JP2006205323A - 工具収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】工具本体以外の音声装置など他の電気機器とともに運搬が容易で、かつ作業現場の粉塵等の汚染に耐え得る電気機器組込み型の工具収納ケースを提供する。
【解決手段】特に、電気機器として音声装置を組込んだ場合、工具収納ケース120を一対のスピーカ20、21のエンクロージャとして使用し、工具収納ケース120内の収納部135、136などを区画する仕切壁122、124で一対のスピーカの音道空間を分離する。また、工具収納ケース1内にAC/DCコンバータ電源(101)又はバッテリDC電源(5)の電源切換回路102を構成するとともに、工具収納ケース1内に仕切壁122、124等に沿って、音声装置16等の電気機器の電源配線又は相互配線28を施し、収納側ケース1及び蓋側ケース2を閉じた状態で音声装置16や充電器4などの電気機器を動作させる。
【選択図】図1
【解決手段】特に、電気機器として音声装置を組込んだ場合、工具収納ケース120を一対のスピーカ20、21のエンクロージャとして使用し、工具収納ケース120内の収納部135、136などを区画する仕切壁122、124で一対のスピーカの音道空間を分離する。また、工具収納ケース1内にAC/DCコンバータ電源(101)又はバッテリDC電源(5)の電源切換回路102を構成するとともに、工具収納ケース1内に仕切壁122、124等に沿って、音声装置16等の電気機器の電源配線又は相互配線28を施し、収納側ケース1及び蓋側ケース2を閉じた状態で音声装置16や充電器4などの電気機器を動作させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築現場などの作業現場で使用する、インパクトドリル等の電動工具本体を作業現場へ運搬し、又は電動工具本体を使用しない時に保管するための工具収納ケースに関し、特に、作業現場に必要な電動工具本体以外の、音声装置等の他の電気機器と共に運搬するのに好適な電気機器組込型の工具収納ケースに関する。
なお、本願明細書に記述される音声装置とは、オーディオ増幅器、ラジオチューナ(AMチューナ、FMチューナ、TV音声チューナ)、MDプレーヤ、CDプレーヤなど音声に関する電気機器を広く含むものとする。
一般に、電動工具の収納ケースは、電動工具を作業現場に持ち運ぶときに、工具本体、並びに工具本体に用いられる締結用ソケット、ビット等の先端工具、バッテリパック(カセット式蓄電池)及び充電器など工具本体に係る付帯物を同時に運搬するのに便宜を与えるために用いられるものである。この工具収納ケースは、収納側ケースと、該収納側ケースの開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケースから構成され、収納側ケース内に収納仕切壁部(固定用リブ)によって区画された、電動工具本体を収納する工具収納部、ソケットなど小物類の小物類収納部、及びバッテリパックを収納するバッテリ収納部などを有し、蓋側ケースを閉塞して持ち運びするものである。
建築現場等の作業現場への運搬は、上記のような工具収納ケースに収納された必要な電動工具以外に、作業現場に必要な他の電動工具又はその工具収納ケースに加え、作業効率を向上させるための音響機器や照明用器具など他の電気機器も同時に運搬する必要がある。このため、現場までの運搬用車両に積み易くすると同時に、ビル建屋の上方階への運搬等のように、作業現場で持ち運び易くするために、コンパクトに荷造りしなければならない。
電動工具以外に現場へ運搬する特別な電気機器として、現場作業員が音楽やトークショーを聞きながら作業効率を向上させるために、携帯用ラジオ、MDプレーヤ、CDプレーヤ等の音声装置を搬入することが一般に行われている。例えば、一般住宅やビル建屋の工事において、現場作業者(工事作業者)は、一人ないし複数人で作業する場合、話をしながら作業ができないため、ラジオやCDプレーヤなどの音声装置を作業現場へ搬入することにより、音楽やトークショーを聴きながら作業する場合が多い。リズムよく作業をしたり、或いは疲労を軽減したり、効率を高める上で、音楽を聴きながら仕事をすることは有効である。
特に作業現場に好適な音声装置として、下記特許文献1及び特許文献2に開示された音声装置が公知である。これらの特許文献に示された音声装置に従えば、作業現場での工具等の落下物による破損又は音声装置自体の落下による損傷を防止するために、ラジオ筐体の周囲に鉄パイプ製の保護棒材又は保護シールドが設けられ、作業現場の過酷な使用条件に耐え得る音声装置を提供している。また、この特許文献に示された音声装置に従えば、電動工具用バッテリパックを充電するための充電器を内蔵し、この充電器の電源(商用交流電源から供給される電源)又はバッテリパックの一方をラジオ電源として使用することを開示している。つまり、音声装置は、電動工具用バッテリパックの充電器の組立体と一体に構成されたものである。
しかしながら、上記特許文献に示された作業現場用の音声装置では、重量が重く、その外郭も独特な形状を有するもので、電動工具と共に運搬するためにはコンパクトな荷造りが困難となり、作業現場への車両運搬、及び作業現場での持ち運びが不便となる。例えば、ビル現場の作業者は、ビル建屋の上方階へ運搬する場合、コードレス電動工具の入った収納ケースと、音声装置とを個別に持ち運びする必要があり、更には、他の電気機器又は作業用装置の運搬も行うことになって、一度足らず幾度もの往復運搬で時間をロスし、また疲労することになる。
また、作業現場では他の電動工具や工事用車両、発電機などの騒音が多いため、音声装置は、大音量再生が可能で、音質が良いスピーカエンクロージャが要求される。更に、このスピーカエンクロージャは、一般にスピーカユニット(以下、単にスピーカと称する)にマグネットを使用しているので、作業現場でのドリルによる穴あけ等による鉄材切粉又はその他の粉塵が該マグネットに吸引され付着されてスピーカ動作を阻害するという問題も招く。
更に、作業現場で使用される音声装置は作業現場での電源環境を考慮しなければならない。商用電源又は発電機などによる交流電源(AC電源)が設置されている現場ではAC電源を直流電源(DC電源)に変換して直流電圧を使用し、交流電源が直ちに確保できない現場では、電動工具(コードレス型)に用いられるバッテリパックと同一形態の蓄電池を電源として使用することが要求される。
更にまた、音声装置等の電源コードやアンテナも電気機器本体から露出して延びて、収納されていないので、作業者が現場で露出したコードやアンテナ等に引っ掛けたりして電気機器の破損を招く可能性もある。
更にまた、音声装置は、屋内の現場で使用されるとは限らないので、屋外の埃や小雨などに対しても、耐久性が要求される。
従って、本発明の主目的は、作業現場への車両運搬又は持ち運びに有利な、電動工具とその他の電気機器、特に音声装置とを組合せ収納するコンパクトな電気機器組込型工具収納ケースを提供することにある。
本発明の他の目的は、電動工具本体を収納する工具収納ケースを、特にその他の電気機器である音声装置の大出力用及び高音質用に適したスピーカエンクロージャ(スピーカボックス)として機能させた電気機器組込型工具収納ケースを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、作業現場の雨、おがくず、切粉、粉塵などの汚染環境から損傷を保護し得る音声装置又は他の電気機器を収納することが可能な電気機器組込型工具収納ケースを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、商用電源又は発電機などによる交流電源(AC電源)が設置されている現場ではAC電源を直流電源(DC電源)に変換して直流電源として使用し、交流電源が直ちに確保できない現場では、電動工具に用いられるバッテリパックと同一形態の蓄電池を電源として使用することが可能な電源供給回路装置を備える電気機器組込型工具収納ケースを提供することにある。
本発明の上記目的及び他の個別の目的、並びに本発明の特徴及び利点は、以下の本明細書の記述及び添付図面から更に明らかにされるであろう。
本発明の一つの特徴によれば、収納側ケース、及び該収納側ケースの開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケースから構成された工具収納ケースであって、前記工具収納ケースの収納側ケース内に収納仕切壁部によって区画された、電動工具本体を収納する工具収納部、音声装置を収納する第1の電気機器収納部、及びバッテリパックを収納するバッテリ収納部と、前記第1の電気機器収納部に収納された音声装置と、前記収納側ケース内に収納され、該収納側ケースから外部へ引出し可能な電源コードと、前記収納側ケース内に設けられ、前記電源コードと前記音声装置間の電気的接続及び前記バッテリ収納部と前記音声装置間の電気的接続を行う内部配線と、前記収納側ケースの側壁部に互いに離間されて取付けられ、前記音声装置によって駆動される一対のスピーカユニットとを具備し、前記収納側ケース及び前記蓋側ケースは、前記一対のスピーカユニットの配置に対応して、前記収納側ケース及び前記蓋側ケースの内面に突出する部屋仕切壁部で複数の小部屋に分割され、前記蓋側ケースが前記収納側ケースを閉塞したとき、スピーカユニットのエンクロージャを形成することを特徴とする工具収納ケースを提供する。
本発明の他の特徴によれば、収納側ケース、及び該収納側ケースの開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケースから構成された工具収納ケースであって、前記工具収納ケースの収納側ケース内に収納仕切壁部によって区画された、電動工具本体を収納する工具収納部及び音声装置を収納する電気機器収納部と、前記電気機器収納部に収納された音声装置と、前記収納側ケースの側壁部に互いに離間されて取付けられ、前記音声装置によって駆動される一対のスピーカユニットと、一対の前記スピーカユニットが取付けられたそれぞれの前記側壁部に着脱自在に取付けられ、該スピーカユニットのコーン側表面を覆って配置された粉塵遮蔽用フィルタとを具備し、前記工具収納ケースは、前記蓋側ケースが前記収納側ケースを閉塞したとき、一対の前記スピーカユニットのエンクロージャを形成することを特徴とする工具収納ケースを提供する。
本発明の更に他の特徴によれば、収納側ケース、及び該収納側ケースの開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケースから構成された工具収納ケースであって、前記工具収納ケースの収納側ケース内に収納仕切壁部によって区画された、電動工具本体を収納する工具収納部、電気機器を収納する少なくとも一つの電気機器収納部、及びバッテリパックを収納するバッテリ収納部と、前記電気機器収納部に収納された電気機器と、前記収納側ケース内に収納され、該収納側ケースから外部へ引出し可能な電源コードと、前記収納側ケース内に形成され、前記電源コードから供給される交流電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータ電源と、前記収納側ケース内に形成され、前記バッテリ収納部に収納される前記パッテリパックの直流電源又は前記AC−DCコンバータ電源のどちらか一方の電源を択一的に前記電気機器に供給する電源切換回路とを有し、前記電源コードと前記AC−DCコンバータ電源との内部配線、並びに前記電源切換回路と前記AC−DCコンバータ電源及び前記バッテリ収納部との内部配線は、前記収納仕切壁部に沿って配置され、該内部配線が配置される該仕切壁部は複数の壁から成り、前記内部配線は該複数の壁間の空間部に配置され、前記仕切壁部の開口部は弾性体によって閉塞されていることを特徴とする工具収納ケースを提供する。
本発明の他の特徴によれば、前記部屋仕切壁部は複数の壁から成り、該複数の壁は互いに離間されてそれらの間に空間部を形成している。
本発明の更に他の特徴によれば、前記収納側ケース又は前記蓋側ケースは、閉塞状態において、該両ケースの内面から突出する前記部屋仕切壁部の間に挟まれるように、弾性体材料から成るパッキンを有する。
本発明の更に他の特徴によれば、前記収納側ケースの前記側壁部に取付けられ、前記スピーカユニットの背面を覆うスピーカカバーであって、音道となる穴部を有するスピーカカバーを更に具備し、前記スピーカユニットの収納部を区画する、前記収納側ケース及び前記蓋側ケースの内面に突出するスピーカ仕切壁部を更に具備し、該スピーカ仕切壁部は前記スピーカカバーの該穴部の面と垂直方向で交差するように設けられ、かつ、該スピーカ仕切壁部の端部と前記収納側ケース又は蓋側ケースとの間に音道となる穴部を設ける。即ち、該スピーカ仕切壁部は、前記スピーカカバーの該穴部に対し、迷路状の音道を形成するように音道穴部を有する。
本発明の更に他の特徴によれば、前記スピーカユニットが取付けられた前記側壁部に着脱自在に取付けられ、該スピーカユニットのコーン側表面を覆って配置された粉塵遮蔽用フィルタを更に具備する。
本発明の更に他の特徴によれば、前記音声装置はラジオチューナ及びオーディオ増幅器を具備する。
本発明の更に他の特徴によれば、前記ラジオチューナ及びオーディオ増幅器とが一体にラジオユニットとして形成され、該ラジオユニットは、前記収納側ケースに着脱自在に収納され、離脱したとき単独で動作するように電池及びスピーカユニットを内蔵している。
本発明の更に他の特徴によれば、前記音声装置は前記収納側ケースの側壁部の外面より外部に露出する操作スイッチ部又は表示部は、前記側壁部の凹部に設けられたことを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記電源コードは、渦巻きバネにより電源コード巻取る巻取式コードから構成され、前記工具収納ケース内に収納可能である。
本発明の更に他の特徴によれば、前記内部配線は前記収納仕切壁部又は前記部屋仕切壁部に沿って配置され、該内部配線が配置される該仕切壁部は複数の壁から成り、前記内部配線は該複数の壁間の空間部に配置され、前記仕切壁部の開口部は弾性体によって閉塞されている。
本発明の更に他の特徴によれば、前記収納側ケースのバッテリパック収納部と前記バッテリパックとの係合機構は、前記バッテリパックと工具本体との係合機構と同一の機構であることを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記音声装置は、前記バッテリパック収納部に係合された前記バッテリパックの電源、又は前記電源コードから供給される交流電源を変換した直流電源の何れか一方の電源が電源切換回路から給電される。
本発明の更に他の特徴によれば、前記収納側ケースは、第2の電気機器収納部を更に具備し、該第2の電気機器収納部にMDプレーヤ又はCDプレーヤが収納されていることを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記MDプレーヤ又はCDプレーヤは、それらの外形寸法に対応して調整可能な、伸縮自在のゴムバンド又は調整可能なベルト等の保持手段によって前記第2の電気機器収納部に保持されていることを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記音声装置の操作スイッチ部は、弾性体の防塵材料で覆われていることを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記収納側ケースは、第3の電気機器収納部を更に具備し、該第3の電気機器収納部にGPSユニットが収納されている。
本発明の更に他の特徴によれば、前記ラジオチューナはアンテナを有し、該アンテナは前記工具収納ケースに内蔵されていることを特徴とする。
本発明の一つの効果は、電動工具、及びその他の電気機器、特に音声装置が一つの工具収納ケースに収納されるので、作業現場への車両運搬又は持ち運びに有利な、コンパクトな電気機器組込型工具収納ケースを提供できる。特に、ラジオ等の音声装置を収納ケースにより開閉式にし、スピーカ音道空間内に、電動工具やバッテリ、充電器、或いはスパナやニッパなどの収納部を設けたので、音の良いラジオを、大型化せずに、工具ケースと音声装置を一体化できる。これにより、作業現場に持ち込む際に、工具収納ケースと音声装置の二つの荷物を個別に運搬する必要がなくなるので、作業効率の向上と疲労の軽減を図ることができる。
本発明の他の効果は、電動工具本体を収納する工具収納ケースの収納部を、部屋仕切壁部によって複数の部屋に分割し、一対の各スピーカの音道とし、工具収納ケース自体をスピーカエンクロージャとして機能させるので、低音が豊かな良い音質の大音量を得ることができる。特に、工具収納ケースの中に左右スピーカの音道を二分するための2重の部屋仕切壁部を設けたので、ステレオの左右スピーカの音の分離度を高めることができる。
特に本発明によれば、蓋側ケースを閉めた際の蓋側ケースと収納側ケースの部屋仕切壁部間にゴムなどの弾性体部材を設けたので、密閉度が上がり音質は向上する。また僅かの隙間のビビリ音もゴム状弾性体材料で吸収され、防止できる。
本発明の更に他の効果は、一対のスピーカユニットが取付けられたそれぞれの工具収納ケースの側壁部に、各スピーカユニットのコーン側表面を覆って着脱自在に粉塵遮蔽用フィルタが取付けられるので、おがくず、切粉、粉塵などの汚染環境からスピーカの損傷を保護できる。また、スピーカの振動を音道で共鳴させるには、ケースの収納部と音道空間の間を密封することはできない。本発明に従えば、蓋側ケースと収納側ケースとの間を密封することない部屋仕切壁部(スピーカ仕切壁部を含む)を迷路状に設け、工具本体等の収納物がスピーカに激突することのないようにしながら、部屋仕切壁部又は収納仕切壁部によって音の通路を設ける。その通路に網上の通気性部材を設け、前記鉄切粉や木切粉の侵入を防げる。これにより、音道となる収納部に工具などを収納しても、スピーカの破損を守ることができる。
本発明の他の効果は、商用電源又は発電機などによる交流電源(AC電源)が設置されている現場ではAC電源を直流電源(DC電源)に変換して直流電圧を使用し、交流電源が直ちに確保できない現場では、電動工具に用いられるバッテリパックと同一の蓄電池電圧を使用する電源供給回路装置を工具収納ケースに内蔵するので、交流電源のない現場でも音声装置を駆動できる。これにより、工具本体の運搬時や、長時間の作業時などに、音声装置を駆動できる。
本発明の他の効果は、スイッチ類は、ゴムの防塵材で覆われるので、スピーカのコーン面の汚染防止と同様に、鉄粉や粉塵、又は雨に強い構造になる。
本発明の更に他の効果は、工具収納ケースに比べ、小形な音声装置ユニット(ラジオユニット)部が着脱可能に収納されるので、狭い作業場所に離脱してラジオユニット部を単独で使用することができる。
本発明の更に他の効果は、操作のためのツマミ又はスイッチ、液晶表示部などを収納ケースの側壁部の外面よりも凹ませたので、他の物の衝突から保護できる。
本発明の更に他の効果は、電源コードは渦巻きバネを使った巻き取り式としたので、工具収納ケースの運搬の際に電源コードが他の工作物へ引っ掛からず、邪魔にならない。
本発明の更に他の効果は、工具収納ケースの蓋側ケースを開いた場合、工具収納ケースの内部配線が露出しないように、内部配線が配設される収納仕切壁部を2重壁とし、その間に配線を設け、かつ2重壁はゴムなどの弾性体材料によって蓋をしたので、内部配線の露出がなく、その破損を防止できる。
本発明の更に他の効果は、工具収納ケースとバッテリパックとの係合機構(ラッチ機構)は、バッテリパックと工具本体を係合保持するバッテリパックの係合機構と同一機構としたので、運搬時の脱落や接触不良を防止できる。
本発明の更に他の効果は、市販のCDプレーヤMDプレーヤなども大きさの大小に関係なく収納固定でき、またケース内部に収納したまま使えるので、粉塵や衝撃の多い現場用に最適となる。
本発明の更に他の効果は、GPSユニットを内蔵しているので、工具本体及び他の電気機器の盗難防止や、不案内な現在位置の確認が可能となる。
本発明の更に他の効果は、AM用バーアンテナ及びFM用ロッドアンテナ(またはワイヤアンテナ)は、工具収納ケース内に内蔵したので、作業現場への運搬時に障害とならず、またそれらのアンテナは破損しにくい。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、繰返しの説明を省略する。
図1乃至図5は、コードレス型ドライバドリルを収納する工具収納ケースに、ドライバドリル本体とその充電器を収納し、かつ、該工具収納ケース内に、他の電気機器として音声装置を組込んだ電気機器組込み型工具収納ケースの構成図を示す。図1は平面図、図2は図1の線A−Aに沿う断面図、図3は図1の線B−Bに沿う断面図、図4は正面図、及び図5は音声装置のブロック回路図を示す。
[工具収納ケース及びスピーカエンクロージャの構成]
本発明に係る工具収納ケース120は、収納側ケース1、及び該収納側ケース1の開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケース2から構成される。これらは、合成樹脂材料(ブラスチック材料)のインジェクション成形体により、例えば箱形形状に形成される。箱形形状の工具収納ケース120は、前後の側壁部120a、120b及び左右の側壁部120c、120dを有し、前側壁部120aには持ち運ぶためのハンドル38が一体に形成されている。
本発明に係る工具収納ケース120は、収納側ケース1、及び該収納側ケース1の開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケース2から構成される。これらは、合成樹脂材料(ブラスチック材料)のインジェクション成形体により、例えば箱形形状に形成される。箱形形状の工具収納ケース120は、前後の側壁部120a、120b及び左右の側壁部120c、120dを有し、前側壁部120aには持ち運ぶためのハンドル38が一体に形成されている。
上下に分割された収納側ケース1と蓋側ケース2の内部は空洞になっており、ヒンジ部1bにヒンジピン31(図2、図3参照)で開閉自在(回転自在)に保持されている。収納側ケース1と蓋側ケース2とは、ヒンジ部1bにより開閉自在に枢着されると共に、ラッチ(留め金)37により閉止可能に設けられる。両者のケース1及び2は、必ずしもヒンジ部1bを蝶番開閉式に固定する必要はない。例えば、蓋側ケース2は、開放状態にしたいとき収納側ケース1より取り外し、閉塞状態にするときのみ収納側ケース1と合体して、ラッチ式又はスライド式の固定具を使用して両者を密封してもよい。図2に示すように、工具収納ケース120(収納側ケース1)の後側壁部120bには下方足部1cが設けられ、その底面部には複数の底面足部1rが設けられている。これにより、工具収納ケース120を立てて置くか、或いは横に寝かせて置くことができる。
工具収納ケース120の収納側ケース1内には、収納仕切壁部(リブ)121〜127によって複数の収納部131〜139に区画されている。即ち、バッテリパック(カセット式蓄電池)3が着脱自在にセットされ、T形平面形状を持つコードレス型ドライバドリル(電動工具本体)27を収納する工具収納部135、音声装置16を収納する電気機器収納部(第1の電気機器収納部)133、予備のバッテリパック(カセット式蓄電池)5を収納するバッテリ収納部136、充電器4を収納する充電器収納部134、市販等のMDプレーヤ6を収納するMD収納部(第2の電気機器収納部)134a、GPSユニット15を収納するGPS収納部(第3の電気機器収納部)137、プラグ10を収納するプラグ収納部139、及び電源コード11を収納する収納部138を有する。収納部は上記以外に、スパナやニッパ等の他の収納部を設けてもよい。収納仕切壁部121〜127は、インジェクション成形により収納側ケース1と一体に形成され、収納側ケースの内面に突出している。収納側ケース1の収納仕切壁部121〜127に対応して、蓋側ケース2の内面にも、収納仕切壁部121a〜127aが突出している(図2、図3参照)。
上下の収納仕切壁部121〜127及び121a〜127aは互いに対向して延びてその先端部が近接するように長いものと、そうでない短いものとが存在する。例えば、図2に示した2重壁を形成する仕切壁部122及び124に対し、蓋側ケースの対応仕切壁部122a及び124aは近接して延在し帯状ゴムなどの弾性体材料から成るパッキン26とともに、収納側ケース1と蓋側ケース2によって閉じられた空間を、後述する音道空間1eと音道空間1fに2分割している。所謂、これら対応する両者の仕切壁部121a及び124aは、部屋仕切壁部としても機能している。一方、図3に示すように、収納仕切壁部121及び122は、蓋側ケースの対応仕切壁部121a及び122aに対し、その先端が離間するように延びて、両仕切壁部間に隙間(窓)35aを形成している。この隙間35aは、後述するように、音道を形成するために設けられる。
収納側ケース1の前側壁部120aには、一対のスピーカユニット(以下、「スピーカユニット」を単に「スピーカ」と称する)20及び21が取付けられている。このスピーカ20及び21は、一般的に使用されているダイナミックコーン型によって構成され、例えば直径10cm程度のスピーカコーン紙20a及び21aと、ボイスコイル(図示なし)を駆動するためのマグネット20b及び21bを含んでいる。
一対のスピーカ20及び21の後方は、それぞれスピーカカバー34によって覆われている。これにより、スピーカ後方よりスピーカマグネット20b及び21b又はコーン紙20a及び21aに、作業現場の汚染環境から付着するかも知れない鉄切粉や粉塵、又は雨水の侵入を禁止する。即ち、第3図に示すように、右音道空間1eと右スピーカ20の間には、外部からスピーカを隠すための部材であるスピーカカバー34が設けられている。スピーカカバー34の一部には穴34aが形成されている。この穴34aは、網状に作られたメッシュ布30が貼り付け固定されている。この部分の2重の部屋仕切壁部121及び122は工具収納ケース120の全体の高さの約半分の高さに設けてある。この場合、収納側ケース1の部屋仕切壁部121及び122は蓋側ケース2の2重仕切壁部121a及122aと密着することは無く、音道となる30〜50mmの隙間35aを形成する。この隙間35aと穴34aは、工具収納ケース120の厚み方向の位置関係として互いにずれた関係にあり、迷路構造を形成している。スピーカ21についても同様に構成する。スピーカ20のコーン紙20aの振動は、この迷路音道1p内の音の流れ40のようにして音道空間1eに達するが、一方、音道空間1eに入れたコードレスドライバ27(又は充電器4)が迷路と壁121、122、124等によって分離保持されるので、スピーカは工具の激突から保護される。また工具などに付着した切粉類も、メッシュ布30があるので、スピーカのマグネットやコーン紙への侵入を阻止される。またコーン紙20a(又は21a)背面から出る音は、穴34a及び隙間35aの迷路音道1pを通して音の流れ40のようにして音道空間1eに達し、音道空間1e内で共鳴し、高能率で高音質の音が再生される。
スピーカからの音声を共鳴させ、音量を大きくし、かつ低音も再生できるようにするために、スピーカ20及び21の各後方に上記した音道空間1e及び音道空間1fが設けられる。まず、スピーカ収納部131に配置された右スピーカ20の後方には、図3に示すように、工具本体27の収納部135を区画するために、2重の部屋仕切壁部(スピーカ仕切壁部)121(121a)及び122(122a)が設けられている。この部屋仕切壁部には隙間(窓部)35aが設けられており、スピーカ20の収納部131は、その隙間35aを通して工具本体の収納部135と連通して一つの音道空間1fを形成している。同様に、スピーカ収納部132に配置された左スピーカ21の後方は、部屋仕切壁部の隙間(窓部)35bを通して充電器収納部134及びバッテリ収納部136と連通し、音道空間1eを形成している。つまり、右スピーカ20に対して音道空間1fが連通し、左スピーカ21に対して音道空間1eが連通し、それら両者の音道空間1f及び1eは、上述したように、互いに2重部屋仕切壁部(122と124、121と124)によって、分離または遮蔽され、独立して設けられる。特に、上述したように、2重仕切壁部122及び124には帯状ゴムパッキン26によって蓋がされ、蓋側ケース2を閉めたときに、蓋側ケース2の2重仕切壁部122a及び124aで帯状ゴムパッキン26が適度な押圧力で潰される寸法関係に構成されるので、左音道空間1eと右音道空間1fとをより完全に分離し、ステレオ音声をより完全に分離して高音質の再生をすることができる。また、僅かの隙間のビビリ音もゴム状弾性体材料で吸収され、防止できる。この2重仕切壁部の間にグラスウールを詰め込めば更に効果的である。
このようにして、本発明に従えば、収納側ケース1と蓋側ケース2は、両者がラッチ37によって閉止された状態において、一対のスピーカ20及び21に対するスピーカエンクロージャとして機能する。市販のスピーカエンクロージャの音道空間は立方形形状が多いが、本発明に従えば、音道空間に、コードレスドライバドリル27、充電器4、又はバッテリパック(カセット式蓄電池)5を効率よく省スペースで収納できるような異形形状によって、従来と同等の効果を得ることができる。
従って、本発明によれば、工具収納ケース120は、運搬の際、工具本体27、充電器4、バッテリパック5を、その音道空間1e及び1f内に収納することにより、後述する音声装置16及び工具本体27を一個のパッケージ(荷物)として持ち運び易くする。これによって運搬能率を向上させることができる。また、後述する音声装置16の使用時には、工具本体27及びその他の電気機器4、5を、工具収納ケース120より取り出した状態で使用すれば、立派な音道空間を有するスピーカ(20、21)付きの高音質な音声装置となる。もちろん、これは工具収納ケース内に工具本体などの収納物を入れたままでも、音容積の減少で若干の音質低下はあるものの、実用に供することができる。
一対のスピーカ20及び21の前方を覆い、化学繊維製の不織布又は薄いプラスチック材料から作られた粉塵遮断用フィルタ32が着脱自在に配設され、その上から樹脂製のメッシュ(格子)又はスリットを有するグリッドカバー(取付け具)33が着脱可能に側壁部120aに嵌め込みで固定されている。このグリッドカバーはねじ込みで側壁部120aに固定してもよい。この粉塵遮断用フィルタ32は、建築現場固有の外部からの粉塵や鉄粉あるいは雨水がスピーカ20及び21のコーン紙20a及び21aに付着し破損させるのを防止するためのものである。特に、作業現場で作業中に発生する鉄切粉がスピーカマグネット20b、21bに吸い寄せられ付着しても、グリッドカバー33を側壁部120aから外し、粉塵遮断用フィルタ32を交換することで除去可能である。このグリッドカバー33は目の粗い網目や格子状の形状を有するので、音の阻害にはならない。また、粉塵遮断用フィルタ32を薄いプラスチック板にすれば、雨水の浸入からコーン紙20a、21aを守れ、防水も可能である。更に、粉塵遮断用フィルタ32は2層のフィルタ層で形成してもよい。
[音声装置及び関連装置の構成]
図1に示した、一対のスピーカ20及び21を離間して収納する収納部131と収納部132との間の収納部133には、一対のスピーカ20及び21を駆動するための音声装置16が組込まれている。この音声装置16は、図5に示すように、AC−DCコンバータ電源回路101、電源切換回路102、ラジオチューナ回路(FMフロントエンド回路及びAMフロントエンド回路)103、オーディオ増幅回路108、及びディスプレイ回路109を含んでいる。ラジオチューナ回路103は、AM受信用バーアンテナ17及びFM受信用ロッドアンテナ又はワイヤアンテナ22を具備する。オーディオ増幅回路108は、ラジオチューナ回路103によって復調された音声信号を増幅して左右のスピーカ20及び21を駆動する。また、オーディオ増幅回路108は補助外部入力端子(AUX端子)9から受信する信号を増幅してもよく、例えばMD収納部134a(図1参照)に収納されたMDプレヤ6からの音声信号を増幅する。更に、オーディオ増幅回路108は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)本体回路15a及びGPS制御回路15bを含むGPSユニット15からの音声信号を増幅してもよい。音声装置16を構成する各機能回路は、例えば、周知の集積回路技術によって一つのパッケージ内に形成した集積回路ユニットから成り、これらの複数の集積回路ユニット101、102、103、108、109を、周知の実装技術により一枚又は複数枚の回路基板に、他の回路素子等と一緒に実装したものである。音声装置16は、それら回路基板をある筐体に組込んだ形態で収納側ケース1の収納部133(図1参照)に取付けられる。また、音声装置16の各回路ユニットは、収納側ケース1に回路基板の組込み部を設け、収納ケース1の一部を筐体として構成してもよい。他の電気機器15及び8も周知の集積回路技術によって形成された回路コンポーネントを用いて構成できる。また、MDプレーヤ8は市販のものを採用してもよい。
図1に示した、一対のスピーカ20及び21を離間して収納する収納部131と収納部132との間の収納部133には、一対のスピーカ20及び21を駆動するための音声装置16が組込まれている。この音声装置16は、図5に示すように、AC−DCコンバータ電源回路101、電源切換回路102、ラジオチューナ回路(FMフロントエンド回路及びAMフロントエンド回路)103、オーディオ増幅回路108、及びディスプレイ回路109を含んでいる。ラジオチューナ回路103は、AM受信用バーアンテナ17及びFM受信用ロッドアンテナ又はワイヤアンテナ22を具備する。オーディオ増幅回路108は、ラジオチューナ回路103によって復調された音声信号を増幅して左右のスピーカ20及び21を駆動する。また、オーディオ増幅回路108は補助外部入力端子(AUX端子)9から受信する信号を増幅してもよく、例えばMD収納部134a(図1参照)に収納されたMDプレヤ6からの音声信号を増幅する。更に、オーディオ増幅回路108は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)本体回路15a及びGPS制御回路15bを含むGPSユニット15からの音声信号を増幅してもよい。音声装置16を構成する各機能回路は、例えば、周知の集積回路技術によって一つのパッケージ内に形成した集積回路ユニットから成り、これらの複数の集積回路ユニット101、102、103、108、109を、周知の実装技術により一枚又は複数枚の回路基板に、他の回路素子等と一緒に実装したものである。音声装置16は、それら回路基板をある筐体に組込んだ形態で収納側ケース1の収納部133(図1参照)に取付けられる。また、音声装置16の各回路ユニットは、収納側ケース1に回路基板の組込み部を設け、収納ケース1の一部を筐体として構成してもよい。他の電気機器15及び8も周知の集積回路技術によって形成された回路コンポーネントを用いて構成できる。また、MDプレーヤ8は市販のものを採用してもよい。
図1に示した実施の形態では、市販のMDプレーヤ6をケース1の収納部134aに設置して、固定バンド7により固定する構造になっている。固定バンド7として伸縮性があるゴムバンドを使用することにより、市販の種々の大きさを持つMDプレーヤの固定が可能となり、またMDプレーヤをケース内に入れて動かないように固定するので、運搬中にも再生可能となる。ゴムバンドの代わりに、長さ調節可能な布ベルトでも良い。
MDプレーヤ6は、着脱式の信号線8を介してジャック9に電気的接続され、更に後述する内部配線28を通してオーディオ増幅回路108に電気的接続される。この接続によりオーディオ増幅回路108とスピーカ20、21により音声の再生が行われる。
音声装置16のディスプレイ回路109は、図4に示すように、収納側ケース1の前側壁部120aの外面に露出して配置された液晶ディスプレイ29に電気的接続され、液晶ディスプレイ29を駆動表示させる。液晶ディスプレイ29は、モード切替の情報、ラジオチューナ103の受信周波数情報や、時計の時刻情報などを表示する。
また、GPSユニット15は液晶ディスプレイ29に位置情報を表示できる。GPSユニット15による位置情報により、不案内な作業現場へ行くための地図が不要となり、また工具本体の盗難防止も可能となる。GPSユニット15は、図1に示すように、GPS収納部137に収納され、後述するように、2重部屋仕切壁部122及び124の間に配設された配線28によって音声装置16の液晶ディスプレイ29に電気的接続されている。
音声装置16には、電源のオン、オフを制御するメインスイッチ106、チューナ103のAM/FMモード及び外部入力端子(AUX端子)を切替える切替スイッチ104、チューナ103の選局をする選局スイッチ105、オーディオ増幅回路108の音量を調整するボリュームスイッチ107が設けられる。図1及び図4に示されるように、それらの各スイッチは、音声装置16の前面(前側壁部)120aに、周知のプッシュ式スイッチ18によって構成され、シート状の弾性体材料であるゴムカバー19で覆われている。ゴムカバー19は両面テープで貼付けるか、或いは収納側ケース1に別ピースの部材(図示せず)で嵌込み固定されている。
各種スイッチをプッシュ式にすることで、現場特有の粉塵や雨水の侵入を防ぎやすくでき、また、ゴムカバーによって更に強固な防塵防水が可能である。スイッチ類(104〜107)はプッシュ式に限定されるものではなく、周知の回転式スイッチでもOリングなどの防水手段と併用することにより防塵防水が可能である。
また、このスイッチ類18(104〜107)或いは表示部の液晶ディスプレイ29は、収納側ケース1及び蓋側ケース2、又はスピーカ20及び21の前表面よりも10mm以上凹ませた位置関係にする。これにより、作業現場での運搬時などに、木材などの障害物が衝突した場合に、スイッチ類や表示部になるべく当りにくくし、損傷から保護するものである。
[電源及び電源配線の構成]
図5に示すように、音声装置16の電源は、後述するプラグ10及び電源コード11及び内部配線28を通して給電される商用交流電源又は発電機等の他の交流電源(AC)を直流電源(DC)に変換するAC−DCコンバータ電源回路101の直流電源を使用するか、又はバッテリ収納部136に収納される予備のバッテリパック(カセット式蓄電池)5の直流電源を使用する。両者の電源は、収納側ケース1内に設置された内部配線28によって電源切換回路102に給電され、電源切換回路102によって択一的に選択されて、どちらか一方の電圧が、音声装置16の回路ユニット103、108、及び109の動作電源として使用される。また、この電源は、MDプレーヤ6、及びGPSユニット15の動作電源として使用してもよい。図5に示した例では、もしプラグ10を交流電源に接続すれば、AC−DCコンバータ電源回路101は、直流電圧を線路28に出力し、かつ電源切換回路102のリレースイッチ102aをバッテリパック5側から交流電源AC側へ自動的に切替えて、バッテリパック側電源より交流側電源へ自動的に切換える。この自動切換回路102は、バッテリパック5の電力の消耗を低減させたり、AC電源を長時間使用する場合に有利である。
図5に示すように、音声装置16の電源は、後述するプラグ10及び電源コード11及び内部配線28を通して給電される商用交流電源又は発電機等の他の交流電源(AC)を直流電源(DC)に変換するAC−DCコンバータ電源回路101の直流電源を使用するか、又はバッテリ収納部136に収納される予備のバッテリパック(カセット式蓄電池)5の直流電源を使用する。両者の電源は、収納側ケース1内に設置された内部配線28によって電源切換回路102に給電され、電源切換回路102によって択一的に選択されて、どちらか一方の電圧が、音声装置16の回路ユニット103、108、及び109の動作電源として使用される。また、この電源は、MDプレーヤ6、及びGPSユニット15の動作電源として使用してもよい。図5に示した例では、もしプラグ10を交流電源に接続すれば、AC−DCコンバータ電源回路101は、直流電圧を線路28に出力し、かつ電源切換回路102のリレースイッチ102aをバッテリパック5側から交流電源AC側へ自動的に切替えて、バッテリパック側電源より交流側電源へ自動的に切換える。この自動切換回路102は、バッテリパック5の電力の消耗を低減させたり、AC電源を長時間使用する場合に有利である。
DC電源を供給する予備のバッテリパック(カセット式蓄電池)5は、工具本体(コードレスドライバドリル)27にセットされたバッテリパック(カセット式蓄電池)3と同一の外郭形状及び充放電容量を持つものが使用される。例えば、7.2V〜24Vのニッケル・カドミウム電池(ニカド電池)又はニッケル水素電池から構成される。カセット式蓄電池5は1重の収納仕切壁部123及び2重の収納仕切壁部124で仕切られた収納部136にセット若しくは固定される。収納側ケースのバッテリパック収納部136とバッテリパック5との係合機構は、バッテリパック3と工具本体(コードレスドライバドリル)27との係合機構と同一の機構である。
バッテリパック5を収納部136に固定する係合機構は、図2の断面図に示される。即ち、収納側ケース1には電池ブラケット(取付具)36が固定されており、このブラケット36は、バッテリパック5の略楕円断面形状をもつ挿入部5cが差し込まれるバッテリ挿入穴36aと、バッテリパック5のラッチ5aの爪部(フック部)5bが係合するラッチ受部36bを有する。バッテリ5の楕円形状挿入部5cの相対向する外周面に露出する正電極及び負電極に、それぞれ配線用ターミナル23及び24が、ターミナル自体が持つ弾性力によって、電気的接触している。そして、これら一対のターミナル23及び24より一対の配線28を通して、図5で示した自動電源切換回路104にバッテリ電圧が供給される。このようなブラケット36の係合機構は、工具本体27に使用されるバッテリパック3と工具本体(コードレスドライバドリル)27の係合機構と同一構造を有している。
このように、予備のバッテリパック5は、収納側ケース1のバッテリ収納部に設けられたラッチ機構により工具収納ケース120内に給電を可能とするので、AC電源の無い作業現場での作業中又は運搬中に、バッテリパックを電源としてラジオなどの音声装置を聴くことが可能である。この時、ラッチ機構でバッテリを固定しているので、バッテリの脱落を防止し、かつ振動に基づくバッテリの接触不良の発生を防止できる。なお、上記したラッチ機構は、予備のバッテリパック5に面する蓋側ケース2の内側に、弾性体やリブを設けることにより、簡易に予備のバッテリパック5を保持させることができる。
一方、AC電源は、図1に示されるように、プラグ10と電源コード11により、工具収納ケース1内に取込んで、上述したAC−DCコンバータ電源回路101で直流低電圧に変換され、上記音声装置、GPSユニットなどに供給される。AC電源を取込むためのプラグ10は、図1に示されるように、一部が工具収納ケース1の外部に開口したケース内のプラグ収納部139に収納され、プラグ10に連続して電気的接続された電源コード11は、プラグ収納部139に隣接して設けられたコード収納部138内に収納されている。電源コード11は周知の自動巻取構造を採用している。即ち、ボビン13に巻き付けられており、このボビン13はツルマキばね12によるボビンの回転動作で自動的に電源コードを巻き込む構造になっている。AC電源を使用しないときは、プラク10はプラグ収納部139に収納され、AC電源を使用するときは、プラク10を引出すことにより、電源コード11を長さ2m程度に延ばすことができる。周知の自動巻取構造にロック機構を採用することで、その延長の長さに固定することができる。
このように、工具収納ケース120から引出されるAC電源のコード11を自動巻取方式とすることにより、工具収納ケースの運搬中に不要な電源コードが収納ケース外部に出ていないので、引っ掛けたり、潰したりする機器の破損を防止できる。
収納側ケース1内には、図1に示すように、プラグ10に給電されるAC電源を電気機器に直接給電するためのコンセント11aを具備する。例えば、充電器4のプラグ4aに交流電源を給電したい場合、プラグ4aの収納部の付近にあるコンセント11aに、そのプラグ4aを差し込めば、交流電源を充電器4に供給できる。この場合、充電器4を工具収納ケース120より外部に取り外すことなく、充電したいバッテリパックを充電器4のバッテリ挿入部(穴部)4bに差込み、ラッチ機構(図示なし)で固定することにより、工具収納ケース120内で使用できる。これにより、作業現場の鉄切粉などの粉塵等による充電器4の汚れ、特にバッテリ挿入部4bのブラケットの端子(図示なし)の汚れを蓋側ケース2によって防止しつつ、バッテリパックを充電することができる。
[内部配線の構成]
工具収納ケース120内の電源配線を含む内部配線は、収納側ケース1に設けられた、上述した収納仕切壁部又は部屋仕切壁部(122、124など)に沿って配設される。例えば、コード収納部138に収納された電源コード11の端部から、音声装置収納部133のAC−DCコンバータ電源回路101に延びる電源の内部配線28は、上述した左音道空間1eと右音道空間1fとの間に2重壁部を構成する一対の部屋仕切壁部122及び124の間に配設される。上述したように2重の部屋仕切壁部122及び124は、インジェクション成形によりケース本体とリブ状に一体形成されたもので、部屋仕切壁部122及び124は互いに10mm程度の間隔で並置される。10mm程度の間隔で並置された一対の部屋仕切壁部の間の空間には、AC電源の内部配線28をはじめ、上述した予備バッテリパック5がラッチ固定されたブラケット36のターミナル23及び24(図2参照)に接続される内部配線28、収納部134aに収納されるMDプレーヤ6の内部配線28、収納部137に収納されるGPSユニット15の内部配線28等が配設される。また、上述し、かつ図2に示されたように、2重仕切壁部122及び124には帯状ゴムパッキン26によって蓋がされ、蓋側ケース2を閉めたときに、蓋側ケース2の2重仕切壁部122a及び124aで帯状ゴムパッキン26が適度な押圧力で潰される寸法関係にある。
工具収納ケース120内の電源配線を含む内部配線は、収納側ケース1に設けられた、上述した収納仕切壁部又は部屋仕切壁部(122、124など)に沿って配設される。例えば、コード収納部138に収納された電源コード11の端部から、音声装置収納部133のAC−DCコンバータ電源回路101に延びる電源の内部配線28は、上述した左音道空間1eと右音道空間1fとの間に2重壁部を構成する一対の部屋仕切壁部122及び124の間に配設される。上述したように2重の部屋仕切壁部122及び124は、インジェクション成形によりケース本体とリブ状に一体形成されたもので、部屋仕切壁部122及び124は互いに10mm程度の間隔で並置される。10mm程度の間隔で並置された一対の部屋仕切壁部の間の空間には、AC電源の内部配線28をはじめ、上述した予備バッテリパック5がラッチ固定されたブラケット36のターミナル23及び24(図2参照)に接続される内部配線28、収納部134aに収納されるMDプレーヤ6の内部配線28、収納部137に収納されるGPSユニット15の内部配線28等が配設される。また、上述し、かつ図2に示されたように、2重仕切壁部122及び124には帯状ゴムパッキン26によって蓋がされ、蓋側ケース2を閉めたときに、蓋側ケース2の2重仕切壁部122a及び124aで帯状ゴムパッキン26が適度な押圧力で潰される寸法関係にある。
このようにして、電源の内部配線やその他の信号内部配線を、2重の部屋仕切壁部又は収納仕切壁部の間に配し、帯状ゴムパッキン26で蓋するので、収納工具等を音道空間(収納部)に出し入れする際に、内部配線に傷を付けることなく、内部配線の破損又は断線を防止できる。また、上述したように、蓋側ケース2と収納側ケース1の間で帯状ゴムパッキン26が潰されるので、音道空間は密封され、内部配線28は音の分離には影響を与えることはない。
図1及び図2に示されるように、水平直線方向に延びる2重部屋仕切壁部121及び122、並びに2重部屋仕切壁部121及び124の間には、上述したフィーダ等の銅線(ワイヤ状)又は金属棒(ロッド状)のFMアンテナ22が収められている。そのFMアンテナ22は、例えば、約45cmの長さを持つ。一方 AM用のバーアンテナ17は、例えば、長さが10〜20cmのフェライト棒とコイルから構成され、音声装置収納部133に収納された音声装置のユニット16のボディ内部に内蔵されている。このように、アンテナを工具収納ケース120の広い空間を活用し内蔵させることで、運搬中や作業中に物をぶつけて折るような破損の発生を防止できる。また工具収納ケースの内部空間は広いので、一直線状に配置させるだけではなくL字形状に配置すれば、アンテナの指向性を少なくすことも可能である。
[スピーカエンクロージャの変形例]
図6乃至図10は本発明の他の実施形態を示す構成図である。特に、図6は、スピーカエンクロージャの変形例を示す構成図である。
図6乃至図10は本発明の他の実施形態を示す構成図である。特に、図6は、スピーカエンクロージャの変形例を示す構成図である。
図1に示したスピーカエンクロージャは、スピーカ20及び21の後方に設けられた左右の音道空間1e及び1fが密封された構造であり、一般に「密閉型スピーカ」の名称で知られるものに類する。この密閉型スピーカは音量が少な目の代わりに比較的きれいな音を再生する。これに対し、図6に示す変形例は、バスレフ(バスレフレックス)型エンクロージャを構成するスピーカエンクロージャである。バスレフ型のエンクロージャは、小型の音道空間で低音の再生限界を広げられる効果がある。このタイプは、低音(バス)を折り返して(レフレックス)利用するもので、図6に示すように、左音道空間1e及び右音道空間1fの各空間内に、位相反転させるための容積をもつダクト空間1sが形成され、このダクト空間1sの先端開口部1uが工具収納ケース120の外部に開口していることを特徴としている。もちろん、このダクト空間1sは、収納側ケース1のみならず、蓋側ケース2の相対向する部分2s(図示なし)に連続して設けられる。従って、収納側ケース1のリブ状ダクト壁1tも対応する蓋側ケース2のリブ状ダクト壁2t(図示なし)に連続している。リブ状ダクト壁1t及び2tによって規定されるダクト空間1s及び2sの容積は、再生すべき低音の周波数に従って、スピーカ特性及び音道容積を考慮して決定される。音道の出口のダクト開口部1u(蓋側ケース2にも対応開口部2uをもつ)も同様に設計される。このようなバスレフ型スピーカエンクロージャによれば、より豊かな迫力ある低音を再生することができる。
また、この収納側ケース1に設けられるダクト壁1tは、収納部を区画する仕切壁部として使用することが可能であり、本変形例において、右音道空間1fに設けられたダクト壁1tは、コードレスドライバドリル27のハンドル部27aの押さえ(係止)を兼ねることが可能であり、収納物のガタツキを防止できる。またダクト壁1tは薄いリブで形成するので、弾性変形が容易で、落下などの衝撃からケース自体や本体を守ることができる。
更に、ダクト空間1s(2s)の入り口にはダクトメッシュ39が、付着または挟み込みなどの周知の固定方法により固定されている。これにより、ダクト空間1s及び2s内へのゴミの侵入や、ケース内の小物収納物の外部への紛失を防止する。
収納側ケース1のコード収納部138に収納される電源コード11は、図1に示した例と異なり、巻取式機構に取付けられていない。単に収納部138に折り曲げて収納される。ここに長い電源コード11を押し込んでも運搬可能である。また、プラグ収納部139の開口部に蓋(図示なし)を付けて運搬時のプラグ11の落下を防止できる。
[音声装置の変形例]
図6乃至図10に示されるように、音声装置16は、収納側ケース1の筐体から独立して、収納側ケース1より小形の筐体50a内に音声装置ユニット(ラジオユニット)50としての組立体を準備しておき、この音声装置ユニット50を収納側ケース1に着脱自在に収納し、かつ収納と同時に、この音声装置ユニット50の電源回路、出力回路等を収納側ケース1の内部配線に自動的に電気的接続する、所謂、着脱式に構成してもよい。
図6乃至図10に示されるように、音声装置16は、収納側ケース1の筐体から独立して、収納側ケース1より小形の筐体50a内に音声装置ユニット(ラジオユニット)50としての組立体を準備しておき、この音声装置ユニット50を収納側ケース1に着脱自在に収納し、かつ収納と同時に、この音声装置ユニット50の電源回路、出力回路等を収納側ケース1の内部配線に自動的に電気的接続する、所謂、着脱式に構成してもよい。
図8は着脱式音声装置ユニット50の外観図、図10はそのブロック回路図を示す。図8に示すように、音声装置ユニット50は、収納側ケース1の収納部133(図6参照)に収納できる大きさの、略立方形の筐体50a内に組立てられ、メインスイッチ106、選局スイッチ105、モード切替スイッチ104、ボリュームスイッチ107、ディスプレイ回路109、及び液晶ディスプレイ29を有し、更に、小形の一対のスピーカ57及び58を内蔵する。また、図9に示すように、音声装置ユニット50を、収納側ケース1より切り離し、独立して動作させるために、乾電池室カバー54で区画される乾電池室の中に、乾電池55を内蔵している。FM用ロッドアンテナ56も、筐体50aの上面に回動自在に取り付けられている。筐体50aの左右両側面のそれぞれには、収納側ケース1に固定された止め具(図示なし)と位置決め、係合させるための位置決め溝52と係合穴51とを有する。
音声装置ユニット50の内部回路は、図10に示すように、図5に示した第1の実施形態と同様な回路構成を有する。上記した第1の実施形態と異なる点は、電源切換回路102を含むAC−DCコンバータ電源回路101、ラジオチューナー回路103、オーディオ増幅回路108、及び液晶ディスプレイ29を含むディスプレイ回路109が、一つの筐体50a内に組立てられ、かつ筐体50a内に小形の一対のスピーカ57及び58と乾電池55を一緒に内蔵しており、収納側ケース1から離脱させたとき、単独のラジオユニットとして動作可能にした点にある。
このため、筐体50aは工具収納ケースの内部回路と電気的接続するための差込端子列53(図9参照)を有する。筐体50aを収納側ケース1の収納部133に差し込んでセットしたとき、端子列53によって、収納側ケース1内の内部回路(大型スピーカ20及び21の接続回路、AC電源コード11の接続回路、予備バッテリパック5の接続回路、GPSユニット15の接続回路、及びMDプレーヤ6の接続回路を含む)と接続可能になっている。図7は音声装置ユニット50と収納側ケース1の接続方法を示しており、ユニット50の位置決め溝52が、収納側ケース1に固定された止め具即ち突出部(図示なし)に、ケース1の上方より係合しながら差込まれ、ケース1の正確な位置で止まる。このとき、差込端子列53は、図示しない収納側ケース1の対応端子列に電気的接続される。同時に、図10に示したスピーカ切離しスイッチ57s及び58s、並びに電池切離しスイッチ55sが開かれる。スピーカ切離しスイッチ57s、58s、及び電池切離しスイッチ55sは、図9に図示されていないが、差込端子列53が形成される筐体50aの底面部に設けることができる。これは押圧スイッチ(マイクロスイッチ)から構成できる。バッテリパック5又は交流電源プラグ10から給電される電圧によって駆動される電磁リレースイッチでもよい。音声装置ユニット50の差込後は、収納側ケース1の止め具59(図6参照)が音声装置ユニット50の係合穴51(図8参照)に挿入され、音声装置ユニット50が固定され、その脱落が防止される。端子列53は、位置決め溝52に案内されて正確に収納ケース側端子に接触することができるので、多くの接続端子があっても、正確かつ安定な電気的接続を実現できる。以上のような、工具収納ケースより分離可能な音声装置ユニット50を使えば、通常の作業の場合は電動工具の収納可能な工具収納ケースをスピーカエンクロージャとして使用して、高音質、大音量の再生を行い、例えば、作業中に屋根裏などの狭い場所で仕事をする場合は、この音声装置ユニット(ラジオユニット)50のみ工具収納ケースより取り外し、狭い場所に持ち運んで音声装置ユニットを聴くことが可能である。
以上の説明より明らかにされるように、本発明によれば、工具本体以外の音声装置などの他の電気機器とともに運搬が容易で、かつ作業現場の粉塵などの汚染に耐え得る電気機器組込み型の工具収納ケースが提供できる。特に、電気機器として音声装置を組込んだ場合、工具収納ケースを一対のスピーカのエンクロージャとして使用する工具収納ケースが提供できる。更に、工具収納ケース内に、音声装置などの収納電気機器の電源配線又は相互配線を施し、工具収納ケースの中で音声装置や充電器などの電気機器を動作させることが可能な工具収納ケースを提供できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
1:収納側ケース 1b:ヒンジ部 1c:下方足部
1e:左音道空間 1f:右音道空間 1p:迷路音道
1r:底足部 1s:ダクト空間 1t:ダクト壁
1u:ダクト開口部 2:蓋側ケース 3:バッテリパック(カセット式蓄電池)
3a:バッテリパックの固定ラッチ 4:充電器 4a:プラグ
4b:バッテリ挿入穴部 5:予備のバッテリパック(カセット式蓄電池)
5a:バッテリパックの固定ラッチ 5b:バッテリパックの固定ラッチ爪
5c:バッテリパックの挿入部 6:MDプレーヤ
7:ゴムバンド(調整可能な保持手段) 8:着脱式信号線 9:ジャック
10:プラグ 11:電源コード 11a:コンセント
12:ツルマキばね 13:ボビン 15:GPSユニット
15a:GPS本体回路 15b:GPS制御回路
16:音声装置(電気機器) 17:AM用バーアンテナ
18:プッシュスイッチ 19:ゴムカバー
20:スピーカ(スピーカユニット) 20a:スピーカコーン紙
20b:マグネット 21:スピーカ(スピーカユニット)
21a:スピーカコーン紙 21b:マグネット
22:FMアンテナ(ワイヤアンテナ) 23:ターミナル
24:ターミナル 26:帯状ゴムパッキン
27:コードレスドライバドリル(工具本体) 28:内部配線
29:液晶ディスプレイ 30:メッシュ布 31:ヒンジピン
32:粉塵遮断用フィルタ 33:グリッドカバー(取付け具)
34:スピーカカバー 34a:スピーカカバーの穴 35a、35b:空隙
36:バッテリブラケット 36a:バッテリ挿入穴 36b:ラッチ受部
37:ラッチ(留め金) 38:ハンドル 39:ダクトメッシュ
40:迷路音道内の音の流れ 50:音声装置ユニット
50a:音声装置ユニットの筐体 51:止め具係合穴 52:位置決め溝
53:端子列 54:乾電池室カバー 55:乾電池
55s:切離しスイッチ(マイクロスイッチ) 56:FM用ロッドアンテナ
57:内蔵スピーカ(左) 57s:切離しスイッチ(マイクロスイッチ)
58:内蔵スピーカ(右) 58s:切離しスイッチ(マイクロスイッチ)
59:止め具 101:AC−DCコンバータ電源回路
102:電源切換回路 102a:リレースイッチ 103:ラジオチューナ
104:モード切替スイッチ 105:選局スイッチ
106:メインスイッチ 107:ボリュームスイッチ
108:オーディオ増幅回路 109:ディスプレイ回路
120:工具収納ケース 120a:ケースの前側壁部
120b:ケースの後側壁部 120c:ケースの左側壁部
120d:ケースの右側壁部 121〜126:収納仕切壁部(収納側ケースに配設)
121a〜126a:収納仕切壁部(蓋側ケースに配設)
121、122、124:部屋仕切壁部を形成(収納側ケースに配設)
121a、122a、124a:部屋仕切壁部を形成(蓋側ケースに配設)
131〜139:収納部
1e:左音道空間 1f:右音道空間 1p:迷路音道
1r:底足部 1s:ダクト空間 1t:ダクト壁
1u:ダクト開口部 2:蓋側ケース 3:バッテリパック(カセット式蓄電池)
3a:バッテリパックの固定ラッチ 4:充電器 4a:プラグ
4b:バッテリ挿入穴部 5:予備のバッテリパック(カセット式蓄電池)
5a:バッテリパックの固定ラッチ 5b:バッテリパックの固定ラッチ爪
5c:バッテリパックの挿入部 6:MDプレーヤ
7:ゴムバンド(調整可能な保持手段) 8:着脱式信号線 9:ジャック
10:プラグ 11:電源コード 11a:コンセント
12:ツルマキばね 13:ボビン 15:GPSユニット
15a:GPS本体回路 15b:GPS制御回路
16:音声装置(電気機器) 17:AM用バーアンテナ
18:プッシュスイッチ 19:ゴムカバー
20:スピーカ(スピーカユニット) 20a:スピーカコーン紙
20b:マグネット 21:スピーカ(スピーカユニット)
21a:スピーカコーン紙 21b:マグネット
22:FMアンテナ(ワイヤアンテナ) 23:ターミナル
24:ターミナル 26:帯状ゴムパッキン
27:コードレスドライバドリル(工具本体) 28:内部配線
29:液晶ディスプレイ 30:メッシュ布 31:ヒンジピン
32:粉塵遮断用フィルタ 33:グリッドカバー(取付け具)
34:スピーカカバー 34a:スピーカカバーの穴 35a、35b:空隙
36:バッテリブラケット 36a:バッテリ挿入穴 36b:ラッチ受部
37:ラッチ(留め金) 38:ハンドル 39:ダクトメッシュ
40:迷路音道内の音の流れ 50:音声装置ユニット
50a:音声装置ユニットの筐体 51:止め具係合穴 52:位置決め溝
53:端子列 54:乾電池室カバー 55:乾電池
55s:切離しスイッチ(マイクロスイッチ) 56:FM用ロッドアンテナ
57:内蔵スピーカ(左) 57s:切離しスイッチ(マイクロスイッチ)
58:内蔵スピーカ(右) 58s:切離しスイッチ(マイクロスイッチ)
59:止め具 101:AC−DCコンバータ電源回路
102:電源切換回路 102a:リレースイッチ 103:ラジオチューナ
104:モード切替スイッチ 105:選局スイッチ
106:メインスイッチ 107:ボリュームスイッチ
108:オーディオ増幅回路 109:ディスプレイ回路
120:工具収納ケース 120a:ケースの前側壁部
120b:ケースの後側壁部 120c:ケースの左側壁部
120d:ケースの右側壁部 121〜126:収納仕切壁部(収納側ケースに配設)
121a〜126a:収納仕切壁部(蓋側ケースに配設)
121、122、124:部屋仕切壁部を形成(収納側ケースに配設)
121a、122a、124a:部屋仕切壁部を形成(蓋側ケースに配設)
131〜139:収納部
Claims (17)
- 収納側ケース、及び該収納側ケースの開口部に開閉可能に設けられた蓋側ケースから構成された工具収納ケースであって、
前記工具収納ケースの収納側ケース内に収納仕切壁部によって区画された、電動工具本体を収納する工具収納部、音声装置を収納する第1の電気機器収納部、及びバッテリパックを収納するバッテリ収納部と、
前記第1の電気機器収納部に収納された音声装置と、
前記収納側ケース内に収納され、該収納側ケースから外部へ引出し可能な電源コードと、
前記収納側ケース内に設けられ、前記電源コードと前記音声装置間の電気的接続及び前記バッテリ収納部と前記音声装置間の電気的接続を行う内部配線と、
前記収納側ケースの側壁部に互いに離間されて取付けられ、前記音声装置によって駆動される一対のスピーカユニットとを具備し、
前記収納側ケース及び前記蓋側ケースは、前記一対のスピーカユニットの配置に対応して、前記収納側ケース及び前記蓋側ケースの内面に突出する部屋仕切壁部で一対の小部屋に分割され、前記蓋側ケースが前記収納側ケースを閉塞したとき、スピーカユニットのエンクロージャを形成することを特徴とする工具収納ケース。 - 前記部屋仕切壁部は複数の壁から成り、該複数の壁は互いに離間されてそれらの間に空間部を形成していることを特徴とする請求項1に記載された工具収納ケース。
- 前記収納側ケース又は前記蓋側ケースは、閉塞状態において、該両ケースの内面から突出する前記部屋仕切壁部の間に挟まれるように、弾性体材料から成るパッキンを有することを特徴とする請求項1又は2に記載された工具収納ケース。
- 前記収納側ケースの前記側壁部に取付けられ、前記スピーカユニットの背面を覆うスピーカカバーであって、音道となる穴部を有するスピーカカバーを更に具備し、
前記スピーカユニットの収納部を区画する、前記収納側ケース及び前記蓋側ケースの内面に突出するスピーカ仕切壁部を更に具備し、
該スピーカ仕切壁部は前記スピーカカバーの該穴部の面と垂直方向で交差するように設けられ、かつ、該スピーカ仕切壁部の端部と前記収納側ケース又は蓋側ケースとの間に穴部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載された工具収納ケース。 - 前記スピーカユニットが取付けられた前記側壁部に着脱自在に取付けられ、該スピーカユニットのコーン側表面を覆って配置された粉塵遮蔽用フィルタを更に具備することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記音声装置はラジオチューナ及びオーディオ増幅器を具備することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記音声装置は一つの筐体内にユニットとして形成され、該音声装置ユニットは、前記収納側ケースに着脱自在に収納され、離脱したとき単独で動作するように電池及びスピーカユニットを内蔵していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記音声装置は前記収納側ケースの側壁部の外面より外部に露出する操作スイッチ部又は表示部を有し、該操作スイッチ部又は表示部は、前記側壁部の凹部に設けられたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記電源コードは、渦巻きバネにより電源コードを巻取る巻取式コードから構成され、前記工具収納ケース内に収納可能であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記内部配線は、前記収納仕切壁部、前記部屋仕切壁部、又は前記スピーカ仕切壁部の何れか一つに沿って配置され、該内部配線が配置される該仕切壁部は複数の壁から成り、前記内部配線は該複数の壁間の空間部に配置され、前記仕切壁部の開口部は弾性体によって閉塞されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記収納側ケースのバッテリパック収納部と前記バッテリパックとの係合機構は、前記バッテリパックと工具本体との係合機構と同一の機構であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記音声装置は、前記バッテリパック収納部に係合された前記バッテリパックの電源、又は前記電源コードから供給される交流電源を変換した直流電源の何れか一方の電源が電源切換回路から給電されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記収納側ケースは、第2の電気機器収納部を更に具備し、該第2の電気機器収納部にMDプレーヤ又はCDプレーヤが収納されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一つに記載された工具収納ケース。
- 前記MDプレーヤ又はCDプレーヤは、それらの外形寸法に対応して調整可能な保持手段によって前記第2の電気機器収納部に保持されていることを特徴とする請求項13に記載された工具収納ケース。
- 前記音声装置の操作スイッチ部は、弾性体の防塵材料で覆われていることを特徴とする請求項8に記載された工具収納ケース。
- 前記収納側ケースは、第3の電気機器収納部を更に具備し、該第3の電気機器収納部にGPSユニットが収納されていることを特徴とする請求項13又は14に記載された工具収納ケース。
- 前記ラジオチューナはアンテナを有し、該アンテナは前記工具収納ケースに内蔵されていることを特徴とする請求項6に記載された工具収納ケース。
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