JP6838141B2 - 円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムおよびqhse貯蓄輸送方法 - Google Patents

円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムおよびqhse貯蓄輸送方法 Download PDF

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Description

本発明は、ばら積み液状危険化学品の貯蓄輸送の技術分野に属し、特に、エクスターナルフローティングルーフタンク(external floating roof tank)の安全と環境保護の技術に関するものである。具体的に、本発明は、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムと、該システムによる品質(Quality)、健康(Health)、安全(Safety)、環境(Environmental)が一体になる(QHSEと略称)貯蓄輸送方法とに関するものである。
石油およびその関連製品は、戦略的な資源属性を有している原料であり、国力をサポートするとともに戦略の構成要素になることができる。そのような原料に関する貯蓄輸送方法、工程施設および技術装置は、軍民共用、平和と戦争時通用という特徴を有しているので、軍事衝突において戦略的利益の焦点、戦術的攻撃防衛の中心になる。直列に連結された高性能爆薬の弾薬が幅広く装備され、実戦において常用され、常に威嚇を受ける現在の攻撃戦力の背景下において、前方の壁部貫通攻撃武器により貫通孔を形成し、後方の攻撃武器が(その貫通孔から)容器内に入って爆発することにより、油の気体が点火され、原料が爆発するので、全体的な化学爆発による攻撃破壊の効果がよく、効率が高い。したがって、軍用石油供給工程、国家戦略的備蓄、化学工業産業団地等の重要な軍事的目標、経済的目標を打ち壊すことは常用の選択肢になり、必須の戦略と最良の戦術になることができる。現在の軍用石油供給工程の自主防衛技術はトンネル隠蔽工程および消防技術の範囲にのみ限定されているので、従来のエクスターナルフローティングルーフタンクを軍用石油供給工程に応用することができず、エクスターナルフローティングルーフタンクの内部を爆発させるための攻撃に対応する自主防衛戦力を形成する必要がある。
周知のように、ばら積み液状危険化学品類原料は相間物質伝達(interphase mass transfer)により形成される揮発性有機化合物(VOCS)である。それは、プリカーサー汚染物、発癌原因物質、スモッグ形成物質および温室効果原因物質であり、公共安全、生命健康、環境保護、清潔生産、原料品質および省エネ低二酸化炭素等に影響を与えるおそれがあるので、政府において管理する重要な管理項目になっている。しかしながら、従来のばら積み液状危険化学品類原料の容器はいろいろな分野においてそのような工程の需要を満たすことができない。
例えば、従来の技術において、エクスターナルフローティングルーフタンク(external floating roof tank)の上端は通常開口されているので、上端の開口に円形の頂部を設ける技術的手段をよく用いている。その技術的措置によりガスケットから漏出する油の気体が雷によって点火される安全リスクを除去することができるが、「浮き板の上部に油の気体が集まる」という安全リスクが発生し、かつ通気をさせるとき油の気体が大気中に放出されることにより大気の汚染が発生するおそれがある。したがって、大気と常に隔離させ、動態不活性媒体密閉を形成し、気相の排出がなく、実施のコストが少ない技術的事項を研究し、その技術分野の発展の傾向に合わせる必要がある。すなわち、エクスターナルフローティングルーフタンクにより工程上の意義があるQHSE一体型貯蓄輸送方法を獲得し、かつ自主防衛戦力を形成する必須の選択になることができる。
現在、発明の名称が「危険な化学品容器用不活性媒体密閉爆発抑制装置および防衛方法」であり、特許番号がZL200410169718.3(本願の発明者が発明した特許)である中国特許には、循環不活性媒体密閉により爆発を抑制する技術的方法が記載されている。前記方法の「密閉用不活性媒体の原料容器の気相空間に注入する」という技術的措置により浮き板の上部の油の気体の酸素含有量が被保護原料の燃焼爆発の臨界値の最小値より小さくなるように抑制し、容器内の危険な化学原料が燃焼爆発の条件に到達することを常に抑制し、攻撃武器が容器および原料内で爆発することに対応させることができる。しかしながら、その特許の明細書には、気態不活性媒体密閉の媒体サプライに関する事項が記載されているが、循環不活性媒体密閉システムの内部の構造と、工程の過程と、制御の過程および自主防衛原理に対する事項が詳細に記載されていない。したがって、従来のエクスターナルフローティングルーフタンクの安全レベルは応急消防技術の分野に属し、それを軍用油供給工程に応用することができない。
従来の技術の欠点を解決するため、本発明において、気態密閉用不活性媒体の使用率と性能を向上させることができる、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムおよび当該システムに基づいたQHSE貯蓄輸送方法を提供する。それによりQHSE一体型実施システムを構成するととともに自主防衛戦力を有効に形成することができる。
本発明の第一目的は、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムを提供することにより、エクスターナルフローティングルーフタンクを大気と常に隔離させることにある。
本発明の第二目的は、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムを提供することにより、エクスターナルフローティングルーフタンクの気相空間中の不活性媒体密閉の状態をフィードバック、制御することにある。
本発明の第三目的は、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムを提供することにより、循環をするとき密閉用不活性媒体中の不純物を除去することにある。
本発明の第四目的は、前記循環不活性媒体密閉システムに基づいたQHSE貯蓄輸送方法を提供することにより、平常の安全装置として従来の応急消防技術を向上させ、環境保護装置としてエクスターナルフローティングルーフタンクによる大気の汚染を除去し、「安全のため通気をさせること」と「環境を保護するため排気を無くすこと」とが矛盾することを解決し、排出を無くすことにより本質的な安全を獲得することにある。
本発明の第五目的は、前記循環不活性媒体密閉システムに基づいたQHSE貯蓄輸送方法を提供することにより、攻撃武器が前記気相空間または原料中において爆発することに対応する防衛戦力を形成することにある。
前記目的のうち少なくとも1つを実現するため、本発明において円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムを提供する。そのシステムは、エクスターナルフローティングルーフタンク、円形頂部、不活性媒体密閉管路およびエアサプライ駆動装置を含み、前記エクスターナルフローティングルーフタンクの頂部は前記円形頂部が取り付けられることにより密閉され、前記円形頂部、前記エクスターナルフローティングルーフタンクの内壁、浮き板および密閉装置により大気と隔離される気相空間が形成され、その空間には不活性媒体が注入され、前記密閉用不活性媒体として窒息式消火方法において常用する気体型消防媒体を採用し、前記エアサプライ駆動装置は前記不活性媒体密閉管路により前記気相空間に連結されることにより前記気相空間内の密閉用不活性媒体の状態をフィードバック制御する。
前記エアサプライ駆動装置は常圧駆動ユニットを含み、前記常圧駆動ユニットは、具体的に、順に連結されかつワンウェイバルブにより連結を制御する気体供給圧縮装置、気体注入チャッキバルブ、気体容器および排気バルブコントロールモジュールを含み、
気体供給圧縮装置は、手動、連動または自動モードにより起動運転と停機連鎖を制御し、その出力により前記気相空間内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記気体容器に注入し、かつフィードバック、制御により前記気相空間の密閉用不活性媒体が予め設定された圧力パラメーターより大きくならないようにし、
気体注入チャッキバルブは、前記気体供給圧縮装置の排気圧力定格と流量に適用し、前記気体供給圧縮装置の排気側と前記気体容器との間の管路上に取り付けられ、かつ前記気体供給圧縮装置が貯蓄した工程気体により圧力ポテンシャルエネルギーを貯蓄し、
気体容器は、前記気体供給圧縮装置の排気圧力定格と予めされた設定貯蓄量に適用し、前記気相空間に注入される密閉用不活性媒体を貯蓄して供給し、
排気バルブコントロールモジュールは、自力、自動、連動または手動モードによりその開閉を制御することにより、前記気体容器内の密閉用不活性媒体がスロットルと減圧をした後前記気相空間に放出されることを制御し、かつフィードバック、制御により前記気相空間の密閉用不活性媒体が予めされた設定圧力パラメーターより小さくならないようにする。
前記エアサプライ駆動装置は気体供給端と気体排出端を含み、前記気体供給端は前記気体供給圧縮装置の気体入口であり、前記気体排出端は前記排気バルブコントロールモジュールの気体出口であり、前記不活性媒体密閉管路は気体供給管路と気体排出管路を含み、前記円形頂部は呼気接続端と吸気接続端を含み、前記円形頂部の呼気接続端は気体供給管路によりエアサプライ駆動装置の気体供給端に順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御し、前記エアサプライ駆動装置の気体排出端は気体排出管路により前記円形頂部の吸気端に順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御する。
前記浮き板の中央には浮き板中央排水管路が形成され、前記浮き板中央排水管路の外部接続端は前記不活性媒体密閉管路により前記エアサプライ駆動装置に連結される。
前記気体供給圧縮装置は圧力改変装置を更に含み、前記圧力改変装置は、前記気体供給管路に取り付けられ、かつ前記気体供給圧縮装置に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより前記気相空間の気体圧力変量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置の起動運転と停機連鎖を制御する予め設定された圧力パラメーター変化信号を送信する。
前記常圧駆動ユニットは飽和浄化モジュールを更に含むことにより、密閉用不活性媒体内の凝結可能な気体に対して凝結、濾過、選択、案内、合流および回収をし、前記飽和浄化モジュールは、前記気体注入チャッキバルブと前記気体容器との間に連結されるか或いは前記気体注入チャッキバルブと前記気体容器との間の管路に並列に連結され、かつ一組の第一変換バルブによりその連結を切り替える。
前記飽和浄化モジュールは、具体的には、支圧型気体液体分離装置、第一背圧バルブ、浄化産物案内バルブ管体および液相産物収集容器を含み、前記支圧型気体液体分離装置は前記気体供給圧縮装置の排気圧力定格に適用し、その底部は前記浄化産物案内バルブ管体により前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御し、前記第一背圧バルブは前記支圧型気体液体分離装置の気体排出管路上に配置される。
前記常圧駆動ユニットは微小圧力差浄化モジュールを更に含むことにより、微小圧力差の条件下において密閉用不活性媒体内の凝結可能な気体に対して濾過、選択、案内、合流および回収をし、微小圧力差浄化モジュールは前記気体供給管路に直列に連結されるか或いは前記気体供給管路に並列に連結され、かつ一組の第二変換バルブによりその連結を切り替える。
前記微小圧力差浄化モジュールは、具体的には、微小圧力差気体液体分離装置、浄化産物案内バルブ管体および液相産物収集容器を含み、前記微小圧力差気体液体分離装置の底部は前記浄化産物案内バルブ管体により前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御する。
前記温度決定ユニットは温度調節モジュールを更に含み、前記温度調節モジュールは、具体的には、温度改変装置、密閉用不活性媒体冷却装置および密閉用不活性媒体加熱装置を含み、前記温度改変装置は、前記不活性媒体密閉管路に取り付けられ、前記気体供給圧縮装置または前記排気バルブコントロールモジュールに通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより前記気相空間の温度変量を随時に検出し、かつ予め設定された温度パラメーター変化信号を送信することにより前記気体供給圧縮装置の起動運転または停機連鎖と前記排気バルブコントロールモジュールの開閉を制御し、前記密閉用不活性媒体冷却装置は前記気体供給圧縮装置の排気側に取り付けられ、前記密閉用不活性媒体加熱装置は前記排気バルブコントロールモジュール内に取り付けられる。
前記エアサプライ駆動装置は気源純化ユニットを更に含むことにより、密閉用不活性媒体内の凝結不可能な気体に対して分離、案内および回収をする。
前記気源純化ユニットは、具体的には、一組の第三変換バルブと一組の不凝結不純物気体除去装置を含み、前記一組の不凝結不純物気体除去装置は前記気体注入チャッキバルブと前記気体容器との間の管路に並列に連結され、前記一組の第三変換バルブによりその連結を切り替え、連動、自動または手動モードにより前記密閉用不活性媒体中の凝結不可能または凝結しにくい不純物気体を除去し、前記不純物気体には少なくとも酸素が含まれている。
前記気体供給圧縮装置は所定気体含量センサーを更に含み、前記所定気体含量センサーは、前記不活性媒体密閉管路上に取り付けられ、前記気体供給圧縮装置と前記一組の第三変換バルブに通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間中の所定の気体の含量を随時に検出し、かつ所定気体含量パラメーター変化信号を送信することにより前記気体供給圧縮装置の起動運転または停機連鎖を自動に制御し、前記一組の第三変換バルブによりその連結を切り替えることを自動に制御する。
前記所定気体含量センサーは、酸素、メタンおよび非メタン炭化水素(non−methane hydrocarbon)のうち少なくとも一種または多種の組み合わせの含量を測定するセンサーである。
前記円形頂部上には出入孔構造が形成され、前記出入孔構造は貫通孔が形成された出入孔ベースと前記貫通孔に結合される出入孔蓋とを含み、前記出入孔ベースは前記円形頂部に密閉状態に連結され、出入孔ベースと前記浮き板との間には浮動タラップが取り付けられ、作業人は前記出入孔蓋を開けた後前記貫通孔から前記気相空間に入ることができ、作業人が前記貫通孔から出た後前記貫通孔を密閉させる。
前記出入孔構造の上方には出入孔船倉が設けられ、作業人は前記気相空間に入る前に持たなければならない自動的な気体の出し入れ装置と専用の道具を前記出入孔船倉に収納させることができる。
前記出入孔船倉の内部には縦方向の船倉壁部が形成され、前記船倉壁部上には密閉型船倉ドアが形成され、前記出入孔船倉の内部は前記船倉壁部と船倉密閉ドアにより通気船倉と密閉船倉に分割され、前記通気船倉には作業人の出入のための出入ドアと通気のための窓が形成され、作業人は自動的な気体の出し入れ装置を着用するときと専用の道具を送入するときそれを用いることができ、前記密閉船倉は前記出入孔構造の上方に設けられることにより前記気相空間に流入する空気量を低減することができる。
前記円形頂部は骨格が形成されるか或いは骨格が形成されていない硬性不透気構造または柔軟性不透気構造である。
骨格が形成された不透気構造(以下骨格付き不透気構造と略称)は支持骨格と当該支持骨格の間に取り付けられる不透気硬性材料または薄膜材料とを含む。
骨格が形成されない不透気構造(以下無骨格不透気構造と略称)は不透気でありかつ接着剤付き織物または柔軟性化学薄膜であり、前記無骨格不透気構造が無骨格不透気構造の重量を克服する力は前記気相空間中の密閉用不活性媒体の圧力により獲得したものである。
前記円形頂部はファラデーケージ(Faraday cage)式でありかつ避雷の効果がある不透気構造で構成されることにより、雷電気または静電気による被害を防止し、かつ高性能爆薬の弾薬の攻撃を受けるとき壁部貫通攻撃武器を誘爆することができる。
太陽エネルギー採集システムを更に含み、前記太陽エネルギー採集システムのソーラーパネル(solar panel)またはソーラー薄膜は前記円形頂部または前記エクスターナルフローティングルーフタンクの外壁の表面に取り付けられる。
前記気体供給管路または気体排出管路に直列に連結される防爆緩衝容器を更に含み、前記防爆緩衝容器内には防火防爆材料が入れられている。
前記エクスターナルフローティングルーフタンクは少なくとも2台が並列に配置され、前記防爆緩衝容器は気体供給防爆緩衝容器と排気防爆緩衝容器を含み、前記気体供給防爆緩衝容器は少なくとも2個の気体入力端と1個の共用の気体出力端を含み、前記排気防爆緩衝容器は1個の共用の排気入力端と少なくとも2個の排気出力端を含み、各前記エクスターナルフローティングルーフタンクの呼気接続端は各自の気体供給管路により前記気体供給防爆緩衝容器の気体入力端に連結され、前記気体供給防爆緩衝容器の気体出力端は前記気体供給管路により前記エアサプライ駆動装置の気体供給接続端に連結され、前記エアサプライ駆動装置の排気接続端は共用の気体排出管路により前記排気防爆緩衝容器の排気入力端に連結され、前記排気防爆緩衝容器の排気出力端は各自の気体排出管路により前記エクスターナルフローティングルーフタンクの吸気接続端に連結される。
前記気体供給防爆緩衝容器は外部からの気体供給を接収する接続端を更に含むことにより純化または純化待ち密閉用不活性媒体を入力し、前記排気防爆緩衝容器は外部に供給された気体を出力する接続端を更に含むことにより純化された密閉用不活性媒体を外部に出力する。
前記エアサプライ駆動装置は監視早期警戒ユニットを更に含むことにより内部の運転を監視するとともに外部に早期警戒信号を送信する。
前記目的のうち少なくとも1つを実現するため、本発明において前記円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムに基づいたQHSE貯蓄輸送方法を更に提供する。その方法は大規模な気体の出し入れ駆動ステップ含み、その大規模な気体の出し入れ駆動ステップは、
前記エアサプライ駆動装置は前記気相空間の気体状態を示す圧力変量を随時に検出し、前記エクスターナルフローティングルーフタンクに原料を入力し、前記浮き板および前記密閉装置が液面の浮力によって上昇することにより前記気相空間は小さくなり、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がるとき、前記エアサプライ駆動装置は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置に貯蓄し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を終えるステップと、
前記エクスターナルフローティングルーフタンクが原料を出力し、前記浮き板および前記密閉装置が液面の浮力によって下降することにより前記気相空間は増加し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで下がるとき、前記エアサプライ駆動装置は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置に貯蓄される密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後、それを前記気相空間に放出し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上がると前記気体供給工程を停止させるステップとを含む。
前記QHSE貯蓄輸送方法は小規模な気体の出し入れ駆動ステップを含み、その小規模な気体の出し入れ駆動ステップは、
前記気相空間の圧力が周囲の温度の変化により増加し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がるとき、前記エアサプライ駆動装置は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置に貯蓄し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を終えるステップと、
前記気相空間の圧力が周囲の温度の変化により下がり、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで下がるとき、前記エアサプライ駆動装置は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置に貯蓄される前記密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後、それを前記気相空間に放出し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上がると前記気体供給工程を停止させるステップとを含む。
前記円形頂部はファラデーケージ式でありかつ避雷の効果がある不透気構造で構成されることにより、雷電気または静電気による被害を防止し、高性能爆薬の弾薬の壁部貫通攻撃武器を誘爆することができ、前記QHSE貯蓄輸送方法は壁部貫通攻撃武器誘爆ステップを更に含み、その壁部貫通攻撃武器誘爆ステップにおいて、
高性能爆薬の弾薬がファラデーケージ式でありかつ避雷の効果がある不透気構造で構成された前記円形頂部に接近するとき、攻撃武器の案内装置は前記円形頂部をタンクの上部と見なし、壁部貫通攻撃武器が円形頂部を徹甲、貫通して孔を形成することができるが、二つ目の攻撃武器が前記気相空間に入るとき、爆発装置は有効または最適な爆発の高さを選択することを妨害することにより、浮き板を貫通しかつ攻撃武器が原料中において爆発することを防止し、前記攻撃武器が前記気相空間において爆発することにより前記浮き板を保護し、前記高性能爆薬の弾薬が戦争の目的を実現することを妨害することにより前記エクスターナルフローティングルーフタンクおよびその原料を保護する。
前記QHSE貯蓄輸送方法は防衛戦力生成ステップを更に含み、その防衛戦力生成ステップは、
前記循環不活性媒体密閉システムを起動させることにより前記原料容器の気相空間の内部または外部の気体状態変量を随時に検出するステップと、
高性能爆薬の弾薬の攻撃武器が前記エクスターナルフローティングルーフタンクの前記気相空間の密閉用不活性媒体または原料中において爆発するとき、爆発エネルギーは密閉用不活性媒体に吸収、収納されることと前記不活性媒体密閉管路により前記エアサプライ駆動装置に案内されて更に吸収、収納されるステップと、
前記爆発エネルギーにより前記エアサプライ駆動装置が強制冷却プラグラムを起動させることが触発され、前記気体供給圧縮装置の出力と前記気体供給管路により前記気相空間内の一部分の密閉用不活性媒体を前記気体容器に移転させて圧縮、貯蓄し、かつ前記密閉用不活性媒体を冷却するステップと、
前記排気バルブコントロールモジュールを起動させることにより、冷却、スロットルおよび減圧が実施された前記気体容器内の前記密閉用不活性媒体を前記原料容器の気相空間に放出するステップと、
前記エアサプライ駆動装置の作用により前記気相空間内において密閉用不活性媒体に対して連続的またはパルス的強制対流循環、冷却を実施することにより、前記密閉用不活性媒体を連続的に浄化させ、原料蒸気の濃度を低減するステップと、
前記エアサプライ駆動装置の作用により前記気相空間内の密閉用不活性媒体が前記円形頂部の貫通孔から常に排出されることにより、空気が前記気相空間に流入することを防止するステップと、
「全体的化学爆発または物理的爆発の理論的可能性はゼロである」ことにより前記エクスターナルフローティングルーフタンクおよびその原料を保護するステップとを含む。
上述した技術的事項により、本発明は、エクスターナルフローティングルーフタンクの頂部に前記円形頂部を取り付けることにより、大気と隔離されかつ密閉用不活性媒体が注入されている気相空間を形成する。エアサプライ駆動装置が前記気相空間内の密閉用不活性媒体に対して貯蓄、供給、浄化および純化をすることにより、原料の入力、出力および貯蓄を有効にサポートする前提下において、前記気相空間の酸素含有量が被保護原料の燃焼爆発の臨界値の最小値より小さくなるように抑制し、それにより前記エクスターナルフローティングルーフタンク内の原料が燃焼爆発の条件に到達することを常に防止することができる。
この明細書中の図面は本発明をより詳細に理解してもらうためのものであり、それは本発明の一部分の構成になる。本発明の好適な実施例と説明は本発明を詳細に説明するためのものであるが、本発明を限定するものでない。
本発明の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムの第一実施例の構造を示す図である。 本発明の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムの実施例に基づいた、エアサプライ駆動装置の実施方法の原理を示す図である。
以下、図面と実施例により本発明の技術的な事項をより詳細に説明する。
本発明において、「密閉」とは大気と隔離されていることをいい、「不活性媒体密閉」という概念は、周知の「気体型消防媒体をシステムの気相空間に注入することにより不活性媒体密閉を形成する」ことに限定されず、気相排出がない動態的不活性媒体密閉をいう。「密閉用不活性媒体」は実際の状況および条件により選択されかつ窒息式消火方法において常用する気体型消防媒体、例えば窒素、二酸化炭素気体、中性希ガスまたはエンジンの排気ガス等であることができる。「循環不活性媒体密閉」という概念は、循環されている密閉用不活性媒体により不活性媒体密閉を形成することを含むことができるが、それにのみ限定されるものでない。特に、不活性媒体密閉をする過程において、自発的な循環または強制的な循環により気体型密閉用不活性媒体に対して浄化、純化および調温をすることをいう。
図1に示すとおり、この図面は本発明の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムの第一実施例の構造を示す図である。本実施例において、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムは、エクスターナルフローティングルーフタンク1、円形頂部2、不活性媒体密閉管路およびエアサプライ駆動装置3を含む。前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の頂部の開口は前記円形頂部2が取り付けられることにより密閉されているので、タンクの内部は大気と隔離されている。前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の内壁、浮き板11、密閉装置13および前記円形頂部2により大気と隔離される気相空間Aが形成され、この空間に密閉用不活性媒体を注入することができる。前記エアサプライ駆動装置3は前記不活性媒体密閉管路により前記気相空間Aに連結されかつバルブによりその連結を制御する。エアサプライ駆動装置3は、前記気相空間A内の気体の技術的パラメーターにより密閉用不活性媒体を貯蓄、供給および循環させることにより、前記気相空間Aに注入されている密閉用不活性媒体の技術的状態(物理的状態と化学的状態を含む)をフィードバック制御する。
本実施例のエクスターナルフローティングルーフタンク1において、原料の入力または出力により浮き板11および密閉装置13がタンクの内壁に沿って上昇するか或いは下降することにより、気相空間Aの容積は縮小されるか或いは増加し、密閉用不活性媒体の技術的パラメーターはそれにより変化する。エアサプライ駆動装置3は前記技術的パラメーターを随時に検出し、予め設定された閾値に到達すると気体回収工程または気体供給工程を起動させることにより気相空間A内の密閉用不活性媒体の気体状態をフィードバック制御する。
本実施例において、エクスターナルフローティングルーフタンク1の原料を積み降ろしする過程とき大規模な気体の出し入れ駆動ステップをすることができる。すなわち、エアサプライ駆動装置3は前記気相空間Aの気体状態を示す圧力変量を随時に検出する。前記エクスターナルフローティングルーフタンク1に原料を入力し、前記浮き板11および前記密閉装置13が液面の浮力により上昇するとき、前記気相空間Aの容積は縮小される。前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がると、前記エアサプライ駆動装置3は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間A内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置3内に貯蓄する。前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を停止させる。
前記エクスターナルフローティングルーフタンク1が原料を出力し、前記浮き板11および前記密閉装置13が液面と共に下降するとき、前記気相空間Aの容積は増加する。前記圧力変量が前記第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで降下すると、前記エアサプライ駆動装置3は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置3内に貯蓄される密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後それを前記気相空間Aに放出する。前記圧力変量が前記第二の予め設定された圧力閾値まで上昇すると前記気体供給工程を停止させる。
エクスターナルフローティングルーフタンク1と周囲の温度が変化するとき小規模な気体の出し入れ駆動ステップをすることができる。すなわち前記気相空間Aの圧力が周囲の温度の変化により上昇し、かつ前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上昇するとき、前記エアサプライ駆動装置3は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間A内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置3内に貯蓄する。前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで降下すると前記気体回収工程を停止させる。
前記気相空間Aが周囲の温度の変化により低下し、前記圧力変量が前記第二の予め設定された圧力閾値まで降下するとき、前記エアサプライ駆動装置3は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置3内の一部分の前記密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後それを前記気相空間A3内に放出する。前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上昇すると前記気体供給工程を停止させる。
圧力の状態だけでなく、エアサプライ駆動装置3は他の技術的パラメーター(例えば温度変量、酸素含量変量、メタン気体含量変量等)により気相空間A内の密閉用不活性媒体を処理することができる。その処理方法は自力循環と強制循環2種を含む。前記自力循環とは、原料の入力または出力をするとき前記エアサプライ駆動装置の循環の周期が原料の入力、出力の周期と連動することをいう。貯蓄される密閉用不活性媒体は放出または補充されるか或いは気相空間A内の密閉用不活性媒体は不活性媒体密閉管路により複数個の容器の間において循環する。
本実施例のエクスターナルフローティングルーフタンクの頂部の開口は円形頂部が取り付けられることにより密閉され、タンクの内部には大気と隔離される気相空間が形成される。エアサプライ駆動装置により前記気相空間に注入される密閉用不活性媒体の状態を維持することにより、密閉用不活性媒体の保護下においてエクスターナルフローティングルーフタンク内の原料の酸素含有量が被保護原料の燃焼爆発の臨界値の最小値より小さくなるように抑制し、エクスターナルフローティングルーフタンクの内部に注入された危険な化学原料が燃焼爆発の条件に到達することを常に抑制し、攻撃武器が容器および原料内で爆発することに常に対応させる。また、エアサプライ駆動装置が気相空間の技術的パラメーターにより気相空間内の密閉用不活性媒体を貯蓄するとともに放出することにより、密閉用不活性媒体がエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性密閉媒システム内の循環を確保し、密閉用不活性媒体の使用量を低減し、かつエクスターナルフローティングルーフタンクおよびそれに注入される原料の安全性を確保することができる。
本発明において円形頂部が取り付けられるエクスターナルフローティングルーフタンク採用するので、エクスターナルフローティングルーフタンクが化学爆発型攻撃弾による攻撃を受けるとき、前記円形頂部が壁部貫通攻撃武器を誘爆することにより攻撃武器は前記気相空間において爆発する。しかしながら、気相空間内に密閉用不活性媒体が注入されていることにより、エクスターナルフローティングルーフタンク内の原料が厳しい影響を受けることを避けることができる。
エクスターナルフローティングルーフタンクが化学爆発型攻撃弾による攻撃を受けるとき、円形頂部が端部攻撃武器を誘爆することにより攻撃武器は前記浮き板を貫通し、二つ目の攻撃武器は前記エクスターナルフローティングルーフタンクの原料中において爆発する。しかしながら、気相空間内に密閉用不活性媒体が注入され、酸素がない環境であることにより、原料全体が爆発することを有効に抑制することができる。
従来の開口が形成されているエクスターナルフローティングルーフタンクにおいて、浮き板上に雨水等が集まるおそれがあるので、エクスターナルフローティングルーフタンクからその雨水等を排出させるため、通常、浮き板の中央に浮き板中央排水管路を形成する。浮き板中央排水管路の外部接続端は前記不活性媒体密閉管路により前記エアサプライ駆動装置3に連結される。それにより従来のエクスターナルフローティングルーフタンクを改良するとき不活性媒体密閉管路の配置を簡単にし、エクスターナルフローティングルーフタンクの改良のコストと改良の難度を低減することができる。好ましい実施例において、前記エアサプライ駆動装置3は前記不活性媒体密閉管路によりエクスターナルフローティングルーフタンク1の壁面または円形頂部2上に直接連結されることができる。
エクスターナルフローティングルーフタンク1の内部の修理等をするため、円形頂部2上に出入孔構造を形成することができる。前記出入孔構造は貫通孔が形成された出入孔ベース22と前記貫通孔に結合される出入孔蓋21とを含み、前記出入孔ベース22は前記円形頂部2に密閉状態に連結され、前記貫通孔の一端は前記気相空間Aに連結され、作業人は前記出入孔蓋21を開けた後前記貫通孔から前記気相空間Aに入ることができ、作業人が前記貫通孔から出た後前記貫通孔を密閉させることにより前記気相空間Aの密閉状態を確保することができる。
作業人が浮き板11上で移動することをサポートするため、前記出入孔ベース22と前記浮き板11との間に浮動タラップ12を取り付けることができる。作業人は浮動タラップにより前記気相空間Aと前記浮き板11の表面に到達することができる。
気相空間の密閉状態を確保し、かつ作業人が気相空間に入ることをサポートするため、出入孔構造の上方に出入孔船倉23を設けることが好ましい。前記出入孔船倉23は作業人が前記気相空間Aに入る前に持たなければならない自動的な気体の出し入れ装置と専用の道具を収納する。作業人は、前記気相空間に入るとき、出入孔船倉23において自動的な気体の出し入れ装置を着用した後、出入孔構造により気相空間Aに入ることができる。作業人は、前記気相空間から出るとき、先に、出入孔構造により出入孔船倉23に入り、出入孔船倉23において自動的な気体の出し入れ装置を取り外した後、出入孔船倉23から去ることができる。
前記出入孔船倉23の内部に縦方向の船倉壁部を形成し、前記船倉壁部上に密閉型船倉ドアを形成することができる。前記出入孔船倉23の内部は前記船倉壁部と船倉密閉ドアにより通気船倉と密閉船倉に分割される。前記通気船倉には作業人の出入のための出入ドア24と通気のための窓が形成されているので、作業人は自動的な気体の出し入れ装置を着用するときと専用の道具を送入するときそれを用いることができる。前記密閉船倉が前記出入孔構造の上方に設けられることにより前記気相空間Aに流入する空気量を低減することができる。
図1の円形頂部2は、気相空間Aを構成する重要な部分であり、多種の構造で構成されることができる。例えば骨格付き不透気構造により円形頂部2を構成することができる。前記格付き不透気構造は支持骨格により円形頂部を支持固定させ、不透気構造は支持骨格の間に取り付けられる。例えば骨格付き不透気構造は支持骨格と当該支持骨格の間に取り付けられる不透気硬性材料または薄膜材料とを含む。前記不透気硬性材料として従来のいろいろな硬性板材を採用することができ、不透気硬性材料は支持骨格の間に取り付けられる。薄膜材料は、支持骨格の間に取り付けられ、薄膜を延伸させることにより形成されるものである。
他の実施例において、無骨格不透気構造で円形頂部2を構成することもできる。前記無骨格不透気構造は不透気でありかつ接着剤付き織物または柔軟性化学薄膜である。従来の骨格付き不透気構造と比較してみると、前記不透気でありかつ接着剤付き織物または柔軟性化学薄膜は製造コストが多くかからない利点を有している。無骨格不透気構造が上部へ突出することは、気相空間A中の密閉用不活性媒体の圧力が無骨格不透気構造の重量を克服することにより形成されるものである。
他の円形頂部2はファラデーケージ(Faraday cage)式でありかつ避雷の効果がある不透気構造で構成されることができ、それにより雷電気または静電気による被害を防止し、かつ壁部貫通攻撃武器を誘爆することができる。そのような円形頂部2は前記骨格付き不透気構造または無骨格不透気構造で製造することができ、その材料および構造として、ファラデーケージ式でありかつ避雷の効果を獲得できるものであればいずれを用いることができる。
ファラデーケージ式でありかつ避雷の効果がある円形頂部において、エクスターナルフローティングルーフタンクの円形頂部が化学爆発型攻撃弾による攻撃を受けるとき、円形頂部は壁部貫通攻撃武器を誘爆することができる。また、前記円形頂部と前記浮き板との間の距離を予め検知することができないので、二つ目の攻撃武器の爆発の高さを設定することができない。したがって、浮き板を貫通して攻撃武器が原料中において爆発することを妨害することができる。また、気相空間内に密閉用不活性媒体が注入されておりかつ酸素がない環境において、攻撃武器は、原料を点火、爆発させることができないので、化学的爆発をしようという目的を実現することができない。爆発のエネルギーが円形頂部から大気中に放出されるとき、円形頂部により形成された電磁気ファラデーケージの効果により、爆発のエネルギーの遠心の放出を抑制し、クラウドバースティング(cloud bursting)の可能性を低減することができる。
前記爆発のエネルギーにより前記エアサプライ駆動装置の強制冷却プログラムの起動が触発されることができる。他の円形頂部2はファラデーケージ式でありかつ避雷の効果がある不透気構造で構成されることができ、それにより雷電気または静電気による被害を防止し、壁部貫通攻撃武器を誘爆し、かつ化学的爆発のエネルギーの放出を二方向に遮断することができる。そのような円形頂部2は前記骨格付き不透気構造または無骨格不透気構造で製造されることができ、その材料および構造として、ファラデーケージ式でありかつ避雷の効果を獲得できるものであればいずれを用いることができる。ファラデーケージ式でありかつ避雷の効果がある円形頂部において、エクスターナルフローティングルーフタンクの円形頂部が化学爆発型攻撃弾による攻撃を受けるとき、円形頂部は壁部貫通攻撃武器を誘爆することができる。また、前記円形頂部と前記浮き板との間の距離を予め検知することができないので、二つ目の攻撃武器は爆発の高さを設定することができない。したがって、浮き板を貫通するという攻撃の目的を実現することができず、攻撃武器が前記浮き板の上方の気相空間において爆発する確率が増加する。また、気相空間内に密閉用不活性媒体が注入されておりかつ酸素がない環境であることにより、原料全体が爆発することを有効に抑制することができる。爆発のエネルギーが円形頂部から大気中に放出されるとき、円形頂部により形成された電磁気ファラデーケージの効果により、爆発のエネルギーの遠心放出を抑制し、クラウドバースティングの可能性を低減することができる。
前記爆発のエネルギーにより前記エアサプライ駆動装置の強制冷却プログラムの起動が触発されることができる。その場合、気体供給圧縮装置の出力と気体供給管路によって前記原料容器中の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して気体容器に注入することにより、前記密閉用不活性媒体を冷却することができる。排気バブルコントロールモジュールを起動させることにより、前記気体容器内の前記密閉用不活性媒体に対して冷却、スロットルおよび減圧をした後それを前記原料容器の気相空間に放出する。前記エアサプライ駆動装置の作用により、前記原料容器内において密閉用不活性媒体に対して連続的またはパルス的強制対流循環、冷却を実施することにより密閉用不活性媒体を連続的に浄化させ、原料蒸気の濃度を低減する。気源純化装置は空気を原料として窒素を連続的に生成し、前記不活性媒体密閉管路を介してその窒素を前記原料容器内に注入し、かつ前記密閉用不活性媒体は貫通孔から排出されるとき空気が原料容器に流入することを防止することにより、攻撃武器が容器内において爆発することに対応する防衛戦力を形成することができる。
前記円形頂部に太陽エネルギー採集システムを更に設けることができる。前記太陽エネルギー採集システムのソーラーパネル(solar panel)またはソーラー薄膜を前記円形頂部2または前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の外壁の表面に取り付けることにより、エクスターナルフローティングルーフタンクの循環不活性媒体密閉システムに向かうエネルギーの供給を低減することができる。
以下、図2によりエアサプライ駆動装置3の実施形態を説明する。エアサプライ駆動装置3は密閉用不活性媒体を貯蓄して供給する常圧駆動ユニットを含む。常圧駆動ユニットは、具体的に、順に連結されかつワンウェイバルブにより連結を制御する気体供給圧縮装置31、気体注入チャッキバルブ32、気体容器33および排気バルブコントロールモジュール34を含む。気体供給圧縮装置31は、気体供給側の工程気体の技術的パラメーターの変化信号により起動運転と停機連鎖を制御し、気体供給圧縮装置の出力により前記気相空間Aの密閉用不活性媒体を前記気体容器33に圧縮して貯蓄し、かつ前記気相空間Aの密閉用不活性媒体の気体状態を制御する。
前記気体注入チャッキバルブ32は、前記気体供給圧縮装置31の排気圧力定格と流量に適用し、前記気体供給圧縮装置31の出力により前記気体容器33に注入される密閉用不活性媒体が回流することを防止する。気体容器33は、前記気体供給圧縮装置31の排気圧力定格と流量に適用し、前記気体供給圧縮装置31が排出した密閉用不活性媒体を貯蓄するとともに圧力ポテンシャルエネルギー(potential energy)を貯蓄する。排気バルブコントロールモジュール34は、排気側の工程気体の予め設定された技術変量により前記気体容器33中の気体形態の不活性密閉気体のスロットルおよび減圧と前記不活性媒体密閉管路により前記気相空間Aに放出されることとを制御することにより、前記気相空間Aの密閉用不活性媒体の気体状態を制御する。
図1に示すとおり、エアサプライ駆動装置3は気体供給端と気体排出端を含み、前記気体供給端は前記気体供給圧縮装置31の気体入口であり、前記気体排出端は前記排気バルブコントロールモジュール34の気体出口である。前記不活性媒体密閉管路は気体供給管路3aと気体排出管路3bを含み、前記円形頂部2は呼気接続端と吸気接続端を含む。前記円形頂部2の呼気接続端は気体供給管路3aによりエアサプライ駆動装置3の気体供給端に順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御する。前記エアサプライ駆動装置3の気体排出端は気体排出管路3bにより前記円形頂部2の吸気端に順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御する。
前記気体供給圧縮装置31は気相空間A中の密閉用不活性媒体の技術的パラメーターの変化信号により自体の起動運転と停機連鎖を制御し、前記技術的パラメーターは、気相空間の圧力、温度、所定の気体の含量の変量等であることができる。所定の改変器によって前記技術的パラメーターの変化信号を気体供給圧縮装置31に送信すると、気体供給圧縮装置31は起動運転と停機連鎖を制御することにより気相空間A中の余計な密閉用不活性媒体を回収して貯蓄することができる。例えば、気相空間内の圧量または温度が高すぎるか或いは酸素含量が基準を超えているとき、気体供給圧縮装置31は起動運転をすることにより気相空間A中の密閉用不活性媒体を気体容器33中に移転させることができ、気相空間A内の圧量、温度、酸素含量等が技術的パラメーターの予め設定された範囲内に入っているとき、気体供給圧縮装置31は停機連鎖をする。排気バルブコントロールモジュール34は気相空間A内の密閉用不活性媒体の圧力変量により気体容器33中の密閉用不活性媒体のスロットル、減圧および放出を制御する。
例えば、前記気体供給圧縮装置31は圧力改変装置を更に含むことができる。前記圧力改変装置は、気体供給管路3aに取り付けられ、かつ前記気体供給圧縮装置31に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間Aの気体圧力変量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置31の起動運転と停機連鎖を制御する予め設定された圧力パラメーター変化信号を送信する。気相空間A内の密閉用不活性媒体が漏出するか或いは液相原料が排出されること等により気相空間Aの圧力が予め設定された値より小さくなるとき、排気バルブコントロールモジュール34が圧力差によって起動されることにより、気体容器33内の密閉用不活性媒体を気相空間A内に補充することができる。エアサプライ駆動装置は前記機能を有しているので、エクスターナルフローティングルーフタンクの気相空間においてバランスをとる媒体として密閉用不活性媒体を採用することにより大小の気体の出し入れをすることができ、かつ排出がないことにより環境を保護することができる。
気相空間Aから吸い出した密閉用不活性媒体には一定の凝結可能な不純物または凝結不可能な不純物が含まれるおそれがある。前記不純物はエクスターナルフローティングルーフタンク内に貯蓄される原料に悪い影響を与えるおそれがあるので、前記密閉用不活性媒体中の不純物を除去する必要がある。その場合、常圧駆動ユニットに飽和浄化モジュールを更に設けることにより、密閉用不活性媒体内の凝結可能な気体に対して凝結、濾過、選択、案内、合流および回収をすることができる。前記飽和浄化モジュールは、前記気体注入チャッキバルブ32と前記気体容器33との間に連結されるか或いは前記気体注入チャッキバルブ32と前記気体容器33との間の管路に並列に連結され、かつ一組の第一変換バルブによりその連結を切り替える。
前記飽和浄化モジュールは、具体的に、支圧型気体液体分離装置、第一背圧バルブ、浄化産物案内バルブ管体および液相産物収集容器を含む。前記支圧型気体液体分離装置は前記気体供給圧縮装置31の排気圧力定格に適用し、その底部は前記浄化産物案内バルブ管体により前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御する。前記第一背圧バルブは前記支圧型気体液体分離装置の気体排出管路上に配置される。
他の実施例において、常圧駆動ユニットは、微小圧力差浄化モジュールを更に含むことにより、微小圧力差の条件下において密閉用不活性媒体内の凝結可能な気体に対して濾過、選択、案内、合流および回収をすることができる。微小圧力差浄化モジュールは前記気体供給管路3aに直列に連結されるか或いは前記気体供給管路3aに並列に連結され、一組の第二変換バルブによりその連結を切り替える。前記微小圧力差浄化モジュールは、具体的に、微小圧力差気体液体分離装置、浄化産物案内バルブ管体および液相産物収集容器を含み、前記微小圧力差気体液体分離装置の底部は前記浄化産物案内バルブ管体により前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御する。
他の実施例において、前記循環不活性媒体密閉システムは気源純化ユニットを更に含むことにより、密閉用不活性媒体内の凝結不可能な気体に対して分離、案内および回収をすることができる。前記気源純化ユニットは、具体的に、一組の第三変換バルブと一組の不凝結不純物気体除去装置を含むことができる。前記一組の不凝結不純物気体除去装置は前記気体注入チャッキバルブ32と前記気体容器33との間の管路に並列に連結され、前記一組の第三変換バルブによりその連結を切り替え、連動、自動または手動モードにより前記密閉用不活性媒体中の凝結不可能または凝結しにくい不純物気体を除去する。前記不純物気体には少なくとも酸素が含まれている。
操作を自動に実施するため、気体供給圧縮装置31は所定気体含量センサーを更に含むことができる。所定気体含量センサーは、前記不活性媒体密閉管路上に取り付けられ、かつ前記気体供給圧縮装置31と前記一組の第三変換バルブに通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間A中の所定の気体の含量を随時に検出し、かつ所定気体含量パラメーター変化信号を送信することにより前記気体供給圧縮装置31の起動運転または停機連鎖を自動に制御し、かつ前記一組の第三変換バルブによりその連結を切り替えることを自動に制御する。前記所定気体含量センサーは、酸素、メタンおよび非メタン炭化水素(non−methane hydrocarbon)のうち少なくとも一種または多種の組み合わせの気体の含量を測定するセンサーである。
温度に非常に敏感である化学原料において、適当な温度を選択することは原料をエクスターナルフローティングルーフタンク内に安定に貯蓄するための重要な条件になっている。エクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムにおいて、温度決定ユニットに温度調節モジュールを更に設けることができる。前記温度調節モジュールは、具体的に、温度改変装置、密閉用不活性媒体冷却装置および密閉用不活性媒体加熱装置を含む。前記温度改変装置は、前記不活性媒体密閉管路に取り付けられ、かつ前記気体供給圧縮装置31または前記排気バルブコントロールモジュール34に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間Aの温度変量を随時に検出し、かつ予め設定された温度パラメーター変化信号を送信することにより、前記気体供給圧縮装置31の起動運転または停機連鎖と前記排気バルブコントロールモジュール34の開閉を制御する。前記密閉用不活性媒体冷却装置は前記気体供給圧縮装置31の排気側に取り付けられ、前記密閉用不活性媒体加熱装置は前記排気バルブコントロールモジュール34内に取り付けられる。
前記実施例において、気体供給管路3aまたは気体排出管路3bに直列に連結される防爆緩衝容器を更に取り付け、防爆緩衝容器内に防火防爆材料を入れることにより密閉用不活性媒体の防火、防爆および緩衝の効果を獲得することができる。エクスターナルフローティングルーフタンク1は少なくとも2台が並列に配置され、前記防爆緩衝容器は気体供給防爆緩衝容器と排気防爆緩衝容器を含み、前記気体供給防爆緩衝容器は少なくとも2個の気体入力端と1個の共用の気体出力端を含み、前記排気防爆緩衝容器は1個の共用の排気入力端と少なくとも2個の排気出力端を含む。
各前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の呼気接続端は各自の気体供給管路3aにより前記気体供給防爆緩衝容器の気体入力端に連結され、前記気体供給防爆緩衝容器の気体出力端は前記気体供給管路3aにより前記エアサプライ駆動装置3の気体供給接続端に連結される。前記エアサプライ駆動装置3の排気接続端は共用の気体排出管路3bにより前記排気防爆緩衝容器の排気入力端に連結され、前記排気防爆緩衝容器の排気出力端は各自の気体排出管路3bにより前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の吸気接続端に連結される。気体供給防爆緩衝容器は外部からの気体供給を接収する接続端を更に含むことにより純化または純化待ち密閉用不活性媒体を入力する。排気防爆緩衝容器は外部に供給された気体を出力する接続端を更に含むことにより純化された密閉用不活性媒体を外部に出力する。
また、内部の運転を監視するとともに外部に早期警戒信号を送信するため、前記循環不活性媒体密閉システムの各実施例において、エアサプライ駆動装置3は、監視早期警戒ユニットを更に含み、オンラインにおいて前記循環不活性媒体密閉システムの密閉用不活性媒体を示す技術的パラメーターを受信し、かつ前記密閉用不活性媒体の気体状態が技術パラメーターの予め設定された値に到達するとき早期警戒を触発するとともに早期警戒信号を遠隔的に送信することができる。
以上、円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムの複数個の実施例について詳細に説明してきた。以下、前記エクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムに基づいて獲得した本発明のQHSE貯蓄輸送方法を更に提供する。その方法は具体的に、大規模な気体の出し入れ駆動ステップと小規模な気体の出し入れステップを含む。
大規模な気体の出し入れ駆動ステップは、具体的に、前記エアサプライ駆動装置3は前記気相空間Aの気体状態を示す圧力変量を随時に検出し、前記エクスターナルフローティングルーフタンク1に原料を入力し、前記浮き板11および前記密閉装置13が液面の浮力によって上昇することにより前記気相空間Aは小さくなり、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がるとき、前記エアサプライ駆動装置3は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間A内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置3に貯蓄し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を終えるステップと、
前記エクスターナルフローティングルーフタンク1が原料を出力し、前記浮き板11および前記密閉装置13が液面の浮力によって下降することにより前記気相空間Aは増加し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで下がるとき、前記エアサプライ駆動装置3は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置3に貯蓄される密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後、それを前記気相空間Aに放出し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上がると、前記気体供給工程を停止させるステップとを含む。
小規模な気体の出し入れ駆動ステップは、具体的に、前記気相空間Aの圧力が周囲の温度の変化により増加し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がるとき、前記エアサプライ駆動装置3は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間A内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置3に貯蓄し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を終えるステップと、
前記気相空間Aの圧力が周囲の温度の変化により下がり、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで下がるとき、前記エアサプライ駆動装置3は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置3に貯蓄される前記密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後、それを前記気相空間Aに放出し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上がると、前記気体供給工程を停止させるステップとを含む。
ファラデーケージ式でありかつ避雷の効果がある不透気構造により円形頂部2が構成されるシステムの実施例において、QHSE貯蓄輸送方法は壁部貫通攻撃武器誘爆ステップと防衛戦力生成ステップを含む。壁部貫通攻撃武器誘爆ステップは、具体的に、高性能爆薬の弾薬が前記円形頂部2に接近するか或いは円形頂部2を攻撃するとき、起爆装置は円形頂部2に貫通孔を形成する壁部貫通攻撃武器を爆発させることにより、攻撃武器が内部に入って爆発することを防止し、それにより前記エクスターナルフローティングルーフタンク1およびその原料を保護することができる。
防衛戦力生成ステップは、
前記循環不活性媒体密閉システムを起動させることにより前記原料容器の気相空間の内部または外部の気体状態変量を随時に検出するステップと、
高性能爆薬の弾薬の攻撃武器が前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の前記気相空間Aの密閉用不活性媒体または原料中において爆発するとき、爆発エネルギーは密閉用不活性媒体に吸収、収納されることと前記不活性媒体密閉管路により前記エアサプライ駆動装置3に案内されて更に吸収、収納されるステップと、
前記爆発エネルギーにより前記エアサプライ駆動装置が強制冷却プラグラムを起動させることが触発され、前記気体供給圧縮装置31の出力と前記気体供給管路3aにより前記気相空間A内の一部分の密閉用不活性媒体を前記気体容器33に移転させて圧縮、貯蓄し、かつ前記密閉用不活性媒体を冷却するステップと、
前記排気バルブコントロールモジュール34を起動させることにより、冷却、スロットルおよび減圧が実施された前記気体容器33内の前記密閉用不活性媒体を前記原料容器の気相空間Aに放出するステップと、
前記エアサプライ駆動装置3の作用により前記気相空間A内において密閉用不活性媒体に対して連続的またはパルス的強制対流循環、冷却を実施することにより、前記密閉用不活性媒体を連続的に浄化させ、原料蒸気の濃度を低減するステップと、
前記エアサプライ駆動装置3の作用により前記気相空間A内の密閉用不活性媒体が前記円形頂部2の貫通孔から常に排出されることにより、空気が前記気相空間Aに流入することを防止するステップと、
「全体的化学爆発または物理的爆発の理論的可能性はゼロである」ことにより前記エクスターナルフローティングルーフタンク1およびその原料を保護するステップとを含む。
図1に示す実施例において、円形頂部2には出入孔構造が形成されている。前記QHSE貯蓄輸送方法は、エクスターナルフローティングルーフタンク1の酸素除去窒素注入ステップと、
前記出入孔構造を開けることにより、前記エクスターナルフローティングルーフタンク1の気相空間Aが前記出入孔構造によって大気と連通するようにするステップと、
前記エクスターナルフローティングルーフタンク1に原料を入力するステップと、
前記浮き板11が原料の液面により最高の位置まで上昇すると、前記出入孔構造を閉めるステップと、
エアサプライ駆動装置3を起動させ、前記エクスターナルフローティングルーフタンク1内の原料を出力するとき、前記浮き板11が原料の液面により下降することにより、前記エアサプライ駆動装置3内の密閉用不活性媒体を前記不活性媒体密閉管路を介して前記気相空間Aに注入するステップと、
前記気相空間中の酸素含量が措定の指標に到達するようにするステップとを含むことができる。
前記飽和浄化モジュールと微小圧力差浄化モジュールの実施例において、QHSE貯蓄輸送方法は強制浄化ステップを更に含むことができる。すなわち、前記所定気体含量センサーがメタンまたは非メタン炭化水素の含量が所定の浄化起動閾値に到達するとき、前記エアサプライ駆動装置3が気体回収工程と気体供給工程を起動させることにより、前記気相空間A内において前記密閉用不活性媒体の強制循環をするステップと、浄化待ち前記密閉用不活性媒体が前記微小圧力差浄化モジュールと飽和浄化モジュールを通過することにより浄化をするステップと、浄化された前記密閉用不活性媒体が前記気体供給工程により前記気相空間Aに注入され、前記気体含量センサーが予め設定された停止閾値を検出するとそれを停止させるステップとを含む。
前記気源純化ユニットの実施例において、QHSE貯蓄輸送方法は強制純化ステップを更に含むことができる。すなわち、前記所定気体含量センサーが酸素または窒素の含量が所定の純化起動閾値に到達するとき、前記エアサプライ駆動装置3が気体回収工程と気体供給工程を起動させることにより、前記気相空間A内において前記密閉用不活性媒体の強制循環をするステップと、純化待ち密閉用不活性媒体が前記気源純化ユニットを通過することにより純化をするステップと、純化された前記密閉用不活性媒体が前記気体供給工程により前記気相空間Aに注入され、前記気体含量センサーが予め設定された停止閾値を検出すると前記回収工程と前記気体供給工程を停止させるステップとを含む。
説明したいことは、以上、本発明の実施例により本発明の技術的事項を詳述してきたが、前記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。すなわち、本発明の好適な実施例により本発明を詳細に説明してきたが、この技術分野の技術者は本発明の要旨を逸脱しない範囲内において具体的な実施形態または工程を変更するか或いは一部分の技術的特徴の代わりに同効の技術的特徴を用いることができ、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることは勿論である。

Claims (27)

  1. 円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムであって、そのシステムは、エクスターナルフローティングルーフタンク(1)、円形頂部(2)、不活性媒体密閉管路およびエアサプライ駆動装置(3)を含み、前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)の頂部は前記円形頂部(2)が取り付けられることにより密閉され、前記円形頂部(2)、前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)の内壁、浮き板(11)および密閉装置(13)により大気と隔離される気相空間(A)が形成され、その空間には密閉用不活性媒体が注入され、前記密閉用不活性媒体として窒息式消火方法において常用する気体型消防媒体を採用し、前記エアサプライ駆動装置(3)は前記不活性媒体密閉管路により前記気相空間(A)に連結されることにより前記気相空間(A)内の密閉用不活性媒体の状態をフィードバック、制御し、前記浮き板(11)の中央には浮き板中央排水管路が形成され、前記浮き板中央排水管路の外部接続端は前記不活性媒体密閉管路により前記エアサプライ駆動装置(3)に連結されることを特徴とする円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  2. 前記エアサプライ駆動装置(3)は常圧駆動ユニットを含み、前記常圧駆動ユニットは、具体的に、ワンウェイバルブにより連結を制御する気体供給圧縮装置(31)、気体注入チャッキバルブ(32)、気体容器(33)および排気バルブコントロールモジュール(34)を含み、気体供給圧縮装置(31)、気体注入チャッキバルブ(32)、気体容器(33)および排気バルブコントロールモジュール(34)がこの順に連結され、
    前記気体供給圧縮装置(31)は、手動、連動または自動モードにより起動運転と停機連鎖を制御し、その出力により前記気相空間(A)内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記気体容器(33)に注入し、かつフィードバック、制御により前記気相空間(A)の密閉用不活性媒体が予め設定された圧力パラメーターより大きくならないようにし、
    前記気体注入チャッキバルブ(32)は、前記気体供給圧縮装置(31)の排気圧力定格と流量に適用し、前記気体供給圧縮装置(31)の排気側と前記気体容器(33)との間の管路上に取り付けられ、前記気体供給圧縮装置31が貯蓄した工程気体により圧力ポテンシャルエネルギーを貯蓄し、
    前記気体容器(33)は、前記気体供給圧縮装置(31)の排気圧力定格と予め設定された貯蓄量に適用し、前記気相空間(A)に注入される密閉用不活性媒体を貯蓄して供給し、
    前記排気バルブコントロールモジュール(34)は、自力、自動、連動または手動モードによりその開閉を制御することにより、前記気体容器(33)内の密閉用不活性媒体が、流量調整と減圧をした後、前記気相空間(A)に放出されることを制御し、かつフィードバック、制御により前記気相空間(A)の密閉用不活性媒体が予め設定された圧力パラメーターより小さくならないようにすることを特徴とする請求項1に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  3. 前記エアサプライ駆動装置(3)は気体供給端と気体排出端を含み、前記気体供給端は前記気体供給圧縮装置(31)の気体入口であり、前記気体排出端は前記排気バルブコントロールモジュール(34)の気体出口であり、前記不活性媒体密閉管路は気体供給管路(3a)と気体排出管路(3b)を含み、前記円形頂部(2)は呼気接続端と吸気接続端を含み、前記円形頂部(2)の呼気接続端は気体供給管路(3a)によりエアサプライ駆動装置(3)の気体供給端に順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御し、前記エアサプライ駆動装置(3)の気体排出端は気体排出管路(3b)により前記円形頂部(2)の吸気端に順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御することを特徴とする請求項2に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  4. 前記気体供給圧縮装置(31)は圧力改変装置を更に含み、前記圧力改変装置は、前記気体供給管路(3a)に取り付けられ、かつ前記気体供給圧縮装置(31)に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間(A)の気体圧力変量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置(31)の起動運転と停機連鎖を制御する予め設定された圧力パラメーター変化信号を送信することを特徴とする請求項3に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  5. 前記常圧駆動ユニットは飽和浄化モジュールを更に含むことにより、密閉用不活性媒体内の凝結可能な気体に対して凝結、濾過、選択、案内、合流および回収をし、前記飽和浄化モジュールは、前記気体注入チャッキバルブ(32)と前記気体容器(33)との間に連結されるか或いは前記気体注入チャッキバルブ(32)と前記気体容器(33)との間の管路に並列に連結され、かつ一組の第一変換バルブ一組の第一変換バルブによりその連結を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  6. 前記飽和浄化モジュールは、具体的に、支圧型気体液体分離装置、第一背圧バルブ、浄化産物案内バルブ管体および液相産物収集容器を含み、前記支圧型気体液体分離装置は前記気体供給圧縮装置(31)の排気圧力定格に適用し、その底部は前記浄化産物案内バルブ管体により前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御し、前記第一背圧バルブは前記支圧型気体液体分離装置の気体排出管路上に配置されることを特徴とする請求項5に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  7. 前記常圧駆動ユニットは微小圧力差浄化モジュールを更に含むことにより、微小圧力差の条件下において密閉用不活性媒体内の凝結可能な気体に対して濾過、選択、案内、合流および回収をし、微小圧力差浄化モジュールは前記気体供給管路(3a)に直列に連結されるか或いは前記気体供給管路(3a)に並列に連結され、かつ一組の第二変換バルブによりその連結を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  8. 前記微小圧力差浄化モジュールは、具体的に、微小圧力差気体液体分離装置、浄化産物案内バルブ管体および液相産物収集容器を含み、前記微小圧力差気体液体分離装置の底部は前記浄化産物案内バルブ管体により前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御することを特徴とする請求項7に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  9. 前記温度決定ユニットは温度調節モジュールを更に含み、前記温度調節モジュールは、具体的に、温度改変装置、密閉用不活性媒体冷却装置および密閉用不活性媒体加熱装置を含み、前記温度改変装置は、前記不活性媒体密閉管路に取り付けられ、前記気体供給圧縮装置(31)または前記排気バルブコントロールモジュール(34)に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間(A)の温度変量を随時に検出し、かつ予め設定された温度パラメーター変化信号を送信することにより前記気体供給圧縮装置(31)の起動運転または停機連鎖と前記排気バルブコントロールモジュール(34)の開閉を制御し、前記密閉用不活性媒体冷却装置は前記気体供給圧縮装置(31)の排気側に取り付けられ、前記密閉用不活性媒体加熱装置は前記排気バルブコントロールモジュール(34)内に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  10. 前記エアサプライ駆動装置(3)は気源純化ユニットを更に含むことにより、密閉用不活性媒体内の凝結不可能な気体に対して分離、案内および回収をすることを特徴とする請求項2に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  11. 前記気源純化ユニットは、具体的に、一組の第三変換バルブと一組の不凝結不純物気体除去装置を含み、前記一組の不凝結不純物気体除去装置は前記気体注入チャッキバルブ(32)と前記気体容器(33)との間の管路に並列に連結され、前記一組の第三変換バルブによりその連結を切り替え、連動、自動または手動モードにより前記密閉用不活性媒体中の凝結不可能または凝結しにくい不純物気体を除去し、前記不純物気体には少なくとも酸素が含まれていることを特徴とする請求項10に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  12. 前記気体供給圧縮装置(31)は所定気体含量センサーを更に含み、前記所定気体含量センサーは、前記不活性媒体密閉管路上に取り付けられ、前記気体供給圧縮装置(31)と前記一組の第三変換バルブに通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気相空間(A)中の所定の気体の含量を随時に検出し、かつ所定気体含量パラメーター変化信号を送信することにより前記気体供給圧縮装置(31)の起動運転または停機連鎖を自動に制御し、前記一組の第三変換バルブによりその連結を切り替えることを自動に制御することを特徴とする請求項11に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  13. 前記所定気体含量センサーは、酸素、メタンおよび非メタン炭化水素(non−methane hydrocarbon)のうち少なくとも一種または多種の組み合わせの気体の含量を測定するセンサーであることを特徴とする請求項12に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  14. 前記円形頂部(2)上には出入孔構造が形成され、前記出入孔構造は貫通孔が形成された出入孔ベース(22)と前記貫通孔に結合される出入孔蓋(21)とを含み、前記出入孔ベース(22)は前記円形頂部(2)に密閉状態に連結され、出入孔ベース(22)と前記浮き板(11)との間には浮動タラップ(12)が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  15. 前記出入孔構造の上方には出入孔船倉(23)が設けられ、前記出入孔船倉には、作業人前記気相空間(A)に入る前に持たなければならない自動的な気体の出し入れ装置と専用の道具を前記出入孔船倉に収納することができることを特徴とする請求項14に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  16. 前記出入孔船倉(23)の内部には縦方向の船倉壁部が形成され、前記船倉壁部上には密閉型船倉ドアが形成され、前記出入孔船倉(23)の内部は前記船倉壁部と船倉密閉ドアにより通気船倉と密閉船倉に分割され、前記通気船倉には作業人の出入のための出入ドア(24)と通気のための窓が形成されているので、作業人は自動的な気体の出し入れ装置を着用するときと専用の道具を送入するときそれを用いることができ、前記密閉船倉は前記出入孔構造の上方に設けられることにより前記気相空間(A)に流入する空気量を低減することができることを特徴とする請求項15に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  17. 前記円形頂部(2)は骨格が形成されるか或いは骨格が形成されていない硬性または柔軟性不透気構造であることを特徴とする請求項1に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  18. 骨格付き不透気構造は支持骨格と当該支持骨格の間に取り付けられる不透気硬性材料または薄膜材料とを含むことを特徴とする請求項17に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  19. 無骨格不透気構造は不透気でありかつ接着剤付き織物または柔軟性化学薄膜であり、前記無骨格不透気構造が無骨格不透気構造の重量を克服する力は前記気相空間(A)中の密閉用不活性媒体の圧力により形成されるものであることを特徴とする請求項17に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  20. 前記円形頂部(2)はファラデーケージ(Faraday cage)式でありかつ避雷の効果がある不透気構造で構成されることを特徴とする請求項1に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  21. 太陽エネルギー採集システムを更に含み、前記太陽エネルギー採集システムのソーラーパネル(solar panel)またはソーラー薄膜は前記円形頂部(2)または前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)の外壁の表面に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  22. 前記気体供給管路(3a)または気体排出管路(3b)に直列に連結される防爆緩衝容器を更に含み、前記防爆緩衝容器内には防火防爆材料が入れられていることを特徴とする請求項3に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  23. 前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)は少なくとも2台が並列に配置され、前記防爆緩衝容器は気体供給防爆緩衝容器と排気防爆緩衝容器を含み、前記気体供給防爆緩衝容器は少なくとも2個の気体入力端と1個の共用の気体出力端を含み、前記排気防爆緩衝容器は1個の共用の排気入力端と少なくとも2個の排気出力端を含み、各前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)の呼気接続端は各自の気体供給管路(3a)により前記気体供給防爆緩衝容器の気体入力端に連結され、前記気体供給防爆緩衝容器の気体出力端は前記気体供給管路(3a)により前記エアサプライ駆動装置(3)の気体供給接続端に連結され、前記エアサプライ駆動装置(3)の排気接続端は共用の気体排出管路(3b)により前記排気防爆緩衝容器の排気入力端に連結され、前記排気防爆緩衝容器の排気出力端は各自の気体排出管路(3b)により前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)の吸気接続端に連結されることを特徴とする請求項22に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  24. 前記気体供給防爆緩衝容器は外部からの気体供給を接収する接続端を更に含むことにより純化または純化待ち密閉用不活性媒体を入力し、前記排気防爆緩衝容器は外部に供給された気体を出力する接続端を更に含むことにより純化された密閉用不活性媒体を外部に出力することを特徴とする請求項23に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  25. 前記エアサプライ駆動装置(3)は監視早期警戒ユニットを更に含むことにより、内部の運転を監視するとともに外部に早期警戒信号を送信することを特徴とする請求項2に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システム。
  26. 請求項1〜請求項25のうちいずれか一項に記載の円形頂部付きエクスターナルフローティングルーフタンク用循環不活性媒体密閉システムに基づいたQHSE貯蓄輸送方法であって、その方法は大規模な気体の出し入れ駆動ステップ含み、その大規模な気体の出し入れ駆動ステップは、
    前記エアサプライ駆動装置(3)は前記気相空間(A)の気体状態を示す圧力変量を随時に検出し、前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)に原料を入力し、前記浮き板(11)および前記密閉装置(13)が液面の浮力によって上昇することにより前記気相空間(A)は小さくなり、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がるとき、前記エアサプライ駆動装置(3)は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間(A)内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置(3)に貯蓄し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を終えるステップと、
    前記エクスターナルフローティングルーフタンク(1)が原料を出力し、前記浮き板(11)および前記密閉装置(13)が液面の浮力によって下降することにより前記気相空間(A)は増加し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで下がるとき、前記エアサプライ駆動装置(3)は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置(3)に貯蓄される密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後、それを前記気相空間(A)に放出し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上がると前記気体供給工程を停止させるステップとを含むことを特徴とするQHSE貯蓄輸送方法。
  27. 前記QHSE貯蓄輸送方法は小規模な気体の出し入れ駆動ステップを含み、その小規模な気体の出し入れ駆動ステップは、
    前記気相空間(A)の圧力が周囲の温度の変化により増加し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値まで上がるとき、前記エアサプライ駆動装置(3)は気体回収工程を起動させることにより、前記気相空間(A)内の一部分の密閉用不活性媒体を移転、圧縮して前記エアサプライ駆動装置(3)に貯蓄し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで下がると前記気体回収工程を終えるステップと、
    前記気相空間(A)の圧力が周囲の温度の変化により下がり、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで下がるとき、前記エアサプライ駆動装置(3)は気体供給工程を起動させることにより、前記エアサプライ駆動装置(3)に貯蓄される前記密閉用不活性媒体に対してスロットルと減圧をした後、それを前記気相空間(A)に放出し、前記圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで上がると前記気体供給工程を停止させるステップとを含むことを特徴とする請求項26記載のQHSE貯蓄輸送方法。
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