JP2016096477A - 保持部および保持部を備えた電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯機器を用意に接続および設置可能な電気機器であって、様々な種類の携帯機器を設置可能な電気機器を提供。
【解決手段】 電気機器は、音響再生機器と接続可能な接続端子を保持可能な保持部と、前記保持部を着脱可能に装着する装着部とを有する。
【選択図】図11
【解決手段】 電気機器は、音響再生機器と接続可能な接続端子を保持可能な保持部と、前記保持部を着脱可能に装着する装着部とを有する。
【選択図】図11
Description
本発明は、携帯機器を装着可能な保持部および当該保持部を備えた電気機器に関する。
従来から、持ち運び可能で音楽等を出力可能な電気機器が知られている。
近年、携帯機器を装着して、当該携帯機器で再生した音楽を視聴しながら作業可能な電気機器が望まれている。しかし、特許文献1はこのような要望に対応できるように構成されていない。また、携帯機器を電気機器に接続した状態で持ち運び可能とする場合、携帯機器と電気機器とを接続する構成として、USBケーブルを介して携帯機器と電気機器とを接続することが考えられる。しかしながら、携帯機器には様々な種類があり、その接続端子も異なる。このような構成では、特定の種類の携帯機器のみを接続して保持することは可能になるが、それ以外の種類の携帯機器を接続して保持することが不可能になるという問題が想定される。
かかる実情に鑑み本発明は、携帯機器を電気機器に電気的に接続可能で様々な種類の携帯機器を設置可能な電気機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、音響再生機器と接続可能な接続端子を保持可能な保持部と、前記保持部を着脱可能に装着する装着部とを有する電気機器を提供する。
このような電気機器によれば、保持部に音響再生機器を保持させることにより、音響再生機器と電気機器との電気的な接続が可能になる。
前記保持部は、第1挟持部と、第2挟持部とを有し、前記第1挟持部と前記第2挟持部とが前記接続端子を挟持することによって前記接続端子を保持するように構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1挟持部および第2挟持部によって様々な種類の接続端子を確実に保持することができる。
前記装着部は、複数の保持部を選択的に着脱可能であり、前記複数の保持部は、それぞれ、異なる形状の接続端子を保持するように構成されていることが好ましい。このような構成によれば、電気機器は、複数の保持部のうち用途に適したものを装着することにより、様々な規格の接続端子を保持可能になる。
前記第1挟持部は、切欠きが形成された板部と、前記板部に設けられて前記端子を受入れる端子受入れ部とを有することが好ましい。このような構成によれば、切欠きによって規定される空間にケーブルなどを配置することができる。
前記端子挟持部と前記切欠きとは隣接していることが好ましい。
前記端子受入れ部は前記板部の表面から突出して設けられるとともに端子受入れ溝が形成され、前記端子受入れ溝の溝底は前記板部の表面と距離を置いて配置されていることが好ましい。このような構成によれば、受入れ溝の溝底と前記板部の表面とが離間しているため、音響再生機器を配置するのに十分なスペースを確保することができる。
前記接続端子に接続されたケーブルを収容可能なケーブル収容部をさらに有し、前記ケーブル収容部は、前記保持部が前記装着部に装着された場合に、前記板部に覆われることが好ましい。このような構成によれば、保持部は、音響生成機器を保持可能であると共に、ケーブル収容部を覆うことが可能になる。
また、スピーカをさらに有することが好ましい。
前記接続端子に接続されたケーブルを収容可能なケーブル収容部をさらに有し、前記ケーブル収容部は、前記保持部が前記装着部に装着された場合に、前記保持部に覆われることが好ましい。このような構成にすれば、ケーブルを収容した状態で保持部で収容部を覆うことができるため、ケーブルが邪魔になることがない。特に携帯機器を保持部に装着して保持部を装着部に装着する際にケーブルが邪魔になることがない。
また、本発明は、第1挟持部と、第2挟持部とを有し、前記第1挟持部と前記第2挟持部とが音響再生機器と接続可能な接続端子を挟持する保持部であって、電気機器に装着可能な保持部を提供する。
このような構成によれば、第1挟持部および第2挟持部によって様々な種類の接続端子を確実に保持することができる。
本発明の電気機器によれば、携帯機器を電気機器に電気的に接続可能で様々な種類の携帯機器を設置可能な電気機器を提供することが可能になる。
本発明の第1実施の形態による電気機器について図1乃至図21に基づき説明する。
図1乃至図3に示されているように、本発明の実施の形態による電気機器の一例であるポータブルラジオ1は、左右方向に延びる略三角柱形状のラジオ本体2と、ラジオ本体2を囲むように配置されラジオ本体2を保護するフレームガード3と、ラジオ本体2とフレームガード3とを接続するとともに外部からの衝撃を吸収緩和するダンパ部4とを備えており、充電可能な電池パックP(図12、13)を電源として駆動する。ポータブルラジオ1は、電池パックPを電源とするため、商用電源の確保が困難な建設現場等の作業場所に好適である。図1は、ポータブルラジオ1の外観を示す正面図、図2は、ポータブルラジオ1の外観を示す平面図、図3は、ポータブルラジオ1の外観を示す右側面図である。
以下の説明において、ポータブルラジオ1が地面Gに載置された状態の上方を上と定義し、逆を下と定義する。ポータブルラジオ1の操作部24が設けられている側(図1における紙面手前側)を前と定義し、逆を後と定義する。また前方向からポータブルラジオ1を見た場合の右を右と定義し、逆方向を左と定義する。なお、位置関係等に言及した場合、例えば、平行、直交、反対等のように言及した場合、完全に平行、直交、反対等である場合だけでなく、略平行、略直交、略反対等である場合を含むものとする。
図1乃至図6に示されているように、ラジオ本体2は、ハウジング21と、携帯機器収容部22と、表示部23と、操作部24と、電源収容部25(図12)と、スピーカ部26とを備えている。また、ラジオ本体2は、AM、FM等のラジオ放送を受信して音声として出力するラジオ機能、スマートフォン等の携帯機器S(図11(b))が出力する音声を増幅して出力するアンプ機能、携帯機器Sに記憶された音声ファイルを再生して出力する再生機能等を有している。図4乃至図6は、図1乃至図3からフレームガード3を捨象した図であり、図4はポータブルラジオ1のラジオ本体2及びダンパ部4の外観を示す正面図、図5はラジオ本体2及びダンパ部4の外観を示す平面図、図6はラジオ本体2及びダンパ部4の外観を示す右側面図である。
ハウジング21は、ラジオ本体2の外郭をなす部分であり、左右方向に延びる略三角柱形状に形成されている。携帯機器収容部22は、ハウジング21の前部に形成されている。図11(a)及び(b)に示されているように携帯機器収容部22は、載置部20及び前面蓋部22Bを備えている。図11は、携帯機器収容部22を示す外観図であり、(a)は前面蓋部22Bが開いている状態を示す図であり、(b)は載置部20に携帯機器Sが載置されている状態を示す図である。
図11及び図14に示すように、載置部20は、表示部23及び操作部24の表面よりも、ラジオ本体2の内方に凹んで形成されており、携帯機器Sを載置可能とする略四角形状の収容空間を提供している。また、載置部20は、端子保持部60と、右保持爪22D及び左保持爪22Eと、係合部22Fと、係合部22Gとを有している。図14は、ポータブルラジオ1の内部構造を示す図であり、図1のA−A断面図である。端子保持部60は保持部に相当する。
載置部20は端子保持部60を着脱可能に装着している。端子保持部60は端子91(後述)を保持している。端子91は、載置部20の下側部分から上方に延出しており、携帯機器Sの外部端子接続部と接続可能な形状に形成されている。図11(b)及び図14に示されているように、携帯機器Sは、その外部端子接続部S1(後述)に端子91が接続された状態で載置部20に載置される。当該接続状態において、ポータブルラジオ1は、携帯機器Sに電力供給可能であり、携帯機器Sに保存された音声ファイルを読取って再生し、スピーカ部26から出力可能である。なお、ポータブルラジオ1は、音声入力端子であるイヤフォン端子22J(一例として3.5mmステレオミニジャック)を備えており、当該音声入力端子と携帯機器Sのイヤフォン端子S2(図20)とをイヤフォンケーブル8(図19)を介して接続することで、携帯機器Sが再生する音声をスピーカ部26から出力可能である。
右保持爪22D及び左保持爪22Eは、載置部20の上下方向略中央において左右に所定の間隔で並んで配置され、それぞれが左右方向にスライド可能に設けられている。図11(b)に示されているように、携帯機器Sを載置部20に載置した状態で、右保持爪22D及び左保持爪22Eをそれぞれ携帯機器Sに向けてスライドさせることで左右方向から携帯機器Sを挟持することができる。これにより、携帯機器Sを載置部20に安定して載置することができ、携帯機器収容部22に携帯機器Sが収容された状態において携帯機器Sとハウジング21との衝突に起因する故障を抑制することができる。
係合部22Fは、載置部20の上端部に左右方向に延びるように設けられており、後述の前面蓋部22Bの被係合部27と係合可能である。
前面蓋部22Bは、開閉可能であって、その下端部を中心にハウジング21(ラジオ本体2)に対して回動可能に設けられている。換言すると、前面蓋部22Bは、載置部20を開閉可能である。また、前面蓋部22Bの上端部(図11の状態にあっては、紙面手前の前端部)であって、左右方向の略中央には、係合部22Fと係合可能な被係合部27が設けられている。前面蓋部22Bは、係合部22Fと被係合部27とが係合した状態で閉状態(図1乃至図6の状態)となり、係合部22Fと被係合部27とが係合していない状態で開状態(図11の状態)となる。なお、当該閉状態において前面蓋部22Bの前面とハウジング21の前面とは略面一となるように構成されている。
表示部23は、ハウジング21の前面であって、携帯機器収容部22の右側上部に設けられており、各種情報を表示可能に構成されている。例えば、ラジオ放送の周波数及びチャンネル、端子91に接続された携帯機器Sから読み取った音声ファイルの情報等を表示可能である。
操作部24は、ラジオ本体2の前面であって、携帯機器収容部22の右側且つ表示部23の下側に設けられており、複数の操作ボタンを備えている。当該複数の操作ボタンを操作することで、ラジオ放送のチューニング、音量調整、音声ファイルの再生及び停止等を行うことができる。
図12に示すように、電源収容部25は、ラジオ本体2の後部に形成されており、電源格納部25Aと、後面蓋部25Bと、係合爪25Cとを備えている。
ラジオ本体2は、ハウジング21とを有している。ハウジング21は、再生機器収容部作業場所に設置したときに左右方向に延びる長尺な形状を有している。ハウジング21の左右方向に直交する平面に沿った断面は、略三角形状をなしている。
図15(a)は、端子保持部60が載置部20から取り外れたときのポータブルラジオ1を示している。図15(a)に示すように、載置部20には孔部22Hが形成されている。図15(c)に示すように、孔部22Hの内部にはUSB端子22Iとイヤフォン端子22Jとが設けられている。また、孔部22Hの左右方向の長さは、載置部20の左右方向の長さの少なくとも半分より大きく、本実施の形態では、載置部20の左右方向の長さより若干小さい程度である。孔部22Hの左右方向の長さを十分長くすることにより、孔部22Hは、後述のUSBケーブル9やイヤフォンケーブル8を収納可能になる。ここで、イヤフォンケーブル8は、その両端にフォーンプラグを有するプラグである。なお、図11に示すように端子保持部60が載置部20に装着された場合には、孔部22Hは端子保持部60によって覆われる。即ち、端子保持部60は孔部22Hを覆うカバーでもある。孔部22Hはケーブル収容部に相当する。孔部22Hの開口端と係合部22Gは装着部に相当する。
端子保持部60の構成について説明する。端子保持部60は、USBケーブル9の端子91を保持している。ここでUSBケーブル9とは、その一端にUSB端子を有し、他端に携帯機器Sと接続可能な端子を有するケーブルである。本実施の形態では、USBケーブル9として、iPhone(アップル インコーポレテッドの登録商標)と接続可能な、LIGHTNING(アップル インコーポレテッドの登録商標)ケーブルの規格を満たすUSBケーブル9Lと、ANDROID(グーグル インコーポレイテッドの登録商標)をOSとした携帯機器などに接続可能なマイクロUSBケーブル9Mについて説明する。また、端子保持部60として、USBケーブル9Lに対応した端子保持部60L(図16)と、USBケーブル9Mに対応した端子保持部60M(図17)の2種類について説明する。端子保持部60L、60Mは、載置部20に選択的に装着される。尚、端子保持部60L、60Mにおいて、同じ構成には同じ参照番号を付し説明を省略する。
図16(a)は、端子保持部60Lが載置部20から取り外された状態を示している。端子保持部60は、カバー板61と、係合爪62と、端子挟持部63とを備えている。カバー板61は左右に長い略長方形状を有している。係合爪62は、カバー板61の上端であって左右方向の略中央に設けられている。係合爪62は係合部22Fと係合可能である。カバー板61の下側に端子挟持部63が設けられている。また、カバー板61の下端には切欠き64、65が形成されている。詳細には、端子挟持部63の左側に切欠き64が設けられ、端子挟持部63の右側に切欠き65が設けられている。切欠き64、65が形成されることにより、カバー板61の下端には凸部66、67が設けられる。言い換えれば、切欠き64、65は凸部66、67より上側に凹むように形成されている。カバー板61と、端子挟持部63とがそれぞれが第1挟持部、第2挟持部に相当する。
カバー板61は、上部81と下部82とを有している。上部81と下部82とは一体的に成型されている。尚、図14に示すように端子保持部60が載置部20に取付られた状態では、上部81が左右方向、および、前下方向に平行に延びている。しかし、図16〜18、21を用いた説明では、説明の便宜のため、図16に示すように上部81が上下、左右方向に平行に配置されているものとする。カバー板61は屈曲しており、屈曲箇所の上側が上部81であり、下側が下部82である。従って、上部81と下部82とは所定の角度で接続されている。即ち、下部82は、前下方向に斜めに延出している。
図16(b)に示すように、端子挟持部63は、端子受入れ部63Aと、挟持板63Bと、ネジ63Cと、ナット63Dとを有している。ナット63Dは、端子保持部60の孔73の後ろ側に圧入ないし接着されている。尚、ナット63Dは、孔73に圧入ないし接着されておらず、孔73から分離可能であってもよい。端子受入れ部63Aは、溝71L、と溝72Lと、ネジ孔73と、上面74とを有している。溝71Lは、溝72Lの上側に設けられ、溝72Lと連通している。溝71Lの左右方向の長さは、溝72Lの左右方向の長さより長い。従って、溝71Lと溝72Lとの連結部分には底面75Lが形成されている。
USBケーブル9Lは、端子91Lと、端子支持部92Lと、ケーブル93と、USB端子94とを有している。端子支持部92Lは、ケーブル93と端子91との間に設けられている。USBケーブル9Lは、端子91Lは、iPhone(アップル インコーポレテッドの登録商標)の端子(後述の端子S1)と接続可能である。USB端子94は、USB Aプラグ側コネクタである。本実施の形態の端子保持部60は、LIGHTNINGケーブルの規格を満たす様々な製品のUSBケーブル9Lを保持することが可能なように溝71Lが形成されている。
即ち、溝71Lの左右方向の長さ、および、前後方向の長さが、それぞれ、端子支持部92Lの左右方向の長さ、および、前後方向の長さより大きく形成されている。
一般に、市販されているLIGHTNINGケーブルは、製品ごとに端子支持部92Lの形状や大きさなどが異なる。特に、端子支持部92Lの前後方向の長さは製品ごとに大きく異なる。そのため、本実施の形態では、溝71Lの前後方向の長さを十分長くし、様々なLIGHTNINGケーブルを保持可能にしている。溝71Lの左右方向の長さは、端子支持部92Lの左右方向の長さより若干大きい。端子支持部92Lの左右方向の長さは前後方向ほどにバラつきが大きくないためである。また、溝71Lの上下方向の長さは、端子支持部92Lの上下方向の長さより短い。これにより、図16(a)に示すように、端子支持部92Lが端子保持部60Lに保持されたときに端子支持部92Lの一部が、上面74より上側に突出する。
端子保持部60LがUSBケーブル9Lを保持する際には、まず、端子支持部92Lが、溝71Lに配置され、ケーブル93の一部が、溝72Lに配置される。このとき端子支持部92Lは底面75と当接する。これにより、端子支持部92Lが下方へ落下することを防止できる。この状態で、端子受入れ部63Aと、挟持板63Bとで端子支持部92Lを挟持し、ネジ63Cを螺合する。これにより、図16(a)に示すように、端子保持部60がUSBケーブル9を保持する。ネジ63Cにより、端子受入れ部63Aと、挟持板63Bとを取付けることによって、両者によって端子支持部92Lを挟み込むことができるため、挟持板63Bが端子支持部92Lを十分な力で固定することができる。なお、ネジ63Cは紛失防止のため、ワッシャ等で挟持板63Bに取り付けられる用に構成してもよい。
図17(a)、(b)に示すように、端子保持部60Mは端子保持部60Lと溝71M、72Mを除いて同じ構成である。溝71M、72Mは、USBケーブル9Mを保持可能に形成されている。即ち、USBケーブル9Mは、端子91Mと、端子支持部92Mと、ケーブル93と、USB端子94とを有している。端子91Mは、USBミニAプラグ側コネクタ或いはUSBマイクロBプラグである。溝71Mは、端子支持部92Mを配置可能である。溝71Mは、溝72Mの上側に設けられ、溝72Mと連通している。溝71Mの左右方向の長さは、溝72Mの左右方向の長さより長い。従って、溝71Mと溝72Mとの連結部分には底面75Mが形成されている。
LIGHTNINGケーブル同様、市販されているマイクロUSBケーブルも製品ごとに端子支持部92Mの形状や大きさなどが異なる。特に、端子支持部92Mの前後方向の長さは製品ごとに大きく異なる。そのため、本実施の形態では、溝71Mの前後方向の長さを十分長くし、様々なマイクロUSBケーブルを保持可能にしている。溝71Mの前後方向の長さより、端子支持部92Mの前後方向の長さの方が長くなる場合も想定される。この場合、挟持板63Bが端子受入れ部63Aから前後方向に浮いた状態になるが、安定して固定できるよう挟持板63B端面にレール形状を、端子受入れ部63Aに当該レール形状が通る凹形状を付加してもよい。なお、挟持板63Bは湾曲可能な板バネが望ましい。
また、溝71Mの左右方向の長さは、端子支持部92Mの左右方向の長さより若干大きい。端子支持部92Mの左右方向の長さは前後方向ほどにバラつきが大きくないためである。また、溝71Mの上下方向の長さは、端子支持部92Mの上下方向の長さより短い。これにより、図17(a)に示すように、端子支持部92Mが端子保持部60Mに保持されたときに端子支持部92Mの一部が、上面74より上側に突出する。これにより、携帯機器Sの装着時に携帯機器Sと上面74との間に空間ができ、携帯機器Sの端子カバー等を収納することができる。
図18に示すように、上面74の左右方向略中央部には切欠き76(76L、76M)が形成され、当該切欠きが溝71(71L、71M)の上端と接続している。尚、切欠き76の後端(溝71の溝底)は、上部81より前方に位置している。このため、端子91(91L、91M)は、上部81よりも間隔を隔てて前側に配置される。尚、本実施の形態では、切欠き76の後端(溝71の溝底)と上部81との前後方向の間隔は、携帯機器Sの厚みの半分より十分大きくなるように構成されている。
図20に示すように、iPhoneなどの、携帯機器Sはその底部に、端子91(91L、91M)と接続可能な端子S1と、イヤフォン端子S2とを備えている。例えば、端子S1は、LIGHTNING(アップル インコーポレイテッドの登録商標)コネクタや、USBミニAソケットである。また、イヤフォン端子S2は、例えば、3.5mmステレオミニジャックである。端子保持部60には切欠き64、65が端子挟持部63の左右にそれぞれ設けられている。これのような構成によって、図19に示すように、イヤフォン端子S2に接続されたイヤフォンケーブル8を切欠き64または切欠き65に挿通することができる。
端子91(91L、91M)が端子S1と接続されると、端子91を介して携帯機器Sを充電したり、ポータブルラジオ1が端子91を介して携帯機器Sからのデータを受信することが可能である。尚、ポータブルラジオ1は携帯機器Sからのデータ(例えば音声データ)をブルートゥース通信を介して受け取るようにしてもよい。
端子S2がイヤフォンケーブル8と接続されると、携帯機器Sで再生した音声データをポータブルラジオ1のスピーカ部26から出力することができる。
端子保持部60Lを載置部20に装着する方法を説明する。尚、端子保持部60Lは、図16(a)に示すようにUSBケーブル9が固定された状態にあるとする。まず、USB端子94とUSB端子22Iとを接続する。また、イヤフォン端子22Jにイヤフォンケーブル8の端子を接続する。載置部20の下端に、凸部66、67を配置する。この際に、図19に示すようにイヤフォンケーブル8が切欠き64または切欠き65と、載置部20(孔部20Hの開口端)とによって囲まれる空間の間を通過するように配置する。即ち、イヤフォンケーブル9は、孔部22Hと、切欠き64または65によって規定される開口部を通過するように配置する。次に、凸部66、67の下端部を回動軸として、端子保持部60Lを回動させることにより係合爪62を係合部22Fに係合させる。これにより、端子保持部60は載置部20に固定される。また、この後にイヤフォンケーブル8の端子を携帯機器Sのイヤフォン端子S2に接続し、端子91を端子S1と接続する。尚、イヤフォンケーブル8によって携帯機器Sとポータブルラジオ1とを接続する例を示したが、イヤフォンケーブル8に関する接続は一切行わなくても良い。
尚、端子保持部60Mを載置部20に装着する方法は端子保持部60Lと同様であるため説明を省略する。
上記のポータブルラジオ1によれば、作業者は、携帯機器Sの端子S1を端子保持部60の端子91に接続すれば、同時に携帯機器Sが端子保持部60に支持することができる。また、端子保持部60の形状を変えることによって、様々な規格のUSBケーブル9を保持することができる。そのため、端子保持部60を変えることによって、ポータブルラジオ1は、様々な種類の携帯機器Sを保持することができる。
また、端子保持部60は、カバー板61と端子挟持部63とでUSBケーブル9を挟持している。このため、同一規格の様々なUSBケーブル9の製品を1つの端子保持部60で保持することができる。作業者が所有しているUSBケーブル9は、例え、規格が同一であっても、端子支持部92の形状、サイズは様々なものが想定される。本実施の形態に示した構成であれば、そのような形状、サイズの違いに関わらず、端子保持部60は端子支持部92を保持することができる。
カバー板61は、端子保持部60がポータブルラジオ1に装着されたときに、孔部22Hを覆うことができる。
本発明によるポータブルラジオ1は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
上記の実施の形態ではイヤフォンケーブル8を介してポータブルラジオ1と携帯機器Sとを接続したが、イヤフォンケーブル8によるこのような接続を行わなくともよい。このような場合には、端子S1から携帯機器Sの音声データを受信するようにしてもよいし、音声データを受信せず、ポータブルラジオ1が携帯機器Sの充電装置としてのみ機能するようにしてもよい。あるいは、ポータブルラジオ1は、ブルートゥースを介して携帯機器Sの音声データを受信するようにしてもよい。
図21に示すように溝71Lと端子支持部92Lとの間に板状のスポンジやゴム、シリコン等の弾性体78を挟むようにしてもよい。上述のように、端子支持部92Lの前後方向の長さは、製品によって大きく異なる。端子支持部92Lの前後方向の長さが、溝72Lの前後方向の長さより極端に小さいときには、弾性体78によって両者の長さの差を埋めることができる。これにより、挟持板63Bが、端子支持部92Lを端子受入れ部63Aに向けて押圧することができる。尚、ここでは端子保持部60Lについて説明したが、端子保持部60Mに弾性体78を用いるようにしてもよい。更に、溝71Lの前後方向を端子支持部92Lの前後方向の長さよりも短くし、挟持板63Bを湾曲させることで端子支持部92Lを固定してもよい。この場合、挟持板63Bは板バネが望ましい。
端子保持部60として、LIGHTNINGケーブルであるUSBケーブル9Lや、マイクロUSBケーブルであるUSBケーブル9Mを取付け可能な端子保持部60L、60Mについて説明したが、それ以外の規格のUSBケーブル9を取付け可能な構成であってもよい。その場合には、溝71L、72L、(71M、72M)の形状を変更すればよい。
また、本発明の端子保持部60は、本実施の形態のポータブルラジオ1のみならず、図22に示すような、携帯機器Sと接続可能なポータブルラジオ101に用いることも可能である。ポータブルラジオ101は、その前面に表示部23と、スピーカ部26とが設けられ、その上面に操作部24が設けられている。また、表示部23、スピーカ部26の右側に端子保持部60が設けられている。尚、端子保持部60を取り外した場合には本実施の形態の孔部22Hと同様な構成が設けられているが、ここでは説明を省略する。
また、携帯機器Sを取付け可能な装置であれば、ポータブルラジオ以外の電気機器に端子保持部60を設けるようにしてもよい。例えば、図23の表示装置201に端子保持部60を設けるようにしても良い。表示装置201は、前面に表示部23と、上部に操作部24とを有しており、表示部23の右側に端子保持部60が設けられている。端子保持部60を取り外した場合には本実施の形態の孔部22Hと同様な構成が設けられているが、ここでは説明を省略する。表示装置201は、映像情報を携帯機器Sの端子S1および端子91Lを介して受信し、表示部23に表示する。また、端子S1および端子91Lを介して携帯機器Sを充電することも可能である。
端子支持部92を挟持する構成は、実施の形態に示した構成に限定されない。例えば、実施の形態では端子受入れ部63Aに溝71を設け、当該溝71に端子支持部92を受入れる構成を示したが、端子受入れ部63Aではなく、端子受入れ部63Aに代わる溝の無い部材に弾性部材を設け、当該弾性部材に当接するように端子支持部92を配置して、挟持板63Bと挟むようにしてもよい。また、挟持板63Bにも端子支持部92に当接可能な弾性体を設けるようにしてもよい。また挟持板63Bに溝部を設け、当該溝部が端子支持部92に当接するようにしてもよい。
1 ポータブルラジオ
2 ラジオ本体
3 フレームガード
4 ダンパ部
9 USBケーブル
10 筐体
20 載置部
21 ハウジング
22 携帯機器収容部
22I 端子
22J イヤフォン端子
60 端子保持部
61 カバー板
62 係合爪
63 端子挟持部
63A 端子受入れ部
63B 挟持板
66 凸部
71、72 溝
78 弾性体
2 ラジオ本体
3 フレームガード
4 ダンパ部
9 USBケーブル
10 筐体
20 載置部
21 ハウジング
22 携帯機器収容部
22I 端子
22J イヤフォン端子
60 端子保持部
61 カバー板
62 係合爪
63 端子挟持部
63A 端子受入れ部
63B 挟持板
66 凸部
71、72 溝
78 弾性体
Claims (10)
- 音響再生機器と接続可能な接続端子を保持可能な保持部と、
前記保持部を着脱可能に装着する装着部と、を有することを特徴とする電気機器。 - 前記保持部は、第1挟持部と、第2挟持部とを有し、前記第1挟持部と前記第2挟持部とが前記接続端子を挟持することによって前記接続端子を保持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
- 前記装着部は、複数の保持部を選択的に着脱可能であり、
前記複数の保持部は、それぞれ、異なる形状の接続端子を保持するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器。 - 前記第1挟持部は、切欠きが形成された板部と、前記板部に設けられて前記接続端子を受入れる端子受入れ部とを有することを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
- 前記端子受入れ部と前記切欠きとは隣接していることを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
- 前記端子受入れ部は前記板部の表面から突出して設けられるとともに端子受入れ溝が形成され、前記端子受入れ溝の溝底は前記板部の表面と距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
- 前記接続端子に接続されたケーブルを収容可能なケーブル収容部をさらに有し、
前記ケーブル収容部は、前記保持部が前記装着部に装着された場合に、前記板部に覆われることを特徴とする請求項4項に記載の電気機器。 - スピーカをさらに有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の電気機器。
- 前記接続端子に接続されたケーブルを収容可能なケーブル収容部をさらに有し、
前記ケーブル収容部は、前記保持部が前記装着部に装着された場合に、前記保持部に覆われることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。 - 第1挟持部と、第2挟持部とを有し、前記第1挟持部と前記第2挟持部とが音響再生機器と接続可能な接続端子を挟持する保持部であって、電気機器に装着可能なことを特徴とする保持部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014232127A JP2016096477A (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 保持部および保持部を備えた電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014232127A JP2016096477A (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 保持部および保持部を備えた電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016096477A true JP2016096477A (ja) | 2016-05-26 |
Family
ID=56070293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014232127A Pending JP2016096477A (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 保持部および保持部を備えた電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016096477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018198376A (ja) * | 2017-05-23 | 2018-12-13 | 工機ホールディングス株式会社 | 電気機器 |
-
2014
- 2014-11-14 JP JP2014232127A patent/JP2016096477A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018198376A (ja) * | 2017-05-23 | 2018-12-13 | 工機ホールディングス株式会社 | 電気機器 |
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