JP6839118B2 - ユニット連結部材、スピーカーユニット、及びアレイスピーカー - Google Patents

ユニット連結部材、スピーカーユニット、及びアレイスピーカー Download PDF

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Description

本発明は、複数のユニットを一体にするユニット連結部材、一体に連結されるスピーカーユニット、及びアレイスピーカーに関する。
複数のユニットを一体にする技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の技術は、複数のスピーカーユニットを一体にする。
特許文献1に記載の技術では、枠(同文献では、ホーン前部保持枠)及び一対のフレーム(同文献では、ホーン後部保持部材)により、複数のスピーカーユニットを一体に固定する。枠は、一列に並べられた複数のホーンにおいて、前部を取り囲み、複数のホーンの前部を固定する。一対のフレームは、一列に並べられた複数のホーンにおいて、複数のホーンの後部を挟持する。
特開2014−17780号公報
ところで、アレイスピーカーを構成するスピーカーユニットの個数は、スピーカーユニットの性能、アレイスピーカーの使用目的等によって異なる。例えば、所定地域の所定エリアにアレイスピーカーで放送を伝える場合、エリアの大きさによって、スピーカーユニットの個数が設定される。一方、アレイスピーカーを構成する複数のスピーカーユニットの配置がずれ、各スピーカーユニットの向きが異なるとアレイスピーカーの性能(音の伝達距離)が低下する虞がある。このため、複数のスピーカーユニットは強固に固定される。
しかし、従来技術のように、枠体を用いて複数のスピーカーユニットを強固に固定すると、アレイスピーカーを構成するスピーカーユニットの個数を変更し難い。また、枠体で複数のスピーカーユニットを固定する場合、アレイスピーカー毎に専用の枠が必要となる。このような事情は、複数のランプユニットからなる照明装置についても、同様に存在する。
そこで、任意の個数のユニットを強固に一体に固定できるユニット連結部材、スピーカーユニット、およびアレイスピーカーを提供する。
(1)上記課題を解決するユニット連結部材は、正面が同じ方向に向くように2つのユニットを連結するユニット連結部材であって、2つの前記ユニットが配列された状態で、隣接する2つの第1側壁を連結する第1連結部と、2つの前記ユニットが配列された状態で、前記第1側壁とは異なる隣接する2つの第2側壁を連結する第2連結部と、前記第1連結部と前記第2連結部とを結合する結合部とを備える。
この構成によれば、2つのユニットは、少なくとも2つの連結部により、少なくとも2か所で連結され、かつ、少なくとも2つの連結部は結合部により結合される。この構造により、任意の個数のユニットを強固に一体に固定できる。
(2)上記ユニット連結部材において、2つの前記ユニットにおいて前記ユニットの正面の後側であって前記第1連結部により連結される部分から前記第2連結部により連結される部分までの範囲の少なくとも一箇所で2つの前記ユニットを連結する第3連結部をさらに備え、前記結合部は、前記第1連結部と前記第2連結部と前記第3連結部とを結合する。
この構成によれば、2つのユニットは、少なくとも3つの連結部により、少なくとも3か所で連結される、かつ、少なくとも3つの連結部は結合部により結合される。この構造により、任意の個数のユニットを強固に一体に固定できる。
(3)上記ユニット連結部材において、前記第3連結部は、2つのユニットの後壁を連結する。この構成によれば、2つのユニットが、両側壁から離れた後壁で締結されるため、2つのユニットの捩じれが抑制される。
(4)上記ユニット連結部材において、前記第1連結部と、前記第2連結部と、前記第1連結部と前記第2連結部とを繋ぐ架橋部とを有する第1部品と、前記第3連結部を有する第2部品と、を含み、前記第1部品と前記第2部品とは分離可能に接続される。この構成によれば、ユニット連結部材は、第1部品と第2部品とにより構成されており、第1部品と第2部品との配置関係を調整できる。これにより、2つのユニットの配置関係の調整が可能である。
(5)上記ユニット連結部材において、前記ユニットは、スピーカーユニットまたはランプユニットである。この構成によれば、スピーカーユニットまたはランプユニットを連結できる。
(6)上記課題を解決するスピーカーユニットは、連結可能なスピーカーユニットであって、ホーンと、音を形成するドライバと、前記ホーン及び前記ドライバを収容するケースとを備え、前記ケースは、前記スピーカーユニットの配列方向と前記スピーカーユニットの前後方向との両方向に直交する方向に配列される第1側壁及び第2側壁と、正面の反対側にあり前記第1側壁及び前記第2側壁に繋がる後壁とを有し、前記第1側壁は、前記配列方向に並べられる2つの被締結部を有し、前記第2側壁は、前記配列方向に並べられる2つの被締結部を有し、前記後壁は、前記配列方向に並べられる2つの被締結部を有する。
この構成によれば、2つのスピーカーユニットにおいて、一方の第1側壁の被締結部と他方の第1側壁の被締結部とを締結部材で締結可能であり、一方の第2側壁の被締結部と他方の第2側壁の被締結部とを締結部材で締結可能であり、一方の後壁の被締結部と他方の後壁の被締結部とを締結部材で締結可能である。このように、2つのスピーカーユニットは、少なくとも3か所で連結されるため、任意の個数のスピーカーユニットを強固に一体に固定できる。
(7)上記課題を解決するアレイスピーカーは、一列に配列される複数のスピーカーユニットと、上記ユニット連結部材を備える。
この構成によれば、隣接する2つのユニットが3か所で連結され、かつ少なくとも3つの連結部は結合部により結合される。このため、スピーカーユニットは強固に一体に固定され、かつ、連結されているスピーカーユニットの個数を容易に変更できる。
上記ユニット連結部材及びスピーカーユニットは、任意の個数で複数のユニットを一体にできる。アレイスピーカーは、スピーカーユニットの個数を変更できる。
アレイスピーカーの斜視図。 連結された2つのスピーカーユニットの斜視図。 図2のIII−III線に沿うスピーカーユニットの断面図。 後からみたケースの斜視図。 前からみたケースの斜視図。 第1締結部で締結される部分の断面図。 ユニット連結部材の斜視図。 第1部品の斜視図。 第2部品の斜視図。
図1〜図9を参照して、アレイスピーカー1について説明する。
以下の説明では、アレイスピーカー1において正面が向く方向を「前方」といい、前方の反対方向を「後方」という。前方に沿う方向であって前後を区別しない方向を「前後方向DY」という。スピーカーユニット10の配列の方向を「配列方向DZ」という。前後方向DYと配列方向DZとのいずれにも直交する方向を「左右方向DX」という。
以下では、屋外または公共空間に設置されるアレイスピーカー1について説明する。公共空間とは、ドーム、コンサートホール、駅のホーム等を示す。アレイスピーカー1は、公衆に情報(例えば、災害報知等)を伝達する。広範囲に情報を伝達するというアレイスピーカー1の利用目的から、アレイスピーカー1を構成するスピーカーユニット10は、高出力である。このため、アレイスピーカー1は全体として大きくなる。したがって、風の影響を受け易い。また、振動を直接受け易い。例えば、アレイスピーカー1の設置近くに大型車両が通過すると、その振動が直接アレイスピーカー1に伝達される。ドームやコンサートホールでは、高い場所にアレイスピーカー1が設置されることがあることから、アレイスピーカー1が大きく揺れる場合もある。
アレイスピーカー1を構成するスピーカーユニット10のそれぞれの配置がずれて、それぞれの向きが異なると、アレイスピーカー1から出る音の位相がずれたり、音の伝播方向の一致性が崩れたりして、アレイスピーカー1の伝播性能が低下する。このようなことから、各スピーカーユニット10は強固に一体に固定される。
図1に示されるように、例えば、アレイスピーカー1は、取付部材40を介して支柱41に取り付けられる。また、アレイスピーカー1は、建物の外壁に取り付けられたり、アレイスピーカー1専用の支持構造体に固定されたりする。
アレイスピーカー1は、複数のスピーカーユニット10と、スピーカーユニット10を連結するユニット連結部材30とを備える。
複数のスピーカーユニット10は、正面が同じ方向を向き、かつ正面が面一となるように、固定される。アレイスピーカー1において配列数は限定されず、一列であったり、二列であったりする。
図2に示されるように、ユニット連結部材30は、アレイスピーカー1において隣接する2つのスピーカーユニット10を、両スピーカーユニット10,10の配置関係(特に、各スピーカーユニットの向き)が変わらないように、連結する。ユニット連結部材30の構造については後で詳述する。
図3に示されるように、スピーカーユニット10は、例えば、ホーン型のスピーカーとして構成される。具体的には、スピーカーユニット10は、ホーン11と、音を形成するドライバ12と、ホーン11及びドライバ12を収容するケース13とを備える。
ホーン11は、折り畳み構造を有する。ホーン11は、ドライバ12から出力される音を前方に導く第1ホーン11aと、第1ホーン11aに導かれた音を一旦後方に導く第2ホーン11bと、第2ホーン11bに導かれた音を前方に導く第3ホーン11cとを有する。音道の断面積(音の伝達方向に沿う線に垂直な面の面積)は、音の伝播の下流に向かって徐々に拡大する。第2ホーン11bは、第1ホーン11aを前から覆い、後方に開口する。第3ホーン11cは、第2ホーン11bを後方から覆い、前方に開口する。
図4及び図5に示されるように、ケース13は、正面が開口する箱型に構成される。ケース13は、第1側壁15と、第2側壁16と、第3側壁17と、第4側壁18と、開口部14の反対側の後壁19とを有する。ケース13は、例えば樹脂または金属で形成される。
第1側壁15及び第2側壁16は、左右方向DXに配列され、ホーン11が収容される空間を介して互いに対向するように配置される。
第1側壁15は、本実施形態では、スピーカーユニット10を正面からみて右側の壁である。第2側壁16は、本実施形態では、スピーカーユニット10を正面からみて左側の壁である。
第1側壁15は、前後方向DYに延びる第1構成壁15aと、配列方向DZにおいて第1構成壁15aを挟むように配置される第2構成壁15b及び第3構成壁15cを有する。
第2構成壁15b及び第3構成壁15cは、左右方向DXにおいて、第1構成壁15aよりも中心(左右方向DXにおける中心)側に配置される。第2構成壁15bには、後述の第1連結部33の第1締結部33aが締結される第1被締結部21aが設けられる。第3構成壁15cには、後述の第1連結部33の第2締結部33bが締結される第2被締結部21bが設けられる。
アレイスピーカー1の隣接する2つのスピーカーユニット10において、一方のスピーカーユニット10の第1被締結部21aと他方のスピーカーユニット10の第2被締結部21bとは、隣り合うように配置される。
第2側壁16は、第1側壁15に準じた構造を有する。
第2側壁16は、第1側壁15の各構成壁に準じた第1構成壁16a、第2構成壁16b、及び第3構成壁16cを有する。
第2構成壁16bには、後述の第2連結部34の第1締結部34aが締結される第1被締結部22aが設けられる。第3構成壁16cには、後述の第2連結部34の第2締結部34bが締結される第2被締結部22bが設けられる。
アレイスピーカー1の隣接する2つのスピーカーユニット10において、一方のスピーカーユニット10の第1被締結部22aと他方のスピーカーユニット10の第2被締結部22bとは、隣り合うように配置される。
第3側壁17及び第4側壁18は、ホーン11が収容される空間を介して互いに対向するように配置される。第3側壁17及び第4側壁18は、スピーカーユニット10が連結されてアレイスピーカー1が構成された状態において、配列方向DZに配列される。第3側壁17は、本実施形態では、スピーカーユニット10を正面からみて上側の壁である。第4側壁18は、スピーカーユニット10を正面からみて下側の壁である。
後壁19は、溝19aを有する。溝19aは、スピーカーユニット10が連結されてアレイスピーカー1が構成された状態において、配列方向DZに延びる。溝19aは、スピーカーユニット10が連結されてアレイスピーカー1が構成された状態において、下側の第3連結部35の第3締結部35aと、上側の第3連結部35の第4締結部35bとが収容可能に構成されている。
溝19aの底壁19bには、第3被締結部23aと、第4被締結部23bとが設けられる。第3被締結部23aと、第4被締結部23bとは、配列方向DZに並べられる。第3被締結部23aには、後述の第3連結部35の第3締結部35aが締結される。第4被締結部23bには、後述の第3連結部35の第4締結部35bが締結される。
図3及び図5に示されるように、ケース13と第3ホーン11cとの間の隙間には、3つの締結補助部材(以下、区別する場合、「第1締結補助部材25」〜「第3締結補助部材27」という。)が配置されている。締結補助部材は、ケース13の被締結部21a,21b,22a,22b,23a,23bとユニット連結部材30の連結部33,34,35との締結を補助する。締結補助部材は、鉄またはアルミニウム合金等の金属で形成される。
第1締結補助部材25は、第1側壁15の内面において第1被締結部21a及び第2被締結部21bに接触するように固定される。第2締結補助部材26は、第2側壁16の内面において第1被締結部22a及び第2被締結部22bの接触するように固定される。第3締結補助部材27は、後壁19の内面において、第3被締結部23a及び第4被締結部23bの接触するように固定される。
図6を参照して、ケース13とユニット連結部材30との締結構造を以下に説明する。ここでは、第1締結部33aと第1側壁15の第1被締結部21aとの締結構造を説明する。図6は、第1締結部33aと第1側壁15の第1被締結部21aとの締結部分について、前後方向DYに沿う線に垂直な断面である。
第1締結補助部材25と第1締結部33aとの間に第1側壁15の第1被締結部21aが配置される。ボルト50は、第1締結補助部材25側から、第1側壁15の第1被締結部21aを経て第1締結部33aに至るように、挿通される。第1締結補助部材25には、ボルト50のヘッドの回転防止のための一対のリブ25a(図5参照)が設けられている。そして、第1締結部33a側から出るボルト50の先端部にナット51がねじ入れられる。ナット51の締め付けにより、第1側壁15の第1被締結部21aと第1締結部33aとが締結される。
図7〜図9を参照して、ユニット連結部材30を説明する。
ユニット連結部材30は、正面が同じ方向に向くように2つのスピーカーユニット10を連結する。
ユニット連結部材30は、第1連結部33と、第2連結部34と、第3連結部35と、結合部36とを有する。
第1連結部33は、2つのスピーカーユニット10が配列された状態で、隣接する2つの第1側壁15を連結する。具体的には、第1連結部33は、第1締結部33a及び第2締結部33bを有する。
第1締結部33aは、隣接する2つのスピーカーユニット10において、一方のスピーカーユニット10の第1側壁15にある第1被締結部21aに、締結部材により、締結される。第2締結部33bは、隣接する2つのスピーカーユニット10において、他方のスピーカーユニット10の第1側壁15にある第2被締結部21bに、締結部材により、締結される。このように、第1締結部33aが一方のスピーカーユニット10の第1側壁15に締結されること、かつ第2締結部33bが他方のスピーカーユニット10の第1側壁15に締結されることにより、2つのスピーカーユニット10の第1側壁15同士が連結される。
第2連結部34は、2つのスピーカーユニット10が配列された状態で、隣接する2つの第2側壁16を連結する。第2連結部34の連結構造は、第1連結部33の連結構造に準ずる。第2連結部34は、第1締結部34a及び第2締結部34bを有する。すなわち、第1締結部34aが一方のスピーカーユニット10の第2側壁16に締結されること、かつ第2締結部34bが他方のスピーカーユニット10の第2側壁16に締結されることにより、2つのスピーカーユニット10の第2側壁16同士が連結される。
第3連結部35は、2つのスピーカーユニット10において、前後方向DYにおいて、スピーカーユニット10の後側であって第1連結部33により連結される部分から第2連結部34により連結される部分までの範囲の少なくとも一箇所で2つのスピーカーユニット10を連結する。
本実施形態では、第3連結部35は、2つのスピーカーユニット10が配列された状態で、隣接する2つの後壁19を連結する。第3連結部35は、2つのスピーカーユニット10の後壁19に渡るように構成されている。
具体的には、第3連結部35は、第3締結部35a及び第4締結部35bを有する。
第3締結部35aは、隣接する2つのスピーカーユニット10において、一方のスピーカーユニット10の後壁19にある第3被締結部23aに、締結部材により、締結される。第4締結部35bは、隣接する2つのスピーカーユニット10において、他方のスピーカーユニット10の後壁19にある第4被締結部23bに、締結部材により、締結される。このように、第3締結部35aが一方のスピーカーユニット10の後壁19に締結されること、かつ第4締結部35bが他方のスピーカーユニット10の後壁19に締結されることにより、2つのスピーカーユニット10の後壁19同士が連結される。
結合部36は、第3連結部35に交差しかつ第3連結部35に結合する本体部36aと、本体部36aの第1側壁15側の端部から第1連結部33に延びる第1腕部36bと、本体部36aの第2側壁16側の端部から第2連結部34に延びる第2腕部36cとを有する。
結合部36は、第1連結部33と第2連結部34と第3連結部35とを結合し、第1連結部33と第2連結部34と第3連結部35との位置関係を固定する。ユニット連結部材30において、第1連結部33と第2連結部34と第3連結部35との位置関係が固定されていることにより、ユニット連結部材30の第1連結部33と第2連結部34と第3連結部35とにより連結される各部位の位置関係が固定される。具体的には隣接する2つのスピーカーユニット10において、第1連結部33により連結される2つの第1側壁15と、第2連結部34により連結される2つの第2側壁16と、第3連結部35により連結される2つの後壁19との位置関係は、ユニット連結部材30を介して固定される。
このような固定によって、2つのスピーカーユニット10において、前後方向DY、左右方向DX、及び配列方向DZにおける2つのスピーカーユニット10の位置ずれが抑制される。また、2つのスピーカーユニット10において、一方が他方に対して左右方向DXに沿う線回りに回転すること、一方が他方に対して配列方向DZに沿う線回りに回転すること(捩じれ)、また、一方が他方に対して前後方向DYに沿う線回りに回転することが抑制される。
図8及び図9に示されるように、好ましくは、ユニット連結部材30は、複数の部品により構成される。
例えば、ユニット連結部材30は、第1部品31と、第2部品32とを備える。第1部品31及び第2部品32は、鉄またはアルミニウム合金等の金属で形成される。
第1部品31は、第1連結部33と第2連結部34と架橋部37とを有する。架橋部37は、第1連結部33と第2連結部34とを繋ぐ。架橋部37には、架橋部37の補強のため(すなわち、結合部36の補強)、第1連結部33側から第2連結部34側に延びる一対のリブ37aが設けられる。
第2部品32は、第3連結部35を有する。第2部品32は、さらに、第3連結部35に交差するように延びる接続部38を有する。接続部38を介して、第1部品31と第2部品32とが接続される。具体的には、第2部品32の接続部38と第1部品31の架橋部37とが接続される。ここで、接続は、ボルト等による締結、溶接、ろう付けを含む。好ましくは、第1部品31と第2部品32とは分離可能に接続される。具体的には、第1部品31と第2部品32とは、締結部材により、接続される。このように第1部品31と第2部品32とが接続されたものがユニット連結部材30であり、第1部品31の架橋部37と第2部品32の接続部38とを含む部分が、上述の結合部36に相当する。
実施形態の作用を説明する。
ユニット連結部材30は、隣接する2つのスピーカーユニット10を3か所で連結する。また、2つのスピーカーユニット10において、このように連結された3つの連結部分(連結部33,34,35で連結された部分)は、結合部36を介して結合される。この構造により、2つのスピーカーユニット10における3つの連結部分は、位置関係が固定されるようになり、2つのスピーカーユニット10が強固に固定され、2つのスピーカーユニット10の位置関係はずれ難くなる。また、ユニット連結部材30は2つのスピーカーユニット10を連結するものであるため、連結するスピーカーユニット10の個数を任意に変更できる。
実施形態の効果を説明する。
(1)ユニット連結部材30は、少なくとも第1連結部33と第2連結部34とを結合する結合部36とを備える。第1連結部33は、2つのスピーカーユニット10が配列された状態で、隣接する2つの第1側壁15を連結する。第2連結部34は、2つのスピーカーユニット10が配列された状態で、第1側壁15とは異なる隣接する2つの第2側壁16を連結する。この構成によれば、2つのユニットは、少なくとも2つの連結部により、少なくとも2か所で連結され、かつ、少なくとも2つの連結部は結合部により結合される。この構造により、任意の個数のユニットを強固に一体に固定できる。
(2)好ましくは、ユニット連結部材30は、第3連結部35を更に備える。結合部36は、第1連結部33と、第2連結部34と、第3連結部35とを連結する。第3連結部35は、2つのスピーカーユニット10において、スピーカーユニット10の後側であって第1連結部33により連結される部分から第2連結部34により連結される部分までの範囲の少なくとも一箇所で2つのスピーカーユニット10を連結する。
この構成によれば、2つのスピーカーユニット10は、3つの連結部33,34,35により3か所で連結され、かつ、3つの連結部33,34,35は、結合部36により結合される。この構造により、任意の個数のスピーカーユニット10をさらに強固に一体に固定できる。
(3)ユニット連結部材30において、第3連結部35は、2つのスピーカーユニット10の後壁19を連結する。この構成によれば、2つのスピーカーユニット10が、両側壁15,16から離れた後壁19で締結されるため、第3連結部35が第1側壁15同士または第2側壁16同士を締結する場合に比べて、2つのスピーカーユニット10の捩じれが抑制される。
(4)ユニット連結部材30において、第1連結部33と第2連結部34と架橋部37とを有する第1部品31と、第3連結部35を有する第2部品32とを含み、第1部品31と第2部品32とは分離可能に接続される。この構成によれば、ユニット連結部材30は、第1部品31と第2部品32とにより構成されており、第1部品31と第2部品32との配置関係を調整できる。これにより、2つのスピーカーユニット10の配置関係の調整が可能である。
(5)スピーカーユニット10は、次のケース13を備える。
ケース13は、左右方向DXに配列される第1側壁15と第2側壁16と後壁19とを有する。第1側壁15は、配列方向DZに並べられる第1被締結部21a及び第2被締結部21bを有する。第2側壁16は、配列方向DZに並べられる第1被締結部22a及び第2被締結部22bを有する。後壁19は、配列方向DZに並べられる第3被締結部23a及び第4被締結部23bを有する。
この構成によれば、2つのスピーカーユニット10において、一方の第1側壁15の第1被締結部21aと他方の第1側壁15の第2被締結部21bとを締結部材で締結可能である。一方の第2側壁16の第1被締結部22aと他方の第2側壁16の第2被締結部22bとを締結部材で締結可能である。一方の後壁19の第3被締結部23aと他方の後壁19の第4被締結部23bとを締結部材で締結可能である。このように、2つのスピーカーユニット10は、少なくとも3か所で連結されるため、任意の個数のスピーカーユニット10を強固に一体に固定できる。
(6)アレイスピーカー1は、一列に配列される複数のスピーカーユニット10と、上記構成のユニット連結部材30を備える。この構成によれば、一例では、隣接する2つのユニットは、2つの連結部33,34により少なくとも2か所で連結される。また、2つの連結部33,34は結合部36により結合されている。この構造により、スピーカーユニット10は強固に一体に固定され、かつ、連結されているスピーカーユニット10の個数を容易に変更できる。他の例では、隣接する2つのユニットは、3つの連結部33,34,35により3か所で連結される。また、3つの連結部33,34,35は結合部36により結合されている。この構造により、スピーカーユニット10はさらに強固に一体に固定され、かつ、連結されているスピーカーユニット10の個数を容易に変更できる。
<その他の実施形態>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、第3締結部35aは、2つのスピーカーユニット10の後壁19を連結するが、第3締結部35aの連結部分は、これに限定されない。例えば、第3締結部35aは、2つのスピーカーユニット10において第1側壁15の後部同士を連結してもよい。同様に、第3締結部35aは、2つのスピーカーユニット10において第2側壁16の後部同士を連結してもよい。
・上記実施形態では、ユニット連結部材30は、1つの第3連結部35を備えるが、ユニット連結部材30は、複数の第3連結部35を備え得る。例えば、ユニット連結部材30は、上からみて、スピーカーユニット10の後側(正面の反対側)であって第1連結部33により連結される部分から第2連結部34により連結される部分までの範囲において、2つのスピーカーユニット10を連結する複数の第3連結部35を備え得る。
・上記実施形態では、複数のスピーカーユニット10が連結されたアレイスピーカー1を上からみて、結合部36は、前方に開口する形状、例えば、C字、U字、コ字、またはこれらに類似する形状となっているが、結合部36の形状はこれに限定されない。例えば、上からみて結合部36は、環状であってもよい。例えば、結合部36は、四角形、矩形、ロ字状に構成され得る。この場合、結合部36の前の部分は、ケース13の前の部分を渡る。また、結合部36は、2つの部品により構成され得る。例えば、結合部36は、第1連結部33と第3連結部35とを結合する第1結合部品と、第2連結部34と第3連結部35とを結合する第2結合部品とを含み、第1結合部品と第2結合部品とは直接または第3連結部35を介して結合される。第1結合部品及び第2結合部品は、上からみて、L字、V字、またはレ字等に構成され得る。
・ユニット連結部材30が連結する対象物は、スピーカーユニット10に限られない。ユニット連結部材30は、例えば、照明用のランプユニットを連結し得る。例えば、ナイター照明用のランプの連結に用いられ得る。
・上記ユニット連結部材30は、2つの部品で構成されているが、ユニット連結部材30は、1つの部品により構成してもよい。
あ DY…前後方向、DX…左右方向、DZ…配列方向、1…アレイスピーカー、10…スピーカーユニット、11…ホーン、11a…第1ホーン、11b…第2ホーン、11c…第3ホーン、12…ドライバ、13…ケース、14…開口部、15…第1側壁、15a…第1構成壁、15b…第2構成壁、15c…第3構成壁、16…第2側壁、16a…第1構成壁、16b…第2構成壁、16c…第3構成壁、17…第3側壁、18…第4側壁、19…後壁、19a…溝、19b…底壁、21a…第1被締結部、21b…第2被締結部、22a…第1被締結部、22b…第2被締結部、23a…第3被締結部、23b…第4被締結部、25…第1締結補助部材、25a…リブ、26…第2締結補助部材、27…第3締結補助部材、30…ユニット連結部材、31…第1部品、32…第2部品、33…第1連結部、33a…第1締結部、33b…第2締結部、34…第2連結部、34a…第1締結部、34b…第2締結部、35…第3連結部、35a…第3締結部、35b…第4締結部、36…結合部、36a…本体部、36b…第1腕部、36c…第2腕部、37…架橋部、37a…リブ、38…接続部、40…取付部材、41…支柱、50…ボルト、51…ナット。

Claims (8)

  1. 正面が同じ方向に向くように2つのユニットを連結するユニット連結部材であって、
    2つの前記ユニットが配列された状態で、隣接する2つの第1側壁を連結する第1連結部と、
    2つの前記ユニットが配列された状態で、前記第1側壁とは異なる隣接する2つの第2側壁を連結する第2連結部と、
    前記第1連結部と前記第2連結部とを結合する結合部とを備え、
    前記ユニットは、スピーカーユニットまたはランプユニットである
    ユニット連結部材。
  2. 正面が同じ方向に向くように2つのユニットを連結するユニット連結部材であって、
    2つの前記ユニットが配列された状態で、隣接する2つの第1側壁を連結する第1連結部と、
    2つの前記ユニットが配列された状態で、前記第1側壁とは異なる隣接する2つの第2側壁を連結する第2連結部と、
    2つの前記ユニットにおいて、前記ユニットの正面の後側であって前記第1連結部により連結される部分から前記第2連結部により連結される部分までの範囲の少なくとも一箇所で2つの前記ユニットを連結する第3連結部と、
    前記第1連結部と前記第2連結部と前記第3連結部とを結合する結合部と、を備える
    ユニット連結部材。
  3. 前記第3連結部は、2つのユニットの後壁を連結する
    請求項2に記載のユニット連結部材。
  4. 前記第1連結部と、前記第2連結部と、前記第1連結部と前記第2連結部とを繋ぐ架橋部とを有する第1部品と、前記第3連結部を有する第2部品と、を含み、
    前記第1部品と前記第2部品とは分離可能に接続される
    請求項2または3に記載のユニット連結部材。
  5. 前記ユニットは、スピーカーユニットまたはランプユニットである
    請求項2〜4のいずれか一項に記載のユニット連結部材。
  6. 連結可能なスピーカーユニットであって、
    ホーンと、音を形成するドライバと、前記ホーン及び前記ドライバを収容するケースとを備え、
    前記ケースは、前記スピーカーユニットの配列方向と前記スピーカーユニットの前後方向との両方向に直交する方向に配列される第1側壁及び第2側壁と、正面の反対側にあり前記第1側壁及び前記第2側壁に繋がる後壁とを有し、
    前記第1側壁は、前記配列方向に並べられる2つの被締結部を有し、
    前記第2側壁は、前記配列方向に並べられる2つの被締結部を有し、
    前記後壁は、前記配列方向に並べられる2つの被締結部を有する
    スピーカーユニット。
  7. 一列に配列される複数のスピーカーユニットと、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のユニット連結部材と、を備える
    アレイスピーカー。
  8. 一列に配列される複数のスピーカーユニットと、正面が同じ方向に向くように2つの前記スピーカーユニットを連結するユニット連結部材と、を備え、
    前記ユニット連結部材は、
    2つの前記スピーカーユニットが配列された状態で、隣接する2つの第1側壁を連結する第1連結部と、
    2つの前記スピーカーユニットが配列された状態で、前記第1側壁とは異なる隣接する2つの第2側壁を連結する第2連結部と、
    前記第1連結部と前記第2連結部とを結合する結合部と、を備える
    アレイスピーカー。
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