JP6839798B2 - 車両用内装パネルの組付構造 - Google Patents

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本発明は、車両に設けられる内装パネルの組付構造に関する。
従来、この種の組付構造として、インストルメントパネルの本体部分(以下、単に「インパネ本体」という。)に複数の内装パネルが順番に組付けられる組付構造が知られている。この組付構造では、例えばインパネ本体に複数の内装パネルが組付けられ、その後で別の内装パネルが、先に組付けた内装パネルに対して位置合わせされた状態でインパネ本体に組付けられる。
ここで、各内装パネルに、下記の特許文献1に開示の保持クリップのような係止手段(以下、「係止クリップ」という。)を設けるのが好ましい。これにより、各内装パネルをインパネ本体に設けられている取付穴に係止クリップを嵌合させて組付けることができる。この組付けの場合、係止クリップが取付穴に嵌合するときに各内装パネルにインパネ本体に向かうき引き込み力を付与することができる。このとき、各内装パネルは係止クリップによる引き込み力によってインパネ本体に向けて付勢される。
特開2000−52900号公報
ところで、上記の組付構造の場合、各内装パネルの建付け性を所望のレベルに維持するためには、各内装パネルに設ける係止クリップの数を増やして引き込み力を高めるのが好ましい。しかしながら、係止クリップの数を増やすと係止クリップ同士の間隔が狭くなるため、内装パネルの組付け作業時に要する組付け荷重が高くなる。
かといって、係止クリップの数が少ないと、各内装パネルの付与される引き込み力が弱まり、組付け荷重を低減できる一方で建付け性が低下するため、各内装パネルの建付け性を所望のレベルに維持したいという本来の目的を全うするのが難しい。
そして、このような問題は、インパネ本体に対する複数の内装パネルを組付ける場合のみならず、車体に固定された各種のベース部材に対して複数の内装パネルを組付ける場合においても同様に生じ得る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、複数の内装パネルの建付け性の向上と組付け荷重の低減の両立を図ることができる、車両用内装パネルの組付構造を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
車体に固定されたベース部材に複数の内装パネルを組付けるための、車両用内装パネルの組付構造であって、
上記ベース部材に先に組付けられる第1内装パネル及び第2内装パネルと、
上記ベース部材に組付けられた上記第1内装パネル及び上記第2内装パネルのそれぞれに対して位置合わせされた状態で上記ベース部材に組付けられる第3内装パネルと、
を備え、
上記第1内装パネルは、受け部及び開口部を有し、
上記第2内装パネルは、上記ベース部材に組付けられた上記第1内装パネルの上記受け部に重なる重なり部を有し、
上記第3内装パネルは、パネル裏面から延出方向に延びる係止クリップと、上記係止クリップの近傍に設けられた挟み込み部と、を有し、上記係止クリップが上記第1内装パネルの上記開口部に嵌合するときに受ける上記延出方向の引き込み力にしたがって、上記延出方向について上記挟み込み部と上記第1内装パネルの上記受け部との間に上記第2内装パネルの上記重なり部を挟み込むように構成されている、車両用内装パネルの組付構造、
にある。
上記の組付構造において、第3内装パネルは、第1内装パネル及び第2内装パネルのそれぞれに対して位置合わせされた状態で、係止クリップが第1内装パネルの開口部に嵌合することを利用してベース部材に組付けられる。
このとき、第3内装パネルは、係止クリップから延出方向の引き込み力を受けるため、その引き込み力によって付勢された状態でベース部材に強固に組付けられる。また、延出方向について第3内装パネルの挟み込み部と第1内装パネルの受け部とによって第2内装パネルの重なり部を挟み込むことによって、この第2内装パネルの延出方向の動きが規制される。
ここで、第3内装パネルでは係止クリップの近傍に挟み込み部があるため、この係止クリップによる引き込み力は、第3内装パネルの挟み込み部から重なり部を経由して第2内装パネルにも伝わる。これにより、第3内装パネルの係止クリップによる引き込み力を、第2内装パネルの重なり部を挟み込み部と第1内装パネルの受け部との間に挟み込むための力に利用できる。
従って、第3内装パネルの係止クリップを、第3内装パネルのみならず第2内装パネルに対しても組付け時の引き込みに兼用できる。
この場合、所望の建付け性を確保するために第2内装パネルに必要な引き込み力を、第3内装パネルの係止クリップによる引き込み力を利用して確保することができる。一方で、第2内装パネルの組付けに使用する係止クリップのうち第3内装パネルの係止クリップの近傍に位置するものを、第3内装パネルの係止クリップから離して配置することができ、或いは削減することができ、その分だけ第2内装パネルの組付けに要する組付け荷重を低く抑えることができる。
以上のごとく、上記の車両用内装パネルの組付構造によれば、複数の内装パネルの建付け性の向上と組付け荷重の低減の両立を図ることができる。
実施形態1の車両用内装パネルの組付構造を車室側から視た図。 図1の組付構造の一部を示す斜視図。 図2の組付構造においてインパネ本体に第1内装パネルが組付けられた状態を車室側から視た斜視図。 図2の組付構造においてインパネ本体に第1内装パネル及び第2内装パネルが組付けられた状態を車室側から視た斜視図。 図4中の第2内装パネルの一部を車室の反対側から視た斜視図。 図2中の第3内装パネルの裏面の斜視図。 図1のVII-VII線矢視断面図。 図1の組付構造の位置決め機構について係合凹部と係合凸部の係合前の状態を示す断面図。 図8の位置決め機構について係合凹部と係合凸部の係合後の状態を示す断面図。 実施形態2の車両用内装パネルの組付構造の図7に対応する断面図。
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記第3内装パネルは、パネル裏面から上記延出方向に沿って延出し且つ組付け時にリブ先端面が上記第2内装パネルの上記重なり部に当接する延出リブを有し、この延出リブによって上記挟み込み部が構成されているのが好ましい。
この組付構造によれば、第3内装パネルの挟み込み部を延出リブによって構成することで、第2内装パネルの重なり部の挟み込みに関与する位置をこの重なり部に近づけることができる。この場合、第3内装パネルの延出リブと第2内装パネルの重なり部との接触面積が少なくてすむため、熱膨張や熱収縮などの影響によって重なり部を挟み込む状態が変化するのを防ぐことができる。更に、延出リブの延出高さを適宜に変更することによって、第3内装パネルが第2内装パネルの重なり部を挟み込む力の調節が可能になる。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記第3内装パネルは、上記係止クリップを第1係止クリップとしたとき、この第1係止クリップとは別の第2係止クリップを有し、上記第2内装パネルに設けられた開口部に上記第2係止クリップが嵌合可能であり、上記第2係止クリップからよりも上記挟み込み部から近い位置に上記第1係止クリップを備えるのが好ましい。
この組付構造によれば、挟み込み部を第1係止クリップから相対的に近い位置に配置することによって、第1係止クリップによる引き込み力が第2内装パネル側に伝わり易くなる。また、第2係止クリップを第1係止クリップから離すことによって、第3内装パネルの組付けに要する組付け荷重を低く抑えることができる。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記第1内装パネル及び上記第2内装パネルは、上記ベース部材に組付けられた状態で幅方向の狭所空間を隔てて互いに並置されるように構成されており、上記第3内装パネルは、上記幅方向のパネル寸法がこの第3内装パネルの他の部位よりも狭い幅狭部を有し、上記幅狭部に上記第1係止クリップを備えており、上記幅狭部が上記第1内装パネル及び上記第2内装パネルのそれぞれに対して位置合わせされ且つ上記狭所空間に配置された状態で上記第1係止クリップが上記第1内装パネルの上記開口部に嵌合するように構成されているのが好ましい。
この組付構造において、第3内装パネルの幅狭部は、第1内装パネルと第2内装パネルとの間の狭所空間に挟まれた狭い部位であり、この幅狭部では第1係止クリップによる引き込み力の影響によって組付け荷重が大きくなり易い。そこで、第2係止クリップを第1係止クリップから相対的に遠い位置に配置することによって、第3内装パネルの各部位のうち、特に幅狭部についての組付け荷重を低く抑えるのに効果がある。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記第1内装パネルは、上記幅方向に沿って上記狭所空間に向けて延出する第1延出部を有し、上記第1延出部に上記受け部及び上記開口部を備え且つ上記受け部が上記開口部よりも延出先端側に配置されており、上記第2内装パネルは、上記幅方向に沿って上記狭所空間に向けて延出する第2延出部を有し、上記第2延出部に上記重なり部を備えているのが好ましい。
この組付構造によれば、第1内装パネルの受け部及び開口部と、第2内装パネルの重なり部との全ての要素を、第1内装パネルと第2内装パネルとの間の狭所空間に配置することができる。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記係止クリップは、上記第3内装パネルのパネル裏面に一体成形されたクリップタワー部と、上記クリップタワー部に着脱可能に取付けられてこのクリップタワー部を覆うとともに上記延出方向と交差する変形方向に弾性変形可能な樹脂製のクリップ本体部と、を備え、上記第1内装パネルの上記開口部に嵌合するときにこの開口部の開口縁に上記変形方向の外側の係止面が係止されることによって上記第3内装パネルに上記引き込み力を付与するように構成されているのが好ましい。
この組付構造によれば、第3内装パネルの組付け時にこの第3内装パネルに引き込み力を付与するのに、クリップタワー部及びクリップ本体部を備える構造の係止クリップを使用することができる。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記第2内装パネルに対する上記第3内装パネルの上記変形方向の位置決めのための位置決め機構を備え、上記位置決め機構は、上記第2内装パネル及び上記第3内装パネルの一方に設けられた係合凹部と、上記第2内装パネル及び上記第3内装パネルの他方に上記係合凹部に挿入可能に設けられた係合凸部と、を備え、上記係合凹部及び上記係合凸部は、上記係合凸部が上記係合凹部に挿入された状態で上記変形方向の相対移動が規制されるように構成されているのが好ましい。
この組付構造において、第3内装パネルは、係止クリップが第1内装パネルの開口部に嵌合したときにクリップ本体部の弾性変形によって変形方向に動き易い。そこで、位置決め機構を使用して第2内装パネルに対する第3内装パネルの変形方向の位置決めを行うことによって、第3内装パネルの変形方向の動きを規制することができる。これにより、第3内装パネルの建付け性を高めるのに効果がある。
上記の車両用内装パネルの組付構造において、上記係合凸部は、上記延出方向に対して傾斜した傾斜面を有し、上記係合凹部は、上記係合凸部の上記傾斜面に沿って延在するガイド面を有し、上記係合凹部及び上記係合凸部は、上記係合凸部が上記係合凹部に挿入されるときに上記傾斜面と上記ガイド面が摺接して上記変形方向の相対位置が調整されるように構成されているのが好ましい。
この組付構造によれば、位置決め機構において係合凸部が係合凹部に挿入されるときに傾斜面とガイド面が摺接して係合凹部によってガイドされることを利用して、係合凹部及び係合凸部の変形方向の相対位置が調整される。このため、第3内装パネルの位置決め操作を簡単に行うことができる。
(実施形態1)
以下、車両用内装パネルの組付構造の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
この実施形態の説明のための図面において、特に断りのない限り、内装パネルの前方を矢印FRで示し、内装パネルの上方を矢印UPで示し、内装パネルの右方を矢印RHで示し、内装パネルの左方を矢印LHで示すものとする。なお、これらの方向はそれぞれ、この内装パネルが取付けられる車両における当該方向と一致している。
図1に示されるように、実施形態1の、車両用内装パネルの組付構造(以下、単に「組付構造」ともいう。)1は、車体に固定されたベース部材としてのインパネ本体2に複数の内装パネルを組付けるための構造である。ここで、インパネ本体2は、各種のメーターやスイッチなどの計器類が配置されるインストルメントパネルの本体部分である。
組付構造1は、複数の内装パネルとして、第1内装パネル10と、第2内装パネル20と、第3内装パネル30と、を備えている。第1内装パネル10及び第2内装パネル20は、インパネ本体2に先に組付けられる。また、第1内装パネル10が第2内装パネル20よりも先にインパネ本体2に組付けられる。第2内装パネル20は、ステアリングコラム3の下方に配置されるニーエアバッグ装置のカバー部材として構成されている。第3内装パネル30は、インパネ本体2に組付けられた第1内装パネル10及び第2内装パネル20のそれぞれに対して位置合わせされた状態でインパネ本体2に組付けられる。
従って、第1内装パネル10、第2内装パネル20、第3内装パネル30の順番でインパネ本体2に組付けられる。
3つの内装パネル10,20,30はいずれも、運転席シートの前方に配置される板状の内装部材であり、樹脂材料からなるパネル成形品として構成されている。
図2に示されるように、組付構造1の上下方向(車高方向)を幅方向Yとしたとき、第3内装パネル30は、幅方向Yのパネル幅寸法dがこの第3内装パネル30の他の部位である幅広部30bのものよりも狭い幅狭部30aを有する。
第1内装パネル10及び第2内装パネル20は、第3内装パネル30によりも先にインパネ本体2に組付けられた状態で幅方向Yの狭所空間Sを隔てて互いに並置される。この後、第3内装パネル30は、幅狭部30aが第1内装パネル10及び第2内装パネル20のそれぞれに対して位置合わせされ且つ狭所空間Sに配置された状態でインパネ本体2に組付けられる。
次に、上記の3つの内装パネル10,20,30のそれぞれの詳細な構成についてインパネ本体2への組付け順に説明する。
図3に示されるように、第1内装パネル10は、概ね前後方向を板厚方向とした板状部材である。特に図示しないものの、この第1内装パネル10は、後述の係止クリップ32をインパネ本体2に設けられた開口部に嵌合させることによって、インパネ本体2に組付けられる。
第1内装パネル10は、幅方向Yに沿って狭所空間Sに向けて延出する第1延出部11を有する。この第1延出部11には、受け部12と、開口部13と、位置合わせ部14と、が設けられている。
受け部12は、前後方向を板厚方向とした平板状の部位である。この受け部12は、開口部13よりも延出先端側に、即ち図3において開口部13の下方に配置されている。
開口部13は、第1内装パネル10の第1延出部11に板厚方向に貫通形成された貫通穴である。この開口部13に、後述の係止クリップ32の1つである第1係止クリップ32Aが嵌合するように構成されている。
位置合わせ部14は、第1延出部11の左側に設けられている。この位置合わせ部14は、第3内装パネル30を第1内装パネル10に位置合わせするときに使用される部位であり、前方に向けて凹み且つ左右方向に延びる係合溝15を有する。
図4に示されるように、第2内装パネル20は、幅方向Yに沿って狭所空間Sに向けて延出する第2延出部21を有する。この第2延出部21には、重なり部22と、開口部23と、位置合わせ部24と、係合凹部26と、が設けられている。
重なり部22は、前後方向を板厚方向とした平板状の部位であり、インパネ本体2に組付けられた第1内装パネル10の受け部12に後方から重なるように構成されている。
開口部23は、第2内装パネル20の第2延出部21に板厚方向に貫通形成された貫通穴である。この開口部23に、後述の係止クリップ32の1つである第2係止クリップ32Bが嵌合するように構成されている。
位置合わせ部24は、第3内装パネル30を第2内装パネル20に位置合わせするときに使用される部位であり、前方に向けて凹み且つ上下方向に延びる係合溝25を有する。
詳細については後述するが、係合凹部26は、第2内装パネル20に対する第3内装パネル30の位置決めのために使用される部位であり、重なり部22を挟んで左右両側に係合空間27を有する。また、図5に示されるように、この係合凹部26の上側内壁面は、前後方向に対して傾斜したガイド面26aになっている。
図6に示されるように、第3内装パネル30は、パネル裏面31に2つの位置合わせリブ36,37を有する。位置合わせリブ36は、第3内装パネル30を第1内装パネル10に対して位置合わせするときに、第1内装パネル10の位置合わせ部14に設けられている係合溝15(図4参照)と係合する。位置合わせリブ37は、第3内装パネル30を第2内装パネル20に対して位置合わせするときに、第2内装パネル20の位置合わせ部24に設けられている係合溝25(図4参照)と係合する。
また、第3内装パネル30は、いずれもパネル裏面31から延出方向Xに延びる同一形状の2つの係止クリップ32を有する。この第3内装パネル30は、2つの係止クリップ32のうちの一方の第1係止クリップ32Aを幅狭部30aに備えており、且つ第1係止クリップ32Aとは別の第2係止クリップ32Bを幅狭部30aと幅広部30bとの境界部分に備えている。
第3内装パネル30は、パネル裏面31から延出した第1係止クリップ32Aの近傍に、具体的には第1係止クリップ32Aの下方に挟み込み部33を有する。この挟み込み部33は、第3内装パネル30の組付け時に、延出方向Xについて第1内装パネル10の受け部12との間に第2内装パネル20の重なり部22を挟み込むためのものである。この第3内装パネル30は、第2係止クリップ32Bからよりも挟み込み部33から近い位置に第1係止クリップ32Aを備えている。
第1係止クリップ32Aは、第3内装パネル30の組付け時に、第1内装パネル10の開口部13に嵌合可能に構成されている。一方で、第2係止クリップ32Bは、第3内装パネル30の組付け時に、第2内装パネル20の開口部23に嵌合可能に構成されている。
挟み込み部33は、左右に離間して設けられた同形状の2つの延出リブ34によって構成されている。延出リブ34は、左右方向を板厚方向として第3内装パネル30のパネル裏面31から延出方向Xに沿って延出している。この延出リブ34は、第3内装パネル30の組付け時にリブ先端面34aが第2内装パネル20の重なり部22に当接するように構成されている。
なお、上記の延出リブ34は、リブ先端面34aが第2内装パネル20の重なり部22に当接することができるものであれば、その数や向きを図6に示されているものから適宜に変更することもできる。
また、第3内装パネル30は、いずれもパネル裏面31に設けられた同一形状の2つの係合凸部35を有する。2つの係合凸部35は、2つの延出リブ34を挟んでその左右方向の両側に配置されている。各係合凸部35は、延出方向Xに対して傾斜した傾斜面35aを有する。
次に、第1係止クリップ32A及び第2係止クリップ32Bの構造について説明する。なお、第2係止クリップ32Bは、第1係止クリップ32Aと同一構造であるため、ここでは第1係止クリップ32Aの構造についてのみ説明する。
図6及び図7に示されるように、第1係止クリップ32Aは、クリップタワー部32aと、クリップタワー部32aとは別体構造のクリップ本体部32bと、を備えている。
クリップタワー部32aは、第3内装パネル30のパネル裏面31に一体成形されている。このため、クリップタワー部32aは第3内装パネル30と同一の樹脂材料からなる。
クリップ本体部32bは、クリップタワー部32aに着脱可能に取付けられてこのクリップタワー部32aを覆うように構成されている。このクリップ本体部32bは、クリップタワー部32aよりも柔軟な樹脂材料からなり、延出方向Xと交差する変形方向Zに弾性変形可能に構成されている。また、このクリップ本体部32bの変形方向Xの寸法は、第1内装パネル10の開口部13の変形方向Xの開口幅を上回るように構成されている。
図7に示されるように、第1係止クリップ32Aのクリップ本体部32bのうち変形方向Zの外側の係止面32cには係止溝32dが設けられている。このため、第1係止クリップ32Aが第1内装パネル10の開口部13に挿入されるときに、クリップ本体部32bの係止面32cは、この開口縁13aから押圧されて、変形方向Xに押し縮められるように弾性変形する。
そして、開口部13の開口縁13aが係止面32cの係止溝32dに達するまで第1係止クリップ32Aが開口部13に挿入されると、クリップ本体部32bの係止面32cは、開口縁13aからの押圧が弱まることによって、変形方向Xに拡張するように弾性変形する。これにより、開口部13の開口縁13aに係止面32cの係止溝32dが係止されて第1係止クリップ32Aが第1内装パネル10の開口部13に嵌合する。このとき、第3内装パネル30は、第1係止クリップ32Aによって第3内装パネル30に延出方向Xの引き込み力Fが付与された状態で第1内装パネル10に止着される。
また、特に図示しないものの、第2係止クリップ32Bは、第2内装パネル20の開口部23に嵌合するときにこの開口部23の開口縁に係止面32cの係止溝32dが係止されることによって第3内装パネル30に第1係止クリップ32Aの場合と同様の引き込み力Fを付与するようになっている。
従って、第3内装パネル30と一体状に構成されている延出リブ34(挟み込み部33)には、この第3内装パネル30に作用する引き込み力Fに応じた押圧力Faが、第2内装パネル20の重なり部22を第1内装パネル10の受け部12に押し付けるように作用する。
このため、第1係止クリップ32Aが第1内装パネル10の開口部13に嵌合するときに受ける延出方向Xの引き込み力Fにしたがって、即ち引き込み力Fに応じた押圧力Faで、延出方向Xについて延出リブ34のリブ先端面34aと第1内装パネル10の受け部12との間に第2内装パネル20の重なり部22が挟み込まれる。
図8に示されるように、上記の組付構造1は、第2内装パネル20に対する第3内装パネル30の変形方向Zの位置決めのための位置決め機構40を備えている。この位置決め機構40は、第2内装パネル20に設けられた上記の2つの係合凹部26と、第3内装パネル30に設けられた上記の2つの係合凸部35と、によって構成されている。この位置決め機構40において、係合凹部26のガイド面26aは、係合凸部35の傾斜面35aに沿って延在している。
なお、必要に応じてこれら係合凹部26及び係合凸部35の数を変更してもよい。
上記の位置決め機構40において、第3内装パネル30の第1係止クリップ32Aが第1内装パネル10の開口部13に嵌合するときに、係合凸部35は、第1係止クリップ32Aとともに延出方向Xに沿って動いて、係合凹部26の係合空間27に挿入される。そして、係合凸部35が係合凹部26の係合空間27に挿入されるときに傾斜面35aとガイド面26aが摺接して係合凹部26によってガイドされることを利用して、係合凹部26及び係合凸部35の変形方向Zの相対位置が調整されるようなっている。
係合凹部26及び係合凸部35は、傾斜面35aとガイド面26aとの間の隙間が無くなるまで係合凸部35が係合凹部26の係合空間27に図8中の矢印方向へスライドしながら挿入されることによって、図8中の係合解除状態C1から図9中の係合状態C2へと切り替わる。係合状態C2では、係合凹部26及び係合凸部35の変形方向Zの相対移動が規制されるため、第2内装パネル20に対する第3内装パネル30の変形方向Zの位置決めがなされる。
以下に、上述の実施形態1の作用効果について説明する。
上記の組付構造1において、第3内装パネル30は、第1内装パネル10及び第2内装パネル20のそれぞれに対して位置合わせされた状態で、第1係止クリップ32Aが第1内装パネル10の開口部13に嵌合し、且つ第2係止クリップ32Bが第2内装パネル20の開口部23に嵌合することを利用してインパネ本体2に組付けられる。
このとき、第3内装パネル30は、第1係止クリップ32A及び第2係止クリップ32Bのそれぞれ延出方向Xの引き込み力F(図7参照)を受けるため、その引き込み力Fによって付勢された状態でインパネ本体2に強固に組付けられる。また、延出方向Xについて第3内装パネル30の挟み込み部33と第1内装パネル10の受け部12とによって第2内装パネル20の重なり部22を挟み込むことによって、この第2内装パネル20の延出方向Xの動きが規制される。
ここで、第3内装パネル30では第1係止クリップ32Aの近傍に挟み込み部33があるため、この第1係止クリップ32Aによる引き込み力Fは、第3内装パネル30の挟み込み部33から重なり部22を経由して第2内装パネル20にも伝わる。これにより、第3内装パネル30の第1係止クリップ32Aによる引き込み力Fを、第2内装パネル20の重なり部22を挟み込み部33と第1内装パネル10の受け部12との間に挟み込むための力に利用できる。
従って、第3内装パネル30の第1係止クリップ32Aを、第3内装パネル30のみならず第2内装パネル20に対しても組付け時の引き込みに兼用できる。
この場合、所望の建付け性を確保するために第2内装パネル20に必要な引き込み力を、第3内装パネル30の第1係止クリップ32Aによる引き込み力Fを利用して確保することができる。一方で、第2内装パネル20の組付けに使用する係止クリップ32のうち第3内装パネル30の第1係止クリップ32Aの近傍に位置するものを、この第1係止クリップ32Aから離して配置することができ、或いは削減することができ、その分だけ第2内装パネル20の組付けに要する組付け荷重を低く抑えることができる。
係止クリップ32を削減することができれば、削減数に応じたコストをカットすることができる。また、係止クリップ32を削減することができれば、係止クリップ32のクリップタワー部32aを樹脂成形するときに使用する金型においてアンダーカット処理に使用する部位の数を減らすことができ、これにより金型に要するコストを低くすることができる。その結果、組付構造101の製品コストを低く抑えることができる。
以上のごとく、実施形態1の組付構造1によれば、3つの内装パネル10,20,30の建付け性の向上と組付け荷重の低減の両立を図ることができる。
上記の組付構造1によれば、第3内装パネル30の挟み込み部33を延出リブ34によって構成することで、第2内装パネル20の重なり部22の挟み込みに関与する位置をこの重なり部22に近づけることができる。この場合、第3内装パネル30の延出リブ34と第2内装パネル20の重なり部22との接触面積が少なくてすむため、熱膨張や熱収縮などの影響によって重なり部22を挟み込む状態が変化するのを防ぐことができる。更に、延出リブ34の延出高さを適宜に変更することによって、第3内装パネル30が第2内装パネル20の重なり部22を挟み込む力の調節が可能になる。
上記の組付構造1によれば、挟み込み部33である延出リブ34を第1係止クリップ32Aから相対的に近い位置に配置することによって、第1係止クリップ32Aによる引き込み力Fが第2内装パネル20側に伝わり易くなる。また、第2係止クリップ32Bを第1係止クリップ32Aから離すことによって、第3内装パネル30の組付けに要する組付け荷重を低く抑えることができる。
上記の組付構造1において、第3内装パネル30の幅狭部30aは、第1内装パネル10と第2内装パネル20との間の狭所空間Sに挟まれた狭い部位であり、この幅狭部30aでは第1係止クリップ32Aによる引き込み力Fの影響によって組付け荷重が大きくなり易い。そこで、第2係止クリップ32Bを第1係止クリップ32Aから相対的に遠い位置に配置することによって、第3内装パネル30の各部位のうち、特に幅狭部30aについての組付け荷重を低く抑えるのに効果がある。
上記の組付構造1によれば、第1内装パネル10の受け部12及び開口部13と、第2内装パネル20の重なり部22との全ての要素を、第1内装パネル10と第2内装パネル20との間の狭所空間Sに配置することができる。
上記の組付構造1によれば、第3内装パネル30の組付け時にこの第3内装パネル30に引き込み力Fを付与するのに、クリップタワー部32a及びクリップ本体部32bを備える構造の係止クリップ32を使用することができる。
上記の組付構造1において、第3内装パネル30は、第1係止クリップ32Aが第1内装パネル10の開口部13に嵌合したときにクリップ本体部32bの弾性変形によって変形方向Zに動き易い。そこで、位置決め機構40を使用して第2内装パネル20に対する第3内装パネル30の変形方向Zの位置決めを行うことによって、第3内装パネル30の変形方向Zの動きを規制することができる。これにより、第3内装パネル30の建付け性を高めるのに効果がある。
上記の組付構造1によれば、位置決め機構40において係合凸部35が係合凹部26に挿入されるときに傾斜面35aとガイド面26aが摺接して係合凹部26によってガイドされることを利用して、係合凹部26及び係合凸部35の変形方向Zの相対位置が調整される。特に、第2内装パネル20に対する第3内装パネル30の位置決めにかかる位置決め操作を、第3内装パネル30の第1係止クリップ32Aを第1内装パネル10の開口部13に嵌合させる操作と同時に実行することができる。このため、第3内装パネル30の位置決め操作を簡単に行うことができる。
次に、実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図10に示されるように、実施形態2の組付構造101は、係止クリップ132が実施形態1の組付構造1における係止クリップ32と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
係止クリップ132は、第3内装パネル30のパネル裏面31に一体成形された一体構造のクリップである。この係止クリップ132は、いずれもパネル裏面31から延出方向Xに互いに平行に延出し且つ変形方向Zに弾性変形(撓み変形)可能な2つの係止爪133を備えている。係止爪133は、平板状のガイドアーム部133aと、このガイドアーム部133aの先端部の側面に設けられた突出部133bと、を有する。
係止クリップ132が第1内装パネル10の開口部13に挿入されるときに、2つの係止爪133はそれぞれの突出部133bが開口縁13aから押圧されて、変形方向Xについて互いに近づくように弾性変形する。
そして、開口部13の開口縁13aが突出部133bを乗り越えてガイドアーム部133aに達するまで係止クリップ132が開口部13に挿入されると、2つの係止爪133は、開口縁13aからの押圧が弱まることによって、変形方向Xに互いに離れるように弾性変形する。これにより、係止クリップ132が第1内装パネル10の開口部13に嵌合する。このとき、第3内装パネル30は、係止クリップ132によって第3内装パネル30に延出方向Xの引き込み力Fが付与された状態で第1内装パネル10に止着される。
また、実施形態1の場合と同様に、第3内装パネル30と一体状に構成されている延出リブ34(挟み込み部33)には、この第3内装パネル30に作用する引き込み力Fに応じた押圧力Faが、第2内装パネル20の重なり部22を第1内装パネル10の受け部12に押し付けるように作用する。これにより、引き込み力Fに応じた押圧力Faで、延出方向Xについて延出リブ34のリブ先端面34aと第1内装パネル10の受け部12との間に第2内装パネル20の重なり部22が挟み込まれる。
実施形態2によれば、実施形態1にかかる係止クリップ32に比べて係止クリップ132の構造を簡素化することができ、その分だけ組付構造101の製品コストを低く抑えることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変更が考えられる。例えば、上記の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、第3内装パネル30のパネル裏面31から延出する延出リブ34によって挟み込み部33を構成する場合について例示したが、これに代えて、第3内装パネル30のパネル裏面31自体によって挟み込み部33を構成することもできる。
上記の実施形態では、第3内装パネル30のパネル裏面31に、図7に記載の係止クリップ32や図10に記載の係止クリップ132を設ける場合について例示したが、これら係止クリップ32,132と同様の引き込み力を得られることができれば、これら係止クリップ32,132とは異なる構造の係止クリップを採用することもできる。
上記の実施形態では、第2内装パネル20に設けられた係合凹部26と第3内装パネル30に設けられた係合凸部35とによって位置決め機構40が構成される場合について例示したが、これに代えて、第2内装パネル20に係合凸部35に相当する部位を設け、且つ第3内装パネル30に係合凹部26に相当する部位を設けることもできる。
上記の実施形態では、係合凸部35に延出方向Xに対して傾斜した傾斜面35aを設け、且つ係合凹部26に傾斜面35aに沿って延在するガイド面26aを設ける場合について例示したが、係合凸部35が係合凹部26に挿入された状態で変形方向Zの相対移動を規制することができれば、傾斜面35a及びガイド面26aをともに、延出方向Xに沿って延在する延在面に変更することもできる。
上記の実施形態では、ベース部材であるインパネ本体2に3つの内装パネル10,20,30を組付けるための組付構造1,101について例示したが、この組付構造1,101を、インパネ本体2以外の部材をベース部材としてこのベース部材に複数の内装パネルを組付けるための組付構造に適用することもできる。
1,101 車両用内装パネルの組付構造
2 インパネ本体(ベース部材)
10 第1内装パネル(内装パネル)
11 第1延出部
12 受け部
13 開口部
13a 開口縁
20 第2内装パネル(内装パネル)
21 第2延出部
22 重なり部
23 開口部
26 係合凹部
26a ガイド面
30 第3内装パネル(内装パネル)
30a 幅狭部
31 パネル裏面
32,132 係止クリップ
32A 第1係止クリップ(係止クリップ)
32B 第2係止クリップ(係止クリップ)
32a クリップタワー部
32b クリップ本体部
32c 係止面
33 挟み込み部
34 延出リブ
34a リブ先端面
35 係合凸部
35a 傾斜面
40 位置決め機構
d パネル幅寸法
F 引き込み力
S 狭所空間
X 延出方向
Y 幅方向
Z 変形方向

Claims (8)

  1. 車体に固定されたベース部材に複数の内装パネルを組付けるための、車両用内装パネルの組付構造であって、
    上記ベース部材に組付けられる第1内装パネル及び第2内装パネルと、
    上記ベース部材に組付けられた上記第1内装パネル及び上記第2内装パネルのそれぞれに対して位置合わせされた状態で上記ベース部材に組付けられる第3内装パネルと、
    を備え、
    上記第1内装パネルは、受け部及び開口部を有し、
    上記第2内装パネルは、上記ベース部材に組付けられた上記第1内装パネルの上記受け部に重なる重なり部を有し、
    上記第3内装パネルは、パネル裏面から延出方向に延びる係止クリップと、上記係止クリップの近傍に設けられた挟み込み部と、を有し、上記係止クリップが上記第1内装パネルの上記開口部に嵌合するときに受ける上記延出方向の引き込み力にしたがって、上記延出方向について上記挟み込み部と上記第1内装パネルの上記受け部との間に上記第2内装パネルの上記重なり部を挟み込むように構成されている、車両用内装パネルの組付構造。
  2. 上記第3内装パネルは、パネル裏面から上記延出方向に沿って延出し且つ組付け時にリブ先端面が上記第2内装パネルの上記重なり部に当接する延出リブを有し、この延出リブによって上記挟み込み部が構成されている、請求項1に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
  3. 上記第3内装パネルは、上記係止クリップを第1係止クリップとしたとき、この第1係止クリップとは別の第2係止クリップを有し、上記第2内装パネルに設けられた開口部に上記第2係止クリップが嵌合可能であり、上記第2係止クリップからよりも上記挟み込み部から近い位置に上記第1係止クリップを備える、請求項1または2に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
  4. 上記第1内装パネル及び上記第2内装パネルは、上記ベース部材に組付けられた状態で幅方向の狭所空間を隔てて互いに並置されるように構成されており、
    上記第3内装パネルは、上記幅方向のパネル寸法がこの第3内装パネルの他の部位よりも狭い幅狭部を有し、上記幅狭部に上記第1係止クリップを備えており、上記幅狭部が上記第1内装パネル及び上記第2内装パネルのそれぞれに対して位置合わせされ且つ上記狭所空間に配置された状態で上記第1係止クリップが上記第1内装パネルの上記開口部に嵌合するように構成されている、請求項3に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
  5. 上記第1内装パネルは、上記幅方向に沿って上記狭所空間に向けて延出する第1延出部を有し、上記第1延出部に上記受け部及び上記開口部を備え且つ上記受け部が上記開口部よりも延出先端側に配置されており、
    上記第2内装パネルは、上記幅方向に沿って上記狭所空間に向けて延出する第2延出部を有し、上記第2延出部に上記重なり部を備えている、請求項4に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
  6. 上記係止クリップは、上記第3内装パネルのパネル裏面に一体成形されたクリップタワー部と、上記クリップタワー部に着脱可能に取付けられてこのクリップタワー部を覆うとともに上記延出方向と交差する変形方向に弾性変形可能な樹脂製のクリップ本体部と、を備え、上記第1内装パネルの上記開口部に嵌合するときにこの開口部の開口縁に上記変形方向の外側の係止面が係止されることによって上記第3内装パネルに上記引き込み力を付与するように構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
  7. 上記第2内装パネルに対する上記第3内装パネルの上記変形方向の位置決めのための位置決め機構を備え、上記位置決め機構は、上記第2内装パネル及び上記第3内装パネルの一方に設けられた係合凹部と、上記第2内装パネル及び上記第3内装パネルの他方に上記係合凹部に挿入可能に設けられた係合凸部と、を備え、上記係合凹部及び上記係合凸部は、上記係合凸部が上記係合凹部に挿入された状態で上記変形方向の相対移動が規制されるように構成されている、請求項6に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
  8. 上記係合凸部は、上記延出方向に対して傾斜した傾斜面を有し、上記係合凹部は、上記係合凸部の上記傾斜面に沿って延在するガイド面を有し、上記係合凹部及び上記係合凸部は、上記係合凸部が上記係合凹部に挿入されるときに上記傾斜面と上記ガイド面が摺接して上記変形方向の相対位置が調整されるように構成されている、請求項7に記載の、車両用内装パネルの組付構造。
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