述のように本発明の実施の形態によるポータブルテレビ1は、左右方向に延びる機器本体2と、機器本体2を囲むフレームガード3と、機器本体2とフレームガード3とを接続する6個のダンパ41(ダンパ部4)と、を備えているため、フレームガード3が外部から衝撃を受けた場合、当該衝撃を6個のダンパ41によって吸収緩和することができ、フレームガード3から機器本体2に伝わる衝撃が低減される。これにより、機器本体2の故障を抑制でき、外部からの衝撃に対するポータブルテレビ1の耐久性を向上させることができる。
また、上述のポータブルテレビ1は、左右方向に延びる機器本体2と、該機器本体と離間して位置し左右方向に延びる第1水平ガード31Aとを備えている。また、機器本体2は、機器本体2の前方から視認可能な第1傾斜壁部51を有し左右方向に延びるハウジング5と、ハウジング5内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラ18と、第1傾斜壁部51に支持されるとともに機器本体2の前方から視認可能でありコントローラ18から出力される映像信号に基づいた映像を表示可能な液晶ディスプレイ62と、ハウジング5の左端部に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ13と、ハウジング5の右端部に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカ14とを有しており、第1水平ガード31Aは、液晶ディスプレイ62よりも外方に突出している。
このような構成によると、第1水平ガード31Aが液晶ディスプレイ62よりも外方に突出しているため、建築現場等で資材等が倒れ掛かってきた場合であっても、当該資材等は液晶ディスプレイ62ではなく第1水平ガード31Aに衝突又は接触する。このため、液晶ディスプレイ62の保護をより万全とすることができ、液晶ディスプレイ62の破損又は傷付きを抑制することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、ポータブルテレビ1は、左右方向に延びる機器本体2を備え、機器本体2は、機器本体2の前方から視認可能な第1傾斜壁部51を有し左右方向に延びるハウジング5と、ハウジング5内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラ18と、第1傾斜壁部51に支持されるとともに機器本体2の前方から視認可能でありコントローラ18から出力される映像信号に基づいた映像を表示可能な液晶ディスプレイ62と、ハウジング5の左端部に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ13と、ハウジング5の右端部に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカ14とを有しており、液晶ディスプレイ62の画面サイズは6〜12インチであり、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれの最大入力は20Wである。
このような構成によると、第1スピーカ13及び第2スピーカ14のそれぞれの最大入力が5〜20Wの範囲にあるため、6〜12インチの画面サイズを有するディスプレイを備えた従来のポータブルテレビにおけるスピーカの最大入力よりも大幅に大きい。このため、6〜12インチの画面サイズを有する従来のポータブルテレビと比較して、スピーカから出力する音声の音量を大幅に大きくすることができる。これにより、建築現場等の騒音が大きい場所でも音声を聞き取り易くすることができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、機器本体2の左端部及び右端部に大きなスピーカを配置することで機器本体2の左右方向の寸法を大きくすることなく、奥行きを持たせることが可能である。これにより機器本体2の左右方向の寸法を大きくすることなく大きなスピーカを配置することが可能であり、さらに機器本体2が奥行きを持つため、安定した設置が可能となり、建築現場等での使用に適した電気機器を提供することができる。
また、本実施の形態によるポータブルテレビ1は、左右方向に延びる機器本体2と、機器本体2を囲むように配置されたフレームガード3とを備えている。また、機器本体2は、機器本体2の前方から視認可能な第1傾斜壁部51を有し左右方向に延びるハウジング5と、ハウジング5内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラ18と、第1傾斜壁部51に支持されるとともに機器本体2の前方から視認可能でありコントローラ18から出力される映像信号に基づいた映像を表示可能な表示面62Aを有する液晶ディスプレイ62と、ハウジング5の左端部に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ13と、ハウジング5の右端部に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカ14とを有しており、上下方向に直交する仮想平面をフレームガード3に下方から接触させた場合の当該仮想平面とフレームガード3との接触部分のうちの前端Sと後端Tとの距離Uは表示面62Aの上下方向の寸法よりも大きい。前端Sは、本発明における「前端」の一例であり、後端Tは、本発明における「後端」の一例である。
このような構成によると、ポータブルテレビ1が前方又は後方に倒れることを抑制することができ、液晶ディスプレイ62の破損、傷つきを効果的に抑制することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、ポータブルテレビ1においては、第1スピーカ13は音声を左方向に出力するように配置され、第2スピーカ14は該音声を右方向に出力するように配置されている。すなわち、第1スピーカ13の振動板13Aは、左方向に開口するように配置され、且つ第2スピーカ14の振動板は、右方向に開口するように配置される。このため、ポータブルテレビ1の左右方向の寸法を大型化させることなく、第1スピーカ13の振動板13A及び第2スピーカ14の振動板のそれぞれの直径を比較的大きく構成し、第1スピーカ13及び第2スピーカ14から出力する音声の音量を大幅に大きくすることが可能となる。
また、ポータブルテレビ1におけるハウジング5は、第2開口52aが形成され第1傾斜壁部51の後方に位置する第2傾斜壁部52をさらに有している。さらに、機器本体2は、第2傾斜壁部52に設けられるとともに第2開口52aを閉じる閉姿勢と該開口を開放する開姿勢との間で開閉可能な開口カバー10と、機器本体2を遠隔操作可能なリモコンRを収容可能にハウジング5内に設けられ第2開口52aが開放されている場合に第2開口52aを介してハウジング5の外部に露出される収容部11とを有している。
このような構成によると、開口カバー10を開姿勢として収容部11を外部に露出させてリモコンRを収容部11に収容することができ、且つリモコンRを収容部11に収容した状態で開口カバー10を閉姿勢とすることができる。これにより、リモコンRが雨に濡れたり、紛失したりすることを抑制することができる。
また、本実施のポータブルテレビ1における収容部11は、リモコンRを収容した状態で電池パックPをさらに収容可能に構成されている。これにより、リモコンRと電池パックPとを別々に収容する構成の電気機器と比較して、ポータブルテレビ1をコンパクトにすることができる。
また、ポータブルテレビ1の収容部11は、電池パックPを収容した状態で電池パックPと電気的に接続可能な電源接続部111Dを有しており、コントローラ18は、電源接続部111Dと電気的に接続されている。このため、ポータブルテレビ1は、電池パックPを電源として利用することが可能である。これにより、建築現場等の外部交流電源(例えば、商用電源)を使用することが困難な場所でのポータブルテレビ1の使用が可能となり、ポータブルテレビ1の利便性を向上させることができる。
また、ポータブルテレビ1の機器本体2は、第1傾斜壁部51において液晶ディスプレイ62の下方に設けられ外部機器と接続可能な第1〜第6外部接続端子7A〜7Fを有している。このような構成によると、前方から視認可能な第1傾斜壁部51に液晶ディスプレイ62と第1〜第6外部接続端子7A〜7Fが設けられている。
このような構成によると、外部接続端子が機器本体の側面に設けられている電気機器と比較して、外部機器を第1〜第6外部接続端子7A〜7Fに容易に接続することができる。また、建築現場等においては、機器本体2の側面(左壁部54、右壁部55)が資材等によって覆われるような姿勢でポータブルテレビ1を載置しなければならない場合があるが、このような場合に外部機器を確実に第1〜第6外部接続端子7A〜7Fに接続することができる。
また、本実施の形態においてポータブルテレビ1の機器本体2は、第1傾斜壁部51に設けられ第1〜第6外部接続端子7A〜7Fを覆う閉姿勢と第1〜第6外部接続端子7A〜7Fを露出させる開姿勢との間で開閉可能な端子カバー81と、第1傾斜壁部51と端子カバー81との間に設けられ端子カバー81が閉姿勢に向けて姿勢変化するように端子カバー81を付勢する付勢部材82とを有している。
このような構成によると、端子カバー81で第1〜第6外部接続端子7A〜7Fを覆うことができるため、第1〜第6外部接続端子7A〜7Fに埃等が侵入することを抑制することができる。これにより、当該埃等の侵入に起因する第1〜第6外部接続端子7A〜7Fと外部機器との接続不良を抑制することができる。また、開姿勢において、ユーザが端子カバー81から手を離すと、付勢部材82の付勢力によって自動的に端子カバー81は閉姿勢へと姿勢変化するため、ユーザは端子カバー81から手を離すのみで端子カバー81を閉姿勢とすることができる。これにより、ポータブルテレビ1の利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、端子カバー81と機器本体2との間には、シール部材83が設けられている。このため、端子カバー81の隙間を塞ぐことができるため、第1〜第6外部接続端子7A〜7Fに水や埃等の異物が侵入することを抑制することができる。これにより、当該水や埃等の侵入に起因する第1〜第6外部接続端子7A〜7Fと外部機器との接続不良を抑制することができる。
また、本実施の形態によるポータブルテレビ1の機器本体2は、第1傾斜壁部51における液晶ディスプレイ62の上方に設けられ手動操作を受け付ける操作部9を有している。このような構成によると、前方から視認可能な第1傾斜壁部51に液晶ディスプレイ62と手動操作を受け付ける操作部9が設けられている。このため、ユーザは液晶ディスプレイ62を見ながら操作部9を操作することができる。
また、ポータブルテレビ1のコントローラ18は、ラジオ放送波を受信可能なラジオ放送受信回路18Bと、テレビ放送波を受信可能なテレビ放送受信回路18Aとを有しているため、建築現場等でラジオ放送を聴くことができ、且つテレビ放送を視聴することができる。これにより、ユーザは建築現場等での作業を快適に行うことができる。
また、ポータブルテレビ1のコントローラ18は、選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声信号を出力可能、且つ、選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を出力可能に構成されている。
また、ポータブルテレビ1のコントローラ18は、選局されたラジオ放送局の周波数を示すラジオ放送用画面S2を液晶ディスプレイ62に表示させることが可能に構成されている。このため、ユーザは現在選局されているラジオ放送局の周波数を液晶ディスプレイ62上のラジオ放送用画面S2で確認することができる。これにより、ラジオ放送局の選局が容易となる。
本実施の形態によるポータブルテレビ1は、第2開口52aが形成されたハウジング5と、第2開口52aを閉じる閉姿勢と第2開口52aを開放する開姿勢との間で開閉可能な開口カバー10と、ハウジング5に設けられ電力によって作動する作動部(すなわち、電力によって作動する液晶ディスプレイ62、第1スピーカ13、及び第2スピーカ14)と、ハウジング5に収容され作動部(液晶ディスプレイ62、第1スピーカ13、及び第2スピーカ14)を制御するコントローラ18と、コントローラ18を赤外線で遠隔操作可能なリモコンRを収容可能に該ハウジング5内に設けられ第2開口52aが開放されている場合に第2開口52aを介してハウジング5の外部に露出される収容部11とを備えている。
このような構成によると、開口カバー10を開姿勢として収容部11を外部に露出させてリモコンRを収容部11に収容することができ、且つリモコンRを収容部11に収容した状態で開口カバー10を閉姿勢とすることができる。これにより、リモコンRが雨に濡れたり、紛失したりすることを抑制することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
本実施の形態によるポータブルテレビ1は、左右方向に延びる機器本体2を備え、機器本体2は、機器本体2の前方から視認可能な第1傾斜壁部51を有し左右方向に延びるハウジング5と、ハウジング5内に収容され映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラ18と、第1傾斜壁部51に支持されるとともに機器本体2の前方から視認可能でありコントローラ18から出力される映像信号に基づいた映像を表示可能な表示面62Aを有する液晶ディスプレイ62と、液晶ディスプレイ62の右方に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ13と、液晶ディスプレイ62の左方に配置されコントローラ18から出力される音声信号に基づいた音声を出力可能な第2スピーカ14と、第1傾斜壁部51に設けられ外部機器を接続可能な第1〜第6外部接続端子7A〜7Fとを有している。
このような構成によると、前方から視認可能な第1傾斜壁部51に液晶ディスプレイ62と第1〜第7外部接続端子7A〜7Fが設けられている。このため、外部接続端子が機器本体の側面に設けられている電気機器と比較して、外部機器を第1〜第7外部接続端子7A〜7Fに容易に接続することができる。また、建築現場等においては、機器本体2の側面(左壁部54及び右壁部55)を塞ぐような姿勢でポータブルテレビ1を載置しなければならない場合があるが、このような場合に外部機器を確実に第1〜第7外部接続端子7A〜7Fに接続することができる。すなわち、上記構成によると、建築現場等での使用に十分に適した電気機器を提供することができる。
また、ポータブルテレビ1において、左右方向における表示面62Aの寸法は、ポータブルテレビ1の左右方向における全長の40%以上であり、上下方向における表示面62Aの寸法は、ポータブルテレビ1の上下方向における全長の30%以上である。このため、ポータブルテレビ1の寸法に対する表示面62Aの寸法の割合が比較的大きいため、表示面62Aに表示される映像等をユーザが容易且つ快適に視認することが可能である。
本発明による電気機器は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
1…ポータブルテレビ 2…機器本体 3…フレームガード 4…ダンパ部 5…ハウジング 6…映像出力部 7…外部接続端子部 8…端子カバー部 9…操作部 10…開口カバー 11…収容部 12…アンテナ 13…第1スピーカ 14…第2スピーカ 15…制御基板 18…コントローラ 18A…テレビ放送受信回路 18B…ラジオ放送受信回路 19…アンプ 51…第1傾斜壁部 52…第2傾斜壁部 53…下壁部 54…左壁部 55…右壁部 61…保護パネル 62…液晶ディスプレイ 62A…表示面 81…端子カバー 82…付勢部材 83…シール部材 111…バッテリ収容部 112…アダプタ収容部 113…リモコン収容部 S…前端 T…後端 U…距離 X1…第1直交方向 X2…第2直交方向 Y1…第1平行方向 Y2…第2平行方向

Claims (12)

  1. 左右方向に延びる機器本体と、
    前記機器本体の上方に設けられた把持部と、を備え、
    前記機器本体は、
    前記機器本体の前方から視認可能な前面部と、前記機器本体の左方から視認可能な左側面部と、前記機器本体の右方から視認可能な右側面部と、を有し、前記左右方向に延びるハウジングと、
    前記ハウジング内に収容され、映像信号及び音声信号を出力可能なコントローラと、
    前記前面部に支持されるとともに前記機器本体の前記前方から視認可能であり、前記コントローラから出力される前記映像信号に基づいた映像を表示可能なディスプレイと、
    前記コントローラから出力される前記音声信号に基づいた音声を出力可能な第1スピーカ及び第2スピーカと、を有し、
    前記第1スピーカは、前記左側面部に前記左方を向くように設けられ、
    前記第2スピーカは、前記右側面部に前記右方を向くように設けられ、
    前記ディスプレイの後方であって、前記第1スピーカと前記第2スピーカとの間には、電源として使用可能な電池パックを収容可能な収容部が設けられ、
    前記収容部は、前記電池パックを収容した状態で、前記コントローラを遠隔操作可能な遠隔操作装置をさらに収容可能であり、
    前記電池パックは、電動工具の電源として用いることが可能であることを特徴とするテレビ。
  2. 前記ディスプレイの画面サイズは、6乃至12インチであり、
    前記第1スピーカ及び前記第2スピーカのそれぞれの最大入力は、5乃至20W、又は、最大出力音圧は、50乃至120dbであることを特徴とする請求項1に記載のテレビ。
  3. 前記第1スピーカは前記音声を左方向に出力するように配置され、前記第2スピーカは前記音声を右方向に出力するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビ。
  4. 前記ハウジングは、
    開口が形成され前記前面部の後方に位置する後面部をさらに有し、
    前記機器本体は、
    前記後面部に設けられるとともに前記開口を閉じる閉姿勢と前記開口を開放する開姿勢との間で開閉可能な開口カバーと、を有し、
    前記収容部は、前記開口が開放されている場合に前記開口を介して前記ハウジングの外部に露出されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のテレビ。
  5. 前記収容部は、前記電池パックを収容した状態で前記電池パックと電気的に接続可能な電源接続部を有し、
    前記コントローラは、前記電源接続部と電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載のテレビ。
  6. 前記機器本体は、外部機器と接続可能な外部接続端子をさらに有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のテレビ。
  7. 前記機器本体は、
    前記外部接続端子を覆う閉姿勢と前記外部接続端子を露出させる開姿勢との間で開閉可能な端子カバーと、
    前記端子カバーが前記閉姿勢に向けて姿勢変化するように前記端子カバーを付勢する付勢部材と、をさらに有することを特徴とする請求項に記載のテレビ。
  8. 前記端子カバーと前記機器本体との間にはシール部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載のテレビ。
  9. 前記機器本体は、前記前面部における前記ディスプレイの上方に設けられ手動操作を受け付ける操作部をさらに有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のテレビ。
  10. 前記コントローラは、ラジオ放送波を受信可能なラジオ放送受信回路と、テレビ放送波を受信可能なテレビ放送受信回路と、を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のテレビ。
  11. 前記コントローラは、選局されたラジオ放送局のラジオ放送に応じた音声信号を出力可能、且つ、選局されたテレビ放送局のテレビ放送に応じた映像信号及び音声信号を出力可能に構成されていることを特徴とする請求項10に記載のテレビ。
  12. 前記コントローラは、前記選局されたラジオ放送局の周波数を示す画面を前記ディスプレイに表示させることが可能に構成されていることを特徴とする請求項11に記載のテレビ。
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