JP6834339B2 - ガス供給装置及びその運用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体中にガスを供給するための装置、及びその運用方法に関する。
近年、藻類を培養して空気中に二酸化炭素として含まれる炭素分を固定させ、バイオマス燃料として用いる技術に注目が集まっている。このようなバイオマス燃料の製造に利用される藻類としては、例えば体長が数μm〜数mm程度の群体形成性の藻類、具体的には、ユーグレナ、クロレラ、スピルリナ、ドナリエラ、ボツリオコッカス、シュードコリスチス等が挙げられる。また、こういった微細藻類以外にも、活性汚泥に含まれる好気性微生物、酵母、有用物質を産生する遺伝子組換え大腸菌等の細菌類、抗生物質等の有用物質を産生する黴等の菌類、魚類の飼料となるプランクトン等、様々な生物が工業的に培養されている。
こうした生物は、培養槽に貯留した培養液にてある程度繁殖させた後、培養液から分離回収する必要がある。このような装置に関する技術を記載した文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。特許文献1に記載の培養システムでは、培養槽の液面に直交する掻き寄せ面を有する掻き寄せ部を備え、該掻き寄せ部を、前記掻き寄せ面に直交する向きに液の上層で移動させることにより、液の上層に繁殖した藻類を滞留部に集約するようになっている。
一方、生物を水中で培養するにあたっては、生存や各種物質の産生その他に必要な物質を水に溶け込ませ、溶存ガスとして生物に供給する必要がある。藻類であれば、光合成の材料としての二酸化炭素が必須であるし、動物であれば呼吸のための酸素が不可欠である。こうした物質の供給は、培養槽内に配した送気管にガスを送り込み、前記送気管からガスを液体内に噴出させる、いわゆる曝気により行われることが一般的である。液体中へガスを供給するこういった装置に関する一般的技術水準を示す文献としては、例えば、下記の特許文献2等がある。
特開2016−82910号公報 特開2011−239746号公報
すなわち、水中における生物の培養にあたり、生物の繁殖には空気の供給のための機構を培養槽内に設置する必要があり、一方で、繁殖した生物やその産生物といった培養物を回収するには、培養物の掻き寄せのための装置を培養槽内に導入する必要がある。そして、これらの装置の構成によっては、回収作業の際、空気の供給のための機構が掻き寄せのための装置と干渉し、掻き寄せの妨げになってしまう場合があり、作業にあたっては、空気の供給のための機構を培養槽内から一旦撤去するような面倒な手続きを経る必要が想定される。
本発明は、斯かる実情に鑑み、液体に対しガスの供給を好適に実行し得る一方、掻き寄せ作業を簡便に行い得るガス供給装置及びその運用方法を提供しようとするものである。
本発明は、貯留槽に貯留された液体の液面の高さに位置し、ガス送出装置から送出されるガスを内部に流通させる液上管と、該液上管から下方の液体中に延びて前記液上管内のガスを下方に導く中間管と、液体中にて前記中間管に接続され、該中間管からのガスを内部に流通させ且つ液体中に放出する液中管とを備え、前記液上管に発生する浮力により液体内に浮いて前記貯留槽の底より上に前記液中管を支持するよう構成した走行体を備え、該走行体は、前記ガス送出装置から送出されるガスを前記液中管から放出しつつ、液体に浮力で支持されながら走行する一方、前記ガス送出装置からのガスの送出を停止し又は送出圧を低下させることで液体内に沈没するよう構成したガス供給装置にかかるものである。
また、本発明は、前記貯留槽に貯留された液体の一部を前記貯留槽の一側に掻き寄せるスクレーパーを用いた掻き寄せ作業に先立ち、前記走行体のうち少なくとも一部を液体内に沈没させる、上述のガス供給装置を用いたガス供給装置の運用方法にかかるものである。
本発明のガス供給装置の運用方法においては、前記走行体の沈没に先立ち、前記走行体のうち少なくとも一部を走行させて前記貯留槽内の一部に寄せることが好ましい。
本発明のガス供給装置の運用方法においては、沈没させずに残った前記走行体に前記スクレーパーを取り付け、該スクレーパーを取り付けた前記走行体を走行させることで掻き寄せ作業を行うことができる。
本発明のガス供給装置及びその運用方法によれば、液体に対しガスの供給を好適に実行し得る一方、掻き寄せ作業を簡便に行い得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施によるガス供給装置の一例を示す平面図である。 本発明の実施によるガス供給装置の一例を示す正断面図であり、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の実施によるガス供給装置の一例を示す側断面図であり、図1のIII−III矢視相当図である。 本発明の実施に用いるスクレーパーの形態の一例を示す斜視図である。 本発明の実施による培養物の回収作業の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施によるガス供給装置の運用方法の一例を示す側断面図であり、(A)は一つの走行体に牽引索を接続した状態、(B)は走行体を培養槽の一側に寄せた状態、(C)は走行体を沈没させた状態、(D)は掻き寄せ作業中の状態をそれぞれ示す。 本発明の実施による培養物の回収作業の手順の別の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施によるガス供給装置の運用方法の別の一例を示す側断面図であり、(A)は一つの走行体に牽引索を接続した状態、(B)は一部の走行体を培養槽の一側に寄せた状態、(C)は一部の走行体を沈没させた状態、(D)は掻き寄せ作業中の状態をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の実施例によるガス供給装置の形態を示している。ガス供給装置1は、例えばユーグレナ、クロレラ、スピルリナ、ドナリエラ、ボツリオコッカス、シュードコリスチス等といった微細藻類の培養液である液体2を貯留する貯留槽としての培養槽3に設置され、培養液2に空気を送給することを目的として使用されるが、この他に、上述したような種々の生物、すなわち好気性微生物、酵母、細菌類、菌類、プランクトン等、様々な生物の培養や養殖に適用することができる。また、生物の培養や養殖のみならず、液体中にガスを送り出す必要のある種々の設備に利用することができる。
図1、図2に示す如く、ガス供給装置1は、ガスとしての空気Aを加圧して送り出すガス送出装置4と、該ガス送出装置4に送出管5を介して接続され、ガス送出装置4から送出される空気Aを内部に導入して流通させる液上管6と、該液上管6から下方の培養液2中に延び、液上管6内の空気Aを下方へ導く中間管7と、培養槽3の底付近に配置されて中間管7に接続され、該中間管7からの空気を内部に流通させ培養液2中に放出する液中管8とを備え、この液上管6、中間管7及び液中管8により、後述する走行体Bを構成してなる。本実施例の場合、図1に示す如く、この走行体Bを培養槽3に対し複数段(ここでは、4段)備えている。
液上管6は、図2に示す如く、複数の主管6a同士を接続管6bで長手方向に接続してなる。主管6aは、樹脂繊維を編み込まれて形成された軟質の管であり、内部に空気Aを送り込まれることで膨らむようになっている。主管6a一本あたりの長さは、例えば2m〜10m程度であり、複数の主管6aの端部同士が接続管6bによって接続されることで、一本の長い液上管6を構成する。一本の液上管6の長さは、該液上管6の長手方向に沿った培養槽3の寸法に略等しく設定される。言い換えれば、液上管6は培養槽3の略全幅にわたって配置される。接続管6bは、例えば塩化ビニル樹脂製のT字管であり、左右端は水平方向に沿って配置されて各々主管6aの端部に接続され、中央端は下方に向けられて中間管7の上端に接続される。
接続管6bのうち、少なくとも一つの接続管6b'(ここでは、液上管6の長手方向中央に位置する接続管6b')は、4つの接続端部を有する四方T字管として構成されており、この4つの端部のうち、互いに対向する2つの端部は水平方向に沿って配置されて主管6aの端部に、残りの端部のうち1つは水平方向に沿って配置されて送出管5の端部に、1つは下方に向けられて中間管7の上端に、それぞれ接続される。送出管5は、柔軟性のあるゴムや樹脂等の素材で構成されたフレキシブルチューブであり、ガス送出装置4からの空気Aを接続管6b'から液上管6内に送り込むようになっている。そして、主管6aは、内部に送り込まれた空気Aによって膨張して浮力を得、培養液2の液面に浮くようになっている。
また、接続管6bによって一本に繋がれた液上管6の両端にあたる主管6aの端部には、端部接続管6cが接続されている。この端部接続管6cは、例えば塩化ビニル樹脂製のL字管であり、2つの端部のうち1つは水平方向に沿って配置されて主管6aの端部に接続され、もう1つは下方に向けられて中間管7の上端に接続される。
培養液2中に配置される液中管8は、液面上に配置される液上管6とは略対称の配置を取っており、複数の主管8aの端部同士が接続管8bによって接続されることで、一本の長い液中管8を構成する。主管8aは、例えば内面と外面を連通する多数の穴が側面に開口されたゴム製の管であり、長さは対応する位置にある液上管6の主管6aと略等しく設定され、径は液上管6の主管6aよりは小さく設定される。接続管8bは、例えば塩化ビニル樹脂製のT字管であり、左右端は水平方向に沿って配置されて各々主管8aの端部に接続され、中央端は上方に向けられて中間管7の下端に接続される。液中管8の両端にあたる主管8aの端部には、端部接続管8cが接続されている。この端部接続管8cは、例えば塩化ビニル樹脂製のL字管であり、2つの端部のうち1つは水平方向に沿って配置されて主管8aの端部に接続され、もう1つは上方に向けられて中間管7の下端に接続される。
中間管7は、培養液2中に鉛直方向に沿って配置された管であり、例えば主管6aと同様、樹脂繊維を編み込まれた軟質の管として構成される。そして、上述の如く、上端は液上管6を構成する接続管6b,6b'及び端部接続管6cの下方に向けられた端部に接続され、下端は液中管8を構成する接続管8b及び端部接続管8cの上方に向けられた端部に接続される。こうして、培養液2の液面に浮いた液上管6の下方に中間管7を介して液中管8がぶら下がる形で支持され、これにより培養液2中を走行する走行体Bが構成される。走行体Bの下方にて液中管8が支持される位置は、培養槽3の底面よりやや上である。
このように、ガス送出装置4からの空気Aの送出時には、走行体Bのうち液上管6が培養液2の液面の高さに位置し且つその一部が培養液2中に没し、走行体B全体を支持する浮力を発生させるようになっている。
液上管6を構成する接続管6bの一部、及び端部接続管6cには、走行体Bを液面の方向に沿って動作させるための牽引索9が接続されている。この牽引索9は、図1、図3に示す如く、液上管6のなす向きと直交する水平方向に延びるように配されており、その両端は、培養槽3の縁上に設置した巻上機10に接続されている。
ここで、牽引索9は、走行体Bを構成する液上管6、中間管7及び液中管8のいずれに接続されても良いが、本実施例の場合、液上管6のうち塩化ビニル樹脂により形成された接続管6b及び端部接続管6cが変形しにくく、接続に簡便であるため、ここを牽引索9の接続位置として選択している。
巻上機10は、図3に示す如く培養槽3の縁上に設置されるが、この培養槽3の縁における各巻上機10の設置位置、及び各巻上機10の下方にあたる培養槽3の壁面にはプーリ11a及びプーリ11bが回転可能に支持されており、牽引索9は、このプーリ11a,11bに一旦巻き掛けられてから巻上機10に巻き取られるようになっている。こうして、対向する培養槽3の壁面のプーリ11b,11b同士の間で牽引索9を水平に保ちつつ、巻上機10により牽引索9を培養液2の液面に沿って巻き取り又は繰り出すことができるようになっている。
また、図1、図3に示す如く、培養槽3における牽引索9の両端にあたる位置の壁面には、接触によって動作するリミットスイッチ12が備えられている。このリミットスイッチ12は、例えば液上管6の高さに配置されており、液上管6の接触があった場合に、接触信号12aを制御装置13に対し入力するようになっている。
制御装置13は、培養槽3の縁に備えた各巻上機10を制御するための装置であり、各巻上機10に対して制御信号10aを入力することで、各巻上機10の運転・停止、牽引索9の巻き取りや繰り出しといった動作を操作するようになっている。
本実施例では、以上の如き走行体Bを、図1に示す如く牽引索9の方向に沿って複数段備えている。そして、これらの走行体Bは、培養物の回収作業時等、必要な場合に培養液2中に沈めることができるようになっている。すなわち、走行体Bは、上述の如く液上管6の浮力によって培養液2に支持されているので、ガス送出装置4からの空気Aの送出を停止し、あるいは送出圧を低下させれば、液上管6内の空気Aの量は減少し、浮力が低下する。この操作により、走行体Bの比重が培養液2より大きくなれば、走行体Bの全体が培養液2中に沈没する。
また、送出管5や各牽引索9は、後述する掻き寄せ作業等にあたり、液上管6に対して任意に取り付け及び取外しが可能に構成されている。
図4は、培養槽3内で培養した生物やその産生物といった培養物を回収するための機構を示している。スクレーパー14は、培養液2の液面と直交する鉛直方向の掻寄面14aを有する板状の部材であり、培養液3の液面の高さにて、掻寄面14aと直交する方向に走行するようになっている。このスクレーパー14は、掻き寄せ時、培養槽3の略全幅にわたって配置され、掻寄面14aの幅は、該掻寄面14aの長手方向に沿った培養槽3の寸法に略等しい。貯留槽である培養槽3のスクレーパー14の移動方向に関して一側(図1中上側)の端部には回収槽15が備えられており、後述する掻き寄せ作業において、スクレーパー14によって培養液2をここに掻き寄せ、該培養液2中の培養物を回収するようになっている。
スクレーパー14の培養槽3に対する走行方向は任意に設定することができるが、例えばスクレーパー14を牽引索9に接続し、巻上機10の動作によってスクレーパー14を牽引索9に沿った向きに走行させるよう構成すれば簡便である。また、スクレーパー14は、走行体Bを構成する液上管6に対し取り付け可能に構成し、走行体Bと共にスクレーパー14を走行させるようにしても良い。尚、図4ではスクレーパー14を支持しあるいは動作させる機構については図示を省略している。
スクレーパー14は、培養液2の液面に対して掻寄面14aを適切な角度に保つことができるよう、培養液2よりも比重が十分に大きい物質で構成されることが好ましいが、一方、あまり重いと走行に支障を来す虞がある。特に、走行体Bに取り付けて走行させる場合には、鉛直面を保ちつつ、液上管6を沈ませない程度に比重ないし重量を設定することが望ましい。具体的には、例えば比重が1強の塩化ビニル樹脂にて構成することができる。また、例えばスクレーパー14本体は比重が1より小さい材質にて構成し、一端に図示しない錘を装備することにより、液面に対して垂直な掻寄面14aを維持するように構成しても良い。その他、適切な掻寄面14aを形成できる限り、スクレーパー14の材質や構造は適宜選択し得る。
次に、上記した本実施例の作動を説明する。
培養液2中で生物を繁殖させる際には、ガス送出装置4を作動させると、該ガス送出装置4から、各走行体Bの液上管6に対し、送出管5を介して加圧された空気Aが送り込まれる。液上管6を構成する主管6aは、内部に空気Aを送り込まれることで浮力を得て培養液2の液面に浮かび、中間管7や液中管8を含む走行体B全体を浮力によって支持する。また、送出管5も液面に浮かびつつ、ガス送出装置4の空気Aの送出口と、液上管6の接続管6b'の間の接続を保つ。このように、本実施例のガス供給装置1では、液上管6が走行体BにガスAを流通させる配管としての役割と、走行体Bを浮力によって支持する役割とを兼ねている。こうした構造により、走行体B全体の構成を簡素にし、製造等にかかる費用を低減するようにしている。
液上管6内に送り込まれた空気Aは、主管6aを膨らませながら、一部ずつが接続管6b,6b'及び端部接続管6cから中間管7へと送り出され、該中間管7の下端に接続された接続管8b及び端部接続管8cから液中管8へ導かれる。液中管8は、主管8aの側面に開口した多数の穴から培養液2中に空気Aを送り出す。
この際、上述の如く、液中管8は径が液上管6と比較して小さく構成されており、こうすることで、液中管8全体から空気Aが均等に送り出されるようになっている。すなわち、液上管6の容積が液中管8よりも大きいため、ガス送出装置4から液上管6に送り込まれた空気は、まず液上管6内の全域に満たされてから、大部分が液上管6に留まりつつ、各所の接続管6b,6b'や端部接続管6cから一部ずつ中間管7を介して液中管8に送り出されることになる。したがって、液中管8の各所の接続管8b及び端部接続管8cに対し、空気Aの供給が均等に行われるのである。ここで仮に、液中管8の主管8aの径が液上管6の主管6aよりも大きく設定されていた場合を想定すると、ガス送出装置4からの空気Aは、液上管6の全域を満たすよりも前に、多くが液中管8の方に送り込まれることになる。その際、液中管8へ送り込まれる空気Aは、送出管5の接続された液上管6の接続管6b'に近い位置ほど多くなる。その結果、液中管8の主管8aの側面に開口した穴からは、接続管6b'に近い位置ほど多くの空気Aが放出されることになり、液中管8から培養液2への空気Aの送出に偏りが生じてしまうことが考えられる。またこれは、例えば液上管6や中間管7を介することなく、液中管8に直接送出管5を接続した場合を想定しても同じである。本実施例では、ガス送出装置4からの空気Aを液上管6を介して液中管8へ送り込み、さらに液上管6の容積を液中管8より大きく設定することで、空気Aの供給量の偏りを解消しているのである。
ここで、液中管8から空気Aを送り出す機構は、上に説明したような主管8aの側面に開口した穴以外にも種々の構成を取り得る。例えば、液中管8の一部に多孔質の送出部を備え、該送出部から空気Aを気泡として送り出すように構成することも可能である。その他、液体である培養液2に対しガスである空気Aを適当に送り出すことができる限り、液中管8はどのように構成しても良い。
こうして、ガス送出装置4から送り出される空気Aは、液上管6、中間管7、液中管8により構成される走行体Bを介して培養液2中に供給される。そして、各走行体Bは、牽引索9によって培養液2中を水平方向に往復走行しつつ、上述の如き空気Aの供給を実行する。
各牽引索9は、培養槽3の縁に備えた巻上機10によって巻き取られ又は繰り出されることで、各牽引索9に接続された各走行体Bを培養槽3内で走行させる。図1において、各走行体Bを図中上方へ向かって走行させたい場合には、図中上方に位置する各巻上機10は牽引索9を巻き取り、図中下方に位置する各巻上機10は牽引索9を繰り出す動作を行う。また、各走行体Bを図中下方へ向かって走行させたい場合には、図中上方に位置する各巻上機10は牽引索9を繰り出し、図中下方に位置する各巻上機10は牽引索9を巻き取る動作を行う。この動作を交互に繰り返すことで、各走行体Bは、培養槽3内を図中上下に往復する。
この際、動作の切り替えは、培養槽3に備えたリミットスイッチ12にて液上管6の接触を検知した時点で行われる。一例として、各走行体Bを図1中、上方に向かって移動させた後、動作を切り替えて下方に向かって移動させる場合を説明する。まず、各走行体Bが上方へ移動し、図1中、最も上に位置する走行体Bが培養槽3の図中上方の縁へ到達すると、液上管6の主管6aが各リミットスイッチ12に接触し、接触信号12aが制御装置13に送信される。
リミットスイッチ12から接触信号12aが入力された場合、制御装置13は、接触信号12aを入力したリミットスイッチ12に対応する位置の巻上機10の動作を一旦停止させる。例えば、図1中、培養槽3の上側の縁の左端に位置するリミットスイッチ12から接触信号12aが入力された場合には、これに対応する培養槽3の上側の縁の左端に位置する巻上機10、及び、これに対向する培養槽3の下側の縁の左端に位置する巻上機10を停止する。これを、培養槽3の上側に位置する全リミットスイッチ12から接触信号12aが入力されるまで実行する。そして、培養槽3の上側に位置する全リミットスイッチ12から接触信号12aが入力されたら、巻上機10の運転の向きを切り替え、培養槽3の上側の縁に位置する巻上機10には牽引索9を繰り出す動作を、培養槽3の下側の縁に位置する巻上機10には牽引索9を巻き取る動作を実行させて、各走行体Bを図1中、下方に向かって走行させる。
すなわち、各走行体Bを複数の牽引索9により走行させるにあたっては、各牽引索9を巻き取り又は繰り出す巻上機10の動作の速度の違いやその他の諸条件により、液上管6各部の培養槽3に対する移動速度や、縁からの距離が場所によって異なる場合があり得る。そこで、牽引索9の方向に沿って複数並んだ走行体Bのうち、端に位置する走行体Bが培養槽3の一方の縁に到達する際に、その位置のずれをリミットスイッチ12を用いて検出し、修正するようにしている。
各走行体Bのうち、図中最も下に位置する走行体Bが培養槽3の下側の縁に到達したら、今度はこれを培養槽3の下側の縁に位置するリミットスイッチ12によって検出し、巻上機10の運転の向きを切り替え、各走行体Bを図中上方に向かって走行させる。
以上の動作を繰り返し、各走行体Bを培養槽3内で往復走行させながら空気Aを供給することにより、培養槽3内の全域に対し満遍なく空気Aを供給することができる。液中管8を培養液2中で移動させながら空気Aを送り込むので、少ない本数であっても培養液2に対し均等に空気Aを供給することができる。また、送り込まれる空気Aの量に対して液中管8の本数が少ないため、空気Aの供給量を抑えたとしても液中管8に対し十分な圧力によって空気を送り込むことができ、液中管8において空気Aの噴出口が塞がってしまうような問題も低減できる。
ここで、牽引索9の動力としては、上述の如き巻上機10の代わりに、例えばプーリ11bに図示しないモータを備え、該モータによってプーリ11bを駆動するようにしても良い。その場合、牽引索9は対向するプーリ11b,11b同士の間で無端状に巻き掛けた構成とすることができる。あるいは、人力により牽引索9を牽引するようにすることもできる。その他、牽引索9を適当な速度で牽引し、走行体Bを走行させ得る限りにおいて、牽引索9を動作させる機構ないし方法としては種々の構成を取り得る。
また、液中管8の下側に培養槽3の底面まで達するブラシ等を設置し、走行体Bの走行に伴って培養槽3の底に溜まった沈殿物を清掃したり、あるいは堆積した微生物を掻き上げたりするよう構成することも可能である。
このようにして、本実施例では、培養液2中に空気Aを送り込むことで生物に必要な物質を培養液2中に供給すると共に、培養液2を撹拌するようにしており、この際、空気Aの供給量をなるべく低減しながらも、空気Aの均一な供給や、これによる培養液2の均一な撹拌を可能にしている。すなわち、培養にかかるエネルギーを節減する観点からは、生物の培養や物質の産生に要求される量を満足する範囲内で空気Aの供給量をなるべく低減させる必要があるが、一方で、空気Aの供給量を減らそうとすれば、空気Aの供給や培養液2の撹拌の不均一を招きやすい。本実施例のガス供給装置1では、液中管8を培養液2中で移動させながら空気Aを噴出させることにより、空気Aの供給量の低減と、空気Aの均一な供給及び培養液2の均一な撹拌を両立しているのである。
また、この際、液中管8を含む走行体B全体は、液上管6の浮力によって培養液2中に支持されており、液中管8は培養液2中に浮いた状態で、培養槽3の底面と接することなく培養槽3内を走行する。したがって、液中管8と培養槽3の底面との間に摺動に伴う摩擦は発生せず、走行体Bの走行にかかるエネルギーを低減でき、しかも、走行に伴って液中管8が摩耗あるいは破損するような心配がない。
さらに、各走行体Bは、上述の如く培養液2中に沈没させることができ、これにより、スクレーパー14(図4参照)を用いた培養物の掻き寄せ作業を簡便に行えるようになっている。以下、この掻き寄せ作業にかかる工程について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS1として、図6(A)に示す如く培養槽3に複数並んだ走行体Bのうち、回収槽15の側(図6(A)中、右側)を一側として他側(左側)の端に位置する走行体B(走行体B1とする)以外の走行体Bから、牽引索9を取り外す。すなわち、このとき、牽引索9は、培養槽3の両縁の巻上機10以外には左端の走行体B1にのみ接続された状態である。
次に、ステップS2として、両縁の巻上機10を作動させ、図6(B)に示す如く、左端の走行体B1を培養槽3の一側へ走行させる。すなわち、一側の巻上機10は牽引索9を巻き取り、他側の巻上機10は牽引索9を繰り出す動作を行う。すると、左端の走行体B1に他の走行体Bが押されるようにして、全走行体Bが培養槽3の一側に寄せられる。
走行体B1をはじめとする全走行体Bを一側に寄せたら、ステップS3として、ガス送出装置4(図1参照)からの空気Aの送出圧を低下させ、あるいは空気Aの送出を停止し、図6(C)に示す如く、走行体B1を含む全走行体Bを培養液2中に沈没させる。上述の如く、液上管6の主管6a及び中間管7は軟質の素材により構成されているので、走行体Bは、この主管6aと中間管7が折り畳まれるようにして培養槽3の底に沈降する。このとき、走行体Bを沈没させるのに先立って、走行体B1から牽引索9を取り外しておいても良い。
最後に、ステップS4として、図6(D)に示す如く、スクレーパー14を培養液2の液面の高さで走行させ、培養液2の一部を他側から一側に向かって掻き寄せる。ここで、「掻き寄せ」とは、液体の一部をある位置から別の位置に向かって水平方向に沿って掻き寄せることを指し、特に、液面及び該液面付近の液体を掻き寄せることを言う。この際、先のステップS3にて走行体Bが培養液2中に沈没しているので、該走行体Bがスクレーパー14と干渉する心配はない。このように、走行体Bを沈没させるだけで、走行体Bが掻き寄せ作業の妨げになることを簡単に回避することができ、掻き寄せ作業にあたって走行体Bを培養槽3から撤去するような必要もない。また、このとき、上述の如く、牽引索9をスクレーパー14に取り付け、巻上機10によって動作させれば簡便であるが、この際には、ステップS3にて走行体B1から取り外した牽引索9をスクレーパー14に接続して使用すれば良い。
培養槽3の他側から一側に向かってスクレーパー14が走行すると共に、培養液2中の液面付近の培養物が培養液2と共に回収槽15に向かって掻き寄せられ、培養槽3の縁を越えて回収槽15に流れ込む。一回の掻き寄せでは培養物の回収が不十分な場合には、例えば、スクレーパー14を培養液2の液面より上の高さに持ち上げてから巻上機10を動作させてスクレーパー14を培養槽3の他側に戻し、スクレーパー14を培養液2の液面の高さに戻して、再度培養槽3の他側に掻き寄せる。こうして、掻き寄せ作業を適宜繰り返し、回収槽15への回収作業が完了する。
ここで、上述のステップS1では走行体B1以外の走行体Bから牽引索9を取り外し、これをステップS3における走行体B1の走行に使用したが、このステップS3において走行体B1の走行に用いる牽引索9は、各走行体B同士を繋ぐ牽引索9とは別に用意しても良い。また、同様に、ステップS4においてスクレーパー14の走行に使用する牽引索9も、上述の如く走行体Bから取り外して使用することもできるし、それとは別の牽引索9を用意することもできる。
また、上述の手順では、ステップS2にて全走行体Bを走行させ、培養槽3の一側に寄せてから、ステップS3で培養液2中に沈没させるようにしているが、回収作業自体の利便性を考えた場合、必ずしもステップS2及びこの準備としてのステップS1は必要ではない。全走行体Bを培養槽3の一側に寄せず、その場で沈没させても、培養液2の液面付近をスクレーパー14が移動する分には支障はないからである。ただし、例えばステップS4の掻き寄せ作業の後、培養槽3から各走行体Bを撤去するような必要がある場合には、培養槽3内の一部に走行体Bがまとまって位置している方が簡便であるので、走行体Bを移動させてから沈没させるようにしている。ここで、例えばステップS2とステップS3の順序を逆転させ、走行体Bを沈没させた後に移動させることも不可能ではないが、その場合、走行体Bが培養槽3の底面に接しながら移動することになるため、例えば液中管8の摩耗等の問題が生じる虞がある。したがって、スクレーパー14の使用に先立って走行体Bを移動させる際には、やはり上に説明したように、培養液2中で走行体Bを移動させてから沈没させることが望ましい。この際、走行体Bを寄せる側は培養槽3の一側と他側のいずれでも良く、走行体Bの撤去作業等の利便性に鑑みて適宜決定すれば良い。
図7及び図8は、上述のガス供給装置1及びスクレーパー14による掻き寄せ作業の別の手順を示している。この別の手順について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS11として、図8(A)に示す如く、培養槽3に複数並んだ走行体Bのうち、他側(図8(A)中、左側)の端から二番目に位置する走行体B(走行体B2とする)以外の走行体Bから、牽引索9を取り外す。このとき、牽引索9は、培養槽3の両縁の巻上機10以外には左端から二番目の走行体B2にのみ接続された状態である。また、この際、牽引索9の取り外しに先立ち、左端の走行体B1は培養槽3の左端に寄せておくと、後のステップS15において効率良く掻き寄せを実行できる。
次に、ステップS12として、巻上機10を作動させ、図8(B)に示す如く、走行体B2を培養槽3の一側へ走行させる。左端の走行体B1のみを培養槽3の他側に残し、走行体B2以下、他の走行体Bは、培養槽3の一側に寄せられる。
ステップS13として、ガス送出装置4(図1参照)からの左端の走行体B1以外の走行体Bに対する空気Aの送出圧を低下させ又は空気Aの送出を停止し、図8(C)に示す如く、左端の走行体B1以外の走行体Bを培養液2中に沈没させる。この際、沈没に先立ち、走行体B2からは牽引索9を取り外しておく。
ステップS14として、図8(D)に破線で示す如く、左端の走行体B1にスクレーパー14を取り付ける。また、走行体B1には牽引索9を接続する。ステップS15として、巻上機10を作動させ、図8(D)に実線で示す如く、スクレーパー14を取り付けた走行体B1を培養液2の液面の高さで走行させ、培養液2の一部を回収槽15に向かって掻き寄せる。このステップS15の掻き寄せ作業を適宜繰り返し、回収槽15への回収作業が完了する。
この手順によれば、ステップS15の掻き寄せ作業に先立ち、牽引索9を走行体B1から取り外してスクレーパー14に付け替えるような必要がなく、走行体B1に対してスクレーパー14を取り付ければ済むため、より簡便である。
尚、上では液上管6、中間管7及び液中管8により構成される走行体Bを、培養槽3に対し4段備えた場合を例示したが、走行体Bの数はこれより多くても少なくても良く、培養槽3の大きさその他の条件に合わせて適宜変更し得る。例えば1段であっても良い。仮に走行体Bの数を1段とする場合、図7、図8に示す如き手順にて回収作業を行う際には、ステップS11〜S13は不要である。
以上のように、上記本実施例のガス供給装置1は、液体2の液面の高さに位置し、ガスAを内部に流通させる液上管6と、該液上管6から液体2中に延びて前記液上管6内のガスAを下方に導く中間管7と、液体2中にて前記中間管7に接続され、該中間管7からのガスAを内部に流通させ且つ液体2中に放出する液中管8とを備え、前記液上管6に発生する浮力により液体2に浮いて貯留槽3の底より上に前記液中管8を支持するよう構成した走行体Bを備え、該走行体Bは、ガスAを前記液中管8から放出しつつ、液体2に浮力で支持されながら走行する一方、ガスAの送出を停止し又は送出圧を低下させることで液体2中に沈没するよう構成している。こうして、走行体Bを走行させながらガスAを供給することにより、少ない本数の液中管8で、貯留槽3内の全域に満遍なく均等にガスAを供給することができる。また、液中管8に対し十分な圧力によってガスAを送り込めるので、液中管8においてガスAの噴出口が塞がってしまうような問題も低減できる。さらに、液中管8は貯留槽3の底面と接することなく貯留槽3内を走行するので、走行体Bの走行にかかるエネルギーを低減でき、液中管8の摩耗や破損も回避できる。しかも、掻き寄せ作業にあたっては、走行体Bを沈没させることで、該走行体Bが掻き寄せ作業の妨げになることを簡単に回避することができる。さらに、液上管6が走行体BにガスAを流通させる配管としての役割と、走行体Bを浮力によって支持する役割とを兼ねることにより、走行体Bの構成を簡素にして製造等にかかる費用を低減することができる。
また、本実施例のガス供給装置の運用方法においては、前記貯留槽3に貯留された液体2の一部を前記貯留槽3の一側に掻き寄せるスクレーパー14を用いた掻き寄せ作業に先立ち、前記走行体Bを液体2中に沈没させるので、掻き寄せ作業に際して走行体Bを貯留槽3から撤去する必要がなく、掻き寄せ作業を簡便に実行することができる。
また、本実施例のガス供給装置の運用方法においては、前記走行体Bの沈没に先立ち、前記走行体Bのうち少なくとも一部を走行させて前記貯留槽3内の一部に寄せるので、掻き寄せ作業の後、走行体Bを撤去する場合等に簡便である。また、走行体Bの移動に際し、液中管8の摩耗のような問題が生じる心配がない。
また、本実施例のガス供給装置の運用方法においては、前記走行体B1に前記スクレーパー14を取り付け、該スクレーパー14を取り付けた前記走行体B1を走行させることで掻き寄せ作業を行うことができ、このようにすれば、掻き寄せ作業に際し、走行体B1に対してスクレーパー14を取り付ければ済むため、より簡便に掻き寄せ作業を実行できる。
したがって、上記本実施例によれば、液体に対しガスの供給を好適に実行し得る一方、掻き寄せ作業を簡便に行い得る。
尚、本発明のガス供給装置及びその運用方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ガス供給装置
2 液体(培養液)
3 貯留槽(培養槽)
4 ガス送出装置
6 液上管
7 中間管
8 液中管
14 スクレーパー
A ガス(空気)
B 走行体
B1 走行体
B2 走行体

Claims (4)

  1. 貯留槽に貯留された液体の液面の高さに位置し、ガス送出装置から送出されるガスを内部に流通させる液上管と、該液上管から下方の液体中に延びて前記液上管内のガスを下方に導く中間管と、液体中にて前記中間管に接続され、該中間管からのガスを内部に流通させ且つ液体中に放出する液中管とを備え、前記液上管に発生する浮力により液体内に浮いて前記貯留槽の底より上に前記液中管を支持するよう構成した走行体を備え、
    該走行体は、前記ガス送出装置から送出されるガスを前記液中管から放出しつつ、液体に浮力で支持されながら走行する一方、
    前記ガス送出装置からのガスの送出を停止し又は送出圧を低下させることで液体内に沈没するよう構成したガス供給装置。
  2. 前記貯留槽に貯留された液体の一部を前記貯留槽の一側に掻き寄せるスクレーパーを用いた掻き寄せ作業に先立ち、前記走行体のうち少なくとも一部を液体内に沈没させる、請求項1に記載のガス供給装置を用いたガス供給装置の運用方法。
  3. 前記走行体の沈没に先立ち、前記走行体のうち少なくとも一部を走行させて前記貯留槽内の一部に寄せる、請求項2に記載のガス供給装置の運用方法。
  4. 沈没させずに残った前記走行体に前記スクレーパーを取り付け、該スクレーパーを取り付けた前記走行体を走行させることで掻き寄せ作業を行う、請求項2又は3に記載のガス供給装置の運用方法。
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