JP6841526B1 - カード読取装置、クリーニング方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行中に新たなカードが挿入された場合でも、クリーニング動作を実行することが可能なカード読取装置を提供する。【解決手段】カード読取装置1は、カード挿入位置から続くカードの搬送経路上でカードの搬送を行う搬送機構1aと、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行させるように、搬送機構1aを制御する制御部1bと、を備える。制御部1bは、クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入された場合、クリーニングカードを搬送経路上に残したまま新たなカードを排出させるように、搬送機構1aを制御する。【選択図】図1

Description

本開示は、カード読取装置、クリーニング方法、及びプログラムに関する。
カード読取装置は、その内部のクリーニングのためにクリーニングカードが用いられることがある。カード読取装置では、保守員としてのユーザによりカード挿入位置からクリーニングカードが挿入されることで、クリーニングを行うことができる。
例えば、特許文献1には、通常のカードが挿入されたときには運用処理が実行され、所定のクリーニングカードが挿入されたときだけクリーニング処理が実行されるカード処理装置が記載されている。特許文献1に記載のカード処理装置は、所定の位置に光透過部又は穴が設けられたクリーニングカードを用い、その光透過部又は穴を検知することによって挿入されたカードをクリーニングカードと判定している。そして、このカード処理装置は、クリーニングカードであると判定した場合に、クリーニング処理を実行している。
一方で、カード読取装置は、内蔵カードとしてクリーニングカードを具備しておくこともできる。例えば、特許文献2には、クリーニングカードを内蔵させておき、カード挿入口からクリーニングカードを挿入することなくクリーニングを行うことができる装置が記載されている。
特開2001−067631号公報 特開2003−146466号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の技術では、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行中に、新たなカードが挿入される場面を想定しておらず、このような場面に対応できない。よって、カード読取装置において、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行中に新たなカードが挿入された場合でも、クリーニング動作を実行することを可能にすることが望まれる。
本開示の目的は、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行中に新たなカードが挿入された場合でも、クリーニング動作を実行することが可能なカード読取装置、クリーニング方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の第1の態様に係るカード読取装置は、カード挿入位置から続くカードの搬送経路上でカードの搬送を行う搬送機構と、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行させるように、前記搬送機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを前記搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出させるように、前記搬送機構を制御する、ものである。
本開示の第2の態様に係るクリーニング方法は、カード読取装置が、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行するステップと、前記カード読取装置が、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定するステップと、前記カード読取装置が、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、前記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出するステップと、を備えた、ものである。
本開示の第3の態様に係るプログラムは、カード読取装置の内部の制御コンピュータに、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行するステップと、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定するステップと、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、前記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本開示により、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行中に新たなカードが挿入された場合でも、クリーニング動作を実行することが可能なカード読取装置、クリーニング方法、及びプログラムを提供することができる。
実施形態1に係るカード読取装置の一構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係るカード読取装置の一構成例を示す概略図である。 実施形態2に係るカード読取装置で情報の読み取り対象となる通常カードの一例を示す上面図である。 実施形態2に係るカード読取装置でクリーニング動作に用いるクリーニングカードの一例を示す上面図である。 実施形態2に係るカード読取装置におけるカード排出処理の一例を説明するためのフロー図である。 図5のカード排出処理におけるクリーニング動作中の処理の一例を説明するためのフロー図である。 図2のカード読取装置において新たなカードが挿入される様子を示す図である。 図2のカード読取装置において新たなカードが排出され且つクリーニングカードが退避される様子を示す図である。 カード読取装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
<実施形態1>
実施形態1について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態1に係るカード読取装置の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るカード読取装置1は、搬送機構1a及び制御部1bを備える。搬送機構1aは、その構成は問わないが、カード挿入位置から続くカードの搬送経路上でカードの搬送を行う。搬送機構1aは、カードを移動させる機構であるため、移動機構と称することもできる。搬送経路は、カード挿入位置から情報読取位置へと続き、より後段に位置するカード退避位置へと続く経路とすることができるが、ループ状の経路やカードを反転させるような経路を一部に含めてもよい。
ここで、カードは、IC(Integrated Circuit)カード、磁気カードなどの情報が記録可能なカードであり、カード読取装置1は、その詳細についての説明は行わないが、カードに記録された情報を読み取る情報読取部を備える。情報読取部における情報の読み取り方式やカード読取装置1内での情報読取位置は、対象となるカードによって異なることになる。カード読取装置1は、カードリーダと称することもできる。無論、カード読取装置1は、情報を書き込む機能を備えることができ、その場合、カードリーダ/ライタと称することができる。
制御部1bは、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行させるように、搬送機構1aを制御する。クリーニング動作は、主にカードに記録された情報を読み取る情報読取部に対して行うことができ、さらには搬送機構1aに具備された各種ローラに対して行うように構成することもできる。
制御部1bは、クリーニング動作に必要な部位が搬送機構1a以外にも存在する場合には、その部位の制御も行えばよい。無論、制御部1bは、搬送機構1aにおける通常のカードの搬送を制御するように構成することができ、また、カード読取装置1における情報読取機能等の他の機能も制御するように構成することもできる。また、制御部1bは、カード読取装置1の全体を制御するように構成することもできる。
制御部1bは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及びカード読取装置1の全体や搬送機構1aなどを制御するためのプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することができる。また、制御部1bは、例えばIC(集積回路)によって実現することもできる。
制御部1bは、クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入された場合、クリーニングカードを搬送経路上に残したまま新たなカードを排出させるように、搬送機構1aを制御する。上記新たなカードは、カード読取装置1で読み取り対象のカード(以下、通常カードとも称する)とすることができるが、別のクリーニングカードであってもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係るカード読取装置1では、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行中に新たなカードが挿入された場合でも、クリーニングカードを搬送経路上に残したまま上記新たなカードを排出する。よって、本実施形態によれば、このような場合でも、クリーニング動作を実行することが可能になる。特に、本実施形態は、カード読取装置1が、カード挿入位置からカードが挿入されると自動的にカードが情報読取位置まで搬送される自走式カード読取装置である場合に有益となる。
<実施形態2>
実施形態2について、図2〜図8を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。図2は、実施形態2に係るカード読取装置の一構成例を示す概略図である。図3は、実施形態2に係るカード読取装置で情報の読み取り対象となる通常カードの一例を示す上面図で、図4は、実施形態2に係るカード読取装置でクリーニング動作に用いるクリーニングカードの一例を示す上面図である。
図2に示すように、本実施形態に係るカード読取装置10は、制御部11、搬送ローラ12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15b、センサ16、センサ17、及びシャッタ18、及びカード挿入口19を備えることができる。また、図2では、クリーニングカード30が内部に存在し、新たなカードとして通常カード20が挿入されようとしている様子を示している。
カード挿入口19は、カード読取装置10に設けられた開口部であり、ここがカード挿入位置となる。制御部11は、制御部1bの一例であり、各搬送ローラ及びカード挿入口19は、カード挿入位置から続く搬送機構1aの一例である。
搬送ローラ12a,12bは互いに対をなすもので、例えば、搬送ローラ12bは駆動ローラ、搬送ローラ12aは受動ローラとすることができるが、双方を駆動ローラとすることもできる。搬送ローラ13a,13b、搬送ローラ14a,14b、搬送ローラ15a,15bについても同様である。また、図2では、一対の搬送ローラのセット数が4つである例を示しているがセット数はこれに限ったものではなく、また、搬送経路も一直線に限ったものではない。また、搬送ローラを対として説明したが、搬送が可能な位置であれば下側の搬送ローラだけを設けておくだけでもよい。
また、図示しないが、搬送方向の搬送ローラ間(例えば搬送ローラ13bと搬送ローラ15bとの間など)には搬送ベルトを備えることもできる。無論、搬送ベルトを備える場合には、その搬送ベルトについては同方向に回転することになるため、異なる回転を必要とする搬送ローラ間では搬送ベルトを備えないようにしておけばよい。そのような搬送ローラ間には、例えば、カードが落下しないような支持部材を設けておいてもよいし、カードの搬送方向の長さが隣り合う搬送ローラ間より長い場合には、何も設けておかなくてもよい。搬送ベルトの有無に拘わらず、例えば、搬送ローラ12a,12bと、搬送ローラ13a,13b,14a,14b,15a,15bとは、独立して回転方向を制御できるようにしておくことができる。無論、搬送ベルトを設けない場合には、全てのセットのそれぞれの回転方向を独立して制御するように構成することができる。
搬送ローラ12a,12b,13a,13b,14a,14bは、通常カード20やクリーニングカード30のカード種別を問わず、カードを搬送するために設けられた搬送ローラとすることができる。また、搬送ローラ15a,15bは、少なくともクリーニングカード30を搬送するために設けられた搬送ローラとすることができる。
センサ16は、カード挿入位置又はその付近に配設され、カードを検知する第1センサの一例であり、センサ17は、カード退避位置又はその付近に配設され、カードを検知する第2センサの一例である。上記の付近とは、基本的にカード読取装置10の筐体内部側の位置を指すことになる。センサ16,17は、いずれも光学式のセンサ(光センサ)とすることができるが、機械式のセンサなど、他の方式のセンサであってもよい。制御部11は、センサ16,17によるカード検知結果に従い、各搬送ローラ等の搬送機構を制御することができる。
ここで、カード退避位置とは、搬送経路に配設され、カードを退避させるための位置であり、退避の対象は主にクリーニングカード30とすることができる。図2におけるカード退避位置は、搬送経路における搬送ローラ15a,15b付近の位置を指すことができる。カード退避位置は、情報読取部による情報の読み取りに支障がない位置とすることができ、カード挿入方向で見ると情報読取位置より後段の位置とすることができる。
シャッタ18は、搬送経路上におけるカード挿入位置又はその近傍位置に配設されたシャッタ機構の一例である。シャッタ18で例示したシャッタ機構は、その構造は問わず、閉状態でカードの挿入(外部からの挿入)を防ぐ機構であり、さらに、閉状態でカードの排出も防ぐ機構を含むこともできる。このシャッタ機構は、その開閉状態を制御部11により制御されることができる。
このように、カード読取装置10はシャッタ18を備えることができ、その場合の制御部11は、クリーニング動作を実行中の状態において、クリーニングカード30の通過を妨げないようにシャッタ18を制御するとよい。クリーニングカード30は、カード読取装置10の搬送経路の全体にわたって移動させるものとすることができ、その際、カード挿入位置からのクリーニングカード30の一部の排出及び排出後の再挿入が生じ得るためである。制御部11は、例えば、シャッタ18の開閉状態について、閉状態を基本の状態とし、センサ16によりクリーニングカード30が検知された場合又はクリーニング動作中にクリーニングカード30が通過する期間で、開状態にするように制御することができる。
また、制御部11は、センサ16での検知結果に従い、クリーニングカード30と通常カード20とを識別可能となっていることが、例えばシャッタ18の開閉制御や通常カード20の排出制御などの様々な制御を行う点から好ましいと言える。同様に、制御部11は、センサ17での検知結果に従い、クリーニングカード30と通常カード20とを識別可能となっていることが好ましく、これにより、例えばカード退避位置に退避されるカードの種別を把握することができる。
識別を可能とするために、カード読取装置10では、例えば、図3で例示するような形状を有する通常カード20に対し、図4で例示するような被検知部となる形状を有するクリーニングカード30を、クリーニング動作に使用することができる。図4に示すクリーニングカード30は、図3に示す通常カード20に比べて、被検知部の一例としての切欠き部31を備えたものとなっている。なお、切欠き部31の形状や位置は問わない。また、図4では切欠き部31を一箇所に設けた例を挙げているが、複数箇所に設けることもできる。
切欠き部31は、センサ16,17として光センサを採用することで検知することができるが、機械式センサなどの他のセンサで検知することもできる。制御部11は、カードがクリーニングカード30であるか否かを、切欠き部31の有無を検知した結果により判定することができる。センサ16,17の配置は、切欠き部31の形状や位置に応じて、適切なタイミングでカードがクリーニングカード30であるか否かを検知できるように決めておけばよい。また、クリーニングカード30は、切欠き部31の代わりに光透過部や凹凸部等の他の被検知部を有することもできる。なお、光透過部を設ける場合に使用するセンサは光センサとすることができる。
次に、図5を併せて参照しながら、カード読取装置10におけるカード排出処理の一例について説明する。図5は、カード読取装置10におけるカード排出処理の一例を説明するためのフロー図である。
制御部11は、クリーニングカード30を用いたクリーニング動作を実行させるように、搬送ローラ等の搬送機構を制御する。例えば、制御部11は、カード挿入位置から搬送経路に挿入されたカードがクリーニングカード30であった場合に、そのクリーニングカード30を用いたクリーニング動作を実行させるように、搬送機構を制御することができる。
クリーニング動作開始後、制御部11は、クリーニング動作を実行中の状態であるか否かを監視し(ステップS1)、新たなカード(通常カード20で例示)がカード挿入位置から挿入されたか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2でNOの場合、制御部11は、ステップS1の監視を行う。ステップS2でYESの場合は、制御部11は、クリーニングカード30を搬送経路上に残したまま、通常カード20を排出させるように、搬送機構を制御し、これにより通常カード20の排出がなされる(ステップS3)。
ステップS3において、制御部11は、クリーニング動作を実行中の状態で通常カード20がカード挿入位置から挿入された場合、クリーニングカード30を用いたクリーニング動作を継続するように制御することができる。或いは、ステップS3において、制御部11は、クリーニング動作を実行中の状態で通常カード20がカード挿入位置から挿入された場合、クリーニングカード30を用いたクリーニング動作を一旦停止させることができる。そして、制御部11は、通常カード20が排出された後に、クリーニング動作を再開するように制御することができる。
次に、図6〜図8を併せて参照しながら、図5で例示したカード排出処理におけるクリーニング動作中の処理例について説明する。図6は、図5のカード排出処理におけるクリーニング動作中の処理の一例を説明するためのフロー図である。また、図7は、カード読取装置10において新たなカード(通常カード20)が挿入される様子を示す図で、図8は、カード読取装置10において通常カード20が排出され且つクリーニングカード30が退避される様子を示す図である。
まず、クリーニング動作について具体的に説明する。クリーニングカード30を用いたカード読取装置10の清掃は異物除去、センサ清掃などが目的である。クリーニング中の誤動作を防ぐため、クリーニングカード30の往復移動に必要なセンサ以外のセンサ(情報読取部が具備するセンサ等)は使用せずにクリーニングを行う。使用するセンサはクリーニングカード30がカード読取装置10内を往復できるよう装置内の両端に存在するセンサ16,17とすることができる。特に、制御部11は、センサ16,17として、カードの有無を状態変化として検知するような単純なセンサを用いて、クリーニングカード30を検知することもできる。この両端のセンサ16,17の状態変化でそれぞれ、クリーニングカード30がカード読取装置10における搬送経路の手前側の端、奥側の端まで搬送されたことを判定し、各搬送ローラのモータの回転方向を変化させクリーニングカード30を往復させることができる。
このとき、搬送経路全体にわたってクリーニングカード30が搬送されるため、外部からのカードの侵入を防ぐシャッタ18が降りているが、搬送経路の手前側のクリーニングを実施する際にシャッタ18を上げる必要が生じる。その際、カード挿入口19から新たなカード(この例では通常カード20)が差し込まれて侵入することができるタイミングがある。
このようなタイミングを判定するために、制御部11は、クリーニングカード30が奥側から手前側のセンサ16に到達したか否かを判定する(ステップS11)。具体的にこの判定について説明する。
まず、センサ16は、その設置位置に媒体が存在した場合、遮光されて媒体有り(ON)と検知されるものとする。例えば、センサ16として、カードの搬送経路の上下に送信部と受信部とを配設しておくことで、このような検知が可能となる。なお、センサ17についても同様である。
制御部11は、センサ16が媒体を検知した場合、搬送ローラ12a,12bのモータの回転を反転させ逆方向にクリーニングカード30を移動させる。センサ16の検知結果(センサ状態)は、切欠き部31を有するクリーニングカード30が奥側から搬送された場合、OFF(通過前)→ON(通過開始時)→OFF(切欠き部31通過時)→ON(通過完了前)と遷移する。制御部11は、このような遷移が生じたか否かによりステップS11の判定を行うことができる。
なお、制御部11は、センサ16のセンサ状態が上記OFF(通過前)→上記ON(通過開始時)と遷移した段階(実際には後述する戻り通過後、再度ONになった段階)で、シャッタ18が開状態になるように制御しておけばよい。
そして、制御部11は、ステップS11でYESとなった時点、つまり上述の遷移における通過完了手前で、搬送ローラ12a,12b,13a,13bを反転駆動させ、その後、クリーニングカード30がセンサ16から離れたか否かを判定する。クリーニングカード30がセンサ16から離れる場合には、センサ16のセンサ状態がON(上記通過完了前)→OFF(切欠き部31の戻り通過時)→ON(戻り通過時)→OFF(戻り通過完了後)と遷移するため、このような遷移の有無を制御部11で判定すればよい。つまり、制御部11は、ステップS11の後、センサ16が遮光(ON)され(ステップS12)、通光(OFF)され(ステップS13)、遮光(ON)され、その後に通光(OFF)されたか否かを判定する(ステップS15)。なお、ここでは、戻り通過を、奥側へ向かう通過として説明している。
ステップS15でYESとなった場合、制御部11は、正常に戻り通過が完了したとして、例えば往復回数を積算しておき、予め定められた回数を経過したか否かを判定することで、クリーニング動作が完了したか否かを判定する(ステップS16)。制御部11は、ステップS16でYESの場合、クリーニング動作を終了し、NOの場合には搬送ローラの駆動を継続してクリーニング動作を継続するとともにステップS11に戻り、クリーニングカード30の位置の判定を行う。
ステップS15でNOの場合、制御部11は、切欠き部31の通過からクリーニングカード30の端部を通過するまでの搬送時間より若干長い時間に相当する所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17では、新たなカード(この例では通常カード20)が挿入されたか否かを判定することができ、NOの場合にはステップS15に戻り、所定時間が経過するまで判定が繰り返される。
ステップS17でYESとなる場合は、図7で例示するように、クリーニングカード30と連なる形(共連れ状態)で外部から通常カード20が差し込まれる場合である。このような場合、特別な制御を行わない場合には、センサ16のセンサ状態は常に一定でONが継続し、カード間の区別ができずにシャッタ18も開状態を継続するため、通常カード20も内部に吸入されてしまう。さらに、このようにして通常カード20等のカードが浸入した場合、クリーニングカード30と差し込まれたカードとの2つのカードが内部に存在し、それらの境界線が不明となり、排出動作をした際にクリーニングカード30まで排出する可能性がある。
このような問題を防ぐために、ステップS17の判定がなされることになる。ステップS17の判定は、上述のような通常カード20を共連れした搬送が生じた場合、センサ16の状態変化において最後の通光(OFF)が所定時間を経過しても起こらず、ON状態が長くなることを利用したものである。なお、完全に連続して共連れがなされない場合には、両カードの間でOFFになった後に再度ON状態が長く続くことになるため、このような場面も考慮しておくこともできる。例えば、ステップS15,S17の判定処理の処理間隔を調整しておくことができる。或いは、ステップS15でYESの場合、より短い所定期間のうちにONに戻ったかを判定するなどのステップを挿入しておくなど、より細かな判定を行うようにしておくこともできる。
そして、本実施形態における制御部11は、ステップS17でYESとなった場合、ステップS11に戻り、クリーニング動作を継続する。つまりこの場合、制御部11は、ステップS11での判定を行い、上述したようなクリーニングカード30が奥側から到達したときのセンサ16の状態変化(OFF→ON→OFF→ON)までクリーニングカード30を移動させることになる。この状態変化が完了したとき、カードの端面同士が接していることで、クリーニングカード30がカード挿入口19から通常カード20を押し出すことができる。ここで、クリーニングカード30の切欠き部31の位置とセンサ16との位置関係は、少なくとも外部から挿された通常カード20がクリーニングカード30によりカード読取装置10内から排出できるような関係としておく。即ち、切欠き部31の位置は、切欠き部31の通過をセンサ16が検知した時点で、クリーニングカード30によりカード挿入口19から共連れの通常カード20が押し出せるような位置としておく。
このように、制御部11は、クリーニング動作においてカード排出方向に最も移動したことを判定させるまでクリーニングカードをカード挿入位置側に移動させることで、新たなカード(この例では通常カード20)を排出させることができる。無論、上述したように、このような排出処理のために、クリーニングカード30は、クリーニング動作においてカード排出方向に最も移動したことを判定できる位置に、切欠き部31等の被検知部を設けておく。
以上のようにして通常カード20が排出された後は、クリーニング動作が継続され(例えば図8に示すような状態を経る)、ステップS15で所定時間以内にYESとなる。なお、通常カード20の排出がなされる場合には、通常カード20の挿入タイミングによっては、クリーニング動作の回数が1回増加することになる場合もあるが、その増加はクリーニングという特性上、問題にはならない。
代替処理として、ステップS17でYESの場合になされる上述のクリーニング動作継続制御とともに、制御部11は、搬送ローラ12a,12bのモータの回転方法を逆転させ、排出方向に回転させて、通常カード20のみを排出させることもできる。即ち、制御部11は、2つのカードが内部にあることをステップS17で検知した場合に、クリーニング動作を継続させるとともに通常カード20のみを排出させることができる。
また、以上の処理では、新たなカードの検知をシャッタ18が開いている場面でのみ行った例を挙げたが、シャッタ18を設けない場合やクリーニング動作中は常にシャッタ18を開状態にしておく場合もある。
その場合、制御部11は、クリーニング動作を実行中の状態で新たなカード(ここでは通常カード20)がカード挿入位置から挿入されたことを、例えばセンサ16でのセンサ状態が、切欠き部31が無いことを示していることで検知することができる。そして、制御部11は、そのような場合に、クリーニングカード30を一旦、カード退避位置に退避させるように、搬送機構を制御することができる。カード退避位置は、搬送経路に配設されていればよいが、例えば図8においてクリーニングカード30を示す位置など、一般的に搬送経路における最も奥側に設けられることができる。
ここで被検知部の位置や数について補足的に説明する。本実施形態では、センサ16,17の位置を、クリーニングカード30の挿入方向の後方側(図2における搬送ローラ15a,15bがある側、つまり奥側)に切欠き部31が設けられていることを前提としたが、挿入時のカード種別を早く実行するために逆側にあってもよい。また、挿入方向の前方側と後方側との双方に切欠き部31を設けておいてもよい。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば実施形態1による効果を奏する。さらに、本実施形態によれば、シャッタ18より外側の搬送経路から戻ってくるクリーニングカード30と連なって挿入される媒体を、クリーニング動作に使用しているクリーニングカード30と区別することができる。そして、本実施形態によれば、挿入された媒体のみを放出し、クリーニング動作をそのまま継続又は一旦停止後に再開して行うことができる。また、本実施形態では、シャッタ18を設けることができ、シャッタ18が存在した場合でも、クリーニング動作時にシャッタ18を開状態にし、シャッタ18より外側の搬送経路、センサなどを清掃することが可能である。即ち、本実施形態によれば、カード挿入口19までクリーニングカード30を搬送することにより異物、塵埃などをカード読取装置10内から確実に排出することができる。
<実施形態3>
実施形態3について、実施形態2との相違点を中心に説明する。但し、実施形態3は、適宜、実施形態1,2で説明した様々な例が適用できる。
本実施形態では、実施形態2と同様のカード読取装置10を採用することができ、図8を再度参照しながら本実施形態について説明する。実施形態2における制御部11は、カード挿入位置から搬送経路に挿入されたカードがクリーニングカード30であった場合に、そのクリーニングカード30を用いたクリーニング動作を実行させた。
それに対し、本実施形態に係るカード読取装置10は、クリーニングカード30を内蔵するものとする。そのため、本実施形態に係るカード読取装置10は、図8で説明したように、搬送経路上のカード退避位置が設けられているものとする。なお、ここでの搬送経路にはクリーニングカード30を収容するための収容部を含めることができる。換言すれば、実施形態2に係るカード読取装置10は、搬送経路上にカード退避位置を設けていなくてもよい。
そして、本実施形態における制御部11は、ユーザによるクリーニング指示操作に基づき、クリーニングカード30を用いたクリーニング動作を実行させるように、各搬送ローラ等の搬送機構を制御する。
ここで、クリーニング指示操作とは、カード読取装置10に具備した操作部による操作であってもよいし、カード読取装置10の外部にネットワーク等を介して接続された装置からの操作であってもよい。そして、クリーニング動作を実行しない場合には、例えば、カード退避位置を示した位置に、クリーニングカード30を収容しておけばよい。
本実施形態では、ユーザがクリーニング指示操作を行うだけで内蔵のクリーニングカード30を用いたクリーニング動作を実行することができる。但し、それだけでは、その後のユーザ又は他の保守員が立会っておかないと、新たなカードの挿入がなされる危険性がある。しかしながら、本実施形態では、実施形態2で説明したように自動的に新たに挿入されたカードの排出制御を行うことができるため、このような立ち会いも不要となる。このように、本実施形態によれば、第2の実施形態による効果に加えて、保守員を必要としない自動クリーニング動作を実行することができる。
<他の実施形態>
上述した各実施形態では、カード読取装置の各部や各機構について説明したが、カード読取装置としてこれらの機能が実現できればよい。
また、各実施形態に係るカード読取装置は、次のようなハードウェア構成を有することができる。図9は、各実施形態に係るカード読取装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9に示すカード読取装置100は、プロセッサ101、メモリ102、及びインタフェース103を有する。インタフェース103は、図示しない搬送機構やセンサ類とのインタフェースを有することができ、その他、外部装置に接続するための有線又は無線の通信インタフェースを有することができる。各実施形態で説明した主に制御部の機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで、必要に応じてインタフェース103と協働しながら実行することにより実現される。このプログラムは、各実施形態で説明したプログラムとすることができる。
上述の例において、上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、上記プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した様々な実施形態において、カード読取装置におけるクリーニング方法の手順を例示したように、本開示は、カード読取装置が実行する次の3つのステップを備えたクリーニング方法としての形態も採り得る。第1のステップは、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行する。第2のステップは、上記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定する。第3のステップは、上記クリーニング動作を実行中の状態で上記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、上記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま上記新たなカードを排出する。また、上記プログラムは、カード読取装置の内部のコンピュータ(制御コンピュータ)に上述したクリーニング方法を実行させるためのプログラムであると言える。
なお、本開示は上述した様々な実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
カード挿入位置から続くカードの搬送経路上でカードの搬送を行う搬送機構と、
クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行させるように、前記搬送機構を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを前記搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出させるように、前記搬送機構を制御する、
カード読取装置。
(付記2)
前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を継続するように制御する、
付記1に記載のカード読取装置。
(付記3)
前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を一旦停止し、前記新たなカードが排出された後に再開するように制御する、
付記1に記載のカード読取装置。
(付記4)
前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを一旦、前記搬送経路に配設されたカード退避位置に退避させるように、前記搬送機構を制御する、
付記1〜3のいずれか1項に記載のカード読取装置。
(付記5)
前記搬送経路上における前記カード挿入位置又はその近傍位置に、閉状態でのカードの挿入を塞ぐシャッタ機構を備え、
前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態において、前記クリーニングカードの通過を妨げないように前記シャッタ機構を制御する、
付記1〜4のいずれか1項に記載のカード読取装置。
(付記6)
前記クリーニングカードは、クリーニング用のカードであることを検知させるための被検知部を有し、
前記制御部は、カードが前記クリーニングカードであるか否かを、前記被検知部の有無を検知した結果により判定する、
付記1〜5のいずれか1項に記載のカード読取装置。
(付記7)
前記クリーニングカードは、前記クリーニング動作においてカード排出方向に最も移動したことを判定できる位置に、前記被検知部を有し、
前記制御部は、前記最も移動したことを判定させるまで前記クリーニングカードを前記カード挿入位置側に移動させることで、前記新たなカードを排出させる、
付記6に記載のカード読取装置。
(付記8)
前記カード挿入位置又はその近隣位置に配設され、カードを検知する第1センサと、
前記搬送経路に配設されたカード退避位置又はその近隣位置に配設され、カードを検知する第2センサと、
を備え、
前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサによるカード検知結果に従い、前記搬送機構を制御する、
付記1〜7のいずれか1項に記載のカード読取装置。
(付記9)
前記クリーニングカードを内蔵し、
前記制御部は、ユーザによるクリーニング指示操作に基づき、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を実行させるように、前記搬送機構を制御する、
付記1〜8のいずれか1項に記載のカード読取装置。
(付記10)
前記制御部は、前記カード挿入位置から前記搬送経路に挿入されたカードがクリーニングカードであった場合に、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を実行させるように、前記搬送機構を制御する、
付記1〜8のいずれか1項に記載のカード読取装置。
(付記11)
カード読取装置が、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行するステップと、
前記カード読取装置が、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定するステップと、
前記カード読取装置が、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、前記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出するステップと、
を備えた、クリーニング方法。
(付記12)
カード読取装置の内部の制御コンピュータに、
クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行するステップと、
前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定するステップと、
前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、前記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出するステップと、
実行させるためのプログラム。
1、10、100 カード読取装置
1a 搬送機構
1b、11 制御部
12a、12b、13a、13b、14a、14b、15a、15b 搬送ローラ
16、17 センサ
18 シャッタ
19 カード挿入口
20 通常カード
30 クリーニングカード
31 切欠き部
101 プロセッサ
102 メモリ
103 インタフェース

Claims (10)

  1. カード挿入位置から続くカードの搬送経路上でカードの搬送を行う搬送機構と、
    クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行させるように、前記搬送機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを前記搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出させるように、前記搬送機構を制御する、
    カード読取装置。
  2. 前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を継続するように制御する、
    請求項1に記載のカード読取装置。
  3. 前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を一旦停止し、前記新たなカードが排出された後に再開するように制御する、
    請求項1に記載のカード読取装置。
  4. 前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが前記カード挿入位置から挿入された場合、前記クリーニングカードを一旦、前記搬送経路に配設されたカード退避位置に退避させるように、前記搬送機構を制御する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のカード読取装置。
  5. 前記搬送経路上における前記カード挿入位置又はその近傍位置に、閉状態でのカードの挿入を塞ぐシャッタ機構を備え、
    前記制御部は、前記クリーニング動作を実行中の状態において、前記クリーニングカードの通過を妨げないように前記シャッタ機構を制御する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のカード読取装置。
  6. 前記クリーニングカードは、クリーニング用のカードであることを検知させるための被検知部を有し、
    前記制御部は、カードが前記クリーニングカードであるか否かを、前記被検知部の有無を検知した結果により判定する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のカード読取装置。
  7. 前記クリーニングカードは、前記クリーニング動作においてカード排出方向に最も移動したことを判定できる位置に、前記被検知部を有し、
    前記制御部は、前記最も移動したことを判定させるまで前記クリーニングカードを前記カード挿入位置側に移動させることで、前記新たなカードを排出させる、
    請求項6に記載のカード読取装置。
  8. 前記クリーニングカードを内蔵し、
    前記制御部は、ユーザによるクリーニング指示操作に基づき、前記クリーニングカードを用いた前記クリーニング動作を実行させるように、前記搬送機構を制御する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のカード読取装置。
  9. カード読取装置が、クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行するステップと、
    前記カード読取装置が、前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定するステップと、
    前記カード読取装置が、前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、前記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出するステップと、
    を備えた、クリーニング方法。
  10. カード読取装置の内部の制御コンピュータに、
    クリーニングカードを用いたクリーニング動作を実行するステップと、
    前記クリーニング動作を実行中の状態で新たなカードがカード挿入位置から挿入されたか否かを判定するステップと、
    前記クリーニング動作を実行中の状態で前記新たなカードが挿入されたと判定された場合に、前記クリーニングカードをカードの搬送経路上に残したまま前記新たなカードを排出するステップと、
    実行させるためのプログラム。
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