JP6840731B2 - スライド可能な屈曲起動部材を有する超音波手術器具 - Google Patents

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Description

様々な手術器具が、組織を(例えば、組織細胞内のタンパク質を変性させることにより)切断及び/又は封止するために超音波周波で振動するブレード要素を有するエンドエフェクタを含む。これらの器具は、電力を超音波振動に変換する1つ以上の圧電素子を含んでおり、これらの振動は、音響導波管に沿ってブレード要素に伝達される。切断及び凝固の精度は、操作者の技術によって、並びに電力レベル、ブレードエッジ角度、組織引張、及びブレード圧力を調節することによって、制御され得る。
超音波手術器具の例としては、HARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及びHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesが挙げられ、これらはいずれもEthicon Endo−Surgery,Inc.(Cincinnati,Ohio)製である。かかる装置及び関連する概念の更なる例は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、1994年6月21日発行の「Clamp Coagulator/Cutting System for Ultrasonic Surgical Instruments」と題された米国特許第5,322,055号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、1999年2月23日発行の「Ultrasonic Clamp Coagulator Apparatus Having Improved Clamp Mechanism」と題された米国特許第5,873,873号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、1999年11月9日発行の「Ultrasonic Clamp Coagulator Apparatus Having Improved Clamp Arm Pivot Mount」と題された米国特許第5,980,510号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2001年9月4日発行の「Method of Balancing Asymmetric Ultrasonic Surgical Blades」と題された米国特許第6,283,981号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2001年10月30日発行の「Curved Ultrasonic Blade having a Trapezoidal Cross Section」と題された米国特許第6,309,400号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2001年12月4日発行の「Blades with Functional Balance Asymmetries for use with Ultrasonic Surgical Instruments」と題された米国特許第6,325,811号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2002年7月23日発行の「Ultrasonic Surgical Blade with Improved Cutting and Coagulation Features」と題された米国特許第6,423,082号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2004年8月10日発行の「Blades with Functional Balance Asymmetries for Use with Ultrasonic Surgical Instruments」と題された米国特許第6,773,444号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2004年8月31日発行の「Robotic Surgical Tool with Ultrasound Cauterizing and Cutting Instrument」と題された米国特許第6,783,524号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2011年11月15日発行の「Ultrasonic Surgical Instrument Blades」と題された米国特許第8,057,498号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2013年6月11日発行の「Rotating Transducer Mount for Ultrasonic Surgical Instruments」と題された米国特許第8,461,744号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2013年11月26日発行の「Ultrasonic Surgical Instrument Blades」と題された米国特許第8,591,536号、及び、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2014年1月7日発行の「Ergonomic Surgical Instruments」と題された米国特許第8,623,027号に開示されている。
超音波手術器具の更なる例は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2006年4月13日公開の「Tissue Pad for Use with an Ultrasonic Surgical Instrument」と題された米国特許公開第2006/0079874号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2007年8月16日公開の「Ultrasonic Device for Cutting and Coagulating」と題された米国特許公開第2007/0191713号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2007年12月6日公開の「Ultrasonic Waveguide and Blade」と題された米国特許公開第2007/0282333号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2008年8月21日公開の「Ultrasonic Device for Cutting and Coagulating」と題された米国特許公開第2008/0200940号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2008年9月25日公開の「Ultrasonic Surgical Instruments」と題された米国特許公開第2008/0234710号、及びその開示が参照により本明細書に組み込まれる、2010年3月18日公開の「Ultrasonic Device for Fingertip Control」と題された米国特許公開第2010/0069940号に開示されている。
一部の超音波手術器具は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2012年5月10日公開の「Recharge System for Medical Devices」と題された米国特許公開第2012/0112687号、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2012年5月10日公開の「Surgical Instrument with Charging Devices」と題された米国特許公開第2012/0116265号、及び/又はその開示が参照により本明細書に組み込まれる、2010年11月5日出願の「Energy−Based Surgical Instruments」と題された米国特許出願第61/410,603号に開示されているもののようなコードレストランスデューサを含み得る。
更に、いくつかの超音波手術器具は、関節運動シャフト部分を含み得る。かかる超音波外科器具の例は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2014年1月2日公開の、「Surgical Instruments with Articulating Shafts」と題された米国特許公開第2014/0005701号、及びその開示が参照により本明細書に組み込まれる、2014年4月24日公開の「Flexible Harmonic Waveguides/Blades for Surgical Instruments」と題された米国特許公開第2014/0114334号に開示されている。
いくつかの手術器具及びシステムが作製され使用されてきたが、本発明者らよりも以前に、添付の特許請求の範囲に記載する本発明を作製又は使用したものは存在しないと考えられる。
本明細書は、本技術を具体的に指摘し、かつ明確にその権利を特許請求する、特許請求の範囲によって完結するが、本技術は、以下の特定の実施例の説明を添付図面と併せ読むことで、より良く理解されるものと考えられ、図面では、同様の参照符号は、同じ要素を特定する。
例示的な手術器具の斜視図である。 図1の手術器具のハンドルアセンブリの頂面図であり、作動アセンブリが中立位置にある。 図1の手術器具の非起動状態のハンドルアセンブリの頂面図であり、作動アセンブリが最大出力位置にありかつ非作動状態である。 図1の手術器具の起動状態のハンドルアセンブリの頂面図であり、作動アセンブリが最大出力位置にありかつ作動状態である。 図1の手術器具の非起動状態のハンドルアセンブリの頂面図であり、作動アセンブリが最小出力位置にありかつ非作動状態である。 図1の手術器具の起動状態のハンドルアセンブリの頂面図であり、作動アセンブリが最小出力位置にありかつ作動状態である。 別の例示的な手術器具のハンドルアセンブリの頂面図である。 図5の断面線6−6に沿って取られた、図5の手術器具の断面図である。
図面は、いかなる様式でも限定することを意図するものではなく、本技術の様々な実施形態は、必ずしも図面に示されないものも含め、様々な他の方法で実施し得ることが企図される。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を成す添付の図面は、本技術のいくつかの態様を示しており、その説明と共に本技術の原理を説明するのに役立つものであるが、本技術は、図示される厳密な配置構成に限定されないことが理解される。
本技術の特定の実施例に関する以下の説明は、本技術の範囲を限定するために用いられてはならない。本技術の他の実施例、特徴、態様、実施形態、及び利点は、実例として、本技術を実施するうえで想到される最良の態様の1つである以下の説明より当業者には明らかとなろう。理解されるように、本明細書に述べられる技術は、いずれもその技術から逸脱することなく、他の異なる明らかな態様が可能である。したがって、図面及び説明は、限定的な性質のものではなく、例示的な性質のものと見なされるべきである。
本明細書に述べられる教示、表現、実施形態、実施例などの任意の1つ以上のものを、本明細書に述べられる他の教示、表現、実施形態、実施例などの任意の1つ以上のものと組み合わせることができる点も更に理解されよう。したがって、以下に述べられる教示、表現、実施形態、実施例などは、互いに対して個別に考慮されるべきではない。本明細書の教示を考慮することにより、本明細書の教示を組み合わせることができる様々な適当な方法が、当業者には容易に明らかとなろう。かかる改変例及び変形例は、特許請求の範囲内に含まれるものとする。
本開示の明瞭さのために、「近位」及び「遠位」という用語は、本明細書において、遠位外科用エンドエフェクタを有する手術器具を把持する操作者又は他の操作者に対して定義される。「近位」という用語は、操作者又は他の操作者により近い要素の位置を指し、「遠位」という用語は、手術器具の外科用エンドエフェクタにより近く、かつ操作者又は他の操作者からより離れた要素の位置を指す。
I.例示的な超音波外科用システムの概説
図1は、例示的な外科用システム(10)の構成要素を示したものである。示されるように、外科用システム(10)は、超音波発生器(12)及び超音波手術器具(14)を備える。以下でより詳細に記載されるように、手術器具(14)は、超音波振動エネルギーを用いて、実質的に同時に組織(例えば、血管など)を切開し組織を封止又は接合するように動作可能である。発生器(12)及び手術器具(14)は、ケーブル(16)を介して一緒に連結される。ケーブル(16)は、複数の導線を備えてもよく、発生器(12)から手術器具(14)への一方向の電気的導通、及び/又は発生器(12)と手術器具(14)との間の双方向の電気的導通を提供することができる。あくまで一例として、ケーブル(16)は、手術器具(14)への電力を供給するための「熱」線、アース線、及び手術器具(14)から超音波発生器(12)に信号を送信するための信号線を備えてもよく、シールドが3本の導線を覆っている。いくつかの変形形態において、別個の起動電圧に対して別個の「熱」線が使用される(例えば、第1の起動電圧に対して1本の「熱」線が使用され、第2の起動電圧に対して別の「熱」線が使用されるか、又はこれらの導線間で要求される出力に比例した可変電圧が使用される、など)。当然のことながら、任意のその他の好適な数又は構成の導線が使用されてもよい。ケーブル(16)が単に省略され得るように、外科用システム(10)のいくつかの変形形態は、発生器(12)を手術器具(14)内に組み込むことができることも理解されたい。
あくまで一例として、超音波発生器(12)は、Ethicon Endo−Surgery,Inc.(Cincinnati,Ohio)により販売されているGEN04、GEN11、又はGEN 300を備えてもよい。加えて、又はそれに代えて、超音波発生器(12)は、2011年4月14日公開の「Surgical Generator for Ultrasonic and Electrosurgical Devices」と題される米国特許公開第2011/0087212号の教示の少なくともいくつかに従って構築され得、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。あるいは、任意のその他の好適な発生器が使用されてもよい。以下でより詳細に記載されるように、超音波発生器(12)は、電力を手術器具(14)に供給して超音波外科手術を行うように動作可能である。
手術器具(14)は、外科手術中に操作者の片手(又は両手)で握られ、かつ操作者の片手(又は両手)で操作されるように構成されたハンドピース(18)を含む。例えば、いくつかの変形形態では、ハンドピース(18)は、操作者によって鉛筆のように握られ得る。他のいくつかの変形形態では、ハンドピース(18)は、操作者によってハサミのように握られ得るハサミグリップを含んでもよい。他のいくつかの変形形態では、ハンドピース(18)は、操作者によってピストルのように握られ得るピストルグリップを含んでもよい。ハンドピース(18)が他の任意の好適なやり方で握られるように構成されてもよいことは言うまでもない。更に、手術器具(14)のいくつかの変形形態では、ハンドピース(18)の代わりに、リモートコントロールなどを介して、代替器具を動作させるように構成されたロボット外科用システム(図示せず)に連結された代替本体(図示せず)を代用してもよい。本実施例では、ブレード(20)がハンドピース(18)から遠位に延びている。ハンドピース(18)は、超音波トランスデューサ(21)、及び超音波トランスデューサ(21)をブレード(20)と連結する超音波導波管(22)を含む。超音波トランスデューサ(21)は、発生器(12)からケーブル(14)を介して電力を受信し、その圧電特性により、超音波トランスデューサ(21)は、かかる電力を超音波振動エネルギーに変換する。本例の超音波トランスデューサ(21)が起動されると、これらの機械的な振動は、導波管(22)を介して伝達されてブレード(20)に到達し、それにより共振超音波周波数でブレード(20)の振動をもたらす。このため、ブレード(20)の超音波振動は、組織の切断と隣接した組織細胞内のタンパク質の変性とを同時に行い、それにより比較的少ない熱拡散で凝固効果を提供することができる。いくつかの変形形態では、更に組織を焼灼するために、電流がブレード(20)を介して提供されてもよい。
あくまで一例として、超音波導波管(22)及びブレード(20)は、Ethicon Endo−Surgery,Inc.(Cincinnati,Ohio)により製品コードSNGHK及びSNGCBとして販売されている構成要素を備えてもよい。あくまで更なる一例として、超音波導波管(22)及び/又はブレード(20)は、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、2002年7月23日発行の米国特許第6,423,082号、表題「Ultrasonic Surgical Blade with Improved Cutting and Coagulation Features」の教示に従って構築されてもよく、動作可能であり得る。別の単なる例証的な例として、超音波導波管(22)及び/又はブレード(20)は、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、1994年6月28日発行の米国特許第5,324,299号、表題「Ultrasonic Scalpel Blade and Methods of Application」の教示に従って構築されてもよく、動作可能であり得る。超音波導波管(22)及びブレード(20)のその他の好適な特性及び形態は、本明細書の教示を考慮することにより当業者に明らかになるであろう。
本例のハンドピース(18)はまた、回路基板(図示せず)と通信する作動アセンブリ(23)を含む。あくまで一例として、回路基板(図示せず)は、従来のプリント基板、フレックス回路、リジッドフレックス回路を備えてもよく、又は任意のその他の好適な形態を有してもよい。作動アセンブリ(23)は、1つ以上の導線を介して、回路基板若しくはフレックス回路に形成された配線を介して、及び/又は任意のその他の好適な方法で、回路基板(図示せず)と通信することができる。作動アセンブリ(23)は、ブレード(20)を動作させるように、発生器(12)から超音波トランスデューサ(21)に電力を選択的に誘導するように動作可能である。
本例では、外科用システム(10)は、少なくとも2つの異なるレベル又は種類の超音波エネルギー(例えば、異なる周波数及び/又は振幅など)をブレード(20)において供給するように動作可能である。そのために、作動アセンブリ(23)は、操作者が所望する所定の振動の超音波エネルギーを選択することができるように動作可能である。
ブレード(20)において供給される所定の振動は、発生器(12)からケーブル(16)を介して手術器具(14)に伝達される電力の特性の作用であり得ることを理解されたい。したがって、発生器(12)の制御回路(図示せず)は、作動アセンブリ(23)を通じて選択された超音波エネルギーのレベル/振幅又は種類に関連した特性を有する電力を(ケーブル(16)を介して)供給することができる。したがって、発生器(12)は、作動アセンブリ(23)を介した操作者による選択に従って、異なる種類又は程度の電力を超音波トランスデューサ(21)に伝達するように動作可能であり得る。具体的には、かつあくまで一例として、発生器(12)は、印加される信号の電圧及び/又は電流を増大させて、音響アセンブリの長手方向振幅を増大させることができる。単なる例証的な一例として、発生器(12)は、それぞれ約50マイクロメートル及び約90マイクロメートルのブレード振動共振振幅に対応し得る最大レベルと最小レベルとの間の選択可能性を提供することができる。言うまでもなく、最大と最小との間及び/又は最大を超える他のレベルも、手術器具(18)に組み込まれ得ることが認識されるであろう。
他の例では、制御回路(図示せず)は、ハンドピース(18)内に位置する。例えば、発生器(12)は1つのタイプの電力のみ(例えば、利用可能な1つの電圧及び/又は電流のみ)をハンドピース(18)に送信し得るため、ハンドピース(18)内の制御回路(図示せず)は、電力が超音波トランスデューサ(21)に到達する前に、操作者による選択に従って電力(例えば、電力の電圧)を修正するように動作可能である。更に、発生器(12)は、外科システム(10)の全ての他の構成要素と共にハンドピース(18)内に組み込まれてもよい。例えば、1つ以上の電池(図示せず)又はその他の携帯型電源がハンドピース(18)内に設けられてもよい。図1に示される構成要素が再配置されるか、又は他の方法で構成若しくは修正され得る更なる他の好適な方法が、本明細書の教示を考慮することにより当業者に明らかになるであろう。
II.例示的な超音波手術器具の概要
以下の考察は、手術器具(14)の様々な例示的な構成要素及び構成に関するものである。以下に記載される手術器具(14)の様々な実施例は、上述の外科用システム(10)、又は代替手術システムに容易に組み込むことができることを理解されたい。また上述した手術器具(14)の種々の構成要素及び操作性は、後述する手術器具(14)の例示的な変形形態に容易に組み込まれ得ることを理解されたい。上記及び下記の教示を組み合わせ得る様々な好適な方法が、本明細書の教示を考慮することにより当業者に明らかになるであろう。また、以下の教示が、本明細書で引用される参考文献の様々な教示と容易に組み合わせられ得ることも理解されたい。
図1〜図3は、例示的な超音波手術器具(14)を例示している。手術器具(14)の少なくとも一部は、米国特許第5,322,055号、米国特許第5,873,873号、米国特許第5,980,510号、米国特許第6,325,811号、米国特許第6,773,444号、米国特許第6,783,524号、米国特許第8,461,744号、米国特許公開第2009/0105750号、米国特許公開第2006/0079874号、米国特許公開第2007/0191713号、米国特許公開第2007/0282333号、米国特許公開第2008/0200940号、米国特許公開第2010/0069940号、米国特許公開第2012/0112687号、米国特許公開第2012/0116265号、米国特許公開第2014/0005701号、米国特許公開第2014/0114334号、米国特許出願第14/028,717号、及び/又は米国特許出願第61/410,603号の教示の少なくとも一部に従って構築され、動作可能であり得る。前述の特許、公開、及び出願のそれぞれの開示が参照により本明細書に組み込まれる。その中に記載され、以下により詳細に記載されるように、手術器具(14)は、実質的に同時に、組織を切断し、組織を封止又は接合するように動作可能である。また、手術器具(14)が、HARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及び/又はHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesとの様々な構造的及び機能的な類似性を有し得ることも理解されたい。更に、手術器具(14)は、本明細書で引用され参照することによって本明細書に組み込まれる他の参考文献のうちのいずれかにおいて教示される装置と、様々な構造的及び機能的な類似性を有し得る。
本明細書に引用される参考文献の教示、HARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及び/又はHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesの教示と、手術器具(14)に関する以下の教示と、の間に何らかの重複が存在する範囲においては、本明細書のいかなる説明も、認められた従来技術と見なす意図はない。本明細書のいくつかの教示は、実際に、本明細書に引用した参考文献の教示の範囲、並びにHARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及びHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesを超えるであろう。
手術器具(14)は、外科用メスとして使用されるように構成されている。図1〜図2に示すように、本実施例の手術器具(14)は、ハンドルアセンブリ(24)と、シャフトアセンブリ(26)と、エンドエフェクタ(28)と、作動アセンブリ(23)と、を備えている。本実施例では、手術器具(14)の近位端は、超音波トランスデューサ(21)をハンドルアセンブリ(24)内に挿入することによって、超音波トランスデューサ(21)に動作可能に接続する。ハンドルアセンブリ(24)は、超音波トランスデューサ(21)が、シャフトアセンブリ(26)内でねじ込み接続によって導波管(22)に連結するように、超音波トランスデューサ(21)を受容するが、かかる連結のための任意の他の好適な接続を使用してもよい。図1〜図2に示すように、手術器具(14)は、超音波トランスデューサ(12)と連結して、単一ユニットを形成してもよい。
A.例示的なシャフトアセンブリ及びエンドエフェクタ
図1〜図2で最もよく分かるように、シャフトアセンブリ(26)は、導波管(22)が外側シース(30)内に配置されている外側シース(30)を備えている。いくつかの変形形態では、外側シース(30)及び導波管(22)は、手術器具(14)が低侵襲外科手術において使用され得るように、トロカール又は他の低侵襲性アクセスポートを通って嵌合するように寸法決めされる。導波管(22)は、超音波振動を超音波トランスデューサ(21)からブレード(20)へと伝達するように構成されている。単に例として、シャフトアセンブリ(26)、エンドエフェクタ(28)、及び導波管(22)は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2014年7月22日出願の「Ultrasonic Blade Overmold」と題された米国特許出願第14/337,508号の教示の少なくともいくつかに従って構築されてよい。
手術器具(14)は、本実施例ではクランプアームを欠いているので、手術器具(14)は、組織を同時にスライス及び焼灼するための超音波外科用メスとして使用されるように構成されている。その代わりに、エンドエフェクタ(28)は単に、組織を同時にスライス及び焼灼するのに使用され得るブレード(20)からなる。以下に記載されるものを含むがそれらに限定されないいくつかの代替変形形態では、エンドエフェクタ(28)はクランプアームを含んでもよく、このクランプアーム(図示せず)は、組織を把持、封止、及び/又は切断するのを支援するために、組織をブレード(20)に対して圧迫するために使用することができる。そのようなクランプアーム(図示せず)は、手術器具(14)に対して取り外し可能に連結されることができる。単に一例として、この取り外し可能なクランプアーム(図示せず)は、2014年9月17日出願の「Ultrasonic Surgical Instrument with Removable Clamp Arm」と題される米国特許出願第14/488,330号の教示の少なくともいくつかに従って提供され得、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。あるいは、クランプアームは、任意のその他の好適な様式で設けられてもよい。
B.例示的なハンドルアセンブリ
図1〜図2で最もよく分かるように、ハンドルアセンブリ(24)は、回転ノブ(32)及び筒状の細長い本体(34)を含むトルク機構(31)を備える。トルク機構(31)は、シャフトアセンブリ(26)と超音波トランスデューサ(21)との間に適用され得るトルクの量を制限するように構成され、以下で更なる詳細が記載される。細長い本体(34)は、使用者がハンドルアセンブリ(24)を様々な位置から把持できるように構成されており、同時に使用者はハンドピース(18)の作動アセンブリ(23)をそれぞれの位置から操作する。例示的な作動アセンブリ(23)は、以下で更なる詳細が記載される。
あくまで一例として、ハンドルアセンブリ(24)は、鉛筆のグリップのような配置で、ねじ回しのグリップのような配置で、及び/又は任意のその他の好適な方法で把持され操作されるように成形されてよい。本例の細長い本体(34)は、一対の嵌合ハウジング部分(36、38)を含むが、ハンドルアセンブリ(24)は、代替として単一のハウジング構成要素のみを含んでもよいことを理解されたい。ハウジング部分(36、38)は、ポリカーボネート又は液晶ポリマーなどの耐久性のあるプラスチックによって構築され得る。ハウジング部分(36、38)が、代替として、他のプラスチック、セラミック、及び/又は金属などを含むがこれらに限定されない様々な材料又は材料の組み合わせから作製され得ることも企図される。
本例では、ハンドルアセンブリ(24)の細長い本体(34)は、近位端、遠位端、及びその内部に長手方向に延在する空洞(図示せず)を含む。空洞(図示せず)は、作動アセンブリ(23)の少なくとも一部及び超音波トランスデューサ(21)の少なくとも一部を受容するように構成されている。そのために、超音波トランスデューサ(21)の1つ以上の電気接点(図示せず)は、操作者に手術器具(14)上の指起動式制御を提供するように、作動アセンブリ(23)と動作可能に接続する。より具体的には、本例の超音波トランスデューサ(21)は、超音波トランスデューサ(21)の細長い本体(34)内に固定して配設された2つの導電リング(図示せず)を含む。あくまで一例として、かかる導電リング及び/又は超音波トランスデューサ(21)の他の特徴部は、2012年4月10日発行の「Medical Ultrasound System and Handpiece and Methods for Making and Tuning」と題される米国特許公開第8,152,825号の教示の少なくとも一部に従って提供され得、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
図1〜図2に関して、空洞(図示せず)は、スイッチアセンブリ(図示せず)も収容する。スイッチアセンブリ(図示せず)は、作動アセンブリ(23)と発生器(12)との間で、超音波トランスデューサ(21)及び超音波トランスデューサ回路(42)を通して電気機械的インターフェースを提供する。あくまで一例として、スイッチアセンブリ(図示せず)は、選択的に外科用システム(10)の操作を誘導するために、例えば電気接触スイッチのような、複数の接触スイッチ(図示せず)を備え得る。そのような電気接触スイッチは、発生器(12)に電気信号を供給し、及び/又は発生器(12)と超音波トランスデューサ(21)との間で回路を閉じる。あくまで一例として、スイッチアセンブリ(図示せず)の様々な構成部分は、例えば超音波トランスデューサ(21)のリング導体(図示せず)などによって、超音波トランスデューサ(21)に動作可能に接続し得る。このように、1つ以上の接触スイッチ(図示せず)が作動されると、発生器(12)は、超音波振動を生成するように超音波トランスデューサ(21)を起動させる。
前述のように、本実施例では、超音波トランスデューサ(21)は、シャフトアセンブリ(26)の導波管(22)とネジ止めにより連結する。シャフトアセンブリ(26)の近位端は、導波管(22)が超音波トランスデューサ(21)と連結することを可能にするように構成されたトルク機構(31)を備えるが、同時に、シャフトアセンブリ(26)及び/又は超音波トランスデューサ(21)に適用され得るトルクの量を制限する。一例として、トルク機構(31)は、回転ノブ(32)、環状ラック(図示せず)、及びウェーブスプリング(図示せず)を備える。より具体的には、回転ノブ(32)は、回転ノブ(32)がシャフトアセンブリ(26)の周りで回転可能となるように、シャフトアセンブリ(26)の周りに回転可能に配設される。
手術器具(14)の組み立ての初期段階において、操作者はまず、超音波トランスデューサ(21)を、ハンドルアセンブリ(24)及びシャフトアセンブリ(26)と共通の長手方向軸線に沿って整列させた後、ハンドルアセンブリ(24)の近位端に超音波トランスデューサ(21)を挿入することができる。ウェーブスプリング(図示せず)は、超音波トランスデューサ(21)がハンドルアセンブリ(24)に挿入されるときに、超音波トランスデューサ(21)の遠位端と導波管(22)の近位端との間の初期接触を確実にする。次に、操作者は片手で超音波トランスデューサ(21)を把持し、ハンドルアセンブリ(24)又は回転ノブ(32)をもう一方の手で把持することができる。操作者は、これら構成要素をしっかりと把持した後、ハンドルアセンブリ(24)又は回転ノブ(32)を超音波トランスデューサ(21)に対して長手方向軸の周りで回転させることができる。そのように、ハンドルアセンブリ(24)、回転ノブ(32)、及びシャフトアセンブリ(26)は、超音波トランスデューサ(21)に対して、全てが一緒になって同時に回転する。
ハンドルアセンブリ(24)及びシャフトアセンブリ(26)が、超音波トランスデューサ(21)に対して回転すると、導波管(22)は、導波管(22)が更なる回転に対する所定の抵抗にあうまで、超音波トランスデューサ(21)上にネジ止めされる。所定の抵抗は、超音波トランスデューサ(21)及び導波管(22)が、所定のトルクレベルで動作可能に接続されていることを示す。そのように、トルクアセンブリ(31)は、スリップクラッチとして機能し、導波管(22)が超音波トランスデューサ(21)と接続され得るトルクの量を制限するように構成されている。
トルク機構(31)の上述した例は、単なる例示にすぎないことを理解されたい。トルク機構(31)は、任意の他の好適な方法で構築され動作可能であってよい。ほんの一例として、トルク機構(31)は、2013年11月22日出願の「Features for Coupling Surgical Instrument Shaft Assembly with Instrument Body」と題された米国特許出願第14/087,383号の教示の少なくとも一部に従って構築され動作可能であってよく、この開示は、参照により本明細書に組み込まれる。トルク機構(31)を構築しかつ動作可能とすることができる他の好適な方法は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかとなるであろう。
手術器具(14)は、更にその開示が参照により本明細書に組み込まれる、2008年8月21日公開の米国特許公開第2008/0200940号、発明の名称「Ultrasonic Energy Device for Cutting and Coagulating」の教示に従って構成され動作可能であってよい。あるいは、手術器具(14)は、本明細書の教示を鑑みれば当業者に明らかになるように、様々なその他の構成要素、構成及び/又は操作性で提供されてもよい。
上記の教示に従って構築されることに加えて又はその代わりに、手術器具(14)の少なくとも一部分は、米国特許第5,322,055号、米国特許第5,873,873号、米国特許第5,980,510号、米国特許第6,283,981号、米国特許第6,309,400号、米国特許第6,325,811号、米国特許第6,423,082号、米国特許第6,783,524号、米国特許第8,057,498号、米国特許第8,461,744号、米国特許公開第2006/0079874号、米国特許公開第2007/0191713号、米国特許公開第2007/0282333号、米国特許公開第2008/0200940号、米国特許公開第2008/0234710号、米国特許公開第2010/0069940号、米国特許公開第2012/0112687号、米国特許公開第2012/0116265号、米国特許公開第2014/0005701号、米国特許公開第2014/0114334号、及び/又は米国特許出願第61/410,603号の教示の少なくとも一部に従って構築され、動作可能であり得る。前述の特許、公開、及び出願のそれぞれの開示が参照により本明細書に組み込まれる。手術器具(14)の追加の単なる例示的な変更例は、本明細書の教示を考慮すれば当業者には明らかとなるであろう。以下に説明する変形例は、とりわけ、上述した手術器具(14)及び本明細書に引用される参考文献のいずれかに言及される器具のいずれかに容易に適用され得ることを理解されたい。
C.例示的な作動アセンブリ
図1〜図2は、少なくとも2つの所定の超音波出力レベルの間を選択することと、それに従って手術器具(14)を起動することと、の両方のために、スイッチアセンブリ(図示せず)と接続する作動アセンブリ(23)の一例を示す。作動アセンブリ(23)は、起動器リング(40)の形態の起動器要素、及び圧縮可能な起動カラー(42)の形態の起動機構を含む。そのために、起動器リング(40)は細長い本体(34)に沿って選択的に移動し、操作者が起動器リング(40)の外周表面全体(44)の周囲からアクセス可能であるように構成されている。起動カラー(42)は起動器リング(40)に接続し、それによって起動カラー(42)は、同様の操作者のアクセスのために、起動器リング(40)と共に同時に移動する。起動カラー(42)の少なくとも一部は、選択的に超音波トランスデューサ(21)を起動するように構成され、それによって選択された超音波出力レベルで超音波ブレード(20)が振動するように駆動する。
起動器リング(44)及び起動カラー(42)は細長い本体(34)を概ね囲み、細長い本体(34)を取り囲む環状溝部(46)内に受容される。起動器リング(44)及び起動カラー(42)は同様に長手方向軸を取り囲み、長手方向軸と同軸上に並ぶ。本例では、起動器リング(44)及び起動カラー(42)は、両方とも、長手方向軸の周りで360度に延在する。いくつかの他の変形形態では、起動器リング(44)及び/又は起動カラー(42)は、長手方向軸の周りで360度未満に延在する。例えば、起動器リング(44)及び/又は起動カラー(42)は、長手方向軸の周りでおよそ90度、180度、又は270度にわたるアークに沿って延在してよい。そのような変形形態では、起動器リング(44)及び/又は起動カラー(42)が沿って延在するアークは、その角度範囲に沿って一定の半径を有し得る。
少なくとも2つの所定の超音波出力レベルの間を選択するために、起動器リング(44)及び起動カラー(42)は、細長い本体(34)に対して平行移動可能に装着され、環状溝部(46)内の長手方向軸に沿って集合的に平行移動するように構成されている。更に具体的には、起動器リング(44)及び起動カラー(42)は、遠位位置と、中間位置と、近位位置と、の間で集合的に平行移動する。あくまで一例として、遠位位置の起動器リング(44)及び起動カラー(42)は最大出力位置であり、一方、近位位置は最小出力位置である。図1〜図2に示される中間位置では、起動器リング(44)及び起動カラー(42)は、超音波トランスデューサ(21)及びブレード(20)の起動を防ぐように構成されている。中間位置はオフポジションと呼ばれることもある。オフポジションと同様に本明細書で説明される最大及び最小出力位置は、外科手術中に手術器具(14)を動作する特異的なモードを示す。
「最大」及び「最小」という語が本明細書で使用されているが、これらは必ずしも、超音波トランスデューサ(21)を理論上動作可能な最大及び最小超音波出力レベルを示すわけではないことを理解されたい。これらは単に、器具(14)の操作者に利用可能な最大及び最小超音波出力レベルを示す。器具(14)は、操作者が選択することのできる様々なその他の超音波出力レベルを提供してもよく、したがって使用できる度合いは「最大」出力レベル及び「最小」出力レベルに限られる必要はないことも理解されたい。
細長い本体(34)は、最大及び最小位置に特異的である選択された動作モードを操作者に示すように構成された複数のしるし(48、50)を更に含む。回転ノブ(32)は、環状溝部(46)の遠位端に近接して「最大」のしるし(48)を有し、一方で細長い本体(34)は、環状溝部(46)の近位端に近接して「最小」のしるし(50)を有する。このように、起動器リング(44)及び起動カラー(42)を、環状溝部(46)の遠位端のほうの「最大」のしるし(48)に向けて平行移動させることは、操作者に作動アセンブリ(23)が最小位置にあることを示し、それにより超音波トランスデューサ(21)は超音波ブレード(20)に最大超音波出力レベルを提供する。同様に、起動器リング(44)及び起動カラー(42)を、環状溝部(46)の近位端のほうの「最小」のしるし(50)に向けて平行移動させることは、操作者に作動アセンブリ(23)が最小位置にあることを示し、それにより超音波トランスデューサ(21)は超音波ブレード(20)に最小超音波出力レベルを提供する。これらの複数のしるし(48、50)は手術器具(18)の動作を表す一例を示すが、操作者に意図された動作を同じように伝えるために代替のしるしが使われ得ることが認識されるであろう。そのように、これらの実施例は、本明細書内で説明された発明を不要に制限することを意図していない。
図2に関して、起動カラー(42)は、環状リップ(52)を含む起動器リング(40)から遠位に延在する。それにより、操作者は、1つ以上の指で起動カラー(42)を把持することができ、一方で同時に残った1つ以上の指で環状リップ(52)を把持する。あるいは、別の例では、起動カラー(42)は、代替的な把持のために、起動器リング(40)から近位に延在してもよい。起動カラー(42)を起動器リング(40)に接続するための他の代替例が、操作者が作動アセンブリ(23)を把持し得る位置を提供するために更に使用され得ることが認識されるであろう。
起動カラー(42)と共に起動器リング(40)を選択的に平行移動させることは、通常は、複数の所定の超音波出力レベルの間で選択することを動作可能に誘導するセレクタスイッチ(図示せず)を作動するように構成される。反対に、起動カラー(42)を内側に押し込むことは、発生器(12)(図1参照)が超音波トランスデューサ(21)(図1参照)に動力を提供し、セレクタスイッチ(図示せず)によって選択された出力レベルにおいて超音波振動を生成することを誘導する起動スイッチ(図示せず)を作動する。そのために、図2に示される例示的な起動カラー(42)は、起動スイッチ(図示せず)を作動させるために、拡張状態から収縮状態に圧縮可能である。一例によれば、起動カラー(42)は、拡張状態で、長手方向軸から外側に半径方向に付勢される。操作者は、収縮状態で起動スイッチ(図示せず)を作動し、それによってブレード(20)(図1参照)を起動するために、起動カラー(42)を長手方向軸に向かって内側に(例えば、起動カラー(42)を挟む、ないしは別の方法でカラー(42)を内側に押すことにより)放射状に圧縮する。同様に、起動カラー(42)を解放することにより、起動カラー(42)は外側に拡張状態に戻り、それによりブレード(20)(図1参照)を停止させる。したがって、起動カラー(42)が操作者によって選択的に圧縮されている限り、起動カラー(42)は、拡張状態において、超音波トランスデューサ(21)(図1参照)がブレード(20)(図1参照)を振動させることを抑制するように構成されている。
いくつかの変形形態では、起動カラー(42)の内部表面(図示せず)は、1組の導電性特徴部(図示せず)を含み、一方で環状溝部(46)内の細長い本体(34)は、別の1組の相補的な導電性特徴部(図示せず)を含む。手術器具(14)の制御回路(図示せず)の起動回路を閉じ、それによって超音波発生器(21)(図1参照)を起動するために、起動カラー(42)を細長い本体(34)に向かって圧縮することは、これらの組の相補的な導電性特徴部(図示せず)を互いに接しさせ、それにより超音波トランスデューサ(21)を起動させる。あるいは、ハンドピース(18)は、溝部(46)内の薄膜スイッチ(図示せず)の遠位の組及び溝部(46)内の薄膜スイッチ(図示せず)の近位の組を含み得る。したがって、遠位及び近位のスイッチ(図示せず)は、制御回路(図示せず)内の起動回路を閉じるために起動カラー(42)が収縮状態に圧縮されると、作動され得る。起動カラー(42)の圧縮に応じて超音波トランスデューサ(21)(図1参照)の起動を提供するために使用され得るその他の好適な特徴部、及び構成は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかになるであろう。
図2に示されるように、オフポジションの起動器リング(44)及び起動カラー(42)は、起動カラー(42)の圧縮に関わらず、超音波発生器(21)(図1参照)(したがって、更に超音波トランスデューサ(21))の起動を防ぐように構成されている。例えば、制御回路(図示せず)の起動回路は、起動器リング(44)及び起動カラー(42)がオフポジションのとき、開放状態であるように構成され得る。例えば、相補的な電気接点は、互いに整列していなくてもよく、その結果、オフポジションで起動カラー(42)が圧縮されたときに、互いに接触することがないようになっている。別の単なる説明例として、オフポジションで起動カラー(42)が圧縮されたときに、起動カラー(42)は、溝部(46)内の薄膜スイッチを作動しないように構成され得る。したがって、本例の制御回路(図示せず)の起動回路は、起動器リング(44)及び起動カラー(42)がオフポジションにあるとき、常に開放状態にあり、それにより超音波発生器(21)(したがって、更に超音波トランスデューサ(21))の起動を防ぐ。
図3A〜図4Bに関して、操作者は、環状溝部(46)内で作動アセンブリ(23)を平行移動させるために、作動アセンブリ(23)を少なくとも片方の手で把持する。作動アセンブリ(23)が細長い本体(34)を概して囲む場合に、操作者は、手術器具(14)の概ね全体の周辺から作動アセンブリ(23)にアクセスする。それにより、以下に示されるように、改善された使い易さのために、操作者は外科手術中のあらゆる角度から手術器具(14)を起動させることができる。
図3A〜図3Bは、外科手術中に高超音波出力レベルを提供するために使用中の手術器具(14)の一例を示す。図3Aに関して、操作者は高出力位置を選択する。作動アセンブリ(23)がまだ高出力位置にない場合、高出力位置を選択するために操作者は作動アセンブリ(23)を環状溝部(46)の遠位端まで遠位に平行移動させる。ブレード(20)(図1参照)を起動するために、上記で説明されたように、制御回路(図示せず)の起動回路を閉じるように、操作者は起動カラー(42)を図3Aに見られる拡張状態から図3Bに見られる収縮状態に圧縮する。その後、操作者は起動カラー(42)を解放して、ブレード(20)を起動停止させることができる。あるいは、操作者は、起動カラー(42)を解放するのではなく、作動アセンブリを低出力位置まで近位に平行移動させて、ブレード(20)を低超音波出力レベルで起動してもよい。
図4A〜図4Bは、外科手術中に低超音波出力レベルを提供する使用中の手術器具(14)の別の例を示す。図4Aに関して、操作者は低出力位置を選択する。作動アセンブリ(23)がまだ低出力位置にない場合、低出力位置を選択するために操作者は作動アセンブリ(23)を環状溝部(46)の近位端まで近位に平行移動させる。ブレード(20)(図1参照)を起動するために、上記で説明されたように、制御回路(図示せず)の起動回路を閉じるように、操作者は起動カラー(42)を図4Aに見られる拡張状態から図4Bに見られる収縮状態に圧縮する。その後、操作者は、起動カラー(42)を解放して、ブレード(20)を起動停止させることができる。あるいは、操作者は、起動カラー(42)を解放するのではなく、作動アセンブリ(23)を高出力位置まで遠位に平行移動させて、ブレード(20)を高超音波出力レベルで起動してもよい。言うまでもなく、起動器リング(40)及び起動カラー(42)は、外科手術中に患者を特異的に治療するために、多様な組み合わせに係合され得ることが理解されよう。したがって、本明細書に記載される手術器具(14)の特定の動作は、本発明を不要に制限することを意図していない。
D.例示的な代替作動アセンブリ
場合によっては、代替形態の作動アセンブリ(123)を備えた変形例の手術器具(114)を提供することが望ましい場合がある。特に、細長い本体(134)の長手方向軸の周りを回転する起動器リング(140)を含む作動アセンブリ(123)を有する手術器具(114)を提供することが望ましい場合があり得る。加えて、手術器具(114)を起動させるための起動ボタン(142)の形態をした起動要素を含む作動アセンブリ(123)を有する手術器具(114)を提供することが望ましい場合もあり得る。代替作動アセンブリの様々な実施例を以下でより詳細に説明するが、更なる実施例は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかとなるであろう。以下に記載する様々な作動アセンブリを、作動アセンブリ(23)の代わりに手術器具(14)に容易に組み込むことができることを理解されたい。したがって、以下に説明される同様の数字は、上記に説明される同様の特徴を示す。
図5〜図6は、少なくとも2つの所定の振動の間を選択することと、手術器具(114)を起動させることと、の両方のために、作動アセンブリ(123)を有するハンドピース(118)及びハンドルアセンブリ(124)の単なる例示的な実施例を示す。作動アセンブリ(123)は、起動リング(140)の形態の起動器要素、及び起動ボタン(142)の形態の起動要素を含む。起動ボタン(142)は、超音波トランスデューサ(21)(図1参照)を起動し、それによりブレード(20)(図1参照)を起動するように動作可能である。そのために、超音波トランスデューサが、使用中に超音波ブレード(20)(図1参照)が超音波で振動するように選択的に駆動することを誘導するために、起動ボタン(142)が起動スイッチ(図示せず)を作動する間に、起動器リング(140)は、細長い本体(134)の周りを自由に回転する。
起動器リング(44)は細長い本体(134)を概ね囲み、細長い本体(134)を取り囲む環状溝部(図示せず)内で受容され得る。起動器リング(144)は同様に長手方向軸を取り囲み、長手方向軸と同軸上にある。手術器具(114)を起動しながら、同時に少なくとも2つの所定の超音波出力レベルの間で選択するために、起動ボタン(142)は起動器リング(44)から突出し、複数の位置の間を選択的に移動可能である。あくまでも一例として、起動ボタンは、高位置、低位置、及びオフポジションの間を選択的に移動可能である。高位置の起動ボタン(142)は、起動スイッチ(図示せず)を作動し、超音波トランスデューサ(21)(図1参照)が高い超音波出力レベルでブレード(20)(図1参照)を駆動することを誘導する。低位置の起動ボタン(142)は、起動スイッチ(図示せず)を更に作動し、超音波トランスデューサ(21)(図1参照)が高い超音波出力レベルでブレード(20)(図1参照)を駆動することを誘導する。対照的に、オフポジションの起動ボタン(142)は、超音波トランスデューサ(21)(図1参照)の起動を阻止し、それによって使用中のブレード(20)(図1参照)の超音波振動を防ぐ。本明細書で説明する高位置、低位置、及びオフポジションは、例えば、所定の高出力振動及び所定の低出力振動によるような、外科手術中の手術器具(114)の動作の特異的なモードを示す。しかしながら、高位置、低位置、及びオフポジションは、代替例で使用されるボタン及び/又はスイッチの種類によって変化し得ることが理解されよう。したがって、本発明は、本明細書で提供される高位置、低位置、及びオフポジションの順番や説明に不要に制限されることは意図されていない。
いくつかの変形形態では、起動ボタン(142)は、ハンドピース(118)内の制御回路(図示せず)の起動回路を開閉するために、導電性特徴部(図示せず)を有するロッカスイッチ(図示せず)を含む。ロッカスイッチ(図示せず)は、最大及び最小の所定の出力レベルで超音波発生器(21)(図1参照)を起動するために、制御回路(図示せず)内の起動回路を閉じるように、それぞれ遠位及び近位に揺れ得る。更に、ロッカスイッチ(図示せず)は、制御回路(図示せず)内の起動回路を開くように構成された中間位置に留まり得、超音波発生器(21)の起動を防ぐことができる。あるいは、起動ボタン(142)は、ハンドピース(118)内の制御回路(図示せず)の起動回路を開閉するために、他の導電性特徴部(図示せず)を有するスライダスイッチ(図示せず)を含み得る。ロッカスイッチ(図示せず)のように、スライダスイッチ(図示せず)は、最大及び最小の所定の出力レベルで超音波発生器(21)(図1参照)を起動するために、制御回路(図示せず)内の起動回路を閉じるように、それぞれ遠位及び近位にスライドし得る。スライダスイッチ(図示せず)も、制御回路(図示せず)内の起動回路を開くように構成された中間位置に留まり得、超音波発生器(21)の起動を防ぐことができる。
上記で簡潔に説明されたように、起動器リング(44)は、細長い本体(134)の周囲を自由に回転するように構成され、その結果、操作者は、細長い本体(134)周囲の任意の望ましい角度位置に起動ボタン(142)を位置づけることができる。図6に関して、起動ボタン(42)は、複数の接触要素(154)によって、細長い本体(134)及び起動スイッチ(図示せず)に動作可能に接続されている。接触要素(154)の各々は、起動器リング(140)を依然として細長い本体(134)の周囲で自由に回転させる一方で、高い超音波出力レベル又は低い超音波出力レベルの選択を伝えるように構成されている。例えば、図6に示される接触要素(154)は、起動器リング(140)の回転の間、細長い本体(134)の相補的な接触特徴部によって、定接点及び電気的連続性を維持するために、ポゴピンの形態である。
図5〜図6に関して、操作者は、起動ボタン(142)にアクセスするための任意の所望の位置に、環状溝部(図示せず)内で作動アセンブリ(123)を回転させるために、作動アセンブリ(123)を少なくとも1つの手で把持する。作動アセンブリ(23)が細長い本体(134)を概して囲む場合に、操作者は、手術器具(114)の概ね全体の周辺から作動アセンブリ(123)へのアクセスを有する。加えて、起動器リング(140)は、環状リップ(152)と、追加の把持部を提供するために外周表面(144)周辺に放射状に配置された複数の陥凹(156)と、を更に含む。
使用中、操作者は、本明細書中に説明されるように、選択的にブレード(20)(図1参照)を動作させるために、高出力、低出力、又はオフポジションのうちの1つから選択する。操作者は、また、患者を治療するために手術器具(114)を起動又は起動停止しながら、同時に起動器リング(140)を自由に回転させることができる。言うまでもなく、起動器リング(140)及び起動ボタン(142)は、外科手術中に患者を特異的に治療するために、多様な組み合わせで、それぞれ回転され係合され得ることが理解されよう。したがって、本明細書に記載される手術器具(114)の特定の動作は、本発明を不要に制限することを意図していない。
III.例示的な組み合わせ
以下の実施例は、本明細書の教示を組み合わせるか又は適用することができる様々な非網羅的な方法に関する。以下の実施例は、本出願における又は本出願の後の出願におけるどの時点においても提示され得るいずれの請求項の適用範囲をも限定することを目的としたものではない点が理解されるべきである。一切の放棄を意図するものではない。以下の実施例は単なる例示の目的で与えられるものにすぎない。本明細書の様々な教示は、他の多くの方法で構成及び適用が可能であることが企図される。また、いくつかの変形形態では、以下の実施例において言及される特定の特徴を省略してもよいことも企図される。したがって、本発明者によって、又は本発明者に関与する継承者によって、後日そうである旨が明示的に示されない限り、以下に言及される態様又は特徴のいずれも必須であるとして見なされるべきではない。以下に言及される特徴以外の更なる特徴を含む請求項が本出願において、又は本出願に関連する後の出願において示される場合、それらの更なる特徴は、特許性に関連するいかなる理由によっても追加されたものとして見なされるべきではない。
(実施例1)
外科手術中に使用するための超音波器具であって、(a)長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成された本体と、(b)本体から突出するシャフトアセンブリであって、シャフトアセンブリが音響導波管を含み、音響導波管が、選択された第1又は第2の所定の出力レベルの超音波振動をそれに沿って伝達するように構成されている、シャフトアセンブリと、(c)音響導波管に接続された超音波ブレードであって、音響導波管が、選択された第1又は第2の所定の出力レベルの超音波振動を超音波ブレードに伝達するようになっている、超音波ブレードと、(d)本体に接続され、超音波ブレードの選択的な動作のために、超音波トランスデューサに動作可能に接続するように構成された作動アセンブリであって、(i)本体を概ね囲む外周表面を有し、本体に対して選択的に移動可能である起動器リングであって、外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるためにアクセス可能であるようになっている、起動器リングと、(ii)起動器リングに接続された起動機構であって、それにより起動機構が、起動器リングと共に本体に対して選択的に移動するように構成されており、起動機構の少なくとも一部が、選択された第1又は第2の所定の出力レベルで超音波ブレードを駆動するために、超音波トランスデューサを選択的に起動させるように構成された、起動機構と、を備える、作動アセンブリと、を備える、超音波器具。
(実施例2)
起動機構は、長手方向軸の周囲で起動器リングから長手方向に延在する起動カラーを更に含み、起動カラーは、選択された第1又は第2の所定の出力レベルで超音波ブレードを駆動するために、超音波トランスデューサを選択的に起動させるように構成されている、実施例1に記載の超音波器具。
(実施例3)
起動カラーは、拡張状態から収縮状態に圧縮可能であり、それにより拡張状態において、起動カラーは、超音波トランスデューサが超音波ブレードを駆動することを防ぐように構成されており、収縮状態において、起動カラーは、超音波トランスデューサを起動して、選択された第1又は第2の所定の出力レベルで超音波ブレードを駆動するように構成されている、実施例2に記載の超音波器具。
(実施例4)
起動カラーは、拡張状態に向かって長手方向軸から外側に半径方向に付勢されている、実施例2〜3のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例5)
起動器リング及び起動カラーは、第1の位置と第2の位置との間で長手方向軸に沿って選択的に平行移動するように、本体に平行移動可能に装着され、それにより起動カラーの収縮状態に第1の位置で圧縮することは、超音波トランスデューサが第1の所定の出力レベルの超音波振動で超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、起動カラーを収縮状態に第2の位置で圧縮することは、超音波トランスデューサが第2の所定の出力レベルの超音波振動で超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されている、実施例2〜4のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例6)
第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルである、実施例1〜5のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例7)
本体は、第1のしるしと第2のしるしとを更に含み、第1のしるしは、第1の所定の出力レベルの超音波振動で超音波ブレードが振動することを誘導するように、起動器リング及び起動カラーが第1の位置にあることを、操作者に示すように構成されており、第2のしるしは、第2の所定の出力レベルの超音波振動で超音波ブレードが振動することを誘導するように、起動器リング及び起動カラーが第2の位置にあることを、操作者に示すように構成されている、実施例2〜7のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例8)
第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルであり、第1のしるし及び第2のしるしは、高い及び低い所定の出力レベルの選択をそれぞれ示すように構成されている、実施例7に記載の超音波器具。
(実施例9)
起動器リングは、長手方向軸の周辺を回転するように、本体に回転可能に装着されており、起動機構は、起動器リングから突出する起動ボタンを更に含み、起動ボタンは、選択された第1又は第2の所定の出力レベルの超音波振動で超音波トランスデューサが振動することを選択的に誘導するように構成されている、実施例1に記載の超音波器具。
(実施例10)
第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルである、実施例9に記載の超音波器具。
(実施例11)
起動器リングは、本体の周りを自由に回転するように構成されている、実施例9〜10のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例12)
起動器リングは、そこから本体まで突出する複数の接触要素を更に含み、複数の接触要素は、回転可能な起動器リングと本体との間で、その間の電気的連通のために、電気的連続性を維持するように構成されている、実施例1〜11のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例13)
複数の接触要素は、複数のポゴピンを含む、実施例12に記載の超音波器具。
(実施例14)
起動ボタンは、第1の位置と、第2の位置と、第3の位置と、の間を選択的に移動可能であり、それにより、第1の位置で起動ボタンは、第1の所定の出力レベルの超音波振動で超音波トランスデューサが超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、第2の位置で起動ボタンは、第2の所定の出力レベルの超音波振動で超音波トランスデューサが超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、第3の位置で起動ボタンは、超音波トランスデューサの起動を防ぐように構成されている、実施例9〜13のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例15)
起動器リングは、外周表面の周辺に、操作者によって更に把持され得るための、角度をなして離間された複数の陥凹を更に含む、実施例1〜14のいずれか1つ以上に記載の超音波器具。
(実施例16)
外科手術中に使用するための超音波器具であって、(a)長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成された本体と、(b)本体から突出するシャフトアセンブリであって、シャフトアセンブリが音響導波管を含み、音響導波管が、選択された第1又は第2の所定の出力レベルの超音波振動をそれに沿って伝達するように構成されている、シャフトアセンブリと、(c)音響導波管に接続された超音波ブレードであって、音響導波管が、選択された第1又は第2の所定の出力レベルの超音波振動を超音波ブレードに伝達するようになっている、超音波ブレードと、(d)本体に接続され、超音波ブレードの選択的な動作のために、超音波トランスデューサに動作可能に接続するように構成された作動アセンブリであって、(i)本体に沿って選択的に移動可能である起動器要素であって、外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるためにアクセス可能であるようになっている、起動器要素と、(ii)起動器要素に動作可能に接続された起動機構であって、それにより起動機構が、起動器要素と共に本体に沿って選択的に移動するように構成されており、起動機構の少なくとも一部は、選択された第1又は第2の所定の出力レベルの超音波振動で超音波トランスデューサが超音波ブレードを振動させることを選択的に誘導するように構成された、起動機構と、を備える、作動アセンブリと、を備える、超音波器具。
(実施例17)
外科手術中の超音波器具の動作方法であって、超音波器具は、本体と、シャフトアセンブリと、超音波ブレードと、作動アセンブリと、を有し、本体は、長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成され、シャフトアセンブリは、本体から突出し、シャフトアセンブリは、音響導波管を含み、音響導波管は、選択された第1又は第2の所定の振動をそれに沿って伝達するように構成されており、超音波ブレードは、音響導波管に接続され、それにより音響導波管が選択された第1又は第2の所定の振動を超音波ブレードに伝達するようになっており、作動アセンブリは、本体に接続され、超音波ブレードの選択的な動作のために超音波トランスデューサに動作可能に接続されるように構成されており、作動アセンブリは本体に沿って選択的に移動可能な起動器要素を有し、それにより起動器要素は外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるようにアクセス可能であり、起動機構は、起動器要素に動作可能接続され、それにより起動機構は、起動器要素と共に本体に沿って選択的に移動するようになっており、本方法が、(a)操作者の少なくとも片手で、起動器要素を把持することと、(b)起動器要素を超音波器具の本体に対して起動機構と同時に移動させることと、(c)起動機構を係合すること、及び第1又は第2の所定の振動のうちの一方で超音波ブレードを振動させることを誘導することと、を含む、方法。
(実施例18)
起動器要素は、本体を概ね囲む起動器リングであって、本方法は、(a)起動器リング及び起動機構を、本体に対して、第1の位置と第2の位置との間で移動させることと、(b)第1の所定の振動又は第2の所定の振動をそれぞれ選択するために、第1の位置及び第2の位置のうちの少なくとも1つを選択することと、を更に含む、実施例17に記載の方法。
(実施例19)
起動機構は、長手方向軸の周辺で起動器リングから長手方向に延在する起動カラーを更に含み、起動機構を係合することは、拡張状態から収縮状態に起動カラーを圧縮することを更に含む、実施例18に記載の方法。
(実施例20)
起動器要素は、本体を概ね囲む起動器リングであって、本方法は、長手方向軸の周辺で起動器リングを回転することと、外科手術中に超音波ブレードを選択された位置に配向することと、を更に含む、実施例17に記載の方法。
IV.その他
上述した実施例のいくつかは、接触スイッチ(図示せず)を含んでいるが、任意のその他の好適な種類のスイッチを使用してもよいことを理解されたい。更に、様々なその他のタイプの構造を用いて、電気信号を発生器(12)に提供する、発生器(12)と超音波トランスデューサ(21)との間の回路を閉じる、並びに/あるいは別の方法で超音波トランスデューサ(21)及び/又は導波管(22)を選択的に起動させてもよい。様々な好適な代替例は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかとなるであろう。これらの代替例の全ては、「スイッチ」という広義の用語の意味の範囲内に含まれると考えられる。
明細書に記載される器具のいずれの変形形態も、上述されるものに加えて、又はそれらの代わりに、様々なその他の特徴を含んでもよいことを理解されたい。あくまで一例として、本明細書で説明する器具のいずれもが、参照することにより本明細書に組み込まれる様々な参考文献のいずれかで開示されている様々な特徴の1つ以上を含むこともできる。本明細書の教示は、本明細書で引用される他の参考文献のいずれかに記載される器具のいずれにも容易に適用され得るため、本明細書の教示は、本明細書で引用される参考文献のいずれかの教示と多くの方法で容易に組み合わせることができることも理解されたい。本明細書の教示が組み込まれ得る他の種類の器具が、当業者には明らかとなるであろう。
また、本明細書で言及する値の一切の範囲はかかる範囲の上下限を含むと読み取るべきであることも理解されたい。例えば、「およそ2.5センチメートル〜およそ3.8センチメートル(およそ1.0インチ〜およそ1.5インチ)」に及ぶ値域を定めるように表現された範囲は、それらの上方境界と下方境界との間の値を含むことに加えて、およそ2.5センチメートル及びおよそ3.8センチメートル(およそ1.0インチ及びおよそ1.5インチ)を含むと解釈されなければならない。
参照により本明細書に援用されると言及されたいかなる特許、刊行物、又はその他の開示内容も、全体的に又は部分的に、援用された内容が現行の定義、見解、又は本開示に記載されたその他の開示内容とあくまで矛盾しない範囲でのみ本明細書に援用されることを認識されたい。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載される開示内容は、参照により本明細書に援用されるいかなる矛盾する記載にも優先するものとする。参照により本明細書に援用されるものとするが、既存の定義、見解、又は本明細書に記載されるその他の開示内容と矛盾する任意の文献、又はそれらの部分は、援用文献と既存の開示内容との間に矛盾が生じない範囲においてのみ援用されるものとする。
上述の装置の変形形態は、医療専門家によって行われる従来の治療及び処置での用途だけでなく、ロボット支援された治療及び処置での用途も有することができる。あくまでも一例として、本明細書の様々な教示は、ロボット外科システム、例えばIntuitive Surgical,Inc.(Sunnyvale,California)によるDAVINCI(商標)システムに容易に組み込まれ得る。同様に、当業者には明らかとなることであるが、本明細書の様々な教示は、その開示が参照することにより本明細書に組み込まれる2004年8月31日公開の「Robotic Surgical Tool with Ultrasound Cauterizing and Cutting Instrument」と題された米国特許第6,783,524号の様々な教示と容易に組み合わされ得る。
上述の変形形態は、1回の使用後に廃棄されるように設計されてもよいし、又は複数回使用されるように設計されることもできる。いずれか又は両方の場合において、変形形態は、少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整され得る。再調整は、装置の分解工程、それに続く特定の部品の洗浄又は交換工程、及びその後の再組立工程の任意の組み合わせを含み得る。特に、装置のいくつかの変形形態は分解することができ、また、装置の任意の数の特定の部材又は部品は、任意の組み合わせで選択的に交換するか又は取り外すことができる。特定の部品の洗浄及び/又は交換の際、装置のいくつかの変形形態は、再調整用の施設で、又は手術の直前に操作者によって、その後の使用のために再組立され得る。当業者であれば、装置の再調整において、分解、洗浄/交換、及び再組立のための様々な技術を使用できる点を認識するであろう。かかる技術の使用、及び結果として得られる再調整された装置は、全て本出願の範囲内にある。
あくまで一例として、本明細書に記載される変形形態は、手術の前及び/又は後に滅菌されてもよい。1つの滅菌法では、装置をプラスチック製又はTYVEK製のバックなどの閉鎖及び密封された容器に入れる。次いで、容器及び装置を、γ線、X線、又は高エネルギー電子線などの、容器を透過することができる放射線場に置くことができる。放射線は、装置の表面及び容器内の細菌を死滅させることができる。この後、滅菌された装置は、後の使用のために、滅菌容器中で保管することができる。装置はまた、β線若しくはγ線、エチレンオキシド、又は水蒸気が挙げられるがこれらに限定されない、当該技術分野で既知の任意のその他の技術を用いて滅菌され得る。
以上、本発明の様々な実施形態を図示及び説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者による適切な改変により、本明細書に記載される方法及びシステムの更なる適合化を実現することができる。そのような可能な改変のうちのいくつかについて述べたが、他の改変も当業者には明らかとなるであろう。例えば、上記で論じた実施例、実施形態、形状、材料、寸法、比率、工程などは例示的なものであって、必須のものではない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲の観点から考慮されるべきものであり、本明細書及び図面において図示され説明された構造及び動作の細部に限定されないものとして理解される。
〔実施の態様〕
(1) 外科手術中に使用するための超音波器具であって、
(a)長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成された本体と、
(b)前記本体から突出するシャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが音響導波管を含み、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動をそれに沿って伝達するように構成されている、シャフトアセンブリと、
(c)前記音響導波管に接続された超音波ブレードであって、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動を前記超音波ブレードに伝達するようになっている、超音波ブレードと、
(d)前記本体に接続され、前記超音波ブレードの選択的な動作のために、前記超音波トランスデューサに動作可能に接続するように構成された作動アセンブリであって、
(i)前記本体を概ね囲む外周表面を有し、前記本体に対して選択的に移動可能である起動器リングであって、前記外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるようにアクセス可能であるようになっている、起動器リングと、
(ii)前記起動器リングに接続された起動機構であって、それにより前記起動機構が、前記起動器リングと共に前記本体に対して選択的に移動するように構成されており、前記起動機構の少なくとも一部が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルで前記超音波ブレードを駆動するために、前記超音波トランスデューサを選択的に起動させるように構成された、起動機構と、を備える、作動アセンブリと、を備える、超音波器具。
(2) 前記起動機構は、前記長手方向軸の周囲で前記起動器リングから長手方向に延在する起動カラーを更に含み、前記起動カラーは、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルで前記超音波ブレードを駆動するために、前記超音波トランスデューサを選択的に起動させるように構成されている、実施態様1に記載の超音波器具。
(3) 前記起動カラーは、拡張状態から収縮状態に圧縮可能であり、それにより前記拡張状態において、前記起動カラーは、前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを駆動することを防ぐように構成されており、前記収縮状態において、前記起動カラーは、前記超音波トランスデューサを起動して、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルで前記超音波ブレードを駆動するように構成されている、実施態様2に記載の超音波器具。
(4) 前記起動カラーは、前記拡張状態に向かって前記長手方向軸から外側に半径方向に付勢されている、実施態様3に記載の超音波器具。
(5) 前記起動器リング及び前記起動カラーは、第1の位置と第2の位置との間で前記長手方向軸に沿って選択的に平行移動するように、前記本体に平行移動可能に装着され、それにより前記起動カラーを前記収縮状態に前記第1の位置で圧縮することは、前記超音波トランスデューサが前記第1の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、前記起動カラーを前記収縮状態に前記第2の位置で圧縮することは、前記超音波トランスデューサが前記第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されている、実施態様3に記載の超音波器具。
(6) 前記第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、前記第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルである、実施態様5に記載の超音波器具。
(7) 前記本体は、第1のしるしと第2のしるしとを更に含み、前記第1のしるしは、前記第1の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードが振動することを誘導するように、前記起動器リング及び前記起動カラーが前記第1の位置にあることを、前記操作者に示すように構成されており、前記第2のしるしは、前記第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードが振動することを誘導するように、前記起動器リング及び前記起動カラーが前記第2の位置にあることを、前記操作者に示すように構成されている、実施態様5に記載の超音波器具。
(8) 前記第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、前記第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルであり、前記第1のしるし及び前記第2のしるしは、前記高い及び低い所定の出力レベルの選択をそれぞれ示すように構成されている、実施態様7に記載の超音波器具。
(9) 前記起動器リングは、前記長手方向軸の周辺を回転するように、前記本体に回転可能に装着されており、前記起動機構は、前記起動器リングから突出する起動ボタンを更に含み、前記起動ボタンは、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが振動することを選択的に誘導するように構成されている、実施態様1に記載の超音波器具。
(10) 前記第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、前記第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルである、実施態様9に記載の超音波器具。
(11) 前記起動器リングは、前記本体の周りを自由に回転するように構成されている、実施態様9に記載の超音波器具。
(12) 前記起動器リングは、そこから前記本体まで突出する複数の接触要素を更に含み、前記複数の接触要素は、前記回転可能な起動器リングと前記本体との間で、その間の電気的連通のために、電気的連続性を維持するように構成されている、実施態様11に記載の超音波器具。
(13) 前記複数の接触要素は、複数のポゴピンを含む、実施態様12に記載の超音波器具。
(14) 前記起動ボタンは、第1の位置と、第2の位置と、第3の位置と、の間を選択的に移動可能であり、それにより前記第1の位置で前記起動ボタンは、前記第1の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、前記第2の位置で前記起動ボタンは、前記第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、前記第3の位置で前記起動ボタンは、前記超音波トランスデューサの起動を防ぐように構成されている、実施態様9に記載の超音波器具。
(15) 前記起動器リングは、前記外周表面の周辺に、前記操作者によって更に把持されるための、角度をなして離間された複数の陥凹を更に含む、実施態様9に記載の超音波器具。
(16) 外科手術中に使用するための超音波器具であって、
(a)長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成された本体と、
(b)前記本体から突出するシャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが音響導波管を含み、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動をそれに沿って伝達するように構成されている、シャフトアセンブリと、
(c)前記音響導波管に接続された超音波ブレードであって、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動を前記超音波ブレードに伝達するようになっている、超音波ブレードと、
(d)前記本体に接続され、前記超音波ブレードの選択的な動作のために、前記超音波トランスデューサに動作可能に接続するように構成された作動アセンブリであって、
(i)前記本体に沿って選択的に移動可能である起動器要素であって、外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるためにアクセス可能であるようになっている、起動器要素と、
(ii)前記起動器要素に動作可能に接続された起動機構であって、それにより前記起動機構が、前記起動器要素と共に前記本体に沿って選択的に移動するように構成されており、前記起動機構の少なくとも一部は、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを振動させることを選択的に誘導するように構成された、起動機構と、を備える、作動アセンブリと、を備える、超音波器具。
(17) 外科手術中の超音波器具の動作方法であって、前記超音波器具は、本体と、シャフトアセンブリと、超音波ブレードと、作動アセンブリと、を有し、前記本体は、長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成され、前記シャフトアセンブリは、前記本体から突出し、前記シャフトアセンブリは、音響導波管を含み、前記音響導波管は、前記選択された第1又は第2の所定の振動をそれに沿って伝達するように構成されており、前記超音波ブレードは、前記音響導波管に接続され、それにより前記音響導波管が前記選択された第1又は第2の所定の振動を前記超音波ブレードに伝達するようになっており、前記作動アセンブリは、前記本体に接続され、前記超音波ブレードの選択的な動作のために前記超音波トランスデューサに動作可能に接続されるように構成されており、前記作動アセンブリは前記本体に沿って選択的に移動可能な起動器要素を有し、それにより前記起動器要素は外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるようにアクセス可能であり、起動機構は、前記起動器要素に動作可能に接続され、それにより前記起動機構は、前記起動器要素と共に前記本体に沿って選択的に移動するようになっており、前記方法が、
(a)前記操作者の少なくとも片手で、前記起動器要素を把持することと、
(b)前記起動器要素を前記超音波器具の前記本体に対して前記起動機構と同時に移動させることと、
(c)前記起動機構を係合すること、及び前記第1又は第2の所定の振動のうちの一方で前記超音波ブレードを振動させることを誘導することと、を含む、方法。
(18) 前記起動器要素は、前記本体を概ね囲む起動器リングであって、前記方法は、
(a)前記起動器リング及び前記起動機構を、前記本体に対して、第1の位置と第2の位置との間で移動させることと、
(b)前記第1の所定の振動又は前記第2の所定の振動をそれぞれ選択するために、前記第1の位置及び前記第2の位置のうちの少なくとも1つを選択することと、を更に含む、実施態様17に記載の方法。
(19) 前記起動機構は、前記長手方向軸の周辺で前記起動器リングから長手方向に延在する起動カラーを更に含み、前記起動機構を係合することは、拡張状態から収縮状態に前記起動カラーを圧縮することを更に含む、実施態様18に記載の方法。
(20) 前記起動器要素は、前記本体を概ね囲む起動器リングであって、前記方法は、前記長手方向軸の周辺で前記起動器リングを回転することと、前記外科手術中に前記超音波ブレードを選択された位置に配向することと、を更に含む、実施態様17に記載の方法。

Claims (14)

  1. 外科手術中に使用するための超音波器具であって、
    (a)長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成された本体と、
    (b)前記本体から突出するシャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが音響導波管を含み、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動をそれに沿って伝達するように構成されている、シャフトアセンブリと、
    (c)前記音響導波管に接続された超音波ブレードであって、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動を前記超音波ブレードに伝達するようになっている、超音波ブレードと、
    (d)前記本体に接続され、前記超音波ブレードの選択的な動作のために、前記超音波トランスデューサに動作可能に接続するように構成された作動アセンブリであって、
    (i)前記本体を概ね囲み前記長手方向軸の全周を囲む外周表面を有し、前記本体に対して選択的に移動可能である起動器リングであって、前記外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるようにアクセス可能であるようになっている、起動器リングと、
    (ii)前記起動器リングに接続された起動機構であって、それにより前記起動機構が、前記起動器リングと共に前記本体に対して選択的に移動するように構成されており、前記起動機構の少なくとも起動カラーが、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルで前記超音波ブレードを駆動するために、前記超音波トランスデューサを選択的に起動させるように構成され、前記起動機構の前記起動カラーは前記本体を前記長手方向軸の周りで取り囲み、前記本体に対して前記長手方向軸の全周におけるいかなる角度においても前記本体に向けて内側に押し込まれるように構成され、それによっていかなる角度位置からも超音波トランスデューサを起動するように構成されている、起動機構と、
    を備える、作動アセンブリと、
    を備える、超音波器具。
  2. 前記起動カラーは、拡張状態から収縮状態に圧縮可能であり、それにより前記拡張状態において、前記起動カラーは、前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを駆動することを防ぐように構成されており、前記収縮状態において、前記起動カラーは、前記超音波トランスデューサを起動して、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルで前記超音波ブレードを駆動するように構成されている、請求項に記載の超音波器具。
  3. 前記起動カラーは、前記拡張状態に向かって前記長手方向軸から外側に半径方向に付勢されている、請求項に記載の超音波器具。
  4. 前記起動器リング及び前記起動カラーは、第1の位置と第2の位置との間で前記長手方向軸に沿って選択的に平行移動するように、前記本体に平行移動可能に装着され、それにより前記起動カラーを前記収縮状態に前記第1の位置で圧縮することは、前記超音波トランスデューサが前記第1の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、前記起動カラーを前記収縮状態に前記第2の位置で圧縮することは、前記超音波トランスデューサが前記第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されている、請求項に記載の超音波器具。
  5. 前記第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、前記第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルである、請求項に記載の超音波器具。
  6. 前記本体は、第1のしるしと第2のしるしとを更に含み、前記第1のしるしは、前記第1の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードが振動することを誘導するように、前記起動器リング及び前記起動カラーが前記第1の位置にあることを、前記操作者に示すように構成されており、前記第2のしるしは、前記第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波ブレードが振動することを誘導するように、前記起動器リング及び前記起動カラーが前記第2の位置にあることを、前記操作者に示すように構成されている、請求項に記載の超音波器具。
  7. 前記第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、前記第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルであり、前記第1のしるし及び前記第2のしるしは、前記高い及び低い所定の出力レベルの選択をそれぞれ示すように構成されている、請求項に記載の超音波器具。
  8. 前記起動器リングは、前記長手方向軸の周辺を回転するように、前記本体に回転可能に装着されており、前記起動機構は、前記起動器リングから突出する起動ボタンを更に含み、前記起動ボタンは、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが振動することを選択的に誘導するように構成されている、請求項1に記載の超音波器具。
  9. 前記第1の所定の出力レベルは、高い所定の出力レベルであり、前記第2の所定の出力レベルは、低い所定の出力レベルである、請求項に記載の超音波器具。
  10. 前記起動器リングは、前記本体の周りを自由に回転するように構成されている、請求項に記載の超音波器具。
  11. 前記起動器リングは、そこから前記本体まで突出する複数の接触要素を更に含み、前記複数の接触要素は、前記回転可能な起動器リングと前記本体との間で、その間の電気的連通のために、電気的連続性を維持するように構成されている、請求項10に記載の超音波器具。
  12. 前記起動ボタンは、第1の位置と、第2の位置と、第3の位置と、の間を選択的に移動可能であり、それにより前記第1の位置で前記起動ボタンは、前記第1の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、前記第2の位置で前記起動ボタンは、前記第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを振動させることを誘導するように構成されており、前記第3の位置で前記起動ボタンは、前記超音波トランスデューサの起動を防ぐように構成されている、請求項に記載の超音波器具。
  13. 前記起動器リングは、前記外周表面の周辺に、前記操作者によって更に把持されるための、角度をなして離間された複数の陥凹を更に含む、請求項に記載の超音波器具。
  14. 外科手術中に使用するための超音波器具であって、
    (a)長手方向軸を画定し、第1の所定の出力レベルの超音波振動と第2の所定の出力レベルの超音波振動とを選択的に生成するための超音波トランスデューサを受容するように構成された本体と、
    (b)前記本体から突出するシャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが音響導波管を含み、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動をそれに沿って伝達するように構成されている、シャフトアセンブリと、
    (c)前記音響導波管に接続された超音波ブレードであって、前記音響導波管が、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動を前記超音波ブレードに伝達するようになっている、超音波ブレードと、
    (d)前記本体に接続され、前記超音波ブレードの選択的な動作のために、前記超音波トランスデューサに動作可能に接続するように構成された作動アセンブリであって、
    (i)前記本体に沿って選択的に移動可能である起動器要素であって、外周表面全体の周囲で操作者によって把持されるためにアクセス可能であるようになっている、起動器要素と、
    (ii)前記起動器要素に動作可能に接続された起動機構であって、それにより前記起動機構が、前記起動器要素と共に前記本体に沿って選択的に移動するように構成されており、前記起動機構の少なくとも起動カラーは、前記選択された第1又は第2の所定の出力レベルの前記超音波振動で前記超音波トランスデューサが前記超音波ブレードを振動させることを選択的に誘導するように構成され、前記起動機構の前記起動カラーは前記本体を前記長手方向軸の周りで取り囲み、前記本体に対して前記長手方向軸の全周におけるいかなる角度においても前記本体に向けて内側に押し込まれるように構成され、それによっていかなる角度位置からも超音波トランスデューサを起動するように構成されている、起動機構と、
    を備える、作動アセンブリと、
    を備える、超音波器具。
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