JP6832096B2 - 臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6832096B2
JP6832096B2 JP2016166621A JP2016166621A JP6832096B2 JP 6832096 B2 JP6832096 B2 JP 6832096B2 JP 2016166621 A JP2016166621 A JP 2016166621A JP 2016166621 A JP2016166621 A JP 2016166621A JP 6832096 B2 JP6832096 B2 JP 6832096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
user
record
corrective action
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016166621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018036692A (ja
Inventor
啓一郎 光
啓一郎 光
翼 富井
翼 富井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP2016166621A priority Critical patent/JP6832096B2/ja
Publication of JP2018036692A publication Critical patent/JP2018036692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6832096B2 publication Critical patent/JP6832096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置方法、及びコンピュータプログラムに関する。
被検者から採取した検体等に対し血液学的検査、生化学的検査、免疫学的検査等を行う臨床検査室において、より質の高い検査を行うことが求められている。ここで、臨床検査室を運営するための国際規格としてISO15189が知られており、臨床検査室の品質と能力に関する特定要求事項が定められている。ISO15189に規定される臨床検査室における質の管理に要求される事項として、臨床検査室で発生した問題の原因を除去する是正処置がある。
ISO15189では、臨床検査室の管理主体は、見出された問題の解決が確実に功を奏したものとするために、取られた全ての是正処置への成果を監視することを求めている。具体的には、是正処置に関し、検査室は以下に関する文書化された手順を有していなければならない。
a.不適合の内容確認
b.不適合の根本原因の特定
c.不適合の再発防止を確実にするための是正処置の必要性の評価
d.必要な是正処置の決定及び実行
e.講じた是正処置の結果の記録
f.講じた是正処置の有効性のレビュー
特許文献1は、臨床検査室における是正処置の管理を支援するツールとして、医療施設に発生したインシデントデータを管理するシステムを開示している。特許文献1において、ユーザにより入力されるインシデント報告は、インシデント発生状況及び今後の対策を含んでいる。報告者が入力したインシデント報告のデータに対し、管理者がデータの確認を行うことが記載されている。
特開2007−66155号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、ISO15189において要求される是正処置を行うには十分ではない。特許文献1のシステムでは、インシデント発生状況及び今後の対策を含むインシデント報告が報告者から行われ、その報告が管理者によって確認されるにすぎない。ISO15189において要求される是正処置に関する手続は、見出された問題を確実に解決できるよう、上述のa〜fで示される多くの手順が必要とされる。
是正処置に関する手続に含まれる手順が多くなると、それらの手順の進捗状況を検査室のスタッフ等が把握するのが容易ではなくなる。是正処置に関する手続においては、各手順に関する記録が必要とされるが、手順毎に記録すべき内容は異なる。このため、是正処置に関する手続に含まれる手順の進捗状況の把握が容易でなければ、記録が煩雑な作業となる。
したがって、是正処置に関する手続に複数の手順が含まれていても、ユーザによる記録が容易であることが望まれる。
本発明の一の態様は、臨床検査室で発生した問題に対する是正処置に関する手続の管理のための情報処理装置である。臨床検査室は、検体検査が実施される場所であり、例えば、病院・検査機関などの医療施設に設けられる。是正処置とは、臨床検査室で発生した問題の原因を除去する処置である。問題とは、例えば、臨床検査室において検出された不適合又はその他の検出された望ましくない状況である。不適合とは、臨床検査室における要求事項を満たしていないことである。要求事項とは、例えば、法律、ISO、臨床検査室のルール、顧客との取り決めである。
実施形態において、是正処置に関する手続は、複数の手順を有する。実施形態において、手順は、ユーザによる記録の入力および記録を入力したユーザ以外の他のユーザによる前記記録の確認を含む。確認は、確認以外の行為を伴っても良い。例えば、承認は、記録を確認した上でその記録の内容を認める行為であり、確認を含む。また、評価は、記録を確認した上でその記録の内容の良し悪しを判断する行為であり、確認を含む。
実施形態においては、情報処理装置は、ユーザが操作可能な端末と通信する通信部と、通信部を介して端末の表示を制御する制御部と、を備える。制御部は、複数の手順の進捗状況に応じて、前記進捗状況を示す情報を更新する処理を実行する。これにより、是正処置に関する手続に含まれる手順の進捗状況の管理が制御部によって達成される。
制御部は、画面を端末に表示させる処理を実行する。画面は、手順毎に情報が示す進捗状況に応じた記録を入力するための入力フォームを含む。制御部は、是正処置に関する手続に含まれる手順の進捗状況を管理しているため、現在の進捗状況における手順に適したフォームを端末に表示させることができる。したがって、ユーザは、現在の進捗状況において入力すべき記録を容易に入力フォームに入力することができる。
本発明の他の態様は、臨床検査室で発生した問題に対する是正処置に関する手続の管理のための方法である。
本発明の他の態様は、コンピュータのプロセッサに上記の方法を実行させるコンピュータプログラムである。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納される。
本発明によれば、是正処置に関する手続に複数の手順が含まれていても、ユーザによる記録が容易である。
管理システムのブロック図である。 ユーザ設定情報のデータ構造図である。 データベース21のデータ構造図である。 端末の画面である。 制御部の処理手順を示すフローチャートである。 端末の画面である。 端末の画面である。 権限管理情報のデータ構造図である。 ステータス情報の状態遷移図である。 端末の画面である。 事例データのデータ構造図である。 端末の画面である。 事例データのデータ構造図である。 端末の画面である。 端末の画面である。 端末の画面である。 端末の画面である。 是正処置データのデータ構造図である 端末の画面である。 端末の画面である。 是正内容確認データのデータ構造図である。 端末の画面である。 端末の画面である。 端末の画面である。 有効性レビューデータのデータ構造図である。 端末の画面である。 履歴データのデータ構造図である。 端末の画面である。 端末の画面である。 端末の画面である。 端末の画面である。
[1.管理システム]
図1に示す管理システムは、Webサーバ10、データベースサーバ20及び端末30を備える。Webサーバ10は、インターネット等のコンピュータネットワークを介して、端末30に対して、臨床検査室管理のための情報サービスを提供する。Webサーバ10は、臨床検査室における是正処置に関する手続等の管理のための情報処理装置として機能する。データベースサーバ20は、Webサーバ10によって利用されるデータベース21を管理する。
Webサーバ10は、通信部11及び制御部12を備える。Webサーバ10及びデータベースサーバ20それぞれは、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータによって構成される。Webサーバ10のプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行し、通信部11及び制御部12としての機能を発揮する。
通信部11は、インターネット等のコンピュータネットワークを介して、1又は複数の端末30と通信を行う。通信部11は、例えば、HTTPなどの通信プロトコルによって端末30と通信する。端末30は、システムのユーザによって操作される。ユーザは、検査室における人員を含む。
端末30は、Webサーバ10に対して、インターネット等のコンピュータネットワークを介してアクセスする。端末30は、システム100のユーザによって操作される。ユーザは、例えば、検査技師などの臨床検査室における人員である。臨床検査室における人員は、医師を含んでも良い。以下では、臨床検査室を単に検査室という。
端末30は、通信部31と、Webブラウザ32と、を備えている。端末30は、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータによって構成される。端末30は、例えば、PC、タブレット、又はスマートフォンである。端末30は、タブレット等のモバイルコンピュータであるのが好ましい。端末30のプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行し、通信部31及びWebブラウザ32としての機能を発揮する。通信部31は、Webサーバ10と通信する。端末30は、Webブラウザ32によって、Webサーバ10から提供される情報を受信し、Webブラウザ32内の表示領域に受信した情報を表示する。
Webサーバの制御部12は、通信部11を介して、端末30の表示を制御する。制御部12は、是正処置に関する手続の管理のための情報処理を実行する。制御部12は、後述のように、端末30に対して、検査室管理のために参照されるダッシュボードを端末30のWebブラウザ32に表示させる。
制御部12は、アプリケーション管理部13を備える。管理部13は、検査室の管理のための複数のアプリケーション13aを有し、これらのアプリケーション13aの実行を管理する。複数のアプリケーション13aは、是正処置に関する手続の管理のための1又は複数のアプリケーションを含む。アプリケーション13aは、ISO15189に準じた検査室の運用、特に、是正処置に関するISO15189に準じた検査室の運用を支援するための機能を有する。アプリケーション13aは、是正処置に関するISO15189に準じた検査室の運用を支援するため、必要な情報を端末30のWebブラウザ32に表示させ、Webブラウザから必要な情報の入力を受け付ける。管理部13は、ユーザに応じて、端末30に提供されるアプリケーションを異ならせることができる。
管理部13は、ユーザの操作権限を管理するための権限管理情報13b(図8参照)を備える。権限管理情報13bは、是正処置に含まれる複数の手順毎に、入力等の操作が可能なユーザを設定している。権限管理情報13bについては後述する。
制御部12は、ユーザ設定管理部15を備える。管理部15は、ユーザ設定情報15aを有する。図2に示すように、ユーザ設定情報15aは、各ユーザの所属する部署601、職掌602、ユーザID603、ユーザ名604、代理ユーザ605、有効開始日606、有効終了日607などの情報を含む。ユーザ設定情報15aは、システム管理者等によって設定される。
部署601は、検査室の種別を示し、部署601は、例えば、生理検査室又は細菌検査室である。制御部12は、部署601の参照により、ユーザの所属部署を把握できる。なお、図2において、「検査部共通」は、複数の検査室を有する検査部を意味する。職掌602は、検査室に関する各人員の担当職務を示す。職掌602は、例えば、検査部長、技師長、品質管理者、各機能責任者、主任、要員である。ここで、品質管理者は、検査室における品質管理者である。実施形態において、品質管理者は、検査室の品質に関する監督責任及び権限を有する者である。制御部12は、職掌602の参照により、ユーザの職掌を把握できる。後述のように、職掌によって、操作権限が異なる。
ユーザID603及びユーザ名604は、ユーザを示す。代理ユーザ605は、ユーザの代理で確認・承認などの操作が行える代理ユーザを示す。代理ユーザ605は、複数人の設定が可能である。有効開始日606及び有効終了日607は、ユーザとしての有効期間を示す。
制御部12は、データベースアクセス部14を備える。アクセス部14は、データベースサーバ20と通信し、データベース21へのデータの書き込み及び読み出しをする。実施形態のデータベース21は、是正処置の管理データベースである。データベース21は、複数の是正処置の管理データを有する。制御部12は、ユーザが端末30に入力した、是正処置に関する記録を、エータベース21に保存させる。データベース21に保存された記録は、制御部12からの要求に応じて取り出され、端末30に表示される。
図3は、是正処置の管理データベースのデータ構造を示している。データベース21において、各是正処置は、図3に示すように例えば、管理番号1200、件名1201、事例データ1202、是正処置データ1203、是正内容確認データ1204、有効性レビューデータ1205、ステータス情報1206、不適合情報源1207、部署1208、及び履歴データ1209のデータ項目を有する。
管理番号1200は、各是正処置を識別するための番号である。管理番号1200は、制御部12によって各是正処置に対して付与される。件名1201は、各是正処置に付けられた名称である。事例データ1202は、是正処置の対象である不適合事例の報告データである(図11及び図13参照)。是正処置データ1203は、是正内容の報告データである(図18参照)。是正内容確認データ1204は、品質管理者による是正内容の確認データである(図21参照)。有効性レビューデータ1205は、是正処置の実行後に行われる是正処置の有効性レビューの報告データである(図25参照)。
実施形態において、是正処置に関する手続は、是正処置の実施だけでなく、その他の複数の手順を有する。ステータス情報1206は、是正処置に関する手続に含まれる複数の手順の進捗状況を示す。実施形態において、ステータス情報1206は、各手順の進捗状況だけでなく、各手順内での進捗状況をも示す。制御部12は、ステータス情報1206を参照することで、各是正処置に関する手続の進捗状況を把握することができる。
不適合情報源1207は、是正処置の対象となる不適合(問題)の分類を示す。不適合情報源1207は、例えば、顧客苦情、検査過誤、内部精度管理、外部精度管理、購入品管理、機材管理、検査室環境、マネジメントレビュー、検体取扱、その他、を含む。部署1208は、是正処置の対象となる不適合が発生した部署を示す。部署1208は、例えば、生理検査室、細菌検査室、検査部共通を示す。
履歴データ1209は、是正処置に関する手続に含まれる複数の手順の実行結果を示す(図27参照)。
図4は、検査室管理のためにユーザが参照する表示画面100を示している。表示画面100は、Webサーバ10の制御部12によって生成され、端末30の表示装置に表示される。実施形態において、表示画面100は、例えば、端末30のWebブラウザ32によって表示される。表示画面100は、例えば、複数の表示領域100a,100b,100cを有する。
表示領域100aには、例えば、図4に示すダッシュボード(Dashboard)が表示される。ダッシュボード100aは、1又は複数のウィジェット(Widgets)101を表示する。ウィジエット101は、ダッシュボード100aに表示されるアプリケーション13aである。ウィジェットは、アプリケーション13aをアイコン状に表示させる。アイコン状に表示とは、ユーザ操作によって選択可能である図形を表示することである。
表示領域100bには、例えば、領域100aに表示されるアプリケーションの名称「是正処置報告」及び画面100を表示させているユーザを示す情報109が表示される。表示領域100bは、例えば、メニュー領域である。
図1に示すダッシュボード100aには、「ワークフロー承認依頼」、「是正処置報告書提出状況」、「未読メッセージ」、「ワークフロー申請中」、「今週の作業予定」のタイトルが付けられた複数のウィジェット101が表示される。これらのウィジェット101のうち、「是正処置報告書提出状況」のウィジェット101は、是正処置に関するアプリケーション13aである。
「是正処置報告書提出状況」のウィジェット101は、是正処置の管理のための少なくとも一つの統計情報を表示する。
図5に示すように、制御部12は、ステップS101において、ダッシュボード100aにおけるユーザ操作を受け付ける。ダッシュボード100a上で、是正処置に関するアプリケーション13aに対応したウィジエット101が、ユーザ操作(例えば、クリック又はタップ)により選択されると、ステップS102において、制御部12は、図6に示すように、表示領域100aを、ダッシュボードから、是正処置報告アプリケーション13aによって生成される画面に切り替える。是正処置報告アプリケーション13aは、是正処置に関するISO15189に準じた検査室の運用を支援するため、是正処置に関する報告・記録を支援する。
図6の表示領域100aは、例えば、是正処置リスト105、検索条件設定ボタン106、及び新規作成ボタン107を有する。検索条件設定ボタン106は、データベース21に保存された是正処置を検索するための条件(図7参照)を指定するため画面を表示させるボタンである。新規作成ボタン107は、不適合事例報告(図10参照)の新規性作成のための画面を表示させるボタンである。
是正処置リスト105は、データベース21に登録されている未完了及び完了した是正処置の一覧を示す。リスト105は、各是正処置について、管理番号111、件名112、分類113、ステータス114、入力期限115、最終更新日時116、部署117、申請者118、申請先119を示す。リスト105中の各是正処置は、ユーザ操作(例えば、クリック又はタップ)によって選択可能である。
管理番号111は、データベース21における管理番号1200に対応する。件名112は、データベース21における件名1201に対応する。分類113は、データベース21における不適合情報源1207に対応し、不適合情報源1207が示す問題の分類を表示する。ステータス114は、データベース21におけるステータス情報1206に対応し、ステータス情報1206が示す進捗情報を表示する。
是正処置リスト105は、データベース21に登録されている全ての是正処置を所定の順番で表示するものであってもよいし、データベース21に登録されている全ての是正処置のうち、画面100を表示させているユーザ(図6では、山田十郎技師長)による入力が必要とされている是正処置を表示するものであってもよい。リスト105に、画面100を表示させているユーザによる入力が必要とされている是正処置と、そのユーザによる入力が必要とされていない是正処置と、を混在させて表示させる場合には、両是正処置を区別可能に表示することが好ましい。図6に示すように、リスト105中に申請先119を含めて表示することで、画面100を表示させているユーザ(図6では、山田十郎技師長)は、画面100の参照により、自身が申請先となっている是正処置(入力が必要とされる是正処置)を把握することができる。申請先となっているユーザが複数人いる場合には、申請先119には、複数のユーザが表示される。
図5のステップS103において、図6の領域100a中のボタン106が選択されると、ステップS104において、画面100上に、図7に示す検索ダイアログ120が表示される。ダイアログ120では、是正処置の検索条件として、件名121、管理番号122、ステータス123、分類124、入力期限125、最終更新日126、部署127、更新者128等を指定可能である。検索条件が指定された状態で、検索ボタン129が操作されると、データベース21において検索条件に該当する是正処置が抽出され、抽出された是正処置のリストが表示される。抽出された是正処置リストは、図6に示すように表示される。
図5のステップS103において、図6の画面100中のボタン107が選択されると、ステップS105において、図10に示す不適合事例報告の新規作成画面が、領域100aに表示される。ステップS106において、ユーザが不適合事例報告のための入力を行うと、制御部12は、入力内容をデータベース21の事例データ1202等として登録し、ステップS107において、ステータス情報1206を更新する。ステータス情報1206については後述する。
図5のステップS103において、図6に示すリスト105中の一つの是正処置を選択する操作が行われると、制御部12は、ステップS108において、選択された是正処置のステータス情報1206が示す進捗状況に応じた画面を領域100aに表示させる。ステータス情報1206に応じた画面は、図10、図12、図14、図15、図16、図17、図19、図20、図22、図23、図24、図26である。これらの画面については後述する。ステップS109において、これらの画面において、操作権限のあるユーザによる入力(後述の確認・承認を含む)が行われると、ステップS110において、制御部12は、ステータス情報1206を更新する。
[2.ユーザ操作権限と是正処置の進捗]
図8は、是正処置に関して、ユーザの操作権限を管理するための権限管理情報13bを示している。実施形態では、図8に示すように、ユーザの操作権限は、是正処置に関する手続に含まれる手順702によって異なる。実施形態において、是正処置に関する手続には、不適合事例報告721、是正必要性評価722a,722b、是正内容報告723、是正内容確認724、有効性のレビュー725の5つの手順が含まれ、各手順は、この順番で実施される。多くの手順があることで、適正な是正処置の実施が担保され、検査室の質が向上する。
不適合事例報告721とは、是正処置の対象となる不適合事例(問題事例)を報告する手順である。是正必要性評価722a,722bとは、報告された問題事例について、是正処置の必要性を評価する手順である。是正内容報告723とは、是正処置が必要と判断された不適合事例対する是正処置の内容の報告をする手順である。是正処置の内容の報告は、例えば是正処置の実施計画の立案・是正実施の記録を含む。是正内容確認724とは、是正処置の内容の報告がされた後における、是正処置の実施についての品質管理者による確認をする手順である。有効性レビューとは、品質管理者による確認後における、有効性レビューの記録をする手順である。有効性レビューは、是正処置の経過観察の結果である。有効性レビューが完了すると、是正処置は完了となる。
図8において、各手順に係わるユーザとして、入力者703が含まれる。入力者723は、各手順における記録を入力する者である。また、図8において、各手順に係わるユーザとして、入力者703以外に、確認者704・承認者705が含まれる場合がある。確認者704は、入力者703による入力内容の確認する者である。承認者705は、入力者703による入力内容を承認する者である。
例えば、不適合事例報告721では、入力者703として、誰でも可である旨が設定されている。つまり、事例報告721は、全ユーザが可能である。是正必要性評価722では、入力者703として、不適合事例報告721の申請先として指定されたユーザが設定される。申請先として指定されたユーザについては後述する。是正必要性評価722において、是正不要722bとして評価された場合、是正不要722bの確認者704としては、品質管理者が設定され、承認者705として検査室管理主体が設定されている。検査室管理主体は、例えば、検査部長、技師長又は主任である。品質管理者の確認により、検査室の品質が担保される。
是正内容報告723では、入力者703として、不適合事例報告721の申請先として指定されたユーザが設定される。是正内容報告723の確認者704としては、確認者として指定された特定のユーザが設定される。是正内容確認724では、入力者703として、品質管理者が設定され、承認者705として検査室管理主体が設定されている。有効性のレビュー725では、入力者703として、是正内容報告723の入力者となったユーザが設定される。有効性のレビュー725の確認者704としては、品質管理者が設定され、承認者705としては、検査室管理主体が設定されている。品質管理者の確認により、検査室の品質が担保される。制御部12は、品質管理者又は検査管理主体(検査部長)などのユーザ職掌を、図2に示すユーザ設定情報15aを参照して把握する。
制御部12は、各手順において図8に示す権限を有するユーザに対して、是正処置の各手順における記録の入力・確認・承認を行うことを許容する。権限を有しないユーザは、各手順における記録を参照することはできるが、入力を行うことはできない。なお、図8において、「−」は、各手順において確認又は承認がされないことを示す。各手順において権限を有するユーザについて、代理ユーザ605(図2参照)が設定されている場合、代理ユーザ605は、権限を有するユーザを代理して入力を行うことができる。
図8では、実施形態における是正処置に関する手続に含まれる手順702と、ISO15189が要求する是正処置の要件701と、の対応関係も示している。図8に示すように、ISO15189が要求する是正処置の要件701には、以下のものが含まれる。
a.不適合の内容確認(711)
b.不適合の根本原因の特定(712)
c.不適合の再発防止を確実にするための是正処置の必要性の評価(713)
d.必要な是正処置の決定及び実行(714)
e.講じた是正処置の結果の記録(715)
f.講じた是正処置の有効性のレビュー(716)
実施形態の不適合事例報告721は、a.不適合の内容確認(711)及びb.不適合の根本原因の特定(712)に対応する。実施形態の是正必要性評価722a,722bは、c.不適合の再発防止を確実にするための是正処置の必要性の評価(713)に対応する。実施形態の是正内容報告723は、d.必要な是正処置の決定及び実行(714)に対応する。実施形態の是正内容確認724は、e.講じた是正処置の結果の記録(715)に対応する。実施形態の有効性のレビュー725は、f.講じた是正処置の有効性のレビュー(716)に対応する。
制御部12は、実施形態における各手順の進捗状況をステータス情報1206によって管理する。図9に示すように、実施形態において、ステータス情報1206は、以下の12種類の状況を示す。
・不適合事例報告721(S10)の入力待ち(S11)
・是正必要性評価722a,722b(S20)の入力待ち(S21)
・是正必要性評価(是正不要)722b(S20)の確認待ち(S22)
・是正必要性評価(是正不要)722bの(S20)承認待ち(S23)
・是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)
・是正内容報告723(S30)の確認待ち(S32)
・是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)
・是正内容確認724(S40)の承認待ち(S42)
・有効性レビュー725(S50)の入力待ち(S51)
・有効性レビュー725(S50)の確認待ち(S52)
・有効性レビュー725(S50)の承認待ち(S53)
・是正処置完了(S60)
各是正処置についてのステータス情報1206は、図5の新規作成ボタン107が選択された際に生成され、生成時のステータス情報1206の初期値は、不適合事例報告721(S10)の入力待ち(S11)である。制御部12は、是正処置の進展に応じてステータス情報1206を更新する。そして、制御部12は、ステータス情報206を参照し、進捗状況に応じた画面を表示領域100aに表示させる。
[3.画面表示]
[3.1 不適合事例報告]
図10は、ステータス情報1206が不適合事例報告721(S10)の入力待ち(S11)であることを示している場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容511は、不適合事例報告の記録を入力するための入力フォームである。図10においては、ユーザ「F要員(生理検査室)」が、不適合事例報告の入力者である。なお、図10の表示内容511は、操作メニュー100c(図4参照)の操作によっても表示させることができる。また、図6のリスト105に事例報告待ちの是正処置が表示されている場合には、表示されている是正処置を選択することでも表示させることができる。
不適合事例報告の入力フォーム511では、件名131、申請元部署133、不適合情報源135、事象136、緊急処理137、根本原因138の入力欄が表示される。件名131は、是正処置に付けられる名称の入力欄である。申請元部署133は、申請者の所属する部署の入力欄である。不適合情報源135は、是正処置の対象となる不適合の分類の選択入力欄である。事象136は、是正処置の対象となる不適合の内容の入力欄である。緊急処置137は、不適合に対する緊急処置の内容の入力欄である。根本原因138は、不適合の根本原因の入力欄である。
なお、不適合事例報告の入力フォーム511では、入力者であるユーザ「F要員(生理検査室)」が、申請者132として自動表示され、フォーム511の入力日が申請日134として自動表示される。
入力フォーム511は、申請ボタン139aを有する。申請ボタン139aが選択操作されると、入力フォーム511に入力された記録が、図11に示す事例データ1202等としてデータベース21に登録される。事例データ1202が登録されると、ステータス情報1206は、不適合事例報告721(S10)の入力待ち(S11)から、是正必要性評価722a,722b(S20)の入力待ち(S21)に更新される(図9参照)。なお、保存ボタン139bが選択されると、入力中の記録が一時的に保存され、事後的に入力が可能となる。取り下げボタン139cが選択されると、入力された記録が取り下げられる。
入力フォーム511は、不適合事例報告511の申請先を指定するための申請先選択欄139dを有する。不適合事例報告511の申請先は、入力フォーム511の入力者であるユーザ「F要員(生理検査室)」によって指定される。図10では、生理検査室のE主任が、不適合事例報告511の申請先として指定されている。この場合、E主任は、図10に示す不適合事例報告511に対する是正必要性評価722の入力者703及び是正内容報告723の入力者703となる権限を有する(図8参照)。申請先として指定されたユーザへは、必要な入力を促す通知がなされる。
入力フォーム511は、保存ボタン139bを有する。保存ボタン139bが選択操作されると、入力フォーム511に入力された入力途中の記録が保存される。保存後、図10の画面から追加入力が可能である。入力フォーム511は、取り下げボタン139cを有する。取り下げボタン139が選択操作されると、その不適合事例報告は、データベース21において取り下げとして記録される。保存ボタン及び取り下げボタンの機能は、後述の画面においても同様である。
[3.2 是正必要性評価]
図12は、ステータス情報1206が、是正必要性評価722a,722b(S20)の入力待ち(S21)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。図12に示す画面は、メニュー100c(図4参照)によっても表示させることができ、また、図4のダッシュボード100aに表示されているウィジェット101中の通知(例えば、図4の通知101a)を選択することによっても表示させることができる。図12以降の他の画面についても同様である。
図12の画面100の表示領域100aにおける表示内容521は、選択された是正処置について不適合事例報告の入力者703により入力済みの記録を表示する記録表示領域145と、入力フォーム140と、を含む。
領域145には、ステータス情報1206が示す進捗状況における手順よりも前に行われた手順において入力された記録が表示される。具体的には、領域145には、データベース21に登録された事例データ1202(図11参照)の内容を含む記録が表示される。領域145に表示された記録は、読み取り専用であり、変更不可である。変更不可であることにより、改ざんが防止され、是正処置に関する手続の質が向上する。
入力フォーム140は、ステータス情報1206が、是正必要性評価722a,722b(S20)の入力待ち(S21)を示していることに対応して、是正処置必要性の有無の評価についての選択入力欄141を有する。入力フォーム140は、コメント入力欄142も有している。コメント入力欄142には任意のコメントを入力可能である。
図12の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム140への入力は、是正必要性評価の入力者703としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、入力フォーム140は、読み取り専用で表示される。その他のユーザに対しては、入力フォーム140を表示しなくてもよい。ここでは、是正必要性評価の入力者703としての権限を有するユーザは、図10の申請先選択欄139dにて選択されたE主任である。
入力フォーム140は、申請ボタン143a、保存ボタン143b、取り下げボタン143cを有する。申請ボタン143aが選択操作されると、入力フォーム140に入力された記録が、図13に示すように、事例データ1202としてデータベース21に追加登録される。図13の事例データ1202は、図11の事例データ1202に対して、入力フォーム140において入力された記録が追加されたものである。
是正処置の必要性有(要是正)とされた事例データ1202(図13参照)が登録されると、ステータス情報1206は、是正必要性評価722a,722b(S20)の入力待ち(S21)から、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)に更新される(図9参照)。制御部12は、是正内容報告の入力者703となるユーザへ通知を行う。
一方、是正処置の必要性無(是正不要)とされた事例データ1202が登録されると、ステータス情報1206は、是正必要性評価722a,722b(S20)の入力待ち(S21)から、是正必要性評価722b(S20)の確認待ち(S22)に更新される(図9参照)。制御部12は、是正必要性評価の確認者704となるユーザへ通知を行う。
図14は、ステータス情報1206が、是正必要性評価722b(S20)の確認待ち(S22)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容522は、選択された是正処置について不適合事例報告の入力者703及び是正必要性評価の入力者(E主任)により入力済みの記録を表示する記録表示領域155と、入力フォーム156と、を含む。
領域155には、データベース21に登録された事例データ1202(図13参照)の内容を含む記録が表示される。領域155に表示された記録は、読み取り専用であり、変更不可である。入力フォーム156は、ステータス情報1206が、是正必要性評価722b(S20)の確認待ち(S22)を示していることに対応して、確認ボタン151bを有する。確認ボタン151bが選択されると、確認された旨がデータベース21に登録され、ステータス情報1206は、是正必要性評価722a,722b(S20)の確認待ち(S22)から、是正必要性評価722b(S20)の承認待ち(S23)に更新される(図9参照)。制御部12は、是正必要性評価の承認者705となるユーザへ通知を行う。
入力フォーム156は、差戻しボタン15aを有する。差戻しボタン151aが選択されると、ステータス情報1206は、是正必要性評価722a,722b(S20)の確認待ち(S22)から、是正必要性評価722b(S20)の入力待ち(S21)に戻る(図9参照)。制御部12は、是正必要性評価の入力者703となるユーザへ、再評価を促す通知を行う。なお、入力フォーム156は、コメント入力欄156も有している。
図14の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム156への入力は、是正必要性評価の確認者704としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、入力フォーム156は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、是正必要性評価の確認者704としての権限を有するユーザは、C品質管理者である。
図15は、ステータス情報1206が、是正必要性評価722b(S20)の承認待ち(S23)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容523は、選択された是正処置について不適合事例報告の入力者703及び是正必要性評価の入力者(E主任)により入力済みの記録を表示する記録表示領域165と、入力フォーム166と、を含む。
領域165には、データベース21に登録された事例データ1202(図13参照)の内容を含む記録が表示される。領域165に表示された記録は、読み取り専用であり、変更不可である。入力フォーム166は、ステータス情報1206が、是正必要性評価722b(S20)の承認待ち(S23)を示していることに対応して、承認ボタン161bを有する。承認ボタン161bが選択されると、承認された旨がデータベース21に登録され、ステータス情報1206は、是正必要性評価722b(S20)の承認待ち(S23)から、是正処置完了(S60)に更新される(図9参照)。
入力フォーム166は、差戻しボタン161a及びコメント入力欄166も有している。差戻しボタン161aが選択されると、ステータス情報1206は、是正必要性評価722b(S20)の承認待ち(S23)から、是正必要性評価722b(S20)の確認待ち(S31)に戻る(図9参照)。制御部12は、是正必要性評価の確認者704となるユーザへ再確認を促す通知を行う。
図15の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム166への入力は、是正必要性評価の承認者705としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、入力フォーム166は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、是正必要性評価の承認者705としての権限を有するユーザは、A部長である。
[3.3 是正内容報告]
図16は、ステータス情報1206が、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。
この画面100の表示領域100aにおける表示内容531は、選択された是正処置について不適合事例報告の入力者703により入力済みの記録を表示する記録表示領域171と、入力フォーム172と、を含む。
領域171には、ステータス情報1206が示す進捗状況における手順よりも前に行われた手順において入力された記録が表示される。具体的には、領域171には、1つ前の手順である是正必要性評価について記録されたデータである事例データ1202(図13参照)の内容を含む記録が表示される。領域171に表示された記録は、読み取り専用であり、変更不可である。
入力フォーム172は、ステータス情報1206が、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)を示していることに対応して、是正内容を入力するための入力欄175を有する。なお、是正内容報告の入力フォーム172では、入力者であるユーザ「D各機能責任者(生理検査室)」が、申請者173として自動表示され、フォーム172の入力日が申請日174として自動表示される。ユーザは、領域171に表示された入力済みの記録を参照しつつ、容易に入力を行うことができる。
図16の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム172への入力は、是正内容報告の入力者703としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、入力フォーム172は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、是正内容報告の入力者703としての権限を有するユーザは、D各機能責任者である。D各機能責任者は、図16の領域171に表示された不適合事例報告の入力フォーム511において、申請先として選択されたユーザである。
入力フォーム172は、申請ボタン143a、保存ボタン143b、取り下げボタン143cを有する。申請ボタン143aが選択操作されると、入力フォーム172に入力された記録が、是正処置データ1203(図18参照)として、データベース21に登録される。
是正処置データ1203が登録されると、ステータス情報1206は、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)から、是正内容報告723(S30)の確認待ち(S32)に更新される(図9参照)。
入力フォーム172は、是正内容報告の申請先を指定するための申請先選択欄176を有する。是正内容報告の申請先は、入力フォーム172の入力者であるユーザ「D各機能責任者(生理検査室)」によって指定される。図16では、B技師長が、是正内容報告の申請先として指定されている。B技師長は、例えば、D各機能責任者の上司である。この場合、B技師長は、是正内容報告の確認者704となる権限を有する(図8参照)。制御部12は、申請先として指定されたユーザに対して、是正内容報告の確認を促す通知を行う。
図17の画面は、ステータス情報1206が、是正内容報告723(S30)の確認待ち(S32)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容531は、選択された是正処置について不適合事例報告の入力者703により入力済みの記録を表示する記録表示領域171と、入力フォーム172と、を含む。
領域171には、データベース21に登録された事例データ1202(図13参照)の内容を含む記録が表示される。領域171に表示された記録は、読み取り専用であり、変更不可である。入力フォーム172は、ステータス情報1206が、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)を示していることに対応して、是正内容を入力するための入力欄175を有する。
入力フォーム172は、差戻しボタン178a、確認ボタン178b、及びコメント入力欄179を有する。図17の入力フォームにおいて、申請者173、申請日174、是正内容175の内容は、図16における申請者173、申請日174、是正内容175の内容と同じである。図17の入力フォームにおいて、申請者173、申請日174、是正内容175は、読み取り専用である。
図17の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム172における差戻しボタン178a、確認ボタン178b、及びコメント入力欄179への操作(入力)は、是正内容報告の確認者704としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、差戻しボタン178a、確認ボタン178b、及びコメント入力欄179は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、是正内容報告の確認者704としての権限を有するユーザは、B技師長である。B技師長は、図16の申請先選択欄176において、申請先として選択されたユーザである。
確認ボタン178bが選択操作されると、図18に示すように、データベース21の是正処置データ1203に、確認者及び確認日が追加登録される。
確認ボタン178bの選択によって、図18の是正処置データ1203が登録されると、ステータス情報1206は、是正内容報告723(S30)の確認待ち(S32)から、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)に更新される(図9参照)。制御部12は、是正内容確認724(S40)の入力者としての権限を有する品質管理者へ、是正内容確認の入力を促す通知を行う。
差戻しボタン178aが選択されると、ステータス情報1206は、是正内容報告723(S30)の確認待ち(S32)から、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)に戻る(図9参照)。制御部12は、是正内容報告723(S30)の入力者としての権限を有するユーザへ、是正内容報告の再入力を促す通知を行う。
[3.4 是正内容確認]
図19は、ステータス情報1206が、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。
この画面100の表示領域100aにおける表示内容541は、選択された是正処置について不適合事例報告721の入力者703並びに是正内容報告723の入力者703及び確認者704により入力済みの記録を表示する記録表示領域181,182と、入力フォーム182と、を含む。
記録表示領域181,182には、ステータス情報1206が示す進捗状況における手順よりも前に行われた各手順において入力された記録が表示される。領域181,182は、記録を入力済みの手順である「不適合事例報告」と「是正内容報告」とに区分して、記録を表示する。記録表示領域181,182は、タブ形式で切替可能に表示される。タブは、手順毎に設けられており、記録表示領域181,182は、「不適合事例報告」のタブと、「是正内容報告」のタブと、を含む。「是正内容報告」のタブは、選択されると、データベース21に登録された是正処置データ1203(図18参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域181を切り替え表示させる。「不適合事例報告」のタブは、選択されると、データベース21に登録された事例データ1202(図13参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域182を切り替え表示させる。
ステータス情報1206が、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)を示していることに対応して、記録表示領域181,182には、是正内容確認724の直前の手順である是正内容報告の記録データである是正処置データ1203の内容を含む記録の表示領域181がデフォルトで表示される。したがって、是正内容確認の入力者は、是正内容報告を参照しながら、是正内容確認を容易に行うことができる。また、「不適合事例報告」のタブを選択することで、是正内容報告の前の手順である不適合事例報告の内容が切替表示され、参照が容易である。入力フォーム183への入力は、入力済みの記録を参照しながら行えるため、作業性が向上する。また、記録表示領域181,182は、タブにより切替表示されるため、表示領域が大きくなるのを防止できる。
入力フォーム183は、ステータス情報1206が、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)を示していることに対応して、是正内容確認のための入力欄187a,187bを有する。入力欄187a,187bは、「承認」を選択するためのオプションボタン187aと、「再是正」を選択するためのオプションボタン187bと、を含む。入力フォーム183は、コメント入力欄189も有する。なお、入力フォーム183では、入力者であるユーザ「C品質管理者(検査部共通)」が、申請者184として自動表示され、フォーム182の入力日が申請日185として自動表示される。是正処置の管理番号186も自動表示される。
図19の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム183への入力は、是正内容確認の入力者703としての権限を有するユーザ(品質管理者)だけが行える。その他のユーザに対しては、入力フォーム183は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、是正内容確認の入力者703としての権限を有するユーザは、C品質管理者である。
入力フォーム172は、申請ボタン190a、保存ボタン190b、取り下げボタン190cを有する。「承認」を選択するためのオプションボタン187aを選択した上で、申請ボタン143aが選択操作されると、入力フォーム183に入力された記録が、是正内容確認データ1204(図21参照)として、データベース21に登録される。
是正内容確認データ1204が登録されると、ステータス情報1206は、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)から、是正内容確認724(S40)の承認待ち(S42)に更新される(図9参照)。制御部12は、是正内容確認の承認者としての権限を有するユーザに対して、承認を促す通知を行う。
「再是正」を選択するためのオプションボタン187bを選択した上で、申請ボタン143aが選択操作されると、ステータス情報1206は、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)から、是正内容報告723(S30)の入力待ち(S31)に戻る。制御部12は、是正内容報告の入力者としての権限を有するユーザに対して、是正内容報告の再入力を促す通知を行う。
図20の画面は、ステータス情報1206が、是正内容確認724(S40)の承認待ち(S42)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容542は、図19の表示内容541と同じであり、タブ形式により表示される記録表示領域181,182と、入力フォーム182と、を含む。
入力フォーム182は、差戻しボタン191a、承認ボタン191b、及びコメント入力欄192を有する。図20の入力フォームにおいて、申請者184、申請日185、管理番号186の内容は、図19における申請者184、申請日185、管理番号186の内容と同じである。図17の入力フォームにおいて、申請者184、申請日185、管理番号186は、読み取り専用である。
図20の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム183における差戻しボタン191a、承認ボタン191b、及びコメント入力欄192への操作(入力)は、是正内容確認の承認者705としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、差戻しボタン191a、承認ボタン191b、及びコメント入力欄192は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、是正内容確認の承認者705としての権限を有するユーザは、E主任である。実施形態において、主任は、検査室管理主体となる。
承認ボタン191bが選択操作されると、図21に示すように、データベース21の是正内容確認データ1204に、最終承認者及び最終承認日が追加登録される。
図21の是正内容確認データ1204が登録されると、ステータス情報1206は、是正内容確認724(S40)の承認待ち(S42)から、有効性のレビュー754(S50)の入力待ち(S51)に更新される(図9参照)。制御部12は、有効性レビュー725(S50)の入力者としての権限を有するユーザへ、有効性レビューの入力を促す通知を行う。
差戻しボタン191aが選択されると、ステータス情報1206は、是正内容確認724(S40)の承認待ち(S42)から、是正内容確認724(S40)の入力待ち(S41)に戻る(図9参照)。制御部12は、是正内容確認724(S40)の入力者としての権限を有するユーザへ、是正内容確認の再入力を促す通知を行う。
[3.5 有効性レビュー]
図22は、ステータス情報1206が、有効性レビュー725(S50)の入力待ち(S51)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。
この画面100の表示領域100aにおける表示内容551は、選択された是正処置について不適合事例報告721の入力者703、是正内容報告723の入力者703及び確認者704、並びに、是正内容確認724の入力者703及び承認者705により入力済みの記録を表示する記録表示領域193,194,195と、入力フォーム186と、を含む。
記録表示領域193,194,195には、ステータス情報1206が示す進捗状況における手順よりも前に行われた各手順において入力された記録が表示される。領域193,194,195は、記録を入力済みの手順である「不適合事例報告」と「是正内容報告」と「是正内容確認」とに区分して、記録を表示する。記録表示領域193,194,195は、タブ形式で切替可能に表示される。タブは、手順毎に設けられており、記録表示領域193,194,195は、「不適合事例報告」のタブと、「是正内容報告」のタブと、「是正内容確認」のタブと、を含む。「是正内容確認」のタブは、選択されると、データベース21に登録された是正内容確認データ1204(図21参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域193を切り替え表示させる。「是正内容報告」のタブは、選択されると、データベース21に登録された是正処置データ1203(図18参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域194を切り替え表示させる。「不適合事例報告」のタブは、選択されると、データベース21に登録された事例データ1202(図13参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域195を切り替え表示させる。
ステータス情報1206が、有効性レビュー725(S50)の入力待ち(S51)を示していることに対応して、記録表示領域193,195,196には、有効性レビュー725の直前の手順である是正内容確認の記録データである是正内容確認データ1204
の内容を含む記録の表示領域193がデフォルトで表示される。したがって、有効性レビューの入力者は、直前の是正内容確認を参照しながら、有効性レビューの入力を容易に行うことができる。また、「不適合事例報告」又は「是正内容報告」のタブを選択することで、是正内容確認の前の手順である不適合事例報告又は是正内容報告の内容も容易に参照できる。入力フォーム196への入力は、入力済みの記録を参照しながら行えるため、作業性が向上する。また、記録表示領域193,194,195は、タブにより切替表示されるため、表示領域が大きくなるのを防止できる。
入力フォーム196は、ステータス情報1206が、有効性レビュー725(S50)の入力待ち(S51)を示していることに対応して、有効性レビューのためのコメント入力欄199を有する。なお、入力フォーム183では、入力者であるユーザ「E主任(生理検査室)」が、申請者197として自動表示され、フォーム196の入力日が申請日198として自動表示される。是正処置の管理番号198も自動表示される。
図22の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム196への入力は、有効性レビューの入力者703としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、入力フォーム196は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、有効性レビューの入力者703としての権限を有するユーザは、是正内容報告723を行ったE主任である。
入力フォーム196は、申請ボタン200a、保存ボタン200b、取り下げボタン200cを有する。申請ボタン200aが選択操作されると、入力フォーム196に入力された記録が、有効性レビューデータ1205(図25参照)として、データベース21に登録される。
有効性レビューデータ1205が登録されると、ステータス情報1206は、有効性レビュー725(S50)の入力待ち(S51)から、有効性レビュー725(S50)の確認待ち(S52)に更新される(図9参照)。制御部12は、有効性レビューの確認者としての権限を有するユーザに対して、確認を促す通知を行う。
図23の画面は、ステータス情報1206が、有効性レビュー725(S50)の確認待ち(S52)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容552は、図22の表示内容551と同じであり、タブ形式により表示される記録表示領域193,194,195と、入力フォーム196と、を含む。
入力フォーム196は、差戻しボタン201a、確認ボタン201b、及びコメント入力欄202を有する。図23の入力フォームにおいて、申請者197、申請日198、及びコメント199の内容は、図22における申請者197、申請日198、及びコメント199の内容と同じである。図23の入力フォームにおいて、申請者197、申請日198、コメント199は、読み取り専用である。
図23の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム196における差戻しボタン201a、確認ボタン201b、及びコメント入力欄202への操作(入力)は、有効性レビューの確認者704としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては、戻しボタン201a、確認ボタン201b、及びコメント入力欄202は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、有効性レビューの確認者704としての権限を有するユーザは、C品質管理者である。
確認ボタン201bが選択操作されると、データベース21の有効性レビューデータ1205に、確認者が追加登録される(図25参照)。
有効性レビューデータ1205に確認者が追加登録されると、ステータス情報1206は、有効性レビュー725(S50)の確認待ち(S52)から、有効性レビュー725(S50)の承認待ち(S53)に更新される(図9参照)。制御部12は、有効性レビュー725(S50)の承認者としての権限を有するユーザへ、有効性レビューの承認を促す通知を行う。
差戻しボタン201aが選択されると、ステータス情報1206は、有効性レビュー725(S50)の確認待ち(S52)から、有効性レビュー725(S50)の入力待ち(S51)に戻る(図9参照)。制御部12は、有効性レビュー725(S50)の入力者としての権限を有するユーザへ、有効性レビューの再入力を促す通知を行う。
図24の画面は、ステータス情報1206が、有効性レビュー725(S50)の承認待ち(S53)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容553は、図22の表示内容551及び図23の表示内容552と同じであり、タブ形式により表示される記録表示領域193,194,195と、入力フォーム196と、を含む。
入力フォーム196は、差戻しボタン203a、承認ボタン203b、及びコメント入力欄204を有する。図24の入力フォームにおいて、申請者1197、申請日198、コメント199は、読み取り専用である。
図24の画面は、情報共有のため、全ユーザが閲覧可能である。ただし、入力フォーム196における差戻しボタン203a、承認ボタン203b、及びコメント入力欄204への操作(入力)は、有効性レビューの承認者705としての権限を有するユーザだけが行える。その他のユーザに対しては差戻しボタン203a、承認ボタン203b、及びコメント入力欄204は、読み取り専用で表示されるか、表示が省略される。ここでは、有効性レビューの承認者705としての権限を有するユーザは、A部長である。
承認ボタン203bが選択操作されると、データベース21の有効性レビューデータ1205に、承認者及び承認日が追加登録される(図25参照)。
有効性レビューデータ1205に承認者等が追加登録されると、ステータス情報1206は、有効性レビュー725(S50)の承認待ち(S53)から、是正処置完了(S60)に更新される(図9参照)。
差戻しボタン203aが選択されると、テータス情報1206は、有効性レビュー725(S50)の承認待ち(S53)から、有効性レビュー725(S50)の確認待ち(S52)に戻る(図9参照)。制御部12は、有効性レビュー725(S50)の確認者としての権限を有するユーザへ、再確認を促す通知を行う。
[3.6 是正処置完了]
図26の画面は、ステータス情報1206が、是正処置完了(S60)であることを示している是正処置が、例えば図6のリスト105において選択された場合に、表示される画面100を示している。この画面100の表示領域100aにおける表示内容560は、選択された是正処置に関して入力済みの記録を表示する記録表示領域211,212,213,214を含む。
記録表示領域211,212,213,214は、記録を入力済みの手順である「不適合事例報告」と「是正内容報告」と「是正内容確認」と「有効性レビュー」とに区分して、記録を表示する。記録表示領域211,212,213,214は、タブ形式で切替可能に表示される。タブは、手順毎に設けられており、記録表示領域211,212,213,214は、「不適合事例報告」のタブと、「是正内容報告」のタブと、「是正内容確認」のタブと、「有効性レビュー」のタブと、を含む。「有効性レビュー」のタブは、選択されると、データベース21に登録された有効性レビューデータ1205(図24参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域211を切り替え表示させる。「是正内容確認」のタブは、選択されると、データベース21に登録された是正内容確認データ1204(図21参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域212を切り替え表示させる。「是正内容報告」のタブは、選択されると、データベース21に登録された是正処置データ1203(図18参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域213を切り替え表示させる。「不適合事例報告」のタブは、選択されると、データベース21に登録された事例データ1202(図13参照)の内容を含む入力済みの記録の表示領域214を切り替え表示させる。
[3.7 是正処置履歴]
図3に示すように、データベース21には、各是正処置に関する手続についての履歴データ1209が登録されている。履歴データ1209は、是正処置に関する手続に含まれる各手順における申請、承認及び確認が行われる度に追加登録される。履歴データ1209は、図27に示すように、管理番号、対応者(入力者、確認者、承認者)となったユーザ、是正処置における手順、その手順の結果(申請、確認、承認)、コメント、対応日などを含む。
履歴データ1209は、是正処置に関する手続に含まれる手順の履歴を一覧にして表示するために用いられる。図28は、完了済みの手順の履歴を一覧にして表示した画面である。制御部12は、履歴データ1209に基づいて、図28の画面を端末30に表示させる。
図28の画面は、例えば、図26の画面に含まれる承認履歴画面220を選択することで、図26の表示内容560に代えて、領域100aに表示される。図26の画面では、タブ形式であるため、全ての情報を参照するには、タブの切り替え操作が必要となるが、図28の画面では、全履歴が一覧表として表示されるため、表示される情報量は少ないものの、履歴の全体像を把握するのに適している。
なお、図28に示すような履歴の一覧画面は、他の画面(図10、図12、図14、図15、図16、図17、図19、図20、図22、図23、図24)に含まれる承認履歴ボタン220を選択することによっても表示される。
[4.統計情報による是正処置検索]
図29〜図31は、データベース21に登録された是正処置を検索するための変形例を示している。図7に示す検索ダイアログ120を用いた検索例では、検索条件の入力が必要である。図29〜図31に示す例では、端末30の画面に表示されたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の選択操作によって、検索条件を入力することなく又は少ない検索条件の入力で、是正処置を検索することができ、ユーザの利便性が向上する。
図29は、図4の画面に表示された複数のウィジェット101のうち、是正処置に関するウィジェットである「是正処置報告書提出状況」を示している。図29に示すウィジェット101は、データベース21に登録されている複数の是正処置の進捗状況についての統計情報をGUIによって表示する。統計情報の表示によって、是正処置の状況を容易に把握できる。図29に示すウィジェット101は、統計情報として、例えば、是正完了率801、問題の分類(不適合情報源)毎の是正件数グラフ802、要是正件数803、対策計画待ち件数804、計画評価待ち件数805とを表示する。これらの統計情報は、例えば、各是正処置のステータス情報1206を用いて算出される。統計情報は、不適合情報源1207を用いて算出されてもよいし、部署1208を用いて算出されてもよい。
各統計情報801,802,803,804は、ユーザ操作(例えば、クリック又はタップ)によって選択可能である。図30は、要是正件数803が選択された場合に、図4のダッシュボードに代えて、領域100aに表示される画面を示している。図30の画面では、要是正の是正処置に関して、図29よりも詳しい統計情報811が表示される。図30の統計情報811は、要是正の事例と是正不要の事例との比率を示しており、図29よりも詳しい情報となっている。
図30の統計情報811もユーザ操作によって選択可能である。統計情報811が選択されると、例えば、図31の画面が領域100aに表示される。図31の画面では、統計情報811に加えて、部署別の要是正件数のグラフ812及び不適合情報源別の要是正件数グラフ813が統計情報として表示される。ユーザは、図31の画面を参照することで、要是正事例の件数の多い部署を把握したり、情報源別に要是正件数を把握したりすることができる。
図31においては、グラフ812及びグラフ813に含まれる統計情報901,902,903もユーザ操作によって選択可能である。例えば、グラフ812中の各統計情報901,902,903は、細菌検査室の要是正件数901が4件であり、生理検査室の要是正件数902が7件であり、検査部共通の要是正件数903が3件であることを示している。例えば、生理検査室の要是正件数903がユーザ操作によって選択されると、制御部12は、統計情報902が示す7件の是正処置をデータベース21から抽出し、抽出された是正処理のリストを、図6のような是正処置リスト105として領域100aに表示させる。したがって、ユーザは、統計情報を参照しながら、効率的に是正処置を検索することができる。
なお、図29の統計情報801,802,803,804,805又は図30の統計情報811の選択によって、統計情報が示す是正処置のリストが表示されてもよい。
10 Webサーバ
11 通信部
12 制御部12
30 端末
100 画面
145 記録表示領域
140 入力フォーム
155 記録表示領域
156 入力フォーム
165 記録表示領域
166 入力フォーム
171 記録表示領域
172 入力フォーム
181 記録表示領域
182 記録表示領域
183 入力フォーム
191 記録表示領域
192 記録表示領域
193 記録表示領域
196 入力フォーム

Claims (33)

  1. 臨床検査室で発生した問題に対する是正処置に関する手続の管理のための情報処理装置であって、
    ユーザが操作可能な端末と通信する通信部と、
    前記通信部を介して前記端末の表示を制御する制御部と、を備え、
    前記是正処置に関する手続は、ユーザによる記録の入力および記録を入力したユーザ以外の他のユーザによる前記記録の確認を含む手順を複数有し、
    前記制御部は、
    前記複数の手順の進捗状況に応じて、前記進捗状況を示す情報を更新する処理と、
    前記手順毎に前記情報が示す進捗状況に応じた記録を入力するための入力フォームを含む画面を前記端末に表示させる処理と、を実行
    前記複数の手順は、
    問題事例に対する是正処置の必要性評価の入力を含む手順、
    入力された必要性評価を、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、
    是正処置の実施についての品質管理者による入力を含む手順、及び
    入力された是正処置の実施を、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、を含む
    情報処理装置。
  2. 前記複数の手順は、
    問題事例に対する是正処置の内容報告の入力を含む手順、
    入力された内容報告を、入力したユーザ以外の他のユーザにより確認する手順、
    是正処置の有効性レビューの入力を含む手順、及び
    入力された有効性レビューを、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、を更に含む
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の手順は、前記記録の確認が品質管理者によって行われる手順を含む
    請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記画面は、入力済みの記録を表示する記録表示領域を含む
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記入力済みの記録は、前記情報が示す進捗状況よりも前に行われた手順において入力された記録である
    請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記入力済みの記録は、前記複数の手順毎に区分されて、前記記録表示領域に表示される
    請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の手順毎に区分された前記入力済みの記録は、前記複数の手順毎に切替表示可能に表示される
    請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記情報を更新する処理を、前記入力フォームに入力された記録がデータベースに登録されたことに応じて行う
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記入力フォームは、前記情報が示す進捗状況において前記入力フォームへの入力をする権限を有するユーザが記録を入力可能に表示される
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記画面を、前記情報が示す進捗状況において前記入力フォームへの入力をする権限を有しないユーザの端末に表示させる場合、前記入力フォームを読み取り専用にして表示させる
    請求項5に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記複数の手順の進捗状況を示す表示を含む是正処置のリストを前記端末に表示させる処理を実行し、
    前記画面を前記端末に表示させる処理は、前記リストから選択された前記是正処置についての前記情報が示す進捗状況において入力すべき記録を入力するための入力フォームを含む画面を前記端末に表示させる処理である
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記複数の手順の進捗状況に関する統計情報を、前記端末に表示させる処理と、
    ユーザ操作によって前記統計情報が選択されたことに応じて、前記リストを前記端末に表示させる処理と、
    を実行する請求項11記載の情報処理装置。
  13. 前記リストは、前記是正処置によって除去されるべき問題の分類を含む
    請求項11又は12に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記是正処置を検索するための検索条件を入力可能な画面を前記端末に表示させる処理を実行し、
    前記検索条件を入力可能な前記画面は、前記進捗状況と前記是正処置によって除去されるべき問題の分類とを、前記検索条件として入力可能である
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御部は、
    前記是正処置に関する手続の進捗状況に関する統計情報を、前記端末に表示させる処理と、
    ユーザ操作によって前記統計情報が選択されたことに応じて、前記統計情報に関連する是正処置を抽出し、抽出された是正処置のリストを前記端末に表示させる処理と、
    を実行する
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記記録表示領域に表示される前記入力済みの記録を読み取り専用で前記端末に表示させる
    請求項4〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 臨床検査室で発生した問題に対する是正処置に関する手続の管理方法であって、
    前記是正処置に関する手続は、ユーザによる記録の入力および記録を入力したユーザ以外の他のユーザによる前記記録の確認を含む手順を複数有し、
    前記複数の手順の進捗状況に応じて、前記進捗状況を示す情報を更新すること、
    を前記手順毎に前記情報が示す進捗状況に応じた記録を入力するための入力フォームを含む画面をユーザに表示すること、を含み、
    前記複数の手順は、
    問題事例に対する是正処置の必要性評価の入力を含む手順、
    入力された必要性評価を、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、
    是正処置の実施についての品質管理者による入力を含む手順、及び
    入力された是正処置の実施を、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、を含む方法。
  18. 前記複数の手順は、
    問題事例に対する是正処置の内容報告の入力を含む手順、
    入力された内容報告を、入力したユーザ以外の他のユーザにより確認する手順、
    是正処置の有効性レビューの入力を含む手順、及び
    入力された有効性レビューを、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、を更に含む
    請求項17記載の方法。
  19. 前記複数の手順は、前記記録の確認が品質管理者によって行われる手順を含む
    請求項17又は18記載の方法。
  20. 前記画面は、入力済みの記録を表示する記録表示領域を含む
    請求項17〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記入力済みの記録は、前記情報が示す進捗状況よりも前に行われた手順において入力された記録である
    請求項20記載の方法。
  22. 前記入力済みの記録は、前記複数の手順毎に区分されて、前記記録表示領域に表示される
    請求項20又は21に記載の方法。
  23. 前記複数の手順毎に区分された前記入力済みの記録は、前記複数の手順毎に切替表示可能に表示される
    請求項22に記載の方法。
  24. 前記情報は、前記入力フォームに入力された記録がデータベースに登録されたことに応じて更新される
    請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記入力フォームは、前記情報が示す進捗状況において前記入力フォームへの入力をする権限を有するユーザが記録を入力可能に表示される
    請求項17〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記画面は、前記情報が示す進捗状況において前記入力フォームへの入力をする権限を有しないユーザに対しては、前記入力フォームを読み取り専用にして表示される
    請求項25に記載の方法。
  27. 前記複数の手順の進捗状況を示す表示を含む是正処置のリストをユーザに表示することを更に含み、
    前記画面は、前記リストから選択された前記是正処置についての前記情報が示す進捗状況において入力すべき記録を入力するための入力フォームを含む
    請求項17〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記複数の手順の進捗状況に関する統計情報を、ユーザに表示することを更に含み、
    前記リストは、ユーザ操作によって前記統計情報が選択されたことに応じて、表示される
    請求項27に記載の方法。
  29. 前記リストは、前記是正処置によって除去されるべき問題の分類を含む
    請求項27又は28に記載の方法。
  30. 前記是正処置を検索するための検索条件を入力可能な画面をユーザに表示することを更に含み、
    前記検索条件を入力可能な前記画面は、前記進捗状況と前記是正処置によって除去されるべき問題の分類とを、前記検索条件として入力可能である
    請求項17〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記是正処置に関する手続の進捗状況に関する統計情報を、ユーザに表示すること、
    ユーザ操作によって前記統計情報が選択されたことに応じて、前記統計情報に関連する是正処置を抽出し、抽出された是正処置のリストをユーザに表示すること、
    を含む請求項17〜30のいずれか1項に記載の方法。
  32. 前記記録表示領域に表示される前記入力済みの記録を読み取り専用で表示させる
    請求項20〜23のいずれか1項に記載の方法。
  33. 臨床検査室で発生した問題に対する是正処置に関する手続の管理のためのコンピュータプログラムであって、
    前記是正処置に関する手続は、ユーザによる記録の入力および記録を入力したユーザ以外の他のユーザによる前記記録の確認を含む手順を複数有し、
    前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、
    前記複数の手順の進捗状況に応じて、前記進捗状況を示す情報を更新すること、
    前記手順毎に前記情報が示す進捗状況に応じた記録を入力するための入力フォームを含む画面をユーザに表示すること、を実行させ
    前記複数の手順は、
    問題事例に対する是正処置の必要性評価の入力を含む手順、
    入力された必要性評価を、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、
    是正処置の実施についての品質管理者による入力を含む手順、及び
    入力された是正処置の実施を、入力したユーザ以外の他のユーザにより承認する手順、を含む
    コンピュータプログラム。
JP2016166621A 2016-08-29 2016-08-29 臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム Active JP6832096B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166621A JP6832096B2 (ja) 2016-08-29 2016-08-29 臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166621A JP6832096B2 (ja) 2016-08-29 2016-08-29 臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018036692A JP2018036692A (ja) 2018-03-08
JP6832096B2 true JP6832096B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=61565893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016166621A Active JP6832096B2 (ja) 2016-08-29 2016-08-29 臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6832096B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000067113A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Eepekkusu International:Kk マネジメント支援システム
JP2003167977A (ja) * 2001-11-28 2003-06-13 Ricoh Co Ltd 環境管理支援システム
JP2003316934A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Nissan Motor Co Ltd 業務管理装置
JP2004139590A (ja) * 2002-09-27 2004-05-13 Natural Science:Kk Iso認証取得または維持支援方法及びそのシステム
JP2004265210A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Masahato In Isoにおけるqms認証取得を支援するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体と、該媒体を使用したisoのqms認証取得方法
JP2006072884A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Osaka Gas Co Ltd 業務案件処理システム
JP2007066155A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Astem:Kk 医療安全集中管理システム
JP2007280181A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 電子文書の処理プログラム及び電子文書の処理装置
JP2010027013A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Kbsoftware Corp 医療機関向けセーフティーマネージメントシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018036692A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Gold et al. Developing electronic health record (EHR) strategies related to health center patients' social determinants of health
US10074147B2 (en) Integrated clinical trial workflow system
JP7079310B2 (ja) 診断分析装置関連情報の集約方法および集約システム
US20070185751A1 (en) Drug life cycle management system
Blijleven et al. Identifying and eliminating inefficiencies in information system usage: A lean perspective
JP2006522383A (ja) エキスパート・システムを臨床情報システムにインターフェースするためのシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム
JP2004145853A (ja) ヘルスケア外来診療関連情報を監視するためのシステム
US20150248540A1 (en) Method and system for monitoring medication adherence
JP2024040286A (ja) 管理支援装置、管理支援システム、及びプログラム
US20140297344A1 (en) System and method for laboratory and personnel management, development and maintenance
US20140058740A1 (en) Method and system for pre-operative document management
US20160253752A1 (en) Method and system for internal analysis of loan instruments
JP2003296537A (ja) 自動リスク管理システムおよび方法
Sittig et al. Adherence to recommended electronic health record safety practices across eight health care organizations
Martin et al. Implementation of a quality systems approach for laboratory practice in resource-constrained countries
Olakotan et al. Evaluating the appropriateness of clinical decision support alerts: A case study
JP6832096B2 (ja) 臨床検査室における是正処置の管理のための情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム
JP2017102870A (ja) システム運用自動化装置、システム運用自動化プログラム及びシステム運用自動化方法
CN114175599A (zh) 用于楼宇管理环境的警报问题管理
KR102502127B1 (ko) 클라우드 기반 간호 업무 향상과 간호 지식 공유 시스템
US20240127938A1 (en) Referral management system
KR102463250B1 (ko) 운영관리 솔루션 시스템 및 빅데이터 분석 방법
Klein Generating Real‐Time, Actionable Outcome Measures at Blythedale Children's Hospital
Morgan et al. Quality Improvement and Workflow Engineering
Hewasinghe Web Based Appointment and Patient Management System for Dermatology Clinic at Teaching Hospital Ragama

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6832096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250