JP6845519B1 - 記憶装置、情報移行システム、及び情報移行方法 - Google Patents

記憶装置、情報移行システム、及び情報移行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報の移行を安全に行うことのできる技術の提供を目的とする。【解決手段】記憶装置であって、各々外部機器と接続する複数の接続インターフェイスと、接続された前記外部機器からの情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、前記外部機器と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、前記外部機器から受信する制御信号に基づいて、前記外部機器のいずれか1つと前記記憶部とが接続するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、記憶装置、情報移行システム、及び情報移行方法に関する。
ある情報処理システムから他の情報処理システムに情報を移行する際には、LAN(Local Area Network)等のネットワークを経由して行われるのが一般的である。
なお、特許文献1には、「データを記憶する1つまたは複数のハードディスクを含むハードディスクドライブユニット(HDDユニット)110と、USBによるコンピュータPCとの接続のためのUSBポート120と、LANによるコンピュータPCとの接続のためのLANポート130と、ユーザによる後述する有効インタフェースの切り替え操作のための切り替えスイッチ140と、ハードディスクドライブ100の全体を制御するCPU150と、」を備える記憶装置が開示されている(段落〔0023〕)。
特開2013−137801号公報
情報を移行する際、一方のシステムが他のネットワークに接続していれば、LANにより接続される他方のシステムがハッキングされるなど、セキュリティ上の問題が生じる可能性がある。
特許文献1に開示された技術は、異なるシステム間の情報の移行に記憶装置を使用することを想定したものでない。また、ユーザが切り替え操作を行う必要があり、煩雑である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、情報の移行を安全に行うことのできる技術の提供を目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る記憶装置は、各々情報処理装置と接続する複数の接続インターフェイスと、接続された前記情報処理装置からの情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、前記情報処理装置から受信する制御信号に基づいて、前記情報処理装置のいずれか1つと前記記憶部とが接続するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、前記スイッチ制御部は、複数の前記情報処理装置が同時に前記記憶部と接続しないよう前記スイッチを制御し、前記接続インターフェイスを介して受信した前記制御信号が、接続要求を示す制御信号か、又は切断要求を示す制御信号かを判定する制御コード判定部を備え、前記スイッチ制御部は、前記接続要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部とを接続し、切断要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切断することを特徴とする。
本発明の前記スイッチ制御部は、前記制御コード判定部が、いずれかの前記情報処理装置から前記切断要求を示す制御信号を受信したと判定する場合、いずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないよう前記スイッチを制御することを特徴としてもよい。
本発明の前記記憶装置は、前記データ処理部は、接続された前記情報処理装置が前記情報を読み出すと、前記情報を前記記憶部から削除することを特徴としてもよい。
本発明の前記複数の接続インターフェイスは、各々USBホストコントローラーに接続されることを特徴としてもよい。
本発明の前記記憶装置は、少なくとも前記スイッチと、前記記憶部と、前記スイッチ制御部とを格納する筐体を備えることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る記憶装置は、各々外部機器と接続する複数の接続インターフェイスと、接続された前記外部機器からの情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、前記外部機器と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、前記外部機器から受信する制御信号に基づいて、前記外部機器のいずれか1つと前記記憶部とが接続するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、前記制御信号は、割込みあり切断指示を示す制御信号と、割込みなし切断指示を示す制御信号と、を含み、前記スイッチ制御部は、前記外部機器から前記割込みなし切断指示を示す制御信号を受信すると、前記外部機器と前記記憶部との接続を切断し、前記外部機器から前記割込みあり切断指示を示す制御信号を受信すると、前記外部機器と前記記憶部との接続を切断し、他の前記外部機器と前記記憶部とを接続することを特徴としてもよい。
本発明の前記データ処理部は、前記割込みあり切断指示を受信すると、接続する前記他の外部機器に通知することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る情報移行システムは、記憶装置と、前記記憶装置と各々接続された複数の情報処理装置とを備える情報移行システムであって、前記記憶装置は、前記情報処理装置の各々と接続する複数の接続インターフェイスと、接続された前記情報処理装置からの情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、前記情報処理装置から受信する制御信号に基づいて、前記情報処理装置のいずれか1つと前記記憶部とが接続するか、又はいずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないするよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、前記スイッチ制御部は、複数の前記情報処理装置が同時に前記記憶部と接続しないよう前記スイッチを制御し、前記接続インターフェイスを介して受信した前記制御信号が、接続要求を示す制御信号か、又は切断要求を示す制御信号かを判定する制御コード判定部を備え、前記スイッチ制御部は、前記接続要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部とを接続し、切断要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切断することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る情報移行システムは、記憶装置と、前記記憶装置と各々接続された複数の情報処理装置とを備える情報移行システムであって、前記記憶装置は、前記情報処理装置の各々と接続する複数の接続インターフェイスと、接続された前記情報処理装置からの情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、前記情報処理装置から受信する制御信号に基づいて、前記情報処理装置のいずれか1つと前記記憶部とが接続するか、又はいずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、前記スイッチ制御部は、複数の前記情報処理装置が同時に前記記憶部と接続しないよう前記スイッチを制御し、前記複数の情報処理装置は、前記情報の移行元である第1の情報処理装置と、前記情報の移行先である第2の情報処理装置と、を含み、前記第1の情報処理装置は、前記記憶装置に第1の制御信号及び第2の制御信号を送信する第1の信号送信部と、前記記憶装置に情報の書き込みを要求する書き込み要求部と、を備え、前記第2の情報処理装置は、前記記憶装置に第1の制御信号及び第2の制御信号を送信する第2の信号送信部と、前記記憶装置に記憶された前記情報の読み出しを要求する読み出し要求部と、を備え、前記記憶装置は、前記書き込み要求部からの要求に応じて前記第1の情報処理装置から送信される情報を前記第1の情報処理装置と接続する前記記憶部に書き込み、前記読み出し要求部からの要求に応じて前記記憶部に接続される前記第2の情報処理装置に前記情報を送信するデータ処理部を備え、前記スイッチ制御部は、第1の制御信号を送信した前記第1の情報処理装置又は前記第2の情報処理装置と前記記憶部とを接続し、第2の制御信号を送信した前記第1の情報処理装置又は前記第2の情報処理装置と前記記憶部との接続を切断することを特徴としてもよい。
本発明の前記第1の情報処理装置の前記第1の信号送信部は、書き込み開始時刻になると前記第1の制御信号を送信し、前記書き込み要求部による前記情報の送信後に前記第2の制御信号を送信し、前記書き込み要求部は、前記第1の制御信号による接続開始後に前記情報を前記記憶装置に送信し、前記第2の情報処理装置の前記第2の信号送信部は、読み出し開始時刻になると前記第1の制御信号を送信し、前記読み出し要求部による前記情報の読み出し後に前記第2の制御信号を送信し、前記読み出し要求部は、前記第1の制御信号による接続開始後に前記情報を読み出すことを特徴としてもよい。
本発明の前記第1の情報処理装置の前記第1の信号送信部は、第3の制御信号を送信可能であって、前記記憶装置の前記スイッチ制御部は、前記第3の制御信号を受信すると、前記第3の制御信号を送信した前記第1の情報処理装置と前記記憶部との接続を切断し、前記第2の情報処理装置と前記記憶部とを接続し、前記データ処理部は、接続した前記第2の情報処理装置に前記情報を送信することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る情報移行方法は、記憶装置と、前記記憶装置と各々接続された第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置とによる情報移行方法であって、前記記憶装置は、スイッチ制御部と、データ処理部とを備え、前記スイッチ制御部が、前記第1の情報処理装置から送信された第1の制御信号に応じて前記記憶装置の有する記憶部と前記第1の情報処理装置とを接続する手順と、前記データ処理部が、前記第1の情報処理装置から送信された情報を記憶部に記憶させる手順と、前記スイッチ制御部が、前記第1の情報処理装置から送信された第2の制御信号に応じて前記記憶部と前記第1の情報処理装置との接続を切断する手順と、前記スイッチ制御部が、前記第2の情報処理装置から送信された前記第1の制御信号に応じて前記記憶装置の有する前記記憶部と前記第2の情報処理装置とを接続する手順と、前記データ処理部が、前記記憶部に記憶された前記情報を前記第2の情報処理装置に送信する手順と、前記スイッチ制御部が、前記第2の情報処理装置から送信された第2の制御信号に応じて前記記憶部と前記第2の情報処理装置との接続を切断する手順と、を有し、前記スイッチ制御部は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置とが同時に前記記憶部と接続しないようスイッチを制御することを特徴とする。
本発明によれば、情報の移行を安全に行うことのできる技術することができる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施形態における情報移行システムの例を示す模式図である。 第1の実施形態における情報移行システム1の機能ブロック図の一例である。 第1の実施形態における情報移行システムの例の詳細を示す模式図である。 図3に示す情報処理装置20Aの書き込み処理の一例を示すフローチャートである。 図3に示す情報処理装置20Bの読み出し処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における記憶装置の情報移行処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における情報移行システムの例を示す模式図である。 第3の実施形態における記憶装置10の情報移行処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における割込み処理の一例を示すシーケンス図である。 従来の情報移行システムの例を示す模式図(その1)である。 従来の情報移行システムの例を示す模式図(その2)である。
<第1の実施形態>
以下、図面に基づいて本発明の第1の実施形態を説明する。
図10は、従来の情報移行システム3の例を示す模式図(その1)である。本図に示す従来の情報移行システム3では、情報処理装置50及び情報処理装置60がLANで接続され、ローカルネットワークLN4を形成している。情報処理装置50は情報処理装置60に対して情報を移行する。
ローカルネットワークLN4はインターネットNに接続されており、情報処理装置50は、情報処理装置41・42から、インターネットNを介して情報を受信する。情報処理装置50は、情報処理装置41・42から受信した情報を集計し、移行用の情報を生成する。生成された情報は、LANを介して情報処理装置50から情報処理装置60に送信される。
ローカルネットワークLN4とインターネットNとが接続されているため、ローカルネットワークLN4に接続された情報処理装置50・60は、インターネットNを介して他の情報処理装置からハッキングされる可能性が生じる。ローカルネットワークLN4に、インターネットNとの接続を必要としない機器が接続されている場合、当該機器についても、インターネットNを介して侵入される恐れがある。
図11は、従来の情報移行システム4の例を示す模式図(その2)である。本図に示す情報移行システム4は、図10に示す情報移行システム3の課題を解決するよう構成されている。情報移行システム4では、ローカルネットワークLN4がインターネットNに接続されていない。
情報移行システム4における情報処理装置50は、情報移行システム3における情報処理装置50と同様に、情報処理装置41・42から、インターネットNを介して情報を受信する。情報処理装置50は、受信した情報を用いて移行データSを生成する。生成された移行データSは、可搬性のある記憶媒体であるUSB(Universal Serial Bus)メモリJに格納され、作業員Hにより情報処理装置60まで運搬される。情報処理装置60によって、USBメモリJに格納された移行データSが読み取られる。
この方法によれば、ローカルネットワークLN4がインターネットNに接続されていないため、安全に移行データSを移行することができる。しかしながら、人手によって移行データSを運搬するため、人為的なミスが生じる可能性がある。例えば、移行データSの移行に期限が設けられている場合、作業員Hが移行を忘れるなどの理由により、期限内に移行が実行されない場合がある。
図1は、第1の実施形態における情報移行システム1の例を示す模式図である。情報移行システム1は、記憶装置10と、複数の情報処理装置20A・20Bとを有しており、情報処理装置20Aから情報処理装置20Bへ移行データSが移行するものである。
記憶装置10は、スイッチ12と、記憶部13と、スイッチ制御部112とを有しており、スイッチ12と、記憶部13と、スイッチ制御部112とは、筐体14に格納される。記憶装置10と情報処理装置20AとはUSBケーブルC1により物理的に接続され、記憶装置10と情報処理装置20BとはUSBケーブルC2により物理的に接続される。記憶部13は、情報処理装置20AからUSBケーブルC1を介して送信される移行データSを一時的に格納する。
スイッチ12は、スイッチ制御部112の制御により、情報処理装置20A又は情報処理装置20Bのいずれか一方が記憶部13と接続されるか、又は情報処理装置20A及び情報処理装置20Bのいずれとも記憶部13が接続しないよう、接続を切り替える。スイッチ制御部112は、情報処理装置20A又は情報処理装置20Bから送信される制御信号に基づいて、スイッチ12を制御する。
本実施形態の例において、移行データSの移行前の段階では、移行データSは情報処理装置20Aにのみ格納されており、記憶装置10及び情報処理装置20Bは移行データSを有していない。また、本段階において、スイッチ12は情報処理装置20A及び情報処理装置20Bのいずれも記憶部13に接続しない状態になっている。
まず、情報処理装置20Aは、USBケーブルC1を介して、情報処理装置20Aと記憶部13との接続要求を示す制御信号を、記憶装置10に送信する。記憶装置10のスイッチ制御部112は、制御信号に基づいてスイッチ12を制御することにより、情報処理装置20Aと記憶部13とを接続する。その後、移行データSが情報処理装置20Aから記憶装置10に送信され、記憶部13に格納される。
その後、情報処理装置20Aは、USBケーブルC1を介して、情報処理装置20Aと記憶部13との接続の切断要求を示す制御信号を、記憶装置10に送信する。記憶装置10のスイッチ制御部112は、制御信号に基づいて、情報処理装置20Aと記憶部13との接続を切断するようスイッチ12を制御する。
その後、情報処理装置20Bは、USBケーブルC2を介して、情報処理装置20Bと記憶部13との接続要求を示す制御信号を、記憶装置10に送信する。記憶装置10のスイッチ制御部112は、制御信号に基づいてスイッチ12を制御することにより、情報処理装置20Bと記憶部13とを接続する。その後、移行データSが記憶装置10から情報処理装置20Bに送信される。情報処理装置20Bに移行データSが送信されると、移行データSは記憶部13から削除されてもよい。
情報処理装置20Bは、USBケーブルC2を介して、情報処理装置20Bと記憶部13との接続の切断要求を示す制御信号を、記憶装置10に送信する。記憶装置10のスイッチ制御部112は、制御信号に基づいて、情報処理装置20Bと記憶部13との接続を切断するようスイッチ12を制御する。
以上により、情報処理装置20Aから情報処理装置20Bへと、移行データSを安全に移行することができる。本実施形態の情報移行システム1によれば、情報処理装置20A又は情報処理装置20BがインターネットNを含む他のネットワークに接続されている場合であっても、ネットワークに接続されていない他方の情報処理装置20へのアクセスを防ぐことが可能となる。
図2は、第1の実施形態における情報移行システム1の機能ブロック図の一例である。情報移行システム1は、記憶装置10と、記憶装置10と通信可能に接続された複数の情報処理装置20とを有する。記憶装置10は、情報を記憶する装置であって、例えばフラッシュメモリを記憶媒体として使用した装置である。記憶装置10は、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)等を使用した装置であってもよい。
記憶装置10は、制御部11と、スイッチ12と、記憶部13と、複数の接続I/F(Interface)15とを有する。制御部11と、スイッチ12と、記憶部13と、複数の接続I/F15とは、図1に示す筐体14に格納される。制御部11は、スイッチ12の制御及び記憶部13への情報の入出力を制御する。スイッチ12は、情報処理装置20を含む外部機器の各々と記憶部13との接続を切り替える。スイッチ12は、記憶装置10に接続された複数の外部機器のいずれとも記憶部13と接続しないか、又は当該複数の外部機器のいずれか1つと記憶部13とを接続するか、のどちらかに制御される。
なお、スイッチ12は、複数の接続I/F15の各々に接続された情報処理装置20のいずれか1つが、記憶部13にアクセス可能なように設定するものであればよい。例えば、スイッチ12は、情報処理装置20のいずれか1つと記憶部13とを物理的に接続し、他の情報処理装置20と記憶部13との接続を物理的に切断する。なお、スイッチ12は、いずれか1つの情報処理装置20が記憶部13に対してアクセス可能であって、他の情報処理装置20が記憶部13に対してアクセス不可能となるよう、ソフトウェアを用いて設定するものであってもよい。複数の接続I/F15のいずれか1つが、記憶部13にアクセス可能な有効インターフェイスとなるよう設定されるものであってもよい。
記憶部13は、接続I/F15に接続された情報処理装置20から送信される情報を記憶する。接続I/F15は、情報処理装置20からのアクセスに対するインターフェイス処理を行う。一例として、記憶装置10の有する複数の接続I/F15は、共通の規格に基づく。例えば複数の接続I/F15は、いずれもUSB(Universal Serial Bus)規格のインターフェイスである。
なお、図2に示す記憶装置10は、2つの接続I/F15A・15Bを有する。また、図1に示すUSBケーブルC1・C2は、各々接続I/F15として機能する。
制御部11は、制御コード判定部111と、スイッチ制御部112と、データ処理部113とを有する。制御コード判定部111は、接続I/F15を介して物理的に接続される情報処理装置20から、接続I/F15を介して送信される制御信号である制御コードを判定する。スイッチ制御部112は、情報処理装置20から送信される制御コードに基づいて、情報処理装置20のいずれか1つと記憶部13とが接続するようスイッチ12を制御する。また、スイッチ制御部112は、記憶部13と情報処理装置20との接続を切断するようスイッチ12を制御する。
スイッチ制御部112は、例えば制御コードを送信した情報処理装置20と記憶部13とを接続するようスイッチ12を制御する。また、スイッチ制御部112は、接続を切断することを示す制御コードを受信すると、制御コードを送信した情報処理装置20と記憶部13との接続を切断する。
データ処理部113は、記憶部13への情報の書き込み、読み出し、及び記憶部13からの情報の削除を実行する。データ処理部113は、情報処理装置20から書き込み要求が送信される場合、当該情報処理装置20から送信される情報を記憶部13に書き込む。また、データ処理部113は、情報処理装置20から読み出し要求が送信される場合、記憶部13に記憶された情報を読み出し、当該情報処理装置20に対して送信する。その後、データ処理部113は、読み出した情報を記憶部13から削除してもよい。
なお、データ処理部113は、記憶部13に接続された情報処理装置20からの移行データSの削除指示に基づいて、移行データSを記憶部13から削除することができる。付言すれば、データ処理部113は、記憶部13に記憶された移行データSの情報処理装置20による読み出し終了を検知し、その後移行データSを記憶部13から削除してもよい。
情報処理装置20は、PC(Personal Computer)、サーバー装置、スマートフォン、又はタブレット等の端末装置である。先述の情報処理装置20A・20Bは、情報処理装置20と同様である。情報処理装置20は、制御部21と、記憶部22とを有する。制御部21は、情報処理装置20の全体を統括的に制御する。記憶部22は、制御部21の制御に必要な情報を記憶するほか、他の情報処理装置20に移行させる移行データSか、又は他の情報処理装置20から移行させた移行データSを記憶する。
制御部21は、書き込み要求部211と、読み出し要求部212と、信号送信部213とを有する。書き込み要求部211は、記憶装置10に情報の書き込みを要求する。読み出し要求部212は、記憶装置10に記憶された情報の読み出しを要求する。なお、読み出し要求部212は、移行データSの読み出しの終了を検知すると、移行データSの削除指示を記憶装置10に送信してもよい。
信号送信部213は、物理的に接続された記憶装置10に対して制御コードを送信する。信号送信部213は、例えば記憶部13との接続を行うための第1の制御コードを記憶装置10に送信する。また例えば、信号送信部213は、記憶部13との接続を切断するための第2の制御コードを記憶装置10に送信する。
なお、複数の情報処理装置20の各々が、書き込み要求部211と読み出し要求部212とを有することで、ある情報処理装置20Aに記憶される移行データSを他の情報処理装置20Bに対して移行することができるとともに、情報処理装置20Bから情報処理装置20Aに対しても移行データSを移行することができる。一方、情報処理装置20Aから情報処理装置20Bへの移行データSの移行を行うものの、情報処理装置20Bから情報処理装置20Aへの移行を行わない場合、即ち移行データSの移行方向が一方向である場合、書き込み要求部211を有するが読み出し要求部212を有さない情報処理装置20Aと、読み出し要求部212を有するが書き込み要求部211を有さない情報処理装置20Bと、が記憶装置10に接続されていてもよい。
また、図1及び図2において、記憶装置10は2つの情報処理装置20に接続されているが、記憶装置10に接続される情報処理装置20の数は複数であればよく、2つに限定されるものではない。情報処理装置20が3つ以上接続される場合であっても、スイッチ制御部112は、いずれか1つの情報処理装置20と記憶部13とを接続するか、又はいずれの情報処理装置20も記憶部13と接続しないよう、スイッチ12を制御する。
付言すれば、記憶装置10は、接続された情報処理装置20のいずれかから接続I/F15を介して電源の供給を受け付けてもよいし、図示しない電源ケーブルを用いて情報処理装置20から独立して電源の供給を得てもよい。
図3は、第1の実施形態における情報移行システム1の例の詳細を示す模式図である。本例では、異なるシステム間で情報の移行が実行される。以下、学校給食の喫食又は欠食に関する情報を、学校から教育委員会に移行する例を用いて説明する。
まず、情報移行システム1における情報移行サービスの利用者(例えば教師)は、情報処理装置41に対して情報を入力する。入力される情報は、例えば学校給食を喫食しない(即ち欠食の)生徒を示す情報と、欠食の月日である。情報処理装置41・42に入力された情報は、インターネットNを介して情報処理装置20Aに送信される。
情報処理装置20Aは、受信した情報を用いて、移行データSを生成する。例えば情報処理装置20Aの制御部21は、所定の時刻になると、移行データSとして、ある月日における欠食の生徒をリスト化した欠食リストを生成する。
情報処理装置20Aには、書き込み開始時刻が予め設定されている。書き込み開始時刻になると、情報処理装置20Aは、第1の制御コードを記憶装置10に送信する。記憶装置10は、情報処理装置20Aと記憶部13とを接続する。情報処理装置20Aは、移行データSの書き込みを記憶装置10に要求し、移行データSを送信する。送信された移行データSは、記憶装置10の記憶部13に記憶される。
移行データSを記憶部13に送信した情報処理装置20Aは、第2の制御コードを記憶装置10に送信する。記憶装置10は、情報処理装置20Aと記憶部13との接続を切断する。
情報処理装置20Bには、読み出し開始時刻が予め設定されている。読み出し開始時刻になると、情報処理装置20Bは第1の制御コードを記憶装置10に送信する。なお、読み出し開始時刻は、書き込み開始時刻よりも遅い時刻である。記憶装置10は、情報処理装置20Bと記憶部13とを接続する。情報処理装置20Bは、移行データSの読み出しを記憶装置10に要求する。記憶装置10は、記憶部13から移行データSを読み出し、情報処理装置20Bに送信する。
移行データSを受信した情報処理装置20Bは、例えば移行データSの削除指示を記憶装置10に送信する。記憶装置10は、記憶部13に記憶された移行データSを削除する。また、情報処理装置20Bは、第2の制御コードを記憶装置10に送信する。記憶装置10は、情報処理装置20Bと記憶部13との接続を切断する。
なお、本図に示す例において、情報処理装置20Bは、教育委員会が有するローカルネットワークLN1に接続されている。教育委員会は、例えば移行データSの内容に基づいて、給食費の請求に関する請求情報を生成する。
以上、本図に示す例において、移行データSは、記憶装置10を介して情報処理装置20Aから情報処理装置20Bに安全に移行される。
図4は、図3に示す情報処理装置20Aの書き込み処理の一例を示すフローチャートである。本図の処理は、例えば情報処理装置20Aの書き込み要求部211が書き込み開始時刻を計測すると開始される。
まず、信号送信部213は、記憶装置10に制御コードを送信し、自分側にスイッチ12を接続させる(ステップS11)。具体的には、信号送信部213は、第1の制御コードを記憶装置10に送信する。その結果、情報処理装置20Aが記憶装置10の記憶部13に接続される。
次に、書き込み要求部211は、記憶装置10にデータを書き込む(ステップS12)。具体的には、書き込み要求部211は、記憶装置10に対して移行データSを指定した書き込み要求を送信する。その結果、記憶装置10の記憶部13に、移行データSが記憶される。
次に、信号送信部213は、記憶装置10に制御コードを送信し、接続が切り離される(ステップS13)。具体的には、信号送信部213は、書き込み要求部211による移行データSの送信後に第2の制御コードを記憶装置10に送信する。書き込み要求部211が、移行データSの記憶部13への書き込みが終了したことを検知し、信号送信部213に通知する。通知に基づき、信号送信部213は、第2の制御コードを記憶装置10に送信する。なお、信号送信部213は、予め定められた書き込み終了時刻を書き込み要求部211が計測すると、記憶装置10に第2の制御コードを送信するものであってもよい。
その結果、情報処理装置20Aと記憶部13との接続が切断される。その後、制御部21は本フローチャートの処理を終了する。
図5は、図3に示す情報処理装置20Bの読み出し処理の一例を示すフローチャートである。本図の処理は、例えば情報処理装置20Bの読み出し要求部212が読み出し開始時刻を計測すると開始される。
まず、信号送信部213は、記憶装置10に制御コードを送信し、自分側にスイッチ12を接続させる(ステップS21)。本処理は図4のステップS11と同様であるため、説明を省略する。
次に、読み出し要求部212は、記憶装置10からデータを読み込む(ステップS22)。具体的には、読み出し要求部212は、記憶装置10に対して読み出し要求を送信する。読み出し要求部212は、記憶部13に記憶された移行データSを読み出す。読み出された移行データSは、読み出し要求部212により情報処理装置20Bの記憶部22に記憶される。
次に、読み出し要求部212は、読み込んだデータを記憶装置10から削除する(ステップS23)。具体的には、読み出し要求部212は、移行データSの読み出し終了を検知すると、記憶装置10に対して移行データSの削除指示を送信する。その結果、移行データSが記憶装置10から削除される。なお、記憶装置10が移行データSの読み出し終了を検知し、移行データSを記憶部13から削除するものであってもよい。
次に、信号送信部213は、記憶装置10に制御コードを送信し、接続が切り離される(ステップS24)。具体的には、信号送信部213は、読み出し要求部212による移行データSの読み出し後に第2の制御コードを記憶装置10に送信する。なお、例えば読み出し要求部212が、移行データSの記憶部13からの読み出しが終了したことを検知し、信号送信部213に通知する。通知に基づき、信号送信部213は、第2の制御コードを記憶装置10に送信する。信号送信部213は、予め定められた読み出し終了時刻を読み出し要求部212が計測すると、記憶装置10に第2の制御コードを送信するものであってもよい。
その結果、情報処理装置20Bと記憶部13との接続が切断される。その後、制御部21は本フローチャートの処理を終了する。
図6は、第1の実施形態における記憶装置10の情報移行処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば接続I/F15を介して接続された情報処理装置20から、記憶装置10が何らかの情報を受信すると開始される。
まず、制御コード判定部111は、制御コードを受信したか否かを判定する(ステップS31)。具体的には、制御コード判定部111は、情報処理装置20から、第1の制御コード又は第2の制御コードを受信したか否かを判定する。
制御コード判定部111が、制御コードを受信したと判定する場合(ステップS31で「YES」の場合)、制御コード判定部111は、接続要求であるか、又は切断要求であるかを判定する(ステップS32)。具体的には、制御コード判定部111は、受信した制御コードが、第1の制御コードか、又は第2の制御コードかを判定する。第1の制御コードを受信したと判定する場合、制御コード判定部111は、接続要求を受信したものと取り扱う。第2の制御コードを受信したと判定する場合、制御コード判定部111は、切断要求を受信したものと取り扱う。
制御コード判定部111が、接続要求を受信したと判定する場合(ステップS32で「接続要求」の場合)、スイッチ制御部112は、制御コードを送信した情報処理装置20と記憶部13とを接続する(ステップS33)。具体的には、スイッチ制御部112は、ステップS31において制御コードを送信した情報処理装置20と記憶部13とが接続するよう、スイッチ12を制御する。その後、制御部11は本フローチャートの処理を終了する。
制御コード判定部111が、切断要求を受信したと判定する場合(ステップS32で「切断要求」の場合)、スイッチ制御部112は、情報処理装置20との接続を切断する(ステップS34)。具体的には、スイッチ制御部112は、ステップS31において制御コードを送信した情報処理装置20と記憶部13との接続が切断するよう、スイッチ12を制御する。その後、制御部11は本フローチャートの処理を終了する。
ステップS31において、制御コード判定部111が、制御コードを受信しないと判定する場合(ステップS31で「NO」の場合)、データ処理部113は、データの書き込み要求であるか、又はデータの読み出し要求であるかを判定する(ステップS35)。制御コード判定部111が、制御コードを受信しないと判定する場合、本フローチャートの処理開始時に受信した情報は、書き込み要求であるか、又は読み出し要求である。データ処理部113は、受信した情報が、移行データSの書き込み要求であるか、又は読み出し要求であるかを判定する。
データ処理部113が、データの書き込み要求を受信したと判定する場合(ステップS35で「書き込み要求」の場合)、データ処理部113は、データを記憶部13に書き込む(ステップS36)。具体的には、データ処理部113は、書き込み要求において指定された移行データSを、記憶部13に書き込む。その後、制御部11は本フローチャートの処理を終了する。
データ処理部113が、データの読み出し要求を受信したと判定する場合(ステップS35で「読み出し要求」の場合)、データ処理部113は、データを記憶部13から読み出す(ステップS37)。具体的には、データ処理部113は、読み出し要求において指定された移行データSを、記憶部13から読み出す。読み出された移行データSは、読み出し要求を送信した情報処理装置20に送信される。移行データSは、情報処理装置20の記憶部22に記憶される。
次に、データ処理部113は、データを削除する(ステップS38)。具体的には、ステップS37で移行データSを受信した情報処理装置20が読み出し終了を検知すると、記憶装置10に削除指示を送信する。データ処理部113は、削除指示に基づいて、移行データSを削除する。なお、データ処理部113が移行データSの送信終了を検知し、移行データSを記憶部13から削除してもよい。その後、制御部11は本フローチャートの処理を終了する。
本実施形態により、移行データSを異なるシステム間で安全に移行することができる。また、情報処理装置20からの制御コードにより、記憶部13へのスイッチ12が切り替えられるため、手動でスイッチ12を切り替える必要がなく、簡易にデータの移行を行うことができる。また、データの移行の際に人手を介さないため、人為的なミスによる影響をうけず、確実にデータを移行することができる。
また、本実施形態では、書き込み開始時刻及び読み出し開始時刻に基づいて、ある情報処理装置20から他の情報処理装置20へとデータの移行が行われる。これは例えば、移行データSに有効期限がある場合に特に有用である。例えば、「午後3時までに、明日の分の給食の申し込みを行う」という取り決めがある場合に、午後3時より前に書き込み開始時刻及び読み出し開始時刻を設定することで、確実に翌日分の給食数を指定した移行データSを移行することができる。
なお、本実施形態では、情報処理装置20が書き込み開始時刻又は読み出し開始時刻を計測してデータ移行を行った。しかしながら、情報処理装置20は、データ移行指示の入力操作を受け付けるものであってもよい。この場合、情報処理装置20Aが書き込み指示の入力操作を受け付けると、情報処理装置20Aの信号送信部213が第1の制御コードを記憶装置10に送信し、情報処理装置20Aと記憶部13とが接続される。本例において、例えば情報処理装置20Aが書き込み終了の入力操作を受け付けると、信号送信部213が第2の制御コードを記憶装置10に送信してもよい。
また、情報処理装置20Bが読み出し指示の入力操作を受け付けると、情報処理装置20Bの信号送信部213が第1の制御コードを記憶装置10に送信し、情報処理装置20Bと記憶装置10とが接続され、移行データSが読み出される。情報処理装置20Bが読み出し終了の入力操作を受け付けると、情報処理装置20Bの信号送信部213が第2の制御コードを記憶装置10に送信してもよい。記憶部13から読み出された移行データSは、読み出し後に削除されてもよい。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態における情報移行システム2の例を示す模式図である。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。第2の実施形態における情報移行システム2は、第1の実施形態における情報移行システム1の具体的な態様の一例といえる。本例では、学校ネットワークLN2から、教育委員会ネットワークLN3に、移行データSが移行される。なお、学校ネットワークLN2と、教育委員会ネットワークLN3とは、接続されていない。
学校ネットワークLN2に接続された情報処理装置20Aから、教育委員会ネットワークLN3に接続された情報処理装置20Bに対し、記憶装置10を介して移行データSが移行する。一例として、情報処理装置20Aと、情報処理装置20Bと、記憶装置10とは、学校に設置される。
学校に所属する児童に関する児童基本情報について、学校と教育委員会とで情報を共有する必要がある。学校ネットワークLN2では、児童基本情報のマスタファイルM1がデータベースサーバー43に記憶される。教育委員会ネットワークLN3では、児童基本情報のマスタファイルM2がデータベースサーバー44に記憶される。マスタファイルM1又はマスタファイルM2の一方が更新されれば、他方についても更新を行う。
本実施形態において、学校ネットワークLN2の有するマスタファイルM1が更新された場合、情報処理装置20Aは記憶装置10に対し、第1の制御コードを送信するとともに、書き込み要求を送信する。第1の制御コードに基づいて、情報処理装置20Aと記憶装置10の記憶部13とが接続されると、移行データSが記憶部13に書き込まれる。その後、情報処理装置20Aから送信される第2の制御コードにより、情報処理装置20Aと記憶部13との接続が切断される。
その後、教育委員会ネットワークLN3に接続された情報処理装置20Bが、記憶装置10に対し、第1の制御コードを送信すると共に、読み出し要求を送信する。第1の制御コードに基づいて、情報処理装置20Bと記憶装置10の記憶部13とが接続されると、移行データSが情報処理装置20Bに読み出され、その後記憶部13から削除される。その後、情報処理装置20Bから送信される第2の制御コードにより、情報処理装置20Bと記憶部13との接続が切断される。情報処理装置20Bに送信された移行データSを用いて、情報処理装置20B又はデータベースサーバー44は、マスタファイルM2を更新する。
なお、情報処理装置20Aは、記憶部13への書き込み終了後に、情報処理装置20Bに通知してもよい。情報処理装置20Bは、通知に応じて記憶装置10に第1の制御コードを送信するものであってもよい。教育委員会ネットワークLN3のマスタファイルM2が更新された場合には、情報処理装置20Bから情報処理装置20Aに移行データSを移行すればよい。
なお、先述したように、本実施形態では、情報処理装置20A、情報処理装置20B、及び記憶装置10は、学校に設置される。情報処理装置20A、情報処理装置20B、及び記憶装置10は、教育委員会に設置されるものであってもよい。
本実施形態によれば、異なるシステム間で、相互に効率的にデータを移行することができる。また、記憶装置10の有するスイッチ12の制御により、記憶部13が複数のシステムに同時に接続されることがないため、より安全にデータを移行することができる。
<第3の実施形態>
図8は、第3の実施形態における記憶装置10の情報移行処理の一例を示すフローチャートである。以下、上述の形態と異なる点について説明する。
本実施形態の情報処理装置20の信号送信部213は、上述の第1の制御コード及び第2の制御コードのほか、第3の制御コードを送信することができる。情報処理装置20の書き込み要求部211は、書き込み要求の際に割込み制御を行うか否かを示す入力操作を受け付ける。割込み操作を行わない場合の処理は、上述の第1の実施形態と同様である。
割込み操作を行う場合、記憶装置10は、第3の制御コードを送信した情報処理装置20との接続を切断し、他の情報処理装置20と記憶部とを接続させ、移行データSを当該情報処理装置20に送信する。その後、記憶装置10は、移行先の情報処理装置20と記憶部との接続を切断する。即ち、第3の実施形態における情報移行システム1において、情報処理装置20が所定の制御コードを記憶装置10に送信すると、移行データSが自動的に他の情報処理装置20に移行される。
まず、制御コード判定部111は、制御コードを受信したか否かを判定する(ステップS41)。具体的には、制御コード判定部111は、第1の制御コード、第2の制御コード、及び第3の制御コードのいずれかを受信したか、又は受信していないかを判定する。
制御コード判定部111が、制御コードを受信していないと判定する場合(ステップS41で「NO」の場合)、ステップS45以降の処理が実行される。ステップS45〜ステップS48において行われる処理は、図6のステップS35〜ステップS38において行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
制御コード判定部111が、制御コードを受信したと判定する場合(ステップS41で「YES」の場合)、制御コード判定部111は、接続要求であるか、又は切断要求であるかを判定する(ステップS42)。具体的には、制御コード判定部111は、ステップS41で受信した制御コードが、接続要求を示す第1の制御コードか、又は切断要求を示す第2の制御コードもしくは第3の制御コードであるか、を判定する。第2の制御コード又は第3の制御コードを受信したと判定する場合、制御コード判定部111は、切断要求を受信したものと取り扱う。
制御コード判定部111が、接続要求を受信したと判定する場合(ステップS42で「接続要求」の場合)、ステップS43に処理が移行する。ステップS43において実行される処理は、図6のステップS33において行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
制御コード判定部111が、切断要求を受信したと判定する場合(ステップS42で「切断要求」の場合)、制御コード判定部111は、割込みありか、又は割込みなしかを判定する(ステップS49)。具体的には、制御コード判定部111は、ステップS41で受信した制御コードが、割込みなし切断指示を示す第2の制御コードか、又は割込みあり切断指示を示す第3の制御コードか、を判定する。
なお、本図に示す情報移行処理の開始前に、移行元である情報処理装置20には、割込み制御を行うか否かが予め設定されている。割込み制御を行うと設定されている場合、移行元の情報処理装置20には、移行先の情報処理装置20を特定する識別情報が設定されていてもよい。その場合、情報処理装置20の書き込み要求部211は、予め移行先の情報処理装置20の識別情報を、記憶装置10に送信する。
制御コード判定部111が、割込みなしと判定する場合(ステップS49で「割込みなし」の場合)、処理がステップS44に移行する。ステップS44で実行される処理は、図6のステップS34の処理と同様であるため、説明を省略する。
制御コード判定部111が、割込みありと判定する場合(ステップS49で「割込みあり」の場合)、スイッチ制御部112は、割込み処理を実行する(ステップS50)。割込み処理について後述する。その後、制御部11は本フローチャートの処理を終了する。
図9は、第3の実施形態における割込み処理の一例を示すシーケンス図である。本図の処理は、図8のステップS50において実行される処理の詳細を示すものである。
まず、記憶装置10のスイッチ制御部112は、情報処理装置20Aとの接続を切断する(ステップS401)。具体的には、スイッチ制御部112は、ステップS41において制御コードを送信した情報処理装置20と記憶部13との接続が切断するよう、スイッチ12を制御する。なお、ステップS41で制御コードを送信した情報処理装置20を情報処理装置20Aとし、情報処理装置20Aにおいて移行先に指定された情報処理装置20を情報処理装置20Bとして説明する。
次に、スイッチ制御部112は、情報処理装置20Bと接続を開始する(ステップS402)。具体的には、スイッチ制御部112は、予め情報処理装置20Aから受信した、移行先の情報処理装置20Bの識別情報を特定し、情報処理装置20Bと記憶部13とが接続するようスイッチ12を制御する。
なお、移行先となる情報処理装置20Bの識別情報は、情報処理装置20Aから受信するものでなくてもよい。例えば、記憶装置10に予め設定されていてもよい。また例えば、記憶装置10が2つの情報処理装置20と接続I/F15を介して接続している場合において、第3の制御コードを受信すると、第3の制御コードを送信した情報処理装置20以外の情報処理装置20と記憶部13とを接続するよう制御されていてもよい。
次に、データ処理部113は、情報処理装置20Bに通知する(ステップS403)。具体的には、データ処理部113は、移行先の情報処理装置20Bに対して通知する。この割込み通知により、情報処理装置20Bの操作者は、移行データSが移行したことを認識することができる。なお、割込み通知には、例えば記憶装置10に記憶された移行データSを読み取るよう要求する情報が記載されている。
次に、割込み通知を受けた情報処理装置20Bの読み出し要求部212は、記憶装置10に読み出し要求を送信する(ステップS404)。具体的には、情報処理装置20Bの制御部21は、割込み通知を参照し、読み出し要求部212に対して読み出しを指示する。読み出し要求部212は、記憶装置10に読み出し要求を送信する。
次に、記憶装置10のデータ処理部113は、データを記憶部から読み出して送信する(ステップS405)。具体的には、データ処理部113は、情報処理装置20Aから受信し、記憶部13に記憶されている移行データSを読み出し、情報処理装置20Bに送信する。
次に、情報処理装置20Bの読み出し要求部212は、読み込んだデータの削除指示を情報処理装置20Bに送信する(ステップS406)。具体的には、読み出し要求部212は、移行データSの読み出し終了を検知すると、記憶装置10に対して移行データSの削除指示を送信する。
次に、データ処理部113は、データを削除する(ステップS407)。なお、データ処理部113は、情報処理装置20Bからの削除指示がない場合において、移行データSの読み出し終了を検知すると、移行データSを記憶部13から削除するものであってもよい。
次に、信号送信部213は、記憶装置10に制御コードを送信する(ステップS408)
。具体的には、信号送信部213は、記憶部13との切断を指示するための第2の制御コードを記憶装置10に送信する。その結果、ステップS402において開始された情報処理装置20Bと記憶部13との接続が切断される。その後、制御部11は本フローチャートの処理を終了する。
なお、本実施形態では、割込み通知を受け付けた情報処理装置20Bが、記憶装置10に読み出し要求を送信する。しかしながら、記憶装置10は、読み出し要求の有無に関わらず、割込み通知後に接続された情報処理装置20Bに記憶部13内の移行データSを読み出して送信するよう、予め設定されていてもよい。
その場合、記憶装置10のデータ処理部113は、ステップS402において割込み通知に基づき接続された情報処理装置20Bを、移行先の情報処理装置として特定する。データ処理部113は、ステップS404に示す読み出し要求を記憶装置10が受信しない場合であっても、ステップS405において、記憶部13に含まれる移行データSを読み出し、情報処理装置20Bに送信することができる。
本実施形態により、情報処理装置20Aにおいて、割込みあり切断であるとの入力操作がなされた場合、移行データSは自動的に情報処理装置20Bに移行するため、任意のタイミングでデータを移行することができ、便利である。また、本実施形態においても、データの移行を仲介する記憶装置10の記憶部13に、複数の情報処理装置20が接続されることがなく、データを安全に移行することができる。
なお、本実施形態では、記憶装置10が、移行元の情報処理装置20Aから第3の制御コードを受信した場合に、情報処理装置20Aから情報処理装置20Bへと移行データSが自動的に移行された。しかしながら、記憶装置10は、移行データSの移行先である情報処理装置20Bから第3の制御コードを受信してもよい。
その場合、スイッチ制御部112は、スイッチ12の状態を参照し、記憶部13と情報処理装置20Bとが接続されている場合に、接続を切断する。スイッチ制御部112は、情報処理装置20Aと記憶部13とを接続するよう、スイッチ12を制御する。また、データ処理部113は、情報処理装置20Aに対し通知する。通知には、記憶装置10に対して移行データSを書き込むよう要求する情報が含まれている。
情報処理装置20Aの書き込み要求部211は、通知に基づいて、情報処理装置20Aの記憶部22に記憶された移行データSの書き込みを、記憶装置10に要求する。移行データSが記憶装置10に送信されると、情報処理装置20Aの信号送信部213は、第3の制御コードを記憶装置10に送信する。その後、図9に示す割込み処理が実行される。
これにより、移行先の情報処理装置20Bの要求に基づき、情報処理装置20Aに記憶された移行データSを安全かつ効率的に情報処理装置20Bに移行することができる。
以上、本発明に係る各実施形態の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、上記の記憶装置10と、情報移行システム1・2の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。上述の通り、情報移行システム1・2の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1・2・3・4:情報移行システム、10:記憶装置、11・21:制御部、12:スイッチ、13・22:記憶部、14:筐体、15・15A・15B:接続I/F、20・20A・20B・41・42・50・60:情報処理装置、43・44:データベースサーバー、111:制御コード判定部、112:スイッチ制御部、113:データ処理部、211:書き込み要求部、212:読み出し要求部、213:信号送信部、C1・C2:USBケーブル、H:作業員、J:USBメモリ、LN1・LN4:ローカルネットワーク、LN2:学校ネットワーク、LN3:教育委員会ネットワーク、M1・M2:マスタファイル、N:インターネット、S:移行データ、

Claims (12)

  1. 各々情報処理装置と接続する複数の接続インターフェイスと、
    接続された前記情報処理装置からの情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、
    前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、
    前記情報処理装置から受信する制御信号に基づいて、前記情報処理装置のいずれか1つと前記記憶部とが接続するか、又はいずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、
    前記スイッチ制御部は、複数の前記情報処理装置が同時に前記記憶部と接続しないよう前記スイッチを制御し、
    記接続インターフェイスを介して受信した前記制御信号が、接続要求を示す制御信号か、又は切断要求を示す制御信号かを判定する制御コード判定部を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記接続要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部とを接続し、切断要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切断することを特徴とする、記憶装置。
  2. 請求項に記載の記憶装置であって、
    前記スイッチ制御部は、前記制御コード判定部が、いずれかの前記情報処理装置から前記切断要求を示す制御信号を受信したと判定する場合、いずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないよう前記スイッチを制御することを特徴とする、記憶装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記憶装置であって、
    前記データ処理部は、接続された前記情報処理装置が前記情報を読み出すと、前記情報を前記記憶部から削除することを特徴とする、記憶装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の記憶装置であって、
    前記複数の接続インターフェイスは、各々USBホストコントローラーに接続されることを特徴とする、記憶装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の記憶装置であって、
    少なくとも前記スイッチと、前記記憶部と、前記スイッチ制御部とを格納する筐体を備えることを特徴とする、記憶装置。
  6. 各々外部機器と接続する複数の接続インターフェイスと、
    接続された前記外部機器からの情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、
    前記外部機器と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、
    前記外部機器から受信する制御信号に基づいて、前記外部機器のいずれか1つと前記記憶部とが接続するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、
    前記制御信号は、割込みあり切断指示を示す制御信号と、割込みなし切断指示を示す制御信号と、を含み、
    前記スイッチ制御部は、
    前記外部機器から前記割込みなし切断指示を示す制御信号を受信すると、前記外部機器と前記記憶部との接続を切断し、
    前記外部機器から前記割込みあり切断指示を示す制御信号を受信すると、前記外部機器と前記記憶部との接続を切断し、他の前記外部機器と前記記憶部とを接続することを特徴とする、記憶装置。
  7. 請求項に記載の記憶装置であって、
    前記データ処理部は、前記割込みあり切断指示を受信すると、接続する前記他の外部機器に通知することを特徴とする、記憶装置。
  8. 記憶装置と、前記記憶装置と各々接続された複数の情報処理装置とを備える情報移行システムであって、
    前記記憶装置は、
    前記情報処理装置の各々と接続する複数の接続インターフェイスと、
    接続された前記情報処理装置からの情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、
    前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、
    前記情報処理装置から受信する制御信号に基づいて、前記情報処理装置のいずれか1つと前記記憶部とが接続するか、又はいずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、
    前記スイッチ制御部は、複数の前記情報処理装置が同時に前記記憶部と接続しないよう前記スイッチを制御し、
    前記接続インターフェイスを介して受信した前記制御信号が、接続要求を示す制御信号か、又は切断要求を示す制御信号かを判定する制御コード判定部を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記接続要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部とを接続し、切断要求を送信した前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切断することを特徴とする、情報移行システム。
  9. 記憶装置と、前記記憶装置と各々接続された複数の情報処理装置とを備える情報移行システムであって、
    前記記憶装置は、
    前記情報処理装置の各々と接続する複数の接続インターフェイスと、
    接続された前記情報処理装置からの情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に情報を書き込み、前記記憶部から情報を読み出すデータ処理部と、
    前記情報処理装置と前記記憶部との接続を切り替えるスイッチと、
    前記情報処理装置から受信する制御信号に基づいて、前記情報処理装置のいずれか1つと前記記憶部とが接続するか、又はいずれの前記情報処理装置とも前記記憶部が接続しないよう前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、
    前記スイッチ制御部は、複数の前記情報処理装置が同時に前記記憶部と接続しないよう前記スイッチを制御し、
    記複数の情報処理装置は、前記情報の移行元である第1の情報処理装置と、前記情報の移行先である第2の情報処理装置と、を含み、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記記憶装置に第1の制御信号及び第2の制御信号を送信する第1の信号送信部と、
    前記記憶装置に情報の書き込みを要求する書き込み要求部と、を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記記憶装置に第1の制御信号及び第2の制御信号を送信する第2の信号送信部と、
    前記記憶装置に記憶された前記情報の読み出しを要求する読み出し要求部と、を備え、
    前記記憶装置は、
    前記書き込み要求部からの要求に応じて前記第1の情報処理装置から送信される情報を前記第1の情報処理装置と接続する前記記憶部に書き込み、前記読み出し要求部からの要求に応じて前記記憶部に接続される前記第2の情報処理装置に前記情報を送信するデータ処理部を備え、
    前記スイッチ制御部は、第1の制御信号を送信した前記第1の情報処理装置又は前記第2の情報処理装置と前記記憶部とを接続し、第2の制御信号を送信した前記第1の情報処理装置又は前記第2の情報処理装置と前記記憶部との接続を切断することを特徴とする、情報移行システム。
  10. 請求項に記載の情報移行システムであって、
    前記第1の情報処理装置の前記第1の信号送信部は、書き込み開始時刻になると前記第1の制御信号を送信し、前記書き込み要求部による前記情報の送信後に前記第2の制御信号を送信し、
    前記書き込み要求部は、前記第1の制御信号による接続開始後に前記情報を前記記憶装置に送信し、
    前記第2の情報処理装置の前記第2の信号送信部は、読み出し開始時刻になると前記第1の制御信号を送信し、前記読み出し要求部による前記情報の読み出し後に前記第2の制御信号を送信し、
    前記読み出し要求部は、前記第1の制御信号による接続開始後に前記情報を読み出すことを特徴とする、情報移行システム。
  11. 請求項に記載の情報移行システムであって、
    前記第1の情報処理装置の前記第1の信号送信部は、第3の制御信号を送信可能であって、
    前記記憶装置の前記スイッチ制御部は、前記第3の制御信号を受信すると、前記第3の制御信号を送信した前記第1の情報処理装置と前記記憶部との接続を切断し、前記第2の情報処理装置と前記記憶部とを接続し、
    前記データ処理部は、接続した前記第2の情報処理装置に前記情報を送信することを特徴とする、情報移行システム。
  12. 記憶装置と、前記記憶装置と各々接続された第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置とによる情報移行方法であって、
    前記記憶装置は、スイッチ制御部と、データ処理部とを備え、
    前記スイッチ制御部が、前記第1の情報処理装置から送信された第1の制御信号に応じて前記記憶装置の有する記憶部と前記第1の情報処理装置とを接続する手順と、
    前記データ処理部が、前記第1の情報処理装置から送信された情報を記憶部に記憶させる手順と、
    前記スイッチ制御部が、前記第1の情報処理装置から送信された第2の制御信号に応じて前記記憶部と前記第1の情報処理装置との接続を切断する手順と、
    前記スイッチ制御部が、前記第2の情報処理装置から送信された前記第1の制御信号に応じて前記記憶装置の有する前記記憶部と前記第2の情報処理装置とを接続する手順と、
    前記データ処理部が、前記記憶部に記憶された前記情報を前記第2の情報処理装置に送信する手順と、
    前記スイッチ制御部が、前記第2の情報処理装置から送信された第2の制御信号に応じて前記記憶部と前記第2の情報処理装置との接続を切断する手順と、を有し、
    前記スイッチ制御部は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置とが同時に前記記憶部と接続しないようスイッチを制御することを特徴とする、情報移行方法。
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