JP6838280B2 - カートリッジ、印刷材供給装置、印刷装置 - Google Patents

カートリッジ、印刷材供給装置、印刷装置 Download PDF

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JP6838280B2
JP6838280B2 JP2016074043A JP2016074043A JP6838280B2 JP 6838280 B2 JP6838280 B2 JP 6838280B2 JP 2016074043 A JP2016074043 A JP 2016074043A JP 2016074043 A JP2016074043 A JP 2016074043A JP 6838280 B2 JP6838280 B2 JP 6838280B2
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    • B41J2/17503Ink cartridges
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、カートリッジ、印刷材供給装置、印刷装置等に関する。
従来から、印刷装置の一例として、インクジェット式のプリンターが知られている。一
般的に、インクジェット式のプリンターでは、印刷ヘッドから印刷材の一例であるインク
を用紙や布帛などの種々の印刷媒体に向けて噴射することによって、この印刷媒体に印刷
を行うことができる。インクジェット式のプリンターでは、従来から、インクを収容可能
なカートリッジから印刷ヘッドにインクを供給する構成が知られている。従来、カートリ
ッジにおいて、長尺化した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このカート
リッジによれば、カートリッジの高さ寸法の増大を低く抑えつつ、カートリッジ内に収容
可能なインクの容量を増大させることができる。
特開2007−203541号公報
しかしながら、カートリッジが長くなると、作業者は、プリンターのホルダーに装着さ
れているカートリッジをホルダーから抜き出すときに、カートリッジがホルダーから抜け
きるタイミングを把握しにくい。このため、作業者が手でカートリッジをホルダーから抜
き出すときに、不意にカートリッジがホルダーから抜け落ちてしまうことが考えられる。
これにより、カートリッジが落下したり、供給口に付着しているインクが飛散したりする
ことが考えられる。このように、従来のカートリッジには、利便性について改善の余地が
ある。
本発明は、少なくとも上述の課題を解決することができるものであり、以下の形態又は
適用例として実現され得る。
[適用例1]印刷装置の装着部に設けられた開口に挿入することによって前記装着部に
装着可能であり、且つ前記開口から抜き出すことによって前記装着部から取り外し可能な
カートリッジであって、前記開口に挿入されるときに挿入方向に向く第1面と、前記第1
面に対向する第2面と、前記第1面と前記第2面とに交差する第3面と、前記第1面と前
記第2面とに交差し、第3面に対向する第4面と、前記第3面のうち前記第2面よりも前
記第1面に近い部分に設けられた当接部と、を有し、前記当接部は、前記カートリッジが
前記装着部に装着された状態で、前記装着部に設けられた被当接部から離間し、且つ、前
記カートリッジが前記装着部から取り外される過程において前記被当接部に当接する、こ
とを特徴とするカートリッジ。
このカートリッジでは、カートリッジが装着部から取り外される過程で当接部が装着部
の被当接部に当接する。このとき、カートリッジを装着部から取り外す作業者は、当接部
が被当接部に当接したことを感触で検知することができる。カートリッジにおいて、当接
部は、第3面のうち第2面よりも第1面に近い部分に設けられている。このため、カート
リッジが装着部から取り外される過程で、第1面が開口部から抜け出る前に、当接部が被
当接部に当接可能である。よって、作業者は、カートリッジが開口部から抜け出る前に、
当接部が装着部の被当接部に当接したことを感知することができる。これにより、このカ
ートリッジでは、装着部から抜け出るタイミングが近いことを報知することができる。こ
の結果、カートリッジの利便性が高められる。
[適用例2]上記のカートリッジであって、前記当接部は、前記第3面から前記第4面
側と反対側に向かって突出する凸部に設けられている、ことを特徴とするカートリッジ。
このカートリッジでは、当接部が凸部に設けられているので、凸部が装着部の被当接部
に当接したときの感触によって、カートリッジが装着部から抜け出るタイミングを報知す
ることができる。
[適用例3]上記のカートリッジであって、前記当接部は、前記第3面から前記第4面
側に向かって凹む凹部に設けられている、ことを特徴とするカートリッジ。
このカートリッジでは、当接部が凹部に設けられているので、凹部が装着部の被当接部
に当接したときの感触によって、カートリッジが装着部から抜け出るタイミングを報知す
ることができる。
[適用例4]上記のカートリッジであって、前記挿入方向が鉛直方向と交差し、前記カ
ートリッジが前記装着部に装着されたときに、前記第3面が鉛直下方に向く、ことを特徴
とするカートリッジ。
このカートリッジでは、挿入方向が鉛直方向と交差し、第3面が鉛直下方に向いている
。ここで、カートリッジが装着部から取り外されるとき、カートリッジは、自重によって
装着部に対して鉛直下方に押し付けられやすい。そして、このカートリッジでは、鉛直下
方に向いている第3面に当接部が設けられているので、カートリッジが装着部から取り外
されるとき、当接部が鉛直上方に浮き上がりにくい。このため、当接部を確実に被当接部
に当接させやすい。この結果、カートリッジが装着部から抜け出るタイミングを確実に報
知しやすくすることができる。
[適用例5]上記のカートリッジであって、印刷材を収容可能な収容凹部を有する第1
ケースと、前記収容凹部を被覆可能な第2ケースと、を含み、前記当接部が、前記第2ケ
ースに設けられている、ことを特徴とするカートリッジ。
このカートリッジは、第1ケースと第2ケースとを含む。第1ケースは、印刷材を収容
可能な収容凹部を有している。ここで、カートリッジには、例えば、収容可能な印刷材の
容量が異なる種類が設定されることがある。そして、このような種類に対して、例えば、
第1ケースの収容凹部の容量を変えた種類を設定し、第1ケースの種々の種類に共通して
適用できる第2ケースを設定することが考えられる。上記のカートリッジでは、第2ケー
スに当接部が設けられているので、種々の種類に対して第2ケースを共通化でき、その結
果、コストの軽減が図られる。
[適用例6]上記のカートリッジであって、前記当接部は、前記挿入方向に対して傾斜
する傾斜面を含み、前記傾斜面は、前記第1面側から前記第2面側に向かうにつれて、前
記第3面側から前記第4面側に近づく向きに傾斜している、ことを特徴とするカートリッ
ジ。
このカートリッジでは、カートリッジが装着部から取り外される過程において当接部が
装着部の被当接部に当接するときの衝撃を緩和することができる。
[適用例7]上記のカートリッジであって、前記第3面のうち前記当接部よりも前記第
2面に近い部分に設けられた第2の当接部をさらに有し、前記第2の当接部は、前記カー
トリッジが前記装着部に装着された状態で前記被当接部から離間し、且つ、前記カートリ
ッジが前記装着部から取り外される過程において前記被当接部に当接する、ことを特徴と
するカートリッジ。
このカートリッジでは、カートリッジが装着部から取り外される過程で当接部が装着部
の被当接部に当接する前に、第2の当接部が被当接部に当接する。これにより、このカー
トリッジでは、装着部から抜け出るタイミングが近いことを段階的に報知することができ
る。
[適用例8]上記のカートリッジと、前記カートリッジを挿入可能な開口を有し、前記
開口を介して前記カートリッジを着脱可能な装着部と、を備え、前記装着部は、前記カー
トリッジが前記装着部から取り外される過程において前記カートリッジの前記当接部に当
接する被当接部を有し、前記被当接部は、前記カートリッジが前記装着部に装着された状
態で、前記カートリッジの前記当接部から離間している、ことを特徴とする印刷材供給装
置。
この印刷材供給装置では、カートリッジが装着部から取り外される過程で当接部が装着
部の被当接部に当接する。このとき、カートリッジを装着部から取り外す作業者は、当接
部が被当接部に当接したことを感触で検知することができる。カートリッジにおいて、当
接部は、第3面のうち第2面よりも第1面に近い部分に設けられている。このため、カー
トリッジが装着部から取り外される過程で、第1面が開口部から抜け出る前に、当接部が
被当接部に当接可能である。よって、作業者は、カートリッジが開口部から抜け出る前に
、当接部が装着部の被当接部に当接したことを感知することができる。これにより、この
カートリッジでは、装着部から抜け出るタイミングが近いことを報知することができる。
この結果、印刷材供給装置の利便性が高められる。
[適用例9]上記の印刷材供給装置を備える、ことを特徴とする印刷装置。
この印刷装置では、カートリッジが装着部から取り外される過程で当接部が装着部の被
当接部に当接する。このとき、カートリッジを装着部から取り外す作業者は、当接部が被
当接部に当接したことを感触で検知することができる。カートリッジにおいて、当接部は
、第3面のうち第2面よりも第1面に近い部分に設けられている。このため、カートリッ
ジが装着部から取り外される過程で、第1面が開口部から抜け出る前に、当接部が被当接
部に当接可能である。よって、作業者は、カートリッジが開口部から抜け出る前に、当接
部が装着部の被当接部に当接したことを感知することができる。これにより、このカート
リッジでは、装着部から抜け出るタイミングが近いことを報知することができる。この結
果、印刷装置の利便性が高められる。
本実施形態における液体噴射システムの主要構成を模式的に示す斜視図。 本実施形態におけるカートリッジを示す斜視図。 本実施形態におけるカートリッジを示す斜視図。 本実施形態における液体噴射システムの主要構成を模式的に示す斜視図。 本実施形態におけるカートリッジを示す分解斜視図。 実施例1におけるカートリッジを示す斜視図。 実施例1におけるカートリッジ及びホルダーを模式的に示す断面図。 実施例2におけるカートリッジを示す側面図。 実施例2におけるカートリッジ及びホルダーを模式的に示す断面図。 実施例3におけるカートリッジを示す側面図。 実施例1〜実施例3におけるケースを示す分解斜視図。 本実施形態におけるカートリッジの他の種類を示す分解斜視図。 実施例4におけるカートリッジ及びホルダーを模式的に示す断面図。 実施例4におけるカートリッジ及びホルダーを模式的に示す断面図。 実施例1〜実施例4における当接部の傾斜面を模式的に説明する図。 実施例5におけるカートリッジを示す平面図。 実施例5におけるカートリッジを示す平面図。 実施例5におけるカートリッジの他の例を示す平面図。 実施例5におけるカートリッジの他の例を示す平面図。 実施例6−1の標識を説明する図。 実施例6−2の標識を説明する図。 実施例6−3の標識を説明する図。 実施例6−4の標識を説明する図。 実施例6−5の標識を説明する図。 実施例6−6の標識を説明する図。 実施例6−7の標識を説明する図。 実施例6−8の標識を説明する図。 実施例6−9の標識を説明する図。 変形例1におけるインク供給装置の構成を模式的に説明する図。
液体噴射システムを例に、印刷装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する
。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成
や部材の縮尺が異なっていることがある。
本実施形態における液体噴射システム1は、図1に示すように、液体噴射装置の一例で
あるプリンター3と、印刷材供給装置の一例であるインク供給装置4と、を有している。
プリンター3は、搬送装置5と、記録部6と、移動装置7と、制御部11と、を有してい
る。
ここで、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に
示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。この場合、各図におけるXYZ
軸は、図1におけるXYZ軸に対応する。図1には、X軸とY軸とによって規定されるX
Y平面に液体噴射システム1を配置した状態が図示されている。本実施形態では、XY平
面を水平な平面に一致させた状態で液体噴射システム1をXY平面に配置したときの状態
が、液体噴射システム1の使用状態である。水平面に一致させたXY平面に液体噴射シス
テム1を配置したときの液体噴射システム1の姿勢を、液体噴射システム1の使用姿勢と
呼ぶ。
以下において、液体噴射システム1の構成部品やユニットを示す図や説明にX軸、Y軸
、及びZ軸が表記されている場合には、その構成部品やユニットを液体噴射システム1に
組み込んだ(搭載した)状態でのX軸、Y軸、及びZ軸を意味する。また、液体噴射シス
テム1の使用姿勢における各構成部品やユニットの姿勢を、それらの構成部品やユニット
の使用姿勢と呼ぶ。そして、以下において、液体噴射システム1や、その構成部品、ユニ
ット等の説明では、特にことわりがないときには、それぞれの使用姿勢での説明とする。
Z軸は、XY平面に直交する軸である。液体噴射システム1の使用状態において、Z軸
方向が鉛直上方向となる。そして、液体噴射システム1の使用状態では、図1において、
−Z軸方向が鉛直下方向である。なお、XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+(
正)の方向を示し、矢印の向きとは反対の向きが−(負)の方向を示している。
搬送装置5は、記録用紙などの記録媒体Pを、Y軸方向に間欠的に搬送する。記録部6
は、搬送装置5で搬送される記録媒体Pに、液体の一例であるインクで記録を行う。移動
装置7は、記録部6を、X軸に沿って往復移動させる。インク供給装置4は、記録部6に
インクを供給する。制御部11は、上記の各構成の駆動を制御する。
搬送装置5は、図1に示すように、駆動ローラー12Aと、従動ローラー12Bと、搬
送モーター13と、を有している。駆動ローラー12A及び従動ローラー12Bは、互い
に外周を接し合って回転可能に構成されている。搬送モーター13は、駆動ローラー12
Aを回転駆動するための動力を発生する。搬送モーター13からの動力は、伝動機構を介
して駆動ローラー12Aに伝達される。そして、駆動ローラー12Aと従動ローラー12
Bとの間に挟持した記録媒体PをY軸方向に間欠的に搬送する。
記録部6は、4つの中継ユニット15と、キャリッジ17と、記録ヘッド19と、を備
えている。中継ユニット15は、インク供給装置4から供給されたインクを記録ヘッド1
9に中継する。記録ヘッド19は、液体噴射部の一例であり、インクをインク滴として吐
出して、記録媒体Pに記録を行う。キャリッジ17は、4つの中継ユニット15と、記録
ヘッド19とを搭載している。なお、記録ヘッド19は、フレキシブルケーブル31を介
して制御部11に接続されている。記録ヘッド19からのインク滴の吐出は、制御部11
によって制御される。
移動装置7は、図1に示すように、タイミングベルト43と、キャリッジモーター45
と、ガイド軸47と、を備えている。タイミングベルト43は、一対のプーリー41A及
びプーリー41B間に張設されている。一対のプーリー41A及びプーリー41Bは、X
軸に沿って並べられている。このため、タイミングベルト43は、X軸に沿って張設され
ている。キャリッジモーター45は、プーリー41Aを回転駆動するための動力を発生す
る。ガイド軸47は、X軸に沿って延在している。ガイド軸47は、両端が図示しない筐
体に支持されており、キャリッジ17をX軸に沿ってガイドする。
キャリッジ17は、タイミングベルト43の一部に固定されている。キャリッジ17に
は、キャリッジモーター45からプーリー41A及びタイミングベルト43を介して動力
が伝達される。そして、キャリッジ17は、伝達された動力によって、X軸に沿って往復
移動可能に構成されている。
インク供給装置4には、図1に示すように、カートリッジ49が着脱自在に装着される
。また、インク供給装置4は、装着部の一例であるホルダー53と、ポンプユニット59
と、を有している。なお、本実施形態では、インク供給装置4に、複数の(本実施形態で
は4つの)カートリッジ49を装着することができる。4つのカートリッジ49は、ホル
ダー53に対して着脱可能に支持されている。カートリッジ49には、液体収容体の一例
であるパックユニット(後述する)が収容されている。パックユニットは、液体収容部の
一例であるインク収容部を有している。インクは、可撓性を有するフィルム材で構成され
たインク収容部に密封されている。
各カートリッジ49内のパックユニットには、インク供給チューブ57が接続される。
流路部材の一例であるインク供給チューブ57は、インク供給装置4から各中継ユニット
15に接続されている。4つの中継ユニット15は、それぞれ、インク供給チューブ57
を介して各カートリッジ49のパックユニットに接続される。各カートリッジ49内のイ
ンクには、各カートリッジ49から各中継ユニット15に至る過程でポンプユニット59
によって圧力が付与される。これにより、各カートリッジ49内のインクがインク供給チ
ューブ57を介して中継ユニット15に送り込まれる。つまり、インク供給装置4から記
録ヘッド19へのインクの供給をポンプユニット59で補助することができる。
このように、カートリッジ49内のインクがインク供給装置4から中継ユニット15を
介して記録ヘッド19に供給される。そして、記録ヘッド19に供給されたインクが、記
録媒体P側に向けられたノズル(図示せず)からインク滴として吐出される。なお、上記
の例では、プリンター3とインク供給装置4とを個別の構成として説明したが、インク供
給装置4をプリンター3の構成に含めることもできる。また、インク供給装置4とポンプ
ユニット59とを個別の構成とすることもできる。なお、ポンプユニット59の駆動は、
制御部11によって制御される。
上記の構成を有する液体噴射システム1では、搬送モーター13の駆動が制御部11に
よって制御され、搬送装置5が記録媒体Pを記録ヘッド19に対向させながら、Y軸方向
に間欠的に搬送する。このとき、制御部11は、キャリッジモーター45の駆動を制御し
て、キャリッジ17をX軸に沿って往復移動させながら、記録ヘッド19の駆動を制御し
て、所定の位置でインク滴を吐出させる。このような動作によって、記録媒体Pにドット
が形成され、この記録媒体Pに画像データなどの記録情報に基づく記録が行われる。なお
、液体噴射システム1としては、記録ヘッド19をX軸に沿って移動可能なキャリッジ1
7を備えた構成に限定されない。液体噴射システム1としては、記録媒体PのX軸に沿っ
た幅にわたって記録ヘッド19を配置したラインヘッド型の形態も採用され得る。
カートリッジ49は、図2に示すように、ケース61を有している。カートリッジ49
は、例えば、Z軸に沿った100mmの高さ寸法に対して、Y軸に沿った550mmの長
手方向の寸法を有する長尺形状を有している。
ケース61は、カートリッジ49の外殻を構成している。ケース61は、前面62と、
下面63と、側面64と、を有している。前面62と、下面63と、側面64とは、相互
に交差している。また、ケース61は、図3に示すように、後面65と、上面66と、側
面67と、を有している。後面65と、上面66と、側面67とは、相互に交差している
。前面62は、上面66及び側面67にも交差している。後面65は、下面63及び側面
64にも交差している。また、前面62と後面65とは、互いに対向している。下面63
と上面66とは、互いに対向している。側面64と側面67とは、互いに対向している。
なお、前面62は、カートリッジ49の−Y軸方向の端部に位置している。後面65は、
カートリッジ49のY軸方向の端部に位置している。つまり、カートリッジ49において
、前面62が一端に位置し、後面65が他端に位置している。なお、前面62が第1面に
対応し、後面65が第2面に対応し、下面63が第3面に対応し、上面66が第4面に対
応している。
前面62と、下面63と、側面64と、後面65と、上面66と、側面67とは、それ
ぞれ、平坦な面に限られず、凹凸を含んでいたり、曲面を含んでいたりしてもよい。また
、互いに交差する2つの面は、互いに直交している必要はなく、交差する位置関係を有し
ていればよい。2つの面が交差するとは、2つの面が互いに平行でない位置関係であるこ
とを示す。よって、互いに交差する2つの面が直接に接触する構成に限られず、互いに交
差する2つの面が、他の平面や曲面などを介して交差する構成も採用され得る。つまり、
2つの面が互いに直接に接触している場合のほか、直接に接触しておらず互いに離れてい
る位置関係でも、一方の面の延長と他方の面の延長とが交差する関係である場合も交差す
ると表現する。また、交差する2つの面がなす角は、直角、鈍角、鋭角のいずれでもよい
図2に示すように、ケース61の前面62には、供給口68と、加圧口69と、が設け
られている。供給口68は、ケース61に形成された開口として設けられている。図4に
示すように、ホルダー53にカートリッジ49が装着されるとき、カートリッジ49は、
供給口68側、すなわち前面62側からホルダー53に挿入される。このとき、カートリ
ッジ49の前面62が、ホルダー53の開口71からホルダー53内に挿入される。
ここで、カートリッジ49がホルダー53の開口71に挿入されるときの方向は、挿入
方向S1と表記される。また、カートリッジ49がホルダー53から抜き出されるときの
方向は、抜出方向S2と表記される。カートリッジ49がホルダー53の開口71に挿入
されるとき、前面62が挿入方向S1に向く。そして、ホルダー53の開口71は、挿入
方向S1と逆の方向である抜出方向S2に向かって開口している。
ここで、前面62が挿入方向S1に向いているというのは、前面62と挿入方向S1と
が平行でない状態を指す。前面62が挿入方向S1に向いている状態は、前面62と挿入
方向S1とがなす角度が厳密に垂直である状態に限定されず、前面62と挿入方向S1と
がなす角度が鋭角や鈍角である状態を含む。同様に、ホルダー53の開口71が抜出方向
S2に向かって開口しているというのは、開口71の輪郭によって閉じられる面と抜出方
向S2とが平行でない状態を指す。開口71が抜出方向S2に向かって開口している状態
は、開口71の輪郭によって閉じられる面と抜出方向S2とがなす角度が厳密に垂直であ
る状態に限定されず、鋭角や鈍角である状態を含む。本明細書において、面が所定方向を
向いているという表記には、面と所定方向とがなす角度が厳密に垂直である状態に限定さ
れず、鋭角や鈍角である状態を含む。
なお、本実施形態では、挿入方向S1が−Y軸方向となり、抜出方向S2がY軸方向と
なる。つまり、本実施形態では、挿入方向S1及び抜出方向S2がそれぞれY軸に沿って
いる。しかしながら、挿入方向S1及び抜出方向S2は、これに限定されず、挿入方向S
1がY軸方向となり、抜出方向S2が−Y軸方向となる形態も採用され得る。また、挿入
方向S1及び抜出方向S2としては、X軸に沿った方向や、Z軸に沿った方向、X軸、Y
軸及びZ軸に交差する方向など、種々の方向が採用され得る。
インク供給装置4では、ホルダー53内で供給口68を介してカートリッジ49とイン
ク供給チューブ57とが接続される。また、加圧口69(図2)には、ポンプユニット5
9が接続される。加圧口69は、ポンプユニット59から送り込まれる大気をケース61
内に導入する導入口であり、ポンプユニット59への接続口である。
ケース61は、図3に示すように、第1ケース75と、第2ケース76と、を含んでい
る。また、カートリッジ49は、図5に示すように、パックユニット81と、シート部材
85と、を有している。第1ケース75と第2ケース76とは、X軸方向において、互い
に隣り合っている。パックユニット81は、第1ケース75と第2ケース76との間に配
置されている。シート部材85は、パックユニット81と第2ケース76との間に配置さ
れている。
第1ケース75は、第1壁91と、第2壁92と、第3壁93と、第4壁94と、第5
壁95と、を有している。第1壁91は、X軸方向と交差しており、第2ケース76側に
面している。第2壁92と、第3壁93と、第4壁94と、第5壁95とは、それぞれ、
第1壁91に交差している。第1壁91をシート部材85側から平面視したときに、第1
壁91は、第2壁92と、第3壁93と、第4壁94と、第5壁95とによって囲まれて
いる。
第2壁92と第3壁93とは、第1壁91をY軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設
けられている。第4壁94と第5壁95とは、第1壁91をZ軸方向に挟んで互いに対峙
する位置に設けられている。第2壁92は、第4壁94及び第5壁95のそれぞれに交差
している。第3壁93も、第4壁94及び第5壁95のそれぞれに交差している。第2壁
92と、第3壁93と、第4壁94と、第5壁95とは、第1壁91から+X軸方向に突
出している。これにより、第1壁91を主壁として、主壁から+X軸方向に伸びる第2壁
92と、第3壁93と、第4壁94と、第5壁95とによって収容凹部96が構成される
収容凹部96は、−X軸方向に向かって凹となる向きに構成されている。収容凹部96
は、+X軸方向に向かって、すなわちシート部材85側に向かって開口している。換言す
れば、収容凹部96は、シート部材85側とは反対側に向かって凹となる向きに設けられ
ている。前述した供給口68及び加圧口69は、第1ケース75の第2壁92に設けられ
ている。供給口68は、第2壁92を貫通している。このため、供給口68は、収容凹部
96内に至っている。
加圧口69は、第2壁92において、供給口68よりも第5壁95側に設けられている
。加圧口69には、第2壁92を貫通して収容凹部96内に連通する流路が設けられてい
る。ポンプユニット59(図1)から送り込まれる大気は、加圧口69の流路を通って収
容凹部96内に導入される。なお、第1壁91〜第5壁95は、それぞれ、平坦な壁に限
られず、凹凸を含むものであってもよい。
第1ケース75の収容凹部96内には、パックユニット81が収容される。パックユニ
ット81は、接続ユニット101と、袋体103と、を有している。袋体103は、可撓
性を有するシート部材で構成されており、シート部材が袋状に接合されている。袋体10
3の内部にインクが収容される。本実施形態では、シート部材を溶着で接合することによ
って袋体103が構成されている。袋体103の形態としては、ピロータイプ、スタンデ
ィングパウチタイプ、ガゼットタイプなど、種々の形態が採用され得る。本実施形態では
、ガゼットタイプが採用されている。袋体103は、一枚のシート部材を袋状に接合する
ことによって構成されている。ガゼットタイプの袋体103では、周縁に接合部105が
設けられている。
接続ユニット101は、接合部105を貫通して、袋体103の外側から袋体103の
内側に挿入されている。接続ユニット101と袋体103とは、接合部105において互
いに接合されている。接続ユニット101は、袋体103の内部から袋体103の外部に
突出している。以下において、接合部105の部位のうち接続ユニット101に交差する
部位は、接合部105Aと表記される。
接続ユニット101の内部には、袋体103の内部に連通する流路と、流路を開閉する
弁とが設けられている。袋体103内のインクは、接続ユニット101に設けられた流路
を通って袋体103の外側に導出される。上記の構成を有するパックユニット81は、接
続ユニット101が収容凹部96の内側から供給口68に嵌入された状態で、袋体103
が収容凹部96内に収容される。
図5に示すように、シート部材85は、第1ケース75のX軸方向に設けられている。
シート部材85は、第2ケース76側から第1ケース75を平面視したとき、第1ケース
75の収容凹部96を覆う大きさ及び形状を有している。第1ケース75の第2壁92〜
第5壁95には、それぞれ、接合部106が設けられている。接合部106は、第2壁9
2〜第5壁95のX軸方向の端部に設けられている。
第2ケース76側から第1ケース75を平面視したときに、接合部106は、収容凹部
96を囲んでいる。接合部106には、シート部材85が接合される。シート部材85と
収容凹部96とによって囲まれる空間にパックユニット81が収容される。本実施形態で
は、シート部材85は、溶着によって接合部106に接合されている。シート部材85に
よって収容凹部96内の気密性が高められている。これにより、収容凹部96は、シート
部材85によって封止されている。なお、接続ユニット101と供給口68との間には、
シール部材が設けられている。このシール部材によって、接続ユニット101と供給口6
8との間の気密性が高められている。上記の構成により、ポンプユニット59で収容凹部
96内の袋体103を加圧しやすくなっている。
第2ケース76は、図5に示すように、シート部材85の第1ケース75側とは反対側
に設けられている。第2ケース76は、第2ケース76側から第1ケース75を平面視し
たとき、第1ケース75の収容凹部96を覆う大きさ及び形状を有している。第2ケース
76は、第1ケース75の収容凹部96をシート部材85ごと覆っている。これにより、
パックユニット81、及びシート部材85が、第1ケース75と第2ケース76との間に
収容される。
上記の構成を有するカートリッジ49をホルダー53(図4)に装着すると、ホルダー
53内に設けられた中空状の供給針(図示せず)がパックユニット81(図5)の接続ユ
ニット101に嵌入する。これにより、接続ユニット101内の弁が開放され、接続ユニ
ット101内の流路から供給針を介してカートリッジ49内のインクが、インク供給チュ
ーブ57(図4)に導出される。
また、カートリッジ49をホルダー53に装着すると、ポンプユニット59(図4)が
加圧口69に接続される。そして、ポンプユニット59から第1ケース75とシート部材
85とによって囲まれた空間内、すなわち収容凹部96内に大気が送り込まれる。これに
より、カートリッジ49内でパックユニット81の袋体103が加圧される。この結果、
パックユニット81内のインクがインク供給チューブ57(図4)を介して記録ヘッド1
9に送り込まれる。
液体噴射システム1によってインクが消費され、パックユニット81内のインクが所定
量を下回ると、カートリッジ49の交換が促される。このとき、作業者がカートリッジ4
9を交換することによって、記録ヘッド19へのインクの供給が継続され得る。液体噴射
システム1では、ホルダー53に装着されているカートリッジ49をホルダー53から取
り外すことができる。作業者は、ホルダー53からカートリッジ49を引き抜くことによ
って、カートリッジ49をホルダー53から取り外すことができる。
このとき、作業者は、図3に示すように、カートリッジ49に設けられている手掛け部
107に手指を引っ掛けてカートリッジ49を引き抜くことができる。手掛け部107は
、カートリッジ49のY軸方向の端部に凹状に設けられている。凹状の手掛け部107に
手指を挿入することによって、手掛け部107に手指を引っ掛けることができる。作業者
は、片手の手指を手掛け部107に引っ掛けてカートリッジ49を片手で引き抜くことが
できる。
このとき、作業者が片手でカートリッジ49を引き抜いて、図4に示すカートリッジ4
9の前面62をホルダー53の開口71から抜き出してしまうことが考えられる。ここで
、カートリッジ49は、前述したように、長尺形状を有している。カートリッジ49が長
尺形状を有していると、作業者は、カートリッジ49をホルダー53から抜き出すときに
、カートリッジ49がホルダー53の開口71から抜けきるタイミングを把握しにくい。
このため、作業者がカートリッジ49をホルダー53から抜き出すときに、不意にカート
リッジ49がホルダー53から抜け落ちてしまうことが考えられる。これにより、カート
リッジ49が床などに落下したり、供給口68や接続ユニット101に付着しているイン
クが飛散したりすることが考えられる。
本実施形態における液体噴射システム1では、このようなことに対する注意を喚起する
工夫が施されている。このような工夫の一例として、カートリッジ49では、ホルダー5
3の開口71から抜け出るタイミングが近いことを報知することができる。この報知によ
り、作業者は、カートリッジ49を両手で支えるなどの行動で対処することができる。カ
ートリッジ49がホルダー53の開口71から抜け出るタイミングが近いことを報知する
実施例を説明する。以下において、カートリッジ49やホルダー53を実施例ごとに識別
する場合に、カートリッジ49やホルダー53の符号に実施例ごとに異なるアルファベッ
ト文字や記号などを付記する。なお、以下の各実施例において、上述したカートリッジ4
9やホルダー53の構成と同様の構成については、カートリッジ49やホルダー53の構
成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施例1)
実施例1のカートリッジ49Aは、図6に示すように、下面63に凸部109が設けら
れている。凸部109は、下面63から−Z軸方向に、すなわち下面63から下面63の
上面66側と反対側に向かって凸となる向きに突出している。凸部109とは、下面63
から−Z軸方向に突出した部分を指す。また、実施例1におけるホルダー53A内には、
図7に示すように、被当接爪111が設けられている。カートリッジ49Aをホルダー5
3Aに挿入した状態で、凸部109と被当接爪111とが互いに当接可能に構成されてい
る。
つまり、凸部109の−Z軸方向の端部の位置は、被当接爪111のZ軸方向の端部の
位置よりも−Z軸方向に位置している。これにより、カートリッジ49Aをホルダー53
Aから取り外す過程で凸部109が被当接爪111に当接する。なお、図7は、実施例1
におけるカートリッジ49Aとホルダー53Aとを、図4中のA−A線で切断したときの
断面図に相当する。ここで、凸部109のうち被当接爪111に当接する部分が当接部1
12である。実施例1では、当接部112は、凸部109のうちY軸方向に向いている面
である。また、被当接爪111のうち凸部109に当接する部分が被当接部113である
。被当接部113は、被当接爪111のうち−Y軸方向に向いている面である。
カートリッジ49Aをホルダー53Aから取り外す作業者は、カートリッジ49Aをホ
ルダー53Aから取り外す過程で、凸部109が被当接爪111に当接したことを感触で
検知することができる。凸部109の当接部112は、前面62と後面65との間に位置
している。このため、作業者は、カートリッジ49Aが開口71から抜け出る前に、当接
部112がホルダー53Aの被当接爪111に当接したことを感知することができる。こ
れにより、このカートリッジ49Aでは、ホルダー53Aから抜け出るタイミングが近い
ことを報知することができる。この結果、カートリッジ49Aの利便性が高められる。
なお、実施例1では、被当接爪111は、ホルダー53Aの内部の底面115に設けら
れている。被当接部113は、カートリッジ49Aをホルダー53Aに装着したときのカ
ートリッジ49Aの前面62の位置よりもホルダー53Aの開口71に近い位置に設けら
れている。また、カートリッジ49Aの下面63において、当接部112は、後面65よ
りも前面62に近い位置に設けられている。これにより、このカートリッジ49Aでは、
当接部112が前面62よりも後面65に近い位置に設けられている場合に比較して、ホ
ルダー53Aから抜け出るタイミングを、より近いタイミングで報知することができる。
なお、カートリッジ49Aがホルダー53Aに装着された状態では、当接部112と、被
当接部113とは、Y軸方向に隙間を有している。つまり、カートリッジ49Aがホルダ
ー53Aに装着された状態で、当接部112は、被当接部113から離間している。
(実施例2)
実施例2のカートリッジ49Bは、図8に示すように、凸部109よりもY軸方向の位
置に新たな凸部109を有している。つまり、カートリッジ49Bには、複数(2又は2
を超える数)の凸部109を有している。このことを除いて、実施例2は、実施例1と同
様の構成を有している。このため、以下において、実施例1と同様の構成については、実
施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図8は、カートリッジ49B
を−X軸方向に見たときの側面図に相当する。また、以下において、2つの凸部109の
うち−Y軸方向に位置する凸部109は、第1凸部109Aと表記される。そして、2つ
の凸部109のうちY軸方向に位置する新たな凸部109は、第2凸部109Bと表記さ
れる。第2凸部109Bは、凸部109と同様の構成を有している。このため、第2凸部
109Bにおいて、凸部109と同様の構成については、凸部109と同一の符号を付し
て詳細な説明を省略する。
第1凸部109A及び第2凸部109Bは、それぞれ、当接部112を含む。第1凸部
109Aの当接部112は、第1当接部112Aと表記される。また、第2凸部109B
の当接部112は、第2当接部112Bと表記される。第2当接部112Bは、図9に示
すように、第1当接部112Aよりも後面65に近い位置に設けられている。第2当接部
112Bは、第2の当接部の一例である。第2当接部112Bも、第1当接部112Aと
同様に、カートリッジ49Bがホルダー53Aに装着された状態で、被当接部113から
離間している。なお、図9は、実施例2におけるカートリッジ49Bとホルダー53Aと
を、図4中のA−A線で切断したときの断面図に相当する。
実施例2では、カートリッジ49Bをホルダー53Aから取り外す過程で、第1当接部
112Aが被当接部113に当接する前に、第2当接部112Bが被当接部113に当接
する。つまり、カートリッジ49Bをホルダー53Aから取り外す過程で、第2当接部1
12Bが被当接部113に当接してから、第1当接部112Aが被当接部113に当接す
る。これにより、実施例2では、カートリッジ49Bがホルダー53Aから抜け出るタイ
ミングが近いことを段階的に報知することができる。
(実施例3)
複数の当接部112を有する例として、実施例3のカートリッジ49Cを説明する。カ
ートリッジ49Cは、図10に示すように、3つの凸部109を有している。3つの凸部
109は、それぞれ、実施例1における凸部109と同様の構成を有している。3つの凸
部109は、第1凸部109A、第2凸部109B、及び第3凸部109Cとして識別さ
れ得る。実施例3のカートリッジ49Cは、実施例2のカートリッジ49Bに第3凸部1
09Cを付加した構成を有している。このことを除いて、実施例3は、実施例2と同様の
構成を有している。このため、実施例3において、実施例2と同様の構成については、実
施例2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図10は、カートリッジ49
Cを−X軸方向に見たときの側面図に相当する。
第3凸部109Cは、第2凸部109Bよりも後面65に近い位置に設けられている。
このため、第3凸部109Cの第3当接部112Cも、第2凸部109Bの第2当接部1
12Bよりも後面65に近い位置に設けられている。実施例3では、カートリッジ49C
をホルダー53A(図9)から取り外す過程で、第2当接部112Bが被当接部113に
当接する前に、第3当接部112Cが被当接部113に当接する。つまり、カートリッジ
49Cをホルダー53Aから取り外す過程で、第3当接部112Cが被当接部113に当
接してから、第2当接部112Bが被当接部113に当接する。これにより、実施例3で
は、カートリッジ49Cがホルダー53Aから抜け出るタイミングが近いことを、一層細
かく段階的に報知することができる。
例えば、実施例3では、第3当接部112Cを、カートリッジ49CのY軸に沿った全
長の半分の位置に設ける構成が採用され得る。カートリッジ49CのY軸に沿った全長は
、前面62と後面65との間のY軸に沿った距離である。この構成によれば、第3当接部
112Cが被当接部113に当接したときに、作業者は、カートリッジ49Cがホルダー
53Aから全長の半分の距離だけ抜け出たことを検知することができる。
この構成において、例えば、第2当接部112Bを、カートリッジ49Cの前面62か
ら、カートリッジ49CのY軸に沿った全長の1/4の位置に設ける構成が採用され得る
。この構成によれば、第2当接部112Bが被当接部113に当接したときに、作業者は
、カートリッジ49Cがホルダー53A内に全長の1/4の距離だけ残っていることを検
知することができる。そして、第1当接部112Aが被当接部113に当接したときに、
作業者は、カートリッジ49Cがホルダー53Aから抜け出るタイミングが間近に迫って
いることを検知することができる。このように、実施例3では、カートリッジ49Cの利
便性が一層高められる。
ここで、上記の各実施例において、凸部109は、図11に示すように、ケース61の
うち第2ケース76に設けられている。つまり、当接部112が第2ケース76に設けら
れている。しかしながら、カートリッジ49の構成は、これに限定されず、凸部109を
第1ケース75に設けた構成も採用され得る。また、実施例2や実施例3においては、複
数の凸部109のすべてを第1ケース75に設ける構成や、複数の凸部109のうちの一
部を第1ケース75に設け、且つ残りの凸部109を第2ケース76に設ける構成も採用
され得る。
本実施形態では、ケース61のうち第1ケース75に収容凹部96が設けられている。
そして、本実施形態では、収容凹部96の容積が異なる複数の種類のカートリッジ49が
設定されている。例えば、収容凹部96の容積として大小の2種類の容量のカートリッジ
49が設定され得る。収容凹部96の容積が大きい種類のカートリッジ49は、消費量が
多いインクに好適である。他方で、図5に示すカートリッジ49に比較して、図12に示
すように、収容凹部96の容積が小さい種類のカートリッジ49は、消費量が少ないイン
クに好適である。
なお、図12に示すカートリッジ49の例では、図5に示すカートリッジ49に比較し
て、第1ケース75の収容凹部96の容積が小さく、且つパックユニット81の袋体10
3の容積が小さい。これにより、図12に示すカートリッジ49の例では、図5に示すカ
ートリッジ49に比較して、収容可能なインクの容量が少ない。
例えば、文書などの文字が多い印刷物を印刷する比率が高い場合には、相対的にカラー
インクよりもブラックインクの方が消費量が多くなる。このような場合、収容凹部96の
容積が大きいカートリッジ49にブラックインクを収容し、収容凹部96の容積が小さい
カートリッジ49にカラーインクを収容することが考えられる。これにより、ブラックイ
ンクを収容したカートリッジ49の交換頻度を軽減することができるため、利便性が高ま
る。
このように、複数の種類のカートリッジ49を設定する場合に、ケース61のうち第2
ケース76に凸部109を設けることが好ましい。これは、複数の種類のカートリッジ4
9で第2ケース76を共通化しやすいためである。つまり、本実施形態では、1種類の第
2ケース76を、第1ケース75の種々の種類に共通して適用することができる。このた
め、カートリッジ49の種々の種類に対して第2ケース76を共通化できるので、カート
リッジ49にかかるコストの軽減が図られる。
(実施例4)
上記各実施例では、当接部112を凸部109の一部分とした構成が採用されている。
しかしながら、当接部112の構成は、これに限定されない。当接部112としては、図
13に示すように、凹部117の一部分として構成することもできる。当接部112が凹
部117の一部分として構成されたカートリッジ49を、実施例4のカートリッジ49D
として説明する。なお、図13は、実施例4におけるカートリッジ49Dとホルダー53
Aとを、図4中のA−A線で切断したときの断面図に相当する。
カートリッジ49Dには、下面63に凹部117が設けられている。凹部117は、下
面63から上面66に向かって凹となる向きに設けられている。凹部117とは、下面6
3からZ軸方向に凹んだ部分を指す。凹部117のうち被当接爪111に当接する部分が
当接部112である。実施例4では、当接部112は、凹部117のうちY軸方向に向い
ている面である。カートリッジ49Dがホルダー53Aに装着された状態で、当接部11
2と、被当接部113とは、Y軸方向に隙間を有している。つまり、カートリッジ49D
がホルダー53Aに装着された状態で、当接部112は、被当接部113から離間してい
る。
図14に示すように、カートリッジ49Dをホルダー53Aから取り外す過程で、凹部
117が被当接爪111に重なったときに、被当接爪111が弾性力でZ軸方向に変位す
る。これにより、被当接爪111の被当接部113が凹部117内に入り込む。このとき
、当接部112の−Z軸方向の端部の位置は、被当接部113のZ軸方向の端部の位置よ
りも−Z軸方向に位置している。これにより、カートリッジ49Dをホルダー53Aから
取り外す過程で当接部112が被当接部113に当接する。
このため、カートリッジ49Dをホルダー53Aから取り外す作業者は、カートリッジ
49Dをホルダー53Aから取り外す過程で、当接部112が被当接部113に当接した
ことを感触で検知することができる。これにより、実施例4においても、実施例1〜実施
例3のそれぞれと同様の効果が得られる。なお、実施例2や実施例3に凹部117を適用
する場合、複数の当接部112のすべてを凹部117に設ける構成や、複数の当接部11
2のうちの一部を凹部117に設け、且つ残りの当接部112を凸部109に設ける構成
も採用され得る。つまり、実施例2や実施例3のそれぞれにおいて、複数の凸部109の
すべてを凹部117に置換する構成や、複数の凸部109のうちの一部だけを凹部117
に置換する構成が採用され得る。
上述した各実施例では、当接部112がY軸に直交する面を含む形態に限定されない。
上述した各実施例において、当接部112が、図15に示すように、Z軸に対して傾斜し
た傾斜面119を含む形態も採用され得る。傾斜面119は、Z軸方向の端部から−Z軸
方向の端部に向かうにつれて−Y軸方向に向かう向き傾斜している。換言すれば、傾斜面
119は、前面62側から後面65側に向かうにつれて、下面63側から上面66側に近
づく向きに傾斜している。この構成によれば、カートリッジ49をホルダー53から引き
抜く過程で、当接部112が被当接部113を乗り越えるときの衝撃を緩和することがで
きる。傾斜面119は、凸部109だけでなく、凹部117にも適用可能である。凹部1
17に傾斜面119を適用した形態でも同様の効果が得られる。さらに、被当接部113
に傾斜面119を適用することも可能である。被当接部113に傾斜面119を適用した
形態でも同様の効果が得られる。さらに、当接部112及び被当接部113の双方に傾斜
面119を適用した形態であれば、衝撃を一層緩和することができる。
また、上述した各実施例では、当接部112が下面63に設けられている。当接部11
2が設けられる箇所は、下面63に限定されず、カートリッジ49の種々の箇所が採用さ
れ得る。この構成においても、上記の各実施例と同様の効果が得られる。なお、カートリ
ッジ49の種々の箇所としては、上面66や側面64、側面67等の面や、下面63と側
面64との交差部(稜線部)、下面63と側面67との交差部、上面66と側面64との
交差部、上面66と側面67との交差部等が挙げられる。
上述した各実施例では、当接部112が下面63に設けられている。上記の各実施例に
おいて、挿入方向S1が鉛直方向と交差し、カートリッジ49がホルダー53に装着され
たときに、下面63は、鉛直下方を向く。つまり、上記の各実施例では、鉛直下方を向く
下面63に当接部112が設けられている。カートリッジ49がホルダー53から取り外
されるとき、カートリッジ49は、自重によってホルダー53に対して鉛直下方に押し付
けられやすい。
上記の各実施例では、鉛直下方を向く下面63に当接部112が設けられているので、
カートリッジ49がホルダー53から取り外されるとき、当接部112が鉛直上方に浮き
上がりにくい。このため、当接部112を確実に被当接部113に当接させやすい。この
結果、カートリッジ49がホルダー53から抜け出るタイミングを確実に報知しやすくす
ることができる。なお、鉛直下方は、厳密に鉛直線に沿った方向に限定されず、水平方向
を除いて鉛直線に交差する方向も含む。また、鉛直上方も、厳密に鉛直線に沿った方向に
限定されず、水平方向を除いて鉛直線に交差する方向も含む。
(実施例5)
上記の各実施例では、当接部112が被当接部113に当接したときの感触で報知する
方法が採用されている。しかしながら、報知する方法は、感触による報知に限定されない
。報知する方法としては、視覚による報知も採用され得る。視覚による報知の一例として
、文字や、図柄、色表示などの標識を付したカートリッジ49Eを実施例5として説明す
る。
カートリッジ49Eには、図16に示すように、標識121が付されている。標識12
1としては、上述したように、文字や図柄、色表示などの種々の形態が採用され得る。カ
ートリッジ49Eに標識121を付す方法としては、刻印、成形、印刷、手書きなど、種
々の方法が挙げられる。また、カートリッジ49Eにおいて標識121を付す箇所として
は、特に限定されず、視認できればいずれの箇所も採用され得る。図16に示す例では、
標識121が上面66に付されているが他の面でもよい。なお、図16は、カートリッジ
49Eを−Z軸方向に平面視したときの平面図に相当する。
カートリッジ49Eがホルダー53に装着された状態で、標識121は、ホルダー53
内に位置する。つまり、カートリッジ49Eがホルダー53に装着された状態で、作業者
は、標識121を視認することができない。カートリッジ49Eをホルダー53から引き
抜くと、標識121がホルダー53の外に出現する。このとき、作業者は、標識121を
視認することができる。カートリッジ49Eをホルダー53から取り外す作業者は、図1
7に示すように、カートリッジ49Eをホルダー53から取り外す過程で、標識121が
ホルダー53の内部から外部に出現したことを視覚で検知することができる。なお、図1
7は、カートリッジ49Eを−Z軸方向に平面視したときの平面図に相当する。
標識121は、前面62と後面65との間に位置している。このため、作業者は、カー
トリッジ49Eが開口71から抜け出る前に、標識121がホルダー53の内部から外部
に出現したことを感知することができる。これにより、このカートリッジ49Eでは、ホ
ルダー53から抜け出るタイミングが近いことを報知することができる。この結果、カー
トリッジ49Eの利便性が高められる。
カートリッジ49Eにおける標識121のY軸に沿った位置や、カートリッジ49Eに
おける標識121の個数は、実施例1〜実施例3のそれぞれにおける当接部112の位置
や個数に準じた設定を採用することができる。例えば、実施例3に準じた設定を採用する
場合、図18に示すように、3つの標識121のうち最も後面65に近い第3標識121
Cが、カートリッジ49EのY軸に沿った全長の半分の位置に設けられる。また、3つの
標識121のうち最も前面62に近い第1標識121Aと第3標識121Cとの間に位置
する第2標識121Bが、カートリッジ49Eの前面62から第3標識121CまでのY
軸方向の距離の半分の位置に設けられる。
この構成によれば、第3標識121Cが出現したときに、作業者は、カートリッジ49
Eがホルダー53から全長の半分の距離だけ抜け出たことを検知することができる。また
、第2標識121Bが出現したときに、作業者は、カートリッジ49Eがホルダー53内
に全長の1/4の距離だけ残っていることを検知することができる。そして、第1標識1
21Aが出現したときに、作業者は、カートリッジ49Eがホルダー53から抜け出るタ
イミングが間近に迫っていることを検知することができる。この構成において、第1標識
121Aと、第2標識121Bと、第3標識121Cとで色を変えると一層利便性が向上
する。
また、標識121として文字を採用する場合、図19に示すように、例えば、「半分出
ました」という表示や、「残り半分です」という表示などが考えられる。また、例えば、
「カートリッジが抜け出ます」という文章を、カートリッジ49Eがホルダー53から抜
け出た量に応じて出現させる方法も採用され得る。この構成によれば、作業者がカートリ
ッジ49Eを引き抜いた量に応じて文章として徐々に認識していけるので、文章を読み取
れるタイミングでカートリッジ49Eが抜け出ることを報知することができる。これによ
り、作業者は、カートリッジ49Eを抜き始めてから、カートリッジ49Eがホルダー5
3から抜け出るまでの間にわたって連続的に状況を把握することができる。この結果、作
業者に安心感を与えることができ、一層利便性が向上する。なお、表示する文章として、
例えば、「両手で支持してください」、「底面を支えてください」等の作業者に動作を促
す文章を採用することもできる。
標識121の種々の例を、実施例6として以下に例示する。
(実施例6−1)
実施例6−1の標識121は、図20に示すように、幾何学的な図柄で構成されている
。図20に示す例では、幾何学的な図柄の一例として三角形が例示されている。実施例6
−1によれば、三角形で構成される標識121をカートリッジ49のほぼ全長にわたって
記すことによって、ホルダー53内に隠れているカートリッジ49の長さを把握しやすい
(実施例6−2)
実施例6−2の標識121は、図21に示すように、目盛りで構成されている。図21
に示す例では、目盛りで構成される標識121がカートリッジ49のほぼ全長にわたって
記されている。実施例6−2によれば、目盛りで構成される標識121によって、ホルダ
ー53内に隠れているカートリッジ49の長さを把握しやすい。
(実施例6−3)
実施例6−3の標識121は、図22に示すように、同心円状の図柄で構成されている
。図22に示す例では、同心円状の図柄で構成される標識121がカートリッジ49のほ
ぼ全長にわたって記されている。実施例6−3によれば、同心円状の図柄で構成される標
識121によって、ホルダー53内に隠れているカートリッジ49の長さを把握しやすい
(実施例6−4)
実施例6−4の標識121は、図23に示すように、インストラクションを示すイラス
トで構成されている。図23に示す例では、インストラクションを示すイラストで構成さ
れる標識121がカートリッジ49に記されている。実施例6−4によれば、インストラ
クションを示すイラストで構成される標識121によって、ホルダー53内に隠れている
カートリッジ49の長さを把握しやすい。
(実施例6−5)
実施例6−5の標識121は、図24に示すように、異なる数字の配列で構成されてい
る。図24に示す例では、異なる数字の配列で構成される標識121がカートリッジ49
のほぼ全長にわたって記されている。実施例6−5によれば、異なる数字の配列で構成さ
れる標識121によって、ホルダー53内に隠れているカートリッジ49の長さを把握し
やすい。なお、異なる数字の配列は、連続する数字の配列であっても、不連続な数字の配
列であってもよい。
(実施例6−6)
実施例6−6の標識121は、図25に示すように、注意を喚起するイラストで構成さ
れている。図25に示す例では、注意を喚起するイラストで構成される標識121がカー
トリッジ49に記されている。実施例6−6によれば、注意を喚起するイラストで構成さ
れる標識121によって、カートリッジ49のホルダー53からの落下に対する注意を喚
起しやすい。
(実施例6−7)
実施例6−7の標識121は、図26に示すように、カートリッジ49の寸法を示す情
報で構成されている。図26に示す例では、カートリッジ49の寸法を示す情報で構成さ
れる標識121がカートリッジ49に記されている。実施例6−7によれば、カートリッ
ジ49の寸法を示す情報で構成される標識121によって、ホルダー53内に隠れている
カートリッジ49の長さを把握しやすい。なお、カートリッジ49の寸法を示す情報には
、カートリッジ49の全長を示す情報が含まれる。
(実施例6−8)
実施例6−8の標識121は、図27に示すように、カートリッジ49に付された対角
線で構成されている。図27に示す例では、カートリッジ49に付された対角線で構成さ
れる標識121がカートリッジ49のほぼ全長にわたって記されている。実施例6−8に
よれば、カートリッジ49に付された対角線で構成される標識121によって、ホルダー
53内に隠れているカートリッジ49の長さを把握しやすい。
(実施例6−9)
実施例6−9の標識121は、図28に示すように、色のグラデーションで構成されて
いる。図28に示す例では、色のグラデーションで構成される標識121がカートリッジ
49のほぼ全長にわたって記されている。実施例6−9によれば、色のグラデーションで
構成される標識121によって、ホルダー53内に隠れているカートリッジ49の長さを
把握しやすい。
(変形例1)
印刷材を印刷装置に供給するための印刷材供給装置は、カートリッジ49とホルダー5
3とを有するインク供給装置4の構成に限定されない。印刷材供給装置の他の例を変形例
1として説明する。変形例1のインク供給装置401は、図29に示すように、上記のカ
ートリッジ49と、タンク402と、供給管403と、を有する。タンク402は、上記
のカートリッジ49に供給するためのインクを収容する。供給管403は、タンク402
からカートリッジ49にインクを導く。供給管403は、可撓性を有している。そして、
この変形例1のインク供給装置401のカートリッジ49に対しても、上記の各実施形態
や実施例におけるカートリッジ49の構成を適用することができる。この変形例1におい
ても、上述した各実施形態や実施例と同様の効果が得られる。
なお、この変形例1において、カートリッジ49がパックユニット81を備える構成の
他に、カートリッジ49からパックユニット81を省略した構成も採用され得る。カート
リッジ49がパックユニット81を備える構成の場合、供給管403は、パックユニット
81の袋体103に接続される。カートリッジ49からパックユニット81を省略した構
成では、供給管403がカートリッジ49内で接続ユニット101に接続される。この構
成では、タンク402からのインクが供給管403を通じて接続ユニット101からプリ
ンター3に供給される。
なお、本発明は、上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱し
ない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載し
た各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一
部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、
適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細
書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…液体噴射システム、3…プリンター、4…インク供給装置、5…搬送装置、6…記
録部、7…移動装置、11…制御部、12A…駆動ローラー、12B…従動ローラー、1
3…搬送モーター、15…中継ユニット、17…キャリジ、19…記録ヘッド、31…フ
レキシブルケーブル、41A,41B…プーリー、43…タイミングベルト、45…キャ
リッジモーター、47…ガイド軸、49,49A,49B,49C,49D,49E…カ
ートリッジ、53…ホルダー、57…インク供給チューブ、59…ポンプユニット、61
…ケース、62…前面、63…下面、64…側面、65…後面、66…上面、67…側面
、68…供給口、69…加圧口、71…開口、75…第1ケース、76…第2ケース、8
1…パックユニット、85…シート部材、91…第1壁、92…第2壁、93…第3壁、
94…第4壁、95…第5壁、96…収容凹部、101…接続ユニット、103…袋体、
105,105A…接合部、106…接合部、107…手掛け部、109,109A,1
09B,109C…凸部、111…被当接爪、112,112A,112B,112C…
当接部、113…被当接部、115…底面、117…凹部、119…傾斜面、121,1
21A,121B,121C…標識、401…インク供給装置、402…タンク、403
…供給管、P…記録媒体。

Claims (7)

  1. 印刷装置の装着部に設けられた開口に挿入することによって前記装着部に装着可能であ
    り、且つ前記開口から抜き出すことによって前記装着部から取り外し可能なカートリッジ
    であって、
    前記開口に挿入されるときに挿入方向に向く第1面と、
    前記第1面に対向する第2面と、
    前記第1面と前記第2面とに交差する第3面と、
    前記第1面と前記第2面とに交差し、第3面に対向する第4面と、
    前記第3面のうち前記第2面よりも前記第1面に近い部分に設けられた当接部と、を有
    し、
    前記当接部は、
    前記第3面から前記第4面側と反対側に向かって突出する凸部のうち、前記挿入方向
    と反対の抜出方向を向くと共に、前記カートリッジが前記装着部から取り外される際に、
    鉛直上方に浮き上がりにくいように前記抜出方向と直交する面を含み、
    前記カートリッジが前記装着部に装着された状態で、前記装着部に設けられた被当接
    部から離間し、
    且つ、前記カートリッジが前記装着部から取り外される過程において前記被当接部に
    当接する、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  2. 請求項1に記載のカートリッジであって、
    前記挿入方向が鉛直方向と交差し、
    前記カートリッジが前記装着部に装着されたときに、前記第3面が鉛直下方に向く、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  3. 請求項1または2に記載のカートリッジであって、
    印刷材を収容可能な収容凹部を有する第1ケースと、
    前記収容凹部を被覆可能な第2ケースと、を含み、
    前記当接部が、前記第2ケースに設けられている、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  4. 請求項に記載のカートリッジであって、
    前記第1ケースと前記第2ケースとが、前記挿入方向と鉛直方向とに直交する方向にお
    いて互いに隣り合っている、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  5. 請求項1からまでのいずれか一項に記載のカートリッジであって、
    前記第3面のうち前記当接部よりも前記第2面に近い部分に設けられた第2の当接部を
    さらに有し、
    前記第2の当接部は、
    前記カートリッジが前記装着部に装着された状態で前記被当接部から離間し、
    且つ、前記カートリッジが前記装着部から取り外される過程において前記被当接部に当
    接する、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  6. 請求項1からまでのいずれか一項に記載のカートリッジと、
    前記カートリッジを挿入可能な開口を有し、前記開口を介して前記カートリッジを着脱
    可能な装着部と、を備え、
    前記装着部は、前記カートリッジが前記装着部から取り外される過程において前記カー
    トリッジの前記当接部に当接する被当接部を有し、
    前記被当接部は、前記カートリッジが前記装着部に装着された状態で、前記カートリッ
    ジの前記当接部から離間している、
    ことを特徴とする印刷材供給装置。
  7. 請求項に記載の印刷材供給装置を備える、
    ことを特徴とする印刷装置。
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