JP6839794B2 - ゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザによって載置される遊技媒体に応じて進行するゲーム機、に関する。
特許文献1のように、プレイヤーがフラットパネル上に並べた複数のトレーディングカードの種類や位置等を随時検出し、プレイヤーがこのカードをフラットパネル上で移動させることによってゲームが進行するゲーム機が知られている。
また、特許文献2のように、複数のトレーディングカードを並べるフラットパネルがディスプレイになっており、そこに任意の映像を表示することが出来るゲーム機も知られている。
特許第3736440号公報 特開2017−6583号公報
但し、特許文献2においても、ビデオゲームとしての映像を正面モニターの他にフラットパネルにも表示し、ディスプレイの表示範囲を拡張したに過ぎず、実際のトレーディングカードを用いたゲームとしては演出に乏しい。
本発明は、上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、トレーディングカードのような遊技媒体を用いるゲーム機における新たな演出機能を実現し、ゲームに関するユーザの楽しみが増すための技術、を提供することにある。
本発明のある態様におけるゲーム機は、表示デバイス層と、当該表示デバイス層の表示方向に設けられた発光層とを含み、遊技媒体を載置可能な板部品と、発光層から放たれ、遊技媒体において反射した光を受ける受光部と、受光部で受けた光に基づいて、遊技媒体の少なくとも位置と種類を検出する検出部と、検出された位置と種類に応じてゲームを進行するゲーム進行部と、を有する。
本発明によれば、遊技媒体を用いるゲーム機における演出機能が高まる。
ゲーム機の斜視図である。 ゲーム機の側断面図である。 トレーディングカードの裏面例を示す図である。 第1従来例における赤外光の経路を示す図である。 第2従来例における赤外光の経路を示す図である。 コイルの配線を示す図である。 トレーディングカードの側断面図である。 トレーディングカードの水平断面図である。 実施形態1におけるカード配置パネルと筐体の組立図である。 実施形態1における赤外光および白色光の経路を示す図である。 ゲーム機のハードウェア構成例を示す図である。 制御装置のモジュール構成例を示す図である。 トレーディングカードのハードウェア構成例を示す図である。 実施形態2におけるカード配置パネルと筐体の組立図である。 実施形態2における赤外光の経路を示す図である。 実施形態2における赤外光の経路を示す図である。 実施形態2におけるゲーム機の側断面図である。 実施形態3におけるトレーディングカードのハードウェア構成例を示す図である。
まず、一般的なゲーム機100について、サッカーゲームを例として説明する。図1は、ゲーム機100の斜視図である。
ゲーム機100は、筐体102の前に着座したプレイヤーによって使用される。筐体102の上面には、正面モニター104が設置されている。正面モニター104の両脇には、スピーカー106が設置されている。筐体102の上板には、カード配置パネル108が埋め込まれている。さらに、筐体102の上板には、押しボタンスイッチ114と発光ダイオード116も設置されている。尚、図1で示した筐体102は、外装のカバーを示している。
カード配置パネル108には、サッカーフィールドが描かれている。プレイヤーは、選手を示すトレーディングカード200を保持している。プレイヤーは、出場させる選手のフォーメーションを模して、トレーディングカード200をカード配置パネル108に載置する。
ゲーム機100は、トレーディングカード200の裏面を撮影し、裏面に描かれているパターンを分析してトレーディングカード200の種類、位置および向きを検出する。ゲーム機100は、各トレーディングカード200の検出結果を用いて試合のシミュレーション映像を作成し、正面モニター104に表示させる。また、ゲーム機100は、サッカー場の音声をスピーカー106から出力させる。
ゲーム機100がトレーディングカード200の裏面を撮影する仕組みについて説明する。図2は、ゲーム機100の側断面図である。
赤外光を用いてトレーディングカード200の裏面を撮影する。そのため、筐体102の内側にある赤外線ライト184は、カード配置パネル108に向けて赤外光を照射する。筐体102の内側にある撮影装置110は、赤外光を捉えて載置面の画像(「パネル画像」とよぶ)を生成する。撮影装置110は、鏡板182における反射を利用して、トレーディングカード200の載置面を下方または裏側から撮影する。但し、撮影装置110は、鏡板182を用いず下方から直接載置面を撮影してもよい。なお、撮影装置110の位置は、載置面の下方であってもよいが、載置面を裏側から撮影すればよいため、鏡板182を用いる場合は、載置面と同じ高さ、若しくは正面モニター104の裏側に筐体内部の空間が設けられている場合においては、載置面より高い位置に設けるようにしてもよい。
図3は、トレーディングカード200の裏面例を示す図である。
トレーディングカード200の中央にはコードパターン301が印刷されている。コードパターン301内の黒い部分は、例えば炭素等の赤外光を吸収する物質を原料に含むインクで印刷されている。白い部分は、赤外光を反射する上記の炭素等の赤外光を吸収する物質を含まないインクで印刷されている。また、トレーディングカード200の四隅には基準マーカ303が印刷されている。基準マーカ303も、コードパターン301の場合と同様に赤外光を吸収するインクと赤外光を反射するインクとで印刷されている。何も印刷されていないところは、白地のままであり赤外光を反射する。この裏面例は、第1従来例に開示されている。なお、基準マーカ303は、トレーディングカード200の四隅ではなく一カ所除いた三隅でもよく、また、コードパターン301の四隅または三隅でもよい。この場合、コードパターン301は、どのトレーディングカード200に対しても同じ所定位置に印刷されている。
図4は、第1従来例における赤外光の経路を示す図である。第1従来例は、特許文献1に基づく。カード配置パネル108は、補強板122に図柄シート120を貼り付けた構成となっている。図柄シート120には、サッカーフィールドのような、トレーディングカード200の配置基準となる図柄が表されている。トレーディングカード200は、図柄シート120の上に置かれる。図4では、説明の便宜のために間隔を空けているが、実際には接している。尚、乳白色の補強板122を用いれば、筐体102の内側を覗き見しにくくできる。
トレーディングカード200の反射域に向かう赤外光401は、補強板122と図柄シート120を透過してトレーディングカード200で反射する。赤外光401の反射光は、図柄シート120と補強板122を透過し筐体102の内側に向かう。一方、吸収域に向かう赤外光403は、トレーディングカード200で吸収される。また、トレーディングカード200がないところの赤外光405は、外部に放出される。
したがって、パネル画像における背景は低輝度になり、図3で白く示した領域だけが高輝度で写る。ゲーム機100において、コードパターン301と基準マーカ303を含む裏面の画像を分析して、トレーディングカード200の種類、位置および向きを検出する方法は、特許文献1に記載されている。
次に、カード配置パネル108に任意の画像を表示させることを考える。そのために、カード配置パネル108として液晶ディスプレイを用いるものとする。図5に、液晶ディスプレイをそのままカード配置パネル108として用いる第2従来例を示す。第2従来例は、特許文献2を参考としている。
液晶ディスプレイは、白色発光パネル128の上に液晶パネル126を重ねた構成になっている。白色発光パネル128は、白色LED(Light Emitting Diode)132が白色導光板130の側面から白色光を照射する構成になっている。白色光は、白色導光板130から垂直方向に放出され、液晶パネル126を裏面から照らす。液晶パネル126の内部には、2枚の偏光板が含まれる。
第2従来例でも、下方から液晶ディスプレイに赤外光を照射する。図5に示す各赤外光は、図4の場合と同様の経路を通る。但し、図5に示す赤外光501の反射光は、図4に示した赤外光401の反射光よりも弱くなる。これは、液晶パネル126を透過するときに、2枚の偏光板によって赤外光501の一部が遮断されるからである。しかも、往路と復路の合計2回透過するので、全体としての遮断率が大きい。そのため、反射光による輝度が低くなり、鮮明なパネル画像を得にくくなるという問題が生まれる。対策として、赤外線ライト184の出力を大きくすることも考えられるが、その場合には装置コストが高くなり、消費電力も増えるという弊害が生じる。
[実施形態1]
実施形態1では、第1や第2従来例のように赤外光の反射光を撮影するのではなく、トレーディングカード200から発光された赤外光で構成されたトレーディングカード200の識別子を撮影する。トレーディングカード200に赤外光を発光させるために、ゲーム機100はトレーディングカード200に対してワイヤレス給電を行なう。尚、トレーディングカード200は、電飾のための発光も行なう。ゲーム機100は、トレーディングカード200に発光コマンドを送って発光をコントロールする。
ワイヤレス給電では、コイルが使用される。図6に、ゲーム機100におけるコイル112の配線を示す。
カード配置パネル108の周囲にコイル112が設けられる。コイル112は、ワイヤレス給電方式にしたがって、カード配置パネル108の載置面に磁界を生じさせる。ワイヤレス給電方式として、電磁誘導方式、磁界共振方式あるいは電界結合方式などの従来の技術を利用する。尚、図6では、外装のカバーを除いた筐体102を示している。
次に、トレーディングカード200が発光する仕組みについて説明する。トレーディングカード200は、裏側に赤外光を発光し、表側に白色光を発光する構造になっている。図7は、トレーディングカード200の側断面図である。図8は、図7に示した断面線による水平断面図である。
トレーディングカード200の裏側について説明する。トレーディングカード200の左端の下部には、赤外線導光板204向きの赤外線発光素子202が一列に配置されている。赤外線発光素子202から放出された赤外光は、中間面、両側面および右端面を反射材210で覆われた赤外線導光板204内に充満し、下位に設けられた赤外線拡散シート212を介して拡散する。それにより、赤外線拡散シート212に貼り付けられた裏面シート214を内側から照らし出す。裏面シート214は、赤外光を透過させる素材を用いる。そして、図3で黒く示した吸収域と同じ範囲が、赤外光を遮断するインクで印刷されている。図3で白く示した反射域と同じ範囲は、赤外光を透過させる。この吸収域と反射域の範囲(形状等)をトレーディングカード200毎に異ならせることで、識別子として機能する。なお、本実施例では赤外線発光素子202から放出された赤外線発光を例に説明をするが、赤外線ではなく、紫外線等の他の不可視光を放出する発光素子(不可視光発光素子)を用いてもよい。
トレーディングカード200の表側について説明する。トレーディングカード200の左端の上部には、白色導光板208向きの白色発光素子206が一列に配置されている。白色発光素子206から放出された白色光は、中間面、両側面および右端面を反射材210で覆われた白色導光板208内に充満し、上位に設けられた白色拡散シート216を介して拡散する。それにより、白色拡散シート216に貼り付けられた表面シート218を内側から照らし出す。透明素材を用いる表面シート218に、半透明のインクで印刷されている選手の写真および選手の名前や属性を示す文字列などが、高い輝度で照らされる。たとえば、シミュレーションでゴールを決めた選手のトレーディングカード200を高い輝度で照らせば、選手が躍動する雰囲気を演出できる。また、表面シート218を半透明の白以外の色にすることで、白以外の色で発光させるようにしてもよい。なお、本実施例では白色発光素子206から放出された白色光を例に説明をするが、白色ではなく、赤色や青色等の他の色の可視光を放出する発光素子(可視光発光素子)を用いてもよい。
続いて、ゲーム機100の全体構成について説明する。図9は、実施形態1におけるカード配置パネル108と筐体102の組立図である。
カード配置パネル108の下層として白色導光板130が設けられる。白色導光板130の4つの側面には、白色LED132が設置される。上層には、液晶パネル126が設けられる。白色導光板130と白色LED132と液晶パネル126を、筐体102に固定させるパネルフレーム186の内部には、コイル112が通っている。なお、コイル112は、パネルフレーム186の内部のほか、カード配置パネル108の内部に複数並べて設けてもよい。この場合、液晶パネル126が出力する映像の視認性が損なわれないように、透明電極等の透明の導体をコイル112に用いるとよい。
図10に、実施形態1における赤外光および白色光の経路を示す。
トレーディングカード200における裏面シート214の透過域から放出された赤外光601は、液晶パネル126と白色導光板130を透過する。赤外光601は、液晶パネル126を1回しか通らないので、図5に示した第2従来例の場合に比べて全体としての遮断率が小さい。
また、白色導光板130と白色LED132が一体となった白色発光パネル128は、液晶パネル126を背後から照らす。この白色光603は、トレーディングカード200の逆光となる。しかし、トレーディングカード200の表面が白色光605で内側から照らされるので、逆光による見づらさを解消できる。
図11は、ゲーム機100のハードウェア構成例を示す図である。
この例におけるゲーム機100は、制御装置140を備える。制御装置140は、CPU(Central Processing Unit)142、メモリ144、入出力I/F(インターフェース)146、グラフィック表示回路148a、グラフィック表示回路148b、サウンド回路150および光源制御回路152を有する。
入出力I/F146は、給電装置162、撮影装置110、押しボタンスイッチ114、発光ダイオード116および送信器166を制御する。給電装置162は、コイル112を用いたワイヤレス給電を行なう。なお、給電装置162から給電を行うことによって直接的に赤外線発光素子202や白色発光素子206等を発光させてもよいが、任意のトレーディングカード200を発光させるには、送信器166からトレーディングカード200へ発光コマンドを送信することで発光させるようにしてもよい。この発光コマンドには、赤外線発光素子202を発光させるためのコマンドと白色発光素子206を発光させるためのコマンドの2種類としてもよい。また、発光コマンドには、発光時間や点滅間隔、点滅回数などの発光パターンを示す識別子を含んでいてもよいが、1回の発行コマンドの送信で、決まった発光パターンで発光するようにしてもよい。
また、特定のトレーディングカード200に向けた発光コマンドの場合には、発光コマンドに命令対象となるトレーディングカード200の識別子が付加される。これにより、出場している選手のうち、特定選手のトレーディングカード200に対してのみ発光を命令することができる。一方、不特定のトレーディングカード200に向けた発光コマンドの場合には、発光コマンドに命令対象となるトレーディングカード200の識別子を付加しない。これにより、出場している選手のすべてのトレーディングカード200に対して発光を命令することができる。なお、全てのカードを対象とした発光コマンドや、特定の種類のトレーディングカード200を対象とした発光コマンドを設定するようにしてもよい。
グラフィック表示回路148aは、グラフィック画像を正面モニター104に表示させる。サウンド回路150は、アンプ164とスピーカー106を用いて音を出力させる。グラフィック表示回路148bは、サッカーフィールドのような図柄やゲーム画面などのグラフィック画像を液晶ディスプレイ160に表示させる。光源制御回路152は、赤外線発光パネル134の部品である赤外線LED138を制御する。なお、光源制御回路152は、入出力I/Fに直接接続されていてもよい。
図12は、制御装置140のモジュール構成例を示す図である。
制御装置140の各構成要素は、CPUおよび各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
制御装置140は、映像取得部170、映像解析部172、ゲーム進行部174および制御部176を有する。映像取得部170は、撮影装置110からパネル画像を取得して、映像解析部172へ渡す。映像解析部172は、パネル画像を解析して、トレーディングカード200の種類、位置および向きを検出する。ゲーム進行部174は、トレーディングカード200の種類、位置および向きを取得して、プレイヤー操作の情報として用いる。ゲーム進行部174は、トレーディングカード200の種類、位置および向きのうち、一部のみを用いてもよい。
制御部176は、コイン投入を検出し、ゲーム進行部174にゲーム開始を指示するタイミングで、給電装置162による電力の供給を開始させる。制御部176は、ゲーム進行部174からゲーム終了の通知を受けたタイミングで、給電装置162による電力の供給を停止させる。このように待機期間において給電装置162による電力の供給を行なわないので、ゲームに関わらない無駄な電力消費を防げる。また、ゲームが行なわれない間にトレーディングカード200を発光させないので、ユーザがトレーディングカード200を発光させるためだけにゲーム機100を占有しようとする動機が生じない。
最後に、トレーディングカード200の動作について詳述する。図13は、トレーディングカード200のハードウェア構成例を示す図である。
トレーディングカード200は、赤外線発光素子202、白色発光素子206、受電装置220、電源回路222、受信器224および発光制御回路226を備える。受電装置220は、ワイヤレス給電方式によって給電装置162から電力を受ける。電源回路222は、受電装置220で得た電力を変換して、赤外線発光素子202、白色発光素子206、受信器224および発光制御回路226に提供する。
赤外線発光素子202および白色発光素子206は、電源回路222から電力を得るとともに、発光制御回路226から発光を指示されたときに発光する。
受信器224は、ゲーム機100から発光コマンドを受信する。発光コマンドは、発光制御回路226へ渡される。発光制御回路226には自身のトレーディングカード200の識別子が記録されており、発光コマンドにトレーディングカード200の識別子が付加されている場合には、受信した発光コマンドに含まれる識別子と自身に記録されている識別子とを比較し、一致した場合に発光コマンドの種類に応じて赤外線発光素子202または白色発光素子206に発光を指示する。また、発光コマンドにいずれのトレーディングカード200の識別子も付加されていない場合にも、発光コマンドの種類に応じて赤外線発光素子202または白色発光素子206に発光を指示する。一方、発光コマンドに自身のトレーディングカード200以外の識別子が付加されている場合には、赤外線発光素子202および白色発光素子206に発光を指示しない。なお、発光制御回路226に記録されているトレーディングカード200の識別子は、トレーディングカード200の裏面シート214に構成されるコードパターン301を読み取ることで識別される識別子と同じまたは関連付けられたものである。
以上のように、実施形態1では、トレーディングカード200に赤外光を発光させて、フラットパネルに液晶ディスプレイ160を搭載することの弊害を解消した。また、ゲーム機100に赤外線ライト184を設けずに済むようにもなった。
また、トレーディングカード200の電飾による演出は、新たなトレーディングカード200を入手したユーザが、早くそのトレーディングカード200を光らせてみたいという気持ちを起こさせる。したがって、ゲームセンターへユーザを誘引する効果も期待できる。
[実施形態2]
実施形態1ではトレーディングカード200に発光機能を設ける例を示したが、実施形態2では従来のトレーディングカード200を用いて、トレーディングカード200における反射光を強めることによって、第2従来例で説明した課題を解決する。
上述したとおり、図5に示した第2従来例における赤外光501は、往路と復路において液晶パネル126を透過するので、その反射光は、図4に示した赤外光401の場合に比べて弱くなる。そのため、反射光による輝度が低くなり、鮮明なパネル画像を得にくくなるという問題があるが、実施形態2では実施形態1とは異なる方法でこれを解消する。
実施形態2では、筐体102の内部に設けられていた赤外線ライト184に代えて、赤外線発光パネルをカード配置パネル108に設けて、トレーディングカード200の近くから赤外光を照射する。実施形態2は、第2従来例において赤外線ライト184の出力を大きくするという対策に比べて、装置コストや消費電力を抑制できるという利点もある。
図14は、実施形態2におけるカード配置パネル108と筐体102の組立図である。
カード配置パネル108の最下層に補強板122が設けられる。補強板122は、カード配置パネル108全体の強度を高める。補強板122の上位には、液晶パネル126が設けられる。そして、液晶パネル126の上位である最上層に、赤外線導光板136が設けられる。液晶パネル126の上位は、液晶パネル126の表示方向に相当する。赤外線導光板136の4つの側面には、赤外線LED138が設置され、この赤外線導光板136と赤外線LED138とで赤外線発光パネルが構成される。そして、パネルフレーム186は、赤外線導光板136と赤外線LED138と液晶パネル126と補強板122を筐体102に固定させる。尚、実施形態2のパネルフレーム186の内部に、実施形態1で説明したコイル112は通っていない。
実施形態1と同様に、撮影装置110は、鏡板182における反射を利用して、トレーディングカード200の載置面を下方から撮影する。また、撮影装置110は、鏡板182を用いず下方から直接載置面を撮影してもよい。
図15は、赤外線導光板136の表側に放出された赤外光の経路を示している。
トレーディングカード200の反射域に向かう赤外光701は、トレーディングカード200ですぐに反射する。反射光は、赤外線導光板136と液晶パネル126と補強板122を透過して筐体102の内側に向かう。液晶パネル126を透過するときに、液晶パネル126によって赤外光の一部が遮断されるが、図5に示した第2従来例のように2回液晶パネル126を通るわけではない。したがって、第2従来例の場合に比べて全体としての遮断率が小さい。吸収域に向かう赤外光703は、トレーディングカード200で吸収される。トレーディングカード200がないところの赤外光705は、外部に放出される。
尚、トレーディングカード200において反射した赤外光を透過させるために、赤外線導光板136の裏面には反射材が設けられていない。したがって、赤外線導光板136は表側と裏側の両方に赤外光を放出する。続いて、裏側に放出された赤外光について説明する。
図16は、赤外線導光板136の裏側に放出された赤外光の経路を示している。
赤外線導光板136の裏側に放出された赤外光707は、液晶パネル126と補強板122を透過して筐体102の内側に向かう。裏側に放出された赤外光707も、液晶パネル126によってその一部が遮断される。
このように、撮影装置110は、トレーディングカード200の反射域で、図15で内側に向かう赤外光の強さと図16で内側に向かう赤外光の強さの合計に相当する輝度L1を検出する。それ以外のところでは、図16で内側に向かう赤外光の強さに相当する輝度L2を検出する。
実施形態2によれば、輝度L1は、図5に示した第2従来例の場合に比べて高くなるという特性を有する。輝度L2は液晶パネル126を介さない場合に比べて低くなるという特性を有する。これらの特性は、パネル画像におけるコントラストを高めることに寄与している。つまり、鮮明なパネル画像が得やすいことを意味する。
[実施形態3]
実施形態1では、ワイヤレス給電を受けるトレーディングカード200が発光する例を示したが、実施形態3では、ワイヤレス給電を受けるトレーディングカード200が音声を出力する例について説明する。
トレーディングカード200は、たとえばキャラクタの説明やキャラクタからのメッセージを音声で出力する。スマートフォンに接続されたNFC(Near Field Communication)リーダー・ライターにトレーディングカード200がかざされると、トレーディングカード200は内部に保持するデジタル音声データを用いて音声を再生する。尚、NFCは、ワイヤレス給電を利用した近距離無線通信機能の一つである。
このようにすれば、ユーザは、自らが所有するトレーディングカード200から発せられる音声を聞くことができる。ユーザは、キャラクタから語りかけられると、キャラクタへの親近感が沸き、トレーディングカード200を所有する喜びを感じるようになる。また、早くこのトレーディングカード200を使ってゲームを行いたいと思うようになるので、ゲームセンターへの誘導も図られる。
図18は、実施形態3におけるトレーディングカード200のハードウェア構成例を示す図である。
トレーディングカード200は、受電装置220、電源回路222、受信器224、送信器228、音声制御回路230、不揮発性メモリ232およびスピーカー234を備える。受電装置220は、ワイヤレス給電方式によって電力を受ける。電源回路222は、受電装置220で得た電力を変換して、受信器224、送信器228および音声制御回路230に提供する。なお、受電装置220と受信器224とは、同一の部品に両方の機能を持たせるようにしてもよい。
受信器224は、NFCリーダー・ライターから所定のコマンドやデータ等を受信する。また、送信器228は、NFCリーダー・ライターへ受信の際と同様にコマンドやデータ等を送信する。音声制御回路230は、不揮発性メモリ232に記憶されているデジタル音声データをアナログ音声データへ変換し、アナログ音声データをスピーカー234へ送る。スピーカー234は、アナログ音声データを音声へ変換して、出力する。
このような構成によって、トレーディングカード200の音声制御回路230は、ワイヤレス給電によって電力を得た時点で動作を開始して音声を再生する。
[その他の応用例]
実施形態1、2および3において、以下の応用例を適用してもよい。
トレーディングカード200以外の遊技媒体に本発明を適用してもよい。たとえば、フィギュアや駒のような立体形状の遊技媒体を用いてもよい。
大きな1つのコイル112をカード配置パネル108の周囲に配置して載置面の全体に磁界を生じさせる例について説明したが、複数のコイルを載置面に並べて全体に磁界を生じさせてもよい。たとえば、複数のコイルが埋め込まれたコイルパネルを、カード配置パネル108の層に加えてもよい。その場合には、コイルが写り込んだパネル画像の解析や、液晶パネル126の画像表示に配慮して、透明に近い素材の導線を用いることが好ましい。
裏面シート214のデザイン次第で、トレーディングカード200の裏面のどこからでも赤外光を放つことができる例を示したが、トレーディングカード200の裏面の一部のみから赤外光を放つようにしてもよい。つまり、赤外線導光板204と赤外線拡散シート212と裏面シート214を省き、トレーディングカード200の裏面に赤外線発光素子202を設置してもよい。その場合に、トレーディングカード200の共通位置に赤外線発光素子202を設置し、検出した赤外線発光素子202の位置関係に基づいてトレーディングカード200の位置および向きを特定してもよい。また、トレーディングカード200の種類によって固有の赤外線発光素子202の配置を決めておき、検出した赤外線発光素子202の位置関係に基づいてトレーディングカード200の種類を検出してもよい。
尚、紫外光用の撮影装置を使う場合に、トレーディングカード200の裏面から紫外光を発光させてもよい。可視光用の撮影装置を使う場合に、トレーディングカード200の裏面から可視光を発光させてもよい。
トレーディングカード200の表面全体から白色光を放つ例を示したが、トレーディングカード200の表面の一部のみから白色光を放つようにしてもよい。つまり、白色導光板208と白色拡散シート216を省き、トレーディングカード200の表面に白色発光素子206を設置してもよい。また、白色以外の可視光を放つ発光素子を用いてもよい。その場合に、可視光の色によってトレーディングカード200の種類を区別できるようにしてもよい。また、異なる色の可視光を発光する複数の発光素子を設置し、ゲームの進行に応じた発光コマンドによって発光させる色を指定してもよい。
また、トレーディングカード200の表面から不可視光(赤外光または紫外光)を発光させてもよい。その場合、プレイヤーが、不可視光を可視化する装置(ゴーグル、カメラまたはカメラ付きスマートフォンなど)を使って、トレーディングカード200の表面から放出される不可視光を確認することも考えられる。
実施形態1では、トレーディングカード200の表面で発光するとともに、裏面でも発光する例について説明した。但し、トレーディングカード200の裏面のみ発光し、表面は従来通り発光しなくてもよい。このときの裏面の発光は、上述の通り全面発光でも部分発光でもよい。また、トレーディングカード200の表面のみ発光し、裏面は発光せずに従来例または実施形態2のように裏面における反射光を利用してもよい。このときの表面の発光も、上述の通り全面発光でも部分発光でもよい。
トレーディングカード200における発光の仕方で、ゲームに関する情報をプレイヤーに知らせてもよい。ゲーム進行部174は、プレイヤーのチームがチャンスのときに、すべて若しくは特定のトレーディングカード200に対して、発光素子を強く発光させる発光コマンドを送信し、反対にプレイヤーのチームがピンチのときに、すべて若しくは特定のトレーディングカード200の発光素子を弱く発光させる発光コマンドを送信すれば、チームの状況をプレイヤーに知らせることができる。
また、ゲーム進行部174は、ある選手の体力値が高いときに、その選手のトレーディングカード200に対して、青色の発光素子を発光させる発光コマンドを送信し、反対にある選手の体力値が低いときに、その選手のトレーディングカード200に対して、赤色の発光素子を発光させる発光コマンドを送信すれば、選手毎の状況をプレイヤーに知らせることができる。
あるいは、発光素子が点滅するサイクルの長さによって選手毎の状況を示してもよい。ゲーム進行部174は、交代すべきでない選手のトレーディングカード200に対して、遅く点滅させる発光コマンドを送信し、反対に交代させるべき選手のトレーディングカード200に対して、早く点滅さる発光コマンドを送信すれば、プレイヤーへ選手の交代に関するアドバイスを与えることができる。
更に、トレーディングカード200の載置位置も加味することで、上記のチャンスやピンチの際、そのもっとも対象となるカードをゲーム進行等から特定して、その特定されたトレーディングカード200を発光させるようにしてもよい。
赤外光をパネル画像の撮影に用いる例を示したが、紫外光をパネル画像の撮影に用いてもよい。また、環境光が少ない場合には、可視光をパネル画像の撮影に用いてもよい。
パネル画像を下方から撮影する例を示したが、パネル画像を上方から撮影してもよい。たとえば、正面モニター104の上辺にカード配置パネル108に向けた撮影装置110を設置してもよい。パネル画像を上方から撮影する場合に、赤外光や紫外光などの不可視光をトレーディングカード200の表面から発光してもよい。
カード配置パネル108に表示させる画像は任意である。ゲームの種類に応じた図柄を表示してもよい。また、ゲームの進行に応じて図柄の一部を拡大表示してもよい。たとえば、サッカーのセットプレイにおいて、選手が集中する場所を拡大して表示すれば、細かいフォーメーションを指示しやすくなる。シミュレーションのようなゲーム画像をカード配置パネル108に表示させてもよい。
給電装置162を常に給電状態にしておき、発光コマンドで発光を制御する以外として、トレーディングカード200に発光制御回路226を設けず、また、発光コマンドも設けずに、電源回路222から得られる電力に応じて赤外線発光素子202および白色発光素子206が発光するようにしてもよい。
ゲーム機100の制御部176は、ゲーム開始通知とゲーム終了通知を発光コマンドとして送信器166に送信させてもよい。そして、トレーディングカード200の受信器224がゲーム開始通知を受信したときに、光源制御回路152が、白色発光素子206に発光を止めさせて、赤外線発光素子202に発光させるように切り替えてもよい。また、トレーディングカード200の受信器224がゲーム終了通知を受信したときに、光源制御回路152が、赤外線発光素子202に発光を止めさせて、白色発光素子206に発光させるように切り替えてもよい。このようにすれば、ゲームの進行中における白色発光素子206の電力消費を抑制し、ゲームの進行に必要な赤外光の放出を継続できる。
トレーディングカード200の識別子がユニークなものであり、また、プレイヤーの識別子(プレイヤーID)と関連付けられていて、更にトレーディングカード200をゲームで使用することによって、そのカードに紐づけられたパラメータが変化(成長)する場合、そのパラメータの変化に応じて発光コマンドを発光するようにしてもよい。ゲーム進行に応じて変化するパラメータが、所定値になった(所定値を超えた)場合、発光コマンドを送信することで、同じカードでもプレイヤーによって差別化することが可能になると共に、カードの成長が目視でも確認することが出来るようになる。なお、パラメータはフラグのON/OFFも含み、ゲーム終了後もセーブデータとしてゲームサーバ等に記憶されるため、次回以降のゲームでも変化したパラメータは継続して反映される。
光源制御回路152は、白色発光素子206と赤外線発光素子202を同時に発光させるように制御してもよい。このように制御していれば、トレーディングカード200の表面が光っていないとき、そのトレーディングカード200がゲーム機100によって検出されることはない。したがって、ゲーム機100が認知していないトレーディングカード200を、プレイヤーが操作しようとする勘違いを防げる。
給電装置162と受電装置220との間でデータ通信が可能である場合には、送信器166の代わりに給電装置162を用いて、送信器166を省いてもよい。また、受信器224の代わりに受電装置220を用いて、受信器224を省いてもよい。
複数枚のトレーディングカード200を同時に載置面に置くゲームの例を示したが、1枚のトレーディングカード200のみを配置面に置くゲームに本発明を適用してもよい。たとえば格闘技のゲームであれば、1枚のトレーディングカード200の操作だけでも、ゲームを進行させることが可能である。
実施形態2では、図17に示すように筐体102内部に設けられた白色ライト180を液晶パネル126のバックライトとして用いる例について説明したが、白色ライト180を設ける代わりに、白色発光パネル128を液晶パネル126の下側に設けてもよい。
液晶ディスプレイ160以外の表示ディスプレイ層を、カード配置パネル108に設けてもよい。有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイをカード配置パネル108に設けてもよい。
ゲーム機の例として、アーケードゲーム機を示したが、家庭用ゲーム機に本発明を適用してもよい。また、複数のプレイヤーが参加するテーブル型のゲーム機に本発明を適用してもよい。遊技媒体を発光させる手段としては、トレーディングカード等のコレクション性を高めるため、スマートフォン等のコンピュータと、これに有線/無線で接続された単体の給電装置162を用い(スマートフォンに給電装置が内蔵されている場合も含む)、コンピュータに別途インストールした発光制御プログラムを動作させて発光コマンドを出力させることで、ゲームとは別に発光させて楽しめるようにしてもよい。このようにすることで、例えば、ゲームプレイ中には発光しないカードであっても、カードが成長した時の発光の様子を確認することが出来、ゲームプレイへの意欲を掻き立てることが可能になる。なお、遊技媒体の発光に関して、上記のゲームサーバ等に記録されたセーブデータをダウンロードし、そのデータを用いて発光を制御するようにしてもよい。このようにすることで、ゲームをプレイしていない時でも、その遊技媒体の成長度合いを確認したり、他のプレイヤーに見せたりするなどして更なるゲームプレイを促すことが出来るようになる。
また、発光する場合と同様に、スマートフォンからトレーディングカード200へ音声出力コマンドを送信してもよい。トレーディングカード200の音声制御回路230は、ワイヤレス給電によって電力を得ただけでは動作を開始せず、更に音声出力コマンドを受信した場合に動作を開始してもよい。このようにすれば、スマートフォンで音声出力のタイミングを制御することができる。たとえば、スマートフォンのアプリケーションがユーザからの再生開始の指示を受け付けたときに、音声出力が始まるように制御できる。
スマートフォンのアプリケーションは、音声出力コマンドで再生対象となるメッセージのID(音声パターンの識別子)を指定してもよい。トレーディングカード200の不揮発性メモリ232には、メッセージIDに対応付けられたメッセージ等のデジタル音声データを複数記憶させておく。トレーディングカード200の音声制御回路230は、受信した音声出力コマンドで指定されたIDに対応するメッセージを不揮発性メモリ232から読み出して、その音声を再生する。また、スマートフォンから別のデジタル音声データとメッセージIDを送信し、トレーディングカード200の不揮発性メモリ232に書き込む(書き換えも含む)ようにしてもよい。データの書き込みも、書き込みコマンドや書き換えコマンドをトレーディングカード200に対して予め設定しておくことで、デジタル音声データとメッセージIDの組み合わせに更に書き込み/書き換えコマンドを送信することで、音声制御回路230が、受信したコマンドに応じて不揮発性メモリ232にデータを書き込む/書き換えるようにできる。
実施形態1と実施形態3を組み合わせて、トレーディングカード200が発光と音声出力の両方を行なってもよい。トレーディングカード200が音声出力コマンドを受けて音声を出力するタイミングで、同時に可視光を発してもよい。あるいは、トレーディングカード200が発光コマンドを受けて可視光を発するタイミングで、同時に音声を出力してもよい。このようにすれば、トレーディングカード200のキャラクタが、感情を伴ってユーザに話しかけているかのような印象を起こさせることができる。
実施形態3では、トレーディングカード200のスピーカー234から音声を出力する例を示したが、スマートフォンのスピーカーから音声を出力してもよい。その場合にトレーディングカード200の音声制御回路230は、不揮発性メモリ232からデジタル音声データを読み出して、送信器228を介してスマートフォンへ送信する。スマートフォンは、受信したデジタル音声データをアナログ音声データへ変換して、スピーカーから音声を出力する。あるいは、スマートフォンが後述するように既にデジタル音声データ(メッセージIDとの組み合わせを含む)を記憶している場合は、トレーディングカード200の音声制御回路230は、不揮発性メモリ232からメッセージIDを読み出して、送信器228を介してスマートフォンへ送信するようにしてもよい。すなわち、本発明における音声出力とは、遊技媒体のスピーカーから音声を再生する場合と、不揮発性メモリ232からデジタル音声データを読み出して、送信器228を介してスマートフォン等へ送信する場合を含み、音声制御回路230は、この両方を制御する音声出力部として機能する。
スマートフォンは、音声データを提供するWebサーバと連携してもよい。たとえばスマートフォンは、トレーディングカード200から受信したカードIDをWebサーバへ転送する。Webサーバは、カードIDに対応するデジタル音声データをスマートフォンへ送信する。スマートフォンは、受信したデジタル音声データを記憶し、アナログ音声データへ変換してスピーカーから音声を出力する。あるいは、スマートフォンは、Webサーバから受信したデジタル音声データをトレーディングカード200へ転送し、トレーディングカード200に音声を出力させる。また、トレーディングカード200は、受信したデジタル音声データによって、トレーディングカード200の不揮発性メモリ232に記憶しているデジタル音声データを更新し、あるいは増やしてもよい。カードIDは、カード個別の識別子でも、カード種類の識別子でもよい。スマートフォンは、カードIDとともにユーザIDを転送してもよい。その場合にWebサーバは、ユーザIDとカードIDに基づいて、送信するデジタル音声データを特定してもよい。なお、スマートフォンが音声データを提供するWebサーバと連携するのと同様に、業務用や家庭用などのトレーディングカードを用いたカードゲームのゲームサーバと連携するようにしてもよい。これによって、トレーディングカードゲームの進行に伴ってゲーム進行情報がセーブデータとしてゲームサーバに記憶されるため、スマートフォンがゲームサーバにアクセスすることで、このセーブデータに含まれるゲーム進行情報に基づいて、選択的にメッセージIDをトレーディングカード200に送信するよう、トレーディングカード200を選択する選択部を設けるようにしてもよい。このようにすることで、ゲームの進行に基づいて出力されるデジタル音声データが変わるため、一層トレーディングカードゲームへの誘導も図られる。また、メッセージIDの代わりに実施形態1の発光コマンドをゲームの進行に基づいて選択されたトレーディングカード200に送信するようにしてもよい。なお、選択されたトレーディングカード200に発光コマンドを送信する代わりに、給電用のコイル112が複数設けられている場合は、その何れか(選択されたトレーディングカード200に最も近い位置のコイル)に給電するようにしてもよい。
スマートフォンに代えてパーソナルコンピュータを用いてもよい。つまり、トレーディングカード200は、パーソナルコンピュータに接続されたNFCリーダー・ライターから電力を受けてもよい。その場合にパーソナルコンピュータは、上述したスマートフォンと同様の動作を行なってもよい。また、トレーディングカード200は、ゲーム機100もしくはゲーム機100に接続されたNFCリーダー・ライターから電力を受けて音声出力してもよい。その場合にゲーム機100は、上述したスマートフォンと同様の動作を行なってもよい。トレーディングカード200から受信したデジタル音声データによってゲーム機100が音声を出力してもよい。また、ゲーム機100のゲーム進行部174が、ゲームの進行に応じて音声出力コマンドを発行してもよい。
以上の実施形態および変形例から把握される発明のいろいろな態様を以下に例示する。
(付記1)
表示デバイス層と、当該表示デバイス層の表示方向に設けられた発光層とを含み、遊技媒体を載置可能な板部品と、
前記発光層から放たれ、前記遊技媒体において反射した光を受ける受光部と、
前記受光部で受けた前記光に基づいて、前記遊技媒体の少なくとも位置と種類を検出する検出部と、
検出された前記位置と前記種類に応じてゲームを進行するゲーム進行部と、を有するゲーム機。
(付記2)
ワイヤレス給電を受ける受電部と、前記ワイヤレス給電で得た電力を用いて音声データを出力する音声出力部と、を備える遊技媒体。
(付記3)
前記遊技媒体は、
無線通信で所定のコマンドを受け付ける受信部と、
音声データを記憶する記憶手段と、
を更に有し、
前記音声出力部は、前記受信部で受け付けたコマンドに基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記音声データを読み出して出力することを特徴とする、
付記2に記載の遊技媒体。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
100 ゲーム機、102 筐体、104 正面モニター、106 スピーカー、108 カード配置パネル、110 撮影装置、112 コイル、114 押しボタンスイッチ、116 発光ダイオード、120 図柄シート、122 補強板、124 コイルパネル、126 液晶パネル、128 白色発光パネル、130 白色導光板、132 白色LED、134 赤外線発光パネル、136 赤外線導光板、138 赤外線LED、140 制御装置、142 CPU、144 メモリ、146 入出力I/F、148 グラフィック表示回路、150 サウンド回路、152 光源制御回路、160 液晶ディスプレイ、162 給電装置、164 アンプ、166 送信器、170 映像取得部、172 映像解析部、174 ゲーム進行部、176 制御部、180 白色ライト、182 鏡板、184 赤外線ライト、186 パネルフレーム、200 トレーディングカード、202 赤外線発光素子、204 赤外線導光板、206 白色発光素子、208 白色導光板、210 反射材、212 赤外線拡散シート、214 裏面シート、216 白色拡散シート、218 表面シート、220 受電装置、222 電源回路、224 受信器、226 発光制御回路、228 送信器、230 音声制御回路、232 不揮発性メモリ、234 スピーカー、301 コードパターン、303 基準マーカ

Claims (1)

  1. 表示デバイス層と、当該表示デバイス層の表示方向に設けられた発光層とを含み、遊技媒体を載置可能な板部品と、
    前記発光層から放たれ、前記遊技媒体において反射した光を受ける受光部と、
    前記受光部で受けた前記光に基づいて、前記遊技媒体の少なくとも位置と種類を検出する検出部と、
    検出された前記位置と前記種類に応じてゲームを進行するゲーム進行部と、を有するゲーム機。
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