JP6844768B2 - 高炉用レベル計 - Google Patents

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本発明は、マイクロ波やミリ波のような検出波を用いて高炉内の装入物の堆積量を検出するレベル計に関する。
高炉では、鉄鉱石やコークス等の装入物の堆積量を管理するために、レベル計が使用されている。図3に示すように、従来の高炉用レベル計1は、高炉100の炉頂または炉頂近傍に設けた開口101の外側にアンテナ10を取り付け、マイクロ波の送受信器20からのマイクロ波を炉内に送信し、この送信波Mが鉄鉱石やコークス等の装入物200の表面で反射された反射波Mを送受信器20で受信し、送信波Mと反射波Mとの位相差を基に装入物200の堆積量を検出している(例えば、特許文献1、2参照)。尚、図中の符号30は、アンテナ10と送受信器20とを連結する導波管である。
しかしながら、炉内からは鉄鉱石やコークスの粉塵が吹き上がり、開口101を通じてアンテナ10や導波管30に侵入して測定精度を低下させる。また、粉塵で導波管30が閉塞すると、マイクロ波の送受信ができなくなる。そこで、特許文献3では、導波管30の適所に枝管を付設して不活性ガスを供給したり、アンテナ10にガス噴出孔を設けて不活性ガスを供給したりしている。
実公昭62−2807号公報 実開昭55−179364号公報 特開2006−38756号公報
しかしながら、特許文献3のように導波管30やアンテナ10の内部に不活性ガスを供給する方法では、微粉には有効であるものの、ある程度大きな粉塵の浸入防止には不十分である。開口101にバルブ弁を設け、測定時にバルブ弁を開けることも考えられるが、測定の度にバルブ弁の開閉作業が必要になり、測定作業が煩雑になるばかりでなく、測定間隔が長くなり、装入物200の降下に異常がある場合に迅速に対処することができない。
また、アンテナ10は、開口101から鉛直に立った状態で取り付けられるため、設置スペースも高くなる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、炉内からの微粉は勿論のこと、比較的大きな粉塵の装置内への浸入をこれまでよりも防ぐことができ、連続測定が可能で装入物の降下の異常を瞬時に検知でき、更には設置スペースも少なくて済む高炉用レベル計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は下記の 高炉用レベル計を提供する。
(1)検出波の送受信器からの検出波を、高炉の炉頂の開口を通じて炉内に送信し、炉内の装入物の表面で反射された反射波を前記開口を通じて前記送受信器へと送り、該送受信器で受信して前記装入物の堆積状態を検出する高炉用レベル計において、
前記開口から鉛直に炉外に延びる鉛直部と、前記鉛直部から屈曲して延びる水平部とからなる筒体と、
前記水平部の、前記鉛直部とは反対側の端部に設置されるアンテナと
備え
前記筒体は、前記鉛直部と前記水平部との屈曲部に相当する部分に、該筒体の軸線に対して45°傾斜して前記開口及び前記アンテナと対向する反射板となる反射面を形成していることを特徴とする高炉用レベル計。
)前記反射板と前記アンテナとの間に、前記反射板側から順に、金網と、検出波を透過する耐熱材料からなる織布と、検出波を透過する耐熱材料からなる非通気性の隔壁とを配設したことを特徴とする上記(1)記載の高炉用レベル計。
)前記織布と前記隔壁との間に不活性ガスを供給することを特徴とする上記()記載の高炉用レベル計。
(4)前記筒体の、前記反射板と対面する部分に、高炉側に下降する傾斜面が形成されていることを特徴とする上記(1)〜()の何れか1項に記載の高炉用レベル計。
本発明の高炉用レベル計では、炉内からの粉塵は先ず反射板に衝突し、比較的大きな粉塵であっても、その大部分が炉内に落下し、アンテナ側に侵入する粉塵量を大幅に少なくすることができる。また、高炉の開口を塞ぐ必要がなく、連続測定が可能であるため、装入物の降下に異常があった場合に迅速に対処することができ、高炉を安定して操業することができる。更には、装置全体が略L字状を呈しているため、アンテナを開口から鉛直に立った状態で取り付けている高炉用レベル計に比べて設置スペースを低くすることができる。
本発明の高炉用レベル計を示す断面図である。 図1に示す金網を示す表面図である。 従来の高炉用レベル計を示す断面図である。
以下、本発明に関して図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の高炉用レベル計1は、略L字状を呈する筒体40を備え、その一端にアンテナ10が収容されており、他端が高炉100の開口101に連結している。開口101は、高炉100の炉頂または炉頂付近に形成されている。
筒体40は、開口101から鉛直に炉外に延びる鉛直部41と、点線で示すように、鉛直部41から直角に屈曲して延びる水平部42とで構成されている。水平部42の端部は閉じられており、この端面43にアンテナ10が取り付けられる。水平部41の端面43にアンテナ10を取り付けることにより、図3に示すようにアンテナ10を開口101に連続して鉛直に取り付ける場合に比べて、開口101からの熱の影響を軽減することができる。
また、アンテナ10には導波管30を介して送受信器20が接続しており、アンテナ10からマイクロ波やミリ波等の検出波が送信される。水平部42の端部は閉じられて端面43が形成されているため、開口101からの熱による影響は送受信器20には実質的にない。検出波としてはミリ波が好ましく、マイクロ波を用いる場合に比べて導波管30の口径が小さくなるため、粉塵が導波管30に入り難くなる。
アンテナ10は、パラボラアンテナでもよく、図示されるように、誘電体レンズ11を付設したレンズ付きホーンアンテナにすることもできる。レンズ付きホーンアンテナでは、誘電体レンズ11により検出波の指向性が高まり、また、ホーン長を短くして筒体40を短尺化することができる。
筒体40の屈曲部45には、反射板50が収容されている。反射板50は、開口101及びアンテナ10に対向するように、筒体40の軸線に対して45°傾斜している。また、図示は省略するが、反射板50の裏面(アンテナ10とは反対側の面)の中心に支軸を取り付け、非測定時に支軸を回動させて反射板50により開口101を塞ぐ構成にすることもできる。この回動により、非測定時の粉塵の浸入を防ぐことができる。
また、上記のように反射板50を別体とせず、筒体40の屈曲部45に相当する部分を、開口101及びアンテナ10に対向するように、45°傾斜した傾斜面にして反射板50にすることもできる。
上記のようにアンテナ10と反射板50とを対向配設することにより、検出波は、アンテナ10から送信され、筒体40の水平部42の内部を伝搬して反射板50に至り、反射板50で反射されて炉内へと送られる(送信波M)。そして、送信波Mは、炉内に堆積している鉄鉱石やコークス等の装入物200の表面で反射され(反射波M)、開口101を通じて反射板50に至り、反射板50で反射されて送受信器20で受信される。送受信器20では、送信波Mと反射波Mとの位相差を基に装入物200までの距離を算出し、装入物200の堆積量を求める。尚、装入物200の堆積量は、図示しない表示装置に表示される。
炉内では装入物の粉塵が吹き上がり、開口101を通じて高炉用レベル計1の筒体40に侵入する。しかし、開口101の直上には反射板50があり、大径の粉塵を含めて粉塵の大部分が反射板50に衝突して落下する。そのため、アンテナ10まで進む粉塵は、図3に示すように、アンテナ10が開口101に対して鉛直に設置された高炉用レベル計1に比べて大幅に少なくなる。しかも、筒体40が略L字状であり、検出波はこの内部を伝搬するため、図3に示した高炉用レベル計1に比べて、アンテナ10の鉛直分(高さ部分)が無くなり設置スペースも少なくて済む。
また、粉塵の中には微細な浮遊物も含まれており、この微細な浮遊物は反射板50に衝突しても、落下せずに筒体40の水平部42を浮遊してアンテナ10に到達するおそれがある。そこで、アンテナ10の前面に、検出波を透過する耐熱材料からなる織布70を設置することが好ましい。尚、この織布70として、例えば、宇部興産株式会社製の「チラノ繊維」を緻密に編んだものを用いることができる。チラノ繊維は、シリコン、チタンまたはジルコニウム、炭素、酸素から成る連続繊維であり、耐熱性を有し、検出波であるマイクロ波やミリ波を透過する。
但し、織布70には微粉が付着するため、織布70のアンテナ側から不活性ガスを吹き出して付着を防止することが好ましい。そのためには、織布70とアンテナ10との間に、耐熱性で、検出波を透過する材料からなる非通気性の隔壁80(例えば、セラミックス板)を設置するとともに、織布70と隔壁80との間の空間にガス供給口90を通じて窒素ガス等の不活性ガスを供給する。
上記したように、粉塵は反射板50に衝突して落下し、その大部分は開口101から炉内に落下するが、一部はアンテナ側に反射する。そして、点線で示すように、筒体40の鉛直部41と水平部42とが直角に屈曲していると、水平部42の鉛直部側の底面46に粉塵が堆積して検出波の送受信に悪影響を及ぼす。そこで、実線で示すように、筒体40の反射板50と対向する部分を、開口101に向かって下降する傾斜面47にすることが好ましい。反射板50でアンテナ側に反射した粉塵があっても、この傾斜面47を降下して開口101から炉内に落下する。
また、粉塵の中には大径の粉塵も含まれ、アンテナ側に反射する場合もある。そのため、織布70を設置した場合、大径の粉塵が衝突して織布70が損傷するおそれがある。そこで、織布70の反射板側の面に、金網60を設置することが好ましい。織布70と金網60とは、間隔を空けて配置してもよいし、重ねてもよい。図2は金網60の一例を示す正面図であるが、金属製の枠体61に、金属製の横棒62及び縦棒63を格子状に溶接等で取り付けたものである。また、図示は省略するが、金属板に多数の孔を開けたものであってもよい。
尚、織布70及び隔壁80は耐熱材料からなるため、開口101からの熱に対してアンテナ10を更に防御することができる。
このように、本発明の高炉用レベル計1は、省スペースであり、開口101を開口したままでも炉内からの粉塵の侵入を防止でき、連続測定が可能である。そのため、装入物200の降下に異常があったときに即座に対応可能であり、安定した高炉の操業が可能になる。
1 高炉用レベル計
10 アンテナ
20 送受信器
30 導波管
40 筒体
41 鉛直部
42 水平部
50 反射板
60 金網
70 織布
80 隔壁
100 高炉
101 開口
200 装入物

Claims (4)

  1. 検出波の送受信器からの検出波を、高炉の炉頂の開口を通じて炉内に送信し、炉内の装入物の表面で反射された反射波を前記開口を通じて前記送受信器へと送り、該送受信器で受信して前記装入物の堆積状態を検出する高炉用レベル計において、
    前記開口から鉛直に炉外に延びる鉛直部と、前記鉛直部から屈曲して延びる水平部とからなる筒体と、
    前記水平部の、前記鉛直部とは反対側の端部に設置されるアンテナと
    備え
    前記筒体は、前記鉛直部と前記水平部との屈曲部に相当する部分に、該筒体の軸線に対して45°傾斜して前記開口及び前記アンテナと対向する反射板となる反射面を形成していることを特徴とする高炉用レベル計。
  2. 前記反射板と前記アンテナとの間に、前記反射板側から順に、金網と、検出波を透過する耐熱材料からなる織布と、検出波を透過する耐熱材料からなる非通気性の隔壁とを配設したことを特徴とする請求項1記載の高炉用レベル計。
  3. 前記織布と前記隔壁との間に不活性ガスを供給することを特徴とする請求項記載の高炉用レベル計。
  4. 前記筒体の、前記反射板と対面する部分に、高炉側に下降する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の高炉用レベル計。
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