JP6848539B2 - 水酸基を含有する環状アミン化合物が固定化された担持物 - Google Patents
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Description
又は、下記一般式(2)
で表されるアミン化合物の少なくとも一種が担体に固定化された担持物。
実施例1.
100mLのビーカーに、例示化合物1の1.0重量%メタノール溶液33.4g、活性炭粉末(和光純薬工業社製、活性炭素、粉末)10.0gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。回収した固体分を100mLビーカーに入れ、例示化合物1の1.0重量%メタノール溶液33.4gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。回収した固体分を100mLビーカーに入れ、例示化合物1の1.0重量%メタノール溶液33.4gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。300mLナスフラスコに、回収した固体分を仕込み、50℃で30分間減圧乾燥し、残存しているメタノールを除去した。このようにして、活性炭担持アミン化合物の黒色粉末8.1gを得た。
100mLのビーカーに、例示化合物1と例示化合物9からなり、例示化合物1に対して例示化合物9を10重量%含むアミン化合物の1.0重量%メタノール溶液33.4g、活性炭顆粒(和光純薬工業社製、活性炭素、顆粒)10.0gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。回収した固体分を100mLビーカーに入れ、例示化合物1と例示化合物9からなり、例示化合物1に対して例示化合物9を10重量%含むアミン化合物の1.0重量%メタノール溶液33.4gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。回収した固体分を100mLビーカーに入れ、例示化合物1と例示化合物9からなり、例示化合物1に対して例示化合物9を10重量%含むアミン化合物の1.0重量%メタノール溶液33.4gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。300mLナスフラスコに、回収した固体分を仕込み、50℃で30分間減圧乾燥し、残存しているメタノールを除去した。このようにして、活性炭担持アミン化合物の黒色顆粒9.1gを得た。
100mLのビーカーに、トリエチレンジアミンの1.0重量%メタノール溶液33.4g、活性炭粉末(和光純薬工業社製、活性炭素、粉末)10.0gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。回収した固体分を100mLビーカーに入れ、例示化合物1の1.0重量%メタノール溶液33.4gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。回収した固体分を100mLビーカーに入れ、例示化合物1の1.0重量%メタノール溶液33.4gを仕込み、室温で30分間撹拌した。その後、吸引ろ過し、固体分を回収した。300mLナスフラスコに、回収した固体分を仕込み、50℃で30分間減圧乾燥し、残存しているメタノールを除去した。このようにして、活性炭担持アミン化合物の黒色粉末8.9gを得た。
実施例3.
100mLのビーカーに、実施例1で調製した活性炭担持アミン化合物の黒色粉末0.50g、純水50.0gを仕込んだ。これらを撹拌しながら、0.01mol/Lの塩酸水溶液で滴定した。なお、滴定の終点はph電極により測定した。その後、消費された塩酸水溶液量から、活性炭に担持されているアミン化合物量を計算し、担持量を求めた。アミン化合物の担持量は活性炭に対して4.0重量%であった。
100mLのビーカーに、実施例2で調製した活性炭担持アミン化合物の黒色顆粒0.50g、純水50.0gを仕込んだ。これらを撹拌しながら、0.01mol/Lの塩酸水溶液で滴定した。なお、滴定の終点はph電極により測定した。その後、消費された塩酸水溶液量から、活性炭に担持されているアミン化合物量を計算し、担持量を求めた。アミン化合物の担持量は活性炭に対して2.7重量%であった。
100mLのビーカーに、比較例1で調製した活性炭担持アミン化合物の黒色粉末0.50g、純水50.0gを仕込んだ。これらを撹拌しながら、0.01mol/Lの塩酸水溶液で滴定した。なお、滴定の終点はph電極により測定した。その後、消費された塩酸水溶液量から、活性炭に担持されているアミン化合物量を計算し、担持量を求めた。アミン化合物の担持量は活性炭に対して5.8重量%であった。
実施例5.
実施例1で調製した活性炭担持アミン化合物の黒色粉末について、熱重量−示差熱測定(セイコーインスツルメンツ社製、TG/DTA6300)を行った。測定は窒素雰囲気で行い、50℃から10℃/分で昇温し、400℃まで加熱した。アミン化合物の活性炭からの脱離温度は270℃であった。
実施例2で調製した活性炭担持アミン化合物の黒色顆粒について、熱重量−示差熱測定(セイコーインスツルメンツ社製、TG/DTA6300)を行った。測定は窒素雰囲気で行い、50℃から10℃/分で昇温し、400℃まで加熱した。アミン化合物の活性炭からの脱離温度は285℃であった。
比較例1で調製した活性炭担持アミン化合物の黒色粉末について、熱重量−示差熱測定(セイコーインスツルメンツ社製、TG/DTA6300)を行った。測定は窒素雰囲気で行い、50℃から10℃/分で昇温し、400℃まで加熱した。アミン化合物の活性炭からの脱離温度は240℃であった。
Claims (8)
- 下記一般式(1)
又は、下記一般式(2)
で表されるアミン化合物の少なくとも一種が担体に固定化された担持物。 - 担体が、活性炭、シリカ、シリカゲル、アルミナ、アルミノシリケート、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、セリア、珪藻土、ヒドロキシアパタイトからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の担持物。
- 担体が活性炭であることを特徴とする請求項1に記載の担持物。
- 上記一般式(1)中のR1,R2が全て水素原子であり、かつmが1であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の担持物。
- 上記一般式(2)中のR3〜R10が全て水素原子であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の担持物。
- 上記一般式(1)で表されるアミン化合物と上記一般式(2)で表されるアミン化合物とが担体に固定化された担持物であって、上記一般式(1)で表されるアミン化合物に対して、上記一般式(2)で表されるアミン化合物を1〜30重量%含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の担持物。
- 担体に対するアミン化合物の固定化量が0.1〜20重量%であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の担持物。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の担持物からなる化学物質の吸着剤。
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