JP6840153B2 - 射出成形を用いてワイパゴムを製造する装置および方法 - Google Patents

射出成形を用いてワイパゴムを製造する装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形型を備え、射出成形型は、上側部分と下側部分とを有し、上側部分および/または下側部分内に、成形材料を受容する少なくとも1つのキャビティが形成されている、ワイパゴムを製造する装置に関する。本発明は、本発明に係る装置を用いてワイパゴムを製造する方法にも関する。
従来技術
従来技術において、ワイパゴム、特に自動車用のワイパゴムを製造する方法は、複数公知である。例えばワイパゴムは、射出成形型内で製造することができる。このような射出成形型は、上側部分と下側部分とを有し、上側部分および下側部分は、それぞれ、成形材料を受容するキャビティを有する。ワイパゴムの製造時、上側部分と下側部分とは、積み重ねられる。その際、キャビティにより、上側部分と下側部分との間には、ワイパゴムの形状を有するネガ型の輪郭が生じる。その後、キャビティ内に成形材料が射出され、成形材料は、キャビティを充填し、これにより、ネガ型の輪郭も完全に充填する。成形材料の硬化後、射出成形型は、開放され、製造されたワイパゴムは、キャビティから取り出される。
欧州特許出願公開第1050442号明細書は、ワイパブレードを製造する方法を開示している。この方法の場合、まず、複数のワイパブレードの連結体を製造し、エッジにおける切断により互いに分離し、個別化により複数の個々のワイパブレードを得ている。この場合、複数のワイパブレードの連結体は、様々な方法で製造され得る。特に挙げられているのは、射出成形および圧縮成形である。
独国特許出願公開第102009001043号明細書は、ウインドウワイパ用のワイパブレードと、このワイパブレードを製造する方法とを開示している。この場合、ワイパブレードは、布帛からなるインサートを取り囲むエラストマー材料からなるワイパゴムを有している。ワイパブレードあるいはワイパゴムの製造は、押し出し機の型を通した押し出しにより実施される。
欧州特許出願公開第1288089号明細書は、ワイパブレードと、このワイパブレードを製造する方法とを開示している。この場合、まず、ゴム形材を押し出しにより製造し、その後、横方向で圧縮、つまりプレスする。続いてこの形材に、シャープなエッジを形成するポリマー層を被覆する。
独国特許出願公開第102012209953号明細書は、払拭条片を製造する方法を開示している。この場合、まず、押し出し機内で、ダブルストランドを押し出し、続いてこのダブルストランドを切断により2つのシングルストランドに分割する。このとき、上述のダブルストランドは、後に払拭エッジとなる領域で裁断される。
発明の開示
提案するのは、上側部分と下側部分とを有する射出成形型を備える、ワイパゴムを製造する装置である。提案する装置では、上側部分および/または下側部分内に、成形材料を受容する少なくとも1つのキャビティが形成されている。
好ましくは、上側部分および下側部分内にそれぞれ少なくとも1つのキャビティが形成されている。特に好ましくは、上側部分および下側部分内にそれぞれ複数のキャビティが形成されている。この場合、キャビティは、上側部分内に設けられたそれぞれのキャビティが、下側部分内に設けられたそれぞれ1つのキャビティと相俟って、製造したいワイパゴムの1つの輪郭を有するように、上側部分および下側部分内に配置されている。
本発明により、上側部分および/または下側部分内に、少なくとも1つのキャビティに隣接する少なくとも1つの空所が形成されており、上側部分内に設けられた少なくとも1つの空所内に、上側部分に対して相対的に可動なインサート部分が配置されており、かつ/または下側部分内に設けられた少なくとも1つの空所内に、下側部分に対して相対的に可動なインサート部分が配置されている。
好ましくは、上側部分および下側部分内にそれぞれ少なくとも1つの空所が形成されている。特に好ましくは、上側部分および下側部分内にそれぞれ複数の空所が形成されている。この場合、各空所は、まさに1つのキャビティに隣接し、各空所内には、1つのインサート部分が配置されている。
本発明の有利な一形態によれば、空所は、少なくとも略台形の横断面を有し、空所の台形の横断面の、互いに対向する少なくとも2つの壁は、互いに傾いて延びている。
本発明の有利な一形態によれば、インサート部分は、少なくとも略台形の横断面を有し、インサート部分の台形の横断面の、互いに反対側に位置する少なくとも2つの面は、互いに傾いて延びている。
この場合、有利には、空所およびインサート部分は、射出成形型の閉鎖時、インサート部分が、空所に隣接するキャビティに向かって押されるように配置されている。このとき、インサート部分は、キャビティと空所との間の接続部を閉鎖する。これによりインサート部分は、キャビティを画定する。これにより、キャビティ内に存在する成形材料が空所内に流入してしまうことは、防止されている。
本発明の好ましい一形態によれば、空所およびインサート部分は、射出成形型の閉鎖時、上側の空所内に配置された上側のインサート部分が、下側の空所内に配置された下側のインサート部分と接触するように配置されている。
このとき、上側の空所内に配置された上側のインサート部分は、下側の空所内に配置された下側のインサート部分を、射出成形型の下側部分内に押し込むとともに、下側の空所に隣接する下側のキャビティに向かって押す。同じく、下側の空所内に配置された下側のインサート部分は、上側の空所内に配置された上側のインサート部分を、射出成形型の上側部分内に押し込むとともに、上側の空所に隣接する上側のキャビティに向かって押す。
射出成形型を開放したとき、インサート部分は、好ましくは、上側部分および/または下側部分の表面から突出する。その際、上側部分の表面は、射出成形型の閉鎖時、下側部分に面した面であり、下側部分の表面は、射出成形型の閉鎖時、上側部分に面した面である。
射出成形型を閉鎖したとき、好ましくは、インサート部分の上面は、上側部分および/または下側部分の表面と面一になる。
特に好ましくは、射出成形型を開放したとき、インサート部分は、空所の、上側部分および/または下側部分の表面とは反対側に位置する内壁から離間している。
本発明の有利な一形態によれば、インサート部分は、ねじにより上側部分および/または下側部分内に保持されている。このとき、ねじは、堅固にインサート部分に結合されており、同じく、インサート部分とともに、上側部分および/または下側部分に対して相対的に可動である。
さらに提案するのは、射出成形型を備え、射出成形型は、上側部分と下側部分とを有し、上側部分および/または下側部分内に、成形材料を受容する少なくとも1つのキャビティが形成されており、かつ上側部分および/または下側部分内に、少なくとも1つのキャビティに隣接する少なくとも1つの空所が形成されており、少なくとも1つの空所内に、インサート部分が配置されており、インサート部分は、上側部分および/または下側部分に対して相対的に可動である、本発明に係る装置を用いて、ワイパゴムを製造する方法である。
この場合、ワイパゴムを製造する本発明に係る方法は、
射出成形型を閉鎖し、これにより、インサート部分を、空所に隣接するキャビティに向かって押す工程と、
成形材料をキャビティ内に射出する工程と、
射出成形型を開放する工程と、
ワイパゴムをキャビティから取り出す工程と、
を備える。
発明の利点
本発明に係る装置を用いて、ひいては本発明に係る方法により、比較的シャープな払拭エッジを有するワイパゴムを製造することができる。この場合、ワイパゴムの払拭エッジは、インサート部分が、キャビティに隣接し、キャビティと空所との間の接続部を閉鎖する領域に生じる。その際、インサート部分は、射出成形型の閉鎖時、空所およびインサート部分の幾何学的な構成に基づいて、所定の力でキャビティに向かって押される。これによりインサート部分は、キャビティと空所との間の接続部を確実に閉鎖し、キャビティ内に存在する成形材料が空所内に流入してしまうのを防止する。インサート部分がキャビティに隣接する領域には、これにより略直角のエッジが形成されており、このエッジは、内アールをほとんどまたはまったく有しない。その際、これにより、この領域に比較的シャープな払拭エッジが生じる。
有利には、ワイパゴムの払拭エッジは、その際、射出成形型内で直接形成される。シャープな払拭エッジを形成するためにワイパゴムを後に切断することは、これにより不要である。これにより、ワイパゴムを切断する別個のプロセス工程は、省略される。これにより、製造時間は有利には短縮され、製造コストは有利には低下される。
発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、以下の説明に基づき、詳しく説明する。
閉鎖した状態の、ワイパゴムを製造する装置の射出成形型の断面図である。 開放した状態の射出成形型の下側部分の拡大断面図である。 変更を加えた射出成形型の下側部分の、図2と類似の断面図である。
発明の実施の形態
発明の実施の形態の以下の説明において、同一または類似の要素には、同一の符号を付し、これらの要素について毎度繰り返し説明することは省略する。図面は、本発明の対象を概略的にのみ示している。
図1は、閉鎖した状態の、ワイパゴムを製造する装置の射出成形型10の断面図である。射出成形型10は、上側部分20と下側部分40とを有する。図1に示した状態では、射出成形型10は、閉鎖されており、上側部分20は、下側部分40上に面一に載置されている。
射出成形型10の下側部分40は、略平坦な下側の表面45を有し、下側の表面45は、射出成形型10を閉鎖した状態で上側部分20に面している。下側部分40の下側の表面45内には、複数の下側のキャビティ41が形成されている。さらに、下側部分40の下側の表面45内には、複数の下側の空所42が形成されている。下側のキャビティ41と、下側の空所42とは、それぞれ1つの下側のキャビティ41が1つの下側の空所42に隣接するように配置されている。
各下側の空所42は、略台形の横断面を有する。各下側の空所42内には、下側のインサート部分50が配置されている。下側のインサート部分50も、略台形の横断面を有する。下側のインサート部分50は、ねじ15により下側部分40内に保持されている。下側のインサート部分50は、下側部分40に対して相対的に可動である。ねじ15は、堅固に下側のインサート部分50に結合されている。これにより、ねじ15も、下側部分40に対して相対的に可動である。
射出成形型10の上側部分20は、略平坦な上側の表面25を有し、上側の表面25は、射出成形型10を閉鎖した状態で下側部分40に面している。上側部分20の上側の表面25内には、複数の上側のキャビティ21が形成されている。さらに、上側部分20の上側の表面25内には、複数の上側の空所22が形成されている。上側のキャビティ21と、上側の空所22とは、それぞれの上側のキャビティ21がそれぞれ1つの上側の空所22に隣接するように配置されている。
各上側の空所22は、略台形の横断面を有する。各上側の空所22内には、上側のインサート部分30が配置されている。上側のインサート部分30も、略台形の横断面を有する。上側のインサート部分30は、ねじ15により上側部分20内に保持されている。上側のインサート部分30は、上側部分20に対して相対的に可動である。ねじ15は、堅固に上側のインサート部分30に結合されている。これにより、ねじ15も、上側部分20に対して相対的に可動である。
この場合、上側部分20内に設けられた上側のキャビティ21と、下側部分40内に設けられた下側のキャビティ41とは、それぞれの上側のキャビティ21が、それぞれ1つの下側のキャビティ41と相俟って、製造したいワイパゴムのネガ型の輪郭を形成するように配置されている。
下側の空所42と、上側の空所22とは、射出成形型10が閉鎖されているとき、それぞれの上側の空所22がそれぞれ1つの下側の空所42に隣接して位置するように配置されている。また、下側のインサート部分50と、上側のインサート部分30とは、射出成形型10が閉鎖されているとき、それぞれの上側のインサート部分30がそれぞれ1つの下側のインサート部分50と接触するように配置されている。
図2は、開放した状態の射出成形型10の下側部分40の拡大断面図である。下側の空所42は、この場合、既に言及したように略台形の横断面を有する。
下側の空所42は、前壁43と、背壁44と、内壁46とにより画定されている。下側の表面45は、台形の横断面の第4の辺を規定している。本形態では、背壁44が、直近に位置する下側のキャビティ41に面している。この場合、背壁44は、下側の表面45に対して略直角に延びている。
背壁44に対向する前壁43は、背壁44に対して傾いて、かつ下側の表面45に対して傾いて延びている。内壁46は、背壁44に対して略直角に、かつ下側の表面45に対して略平行に延びている。
下側のインサート部分50も、既に言及したように略台形の横断面を有する。下側のインサート部分50は、前面53と、背面54と、上面55と、下面56とを有する。その際、上面55は、下面56に対して略平行に延びている。背面54は、上面55および下面56に対して直角に延びている。前面53は、背面54に対して傾いて、かつ上面55および下面56に対して傾いて延びている。その際、前面53は、背面54とは反対側に位置する。下側のインサート部分50は、背面54が背壁44に当接するように下側の空所42内に収容されている。さらに前面53は、前壁43に当接する。下面56は、内壁46に隣接して位置する。上面55は、下側の表面45に対して平行にずらされて延びている。
ねじ15は、内壁46を貫き、下側のインサート部分50の下面56内にねじ込まれている。このとき、ねじ15は、下側のインサート部分50が下側の空所42から脱落するのを防止する。ねじ15は、堅固に下側のインサート部分50に結合されており、下側のインサート部分50とともに下側部分40に対して相対的に可動である。
下側のインサート部分50の背面54は、切欠きを有する。これにより、下側のインサート部分50の背面54は、上面55に隣接する領域と、下面56に隣接する領域とで、下側の空所42の背壁44に当接する。中央領域では、背面54は、背壁44から離間している。
図2に示した、射出成形型10を開放した状態では、下側のインサート部分50は、下側の空所42から突出している。このとき、下側のインサート部分50の上面55は、第1の間隔71の分だけ下側部分40の下側の表面45から離間している。同じく下側のインサート部分50の下面56は、第2の間隔72の分だけ下側の空所42の内壁46から離間している。
このとき、第2の間隔72は、第1の間隔71以上である。本形態では、第1の間隔71は、約0.03mmである。第2の間隔72は、本形態では、約0.1mmである。
下側部分40の前壁43の、背壁44に対する傾きは、本形態では、約6°である。同じく下側のインサート部分50の前面53の、背面54に対する傾きは、約6°である。
上側部分20は、下側部分40に対して対称に構成されている。上側部分20内に設けられた上側の空所22は、幾何学的に、下側部分40内に設けられた下側の空所42と同様に構成されている。同じく、上側の空所22内に設けられた上側のインサート部分30は、下側の空所42内に設けられた下側のインサート部分50と同様に構成されている。
ワイパゴムを製造するには、まず、図1に示したように射出成形型10を閉鎖する。射出成形型10を閉鎖してやると、このとき、上側のインサート部分30は、下側のインサート部分50と直接接触する。すると、上側のインサート部分30は、上側の空所22内に押し込まれ、下側のインサート部分50は、下側の空所42内に押し込まれる。
前面53および前壁43が傾いて延びていることに基づいて、下側のインサート部分50は、背壁44方向にも押され、ひいては、隣接する下側のキャビティ41方向にも押される。これと同様に、上側のインサート部分30は、隣接する上側のキャビティ21方向に押される。これにより、下側のインサート部分50は、下側のキャビティ41を封止し、上側のインサート部分30は、上側のキャビティ21を封止する。
図1に示したように、射出成形型10を完全に閉鎖すると、下側のインサート部分50の上面55は、下側部分40の下側の表面45と面一になる。同じく、上側のインサート部分30の相応の上面は、上側部分20の上側の表面25と面一になる。
続いて成形材料をキャビティ21,41内に射出する。成形材料の加硫および硬化を行った後、射出成形型10を再び開放する。その際、下側のインサート部分50は、再び部分的に下側の空所42から進出する。同じく、上側のインサート部分30は、部分的に上側の空所22から進出する。射出成形型10を開放したとき、下側のインサート部分50の上面55は、再び第1の間隔71の分だけ下側部分40の下側の表面45から離間する。
続いて、完成したワイパゴムを下側のキャビティ41から取り出すことができる。
図3は、開放した状態の、変更を加えた射出成形型10の下側部分40、図2と類似の断面図である。
図1および2に示した射出成形型10の場合、キャビティ21,41は、常に同じ向きに方向付けられている。このことは、キャビティ21,41の、払拭エッジが形成される領域が、同じ向きに方向付けられていることを意味する。これにより、キャビティ21,41と、空所22,42とは、上側部分20および下側部分40内に1つずつ交互に配置されている。
図3に示した、変更を加えた射出成形型10の下側部分40の場合、下側のキャビティ41および下側の空所42のそれぞれは、交互に向きを変えて方向付けられている。このことは、それぞれ2つの下側の空所42が隣り合って位置し、それぞれ2つの下側のキャビティ41が隣り合って位置することを意味している。隣接配置される2つの下側のキャビティ41の、ワイパゴムの払拭エッジが形成される領域は、対向している、または背向している。
上側のキャビティ21および上側の空所22は、上側部分20内に相応に配置されている。
本発明は、ここで説明した実施例およびその中で取り上げた態様に限定されるものではない。むしろ、特許請求の範囲に記載した範囲内で、当業者が実施できる範囲内にある多数の改変が可能である。

Claims (10)

  1. 射出成形型(10)を備え、
    前記射出成形型(10)は、上側部分(20)と下側部分(40)とを有し、前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)内に、成形材料を受容する少なくとも1つのキャビティ(21,41)が形成されている、
    ワイパゴムを製造する装置であって、
    前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)内に、前記少なくとも1つのキャビティ(21,41)に隣接する少なくとも1つの空所(22,42)が形成されており、かつ
    前記少なくとも1つの空所(22,42)内に、インサート部分(30,50)が配置されており、前記インサート部分(30,50)は、前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)に対して相対的に可動である、
    ことを特徴とする、ワイパゴムを製造する装置。
  2. 前記空所(22,42)は、少なくとも略台形の横断面を有し、前記空所(22,42)の前記断面の、互いに対向する少なくとも2つの壁(43,44)は、互いに傾いて延びていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 前記インサート部分(30,50)は、少なくとも略台形の横断面を有し、前記インサート部分(30,50)の前記断面の、互いに反対側に位置する少なくとも2つの面(53,54)は、互いに傾いて延びていることを特徴とする、請求項2記載の装置。
  4. 前記空所(22,42)および前記インサート部分(30,50)は、前記射出成形型(10)の閉鎖時、前記インサート部分(30,50)が、前記空所(22,42)に隣接する前記キャビティ(21,41)に向かって押されるように配置されていることを特徴とする、請求項3記載の装置。
  5. 前記空所(22,42)および前記インサート部分(30,50)は、前記射出成形型(10)の閉鎖時、上側の前記空所(22)内に配置された上側の前記インサート部分(30)が、下側の前記空所(42)内に配置された下側の前記インサート部分(50)と接触するように配置されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 前記射出成形型(10)を開放したとき、前記インサート部分(30,50)は、前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)の表面(25,45)から突出することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 前記射出成形型(10)を閉鎖したとき、前記インサート部分(30,50)の上面(55)は、前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)の前記表面(25,45)と面一になることを特徴とする、請求項6記載の装置。
  8. 前記射出成形型(10)を開放したとき、前記インサート部分(30,50)は、前記空所(22,42)の、前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)の表面(25,45)とは反対側に位置する内壁(46)から離間していることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 前記インサート部分(30,50)は、ねじ(15)により前記上側部分(20)および/または前記下側部分(40)内に保持されていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載の装置を用いてワイパゴムを製造する方法であって、
    前記射出成形型(10)を閉鎖し、これにより、前記インサート部分(30,50)を、前記空所(22,42)に隣接する前記キャビティ(21,41)に向かって押す工程と、
    成形材料を前記キャビティ(21,41)内に射出する工程と、
    前記射出成形型(10)を開放する工程と、
    前記ワイパゴムを取り出す工程と、
    を備える、ワイパゴムを製造する方法。
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