JP6845194B2 - 永久磁石型回転電機 - Google Patents

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本発明の実施形態は、固定子と、この固定子に対して空隙を介して回転可能に設けられ回転子コアの内部に永久磁石を配置して構成される回転子とを備える永久磁石型回転電機に関する。
回転子コアの内部に永久磁石を埋め込むように配置する埋め込み型の永久磁石型モータにおいては、磁力線に対して垂直となる磁石断面積を増加させて固定子巻線への鎖交磁束量を増加させるため、様々な工夫がなされている。例えば、回転子コア内に、平板状の複数個の永久磁石を多角形状となるように配置したり、各磁極の周方向の中央にて固定子との間の空隙に対して遠ざかるように、2個の平板状の永久磁石をV字状に配置したものが提案されている。また、特許文献1の図5には、鎖交磁束量をより多くするため、永久磁石の配置形状が「ひ」の字型となるように構成したものが開示されている。
特開2012−239327号公報
しかしながら、永久磁石をV字状に配置した構成では、配置可能な永久磁石の限界量が少なく、したがって鎖交磁束の最大量も少ない。また、特許文献1の構成では、磁極間に鉄心部が多く存在する。磁極間の鉄心部は、永久磁石から出た磁束が固定子鉄心を介することなく永久磁石へ直接向かう磁路となり、鎖交磁束量の増加にあまり寄与しない。磁極間の鉄心部が多いと、永久磁石から固定子鉄心に向かう磁束が通る磁路がその分狭まり、磁気飽和が生じやすくなるため、永久磁石を多く配置しても鎖交磁束量があまり増加しないといった問題がある。
そこで、より効率的に永久磁石を配置して鎖交磁束量を増加させることができる永久磁石型回転電機を提供する。
実施形態の永久磁石型回転電機は、固定子と、この固定子に対して空隙を介して回転可能に設けられ回転子コアの内部に永久磁石を配置して構成される回転子とを備え、前記回転子の磁極数をPとするものにおいて、
1つの磁極を構成する永久磁石が、回転中心における中心角が(360/P)度以上となる領域に亘って配置されている。そして、各磁極は、スロット内に矩形状の永久磁石を複数配置してなる。
第1実施形態であり、永久磁石型モータの構成を示す平面図 図1より永久磁石を除いて、各磁極の磁石挿入口を示す図 1磁極の範囲を示す図 モータの構成を示す縦断側面図 磁束量のシミュレーションに用いた永久磁石の各配置形態を示す図 磁束量のシミュレーション結果を示す図 第2実施形態であり、永久磁石型モータの構成を示す平面図 図7より永久磁石を除いて、各磁極の磁石挿入口を示す図 1つの磁極に対応する永久磁石の配置領域を示す図 第3実施形態であり、永久磁石型モータの構成を示す平面図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。これらの図は、インナーロータ形の永久磁石型モータを示している。図4に示すように、この永久磁石型モータは、モータの外殻となるモータケース1を備えている。モータケース1は、この場合、それぞれアルミニウム製の上ケース2と下ケース3を備えている。これら上ケース2と下ケース3との間に、固定子4の固定子コア5が挟まれた状態で固着されている。固定子コア5は、軟磁性体である珪素鋼板を打ち抜き多数枚積層して構成されたもので、円環状をなし、内周部に複数個、この場合9個の突極部6を有している。各突極部6には、絶縁処理した後、この場合3相の固定子コイル7が巻装されている。固定子コイル7は、図示しないインバータ回路により通電制御される。
固定子コア5の内周部には回転子8が回転可能に配設されている。回転子8は、回転軸9と、この回転軸9の外周部に固着された円環状をなす回転子コア10とを備えている。回転軸9は、前記上ケース2および下ケース3に軸受11,12を介して回転自在に支持されている。回転子コア10は、固定子コア5と同様に、軟磁性体である珪素鋼板を打ち抜き多数枚積層して構成されたものである。この回転子コア10の外周面と固定子コア5の内周面,つまり各突極部6の先端部との間には微少な空隙13が形成されている。回転子8は、固定子4に対してその空隙13を介して回転可能に設けられている。回転子コア10の外周面は、固定子4との間の空隙13に臨む空隙面10aとなる。
回転子8の磁極数Pは、この場合6極である。なお、Pは4以上の偶数である。回転子コア10の内部には、図2に示すように、反時計回り方向に傾いた概ねV字状の磁石挿入口14が6か所に形成されている。1つの磁石挿入口14は、それぞれが概ね矩形状である4つの挿入部14a〜14dからなり、挿入部14b及び14cの一端が繋がることでV字状の分岐部分を成している。そして、挿入部14bの外周側に挿入部14aが図中左方向に屈曲した状態で繋がっており、挿入部14cの外周側に挿入部14dが同じく左方向に屈曲した状態で繋がっている。また、ある1つの磁極に対応する挿入部14a,14bは、その右隣に位置する磁極に対応する挿入部14d,14cとそれぞれ平行になるように配置されている。挿入部14a,14dの先端側は、回転子コア10の外周縁に沿うように斜辺を切った形状となっている。
各挿入部14a〜14dには、それぞれに永久磁石15a〜15dが挿入される。永久磁石15は例えばフェライト系磁石であり、断面が扁平な矩形状をなし、回転子コア10の軸方向、つまり珪素鋼板の積層方向に延びる平板状をなしている。挿入部14a,14dの先端部や、挿入部14a及び14bの連結部分,挿入部14d及び14cの連結部分の形状は、永久磁石15の端部形状と一致しないため、それぞれの箇所に空隙が生じている。
図1において、一部の永久磁石15の着磁方向を矢印で示すと共に、回転子コア10に各磁極(1)〜(6)を示している。磁極(1)では、永久磁石15で囲まれた部分がN極となり、それに隣接する磁極(2)及び(6)では、永久磁石15で囲まれた部分がS極となるように、各永久磁石15が着磁されている。
図3では、各磁極に対応する永久磁石15を、1磁極措きにハッチングを付して示している。そして、同図中に示すように1つの磁極に対応する永久磁石15a〜15dの分布範囲は、その中心角が360度を磁極数「6」で除した60度を超える範囲となっている。つまり、上述のように、1つの磁極に対応する挿入部14a,14bを、その右隣に位置する磁極に対応する挿入部14d,14cとそれぞれ平行になるように配置したことで、1磁極を成す永久磁石15の分布範囲の中心角が60度を超えるようになっている。以上が永久磁石型回転電機に相当するモータ16を構成している。
図6は、様々な永久磁石の配置形態の磁束量をシミュレーションにより比較したものであり、各配置形態を図5に示す。尚、固定子の図示は省略している。また、回転子コアに長穴等が形成されている点は、実施形態と相違している。「提案配置」は、図1と同様に反時計回り方向に傾いた概ねV字状の配置である。その他は、特許文献1に開示されている「ひ」の字型の配置や、W字型やV字型,磁極毎に1つの永久磁石を周方向に配置したものがある。これらのうち「提案配置」が最大の磁束量を示している。
以上のように構成される本実施形態によれば、固定子4と、この固定子4に対して空隙13を介して回転可能に設けられ回転子コア10の内部に永久磁石15を配置して構成される極数が「6」の回転子8とを備え、1つの磁極を構成する永久磁石15を、回転中心における中心角が60度を超える領域に亘って配置した。
具体的には、1つの磁極を構成する永久磁石15を、周方向に傾斜して延びるように配置し、且つその一部が、隣接する磁極を構成する永久磁石15の一部と径方向において重なるように、概ね渦巻き状に配置した。このような配置形態を採用することで、過度な磁気飽和が生じることなく回転子コア10の内部に永久磁石を多く配置することができ、
磁束量を増加させてコイル鎖交磁束量を増加させることができる。したがって、永久磁石15がフェライト系磁石であっても、モータ16は十分なトルクを得ることができる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図7に示すように、第2実施形態のモータ21は、回転子コア22おける永久磁石23の配置形態が異なっている。図8に示すように、各磁石挿入口24は「へ」の字型であり挿入部24aに対して挿入部24bが、図中左方向に屈曲した状態で繋がっている。
挿入部24aの一端面は、挿入部14a,14dと同様に、回転子コア22の外周縁に沿うように斜辺を切った形状となっている。また、挿入部2baの一端部は、その右隣に位置する磁極に対応する挿入部24aの1辺に当接する部分において、その1辺と平行になるように斜辺が切られている。挿入部24a,24bには、それぞれに同じ形状の永久磁石23が挿入されている。その結果、挿入部24a,24bの一端部,挿入部24a及び24bの連結部分には、永久磁石23で満たされない空隙が生じている。また、図8に示すように、挿入部24bの一端と、隣接する磁極の挿入部24bとの間には、回転子コア22のブリッジ部25が存在している。
ここで、図9に示すように、磁極(1)の両側に位置する2つの永久磁石をA,Bとし、磁極(6)の両側に位置する2つの永久磁石をB,Cとする。すなわち、磁極(1)に対応するのはブリッジ部25を介して並ぶ永久磁石A,Bであり、磁極(6)に対応するのは、同じくブリッジ部25を介して並ぶ永久磁石B,Cである。図中の(→AB←)が磁極(1)の磁石配置領域であり、(→BC←)が磁極(6)の磁石配置領域である。つまり、永久磁石Bについては、隣接する磁極(1),(6)で共有する構成となっている。以上のように構成される第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
図10に示すように、第3実施形態のモータ31は、やはり回転子コア32おける永久磁石33の配置形態が異なっている。各磁極を構成する磁石挿入口34は、一端が回転中心付近にあって、他端が外周方向に延びながら図中左側に緩やかに曲がる曲線状を成しており、一端側が狭く、他端側に行くほど広くなる形状である。そして、6つの磁石挿入口34が渦を巻くような形態で配置されている。
磁石挿入口34の一端側は、隣接する磁極の磁石挿入口34の曲線に沿うように狭められており、他端側は、回転子コア32の外周縁に沿うように切られた辺に合せて尖塔状を成している。永久磁石33は、概ね磁石挿入口34の形状に合わせた形状であるが、磁石挿入口34の一端側と他端側とには、永久磁石33で満たされない空隙が生じている。以上のように構成される第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
永久磁石の配置形態は、各実施形態に開示したものに限ることなく、1つの磁極を構成する永久磁石を、回転中心における中心角が(360/P)度以上となる領域に亘って配置する形態であれば良い。
永久磁石はフェライト系磁石に限ることはない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、4は固定子、5は固定子コア、7は固定子コイル、8は回転子、9は回転軸、10は回転子コア、14は永久磁石挿入口、14a〜14dは挿入部、15は永久磁石、16はモータ、21はモータ、22は回転子コア、23は永久磁石、24は磁石挿入口、24a,24bは挿入部、25はブリッジ部、31はモータ、32は回転子コア、33は永久磁石、34は磁石挿入口を示す。

Claims (4)

  1. 固定子と、この固定子に対して空隙を介して回転可能に設けられ回転子コアの内部に永久磁石を配置して構成される回転子とを備え、前記回転子の磁極数をPとする永久磁石型回転電機において、
    1つの磁極を構成する永久磁石が、回転中心における中心角が(360/P)度以上となる領域に亘って配置されており、
    各磁極は、スロット内に矩形状の永久磁石を複数配置してなる永久磁石型回転電機。
  2. 各磁極のスロットの回転軸側にある端部が、隣り合う磁極のスロットの途中部位に位置している請求項1記載の永久磁石型回転電機。
  3. 前記1つの磁極を構成する永久磁石が、周方向に傾斜して延びるように配置され、且つその一部が、隣接する磁極を構成する永久磁石の一部と、径方向において重なるように配置されている請求項1又は2記載の永久磁石型回転電機。
  4. 前記永久磁石はフェライト系磁石であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の永久磁石型回転電機。
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