JP6837131B2 - 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール用の端子ボックス - Google Patents

太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール用の端子ボックス Download PDF

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Description

本開示は、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール用の端子ボックスに関する。
太陽電池モジュールには、太陽電池パネルの裏面に端子ボックスが取り付けられているものがある。この端子ボックスには、例えば、太陽電池パネルにおける光電変換によって得られた電気を、太陽電池モジュールの外部に出力するためのケーブルが接続される(例えば、特開2008−263198号公報を参照)。
太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール用の端子ボックスが開示される。
太陽電池モジュールの一態様は、太陽電池セルを含む太陽電池パネルと、該太陽電池パネルの表面上に位置している端子ボックスと、を備えている。前記端子ボックスは、基体部と、本体部と、を有する。前記基体部は、前記表面上に位置している。前記本体部は、前記基体部上で前記基体部に係合している状態で位置している。前記基体部は、第1部分と、第2部分と、第1端子部分と、を有する。前記第1部分は、前記表面上に位置している。前記第2部分は、前記表面から離れる第1方向に沿って前記第1部分から突出する状態で位置し、円環状の領域に沿って位置している被係合部分を含む。前記第1端子部分は、前記太陽電池セルに電気的に接続している状態で前記太陽電池パネル内から前記表面上の領域まで位置している導線が、電気的に接続されている状態で位置している。前記本体部は、第3部分と、第4部分と、を有する。前記第3部分は、第2端子部分を含む端子含有部分と前記第1端子部分のうちの前記第2端子部分に接触している状態で位置している部分とを収容している状態にある密閉空間を前記基体部と形成している状態で位置している。前記第4部分は、前記被係合部分に対して回転可能かつ脱着可能な状態で係合している状態で円環状の領域に沿って位置している係合部分を含む。前記第3部分は、前記表面側に位置している第1の径の円環状の外縁を有する第1環状部と、該第1環状部の前記第1方向の側に位置している前記第1の径よりも小さな第2の径を有する第2環状部と、前記第1環状部と前記第2環状部とをつないでいる状態で位置している段差部と、を含む。前記第4部分は、前記第2環状部が挿通されている状態で位置している孔部と、該孔部の周りにおいて前記第1方向とは逆の第2方向に前記段差部を押している状態で位置している押さえ部と、該押さえ部から前記第1環状部の外周部に沿って前記第2方向に延びている状態で位置し、前記係合部分を有する筒状部と、を含む。
太陽電池モジュール用の端子ボックスの一態様は、基体部と、該基体部に対して着脱可能な本体部と、を備えている。前記基体部は、第1部分と、第2部分と、第1端子部分と、を有する。前記第1部分は、太陽電池セルを含む太陽電池パネルの表面上に位置するための底面を含む。前記第2部分は、前記底面とは逆向きの第1方向に沿って前記第1部分から突出している状態で位置し、円環状の領域に沿って位置している被係合部分を含む。前記第1端子部分は、前記太陽電池セルに電気的に接続している状態で前記太陽電池パネル内から前記表面上の領域まで位置している導線、に電気的に接続されるための部分である。前記本体部は、第3部分と、第4部分と、を有する。前記第3部分は、前記基体部に対して前記本体部が装着されることで、第2端子部分を含む端子含有部分と前記第1端子部分のうちの前記第2端子部分に接触している状態で位置している部分とを収容している状態にある密閉空間を前記基体部と形成可能である。前記第4部分は、前記被係合部分に対して回転可能かつ着脱可能に係合するための円環状の領域に沿って位置している係合部分を含む。前記第3部分は、前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記底面側に位置するための第1の径の円環状の外縁を有する第1環状部と、前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記第1環状部の前記第1方向の側に位置するための前記第1の径よりも小さな第2の径を有する第2環状部と、前記第1環状部と前記第2環状部とをつないでいる状態で位置している段差部と、を含む。前記第4部分は、前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記第2環状部が挿通されている状態で位置するための孔部と、前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記孔部の周りにおいて前記第1方向とは逆の第2方向に前記段差部を押している状態で位置するための押さえ部と、前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記押さえ部から前記第1環状部の外周部に沿って前記第2方向に延びている状態で位置するための、前記係合部分を有する筒状部と、を含む。

図1は、第1実施形態から第4実施形態および第7実施形態から第9実施形態に係る太陽電池モジュールの一例の外観を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態から第4実施形態および第7実施形態から第9実施形態に係る太陽電池モジュールの一例の前面側から見た外観を示す平面図である。 図3は、第1実施形態から第4実施形態および第7実施形態から第9実施形態に係る太陽電池モジュールの一例の裏面側から見た外観を示す平面図である。 図4は、図1のIV部の構成の一例を拡大して示す分解斜視図である。 図5(a)は、図4のV−V線に沿った端子ボックスの切断面を示す分解端面図である。図5(b)は、図4のV−V線に沿った端子ボックスの切断面を示す端面図である。 図6(a)は、第2実施形態に係る太陽電池モジュールのうちの図1のIV部に対応する部分の一例を示す分解斜視図である。 図7(a)は、図6のVII−VII線に沿った端子ボックスの切断面を示す分解端面図である。図7(b)は、図6のVII−VII線に沿った端子ボックスの切断面を示す端面図である。 図8(a)は、第3実施形態に係る端子ボックスの一例のうちの図6のVII−VII線に沿った切断面に対応する切断面を示す分解端面図である。図8(b)は、第3実施形態に係る端子ボックスの一例のうちの図6のVII−VII線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図9(a)は、第4実施形態に係る端子ボックスの基体部の一例の本体部側から見た外観を示す平面図である。図9(b)は、第4実施形態に係る端子ボックスの本体部の一例の基体部側から見た外観を示す平面図である。 図10(a)は、第4実施形態に係る基体部の第1端子部分の一例の外観を示す斜視図である。図10(b)は、第4実施形態に係る本体部の第2端子部分の一例の外観を示す斜視図である。 図11(a)は、第4実施形態に係る端子ボックスの一例のうちの図6のVII−VII線に沿った切断面に対応する切断面を示す分解端面図である。図11(b)は、第4実施形態に係る端子ボックスの一例のうちの図6のVII−VII線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図12は、第5実施形態に係る端子ボックスの一例の外観を示す斜視図である。 図13は、第6実施形態に係る端子ボックスの一例の構成を示す分解斜視図である。 図14は、第7実施形態に係る太陽電池モジュールの一例のうちの図1のIV部に対応する部分の一例を示す分解斜視図である。 図15(a)は、第7実施形態に係る端子ボックスの基体部の一例の本体部側から見た外観を示す平面図である。図15(b)は、第7実施形態に係る端子ボックスの本体部の一例の基体部側から見た外観を示す平面図である。 図16は、第8実施形態に係る端子ボックスの一例のうちの図4のV−V線に沿った切断面に対応する切断面を示す分解端面図である。 図17は、第9実施形態に係る端子ボックスの一例のうちの図4のV−V線に沿った切断面に対応する切断面を示す分解端面図である。 図18は、第10実施形態に係る太陽電池モジュールの一例のうちの図1のIV部に対応する部分の一例を示す分解斜視図である。 図19は、図18のXIX−XIX線に沿った端子ボックスの切断面を示す分解端面図である。
太陽電池モジュールでは、一般に光電変換で得られた電気を外部に出力するために樹脂製の端子ボックスが太陽電池パネルの裏面に取り付けられている。この端子ボックスには、光電変換部に電気的に接続された導線が接続され、電気を出力するための電線を樹脂で被覆したケーブルが接続されている。また、端子ボックスには、バイパスダイオードが収容されていることもある。このバイパスダイオードは、直列接続された複数の太陽電池セルをそれぞれ含む複数の太陽電池セル群がさらに直列接続されている場合に、受光量の低下に起因して内部抵抗が上昇している太陽電池セル群を避けるように電流を流すことができる。これにより、太陽電池セルの発熱が低減され得る。
ところで、太陽電池モジュールには、長期間の使用が可能となるように耐久性を高めることが求められている。このため、例えば、光電変換部を表側および裏側の両側から2枚のガラス基板で挟むことで、太陽電池モジュールの耐湿性を高めることが考えられる。
しかしながら、太陽電池パネルの部分の耐久性が高められても、端子ボックス、端子ボックス内に収容されたバイパスダイオード、端子ボックスに接続されたケーブルなどについては、使用環境に応じて太陽電池パネルよりも劣化が早まりやすく、長期間の使用を図りにくい。このため、例えば、端子ボックス、端子ボックス内に収容されたバイパスダイオード、端子ボックスに接続されたケーブルなどは、太陽電池モジュールの長期間の使用の間に交換が必要になる場合が考えられる。
したがって、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール用の端子ボックスについて、長期間の使用を容易に図る点などで改善の余地がある。
そこで、本願発明者らは、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール用の端子ボックスについて、長期間の使用を容易に図ることができて、太陽電池モジュールを再利用しやすい構造とする技術を創出した。
これについて、以下、各実施形態を図面に基づいて説明する。図面においては同様な構成および機能を有する部分に同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであるので、構成要素の一部が省略されている場合などがある。例えば、図5(a)、図5(b)、図7(a)、図7(b)、図8(a)、図8(b)、図11(a)、図11(b)、図16、図17および図19においては、端子ボックスについては端面図で示されているが、太陽電池パネルについては便宜的に断面図で示されている。図1から図19は、右手系のXYZ座標系が付されている。このXYZ座標系では、後述する太陽電池モジュール1の裏面Sf2における長手方向が+X方向とされ、この裏面Sf2における短手方向が+Y方向とされ、後述する太陽電池モジュール1の前面Sf1の法線方向が+Z方向とされている。
<1.第1実施形態>
<1−1.太陽電池モジュールの構成>
第1実施形態に係る太陽電池モジュール1について、図1から図5(b)に基づいて説明する。図1から図3で示されるように、太陽電池モジュール1は、例えば、太陽電池パネル2と、端子ボックス3と、を備えている。また、太陽電池モジュール1は、導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fを備えている。
図1から図5(b)で示されるように、太陽電池パネル2は、例えば、表面保護部材21と、表面側封止材22と、光電変換部23と、裏面側封止材24と、裏面保護部材25と、を含んでいる。図1から図5(b)の例では、表面保護部材21の+Z方向の側の表面が、太陽光などの外光が照射される表面(前面ともいう)Sf1とされている。また、裏面保護部材25の−Z方向の側の表面が、前面Sf1の逆側に位置している表面(裏面ともいう)Sf2とされている。太陽電池パネル2の前面Sf1と裏面Sf2とを接続している外周部は、フレームが取り付けられている状態にあってもよいし、フレームが取り付けられていない状態にあってもよい。
表面保護部材21は、例えば、光電変換部23を前面Sf1側から保護することができる。表面保護部材21は、例えば、特定範囲の波長の光に対する透光性を有している。特定範囲の波長としては、例えば、光電変換部23が光電変換し得る光の波長が採用される。表面保護部材21として、例えば、板状の部材(第1板状部材ともいう)などが採用される。この第1板状部材の素材に、例えば、ガラスあるいはアクリルまたはポリカーボネートなどの樹脂が適用されれば、遮水性と特定範囲の波長の光に対する透光性とを有する表面保護部材21が実現される。具体的には、表面保護部材21として、例えば、表面および裏面の双方が長方形を有し、厚さが1mmから5mm程度の平板状の部材が採用される。
裏面保護部材25は、例えば、表面保護部材21と対向している状態で位置している。表面保護部材21と裏面保護部材25との間の領域(間隙領域ともいう)G2には、光電変換部23が存在している。このため、裏面保護部材25は、光電変換部23を裏面Sf2側から保護することができる。裏面保護部材25は、例えば、特定範囲の波長の光に対する透光性を有していてもよいし、特定範囲の波長の光に対する透光性を有していなくてもよい。裏面保護部材25として、例えば、柔軟性を有するシート状の部材(シート部材ともいう)あるいは板状の部材(第2板状部材ともいう)などが採用される。シート部材の素材には、例えば、樹脂が適用される。また、第2板状部材の素材、形状および厚さとしては、例えば、第1板状部材の素材、形状および厚さと同様なものが採用され得る。
表面側封止材22は、例えば、表面保護部材21側から光電変換部23を覆っている状態であって、表面保護部材21と光電変換部23との間に充填されている状態で位置している。表面側封止材22の素材には、例えば、特定範囲の波長の光に対する透光性が優れたエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、トリアセチルセルロース(TAC)またはポリエチレンナフタレートなどのポリエステル樹脂などが適用される。また、裏面側封止材24は、例えば、裏面保護部材25側から光電変換部23を覆っている状態であって、裏面保護部材25と光電変換部23との間に充填されている状態で位置している。換言すれば、表面保護部材21と裏面保護部材25との間に位置している間隙領域G2には、例えば、光電変換部23を覆っている状態にある封止材が充填されている状態で位置している。裏面側封止材24の素材には、例えば、表面側封止材22の素材と同様な素材が適用され得る。
光電変換部23は、入射される太陽光を電気に変換することが可能なN個(Nは1以上の整数)の太陽電池セルCE2を含んでいる。太陽電池セルCE2としては、例えば、結晶系の太陽電池セルまたは薄膜系の太陽電池セルが採用され得る。図2および図3の例では、太陽電池セルCE2として結晶シリコンの太陽電池セルが採用されている。そして、24枚の太陽電池セルCE2が接続導体T1によって電気的に直列に接続されている状態で位置している。具体的には、光電変換部23は、4つの太陽電池セル群Sg1,Sg2,Sg3,Sg4を有している。各太陽電池セル群Sg1,Sg2,Sg3,Sg4では、+X方向に沿ってならべられた6枚の太陽電池セルCE2が接続導体T1で電気的に直列に接続されている状態で位置している。さらに、4つの太陽電池セル群Sg1,Sg2,Sg3,Sg4が、+Y方向にならべられた状態で、接続導体T1によって電気的に直列に接続されている状態で位置している。
導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fは、それぞれ太陽電池パネル2内から太陽電池パネル2の表面上の領域まで位置している。図2、図3、図5(a)および図5(b)の例では、各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fは、太陽電池セルCE2に電気的に接続されている状態で太陽電池パネル2内から太陽電池パネル2の表面上の領域まで位置している。各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fは、銅などの導電性に優れた素材によって構成されている状態にある。各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fとしては、例えば、銅箔が採用される。また、例えば、各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fとして、はんだが被覆された銅箔が採用されれば、各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fのはんだ付けが容易である。各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fは、例えば、裏面保護部材25の孔部Th1を介して、裏面Sf2上に位置している端子ボックス3に接続している状態で位置している。ここで、例えば、導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fと光電変換部23との間に、絶縁体のシートI1a,I1b,I1c,I1dが位置していてもよい。これにより、各導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fと太陽電池セルCE2の電極との接触による短絡を生じにくい。
図2および図3の例では、太陽電池セル群Sg1に1本目の導線W1aおよび2本目の導線W1bが電気的に接続している状態で位置している。太陽電池セル群Sg2に3本目の導線W1cが電気的に接続している状態で位置しており、太陽電池セル群Sg3に4本目の導線W1dが電気的に接続している状態で位置している。さらに、導線W1cと導線W1dとが接続導体T1を介して電気的に接続している状態で位置している。また、例えば、導線W1bと接続導体T1との交差部、および導線W1eと接続導体T1との交差部のそれぞれには、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの絶縁体が挟まれている状態で位置している。これにより、導線W1b,W1eと接続導体T1との間が絶縁されている状態にある。太陽電池セル群Sg4に5本目の導線W1eおよび6本目の導線W1fが電気的に接続している状態で位置している。6本の導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fは、それぞれ別々の孔部Th1を挿通している状態で位置していてもよい。また、6本の導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fのうちの2本以上の導線が1つの孔部Th1を挿通している状態で位置していてもよい。各孔部Th1は、導線W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1fが挿通されている状態で、例えば、ブチル系の樹脂またはポリイソプロピレン系の樹脂などの封止材によって封止されている状態にある。
端子ボックス3は、いわゆるジャンクションボックスと称されるものである。端子ボックス3は、図1などで示されるように、太陽電池パネル2の表面上に固定されている状態で位置している。図1から図5(b)の例では、4つの端子ボックス3a,3b,3c,3dが、太陽電池パネル2の裏面Sf2上に固定されている状態で位置している。各端子ボックス3a,3b,3c,3dは、例えば、シリコン系の接着剤などを用いた接着によって裏面Sf2に固定され得る。図1で示されるように、端子ボックス3a,3dには、光電変換部23で生じた電気を出力するための出力用のケーブルC1が電気的に接続されている状態で位置している。図1の例では、端子ボックス3aに、出力用のケーブルC1aが電気的に接続している状態で位置している。端子ボックス3aでは、ケーブルC1aと導線W1aとが電気的に接続している状態で位置している。端子ボックス3dに、出力用のケーブルC1dが電気的に接続している状態で位置している。端子ボックス3dでは、ケーブルC1dと導線W1fとが電気的に接続している状態で位置している。ここで、例えば、ケーブルC1aが正極用のケーブルである場合には、ケーブルC1dが負極用のケーブルである。また、例えば、ケーブルC1aが負極用のケーブルである場合には、ケーブルC1dが正極用のケーブルである。
<1−2.端子ボックス>
端子ボックス3b,3cについて、図4、図5(a)および図5(b)に基づいて説明する。端子ボックス3bと端子ボックス3cとは、同様な構造を有している。このため、ここでは、端子ボックス3bを例に挙げて説明する。
図4、図5(a)および図5(b)で示されるように、端子ボックス3bは、基体部31と、本体部32と、を有している。
基体部31は、太陽電池パネル2の表面上に位置している。図4、図5(a)および図5(b)で示されるように、基体部31は、第1部分P1と、第2部分P2と、第1端子部分Tm1と、を有している。
第1部分P1は、太陽電池パネル2の表面上に固定されている状態で位置している。ここで、例えば、太陽電池パネル2に端子ボックス3bが固定される前の状態では、第1部分P1は、太陽電池パネル2の表面に固定されるための底面を含んでいる。図4、図5(a)および図5(b)の例では、第1部分P1は、裏面保護部材25の孔部Th1のうちの裏面Sf2側の開口を囲んでいる状態で位置している。ここでは、第1部分P1は、環状の形状を有している。また、第1部分P1は、例えば、シリコン系の接着剤Ad1などで裏面保護部材25の裏面Sf2上に固定されている状態で位置している。
第2部分P2は、太陽電池パネル2の表面から離れる第1方向(第1実施形態では、−Z方向)に沿って第1部分P1から突出している状態で位置している。ここで、例えば、太陽電池パネル2に端子ボックス3bが固定される前の状態では、第2部分P2は、第1部分P1の底面とは逆向きの第1方向(−Z方向)に沿って第1部分P1から突出している状態で位置している。また、第2部分P2は、円環状の領域(第1円環状領域ともいう)Sl1と、この第1円環状領域Sl1に沿って位置している被係合部分En1と、を含んでいる。図4、図5(a)および図5(b)の例では、第1円環状領域Sl1は、第1方向(−Z方向)に沿った仮想的な軸Ax2を中心とした筒状の形状を有している。そして、第1円環状領域Sl1の外周部に沿って被係合部分En1が位置している。換言すれば、被係合部分En1は、雄ネジの形態を有している。また、第2部分P2では、+Z方向の側の部分が開口している状態で位置している。また、第2部分P2は、第1円環状領域Sl1の−Z方向の側の部分を塞いでいる状態で位置している底部Bt1を含んでいる。
第1実施形態では、例えば、第1部分P1と第2部分P2とが一体的な構成を有している。この第1部分P1および第2部分P2の素材には、例えば、樹脂などが適用される。この場合、第1部分P1および第2部分P2は、例えば、樹脂の一体成形などで製作され得る。
第1端子部分Tm1は、導線W1b,W1cが電気的に接続されている状態で位置している。ここで、例えば、太陽電池パネル2に端子ボックス3bが固定される前の状態では、第1端子部分Tm1は、導線W1b,W1cに電気的に接続されるための部分である。このため、例えば、太陽電池パネル2を製作した後に、第1端子部分Tm1に導線W1b,W1cを接続させ、太陽電池パネル2の表面上に基体部31を取り付けることができる。第1端子部分Tm1は、例えば、金属などの導電体によって構成されている。図5(a)および図5(b)の例では、第1端子部分Tm1は、第2部分P2の底部Bt1を貫通している状態で位置している。そして、第1端子部分Tm1には、第2部分P2の内部空間内において、導線W1b,W1cが電気的に接続されている状態で位置している。
本体部32は、基体部31上において基体部31に係合している状態で位置している。図4、図5(a)および図5(b)で示されるように、本体部32は、第3部分P3と、第4部分P4と、を有している。
第3部分P3は、基体部31と協働して密閉空間Sc1を形成している状態で位置している。換言すれば、第3部分P3は、基体部31に本体部32が装着されることで、基体部31と協働して密閉空間Sc1を形成することができる。第3部分P3は、例えば、円筒状の側部Sp1と円形状の底部Bt2とを有するカップ状の形状を有している。密閉空間Sc1には、第2端子部分Tm2を含む部分(端子含有部分ともいう)が収容されている状態にある。また、密閉空間Sc1内において、第2端子部分Tm2が、第1端子部分Tm1に接触している状態で位置している。換言すれば、密閉空間Sc1には、第2端子部分Tm2を含む端子含有部分と、第1端子部分Tm1のうちの第2端子部分Tm2が接触している状態で位置している部分と、が収容されている状態にある。ここでは、例えば、第1端子部分Tm1のうちの底部Bt1から−Z方向に突出している状態で位置している部分と、第2端子部分Tm2と、が接触している状態にある。端子含有部分には、例えば、後述するダイオードBd1が含まれ得る。
ダイオードBd1は、いわゆるバイパスダイオードと称されるものである。例えば、直列接続している状態にある一組の太陽電池セル群Sg1,Sg2および直列接続している状態にある一組の太陽電池セル群Sg3,Sg4のうちの何れかにおいて、受光量の低下に起因して内部抵抗が上昇する場合がある。このような場合に、ダイオードBd1は、太陽電池セルCE2の発熱を避けるために、内部抵抗が高い組の太陽電池セル群を避けるように電流を流すことができる。第1実施形態では、第2端子部分Tm2は、ダイオードBd1のうちの外部に露出している状態で位置している電極である。図4、図5(a)および図5(b)の例では、第2端子部分Tm2は、第1端子部分Tm1が嵌合されるように凹んでいる状態で位置している部分である。第2端子部分Tm2は、例えば、第1端子部分Tm1と同様に、金属などの導電体によって構成されている状態にある。
第4部分P4は、円環状の領域(第2円環状領域ともいう)Sl2と、この第2円環状領域Sl2に沿って位置している係合部分En2と、を含んでいる。図5(a)および図5(b)の例では、第2円環状領域Sl2は、第1方向(−Z方向)に沿った仮想的な軸Ax2を中心とした筒状の形状を有している。そして、第2円環状領域Sl2の内周部に沿って係合部分En2が位置している。換言すれば、係合部分En2は、雌ネジの形態を有している。この係合部分En2は、被係合部分En1に対して回転可能かつ着脱可能な状態で係合することができる。このため、本体部32は、基体部31に対して着脱可能である。そして、図5(b)で示されるように、端子ボックス3bが完成している状態では、係合部分En2は、被係合部分En1に対して回転可能かつ脱着可能な状態で係合している状態で位置している。このとき、例えば、係合部分En2と被係合部分En1との係合によって、基体部31と本体部32とが密着している状態となる。これにより、例えば、基体部31と本体部32とによって密閉空間Sc1が形成され得る。
上記構成が採用されれば、例えば、太陽電池パネル2を製作した後に、太陽電池パネル2の表面上に基体部31を取り付け、この基体部31に本体部32を回転によって係合させることで、端子ボックス3bを完成させることができる。これにより、例えば、太陽電池パネル2に対して端子ボックス3bを容易に取り付けることができる。また、例えば、太陽電池パネル2に固定されている基体部31から本体部32を回転によって脱着させることができる。このため、例えば、本体部32を容易に交換することができる。これにより、例えば、太陽電池モジュール1およびこの太陽電池モジュール1用の端子ボックス3bについては、長期間の使用を容易に図ることができる。また、太陽電池モジュール1は、端子ボックス3bの本体部32を交換することによって、太陽電池モジュール1を補修して再生することで、太陽電池モジュール1の再利用に寄与できる。また、例えば、第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2とが接続している状態で位置している部分とは異なる部分において、係合部分En2と被係合部分En1との係合によって、基体部31に本体部32が取り付けられ得る。これにより、例えば、第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2とが接続している状態にある部分に外力などに起因する負荷が加わりにくい。
また、ここで、例えば、端子含有部分が、ダイオードBd1を含んでいれば、太陽電池モジュール1用のバイパスダイオードとして機能するダイオードBd1が基体部31に対して着脱可能な状態で存在し得る。これにより、例えば、基体部31から本体部32を回転によって脱着させ、ダイオードBd1を容易に交換することができる。その結果、例えば、太陽電池モジュール1においてダイオードBd1の劣化にともなう不具合を解消しやすくなる。
ところで、ここでは、例えば、端子含有部分としてのダイオードBd1が、第1方向(−Z方向)において第3部分P3と当接している状態で位置していてもよい。この場合には、例えば、基体部31に本体部32を装着する際に、本体部32を基体部31に対して押し付けることで、第1端子部分Tm1に第2端子部分Tm2を押し付けることができる。このため、例えば、特別な治具などを用いることなく、第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2との間における電気的な接続が容易かつ精度良く実現され得る。
<1−3.第1実施形態のまとめ>
第1実施形態に係る太陽電池モジュール1および端子ボックス3b,3cでは、例えば、太陽電池パネル2を製作した後に、太陽電池パネル2の表面上に基体部31を取り付け、この基体部31に本体部32を回転によって係合させることができる。これにより、例えば、太陽電池パネル2に対して端子ボックス3bを容易に取り付けることができる。また、例えば、太陽電池パネル2に固定されている状態にある基体部31から本体部32を回転によって脱着させることができる。このため、例えば、本体部32を容易に交換することができる。これにより、例えば、太陽電池モジュール1およびこの太陽電池モジュール1用の端子ボックス3bについては、長期間の使用を容易に図ることができる。
<2.他の実施形態>
本開示は上述の第1実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良などが可能である。
<2−1.第2実施形態>
上記第1実施形態において、上記端子ボックス3bを基本構成として、例えば、図6、図7(a)および図7(b)で示されるように、孔部Th1に嵌合している状態で位置している凸部Pr1を有している端子ボックス3bAに変更されてもよい。具体的には、例えば、端子ボックス3bAは、上記端子ボックス3bの基体部31に凸部Pr1が加えられた構成を有する基体部31Aを備えていてもよい。図6、図7(a)および図7(b)の例では、凸部Pr1は、基体部31Aの+Z側の部分から+Z方向に突出している状態で位置している環状の部分である。そして、例えば、凸部Pr1は、孔部Th1の内周に沿って挿入されることで、孔部Th1に嵌合され得る。
ここで、例えば、裏面保護部材25が、第1方向(−Z方向)とは逆の第2方向(+Z方向)に貫通している状態で位置している孔部Th1を有している板状の部材(第2板状部材)であれば、裏面保護部材25に基体部31Aが取り付けられれば、孔部Th1に凸部Pr1が嵌合している状態となる。これにより、例えば、板状の裏面保護部材25に基体部31Aが強固に固定され得る。その結果、例えば、基体部31Aに本体部32を回転によって係合させる際の外力、ならびに太陽電池モジュール1の設置作業における工具または治具の接触による外力、の何れが基体部に作用しても、基体部31Aが裏面保護部材25から脱落しにくい。また、例えば、基体部31Aの凸部Pr1を裏面保護部材25の孔部Th1に嵌合させる作業によって、裏面保護部材25に対する基体部31Aの取り付け位置が容易に決められ得る。
<2−2.第3実施形態>
上記各実施形態において、上記端子ボックス3b,3bAを基本構成として、例えば、図8(a)および図8(b)で示されるように、基体部31Bと本体部32Bとの間隙を塞いでいる状態で位置しているパッキング部材Pk1をさらに備えている端子ボックス3bBに変更されてもよい。パッキング部材Pk1の素材としては、例えば、ブチルゴムなどの弾性変形が可能であり且つ耐候性に優れた素材が採用される。このような構成が採用されれば、例えば、基体部31Bと本体部32Bとの間隙から端子ボックス3bB内に水分が浸入しにくくなる。
ここで、例えば、図8(a)および図8(b)で示されるように、基体部31Bは、上記基体部31Aを基本構成として、本体部32Bに向かって突出している状態で位置している環状の部分(環状突出部分ともいう)Pr2が追加された構成を有していてもよい。図8(a)および図8(b)の例では、環状突出部分Pr2は、底部Bt1の−Z方向の側の面の外周部に沿って位置している。このとき、例えば、図8(a)および図8(b)で示されるように、本体部32Bは、上記本体部32を基本構成として、パッキング部材Pk1を保持している状態で位置している環状の部分(環状保持部分ともいう)Hp1が追加された構成を有していてもよい。図8(a)および図8(b)の例では、環状保持部分Hp1は、円筒状の側部Sp1の内周面に沿って位置している。このとき、例えば、パッキング部材Pk1は、環状突出部分Pr2と当接している状態で位置していてもよい。ここでは、例えば、本体部32Bにパッキング部材Pk1が保持されている状態にある。このため、例えば、本体部32Bを基体部31Bから脱着させ、新たな本体部32Bを基体部31Bに装着させることで、パッキング部材Pk1を容易に交換することができる。
さらに、ここで、例えば、図8(a)および図8(b)で示されるように、環状保持部分Hp1は、第1方向(−Z方向)に凹んでいる状態で位置している環状の部分(環状凹部ともいう)Cg1であってもよい。このとき、例えば、パッキング部材Pk1が、環状凹部Cg1内に位置していてもよい。そして、例えば、環状突出部分Pr2が、環状凹部Cg1内においてパッキング部材Pk1と当接している状態で位置していてもよい。このような構成が採用されれば、例えば、基体部31Bに本体部32Bを装着する際に、環状突出部分Pr2を環状凹部Cg1内に挿入する作業によって、基体部31Bに対する本体部32Bの位置決めが容易に実現され得る。
<2−3.第4実施形態>
上記各実施形態において、上記端子ボックス3b,3bA,3bBを基本構成として、例えば、図11(a)および図11(b)で示されるように、第3部分P3と端子含有部分としてのダイオードBd1と第4部材P4とが一体的に構成されている状態にある端子ボックス3bCに変更されてもよい。ここで、例えば、接合、接着、連結、係合、嵌合および締結などの種々の手法のうちの1種以上の手法によって、第3部分P3とダイオードBd1とが一体的に構成されている状態とされてもよいし、第4部分P4とダイオードBd1とが、一体的に構成されている状態とされてもよい。また、ここで、端子ボックス3bCは、例えば、図9(a)および図9(b)で示されるように、基体部31Cと本体部32Cとを有している。基体部31Cは、上記基体部31Bを基本構成として、第1方向(−Z方向)とは逆の第2方向(+Z方向)に平面透視した場合に、第1端子部分Tm1Cが、仮想的な軸Ax2を中心とした円状の仮想線Vc1に沿って位置するように変更されたものである。本体部32Cは、上記本体部32Bを基本構成として、第1方向(−Z方向)に平面透視した場合に、第2端子部分Tm2Cが、仮想的な軸Ax2を中心とした円状の仮想線Vc1に沿って位置するように変更されたものである。このとき、さらに、例えば、第4部分P4が、第2部分P2に対して仮想的な軸Ax2を中心として、回転可能な状態で位置していてもよい。
このような構成が採用されれば、例えば、本体部32Cを仮想的な軸Ax2を中心として回転させると、第2端子部分Tm2Cに大きな力のモーメントが生じ得る。これにより、例えば、第1端子部分Tm1Cと第2端子部分Tm2Cとが強固に接触あるいは嵌合するような構造によって、第1端子部分Tm1Cと第2端子部分Tm2Cとを電気的により確実に接続させることが可能となる。その結果、例えば、太陽電池パネル2における発電によって得られる電力が高くなっても、第1端子部分Tm1Cと第2端子部分Tm2Cとの接触部分において高い電気抵抗によってアークが飛ぶような不具合が生じにくい。
また、ここで、例えば、図9(a)、図10(a)、図11(a)および図11(b)で示されるように、第1端子部分Tm1Cが、上記第1端子部分Tm1が基本構成とされて、屈曲している状態で位置している端子部分(屈曲端子部分ともいう)に変更されたものであってもよい。このとき、第1端子部分Tm1Cは、例えば、第1方向(−Z方向)に沿って延びている状態で位置している第1板状部分Pl1と、この第1板状部分Pl1から折れ曲がるように延びている状態で位置している第2板状部分Pl2と、を有している。図9(a)、図10(a)、図11(a)および図11(b)の例では、第1端子部分Tm1Cは、底部Bt1に締結されるための孔部Th2を有する第3板状部分Pl3と、底部Bt1を貫通している状態で位置している第4板状部分Pl4と、を有している。
さらに、ここで、例えば、図9(b)、図10(b)、図11(a)および図11(b)で示されるように、第2端子部分Tm2Cが、上記第2端子部分Tm2が基本構成とされて、被係止端子部分Fk1を含んでいる構成に変更されたものであってもよい。このとき、被係止端子部分Fk1は、例えば、第1板状部分Pl1と接触している状態であって、第1方向(−Z方向)において第2板状部分Pl2によって係止されている状態で位置していてもよい。例えば、第1端子部分Tm1Cと第2端子部分Tm2Cとが、屈曲している状態にある第1端子部分Tm1Cによって、他の第2端子部分Tm2Cが係止されている状態で位置する。このような構造によって、基体部31Cに対して本体部32Cが強固に固定され得る。
また、図9(b)、図10(b)、図11(a)および図11(b)の例では、第2端子部分Tm2Cは、固定部分Fx1Cと、第5板状部分Pl5と、接続部分Cl1と、を有している。固定部分Fx1Cは、第3部分P3の底部Bt2に固定されている状態で位置している部分である。第5板状部分Pl5は、固定部分Fx1Cから延び出ている状態で位置している部分である。また、第5板状部分Pl5は、第3部分P3の底部Bt2に締結されるための孔部Th3を有している。接続部分Cl1は、第1方向(−Z方向)に平面視して、U字状に曲がっている状態にある板状の部分である。この接続部分Cl1は、間隙部GP2を形成している状態で位置している。ここでは、第4部分P4が、第2部分P2に対して仮想的な軸Ax2を中心として、回転されれば、間隙部GP2に第1端子部分Tm1Cの第1板状部分Pl1が挿入されて、接続部分Cl1に第1板状部分Pl1が嵌合される。このとき、接続部分Cl1が、第1方向(−Z方向)において第2板状部分Pl2によって係止されている状態にある被係止端子部分Fk1となっている。また、図9(b)、図11(a)および図11(b)の例では、環状保持部分Hp1Cは、上記環状保持部分Hp1を基本構成として、パッキング部材Pk1を保持している状態にある環状凹部Cg1が、円筒状の側部Sp1の内周部に沿った段差に変更されたものである。
ここでは、例えば、第1端子部分Tm1Cの構成と、第2端子部分Tm2Cの構成とが、入れ替えられてもよい。つまり、第2端子部分Tm2Cが、屈曲端子部分を含み、第1端子部分Tm1Cが、被係止端子部分Fk1を含んでいてもよい。このとき、例えば、被係止端子部分Fk1は、第1板状部分Pl1と接触している状態であって、第1方向(−Z方向)とは逆の第2方向(+Z方向)において第2板状部分Pl2によって係止されている状態で位置していてもよい。
<2−4.第5実施形態>
上記各実施形態において、例えば、上記端子ボックス3を基本構成として、導線W1a,W1fと電気的に接続されている状態で位置している、図12で示される、ケーブルC1(C1a,C1d)を有している基体部31Dを備えた端子ボックス3Dに変更されてもよい。このような構成が採用されれば、例えば、端子ボックス3Dに、ケーブルC1とダイオードBd1とが含まれる場合であっても、ケーブルC1を継続して使用し、ダイオードBd1などの端子含有部分を交換する際に、交換の対象となる部分が少なくても済む。これにより、例えば、端子ボックス3の長期間の使用を図るための修復が容易に可能となる。
図12の例では、1つの基体部31Dに対して、2つの本体部32bD,32cDが係合されている状態で位置している。ここで、1つの基体部31Dは、太陽電池パネル2に固定されるための第1部分P1Dと、2つの本体部32bD,32cDが係合されている状態で位置している被係合部分En1をそれぞれ含む2つの第2部分P2と、を有している。また、ここで、本体部32bDは、第1方向(−Z方向)に沿って延びる仮想的な軸Ax2bを中心として回転可能な状態で位置している、係合部分En2を含む第4部分P4、を有している。また、ここで、本体部32cDは、第1方向(−Z方向)に沿って延びる仮想的な軸Ax2cを中心として回転可能な状態で位置している、係合部分En2を含む第4部分P4、を有している。
<2−5.第6実施形態>
上記第1実施形態から上記第4実施形態において、上記端子ボックス3b,3bA,3bB,3bCを基本構成として、例えば、図13で示されるように、ケーブルC1の着脱が可能な状態で位置している本体部32Eを有する端子ボックス3Eに変更されてもよい。この場合、第2端子部分Tm2,Tm2Cは、ケーブルC1と電気的に接続されている状態で位置していてもよい。このとき、端子含有部分は、ケーブルC1と電気的に接続している状態で位置している第2端子部分Tm2,Tm2Cを含む部分である。図13の例では、端子ボックス3Eは、基体部31Eと本体部32Eとを有している。基体部31Eは、上記基体部31Cを基本構成として、第1端子部分Tm1Cの数が2つから4つに増加されたものである。また、本体部32Eは、上記本体部32Cを基本構成として、ケーブルC1aの端子At1aが着脱可能な状態にある接続部At2aと、ケーブルC1dの端子At1dが着脱可能な状態にある接続部At2dと、が追加された状態にあるような構成を有する。
このように、ケーブルC1の本体部32Eに対する着脱が可能になることで、例えば、ケーブルC1のみの交換が必要になった場合に、ケーブルC1のみを交換し、他の部品を継続して使用できる。これにより、本体部32Eおよび太陽電池モジュール1の長期間の使用をより容易に図ることができる。
<2−6.第7実施形態>
上記各実施形態において、例えば、図14、図15(a)および図15(b)で示されるように、被係合部分En1と係合部分En2とが、他の形態で係合を行う構成を有するものに変更されてもよい。換言すれば、被係合部分En1および係合部分En2は、例えば、雄ネジと雌ネジの回転による係合の形態に限らず、他の係合を実現する形態を有していてもよい。具体的には、例えば、本体部32Fを基体部31Fへ被せた状態で+Z軸方向へ押し込みつつ、360度未満の所定角度回動させることで、被係合部En1と係合部En2とが係合する形態が採用されてもよい。図14、図15(a)および図15(b)の例では、上記端子ボックス3b,3bAを基本構成として、基体部31が基体部31Fに変更され、本体部32が本体部32Fに変更された、端子ボックス3bFが採用されている。基体部31Fでは、第2部分P2の外周部の一部に沿って被係合部分En1が位置している。本体部32Fでは、第4部分P4の内周部の一部に沿って係合部分En2が位置している。
このような構造を用いることで、被係合部分En1および係合部分En2の双方においてZ方向で係合に必要な凸部の数を1つにできる。これにより、雄ネジおよび雌ネジの回転による係合の場合よりも、被係合部分En1および係合部分En2の双方におけるZ方向の幅を小さくすることができて、本体部32Fの小型化を図りやすくすることができる。さらに、雄ネジおよび雌ネジの回転による係合の場合に必要であった締付トルクの管理が不要にできるため、基体部31Fに対する本体部32Fの取り付けに係る作業性を高めることができる。
<2−7.第8実施形態>
上記第1実施形態から上記第4実施形態および上記第6実施形態において、上記本体部32,32B,32C,32Fが、例えば、図16で示されるように、端子含有部分としてのダイオードBd1を内蔵している状態にある本体部32Gに変更された端子ボックス3bGが採用されてもよい。図16の例では、本体部32Gでは、端子含有部分としてのダイオードBd1が第3部分P3に内蔵されている状態にあるように構成されている。このとき、端子含有部分としてのダイオードBd1と、第3部分P3とが一体的に構成されている状態にある。これにより、例えば、基体部31に本体部32Gを装着する際に、本体部32Gを基体部31に対して押し付けることで、第1端子部分Tm1に第2端子部分Tm2を押し付けることができる。また、第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2とは、第1方向(ここでは、−Z方向)に見て本体部32Gの回動方向に沿う円弧状の形状を有していてもよい。また、基体部31に対して本体部32Gを回動したときに、この回動に伴って第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2とが互いに摺動できる形状を有していてもよい。また、第1端子部分Tm1および第2端子部分Tm2がそれぞれ一対あり、所定の正極と負極の役割を持つようにしてもよい。この場合、本体部32Gの回動が終わるときに、第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2とが、所定の正極同士と負極同士とが組み合わさるように、被係合部分En1と係合部分En2とを位置させてもよい。その結果、例えば、特別な治具などを用いることなく、第1端子部分Tm1と第2端子部分Tm2との間における電気的な接続が容易かつ精度良く実現され得る。
<2−8.第9実施形態>
上記各実施形態において、例えば、図17で示されるように、被係合部分En1が第1円環状領域Sl1の内周に沿って位置し、係合部分En2が第2円環状領域Sl2の外周に沿って位置している、端子ボックス3bHが採用されてもよい。図17の例は、上記端子ボックス3bを基本構成として、基体部31Hと本体部32Hとを有する端子ボックス3bHに変更されたものである。基体部31Hは、上記基体部31を基本構成として、第1円環状領域Sl1の内周に沿って被係合部分En1が位置しているように変更されたものである。具体的には、円環状の溝部Cg2の内周面に被係合部分En1が位置している。本体部32Hは、上記本体部32を基本構成として、第2円環状領域Sl2の外周に沿って係合部分En2が位置しているように変更されたものである。
このような構造を用いた場合にも、端子ボックス3bHにおいて本体部32Hを容易に交換することができ、太陽電池モジュール1の長期間の使用を容易に図ることができる。
<2−9.第10実施形態>
上記各実施形態において、上記本体部32,32B,32C,32bD,32cD,32E,32F,32G,32Hが基本構成とされて、上記の第3部分P3と第4部分P4とが、例えば、図18および図19で示されるように、別体の第3部分P3Iと第4部分P4Iとに変更された、本体部32Iが採用されてもよい。このような構成が採用されれば、例えば、第1端子部分Tm1,Tm1Cおよび第2端子部分Tm2,Tm2Cの構造に拘わらず、基体部31に対して本体部32Iを係合させる際に、基体部31に対する本体部32Iの回転数を大きくすることができる。これにより、例えば、基体部31に対して本体部32Iを強固に固定することができる。
ここでは、図18および図19で示されるように、第3部分P3Iは、例えば、第1環状部Ld1と、第2環状部Sd1と、段差部St1と、を含んでいる。第1環状部Ld1は、第2環状部Sd1よりも太陽電池パネル2の表面(ここでは、裏面Sf2)側に位置している第1の径の円環状の外縁を有している。図18および図19の例では、第1環状部Ld1は、第1方向(−Z方向)に沿って延びる仮想的な軸Ax2を中心とした円筒状の部分(第1円筒状部分ともいう)である。第2環状部Sd1は、第1環状部Ld1の第1方向(−Z方向)の側に位置し、第1の径よりも小さな第2の径を有している。図18および図19の例では、第2環状部Sd1は、仮想的な軸Ax2を中心とした円筒状の部分(第2円筒状部分ともいう)である。段差部St1は、第1環状部Ld1と第2環状部Sd1とをつないでいる状態で位置している。図18および図19の例では、段差部St1は、仮想的な軸Ax2に直交する仮想的な平面に沿って位置している輪状の円盤のような形状を有する。
また、第4部分P4Iは、孔部Th4と、押さえ部Fl1と、筒状部Sl3Iと、を含んでいる。図18および図19の例では、筒状部Sl3Iは、仮想的な軸Ax2を中心とした円筒状の部分である。筒状部Sl3Iの外周面に凹凸が形成されている状態にあれば、ユーザが手で筒状部Sl3Iを回しやすい。孔部Th4は、第2環状部Sd1が挿通されている状態で位置している。押さえ部Fl1は、孔部Th4の周りにおいて第1方向(−Z方向)とは逆の第2方向(+Z方向)に段差部St1を押している状態で位置している。筒状部Sl3Iは、押さえ部Fl1から第1環状部Ld1の外周部Op1Iに沿って第2方向(+Z方向)に延びている状態で位置している。また、筒状部Sl3Iは、係合部分En2を有している。図18および図19の例では、筒状部Sl3Iの内周に沿って係合部分En2が位置している。
<3.その他>
上記各実施形態では、例えば、端子含有部分としてのダイオードBd1は、第1方向(−Z方向)において第3部分P3と離れている状態で位置していてもよい。
上記各実施形態では、例えば、表面保護部材21が、XY平面に沿った方向において、裏面保護部材25よりも延び出ている状態で位置している部分(延出部分ともいう)を有していれば、この延出部分上に、端子ボックス3が固定されている状態で位置してもよい。
上記各実施形態では、例えば、被係合部分En1と係合部分En2とが、凸部と凹部とが係合する形態を有していてもよいし、凸部と凸部とが係合する形態を有していてもよい。
上記第1実施形態および第3実施形態から第10実施形態では、例えば、裏面保護部材25は、板状の部材ではなく、柔軟性を有するシート状の部材であってもよい。
上記第6実施形態では、端子含有部材が、例えば、第2端子部分Tm2,Tm2Cを含むダイオードBd1、およびケーブルC1と接続されている状態にある第2端子部分Tm2,Tm2Cを含む部分のうち、一方の部分を含んでいてもよいし、両方の部分を含んでいてもよい。
上記第10実施形態では、例えば、筒状部Sl3Iには、周方向の一部が欠けるように、第1方向(−Z方向)に沿って延びている状態で位置しているスリットなどが存在していてもよい。
上記各実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池パネル
3,3a,3b,3bA,3bB,3bC,3bF,3bG,3bH,3c,3d,3D,3E 端子ボックス
23 光電変換部
25 裏面保護部材
31,31A,31B,31C,31D,31E,31F,31H 基体部
32,32B,32C,32E,32F,32G,32H,32I,32bD,32cD 本体部
Ax2,Ax2b,Ax2c 軸
Bd1 ダイオード(端子含有部分)
C1,C1a,C1d ケーブル
CE2 太陽電池セル
Cg1 環状凹部
Cg2 溝部
En1 被係合部分
En2 係合部分
Fk1 被係止端子部分
Fl1 押さえ部
Hp1,Hp1C 環状保持部分
Ld1 第1環状部
Op1I 外周部
P1,P1D 第1部分
P2 第2部分
P3,P3I 第3部分
P4,P4I 第4部分
Pk1 パッキング部材
Pl1 第1板状部分
Pl2 第2板状部分
Pr1 凸部
Pr2 環状突出部分
Sc1 密閉空間
Sd1 第2環状部
Sf2 裏面
Sl1 第1円環状領域
Sl2 第2円環状領域
Sl3I 筒状部
Sp1 側部
St1 段差部
Th1,Th2,Th3,Th4 孔部
Tm1,Tm1C 第1端子部分
Tm2,Tm2C 第2端子部分
Vc1 仮想線
W1a,W1b,W1c,W1d,W1e,W1f 導線

Claims (9)

  1. 太陽電池セルを含む太陽電池パネルと、
    該太陽電池パネルの表面上に位置している端子ボックスと、を備え、
    前記端子ボックスは、
    前記表面上に位置している基体部と、
    前記基体部上で前記基体部に係合している状態で位置している本体部と、を有し、
    前記基体部は、
    前記表面上に位置している第1部分と、
    前記表面から離れる第1方向に沿って前記第1部分から突出した状態で位置し、円環状の領域に沿って位置している被係合部分を含む第2部分と、
    前記太陽電池セルに電気的に接続している状態で前記太陽電池パネル内から前記表面上の領域まで位置している導線が、電気的に接続されている状態で位置している第1端子部分と、を有し、
    前記本体部は、
    第2端子部分を含む端子含有部分と前記第1端子部分のうちの前記第2端子部分に接触している状態で位置している部分とを収容している状態にある密閉空間を前記基体部と形成している状態で位置している第3部分と、
    前記被係合部分に対して回転可能かつ脱着可能な状態で係合している状態で円環状の領域に沿って位置している係合部分を含む第4部分と、を有
    前記第3部分は、
    前記表面側に位置している第1の径の円環状の外縁を有する第1環状部と、
    該第1環状部の前記第1方向の側に位置している前記第1の径よりも小さな第2の径を有する第2環状部と、
    前記第1環状部と前記第2環状部とをつないでいる状態で位置している段差部と、を含み、
    前記第4部分は、
    前記第2環状部が挿通されている状態で位置している孔部と、
    該孔部の周りにおいて前記第1方向とは逆の第2方向に前記段差部を押している状態で位置している押さえ部と、
    該押さえ部から前記第1環状部の外周部に沿って前記第2方向に延びている状態で位置し、前記係合部分を有する筒状部と、を含む、太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記端子含有部分は、前記第3部分と一体的に構成されているか、あるいは前記第1方向において前記第3部分に接している状態で位置している、太陽電池モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池パネルは、前記第2方向に貫通している状態で位置している孔部を有している板状の部材、を含み、
    前記基体部は、前記孔部に嵌合している状態で位置している凸部を有する、太陽電池モジュール。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記基体部と前記本体部との間隙を塞いでいる状態で位置しているパッキング部材、をさらに備えている、太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記基体部は、前記本体部に向かって突出している状態で位置している環状突出部分、を有し、
    前記本体部は、前記パッキング部材を保持している状態で位置している環状保持部分、を有し、
    前記パッキング部材は、前記環状突出部分に接している状態で位置している、太陽電池モジュール。
  6. 請求項5に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記環状保持部分は、前記第1方向に凹んでいる状態で位置している環状凹部を含み、
    前記パッキング部材は、前記環状凹部内に位置し、
    前記環状突出部分が、前記環状凹部内において前記パッキング部材に接している状態で位置している、太陽電池モジュール。
  7. 請求項1から請求項の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記端子含有部分は、ダイオードを含む、太陽電池モジュール。
  8. 請求項1から請求項の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記基体部は、前記導線と電気的に接続されている状態で位置している出力用のケーブルを有する、太陽電池モジュール。
  9. 基体部と、該基体部に対して着脱可能な本体部と、を備え、
    前記基体部は、
    太陽電池セルを含む太陽電池パネルの表面上に位置するための底面を含む第1部分と、
    前記底面とは逆向きの第1方向に沿って前記第1部分から突出している状態で位置し、円環状の領域に沿って位置している被係合部分を含む第2部分と、
    前記太陽電池セルに電気的に接続している状態で前記太陽電池パネル内から前記表面上の領域まで位置している導線、に電気的に接続されるための第1端子部分と、を有し、
    前記本体部は、
    前記基体部に対して前記本体部が装着されることで、第2端子部分を含む端子含有部分と前記第1端子部分のうちの前記第2端子部分に接触している状態で位置している部分とを収容している状態にある密閉空間を前記基体部と形成可能な第3部分と、
    前記被係合部分に対して回転可能かつ着脱可能に係合するための円環状の領域に沿って位置している係合部分を含む第4部分と、を有
    前記第3部分は、
    前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記底面側に位置するための第1の径の円環状の外縁を有する第1環状部と、
    前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記第1環状部の前記第1方向の側に位置するための前記第1の径よりも小さな第2の径を有する第2環状部と、
    前記第1環状部と前記第2環状部とをつないでいる状態で位置している段差部と、を含み、
    前記第4部分は、
    前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記第2環状部が挿通されている状態で位置するための孔部と、
    前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記孔部の周りにおいて前記第1方向とは逆の第2方向に前記段差部を押している状態で位置するための押さえ部と、
    前記基体部に対して前記本体部が装着されることで前記押さえ部から前記第1環状部の外周部に沿って前記第2方向に延びている状態で位置するための、前記係合部分を有する筒状部と、を含む、太陽電池モジュール用の端子ボックス。
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