JP6837606B1 - 混雑度推定装置、混雑度推定方法及び混雑度推定プログラム - Google Patents

混雑度推定装置、混雑度推定方法及び混雑度推定プログラム Download PDF

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Abstract

第1推定部(23)は、対象空間における第1位置に割り当てられたセンサ(42)から取得したセンサデータに基づき、第1位置についての混雑度である第1混雑度を推定する。第2推定部(26)は、第1混雑度に基づき、対象空間における移動体の移動経路上の位置であって、第1位置とは異なる位置である第2位置についての混雑度である第2混雑度として推定する。第3推定部(27)は、第1混雑度及び第2混雑度に基づき、対象空間における第1位置及び第2位置以外の第3位置についての混雑度である第3混雑度を推定する。

Description

この発明は、対象空間における混雑度を推定する技術に関する。
駅と空港と商業施設等の大規模な施設と、市街地の街区といった、人又は車両による混雑が発生する空間においては、混雑度の定量的又は定性的な計測が求められている。
過度な混雑は、快適性及び経済性を損なうとともに、群集事故の発生要因にもなる。そのため、適切な誘導案内及び群集警備といった対応をとることによる混雑の解消又は混雑発生の抑制が重要である。上述した対応をとるために混雑度を計測する必要がある。
混雑度の計測方法としては、監視カメラと赤外線センサとレーザセンサといったセンサによって得られるセンサデータを解析して、センサのセンシング範囲の混雑度を計測する技術が存在する。警備員の目視及び主観に依存していた混雑度の計測を、センサデータに基づき自動化することにより、計測の精度及び安定性を高められるとともに、時間的に連続した計測が可能となる。
大規模な施設又は街区といった空間で混雑度の計測を行う場合には、計測結果をユーザに提示する手段も重要である。ユーザとは、監視員、警備担当者、又は当該空間に来域している一般人等である。混雑は空間内に粗密をもって分布する。そのため、混雑度の分布は、対象空間の地図上にヒートマップ形式で重畳させて表示するというように、直感的に把握しやすい形態で提示されることが望ましい。
特許文献1には、監視カメラの映像を解析することにより、カメラ画角内の混雑度を計測する技術が記載されている。混雑度を計測するセンサとして監視カメラを用いる方法は、多数の監視カメラが設置されている場所では、既設の監視カメラ設備を流用できるため有効である。一方、監視カメラのようなセンサを用いた方式は、センサの検知範囲の混雑度しか計測することができない。
上述の通り、混雑度は対象空間の地図上にヒートマップ形式で重畳させて表示するといった形態で提示されることが望ましい。しかし、センサの検知範囲のみを計測しただけでは、地図上のセンサ設置位置についてしか混雑度を表示できない。つまり、混雑度の分布を直感的に把握しやすい形態で提示することができない。
センサ設置位置において得られた混雑度データから、センサ未設置位置の混雑度を推定することが考えられる。特許文献2には、一部の観測点のデータから、その他の未観測点のデータを空間的に補間することにより推定する技術が記載されている。
特開2019−505568号公報 特開2009−291047号公報
特許文献2に記載された技術は、補間が全方向に一様に行われる。混雑度は、群集の移動によって周囲に伝搬する。そのため、観測点のデータの影響範囲は、通路の移動方向及び壁による空間の分断の影響を受ける。したがって、全方向に一様な補間では実際に即した補間結果を得られない。
この発明は、対象空間における混雑度を適切に推定可能することを目的とする。
この発明に係る混雑度推定装置は、
対象空間における第1位置に割り当てられたセンサから取得したセンサデータに基づき、前記第1位置についての混雑度である第1混雑度を推定する第1推定部と、
前記第1推定部によって推定された前記第1混雑度に基づき、前記対象空間における移動体の移動経路上の位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置についての混雑度である第2混雑度を推定する第2推定部と、
前記第1混雑度と、前記第2推定部によって推定された前記第2混雑度とに基づき、前記対象空間における前記第1位置及び前記第2位置以外の第3位置についての混雑度である第3混雑度を推定する第3推定部と
を備える。
この発明では、センサデータに基づき推定された第1混雑度から、移動体の移動経路上の位置についての第2混雑度が推定される。そして、第1混雑度及び第2混雑度から、その他の位置についての第3混雑度が推定される。これにより、対象空間における混雑度を適切に推定可能である。
実施の形態1に係る混雑度推定装置10の構成図。 実施の形態1に係る対象空間50の上面図。 実施の形態1に係る混雑度推定装置10の全体的な動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る混雑度推定処理のフローチャート。 実施の形態1に係るマスク画像32の例を示す図。 実施の形態1に係るグラフ33の例を示す図。 実施の形態1に係る第2推定処理のフローチャート。 実施の形態1に係る距離計算処理の説明図。 実施の形態1に係る距離計算処理の説明図。 実施の形態1に係る第3推定処理のフローチャート。 変形例2に係る混雑度推定装置10の構成図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る混雑度推定装置10の構成を説明する。
混雑度推定装置10は、コンピュータである。
混雑度推定装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ12は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ12は、具体例としては、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
ストレージ13は、データを保管する記憶装置である。ストレージ13は、具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)である。また、ストレージ13は、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash,登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体であってもよい。
通信インタフェース14は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース14は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標,High−Definition Multimedia Interface)のポートである。
混雑度推定装置10は、機能構成要素として、構造情報取得部21と、センサデータ取得部22と、第1推定部23と、分布推定部24と、出力部25とを備える。分布推定部24は、機能構成要素として、第2推定部26と、第3推定部27とを備える。混雑度推定装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ13には、混雑度推定装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、混雑度推定装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
ストレージ13には、空間構造情報31が記憶されている。
図1では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
混雑度推定装置10は、通信インタフェース14を介して、IP(Internet Protocol)ハブ41と接続されている。IPハブ41は、複数のセンサ42と接続されている。図1では、IPハブ41は、センサ42−1からセンサ42−NまでのN個のセンサ42と接続されている。
IPハブ41は、各センサ42から出力されたセンサデータを受信し、混雑度推定装置10に配信する装置である。
なお、図1では、IPハブ41は、混雑度推定装置10の外部に設けられているが、混雑度推定装置10がIPハブ41を備えていてもよい。また、各センサ42が公衆回線を用いてインターネットに接続され、インターネットにセンサデータを出力している場合もある。この場合には、インターネットをIPハブ41とみなして、混雑度推定装置10がインターネット経由でセンサデータを受信してもよい。また、センサ42によるデータ出力の方法がIP以外のプロトコルである場合には、IPハブ41は当該プロトコルに対応した集約装置となる。
各センサ42は、混雑度の計測に活用可能なセンサデータを取得し、センサデータを有線又は無線で出力する装置である。
各センサ42は、混雑度の計測に活用可能なセンサデータを取得でき、かつ、センサデータを有線又は無線でネットワーク出力できる機能を有していれば、どのようなセンサであってもよい。具体例としては、各センサ42は、監視カメラ、赤外線センサ、レーザセンサ、超音波センサ、又は、集音マイクである。また、センサ42は、特定の信号を発信するビーコンと、ビーコンに接近した携帯端末の個数を計数可能な装置と、携帯端末を含む計数システムであってもよい。
***動作の説明***
図2から図10を参照して、実施の形態1に係る混雑度推定装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る混雑度推定装置10の動作手順は、実施の形態1に係る混雑度推定方法に相当する。また、実施の形態1に係る混雑度推定装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態1に係る混雑度推定プログラムに相当する。
図2を参照して、実施の形態1において混雑度を推定する対象空間50について説明する。
対象空間50は、移動体が移動可能な範囲が限られている空間である。具体的には、対象空間50は、壁等によって区切られた通路及び広場によって構成された空間である。対象空間50は、広場だけで構成され、移動体が自由に移動できる空間であってもよい。移動体は、具体例としては、人と車両と等である。実施の形態1では、移動体は人であるとする。
対象空間50には、計測地点51(図2の黒点)が離散的かつ非格子状に配置されている。計測地点51についてのみ、センサ42から混雑度に関するセンサデータを取得可能である。
実施の形態1では、1つの計測地点51に対して1つのセンサ42が対応して設けられているものとする。しかし、1つの計測地点に対して複数のセンサ42が対応して設けられてもよいし、複数の計測地点に対して1つのセンサ42が対応して設けられてもよい。また、実施の形態1では、全てのセンサ42は設置場所に固定された固定型であるとする。しかし、センサ42は、移動可能な移動型であってもよい。
図3を参照して、実施の形態1に係る混雑度推定装置10の全体的な動作を説明する。
混雑度推定装置10は、起動すると、混雑度推定処理を実行する条件を満たすまで待機する(ステップS01)。混雑度推定処理を実施する条件とは、起動または前回の混雑度推定処理実施から一定時間が経過する、所定の時刻を迎える、装置外部から混雑度推定処理の実行を指示する信号を受信する、などであってもよい。また、混雑度推定処理を実施する条件とは、これらを複数組み合わせた条件であってもよいし、またはそれ以外の条件であってもよい。
混雑度推定装置10は、混雑度推定処理を実行する条件を満たすと、次に混雑度推定処理を実行する(ステップS02)。混雑度推定処理は、センサ42から受信したセンサデータに基づき、混雑度を推定して出力する処理である。混雑度推定処理の詳細は後述する。
混雑度推定装置10は、混雑度推定処理が終了すると、終了条件を満たすかどうか判定する(ステップS03)。終了条件を満たす場合は混雑度推定装置10は動作を停止し、満たさない場合は再度混雑度推定処理の実行待機状態となる。終了条件は、装置外部から終了を指示する信号を受信する、所定の時刻を迎える、などであってもよい。また、終了条件は、これらを複数組み合わせた条件であってもよいし、またはそれ以外の条件であってもよい。
総合すると、混雑度推定装置10は、起動後、一定の時間間隔または所定の条件を満たす度に混雑度推定結果を出力する動作を継続し、所定の条件を満たすと終了するという動作を行う。
図4を参照して、混雑度推定処理(図3のステップS02)の詳細な動作を説明する。
(図4のステップS11:構造情報取得処理)
構造情報取得部21は、空間構造情報31をストレージ13から読み出す。構造情報取得部21は、読み出された空間構造情報31を分布推定部24に出力する。
実施の形態1では、空間構造情報31は、事前に作成されており、ストレージ13に記憶されているものとする。しかし、空間構造情報31は、ステップS11が実行された際に、外部から入力されてもよい。また、空間構造情報31は、ステップS11が実行された際に、構造情報取得部21によって元となる情報から生成されてもよい。
図5及び図6を参照して、実施の形態1に係る空間構造情報31を説明する。
図5及び図6は、図2に示す対象空間50に対応する空間構造情報31を示している。
空間構造情報31は、対象空間50の形状と、計測地点51の位置と、対象空間50を構成する領域間の接続関係とを示す情報である。実施の形態1では、空間構造情報31は、マスク画像32と、グラフ33とを備える。対象空間50の形状は、マスク画像32によって表される。計測地点51の位置は、グラフ33によって表される。対象空間50を構成する領域間の接続関係は、マスク画像32及びグラフ33によって表される。
図5に示すように、マスク画像32は、対象空間50を表す画像データである。マスク画像32における座標は、対象空間50の2次元座標に対応している。図5では、白で表された領域が対象空間50であり、黒で表された領域が対象空間50ではない領域である。白で表された連結した領域は、空間的に接続していることを表している。
図6に示すように、グラフ33は、ノード34と、ノード34間を接続するエッジ35とから構成される。ノード34は、センサ42が割り当てられた計測地点51である第1位置と、対象空間50における移動体の移動経路上の位置であって、第1位置とは異なる位置である第2位置とに設けられる。第2位置は、移動体の移動経路上の位置のうち、対象空間50における空間的な接続関係をグラフ33が適切に表すことができる位置が設定される。例えば、対象空間50に通路が存在する場合には、通路の中心部分に沿ってエッジ35が設定されるように第2位置が設定される。
第1位置を表すノード34をデータノード36(図6で黒点で示すノード34)と呼び、第2位置を表すノード34を補間ノード37(図6で白点で示すノード34)と呼ぶ。データノード36には、そのデータノード36が表す第1位置に対応付けられたセンサ42の識別子であるセンサID(IDentifer)が割り当てられている。
ノード34は、空間構造情報31と同一座標系で、対象空間50における座標が定義されている。そのため、グラフ33をマスク画像32に重ねた場合には、ノード34は、必ず図5の白で表された領域に存在する。また、ノード34間を結ぶエッジ35の長さは、ノード34間の対象空間50における距離に相当する。例えば、通路の中心部分に沿ってエッジ35が設定されるように第2位置が設定される。そのため、通路の両端のノード34間のエッジ35の長さは、通路に沿った距離を表している。
グラフ33におけるエッジは、移動体が移動可能なノード間に設けられている。そのため、エッジは、両端のノードがある領域が空間的に接続していることを表している。
なお、対象空間50を構成する領域間の接続関係は、グラフ33だけでなく、マスク画像32によっても表されている。しかし、マスク画像32では例外的に表されない接続関係がある。
例えば、図2において、領域Xは1階のフロアであり、領域Yは2階のフロアである。つまり、領域Xと領域Yとは隣接した領域ではない。そのため、図5に示すマスク画像32では、領域Xと領域Yとは接続されていないように見える。しかし、図6に示すグラフ33では、エレベータといった手段により領域Xと領域Yとの間を移動可能である。そのため、領域Xのノード34と領域Yのノード34とがエッジ35によって接続されている。これにより、領域Xと領域Yとが空間的に接続していることが表されている。
逆に、グラフ33では例外的に表されない接続関係がある。
例えば、図2におけるエリアZの付近は、複数の通路状の領域が存在し、通路状の領域の間に対象空間50ではない領域が存在する。このような場所では、細かくノード34が設定されない場合がある。そして、図6に示すように、グラフ33は、対象空間50ではない領域を跨いでエッジ35が設定される場合がある。その結果、グラフ33では、対象空間50ではない領域が存在しないように見える。しかし、図5に示すマスク画像32では、通路状の領域の間に対象空間50ではない領域が存在することが表されている。
マスク画像32は、BMP(ビットマップ)と、PNG(Portable Network Graphics)と、JPEG(Joint Photographic Experts Group)といった形式の画像ファイルで与えられる。
グラフ33は、XML(eXtensible Markup Language)と、JSON(JavaScript Object Notation)と、CSV(Comma−Separated Values)といった形式の構造化テキストファイルで与えられる。
ステップS11の処理は、混雑度推定装置10の初期化処理に相当する。そのため、ステップS11の処理は、混雑度推定装置10の初回起動時及び設定変更時だけに実行されるようにしてもよい。
(図4のステップS12:センサデータ取得処理)
センサデータ取得部22は、各センサ42から出力されたセンサデータを、IPハブ41を介して取得する。
具体的には、センサデータ取得部22は、IPハブ41からセンサデータが送信されると、センサデータを取得する。センサデータ取得部22は、取得されたセンサデータを、センサデータの出力元のセンサ42のセンサIDとともに第1推定部23に出力する。
センサデータの出力元のセンサ42のセンサIDは、方法1又は方法2によって特定される。
(方法1)
センサデータ取得部22は、予めセンサ42のネットワークにおけるアドレスと、センサIDとを対応付けたテーブルを保持しておく。センサデータ取得部22は、センサデータとともにセンサデータの出力元のアドレスを取得する。センサデータ取得部22は、テーブルを参照して、取得されたアドレスに対応するセンサIDを特定する。
(方法2)
センサ42は、センサデータとともにセンサIDを特定可能な付加情報を出力する。センサデータ取得部22は、センサデータとともにセンサIDを特定可能な付加情報を取得する。センサデータ取得部22は、付加情報からセンサIDを特定する。
付加情報は、具体例としては、センサ42の位置を示すGNSS(Global Navigation Satellite System)情報である。センサデータ取得部22は、付加情報としてGNSS情報を取得した場合には、空間構造情報31における各計測地点51の位置と、GNSS情報が示す位置とを比較することにより、GNSS情報に対応するデータノード36を特定する。そして、センサデータ取得部22は、特定されたデータノード36に対応するセンサ42のセンサIDを特定する。
(図4のステップS13:第1推定処理)
第1推定部23は、ステップ12で取得されたセンサデータに基づき、第1位置についての混雑度である第1混雑度を推定する。
具体的には、第1推定部23は、ステップ12で取得されたセンサIDに対応する計測地点51である第1位置を特定する。第1推定部23は、センサデータに基づき、特定された第1位置についての第1混雑度を推定する。第1推定部23は、特定された第1混雑度をセンサIDとともに分布推定部24に出力する。
センサデータから第1混雑度を推定する方法は、どのような方法であってもよい。
例えば、センサ42が監視カメラであるとする。この場合には、第1推定部23は、予め登録された背景画像データと、センサデータである画像データとを比較して、前景部分を抽出する。そして、第1推定部23は、前景部分の面積から人数を推定することにより、第1混雑度を推定する。あるいは、第1推定部23は、機械学習を用いてセンサデータである画像データから人を検出する。そして、第1推定部23は、検出された人の数をカウントすることにより、第1混雑度を推定する。
また、例えば、センサ42がレーザセンサといった測距センサであるとする。この場合には、第1推定部23は、センサデータである測距データを時空間的に統合して得られたセンシング範囲の物体の形状から、人を検出する。そして、第1推定部23は、検出された人の数をカウントすることにより、第1混雑度を推定する。
なお、第1混雑度を推定する際に、センサデータに加えて事前調整済のパラメータが必要な場合がある。事前調整済のパラメータは、具体例としては、上述した背景画像データである。この場合には、第1推定部23は、事前調整済のパラメータをセンサIDと対応付けてストレージ13に記憶しておき、ステップS12で取得されたセンサIDから対応する事前調整済のパラメータを特定すればよい。
(図4のステップS14:制御処理)
第1推定部23は、ステップS12で対象空間50に設置された全てのセンサ42からセンサデータを取得した場合、又は、基準時間が経過した場合には、処理をステップS15に進める。一方、第1推定部23は、いずれでもない場合には、処理をステップS12に戻す。
(図4のステップS15:第2推定処理)
分布推定部24の第2推定部26は、ステップS13で推定された各第1位置についての第1混雑度に基づき、対象空間50における移動体の移動経路上の位置であって、第1位置とは異なる位置である第2位置についての混雑度である第2混雑度として推定する。第2推定部26は、各第1位置についての第1混雑度と、各第2位置の第2混雑度とを第3推定部27に出力する。
具体的には、第2推定部26は、各補間ノード37を対象として、グラフ33における補間ノード37から各データノード36までの距離を計算する。そして、第2推定部26は、各補間ノード37を対象として、対象の補間ノード37から各データノード36までの距離と、各データノード36が表す第1位置についての第1混雑度とから、対象の補間ノード37が表す第2位置についての第2混雑度を推定する。
(図4のステップS16:第3推定処理)
分布推定部24の第3推定部27は、ステップS13で推定された各第1位置についての第1混雑度と、ステップS15で推定された各第2位置についての第2混雑度とに基づき、対象空間50における第1位置及び第2位置以外の第3位置についての混雑度である第3混雑度を推定する。第3推定部27は、各第1位置についての第1混雑度と、各第2位置についての第2混雑度と、各第3位置についての第3混雑度とを出力部25に出力する。
具体的には、まず、第3推定部27は、グラフ33の各エッジ35を対象として、対象のエッジ35上にある第3位置であるエッジ上位置について、対象のエッジの両端のノード34それぞれからエッジ上位置までの距離を計算する。そして、第3推定部27は、両端のノード34それぞれからエッジ上位置までの距離と、両端のノード34が表す位置についての混雑度とから、エッジ上位置についての第3混雑度を推定する。
次に、第3推定部27は、グラフ33のエッジ35上にない第3位置であるエッジ外位置について、第1混雑度と、第2混雑度と、エッジ上位置についての第3混雑度とのうちの少なくともいずれかから、エッジ外位置についての第3混雑度を推定する。
(図4のステップS17:出力処理)
出力部25は、ステップS13で推定された第1混雑度と、ステップS15で推定された他の位置の混雑度とから、対象空間50における混雑度の分布を示すデータを生成する。出力部25は、混雑度の分布を示すデータを出力する。
具体的には、出力部25は、混雑度の分布を示すデータとして、表示用のデータと加工用の数値データとの少なくともいずれかを生成する。
表示用のデータを生成する場合には、出力部25は、対象空間50の各位置について、その位置の混雑度の値に応じて色付けした画像データを生成する。出力部25は、生成された画像データを、対象空間50の上面図に重畳させてヒートマップ画像を生成する。出力部25は、ヒートマップ画像を出力信号として表示装置に出力する、あるいは、画像ファイルとして外部の装置に出力する。なお、出力部25は、画像ファイルをストレージ13に出力してもよい。
数値データを生成する場合には、出力部25は、対象空間50の各位置についての混雑度を表す数値を基準となるフォーマットで記述する。出力部25は、混雑度を表す数値を記述した数値ファイルを、外部の装置に出力する。なお、出力部25は、数値ファイルをストレージ13に出力してもよい。
ステップS12からステップS14の処理と、ステップS15からステップS17の処理とは、非同期に実行されてもよい。つまり、ステップS12からステップS14の処理は、センサデータの受信をトリガとして実行される。ステップS12からステップS14の処理では、第1混雑度をメモリ12又はストレージ13におけるバッファ領域に書き込む。ステップS15からステップS16の処理は、バッファ領域に書き込まれたデータ量が基準量を超えた場合、又は、前回実行時から基準時間が経過した場合に実行される。ステップS15からステップS16の処理では、バッファ領域に記憶された第1混雑度から他の位置についての混雑度を推定し、混雑度の分布を示すデータを出力する。
図7を参照して、実施の形態1に係る第2推定処理(図4のステップS15)を説明する。
(図7のステップS21:距離計算処理)
第2推定部26は、まだ処理対象となっていない補間ノード37を対象として、対象の補間ノード37と、各データノード36との間の距離を計算する。
具体的には、第2推定部26は、グラフ33において、対象の補間ノード37から他のデータノード36を経由することなく到達可能な全てのデータノード36を特定する。第2推定部26は、特定された各データノード36を対象として、対象の補間ノード補間ノード37から対象のデータノード36までのグラフ33上の最短距離を計算する。
図8及び図9を参照して具体的に説明する。
対象の補間ノード37がNIであるとする。この場合には、図8に示すように、データノード36のうち、ND及びNDについては、NIから他のデータノード36を経由することなく到達可能である。しかし、NDについては、NIからNDを経由しないと到達することはできない。したがって、図8では、NIについては、ND及びNDが他のデータノード36を経由することなく到達可能なデータノード36として特定される。そして、NIからND及びNDそれぞれまでの最短距離が計算される。すると、図9に示すように、NIからNDまでの最短距離は3と計算され、NIからNDまでの最短距離は2.7と計算される。
後述する処理では、補間ノード37が表す第2位置についての第2混雑度を推定する際、データノード36が表す第1位置の第1混雑度から補間を行う。ここで、他のデータノード36を経由しなければ到達できないデータノード36について距離を計算しないのは、補間ノード37が表す第2位置についての第2混雑度を計算する際、そのデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度は考慮しないためである。
これは、他のデータノード36を経由しなければ到達できないデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度を考慮しなくても、他のデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度を考慮すれば十分であるためである。例えば、図8では、NDは、NIから見てNDを超えた先にある。そのため、NDからNIに流入する移動体は、NDが表す第1位置についての混雑度に反映されていると考えられる。したがって、NDが表す第1位置についての混雑度は考慮しなくても、NDが表す第1位置についての混雑度を考慮すれば十分であると考えられる。
(図7のステップS22:未処理判定処理)
第2推定部26は、ステップS21の処理の対象とされていない補間ノード37が存在するか否かを判定する。
第2推定部26は、対象とされていない補間ノード37が存在する場合には、処理をステップS21に戻す。一方、第2推定部26は、対象とされていない補間ノード37が存在しない場合には、処理をステップS23に進める。
なお、ステップS21及びステップS22の処理は、分布推定処理(図4のステップS15)で実行されるのではなく、事前に実行され空間構造情報31に含めて記憶されていてもよい。
(図7のステップS23:更新判定処理)
第2推定部26は、第1混雑度を更新可能なデータノード36が存在するか否かを判定する。言い換えると、第2推定部26は、第1推定処理(図4のステップS13)で出力された第1混雑度をまだ設定していない第1位置を表すデータノード36が存在するか否かを判定する。
第2推定部26は、第1混雑度を更新可能なデータノード36が存在する場合には、処理をステップS24に進める。一方、第2推定部26は、第1混雑度を更新可能なデータノード36が存在しない場合には、処理をステップS25に進める。
(図7のステップS24:混雑度更新処理)
第2推定部26は、第1混雑度を更新可能なデータノード36が表す第1位置の第1混雑度を、第1推定処理(図4のステップS13)で出力された第1混雑度により更新する。
なお、分布推定処理(図4のステップS15)を実行する前提として、全てのデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度が第1推定処理(図4のステップS13)で出力されていることが原則である。しかし、第1推定処理(図4のステップS13)はセンサデータの受信をトリガに実行される。そのため、分布推定処理(図4のステップS15)が実行されるときに、一部のセンサ42からセンサデータが受信されていない場合も起こり得る。この場合には、一部のデータノード36が表す第1位置の第1混雑度が第1推定処理(図4のステップS13)で出力されていない。
このように、一部のデータノード36が表す第1位置について第1混雑度が第1推定処理(図4のステップS13)で出力されていない場合には、第2推定部26は、第1混雑度が出力された第1位置についてのみ第1混雑度の更新をする。第2推定部26は、残りの第1位置については、過去の第1混雑度をそのまま用いる、あるいは、過去の第1混雑度を何らかの方法により補正した第1混雑度を用いる。
また、第2推定部26は、残りの第1位置を表すデータノード36については、一時的に補間ノード37として扱ってもよい。この場合には、第2推定部26は、残りの第1位置を表すデータノード36を補間ノード37に変更した上で、処理をステップS21に戻してやり直す。
(図7のステップS25:第2混雑度推定処理)
第2推定部26は、まだ処理対象となっていない補間ノード37を対象として、対象の補間ノード37が表す第2位置の第2混雑度を推定する。
具体的には、第2推定部26は、対象の補間ノード37から他のデータノード36を経由することなく到達可能な全てのデータノード36を対象のデータノード36に設定する。第2推定部26は、ステップS21で計算された対象の補間ノード37から対象のデータノード36までのグラフ33上の最短距離と、対象のデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度とから、対象の補間ノード37が表す第2位置についての第2混雑度を推定する。
この際、第2推定部26は、対象の補間ノード37から対象のデータノード36までの最短距離から第1重みを計算する。対象の補間ノード37に近いデータノード36ほど対象の補間ノード37に似た混雑度になると考えられる。そのため、第1重みは、最短距離が近いほど大きな重みになるように計算される。第2推定部26は、対象のデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度に第1重みを乗じて得られた値から、対象の補間ノード37が表す第2位置についての第2混雑度を推定する。例えば、第2推定部26は、対象のデータノード36について得られた値の合計値を第2混雑度とする。つまり、第2推定部26は、対象の補間ノード37から対象のデータノード36までの最短距離を用いた逆距離加重法と呼ばれる計算法により、第2混雑度を計算する。
また、第2推定部26は、2点間の線形補間の式を拡張した数1を用いて、第2混雑度を計算してもよい。
Figure 0006837606
数1において、s(NI)は、対象の補間ノード37であるNIが表す第2位置についての混雑度である。s(ND)は、対象の補間ノード37から他のデータノード36を経由することなく到達可能なデータノード36が表す第1位置についての第1混雑度である。1≦c≦Cであり、Cは、対象の補間ノード37から他のデータノード36を経由することなく到達可能なデータノード36の数である。w(c)は、NDに割り当てられた第2重みである。w(c)は、数2によって計算される。
Figure 0006837606
数2において、α(c)及びα(k)は、数3によって計算される。
Figure 0006837606
数3は、k=cを除く、k=1からk=Cまでについてd(k)の積をα(c)とするという意味である。また、数3において、d(k)は、対象の補間ノード37であるNIと、対象のデータノード36であるNDとの間の最短距離である。
なお、上記の説明では、s(ND)は、直前に実行されたステップS13の処理により推定された第1混雑度を用いる構成である。しかし、図4に示す混雑度推定処理は、図3に示すとおり、繰り返し実行される処理である。そのため、過去に混雑度推定処理を実行した際に推定した第1混雑度を、s(ND)として用いる構成を取ることもできる。
その際に、どれだけの過去の第1混雑度を用いるかは、任意に決定することができる。具体例としては、固定的な時間だけ過去の第1混雑度を用いてもよい。また、対象の補間ノード37であるNIと、対象のデータノード36であるNDとの間の最短距離であるd(k)に比例する値だけ過去の第1混雑度を用いてもよい。また、データノードに対応するセンサ42のセンサデータを用いて、何らかの方法により、センサ範囲の群集の移動方向や移動速度が推定できる場合、それらの情報を用いて、使用する過去の第1混雑度を適応的に決定してもよい。
(図7のステップS26:未処理判定処理)
第2推定部26は、ステップS25の処理の対象とされていない補間ノード37が存在するか否かを判定する。
第2推定部26は、対象とされていない補間ノード37が存在する場合には、処理をステップS25に戻す。一方、第2推定部26は、対象とされていない補間ノード37が存在しない場合には、処理をステップS27に進める。
図10を参照して、実施の形態1に係る第3推定処理(図4のステップS16)を説明する。
(ステップS31:エッジ上推定処理)
第3推定部27は、まだ処理対象となっていないエッジ35を対象として、対象のエッジ35上にある第3位置であるエッジ上位置について第3混雑度を推定する。
具体的には、第3推定部27は、対象のエッジ35上の各位置を順に対象のエッジ上位置に設定する。第3推定部27は、対象のエッジ35の両端のノード34が表す位置についての混雑度から、線形補間といった補間方式により、対象のエッジ上位置についての第3混雑度を推定する。ここで、両端のノード34は、データノード36である場合もあるし、補間ノード37である場合もある。
実施の形態1では、まず、第3推定部27は、対象のエッジ35の両端のノード34それぞれから対象のエッジ上位置までの距離を計算する。第3推定部27は、両端のノード34それぞれについて、距離から第2重みを計算する。対象のエッジ上位置に近いノード34ほど対象のエッジ上位置に似た混雑度になると考えられる。そのため、第2重みは、距離が近いほど大きな重みになるように計算される。第3推定部27は、両端のノード34が表す位置についての混雑度に第2重みを乗じて得られた値から、対象のエッジ上位置が表す第3位置についての第3混雑度を推定する。例えば、第3推定部27は、両端のノード34について得られた値の合計値を第3混雑度とする。ここで、両端のノード34は、データノード36である場合もあるし、補間ノード37である場合もあるので、両端のノード34が表す位置は、第1位置の場合もあるし、第2位置の場合もある。したがって、両端のノード34が表す位置の混雑度は、第1混雑度の場合もあるし、第2混雑度の場合もある。
例えば、長さLのエッジEの一方の端のノード34をNとし、他方の端のノード34をNとする。エッジE上のエッジ上位置であるNのNから距離がL(0≦L≦L)であったとする。この場合には、Nの第3混雑度は、数4によって計算される。
Figure 0006837606
数4において、s(N)はNの混雑度であり、s(N)はNの混雑度である。
(ステップS32:未処理判定処理)
第3推定部27は、ステップS31の処理の対象とされていないエッジ35が存在するか否かを判定する。
第3推定部27は、対象とされていないエッジ35が存在する場合には、処理をステップS31に戻す。一方、第3推定部27は、対象とされていないエッジ35が存在しない場合には、処理をステップS33に進める。
ステップS33からステップS35では、第3推定部27は、グラフ33のエッジ35上にない第3位置でありエッジ外位置について第3混雑度を推定する。エッジ外位置についての第3混雑度の推定方法は、エッジ外位置が対象空間50におけるどの位置であるかによって2つの方法に分けられる。そこで、第3推定部27は、まず対象のエッジ外位置の対象空間50における位置によって場合分けする。
(ステップS33:位置判定処理)
第3推定部27は、まだ処理対象となっていないエッジ外位置を対象として、グラフ33においてエッジ35で囲まれた閉領域の内部に対象のエッジ外位置があるか否かを判定する。
第3推定部27は、閉領域の内部に対象のエッジ外位置がある場合には、処理をステップS34に進める。一方、第3推定部27は、閉領域の内部に対象のエッジ外位置がない場合には、処理をステップS35に進める。
閉領域の内部にエッジ外位置がある場合には、エッジ外位置は、明確な移動方向が定義されていない広場のような場所に存在することを意味する。そのため、第3推定部27は、近傍の位置についての混雑度を用いた、全方向に均一な補間方式を用いて第3混雑度を推定する。
閉領域の内部にエッジ外位置がない場合には、エッジ外位置は、移動方向がエッジに沿った方向に限定される通路のような場所、又は、グラフ33で定義される空間構造の外部に存在することを意味する。グラフ33で定義される空間構造の外部とは、広場のような場所の外縁である。そのため、第3推定部27は、最近傍の位置についての混雑度を用いた補間方式を用いて第3混雑度を推定する。
なお、図5及び図6を参照して説明したように、マスク画像32又はグラフ33では例外的に表されない接続関係が対象空間50に含まれている場合がある。
この場合には、第3推定部27は、閉領域の内部にエッジ外位置があるか否かに加え、エッジ外位置が内部にある閉領域の内部に対象空間50外の領域が含まれているか否かを判定する必要がある。閉領域の内部に対象空間50外の領域が含まれているかを判定することは、グラフ33をマスク画像32に重ねた場合に、閉領域の内部にマスク画像32の黒で表された領域が含まれているか否かを判定することを意味する。
第3推定部27は、閉領域の内部にエッジ外位置があり、かつ、閉領域の内部に対象空間50外の領域が含まれていない場合には、処理をステップS34に進める。一方、第3推定部27は、閉領域の内部にエッジ外位置がない場合と、閉領域の内部に対象空間50外の領域が含まれている場合との少なくともいずれかの場合には、処理をステップS35に進める。
(ステップS34:閉領域内推定処理)
第3推定部27は、対象のエッジ外位置を囲む閉領域を構成するノード34が表す位置の混雑度から、対象のエッジ外位置についての第3混雑度を推定する。閉領域を構成するノード34は、データノード36である場合もあるし、補間ノード37である場合もある。ノード34が表す位置は、第1位置である場合もあるし、第2位置である場合もある。そして、ノード34が表す位置の混雑度は、第1混雑度である場合もあるし、第2混雑度である場合もある。
具体例としては、第3推定部27は、閉領域を構成するノード34が表す位置の混雑度を用いて、三角形補間法と呼ばれる三角形要素内の補間を行う場合の方式と、ユークリッド距離を用いた逆距離加重法と呼ばれる方式といった補間方式により第3混雑度を推定する。
三角形要素内の補間を行う場合の方式は、閉領域が三角形である場合にはそのまま適用可能である。しかし、閉領域が三角形でない場合には、閉領域を複数の三角形の領域に分割する。そして、エッジ外位置が含まれる三角形の領域を構成するノード34が表す位置の混雑度を用いて、三角形要素内の補間を行う場合の方式を適用すればよい。
(ステップS35:閉領域外推定処理)
第3推定部27は、対象のエッジ外位置と同じ領域にあり、かつ、対象のエッジ外位置に最も近いノード34が表す位置又はエッジ上位置の混雑度から、対象のエッジ外位置についての第3混雑度を推定する。ここでの領域は、マスク画像32における白で表された領域を意味する。例えば、図2における領域Xと領域Yとは異なる領域である。
具体例としては、第3推定部27は、対象のエッジ外位置と同じ領域にあり、かつ、対象のエッジ外位置に最も近いノード34又はエッジ上位置の混雑度をそのまま第3混雑度と推定する。あるいは、補間ノード37は、最も近いノード34又はエッジ上位置の混雑度に対して、エッジ外位置からの距離に反比例した重みを乗じて、第3混雑度を推定してもよい。
ここで、対象のエッジ外位置に最も近いエッジ上位置は次のように特定される。まず、対象のエッジ外位置から周囲のエッジ35に対して垂線が引かれる。エッジ外位置から垂線とエッジ35との交点までの垂線の長さが最も短い垂線が特定される。特定された垂線に最も近いエッジ35におけるエッジ上位置が、エッジ外位置に最も近いエッジ上位置として特定される。
エッジ外位置と同じ領域にあるという条件を加えることにより、補間に用いるノード34及びエッジ35が同じ領域に限定される。これにより、空間的に接続されていないノード34及びエッジ35の混雑度に基づき混雑度が推定されることがなくなる。
(ステップS36:未処理判定処理)
第3推定部27は、ステップS33の処理の対象とされていないエッジ外位置が存在するか否かを判定する。
第3推定部27は、対象とされていないエッジ外位置が存在する場合には、処理をステップS33に戻す。一方、第3推定部27は、対象とされていないエッジ外位置が存在しない場合には、処理を終了する。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る混雑度推定装置10は、センサデータに基づき推定された第1混雑度から、移動体の移動経路上の第2位置についての第2混雑度を推定する。そして、混雑度推定装置10は、第1混雑度及び第2混雑度から、その他の位置についての第3混雑度を推定する。
これにより、対象空間における移動体の移動を想定した適切な混雑度の推定が可能である。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1における混雑度推定装置10において、第2混雑度は、図4に示す一連の処理の中でセンサデータ取得部22がセンサ42から取得したセンサデータに基づいて推定された第1混雑度から推定された。しかしながら、図4に示す一連の処理を、一定時間周期で繰り返し実施するような構成を取る場合、過去の処理実行において取得したセンサデータに基づく第1混雑度を用いて推定する構成を取ってもよい。
<変形例2>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例2として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例2について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図11を参照して、変形例2に係る混雑度推定装置10の構成を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、混雑度推定装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路15を備える。電子回路15は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
電子回路15としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が想定される。
各機能構成要素を1つの電子回路15で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路15に分散させて実現してもよい。
<変形例3>
変形例3として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ11とメモリ12とストレージ13と電子回路15とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
以上、この発明の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、この発明は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 混雑度推定装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信インタフェース、15 電子回路、21 構造情報取得部、22 センサデータ取得部、23 第1推定部、24 分布推定部、25 出力部、26 第2推定部、27 第3推定部、31 空間構造情報、32 マスク画像、33 グラフ、34 ノード、35 エッジ、36 データノード、37 補間ノード、41 IPハブ、42 センサ、50 対象空間、51 計測地点。

Claims (8)

  1. 対象空間における第1位置に割り当てられたセンサから取得したセンサデータに基づき、前記第1位置についての混雑度である第1混雑度を推定する第1推定部と、
    前記第1推定部によって推定された前記第1混雑度に基づき、前記対象空間における移動体の移動経路上の位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置についての混雑度である第2混雑度を推定する第2推定部と、
    前記第1混雑度と、前記第2推定部によって推定された前記第2混雑度とに基づき、前記対象空間における前記第1位置及び前記第2位置以外の第3位置についての混雑度である第3混雑度を推定する第3推定部と、
    前記第1位置及び前記第2位置をノードとし、前記移動体が移動可能な前記ノードの間をエッジにより接続したグラフであって、前記第1位置を表すノードをデータノードとし、前記第2位置を表すノードを補間ノードとしたグラフを取得する構造情報取得部と
    を備え、
    前記第2推定部は、前記グラフにおいて前記補間ノードから他のデータノードを経由することなく到達可能な各データノードを対象として、前記補間ノードから対象のデータノードまでの距離と、前記対象のデータノードが表す前記第1位置についての前記第1混雑度とから、前記補間ノードが表す前記第2位置についての前記第2混雑度を推定し、
    前記第3推定部は、前記グラフの各エッジを対象として、対象のエッジ上にある前記第3位置であるエッジ上位置について、前記対象のエッジの両端のノードそれぞれから前記エッジ上位置までの距離と、前記両端のノードが表す位置についての混雑度とから、前記エッジ上位置についての前記第3混雑度を推定する混雑度推定装置。
  2. 前記第2推定部は、前記補間ノードから対象のデータノードまでの距離から第1重みを計算し、前記対象のデータノードが表す前記第1位置についての前記第1混雑度に前記第1重みを乗じて得られた値から、前記補間ノードが表す前記第2位置についての前記第2混雑度を推定する
    請求項1に記載の混雑度推定装置。
  3. 前記第3推定部は、前記両端のノードそれぞれを対象として、対象のノードから前記エッジ上位置までの距離を第2重みとして、前記対象のノードが表す位置についての混雑度に前記第2重みを乗じて得られた値から、前記エッジ上位置についての前記第3混雑度を推定する
    請求項1又は2に記載の混雑度推定装置。
  4. 前記第3推定部は、前記グラフのエッジ上にない前記第3位置であるエッジ外位置について、前記第1混雑度と、前記第2混雑度と、前記エッジ上位置についての前記第3混雑度とのうちの少なくともいずれかから、前記エッジ外位置についての前記第3混雑度を推定する
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の混雑度推定装置。
  5. 前記第3推定部は、前記グラフにおいて前記エッジで囲まれた閉領域の内部に前記エッジ外位置がある場合には、前記エッジ外位置を囲む前記閉領域を構成するノードが表す位置の混雑度から、前記エッジ外位置についての前記第3混雑度を推定する
    請求項に記載の混雑度推定装置。
  6. 前記第3推定部は、前記グラフにおいて前記エッジで囲まれた閉領域の外部に前記エッジ外位置がある場合には、前記エッジ外位置から最も近いノード又はエッジが表す位置についての混雑度から、前記エッジ外位置についての前記第3混雑度を推定する
    請求項又はに記載の混雑度推定装置。
  7. 第1推定部が、対象空間における第1位置に割り当てられたセンサから取得したセンサデータに基づき、前記第1位置についての混雑度である第1混雑度を推定し、
    第2推定部が、前記第1混雑度に基づき、前記対象空間における移動体の移動経路上の位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置についての混雑度である第2混雑度を推定し、
    第3推定部が、前記第1混雑度と前記第2混雑度とに基づき、前記対象空間における前記第1位置及び前記第2位置以外の第3位置についての混雑度である第3混雑度を推定し、
    構造情報取得部が、前記第1位置及び前記第2位置をノードとし、前記移動体が移動可能な前記ノードの間をエッジにより接続したグラフであって、前記第1位置を表すノードをデータノードとし、前記第2位置を表すノードを補間ノードとしたグラフを取得し、
    前記第2推定部が、前記グラフにおいて前記補間ノードから他のデータノードを経由することなく到達可能な各データノードを対象として、前記補間ノードから対象のデータノードまでの距離と、前記対象のデータノードが表す前記第1位置についての前記第1混雑度とから、前記補間ノードが表す前記第2位置についての前記第2混雑度を推定し、
    前記第3推定部が、前記グラフの各エッジを対象として、対象のエッジ上にある前記第3位置であるエッジ上位置について、前記対象のエッジの両端のノードそれぞれから前記エッジ上位置までの距離と、前記両端のノードが表す位置についての混雑度とから、前記エッジ上位置についての前記第3混雑度を推定する混雑度推定方法。
  8. 対象空間における第1位置に割り当てられたセンサから取得したセンサデータに基づき、前記第1位置についての混雑度である第1混雑度を推定する第1推定処理と、
    前記第1推定処理によって推定された前記第1混雑度に基づき、前記対象空間における移動体の移動経路上の位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置についての混雑度である第2混雑度を推定する第2推定処理と、
    前記第1混雑度と、前記第2推定処理によって推定された前記第2混雑度とに基づき、前記対象空間における前記第1位置及び前記第2位置以外の第3位置についての混雑度である第3混雑度を推定する第3推定処理と、
    前記第1位置及び前記第2位置をノードとし、前記移動体が移動可能な前記ノードの間をエッジにより接続したグラフであって、前記第1位置を表すノードをデータノードとし、前記第2位置を表すノードを補間ノードとしたグラフを取得する構造情報取得処理と
    を行い、
    前記第2推定処理では、前記グラフにおいて前記補間ノードから他のデータノードを経由することなく到達可能な各データノードを対象として、前記補間ノードから対象のデータノードまでの距離と、前記対象のデータノードが表す前記第1位置についての前記第1混雑度とから、前記補間ノードが表す前記第2位置についての前記第2混雑度を推定し、
    前記第3推定処理では、前記グラフの各エッジを対象として、対象のエッジ上にある前記第3位置であるエッジ上位置について、前記対象のエッジの両端のノードそれぞれから前記エッジ上位置までの距離と、前記両端のノードが表す位置についての混雑度とから、前記エッジ上位置についての前記第3混雑度を推定する混雑度推定装置としてコンピュータを機能させる混雑度推定プログラム。
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