JP6847419B2 - 排水処理システム - Google Patents

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この発明は、排水処理システム及び排水処理方法に関するものであり、特に、ウォータージェットによる塗膜の剥離作業に使用した排水を処理するための排水処理システム及び排水処理方法に関する。
従来、船舶やタンク等の塗装面の塗膜を剥離するために、ウォータージェットを用いた剥離作業が行われる。具体的には、特許文献1に示すような作業ロボットが塗装された壁面に高圧の水を吹き付けて塗装剥離作業を行う。この時に、吹き付けられた水と剥離された塗膜片が混ざった汚水が発生する。
ここで、このように塗装剥離作業で生じた排水を処理するためには、特許文献2に記載されるように、バキューム装置の吸引力を利用して排水を回収する。そして、回収された排水は、バキューム装置に連通するサイクロンに溜められる。
特開2011−213293号公報 特開2002−143611号公報
しかしながら、従来の排水回収システムでは、サイクロンに排水が一定量以上溜まると塗装剥離作業及び排水回収作業を中断し、サイクロンに貯留された排水を外部に排出したり、サイクロンを交換したり、サイクロンの内部を掃除したりする必要があった。そのため、塗装剥離作業の効率が悪くなってしまっていた。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、塗装剥離作業を中断させることなく、効率よく排水を処理することができる排水処理システム及び排水処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る排水処理システムは、ウォータージェットによる塗装剥離作業によって生じた排水を吸引するバキュームユニットと、バキュームユニットに連通し、排水を貯留する真空タンクと、排水に含まれる異物を排水から分離する固液分離手段と、真空タンクと固液分離手段との間に設けられ、真空タンクに貯留される排水を固液分離手段に連続的に移送する移送ポンプとを備え、移送ポンプはチューブポンプである
これにより、真空タンクの中に排水が充満するよりも前に、連続的に排水を処理することができる。
また、この発明に係る排水処理システムの移送ポンプはチューブポンプであってもよい。
さらに、この発明に係る排水処理システムの固液分離手段はトロンメルを有してもよい。
また、この発明に係る排水処理方法は、ウォータージェットによる塗装剥離作業によって生じた排水をバキュームユニットの吸引によって回収し、バキュームユニットに連通する真空タンクに貯留する工程と、真空タンクに貯留された排水を移送ポンプによって連続的に汲み出して移送する工程と、移送された排水から異物を分離する工程とを備えるものである。
この発明に係る排水処理システムによれば、塗装剥離作業を中断させることなく、効率よく排水を処理することができる。
この発明の実施の形態に係る排水処理システムを示す模式図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
なお、この実施の形態において、排水処理システム100は、船舶の塗装剥離作業によって生じた排水を処理するものであるとする。
図1に示すように、排水処理システム100は、真空タンク11、チューブポンプ12、トロンメル13及び排水処理機14を有している。ここで、真空タンク11には第一バキュームホース4の一端及び第二バキュームホース5の一端が各々接続されている。そして、第一バキュームホース4の他端は作業ロボット1に接続される。さらに、第二バキュームホース5の他端にはバキュームユニット3が接続される。すなわち、真空タンク11は第二バキュームホース5を介してバキュームユニット3に連通する。また、作業ロボット1には高圧ホース6を介して高圧ポンプ2が接続される。
なお、バキュームユニット3は、現場に直接載置されるか、又はバキュームカーに搭載された状態で使用されるものとする。
また、真空タンク11にはチューブポンプ12が接続される。チューブポンプ12は、可撓性チューブ内の排水を押圧ローラ等により押圧することにより送水するものである。また、チューブポンプ12の下流には横型回転式の分別装置であるトロンメル13が接続される。すなわち、チューブポンプ12は真空タンク11とトロンメル13との間に設けられている。トロンメル13は排水の中から粒子が比較的大きい固形物を取り出すことができる。さらにトロンメル13の下流には、粒子がより細かい異物や排水に含まれる重金属を除去する排水処理機14が設けられる。
なお、チューブポンプ12は移送ポンプを構成する。また、トロンメル13及び排水処理機14は、排水中から異物を分離する固液分離手段15を構成する。
次に、排水処理システム100による排水処理方法について説明する。
まず、高圧ポンプ2から作業ロボット1に供給された高圧水がウォータージェットとして噴出されて船舶の塗装面に吹き付け、塗膜の剥離が行われる。作業ロボット1はマグネットの磁力によって船舶の表面に吸着するとともに、遠隔操作によって船舶の外壁面上を適宜移動することができる。この時に発生する排水には塗膜の剥離片等の異物が多く含まれている。そして、バキュームユニット3の吸引により、排水は第一バキュームホース4を介して回収される。
回収された排水は第一バキュームホース4を介して真空タンク11に流入し、貯留される。また、排水とともに真空タンク11内に混入した空気はバキュームユニット3の吸引力によって除去されて大気中に放出される。
また、真空タンク11の内部に貯留される水はチューブポンプ12によって連続的に汲み出され、移送される。真空タンク11の貯留水の移送にチューブポンプ12を用いることにより、真空タンク11の内部は真空状態を維持される。
そして、チューブポンプ12によって汲み出された排水は、次にトロンメル13に流入する。そして、回転駆動するトロンメル13によって排水から塗膜の剥離片等の異物が固形物として分離され、分離された固形物は産業廃棄物として処理される。
さらに、固形物が分離された後の排水は、排水処理機14に流入する。排水処理機14では、排水の中に残留する微細な剥離片を沈殿又は浮上させて分離する。そして、排水処理機14は、このような沈殿物又は浮上物を脱水して、脱水ケーキと呼ばれる塊とする。脱水ケーキは産業廃棄物として処理される。そしてさらに、このように塗膜の剥離片等の異物が除去された処理水は、清浄な状態となって放流される。
以上より、この実施の形態に係る排水処理システム100及び排水処理方法では、チューブポンプ12が真空タンク11とトロンメル13との間に設けられ、チューブポンプ12は、真空タンク11に貯留される排水をトロンメル13に連続的に移送する。これにより、真空タンク11の内部が排水によって充満する前に、排水はチューブポンプ12を介して連続的にトロンメル13及び排水処理機14に送られる。従って、塗装剥離作業及び排水回収作業を中断させることなく、効率よく排水を処理することができる。
また、排水を移送する移送ポンプとしてチューブポンプ12を使用することにより、真空タンク11内の真空状態が維持されるため、第一バキュームホース4によって排水を回収する際の吸引力が低下せず、効率よく排水を回収することができる。
また、固液分離手段15としてトロンメル13を用いることにより、粒子が比較的大きい異物を排水中から除去することができる。これにより、トロンメル13の下流に設けられる排水処理機14において、よりスムーズに排水を処理することができる。
なお、この実施の形態においては、排水処理システム100は、船舶の塗装剥離作業に使用されるものだが、これに限定されず、タンクや他の設備の外壁の塗装を剥離する場合に用いられてもよい。
また、この実施の形態において、固液分離手段15はトロンメル13を有しているが、これに限定されず、トロンメル13の代わりに他の固液分離装置を用いてもよい。
また、真空タンク11として使用されるものには、サイクロンも含まれるものとする。真空タンク11としてサイクロンを使用する場合は、サイクロンの下部に排水貯留用のタンクが設けられ、このタンクからチューブポンプ12によって排水が移送される。
3 バキュームユニット、11 真空タンク、12 チューブポンプ(移送ポンプ)、13 トロンメル(固液分離手段)、14 排水処理機(固液分離手段)、15 固液分離手段、100 排水処理システム。

Claims (2)

  1. ウォータージェットによる塗装剥離作業によって生じた排水を吸引するバキュームユニットと、
    前記バキュームユニットに連通し、前記排水を貯留する真空タンクと、
    前記排水に含まれる異物を前記排水から分離する固液分離手段と、
    前記真空タンクと前記固液分離手段との間に設けられ、前記真空タンクに貯留される前記排水を前記固液分離手段に連続的に移送する移送ポンプとを備え
    前記移送ポンプはチューブポンプである排水処理システム。
  2. 前記固液分離手段はトロンメルを有する、請求項に記載の排水処理システム。
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