JP6834474B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関する。
従来、LEDを光源とした街路灯や道路灯などの照明器具が知られている。これらの照明器具が積雪地帯で用いられた場合には、器具本体に積もった雪の雪解け水により器具本体から氷柱が形成される。そこで、従来から、氷柱が発生しにくい構成とした照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。これらの照明器具では、LEDの発する熱を器具本体の下端部外面に伝達することで、下端部外面から垂れ落ちる雪解けの雫が凍って氷柱の根っことなる部分が器具本体に付着するのを防止している。
特開2012−9166号公報
ところで、街路灯や道路灯などの照明器具は、基端部を電柱等の支柱に固定し、先端部が基端部よりも高くなるように斜めに傾斜して設置される。これにより、雪解け水は、器具本体の天面を先端部側から基端部側に向かって流れ、下端部となる基端部の外面から垂れ落ちる。LEDの発する熱を器具本体の基端部の外面に伝達させる構成では、器具本体の上部の積雪が多い場合には、器具本体の上部が低温となり、氷の層が形成される。このように、器具本体の上部に氷の層が形成された場合には、この氷の層から氷柱が形成される場合があった。
そこで本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、氷柱形成の抑制を図った照明器具を提供することを目的とする。
本発明は、器具本体の内部に、光源部を有する光源室を備えた照明器具において、前記光源室の両脇に沿って、天面から突出する一対の突出部が形成されており、それぞれの前記突出部の根元には、前記器具本体の天面から底面に連通する排水孔が備えられていることを特徴とする。
また、上記照明器具において、前記光源室の天面は、裏面に前記光源部が熱的に接続されていることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記突出部の上面は、前記器具本体の天面に向かって下方に傾斜していることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記突出部の内部に、前記光源部に電源を供給する電源部を配置したことを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記光源室の天面には、前記排水孔に向かって下方に傾斜するガイド部が設けられ、前記ガイド部は、前記天面の中央の側に向かって傾斜していることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記器具本体は、前記排水孔を挟んで前記光源室に対向する位置に結線室が設けられていることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記排水孔は、当該排水孔を挟んで対向する前記光源室側の面と、前記結線室側の面とは、前記光源室側の前記天面から前記底面に向かって延びるの傾斜が、前記結線室側の前記天面から前記底面に向かって延びるの傾斜に比べて緩やかに形成されていることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記排水孔は、前記結線室を塞ぐ蓋体で庇状に覆われていることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記光源室の天面には、一対の前記突出部の根元にそれぞれ設けられた前記排水孔に向かうように水を分流させる分流部が設けられていることを特徴としても良い。
また、上記照明器具において、前記排水孔は、当該排水孔を挟んで対向する前記光源室側の面と、前記結線室側の面とは、前記光源室側の面の下端部が、前記結線室側の面の下端部に比べて下方に位置することを特徴としても良い。
本発明では、光源室の両脇に沿って、天面から突出する突出部が形成されており、前記突出部の根元には、器具本体の天面から底面に連通する排水孔が備えられている。これによって、器具本体の側面、及び、排水孔から氷柱が発生するのを防ぐことができ、氷柱形成の抑制を図った照明器具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る照明器具を下方からみた斜視図である。 照明器具を上方からみた斜視図である。 照明器具を下方から見た平面図である。 照明器具の基部蓋体を開いた状態を示す斜視図である。 図2のI−I断面図である。 筐体の天面を示す平面図である。 図6のII−II断面図である。 図2のIII−III断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る照明器具1を下方からみた斜視図であり、図2は照明器具1を上方からみた斜視図である。図3は照明器具1を下方から見た平面図であり、照明器具1の内部を示すために、前面カバー12及び前面枠13を取り外した状態の照明器具1を示している。
照明器具1は、屋外に設置して、例えば道路照明として用いられる。図1〜図3に示すように、照明器具1は、器具本体10を備え、器具本体10の長手の一端である基端10Aを、道路脇、街路脇、駐車場、公園などの屋外に立設された不図示のポール型の支柱の上端部に支持させて設置される。照明器具1は、例えば、器具本体10の基端10Aから先端10B(他端)に向かう長さLの方向を道路の幅員方向に合わせて、幅Wの方向を道路の車線軸方向に合わせて、道路脇に設置される。また、照明器具1は、構造物の壁面からアーム状に延びる不図示の支持部材に器具本体10の基端10Aを支持させて設置されても良い。器具本体10の基端10Aの側には、照明器具1を支柱や支持部材に支持させるためのクランプ5が取り付けられている。
器具本体10は、平面視略矩形状を成している。また、器具本体10は、長さLが幅Wよりも大きい縦長形状であり、上下方向の厚さTが、長さLや幅Wに対して薄い、薄型の器具である。なお、器具本体10の幅Wの方向を、照明器具1の左右方向として以下の説明をする。
器具本体10は、筐体11と、前面カバー12と、前面枠13と、を備えている。筐体11と、前面カバー12と、前面枠13と、は屋外使用に十分に耐え得る耐食性、及び強度を有する部材から形成されている。筐体11は、高い熱伝導性を有する材料から形成され、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等から成る鋳造物(所謂ダイキャスト製)であるのが望ましい。筐体11は、その内部が器具本体10の基端10Aの側の結線室21と、先端10Bの側の光源室58とに仕切り56で仕切られている。結線室21には後述するクランプ5が配設され、光源室58には後述する光源部50が配設されている。
前面カバー12は、耐食性、及び強度を有するガラスやポリカーボネート等の材料から形成され、光透過性を有している。前面枠13は、アルミニウムやアルミニウム合金等から成る鋳造物であっても良いし、耐食性、及び強度を有する強化プラスチック等の金属以外の材料から形成されていても良い。
器具本体10は、基端10Aの側に、基部20を備えている。基部20は、筐体11に一体に形成されている。基部20には、器具本体10を支柱や支持部材に取り付けるためのクランプ5が取り付けられている。
筐体11は、設置状態で被照射面に対向する面である底面11Aが開放した箱型に形成されている。光源室58は、筐体11の開放した底面11Aによって外部に露出される。前面カバー12は、筐体11の開放した底面11Aを覆い、光源室58の内部の防水を図るように構成されている。前面カバー12には、外輪の全周に沿ってパッキン18が取り付けられ、当該パッキン18によって前面カバー12と光源室58の内面との間が水密にシールされる。
前面枠13は、筐体11の底面11Aに前面カバー12を固定するために用いられ、外輪形状が筐体11の外輪形状と略同一の枠状に形成されている。前面枠13には、前面カバー12を被照射面に臨ませる出射開口14が設けられている。パッキン18は、前面カバー12の外輪と、筐体11の内面との間に介在すると共に、筐体11の底面11Aと、前面枠13との間に介在するように構成された断面略U字状に形成されている。これにより、筐体11は、前面カバー12を前面枠13によって底面11Aに固定することで、底面11Aが閉塞され、光源室58の内部が防水される。
器具本体10内には、図3に示すように光源部50が収められている。光源部50は、発光素子の一例であるLED53を光源として複数備えている。また、光源部50は、複数のLED53が実装された実装基板51と、LED53の光を制御する光学部材55とを備えている。光学部材55には、各LED53を覆って配置されるレンズ54が、各LED53に対応させて複数設けられている。光源部50は、発光面側を前面カバー12に対向させて配置されている。これによって、照明器具1は、光源部50からの光が前面カバー12を通して出射開口14から出射され、被照射面を照射するように構成されている。
また、筐体11の内部には、光源部50に並べて、電源部60が収められている。電源部60は、照明器具1の外部から供給される商用電力を、光源部50の規格に合せて電力変換する機器である。
図4は、基部20の内部構成を示す図である。図4に示すように、基部20は、中空箱型に形成され、内部空間が結線室21として構成されている。結線室21の内部では、クランプ5を通して基部20内に引き込まれた配線が器具本体10内に収められた光源部50及び電源部60からの配線と結線される。また、基部20には、結線室21を防水する蓋体22が設けられている。蓋体22は、筐体11の天面11Bに開閉可能に設けられている。結線室21は、蓋体22を開いた際には筐体11の天面11B側から外部に開放され、蓋体22を閉じた際には、内部が防水されるように構成されている。
図5は、照明器具1の断面図である。
図5に示すように、筐体11には、天面11Bに複数の放熱フィン16が設けられている。放熱フィン16は、天面11Bにおいて、筐体11の内部に光源部50が取り付けられる取付面15の裏面に相当する位置に複数設けられている。これによって、光源部50から取付面15に伝熱された熱は、取付面15の裏面部分に設けられた放熱フィン16に伝わりやすい構成となっており、放熱フィン16から雰囲気に放熱される。よって、光源部50が高温となることが無く、LED53が熱影響を受けにくい構成とすることができる。
筐体11の内側には、電源部60を収める凹部30が設けられている。凹部30は、筐体11の天面を取付面15に取り付けられた光源部50の光の放射方向とは反対側に凹ませて設けられている。凹部30は、取付面15の長さ方向の延在範囲に亘って延びている。
電源部60は、電源基板61と、電源基板61の表面に実装される複数種の電子部品62とから構成されている。電源基板61は、絶縁性を有する材料から長板状に形成されている。電源部60は、電源ケース63の内側に収められて、筐体11の内部に収容される。電源ケース63は、PP樹脂等の絶縁性を有する樹脂材から矩形筒状に形成されている。
凹部30は、取付面15を間に挟んだ位置に一対設けられている。また、一対の凹部30は、筐体11の幅方向、つまり、照明器具1の車線軸方向に沿って取付面15と並べて、取付面15の両脇に設けられている。凹部30は、筐体11の天面11Bを膨出させて形成されており、筐体11の天面11Bには、左右の縁に沿って突出部19が設けられている。突出部19は、天面11Bよりも一段高く形成され、光源室58の長手に亘って延びている。
このように、電源部60を収める凹部30を、車線軸方向に沿って並べて設けられているため、筐体11の長さLの寸法が大きくなるのを防ぐことができる。上述したように、照明器具1は器具本体10の基端10A側をクランプ5によって支持するため、筐体11の長さLの寸法が大きくなった場合には、クランプ5にかかる力(モーメント)が大きくなる。よって、筐体11の長さ寸法が大きくなるのを防ぐことで、クランプにかかる力を低減することができる。
ところで、上述したように、器具本体10は、筐体11の天面11Bが平らな面であり、且つ、天面11Bには、この平らな面の左右の両縁に沿って突出部19が設けられているため、降雪時に上部に雪が積もりやすい。筐体11は、設置状態において、天面11Bが、先端10Bから基端10Aに向かって下方に傾斜している。このため、天面11Bの雨水や雪どけ水は、基端10Aの側に向かって流れる。
突出部19は、光源室58の天面11Bに、左右の側縁に沿って土手状に延びている。また、突出部19の上面19Cは、筐体11の天面11Bに向かって斜め下方に傾斜する傾斜面となっている。突出部19の内部には、凹部30に電源部60が収められている。突出部19には、電源部60から熱が伝熱され、突出部19の上面19Cに積もった雪は、電源部60からの熱によって溶かされる。突出部19の上面Dで発生した雪解け水は、傾斜する上面19Cを沿って、天面11Bに流れる。この構成により、光源室58の天面11Bでは、雨水や雪どけ水が、光源室58の左右の側面19Aから垂れ落ちることがなく、天面11Bの上で基端10Aに向かって流れる。
なお、突出部は天面11Bの左右の側縁に加え先端10B側に設ける構成であっても良い。この構成により雨水や雪解け水は先端10Bから天面11Bに誘導され、先端10Bでの氷柱の発生を防ぐことができる。
図6は、筐体11を天面11B側から見た平面図である。
図6に示すように、筐体11には、光源室58と結線室21との境目に、筐体11の天面11Bから底面11Aに連通する排水孔70が設けられている。排水孔70は、一対の突出部19の根元19Bにそれぞれ設けられている。排水孔70は、筐体11の略中央で光源室58と結線室21とを連結する連結部79を挟んだ位置に設けられている。連結部79には、蓋体22が取り付けられている。また、光源室58の天面11Bには、連結部79に突設された分流部80が設けられている。分流部80は、基端10Aの側に向かって上方に傾斜するスロープ状に天面11Bを隆起させて形成されている。筐体11の天面11Bの上を基端10Aの側に向かって流れる雨水や雪解け水は、分流部80の傾斜面によって、左右の排水孔70の夫々に向かう方向に分流される。
筐体11の天面11Bには、分流部80の両脇であって、分流部80と突出部19との間に、排水孔70に向かう排水路71が形成されている。筐体11の天面11Bの上を基端10Aの側に向かって流れる雨水や雪解け水は、分流部80によって左右の排水路71に導かれる。この構成によれば、天面11Bからの排水を、二つの排水孔70に分流させているため、排水されやすいどちらか一方の排水孔70から排水を行うことができる。また、排水路71に沿って流れる雨水や雪解け水は、土手状の突出部19によって左右の側面19Aから垂れ落ちることがない。なお、突出部19の根元19Bが排水孔70に向かって斜め下方に傾斜している構成であっても良い。
排水路71には、排水孔70に向かって水を誘導するガイド部72が設けられている。ガイド部72は、排水路71から排水孔70に連続する面に設けられ、連結部79の側に向かって斜め下向きに形成された平面視略三角形の斜面である。排水路71を基端10Aの側に向かって流れる雨水や雪解け水は、ガイド部72によって、分流部80の根元の側から排水孔70に導かれる。
この構成によれば、筐体11の天面11Bにおいて、熱源である光源部50からの熱によって高温となる部分から雨水や雪解け水を排水することができる。よって、排水孔70から氷柱が発生するのを防止することができる。
図7は、図6のII−II断面図である。図7に示すように、排水孔70は、光源室58の側の一方の内壁面73Aが、結線室21の側の他方の内壁面73Bよりも、天面11Bから底面11Aに向かう傾斜が緩やかになっている。この構成によれば、排水路71を流れる雨水や雪解け水は、光源室58の側の一方の内壁面73Aに沿って流れ、排水孔70から排水される。よって、排水路71を流れる雨水や雪解け水が、排水孔70に到達した際の勢いで結線室21の側の他方の内壁面73Bに当たって、他方の内壁面73Bを伝って落ちることがない。
本実施形態において、器具本体10は先端10Bが上側となるように傾斜させて設置することがある。このとき、内壁面73Aが基端10A側に傾いた状態になると、ガイド部72からの雨水や雪解け水は、ガイド部72から内壁面73Aに伝わらない場合がある。したがって、内壁面73Aの水平面からの傾斜角度は、器具本体10を傾斜させた状態においても、基端10A側には傾斜しない角度で形成されている。
本実施形態においては、内壁面73Aの水平面からの傾斜角度は68°に形成されており、器具本体10の傾斜可能角度は20°に設定されており、器具本体10を傾斜させ設置した場合でも、内壁面73Aが基端10A側に傾斜することはない。
また、内壁面73Aの下端部は、内壁面72Bの下端部よりも下方に位置するように構成されている。この構成によれば、雨水や雪解け水は温度の高い内壁面73Aから排水されやすくなり氷柱の発生を抑えることができる。
本実施形態においては、内壁面73Aの下端部から内壁面73Bの下端部に結ぶ線の角度は21°に形成されている。この構成によれば、器具本体10を20°傾斜させた場合でも、73Aの下端部は73Bの下端部より下方に位置することとなる。
排水孔70は、光源室58の側の一方の内壁面73Aが光源部50からの熱によって高温となっている。これにより、排水孔70の一方の内壁面73Aに沿って雨水や雪解け水を排水させることで、排水孔70から氷柱が発生するのを防ぐことができる。
排水孔70は、平面視での面積が少なくとも400mm程度であるのが望ましい。これにより、排水孔70にゴミ等の異物が詰まるのを抑制することができる。
図8は、図2のIII−III断面図であり、蓋体22と排水孔70との位置関係を示す図である。図8に示すように、排水路71のガイド部72と、排水孔70と、は蓋体22によって庇状に覆われている。蓋体22は、排水路71を流れる雨水や雪解け水の流れを妨げることなく、排水孔70に導くように、排水路71との間に隙間Gを有している。また、この蓋体22と、排水路71との間の隙間Gは、排水路71を流れる雨水や雪解け水と共に、天面11Bの上のゴミ等の異物が排水孔70に流れ込まないように堰き止める機能を有している。よって蓋体22と、排水路71との間の隙間Gは、排水孔70の内壁面73Aの下端部と内壁面73Bの下端部の隙間よりも小さいほうが望ましい。
このように、排水路71のガイド部72と、排水孔70と、を蓋体22で庇状に覆うことで、ガイド部72や排水孔70近傍の温度の低下を抑えることができる。これによって、排水孔70から氷柱が発生するのを抑制することができる。また、雪が直接に排水孔70に行くことが無く、排水孔70が積雪によって詰まるのを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態では、一端の側の結線室21と、他端の側の光源室58とに仕切られた器具本体10を備え、器具本体10は、光源室58の両脇に沿って、天面11Bから突出する突出部19を備え、突出部19の根元19Bであって、結線室21と光源室58との境界に、器具本体10の天面11Bから底面11Aに連通する排水孔70が備えられている。
この構成によれば、光源部50からの熱で熱くなっている光源室58の天面11Bから、器具本体10の中を通して、底面11Aに排水することができ、雪解け水が排水孔70を通る際に冷やされて排水孔70から氷柱が発生するのを防ぐことができる。また、突出部19によって、雪解け水が天面11Bから側面19Aに垂れることが無く、側面19Aからの氷柱の発生を防ぐことができる。
また、本実施形態では、光源室58の天面11Bは、裏面に光源部50が熱的に接続されており、排水孔70に向けて下方に傾斜している。この構成によれば、光源部50からの熱で熱くなっている天面11Bの上を伝って、排水孔70に向けて雪解け水を流すことができる。よって、雪解け水が天面11Bの上や、排水孔70の中で氷結することがなく、天面11Bや排水孔70から氷柱が発生するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、突出部19の上面19Cは、器具本体10の天面11Bに向かって下方に傾斜している。この構成によれば、突出部19の上面19Cに積もった雪や、上面19Cの上で発生した雪解け水を天面11Bに導くことができる。よって、突出部19の上面19Cに積もった雪や、上面19Cの上で発生した雪解け水が突出部19の側面19Aの側から落下するのを防ぐことができる。よって、器具本体10からの、落雪や、氷柱の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、光源室58の天面11Bには、排水孔70に向かって下方に傾斜するガイド部72が設けられ、ガイド部72は、天面11Bの中央の側に向かって傾斜している。この構成によれば、光源部50からの熱によって熱くなっている天面11Bから排水孔70に効率よく雪解け水を導くことができると共に、光源部50からの熱の影響が強い天面11Bの中央の側から排水孔70に雪解け水を流すことができる。よって、雪解け水が冷やされる前に排水孔70から排水させることができ、排水孔70から氷柱が発生するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、排水孔70は、当該排水孔70を挟んで対向する光源室58の側の一方の内壁面73Aと、結線室21の側の他方の内壁面73Bとは、光源室58の側の一方の内壁面73Aが、結線室21の側の内壁面73Bに比べて傾斜が緩やかに形成されている。
また、器具本体10を傾斜させて設置した場合に、内壁面73Aが基端10Aの側に傾斜しない角度で形成されており、また、内壁面73Aの下端部が内壁面73Bの下端部より下方に位置するよう形成されている。
この構成によれば、光源部50からの熱によって熱くなっている光源室58の側の一方の内壁面73Aに沿って雪解け水を流して排水孔70から排水することができる。これによって、排水孔70から氷柱が発生するのを防ぐことができる。また、結線室21の側の他方の内壁面73Bの側に水が流れていくのを抑制することができ、結線室21の側の他方の内壁面73Bから氷柱が発生するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、排水孔70は、結線室21を塞ぐ蓋体22で庇状に覆われている。この構成によれば、排水孔70の温度低下を防ぐことができ、排水孔70から氷柱が発生するのを防ぐことができる。また、排水孔70にゴミ等の異物が詰まるのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、光源室58の天面11Bには、一対の突出部19の根元19Bにそれぞれ設けられた排水孔70に向かうように水を分流させる分流部80が設けられている。この構成によれば、天面11Bの上を流れる雨水や雪解け水を二つの排水孔70に分けて排水することができる。よって、一方の排水孔70が詰まった場合であっても、他方の排水孔70から排水を行うことができる。
また、本実施形態では、突出部19は、天面11Bを膨出させて形成され、内部に凹部30を備え、凹部30に光源部50に電源を供給する電源部60を配置した。この構成によれば、突出部19に電源部60からの熱を伝熱して、突出部19に積もった雪を融かすことができる。よって、突出部19から氷柱が発生するのを防ぐことができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態において、照明器具1を道路照明として用いる場合を例に説明したが、これに限らず、任意の照明器具に適用できる。
また、上述した実施形態において、光源部50が備える発光素子の一例としてLED53を例示したが、発光素子は、LED53ではなく有機EL素子などの他の素子でもよい。
また、上述した実施形態において、筐体11の天面11Bを膨出させて内部に凹部30を備えた突出部19を形成する構成を例示したが、これに限らず、突出部19は、内部に凹部30を有することなく天面11Bに設けられていても良い。
1 照明器具
10 器具本体
10A 基端
10B 先端
11 筐体
11A 底面
11B 天面
19 突出部
19A 側面
19B 根元
19C 上面
21 結線室
22 蓋体
30 凹部
50 光源部
58 光源室
60 電源部
70 排水孔
71 排水路
72 ガイド部
73A 内壁面
73B 内壁面
80 分流部

Claims (10)

  1. 器具本体の内部に、光源部を有する光源室を備えた照明器具において、
    前記光源室の両脇に沿って、天面から突出する一対の突出部が形成されており、
    それぞれの前記突出部の根元には、前記器具本体の天面から底面に連通する排水孔が備えられている
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記光源室の天面は、裏面に前記光源部が熱的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記突出部の上面は、前記器具本体の天面に向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 前記突出部の内部に、前記光源部に電源を供給する電源部を配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明器具。
  5. 前記光源室の天面には、前記排水孔に向かって下方に傾斜するガイド部が設けられ、前記ガイド部は、前記天面の中央の側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の照明器具。
  6. 前記器具本体は、前記排水孔を挟んで前記光源室に対向する位置に結線室が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の照明器具。
  7. 前記排水孔は、当該排水孔を挟んで対向する前記光源室側の面と、前記結線室側の面とは、前記光源室側の前記天面から前記底面に向かって延びるの傾斜が、前記結線室側の前記天面から前記底面に向かって延びるの傾斜に比べて緩やかに形成されていることを特徴とする請求項6に記載の照明器具。
  8. 前記排水孔は、前記結線室を塞ぐ蓋体で庇状に覆われていることを特徴とする請求項6または7に記載の照明器具。
  9. 前記光源室の天面には、一対の前記突出部の根元にそれぞれ設けられた前記排水孔に向かうように水を分流させる分流部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の照明器具。
  10. 前記排水孔は、当該排水孔を挟んで対向する前記光源室側の面と、前記結線室側の面とは、前記光源室側の面の下端部が、前記結線室側の面の下端部に比べて下方に位置することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の照明器具。
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