JP6839842B2 - セラミックス製スパッタリングターゲット及びその製造方法 - Google Patents

セラミックス製スパッタリングターゲット及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、スパッタリング時に発生するパーティクル数が低減されるセラミックス製スパッタリングターゲット及びその製造方法に関する。
スパッタリングは、主に半導体デバイスの分野において、半導体デバイスを構成する薄膜の形成に用いられている。そして、スパッタリングによって薄膜を形成する際は、スパッタリング源となるスパッタリングターゲットの表面を、加速された粒子によってスパッタする。このとき、運動量の交換により、スパッタリングターゲットを構成する原子が空間に放出される。スパッタリングターゲットに対向する位置に基板を配しておくことで、スパッタリングターゲットから放出された粒子が基板上に堆積し、基板上に薄膜が形成される。
ところで、スパッタリングによって薄膜を形成する際に、通常、スパッタリングの最中にスパッタリングターゲットからパーティクルと呼ばれる微細な粉塵が生じる。スパッタリングによって半導体デバイスを作製する際に、このようなパーティクルが半導体デバイスに付着すると、半導体デバイスの不良の原因となる。特に近年、半導体デバイスを用いた集積回路は、ますます高集積化されており、このようなパーティクルが、集積回路の歩留まり低下の大きな原因となっている。それゆえ、このようなパーティクルの発生を抑えることが非常に重要な課題となっている。
スパッタされる面の算術平均粗さRaが0.01μm以下であるスパッタリングターゲットが提案されている(特許文献1)。特許文献1では、スパッタリング時に生じるパーティクルの量は、スパッタリングターゲット表面の粗度に依存するとし、スパッタされる面に、鏡面加工を施して平滑な面とすることにより、パーティクルの発生量を低減している。
しかしながら、スパッタリングターゲットが単一金属か合金である場合は、パーティクルの発生が比較的抑えられるものの、スパッタリングターゲットが、酸化物、窒化物、硫化物、ヨウ化物、臭化物などのセラミックス製である場合、特許文献1の発明である、表面の全面を鏡面にしたスパッタリングターゲットでは、表面の全面を鏡面にしていないスパッタリングターゲットよりも、より多くのパーティクルが発生してしまう。この理由として、ターゲットが単一金属か合金であれば、これらの粒子(パーティクル)が逆スパッタリング(リデポジッション)によってターゲット表面の鏡面部分に付着すると、そのまま固着するが、セラミックスの場合、一般に高融点で表面エネルギーが小さいため、一旦パーティクルが鏡面部分に付着しても、固着せずに分離しやすいためである。このため、セラミックス製ターゲットでもパーティクル数が増加しない、新規なスパッタリングターゲットが要望されていた。
特許第3867328号公報
本発明は、スパッタ中に発生するパーティクル数が低減される酸化物等のセラミックス製スパッタリングターゲット及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記した課題を解決するために鋭意研究した結果、鏡面にしたセラミックス製スパッタリングターゲットでスパッタした時に生ずるパーティクル数の増加は、スパッタリングターゲット表面のスパッタされない部分の表面粗さに依存し、スパッタされない面を所定の算術平均粗さRaを有する粗い面とすることにより、パーティクルの発生量を低減できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の事項からなる。
本発明のセラミックス製スパッタリングターゲットは、スパッタされる面側のスパッタされる部分の算術平均粗さRaが0.03μm以下であり、スパッタされる面側のスパッタされない部分の算術平均粗さRaが0.2μm以上であることを特徴とする。
本発明では、上記の構成を有することで、スパッタリングに際して、パーティクル数の増加を防止でき、また、パーティクル数を、スパッタ面全体の算術平均粗さRaを0.03μm以下とした場合に比べて低減することができる。
本発明のセラミックス製スパッタリングターゲットの製造方法は、スパッタされる面側のスパッタされる部分の算術平均粗さRaが0.03μm以下となり、スパッタされる面側のスパッタされない部分の算術平均粗さRaが0.2μm以上となるように、表面加工を施すことを特徴とする。
上記製造方法では、メカノケミカル研磨によって、スパッタされる面側のスパッタされる部分の算術平均粗さRaが0.03μm以下となるように、前記表面加工を施すことが好ましい。
また、スパッタされる面側のスパッタされない部分の算術平均粗さRaが0.2μm以上となるように、サンドブラスト、ショットブラスト又はレーザーによって、前記表面加工を施すことが好ましい。
本発明によれば、酸化物等のセラミックス製スパッタリングターゲットでスパッタした時に生ずるパーティクル数の増加は、スパッタリングターゲット表面のスパッタされない面の粗度に依存し、スパッタされない面の一部を平滑でない粗い面とすることにより、パーティクルの発生量を低減することができる。具体的には、スパッタリングターゲットのスパッタされる部分の算術平均粗さRaを0.03μm以下とし、スパッタされない部分の算術平均粗さRaを0.2μm以上とすることで、スパッタリング時に発生するパーティクル数を効果的に低減することができる。
よって、上記セラミックス製スパッタリングターゲットを用いれば、半導体デバイス等を作製する際に、パーティクルに起因する不良を低減することができ、歩留まりを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るスパッタリングターゲットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスパッタリングターゲットの平面図である。 本発明の一実施形態に係るスパッタリングターゲットの斜視図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本発明は、以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更することができる。
本発明のセラミックス製スパッタリングターゲット(以下単に「スパッタリングターゲット」又は「ターゲット」ともいう。)は、スパッタされる面側のスパッタされる部分(以下「スパッタ面」ともいう。)の算術平均粗さRaが0.03μm以下であり、スパッタされる面側のスパッタされない部分(以下「非スパッタ面」ともいう。)の算術平均粗さRaが0.2μm以上であることを特徴とする。
図1に示すように、本発明のセラミックス製スパッタリングターゲットは、通常、円盤状に形成されたセラミックスからなる。ただし、使用するスパッタ装置に適合するような形状であるならば、円盤状でなくてもよく、矩形、三角形又は円筒形であってもよい。なお、円筒形の場合は、スパッタ中にスパッタリングターゲットを回転させながら行う。
例えば、図1に示す円盤状のスパッタリングターゲットでは、スパッタ面2の大きさは、通常、外周(0%)から半径方向に13%の位置から、72〜100%の位置までの範囲内である。一方、非スパッタ面3の大きさは、通常、外周(0%)から半径方向に2〜13%の位置までの範囲内、及び/又は、中心(0%)から12〜33%の位置までの範囲内である。なお、外周から中心までの距離、すなわち、半径の長さを100%とする。上記スパッタリングターゲットにおいて、スパッタ面2及び非スパッタ面3の割合が前記範囲内にあるとき、スパッタリング中のパーティクルの発生を効果的に抑えることができる。
前記セラミックスとしては、例えば、MgO、Al23及びTa25等の酸化物、窒化物、硫化物、ヨウ化物、臭化物等が挙げられる。前述のとおり、セラミックスは一般に、高融点で表面エネルギーが小さいため、一旦パーティクルが鏡面部分に付着しても、固着せずに分離しやすく、特に酸化物や窒化物ではその傾向が強い。一方、硫化物、ヨウ化物、臭化物は、酸化物や窒化物に比べて融点が低く、面粗度を粗くする効果は相対的に低い。そのため、スパッタリングターゲットの材料としては、MgO及びAl23等が好ましく、MgOがより好ましい。
また、スパッタリングターゲットの材料には、目的とする薄膜に合わせて、主成分であるMgOと様々な材料とを組み合わせてもよい。例えば、MgOに、Al23、SiO2、TiO2、TiO、TiC、VC、WC、又はTiN等を添加したような混合物や合金が使用可能である。
そして、このスパッタリングターゲットは、スパッタリングターゲットの支持及び冷却を目的としてバッキングプレートに接合された上で、スパッタ装置内に配置されて、スパッタリングによる薄膜形成におけるスパッタ源として使用される。
ところで、スパッタリングターゲットとしてMgや、Mgと上記化合物との合金からなるものを使用し、スパッタリングによってMg膜を形成した後、Mg薄膜やMg合金薄膜を熱酸化するようなプロセスは、一般に、単なるMgO膜を形成するようなプロセスに比べて、スパッタリング中のパーティクルの発生量が少ない傾向にある。しかしながら、本発明のセラミックス製スパッタリングターゲットは、その材料に、熱酸化を行わずに、MgO薄膜やMg合金の酸化薄膜を形成するようなプロセスに使用されるMg又はMg合金を使用した場合にも、同様の効果を発揮し、さらにパーティクル数を減少させることができる。
スパッタリングターゲットの結晶粒径は、本発明の効果を得るのに、それほど大きな影響は与えるわけではないが、結晶粒径を微細化した方がスパッタリングターゲット表面のスパッタされる部分の算術平均粗さRaを効率的に0.03μm以下にすることができることから、概ね80μm以下とすることが好ましい。
一方、非スパッタ面3は、その算術平均粗さRaを0.2μm以上とする。非スパッタ面3の算術平均粗さRaを0.2μm以上とすることで、当該部分のアンカー効果により、一旦付着したスパッタ粒子は、さらに飛んできたスパッタ粒子により弾き飛ばされることがなくなり、スパッタリング中にパーティクル数が増加する現象を効果的に抑えることができる。非スパッタ面3の算術平均粗さRaの上限は、概ね1.5μm以下である。
次に、以上のようなスパッタリングターゲットの製造方法について、例を挙げて説明する。
先ず、底にカーボン製円板を敷いたリング状のカーボン型内部に所定量のMgO粉を必要な厚さが得られる程度に装入する。装入後、カーボン製円板で蓋をし、カーボン型を真空ホットプレス内に設置し、MgO粉を焼結するのに必要な温度に加熱しながら、上記したカーボン製円板を介してリング状のカーボン上下方向から圧力を加え、焼結させる。焼結後、焼結して円板状になったMgO焼結体をカーボン型から取り出し、必要に応じて機械加工を施して、図1に示すような円盤を形成する。
次に、得られたMgO焼結体の鏡面加工について説明する。スパッタ面の算術平均粗さRaを0.03μm以下にするには、例えば、超微粒の#80000のダイヤモンドを含有するカップ砥石でスパッタ面2に対して研削することにより、該スパッタ面2の算術平均粗さRaを0.03μm以下とすることができる。通常、超微粒の砥粒を使用すると砥石が目詰まりが生し、研削を続行することができなくなるが、特許第2565385号公報によるエリッド研削法を使用することにより、砥石が目詰まりすることなく、研削を継続することができる。
算術平均粗さRaを効率的に0.03μm以下にする方法は、以上のような機械的な研削による方法に限られず、例えば、シリコンウエハを鏡面にする方法として用いられている機械的な研磨と、化学的なエッチングとを組み合わせたメカノケミカル研磨による方法であってもよい。メカノケミカル研磨とは、例えば、pH9.5〜11.5程度の弱アルカリ性溶液に、ナノメーターの粒子径を有する超微粒のコロイダルシリカからなる砥粒を20〜30%程度分散させた研磨液を用いて、研磨液中の砥粒による機械的研磨と、アルカリ性溶液による化学的なエッチングとを組み合わせてMgO焼結体を研磨する方法である。このようなメカノケミカル研磨では、研磨液の溶液の濃度やpHを変化させることで化学的機械的研磨の速度を制御することが可能である。
本発明では、スパッタリングターゲットに対して、このような機械的な研磨やメカノケミカル研磨により、スパッタ面2のスパッタされる部分に対して、鏡面加工を施すことが好ましい。
非スパッタ面3は、ショットブラスト又はサンドブラスト等のブラスト処理や、レーザーにより表面を粗くする方法(特許第5727740号公報)により、その算術平均粗さRaを0.2μm以上にすることができる。このとき、スパッタ面2をフィルム又はレジストによって被覆してから、サンドブラスト、ショットブラスト又はレーザーによって非スパッタ面3の算術平均粗さRaが0.2μm以上となるように、該表面加工を施すことが好ましい。
上記のように、本発明のセラミックス製スパッタリングターゲットは、通常、ターゲット表面全体を鏡面化した後、その一部を粗面化することで、スパッタ面2のRaを0.03μm以下とし、非スパッタ面のRaを0.2μm以上とするが、鏡面化及び粗面化の工程は逆の順に行ってもよい。その場合、鏡面化の工程の際には、鏡面化が不要な部分にフィルム等によりマスキングを行い、その表面の素地を維持するとよい。
すなわち、本発明では、ターゲットのスパッタ面2に対して鏡面加工を施して粗度を小さくし、非スパッタ面に対しては鏡面加工を施さず、粗度の比較的大きくするのが好ましい。このような構造にすることで、スパッタリング中のパーティクルの発生量を低減することができる。
なお、パーティクルの発生量を低減するという観点からは、スパッタ面2の算術平均粗さRaはできるだけ小さくしたほうが好ましい。しかしながら、算術平均粗さRaをあまりに小さくしようとすると、鏡面加工に多大な手間や時間がかかる。本発明者らは、スパッタ面2の算術平均粗さRaを0.03μm程度以下にすれば、パーティクルの発生量を低減するという効果が得られることを見出した。よって、スパッタ面の粗度は、スパッタ面2の算術(中心線)平均粗さRaが0.03μm以下の範囲で、パーティクル発生量に対する許容範囲と、鏡面加工にかけることができる手間や時間等との兼ね合いで、適宜選定すればよい。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体的に説明するが、本発明は下記実施例により制限されるものではない。
[実施例1]
図1のように、外周部及び中心部に非鏡面範囲(非スパッタ面)を有し、その間に鏡面範囲(スパッタ面)をリング状に有するターゲットとして、結晶粒径が約10μmのMgOからなり、スパッタ面に鏡面加工を施した円盤状のスパッタリングターゲットを用意した。このスパッタリングターゲットのスパッタ面は非常に滑らかであり、その算術平均粗さRaは、約0.02μmであった。
このスパッタリングターゲットを用いて、基板上にMgO薄膜を形成したときに生じる0.2μm以上のパーティクル数及び表面粗さRaを測定した。パーティクル数の計測は、トプコン製ウエハ表面検査装置により、表面粗さRaの測定は、ミツトヨ製表面粗さ測定機、又はセイコーインスツル製走査型プローブ顕微鏡により行った。
意した。
表1に、ターゲットにおけるスパッタ面及び非スパッタ面の大きさを、ターゲットの中心から外周までの半径比率で表す。また、ターゲットライフ初期(スパッタリング開始から〜50kWh)、中期(50〜200kWh)、及び末期(200〜300kWh)のそれぞれのパーティクル数(個数)を示す。
[比較例1]
従来の製造方法によって製造されたスパッタリングターゲットであって、結晶粒径が約10μmのMgOからなり、スパッタ面に対して全く鏡面加工を施していないスパッタリングターゲットを用いて、実施例1と同様に、基板上にMgO薄膜を形成し、0.2μm以上のパーティクル数及び表面粗さを測定した。
このスパッタリングターゲットのスパッタ面は非常に粗く、その算術平均粗さRaは、約0.5μmであった。
ターゲットライフ初期、中期及び末期のそれぞれのパーティクル数を表1に示す。
[比較例2]
結晶粒径が約10μmのMgOからなり、スパッタ面の全面に対して鏡面加工を施したスパッタリングターゲットを用いて、実施例1と同様に、基板上にMgO薄膜を形成し、0.2μm以上のパーティクル数及び表面粗さを測定した。
このスパッタリングターゲットのスパッタ面は非常に滑らかであり、その算術平均粗さRaは、約0.02μmであり、スパッタされない部分は非常に粗く、その算術平均粗さRaは、約0.5μmであった。
ターゲットライフ初期、中期及び末期のそれぞれのパーティクル数を表1に示す。
Figure 0006839842
表1より、スパッタ面に対して鏡面加工が施された実施例1のスパッタリングターゲットでは、比較例1及び比較例2のスパッタリングターゲットよりも、明らかにパーティクルの発生量が少ないことがわかる。
以上の結果から、スパッタ面に対して鏡面加工を施すことで、スパッタリングの最中にスパッタリングターゲットから発生するパーティクル量を、大幅に低減することができる。
1 表層
2 スパッタ面(スパッタされる部分)
3 非スパッタ面(スパッタされない部分)
4 非スパッタ面(スパッタされない部分)

Claims (4)

  1. 円盤状のMgOスパッタリングターゲットであり、
    スパッタされる面側のスパッタされる部分の算術平均粗さRaが0.03μm以下であり、
    スパッタされる面側のスパッタされない部分の算術平均粗さRaが0.2μm以上であり、
    前記MgOスパッタリングターゲットの半径の長さを100%としたとき、
    前記スパッタされる面側のスパッタされる部分の大きさが、中心(0%)から半径方向に33〜98%の範囲であり、前記スパッタされる面側のスパッタされない部分の大きさが、中心(0%)から半径方向に0〜33%及び98〜100%の範囲であることを特徴とするセラミックス製スパッタリングターゲット。
  2. 円盤状のMgOスパッタリングターゲットの、
    スパッタされる面側のスパッタされる部分の算術平均粗さRaが0.03μm以下となり、スパッタされる面側のスパッタされない部分の算術平均粗さRaが0.2μm以上となり、
    前記MgOスパッタリングターゲットの半径の長さを100%としたとき、
    前記スパッタされる面側のスパッタされる部分の大きさが、中心(0%)から半径方向に33〜98%の範囲であり、前記スパッタされる面側のスパッタされない部分の大きさが、中心(0%)から半径方向に0〜33%及び98〜100%の範囲となるように、表面加工を施すことを特徴とするセラミックス製スパッタリングターゲットの製造方法。
  3. メカノケミカル研磨によって、スパッタされる面側のスパッタされる部分の算術平均粗さRaが0.03μm以下となるように、前記表面加工を施すことを特徴とする請求項に記載のセラミックス製スパッタリングターゲットの製造方法。
  4. サンドブラスト、ショットブラスト又はレーザーによって、スパッタされる面側のスパッタされない部分の算術平均粗さRaが0.2μm以上となるように、前記表面加工を施すことを特徴とする請求項3に記載のセラミックス製スパッタリングターゲットの製造方法。
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