JP6839998B2 - 環境放射線モニタリング装置 - Google Patents
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Description
前記逆問題演算部は、放射性核種のエネルギーとその放出割合を記憶している核種分析データベースを保持しており、この核種分析データベースを利用して、前記検出器に入射した放射線核種の特定を行い、
前記逆問題演算部は、前記検出器に入射した放射線核種を特定すると、監視が不要な放射線核種のエネルギースペクトル成分を、抽出したエネルギースペクトルから削除し、この削除されたエネルギースペクトルに対して逆問題演算の逆演算を実施して、監視の不要な放射線核種が削除された波高スペクトルを取得することを特徴とする。
前記逆問題演算部は、放射性核種のエネルギーとその放出割合を記憶している核種分析データベースを保持しており、この核種分析データベースを利用して、前記検出器に入射した放射線核種の特定を行い、
前記逆問題演算部は、前記検出器に入射した放射線核種を特定すると、監視が不要な放射線核種のエネルギースペクトル成分を、抽出したエネルギースペクトルから削除し、この削除されたエネルギースペクトルに対して逆問題演算の逆演算を実施して、監視の不要な放射線核種が削除された波高スペクトルを取得することを特徴とすることにより、計測する放射線の線量の変動とともに、該変動の要因となる放射性核種を同時に計測することができるので、線量の変動要因解析が可能となる。
実施の形態1に関して、図1から図5を参照して説明する。本発明の実施の形態に係る環境放射線モニタリング装置は、図1に示すとおり、局舎101と呼ばれる収納庫に設置されることが多い。局舎101では、検出器1を屋外に設置して、放射線計測を行なう。同図は、検出器1を局舎101の屋上に設置する場合について表しているが、地面に直接設置する場合も多い。局舎101の中に、信号処理ユニットが設置されている。
部5は、アナログ回路4から出力されたパルスの波高を計測して、その波高に応じたスペクトルとして出力する。記録媒体6は、信号処理ユニット3(波高分析部5、線量率演算部7および逆問題演算部8)で算出した結果を蓄積する媒体である。線量率演算部7は、波高分析部5から出力された波高スペクトルを計数して、計数および計数率並びに換算係数を用いて線量および線量率を演算する。逆問題演算部8は、本発明に係り、新たに設置している。逆問題演算部8の出力データも記録媒体6に出力される。
D=Σi (Gi×Ni)
射線モニタリング装置の例を示すブロック図である。図3では線量率演算部7に入力するデータが波高分析部5から出力される波高スペクトルである場合について述べた。図5に示すブロック図の通り、アナログ回路4のアナログパルス(電気パルス信号)が線量率演算部7に直接入力される場合もある。伝統的な演算方式であるDBM(Discrimination Bias Modulation)方式が該当する。
M=R・S (数式1)
S=R−1・M (数式2)
実施の形態2に係わる環境放射線モニタリング装置について、図を、適宜、参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る環境放射線モニタリング装置100は、検出器1、検出器ケーブル2、信号処理ユニット3、表示部9などから構成されている(図3および図5を参照のこと)。検出器1と信号処理ユニット3は、検出器ケーブル2で接続されている。信号処理ユニット3は、アナログ回路4、波高分析部5、記録媒体6、線量率演算部7、逆問題演算部8などから構成されている。なお、同図は環境放射線モニタリング装置の説明のために簡単に表したものであり、実際の環境放射線モニタリング装置の構成は、オプション装置が備わっていたり、一部が存在しなかったり、一部または全部が一体と成っている。
62keV、放出割合は85%、ということが、核種分析データベース83に格納されているデータから判別できる。例えば、抽出されたエネルギースペクトルのエネルギー弁別段の単位が10keVである場合、セシウム−137が放出するエネルギー662keVの放射線は、660keV以上670keV以下の領域に検出され、計数されることになる。
実施の形態3に係わる環境放射線モニタリング装置について、図を、適宜、参照しなが
ら説明する。本発明の実施の形態に係る環境放射線モニタリング装置100は、検出器1、検出器ケーブル2、信号処理ユニット3、表示部9などから構成されている(図3および図5を参照のこと)。検出器1と信号処理ユニット3は、検出器ケーブル2で接続されている。信号処理ユニット3は、アナログ回路4、波高分析部5、記録媒体6、線量率演算部7、逆問題演算部8などから構成されている。なお、同図は環境放射線モニタリング装置の説明のために簡単に表したものであり、実際の環境放射線モニタリング装置の構成は、オプション装置が備わっていたり、一部が存在しなかったり、一部または全部が一体と成っている。
た、波高スペクトル11bは、放射線核種Bのスペクトル成分12bに由来する。
実施の形態4に係わる環境放射線モニタリング装置について、図を、適宜、参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る環境放射線モニタリング装置100は、検出器1、検出器ケーブル2、信号処理ユニット3、表示部9などから構成されている(図3および図5を参照のこと)。検出器1と信号処理ユニット3は、検出器ケーブル2で接続されている。信号処理ユニット3は、アナログ回路4、波高分析部5、記録媒体6、線量率演算部7、逆問題演算部8などから構成されている。なお、同図は環境放射線モニタリング装置の説明のために簡単に表したものであり、実際の環境放射線モニタリング装置の構成は、オプション装置が備わっていたり、一部が存在しなかったり、一部または全部が一体と成っている。
のパルス波高をもつパルスは、マルチチャンネルアナライザーB53に入力する。
実施の形態5に係わる環境放射線モニタリング装置について、図を、適宜、参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る環境放射線モニタリング装置100は、検出器1、検出器ケーブル2、信号処理ユニット3、表示部9などから構成されている(図3および図5を参照のこと)。検出器1と信号処理ユニット3は、検出器ケーブル2で接続されている。信号処理ユニット3は、アナログ回路4、波高分析部5、記録媒体6、線量率演算部7、逆問題演算部8などから構成されている。なお、同図は環境放射線モニタリング装置の説明のために簡単に表したものであり、実際の環境放射線モニタリング装置の構成は、オプション装置が備わっていたり、一部が存在しなかったり、一部または全部が一体と成っている。
各マルチチャンネルアナライザーを適合させることにより、監視重要度の高い特定のエネルギーバンドのみにチャンネル数を多くして該エネルギーバンドを高分解能にすることを特徴とする。
実施の形態6に係わる環境放射線モニタリング装置について、図を、適宜、参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る環境放射線モニタリング装置100は、検出器1、検出器ケーブル2、信号処理ユニット3、表示部9などから構成されている(図3および図5を参照のこと)。検出器1と信号処理ユニット3は、検出器ケーブル2で接続されている。信号処理ユニット3は、アナログ回路4、波高分析部5、記録媒体6、線量率演算部7、逆問題演算部8などから構成されている。なお、同図は環境放射線モニタリング装置の説明のために簡単に表したものであり、実際の環境放射線モニタリング装置の構成は、オプション装置が備わっていたり、一部が存在しなかったり、一部または全部が一体と成っている。
核種分析データベース83と、指定チャンネル計数合算機能84とを備えている。逆問題演算機能81は、既述の逆問題演算部8の主機能である。
ーバンドに、重要度が低い放射線核種(監視の不要な放射性物質)を含むエネルギーバンドよりもエネルギー弁別段数が多く設定されている。
Claims (9)
- 放射線が入射すると電気パルス信号を出力する検出器と、
前記検出器から出力された電気パルス信号を増幅するアナログ回路と、
前記アナログ回路で増幅された電気パルス信号から波高を読み取って波高スペクトルを抽出する波高分析部と、
前記アナログ回路で増幅された電気パルス信号または前記波高分析部で抽出された波高スペクトルを基に、前記検出器に入射した放射線の線量または線量率を算出する線量率演算部と、
前記波高分析部で抽出された波高スペクトルに対して逆問題演算を実施し、前記検出器に入射した放射線のエネルギースペクトルを抽出する逆問題演算部とを、備えていて、
前記逆問題演算部は、
放射性核種のエネルギーとその放出割合を記憶している核種分析データベースを保持しており、この核種分析データベースを利用して、前記検出器に入射した放射線核種の特定を行い、
前記逆問題演算部は、
前記検出器に入射した放射線核種を特定すると、
監視が不要な放射線核種のエネルギースペクトル成分を、抽出したエネルギースペクトルから削除し、
この削除されたエネルギースペクトルに対して逆問題演算の逆演算を実施して、監視の不要な放射線核種が削除された波高スペクトルを取得することを特徴とする環境放射線モニタリング装置。 - 前記線量率演算部で算出された線量または線量率、前記波高分析部で抽出された波高スペクトル、および前記逆問題演算部で抽出されたエネルギースペクトルを格納する記憶媒体を、さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の環境放射線モニタリング装置。
- 前記逆問題演算部で抽出された放射線のエネルギースペクトルと、前記線量率演算部で算出された線量または線量率を同時に表示する表示部とを、さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の環境放射線モニタリング装置。
- 前記逆問題演算部は、
抽出したエネルギースペクトルに対して、逆問題演算の逆演算を実施することにより、波高スペクトルを取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の環境放射線モニタリング装置。 - 前記波高分析部は、
第1のマルチチャンネルアナライザーと第2のマルチチャンネルアナライザーを有していることを特徴とする請求項1に記載の環境放射線モニタリング装置。 - 前記第1のマルチチャンネルアナライザーと前記第2のマルチチャンネルアナライザーは、同じチャンネル数が設定されていることを特徴とする請求項5に記載の環境放射線モニタリング装置。
- 前記第1のマルチチャンネルアナライザーと前記第2のマルチチャンネルアナライザーは、監視の重要度に応じて異なるチャンネル数が設定されていることを特徴とする請求項5に記載の環境放射線モニタリング装置。
- 前記第1のマルチチャンネルアナライザーまたは前記第2のマルチチャンネルアナライザーでは、重要度がより高い放射線核種を含むエネルギーバンドに、重要度が低い放射線核種を含むエネルギーバンドよりもエネルギー弁別段数が多く設定されていることを特徴とする請求項5に記載の環境放射線モニタリング装置。
- 前記逆問題演算部は、200keVから600keVの範囲に、最も多いエネルギー弁別段数が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の環境放射線モニタリング装置。
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JP2018146231A JP2018146231A (ja) | 2018-09-20 |
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