JP6831216B2 - クーポン発行システム - Google Patents

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Description

本発明は、クーポン発行システムに関し、特に、通信ネットワークを通してクーポンを発行するクーポン発行システムに関する。
従来から、小売店等においては、顧客が商品やサービスを購入したとき、事前に発行したクーポンを提示することで割引等の特典を提供することが行われている。これらのクーポンは、チラシや刊行物等の紙の媒体物に設けられて消費者に配布されるのが一般的である。しかし、こういった配布方法は不特定多数の消費者に大量にクーポンを配布することになるため、実際に消費者によって店頭で使用されるクーポンはごく一部にとどまり、コスト的にも効率的にも無駄が多いという問題がある。
そこで、近年においては、インターネットのウェブ上の小売業者のホームページを訪れた消費者が、そこにアップされているクーポンをプリントアウトすることで入手する方法も採られてきている(例えば、特許文献1を参照)。
このような電子的なクーポンの配布方法はウェブサイトにアクセスすることで入手でき、クーポンを必要とする消費者に直接配布できるため効率的であると共に、コストも手間も掛らないという利点がある。
しかしながら、従来の紙媒体でのクーポンやネット上で配布するネットクーポンは何れも、クーポンを使用したときに特典が得られる商品は顧客毎に区別されておらず予め一律に決められているために、そのクーポンを希望する顧客は限られる。そのため、折角入手してもそのクーポンに関心を持ってもらえず使われないことが多々あり、クーポン提供による店舗への訪問効果は限定されたものとなっている。
このため、最近では、顧客の過去の商品又はサービスの購入履歴に基づいて、各顧客に対して選択されたクーポン等のインセンティブを発行することが行われるようになった。
すなわち、POS端末などによる商品販売データ処理装置においては、顧客を
特定する顧客IDが入力されると、顧客の過去の購買履歴やその顧客に関する情報(年齢、性別、来店時間帯など)を基にして、その顧客IDに対応する割引商品コード群を取得して、買い物の精算時に入力された商品コードが取得された割引商品コード群に含まれている場合には、その商品コードに対応する商品の商品単価を割引処理することが行われるようになっている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2002−352131号公報 特開2009−15661号公報
特許文献2に記載のシステムは、クーポンの発行システムとは異なるものの、購買履歴から顧客に合った商品での優待を行えば顧客満足度は向上する。しかしながら、特許文献2においては、精算する商品の中に割引対象商品が入っていなければ優待されず、より多くの顧客に優待を実施しようとすれば、優待商品の種類が増えて小売店にとっての負担が大きくなる。
本発明は上記点に鑑み、電子的にクーポンを発行するシステムにおいて、顧客の買い物履歴から顧客の嗜好性を判断して、嗜好に適った商品のクーポンを発行することができるクーポン発行システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明によるクーポン発行システムは、店舗で販売する商品又はサービス(以下、「商品」という)の中でそれぞれ属するカテゴリーが異なる複数の前記商品に関するクーポンを選択的に発行するクーポン発行システムであって、前記商品の販売データを顧客別に時系列で格納する記憶部と、前記記憶部から抽出した一定期間内での販売データに基づいて、クーポン発行対象となる前記商品の前記カテゴリーに属する全ての前記商品の販売総数を演算する手段と、演算された前記販売総数の中の最大値となる前記販売総数を前記カテゴリー別の前記販売総数でそれぞれ除算することで、前記販売総数が前記最大値である前記カテゴリーと比較しての販売頻度を前記カテゴリー毎に演算する手段と、演算された前記販売総数の中の最大値となる前記販売総数を前記カテゴリー別の前記販売総数でそれぞれ除算することで前記カテゴリー毎の販売頻度を求める手段と、前記一定期間内での前記販売データに基づいて、前記カテゴリー別にそれぞれ属する全ての商品の顧客毎の個別販売総数を演算する手段と、前記カテゴリー毎に顧客別の前記個別販売総数と前記販売頻度とを乗算することで販売率を求める手段と、顧客別に前記カテゴリー毎に求めた前記販売率に基づいて何れかの前記クーポン発行対象商品のクーポンを当該顧客に配信するクーポン配信部と、を有する
ここで、前記クーポン配信部は、顧客別に求めた販売率が大きいカテゴリーの商品のクーポンを当該顧客の端末装置に送信するするとよい。これにより、販売率が大きい、すなわち顧客の嗜好性が高く買われやすい商品のクーポンを発行することができ、顧客の購買意欲を高めることができる。
ここで前記クーポン配信部は、通信ネットワークを介して前記端末装置にクーポンを送信するサーバに構成するとよい。そして、前記クーポン配信部は、通信ネットワーク上に開設しているクーポンサイトにアクセスした前記端末装置にクーポンを送信するよう構成するのが好ましい。これにより、クーポンを必要とする顧客にクーポンを配信することができる。
前記端末装置は、商品又はサービスを提供する小売業者が管理するウェブサイトに張られているリンクから前記クーポンサイトにアクセスするように構成するとよい。これにより、クーポンを希望する顧客は、小売業者のウェブサイトを閲覧することになるため、ウェブページを通して小売業者から顧客へチラシ等の情報伝達を行うことができる。
また、前記クーポン配信部は、前記リンクを含むリンクアイコンを生成して前記小売業者が管理する前記ウェブサイトに配置するとよい。
さらに、前記クーポンサイトへのアクセスデータを集計し解析するアクセスデータ解析部を備えるとよい。
本発明によるクーポン発行システムは、顧客の買い物履歴から購入したクーポン対象商品が分類されるカテゴリー別での販売率を演算して、この販売率から発行するクーポンの種類を決定するために、顧客の買い物傾向に則したクーポンを発行することができ、顧客のクーポン使用の動機付けを高めて店への訪問率を向上させることができる。
本発明に係わるクーポン発行システムの全体構成を説明するブロック図を示す。 図1におけるPOSシステムの構成を説明するブロック図を示す。 (a)はPOSシステムにおける販売データベースに蓄積されているデータ構成を模式図で示し、(b)はクーポンサーバにおけるクーポンデータに蓄積されているデータ構成を模式図で示す。 クーポンサーバにおけるクーポン管理サーバ部の機能構成をブロック図で示す。 端末装置からクーポンサーバにアクセスしてクーポンを取得するまでの処理の流れを示す。 小売業者サーバがウェブサイトで開示するホームページ画面を模式的に示す。 端末装置に表示される個人情報の入力画面を模式的に示す。 クーポン管理サーバ部の演算処理部が行う演算処理の説明図を示す。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のクーポン発行システム100の全体構成を示す図である。通信ネットワーク20は、インターネット、電話回線、移動体通信網等であって、クーポンを発行するクーポンサーバ1と、端末装置2と、小売業者サーバ3と、POSシステム4との間での情報の送受信を可能にしている。
クーポンサーバ1は、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)上にクーポンサイトを開設してハイパーテキスト伝送プロトコル(http)によるHTMLフォーマットのウェブページを提供するウェブサーバ部5と、端末装置2へのクーポンの配信を管理するクーポン管理サーバ部6とで構成される。
クーポンサーバ1は、このクーポン発行システム100の運用主体であるアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)によって運営されて、ASPと契約した小売業者に代理して当該小売業者の顧客にクーポンを配信する。小売業者とは、一般的には生産者や卸売業者から販売した商品等を最終消費者に売る業者を意味するが、ここでは広義に飲食業者やサービスを提供するサービス業者、さらには卸売業者も含むものとする。尚、図1では小売業者は一つしか示されていないが、多数の小売業者がASPと契約しており、各小売業者は、小売業者サーバ3とPOS(Point of Sales:販売時点管理)システム4とを備えて、それぞれを通信ネットワーク20に接続している。
端末装置2は、ブラウザを具備しウェブページを閲覧して情報送信を行うことができるコンピュータであり、一般の消費者に所持されるパーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレット等である。
小売業者サーバ3は、小売業者が自社の説明やチラシなどの広告を表示するためにウェブサイトを開設して、例えば、図6に示すようなホームページ画面14を表示するウェブサーバである。このウェブサイトは、端末装置2から自由に閲覧できるようになっている。
POSシステム4は、図2で示すように、小売業者のセンターに配置されるPOSサーバ4Aと、小売りの店舗毎に設置される店舗POSサーバ4Bと、店舗内の精算レジカウンタに配置される精算端末機(POS端末)4Cとから構成されて、LAN(Local
Area Network)で繋がっている。店舗POSサーバ4Bは、当該店舗のPOS端末4Cから登録される顧客に販売した商品の商品コードやその個数、売上金額等の販売データを収集して店舗毎で管理すると共に、この販売データをPOSサーバ4Aへ転送する。この転送の際には、当該店舗の店舗コードを付加して送信する。そして、POSサーバ4Aは、各店舗POSサーバ4Bから送られてくる販売データを集計して、各店舗の販売データをセンター側の販売データベース13で統合して管理している。
POSシステム4は、こうしたPOS管理に加えて、ポイントプログラムにおいて顧客がそれぞれ保有しているポイントの点数管理も行う。ポイントプログラムとは、ポイント会員登録を行った顧客に対して、買い物時での精算額に応じたポイントを提供することで、顧客がポイントの累積数に応じた特典を店舗から得ることのできるようにしたサービスである。この場合、ポイントカード会員に登録したとき付与されるポイントカードの各々に表示されているポイントカード番号に関連付けられて顧客毎のポイントが管理される。
ポイントプログラムのポイント管理は、POS端末4Cが精算時に顧客から提示されるポイントカードからポイントカード番号を読み取ることで、このポイントカードとそのときの精算金額に応じたポイントとを、上述の販売データと共に店舗POSサーバ4Bに送信し、店舗POSサーバ4Bでは、ポイントカード番号に関連付けてこのポイント点数を販売データと共に管理する。そして、このポイントデータもPOSサーバ4Aに転送されて、販売データベース13で管理される。小売業者は、ポイントプログラムを運用することによって、ポイントカード番号をIDにして顧客を特定できるため、顧客の囲い込みが図れる。
図3(a)は、販売データベース13に格納されている販売データの中で、ポイント会員毎に管理しているデータの構成例を模式的に示しており、ポイントカード番号に関連付けて、買い上げ商品の商品コード及び販売個数・販売日・ポイント点数・メールアドレス・店舗コード等の各項目のデータで構成された、いわゆるID−POSデータと称されるものである。ここでのメールアドレスは、ポイントカード会員への登録時に、顧客によって他の必要な個人情報と共に申告されている。
POSサーバ4Aは、このようなID−POSデータの中の、ポイントカード番号・商品コード及び販売個数・販売日・メールアドレスに当該小売業者を識別するための業者コードを付加して、リアルタイム処理若しくはバッチ処理でクーポンサーバ1へ送信する。
図4はクーポン管理サーバ部6の機能面での構成をブロック図で示し、クーポンデータベース12の検索やデータ格納の処理を行うデータ管理部7と、販売データからクーポン発行対象商品が分類されるカテゴリー別での顧客別の販売率を演算する演算処理部8と、この販売率に基づき前記対象商品の中から顧客に応じた商品のクーポンを発行する端末装置2へクーポンを送信するクーポン配信部9と、クーポンサイトへのアクセスデータを集計・解析するアクセスデータ解析部10の各機能を有する。この場合のクーポン発行対象商品は予め小売業者によって事前に指定されている。
データ管理部7は、POSサーバ4Aからクーポンサーバ1へと送られてくるポイントカード番号・商品コードとその販売個数・販売日・メールアドレス・業者コードの販売データは、図3(b)に示すように、クーポンデータベース12に格納される。よって、クーポンデータベース12が顧客識別情報に関連付けて顧客の販売データを格納している記憶部となる。尚、この販売データと共に格納されているセッションIDについては、後に明らかにする。また、上記の例は、複数の小売店をチェーン展開する小売業者の場合であるが、店舗数が一つの小売業者の場合は、店舗POSサーバ4Bがクーポンサーバ1に上記項目のデータを送信し、クーポンサーバ1は販売データとしてクーポンデータベース12に格納する。
演算処理部8は、クーポンデータベース12に格納されている一定期間内での販売データから、予め決められている複数のクーポン発行対象商品がそれぞれ分類されるカテゴリー毎の販売率を顧客毎に演算する。したがって、演算処理部8は、図4で示すように、クーポン発行対象商品のカテゴリー別に一定期間内での販売総数を演算する手段8aと、カテゴリー別の販売総数の中の最大値となる販売総数を抽出し、この最大値とカテゴリー毎の販売総数との除算から当該カテゴリー別の販売頻度を演算する手段8bと、顧客毎に前記一定期間内での販売データに基づいてカテゴリー別にそれぞれ属する全ての販売商品の顧客毎の個別販売総数を演算する手段8cと、個別販売総数と該当するカテゴリーの販売頻度とを乗算することで販売率を決定する手段8dとを備える。
クーポン配信部9は、端末装置2からクーポンサーバ1ヘのアクセスがあると、クーポン発行対象商品の中から顧客別に求めた販売率の大きいカテゴリーに属する商品のクーポンを当該顧客の端末装置2に送信する。
かかる構成のクーポン発行システム100において、ポイントカード会員顧客が端末装置2を通してクーポンを取得するまでの処理の流れを、図5のフローチャートで説明する。
先ず、顧客が端末装置2によって小売業者サーバ3にアクセスすることで(ステップS1)、小売業者サーバ3は、図6に示すホームページ画面14を端末装置2へ送信する(ステップS2)。このホームページ画面14にはクーポン配布を表示するバナー15が設けられている。このバナー15は、ウェブサーバ部5が開設しているクーポンサイトへのリンクが張られているリンクアイコンである。
バナー15について更に説明すると、バナー15はウェブサーバ部5によって事前にホームページ画面14に配置されている。すなわち、ウェブサーバ部5は、小売業者側からのバナー生成要求を受けると、指定のサイズやデザインに応じたリンクを含むバナーHTMLデータを生成して小売業者サーバ3へ送信することで、ホームページ画面14に貼り付けられて表示される。この場合、ウェブサーバ部5は、ウェブページによる指定画面を小売業者サーバ3のブラウザに表示することでサイズやデザインが指定され、これに基づき生成したバナー15を小売業者サーバ3に送信する。
図5のフローチャートでの説明に戻って、端末装置2に表示されているホームページを閲覧した顧客がバナー15をクリック又はタップして操作すると(ステップS3)、端末装置2はクーポンサーバ1のウェブサーバ部5が開設しているクーポンサイトに接続される。
ウェブサーバ部5では、端末装置2のクッキーでのセッションIDの有無により、初回のアクセスであるか否かを判別する(ステップS4)。そして、セッションIDが無く初回のアクセスのときには、ウェブサーバ部5は、図7に示す個人情報の入力画面16を表示するウェブページとセッションIDを端末装置2へ送信する(ステップS5)。このとき、ウェブサーバ部5は、HTTPリファラを参照することで、何れの小売業者のホームページから移動してきたかを判別している。
ここでの個人情報は、顧客が当該小売業者の店舗でのポイントカード会員への登録時に申告した氏名・生年月日・メールアドレス等の個人の識別情報であるが、本例ではメールアドレスをポイントカード会員番号と共に入力し、送信ボタン17を操作してウェブサーバ部5へ送信する(ステップS6)。同時に、端末装置2は、送信されてきたセッションIDをブラウザのクッキーに記憶する。
そして、クーポンサーバ1のクーポン管理サーバ部6は、ウェブサーバ部5に送信されてきたポイントカード番号とメールアドレスをクーポンデータベース12の格納データと照合する。クーポン管理サーバ部6は、ウェブサーバ部5がHTTPリファラからリンク元のホームページの小売業者を判別しているために、対応している業者コードに関連付けして格納している一連のポイントカード番号及びメールアドレスと照合する。
そして、当該端末装置2の所有者を当該小売業者が発行しているポイントカードの会員番号を特定すると、クーポン管理サーバ部6は、ウェブサーバ部5が当該端末装置2に送信した固有のセッションIDを図3(b)に示すように、このポイントカード番号と関連付けてクーポンデータベース12に格納することで、ポイントカード会員の登録を行う(ステップS7)。
次に、クーポン管理サーバ部6は、クーポン対象商品が属するカテゴリー別にその販売率を演算する(ステップS8)。このカテゴリー別の販売率は、クーポンデータベース12に格納されている販売データの中から一定期間内でのデータを抽出して演算により求めることができる。
ここでの一定期間とは、顧客がクーポンサーバ1をアクセスしてきた日から例えば2カ月遡った期間であり、直近の顧客の購入状況を統計的に把握可能なよう予め任意の期間が設定されている。しかし、設定される期間は小売業者の業態によって異なり、例えばコンビニエンスストアであればスーパーマーケットと比べて顧客の来店頻度が高いため1カ月程度とするのが好適である。
演算処理部8が行う販売率を決定する演算処理について具体的に説明する。本例においては、コーヒーと玉子とがクーポンを発行するよう予め決定された対象商品とし、コーヒーのカテゴリーに属する商品及び玉子のカテゴリーに属する商品の顧客への販売状況に応じて、コーヒー又は玉子の何れかのクーポンを発行する場合で説明する。ここで、コーヒーのカテゴリーの商品は、例えばコーヒー豆,レギュラーコーヒーやインスタントコーヒー,コーヒー飲料等であり、玉子のカテゴリーの商品は、例えば鶏の玉子,玉子を使った惣菜,玉子が原材料の商品等であり、予め小売店業者毎でそれぞれのカテゴリーに属する商品が設定されている。以下、コーヒーのカテゴリーの商品を「コーヒー」、玉子のカテゴリーの商品を「玉子」と記載する。
演算処理部8は、販売データから一定期間内での「コーヒー」と「玉子」との販売総数を演算する(手段8a)。このとき図8(a)で示すように、この演算の結果、「コーヒー」と「玉子」との販売総数がそれぞれ25個と7個とすると、この販売総数の中の最大値は「25」であるから、演算処理部8は、この「25」の値をそれぞれ「コーヒー」と「玉子」の販売総数の値である「25」及び「7」で除算することで両カテゴリーの販売頻度「1」と「3.6」をそれぞれ演算する(手段8b)。この数値が大きいほど販売頻度が低い商品であり、ここでは「玉子」が相対的に買われ難いカテゴリーとなる。
次に、演算処理部8は、顧客毎に「コーヒー」と「玉子」のそれぞれの個別販売総数を演算する(手段8c)。ここでは説明を簡略化するために、「コーヒー」と「玉子」とを購入したのは顧客A,Bのみとし、図8(b)で示すように、このときコーヒーと玉子とを、顧客Aへはそれぞれ10個と2個販売し、顧客Bへはそれぞれ15個と5個販売したものとする。よって、顧客A,Bの「コーヒー」の各個別販売総数はそれぞれ「10」と「15」、「玉子」の各個別販売総数はそれぞれ「2」と「5」となる。
続いて、演算処理部8は、顧客A,Bの「コーヒー」と「玉子」の各個別販売総数と販売頻度とを乗算することで、各カテゴリーの販売率を決定する(手段8d)。これによって、図8(c)で示すように、「コーヒー」及び「玉子」の顧客Aに対する販売率は「10」と「7.2」がそれぞれ演算され、顧客Bに対する販売率は「15」と「18」がそれぞれ演算される。こうして求まる販売率は、買われ難い方のカテゴリーの商品を購入している程、相対的に数値が大きくなる。
よって、顧客毎に複数のカテゴリー毎の販売率を比較して、販売率の大きい方のカテゴリーに当該顧客の嗜好があることを示しており、クーポン発行手段10はこのカテゴリーに属する対象商品のクーポンを発行する(ステップS9)。
具体的には、このとき顧客Aが端末装置2によってクーポンサイトへアクセスしてきているとすれば、上記の例では、顧客Aの「コーヒー」と「玉子」の販売率を比べると「コーヒー」が「玉子」より大きく、顧客Aにとっては「コーヒー」が「玉子」より嗜好性が高く買われ易いことを示している。よって、クーポンサーバ1のクーポン配信手段10は、「コーヒー」のカテゴリーの商品の割引特典を表示するためのクーポン画面データを生成し、このクーポン画面データを顧客Aの端末装置2に送信する。
顧客Bが端末装置2によってクーポンサイトへアクセスしてきているとすれば、顧客Bの「コーヒー」と「玉子」の販売率を比べると「玉子」が「コーヒー」より大きく、顧客Bにとっては「玉子」が「コーヒー」より嗜好性が高く買われ易いことを示している。よって、クーポン配信手段10は、「玉子」のカテゴリーの商品の割引特典を表示するためのクーポン画面データを生成し、このクーポン画面データを顧客Bの端末装置2へ送信する。
顧客は端末装置2にクーポン画面データが送信されてクーポンを取得すると(ステップS10)、この画面を印刷してクーポン券として小売店に持参し、又は端末装置2がスマートフォンやタブレット等であれば画面に表示されているクーポンを小売店に見せることで、クーポンに表示されている商品の割引等の特典を得ることができる。
一方、クーポン配信部9は、端末装置2へクーポン画面データを端末装置2へ送信すると当該端末装置2との切断処理を行って、アクセスしてきた端末装置2へのクーポンの配信を終了する(ステップS11)。
そして、クーポンサーバ1は端末装置2によりクーポンサイトへアクセスされる度にクーポンの配信を繰り返すことになるが、このときポイントカード会員への登録が行われた端末装置2が次回にクーポンサイトへアクセスしてきたときには、ステップS4でセッションIDが有と判定されるため、ステップS8の処理に進む。
上記したように、クーポンサーバ1は、顧客からのアクセスでクーポン発行の要求があると、演算処理部8による演算処理によって、顧客毎にクーポンを発行するよう設定されている商品が属するカテゴリー別にその販売率を求めた後、クーポン配信部9により販売率の数値が大きい方のカテゴリーの商品のクーポンを発行する。よって、個々の顧客にとって嗜好性が高く買われ易いカテゴリーの商品のクーポンを提供することで、顧客満足度が向上する。
また、クーポンサーバ1は、アクセスしてきた端末装置2へのクーポンの配信と共に、アクセスデータ解析部10によってクーポンサイトを訪れたポイントカード会員顧客のアクセスデータを集計・解析し、その解析データを小売業者別の小売業者サーバ3に提供する。解析データの例としては、会員顧客がどの小売業者のウェブサイトを経由してこのクーポンサイトに訪れたかが分かる、リファラURL(リンク元URL)データがある。また、この他にはアクセス日時、アクセス元のIPアドレス(リモートホスト)、ユーザエージェント(ユーザのウェブブラウザ、OS等のデータ)等が挙げられる。
このようなアクセスデータが常時蓄積されることにより、どのような端末装置2を使用して、いつ、どの小売業者のウェブサイトから、どれだけの数、クーポン入手のためにアクセスしてきたかを知ることができる。そして、小売業者は、店舗で実際に使用されたクーポンの数を把握していることからクーポン使用率を把握できることから、クーポンによる効率的な販売戦略を展開して顧客の囲い込みが図れる。
以上の説明においては、クーポンを発行する商品のカテゴリーは「コーヒー」と「玉子」の2種類としたが、実際には多くのカテゴリーに設定することで顧客毎の嗜好をきめ細かく判断でき、顧客にとってより使用価値の高いクーポンを発行することができる。そして、クーポンサーバ1は、アクセス解析部10によりアクセスデータを集積・解析するために小売業者側ではクーポン使用率が把握できるため、クーポン対象商品をクーポン使用率の高いカテゴリーの商品にシフトすることで小売店への来店頻度を高めることができる。
また、発行するクーポンの種類に関しても、販売率が大きいすなわち顧客の嗜好性の高く買われやすい商品のクーポンを発行する例で示しているが、販売率が小さい方のカテゴリーの商品のクーポンを発行してもよい。この場合は、敢えて嗜好性の低い方の商品のクーポンを発行することで、当該商品を買い易くして購入を促進しようとするものである。
さらに、本実施の形態では、小売業者が開設しているホームページ画面14のバナー15からクーポンサイトへアクセスするよう構成しているが、端末装置1から直接アクセスできるようにしても良い。しかし、ホームページ画面14のバナー15を経由してアクセスすることで、顧客は必ずホームページ画面14を閲覧するために、小売業者にとってはチラシや案内等の情報を顧客に確認してもらえるメリットがある。
1 クーポンサーバ
2 端末装置
6 クーポン管理サーバ部
8 演算処理部
9 クーポン配信部
10 アクセスデータ解析部
12 クーポンデータベース(記憶部)
20 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 店舗で販売する商品又はサービス(以下、「商品」という)の中でそれぞれ属するカテゴリーが異なる複数の前記商品に関するクーポンを選択的に発行するクーポン発行システムであって、
    前記商品の販売データを顧客別に時系列で格納する記憶部と、
    前記記憶部から抽出した一定期間内での販売データに基づいて、クーポン発行対象となる前記商品の前記カテゴリーに属する全ての前記商品の販売総数を演算する手段と、
    演算された前記販売総数の中の最大値となる前記販売総数を前記カテゴリー別の前記販売総数でそれぞれ除算することで、前記販売総数が前記最大値である前記カテゴリーと比較しての販売頻度を前記カテゴリー毎に演算する手段と、
    演算された前記販売総数の中の最大値となる前記販売総数を前記カテゴリー別の前記販売総数でそれぞれ除算することで前記カテゴリー毎の販売頻度を求める手段と、
    前記一定期間内での前記販売データに基づいて、前記カテゴリー別にそれぞれ属する全ての商品の顧客毎の個別販売総数を演算する手段と、
    前記カテゴリー毎に顧客別の前記個別販売総数と前記販売頻度とを乗算することで販売率を求める手段と
    客別に前記カテゴリー毎に求めた前記販売率に基づいて何れかの前記クーポン発行対象商品のクーポンを当該顧客に配信するクーポン配信部と、
    を有するクーポン発行システム。
  2. 前記クーポン配信部は、顧客別に求めた販売率が大きい前記カテゴリーの商品のクーポンを当該顧客の端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のクーポン発行システム。
  3. 前記クーポン配信部は、通信ネットワークを介して前記端末装置に前記クーポンを送信することを特徴とする請求項に記載のクーポン発行システム。
  4. 前記クーポン配信部、通信ネットワーク上に開設しているクーポンサイトにアクセスした前記端末装置にクーポンを送信することを特徴とする請求項3に記載のクーポン発行システム。
  5. 前記端末装置は、商品又はサービスを提供する小売業者が管理するウェブサイトに張られているリンクから前記クーポンサイトにアクセスすることを特徴とする請求項4に記載のクーポン発行システム。
  6. 前記クーポン配信部は、前記リンクを含むリンクアイコンを生成して前記小売業者が管理する前記ウェブサイトに配置するようにしたことを特徴とする請求項に記載のクーポン発行システム。
  7. さらに、前記クーポンサイトへのアクセスデータを集計し解析するアクセスデータ解析部を備えたことを特徴とする請求項4に記載のクーポン発行システム。
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