JP6836962B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作装置に関する。
下記特許文献1及び2に記載のシフトレバー装置(操作装置)では、シフトレバー(操作部材)の操作位置を検出するための磁石(被検出体)とセンサ(検出体)を有している。そして、シフトレバーがセレクト方向(第1方向)又はシフト方向(第2方向)に操作されたときに、センサの検出信号が切替わることで、シフトレバーの操作位置を検出するようになっている。
しかしながら、これらシフトレバー装置では、例えば、シフトレバーがセレクト方向に操作されたときに、検出に用いていないセンサ(すなわち、シフトレバーのシフト方向の位置を検出するためのセンサ)の故障を判断することができない構成になっている。
一方、下記特許文献3に記載のポジションセンサでは、磁石(被検出体)と3つのセンサ(検出体)とを有しており、シフトレバーの各操作位置において、磁石と3つのセンサとが常に対向して配置されている。そして、シフトレバーの各操作位置における、被検出体と3つのセンサとの相対位置(向きを含む)が変化することで、各操作位置における3つのセンサの電圧値の変化を見て、シフトレバーの装置位置を検出している。これにより、センサの電圧値の異常を検出することで、センサの故障を判断することができる。
特許第4394820号 特許第4344343号 特許第5795511号
しかしながら、上記特許文献3のポジションセンサでは、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記ポジションセンサでは、上述のように、シフトレバーの各操作位置において、磁石と3つのセンサとが常に対向して配置されているため、磁石と3つのセンサとの対向配置状態を維持したまま、磁石の3つのセンサに対して相対移動できる距離が、比較的短くなる。すなわち、上記ポジションセンサでは、磁石と3つのセンサとの相対位置を精度良く設定する必要があり、磁石とセンサとの相対位置精度による影響を受け易い構造になっている。したがって、上記ポジションセンサでは、この点において改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、被検出体と検出体との相対位置精度による影響を抑制しつつ、検出体の故障判断を行うことができる操作装置を提供することを目的とする。
形態1:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、第1方向、及び該第1方向に交差する第2方向に、操作可能に構成された操作部材と、前記操作部材が前記第1方向に操作されたときの前記操作部材の操作位置を検出するための検出信号を出力する第1の検出体と、前記操作部材が前記第2方向に操作されたときの前記操作位置を検出するための検出信号を出力する第2の検出体と、前記操作部材の操作に連動して前記第1の検出体及び前記第2の検出体に対して相対変位すると共に、前記第1の検出体及び前記第2の検出体との相対位置に応じて、前記第1の検出体及び前記第2の検出体の検出信号を切替えさせる被検出体と、を備え、前記操作部材が前記第1方向に操作されたときには、前記第1の検出体の検出信号が、操作前の検出信号に対して切替わり、前記第2の検出体の検出信号が、操作途中において操作前の検出信号に対して切替わると共に、操作完了手前において操作前の検出信号に再び切替わる操作装置である。
形態2:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作部材が、車両のシフト位置を変更するシフトレバーである操作装置である。
形態3:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作位置が、非操作時に前記シフトレバーが位置する基本位置と、駆動系のシフト位置である駆動シフト位置と、を含んでおり、前記シフトレバーを前記基本位置から前記第1方向へ操作させ且つ前記第1方向への操作後に前記第2方向へ操作させることで、前記シフトレバーが前記駆動シフト位置に配置される操作装置である。
形態4:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作位置は、前記基本位置に対して前記第1方向一方側に設定された分岐位置を有し、前記駆動シフト位置は、前記分岐位置に対して第2方向一方側に設定されたリバース位置と、前記分岐位置に対して第2方向他方側に設定されたドライブ位置と、を有しており、前記シフトレバーが前記基本位置から前記第1方向一方側へ操作されることで、前記分岐位置に前記シフトレバーが配置され、前記シフトレバーが前記分岐位置から前記第2方向一方側へ操作されることで、前記リバース位置に前記シフトレバーが配置され、前記シフトレバーが前記分岐位置から前記第2方向他方側へ操作されることで、前記ドライブ位置に前記シフトレバーが配置される操作装置である。
形態5:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作位置は、非駆動系のシフト位置である非駆動シフト位置を含んでおり、前記非駆動シフト位置が前記分岐位置である操作装置である。
形態6:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1の検出体及び前記第2の検出体は、前記被検出体との相対位置に応じて、オン信号又はオフ信号を出力し、前記操作位置が前記基本位置及び前記非駆動シフト位置のときには、前記第2の検出体がオフ信号を出力する操作装置である。
形態7:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第2の検出体は、一対の検出体で構成されており、前記操作位置がドライブ位置のときには、一方の前記第2の検出体がオフ信号を出力し、他方の前記第2の検出体がオン信号を出力し、前記操作位置がリバース位置のときには、一方の前記第2の検出体がオン信号を出力し、他方の前記第2の検出体がオフ信号を出力する操作装置である。
形態8:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記シフトレバーの基本位置から前記第1方向への操作途中における前記第1の検出体と前記第2の検出体との検出信号の組合せが、前記非駆動シフト位置及び前記駆動シフトにおける前記第1の検出体と前記第2の検出体との検出信号の組合せと異なる組合せに設定されている操作装置である。
形態9:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記被検出体は、第2の検出体の故障を検出するための故障検出部を有しており、前記操作部材が前記第1方向に操作されたときには、前記故障検出部が前記第2の検出体に対して接近して、前記第2の検出体の検出信号が操作前の検出信号に対して切替わり、前記第2の検出体の検出信号の切替え後に、前記故障検出部が前記第2の検出体に対して離間して、前記第2の検出体の検出信号が操作完了手前において操作前の検出信号に再び切替わる操作装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、被検出体と検出体との相対位置精度による影響を抑制しつつ、検出体の故障判断を行うことができる。
本実施の形態に係るシフトレバー装置に用いられるポジションセンサの各シフト位置での状態を示す平面図であり、(A)は、「H」位置におけるポジションセンサの状態を示し、(B)は、「L」位置におけるポジションセンサの状態を示し、(C)は、「R」位置におけるポジションセンサの状態を示し、(D)は、「N」位置におけるポジションセンサの状態を示し、(E)は、「D」位置におけるポジションセンサの状態を示す。 本実施の形態に係るシフトレバー装置の全体を模式的に示す斜視図である。 図2に示されるポジションセンサを左斜め上方側から見た分解斜視図である。 図3に示されるポジションセンサを上方側から見た平面図である。 シフトレバーの「H」位置から「N」位置への操作途中におけるポジションセンサの状態を示す平面図であり、(A)は、シフトレバーの「H」位置からのセレクト方向への操作開始直後におけるポジションセンサの状態を示し、(B)は、(A)の状態からシフトレバーがセレクト方向へさらに操作されたときのポジションセンサの状態を示し、(C)は、(B)の状態からシフトレバーがセレクト方向へさらに操作されたときのポジションセンサの状態を示し、(D)は、シフトレバーの「N」位置への操作完了手前におけるポジションセンサの状態を示す。 (A)は、図1に示される各シフト位置におけるセレクト用センサ及びシフト用センサの検出信号の状態を示す表であり、(B)は、図5に示される各図に対応するセレクト用センサ及びシフト用センサの検出信号の状態を示す表である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る「操作装置」としてのシフトレバー装置10について説明する。なお、図面において、適宜示される矢印UP、矢印FR,矢印RHは、シフトレバー装置10の上方側、前方側、右方側(幅方向一方側)を示している。そして、以下の説明に用いられる上下、前後、左右の方向は、特に断りのない限り、シフトレバー装置10の上下、前後、左右を示している。
図2に示されるように、シフトレバー装置10は、ケース12と、「操作部材」としてのシフトレバー20と、シフトレバー20のシフト位置(操作位置)を検出するためのポジションセンサ30と、を含んで構成されている。以下、シフトレバー装置10の各構成について説明する。
(ケースについて)
ケース12は、シフトレバー装置10の筐体として構成されると共に、略直方体箱状に形成されて、車両(自動車)のセンタコンソール等に設置されている。このケース12は、上側へ開放された略有底矩形筒状のケース本体14と、ケース12の上部を構成し且つケース本体14の開口部を塞ぐガイドプレート16と、を含んで構成されている。ガイドプレート16は、下側へ開放された、底の比較的浅い略有底矩形筒状に形成されて、ケース12の上端部に固定されている。
また、ガイドプレート16には、後述するシフトレバー20の操作を案内するための案内孔18が貫通形成されており、案内孔18は、ガイドプレート16の略中央部に配置されている。この案内孔18は、平面視で左右方向(セレクト方向とも称し、本願の「第1方向」に対応する)及び前後方向(シフト方向とも称し、本願の「第2方向」に対応する)に延在された、所定の屈曲形状に形成されている。具体的には、案内孔18は、セレクト方向に延在されたセレクト通路18Aと、セレクト通路18Aのセレクト方向一方側(右側)の端部からシフト方向一方側(前側)及びシフト方向他方側(後側)へ延出された第1シフト通路18Bと、セレクト通路18Aのセレクト方向他方側(左側)の端部からシフト方向他方側へ延出された第2シフト通路18Cと、を含んで構成されている。
そして、案内孔18において、後述するシフトレバー20のシフト位置が設定されている。具体的には、セレクト通路18Aの左端部に設定された「基本位置」としての「H」位置(ホームポジション)と、セレクト通路18Aの右端部に設定された「分岐点」及び「非駆動シフト位置」としての「N」位置(ニュートラルポジション)と、第1シフト通路18Bの前端部に設定された「駆動シフト位置」としての「R」位置(リバースポジション)と、第1シフト通路18Bの後端部に設定された「駆動シフト位置」としての「D」位置(ドライブポジション)と、第2シフト通路18Cの後端部に設定された「L」位置(ローポジション)とが、設定されている。このため、案内孔18では、後述するシフトレバー20が「H」位置から「N」位置へ操作されたときには、シフトレバー20の操作経路が、「N」位置において、シフト方向一方側及び他方側へ分岐されている。
(シフトレバーについて)
シフトレバー20は、略上下方向に延在された略丸棒状に形成されている。そして、シフトレバー20が、ガイドプレート16の案内孔18内を挿通して、シフトレバー20の上端側がケース12に対して上方側へ突出されている。シフトレバー20の下端側の部分には、略球状のボール部20Aが形成されており、当該ボール部20Aが、ケース本体14によって揺動可能に支持されている。また、シフトレバー20の上端部には、シフトノブ22が固定されており、運転者がシフトノブ22を把持して、シフトレバー20を操作するようになっている。これにより、シフトレバー20が、案内孔18に沿ってセレクト方向及びシフト方向に操作可能に構成されている。
また、ケース12内には、操作解除後のシフトレバー20を「H」位置へ復帰させるための復帰機構(図示省略)が設けられている。すなわち、シフトレバー装置10は、操作解除後にシフトレバー20が「H」位置へ自動的に復帰される所謂モーメンタリ式のシフトレバー装置として構成されており、シフトレバー20の非操作時では、シフトレバー20が「H」位置に配置される設定になっている。
さらに、シフトレバー20の下端部には、ボール部20Aから下側へ突出された操作力伝達部24が形成されている。操作力伝達部24は、シフトレバー20の長手方向に沿った軸状に形成されており、操作力伝達部24の下端部には、略球状のボール部24Aが設けられている。そして、操作力伝達部24は、後述するポジションセンサ30に連結されてシフトレバー20の操作力をポジションセンサ30に伝達するようになっている。
また、操作力伝達部24は、ボール部20Aから下側へ突出されているため、シフトレバー20がシフト方向一方側(前方側)へ操作されるときには、操作力伝達部24がシフト方向他方側(後方側)へ移動(変位)するようになっている。一方、シフトレバー20がセレクト方向一方側(右方側)へ操作されるときには、操作力伝達部24がセレクト方向他方側(左方側)へ移動(変位)するようになっている。すなわち、シフトレバー20の操作方向とは反対側の操作力が、ポジションセンサ30に入力されるようになっている。
(ポジションセンサについて)
次に、本発明の要部であるポジションセンサ30について説明する。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、シフトレバー20が「H」位置に配置された状態として説明する。
図2に示されるように、ポジションセンサ30は、ケース12内において、シフトレバー20の下側に配置されると共に、前述したシフトレバー20の操作力伝達部24に連結されている。図3及び図4に示されるように、ポジションセンサ30は、ハウジング32と、基板40と、スライダ50と、ホルダ60と、「被検出体」としての磁石70と、を含んで構成されている。
(ハウジングについて)
ハウジング32は、上方側へ開放された略矩形箱状に形成されて、図示しない位置において、ケース本体14(図3及び図4では、不図示)の底部に固定されている。このハウジング32の左右の側壁の内周面には、それぞれ前後一対のガイド突起34が一体に形成されている。このガイド突起34は、上下方向に延在された柱状に形成されると共に、軸方向から見た断面視で略半円状に形成されて、ハウジング32の側壁からハウジング32の幅方向内側へ突出されている。また、ハウジング32の底面における左右の縁部には、上方側へ一段上がった段差部36が形成されており、段差部36は、ハウジング32の前壁から後壁に亘って、前後方向に沿って延在されている(図3では、右側の段差部36のみが図示されている)。
また、ハウジング32の底壁には、略矩形環状の枠部38が一体に形成されており、枠部38は、当該底壁から上方側へ突出されている。そして、枠部38の内部が基板収容部38Aとされており、略矩形状を成す基板40が、上下方向を板厚方向として、基板収容部38A内に収容されて、図示しない位置においてハウジング32に固定されている。
(スライダについて)
図3に示されるように、スライダ50は、下方側へ開放された略矩形箱状に形成されている。このスライダ50の前壁及び後壁には、下方側へ開放された切欠部50Aがそれぞれ形成されおり(図3では、後壁に形成された切欠部50Aのみ図示している)、スライダ50の下端部が、スライダ50の左右の側壁の下端部によって構成されるようになっている。そして、スライダ50が、基板40の上方側において、ハウジング32内に収容されている。スライダ50の収容状態では、スライダ50の左右の側壁の下端面が、ハウジング32の段差部36上に配置されて、当該下端面が段差部36上を前後にスライド可能(摺動可能)に構成されている。また、スライダ50のスライド時には、スライダ50の左右の側面がガイド突起34上を摺動する構成になっている。そして、スライダ50の前後のスライド時には、切欠部50Aによってスライダ50と基板40との干渉が回避される構成になっている。
スライダ50の上壁の略中央部には、後述するホルダ60を回動可能に支持するための支持部52が一体に形成されており、支持部52は、当該上壁から下方側へ隆起された略有底円筒状に形成されている。この支持部52の底壁には、中央部において、略円形状の支持孔52Aが貫通形成されている。
また、スライダ50の上壁には、支持部52に対して前側の位置において、スライド孔54が貫通形成されている。このスライド孔54は、左右方向(セレクト方向)を長手方向とする長孔状に形成されると共に、平面視で、支持孔52Aの中心を通過する前後方向に沿った基準線L1に対して左右対称を成すように配置されている。また、スライド孔54の幅寸法は、シフトレバー20の操作力伝達部24の直径寸法よりも僅かに大きく設定されている。そして、シフトレバー20の操作力伝達部24が、スライド孔54内にスライド可能に挿通されると共に、スライド孔54の右端部に配置されている(図4参照)。これにより、シフトレバー20が前後方向(シフト方向)に操作されたときには、操作力伝達部24とスライド孔54の内周部とが係合して、スライダ50が前後方向にスライドするようになっている。
(ホルダについて)
図3及び図4に示されるように、ホルダ60は、スライダ50の内部に配置されると共に、基板40の上方側に位置している。このホルダ60は、ホルダ本体62を有しており、ホルダ本体62は、上下方向を板厚方向とし且つ平面視で左右方向に沿った略K字形板状に形成されている。具体的には、ホルダ本体62は、左右方向を長手方向とする略矩形状の第1ホルダ部62Aと、ホルダ本体62の前部を構成し且つ前側へ開放された略V字形状に形成された第2ホルダ部62Bと、を含んで構成されており、第2ホルダ部62Bが、第1ホルダ部62Aの長手方向中央部に接続されている。そして、第1ホルダ部62Aと第2ホルダ部62Bとが、前述した基準線L1に対して左右対応を成すように形成されている。また、ホルダ本体62は、第1ホルダ部62Aの右側部分から後方側へ突出された第3ホルダ部62Cを有している。この第3ホルダ部62Cは、平面視で略台形状に形成されて、第3ホルダ部62Cの左側面が、右側へ向かうに従い後側へ傾斜されている。
第1ホルダ部62Aの長手方向中央部には、回動軸64が設けられている。この回動軸64は、ホルダ本体62とは別体で構成され、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、回動軸64の基端部(下端部)が第1ホルダ部62Aに連結されている。また、回動軸64の基端側の部分には、回動軸64よりも小径の縮径部64Aが形成されており、縮径部64Aの直径がスライダ50の支持孔52Aの直径よりも僅かに小さく設定されている。そして、回動軸64を支持部52内に挿入することで、回動軸64における縮径部64Aを除く部分がスライダ50の支持部52内に収容されると共に、縮径部64Aがスライダ50の支持孔52Aから突出して、ホルダ60に連結することでホルダ60がスライダ50に回動可能に支持されている。
さらに、ホルダ本体62には、回動軸64に対して前方側で且つ基準線L1に対して右側の位置において、操作力入力部66が一体に形成されている。この操作力入力部66は、回動軸64の径方向を長手方向とする略トラック形筒状に形成されて、ホルダ本体62から上方側へ突出されている。すなわち、操作力入力部66の幅方向の中心線L2(図4参照)が、平面視で回動軸64の軸心を通過している。そして、操作力入力部66の長手方向が平面視で前方側へ向かうに従い右側へ若干傾斜するように、操作力入力部66が配置されている。
また、操作力入力部66の幅方向両側の側壁間の距離は、シフトレバー20の操作力伝達部24におけるボール部24Aの直径寸法よりも僅かに大きく設定されており、操作力入力部66の内部(詳しくは、長手方向中間部の内部)に、ボール部24Aが収容されている。これにより、シフトレバー20がセレクト方向(左右方向)に操作されたときには、ボール部24Aと操作力入力部66の内周部とが係合し、シフトレバー20の操作力がボール部24Aから操作力入力部66に入力されて、ホルダ60が回動軸64の軸回りをスライダ50に対して相対回動するように構成されている。なお、このときには、操作力伝達部24が操作力入力部66内を長手方向に相対移動するようになっている。さらに、図1(D)に示されるように、シフトレバー20の「N」位置では、操作力入力部66の長手方向が、平面視で前方側へ向かうに従い左側へ傾斜するように、ホルダ60が回動軸64の軸回りを回動するようになっている。すなわち、シフトレバー20の「H」位置と「N」位置との間の位置において、操作力入力部66の幅方向の中心線L2と、前述したシフト方向に沿った基準線L1とが、平面視で一致するように設定されている。
さらに、ホルダ本体62の下面には、後述する磁石70を保持するための保持部62Dが形成されている。この保持部62Dは、ホルダ本体62の外形形状と相似形を成す略K字形凹状に形成されている。換言すると、ホルダ本体62が、下側へ開放された凹状に形成されている。
(磁石について)
磁石70は、平面視で左右方向に沿って配置された略K字形板状に形成されており、磁石70の外形が、ホルダ60の保持部62Dの外形と略一致する形状に設定されている。具体的には、磁石70は、磁石70の左側部分を構成し且つ左側へ開放された略V字形形状を成す左側磁石部70Lと、磁石70の右側部分を構成し且つ右側へ開放された略V字形形状を成す右側磁石部70Rと、を含んで構成されており、左側磁石部70L及び右側磁石部70Rが基準線L1に対して左右対称を成すように、左側磁石部70Lの右端部と右側磁石部70Rの左端部とが連結されている。また、左側磁石部70Lの後部を「故障検出部」としての左側磁石後部70L1とし、左側磁石部70Lの前部を左側磁石前部70L2とし、右側磁石部70Rの後部を右側磁石後部70R1とし、右側磁石部70Rの前部を「故障検出部」としての右側磁石前部70R2としており、左側磁石後部70L1と右側磁石後部70R1とが左右方向に沿って直線状に延在している。そして、平面視における左側磁石前部70L2(右側磁石前部70R2)の左側磁石後部70L1(右側磁石後部70R1)に対する角度が、45度に設定されている。
また、右側磁石部70Rは、右側磁石後部70R1の略長手方向中間部から後方側へ突出された右側磁石後端部70R3を有しており、右側磁石後端部70R3は、平面視で略台形状に形成されている。具体的には、右側磁石後端部70R3の左側面が、右側へ向かうに従い後側へ傾斜されている。
そして、磁石70が、上下方向を板厚方向としてホルダ60の保持部62D内に嵌入されて、ホルダ60に相対移動不能に保持されている。これにより、シフトレバー20の操作によってホルダ60がスライダ50に対して相対回動するときには、磁石70が、ホルダ60と共に基板40に対して相対回動するようになっている。また、シフトレバー20の操作によってスライダ50が前後方向にスライドするときには、磁石70が、ホルダ60と共に基板40に対して前後方向にスライド(相対移動)するようになっている。すなわち、シフトレバー20の操作時には、磁石70が、基板40の板厚方向(上下方向)に対して直交する面に沿って移動する構成になっている。
また、前述した基板40の上面(板厚方向一方側の面)には、「第1の検出体」としてのセレクト用センサ42と、「第2の検出体」としての一対のシフト用センサ44L、44Rが実装されている。すなわち、基板40の上面には、3個のセンサが実装されている。
これら3個のセンサ(セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44R)は、磁気センサとして構成されており、制御部80(図3参照)に電気的に接続されている。また、上下方向において、磁石70と対向配置されたセンサが、制御部80にオン信号(検出信号)を出力し、磁石70と対向配置されていないセンサが、制御部80にオフ信号(検出信号)を出力するようになっている。これにより、シフトレバー20の各シフト位置において、オン信号を出力するセレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの組合せによって、制御部80がシフトレバー20のシフト位置を検知するようになっている。
また、詳細については、後述するが、シフトレバー20がセレクト方向に操作されたときに、セレクト用センサ42によってシフトレバー20のシフト位置を検出するように、セレクト用センサ42の磁石70に対する位置が設定されている。さらに、シフトレバー20がシフト方向に操作されたときに、シフト用センサ44L、44Rによってシフトレバー20のシフト位置を検出するように、シフト用センサ44L、44Rの磁石70に対する位置が設定されている。具体的には、図4に示されるように、「H」位置では、平面視で、セレクト用センサ42が右側磁石後部70R1の右端部と重なって(対向して)配置されている。また、シフト用センサ44Lが、基準線L1に対して左側で且つ左側磁石後部70L1の左端部に対して後側に配置されている。さらに、シフト用センサ44Rが、基準線L1に対して右側で且つ右側磁石前部70R2の前側且つ左側に配置されている。
(作用及び効果)
次に、図1及び図6(A)を用いて、シフトレバー20が各シフト位置へ操作されたときのシフトレバー20の位置検出について説明する。なお、図6(A)では、シフトレバー20の各シフト位置におけるセレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの検出信号の状態を表にてまとめている。
(「N」位置への操作について)
図1(A)に示されるように、シフトレバー20の非操作時では、シフトレバー20が「H」位置に配置されている。そして、「H」位置では、シフトレバー20の操作力伝達部24が、スライダ50のスライド孔54の右端部内に配置されている。また、左側磁石後部70L1及び右側磁石後部70R1が左右方向に沿って延在されるように、磁石70がスライダ50に対して配置されている(以下、この状態を「第1配置状態」という)。
さらに、「H」位置では、セレクト用センサ42が、上下方向において磁石70(右側磁石後部70R1)と対向配置されて、オン信号を制御部80に出力している。一方、シフト用センサ44L、44Rは、上下方向において磁石70と対向配置されておらず、オフ信号を制御部80に出力している(図6(A)参照)。なお、図1では、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rにおいて、オン信号を制御部80へ出力するセンサを理解し易くするために、オン信号を出力するセンサを塗り潰して図示している。
そして、シフトレバー20の「N」位置への操作では、シフトレバー20が、「H」位置からセレクト方向一方側(右側)へ操作される。このため、シフトレバー20の操作力伝達部24が、セレクト方向他方側(図1(A)の矢印D方向側であり、左側)へ移動(変位)する。このとき、スライダ50のスライド孔54は、セレクト方向に延在されているため、操作力伝達部24が、スライド孔54の右側端部からスライド孔54の長手方向に沿って左側端部へスライドする。これにより、スライダ50の位置が維持された状態で、シフトレバー20が「N」位置へ操作される。
一方、シフトレバー20の操作力伝達部24では、ボール部24Aが、ホルダ60の操作力入力部66内に収容されており、操作力入力部66は前側へ向かうに従い右側へ傾斜されている。このため、操作力伝達部24がセレクト方向他方側へ移動(変位)すると、ボール部24Aが、操作力入力部66の内周部とが係合して、操作力入力部66を左側へ押圧する。これにより、ホルダ60が、回動軸64を中心として平面視で反時計回り(図1(A)の矢印E方向側)へ回動される。詳しくは、本実施の形態では、ホルダ60が第1配置状態から反時計回りに略45度回転する。その結果、図1(D)に示されるように、ホルダ60に保持された磁石70が、基板40に対して相対回動して、磁石70のスライダ50(基板40)に対する向きが変更される(以下、この磁石70の状態を「第2配置状態」という)。
そして、「N」位置では、磁石70とセレクト用センサ42との対向配置状態が解除されて、セレクト用センサ42、シフト用センサ44L、44Rの全てが磁石70と対向配置しない状態になる。すなわち、セレクト用センサ42の検出信号がオン信号からオフ信号へ切替わり、セレクト用センサ42が制御部80へオフ信号を出力する(図6(A)参照)。これにより、シフトレバー20が「N」位置へ操作されたことを、制御部80が検知する。
(「D」位置への操作について)
シフトレバー20を「D」位置に操作するときには、シフトレバー20を「H」位置からセレクト方向一方側へ操作し、「N」位置への操作後に、シフトレバー20を「N」位置からシフト方向他方側へ操作する。そして、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置への操作は、上述と同様であるため割愛する。
図1(D)に示されるように、シフトレバー20の「N」位置では、上述のように、磁石70が第2配置状態とされており、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの全てのセンサが、制御部80へオフ信号を出力している。そして、シフトレバー20の「N」位置から「D」位置への操作では、シフトレバー20が、シフト方向他方側(後側)へ操作される。このため、シフトレバー20の操作力伝達部24が、シフト方向一方側(図1(D)の矢印A方向側であり、前側)へ移動(変位)する。このとき、スライダ50のスライド孔54は、上述のように、セレクト方向に延在しているため、操作力伝達部24が、スライド孔54の内周部に係合して、スライダ50を前側へ押圧する。そして、ホルダ60は、回動軸64においてスライダ50に回動可能に支持されているが、操作力伝達部24は操作力入力部66に作用することはないため、スライダ50とホルダ60との相対位置が維持された状態で、スライダ50及びホルダ60が前方側へスライドする。これにより、ホルダ60に保持された磁石70が、第2配置状態を維持したまま、基板40に対して前方側へスライド(相対移動)して、図1(E)に示される位置に配置される。
図1(E)に示されるように、「D」位置では、上下方向においてシフト用センサ44Rと磁石70(右側磁石後部70R1)とが対向配置されて、シフト用センサ44Rの検出信号がオフ信号からオン信号へ切替わり、シフト用センサ44Rが制御部80へオン信号を出力する(図6(A)参照)。一方、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44Lでは、磁石70との対向配置していない状態が維持されて、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44Lのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(A)参照)。これにより、シフトレバー20が「D」位置へ操作されたことを、制御部80が検知する。
(「R」位置への操作について)
シフトレバー20を「R」位置に操作するときには、シフトレバー20を「H」位置からセレクト方向一方側へ操作し、「N」位置への操作後に、シフトレバー20を「N」位置からシフト方向一方側へ操作する。そして、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置への操作は、上述と同様であるため割愛する。
図1(D)に示されるように、シフトレバー20の「N」位置では、上述のように、磁石70が第2配置状態とされており、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの全てのセンサが、制御部80へオフ信号を出力している。そして、シフトレバー20の「N」位置から「R」位置への操作では、シフトレバー20が、シフト方向一方側(前側)へ操作される。このため、シフトレバー20の操作力伝達部24が、シフト方向他方側(図1(D)の矢印B方向側であり、後側)へ移動(変位)する。このとき、操作力伝達部24が、スライド孔54の内周部に係合して、スライダ50を後側へ押圧する。そして、ホルダ60は、回動軸64においてスライダ50に回動可能に支持されているが、操作力伝達部24は操作力入力部66に作用することはないため、スライダ50とホルダ60との相対位置が維持された状態で、スライダ50及びホルダ60が後方側へスライドする。これにより、ホルダ60に保持された磁石70が、第2配置状態を維持したまま、基板40に対して後方側へスライド(相対移動)して、図1(C)に示される位置に配置される。
図1(C)に示されるように、「R」位置では、上下方向においてシフト用センサ44Lと磁石70(左側磁石前部70L2)とが対向配置されて、シフト用センサ44Lの検出信号がオフ信号からオン信号へ切替わり、シフト用センサ44Lが制御部80へオン信号を出力する(図6(A)参照)。一方、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44Rでは、磁石70との対向配置していない状態が維持されて、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44Rのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(A)参照)。これにより、シフトレバー20が「R」位置へ操作されたことを、制御部80が検知する。
(「L」位置への操作について)
シフトレバー20を「L」位置に操作するときには、シフトレバー20を「H」位置からシフト方向他方側へ操作する。そして、図1(A)に示されるように、シフトレバー20の「H」位置では、上述のように、磁石70が第1配置状態とされており、セレクト用センサ42が、制御部80へオン信号を出力している。
シフトレバー20を「H」位置からシフト方向他方側へ操作すると、シフトレバー20の操作力伝達部24が、シフト方向一方側(図1(A)の矢印A方向側であり、前側)へ移動(変位)する。このとき、上述と同様に、操作力伝達部24が、スライド孔54の内周部に係合して、スライダ50を前方側へ押圧する。ホルダ60は、回動軸64においてスライダ50に回動可能に支持されているが、操作力伝達部24は操作力入力部66に作用することはないため、スライダ50とホルダ60との相対位置が維持された状態で、スライダ50及びホルダ60が前方側へスライドする。これにより、ホルダ60に保持された磁石70が、第1配置状態を維持したまま、基板40に対して前方側へスライド(相対移動)して、図1(B)に示される位置に配置される。
図1(B)に示されるように、「L」位置では、上下方向においてセレクト用センサ42及びシフト用センサ44Rと磁石70とが対向配置される。このため、シフト用センサ44Rの検出信号がオフ信号からオン信号へ切替わり、シフト用センサ44Rが制御部80へオン信号を出力する。また、セレクト用センサ42のオン信号を出力している状態が維持される(図6(A)参照)。一方、シフト用センサ44Lでは、磁石70との対向配置していない状態が維持されて、シフト用センサ44Lのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(A)参照)。これにより、シフトレバー20が「L」位置へ操作されたことを、制御部80が検知する。
(シフト用センサ44L、44Rに対する故障判断について)
次に、シフト用センサ44L、44Rに対する故障判断について説明する。この故障判断は、シフトレバー20が「H」位置から「N」位置にセレクト方向へ操作される過程おいて、シフト用センサ44L、44Rの検出信号が切替わるか否かを判断して行われる。このため、以下の説明では、図1、図5及び図6を用いて、シフトレバー20が「H」位置から「N」位置へ操作される過程における、ポジションセンサ30の状態を時系列で説明する。なお、図5でも、オン信号を制御部80へ出力するセンサを理解し易くするために、オン信号を出力するセンサを塗り潰して図示している。また、図6(B)では、図5における各図に対応した、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの検出信号の状態を表にてまとめている。
図5(A)では、シフトレバー20のセレクト方向一方側への操作開始直後におけるポジションセンサ30の状態を図示している。
この状態における磁石70とセレクト用センサ42との間では、右側磁石後端部70R3が、セレクト用センサ42に対して前側へ変位して、右側磁石後部70R1及び右側磁石後端部70R3が、セレクト用センサ42の全体と対向配置される。このため、磁石70とセレクト用センサ42との対向配置状態が維持されて、セレクト用センサ42のオン信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
一方、磁石70とシフト用センサ44Lとの間では、左側磁石後部70L1が、平面視で、後側へ変位し、シフト用センサ44Lに対して接近する。そして、左側磁石後部70L1がシフト用センサ44Lの一部と対向配置される。これにより、シフト用センサ44Lの検出信号がオフ信号からオン信号に切替わる(図6(B)参照)。
また、磁石70とシフト用センサ44Rとの間では、右側磁石前部70R2が、平面視で、前側且つ左側へ変位し、シフト用センサ44Rに対して接近する。しかしながら、この状態では、右側磁石前部70R2が、シフト用センサ44Rと未だ対向配置されておらず、シフト用センサ44Rのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
すなわち、図6(B)に示されるように、シフトレバー20のセレクト方向一方側への操作開始直後では、シフト用センサ44Lの検出信号のみが切替わる。
図5(B)に示されるように、この状態では、磁石70が、シフトレバー20のセレクト方向への操作に伴って、図5(A)に示される状態からさらに回転する。
この状態における磁石70とセレクト用センサ42との間では、右側磁石後部70R1及び右側磁石後端部70R3が、セレクト用センサ42に対して前側へ変位しつつ、セレクト用センサ42の全体と対向配置される。このため、磁石70とセレクト用センサ42との対向配置状態が維持されて、セレクト用センサ42のオン信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
また、磁石70とシフト用センサ44Lとの間では、左側磁石後部70L1が、後側へ変位し、シフト用センサ44Lに対してさらに接近して、左側磁石後部70L1とシフト用センサ44Lの一部との対向配置状態が維持される。これにより、シフト用センサ44Lのオン信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
一方、磁石70とシフト用センサ44Rとの間では、右側磁石前部70R2が、平面視で、前側且つ左側へ変位して、シフト用センサ44Rに対して接近する。そして、右側磁石前部70R2が、シフト用センサ44Rの一部と対向配置される。これにより、シフト用センサ44Rの検出信号がオフ信号からオン信号に切替わる(図6(B)参照)。
すなわち、図6(B)に示されるように、図5(B)に示される状態では、シフト用センサ44Rの検出信号のみが切替わり、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの全てが、制御部80にオン信号を出力する。
図5(C)に示されるように、この状態では、磁石70が、シフトレバー20のセレクト方向への操作に伴って、図5(B)に示される状態からさらに回転する。
この状態における磁石70とセレクト用センサ42との間では、平面視で、右側磁石後端部70R3が、セレクト用センサ42に対して離間するように前側へ変位し、右側磁石後端部70R3の大半が、セレクト用センサ42の前側に配置される。しかしながら、この状態では、右側磁石後端部70R3が、セレクト用センサ42の一部と対向配置されている。このため、セレクト用センサ42のオン信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
また、磁石70とシフト用センサ44Lとの間では、左側磁石後部70L1が図5(C)に示される位置に変位する途中において、左側磁石後部70L1とシフト用センサ44Lの全体とが対向配置される。そして、この後に、左側磁石後部70L1が、シフト用センサ44Lに対して離間するように後側へ変位して、シフト用センサ44Lの一部と対向配置される。これにより、シフト用センサ44Lのオン信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
一方、磁石70とシフト用センサ44Rとの間では、右側磁石前部70R2が図5(C)に示される位置に変位する途中において、右側磁石前部70R2とシフト用センサ44Rの全体とが対向配置される。そして、この後に、右側磁石前部70R2がシフト用センサ44Rに対して離間するように前側且つ左側へ変位する。さらに、図5(C)に示される位置では、右側磁石前部70R2がシフト用センサ44Rに対して前側且つ左側に配置されて、右側磁石前部70R2とシフト用センサ44Rとの対向配置状態が解除される。すなわち、磁石70が、図5(A)に示される位置から図5(C)に示される位置へ回転する間において、右側磁石前部70R2が平面視でシフト用センサ44Rを横切るように回転(変位)する。これにより、シフト用センサ44Rの検出信号がオン信号からオフ信号に切替わる(図6(B)参照)。
すなわち、図6(B)に示されるように、図5(C)に示される状態では、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの検出信号の組合せが、図5(A)に示される状態と同じ状態になる。
図5(D)に示されるように、この状態では、シフトレバー20が「N」位置に操作される手前の位置であり、磁石70が、シフトレバー20の操作に伴って、図5(C)に示される状態からさらに回転する。
この状態における磁石70とセレクト用センサ42との間では、右側磁石後端部70R3がセレクト用センサ42に対して離間するように前側へ変位するが、右側磁石後端部70R3がセレクト用センサ42の一部と対向配置されている。このため、セレクト用センサ42のオン信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
一方、磁石70とシフト用センサ44Lとの間では、左側磁石後部70L1が、後側へ変位して、シフト用センサ44Lに対して後側に配置される。このため、左側磁石後部70L1とシフト用センサ44Lとの対向配置状態が解除される。すなわち、磁石70が、図1(A)に示される位置から図5(D)に示される位置へ回転する間において、左側磁石後部70L1が平面視でシフト用センサ44Lを横切るように回転(変位)する。これにより、シフト用センサ44Lの検出信号がオン信号からオフ信号へ切替わる(図6(B)参照)。
また、磁石70とシフト用センサ44Rとの間では、右側磁石前部70R2が、シフト用センサ44Rに対して前側且つ左側へさらに変位して、右側磁石前部70R2とシフト用センサ44Rとの対向配置していない状態が維持される。これにより、シフト用センサ44Rのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(B)参照)。
すなわち、図5(D)に示される状態では、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの検出信号の組合せが、図1(A)に示される状態と同じ状態になる。
図1(D)に示されるように、シフトレバー20が「N」位置に操作された状態では、磁石70が、シフトレバー20の操作に伴って、図5(D)に示される状態からさらに回転して第2配置状態になる。
この状態における磁石70とセレクト用センサ42との間では、右側磁石後端部70R3が、平面視で、セレクト用センサ42に対して前側に配置される。このため、右側磁石後端部70R3とセレクト用センサ42との対向配置状態が解除されて、セレクト用センサ42の検出信号がオン信号からオフ信号に切替わる(図6(A)参照)。
また、磁石70とシフト用センサ44Lとの間では、左側磁石後部70L1がシフト用センサ44Lに対して後側へさらに変位して、シフト用センサ44Lが、平面視で、左側磁石後部70L1と左側磁石前部70L2との間に配置される。これにより、シフト用センサ44Lのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(A)参照)。
また、磁石70とシフト用センサ44Rとの間では、右側磁石前部70R2がシフト用センサ44Rに対して前側且つ左側へさらに変位して、シフト用センサ44Rが、平面視で、右側磁石後部70R1と右側磁石前部70R2との間に配置される。これにより、シフト用センサ44Rのオフ信号を出力している状態が維持される(図6(A)参照)。
このように、シフトレバー装置10によれば、シフトレバー20が「H」位置から「N」位置へ操作されるときには、シフト用センサ44L、44Rの検出信号が、シフトレバー20の操作途中(過程)において、オフ信号からオン信号に切替わる。また、シフト用センサ44L、44Rの検出信号が、「N」位置の手前において、オン信号からオフ信号に再び切替わり、シフトレバー20の操作前の状態に復帰する。これにより、シフトレバー20のセレクト方向への操作時に、シフト用センサ44L、44Rの検出信号が切替わるか否かを制御部80が検知することで、シフト用センサ44L、44Rの故障を制御部80によって判断することができる。
しかも、シフト用センサ44L、44Rに対する故障判断時には、磁石70が、シフト用センサ44L、44Rに対して対向配置されない位置から、シフト用センサ44L、44Rに対して対向配置する位置へ変位し、その後に、シフト用センサ44L、44Rに対して対向配置されない位置まで変位する。すなわち、平面視で、左側磁石後部70L1(磁石70)が、シフト用センサ44Lを横切るように変位(回転)すると共に、右側磁石前部70R2(磁石70)が、シフト用センサ44Rを横切るように変位(回転)する。このため、背景技術において記載したような、常にセンサと磁石とを対向配置させた状態で、センサと磁石との相対位置を変化させる比較例の構成と比べて、磁石70のシフト用センサ44L、44Rに対する相対変位量を大きく設定することができる。したがって、磁石70とシフト用センサ44L、44Rとの間の相対位置精度による影響を抑制しつつ、シフト用センサ44L、44Rの故障判断を行うことができる。
また、磁石70に、故障検出用の左側磁石後部70L1及び右側磁石前部70R2を設けることで、シフト用センサ44L、44Rの故障を検出することができる。このため、シフト用センサ44L、44Rの故障判断を簡易な構成で実現することができる。
さらに、シフトレバー装置10における「D」位置や「R」位置は、車両が前進又は後進する駆動系のシフト位置とされている。そして、シフトレバー装置10では、シフトレバー20が「H」位置からセレクト方向一方側へ操作されて、その後にシフトレバー20がシフト方向一方側又は他方側へ操作されることで、シフトレバー20が「R」位置又は「D」位置に配置される。このため、これら駆動系のシフト位置を検出するためのシフト用センサ44L、44Rに対して、シフト用センサ44L、44Rの故障判断をした後に、これらセンサを用いてシフトレバー20の「R」位置や「D」位置への操作位置を検出することができる。したがって、シフトレバー装置10の信頼性を向上することができる。
また、シフトレバー装置10では、「N」位置が「H」位置に対してセレクト方向一方側に設定されており、「R」位置が「N」位置に対してシフト方向一方側に設定され、「D」位置が「N」位置に対してシフト方向他方側に設定されている。このため、シフトレバー装置10における操作経路が、「N」位置でシフト方向に分岐されて、「R」位置及び「D」位置が設定されている。これにより、上述のように、シフトレバー20を駆動系のシフト位置へ操作するときには、シフトレバー20が、「N」位置を経由した後に、駆動系のシフト位置に操作されるため、上述と同様に、シフトレバー装置10の信頼性を向上することができる。
さらに、シフトレバー20の「R」位置や「D」位置への操作時に経由する「N」位置は、車両が後進又は前進しない非駆動系のシフト位置とされている。このため、非駆動系のシフト位置へのシフトレバー20の操作時に、駆動系のシフト位置を検出するためのシフト用センサ44L、44Rの故障判断を行うことができる。
また、シフトレバー20の「H」位置及び「N」位置では、シフト用センサ44L、44Rが、何れもオフ信号を出力する設定になっている。さらに、上述のように、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置へのセレクト方向への操作時に、シフト用センサ44L、44Rの検出信号が、オフ信号からオン信号へ一旦切替わり、その後に、オン信号からオフ信号へ復帰するように再び切替わる。このため、シフトレバー20の「H」位置及び「N」位置において、シフト用センサ44L、44Rの検出信号をオフ信号に設定した形態に対して、シフト用センサ44L、44Rの故障を判定することができる。
さらに、ポジションセンサ30は、シフトレバー20のシフト方向への操作を検出するための一対のシフト用センサ44L、44Rを有している。そして、シフトレバー20を「N」位置から「R」位置へ操作させることで、シフト用センサ44Lの検出信号がオフ信号からオン信号へ切替わり、シフト用センサ44Rのオフ信号を出力する状態が維持される。また、シフトレバー20を「N」位置から「D」位置へ操作させることで、シフト用センサ44Rの検出信号がオフ信号からオン信号へ切替わり、シフト用センサ44Lのオフ信号を出力する状態が維持される。
これにより、シフト用センサ44L、44Rの何れかの検出信号をオン信号に切替えることで、「N」位置に対してシフト方向に互いに離間した「R」位置又は「D」位置へのシフトレバー20の操作を検出することができる。
さらに、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置への操作過程における、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの検出信号の組合せが、「H」位置を除く各シフト位置におけるこれらセンサの組合せと、異なる組合せに設定されている。このため、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置への操作時に、シフトレバー20のシフト位置の誤検出を防止することができる。
すなわち、例えば、仮に、図5(A)に示される状態において、シフト用センサ44Rの検出信号をシフト用センサ44Lよりも先に切替える構成にした場合には、これらセンサの検出信号の組合せが、「L」位置におけるセンサの検出信号の組合せと同じになる。このため、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置への操作時に、操作位置の誤検出を起こす可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、上述のように、シフトレバー20の「H」位置から「N」位置への操作過程における、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rの検出信号の組合せが、シフトレバー20の各シフト位置におけるこれらセンサの組合せと、異なる組合せに設定されている。これにより、シフト用センサ44L、44Rの故障判断を行うために、シフトレバー20のセレクト方向への操作時に、シフト用センサ44L、44Rの検出信号を切替える構成にした場合でも、シフトレバー装置10における操作位置の誤検出を防止することができる。
なお、本実施の形態では、ポジションセンサ30において、1個のセレクト用センサ42を備えているが、セレクト用センサ42を複数個備えた構成にしてもよい。例えば、セレクト用センサ42の幅方向(平面視における各センサの寸法の短い辺に沿った方向)において、複数のセレクト用センサ42を並べて配置する構成にしてもよい。
また、同様に、シフト用センサ44L、44Rのそれぞれを、複数備えた構成にしてもよい。この場合には、複数のシフト用センサ44L(44R)を、シフト用センサ44L(44R)の幅方向に並ぶように群として構成してもよい。
これにより、シフトレバー装置10におけるシフトレバー20のシフト位置の検出精度を高くすることができる。
また、これらセンサ(セレクト用センサ42、シフト用センサ44L、44R)のそれぞれを複数備えた構成にすることで、それぞれのセンサの内の1つが仮に故障した場合でも、故障していない残りのセンサの検出信号の組合せから、シフトレバー20のシフト位置を判断することができる。
なお、セレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rを複数備えた構成にする場合には、複数のセレクト用センサ42及びシフト用センサ44L、44Rに対応して、磁石70及びホルダ60の形状を適宜変更してもよい。
また、本実施の形態では、ポジションセンサ30がシフトレバー装置10に適用されているが、ポジションセンサ30を他の操作装置に適用してもよい。例えば、操作部材を有する多機能操作スイッチや、ジョイスティック型の操作部材を有するコントローラに、ポジションセンサ30を適用してもよい。
10 シフトレバー装置(操作装置)
12 ケース
14 ケース本体
16 ガイドプレート
18 案内孔
18A セレクト通路
18B 第1シフト通路
18C 第2シフト通路
20 シフトレバー(操作部材)
20A ボール部
22 シフトノブ
24 操作力伝達部
24A ボール部
30 ポジションセンサ
32 ハウジング
34 ガイド突起
36 段差部
38 枠部
38A 基板収容部
40 基板
42 セレクト用センサ(第1の検出体)
44L シフト用センサ(第2の検出体)
44R シフト用センサ(第2の検出体)
50 スライダ
50A 切欠部
52 支持部
52A 支持孔
54 スライド孔
60 ホルダ
62 ホルダ本体
62A 第1ホルダ部
62B 第2ホルダ部
62C 第3ホルダ部
62D 保持部
64 回動軸
64A 縮径部
66 操作力入力部
70 磁石(被検出体)
70L 左側磁石部
70L1 左側磁石後部(故障検出部)
70L2 左側磁石前部
70R 右側磁石部
70R1 右側磁石後部
70R2 右側磁石前部(故障検出部)
70R3 右側磁石後端部
80 制御部
L1 基準線
L2 中心線

Claims (9)

  1. 第1方向、及び該第1方向に交差する第2方向に、操作可能に構成された操作部材と、
    前記操作部材が前記第1方向に操作されたときの前記操作部材の操作位置を検出するための検出信号を出力する第1の検出体と、
    前記操作部材が前記第2方向に操作されたときの前記操作位置を検出するための検出信号を出力する第2の検出体と、
    前記操作部材の操作に連動して前記第1の検出体及び前記第2の検出体に対して相対変位すると共に、前記第1の検出体及び前記第2の検出体との相対位置に応じて、前記第1の検出体及び前記第2の検出体の検出信号を切替えさせる被検出体と、
    を備え、
    前記操作部材が前記第1方向に操作されたときには、
    前記第1の検出体の検出信号が、操作前の検出信号に対して切替わり、
    前記第2の検出体の検出信号が、操作途中において操作前の検出信号に対して切替わると共に、操作完了手前において操作前の検出信号に再び切替わる操作装置。
  2. 前記操作部材が、車両のシフト位置を変更するシフトレバーである請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記操作位置が、
    非操作時に前記シフトレバーが位置する基本位置と、
    駆動系のシフト位置である駆動シフト位置と、
    を含んでおり、
    前記シフトレバーを前記基本位置から前記第1方向へ操作させ且つ前記第1方向への操作後に前記第2方向へ操作させることで、前記シフトレバーが前記駆動シフト位置に配置される請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記操作位置は、前記基本位置に対して前記第1方向一方側に設定された分岐位置を有し、
    前記駆動シフト位置は、前記分岐位置に対して第2方向一方側に設定されたリバース位置と、前記分岐位置に対して第2方向他方側に設定されたドライブ位置と、を有しており、
    前記シフトレバーが前記基本位置から前記第1方向一方側へ操作されることで、前記分岐位置に前記シフトレバーが配置され、
    前記シフトレバーが前記分岐位置から前記第2方向一方側へ操作されることで、前記リバース位置に前記シフトレバーが配置され、
    前記シフトレバーが前記分岐位置から前記第2方向他方側へ操作されることで、前記ドライブ位置に前記シフトレバーが配置される請求項3に記載の操作装置。
  5. 前記操作位置は、非駆動系のシフト位置である非駆動シフト位置を含んでおり、
    前記非駆動シフト位置が前記分岐位置である請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記第1の検出体及び前記第2の検出体は、前記被検出体との相対位置に応じて、オン信号又はオフ信号を出力し、
    前記操作位置が前記基本位置及び前記非駆動シフト位置のときには、前記第2の検出体がオフ信号を出力する請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記第2の検出体は、一対の検出体で構成されており、
    前記操作位置がドライブ位置のときには、一方の前記第2の検出体がオフ信号を出力し、他方の前記第2の検出体がオン信号を出力し、
    前記操作位置がリバース位置のときには、一方の前記第2の検出体がオン信号を出力し、他方の前記第2の検出体がオフ信号を出力する請求項6に記載の操作装置。
  8. 前記シフトレバーの基本位置から前記第1方向への操作途中における前記第1の検出体と前記第2の検出体との検出信号の組合せが、前記非駆動シフト位置及び前記駆動シフト位置における前記第1の検出体と前記第2の検出体との検出信号の組合せと異なる組合せに設定されている請求項7に記載の操作装置。
  9. 前記被検出体は、第2の検出体の故障を検出するための故障検出部を有しており、
    前記操作部材が前記第1方向に操作されたときには、
    前記故障検出部が前記第2の検出体に対して接近して、前記第2の検出体の検出信号が操作前の検出信号に対して切替わり、前記第2の検出体の検出信号の切替え後に、前記故障検出部が前記第2の検出体に対して離間して、前記第2の検出体の検出信号が操作完了手前において操作前の検出信号に再び切替わる請求項1に記載の操作装置。
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