JP6841110B2 - 中継装置、ネットワークシステム、通信方法、およびプログラム - Google Patents

中継装置、ネットワークシステム、通信方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、中継装置、ネットワークシステム、通信方法、およびプログラムに関する。
ネットワーク上のループ抑止機能として、IEEE802.1dに規定されるスパニングツリープロトコルが知られている。例えば、以下の特許文献1から特許文献6において、スパニングツリーを用いたネットワークにおける処理の改善を目的とする技術が開示されている。
特開2016−181793号公報 特開2014−36333号公報 特開2010−141881号公報 特開2006−174375号公報 特開2003−348108号公報 特開2003−8609号公報
しかしながら、特許文献1から特許文献6に記載の技術では、いずれも、スパニングツリー状態を維持しつつ消費電力を削減することについては検討されていない。一方で、データセンター等では、より高速に安定したサービスを提供できるよう大量のネットワークスイッチを用いて運用されており、消費電力の増加が問題となっている。
本発明は、上述の課題を解決する中継装置、ネットワークシステム、通信方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、スパニングツリーを構成する中継装置であって、他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、ポートの状態を制御するポート制御部と、を備え、前記通知制御部は、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する他の中継装置に通知し、前記ポート制御部は、前記ブロック状態のポートに対応する前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御する、中継装置である。
また、本発明の一態様は、スパニングツリーを構成する中継装置であって、他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、ポートの状態を制御するポート制御部と、を備え、前記通知制御部は、接続する他の中継装置から、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報の通知を受信した場合に、当該ポートに対応する自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を前記他の中継装置に送信する、中継装置である。
また、本発明の一態様は、スパニングツリーを構成する複数の中継装置を備えるネットワークシステムであって、第1の中継装置は、他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、ポートの状態を制御するポート制御部と、を備え、当該通知制御部は、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する第2の中継装置に通知し、当該ポート制御部は、前記ブロック状態のポートに対応する前記第2の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御し、前記第2の中継装置は、他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、ポートの状態を制御するポート制御部と、を備え、当該通知制御部は、前記第1の中継装置から前記ブロック状態のポートを示す情報の通知を受信した場合に、当該ポートに対応する自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を前記第1の中継装置に送信する、ネットワークシステムである。
また、本発明の一態様は、スパニングツリーを構成する中継装置が行う通信方法であって、他の中継装置に対する通知を制御する通知制御ステップと、ポートの状態を制御するポート制御ステップと、を備え、前記通知制御ステップにおいて、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する他の中継装置に通知し、前記ポート制御ステップにおいて、前記ブロック状態のポートに対応する前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御する、通信方法である。
また、本発明の一態様は、スパニングツリーを構成する中継装置の制御コンピュータに、他の中継装置に対する通知を制御する通知制御処理と、ポートの状態を制御するポート制御処理と、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する他の中継装置に通知する処理と、前記ブロック状態のポートに対応する前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御する処理と、を実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様によれば、スパニングツリー状態を維持しつつ消費電力を削減することができる。
第1の実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。 第1の実施形態に係るネットワークスイッチのハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係るネットワークスイッチの機能構成の一例を示す第1の概略ブロック図である。 第1の実施形態に係るネットワークスイッチの機能構成の一例を示す第2の概略ブロック図である。 第1の実施形態に係るネットワークシステムの処理の一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係るネットワークスイッチの処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るネットワークスイッチの処理の一例を示すフローチャートである。 ネットワークスイッチの最小構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るネットワークシステム1の構成の一例を示すシステム構成図である。
ネットワークシステム1は、ネットワークスイッチ10と、ネットワークスイッチ20と、ネットワークスイッチ30(以下、総称してネットワークスイッチとも称する)を備える。ネットワークスイッチは、ネットワークにおいてデータを中継する中継装置であり、本実施形態では、スパニングツリープロトコルに対応したレイヤ2またはレイヤ3スイッチである。ネットワークスイッチにはそれぞれデバイスd1、デバイスd2およびデバイスd3(以下、総称してデバイスとも称する)が接続されている。デバイスは、例えば、ネットワークに接続するサーバ、パーソナルコンピュータ等のデータを送受信するコンピュータ装置である。
ネットワークスイッチ間は、リンクアグリゲーションにより、複数のリンクが論理的に束ねられ、1つの経路として構成される。図1の例では、それぞれ3本のリンクが論理的に束ねられた例を示している。また、図1の例では、スパニングツリープロトコルによるトポロジー計算の結果、ネットワークスイッチ10のネットワークスイッチ20側のポートがブロック状態、すなわちデータを転送しない状態となった例を示している。従って、例えば、デバイスd1からデバイスd2へ送信されたデータは、ネットワークスイッチ10、ネットワークスイッチ30、ネットワークスイッチ20を経由してデバイスd2へ到達する。
ここで、ネットワークスイッチ10とネットワークスイッチ20の間の経路は、複数のリンクを論理的に束ねたものであるため、各リンクに対応するそれぞれのポートをブロック状態としておく必要がある。また、ブロック状態であっても、接続するネットワークスイッチに、障害発生やネットワーク構成変更と認識されないために、全てのポートをリンクアップ状態にしておく必要があった。本実施形態は、ブロック状態のポートを、障害発生やネットワーク構成変更と認識されずにリンクダウン状態に制御することで、ネットワークスイッチ(中継装置)における消費電力の低減を図るものである。
図2は、本実施形態に係るネットワークスイッチのハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。
ネットワークスイッチ10、20、30は、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)12およびROM(Read Only Memory)13と、補助記憶装置であるHDD(Hard Disc Drive)14と、通信モジュール15とを備える。ネットワークスイッチ10、20、30では、CPU11、RAM12等のハードウェア上に各種のプログラムを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで各機能を動作させるとともに、RAM12やHDD14におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで、各機能が実現される。
図3は、本実施形態に係るネットワークスイッチ10の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
ネットワークスイッチ10は、受信部101と、送信部102と、制御部110とを備える。制御部110は、ネットワークスイッチ10の各機能を制御し、ポート制御部111と、通知制御部112とを備える。
受信部101は、接続する他のネットワークスイッチからのデータを受信する。リンクアグリゲーションの際には、各リンクに対応するポートを介してデータを受信する。
送信部102は、接続する他のネットワークスイッチへデータを送信する。リンクアグリゲーションの際には、各リンクに対応するポートを介してデータを送信する。
ポート制御部111は、ネットワークスイッチ10の各ポートの状態を制御する。例えば、ポート制御部111は、スパニングツリープロトコルに基づいて、各ポートを、ブロッキング(ブロック状態)、リスニング、ラーニング、フォワーディング等の各状態に遷移させる。なお、ブロッキング(ブロック状態)とは、データの転送を行わない状態であり、フォワーディングとは、データの転送が可能な状態である。また、ポート制御部111は、各ポートをリンクダウン状態またはリンクアップ状態に制御する。ポート制御部111の動作の詳細については後述する。
通知制御部112は、他のネットワークスイッチに対する通知を制御する。例えば、通知制御部112は、自装置のポートがブロック状態であることを示す通知を、送信部102を介して他のネットワークスイッチに送信する。当該通知には、ブロック状態であるポートを示す情報、具体的にはポートの識別子が含まれる。また、各リンクについてリンクダウン状態に制御することを示す通知を、送信部102を介して他のネットワークスイッチに送信する。また、通知制御部112は、スパニングツリープロトコルに基づいて、定期的にBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を他のネットワークスイッチに送信する。通知制御部112の動作の詳細については後述する。
図4は、本実施形態に係るネットワークスイッチ20の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
ネットワークスイッチ20は、受信部201と、送信部202と、制御部210とを備える。制御部210は、ネットワークスイッチ20の各機能を制御し、ポート制御部211と、通知制御部212とを備える。
受信部201は、接続する他のネットワークスイッチからのデータを受信する。リンクアグリゲーションの際には、各リンクに対応するポートを介してデータを受信する。
送信部202は、接続する他のネットワークスイッチへデータを送信する。リンクアグリゲーションの際には、各リンクに対応するポートを介してデータを送信する。
ポート制御部211は、ネットワークスイッチ20の各ポートの状態を制御する。例えば、ポート制御部211は、スパニングツリープロトコルに基づいて、各ポートを、ブロッキング(ブロック状態)、リスニング、ラーニング、フォワーディング等の各状態に遷移させる。また、ポート制御部211は、各ポートをリンクダウン状態またはリンクアップ状態にする。ポート制御部211の動作の詳細については後述する。
通知制御部212は、他のネットワークスイッチに対する通知を制御する。例えば、通知制御部212は、他のネットワークスイッチからブロック状態であることを通知されたポートに対応するポートがリンクダウン可能である場合、リンクダウン可能であることを示す通知を、送信部102を介して他のネットワークスイッチに送信する。また、通知制御部212は、スパニングツリープロトコルに基づいて、定期的にBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を他のネットワークスイッチに送信する。通知制御部212の動作の詳細については後述する。
ネットワークスイッチ30の機能は、ネットワークスイッチ10またはネットワークスイッチ20と同様である。なお、ネットワークスイッチ10およびネットワークスイッチ20は、上記以外の各種機能を備えていてもよい。また、ネットワークスイッチ10とネットワークスイッチ20は互いに同様の機能を備えていてもよいし、同一の機能構成であってもよい。
次に、本実施形態に係るネットワークシステム1の処理について説明する。図1の例のように、スパニングツリープロトコルによるトポロジー計算の結果、ネットワークスイッチ10のネットワークスイッチ20側のポートがブロック状態となった状態における処理を説明する。
図5は、本実施形態に係るネットワークシステム1の処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ネットワークスイッチ10は、ネットワークスイッチ20に対して、ブロック状態であるポートを通知する(ステップS101)。当該通知には、ブロック状態であるポートの識別子が含まれる。その後、ステップS102の処理に進む。
ネットワークスイッチ20は、ブロック状態であることを通知されたポートに対応する自装置のポートのパスコストを固定する(ステップS102)。パスコストを固定することで、後述する通り、当該ポートをリンクダウン状態に制御した場合に、接続する他の機器が、障害やネットワーク構成の変更があったと認識し、トポロジーの再計算を行うことを抑止することができる。その後、ステップS103の処理に進む。
ネットワークスイッチ20は、ネットワークスイッチ10に対して、ブロック状態であることを通知されたポートに対応する自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を送信する(ステップS103)。その後、ステップS104の処理に進む。
ネットワークスイッチ10は、リンクダウン可能であることを通知されたポートに対応する自装置のポートのパスコストを固定する(ステップS104)。その後、ステップS105の処理に進む。
ネットワークスイッチ10は、ネットワークスイッチ20とリンク確立中の複数のポートのうち、1つを除く他のポートから、当該ポートをリンクダウン状態に制御することを示す通知をネットワークスイッチ20に送信する(ステップS105)。なお、当該通知をするポートは、2つ以上であってもよい。その後、ステップS106の処理に進む。
ネットワークスイッチ20は、リンクダウン状態に制御することを通知されたポートに対応する自装置のポートのリンクをダウン状態に制御する(ステップS106)。その後、ステップS107の処理に進む。
ネットワークスイッチ10は、ネットワークスイッチ20とのリンクダウンを検知すると(ステップS107)、当該ポートをリンクダウン状態に制御する(ステップS108)。以上で図5の説明を終了する。
図6は、本実施形態に係るネットワークスイッチ10の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ポート制御部111は、自装置のポートがブロック状態か否かを判定する(ステップS201)。ポートがブロック状態である場合、ステップS202の処理に進む。ポートがブロック状態でない場合、ステップS201の処理に戻る。
通知制御部112は、自装置のポートがブロック状態であることを示す通知を、ネットワークスイッチ20に送信する(ステップS202)。通知制御部112は、当該通知にポートの識別子を含めて送信する。その後、ステップS203の処理に進む。
ポート制御部111は、ネットワークスイッチ20から、ステップS202において通知したポートに対応するポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信したか否かを判定する(ステップS203)。当該通知を受信した場合、ステップS204の処理に進む。当該通知を受信していない場合、ステップS202の処理に戻る。具体的には、通知制御部112は、自装置のポートがブロック状態であることを示す通知を送信後、所定の期間通知したポートに対応するポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信しない場合、自装置のポートがブロック状態であることを示す通知を再送する。
通知制御部112は、リンクダウン可能であることを示す通知を受けたポートに対応する自装置のポートのパスコストを固定する(ステップS204)。当該ポートはリンクダウン状態に制御するため、パスコストを固定しないと、その後BPDUを送信した際に、他のネットワークスイッチがパスコストの変更に伴うトポロジーの再計算を行い処理が増加してしまう。パスコストを固定することで、リンクダウン状態に制御するポートのリンクコストを変更せずに、他のネットワークスイッチに通知することができ、トポロジーの再計算処理を抑止することができる。その後、ステップS205の処理に進む。
通知制御部112は、ネットワークスイッチ20とリンク確立中の複数のポートのうち、1つを除く他のポートから、当該ポートをリンクダウン状態に制御することを示す通知をネットワークスイッチ20に送信する(ステップS205)。その後、ステップS206の処理に進む。
ポート制御部111は、ステップS205において通知したポートのリンクダウンを検知したか否かを判定する(ステップS206)。リンクダウンを検知した場合、ステップS207の処理に進む。リンクダウンを検知していない場合、ステップS205の処理に戻る。具体的には、通知制御部112は、リンクダウン可能であることを示す通知を送信後、所定の期間当該ポートのリンクダウンを検知しない場合、リンクダウン可能であることを示す通知を再送する。
ポート制御部111は、リンクダウンを検知したポートをリンクダウン状態に制御する(ステップS207)。これにより、当該ポートに係る消費電力を削減することができる。その後、ステップS208の処理に進む。
ポート制御部111は、ネットワークの障害を検知したか、または、接続する他の機器から経路変更通知を受信したか否かを判定する(ステップS208)。ネットワークの障害を検知、または、経路変更通知を受信した場合、ステップS209の処理に進む。ネットワークの障害を検知、または、経路変更通知を受信していない場合、ステップS208の処理に戻る。
ポート制御部111は、ステップS207においてリンクダウン状態に制御したポートをリンクアップ状態に制御する(ステップ209)。これにより、ネットワークの障害や経路変更が発生した場合、速やかにポートをリンクアップ状態とし、ネットワークの冗長性を担保することができる。以上で、図6の説明を終了する。
図7は、本実施形態に係るネットワークスイッチ20の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ポート制御部211は、ネットワークスイッチ10から、ネットワークスイッチ10のポートがブロック状態であることを示す通知を受信したか否かを判定する(ステップS301)。当該通知を受信した場合、ステップS302の処理に進む。当該通知を受信していない場合、ステップS301の処理に戻る。
ポート制御部211は、ステップS301において受信したポートをリンクダウン状態に制御してよいか否かを判定する(ステップS302)。リンクダウン可能である場合、ステップS303の処理に進む。リンクダウン状態に制御できない場合、処理を終了する。
通知制御部212は、リンクダウン可能であると判定したポートのパスコストを固定する(ステップS303)。パスコストの固定については上述の説明の通りである。その後、ステップS304の処理に進む。
通知制御部212は、ネットワークスイッチ10に対して、自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を送信する(ステップS304)。その後、ステップS305の処理に進む。
通知制御部212は、ネットワークスイッチ10から、ステップS304で通知したポートに対応するポートをリンクダウンすることを示す通知を受信したか否かを判定する(ステップS305)。当該通知を受信した場合、ステップS306の処理に進む。当該通知を受信していない場合、ステップS304の処理に戻る。具体的には、通知制御部212は、自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を送信してから、所定期間対応するポートをリンクダウン状態に制御することを示す通知を受信しない場合、リンクダウン可能であることを示す通知を再送する。
ポート制御部は、ステップS305においてリンクダウンすることを通知されたポートをリンクダウン状態に制御する(ステップS306)。これにより、当該ポートに係る消費電力を削減することができる。その後、ステップS307の処理に進む。
ポート制御部211は、ネットワークの障害を検知したか、または、接続する他の機器から経路変更通知を受信したか否かを判定する(ステップS307)。ネットワークの障害を検知、または、経路変更通知を受信した場合、ステップS308の処理に進む。ネットワークの障害を検知、または、経路変更通知を受信していない場合、ステップS307の処理に戻る。
ポート制御部211は、ステップS307においてリンクダウン状態に制御したポートをリンクアップ状態に制御する(ステップS308)。これにより、ネットワークの障害や経路変更が発生した場合、速やかにポートをリンクアップ状態とし、ネットワークの冗長性を担保することができる。以上で、図7の説明を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワークシステム1において、スパニングツリーを構成するネットワークスイッチ10(中継装置)は、ネットワークスイッチ20(他の中継装置)に対する通知を制御する通知制御部112と、ポートの状態を制御するポート制御部111と、を備える。通知制御部112は、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続するネットワークスイッチ20(他の中継装置)に通知し、ポート制御部111は、ブロック状態のポートに対応するネットワークスイッチ20(他の中継装置)のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御する。
このように、他のネットワークとポートの情報を共有しながらブロック状態のポートをリンクダウン状態とさせることで、スパニングツリー状態を維持しつつ消費電力を削減することができる。
また、ポート制御部111は、複数のブロック状態のポートのうち、少なくとも1つのポートをリンクアップ状態に制御してもよい。
これにより、リンクアップ状態のポートを維持し、ネットワークの冗長性を担保することができる。
また、通知制御部112は、リンクダウン状態に制御するポートのパスコストを変更せずに、他の中継装置に通知してもよい。
これにより、ポートをリンクダウンさせた場合に、接続する他の機器が、障害やネットワーク構成の変更があったと認識し、トポロジーの再計算を行うことを抑止することができる。
また、通知制御部212は、ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御することをネットワークスイッチ20(他の中継装置)に通知してもよい。
これにより、他のネットワークとポートの情報を共有しながらブロック状態のポートをリンクダウン状態とさせることができる。
また、ポート制御部111は、ネットワークの障害を検知した場合または経路変更通知を受信した場合に、リンクダウン状態であるポートをリンクアップ状態に制御してもよい。
これにより、ネットワークの障害や経路変更が発生した場合、速やかにポートをリンクアップ状態とし、ネットワークの冗長性を担保することができる。
また、通知制御部112は、ブロック状態のポートを、当該ポートに接続するネットワークスイッチ20(他の中継装置)に通知した後、ネットワークスイッチ20(他の中継装置)のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を所定の期間受信しない場合に、ブロック状態のポートを示す情報を再度通知してもよい。
これにより、通知がエラーとなった場合も確実に再送処理をすることができる。
また、本実施形態に係るネットワークシステム1において、スパニングツリーを構成するネットワークスイッチ20(中継装置)は、ネットワークスイッチ10(他の中継装置)に対する通知を制御する通知制御部212と、ポートの状態を制御するポート制御部211と、を備える。通知制御部212は、接続するネットワークスイッチ10(他の中継装置)から、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報の通知を受信した場合に、当該ポートに対応する自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知をネットワークスイッチ10(他の中継装置)に送信する。
このように、他のネットワークとポートの情報を共有しながらブロック状態のポートをリンクダウン状態とさせることで、スパニングツリー状態を維持しつつ消費電力を削減することができる。
なお、本発明の一態様におけるネットワークスイッチで動作するプログラムは、本発明の一態様に関わる上記の各実施形態や変形例で示した機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これらの各装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
図8は、ネットワークスイッチ(中継装置)の最小構成を示す図である。
ネットワークスイッチ40は、少なくともポート制御部411と、通知制御部412とを備える。通知制御部412は、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する他の中継装置に通知する。ポート制御部411は、ブロック状態のポートに対応する他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御する。
なお、上述した各実施形態や変形例におけるネットワークスイッチの一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ネットワークスイッチに内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した各実施形態や変形例におけるネットワークスイッチの一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。また、上述した各実施形態や変形例におけるネットワークスイッチの各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法は、LSIに限らず専用回路、および/または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の一態様として各実施形態や変形例に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は各実施形態や変形例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態や変形例に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1・・・ネットワークシステム
10、20、30、40・・・ネットワークスイッチ
11・・・CPU
12・・・RAM
13・・・ROM
14・・・HDD
15・・・通信モジュール
101、201・・・受信部
102、202・・・送信部
110、210・・・制御部
111、211、411・・・ポート制御部
112、212、412・・・通知制御部
d1、d2、d3・・・デバイス

Claims (8)

  1. スパニングツリーを構成し、他の中継装置とリンクアグリゲーションにより複数のリンクを介して通信する中継装置であって、
    前記他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、
    前記複数のリンクに対応する複数のポートの状態を制御するポート制御部と、
    を備え、
    前記通知制御部は、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する前記他の中継装置に通知し、
    前記ポート制御部は、前記ブロック状態のポートに対応する前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御し、複数の前記ブロック状態のポートのうち、少なくとも1つのポートをリンクアップ状態に制御する
    中継装置。
  2. 前記通知制御部は、リンクダウン状態に制御するポートのパスコストを変更せずに、当該ポートをリンクダウン状態に制御することを前記他の中継装置に通知する、
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記通知制御部は、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御することを前記他の中継装置に通知する、
    請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記ポート制御部は、ネットワークの障害を検知した場合または経路変更通知を受信した場合に、リンクダウン状態であるポートをリンクアップ状態に制御する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の中継装置。
  5. 前記通知制御部は、前記ブロック状態のポートを、当該ポートに接続する前記他の中継装置に通知した後、前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を所定の期間受信しない場合に、前記ブロック状態のポートを示す情報を再度通知する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の中継装置。
  6. スパニングツリーを構成し、他の中継装置とリンクアグリゲーションにより複数のリンクを介して通信する複数の中継装置を備えるネットワークシステムであって、
    第1の中継装置は、
    前記他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、
    前記複数のリンクに対応する複数のポートの状態を制御するポート制御部と、
    を備え、
    当該通知制御部は、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する第2の中継装置に通知し、
    当該ポート制御部は、前記ブロック状態のポートに対応する前記第2の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御し、複数の前記ブロック状態のポートのうち、少なくとも1つのポートをリンクアップ状態に制御し、
    前記第2の中継装置は、
    前記他の中継装置に対する通知を制御する通知制御部と、
    前記複数のリンクに対応する複数のポートの状態を制御するポート制御部と、
    を備え、
    当該通知制御部は、前記第1の中継装置から前記ブロック状態のポートを示す情報の通知を受信した場合に、当該ポートに対応する自装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を前記第1の中継装置に送信する、
    ネットワークシステム。
  7. スパニングツリーを構成し、他の中継装置とリンクアグリゲーションにより複数のリンクを介して通信する中継装置が行う通信方法であって、
    前記他の中継装置に対する通知を制御する通知制御ステップと、
    前記複数のリンクに対応する複数のポートの状態を制御するポート制御ステップと、
    を備え、
    前記通知制御ステップにおいて、データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する前記他の中継装置に通知し、
    前記ポート制御ステップにおいて、前記ブロック状態のポートに対応する前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御し、複数の前記ブロック状態のポートのうち、少なくとも1つのポートをリンクアップ状態に制御する
    通信方法。
  8. スパニングツリーを構成し、他の中継装置とリンクアグリゲーションにより複数のリンクを介して通信する中継装置の制御コンピュータに、
    前記他の中継装置に対する通知を制御する通知制御処理と、
    前記複数のリンクに対応する複数のポートの状態を制御するポート制御処理と、
    データを転送しないブロック状態のポートを示す情報を、当該ポートに接続する前記他の中継装置に通知する処理と、
    前記ブロック状態のポートに対応する前記他の中継装置のポートがリンクダウン可能であることを示す通知を受信した場合に、前記ブロック状態のポートをリンクダウン状態に制御する処理と、
    複数の前記ブロック状態のポートのうち、少なくとも1つのポートをリンクアップ状態に制御する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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