JP6838197B2 - 飛行体及び飛行体の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、飛行体及び飛行体の制御方法に関する。
特開2016−137150号公報では、バッテリが切れても墜落することなく、軟着陸するような飛翔体を提供することを課題としている([0009]、要約)。当該課題を解決するため、特開2016−137150号公報(要約、請求項1、図1)の飛翔体10は、1枚の翼部材11と、翼部材11から延ばされる少なくとも1本のアーム12と、アーム12に取り付けられるモータ13と、プロペラ15とを有する。プロペラ15は、モータ13のモータ軸14に取り付けられ翼部材11の旋回を促す。また、飛翔体10は、翼部材11に搭載された給電部材(バッテリ)16と、翼部材11に搭載された制御部17と、摘み部18と、脚部19とを含む。摘み部18は、全体の重心近傍位置にて翼部材11から上へ延ばされる。脚部19は、全体の重心近傍位置にて翼部材11から下へ延ばされる。
特開2016−137150号公報の飛翔体10の作用効果として以下のように説明されている(要約、[0014])。すなわち、飛翔体10は自由に旋回しつつ自由に落下し、脚部19が地面35に接し、次に翼部材11が接する。従って、飛翔体10が墜落することはなく、軟着陸するため、翼部材11やプロペラ15にダメージを受ける心配はない。
上記のように、特開2016−137150号公報では、バッテリ16が切れても、飛翔体10が、墜落することなく、軟着陸することが企図されている([0009]、要約)。しかしながら、特開2016−137150号公報では、飛翔体10(飛行体)が落下する際において飛翔体10の周囲にいる人々若しくは動物又は装置(飛翔体10の落下等により自らの位置を変更可能なもの)に対する配慮はなされていない。このことは、バッテリ16が切れた場合のみならず、バッテリ16が切れていない場合に飛翔体10が下方に移動する又は着陸する場合も同様である。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、飛行体が例えば下方又は重力方向に移動する又は着陸することを周囲の人々等が認識し易い飛行体及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る飛行体は、下方又は重力方向に向かって移動する際に自らの速度ベクトル方向に対して警報を行う警報装置を備える飛行体であって、前記警報装置は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向に向かって可視光を照射する投光装置を備え、前記投光装置は、前記可視光を生成する光源と、前記可視光の照射方向を調整する光源アクチュエータとを備え、前記飛行体は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出する方向検出部と、前記光源及び前記光源アクチュエータを制御する投光制御部とを更に備え、前記投光制御部は、前記方向検出部が検出した前記速度ベクトル方向に向かって前記可視光を照射させるように前記光源アクチュエータを制御することを特徴とする。
本発明によれば、飛行体の速度ベクトル方向に向かって警報を行う。従って、飛行体が例えば下方又は重力方向に向かって移動(落下又は着陸を含む。)する際に、周囲の人々等が飛行体の存在を認識し易くなる。また、前記警報装置は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向に向かって可視光を照射する投光装置を備える。これにより、飛行体の速度ベクトル方向に向かって可視光を照射する。従って、飛行体が例えば下方又は重力方向に向かって移動する際に、周囲の人々等が可視光により飛行体の存在を認識し易くなる。また、下方又は重力方向に向かって移動している飛行体が撮像部を用いて地上の予測到達地点又はその周辺の画像を取得して地上との接触に用いる場合、予測到達地点又はその周辺の様子を判定し易くなる。また、前記投光装置は、前記可視光を生成する光源と、前記可視光の照射方向を調整する光源アクチュエータとを備える。また、前記飛行体は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出する方向検出部と、前記光源及び前記光源アクチュエータを制御する投光制御部とを備える。さらに、前記投光制御部は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向に向かって前記可視光を照射させるように前記光源アクチュエータを制御する。これにより、飛行体が鉛直方向に対して斜め方向に向かって移動する場合であっても、地上の予測到達地点又はその周辺が、飛行体の存在を認識し易くなる。また、鉛直方向に対して斜め方向に向かって移動している飛行体が撮像部を用いて予測到達地点又はその周辺の画像を取得して地上への到達に用いる場合、予測到達地点又はその周辺の様子を判定し易くなる。
前記投光装置は、前記飛行体の回転翼の回転中心軸線方向に沿って前記可視光を照射してもよい。これにより、可視光の照射方向を回転翼の回転軸又は飛行体の本体に対して固定することで、簡易に飛行体の下方に可視光を照射することが可能となる。
前記飛行体は、前記飛行体の推進源と、前記推進源を駆動する第1電源と、前記第1電源と異なり且つ前記警報装置を駆動する第2電源とを有してもよい。これにより、第1電源を含む第1電力系統に異常が発生した場合でも、第2電源により警報装置を駆動して、飛行体の下方又は重力方向に対して警報を行うことが可能となる。
前記警報装置は、前記第1電源を含む第1電力系統に異常が生じた場合、前記警報を行ってもよい。これにより、第1電源を含む第1電力系統に異常が生じたときであっても、警報装置を駆動することが可能となる。
前記警報装置は、前記第1電源を含む前記第1電力系統に異常が生じた場合、外部機器に対して異常を通知する異常信号を出力する異常通知部を備えてもよい。これにより、第1電力系統に異常が生じて回転翼が正常に動作しない場合、外部機器を介しての対応が可能となる。
前記飛行体は、下降時における前記飛行体の姿勢を安定化させる姿勢安定化部を備えてもよい。これにより、飛行体が下降する際に、警報の方向を安定化することが可能となる。前記姿勢安定化部としては、例えば、飛行体の本体に設けられた羽根又は飛行体の本体の下側に設けられたおもりを用いることができる。
前記警報装置は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向に向かって警告音を出力する警告音出力装置を備えてもよい。これにより、飛行体の速度ベクトル方向に向かって警告音を出力する。従って、飛行体が例えば下方又は重力方向に向かって移動する際に、飛行体の存在を周囲が認識し易くなる。
本発明の他の態様に係る飛行体の制御方法は、可視光を生成する光源と、前記可視光の照射方向を調整する光源アクチュエータとを備え前記可視光を照射する投光装置を、下方又は重力方向に向かって移動する際に自らの速度ベクトル方向に対して警報を行う警報装置として備える飛行体の制御方法であって、前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出するステップと、前記速度ベクトル方向に向かって前記可視光を照射させるように、前記光源アクチュエータを制御するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、飛行体が下方又は重力方向に対して移動する際、飛行体の速度ベクトルに向かって警報を行う。従って、飛行体が下方又は重力方向に向かって移動する際に、周囲の人々等が飛行体の存在を認識し易くなる。
本発明の更に他の態様に係る飛行体は、下方又は重力方向に向かって移動する際に自らの速度ベクトル方向に向かって警報を出力する出力装置を有する警報装置を備える飛行体であって、前記出力装置は、前記警報を生成する警報源と、前記警報の出力方向を調整するアクチュエータとを備え、前記飛行体は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出する方向検出部と、前記警報源及び前記アクチュエータを制御する制御部とを更に備え、前記制御部は、前記方向検出部が検出した前記速度ベクトル方向に向かって前記警報を出力させるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする。
本発明によれば、飛行体が例えば下方又は重力方向に移動する又は着陸することを周囲の人々等が認識し易くすることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る飛行体としてのドローンを含むドローンシステムの概要を示す全体構成図である。 第1実施形態に係る前記ドローンの利用状態の一例を示す図である。 第1実施形態における警報制御のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る飛行体としてのドローンを含むドローンシステムの概要を示す全体構成図である。 第2実施形態に係る前記ドローンの利用状態の一例を示す図である。 第2実施形態における警報制御のフローチャートである。
A.第1実施形態
<A−1.構成>
[A−1−1.全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る飛行体としてのドローン12を含むドローンシステム10の概要を示す全体構成図である。図2は、第1実施形態に係るドローン12の利用状態の一例を示す図である。ドローンシステム10は、ドローン12に加えてリモートコントローラ14(図1)を含む。ドローン12は、リモートコントローラ14に対するユーザの入力操作に応じて飛行する。後述するように、ドローン12はその他の用途で用いてもよい。
図1に示すように、ドローン12は、センサ群20と、通信装置22と、飛行制御装置24と、プロペラ駆動部26と、警報装置28と、第1バッテリ30と、第2バッテリ32とを有する。また、図2に示すように、ドローン12の本体50(以下「ドローン本体50」ともいう。)には、下降時におけるドローン12の姿勢を安定化させる姿勢安定化羽根52(姿勢安定化部)が設けられる。
[A−1−2.センサ群20]
図1に示すように、センサ群20は、高度計60と、加速度センサ62と、カメラ64と、プロペラ回転速度センサ66(以下「プロペラセンサ66」ともいう。)とを有する。高度計60は、ドローン12の対地高度H(以下「高度H」ともいう。)[m]を検出する。加速度センサ62は、ドローン12の加速度G[m/sec/sec]を検出する。加速度Gは、前後方向の加速度Gx、左右方向の加速度Gy及び上下方向の加速度Gzを含む。
図2に示すように、カメラ64は、ドローン12の本体50の下部に配置され、ドローン12の画像Id(以下「ドローン画像Id」ともいう。)を取得する。カメラ64は、動画を撮影するビデオカメラである。或いは、カメラ64は、動画及び静止画の両方又は静止画のみを撮影可能としてもよい。第1実施形態のカメラ64は、図示しないカメラアクチュエータにより向き(本体50に対するカメラ64の姿勢)を調整可能である。或いは、カメラ64は、本体50に対する位置が固定されてもよい。プロペラ回転速度センサ66は、プロペラ100a、100b、100c、100dそれぞれの回転速度Np[rpm]を検出する。
センサ群20は、必要に応じて、グローバル・ポジショニング・システム・センサ(以下「GPSセンサ」という。)、速度計、ジャイロセンサ等を有してもよい。GPSセンサは、ドローン12の現在位置Pdcurを検出する。速度計は、ドローン12の飛行速度Vdを検出する。ジャイロセンサは、ドローン12の角速度[rad/sec]を検出する。角速度は、上下軸に対する角速度(ヨー)と、左右軸に対する角速度(ピッチ)と、前後軸に対する角速度(ロール)とを含む。
[A−1−3.通信装置22]
通信装置22は、リモートコントローラ14等との無線通信が可能であり、例えば、無線アンテナを含む。
[A−1−4.飛行制御装置24]
飛行制御装置24(飛行制御部)は、ドローン12の飛行、撮影等を制御する。図1に示すように、飛行制御装置24は、入出力部80と、演算部82と、記憶部84とを含む。演算部82は、ドローン12による撮影を制御する空中撮影制御の実行主体である。
演算部82は、中央演算装置(CPU)を含み、記憶部84に記憶されているプログラムを実行することにより動作する。演算部82が実行する機能の一部は、ロジックIC(Integrated Circuit)を用いて実現することもできる。前記プログラムは、通信装置22を介して外部サーバ(図示せず)等から供給されてもよい。演算部82は、前記プログラムの一部をハードウェア(回路部品)で構成することもできる。
記憶部84は、演算部82が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、ランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)を備える。RAMとしては、レジスタ等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを用いることができる。また、記憶部84は、RAMに加え、リード・オンリー・メモリ(ROM)を有してもよい。さらに、記憶部84は、リムーバブルメディア(例えばフラッシュメモリ)と、このリムーバブルメディアを着脱する第1スロット(いずれも図示せず)とを有してもよい。リムーバブルメディアに加えて又はこれに代えて、通信装置22を介してドローン画像Idを外部機器(例えばPC又は外部サーバ)に送信する構成としてもよい。
[A−1−5.プロペラ駆動部26]
プロペラ駆動部26は、複数のプロペラ100a、100b、100c、100d(以下「プロペラ100」と総称する。)と、複数のプロペラアクチュエータ102a、102b、102c、102d(以下「プロペラアクチュエータ102」と総称する。)とを有する。プロペラアクチュエータ102は、例えば電動モータを有する。電動モータが交流式である場合、プロペラアクチュエータ102は、直流を交流に変換するインバータを有してもよい。プロペラ100(回転翼)及びプロペラアクチュエータ102の数は4以外であってもよい。上記のように、各プロペラ100の回転速度Npは、プロペラ回転速度センサ66により検出される。
[A−1−6.警報装置28]
(A−1−6−1.警報装置28の概要)
警報装置28は、第1バッテリ30の電力不足に伴ってプロペラアクチュエータ102が動作を停止して、ドローン12が重力方向に落下した場合、ドローン12の下方に対して警報を行う。後述するように、プロペラアクチュエータ102が作動を継続している場合でも、警報装置28は、下方(ここでは重力方向以外の下方も含む。)に対して警報を行ってもよい。図1に示すように、警報装置28は、投光装置120と、警告音出力装置122と、警報制御装置124とを有する。
(A−1−6−2.投光装置120)
投光装置120は、ドローン12の下方(又は重力方向)に対して可視光300を照射する(図2参照)。投光装置120は、可視光300を生成する光源130を有する。光源130は、プロペラ100の回転軸Az(図2)に沿って可視光300を照射する。
(A−1−6−3.警告音出力装置122)
警告音出力装置122は、ドローン12の下方(又は重力方向)に対して警告音302を出力する(図2参照)。図1に示すように、警告音出力装置122は、警告音302を出力するスピーカ150を有する。スピーカ150は、指向性スピーカであるが、非指向性スピーカであってもよい。
(A−1−6−4.警報制御装置124)
警報制御装置124は、警報装置28全体を制御するものであり、監視部160と、投光制御部162と、警告音制御部164とを有する。監視部160は、第1バッテリ30から各プロペラアクチュエータ102に対して必要電力が供給されているか否かを監視する。当該監視は、例えば、各プロペラ100の回転速度Npに基づいて行う(詳細は後述する)。
投光制御部162は、投光装置120を制御する。第1実施形態では、警報制御装置124が後述する補助電源スイッチ182をオン・オフすることにより投光装置120をオン・オフする。警告音制御部164は、警告音出力装置122を制御する。第1実施形態では、警報制御装置124が後述する補助電源スイッチ182をオン・オフすることにより警告音出力装置122をオン・オフする。
[A−1−7.第1バッテリ30及び第2バッテリ32]
第1バッテリ30は、第1電力線170を介して、センサ群20、通信装置22、飛行制御装置24、プロペラ駆動部26(プロペラアクチュエータ102)及び警報制御装置124に電力を供給する。第1バッテリ30から警報制御装置124に供給される電力は、警報制御装置124のうち監視部160のみに供給されてもよい。第1電力線170には、ユーザの操作によりオン・オフする主電源スイッチ172が配置される。以下では、第1バッテリ30からの電力が伝達される経路を、第1電力系統174ともいう。
第2バッテリ32は、第2電力線180を介して、通信装置22、投光装置120、警告音出力装置122及び警報制御装置124に電力を供給する。第2バッテリ32から警報制御装置124に供給される電力は、監視部160、投光制御部162及び警告音制御部164の全てに供給される。第2電力線180には、警報制御装置124によりオン・オフされる補助電源スイッチ182を含む。以下では、第2バッテリ32からの電力が伝達される経路を、第2電力系統184ともいう。
主電源スイッチ172がオンであるとき、警報制御装置124の監視部160は、プロペラアクチュエータ102に対して必要電力が供給されているか否かを監視する。当該監視では、例えば、プロペラ回転速度Npが回転速度閾値THnpを上回るか否かを判定する。回転速度閾値THnpは、プロペラ100が回転しているか否か(これによりプロペラアクチュエータ102に電力が供給されているか否か)を判定するための閾値である。
プロペラアクチュエータ102に対して必要電力が供給されている場合、警報制御装置124は、補助電源スイッチ182をオフにする。従って、投光装置120及び警告音出力装置122(並びに投光制御部162及び警告音制御部164)は作動しない。
一方、プロペラアクチュエータ102に対して必要電力が供給されていない場合、警報制御装置124は、補助電源スイッチ182をオンにする。これにより、第2バッテリ32から警報制御装置124、投光装置120及び警告音出力装置122(監視部160、投光制御部162及び警告音制御部164の全て)に電力が供給される。従って、警告音出力装置122(監視部160)は、オン状態が維持されると共に、投光装置120及び警告音出力装置122(並びに投光制御部162及び警告音制御部164)が作動する。なお、第1バッテリ30の供給電力が低下した際でも警報制御装置124の作動を維持するため、警報制御装置124への電力供給用のコンデンサ等を、第1バッテリ30及び第2バッテリ32とは別に設けてもよい。
[A−1−8.姿勢安定化羽根52]
姿勢安定化羽根52(以下「羽根52」ともいう。)は、ドローン本体50の側面に設けられて、下降時におけるドローン12の姿勢を安定化させる。羽根52は、ドローン本体50の側面において等間隔に配置される。また、羽根52は、ドローン12の上下方向に対して斜めに設けられる。
これにより、ドローン12が落下する際、羽根52は、本体50に回転力を付与するように作用する。従って、プロペラ100が停止した状態でも、ドローン12は、プロペラ100の回転軸Azの方向(回転中心軸線方向)に沿って降下する。また、プロペラ100が回転軸Axを変更可能な可動機構を有する場合には、羽根52は、プロペラ100の基準位置(初期位置)における回転軸Azの方向に沿って降下するように設けられる。よって、落下時のドローン12の姿勢を安定化することができる。
<A−2.第1実施形態の制御>
[A−2−1.概要]
第1実施形態では、飛行制御装置24が空中撮影制御を実行する。また、警報制御装置124が警報制御を実行する。
[A−2−2.空中撮影制御]
ユーザが主電源スイッチ172をオンにすると、第1バッテリ30からの電力により飛行制御装置24が起動する。飛行制御装置24がオンである間、飛行制御装置24は、カメラ64の画像Idを記憶部84に記憶させる。或いは、飛行制御装置24は、ドローン12が飛行中でない場合、カメラ64の画像Idの記憶を制限し、ドローン12が飛行中である場合、カメラ64の画像Idを記憶部84に記憶させてもよい。
[A−2−3.警報制御]
図3は、第1実施形態における警報制御のフローチャートである。ステップS11において、ユーザが主電源スイッチ172をオンにすると(S11:TRUE)、第1バッテリ30からの電力が第1電力系統174に供給される(図1)。これにより、警報制御装置124が起動する(図3のS12)。主電源スイッチ172がオフの場合(S11:FALSE)、警報制御装置124は停止状態である。
ステップS13において、警報制御装置124は、ドローン12が飛行中であるか否かを判定する。当該判定は、例えば、高度計60が検出した高度Hの現在値と初期値の偏差ΔH(以下「高度偏差ΔH」という。)が偏差閾値THΔH以上になったか否かにより行う。高度偏差ΔHが偏差閾値THΔH以上になった場合、飛行を開始した(換言すると、飛行中である)と判定する。また、飛行を開始した後、加速度センサ62が検出した上下加速度Gzがゼロである状態が所定時間続いている場合、プロペラ回転速度Npがゼロになったら、警報制御装置124は、飛行を正常に終了したと判定する。その他の方法で飛行の正常終了を判定してもよい。ドローン12が飛行中である場合(S13:TRUE)、ステップS14に進む。
ステップS14において、警報制御装置124は、空中でプロペラ100が異常停止したか否かを判定する。当該判定は、例えば、プロペラ回転速度Npが回転速度閾値THnp以下であり且つ上下加速度Gzが負の加速度閾値−THgzを下回っているか否かにより行う。
プロペラ回転速度Npが回転速度閾値THnp以下であり且つ上下加速度Gzが負の加速度閾値−THgzを下回っている場合、警報制御装置124は、空中でプロペラ100が異常停止したと判定する。プロペラ回転速度Npが回転速度閾値THnp以下でない場合又は上下加速度Gzが負の加速度閾値−THgzを下回っていない場合、警報制御装置124は、プロペラアクチュエータ102が異常停止していないと判定する。空中でプロペラ100が異常停止していない場合(S14:FALSE)、ステップS13に戻る。空中でプロペラ100が異常停止した場合(S14:TRUE)、ステップS15に進む。
ステップS15において、警報制御装置124は、補助電源スイッチ182をオンにする。これにより、投光装置120が、可視光300をドローン12の下方(基本的には重力方向)に照射すると共に、警告音出力装置122が、警告音302をドローン12の下方(基本的には重力方向)に出力する(図2)。なお、第1実施形態の警報制御(図3)では、補助電源スイッチ182がオンになると、警報制御装置124は、第2バッテリ32の電力がなくなるまで補助電源スイッチ182をオンにし続ける。代わりに、ドローン12が地面350に接触したら、警告音出力装置122は、補助電源スイッチ182をオフにしてもよい。ドローン12が地面350に接触したか否かは、上下加速度Gzがゼロになったか否かで判定してもよい(そのためには加速度センサ62を第2電力系統184に含めておく必要がある。)。
ステップS13に戻り、ドローン12が飛行中でない場合(S13:FALSE)、ステップS16に進む。主電源スイッチ172がオフでない場合(S16:FALSE)、ステップS13に戻る。主電源スイッチ172がオフである場合(S16:TRUE)、第1バッテリ30からの電力供給が停止される。その場合、警報制御装置124は停止する(S17)。
<A−3.第1実施形態の効果>
第1実施形態によれば、ドローン12(飛行体)の下方又は重力方向(速度ベクトル方向)に向かって警報を行う(図2、図3のS15)。従って、ドローン12が下方又は重力方向に向かって移動(ここでは落下)する際に、周囲の人々等がドローン12の存在を認識し易くなる。
第1実施形態において、警報装置28は、ドローン12(飛行体)の下方又は重力方向(速度ベクトル方向)に向かって可視光300を照射する投光装置120を備える(図1及び図2)。これにより、ドローン12の下方又は重力方向に向かって可視光300を照射する(図2及び図3のS15)。従って、ドローン12が例えば下方又は重力方向に向かって落下する際に、周囲の人々等が可視光300によりドローン12の存在を認識し易くなる。
第1実施形態において、投光装置120は、ドローン12(飛行体)のプロペラ100(回転翼)の回転軸Az(回転中心軸線方向)に沿って可視光300を照射する(図2)。これにより、可視光300の照射方向をプロペラ100の回転軸Az又はドローン12の本体50に対して固定することで、簡易にドローン12の下方に可視光300を照射することが可能となる。
第1実施形態において、ドローン12(飛行体)は、プロペラアクチュエータ102(推進源)と、プロペラアクチュエータ102を駆動する第1バッテリ30(第1電源)と、第1バッテリ30と異なり且つ警報装置28を駆動する第2バッテリ32(第2電源)とを有する(図1)。これにより、第1バッテリ30を含む第1電力系統174に異常が発生した場合(図3のS14:TRUE)でも、第2バッテリ32により警報装置28を駆動して、ドローン12の下方又は重力方向に対して警報を行うことが可能となる。
第1実施形態において、ドローン12(飛行体)は、下降時におけるドローン12の姿勢を安定化させる姿勢安定化羽根52(姿勢安定化部)を備える(図2)。これにより、ドローン12が下降する際に、警報の方向を安定化することが可能となる。
第1実施形態において、警報装置28は、ドローン12(飛行体)の下方又は重力方向(速度ベクトル方向)に向かって警告音302を出力する警告音出力装置122を備える(図1及び図2)。これにより、ドローン12の下方又は重力方向に向かって警告音302を出力する(図2及び図3のS15)。従って、ドローン12が下方又は重力方向に向かって移動する際に、ドローン12の存在を周囲が認識し易くなる。
B.第2実施形態
<B−1.構成(第1実施形態との相違)>
[B−1−1.全体構成]
図4は、本発明の第2実施形態に係る飛行体としてのドローン12aを含むドローンシステム10Aの概要を示す全体構成図である。図5は、第2実施形態に係るドローン12aの利用状態の一例を示す図である。ドローンシステム10Aは、ドローン12a及びリモートコントローラ14に加えて、外部機器200(図4)を有する。以下では、第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
[B−1−2.ドローン12a]
第2実施形態のドローン12aは、基本的に、第1実施形態のドローン12と同様の構成を有するが、以下の点で相違する。
第1実施形態の投光装置120は光源130を有していた(図1)。これに対し、第2実施形態の投光装置120aは、光源130に加えて、光源アクチュエータ210を有する。光源アクチュエータ210は、光源130の向きを変化させることで、可視光300の照射方向を調整する。
また、第1実施形態の警告音出力装置122はスピーカ150を有していた(図1)。これに対し、第2実施形態の警告音出力装置122aは、スピーカ150に加えて、スピーカアクチュエータ220を有する。スピーカアクチュエータ220は、スピーカ150の向きを変化させることで、警告音302の出力方向を調整する。
さらに、第1実施形態の警報装置28は、投光装置120、警告音出力装置122及び警報制御装置124を有していた(図1)。これに対し、第2実施形態の警報装置28aは、投光装置120a、警告音出力装置122a及び警報制御装置124aに加えて、グローバル・ポジショニング・システム・センサ230(以下「GPSセンサ230」という。)及び第2加速度センサ232(進行方向検出部)を有する(図4)。
GPSセンサ230は、ドローン12aの現在位置Pdcurを検出する。第2加速度センサ232は、加速度センサ62と同様、ドローン12aの加速度Gを検出する。加速度Gは、ドローン12aの進行方向を示す。センサ群20の加速度センサ62を、第1電力系統174のみではなく、第2電力系統184に含めることで、加速度センサ62を第2加速度センサ232として利用してもよい。
第1実施形態の投光制御部162は、光源130のオン・オフを制御した(図1、図3のS15)。これに対し、第2実施形態の投光制御部162aは、光源130のオン・オフに加えて、光源アクチュエータ210を制御する(図4、図6のS28)。投光制御部162は、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させるように光源アクチュエータ210を制御する。
第1実施形態の警報制御装置124は、監視部160、投光制御部162及び警告音制御部164を有していた(図1)。これに対し、第2実施形態の警報制御装置124aは、監視部160、投光制御部162a及び警告音制御部164aに加えて、異常通知部240を有する。
異常通知部240は、第1バッテリ30を含む第1電力系統174に異常が生じた場合、外部機器200に対して異常を通知する異常信号Soを出力する。異常通知部240は、第1電力系統174には含まれず、第2電力系統184に含まれる。従って、監視部160が補助電源スイッチ182をオンにしたときに、異常通知部240が起動する。或いは、異常通知部240を第1電力系統174及び第2電力系統184の両方に含ませてもよい。
[B−1−3.外部機器200]
外部機器200は、異常通知部240から異常信号Soに基づいて所定の警報を行う。図4に示すように、外部機器200は、外部通信装置250と、外部警報装置252とを有する。外部通信装置250は、ドローン12aの通信装置22と無線通信を行うものであり、無線アンテナを含む。或いは、通信装置22が、インターネットに接続された無線基地局と無線通信可能である場合、外部通信装置250は、インターネットに有線又は無線で接続されるものであってもよい。
外部警報装置252は、ドローン12aからの異常信号Soに応じて所定の警報を行う。外部警報装置252は、複数の第2スピーカ(図示せず)を備える。そして、外部警報装置252は、異常信号Soに含まれるドローン12aの現在位置Pdcurに応じた第2スピーカから警告音302を出力させる。或いは、外部警報装置252は、異常信号Soに含まれるドローン12aの現在位置Pdcurを、PC等のアプリケーションの表示画面に地図情報Imapと共に表示する。
<B−2.第2実施形態の制御>
[B−2−1.概要]
第2実施形態の制御は、基本的に、第1実施形態の制御と同様である。但し、第2実施形態の警報制御では、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させる。また、第1バッテリ30を含む第1電力系統174に異常が生じた場合、第2実施形態の警報制御では、ドローン12a(異常通知部240)から外部機器200に対して異常を通知する。
[B−2−2.警報制御]
図6は、第2実施形態における警報制御のフローチャートである。ステップS21、S22、S23、S24、S25、S31、S32は、図3のS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17と同様である。
空中でプロペラ100が異常停止している場合(S24:TRUE)、補助電源スイッチ182のオン(S25)に加えて、警報制御装置124aは、以下の処理を行う。すなわち、ステップS26において、異常通知部240は、外部機器200に異常信号Soを送信する。異常信号Soを受信した外部機器200は、外部警報装置252を用いて所定の警報を行う。当該所定の警報として、外部警報装置252は、異常信号Soに含まれるドローン12aの現在位置Pdcurに応じた第2スピーカから警告音302を出力させる。或いは、外部警報装置252は、異常信号Soに含まれるドローン12aの現在位置Pdcurを、PC等のアプリケーションの表示画面に地図情報Imapと共に表示する。
ステップS27において、投光制御部162aは、第2加速度センサ232から加速度Gを取得する。ステップS28において、投光制御部162aは、加速度Gに応じて可視光300の照射方向を調整し、警告音制御部164aは、加速度Gに応じて警告音302の出力方向を調整する。すなわち、投光制御部162aは、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させるように光源アクチュエータ210の向きを変化させる。また、警告音制御部164aは、ドローン12aの進行方向に向かって警告音302を出力させるようにスピーカアクチュエータ220の向きを変化させる。
ステップS29において、警報制御装置124aは、ドローン12aが地面350に到達したか否かを判定する。当該判定は、例えば、加速度Gがゼロになったか否かにより行う。ドローン12aが地面350に到達していない場合(S29:FALSE)、ステップS26に戻る。ドローン12aが地面350に到達した場合(S29:FALSE)、ステップS30に進む。
ステップS30において、警報制御装置124aは、第2バッテリ32の電力がなくなるまで、異常信号Soを送信し続ける。これにより、ユーザは、外部機器200を介してドローン12aの現在位置Pdcurを知ることができる。従って、早期にドローン12aを回収することが可能となる。或いは、警報制御装置124aは、第2バッテリ32の電力がなくなった以外の所定条件が成立すると、異常信号Soの送信を停止してもよい。
<B−3.第2実施形態の効果>
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、以下の効果を奏することができる。
すなわち、第2実施形態において、投光装置120aは、可視光300を生成する光源130と、可視光300の照射方向を調整する光源アクチュエータ210とを備える(図4)。また、ドローン12a(飛行体)は、ドローン12aの進行方向(速度ベクトル方向)を検出する第2加速度センサ232(方向検出部)と、光源130及び光源アクチュエータ210を制御する投光制御部162aとを備える(図4)。さらに、投光制御部162aは、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させるように光源アクチュエータ210を制御する(図5及び図6のS28)。これにより、ドローン12aが重力方向に対して斜め方向に向かって移動する場合(図5)であっても、地上の予測到達地点又はその周辺が、ドローン12aの存在を認識し易くなる。
第2実施形態において、警報装置28aは、第1バッテリ30(第1電源)を含む第1電力系統174に異常が生じた場合(図6のS24:TRUE)、外部機器200に対して異常を通知する異常信号Soを出力する異常通知部240を備える(図4)。これにより、第1電力系統174に異常が生じてプロペラ100(回転翼)が正常に動作しない場合、外部機器200を介しての対応が可能となる。
C.変形例
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
<C−1.飛行体>
第1実施形態では、ドローン12に本発明を適用した(図1及び図2)。しかしながら、例えば、飛行体の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、別種類の飛行体に本発明を適用してもよい。例えば、ドローン12の代わりに、ヘリコプタに本発明を適用することも可能である。第2実施形態も同様である。
第1実施形態のドローン12は、リモートコントローラ14に対するユーザの入力操作に応じて飛行した。しかしながら、例えば、飛行体の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、ドローン12は、図示しない外部サーバから指令された経路で飛行して、画像Idをサーバに対して送信するものであってもよい。
<C−2.回転翼>
第1実施形態では、揚力を生み出す回転翼としてプロペラ100を用いた(図1及び図2)。しかしながら、例えば、揚力を生み出す観点からすれば、その他の回転翼(例えばヘリコプタ用のロータ)を用いることも可能である。また、回転翼を用いずに飛行する飛行体(例えば垂直離着陸機(VTOL))に本発明を適用することも可能である。第2実施形態も同様である。
<C−3.警報装置28、28a>
第1実施形態の警報装置28は、投光装置120及び警告音出力装置122を有していた(図1)。しかしながら、例えば、ドローン12(飛行体)の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、投光装置120及び警告音出力装置122の一方を省略することも可能である。第2実施形態も同様である。
<C−4.電源>
第1実施形態では、第1バッテリ30及び第2バッテリ32を第1電源及び第2電源として用いた(図1)。しかしながら、第1電力系統174及び第2電力系統184に電力を供給する観点からすれば、バッテリ以外の電源を第1電源及び第2電源として用いることも可能である。バッテリ以外の電源としては、例えば、キャパシタを用いることができる。第2実施形態も同様である。
第1実施形態では、第1バッテリ30及び第2バッテリ32を電源として設けた(図1)。しかしながら、例えば、空中でプロペラ100が異常停止した後に警報を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、プロペラアクチュエータ102の動作可能電圧が比較的高く、警報装置28の動作可能電圧が比較的低い場合、第1バッテリ30からの電力により、プロペラアクチュエータ102が動作できなくても、警報装置28が動作可能な場合があり得る。そのような場合、第2バッテリ32を省略することも可能である。第2実施形態も同様である。
<C−5.姿勢安定化部>
第1実施形態では、下降時におけるドローン12(飛行体)の姿勢を安定化させる姿勢安定化部として、姿勢安定化羽根52を用いた(図2)。しかしながら、例えば、下降時におけるドローン12(飛行体)の姿勢を安定化させる観点からすれば、姿勢安定化部は、これに限らない。姿勢安定化部は、例えば、ドローン12の本体50の下側に設けられたおもりであってもよい。また、例えば、ドローン12(飛行体)の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、姿勢安定化羽根52(姿勢安定化部)を省略することも可能である。第2実施形態も同様である。
<C−6.警報制御(図3及び図6)>
第1実施形態の警報制御(図3)では、空中でプロペラ100が異常停止した場合(S14:TRUE)、投光装置120及び警告音出力装置122を作動させた(S15)。しかしながら、例えば、飛行体が下方又は重力方向に対して移動する際、飛行体の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、警報を行うタイミングは、これに限らない。例えば、ドローン12が正常に着陸を行う際に投光装置120及び警告音出力装置122を作動させてもよい。第2実施形態の警報制御(図6)も同様である。
第1実施形態の警報制御(図3)では、補助電源スイッチ182のオン(図3のS15)により、投光装置120、警告音出力装置122及び警報制御装置124(投光制御部162及び警告音制御部164)をオンにした(図1)。しかしながら、例えば、飛行体が下方又は重力方向に対して移動する際、飛行体の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、補助電源スイッチ182をオンした際、高度計60をオンにしてもよい。そして、高度Hが低くなるほど、可視光300の光量又は警告音302の音量を大きくすることも可能である。第2実施形態も同様である。
第2実施形態の警報制御(図6)において、投光制御部162は、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させるように光源アクチュエータ210を制御した(S28)。しかしながら、例えば、飛行体が下方又は重力方向に対して移動する際、飛行体の下方又は重力方向に対して警報を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、カメラ64の画像Idに基づいて地上の予測到達地点又はその周辺に存在する人若しくは動物又は装置を検出し、当該人等に向かって可視光300を照射させるように光源アクチュエータ210を制御することも可能である。
その場合、補助電源スイッチ182をオンした際、カメラ64及び画像認識部(演算部82に設ける)をオンする必要がある。また、人等を検出する前は、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させることで、カメラ64の画像Idによる画像認識が行い易くなる。
また、第1実施形態では、空中でプロペラ100が異常停止していない場合に(S14:FALSE)、ステップS13に戻る場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。空中でプロペラ100が異常停止していない場合(S14:FALSE)、警報制御装置124は、ドローン12の飛行角度が正常であるか否かを判定するようにしてもよい。そして、ドローン12の飛行角度が正常である場合に、ステップS13に戻るようにしてもよい。一方、ドローン12の飛行角度が正常でない場合には、ステップS15に進むようにしてもよい。
また、第2実施形態では、空中でプロペラ100が異常停止していない場合に(S24:FALSE)、ステップS23に戻る場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。空中でプロペラ100が異常停止していない場合(S24:FALSE)、警報制御装置124aは、ドローン12aの飛行角度が正常であるか否かを判定するようにしてもよい。そして、ドローン12aの飛行角度が正常である場合に、ステップS23に戻るようにしてもよい。一方、ドローン12aの飛行角度が正常でない場合には、ステップS25に進むようにしてもよい。
また、第2実施形態では、投光装置120aがドローン12aの本体50の下側にのみ備えられている場合を例に説明したが、不図示の投光装置がドローン12aの本体50の上側に更に備えられていてもよい。そして、ドローン12aが傾いたとしてもドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させるジャイロ機能が投光制御部162aに備えられていてもよい。ジャイロ機能が備えられた投光制御部162aは、ドローン12aの進行方向に向かって可視光300を照射させるように光源アクチュエータ210の向きを変化させる。そして、ドローン12aの下側に備えられた投光装置120aと、ドローン12aの上側に備えられた投光装置120aとが、ドローン12aが墜落する際におけるドローン12aの角度に応じて投光制御部162aによって切り換えられるようにしてもよい。
12、12a…ドローン(飛行体) 28、28a…警報装置
30…第1バッテリ(第1電源) 32…第2バッテリ(第2電源)
52…姿勢安定化羽根(姿勢安定化部)
102a、102b、102c、102d…プロペラアクチュエータ(推進源)
120、120a…投光装置 122、122a…警告音出力装置
130…光源 162a…投光制御部
174…第1電力系統 200…外部機器
210…光源アクチュエータ
232…第2加速度センサ(進行方向検出部)
240…異常通知部 300…可視光
302…警告音 Az…回転軸
So…異常信号

Claims (9)

  1. 下方又は重力方向に向かって移動する際に自らの速度ベクトル方向に対して警報を行う警報装置を備える飛行体であって、
    前記警報装置は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向に向かって可視光を照射する投光装置を備え、
    前記投光装置は、前記可視光を生成する光源と、前記可視光の照射方向を調整する光源アクチュエータとを備え、
    前記飛行体は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出する方向検出部と、前記光源及び前記光源アクチュエータを制御する投光制御部とを更に備え、
    前記投光制御部は、前記方向検出部が検出した前記速度ベクトル方向に向かって前記可視光を照射させるように前記光源アクチュエータを制御する
    ことを特徴とする飛行体。
  2. 請求項1に記載の飛行体において、
    前記投光装置は、前記飛行体の回転翼の回転中心軸線方向に沿って前記可視光を照射する
    ことを特徴とする飛行体。
  3. 請求項1又は2に記載の飛行体において、
    前記飛行体は、
    前記飛行体の推進源と、
    前記推進源を駆動する第1電源と、
    前記第1電源と異なり且つ前記警報装置を駆動する第2電源と
    を有することを特徴とする飛行体。
  4. 請求項3に記載の飛行体において、
    前記警報装置は、前記第1電源を含む第1電力系統に異常が生じた場合、前記警報を行う
    ことを特徴とする飛行体。
  5. 請求項3に記載の飛行体において、
    前記警報装置は、前記第1電源を含む第1電力系統に異常が生じた場合、外部機器に対して異常を通知する異常信号を出力する異常通知部を備える
    ことを特徴とする飛行体。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の飛行体において、
    前記飛行体は、下降時における前記飛行体の姿勢を安定化させる姿勢安定化部を備える
    ことを特徴とする飛行体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の飛行体において、
    前記警報装置は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向に向かって警告音を出力する警告音出力装置を備える
    ことを特徴とする飛行体。
  8. 可視光を生成する光源と、前記可視光の照射方向を調整する光源アクチュエータとを備え前記可視光を照射する投光装置を、下方又は重力方向に向かって移動する際に自らの速度ベクトル方向に対して警報を行う警報装置として備える飛行体の制御方法であって、
    前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出するステップと、
    前記速度ベクトル方向に向かって前記可視光を照射させるように、前記光源アクチュエータを制御するステップと、
    を有することを特徴とする飛行体の制御方法。
  9. 下方又は重力方向に向かって移動する際に自らの速度ベクトル方向に向かって警報を出力する出力装置を有する警報装置を備える飛行体であって、
    前記出力装置は、前記警報を生成する警報源と、前記警報の出力方向を調整するアクチュエータとを備え、
    前記飛行体は、前記飛行体の前記速度ベクトル方向を検出する方向検出部と、前記警報源及び前記アクチュエータを制御する制御部とを更に備え、
    前記制御部は、前記方向検出部が検出した前記速度ベクトル方向に向かって前記警報を出力させるように前記アクチュエータを制御する
    ことを特徴とする飛行体。
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